JP4471541B2 - 定圧レギュレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一次側(上流側)の流体圧力が変動しても二次側(下流側)の流体圧力を一定に保つ定圧レギュレータに関するものであり、さらに詳しくは主として超純水ラインや各種化学薬液ラインにおいて好適に用いられるコンパクトで安定した流体圧力制御が得られる定圧レギュレータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明者等は先に、定圧レギュレータ内部での部品の接触による発塵や、微小流量での圧力制御性能の悪化などを解決した定圧レギュレータについて先行出願しており、その内容は特開2001−141083号公報に開示されている。
【0003】
その構造は図6に示すとおり、第1の弁室40と入口流路41とを有する本体42と、第2の弁室43と出口流路44とを有する蓋体45と、第1の弁室40の上部周縁に固定された第1のダイヤフラム46と、本体42と蓋体45とによって挟持された第2のダイヤフラム47と、第1及び第2のダイヤフラム46、47の中央に設けた環状接合部48に接合され軸方向に移動自在のスリーブ49と、第1の弁室40の底部に固定されスリーブ49下端部との間に流体制御部51を形成するプラグ52とからなり、本体42の内周面と第1及び第2のダイヤフラム46、47とに包囲された気室53を有し、気室53に連通するエア供給口54が設けられ、第2のダイヤフラム47の受圧面積を第1のダイヤフラム46の受圧面積より大とした構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の定圧レギュレータでは、第2のダイヤフラム47の材質が、腐食性流体のラインに好適に使用されるポリテトラフルオロエチレン(以下PTFEという)のようなクリープを起こしやすいものであれば、ダイヤフラム47の環状突部55がクリープを起こし経時的に第2の弁室43のシール性能が低下することがあった。また、ゴム弾性体を使用すると、流体熱によりゴムが劣化し、やはりシール性能が低下することがあった。また、プラグ52が本体42に螺合される構造であったため、第1の弁室40に長期の圧力変動や温度の変化が起こると、ゆがみや変形により接合部におけるシール性能が低下することがあった。
【0005】
本発明は、以上のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、長期にわたって弁室のシール性能を保持し、腐食性の高い薬液ラインにおいても使用可能なコンパクトで安定した流体圧力制御が得られる定圧レギュレータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成をその実施態様を示す図1を参照して説明すると、本発明の定圧レギュレータは、本体1と、蓋体2と、本体1と蓋体2との間に挟持された気室形成用リング3と、上部と下部がそれぞれ蓋体2と本体1とに接合されたダイヤフラム4とを具備し、本体1には、上部にダイヤフラム4の下部が接合される接合部5と、底面中央より突出する円柱状のプラグ6を有する第1の弁室7と、第1の弁室7に連通する入口流路8と、ダイヤフラム4と本体1との間に形成された気室9に連通する通気孔10とが設けられ、ダイヤフラム4には、中央部に前記プラグ6とで流体制御部12を形成しプラグ6の外径より小さい内径を有する円筒部13と、円筒部13の上部に設けられた鍔部14と、鍔部14の径方向に延長して設けられかつその周縁に環状突部15を有する第1の膜部16と、円筒部13の下端面に径方向に延長して設けられた第2の膜部17と、第2の膜部17に連続して設けられ本体1の接合部5に接合される環状接合部18とが設けられ、蓋体2には、下端面周縁部にダイヤフラム4の環状突部15が嵌合される環状溝19と、環状溝19の内側に位置しダイヤフラム4の上下動を許容する第2の弁室20と、第2の弁室20に連通する出口流路21とが設けられ、また前記気室形成用リング3は第2の弁室20の内径とほぼ同じ内径を有し前記気室9を密封するよう本体1と蓋体2との間に挟持され、気室形成用リング3の上面にはダイヤフラム4の環状突部15を裏打ちするシールリング22が嵌挿される第1の凹所23が設けられ、気室形成用リング3の下面には気室9を密封するシールリング24が嵌挿される第2の凹所25が設けられていることを特徴としている。
【0007】
本発明の好ましい実施態様によれば、前記第1の凹所は気室形成用リング3の上面に形成された環状溝22であり、第2の凹所は気室形成リング3の下面に形成された環状溝25である。
【0008】
また本発明の他の実施態様によれば、図5に示されるように、蓋体30の本体1との接合部には気室形成用リング31が内包される段差部32が設けられ、シールリング22が嵌挿される第1の凹所が気室形成用リング31の外側周面と段差部32との間に形成された環状切欠部36であり、シールリング24が嵌挿される第2の凹所が気室形成用リング31の外周面と段差部32との間に形成された環状切欠部37となっている。
【0009】
さらに、本発明の好ましい実施態様によれば、ダイヤフラム4の材質はPTFEである。
【0010】
また、好ましい実施態様では通気孔10は少なくとも2個設けられている。
【0011】
尚、本体1、蓋体2の材質はPTFEやPFA等のフッ素樹脂が好適に使用されるが、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどのその他のプラスチック或いは金属でも良く特に限定されない。また、気室形成用リング3、ベースプレート26は強度、耐熱性の観点からポリプロピレンが好適に使用されるが、同様に、その他のプラスチックや金属でも良く特に限定されない。さらに、ダイヤフラム4の材質はPTFE等のフッ素樹脂が好適に使用されるが、ゴム及び金属でも良く特に限定されない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様について、図面を参照して説明するが、本発明が本実施態様に限定されないことは言うまでもない。
【0013】
図1は、本発明の定圧レギュレータを示す縦断面図である。図2は、本発明の定圧レギュレータにおいて一次圧が低下した状態を示す縦断面図である。図3は、図1における本体の平面図である。図4は、図1におけるダイヤフラムの半割りの斜視図である。図5は、本発明の定圧レギュレータの他の実施態様を示す縦断面図である。
【0014】
図において、1はPTFE製の本体であり、内部に第1の弁室7を有し、側面には第1の弁室7と連通している入口流路8と、気室9と連通する通気孔10及び11とが設けられている。第1の弁室7の上部にはダイヤフラム4の下部に位置する環状接合部18が接合される接合部5が設けられ、また、底面中央には円柱状のプラグ6が突出して設けられている。尚、通気孔10及び11は、吸気用、排気用として使用されるものであるが、一個でも用は足りるものであり特に数量は限定されるものではない。本体1の平面形状を参考までに図3に示した。
【0015】
2はPTFE製の蓋体であり、下端面周縁部にダイヤフラム4の環状突部15が嵌合される環状溝19と、該溝19内側に位置しダイヤフラム4の上下動を許容する横断面形状が円形の第2の弁室20と、側面には第2の弁室20に連通する出口流路21が設けられている。
【0016】
3は第2の弁室20の内径と略同じ内径を有するポリプロピレン製の気室形成用リングであり、上面にはダイヤフラム4の環状突部15を裏打ちするゴム弾性体よりなるシールリング22が嵌挿される環状溝23と下面には気室9を密封する同シールリング24が嵌挿される環状溝25が設けられており、本体1と蓋体2の間に挟持されている。
【0017】
ダイヤフラム4はPTFE製であり、中央に前記プラグ6の外径よりも小さい内径を有する円筒部13と、円筒部13の上部に設けられた鍔部14と、鍔部14の径方向に延長して設けられかつその周縁部に環状突部15を有する第1の膜部16と、円筒部13の下端面に径方向に延長して設けられた第2の膜部17と、第2の膜部17に連続して設けられ本体1の接合部5にOリングを介して螺合される環状接合部18が設けられている。円筒部13の下端部は前記第1の弁室7の中央部に設けられたプラグ6の上面との間に流体制御部12を形成している。環状接合部18の本体1の接合部5への接合方法は、螺合に限定されず他の接合方法を用いてもかまわない。ダイヤフラム4の環状突部15は蓋体2の環状溝19に嵌合されるとともに、シールリング22に裏打ちされることにより環状溝19に押圧される。尚、ダイヤフラム4の上面の受圧面積は、下面の受圧面積すなわち第2の膜部17の受圧面積より大きく設けなければならい。
【0018】
気室9はダイヤフラム4と気室形成用リング3で囲まれて形成される。気室9の内部には前記通気孔10から、気体用レギュレータ等を用いて圧力調整された圧縮空気または不活性ガス等が導入され、また、通気孔11からはそれらが微量に排出されながら一定圧力を保つよう調整される。また、空気またはガスの圧力を変更すれば、定圧レギュレータの1次側流体圧力はそれに対応した値に保たれるため、空気またはガスの圧力を調整することで、レギュレータの2次側圧力を望む圧力に調整できる。
【0019】
26は補強用のポリプロピレン製のベースプレートであり、蓋体2、気室形成用リング3、及び本体1と共に、ボルト、ナット(図示せず)で挟持固定されている。例えば定圧レギュレータがPTFEやポリエチレン等のように強度が低くクリープをおこしやすい材質で作られている場合は、ボルト、ナットで挟持した際の変形や、経時的なボルト、ナットの緩みを防ぐため、ベースプレート26で補強して変形やボルト、ナットの緩みを防止した方が良い。このベースプレート26は定圧レギュレータの材質が十分強靭なもので形成されている場合は必ずしも必要ではない。
【0020】
上記の構成からなる本実施態様の定圧レギュレータの作動は次のとおりである。
【0021】
図1の状態においては、第2の膜部17は第1の弁室7内部の圧力すなわち定圧レギュレータ上流側(1次側)圧力による上向きの力と、気室9内部の圧力による下向きの力を受けている。一方、ダイヤフラム4の上面は第2の弁室20内部の圧力すなわちレギュレータ下流側(2次側)圧力による下向きの力を受け、ダイヤフラム4の上面に対応した第1の膜部16と鍔部14とが気室9内部の圧力による上向きの力を受けており、これら4つの力の釣り合いによってダイヤフラム4と一体に設けられた円筒部13の位置が決定されている。
【0022】
図1の状態において1次側の圧力が低下した場合、一時的に2次側の圧力及び流量も減少する。そのため、第2の弁室20の圧力が減少し、ダイヤフラム4の上面が受ける力も減少するが、第1の膜部16及び鍔部14が受ける気室9の内部圧力は不変であるため、第1の膜部16及び鍔部14が受ける気室9の内部圧力の方が大きくなり、円筒部13を上方へ引き上げようとする。また、第1の弁室7の圧力も減少し、第2の膜部17が流体から受ける力は減少するが、気室9の圧力は不変であるため、第2の膜部17は円筒部13を引き下げようとする。この時、第1の膜部16及び鍔部14の面積は、第2の膜部17の面積より十分大きいため、結果として円筒部13を上方へ引き上げることとなる(図2の状態)。これによって、流体制御部12の開口面積は増加し、2次側の流体圧力は瞬時に元の圧力まで増加し、再び気室9内部の圧力と流体圧による力の釣り合いが保たれる。通常、本発明の定圧レギュレータの下流側には、図示しない固定絞り或いはバルブが取り付けられている。固定絞り或いはバルブの下流側を大気開放としておけば、固定絞り或いはバルブ前後の差圧は常に一定に保たれることになり、固定絞り或いはバルブの流量係数に見合った流量が常に保たれることとなる。
【0023】
一方、図2の状態において1次側の圧力が増加した場合、一時的に2次側の圧力及び流量も増加する。したがって、第2の弁室20の圧力は増加し、円筒部13を押し下げようとする。また、第1の弁室7の圧力も増加するため第2の膜部17は円筒部13を押し上げようとする。同様に、ダイヤフラム4の上面の面積は第2の膜部17の面積より十分大きい為、円筒部13は押し下げられる。これによって、流体制御部12の開口面積は減少し(図1の状態)、2次側の流体圧力は瞬時に元の圧力まで減少し、再び気室9内部の圧力と流体圧力による力の釣り合いが保たれ、元の流量も保たれる。
【0024】
以上のように1次圧が増減しても、瞬時にダイヤフラム4の円筒部13の位置が変化して、常に2次側の圧力が一定に保たれ、したがって設定した流量を安定して保持することが出来る。
【0025】
尚、気室9内部の圧力を変更すれば、2次側圧力はそれに対応した値に保たれるため、下流側に設置された固定絞り或いはバルブに変更がなければ、設定流量を変更することができる。
【0026】
また、前記第2の弁室20に達した流体はその圧力の作用によりダイヤフラム4の環状突部15及び環状溝19とのシール面を通過して定圧レギュレータ外部へと流出しようとするが、環状突部15が気室形成用リングの上面に配置された環状溝23に嵌挿されるシールリング22によって蓋体2の環状溝19に押圧されているので流体の定圧レギュレータ外部への流出は阻止される。
【0027】
しかしながら、流体の圧力や温度が長期間にわたって変動することにより、ダイヤフラム4の環状突部15や蓋体2の環状溝19がクリープや歪みを発生したり、また、流体温度の頻繁な変化が起こると本体1、蓋体2、気室形成用リング3、ベースプレート26を挟持しているボルトに緩みが発生したりし、ダイヤフラム4の環状突部15を蓋体2の環状溝19に押圧する力が減少しようとする。
【0028】
本発明の定圧レギュレータでは、環状突部15はシールリング22の弾性作用によって蓋体2の環状溝19に押圧されているため、環状突部15を環状溝19に押圧する力が低下せず、流体の定圧レギュレータ外部への流出は阻止される。
【0029】
さらにまた、シールリング22が流体の温度の影響で劣化しても、流体の温度が伝わりにくい位置である気室形成用リング3下部の環状溝25に嵌挿されるシールリング24の弾性作用によって、ダイヤフラム4の環状突部15は蓋体2の環状溝19に押圧されているため、流体の定圧レギュレータ外部への流出は阻止される。
【0030】
図5は本発明の他の実施態様を示した縦断面図である。
【0031】
図において、本体1、ダイヤフラム4、シールリング22、24、及びベースプレート26については前記第1の実施態様と同一であるため同じ番号が付してある。
【0032】
以下、図1と異なる点についてのみ説明する。
【0033】
30は蓋体であり、下部内面に気室形成用リング31とシールリング22及び24を内包する段差部32と、段差部32の段差面に設けられダイヤフラム4の環状突部15が嵌合される環状溝33と、環状溝33の内側に位置しダイヤフラム4の上下動を許容する横断面円形状の第2の弁室34と、側面に第2の弁室34とを連通する出口流路35が設けられている。
【0034】
31は本体1と蓋体30に挟持されている気室形成用リングであり、第2の弁室34と略同じ内径を有し、上面外周側にシールリング22が嵌挿される環状切欠部36と、下面外周側にシールリング24が嵌挿される環状切欠部37が設けられている。環状切欠部36は、シールリング22を段差部32の内周面と環状突部15に押圧するよう設計されている。さらに、環状切欠部37は、シールリング24を段差部32内周面と本体1上端面に押圧するよう設計されており、シールリング22、24は、気室9のシールとともにダイヤフラム4の環状突部15の裏打ちとして使用される。
【0035】
上記の構成からなる第2の実施態様の定圧レギュレータの作動は第1の実施態様と同一であるので省略するが、前記第2の弁室34の流体が蓋体30の環状溝33とダイヤフラム4の環状突部15とのシール面から流出しても、シールリング22が蓋体30の段差部32内周面とダイヤフラム4の環状突部15を押圧するように配置されているため、外部への流出は防がれる。
【0036】
【発明の効果】
本発明の定圧レギュレータは以上説明したような構造をしており、これを使用することで以下の優れた効果が得られる。
【0037】
(1)シールリングにより弁室のシール部分の裏打ちを行うとともに、温度の伝わりにくい位置でさらに裏打ちを行っているため、長期にわたって確実なシール性能を保持する。
【0038】
(2)第一弁室のプラグが本体と一体成形にて設けられているため、従来品に比較して第一弁室からの外部への流体漏れの心配が全くなくなった。
【0039】
(3)コンパクトな構造でありかつ、安定した流体圧力制御が得られる。
【0040】
(4)接液する部材は全てPTFE等の耐薬品性に優れた材質を用いることができるため、その場合は不純物の溶出や薬液の汚染が極めて少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の定圧レギュレータの実施態様の縦断面図である。
【図2】 図1において一次側圧力が低下した状態を示す縦断面図である。
【図3】 本体の平面図である。
【図4】 ダイヤフラムの半割りの斜視図である。
【図5】 本発明の定圧レギュレータの他の実施態様の縦断面図である。
【図6】 従来の定圧レギュレータの縦断面図である。
【符号の説明】
1…本体
2…蓋体
3…気室形成用リング
4…ダイヤフラム
5…接合部
6…プラグ
7…第1弁室
8…入口流路
9…気室
10…通気孔
11…通気孔
12…流体制御部
13…円筒部
14…鍔部
15…環状突部
16…第1膜部
17…第2膜部
18…環状接合部
19…環状溝
20…第2弁室
21…出口流路
22…シールリング
23…環状溝
24…シールリング
25…環状溝
26…ベースプレート
30…蓋体
31…気室形成用リング
32…段差部
33…環状溝
34…第2弁室
35…出口流路
36…環状切欠部
37…環状切欠部

Claims (5)

  1. 本体(1)と、蓋体(2,30)と、本体(1)と蓋体(2,30)との間に挟持された気室形成用リング(3,31)と、上部と下部がそれぞれ蓋体(2,30)と本体(1)とに接合されたダイヤフラム(4)とを具備し、本体(1)には、上部にダイヤフラム(4)の下部が接合される接合部(5)と、底面中央より突出する円柱状のプラグ(6)を有する第1の弁室(7)と、第1の弁室(7)に連通する入口流路(8)と、ダイヤフラム(4)と本体(1)との間に形成された気室(9)に連通する通気孔(10)とが設けられ、ダイヤフラム(4)には、中央部に前記プラグ(6)とで流体制御部(12)を形成しプラグ(6)の外径より小さい内径を有する円筒部(13)と、円筒部(13)の上部に設けられた鍔部(14)と、鍔部(14)の径方向に延長して設けられかつその周縁に環状突部(15)を有する第1の膜部(16)と、円筒部(13)の下端面に径方向に延長して設けられた第2の膜部(17)と、第2の膜部(17)に連続して設けられ本体(1)の接合部(5)に接合される環状接合部(18)とが設けられ、蓋体(2,30)には、下端面周縁部にダイヤフラム(4)の環状突部(15)が嵌合される環状溝(19,33)と、環状溝(19,33)の内側に位置しダイヤフラム(4)の上下動を許容する第2の弁室(20,34)と、第2の弁室(20,34)に連通する出口流路(21,35)とが設けられ、また前記気室形成用リング(3,31)は第2の弁室(20,34)の内径とほぼ同じ内径を有し前記気室(9)を密封するよう本体(1)と蓋体(2,30)との間に挟持され、気室形成リング(3,31)の上面にはダイヤフラム(4)の環状突部(15)を裏打ちするシールリング(22)が嵌挿される第1の凹所(23,36)が設けられ、気室形成リング(3,31)の下面には気室(9)を密封するシールリング(24)が嵌挿される第2の凹所(25,37)が設けられていることを特徴とする定圧レギュレータ。
  2. シールリング(22)が嵌挿される前記第1の凹所が気室形成用リング(3)の上面に形成された環状溝(23)であり、シールリング(24)が嵌挿される前記第2の凹所が気室形成リング(3)の下面に形成された環状溝(25)である請求項1に記載の定圧レギュレータ。
  3. 蓋体(30)の本体(1)との接合部には気室形成リング(31)が内包される段差部(32)が設けられ、シールリング(22)が嵌挿される前記第1の凹所が気室形成用リング(31)の外側周面と段差部(32)との間に形成された環状切欠部(36)であり、シールリング(24)が嵌挿される前記第2の凹所が気室形成用リング(31)の外周面と段差部(32)との間に形成された環状切欠部(37)である請求項1に記載の定圧レギュレータ。
  4. ダイヤフラム(4)の材質がポリテトラフルオロエチレンである請求項1記載の定圧レギュレータ。
  5. 通気孔(10)が少なくとも二個設けられている請求項1に記載の定圧レギュレータ。
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