JP4460480B2 - 穴の検査方法、及び、穴の検査装置 - Google Patents

穴の検査方法、及び、穴の検査装置 Download PDF

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本発明は、基板に形成された穴を検査する穴の検査方法、及び、穴の検査装置において、基板に同一径の穴が繋がるようにして形成された長穴も検査することができるようにした穴の検査方法、及び、穴の検査装置に関するものである。
電子機器の小型化、高密度実装化に伴い、プリント基板は複数の基板を積層した多層配線基板が主流となっている。多層配線基板では、上下に積層された基板間の導電層を電気的に接続する必要がある。そこで、多層配線基板の絶縁層に下層の導電層に達する穴を形成し、穴の内部に導電性メッキを施すことにより、上下に積層された基板間の導電層を電気的に接続している。
〔基板に形成される穴について〕
まず、図6を参照して、基板に形成される穴について説明する。図6は、基板に形成される穴について説明するための説明図である。図6に示されているように、XYテーブル10上に載せられた基板1にはさまざまな形状、及び、大きさの穴が形成されている。例えば、基板1には、円形の穴、及び、長穴が形成されている。また、穴には、基板を貫通する貫通穴、及び、基板を貫通しない穴の両方が存在する。以下、円形の穴のことを単に穴と呼ぶことにする。
また、基板1上には、基板1の基準位置となる基準点2(マーカー)が設けられている。CCDカメラは、基板1上に設けられたマーカー2を検出する。制御装置は、検出されたマーカー2に基づいて、基板1上における直交する2軸(図6に示されるX軸、Y軸)を決定する。図6においては、直交する2軸の原点Oは、基板1の左上端部に設定されている。基板1上に形成される全ての穴の座標は、この原点Oを基準として決定されている。
〔基板に形成される長穴について〕
次に、図7を参照して基板に形成される長穴について説明する。図7は、基板に形成される長穴について説明するための説明図である。通常、長穴を形成するには、エンドミル等の長穴を形成する専用の工具を使用する。しかしながら、例えば、図7に示されるようにドリルで同一径の穴が繋がるようにして基板を加工する場合がある。このように、同一径の穴が繋がるようにして形成された穴のことも長穴と呼ぶことにする。ドリルのみで基板に長穴を形成する場合には、ドリルを長穴を形成する専用の工具と取り替える必要はない。よって、円形の穴と長穴を連続して基板に形成することができるので、基板を加工する時間を短縮することができる。ドリルのみで基板に長穴を形成するには、隣り合う穴を連続して形成することはしない。すなわち、基板にある穴を形成したら、次には、ある穴とは隣り合わない穴を形成する。このようにして基板に長穴を形成する理由は、隣り合う穴を連続して形成した場合、隣り合う穴の中心間距離が短いと、ある穴の次の穴を形成するときにドリルの中心が基板に当たらない状態で加工がされるので、ドリルの位置がずれてしまいかねないからである。
〔検査装置の構成について〕
次に、図8を参照して、検査装置の構成について説明する。図8は、検査装置の概略構成を示す図である。XYテーブル10には、中央部に穴10aが形成されている。XYテーブル10は、図示を省略する駆動装置によって、互いに直交する2方向のベクトル(図8に示されるX方向ベクトル、Y方向ベクトル)から形成される平面に平行な方向に移動可能である。XYテーブル10上には、上ガラス11、及び、下ガラス12を介して被加工部材となる基板1が固定されている。XYテーブル10の上方には、CCDカメラ13と照明装置14とが、それぞれ配置されている。XYテーブル10の下方には、照明装置15が配置されている。
CCDカメラ13は、図示を省略する駆動装置によって、XYテーブル10が移動する平面に垂直な方向に移動可能である。CCDカメラ13は、画像処理装置16、及び、判定処理装置17を介して制御装置18と接続されている。
制御装置18は、XYテーブル10、CCDカメラ13、CCDカメラ13の駆動装置、照明装置14、照明装置15、画像処理装置16、及び、判定処理装置17を制御する。
〔検査装置の動作について〕
穴が基板を貫通する貫通穴である場合、制御装置18は、照明装置15を動作(点灯)させる。照明装置15から照射された光は、下ガラス12側から基板1に照射される。そして、基板1に貫通穴が空いている場合には、CCDカメラ13は、貫通穴を通過した光を検出する。CCDカメラ13が貫通穴を通過した光を検出した場合、検出された光の強度に関するデータは、画像処理装置16に送られる。画像処理装置16は、光の強度に関するデータを2値化されたデータに変換する。このようにして2値化された光の強度に関するデータを撮像データとも呼ぶ。2値化されたデータは、判定処理装置17に送られる。判定処理装置17は、2値化されたデータに基づいて基板1に貫通穴が形成されていると判定する。
穴が基板を貫通しない穴を含む場合、制御装置18は、照明装置14を動作(点灯)させる。照明装置14から照射された光は、上ガラス11側から基板1に照射される。そして、基板1に穴が形成されている場合には、CCDカメラ13は、基板1の表面から反射された反射光、及び、基板1に形成された穴の部分から反射された反射光を検出する。CCDカメラ13と基板1の表面との距離は、CCDカメラ13と基板1に形成された穴の部分との距離よりも短い。よって、CCDカメラ13が基板1の表面から反射された反射光を検出したときの光の強度は、CCDカメラ13が基板1に形成された穴の部分から反射された反射光を検出したときの光の強度よりも大きい。検出された光の強度に関するデータは、画像処理装置16に送られる。
画像処理装置16は、光の強度に関するデータを2値化する。2値化されたデータは、判定処理装置17に送られる。2値化された基板1の表面から反射された反射光の強度は、2値化された基板1に形成された穴の部分から反射された反射光の強度よりも大きい。よって、判定処理装置17は、2値化された値に基づいて、穴の座標を判断することができる。判定処理装置17によって判定された穴の座標に関するデータは、制御装置18に送られる。
制御装置18は、判定処理装置17から送られた穴の座標に関するデータを内蔵するメモリに記憶させる。制御装置18は、図示を省略する駆動装置によってXYテーブル10をX方向、及び、Y方向に移動することによって、基板1に形成された全ての穴の座標に関するデータを取得する。
また、検査装置のオペレータは、制御装置に内蔵されたメモリに、検査する基板の加工データを予め記憶させておく。加工データには、形成される穴の直径と中心座標とが記述されている。そして、制御装置18は、取得した穴の座標に関するデータと、予め記憶された加工データとを比較することによって、基板に形成された穴を検査する。このようにして、従来の検査装置では、基板に形成された長穴以外の穴を検査していた。
特開2004−317305号公報
しかしながら、従来の検査装置では、基板に形成された長穴を検査してはいなかった。
本発明の目的は、従来検査していた穴に加えて同一径の穴が繋がるようにして形成された長穴も検査することである。
本発明は、基板に形成される穴の直径と中心座標とを記述した加工データと、基板を撮像することによって得られる前記穴の撮像データと、に基づいて、基板に形成された穴を検査する穴の検査方法において、加工データに基づいて、基板に形成される全ての穴を穴径毎にグループ分けし、それぞれのグループ毎に、前記加工データに基づいて、前記基板に形成される全ての穴を穴径毎にグループ分けし、それぞれのグループ毎に、一直線上に互いに繋がる穴が存在するか否かを判別して長穴を選び出す処理を実行することによって得られる長穴に関するデータと、前記基板を撮像することによって得られる長穴の撮像データの解析と、に基づいて、前記基板に形成された長穴の誤差を検査することを特徴とする。
本発明は、記憶装置と、制御装置と、撮像装置とを有し、制御装置は、記憶装置に記憶された基板に形成される穴の直径と中心座標とを記述した加工データと、撮像装置によって基板を撮像することによって得られる穴の撮像データと、に基づいて、基板に形成された穴を検査する穴の検査装置であって、制御装置は、記憶装置に記憶された加工データに基づいて、基板に形成される全ての穴を穴径毎にグループ分けし、それぞれのグループ毎に、前記制御装置は、前記記憶装置に記憶された前記加工データに基づいて、前記基板に形成される全ての穴を穴径毎にグループ分けし、それぞれのグループ毎に、一直線上に互いに繋がる穴が存在するか否かを判別して長穴を選び出す処理を実行することによって得られる長穴に関するデータと、前記撮像装置によって前記基板を撮像することによって得られる長穴の撮像データの解析と、に基づいて、前記基板に形成された長穴の誤差を検査することを特徴とする。
本発明の穴の検査装置は、従来、検査していた穴とともに長穴も検査することができる。よって、従来、検査員が行っていた長穴の検査を検査装置によって自動的に行うことができる。従って、基板を検査する時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の検査装置の構成は、図8に示される従来の検査装置の構成と実質的に同じである。ただし、制御装置18に内蔵されているメモリに記憶される検査処理を実行させるための演算処理が従来の演算処理と異なっている。
〔検査処理について〕
次に、図2を参照して検査処理の手順について説明する。図2は、検査処理の手順について説明するためのフローチャートである。ステップS10の処理において、制御装置18は、内蔵されたメモリに予め記憶された検査する基板の加工データを読み出す。加工データには、基板に形成される全ての穴の直径と中心座標とが記述されている。
〔長穴の判別方法について〕
ステップS11の処理において、制御装置18は、長穴判別処理を実行する。まず、図1Aを参照して長穴の判別方法について説明する。図1Aは、長穴の判別方法について説明するための説明図である。まず、制御装置18は、基板1に形成される全ての穴を加工データに基づいて、穴径毎にグループ分けする。なぜなら、図7に示されるような長穴は、同じ径の穴が繋がることによって形成されるからである。次に、制御装置18は、それぞれのグループ毎に、ある1つの穴と他の全ての穴との組み合わせにおいて、ある1つの穴と繋がる穴が存在するか否かを判別する。すなわち、ある1つの穴と他の穴とについて、2つの穴の中心間距離が直径よりも小さい場合には、ある1つの穴と他の穴とは繋がっている。ある1つの穴と他の穴とについて、2つの穴の中心間距離が直径よりも大きい場合には、ある1つの穴と他の穴とは繋がっていない。そして、ある1つの穴と他の穴とについて、2つの穴の中心間距離が直径と等しい場合には、ある1つの穴と他の穴とは繋がっていない。すなわち、ある1つの穴と他の穴とが外接している場合には、両者は繋がっていないものとする。
例えば、図1Aにおいて直径がdの穴Hについては、自身と繋がる穴は、存在しない。すなわち、穴Hは、長穴ではない。次に、直径dの穴Hと他の全ての穴との組み合わせにおいて、制御装置18は、穴Hと繋がる穴が存在するか否かを判別する。この場合、穴Hと繋がる直径dの穴Hが存在する。すなわち、穴Hと穴Hの中心間距離kは、k<dであるので、穴Hと穴Hとは、1つの長穴を形成している。以後、穴H、穴H、というように全ての穴について順次、他の全ての穴との組み合わせにおいて、制御装置18は、それぞれの穴と繋がる穴が存在するか否かを判別する。そして、制御装置18は、このようにして求められたそれぞれの互いに繋がる穴の集合において、その両端の穴の少なくともどちらか一方が、他の互いに繋がる穴の集合の両端の少なくともどちらか一方となっているものが存在するか否かを判別する。互いに繋がる穴の両端の少なくともどちらか一方が、他の互いに繋がる穴の両端のどちらか一方となっている場合、それらは1つの長穴を形成している。従って、制御装置18は、このような互いに繋がる穴の組み合わせを1つの長穴と認識する。このようにして、制御装置18は、加工データに基づいて、基板1上に長穴が形成されるか否かを判別する。
次に、図1Bを参照して長穴と基準点となるマーカーによって決定される軸とのなす角度の算出方法について説明する。図1Bは、長穴と基準点となるマーカーによって決定される軸とのなす角度の算出方法について説明するための説明図である。制御装置18は、長穴を形成する両端の穴の中心を結ぶ直線(以後、この直線の方向を、加工データに基づく長穴の長軸方向とも呼ぶ)とマーカーによって決定されるX軸とのなす角度θを算出する。
ステップS12の処理において、制御装置18は、加工データに基づいて、基板上に形成される全ての長穴の設計上の長さを算出する。ここで、長穴の長さの算出方法について説明する。まず、制御装置18は、加工データに基づいて、長穴を形成する穴の中心のX座標、Y座標のうち、最大値、及び、最小値をそれぞれ算出する。そして、制御装置18は、X座標の最大値、及び、最小値から、長穴を形成する両端の穴の中心のX軸方向の距離を算出する。同じく、制御装置18は、Y座標の最大値、及び、最小値から、長穴を形成する両端の穴の中心のY軸方向の距離を算出する。制御装置18は、このようにして算出した長穴を形成する両端の穴の中心のX軸方向の距離、及び、Y軸方向の距離とから、長穴を形成する両端の穴の中心間距離を算出する。そして、制御装置18は、長穴を形成する両端の穴の中心間距離と直径とから長穴の設計上の長さを算出する。
ステップS13の処理において、制御装置18は、加工データに基づき、基板上に形成される全ての長穴の設計上の中心座標を算出する。すなわち、制御装置18は、長穴を形成する穴の中心のX座標、Y座標の最大値、及び、最小値のそれぞれ平均を算出することによって、長穴の設計上の中心座標を算出する。
ステップS14の処理において、制御装置18は、加工データに基づき、基板上に形成される全ての長穴の幅を読み出す。すなわち、制御装置18は、加工データに記述される穴の直径をもって長穴の幅とする。ステップS11の処理、ステップS12の処理、ステップS13の処理、及び、ステップS14の処理を、加工データ演算処理と呼ぶことにする。
ステップS15の処理において、制御装置18は、CCDカメラ13を制御し、基板1に形成された全ての穴を撮像する。まず、CCDカメラ13は、基板1上に設けられたマーカーを検出する。制御装置18は、検出されたマーカーに基づいて、基板1上における直交する2軸、及び、原点Oを決定する。基板1上に形成される全ての穴の座標は、この2軸を基準として決定されている。そして、制御装置18は、CCDカメラ13を制御し、基板1の表面から反射された反射光、及び、基板1に形成された穴の部分から反射された反射光を検出する。このようにして制御装置18は、図示を省略する駆動装置によってXYテーブル10をX方向、及び、Y方向に移動することによって、基板1に形成された全ての穴を撮像する。
ステップS16の処理において、制御装置18は、画像処理装置16を制御し、検出された光の強度に関するデータを2値化する。ステップS15の処理、及び、ステップS16の処理を、画像処理と呼ぶことにする。
ステップS17の処理において、制御装置18は、画像処理結果をメモリに記憶する。このように、画像処理結果をメモリに記憶することによって、制御装置18は、それぞれの基板毎の画像処理結果を管理することが可能となる。ステップS18の処理において、制御装置18は、画像処理結果をメモリから読み出す。
ステップS19の処理において、制御装置18は、加工データ演算処理結果と画像処理結果とに基づいて、基板上に形成された長穴を除く全ての穴の中心座標のずれ量、及び、直径の誤差を算出する。長穴を除く穴の中心座標のずれ量を求めるには、制御装置18は、撮像データに基づいて、穴の面積重心の座標を算出する。そして、制御装置18は、加工データに記述される穴の中心座標と面積重心の座標とから穴の中心座標のX軸方向のずれ量、及び、Y軸方向のずれ量をそれぞれ算出する。長穴を除く穴の直径の誤差を求めるには、制御装置18は、加工データに記述される穴の直径と撮像データに基づく穴の直径とから穴の直径の誤差を算出する。
そして、処理はステップS20に進む。ステップS20の処理において、制御装置18は、加工データ演算処理結果と画像処理結果とに基づいて、基板上に形成された長穴の中心座標のずれ量を算出する。
〔長穴の中心座標のずれ量算出方法について〕
図3は、長穴の中心座標のずれ量算出方法について説明するための説明図である。図3においては、検出された長穴の形状が上部に示されている。そして、理解を容易にするため、加工データに基づく長穴をY軸方向にずらして示してある。
制御装置18は、図3上部に示されるように撮像データに基づいて、長穴の面積重心の座標Pを算出する。そして、制御装置18は、図3に示されるように、PとステップS13の処理において求められたP(設計上の中心座標)とからX軸方向の座標のずれ量(図中ΔX)、及び、Y軸方向の座標のずれ量(図示せず)をそれぞれ算出する。
そして、処理はステップS21に進む。ステップS21の処理において、制御装置18は、加工データ演算処理結果と画像処理結果とに基づいて、基板上に形成された全ての長穴の長さの誤差を算出する。
〔長穴の長軸方向の長さの誤差算出方法について〕
図4は、長穴の長軸方向の長さの誤差算出方法について説明するための説明図である。図4においては、検出された長穴の形状が上部に示されている。そして、理解を容易にするため、加工データに基づく長穴をY軸方向にずらして示してある。
制御装置18は、図4上部に示されるように長穴の面積重心の座標Pを通過し加工データに基づく長穴の長軸方向(長穴を形成する両端の穴の中心を結ぶ直線方向)と平行な直線と、長穴との2つの交点間の距離Lを算出する。そして、制御装置18は、図4に示されるように、LとステップS12の処理において求められた長穴の設計上の長さとの差から長穴の長さの誤差を算出する。
そして、処理はステップS22に進む。ステップS22の処理において、制御装置18は、加工データ演算処理結果と画像処理結果とに基づいて、基板上に形成された全ての長穴の幅の誤差を算出する。
〔長穴の幅の誤差算出方法について〕
図5は、長穴の幅の誤差算出方法について説明するための説明図である。制御装置18は、図5に示されるように長穴の面積重心Pを通過し、加工データに基づく長穴の長軸方向と直交する方向における長穴の幅Wを検出する。そして、制御装置18は、加工データに記述される穴の直径Wと幅Wとの差から長穴の幅の誤差を算出する。
このようにして、本実施の形態においては、長穴の中心座標のずれ量、長穴の長さの誤差、及び、長穴の幅の誤差をそれぞれ算出することができるので、基板1に形成された全ての長穴の加工精度を管理することが可能となる。
そして処理は、ステップS23に進む。ステップS19の処理、ステップS20の処理、ステップS21の処理、及び、ステップS22の処理を、差分処理と呼ぶことにする。
ステップS23の処理において、制御装置18は、差分処理によって求められた穴の中心座標のずれ量、穴の直径の誤差、長穴の中心座標のずれ量、長穴の長さの誤差、及び、長穴の幅の誤差をそれぞれディスプレイ等の表示装置に表示する。従って、検査装置のオペレータは、穴の中心座標のずれ量、穴の直径の誤差、長穴の中心座標のずれ量、長穴の長さの誤差、及び、長穴の幅の誤差を目視にて容易に確認することが可能となる。
ステップS24の処理において、制御装置18は、検査すべき次の基板があるか否かを判断する。制御装置18が検査すべき次の基板があると判断した場合、処理はステップS11に戻り、再び検査処理が繰り返される。制御装置18が検査すべき次の基板がないと判断した場合、検査処理は終了する。
次に、長穴の幅の誤差を算出する別の方法について説明する。制御装置18は、撮像データに基づき、加工データに基づく長穴の長軸方向と直交する方向における長穴の幅のうち、最も小さい部分の幅、及び、最も大きい部分の幅を算出することが可能である。そして、制御装置18は、撮像データに基づく長穴の最も小さい部分の幅と加工データに記述される穴の直径との差を長穴の幅の誤差とすることも可能である。さらに、制御装置18は、撮像データに基づく長穴の最も大きい部分の幅と加工データに記述される穴の直径との差を長穴の幅の誤差とすることも可能である。
図1Aは、長穴の判別方法について説明するための説明図、図1Bは、長穴と基準点となるマーカーによって決定される軸とのなす角度の算出方法について説明するための説明図である。 検査処理の手順について説明するためのフローチャートである。 長穴の中心座標のずれ量算出方法について説明するための説明図である。 長穴の長軸方向の長さの誤差算出方法について説明するための説明図である。 長穴の幅の誤差算出方法について説明するための説明図である。 基板に形成される穴について説明するための説明図である。 基板に形成される長穴について説明するための説明図である。 検査装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
H
H 穴Hと互いに繋がる穴
H 穴Hと互いに繋がる穴
穴Hと穴Hの中心間距離
穴Hと穴Hの中心間距離
d 穴の直径
θ 加工データに基づく長穴の長軸方向とX軸とのなす角度

Claims (2)

  1. 基板に形成される穴の直径と中心座標とを記述した加工データと、
    前記基板を撮像することによって得られる前記穴の撮像データと、
    に基づいて、
    前記基板に形成された穴を検査する穴の検査方法において、
    前記加工データに基づいて、前記基板に形成される全ての穴を穴径毎にグループ分けし、それぞれのグループ毎に、一直線上に互いに繋がる穴が存在するか否かを判別して長穴を選び出す処理を実行することによって得られる長穴に関するデータと、
    前記基板を撮像することによって得られる長穴の撮像データの解析と、
    に基づいて、
    前記基板に形成された長穴の誤差を検査する
    ことを特徴とする穴の検査方法。
  2. 記憶装置と、制御装置と、撮像装置とを有し、前記制御装置は、前記記憶装置に記憶された基板に形成される穴の直径と中心座標とを記述した加工データと、
    前記撮像装置によって前記基板を撮像することによって得られる前記穴の撮像データと、
    に基づいて、
    前記基板に形成された穴を検査する穴の検査装置であって、
    前記制御装置は、前記記憶装置に記憶された前記加工データに基づいて、前記基板に形成される全ての穴を穴径毎にグループ分けし、それぞれのグループ毎に、一直線上に互いに繋がる穴が存在するか否かを判別して長穴を選び出す処理を実行することによって得られる長穴に関するデータと、
    前記撮像装置によって前記基板を撮像することによって得られる長穴の撮像データの解析と、
    に基づいて、
    前記基板に形成された長穴の誤差を検査する
    ことを特徴とする穴の検査装置。
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