JP4465444B2 - ユビキチン依存型タンパク質分解系を利用した生体内タンパク質分解システム,及びそのシステムを利用したタンパク質の機能解明方法 - Google Patents
ユビキチン依存型タンパク質分解系を利用した生体内タンパク質分解システム,及びそのシステムを利用したタンパク質の機能解明方法 Download PDFInfo
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Description
Katoh et al. (2003), J. Biol. Chem. 278(17), 15341-15348.
以下,図面に従って,本発明の“タンパク質の機能を解析・抑制する方法”(これらをまとめて“タンパク質の機能を解析する方法”ともいう)について説明する。図1は,本発明の方法に用いられるシステムを説明するための図である。図1(A)は,タンパク質AとRFD(後述)との融合体タンパク質の概念図である。図1(A)に示される例では,タンパク質AとRFDとがリンカーにより接続されている。図1(B)は,ユビキチンとタンパク質Xとが物理的に接近し,タンパク質Xがユビキチン修飾化される様子を示す概念図である。図1(C)は,タンパク質Xがポリユビキチン修飾化され続けポリユビキチンタグが形成される様子を示す概念図である。図1(D)は,ポリユビキチン化されたタンパク質Xが分解されることを示す概念図である。図1(E)は,タンパク質Xが分解され,タンパク質Aとタンパク質Xとの複合体の機能が消滅したことを示す概念図である。なお,図1(E)では,タンパク質Xが分解されたことを示すために,タンパク質Xが点線で表されている。
“ユビキチン修飾化されることにより分解されるタンパク質” (以下,「タンパク質X」ともいう)は,ユビキチン修飾化されることにより分解されるものである。またタンパク質Xは,後述のタンパク質Aと相互作用することにより複合体を形成し,その結果,タンパク質X,又はタンパク質Aとタンパク質Xとの複合体タンパク質が機能を発揮するものであれば,特に限定されない。そして,好ましくは,タンパク質Xは,本発明によってその機能が解明され,またその機能を抑制(破壊)される。
標的タンパク質(以下,「タンパク質A」ともいう)は,ユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質(RFD)と,リンカーなどにより連結されうるタンパク質である。タンパク質Aは,RFDと融合タンパク質を形成した状態で,生体内においてタンパク質Xと複合体を形成する。タンパク質Aとタンパク質Xとは,複合体タンパク質(タンパク質A−X複合体)を形成することにより,その機能が発現するものであってもよい。
“ユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質”(本明細書において,その代表例であるリングフィンガードメインにちなんで「RFD」ともいう)は,ユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質であり,しかもタンパク質Aと融合タンパク質(タンパク質A−RFD)を形成しうるものであれば,特に限定されない。
ユビキチン結合酵素(以下,「E2」ともいう)は,ユビキチンを他のタンパク質に転移しうる酵素であれば,特に限定されない。しかし、導入するRFDに相互作用するE2には特異性がある。例えば、上記した配列番号1又は配列番号1に記載されるアミノ酸配列の134-181番目のアミノ酸配列からなるRFDに対応したE2として,OsUbc5b, Ubc4,及び UbcH5があげられる(Takai et al. (2002) Plant J. 30(4) 1-10.).上記した配列番号2又は配列番号2の257-297番目のアミノ酸配列からなるRFDに対応したE2として,UbcH5aがあげられる(Matsuda et al., (2001)J. Cell Sci. 114(10) 1949-1957.)。また,上記した配列番号3又は配列番号3の48-101番目のアミノ酸配列からなるRFDに対応したE2として,AtUBC7があげられる(Hardtke et al., (2002) Plant J.30 (4) 385-94.)。上記した配列番号4又は配列番号4の272-343番目のアミノ酸配列からなるRFDに対応したE2として,Ubc4p, UbcH5b 及びUbc7があげられる(Kikkert et al., (2004) 279 3525-3534.)。ただし、E2の選択性は種を超えて保存されている。
ユビキチン(以下,「Ub」ともいう)は,76個のアミノ酸からなるタンパク質である。ユビキチンは,真核生物に普遍的に存在する。ユビキチン(GenBank M26880)は,C末のグリシン残基により,E1(ユビキチン活性化酵素)のシステイン残基と結合した後,E1からE2(ユビキチン結合酵素)に転移される。そして,E3(ユビキチンリガーゼ)によって認識されるタンパク質のリジン側鎖のε(イプシロン)-アミノ基にイソペプチド結合する。タンパク質のリシン残基に結合したユビキチンの48番目のリシン残基にユビキチンのC末端がイソペプチド結合を繰り返す。これにより,ポリユビキチン鎖が形成される。ユビキチンシステムにより付加されたポリユビキチン鎖が26Sプロテアソームの調節サブユニットによる認識シグナルとして機能し,ユビキチン化されたタンパク質はプロテアソームにより分解される。ユビキチンは,タンパク質分解の目印として機能する他,遺伝子発現の調節,ストレス応答,リボソーム生合成,DNA修復,細胞周期制御など,種々の生体応答に関与することが知られている。
“タンパク質Aとタンパク質Xとの複合体”は,タンパク質Xとタンパク質Aとを含む複合体タンパク質である。
“融合タンパク質”は,タンパク質A及びRFDが連結したタンパク質である。融合タンパク質は,これらのタンパク質が,この順に連結されていてもよい。また,タンパク質A及びRFDの順は反転しても良い。また,それぞれの間にいくつかのアミノ酸残基(リンカー)が挿入されていてもよい。特に,タンパク質Aと,RFDとの間には,所定のアミノ酸残基からなるリンカー部が設けられていることが好ましい。このようなリンカー部を有するので,タンパク質Xと,ユビキチンとが生体内で相互作用しやすくなる。よって,このような観点からタンパク質Aと,RFDとの間のリンカー部のアミノ酸残基の数として,1〜100,5〜40,及び5〜20があげられ,好ましくは,30〜60であり,より好ましくは,40〜50である。例えば,タンパク質Aが,S−tagの系では,好ましくは,このリンカー部のアミノ酸残基の数を30〜40となるように設計する。リンカーに用いるアミノ酸シーケンスは、特定の二次構造を形成せず、ランダムコイルを形成するものが望ましい。このようなリンカーとして,配列番号13及び配列番号14に記載されるアミノ酸配列からなるリンカーや,これらの部分配列からなるリンカー,及び配列番号13及び配列番号14に記載されるアミノ酸配列から1〜4個のアミノ酸残基が置換,欠損,付加又は挿入したアミノ酸配列からなるリンカーなどがあげられる。
タンパク質Xは,RFDと結合したユビキチン化されたE2からユビキチンの転移反応によりユビキチン化され,プロテアソームにより分解される。タンパク質Xが分解されると,複合体タンパク質A−Xの機能又はタンパク質Xの機能が破壊される。この作用を利用すれば,目的とするタンパク質である複合タンパク質A−Xの機能又はタンパク質Xの機能を解析及び抑制できる。なお,タンパク質Xは,1種類であるとは限らず,複数種類(X1, X2,・・・)が存在する場合もある。また,タンパク質Xは複数のドメインを構成するものも含まれる。そこで,以下では,タンパク質Xを場合分けして,本発明のタンパク質の機能を解析する方法をより具体的に説明する。
以下では,タンパク質Aと相互作用するタンパク質Xが1種類の系について説明する。この系では,まずRFDにタンパク質Aを連結し,RFDとタンパク質Aとの融合体タンパク質(タンパク質A−RFD)を作製する。その後,タンパク質Aとタンパク質Xとを相互作用させ,またE2を介して,タンパク質Xを,ユビキチン修飾化することにより,タンパク質Xを分解する。
以下では,タンパク質Xが複数種類の系について説明する。タンパク質の中には,類似した機能を有し,ファミリーを形成するタンパク質が存在する。例えば,カルモジュリン(CaM)は,細胞内のシグナル伝達にかかわる極めて重要なカルシウム結合タンパク質である。動物細胞では,一種類の生物には一または二種類のCaMしか存在しないことが報告されているが,植物では,同じ植物から複数のCaM分子種が存在することが報告されている(文献名:Ishida et al., (2001) J. Biol. Chem. 129, 745-753.)。これらのCaM分子種は,植物間で良く保存されていることから,各分子種ごとに機能分担がされており,進化的に保存されていると考えられる。CaM分子種の中でもCaM1及びCaM3は,MAPキナーゼフォスファターゼ(MAPKP:配列番号7),又はMAPKPのドメインタンパク質(配列番号7に記載されるアミノ酸配列の362〜467番目のアミノ酸配列からなるドメインタンパク質)に結合し耐病性に関与するなど,タンパク質機能が類似していることが知られている。このような場合,RNAiなどの手法を用いてCaM1(配列番号8)又はCaM3(配列番号9)のいずれかをノックアウトしてもその機能は互いに補うことから,機能及び表現型を確認することは困難である。
環境刺激によって発現が変化する遺伝子は多数知られている。しかし,それらの機能はほとんど解明されていない。また,他のタンパク質とどのように相互作用し,どのような機能を発現するのか不明なタンパク質も多い。本発明の方法を用いれば,あるタンパク質と相互作用することによって機能を発現するタンパク質を同定できる。すなわち,あるタンパク質と,ユビキチン結合酵素と相互作用することができるタンパク質との融合タンパク質をコードする遺伝子を構築する。この構築された遺伝子を植物体等の宿主に導入する。得られた宿主からタンパク質を抽出し,プロテオーム解析を行う。例えば,植物体から抽出したタンパク質を二次元電気泳動解析及び質量分析にかけ,ユビキチン分解により量が減少しているタンパク質の同定を行う。
上記したタンパク質X,タンパク質A及びRFDの好ましい組合せとして,以下ものがあげられる。
(1)タンパク質X:配列番号6に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(SLR1),
タンパク質A: 配列番号5に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(GID2),及び/又は配列番号5に記載されるアミノ酸配列の117-211番目のアミノ酸配列からなるタンパク質,
RFD:配列番号1(EL5)に記載されるアミノ酸配列の134-181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質(Gomi et al., (2004) Plant J. 37, 626-34.);
(2)タンパク質X:配列番号8に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(CaM1)及び配列番号9に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(CaM3),
タンパク質A:配列番号7に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(MAPKP),及び/又は配列番号7に記載されるアミノ酸配列の362−467番目のアミノ酸を有するドメインタンパク質,
RFD:配列番号1(EL5)に記載されるアミノ酸配列の134-181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質 (Yamakawa et al., (2004) J Biol Chem. 279, 928-36.) ;及び
(3)タンパク質X: 配列番号11に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(Gβ),
タンパク質A: 配列番号10に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(Gγ),
RFD:配列番号1(EL5)に記載されるアミノ酸配列の134-181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質(kato et al., (2004) Plant J. 2004 Apr;38(2):320-31.)である。
以下では,本発明に係る“タンパク質の機能を解析・抑制する方法”の例を説明する。本発明の方法は,基本的には特に説明するまでもなく,バイオテクノロジーの分野における公知の手法を用いることにより達成できる。
融合タンパク質(タンパク質A−RFD)を生成するためには,バイオテクノロジーの分野で行われている常法に従って,タンパク質A及びRFDを含む融合タンパク質をコードする遺伝子(以下,これらを「融合遺伝子(A−RFD)」ともいう。)を設計し,タンパク質を生成すればよい。なお,遺伝子を設計する際に,好ましくは,先に説明したとおり,ユビキチンがタンパク質Xと相互作用しやすくなるようにリンカー部分となる遺伝子を設計する。
本発明では,タンパク質Xが,RFDと相互作用したユビキチン結合酵素からユビキチンの転移を受け,タンパク質Xがユビキチン修飾化されることによりユビキチン化され,その結果タンパク質Xが分解される。これにより,目的とするタンパク質の機能がどのように変化するのかを解析できる。また,同様にして,目的とするタンパク質の機能を抑制できる。目的とするタンパク質の機能を抑制した生物を作出することで,所定のタンパク質の機能をノックアウトした生物を作出できる。
タンパク質の機能は,公知の方法によって確認できる。以下では,機能が抑制されたことを確認する具体例と,その評価方法について説明する。
上記の方法を用いれば,タンパク質Aと複合体を形成するタンパク質Xを同定することができる。
すなわち,タンパク質Xは,標的タンパク質(タンパク質A)とユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質(RFD)とを連結したタンパク質(タンパク質A−RFD)を用い,前記標的タンパク質と複合体を形成しユビキチンと相互作用することにより分解されるタンパク質(タンパク質X)を同定する方法であって,先に説明した手法に従って,複合体タンパク質A−RFDを生体内で発現させ,前記タンパク質Aと前記タンパク質Xとの複合体を形成させ,前記RFDと相互作用したユビキチン結合酵素に結合したユビキチンを前記タンパク質Xに転移し,前記タンパク質Xを破壊し,前記タンパク質Xが破壊された生体からタンパク質を抽出し,減少しているタンパク質を解析することでタンパク質Xを同定することにより標的タンパク質と結合するタンパク質であるタンパク質Xを同定できる。
タンパク質Xの分解速度は,以下のようにして制御できる。ユビキチン化の効率はRFDと相互作用するユビキチン結合酵素との結合の強度に依存する。RFDとユビキチン結合酵素の相互作用は主に疎水的相互作用と一部静電的相互作用により制御されており、その相互作用に直接関与しているアミノ酸残基を置換することによりRFDとユビキチン結合酵素との結合の強度を制御できる。たとえば,配列番号1に記載されるアミノ酸配列のロイシン138をアラニンに置換したRFD変異体(又はそのような変異体の134〜181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質)を用いると,ユビキチン化の効率が減少する。また,配列番号1に記載されるアミノ酸配列のロイシン174をアラニンに置換した変異体(又はそのような変異体の134〜181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質)でもユビキチン化の効率が減少する。つまりこれらの変異体は,ユビキチン化の効率を制御できることを示しており、ユビキチン化の効率が減少すれば、プロテアソーム系に認識される効率も減少することとなり、分解が抑制される。すなわち,RFDのアミノ酸配列をわずかに変化させるとユビキチン化の効率が,変化するので,所望の分解速度に応じたRFDを設計することによりタンパク質Xの分解速度を制御できる。このような具体例は,上記に説明したとおり,RFDとして配列番号1に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(又はそのような変異体の134〜181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質)を用いるものと,配列番号1に記載されるアミノ酸配列のうち138番目をアラニンに置換したタンパク質(又はそのような変異体の134〜181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質)を用いるものと,配列番号1に記載されるアミノ酸配列のうち174番目をアラニンに置換したタンパク質(又はそのような変異体の134〜181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質)を用いるものとを使い分けることによりタンパク質Xの分解速度を制御するものである。
以下では,本明細書に用いる配列番号で示されるタンパク質又は核酸について説明する。
〔1〕配列番号1は,NCBI accession No.BAD16550(EL5)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号1に記載されるアミノ酸配列の134-181番目のアミノ酸配列からなるタンパク質をRFDとして用いた。
〔2〕配列番号2は,NCBI accession No. NP 201297(CIP8)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号2に記載されるアミノ酸配列の257-297番目のアミノ酸配列からなるタンパク質をRFDとして用いた。
〔3〕配列番号3は,NCBI accession No. NP 974506(Rma1)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号3に記載されるアミノ酸配列の48-101番目のアミノ酸配列からなるタンパク質をRFDとして用いた。
〔4〕配列番号4は,NCBI accession No. AAL26903(Hrd1)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号4に記載されるアミノ酸配列の272-343番目のアミノ酸配列からなるタンパク質をRFDとして用いた。
〔5〕配列番号5は, NCBI accession No.BAC81428(GID2)に記載されるアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号5に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(GID2),及び配列番号5に記載されるアミノ酸配列の117-211番目のアミノ酸配列からなるドメインタンパク質をタンパク質Aとして用いた。
〔6〕配列番号6は,NCBI accession No.BAB97367(SLR1)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号6に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質をタンパク質Xとして用いた。
〔7〕配列番号7は,NCBI accession No.BAD00043(MAPKP)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号7に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(MAPKP),及び配列番号7に記載されるアミノ酸配列の362-467番目のアミノ酸を有するドメインタンパク質をタンパク質Aとして用いた。
〔8〕配列番号8は,NCBI accession No.BAB61907(CaM1)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号8に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質をタンパク質Xとして用いた。
〔9〕配列番号9は,NCBI accession No. BAB61908(CaM3)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号9に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質をタンパク質Xとして用いた。
〔10〕配列番号10は,NCBI accession No. BAA07405(Gγ)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号10に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(Gγ)をタンパク質Aとして用いた。
〔11〕配列番号11は,NCBI accession No. BAD15277(Gβ)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号11に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質(Gβ)をタンパク質Xとして用いた。
〔12〕配列番号12は,NCBI accession No. AAL62810(CIGR2)のアミノ酸配列に関する。本明細書では,配列番号12に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質をタンパク質Aとして用いた。
〔14〕配列番号14は,linker2のアミノ酸配列に関する。
〔15〕配列番号15は,S-tag-RFD融合タンパク質のアミノ酸配列に関する。
〔16〕配列番号16は,MBP-(13)-RFDのアミノ酸配列に関する。
〔17〕配列番号17は,MBP-(46)-RFDのアミノ酸配列に関する。
〔18〕配列番号18は,MBP-(82)-RFDのアミノ酸配列に関する。
〔19〕配列番号19は,MBP-RFD(L174A)のアミノ酸配列に関する。
〔20〕配列番号20は,MBP-RFD(L138A)のアミノ酸配列に関する。
〔21〕配列番号21は,RFD-GID2のアミノ酸配列に関する。
〔22〕配列番号22は,NCBI accession No.AB045120(EL5)の遺伝子配列に関する。
〔23〕配列番号23は,S-tag-RFDの遺伝子を増幅する際の5'末側のプライマー配列に関する。
〔24〕配列番号24は,S-tag-RFDの遺伝子を増幅する際の3'末側のプライマー配列に関する。
〔25〕配列番号25は,MBP-(13)-RFDを作成する際に、遺伝子を増幅する際の5'末側のプライマー配列に関する。
〔26〕配列番号26は,MBP-(13)-RFDを作成する際に用いる、遺伝子を増幅する際の3'末側のプライマー配列に関する。
〔27〕配列番号27は,MBP-(46)-RFDを作成する際に用いる、遺伝子を増幅する際の5'末側のプライマー配列に関する。
〔28〕配列番号28は,MBP-(46)-RFDを作成する際に用いる、遺伝子を増幅する際の3'末側のプライマー。配列に関する。
〔29〕配列番号29は,MBP-(82)-RFDを作成する際に用いる、遺伝子を増幅する際の5'末側のプライマー配列に関する。
〔30〕配列番号30は,MBP-(82)-RFDを作成する際に用いる、遺伝子を増幅する際の3'末側のプライマー配列に関する。
〔32〕配列番号32は,配列番号19のL138A変異体を作成する際に用いた5'末側のプライマー配列に関する。
〔33〕配列番号33は,配列番号19のL138A変異体を作成する際に用いた3'末側のプライマー配列に関する。
〔34〕配列番号34は,配列番号20のL174A変異体を作成する際に用いた5'末側のプライマー配列に関する。
〔35〕配列番号35は,配列番号20のL174A変異体を作成する際に用いた3'末側のプライマー配列に関する。
〔36〕配列番号36は,GID2-RFDを作成する際に用いるRFD遺伝子断片を作成する際に用いた5'末側のプライマー配列に関する。
〔37〕配列番号37は,GID2-RFDを作成する際に用いるRFD遺伝子断片を作成する際に用いた3'末側のプライマー配列に関する。
〔38〕配列番号38は,NCBI accession No.AB100246(GID2)に記載される遺伝子配列に関する。
〔39〕配列番号39は,GID2-RFDを作成する際に用いるGID2遺伝子断片を作成する際に用いた5'末側のプライマー配列に関する。
〔40〕配列番号40は,GID2-RFDを作成する際に用いるGID2遺伝子断片を作成する際に用いた3'末側のプライマー配列に関する。
〔41〕配列番号41は,GID2-RFD遺伝子配列のアミノ酸配列に関する。
図4は,実施例1を説明するための概念図である。図4(A)は,実施例1における実験系の概念図である。図4(B)は,所定のタンパク質がユビキチン化されたことを示す図面に代わるゲル電気泳動図である。配列番号1に記載されるアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする遺伝子(cDNA配列番号22)を鋳型とし,5末にNcoI サイトを付加したプライマー5'-CATGC CATG GGGGT CGACC CGGAG GTG-3'(配列番号23)および3末にBamHI サイトを付加したプライマー5'-CGGGA TCCTT ACACG ACGAC GGTGA GGC-3'(配列番号24)を用い,公知の手法に従ってPCRを行った。 すなわち,98℃で2分後,98℃で30秒,60℃で30秒,72℃で1分を1サイクルとし,このサイクルを25回繰り返すことにより核酸を増幅した。
マルトース結合(MBP)-(リンカー)-RFD融合タンパク質の作成方法
以下では,タンパク質A−RFDにおけるリンカー部位が,タンパク質Xのユビキチン修飾化にもたらす影響について検討するための実験を行った。リンカーの長さとして13,46及び82のアミノ酸残基を含むものを用意した。MBP-(13)-RFD, MBP-(46)-RFD, MBP-(82)-RFD (括弧の中はリンカーの長さを示す)は、それぞれ5'-CCGA ATTCG GAGGA GGGGT CGACC CGGAG-3': (配列番号25)と5'-CCGGA TCCTT ACACG ACGAC GGTGA GGCG-3': (配列番号26), 5'-CCGAA TTCGG AGGAG GGGTC GACCC GGAG-3': (配列番号27)と5'-CCGGA TCCTT ACACG ACGAC GGTGA GGCG-3': (配列番号28), 5'-CCGAA TTCTG CTACT GCGAC GAGCG GCGC-3': (配列番号29)と5'-CCGGA TCCTC AATCC GGACA TGCGC -3': (配列番号30)の両プライマーを用いてEL5の全長鎖cDNA(配列番号22)を鋳型としてPCRを行った。すなわち,98℃で2分後,98℃で30秒,50℃で30秒,72℃で2分を1サイクルとし,このサイクルを25回繰り返すことにより核酸を増幅した。
以下のようにして,配列番号1のロイシン138又はロイシン174をそれぞれアラニンに置換した変異体は、ユビキチン化効率が減少することを確認した。
L138AおよびL174A変異体は,配列番号17のアミノ酸配列をコードするcDNA(配列番号31)を鋳型としQuickchange Site-Directed Mutagenesis Kit (stratagene)を用いたPCRにより作成した。PCRには、L138A : 5'-GTGCG CGGTG TGCGC GGCGG AGCTC G-3' (配列番号32 )および5'-CGAGC TCCGC CGCGC ACACC GCGCA C-3' (配列番号33)、 L174A : 5'-CACTC CACCT GCCCG GCGTG CCGCC TCACC-3' (配列番号34)および5'-GGTGA GGGGC ACGCC GGGCA GGTGG AGTG-3' (配列番号35)を用いた。PCRは,95℃で30秒後,95℃で30秒,55℃で1分を1サイクルとし,このサイクルを12回繰り返した。
GID2-RFD融合タンパク質の作成方法
配列番号13をコードする遺伝子(配列番号22)を鋳型とし5末にCACC配列とクローニングサイト (Xba I, Spe I, BamH I)を付加したプライマー:5'-CACCT CTAGA ACTAG TGGAT CCATG CCAGA TCTGG GTACC GACGA CG-3'(配列番号36)および3末に終止コドンとSma Iサイトを付加したプライマー5'- CCCGG GTCAC ACGAC GACGG TGAGG CGGCA-3'(配列番号37)を用いてPCRを行った。 すなわち,98℃で2分後,98℃で30秒,50℃で30秒,72℃で3分を1サイクルとし,このサイクルを25回繰り返すことにより核酸を増幅した。
CaMV 35Sプロモーターのエンハンサー領域を4反復させたプロモーターとノパリンシンターゼ遺伝子由来ターミネーターの間に、GID2遺伝子(配列番号38)あるいはGID2-RING遺伝子(配列番号41)を連結し、バイナリーベクターpBI121(Clontech社)のT-DNA領域に35Sプロモーターとハイグロマイシンフォスフォフォトランスフェレース(HPT)遺伝子とノパリンシンターゼ遺伝子由来ターミネーターを有するプラスミドpBI-HPTに導入し、pBI-EN4-GID2およびpBI-EN4-GID2RINGを構築した。これらのプラスミドの構造を図7に示す。図7(A)は,プラスミド“pBI-EN4-GID2”の開裂地図である。図7(B)は,プラスミド“pBI-EN4-GID2RING”の開裂地図である。図中,35Sは,CaMV 35Sプロモーターを示し,HPTは,大腸菌ハイグロマイシンリン酸転移酵素遺伝子(ハイグロマイシン耐性遺伝子)を示し,CaMV3'は CaMVターミネーターを示し,EN4は35Sプロモーターの転写開始点の上流-290から-90の領域を4反復させた人工35Sプロモーターを示し,NOS3'はノパリン合成酵素遺伝子のターミネーターを示し,RBはT-DNA領域right border配列を示し,LBは T-DNA領域left border配列を示し,NPTIIIは ネオマイシンリン酸転移酵素遺伝子(カナマイシン耐性遺伝子)を示す。
配列番号33:合成タンパク質
配列番号34:合成タンパク質
配列番号35:合成タンパク質
配列番号36:合成タンパク質
配列番号37:合成タンパク質
配列番号38:合成タンパク質
配列番号39:合成タンパク質
配列番号40:合成タンパク質
配列番号41:合成DNA
配列番号42:合成DNA
配列番号43:合成DNA
配列番号44:合成DNA
配列番号45:合成DNA
配列番号46:合成DNA
配列番号47:合成DNA
配列番号48:合成DNA
配列番号32:合成DNA
配列番号33:合成DNA
配列番号34:合成DNA
配列番号35:合成DNA
配列番号36:合成DNA
配列番号37:合成DNA
配列番号39:合成DNA
配列番号40:合成DNA
Claims (2)
- 標的タンパク質(タンパク質A)と,ユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質(RFD)とを融合したタンパク質(タンパク質A−RFD)を用い,
前記標的タンパク質と複合体を形成し,ユビキチン修飾化されることにより分解されるタンパク質(タンパク質X)の機能,又は前記タンパク質Aと前記タンパク質Xとの複合体タンパク質(タンパク質A−X複合体)の機能を解析する方法であって,
前記タンパク質A−RFDを生体内で発現させ,
前記タンパク質Aと前記タンパク質Xとの複合体を形成させ,
前記RFDと相互作用したユビキチン結合酵素に結合したユビキチンを前記タンパク質Xに転移させることにより,前記タンパク質Xを分解し,タンパク質X,又はタンパク質A−X複合体の機能を失活させ,
タンパク質X,又はタンパク質A−X複合体の機能を解析し,
ここで,前記“ユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質(RFD)”が,
配列番号1に記載されるアミノ酸配列において134-181番のアミノ酸配列からなるタンパク質,
又は配列番号1に記載されるアミノ酸配列において134-181番のアミノ酸配列から1〜4個のアミノ酸残基が置換,欠損,付加又は挿入したアミノ酸配列からなるタンパク質である,
タンパク質の機能解析方法。 - 標的タンパク質(タンパク質A)とユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質(RFD)を融合したタンパク質(タンパク質A−RFD)又は前記RFDの変異体と前記タンパク質Aとを融合したタンパク質を用い,
前記標的タンパク質と複合体を形成しユビキチン化されることにより分解されるタンパク質(タンパク質X)の分解速度を制御する方法であって,
前記融合したタンパク質(タンパク質A−RFD),または前記RFDの変異体と前記タンパク質Aとを融合したタンパク質を生体内で発現させ,
前記タンパク質Aと前記タンパク質Xとの複合体を形成させ,
前記RFD又はその変異体と相互作用したユビキチン結合酵素に結合したユビキチンを前記タンパク質Xに転移させることにより,前記タンパク質Xを分解し,タンパク質X,又はタンパク質A−X複合体の機能を失活させ,
ここで,前記“ユビキチン結合酵素と相互作用できるタンパク質(RFD)”が,
配列番号1に記載されるアミノ酸配列において134-181番のアミノ酸配列からなるタンパク質,
又は配列番号1に記載されるアミノ酸配列において134-181番のアミノ酸配列から1〜4個のアミノ酸残基が置換,欠損,付加又は挿入したアミノ酸配列からなるタンパク質であり,
前記変異体は,
配列番号1に記載されるアミノ酸配列において148番目のアミノ酸残基をアラニンに置換したもの,又は
配列番号1に記載されるアミノ酸配列において162番目のアミノ酸残基をアラニンに置換したものである,
前記タンパク質Xの分解速度を制御する方法。
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