JP4464588B2

JP4464588B2 - Suspension system for motorcycles

Info

Publication number: JP4464588B2
Application number: JP2001262381A
Authority: JP
Inventors: 泰生久米
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2001-07-26
Filing date: 2001-07-26
Publication date: 2010-05-19
Anticipated expiration: 2021-07-26
Also published as: JP2003040177A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動２輪の懸架装置に係り、特にそのリヤクッションユニットの有利な配置構造に関する。なお、本願において車体に関する前後・左右・上下の各方向とは、車体の直進走行時並びに進行方向前方を基準にする。
【０００２】
【従来の技術】
自動２輪車における車体フレーム形式の一つとしてバックボーン式フレームがあり、エンジン上方を車体中心に沿って前後方向へ配設された一本のパイプ部材等からなるメインフレーム部と、エンジンの後方を上下方向に配設された１又は複数の部材からなるセンターフレーム部を備え、これらメインフレーム部とセンターフレーム部を一体化するとともに、センターフレーム部の下方部分に後輪懸架装置を構成するリヤスイングアームの前端部を揺動自在に軸支する構造になっている。一例として特許第２７１９９４０号には、リヤクッションユニットを車体中央に配置してその上部を１本のメインフレーム部後端へ接続するとともに、このリヤクッションユニットの左右にセンターフレーム部を一対で設けたものが示されている。
また、この形式の自動２輪車においては、後輪懸架装置を構成するリヤクッションユニットを、後輪の前方車体中心上へ配置して、メインフレーム部の後端部又はセンターフレーム部の上端部近傍（以下、この部分をバックボーン式フレームの後上方部という）とリヤスイングアームの間に連結させた構造を採用することがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来例のようにリヤクッションユニットを配置した場合、センターフレーム部と後輪の間にリヤクッションユニットが位置することにより、それだけ後輪が後方へずれてホイールベースが長くなる傾向にあるため、ホイールベースをより短くできるリヤクッションユニットの配置構造を望まれる場合がある。なお上記特許第２７１９９４０号はホイールベースを短くするためにリヤクッションユニットの左右にセンターフレーム部を一対で設けなければならない。また、バックボーン式フレームの後上方部に上下揺動形式の運転シートを設けた場合、この運転シートとリヤクッションユニットが干渉しないように配置することも望まれる。そこで本願発明は係る要請の実現を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本願発明に係る自動２輪車の懸架装置は、バックボーン式フレームの後ろ下端付近に後輪支持用のスイングアームを揺動自在に設け、このリヤスイングアームとバックボーン式フレームの上部間にリヤクッションユニットを配設した自動２輪車の懸架装置において、前記バックボーン式フレームの後部を車体中央に上下方向へ長く配置するとともに、このリヤクッションユニットの支持部を、前記リヤスイングアームの支持部上方にてバックボーン式フレームの後部側面に左右方向へ側面視で重なるように配置したたことを特徴とする。
【０００５】
このとき、前記バックボーン式フレームの後上方部にシートクッションを介して運転シートを上下揺動可能に取り付けるとともに、この運転シートのシートクッション取付部と前記リヤクッションユニットの支持部とが左右方向に並んで配置されるように構成することができる。さらに、前記シートクッション取付部により、前記運転シートを前記フレームに対して揺動可能に支持するとともに一体に取り外し可能とすることができる。
【０００６】
【発明の効果】
本願発明によれば、車体中央に設けられるバックボーン式フレームを採用したフレーム構造において、リヤクッションユニットの支持部を前記リヤスイングアームの支持部上方にてバックボーン式フレームの後部側面に左右方向へ側面視で重なるように配置したので、リヤクッションユニットを車体横方向にオフセットして配置することになる。このためリヤクッションユニットを後輪側に近づけても後輪と干渉することがなくなり、ホイールベースを短くでき、コンパクトな車体を得ることができるようになった。
【０００７】
また、バックボーン式フレームの後上方部にシートクッションを介して運転シートを上下揺動可能に取り付けても、この運転シートのシートクッション取付部とリヤクッションユニットの支持部とを横方向に並んで配置させることにより、上下に揺動する運転シートのクッション取付部近傍とリヤクッションユニットとが干渉しないようにすることが可能になる。そのうえ、シートクッション取付部により、運転シートをバックボーン式フレームに対して揺動可能に支持するとともに一体に取り外し可能となる。
【０００８】
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図１〜５は実施例に係り、図１は全体の右側側面図、図２は右斜め後方から示す全体の斜視図、図３は全体の底面図、図４は運転シートの支持構造を左斜め後方から示す拡大図、図５はリヤクッションユニットの上部取付構造を右斜め後方から示す拡大図、図６は図５の反対側を示す拡大図である。
【０００９】
これらの図において、１は前輪、２は左右一対のフロントフォーク、３はボトムブリッジ、４はトップブリッジ、５はハンドル、６はヘッドパイプである。ヘッドパイプ６は車体中心に沿って前後方向へ配置されるメインフレーム部７の前端へ一体化されている。メインフレーム部７は金属製の丸パイプ等からなり、ヘッドパイプ６から後方へ斜め下がりに配置され、後方側は屈曲して下向きに延びるセンターフレーム部８をなし、これらによってバックボーン式フレームを構成している。なお、メインフレーム部７とセンターフレーム部８は連続一体に形成する場合又は別体部材を一体化する場合のいずれも可能である。
【００１０】
メインフレーム部７上には燃料タンク１０が支持され、その下方かつセンターフレーム部８の前方空間内には前後方向に長く水平エンジン１１が配置されている。エンジン１１はセンターフレーム部８及びヘッドパイプ６からメインフレーム部７の下方を斜め下がりに後方へ延びる左右一対のエンジンハンガーマウントステー１２により支持されている。
【００１１】
センターフレーム部８の上部には運転シート１３がシートクッション１４を介して上下方向へ揺動自在に支持され、センターフレーム部８の下端部にはリヤスイングアーム１５の先端が取付軸１６により揺動自在に支持されている。
【００１２】
リヤスイングアーム１５は左右一対で設けられ、その各後端間に後輪１７が支持されている。後輪１７の上方はリヤフェンダ１８により覆われ、ステー１９，２０等によりリヤスイングアーム１５と一体に揺動自在の可動フェンダをなし、その後部にはテールランプ２１が配置されている。テールランプ２１は可動フェンダであるリヤフェンダ１８とともに上下へ揺動する。
【００１３】
エンジン１１の上方には、気化器２４、エアクリーナ２５からなる吸気系部品が配置され、エアクリーナ２５は燃料タンク１０、センターフレーム部８及びエンジンハンガーマウントステー１２に囲まれた空間内に位置し、気化器２４は側面視でエンジンハンガーマウントステー１２と重なる位置にあり、エンジン１１を構成するシリンダヘッド２６の吸気ポートへ接続している。
【００１４】
リヤスイングアーム１５とともに懸架装置を構成するリヤクッションユニット２２は、センターフレーム部８の上部で運転シート１３の取付部近傍と、右側リヤスイングアーム１５の側面視で後輪１７の前端と略重なる位置に設けられたステー２３との間へ斜めに配設されている。
【００１５】
エンジンハンガーマウントステー１２は金属の丸棒又はパイプ等の適宜部材からなり、その後端はエンジン１１を構成するクランクケース２７の上部へ連結されている。クランクケース２７の後部はセンターフレーム部８に支持され、かつクランクケース２７の左右両側下部にはステップ２８が側方へ張り出して設けられ、かつ右側のステップ２８近傍にはブレーキペダル３０が設けられている。
【００１６】
シリンダヘッド２６の排気ポートからは排気管３１が延出し、エンジン１１の下部右側を略水平に後方へ延びてクランクケース２７の底部に支持されているマフラー３２へ接続している。マフラー３２はエンジン１１のクランク軸下方から後輪１７の近傍まで前後方向へ長く配置され、その後端からテールパイプ３３が後方へ延出している。テールパイプ３３の後端部は太径部３４をなし、この前方部分と排気管３１の後半部側でマフラー３２の上方となる部分の間は各側面を略水平の直線状をなす板金製のマフラーカバー３５で覆われている。
【００１７】
図２及び４，５に明らかなように、運転シート１３の取付部はセンターフレーム部８の上部左右に設けたシートステー３６にシートクッション取付け部を構成するリンク３７の一端をボルト３８により軸止めし、その先端をナット３９で締結して着脱自在に取り付けるようになっている。
【００１８】
リンク３７の後部にはコイルスプリングからなるシートクッション１４の一端が取付けられ、他端はシートフレーム４０の後部中央に下方へ突出するステー４１に対してピン４２で取付けられている。ピン４２にはシートクッション１４の内側を軸方向へ配置された調節ロッド４３がスライド自在に貫通し、その先端に調節ナット４４が締結されている。シートフレーム４０の前端部に設けられたヒンジ部４０ａとリンク３７の前端部が軸４５により揺動自在に連結されている。
【００１９】
したがって、運転シート１３は車体振動により、軸４５を中心に上下方向へ揺動し、このときシートクッション１４を伸縮させて衝撃荷重を緩衝できる。また、ボルト３８及びナット３９を外すことにより運転シート１３を一体に車体フレームから取り外すことができる。なお燃料タンク１０の後部には運転シート１３の揺動時における干渉を避ける逃げ凹部１０ａが形成されている（図２）。
【００２０】
図５に明らかなように、シートステー３６の近傍でセンターフレーム部８の右側面には溶接ボルトであるクッション取付部４６が車体右側へ突出して設けられ、これをリヤクッションユニット２２の上側軸受けボス４７に通してナット４８で締結することにより、リヤクッションユニット２２の上側軸受けボス４７をセンターフレーム部８の側面上部へ支持している。
【００２１】
この支持部はシートステー３６に対するリンク３７の取付部と左右方向に並んで配置され、かつ図２に明らかなように、リヤスイングアーム１５の取付軸１６の支持部上方にて、センターフレーム部８の右側面へ車体右側から側面視で重なるように配置される（図１参照）。これによりリヤクッションユニット２２はセンターフレーム部８及び後輪１７の各中心を結ぶ車体中心よりも右側へずれたオフセット配置になっている。
【００２２】
なお、シートステー３６及びリヤクッションユニット２２の取付位置はバックボーン式フレームの後上方部、すなわちメインフレーム７の後部からセンターフレーム部８の上部の範囲であればよい。また、図５に明らかなように、センターフレーム部８はメインフレーム部７に連続する１本のパイプ部材として車体中心に沿って配置されるが、角パイプやプレス品等形状及び構造は自由である。
【００２３】
さらに図２及び図３に明らかなように、リヤスイングアーム１５の下方でマフラー３２へ接続する排気管３１の後端部３１ａ及びテールパイプ３３の前端部３３ａはそれぞれ湾曲部をなしている。したがって、後端部３１ａを除く排気管３１の後半部と、前端部３３ａを除くテールパイプ３３の前半部はそれぞれ同一線上に配置された直線状をなし、前記マフラーカバー３５に覆われる。マフラーカバー３５が樹脂製のときは金属光沢メッキ等を施すことにより、外観上あたかも排気管３１が直線状に太径部３４へ接続しているように見せ、排気系の外観に一体感を与えている。
【００２４】
マフラー３２は図３に明らかなように、前後方向へ長い略長方形の箱形をなす、比較的容量の大きなものであり、その右側面は逃げ凹部４９が形成され、ブレーキペダル３０の回動時に干渉しないようになっている。
【００２５】
次に、本実施例の作用を説明する。上記のように車体中心に沿ってヘッドパイプ６からリヤスイングアーム１５の支持部近傍の車体下部まで連続して延びる１本のメインフレーム部７とセンターフレーム部８によりバックボーン式フレームを構成し、そのセンターフレーム部８の右側面において、リヤクッションユニット２２の上側軸受けボス４７の取付部であるクッション取付部４６と、リヤスイングアーム１５の支持部である取付軸１６の支持部を上下に並べて設けたので、車体中心上に位置するセンターフレーム部８と後輪１７から、リヤクッションユニット２２を車体横方向すなわち本実施例では右側へオフセットして配置することになる。このためリヤクッションユニット２２を後輪１７側に近づけても後輪１７と干渉することがなくなり、ホイールベースを短くでき、コンパクトな車体を得ることができるようになった。
【００２６】
また、バックボーン式フレームの後上方部にシートクッション１４を介して運転シート１３を上下揺動可能に取り付けても、この運転シート１３のシートクッション取付部であるリンク３７を支持するシートステー３６とリヤクッションユニット２２の支持部であるとをクッション取付部４６を横（左右）方向に並んで配置させることにより、上下に揺動する運転シート１３のクッション取付部近傍とリヤクッションユニット２２とが干渉しないようにすることが可能になる。
【００２７】
そのうえ、シートクッション取付部であるリンク３７とシートステー３６を着脱自在に結合することにより、運転シート１３をバックボーン式フレームに対して揺動可能に支持するとともに一体に取り外し可能となる。
【００２８】
図６は別実施例に関する図１に対応する図である。この例ではタンデムシート５０が設けられ、その後部側底部とシートステー３６の間に長いシートクッション５１が設けられ、前実施例同様にシートステー３６へ支持され、上下方向へ揺動自在かつ着脱自在になっている。タンデムシート５０の後端座席は後輪１７の上方に位置し、その後端は後輪１７の中心よりも後方側まで延びている。なお、このシートクッション５１に代えてパイプ部材等により運転シート５０を固定的に支持してもよい。
【００２９】
さらにリヤスイングアーム１５の中間部左右には、タンデムステップ５２が起倒自在に設けられ、同乗者が足を乗せるようになっている。なお、ほかの構造は前実施例と一致するので、共通部に共通符号を付して説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例に係る自動２輪車全体の右側面図
【図２】実施例に係る自動２輪車全体の斜め右後方斜視図
【図３】実施例に係る自動２輪車全体の底面図
【図４】運転シート取付部を斜め左後方から示す図
【図５】図４の反対側を示す図
【図６】別実施例に係る自動２輪車全体の右側面図
【符号の説明】
１：前輪、７：メインフレーム部、８：センターフレーム部、１１：エンジン、１２：エンジンハンガーマウントステー、１３：運転シート１４：シートクッション、１５：リヤスイングアーム、１６：取付軸、１７：後輪、２２：リヤクッションユニット、３０：ブレーキペダル、３１：排気管、３２：マフラー、３３：テールパイプ、３５：マフラーカバー、３６：シートステー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an automatic two-wheel suspension system, and more particularly to an advantageous arrangement structure of the rear cushion unit . In the present application, the front / rear, left / right, and up / down directions related to the vehicle body are based on the straight traveling of the vehicle body and the front in the traveling direction.
[0002]
[Prior art]
There is a backbone frame as one of the body frame types in a motorcycle, and a main frame portion made of a single pipe member or the like disposed in the front-rear direction along the center of the vehicle body on the upper side of the engine, and the rear of the engine. A rear swing comprising a center frame portion made of one or a plurality of members arranged in the vertical direction, integrating the main frame portion and the center frame portion, and constituting a rear wheel suspension device in a lower portion of the center frame portion The front end of the arm is pivotably supported. As an example, in Japanese Patent No. 2719940, a rear cushion unit is disposed at the center of the vehicle body and its upper part is connected to the rear end of one main frame part, and a pair of center frame parts are provided on the left and right sides of the rear cushion unit. Things are shown.
Further, in this type of motorcycle, the rear cushion unit constituting the rear wheel suspension device is disposed on the front vehicle body center of the rear wheel, and the rear end portion of the main frame portion or the upper end portion of the center frame portion There may be employed a structure in which the vicinity (hereinafter, this portion is referred to as a rear upper portion of the backbone frame) and a rear swing arm are connected.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when the rear cushion unit is arranged as in the above-described conventional example, the rear cushion unit is positioned between the center frame portion and the rear wheel, so that the rear wheel tends to shift rearward and the wheel base tends to become longer. In some cases, a rear cushion unit arrangement structure that can shorten the wheel base is desired. In Japanese Patent No. 2719940, a pair of center frame portions must be provided on the left and right sides of the rear cushion unit in order to shorten the wheel base. In addition, when a vertically swinging type driving seat is provided in the rear upper part of the backbone frame, it is also desirable to dispose the driving seat and the rear cushion unit so as not to interfere with each other. Therefore, the present invention aims to realize such a demand.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a suspension device for a motorcycle according to the present invention is provided with a swing arm for supporting a rear wheel in the vicinity of a rear lower end of a backbone frame so as to be swingable. In a suspension system for a motorcycle in which a rear cushion unit is disposed between upper parts, a rear part of the backbone frame is arranged vertically in the center of the vehicle body, and a support part of the rear cushion unit is provided as the rear swing arm. It is characterized by being arranged so as to overlap the rear side surface of the backbone frame in the left-right direction in a side view above the support portion.
[0005]
At this time, the driving seat is attached to the rear upper part of the backbone frame via a seat cushion so that the driving seat can swing up and down, and the seat cushion mounting portion of the driving seat and the support portion of the rear cushion unit are aligned in the left-right direction. It can be configured to be arranged in. Further, the seat cushion mounting portion can support the driving seat so as to be swingable with respect to the frame and can be integrally removed.
[0006]
【The invention's effect】
According to the present invention, in the frame structure employing a backbone type frame provided on the vehicle body center, a side view of the support portion of the rear cushion unit by the support portion above the rear swing arm in the lateral direction on the rear side of the backbone type frame because disposed so as to overlap with, it will be arranged offset to the rear cushion unit to the vehicle body laterally. For this reason, even if the rear cushion unit is brought closer to the rear wheel, it does not interfere with the rear wheel, the wheel base can be shortened, and a compact vehicle body can be obtained.
[0007]
Even if the driver's seat is mounted on the rear upper part of the backbone frame via a seat cushion so that it can swing up and down, the seat cushion mounting part of this driver's seat and the support part of the rear cushion unit are arranged side by side. By doing so, it becomes possible to prevent the rear cushion unit from interfering with the vicinity of the cushion mounting portion of the operation seat that swings up and down. In addition, the seat cushion mounting portion supports the operation seat so as to be swingable with respect to the backbone frame and can be removed integrally.
[0008]
An embodiment will be described below with reference to the drawings. 1 to 5 relate to the embodiment, FIG. 1 is a right side view of the whole, FIG. 2 is a perspective view of the whole shown obliquely from the right rear, FIG. 3 is a bottom view of the whole, and FIG. FIG. 5 is an enlarged view showing the upper mounting structure of the rear cushion unit from the diagonally right rear, and FIG. 6 is an enlarged view showing the opposite side of FIG.
[0009]
In these drawings, 1 is a front wheel, 2 is a pair of left and right front forks, 3 is a bottom bridge, 4 is a top bridge, 5 is a handle, and 6 is a head pipe. The head pipe 6 is integrated with the front end of the main frame portion 7 arranged in the front-rear direction along the center of the vehicle body. The main frame portion 7 is formed of a metal round pipe or the like, and is disposed obliquely downward from the head pipe 6 and has a center frame portion 8 that is bent and extends downward on the rear side, thereby forming a backbone frame. ing. Note that the main frame portion 7 and the center frame portion 8 can be formed continuously or integrally, or when separate members are integrated.
[0010]
A fuel tank 10 is supported on the main frame portion 7, and a horizontal engine 11 is disposed below and in the front space of the center frame portion 8 in the front-rear direction. The engine 11 is supported by a pair of left and right engine hanger mount stays 12 extending rearward from the center frame portion 8 and the head pipe 6 obliquely downward below the main frame portion 7.
[0011]
An operation seat 13 is supported on the upper portion of the center frame portion 8 through a seat cushion 14 so as to be swingable in the vertical direction, and the tip of the rear swing arm 15 is swung by a mounting shaft 16 at the lower end portion of the center frame portion 8. It is supported freely.
[0012]
A pair of left and right rear swing arms 15 are provided, and a rear wheel 17 is supported between rear ends of the rear swing arms 15. An upper portion of the rear wheel 17 is covered with a rear fender 18, a movable fender that is swingable integrally with the rear swing arm 15 is formed by stays 19, 20 and the like, and a tail lamp 21 is disposed at the rear thereof. The tail lamp 21 swings up and down together with the rear fender 18 which is a movable fender.
[0013]
Above the engine 11, an intake system component including a carburetor 24 and an air cleaner 25 is disposed. The air cleaner 25 is located in a space surrounded by the fuel tank 10, the center frame portion 8, and the engine hanger mount stay 12, and is vaporized. The device 24 is in a position overlapping the engine hanger mount stay 12 in a side view, and is connected to an intake port of a cylinder head 26 constituting the engine 11.
[0014]
The rear cushion unit 22 that constitutes a suspension device together with the rear swing arm 15 is positioned so as to substantially overlap the vicinity of the mounting portion of the operation seat 13 above the center frame portion 8 and the front end of the rear wheel 17 in a side view of the right rear swing arm 15. It is diagonally arranged between the stays 23 provided in the.
[0015]
The engine hanger mount stay 12 is made of an appropriate member such as a metal round bar or a pipe, and its rear end is connected to an upper portion of a crankcase 27 constituting the engine 11. The rear portion of the crankcase 27 is supported by the center frame portion 8, and steps 28 are provided so as to protrude laterally at the lower left and right sides of the crankcase 27, and a brake pedal 30 is provided in the vicinity of the right step 28. Yes.
[0016]
An exhaust pipe 31 extends from the exhaust port of the cylinder head 26, and the lower right side of the engine 11 extends rearward substantially horizontally and is connected to a muffler 32 supported on the bottom of the crankcase 27. The muffler 32 is disposed long in the front-rear direction from the lower part of the crankshaft of the engine 11 to the vicinity of the rear wheel 17, and the tail pipe 33 extends rearward from the rear end thereof. The rear end portion of the tail pipe 33 has a large-diameter portion 34, and between the front portion and the portion of the exhaust pipe 31 on the rear side of the exhaust pipe 31 above the muffler 32, each side is made of a sheet metal having a substantially horizontal linear shape. Covered with a muffler cover 35.
[0017]
As apparent from FIGS. 2, 4, and 5, the mounting portion of the operation seat 13 is fixed to the seat stay 36 provided on the upper left and right of the center frame portion 8 with one end of the link 37 constituting the seat cushion mounting portion fixed by a bolt 38. The tip is fastened with a nut 39 and is detachably attached.
[0018]
One end of a seat cushion 14 made of a coil spring is attached to the rear portion of the link 37, and the other end is attached to a stay 41 that protrudes downward in the center of the rear portion of the seat frame 40 with a pin 42. An adjustment rod 43 disposed in the axial direction inside the seat cushion 14 is slidably passed through the pin 42, and an adjustment nut 44 is fastened to the tip thereof. A hinge portion 40 a provided at the front end portion of the seat frame 40 and the front end portion of the link 37 are connected to each other by a shaft 45 so as to be swingable.
[0019]
Therefore, the driving seat 13 swings up and down around the shaft 45 due to the vibration of the vehicle body, and at this time, the seat cushion 14 can be expanded and contracted to buffer the impact load. Further, the operation seat 13 can be integrally removed from the vehicle body frame by removing the bolt 38 and the nut 39. An escape recess 10a is formed at the rear of the fuel tank 10 to avoid interference when the operation seat 13 is swung (FIG. 2).
[0020]
As is apparent from FIG. 5 , a cushion mounting portion 46, which is a welding bolt, is provided on the right side surface of the center frame portion 8 in the vicinity of the seat stay 36 so as to protrude to the right side of the vehicle body. The upper bearing boss 47 of the rear cushion unit 22 is supported on the upper part of the side surface of the center frame portion 8 by passing through 47 and fastening with the nut 48.
[0021]
This support portion is arranged side by side with the attachment portion of the link 37 with respect to the seat stay 36 in the left-right direction, and as is clear from FIG. 2, the center frame portion 8 is located above the support portion of the attachment shaft 16 of the rear swing arm 15. is arranged to the right side from the right side of the vehicle body so heavy made in a side view (see FIG. 1). As a result, the rear cushion unit 22 is offset from the center of the vehicle body connecting the centers of the center frame 8 and the rear wheel 17 to the right.
[0022]
The mounting position of the seat stay 36 and the rear cushion unit 22 may be in the range from the rear upper part of the backbone frame, that is, the range from the rear part of the main frame 7 to the upper part of the center frame part 8. Further, as is clear from FIG. 5, the center frame portion 8 is arranged along the center of the vehicle body as a single pipe member continuous to the main frame portion 7, but the shape and structure of the square pipe and the pressed product are free. is there.
[0023]
2 and 3, the rear end portion 31a of the exhaust pipe 31 connected to the muffler 32 below the rear swing arm 15 and the front end portion 33a of the tail pipe 33 each form a curved portion. Accordingly, the rear half of the exhaust pipe 31 excluding the rear end 31a and the front half of the tail pipe 33 excluding the front end 33a are linearly arranged on the same line, and are covered by the muffler cover 35. When the muffler cover 35 is made of resin, it is given metallic luster plating or the like to make it appear as if the exhaust pipe 31 is linearly connected to the large-diameter portion 34, giving a sense of unity to the appearance of the exhaust system. ing.
[0024]
As shown in FIG. 3, the muffler 32 has a substantially rectangular box shape that is long in the front-rear direction and has a relatively large capacity. A relief recess 49 is formed on the right side of the muffler 32, and the brake pedal 30 is rotated. It is designed not to interfere.
[0025]
Next, the operation of this embodiment will be described. As described above, the main frame portion 7 and the center frame portion 8 that continuously extend from the head pipe 6 to the lower portion of the vehicle body in the vicinity of the support portion of the rear swing arm 15 along the vehicle body center constitute a backbone frame. On the right side surface of the center frame portion 8, a cushion attachment portion 46 that is an attachment portion of the upper bearing boss 47 of the rear cushion unit 22 and a support portion of the attachment shaft 16 that is a support portion of the rear swing arm 15 are provided side by side. Therefore, the rear cushion unit 22 is offset from the center frame portion 8 and the rear wheel 17 located on the center of the vehicle body in the lateral direction of the vehicle body, that is, to the right side in this embodiment. For this reason, even if the rear cushion unit 22 is brought closer to the rear wheel 17 side, it does not interfere with the rear wheel 17, the wheel base can be shortened, and a compact vehicle body can be obtained.
[0026]
Further, even if the operation seat 13 is attached to the rear upper part of the backbone frame via the seat cushion 14 so as to be able to swing up and down, the seat stay 36 that supports the link 37 that is the seat cushion attachment portion of the operation seat 13 and the rear by tO tHE supporting portion of the cushion unit 22 arranged alongside the cushion mounting portion 46 in the lateral (left-right) direction, and the neighboring cushion mounting portion of the driver seat 13 swings up and down and the rear cushion unit 22 does not interfere It becomes possible to do so.
[0027]
In addition, by detachably connecting the link 37 and the seat stay 36, which are seat cushion mounting portions, the operation seat 13 is swingably supported with respect to the backbone frame and can be removed integrally.
[0028]
FIG. 6 is a diagram corresponding to FIG. 1 relating to another embodiment. In this example, a tandem seat 50 is provided, and a long seat cushion 51 is provided between the rear side bottom portion and the seat stay 36. The seat cushion is supported by the seat stay 36 as in the previous embodiment, and is swingable and detachable in the vertical direction. It has become. The rear end seat of the tandem seat 50 is located above the rear wheel 17, and the rear end extends to the rear side from the center of the rear wheel 17. Instead of the seat cushion 51, the driving seat 50 may be fixedly supported by a pipe member or the like.
[0029]
Further, a tandem step 52 is provided on the left and right of the middle part of the rear swing arm 15 so as to be able to rise and fall so that the passenger can put his / her foot on. Since other structures are the same as in the previous embodiment, common portions are denoted by common reference numerals and description thereof is omitted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a right side view of an entire motorcycle according to an embodiment. FIG. 2 is an oblique rear right perspective view of the entire motorcycle according to an embodiment. Bottom view [Fig. 4] Fig. 5 is a view showing the driving seat mounting portion obliquely from the left rear. [Fig. 5] Fig. 6 is a view showing the opposite side of Fig. 4. [Fig. Explanation】
1: front wheel, 7: main frame, 8: center frame, 11: engine, 12: engine hanger mount stay, 13: driving seat, 14: seat cushion, 15: rear swing arm, 16: mounting shaft, 17: rear Wheel, 22: Rear cushion unit, 30: Brake pedal, 31: Exhaust pipe, 32: Muffler, 33: Tail pipe, 35: Muffler cover, 36: Seat stay

Claims

バックボーン式フレームの後部下端付近に後輪支持用のスイングアームを揺動自在に設け、
このリヤスイングアームとバックボーン式フレームの上部間にリヤクッションユニットを配設した自動２輪車の懸架装置において、
前記バックボーン式フレームの後部を車体中央に上下方向へ長く配置するとともに、
このリヤクッションユニットの支持部を、前記リヤスイングアームの支持部上方にてバックボーン式フレームの後部側面に左右方向へ側面視で重なるように配置し、
さらに、前記バックボーン式フレームの後上方部にシートクッションを介して運転シートを上下揺動可能に取り付けるとともに、この運転シートのシートクッション取付部と前記リヤクッションユニットの支持部とが左右方向に並んで配置されていることを特徴とする自動２輪車の懸架装置。A swing arm for supporting the rear wheel is swingably provided near the lower end of the rear part of the backbone frame.
In a suspension system for a motorcycle in which a rear cushion unit is disposed between the rear swing arm and the backbone frame,
While arranging the rear part of the backbone frame long in the vertical direction in the center of the vehicle body,
The support portion of the rear cushion unit is arranged above the support portion of the rear swing arm so as to overlap the rear side surface of the backbone frame in the left-right direction in a side view,
Further, the driving seat is attached to the rear upper part of the backbone frame via a seat cushion so that the driving seat can swing up and down, and the seat cushion mounting portion of the driving seat and the support portion of the rear cushion unit are arranged in the left-right direction. A suspension system for a motorcycle characterized by being arranged .

前記シートクッション取付部により、前記運転シートを前記フレームに対して揺動可能に支持するとともに一体に取り外し可能としたことを特徴とする請求項１に記載した自動２輪車の懸架装置。Wherein the seat cushion mounting portion, the suspension device of a motorcycle described the driver's seat to claim 1, characterized in that the removable integrally with swingably supported relative to the frame.