JP4474304B2 - リングアーチファクト除去方法およびx線ct装置 - Google Patents

リングアーチファクト除去方法およびx線ct装置 Download PDF

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Description

本発明は、リングアーチファクト(ring artifact)除去方法およびX線CT(Computed Tomography)装置に関し、特に、X線CT装置の再構成画像に含まれるリングアーチファクトを除去する方法、および、リングアーチファクト除去を行うX線CT装置に関する。
X線CT装置では、再構成画像にリングアーチファクトが発生することがある。リングアーチファクトは、アイソセンタ(isocenter)を中心とする円環状のアーチファクトである。これはX線検出器における特定のチャンネル(channel)の不良に起因する。
再構成画像からリングアーチファクトを除去するために、まず再構成画像におけるリングアーチファクトの所在および信号強度が求められ、次いで再構成画像の該当する部分の画素値がアーチファクトの信号強度に応じて補正される。
リングアーチファクトの所在および信号強度の検出は、再構成画像を直交座標空間から極座標空間に移したうえで行われ、画素値の補正はアーチファクト像を極座標空間から直交座標空間に戻したうえで行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−095793号公報(第3−4頁、図1)
上記のようなリングアーチファクト除去方法は、アーチファクトの検出を行う座標空間とアーチファクトの補正を行う座標空間が別々なので、座標変換によって生じる誤差等により、アーチファクト除去を精密に行うことが困難である。
そこで、本発明の課題は、リングアーチファクトを精密に除去することが容易なリングアーチファクト除去方法およびX線CT装置を実現することである。
(1)上記の課題を解決するためのひとつの観点での発明は、X線CT装置の再構成画像の各画素の直交座標をアイソセンタを原点とする極座標系の座標に変換し、前記各画素をその極座標に基づいて互いに直交する2つの座標軸の一方がθ軸であり他方がr軸である極座標空間に配置して中間画像を作成し、前記中間画像についてθ軸に平行なアーチファクトを除去するための処理を行い、前記処理済みの中間画像の各画素の極座標を直交座標系の座標に変換し、前記処理済みの中間画像の各画素をその直交座標に基づいて直交座標空間に配置して修正画像を作成する、ことを特徴とするリングアーチファクト除去方法である。
(2)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、X線源と、被検体を挟んで前記X線源と対向するように配置されたX線検出器と、前記X線検出器を通じて収集した複数ビューの投影データに基づいて被検体の断層像を再構成する画像再構成手段と、再構成画像の各画素の直交座標をアイソセンタを原点とする極座標系の座標に変換する極座標変換手段と、前記各画素をその極座標に基づいて互いに直交する2つの座標軸の一方がθ軸であり他方がr軸である極座標空間に配置して中間画像を作成する中間画像作成手段と、前記中間画像についてθ軸に平行なアーチファクトを除去するための処理を行う処理手段と、前記処理済みの中間画像の各画素の極座標を直交座標系の座標に変換する直交座標変換手段と、前記処理済みの中間画像の各画素をその直交座標に基づいて直交座標空間に配置して修正画像を作成する修正画像作成手段と、を具備することを特徴とするX線CT装置である。
前記処理にr軸方向の1次元フィルタを用いることが、アーチファクトを簡便に除去する点で好ましい。前記1次元フィルタのマトリクスサイズは1×7であることが、アーチファクトを適切に除去する点で好ましい。
前記1次元フィルタは、対象画素の画素値をImage(i,j)、1×7マトリクスにおける両端の2つの画素の画素値の和をSouter、中央の5つの画素の画素値の和をScenter、2つの閾値をそれぞれEdge_maskおよび Value_limit、補正値をRing=│(Souter+Scenter)/7−Image(i,j)│としたとき、
Value_limit<│2.5×Souter−Scenter│<Edge_maskのときは、
(Souter+Scenter)/7−Image(i,j)<0ならば、
Image(i,j)=Image(i,j)−Ringとし、
(Souter+Scenter)/7−Image(i,j)>0ならば、
Image(i,j)=Image(i,j)+Ringとする、
ことが、アーチファクトを適切に除去する点で好ましい。
上記各観点での発明では、X線CT装置の再構成画像の各画素の直交座標をアイソセンタを原点とする極座標系の座標に変換し、各画素をその極座標に基づいて互いに直交する2つの座標軸の一方がθ軸であり他方がr軸である極座標空間に配置して中間画像を作成し、中間画像についてθ軸に平行なアーチファクトを除去するための処理を行い、処理済みの中間画像の各画素の極座標を直交座標系の座標に変換し、処理済みの中間画像の各画素をその直交座標に基づいて直交座標空間に配置して修正画像を作成するので、リングアーチファクトを精密に除去することが容易なリングアーチファクト除去方法およびX線CT装置を実現することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明は、発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。図1にX線CT装置のブロック(block)図を示す。本装置は本発明を実施するための最良の形態の一例である。本装置の構成によって、X線CT装置に関する本発明を実施するための最良の形態の一例が示される。本装置の動作によって、リングアーチファクト除去方法に関する本発明を実施するための最良の形態の一例が示される。
図1に示すように、本装置は、走査ガントリ(gantry)2、撮影テーブル(table)4および操作コンソール(console)6を備えている。走査ガントリ2はX線管20を有する。X線管20は本発明におけるX線源の一例である。
X線管20から放射された図示しないX線は、コリメータ(collimator)22によりコーン(cone)状のX線ビームすなわちコーンビーム(cone beam)X線となるように成形(コリメーション: collimation)され、X線検出器24に照射される。
X線検出器24は、X線ビームの広がりに合わせてアレイ(array)状に配列された複数の検出素子を有する。X線検出器24は本発明におけるX線検出器の一例である。X線検出器24の構成については後にあらためて説明する。
X線管20とX線検出器24の間の空間には、撮影の対象が撮影テーブル4に搭載されて搬入される。X線管20、コリメータ22およびX線検出器24は、X線照射・検出装置を構成する。X線照射・検出装置については後にあらためて説明する。
X線検出器24にはデータ収集部26が接続されている。データ収集部26は、X線検出器24の個々の検出素子の検出信号をディジタルデータ(digital data)として収集する。検出素子の検出信号は、X線による対象の投影を表す信号となる。以下、これをプロジェクションデータあるいは単にデータともいう。
X線管20からのX線の照射は、X線コントローラ(controller)28によって制御される。なお、X線管20とX線コントローラ28との接続関係については図示を省略する。コリメータ22は、コリメータコントローラ30によって制御される。なお、コリメータ22とコリメータコントローラ30との接続関係については図示を省略する。
以上のX線管20からコリメータコントローラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部34に搭載されている。回転部34の回転は、回転コントローラ36によって制御される。なお、回転部34と回転コントローラ36との接続関係については図示を省略する。
操作コンソール6はデータ処理装置60を有する。データ処理装置60は、例えばコンピュータ(computer)等によって構成される。データ処理装置60には、制御インターフェース(interface)62が接続されている。制御インターフェース62には、走査ガントリ2と撮影テーブル4が接続されている。データ処理装置60は制御インターフェース62を通じて走査ガントリ2および撮影テーブル4を制御する。
走査ガントリ2内のデータ収集部26、X線コントローラ28、コリメータコントローラ30および回転コントローラ36が、制御インターフェース62を通じて制御される。なお、それら各部と制御インターフェース62との個別の接続については図示を省略する。
データ処理装置60には、データ収集バッファ64が接続されている。データ収集バッファ64には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続されている。データ収集部26で収集されたデータがデータ収集バッファ64を通じてデータ処理装置60に入力される。
データ処理装置60には記憶装置66が接続されている。記憶装置66には、データ収集バッファ64および制御インターフェース62を通じてそれぞれデータ処理装置60に入力されたプロジェクションデータが記憶される。記憶装置66にはまたデータ処理装置60用のプログラム(program)が記憶される。データ処理装置60がそのプログラムを実行することにより、本装置の動作が遂行される。
データ処理装置60は、データ収集バッファ64を通じて記憶装置66に収集したプロジェクションデータを用いて画像再構成を行う。画像再構成には、例えばフィルタード・バックプロジェクション(filtered back projection)法等が用いられる。
データ処理装置60には、表示装置68および操作装置70が接続されている。表示装置68は、グラフィックディスプレー(graphic display)等で構成される。操作装置70はポインティングデバイス(pointing device)を備えたキーボード(keyboard)等で構成される。
表示装置68は、データ処理装置60から出力される再構成画像やその他の情報を表示する。操作装置70は、使用者によって操作され、各種の指示や情報等をデータ処理装置60に入力する。使用者は表示装置68および操作装置70を使用してインタラクティブ(interactive)に本装置を操作する。
図2に、X線検出器24の模式的構成を示す。同図に示すように、X線検出器24は、複数のX線検出素子24(ik)を2次元アレイ状に配列した多チャンネル(channel)のX線検出器となっている。複数のX線検出素子24(ik)は、全体として、円筒凹面状に湾曲したX線受光面を形成する。
iはチャンネル番号であり例えばi=1,2,・・・,1000である。kは列番号であり例えばk=1,2,・・・,32である。X線検出素子24(ik)は、列番号kが同一なもの同士でそれぞれ検出素子列を構成する。なお、X線検出器24の検出素子列は32列に限るものではなく、適宜の複数あるいは単数であってよい。
X線検出素子24(ik)は、例えばシンチレータ(scintillator)とフォトダイオード(photo diode)の組み合わせによって構成される。なお、これに限るものではなく、例えばカドミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体X線検出素子、あるいは、キセノン(Xe)ガスを利用した電離箱型のX線検出素子であってよい。
図3に、X線照射・検出装置におけるX線管20とコリメータ22とX線検出器24の相互関係を示す。なお、図3の(a)は走査ガントリ2の正面から見た状態を示す図、(b)は側面から見た状態を示す図である。同図に示すように、X線管20から放射されたX線は、コリメータ22によりコーン状のX線ビーム400となるように成形されてX線検出器24に照射される。
図3の(a)では、コーン状のX線ビーム400のひとつの方向の広がりを示す。以下、この方向を幅方向ともいう。X線ビーム400の幅方向は、X線検出器24におけるチャンネルの配列方向に一致する。(b)ではX線ビーム400の他の方向の広がりを示す。以下、この方向をX線ビーム400の厚み方向ともいう。X線ビーム400の厚み方向は、X線検出器24における複数の検出素子列の並設方向に一致する。X線ビーム400の2つの広がり方向は互いに垂直である。
このようなX線ビーム400に体軸を交差させて、例えば図4に示すように、撮影テーブル4に載置された対象8がX線照射空間に搬入される。走査ガントリ2は、内部にX線照射・検出装置を包含する筒状の構造になっている。
X線照射空間は走査ガントリ2の筒状構造の内側空間に形成される。X線ビーム400によってスライスされた対象8の像がX線検出器24に投影される。X線検出器24によって、対象8を透過したX線が検出器列ごとに検出される。対象8に照射するX線ビーム400の厚みthは、コリメータ22のアパーチャの開度により調節される。
X線照射・検出装置の回転に並行して、矢印42で示すように撮影テーブル4を対象8の体軸方向に連続的に移動させることにより、X線照射・検出装置は、対象8に関して相対的に、対象8を包囲する螺旋状の軌道に沿って旋回することになる。これによっていわゆるヘリカルスキャン(helical scan)が行われる。撮影テーブル4を停止させた状態でX線照射・検出装置の回転させればアキシャルスキャン(axial scan)が行われる。
スキャンの1回転当たり複数(例えば1000程度)のビュー(view)のプロジェクションデータが収集される。プロジェクションデータの収集は、X線検出器24−データ収集部26−データ収集バッファ64の系列によって行われる。
本装置の動作を説明する。図5に、本装置の動作のフロー(flow)図を示す。同図に示すように、ステージ(stage)501で撮影条件設定を行う。撮影条件設定は使用者により操作装置70を通じて行われる。これによって、撮影部位、管電圧、管電流、スライス厚等、各種のスキャンパラメータ(scan parameter)が設定される。
次に、ステージ503でスキャンを行う。スキャンは、ステージ501で設定された撮影条件に従って、走査ガントリ2および撮影テーブル4によって行われる。これによって、対象8のプロジェクションデータが収集される。
次に、ステージ507で画像再構成を行う。画像再構成はデータ処理装置60によって行われる。データ処理装置60は、本発明における画像再構成手段の一例である。データ処理装置60は、スキャンによって収集したプロジェクションデータに基づき、例えばフィルタード・バックプロジェクション法等によって画像を再構成する。
図6に、再構成画像の模式図を示す。同図に示すように、再構成画像は、xy平面における画素値I(x,y)の分布で表される。xy平面は直交座標系の2次元空間であり、各画素は直交座標を持つ。
再構成画像としては、体表輪郭の内側にリングアーチファクトを含む例を示す。リングアーチファクトは、アイソセンタ0を中心とする円環状のアーチファクトである。なお、アイソセンタ0はスキャンの中心である。
再構成された画像について、ステージ509でリングアーチファクト除去を行う。リングアーチファクト除去はデータ処理装置60によって行われる。リングアーチファクト除去については後述する。
リングアーチファクト除去後の再構成画像は、ステージ511で表示および記憶が行われる。画像の表示は表示装置68によって行われる。画像の記憶は記憶装置66によって行われる。
リングアーチファクト除去について説明する。図7に、リングアーチファクト除去のフロー図を示す。このフロー図はデータ処理装置60の動作のフロー図である。同図に示すように、ステージ601で極座標変換を行う。極座標変換は再構成画像の各画素について行われる。極座標変換を行うデータ処理装置は、本発明における極座標変換手段の一例である。
極座標変換により、図8に示すように、画素I(x,y)の直交座標(x,y)が極座標(r,θ)に変換される。極座標系の原点はアイソセンタ0である。直交座標から極座標への変換は次式によって行われる。
ステージ603で、中間画像作成を行う。中間画像作成を行うデータ処理装置は、本発明における中間画像作成手段の一例である。中間画像作成は、各画素を極座標空間に極座標に基づいて再配置することによって行われる。極座標空間は互いに直交する2つの座標軸の一方がr軸であり、他方がθ軸である。
これによって、図9に示すような中間画像が得られる。同図に示すように、中間画像においてはリングアーチファクトはθ軸に平行なラインアーチファクト(line artifact)となる。これは、リングアーチファクトの半径rが一定なためである。
ステージ605で、ラインアーチファクト除去を行う。ラインアーチファクト除去を行うデータ処理装置は、本発明における処理手段の一例である。ラインアーチファクト除去には、図10に示すような、r軸方向の1次元フィルタ(filter)が用いられる。1次元フィルタのマトリクスサイズは例えば1×7である。なお、これに限らず、マトリクスサイズは適宜であってよい。
r軸方向の1次元フィルタを用いることにより、以下に述べるようにラインアーチファクトを簡便に除去することができる。また、1次元フィルタのマトリクスサイズを1×7とすることにより、アーチファクトを適切に除去することができる。
1×7マトリクスにおいて、図11に示すように、マトリクスの両端の2つの画素の画素値の和をSouterとし、中央の5つの画素の画素値の和をScenterとする。これらSouterおよびScenterは、ラインアーチファクトの検出および除去に用いられる。
ラインアーチファクトの判定用に閾値Value_limitが設けられる。また、画像のエッジ(edge)判定用に閾値Edge_maskが設けられる。閾値Value_limitおよびEdge_maskの値はシステム(system)定数である。これらは、画像再構成に用いられる複数のフィルタ関数に対応してそれぞれ設けるのが、アーチファクトおよびエッジの判定を再構成画像に応じて適切に行う点で好ましい。
図12に、1×7マトリクスにおける画素値分布の主なパターン(pattern)を示す。同図において、画素の濃淡は画素値の大小を表す。同図の(a)および(b)はラインアーチファクトのパターンを示す。両者の違いは輝線アーチファクトと暗線アーチファクトの違いである。(c)および(d)はいずれもエッジのパターンを示し、このうち(c)はエッジが体表輪郭の場合であり、(d)は体内の組織輪郭の場合である。
1×7マトリクスを中間画像の各画素に逐一適用し、
Value_limit<│2.5×Souter−Scenter│<Edge_mask
が成立するか否かによって、マトリクスの中心画素におけるアーチファクの有無を判定する。上記の条件が成立するときはアーチファクトありと判定し、中心画素の画素値を補正する。
補正に用いる値は、
Ring=│(Souter+Scenter)/7−Image(i,j)│
で与えられ、
(Souter+Scenter)/7−Image(i,j)<0ならば、
中心画素の画素値を、Image(i,j)=Image(i,j)−Ringとし、
(Souter+Scenter)/7−Image(i,j)>0ならば、
中心画素の画素値を、Image(i,j)=Image(i,j)+Ringとする。
このような補正によって、中心画素の画素値は(Souter+Scenter)/7すなわち1×7マトリクスの画素の平均値に変更される。
なお、
Value_limit>│2.5×Souter−Scenter│
のときはアーチファクトなしと判定する。したがって、上記のような補正は行わない。
また、
│2.5×Souter−Scenter│>Edge_mask
のときは、アーチファクトではなくてエッジであると判定する。このときも補正は行わない。この結果、図13に示すように、中間画像からラインアーチファクトが除去される。
ステージ607で、直交座標変換を行う。直交座標変換を行うデータ処理装置は、本発明における直交座標変換手段の一例である。直交座標変換は中間画像の各画素について行われる。極座標から直交座標への変換は次式によって行われる。
ステージ609で、修正画像作成を行う。修正画像作成を行うデータ処理装置は、本発明における修正画像作成手段の一例である。修正画像作成は、直交座標に変換された中間画像の画素値を直交座標系の空間に配置することにより行われる。
これによって、図14に示すように、xy平面における画像が得られる。この画像は、図6に示した再構成画像に相当するものであるが、極座標空間においてラインアーチファクト除去が行われたことにより、リングアーチファクトを含まないものとなる。
このように、リングアーチファクトの検出および除去が極座標空間で完結するので、従来のように座標変換時の誤差等の影響を受けず、リングアーチファクトを精密に除去することができる。
本発明を実施するための最良の形態の一例のX線CT装置のブロック図である。 X線検出器の構成を示す図である。 X線照射・検出装置の構成を示す図である。 X線照射・検出装置と対象との関係を示す図である。 X線CT装置の動作を示すフロー図である。 リングアーチファクトを含む再構成画像を示す図である。 リングアーチファクト除去のフロー図である。 直交座標から極座標への変換を示す図である。 ラインアーチファクトを含む中間画像を示す図である。 1次元マトリクスを示す図である。 1次元マトリクスを示す図である。 1次元マトリクスにおける画素値分布のパターンを示す図である。 ラインアーチファクトが除去された中間画像を示す図である。 リングアーチファクトが除去された再構成画像を示す図である。
符号の説明
2 走査ガントリ
4 撮影テーブル
6 操作コンソール
20 X線管
24 X線検出器
60 データ処理装置

Claims (8)

  1. X線CT装置の再構成画像の各画素の直交座標をアイソセンタを原点とする極座標系の座標に変換し、
    前記各画素をその極座標に基づいて互いに直交する2つの座標軸の一方がθ軸であり他方がr軸である極座標空間に配置して中間画像を作成し、
    前記中間画像についてθ軸に平行なアーチファクトを除去する処理を行い、
    前記処理済みの中間画像の各画素の極座標を直交座標系の座標に変換し、
    前記処理済みの中間画像の各画素をその直交座標に基づいて直交座標空間に配置して修正画像を作成する、
    ことを特徴とするリングアーチファクト除去方法。
  2. 前記処理にr軸方向の1次元フィルタを用いる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリングアーチファクト除去方法。
  3. 前記1次元フィルタのマトリクスサイズは1×7である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のリングアーチファクト除去方法。
  4. 前記1次元フィルタは、
    対象画素の画素値をImage(i,j)、1×7マトリクスにおける両端の2つの画素の画素値の和をSouter、中央の5つの画素の画素値の和をScenter、2つの閾値をそれぞれEdge_maskおよび Value_limit、補正値をRing=│(Souter+Scenter)/7−Image(i,j)│としたとき、
    Value_limit<│2.5×Souter−Scenter│<Edge_maskのときは、
    (Souter+Scenter)/7−Image(i,j)<0ならば、
    Image(i,j)=Image(i,j)−Ringとし、
    (Souter+Scenter)/7−Image(i,j)>0ならば、
    Image(i,j)=Image(i,j)+Ringとする、
    ことを特徴とする請求項3に記載のリングアーチファクト除去方法。
  5. X線源と、
    被検体を挟んで前記X線源と対向するように配置されたX線検出器と、
    前記X線検出器を通じて収集した複数ビューの投影データに基づいて被検体の断層像を再構成する画像再構成手段と、
    再構成画像の各画素の直交座標をアイソセンタを原点とする極座標系の座標に変換する極座標変換手段と、
    前記各画素をその極座標に基づいて互いに直交する2つの座標軸の一方がθ軸であり他方がr軸である極座標空間に配置して中間画像を作成する中間画像作成手段と、
    前記中間画像についてθ軸に平行なアーチファクトを除去する処理を行う処理手段と、
    前記処理済みの中間画像の各画素の極座標を直交座標系の座標に変換する直交座標変換手段と、
    前記処理済みの中間画像の各画素をその直交座標に基づいて直交座標空間に配置して修正画像を作成する修正画像作成手段と、
    を具備することを特徴とするX線CT装置。
  6. 前記処理にr軸方向の1次元フィルタを用いる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のX線CT装置。
  7. 前記1次元フィルタのマトリクスサイズは1×7である、
    ことを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 前記1次元フィルタは、
    対象画素の画素値をImage(i,j)、1×7マトリクスにおける両端の2つの画素の画素値の和をSouter、中央の5つの画素の画素値の和をScenter、2つの閾値をそれぞれEdge_maskおよび Value_limit、補正値をRing=│(Souter+Scenter)/7−Image(i,j)│としたとき、
    Value_limit<│2.5×Souter−Scenter│<Edge_maskのときは、
    (Souter+Scenter)/7−Image(i,j)<0ならば、
    Image(i,j)=Image(i,j)−Ringとし、
    (Souter+Scenter)/7−Image(i,j)>0ならば、
    Image(i,j)=Image(i,j)+Ringとする、
    ことを特徴とする請求項7に記載のX線CT装置。
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