JP4466041B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に関する。
オフセット印刷等の一般的な印刷では、インクを乗せる面積を制御することで階調の表現を行っている。周期的な形状パターン(以下、「スクリーン」と呼ぶ)の大きさを変化させることで、濃淡の表現することを可能にしている。なお、カラー印刷を行う場合は、色むらの発生などを防ぐために各色毎にスクリーンの角度を変化させたうえで、重ねて印刷することが行われている。
近年、電子写真プリンタ(コピア)においても、印刷同様の網点形状のスクリーン処理を用いたカラー表現を行ったものが提案されている。しかし、一般印刷と電子写真方式の印刷プロセスの違いのため、電子写真プリンタではスクリーン同士の干渉モアレが目立ちやすい。もちろん一般的な印刷でもモアレは発生するが、電子写真プリンタではその印刷方式に起因するモアレ発生要因を有しており、一般印刷よりもモアレが目立ちやすい。
次に、従来の電子写真方式の印刷プロセスと、モアレ発生メカニズムについて説明する(従来技術1)。図1は、従来の電子写真方式のプリンタのブロック図である。図1に示すように、プリンタ(画像形成装置)1は、イメージ処理部2、スクリーン処理部3、レーザー駆動部4、帯電部5、露光部6、感光体7、現像部8、転写ベルト9、用紙搬送路10、定着部11を有する。プリンタ1は、感光体7上に現像したトナー像を、転写ベルト9等の中間転写体に一次転写したのち、用紙搬送路10を搬送される用紙に再度転写を行い、定着部11にて用紙上のトナーを定着させる。プリンタ1がカラープリンタの場合、転写ベルト9上に順番に4色のトナー像を転写することになる。
図2は、二次色イメージを印刷した場合の転写ベルト上のイメージの拡大図である。図2では、A色のトナー像の上に、B色のトナー像を重ねて転写した状態を示している。この時、下にA色のトナー像が存在しない平面部に、B色のトナー像を転写しても、B色のスクリーンの網点形状は保持されて転写される。一方、A色のトナー像が存在する部分に、B色のトナー像を重ねて転写すると、平面に転写する場合に比べてB色の網点形状に若干崩れが生じることになる。これにより、トナー像の崩れた部分、そうでない部分との周期的な網点形状の変化が生じることになる。これが用紙上でモアレとなって見えることになる。
また、転写ベルト9等の中間転写体から用紙へトナー像を二次転写する際にも、同様にトナーが重なった部分ではパイルハイトが高いため網点形状がくずれやすい。よって、二次転写時にさらにモアレが強調されるという問題がある。このモアレをパイルハイトモアレといい、粒子サイズの大きな粉体トナーを用いたことに起因するモアレである。
特許文献1は、このようなパイルハイトモアレを抑制するようにした従来技術である。特許文献1記載の画像形成装置は、イエローのスクリーン角度を、シアン、マゼンタおよび黒のいずれか1色の他のスクリーン角度と同一となるようにして、イエローのスクリーンの位相を、他のスクリーンの位相と所定角度だけ異ならせることにより、イエローとの重ね合わせによって低周波数域に生じる低コントラストなモアレに加えて、電子写真画像特有のパイルハイトモアレの低周波数域での発生を抑制するというものである。
また、モアレの目立たない形状のスクリーンを用いて、モアレの回避を行う従来技術が提案されている(従来技術3)。図3は、従来のモアレの目立たない形状のスクリーンの例を示す図であり、同図(a)はシアン、同図(b)はマゼンタ、同図(c)はブラック、同図(d)はイエローのスクリーン形状をそれぞれ示している。従来、スクリーンパラメータ設計時に、図3に示すようなモアレの目立たないようなライン形状のスクリーンを用いることで、モアレの回避を行ってきた。
特開2002−112047号公報
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、モアレを抑制することができるものの、印刷同様のスクリーン形状を実現することができず、電子写真プリンタに特化した形状のスクリーンパラメータを使用することになるため、画質の低下を招くという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、スクリーンの干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制することができる画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、請求項1に記載のように、画像の階調を表現するスクリーンを用いて像担持体上にそれぞれ異なる色のトナー像をトナー形成手段により形成し、前記像担持体上のトナー像を中間転写体に一次転写し、前記中間転写体上に形成されたトナー像を二次転写部で記録材上に二次転写し、前記二次転写部によって二次転写された記録材上のトナー像を定着部で定着するプロセスを行う画像形成装置において、前記定着部による定着後の記録材を前記二次転写部による二次転写位置まで搬送する搬送部と、前記像担持体上に複数色のトナー像が形成される際、前記プロセスを所定の色単位毎に行うように前記各部を制御する制御部と、前記スクリーンの線数、前記スクリーンの角度、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ、又は各スクリーンの角度差を含むスクリーン情報に基づいて、前記複数色のトナー像を、前記各プロセスのうちの同一プロセスで、前記中間転写体又は前記記録材に転写するかどうかを判断する判断部とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、複数色のトナー像が形成される際、前記プロセスを所定の色単位毎に行うようにしたので、トナー像の崩れによる周期的な網点形状の変化を防止できるため、スクリーン干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制することができ、良好な画質のプリント出力が得られる。また、スクリーン情報に基づいて、モアレの目立たない色同士については同一プロセスで行うようにすることができるので、プロセス回数を少なくすることができる。
また、本発明の画像形成装置は、請求項2に記載のように、画像の階調を表現するスクリーンを用いて像担持体上にそれぞれ異なる色のトナー像をトナー形成手段により形成し、前記像担持体上のトナー像を転写部で記録材上に転写し、前記転写部によって転写された記録材上のトナー像を定着部で定着するプロセスを行う画像形成装置において、前記定着部による定着後の記録材を前記転写部による転写位置まで搬送する搬送部と、前記像担持体上に複数色のトナー像が形成される際、前記プロセスを所定の色単位毎に行うように前記各部を制御する制御部と、前記スクリーンの線数、前記スクリーンの角度、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ、又は各スクリーンの角度差を含むスクリーン情報に基づいて、前記複数色のトナー像を、前記各プロセスのうちの同一プロセスで、前記記録材に転写するかどうかを判断する判断部とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、複数色のトナー像が形成される際、前記プロセスを所定の色単位に行うようにしたので、トナー像の崩れによる周期的な網点形状の変化を防止できるため、スクリーン干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制することができ、良好な画質のプリント出力が得られる。また、スクリーン情報に基づいて、モアレの目立たない色同士については同一プロセスで行うようにすることができるので、プロセス回数を少なくすることができる。
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2記載の画像形成装置において、前記制御部は、異なる色ごとに前記プロセスを行うように前記各部を制御することを特徴とする。請求項3記載の発明によれば、異なる色ごとに前記プロセスを行うことにより、トナー像の崩れによる周期的な網点形状の変化を防止することができるため、スクリーン干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制することができ、良好な画質のプリント出力が得られる。
また、本発明の画像形成方法は、請求項に記載のように、画像の階調を表現するスクリーンを用いて像担持体上にトナー像を形成する第1のステップと、前記像担持体上のトナー像を中間転写体に一次転写する第2のステップと、前記中間転写体上に形成されたトナー像を二次転写部で記録材上に二次転写する第3のステップと、前記二次転写部によって二次転写された記録材上のトナー像を定着部で定着する第4のステップと、前記定着部による定着後の記録材を前記二次転写部による二次転写位置まで搬送する第5のステップと、前記スクリーンの線数、前記スクリーンの角度、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ、又は各スクリーンの角度差を含むスクリーン情報に基づいて、前記複数色のトナー像を、前記第1のステップから第4のステップのうちの同一ステップで、前記中間転写体又は前記記録材に転写するかどうかを判断する第6のステップとを含み、前記像担体上に複数色のトナー像が形成される際、前記第1のステップから第4のステップを所定の色単位毎に行うことを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、複数色のトナー像が形成される際、第1のステップから第4のステップを所定の色単位毎に行うようにしたので、トナー像の崩れによる周期的な網点形状の変化を防止できるため、スクリーン干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制することができ、良好な画質のプリント出力が得られる。また、スクリーン情報に基づいて、モアレの目立たない色同士については同一プロセスで行うようにすることができるので、プロセス回数を少なくすることができる。
また、本発明の画像形成方法は、請求項に記載のように、画像の階調を表現するスクリーンを用いて像担持体上にトナー像を形成する第1のステップと、前記像担持体上のトナー像を転写部で記録材上に転写する第2のステップと、前記転写部によって転写された記録材上のトナー像を定着部で定着する第3のステップと、前記定着部による定着後の記録材を前記転写部による転写位置まで搬送する第4のステップと、前記スクリーンの線数、前記スクリーンの角度、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ、又は各スクリーンの角度差を含むスクリーン情報に基づいて、前記複数色のトナー像を、前記第1のステップから第3のステップのうちの同一ステップで、前記記録材に転写するかどうかを判断する第5のステップとを含み、前記像担持上に複数色のトナー像が形成される際、前記第1のステップから前記第3のステップを所定の色単位毎に行うことを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、複数色のトナー像が形成される際、第1のステップから第3のステップを所定の色単位に行うようにしたので、トナー像の崩れによる周期的な網点形状の変化を防止できるため、スクリーン干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制することができ、良好な画質のプリント出力が得られる。また、スクリーン情報に基づいて、モアレの目立たない色同士については同一プロセスで行うようにすることができるので、プロセス回数を少なくすることができる。
本発明は、請求項に記載のように、請求項又はのいずれかに記載の画像形成方法において、前記スクリーン情報は、前記モアレピッチ又は前記スクリーンの角度差のいずれかであることを特徴とする。
本発明によれば、スクリーンの干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制することができ、良好な画質のプリント出力が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明する。
図4は、第1実施例に係るシステム100のブロック図である。図5は、第1実施例に係るプリンタの構成図である。図4に示すように、システム100は、パーソナルコンピュータ(PC)110、プリンタ120を有する。プリンタ120が画像形成装置に相当する。プリンタ120は、PC110からPDLで記述された描画データに従って画像を描画し、描画した画像を用紙上に形成するものである。
PC110は、アプリケーションソフト111、プリンタドライバ112を有する。このPC110は、ユーザの操作の結果、アプリケーションソフト111で作成された画像情報を示す文字・図形情報や色情報などの印刷データを、プリンタドライバ112がPDL(ページ記述言語)の形でプリンタ120へ送る。プリンタ120は、画像処理部130、プリンタエンジン140を有する。画像処理部130は、PDL解釈部131、描画部132、レンダリング部1233、中間調生成部134、パルス生成部135を有する。この画像処理部130は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only memory)、RAM(Random Access memory)を含んで構成されている。
PDL解釈部131は、PC110から送られてくるPDLで記述された描画データを解釈し、各種のコマンドに従った動作の制御を行う。描画部132は、色変換部132a、TRC・γ補正部132bを有し、PDL解釈部131による描画データの解釈に従って、描画のための中間コードを生成する。色変換部132aは、PDLで記述された描画データが指定した描画色(例えばRGB色空間における色)を、プリンタエンジン140において用いる色(例えばYMCK色空間における色)に変換する。
この色変換部132aは、例えば3次元のルックアップテーブル(以下DLUTと呼ぶ)や、変換行列を用いた行列演算などにより構成することができる。また、TRC・γ補正部132bは、TRC(Tone Reproduction Curve)及びγ値に従ってプリンタエンジン140に出力するための階調補正処理を行う。このTRC・γ補正部132bは、例えば1次元のルックアップテーブル(LUT)などで構成することができる。
レンダリング部133は、描画部122で生成された中間コードをもとに、プリンタエンジン140に適合した1ページ分の画像データにレンダリング処理する。なお、画像データはプリンタエンジン140における描画解像度に合わせて生成される。
中間調生成部134は、記憶部134aを有し、点または線の面積の大きさにより画像の階調を表現する中間調再現スクリーン(スクリーン)を用いてスクリーン処理を行う。記憶部134aには、スクリーン処理や印刷プロセス(刷り順)を決定する際に必要となるスクリーンに関するスクリーン情報が記憶されている。このスクリーン情報は、制御部136によって、必要に応じて参酌される。ここで、スクリーン情報には、スクリーンの線数、スクリーン角度、モアレピッチ、各スクリーンの角度差等が含まれる。スクリーンの線数、スクリーン角度はスクリーンパラメータといい、第1実施例では、一組のスクリーンパラメータが記憶部134aに記憶されている例について説明する。
制御部136は、複数色のトナー像が形成される際、転写から定着までのプロセスを所定の色単位毎に行うように各部を制御する。つまり、制御部136は、記憶部134aに記憶されているスクリーン情報および用紙逆搬送部101の位置に基づき、パルス生成部135が出力するパルス信号を制御して、転写から定着までのプロセスを所定の色単位に行う。ここでは、所定の色単位として、Y、M、C、Kを用い、各色ごとに印刷を行う例について説明するが、所定の色単位として、複数色を用いるようにして、例えば、YとMを同一プロセスで印刷し、CとKを次のプロセスで印刷するようにしてもよい。
なお、制御部136は、スクリーンパラメータが一組しかない場合、予め決められた印刷プロセス(刷り順)で印刷を実行する。また、制御部136は、判断部に相当し、スクリーン情報に基づいて、複数色のトナー像を、各プロセスのうちの同一プロセスで、中間転写体又は記録材に転写するかどうかを判断する。
制御部101は搬送部101を制御する。
パルス生成部135は、中間調生成部134でスクリーン処理された画像データを、制御部136からの制御信号に応じて、プリンタエンジン140を駆動するためのパルス信号に変換して出力する。プリンタエンジン140は、パルス生成部135から出力されるパルス信号などの駆動信号に従って、用紙上に画像を形成する。なお、本実施例では、画像形成方式として電子写真方式を用いるものとして説明するが、これに限られるものではない。例えば、インクジェット方式、熱転写方式、感熱記録方式、ドットインパクト方式など、任意の画像形成方式を用いることができる。なお、本実施例では、記憶部134aには、スクリーンパラメータが一組しかないため、予め決められた印刷プロセスで印刷を実行する。
次に、図5を参照して、プリンタ120の構成について説明する。図5に示すように、プリンタ120は、イメージ処理部2、スクリーン処理部3Y、3M、3C、3K、レーザー駆動部4Y、4M、4C、4K、帯電部5Y、5M、5C、5K、露光部6Y、6M、6C、6K、感光体7Y、7M、7C、7K、現像部8Y、8M、8C、8K、転写ベルト9、用紙搬送路10、定着部11、搬送部101、二次転写部102を有する。なお、従来例に係る電子写真装置1と同一部分については同一符号を付して説明する。
また、図5において、図4のPDL解釈部131、描画部132及びレンダリング部133がイメージ処理部2に、中間調生成部134がスクリーン処理部3に、レーザー駆動部4等がプリンタエンジン140に相当する。また、図5では、図4に示したパルス生成部135を省略して示している。レーザー駆動部4、帯電部5、露光部6、現像部8がトナー形成手段に、感光体が像担持体に相当する。搬送部101は、定着部11で定着後の用紙を再度二次転写部102による二次転写位置まで逆搬送するためのものである。なお、用紙逆搬送には一般的な両面用紙搬送部を利用して行うことも可能である。
次に、第1実施例に係るプリンタ120の動作について説明する。上記モアレの発生を防ぐには、転写〜定着プロセスを複数回に分けて行えばよい。なお、上述したように、本実施例では、記憶部134aに一組のスクリーンパラメータした記憶されていないため、予め決められた印刷プロセスで印刷を実行する。具体的な方法について以下に示す。以下においては、Y、M、C、Kの順で、転写から定着プロセスを複数回行うものとする。
制御部136は、所定間隔毎に、用紙逆搬送部101による用紙の搬送位置および中間調生成部134に格納されたスクリーンパラメータを参照して、パルス生成部135に制御信号を出力する。まず、第1色(イエローY)の現像を行う場合、パルス生成部135は、中間調生成部134でスクリーン処理された画像データを、制御部136からの制御信号に応じて、プリンタエンジン140を駆動するためのパルス信号に変換してレーザー駆動部4Yへ出力する。
レーザー駆動部4Yは、パルス発生部135からのパルス信号に基づき光を照射し、感光体7Y上に静電潜像パターンを形成する。その後、現像部8Yから感光体7Y上にトナーが供給され、トナー像が現像される。感光体7Y上に現像したトナー像を、中間転写体である転写ベルト9に一次転写し、二次転写部102で、用紙搬送路10を搬送される用紙に二次転写を行い、定着部11にて用紙上のトナーが定着させる。搬送部101は、定着後の用紙を二次転写部102まで逆搬送する。
第2色(マゼンタM)の現像を行う場合、パルス生成部135は、中間調生成部134でスクリーン処理された画像データを、制御部136からの制御信号に応じて、プリンタエンジン140を駆動するためのパルス信号に変換してレーザー駆動部4Mへ出力する。レーザー駆動部4Mは、パルス発生部135からのパルス信号に基づき光を照射し、感光体7M上に静電潜像パターンを形成する。その後、現像部8Mから感光体7M上にトナーが供給され、トナー像が現像される。感光体7M上に現像されたトナー像は、中間転写体である転写ベルト9に一次転写され、二次転写部102で、逆搬送された用紙用紙に二次転写を行い、定着部11にて用紙上のトナーを定着させる。搬送部101は、定着後の用紙を、二次転写部102まで逆搬送させる。
第3色(シアンC)の現像を行う場合、パルス生成部135は、中間調生成部134でスクリーン処理された画像データを、制御部136からの制御信号に応じて、プリンタエンジン140を駆動するためのパルス信号に変換してレーザー駆動部4Cへ出力する。レーザー駆動部4Cは、パルス発生部135からのパルス信号に基づき光を照射し、感光体7C上に静電潜像パターンを形成する。その後、現像部8Cから感光体7C上にトナーが供給され、トナー像が現像される。感光体7C上に現像したトナー像を、中間転写体である転写ベルト9に一次転写したのち、二次転写部102で、逆搬送された用紙に二次転写を行い、定着部11にて用紙上のトナーを定着させる。
最後に、第4色(ブラックK)の現像を行う場合、パルス生成部135は、中間調生成部134でスクリーン処理された画像データを、制御部136からの制御信号に応じて、プリンタエンジン140を駆動するためのパルス信号に変換してレーザー駆動部4Kへ出力する。レーザー駆動部4Kは、パルス発生部135からのパルス信号に基づき光を照射し、感光体7K上に静電潜像パターンを形成する。その後、現像部8Kから感光体7K上にトナーが供給され、トナー像が現像される。感光体7K上に現像したトナー像を、中間転写体である転写ベルト9に一次転写したのち、二次転写部102で、逆搬送された用紙に二次転写を行い、定着部11にて用紙上のトナーを定着させる。
第1実施例によれば、1色ごとに転写から定着までの印刷プロセスを4回繰り返して行うことで、トナー像の崩れによる周期的な網点形状の変化を防止できるため、スクリーン干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制することができ、良好な画質のプリント出力が得られる。
次に、第2実施例について説明する。第2実施例は、計算により求めたモアレピッチを用いて、印刷プロセスを制御するものである。なお、第2実施例は、第1実施例のシステム100と同一構成であるため、図4を用いて説明する。モアレの目立ちやすさは、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ(周期的な間隔)による。一般的にはモアレピッチが大きいほど目立ちやすい。よって、上記モアレの目立ちやすさの基準として、モアレピッチを用いることができる。
制御部136は、記憶部134aに格納されたモアレピッチと所定の閾値との大小比較で、モアレの目立たない色同士かどうかをみてプロセスを分ける判断をすし、設定された閾値よりモアレピッチが大きい場合、印刷プロセスを分ける。逆に、設定された閾値よりアレピッチが小さい場合、2色間で発生するモアレは目立たないと判断して、両者を同一プロセスで印刷する。なお、モアレピッチは、記憶部134aに予め格納されたスクリーン線数とスクリーン角度から計算で求めることができる。計算で求めたモアレピッチは、記憶部134aに予め格納されている。
制御部136は、中間調生成部134にスクリーンパラメータを一組しか持たない場合、常にこの方法で決定された印刷プロセスで印刷を行えばよい。なお、モアレの目立ち方の判断基準として、ここでは、計算で求めたモアレピッチを用いる例を示しているが他の方法によりモアレの目立ち方を判断してもよい。
次に、印刷プロセスの決定法について図6を用いて説明する。なお、図6は、第2プロセスで印刷動作が終了する例である。また、制御部136は、中間転写体への転写順がY、M、C、Kの順番の場合、プロセスの優先順位をY、M、C、Kの順とする。
図6は、第2実施例によるモアレピッチを基準とした印刷プロセス決定法を説明するための図であり、同図(a)は、中間調生成部134の記憶部134aに格納されたイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒のスクリーン角とスクリーン線数の組み合わせを示す図、同図(b)は第一プロセスでの決定法を説明する図、同図(c)は第ニプロセスの決定法を説明する図である。
図6(a)に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つのスクリーン線数は、全て175線で、スクリーン角度はそれぞれ0度、15度、75度、45度である。これらに基づき計算されたモアレピッチは記憶部134aに予め格納されている。なお、同一プロセスで行うかどうか判断する閾値をここでは、0.5[mm]とし、制御部136は、モアレピッチが0.5[mm]の閾値より大きくなる場合、印刷プロセスを分けるように制御する。
図6(b)に示すように、制御部136は、第一プロセスで、まず、イエローYについては、印刷を行う。次に、制御部136は、マゼンタMについては、イエローYとマゼンタMで生じるモアレピッチが約0.6[mm]であるため、マゼンタMの印刷を、次のプロセス以降にまわす。制御部136は、シアンCについては、イエローYとシアンCで生じるモアレピッチが約0.6[mm]であるため、シアンCの印刷を、次のプロセス以降にまわす。制御部136は、ブラックKについては、イエローYと、ブラックKで生じるモアレピッチが約0.2[mm]であるため、ブラックBを、イエローYと同一プロセスで印刷する。
図6(c)に示すように、制御部136は、第ニプロセスでは、イエローYについては、すでに印刷済みであると判断し、マゼンタMについて、印刷処理を行う。制御部136は、シアンCについては、マゼンタMとシアンCで生じるモアレピッチが約0.3[mm]であるため、シアンCをマゼンタMと同一プロセスで印刷を行う。
第2実施例によれば、モアレピッチを用いて、各色の印刷プロセスを決定し、パスル生成部135を制御して、第一のプロセスでイエローYと、ブラックKを処理し、第ニのプロセスで、マゼンタMとシアンCを処理するようにしたので、スクリーンの干渉によるモアレの発生を抑制しながら、少ない回数で良好な画質のプリント出力を得ることができる。
なお、上記において、制御部136は、記憶部134aに予め格納されたモアレピッチと所定の閾値を比較して、3色間でも同様に目立たない場合、3色を同プロセスで処理するようにしてもよい。また、制御部136は、イメージの存在しない色プレーンのプロセスに関しては、分けて行わなくてもよい。すなわち、制御部136は、中間調生成部134への入力画像データを参照し、例えばシアンのイメージが存在しない場合、シアンの印刷プロセスを行わないようにしてもよい。
第3実施例について説明する。第3実施例も、第2実施例と同様に、計算により求めたモアレピッチを用いて、印刷プロセスを制御するものである。ただし、第2実施例とはスクリーンの角度がことなる。このため、スクリーン線数およびスクリーン角度により求まるモアレピッチも、第2実施例とは異なる。なお、このモアレピッチも、計算により予め求められ、記憶部134aに格納されている。なお、第3実施例は、第1実施例のシステム100と同一構成であるため、図4を用いて説明する。
印刷プロセスの決定法について図7を用いて説明する。図7は、第3実施例によるモアレピッチを基準とした印刷プロセス決定法を説明するための図であり、同図(a)は、中間調生成部134の記憶部134aに格納されたイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒のスクリーン角とスクリーン線数の組み合わせを示す図、同図(b)は第一プロセスの決定法を説明するための図、同図(c)は第ニプロセスの決定法を説明するための図である。
図7(a)に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つのスクリーン線数は、全て175線で、スクリーン角度は、それぞれ75度、15度、0度、45度である。これらのスクリーン線数およびスクリーン角度は記憶部134aに予め格納されている。これらに基づき計算されたモアレピッチも記憶部134aに予め格納されている。
同一プロセスで行うかどうか判断する閾値をここでは、0.5[mm]とし、制御部136は、モアレピッチが0.5[mm]の閾値より大きくなる場合、印刷プロセスを分ける。図7では、第2プロセスで印刷動作が終了する例である。制御部136は、中間転写体への転写順がY、M、C、Kの順番の場合、プロセスの優先順位をY、M、C、Kの順とする。制御部136は、所定の閾値と、記憶部134aに格納されたモアレピッチを比較して以下のように印刷プロセスを決定する。
図7(b)に示すように、制御部136は、第一プロセスでは、まず、イエローYについては、印刷を行う。次に、制御部136は、マゼンタMについては、イエローYとマゼンタMで生じるモアレピッチが約0.3[mm]であるため、マゼンタMをイエローYと同一プロセスで印刷を行う。次に、制御部136は、シアンCについては、イエローYとシアンC、マゼンタMとシアンCで生じるモアレピッチが、各約0.6[mm]であるため、シアンCの印刷を次のプロセス以降にまわす。
次に、制御部136は、ブラックKについては、イエローYとブラックKで生じるモアレピッチが約0.3[mm]であるため、ブラックKをイエローY等と同一プロセスで印刷を行うことを決定する。図7(c)に示すように、制御部136は、第ニプロセスでは、イエローYおよびマゼンタMについて印刷済みであると判断し、シアンCについて、第ニプロセスにおいて印刷を行う。
以上、第3実施例によれば、モアレピッチを用いて、各色の印刷プロセスを決定し、パルス生成部135を制御して、第一のプロセスでイエローYと、マゼンタM、ブラックKの印刷を行い、第ニのプロセスで、シアンCの印刷を行うようにしたので、スクリーンの干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制しながらも、少ない印刷回数で良好な画質のプリント出力を得ることができる。
第4実施例について説明する。第4実施例は、モアレの目立ち安さの基準として、スクリーンの角度差を用いて、印刷プロセスを制御するものである。なお、第4実施例は、第1実施例のシステム100と同一構成であるため、図4を用いて説明する。なお、スクリーンの角度差は、上記実施例と同様に、記憶部134aに格納されたものを用いる。
2色のスクリーン線数が同程度の場合、モアレのピッチは、スクリーンの角度が小さいほど大きくなる。よって、モアレの目立ち安さの基準として、スクリーンの角度差を用いることができる。制御部136は、記憶部134aに格納されたスクリーンの角度差と所定の閾値との大小比較で、モアレの目立たない色同士かどうかをみてプロセスを分ける判断をし、設定された閾値よりスクリーンの角度差が小さい場合、印刷プロセスを分ける。
逆に、設定された閾値よりスクリーンの角度差が大きい場合、2色間で発生するモアレは目立たないと判断して、両者を同一プロセスで印刷する。なお、スクリーンの角度差は、記憶部134aに予め格納されたスクリーン角度から計算で求めることができ、計算で求めたスクリーン角度差は、記憶部134aに予め格納されている。
印刷プロセスの決定法について図8を用いて説明する。図8は、第4実施例によるスクリーン角度差を基準とした印刷プロセス決定法を説明するための図であり、同図(a)は、中間調生成部134の記憶部134aに格納されたイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒のスクリーン角とスクリーン線数の組み合わせを示す図、同図(b)は第一プロセスの決定法を説明するための図、同図(c)は第ニプロセスの決定法を説明するための図である。
図8(a)に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つのスクリーン線数は全て175線で、スクリーン角度はそれぞれ0度、15度、75度、45度である。なお、同一プロセスで行うかどうか判断する際のスクリーン角度差の閾値をここでは、20度とし、制御部136は、スクリーンの角度差が20度より小さい場合、印刷プロセスを分ける。図8では、第2プロセスで印刷動作が終了する例である。制御部136は、中間転写体への転写順がY、M、C、Kの順番の場合、プロセスの優先順位をY、M、C、Kの順とする。
制御部136は、所定の閾値と、記憶部134aに格納されたスクリーンの角度差を比較して以下のように印刷プロセスを決定する。図8(b)に示すように、制御部136は、第一プロセスでは、まず、イエローYについては、印刷を行う。次に、制御部136は、マゼンタMについては、イエローYとマゼンタMとの角度差は15度であるため、マゼンタMを次のプロセス以降にまわす。次に、制御部136は、シアンCについては、イエローYとシアンCとの角度差が15度であるため、シアンCの印刷を次のプロセス以降にまわす。次に、制御部136は、ブラックKについては、イエローYとブラックKとの角度差が45度であるため、ブラックKをイエローYと同一プロセスで印刷を行う。
図8(c)に示すように、制御部136は、第ニプロセスでは、イエローYが印刷済みであると判断し、マゼンタMについて、第ニプロセスにおいて印刷を行う。次に、制御部136は、マゼンタMとシアンCとの角度差が30度であるため、シアンCをマゼンタMと同一プロセスで印刷を行う。
以上、第4実施例によれば、各色スクリーンの角度差を用いて、各色の印刷プロセスを決定し、パルス生成部135を制御して、第一のプロセスでイエローYと、ブラックKの印刷を行い、第ニのプロセスで、マゼンタMと、シアンCの印刷を行うようにしたので、スクリーンの干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制しながらも、少ない印刷回数で良好な画質のプリント出力を得ることができる。
第5実施例について説明する。第5実施例は、第4実施例と同様に、モアレの目立ち安さの基準として、スクリーンの角度差を用いて、印刷プロセスを制御するものである。なお、第5実施例は、第1実施例のシステム100と同一構成であるため、図4を用いて説明する。なお、スクリーンの角度差は、上記実施例と同様に、記憶部134aに格納されたものを用いる。
印刷プロセスの決定法について図9を用いて説明する。図9は、第5実施例によるスクリーン角度差を基準とした印刷プロセス決定法を説明するための図であり、同図(a)は、中間調生成部134の記憶部134aに格納されたイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒のスクリーン角とスクリーン線数の組み合わせを示す図、同図(b)は第一プロセスの決定処理を説明する図、同図(c)は第ニプロセスの決定処理を説明する図である。
図9(a)に示すように、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つのスクリーン線数はすべて175線で、スクリーン角度はそれぞれ75度、15度、0度、45度である。同一プロセスで行うかどうか判断する際のスクリーン角度差の閾値をここでは、20度とし、制御部136は、スクリーンの角度差が20度より小さい場合、印刷プロセスを分ける。図9では、第2プロセスで印刷動作が終了する例である。制御部136は、中間転写体への転写順がY、M、C、Kの順番の場合、プロセスの優先順位をY、M、C、Kの順とする。
制御部136は、所定の閾値と、記憶部134aに格納されたスクリーンの角度差を比較して以下のように印刷プロセスを決定する。図9(b)に示すように、制御部136は、第一プロセスでは、まず、イエローYについては、印刷を行う。次に、制御部136は、マゼンタMについては、イエローYとマゼンタMとの角度差は30度であるため、マゼンタMをイエローYと同一プロセスで印刷する。
次に、制御部136は、シアンCについては、イエローYとシアンCとの角度差が15度であるため、シアンCの印刷を次のプロセス以降にまわす。次に、制御部136は、ブラックKについては、イエローYとブラックKとの角度差が30度であるため、ブラックKをイエローYと同一プロセスで印刷を行う。図9(c)に示すように、制御部136は、第ニプロセスでは、イエローY、マゼンタMが印刷済みであるので、シアンCについて、第ニプロセスにおいて印刷を行うことを決定する。
以上、第5実施例によれば、各色スクリーンの角度差を用いて、各色の印刷プロセスを決定し、パルス生成部135を制御して、第一のプロセスでイエローYと、マゼンタM、ブラックKの印刷を行い、第ニのプロセスで、シアンCの印刷を行うようにしたので、スクリーンの干渉による電子写真特有のモアレの発生を抑制しながらも、少ない印刷回数で良好な画質のプリント出力を得ることができる。
次に、第6実施例について説明する。本実施例では、スクリーンパラメータの組み合わせを中間生成部234のROMに複数格納しておいて、ユーザが指定したモードに応じてスクリーンパラメータを切り替えることができるようにしたものである。
図10は、第6実施例に係るシステム200のブロック図である。図10に示すように、システム200は、PC210、プリンタ220を有する。PC210は、アプリケーション111、プリントドライバ212を有する。プリンタ220は、画像処理部230、プリンタエンジン140を有する。画像処理部230は、PDL解釈部131、描画部132、レンダリング部133、中間調生成部234、パルス生成部135、制御部236を有する。なお、上記実施例と同一箇所については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
プリンタドライバ212は、PDLにスクリーンを指定するコマンドを含めて、プリンタ220へ出力する。つまり、プリンタドライバ212は、アプリケーションソフト211で作成した画像データをプリンタ220へ出力する際に、中間調生成部234が複数もっているスクリーンを指定するためのコマンドをPDLに含める。
PDL解釈部131は、PDLをコマンド解釈して、スクリーンを指定するためのコマンドを制御部236へ出力する。描画部132は、PDL解釈部131による画像データの解釈に従って、描画のための中間コードを生成し、必要に応じて色変換、γ補正等を行う。レンダリング部133は、描画部122で生成された中間コードとともに、プリンタエンジン140に適合した1ページ分の画像データにレンダリング処理する。
中間調生成部234は、複数のスクリーンA、Bを有し、レンダリング部133から出力される画像データに対して、PDLに含まれたスクリーン指定されたコマンドに応じて、スクリーン処理を施す。なお、中間調生成部234は、図示省略するが、第1実施例で説明した記憶部134aを有する。
制御部236は、PDL解釈部131からのスクリーンを指定するコマンド、中間生成部234に格納されたスクリーンパラメータ、搬送部101の位置に基づきパルス生成部135が出力するパルス信号を制御する。例えば、上記実施例で説明したように、制御部236は、スクリーン指定コマンドに応じて、第一プロセスでイエローYおよびブラックBを印刷し、次の第ニプロセスで、マゼンタMおよびシアンCを印刷する。プリンタエンジン140は、スクリーン指定コマンドに応じた印刷プロセスで印刷を実行する。
第6実施例によれば、プリンタドライバ212からのスクリーン指定コマンドに応じて、スクリーンパラメータを切り替えて、プロセスを分けるようにしたので、いかなるモードでも良好な画質を得ることができる。
次に、第7実施例について説明する。第7実施例では、ユーザがプリンタドライバからスクリーンの線数および角度を自由に指定できるようにしたものである。この場合、制御部336は、ユーザの指定したパラメータに応じて印刷プロセス変えてやることでモアレを目立たなくさせる。
図11は、第7実施例に係るシステム300のブロック図である。図11に示すように、システム300は、PC310、プリンタ320を有する。PC310は、アプリケーション311、プリントドライバ312を有する。プリンタ320は、画像処理部330、プリンタエンジン140を有する。画像処理部330は、PDL解釈部131、描画部132、レンダリング部133、中間調生成部334、パルス生成部135、制御部336を有する。上記実施例と同一箇所については同一符号を付するものとしてその説明を省略する。
プリンタドライバ312は、ユーザによって指定された線数、角度をもとにモアレの目立たない印刷プロセスを計算し、PDLにコマンドとして挿入して、プリンタ320へ送る。ここで、プリンタドライバ312は、モアレの目立たない印刷プロセスとして、スクリーン線数およびスクリーン角度によるモアレピッチ、スクリーン角度を用いて印刷プロセスを計算する。
PDL解釈部131は、PDLをコマンド解釈して、スクリーンを指定するためのコマンドを制御部336へ出力する。描画部132は、PDL解釈部131による画像データの解釈に従って、描画のための中間コードを生成し、必要に応じて色変換、γ補正等を行う。レンダリング部133は、描画部122で生成された中間コードとともに、プリンタエンジン140に適合した1ページ分の画像データにレンダリング処理する。
中間調生成部334は、レンダリング部133から出力される画像データに対して、ユーザ指定のスクリーンに応じて、スクリーン処理を施す。なお、中間調生成部334は、図示省略するが、第1実施例で説明した記憶部134aを有する。
制御部336は、PDL解釈部131からのコマンド、中間調生成部334に格納されたスクリーンパラメータ、用紙逆搬送部101の位置等に基づきパルス生成部135が出力するパルス信号を制御する。例えば、上記実施例で説明したように、制御部336は、スクリーン指定コマンドに応じて、第一プロセスでイエローYおよびブラックBを印刷し、次の第ニプロセスで、マゼンタMおよびシアンCを印刷する。プリンタエンジン140は、ユーザによって指定されたコマンドに応じた印刷プロセスで印刷を実行する。
第7実施例によれば、ユーザが指定したスクリーンコマンドに応じて、スクリーンパラメータを切り替えて、プロセスを分けるようにしたので、いかなるモードでも良好な画質を得ることができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、本実施例ではプリンタを用いて説明したが、本発明の画像形成装置は、例えばディジタル電子写真方式の複写機、FAX等にも適用可能である。また、上記各実施例では、印刷方式の例として、中間転写体のある電子写真プリンタを例に上げて説明したが、中間転写体を用いず直接感光体から用紙に転写する方式のプリンタの場合でも、中間転写体を用紙に置き換えることで本発明の手法を適用することができる。
従来の電子写真方式のプリンタのブロック図である。 二次色イメージを印刷した場合の転写ベルト上のイメージの拡大図である。 従来のモアレの目立たない形状のスクリーンの例を示す図である。 第1実施例に係るシステムのブロック図である。 第1実施例に係る画像形成装置の構成図である。 第2実施例によるモアレピッチを基準とした印刷プロセス決定法1を説明するための図である。 第3実施例によるモアレピッチを基準とした印刷プロセス決定法2を説明するための図である。 第4実施例によるスクリーン角度差を基準とした印刷プロセス決定法1を説明するための図である。 第5実施例によるスクリーン角度差を基準とした印刷プロセス決定法2を説明するための図である。 第6実施例に係るシステムのブロック図である。 第7実施例に係るシステムのブロック図である。
符号の説明
100 システム
101 搬送部
110、210、310 PC
111、311 アプリケーション
112、212、312 プリンタドライバ
120、220、320 プリンタ
130、230、330 画像処理部
131 PDL解釈部
132 描画部
133 レンダリング部
134、234、334 中間調生成部
134a 記憶部
135 パルス生成部
136、236 制御部
140、 プリンタエンジン

Claims (6)

  1. 画像の階調を表現するスクリーンを用いて像担持体上にそれぞれ異なる色のトナー像をトナー形成手段により形成し、前記像担持体上のトナー像を中間転写体に一次転写し、前記中間転写体上に形成されたトナー像を二次転写部で記録材上に二次転写し、前記二次転写部によって二次転写された記録材上のトナー像を定着部で定着するプロセスを行う画像形成装置において、
    前記定着部による定着後の記録材を前記二次転写部による二次転写位置まで搬送する搬送部と、
    前記像担持体上に複数色のトナー像が形成される際、前記プロセスを所定の色単位毎に行うように前記各部を制御する制御部と、
    前記スクリーンの線数、前記スクリーンの角度、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ、又は各スクリーンの角度差を含むスクリーン情報に基づいて、前記複数色のトナー像を、前記各プロセスのうちの同一プロセスで、前記中間転写体又は前記記録材に転写するかどうかを判断する判断部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像の階調を表現するスクリーンを用いて像担持体上にそれぞれ異なる色のトナー像をトナー形成手段により形成し、前記像担持体上のトナー像を転写部で記録材上に転写し、前記転写部によって転写された記録材上のトナー像を定着部で定着するプロセスを行う画像形成装置において、
    前記定着部による定着後の記録材を前記転写部による転写位置まで搬送する搬送部と、
    前記像担持体上に複数色のトナー像が形成される際、前記プロセスを所定の色単位毎に行うように前記各部を制御する制御部と、
    前記スクリーンの線数、前記スクリーンの角度、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ、又は各スクリーンの角度差を含むスクリーン情報に基づいて、前記複数色のトナー像を、前記各プロセスのうちの同一プロセスで、前記記録材に転写するかどうかを判断する判断部と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御部は、異なる色ごとに前記プロセスを行うように前記各部を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 画像の階調を表現するスクリーンを用いて像担持体上にトナー像を形成する第1のステップと、前記像担持体上のトナー像を中間転写体に一次転写する第2のステップと、前記中間転写体上に形成されたトナー像を二次転写部で記録材上に二次転写する第3のステップと、前記二次転写部によって二次転写された記録材上のトナー像を定着部で定着する第4のステップと、前記定着部による定着後の記録材を前記二次転写部による二次転写位置まで搬送する第5のステップと、前記スクリーンの線数、前記スクリーンの角度、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ、又は各スクリーンの角度差を含むスクリーン情報に基づいて、前記複数色のトナー像を、前記第1のステップから第4のステップのうちの同一ステップで、前記中間転写体又は前記記録材に転写するかどうかを判断する第6のステップとを含み、
    前記像担体上に複数色のトナー像が形成される際、前記第1のステップから第4のステップを所定の色単位毎に行うことを特徴とする画像形成方法。
  5. 画像の階調を表現するスクリーンを用いて像担持体上にトナー像を形成する第1のステップと、前記像担持体上のトナー像を転写部で記録材上に転写する第2のステップと、前記転写部によって転写された記録材上のトナー像を定着部で定着する第3のステップと、前記定着部による定着後の記録材を前記転写部による転写位置まで搬送する第4のステップと、前記スクリーンの線数、前記スクリーンの角度、各色の網点の干渉により生じるモアレピッチ、又は各スクリーンの角度差を含むスクリーン情報に基づいて、前記複数色のトナー像を、前記第1のステップから第3のステップのうちの同一ステップで、前記記録材に転写するかどうかを判断する第5のステップとを含み、
    前記像担持上に複数色のトナー像が形成される際、前記第1のステップから前記第3のステップを所定の色単位毎に行うことを特徴とする画像形成方法。
  6. 前記スクリーン情報は、前記モアレピッチ又は前記各スクリーンの角度差のいずれかであることを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載の画像形成方法。
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