JP4472032B2 - スーパーツイスト液晶ディスプレイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非常に短い応答時間ならびに良好な急峻性および角度依存性を有するスーパーツイスト液晶ディスプレイ(SLCD)に関する。さらにまた本発明は、このディスプレイで使用される新規ネマティック液晶混合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のように定義されるSLCDは、例えばEP0131216B1;DE3423993A1;EP0098070A2;M.SchadtおよびF.Leenhoutsによる17th;液晶に係わるフライブルグ会議(Freiburg conference on liquid crystals)(1987年4月8〜10日);K.Kawasaki等によるSID87 Digest391(20.6);M.SchadtおよびF.LeenhoutsによるSID87 Digest372(20.1);K.Katoh等によるJapanese Journal of Applied Physics,Vol.26,No.11,L1784〜L1786(1987);F.Leenhouts等によるAppl.Phys.Lett.,50(21),1468(1987);H.A.van SprangおよびH.G.KoopmanによるJ.Appl.Phys.,62(5),1734(1987);T.J.SchefferおよびJ.NehringによるAppl.Phys.Lett.,45(10),1021(1984);M.SchadtおよびF.LeenhoutsによるAppl.Phys.Lett.,50(5),236(1987)およびE.P.RaynesによるMol.Cryst.Liq.Cryst.Letters,Vol.4(1),1〜8頁(1986)から知られている。
【0003】
本明細書において、SLCDの用語は、160゜と360゜との間の数値の大きいねじれ角を有するねじれ表示素子の全部を包含するものとし、このような表示素子には、例えばWaters等の表示素子(C.W.Waters等によるProc.Soc.Inf.Disp.(New York)(1985)(3rd Intern.Display Conference,Kobe,Japan)、STN-LCDs(DE-A3503259);SBE-LCDs(T.J.SchefferおよびJ.NehringによるAppl.Phys.Lett.,45(1984),1021);OMI-LC,Ds(M.SchadtおよびF.LeenhoutsによるAppl.Phys.Lett.,50(1987),236;DST-LCDs(EP-A0246842)またはBW-STN-LCDs(K.Kawasaki等よるSID87 Digest391(20.6))がある。
【0004】
標準型TNディスプレイに比較して、この方式のSLCDは、電気光学特性曲線の格別に良好な急峻性およびこれに伴う良好なコントラスト値の点で、およびまたコントラストの格別に小さい角度依存性の点で際立っている。特に比較的低温において非常に短い応答時間を有するSLCDは特に重要である。短い応答時間を得るためには、従来、粘度、特に液晶混合物の粘度が通常、比較的高い蒸気圧を有するモノトロピック添加剤を使用して最適化されていた。しかしながら、達成された応答時間はあらゆる用途に適するものではなかった。
【0005】
急峻な電気光学特性曲線を得るためには、液晶混合物は比較的大きいK33/K11値および比較的小さいΔε/ε ⊥ 値を有していなければならない。
コントラストおよび応答時間を最適にすることに加えて、この種の混合物には、さらに重要な要件がある:
1.d/pウインドウ(window)が広い、
2.長期化学的安定性が高い、
3.電気抵抗が高い、
4.しきい値電圧の周波数依存性が低い。
【0006】
これらのパラメーターが組み合わされても、特に高時分割駆動STN(1/400)においては、依然として適当なものにはほど遠いものである。これはかなりの場合に、種々の要件が材料パラメーターによって相反する形で影響するということによる。
従って、上記要件に適合する広い動作温度範囲、高い特性曲線急峻度、良好なコントラストの角度依存性および低いしきい値電圧を有すると同時に、非常に短い応答時間を有するSLCDに対する多大の要求がなお継続して存在している。
【0007】
【発明が解消しようとする課題】
本発明の課題は、前記欠点をほとんど有さないか、または全く有しておらず、同時に非常に良好な応答時間を有するSLCDを提供することにある。
本発明のもう一つの課題は、このようなSLCDで使用するための対応する液晶混合物を提供することにある。
【0008】
【課題を解消するための手段】
ここに、下記式Iで表わされる化合物の少なくとも1種および下記式I′で表わされる化合物の少なくとも1種を含有するネマティック液晶混合物を使用することによって、この課題が解消されることが見出された:
【化15】
【0009】
各式中、
Alkenylは7個までの炭素原子を有するアルケニル基であり、
Rは炭素原子1〜12個を有するアルキル基であり、この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2基はまた、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−または−COO−により置き換えられていてもよく、
bは0または1であり、そして
L2はHまたはFである。
式Iで表わされる化合物を含有する混合物は、4'−置換 4−(4−アルキルシクロヘキシル)ビフェニル化合物を含有する混合物に比較して、相応する透明点および急峻度を有しながら、より低い回転粘度、より小さいしきい値電圧、より大きい光学異方性値および格別に短い応答時間をもたらす。
【0010】
即ち、本発明は、
− フレームと一緒にセルを形成している2枚の面平行の外側基板、
− セル中に存在する正の誘電異方性を有するネマティック液晶混合物、
− 外側基板の内側面上に積層されている配向層を備えている電極層、
を備えており、
− 外側基板の表面上の分子の長軸と外側基板との間のピッチ角は約1度〜30度であり、そして
− 配向層から配向層までのセル内の液晶混合物のねじれ角は100゜〜600゜の数値を有し、
【0011】
− そのネマティック液晶混合物は、
a)+1.5より大きい誘電異方性を有する1種または2種以上の化合物からなる液晶成分Aが10〜65重量%;
b)−1.5〜+1.5の誘電異方性を有する1種または2種以上の化合物からなる液晶成分Bが20〜90重量%;
c)−1.5以下の誘電異方性を有する1種または2種以上の化合物からなる液晶成分Dが0〜20重量%;および
d)層厚さ(面平行外側基板の隔たり)とキラルネマティック液晶混合物のナチュラルピッチとの比が約0.2〜1.3であるような量の光学活性成分C、
でなるSLCDであって、
成分Bが下記式Iで表わされる化合物の少なくとも1種を含有しおよび成分Aが下記式I'で表わされる化合物の少なくとも1種を含有することを特徴とするSLCDに関する:
【0012】
【化16】
【0013】
各式中、
Alkenylは7個までの炭素原子を有するアルケニル基であり、
Rは炭素原子1〜12個を有するアルキル基であり、この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2基はまた、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−または−COO−により置き換えられていてもよく、
bは0または1であり、そして
L2はHまたはFである。
本発明はまた、SLCDで使用するための対応する上記液晶混合物に関する。
【0014】
式Iで表わされる好適化合物は特に、下記付属式IAおよびIBで表わされる化合物である:
【化17】
Raは好ましくは、炭素原子1〜5個を有する直鎖状アルキル基である。
Rbは好ましくは、炭素原子1〜3個を有する直鎖状アルキル基である。
【0015】
式I´で表わされる好適化合物は特に、下記付属式I´A〜I´Cで表わされる化合物である:
【化18】
【0016】
特に好適な化合物として、式I´Aにおいて、Rが好ましくは炭素原子2〜4個を有する直鎖状アルキル基またはアルケニル基である化合物が挙げられる。
− 成分Aは好ましくは、下記式II、式II´または式IIIで表わされる化合物を含有する:
【化19】
【0017】
各式中、
Rは炭素原子1〜12個を有するアルキル基であり、さらにこの基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2基は、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−または−COO−により置き換えられていてもよく、
【化20】
【0018】
L1-6はそれぞれ相互に独立して、HまたはFであり、
Z1は−CH2CH2−または単結合であり、
Z2は−CH2CH2−、−COO−、−C≡C−または単結合であり、
Qは−CF2−、−CHF−、−OCF2−、−OCHF−または単結合であり、
YはFまたはClであり、
aは1または2であり、そして
bは0または1である。
式IIで表わされる好適化合物は下記付属式IIa〜IIcに相当する:
【0019】
【化21】
【0020】
各式中、R、L1およびL5は前記定義のとおりである。
式II´で表わされる好適化合物は、下記付属式II´aおよびII´bに相当する:
【化22】
【0021】
各式中、Rは上記定義のとおりである。
成分Aはさらにまた、好ましくは下記式ZI〜ZIVで表わされる化合物を包含する:
【化23】
【0022】
各式中、
R、L2およびL6は上記定義のとおりである。
式IIIで表わされる好適化合物は、下記付属式IIIa〜IIIrに相当する:
【化24】
【0023】
【化25】
【0024】
各式中、L3およびL4はHまたはFである。
式Iで表わされる化合物の1種または2種以上に加えて、好適混合物は式IIa、IIb、IIc、II´a、IIId、IIIh、IIIi、、IIIl、IIImまたはIIIrで表わされる化合物の1種、2種、3種または4種以上、好ましくは式IIIdまたはIIIhで表わされる化合物の1種または2種以上を含有し、およびまた式Iで表わされる化合物の1〜4種および式IIbおよび式II´aで表わされる化合物の1〜3種を含有する。
Rは好ましくは、炭素原子1〜5個を有する直鎖状アルキルあるいは1E−または3E−アルケニルである。
各化合物、例えば式I、I´、II、II´およびIIIあるいはそれらの付属式で表わされる各化合物あるいは新規SLCDに使用することができるその他の化合物は公知であるか、または公知化合物と同様にして製造することができる。
特に好ましい態様において、成分Aは下記式AI〜AVIで表わされる化合物をさらに包含する:
【0025】
【化26】
【0026】
各式中、
Rは炭素原子1〜12個を有するアルキル基であり、さらにこの基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2基はまた、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−または−COO−により置き換えられていてもよく、
Q1は下記の基であり:
【化27】
Z3は下記の基または単結合であり:
【化28】
【0027】
そして
【化29】
混合物は好ましくは、式AIおよびAVIで表わされる化合物を5〜50%の量で含有する。特に下記式IIa1、IIb1、IIc1、IIa2、IIb2およびII´aで表わされる化合物は好適化合物として挙げられる:
【0028】
【化30】
【0029】
成分Aは好ましくは、式IIb1で表わされる化合物の1種または2種以上を包含する。
新規混合物は好ましくは、下記式IIe〜IIhで表わされる化合物および式II´bで表わされる化合物からなる群から選択される、高い透明点を有する極性化合物の1種または2種以上を含有する:
【化31】
【0030】
化合物IIe〜IIhにおいて、その1,4−フェニレン環はまた、1個または2個のフッ素原子によりラテラルに置換されていてもよい。この種の好適化合物は下記式IIe1〜IIe3で表わされる化合物である:
【化32】
【0031】
新規混合物において、化合物IIe〜IIhおよび式II´bの割合は好ましくは、約2〜25%である。好ましい液晶混合物は、グループBからの1種または2種以上の化合物を、好ましくは10〜40%の量で含有する。グループBからの化合物は<150mPa.sのそれらの低い回転粘度(γ1)値およびそれらの高い透明点(>120℃)の点の両方で際立っている。
成分Bは、下記式IV1〜IV8で表わされる化合物からなる群から選択される化合物の1種または2種以上を包含する:
【0032】
【化33】
【0033】
各式中、R1およびR2はRについて定義されているとおりである。
− 成分Bは、下記式IV9〜IV22で表わされる化合物からなる群から選択される化合物の1種または2種以上をさらに包含する:
【化34】
【0034】
【化35】
【0035】
各式中、R1およびR2はRについて定義されているとおりであり、そしてIV9〜IV18中に存在する1,4−フェニレン基はそれぞれ相互に独立して、また1個または2個以上のフッ素により置換されていてもよく、式IV11で表わされる化合物において、R1は炭素原子1〜12個を有するアルキル基であり、この基中に存在する少なくとも1個のCH2基は、−CH=CH−により置き換えられており、その少なくとも1個の1,4−フェニレン基は少なくとも1個のフッ素により置換されていなければならない。
− 成分Bは、下記式IV23〜IV28で表わされる化合物からなる群から選択される化合物の1種または2種以上をさらに含有する:
【0036】
【化36】
【0037】
各式中、R1およびR2はRについて定義されているとおりであり、そしてIV23〜IV28中に存在する1,4−フェニレン基はまたそれぞれ相互に独立して、1個または2個以上のフッ素により置換されていてもよい。
− 成分Bは、下記IV29およびIV30からなる群から選択される化合物の1種または2種以上を含有する:
【化37】
各式中、C r H 2 r +1 は9個までの炭素原子を有する直鎖状アルキル基である。
【0038】
− 成分A、BおよびCに加えて、液晶混合物は下記式IIIおよびIVで表わされる化合物からなる群から選択される化合物の1種または2種以上をさらに含有する:
【化38】
各式中、R1およびR2はRについて定義されているとおりである。
好適液晶混合物は下記の化合物からなる群から選択される化合物の少なくとも1種を含有する:
【0039】
【化39】
【0040】
各式中、HalはFまたはClであり、そしてLはHまたはFであり、そしてRは上記定義のとおりである。
液晶混合物はまた、光学活性成分Cを含有し、この成分の含有量は層厚さ(面平行外側基板の隔たり)とキラルネマティック液晶混合物のナチュラルピッチとの比が0.2より大きくなるような量である。この成分について、当業者は、そのうちの数種は市販されている種々のキラルドープ剤を利用することができ、例えばMerck,KGaA Darmstadt,FRGからのコレステリルノナノエート、S811およびCB15(BDH,Poole,英国)などを利用することができる。その選択にはそれ自体に制限はない。
新規液晶混合物は好ましくは、下記式B1I〜B1IVで表わされる化合物からなるグループB1から選択される化合物の1種または2種以上:
【0041】
【化40】
【0042】
各式中、
R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、Rについて定義されているとおりであり、
Zは−CH2CH2−、−CO−O−、−O−CO−または単結合であり、
【化41】
および(または)下記式B1V〜B1VIIで表わされる化合物からなるグループB2から選択される化合物の少なくとも1種:
【0043】
【化42】
【0044】
各式中、
Rは上記定義のとおりであり、
Z0は−CH2CH2−または単結合であり、
Q0は下記の基であり:
【化43】
(ここで、rは1〜9である)
XはCNまたはFであり、
L1はHまたはFである、
および(または)下記式B1VIII、B1IXおよびB1Xで表わされる化合物からなるグループB3から選択される化合物の少なくとも1種:
【0045】
【化44】
【0046】
各式中、
R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、Rについて定義されているとおりであり、
YはFまたはClであり、そして
【化45】
を含有する。
特に好ましい態様において、新規混合物は液晶トラン化合物を約5%〜35%、特に5〜20%の量で含有する。これらの化合物は応答時間を相当に短くする薄い層厚さ(約5〜6μm)の使用を可能にする。特に好ましい混合物として、下記式T1〜T3で表わされる化合物からなるグループTから選択される化合物の1種または2種以上を含有する混合物が挙げられる:
【0047】
【化46】
【0048】
各式中、
Q2は下記の基であり:
【化47】
tは0または1であり、
L1-6はそれぞれ相互に独立して、HまたはFであり、
Qは−CF2−、−CHF−、−OCF2−、−OCHF−または単結合であり、
YはFまたはClであり、
R 1 およびR 2 はそれぞれ相互に独立して、Rについて定義されているとおりである。
【0049】
グループTからの化合物の割合は、好ましくは5〜30%、特に5〜20%である。
成分Bは好ましくは、下記式X〜XIIで表わされる化合物の1種または2種以上を含有する:
【化48】
【0050】
各式中、R1およびR2はそれぞれ相互に独立して、Rについて定義されているとおりであり、R1は好ましくは、炭素原子1〜4個、特に炭素原子1〜2個を有するアルキルであり、そしてR2は好ましくは、炭素原子1〜4個、特に炭素原子1〜2個を有するアルコキシである。
グループB1からの化合物の割合は、好ましくは10〜50%、特に15〜40%である。式B1IIIおよび式B1IVで表わされる化合物は好適である。
式B1IIIで表わされる化合物の中で、特に好ましい化合物は下記付属式B1IIIaおよびB1IIIbで表わされる化合物である:
【0051】
【化49】
式中、R3′はCH3−(CH2)o−O−、CH3−(CH2)p−、トランス−H−(CH2)q−CH=CH−(CH2CH2)b−CH2O−またはトランス−H−(CH2)q−CH=CH−(CH2CH2)b−、CH3−(CH2)o−O−CH2−であり、R4´CH3−(CH2)p−であり、oは1、2、3または4であり、qは0、1、2または3であり、bは0または1であり、そしてpは1、2、3または4である。
【0052】
式B1IIIにおいて、R 1 またはR 2 がO−(CH2)o−CH3またはCH2−O−(CH2)o−CH3である化合物は、特に好ましい化合物として挙げられる。
好ましい化合物として下記の付属式で表わされる化合物がまた挙げられる:
【化50】
式中、R3´およびR4´はそれぞれ相互に独立して、上記定義のとおりである。
上記付属式の式B1IIIで表わされる化合物の割合は好ましくは、約5〜45%、特に好ましくは約10%〜35%である。式B1IVで表わされる特に好ましい化合物は下記付属式で表わされる化合物である:
【0053】
【化51】
式中、
R*はCH3−(CH2)o−O−またはトランス−H−(CH2)q−CH=CH−(CH2CH2)b−CH2O−であり、そして
R2´はCH3−(CH2)p−であり、
oは1、2、3または4であり、
qは0、1、2または3であり、
bは0または1であり、そして
pは1、2、3または4である。
これらの化合物または式BIVで表わされる化合物の割合は好ましくは、約5%〜40%、特に好ましくは約10%〜35%である。
混合物は好ましくは、式B1IIIで表わされる化合物、特に下記付属式で表わされる化合物を含有する:
【0054】
【化52】
特に好ましい態様において、混合物は式B1IIIで表わされる化合物および式B1IVで表わされる化合物を同時に含有しており、グループB1からの成分の総割合は見出されているとおりである。
式B1Iおよび式B1IIIで表わされる化合物が存在する場合に、R1およびR2は好ましくはそれぞれ相互に独立して、炭素原子1〜7個を有するn−アルキルまたは炭素原子3〜7個を有する(トランス)−n−アルケニルである。Zは好ましくは、単結合である。
【0055】
さらにまた、式B1IVにおいて、
【化53】
であり、そしてR1およびR2が上記の好適意味の一つを有する、特に炭素原子1〜7個を有するn−アルキルである化合物を含有する新規混合物は好適混合物として挙げられる。
全部の場合に、グループB1からの成分の総割合は見出されているとおりである。
グループB2からの化合物の割合は好ましくは、約5〜45%、特に5〜20%である。B1V〜B1VIIの割合(好適範囲)は下記のとおりである:
B1V:約5〜30%、好ましくは約5〜15%。
B1VIおよびB1VIIの合計:約5〜25%、好ましくは約10〜20%。
グループB2からの好適化合物を下記に示す:
【0056】
【化54】
【0057】
Rは好ましくは、炭素原子1〜7個を有するn−アルキルまたは炭素原子3〜7個を有する(トランス)−n−アルケニルである。Zoは好ましくは、単結合である。R1は好ましくは、Rについて上記した好適意味を有するか、またはR1はフッ素である。L1は好ましくは、フッ素である。xは1〜15である。
新規混合物は好ましくは、B1V3、B1VI1およびB1VII1からなる群から選択される化合物の1種または2種以上を、約5〜35%の総割合で含有する。
特に好ましい態様において、新規混合物はB1V3、B1VI1およびB1VII1(R=F)に加えて、末端フッ素化化合物、例えば下記群から選択される化合物:
【0058】
【化55】
および(または)下記群から選択される極性ヘテロ環状化合物:
【0059】
【化56】
【0060】
各式中、R1は好ましくは、炭素原子1〜7個を有するn−アルキルまたは炭素原子3〜7個を有する(トランス)−n−アルケニルであり、aは1または2であり、bは0または1であり、XoはF、Cl、CF3、−OCF3または−OCHF2であり、そしてLはHまたはFである。
末端フッ素化化合物全部の総合割合は好ましくは、約5〜65%、特に約15〜40%である。
グループB3からの化合物の割合は、好ましくは約5〜30%、特に好ましくは約10〜20%である。R2は好ましくは、それぞれ炭素原子1〜9個を有するn−アルキルまたはn−アルコキシである。
しかしながら、アルケニル基またはアルケニルオキシ基を有する類似化合物を使用することもできる。式B1VIIIで表わされる化合物は好適である。
【0061】
新規混合物は好ましくは、式Iで表わされる化合物およびグループB1、B2およびB3の少なくとも一つからの化合物を含有する。これらは好ましくは、グループB1からの化合物の1種または2種以上およびグループB2および(または)B3からの化合物の1種または2種以上を含有する。
成分Dの化合物の割合は、好ましくは0〜20%、特に0〜10%である。
特に好ましい態様において、新規混合物は好ましくは、−2以下の誘電異方性を有する化合物の1種または2種以上(成分D)の約5〜20%を含有する。この種の化合物は公知であり、例えばDE−A3232707またはDE−A3407013に記載されているような、下記構造単位を有する2,3−ジシアノハイドロキノンの誘導体またはシクロヘキサン誘導体がある:
【化57】
【0062】
しかしながら、構造単位2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレンを含有する化合物、例えばDE−A3807801、同3807861、同3807863、同3807864または同3807908に記載の化合物は、好適化合物として挙げられる。特に好適な化合物として、国際特許出願PCT/DE88/00133に記載されているような、この構造単位を含有するトラン化合物、特に下記式で表わされる化合物が挙げられる:
【化58】
【0063】
各式中、R5およびR6はそれぞれ相互に独立して、好ましくは炭素原子1〜7個を有するn−アルキルまたは炭素原子3〜7個を有するn−アルケニルであり、そしてZoは−CH2CH2−または単結合である。
下記式で表わされるフェニルシクロヘキシルカルボキシレート化合物は特に好適な化合物として挙げられる:
【化59】
− 成分Dは下記V〜IXからなる群から選択される化合物の1種または2種以上を包含する:
【0064】
【化60】
【0065】
各式中、R1およびR2はRについて定義されているとおりであり、そしてbは0または1である。
− 成分Bは下記Xa〜XIIaからなる群から選択される化合物の1種または2種以上を包含する:
【化61】
【0066】
各式中、AlkylおよびAlkoxyは炭素原子1〜7個を有するアルキルまたはアルコキシ基である。
成分Dは特に、増大した特性曲線の急峻度をもたらす。
特に好適な態様において、混合物は液晶トラン化合物を約5〜35%、特に5〜20%の量で含有する。これが、より薄い層厚さ(約5〜6μm)の使用を可能にし、応答時間を格別に短縮する。特に好ましいトラン化合物を以下に示す:
【0067】
【化62】
各式中、
R1は好ましくは、炭素原子1〜7個を有するn−アルキルまたはn−アルコキシであり、
Zoは−CH2CH2−または単結合であり、
【0068】
【化63】
であり、
Q3は下記の基であり:
【化64】
(XoはF、ClまたはOCF3である)、
R2はそれぞれ炭素原子1〜7個を有するn−アルキルまたはn−アルコキシであり、あるいはR2はそれぞれ炭素原子3〜7個を有するn−アルケニルまたはn−アルケニルオキシである。
【0069】
成分Aは好ましくは、下記式T3aで表わされる化合物の1種または2種以上を含有する:
【化65】
式中、R7は下記の基であり:
【化66】
【0070】
xは1〜15の整数であり、
L3-6はそれぞれ相互に独立して、HまたはFであり、そして
X´はF、ClまたはOCF3である。
さらにまた、特に好ましい態様を下記に挙げる:
− 成分Dが下記の成分を含有する:
− 1−シアノ−トランス−1,4−シクロヘキシル基または2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレン基を含有する化合物の1種または2種以上;
− 式AIIIまたはAVで表わされる化合物の少なくとも2種;
− 式AIIIおよびAVで表わされる化合物;
− 下記群からの化合物の少なくとも1種:
【0071】
【化67】
【0072】
各式中、Alkylは炭素原子2〜7個を有する直鎖状アルキル基であり、そしてLはHまたはFである;
− Rがトランス−アルケニル基またはトランス−アルケニルオキシ基である化合物の1種または2種以上;
− 下記群から選択される化合物の1種または2種以上:
【0073】
【化68】
【0074】
各式中、R1およびR2は成分Bの化合物について示されている好適意味を有する。上記化合物中に存在する1,4−フェニレン基はまた、フッ素により置換されていてもよい。
【化69】
化合物:
において、R1は炭素原子1〜12個を有するアルキル基であり、この基中に存在する少なくとも1個のCH2基は−CH=CH−により置き換えられており、その1,4−フェニレン基の少なくとも1個は置換基として少なくとも1個のフッ素を有していなければならない。液晶混合物中のこれらの化合物の割合は、0〜25%、好ましくは5〜15%である;
を含有する。
【0075】
さらに別の好適態様において、混合物は下記の成分からなる:
− 式IIId、IIIb、IIIiおよびIIIpで表わされる化合物から選択される化合物の1種または2種以上、特に1、2、3または4種;
− 式IIb1またはII´aで表わされる化合物から選択される化合物の少なくとも2種;
− 式B1IVで表わされる化合物の1種または2種以上;
− 式T1またはT2で表わされる化合物の1種または2種以上;
− 下記式で表わされる化合物の1種または2種以上:
【0076】
【化70】
各式中、Rは式IIIについて定義されているとおりである;
− 下記式で表わされる化合物の1種または2種以上:
【0077】
【化71】
【0078】
各式中、Alkyl´は炭素原子1〜12個を有するアルキル基である。
特に、厚い層厚さを有するSLCDで使用される場合に、新規混合物は非常に短い総合応答時間(ton+toff)の点で際立っている。
短い総合応答時間は重要な必須要件であり、特にディスプレイカーソルを干渉を受けずに移動させることができるために、ラップトップ用のディスプレイとして使用するためのSLCDにおいて重要な必須要件である。
本発明に従いSLCDに使用される液晶混合物は△ε≧1をもって正の誘電性を有する。特に好ましい液晶混合物として、△ε≧3である液晶混合物、非常に特に△ε≧5である液晶混合物が挙げられる。
【0079】
本発明による液晶混合物は、好ましいしきい値電圧値V10/0/20および流動粘度値ηを有する。光路差d・△n値が特定されている場合に、層厚さdの数値は、光学異方性△nによって決定される。特に、d・△n値が比較的大きい場合には、比較的大きい光学異方性値を有する本発明による液晶混合物の使用が一般に好ましい。これは比較的小さいd値を選択することができるからであり、その結果として、より好ましい応答時間値を得ることができる。しかしながら、比較的小さい△n値を有する本発明による液晶混合物を含有する本発明による液晶ディスプレイはまた、有利な応答時間値を有することを特徴としている。本発明による液晶混合物はまた、有利な電気光学特性曲線の急峻度値を有することを特徴としており、これにより高時分割比で動作させることができる。
【0080】
さらに、本発明による液晶混合物は、高い安定性を有し、かつまた電気抵抗およびしきい値電圧の周波数依存性に関して好ましい数値を有する。本発明による液晶ディスプレイは、広い動作温度範囲およびコントラストの良好な角度依存性を有する。
偏光子、電極基板およびそれぞれそこに隣接している各液晶分子の優先的配向(ディレクター)が通常、一方の電極から他方の電極までの間で160゜〜720゜の数値でねじれているように表面処理されている表面を有する電極からの本発明による液晶表示素子の構造は、この形式の表示素子に慣用の構造に相当する。本明細書において、慣用の構造の用語は広い意味で使用されており、誘導型および改変型のスーパーツイストセルの全部を包含し、特にまたマトリックス表示素子および追加のマグネットを備えている表示素子を包含する。2枚の外側基板の表面チルト角は同一であっても、または相違していてもよい。同一チルト角が好ましい。
【0081】
しかしながら、本発明による表示素子とねじれネマティックセルに基づく従来慣用の表示素子との基本的相違点は、その液晶層の液晶成分の選択にある。本発明に従い使用することができる液晶混合物は、それ自体慣用の方法で製造される。一般に、少ない方の量で使用される成分の所望量を基本成分を構成する成分中に、有利に高められた温度で溶解させる。諸成分の有機溶剤、例えばアセトン、クロロホルムまたはメタノール中の溶液を混合し、次いで混合後に、例えば蒸留により溶剤を再除去することもできる。
この誘電体はまた、当業者に公知であって、刊行物に記載されている追加の添加剤をさらに含有することができる。例えば、0〜15%の多色性染料を添加することができる。
【0082】
【発明の実施の形態】
下記の例は、本発明を説明しようとするものであって、制限を示すものではない。
下記の略語を使用する:
S−N スメクティック−ネマティック相転移温度、
N−I ネマティック−アイソトロピック相転移温度、
c.p. 透明点、 visc. 粘度(mPa.s)、
Ton スイッチ オンから最高コントラストの90%が達成されるまでの時間、
Toff スイッチ オフから最高コントラストの10%が達成されるまでの時間、
急峻度 [(V90/V10 )−1]・100%、
【数1】
【0083】
このSLCDは時分割モードで動作する(時分割比:1:240、バイアス:1:16)。
本明細書全体にわたり、温度は全部が℃で示されている。パーセンテージは重量パーセントである。応答時間および粘度に関する数値は20℃における数値である。
本特許出願および下記の例において、液晶化合物の構造はいずれも頭文字で示されており、化学式への変換は以下の表AおよびBに従い行うことができる。基CnH2n+1および基CmH2m+1は全部が、それぞれn個またはm個の炭素原子を有する直鎖状アルキル基である。表B中のコードは自明である。表Aにおいて、核構造に関する頭文字のみが示されている。それぞれの場合に、この核構造に関する頭文字の後に、−印により分離して、置換基R1、R2、L1およびL2に関するコードが示されている。
【0084】
【表1】
【0085】
表A:
【化72】
【0086】
【化73】
【0087】
表B:
【化74】
【0088】
【化75】
【0089】
【化76】
【0090】
【化77】
【0091】
下記の例は、本発明を説明しようとするものであって、制限を示すものではない。本明細書全体にわたり、パーセンテージは重量パーセントである。温度は全部が摂氏度で示されている。△nは光学異方性を表わし(589nm、20℃)、そして粘度(mm2/秒)は20℃で測定した。
混合物例
例A
【表2】
【0092】
例B
【表3】
【0093】
例C
【表4】
【0094】
例D
【表5】
【0095】
例E
【表6】
【0096】
例F
【表7】
【0097】
例G
【表8】
【0098】
例H
【表9】
【0099】
例I
【表10】
【0100】
例J
【表11】
Claims (10)
- a)+1.5より大きい誘電異方性を有する1種または2種以上の化合物からなる液晶成分Aが10〜65重量%;
b)−1.5〜+1.5の誘電異方性を有する1種または2種以上の化合物からなる液晶成分Bが20〜90重量%;
c)−1.5以下の誘電異方性を有する1種または2種以上の化合物からなる液晶成分Dが0〜20重量%;および
d)層厚さ(面平行外側基板の隔たり)とキラルネマティック液晶混合物のナチュラルピッチとの比が0.2〜1.3であるような量の光学活性成分C、でなる液晶混合物であって、
成分Bが下記式Iで表わされる化合物の少なくとも1種を含有し、および成分Aが下記式I′で表わされる化合物の少なくとも1種
各式中、
Alkenylは7個までの炭素原子を有するアルケニル基であり、
Rは炭素原子1〜12個を有するアルキル基であり、この基中に存在する1個のCH2基または隣接していない2個のCH2基はまた、−O−、−CH=CH−、−CO−、−OCO−または−COO−により置き換えられていてもよく、
bは0または1であり、そして
L2はHまたはFであり、
HalはFまたはClであり、そしてLはHまたはFである。 - 成分Aが下記式II、II'またはIIIで表わされる化合物を含有することを特徴とする、請求項1に記載の液晶混合物:
ただし、式IIIの化合物は、下記式で表される化合物と同一ではない
R、HalおよびLは、請求項1において定義されたとおりである。 - − フレームと一緒にセルを形成している2枚の面平行の外側基板、
− セル中に存在する正の誘電異方性を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶混合物、
− 外側基板の内側面上に積層されている配向層を備えている電極層、を備えており、
− 外側基板の表面上の分子の長軸と外側基板との間のピッチ角は1度〜30度であり、そして
− 配向層から配向層までのセル内の液晶混合物のねじれ角は100゜〜600゜の数値を有する、
スーパーツイスト液晶ディスプレイ。
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