JP4458968B2 - 自動レベル調整回路 - Google Patents

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Description

本発明は、アンプからの出力信号レベルが所定のレベルになるようにアンプゲインを自動調整する自動レベル調整(ALC:Automatic Level Control)回路に係り、特に、プログラマブルゲインアンプを用いたデジタル検波方式の自動レベル調整回路におけるアタック動作の改善に関する。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の電子式カメラの多くは、動画像を録画する録画機能と共に、マイクロフォンより入力した音声を録音する録音機能を備えている。そして、録音機能を備えるこれらの電子式カメラには、一般的に、入力音声を所定の音声信号レベルで録音可能とするために、音声録音に際し記録段の前段に備えられたアンプのゲインを入力音声信号のレベルに応じて自動調整する回路が備えられている。このような回路として、例えば図6のような構成を有する、プログラマブルゲインアンプを用いたデジタル検波方式の自動レベル調整回路(以下、ALC回路という)がある。
図6のALC回路によれば、まずプログラマブルゲインアンプ10の後段のアナログ/デジタルコンバータ(A/Dコンバータ)20にて、プログラマブルゲインアンプ10で増幅された入力音声信号がアナログ信号からデジタル信号へ変換される。次に、レベル検出部30にてこのデジタル信号のレベル(プログラマブルゲインアンプ10の出力の信号レベル)が検出され、且つこの検出レベルと所定の基準レベルとが比較される。そして、ここで得られた比較結果に基づき、ゲインコントロール部40からプログラマブルゲインアンプ10に出力された制御信号によって、プログラマブルゲインアンプ10からの出力音声信号(プログラマブルゲインアンプ10にて増幅された入力音声信号)が所定の音声信号レベルとなるように、プログラマブルゲインアンプ10のゲインが調整される。
具体的には、レベル検出部30にて検出されたデジタル信号のレベルが所定の基準レベルより大きい場合、プログラマブルゲインアンプ10のアンプゲインを1ステップずつ段階的に下げる動作(アタック動作)を行い、デジタル出力信号レベルが所定の基準レベルより小さい場合、プログラマブルゲインアンプ10を1ステップずつ段階的に上げる動作(リカバリー動作)を行う。そして、このようなアタック動作及びリカバリー動作によるゲインの調整を、デジタル信号レベルが所定の基準レベルとなるまで連続して行うことにより、アンプのゲインを入力音声信号のレベルに応じて所定の基準レベルへ自動調整でき、入力音声を所定の音声信号レベルで録音できるようになる。尚、以上のようなALC回路は、例えば下記特許文献1に開示されている。
特開平11−328855号公報
通常、ALC回路で行われるアタック動作は、ダイナミックレンジを超えた過大信号による音声波形の崩れを最小限に抑えるため短時間で行われる。また、上述のようなALC回路においてデジタルによる離散的なアンプゲイン制御を行う場合、ゲインを変更する際に出力波形に段差が生じるとこれがノイズの原因となる。このため、この段差の発生を回避すべくゼロクロス時にのみアタック動作によるゲインの変更を行うのが一般的である。
しかしながら、このようにゼロクロス時にのみアタック動作によるゲイン変更を行うとなると、信号周波数によってアタック時間が変動してしまう。特に信号周波数が低くゼロクロスの間隔が長い場合には、ゲイン変更のタイミングの間隔が長くなるため、なかなかアタック動作が収束せず、その結果アタック時間(ゲインを減少させている時間)が長くなってしまう。
そこで、このようにアタック時間が長くなってしまうことを防止するため、アタック動作によるゲインを下げる計算をゼロクロスのタイミングと関係なく行い、計算結果をプログラマブルゲインアンプに出力する動作のみをゼロクロスのタイミングで行うことが考えられる。しかしながら、この場合にも以下のような問題が生じる。
通常、レベル検出部におけるデジタル信号のレベルと所定の基準レベルとの比較処理は、クロック信号のタイミングで行われ、デジタル信号のレベルが所定の基準レベルより大きいとの比較結果が所定の回数続くと、プログラマブルゲインアンプのアンプゲインを1ステップ下げるとの検出結果が得られる。そして、さらにこの状態が前記所定の回数続くと、さらにアンプゲインを1ステップ下げるとの検出結果が得られる。そして、次のゼロクロス時には、それまでの検出結果の合計ステップ数、アンプゲインを下げる旨のアタック動作制御信号が出力され、その合計ステップ数の分だけアンプゲインが下がることとなる。例えば、あるゼロクロスから次のゼロクロスまでの間に、検出結果が3回得られた場合には、次のゼロクロス時にアンプゲインは3ステップ下がることとなる。
ここで、ゼロクロスの間隔が長い状況で上記のような比較・検出処理が行われると、本来であればアンプゲインを1ステップのみ下げれば最適であるところを、次のゼロクロス時までに検出結果のステップ数が累積しているために、それ以上ゲインを下げてしまう、といった事態が起こり得る。このような事態が起こると、その後にリカバリー動作を行わねばならず、不自然な動作状態となってしまう。
上記問題点を解消するため、本発明の自動レベル調整回路は、入力信号を設定ゲインにより増幅するゲイン可変アンプと、このゲイン可変アンプの出力の信号レベルと所定の基準レベルとを比較し、その比較結果を比較結果信号として出力する比較出力回路と、前記入力信号の1つのゼロクロスともう1つのゼロクロスとの間に出力された前記比較結果信号の内、所定の出力時間内に出力された分の比較結果信号を出力するように制限する出力信号制限回路と、前記比較出力回路からの出力信号を、前記比較結果信号が前記所定出力時間以上にわたり出力された場合には前記所定出力時間内に出力された分の比較結果信号を出力するよう制限し、アタック検出出力信号として出力するアタック検出出力回路とを含むことを特徴とする。
また、上記自動レベル調整回路において、前記ゲイン可変アンプは、ステップ的にゲインが変更され、前記出力信号制限回路は、前記ゼロクロス間におけるゲイン変更可能なステップ数を記憶しており、前記比較結果信号について前記ゲイン変更可能な所定ステップ数以上の分の比較結果信号を除いて出力することを特徴とする。
また、上記自動レベル調整回路において、前記出力信号制限回路は、前記比較結果信号をクロック信号のタイミングでカウントするカウンタと、前記カウンタにてカウントされた比較結果のカウント数がゼロクロス時にゲイン変更可能な所定ステップ数の比較結果カウント回数に達した場合に、カウンタからの信号によりセットされてマスク信号を出力するフリップフロップと、を含み、前記比較結果信号を、ゲイン変更可能な所定ステップ数以上の比較結果信号については前記マスク信号に基づきマスク状態とした上で出力することを特徴とする。
また、上記自動レベル調整回路において、前記フリップフロップは、前記入力信号のゼロクロス時にゼロクロス信号の入力によってリセットされることを特徴とする。
また、上記自動レベル調整回路において、前記アタック検出出力回路は、前記比較結果信号と前記マスク信号の反転信号との論理積をとる論理回路であることをを特徴とする。
本発明によれば、ゼロクロス時に変更されるゲインの減衰量が制限されるため、プログラマブルゲインアンプのゲインの下げ過ぎを防止することができ、これにより、適正なアタック動作によるゲイン変更を実現することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るALC回路の回路図である。図2は、図1のALC回路のレベル検出部に備えられているアタック検出回路の回路構成を示す図である。また図3は、図2のアタック検出回路における比較結果信号,マスク信号及びアタック検出信号と増幅された入力音声信号との関係を示す図である。尚、図1において、図6のALC回路と同様の構成要素については、図6と同じ符号を付す。
図1のALC回路では、プログラマブルゲインアンプ10の後段に、ゼロクロス検出部50とA/Dコンバータ(ADC)20とが接続されている。A/Dコンバータ20では、プログラマブルゲインアンプ10にて増幅された入力音声信号(アナログ信号)がデジタル信号に変換され、このデジタル信号がレベル検出部31に出力される。
レベル検出部31では、このデジタル信号のレベル(プログラマブルゲインアンプ10の出力の信号レベル)が検出され、この検出レベルと所定の基準レベル(アタック基準レベル)とが比較される。そして、得られた比較結果において検出レベルがアタック基準レベル以上に基づいて、従来と同様にして、プログラマブルゲインアンプ10のアンプゲインを1ステップ下げるとの検出結果が得られる。こうして得られた検出結果に基づいて、プログラマブルゲインアンプ10からの出力音声信号が所定の音声信号レベルとなるようにプログラマブルゲインアンプ10のゲインを調整するための制御信号が、ゲインコントロール部40からラッチ回路60に出力される。例えば、レベル検出部31にて検出されたデジタル信号のレベルが所定の基準レベル(アタック基準レベル)より大きい場合には、プログラマブルゲインアンプ10のアンプゲインを、検出結果の回数に相当するステップ数の分だけ下げる(アタック動作を行う)旨の制御信号が出力される。
例えば、ゲインコントロール部40は、予め定められた係数を記憶しており、一定のクロック周期毎に、コンパレータ310の検出結果を検出して、A/Dコンバータ20の出力が基準レベルより大きかったときに、1×係数の値を減算し、プログラマブルゲインアンプ10のゲインを制御する制御信号を決定する。すなわち、上述した従来例に記載したように、プログラマブルゲインアンプ10におけるゲインは、その出力レベルが小さいときは大きく、出力レベルが大きいときには小さく変更され、出力レベルが所定値になるように制御される。アタック時には、その前段階の入力信号レベルに応じてプログラマブルゲインアンプ10のゲインが設定されており、この設定されているゲインに対応する制御信号が設定されているので、制御信号を減少する。これによって、上述の係数を1ステップとして、一定のクロックに応じた比較タイミングにおける比較結果に応じて、アタック検出の回数に応じてその回数×係数分だけ制御信号の値を減少する。
一方、ゼロクロス検出部50では、プログラマブルゲインアンプ10にて増幅された入力音声信号(アナログ信号)のゼロクロスが検出され、検出結果のゼロクロス信号がHレベル信号としてレベル検出部31とラッチ回路60とに出力される。
そして、ラッチ回路60にゼロクロス信号(Hレベル)が入力されると、ゲインコントロール部40の出力信号がラッチ回路60に取り込まれ、ラッチ回路60の出力がプログラマブルゲインアンプ10にそのゲインを決定する制御信号として供給され、プログラマブルゲインアンプ10のアンプゲインを制御信号に応じて下げるアタック動作が行われる。また、ゼロクロス信号(Hレベル)がラッチ回路60に入力されない状態では、ラッチ回路60が次の信号を取り込まないため制御信号の状態が保持される。
そして、再度、ゼロクロス信号(Hレベル)がラッチ回路60に入力されると、そのタイミングでゲインコントロール部40からラッチ回路60に入力されたアタック動作制御信号が、ラッチ回路60を介してプログラマブルゲインアンプ10に出力され、プログラマブルゲインアンプ10のアンプゲインを下げるアタック動作が行われる。
ここで本実施形態では、従来の問題を解消すべく、ゼロクロス時に変更されるゲインの減衰量を制限し、プログラマブルゲインアンプ10のゲインの下げ過ぎを防止するためのアタック検出回路300が、レベル検出部31内に備えられている。以下、このアタック検出回路300の回路構成及び動作について、図2を参照して説明する。
レベル検出部31では、まずコンパレータ310において、A/Dコンバータ20からのデジタル信号S1と基準レベル信号S2(所定の基準レベル)とのレベル比較がクロック信号S3のタイミングで行われる。そしてアタック動作時には、デジタル信号S1のレベルが所定の基準レベルより大きいとの比較結果を示す図3のような比較結果信号S4がコンパレータ310から出力され、AND回路340に入力される。
次にカウンタ320にて、コンパレータ310から出力された比較結果信号S4がクロック信号S3のタイミングでカウントされる。すなわち、A/Dコンバータ20の出力信号が基準レベルより高かった時には、コンパレータ310からの比較信号S4がHレベルであり、クロックの立ち上がり時に比較信号S4がHレベルであった場合にカウンタ320は1つカウントアップする。このときカウントされた比較結果のカウント数が、ゼロクロス時にゲイン変更可能な所定の最大ステップ分の比較結果カウント回数に達した場合には、SRフリップフロップ330をセットする。例えば、カウンタ320が最大ステップ分の比較結果カウント数までカウントアップした場合に、カウンタ320がHレベルを出力するように構成すればよい。
そして、カウンタ320からのHレベルの出力によって、SRフリップフロップ330がセットされると、SRフリップフロップ330から出力されるマスク信号S5が図3のようにHレベルになり、そのマスク信号S5の反転信号が前記AND回路340に入力される。こうして前記AND回路340には、コンパレータ310からの比較結果信号S4と、マスク信号S5の反転信号とが入力されることとなる。そして、前記AND回路340では、比較結果信号S4とマスク信号S5の反転出力とのANDをとり、図3のようなアタック検出出力信号S6が、検出結果としてゲインコントロール部40に出力される。
尚、前記SRフリップフロップ330は、ゼロクロス検出部50からのゼロクロス信号(Hレベル)のエッジが入力されることによりリセットされるようになっている。そこで、次のゼロクロス時にはリセットされ、それ以降は、再びカウンタ320のカウント数が所定の最大ステップ分の比較結果カウント回数に達するまでは通常のアタック動作が行われることとなる。そして、所定の最大ステップ分の比較結果カウント回数に達した場合には、上述と同様に、マスク信号S5によりマスクされたアタック検出出力信号S6が、検出結果としてゲインコントロール部40に出力され、アタック動作が制限されることとなる。なお、カウンタ320も、ゼロクロス信号によってカウント値がリセットされるようになっている。
このように、図2のアタック検出回路300によれば、カウンタ320でのカウント数が、ゼロクロスと次のゼロクロスとの間に所定値を超えた場合には、フリップフロップ330がセットされ、アンドゲート340から比較信号S4の出力が禁止される。すなわち、カウンタ320のカウント数がゲイン変更可能な最大ステップ数分の所定の比較結果カウント回数に達した場合、それ以降のアタック検出出力信号はマスク状態となってLレベルとなる。つまり、ゼロクロス時にゲイン変更可能な所定の最大ステップ数以上のアタック検出結果は、ゲインコントロール部40に対して検出されなくなる。従って、このような検出結果の制限が課せられることにより、ゲインコントロール部40から出力されるアタック動作制御信号によって下げ得るゲインのステップ数は、信号周波数やゼロクロス間隔によらず常に最大ステップ数以内となるように制限され、その結果、従来のようなプログラマブルゲインアンプ10のゲインの下げ過ぎを回避できるようになる。
なお、この例では、アンドゲート340からコンパレータ310の比較結果信号がそのまま出力される。従って、ゲインコントロール部40では、この比較結果の信号を所定のクロック周期で判定し、その判定結果がアタック時であった場合に1ステップずつプログラマブルゲインアンプ10のゲインを下げていく。ここで、カウンタ320におけるクロックは、ゲインコントロール部40と同一のものであることが好適であり、これによりゲイン変更可能な所定の最大ステップ数の設定がレベル検出部31とゲインコントロール部40とで同一になる。しかし、両者に一定の関係があれば、2つのクロックを別のものとしてもよい。
さらに、カウンタ320を最大ステップ数を最大値とするカウンタとすれば、このカウンタ320のカウント値は、そのままゼロクロス時に変更するステップ数となっている。そこで、このカウンタ320のカウント値をゲインコントロール部40に供給し、ゲインコントロール部40において、アタック時の1ステップの計数を乗算して、プログラマブルゲインアンプ10のゲインを変更することも可能である。
こうして、前記AND回路340から出力されたアタック検出出力信号S6のHレベルがゲインコントロール部40に入力されると、この検出結果たるアタック検出出力信号S6に基づいて、ゲインコントロール部40からラッチ回路60に、検出結果の回数に相当するステップ数の分だけプログラマブルゲインアンプ10のアンプゲインを下げる(アタック動作を行う)旨の制御信号がラッチ回路60に出力されることとなる。そしてラッチ回路60では、ゼロクロス信号の入力に伴い、上述のような処理が行われることとなる。
以上のように、本実施形態に係るALC回路では、レベル検出部31に備えられた図2のようなアタック検出回路300によって、ゼロクロス時にアタック動作により変更されるゲインの減衰量が所定の最大ステップ数までしか変更できないように制限されるため、プログラマブルゲインアンプ10のゲインの下げ過ぎという従来の問題を解消することができる。
尚、本発明の好適な実施形態について説明したが、上記実施形態で説明したのはあくまでその一例に過ぎず、所定の最大ステップ分の比較結果カウント回数に達した場合には、アタック動作の制限を行うという本発明の技術思想を実現可能なものであれば、いかなる回路構成であっても良い。
また、上記実施形態のALC回路は、図1のように、レベル検出のためにプログラマブルゲインアンプ10からのアナログ出力をデジタル変換しており、プログラマブルゲインアンプ10から後段にはアナログ出力する構成となっているが、ALC回路の回路構成としてはこれに限定されるものではない。例えば、プログラマブルゲインアンプ10からA/Dコンバータ20にのみアナログ出力し、ここでデジタル変換されたデジタル信号を、A/Dコンバータ20からレベル検出部31に出力すると共に、A/Dコンバータ20から後段にデジタル出力するようにしても良い。
また、例えば図4のように、ALC回路が、レベル検出部31aにはプログラマブルゲインアンプ10からのアナログ信号が入力されるような構成であっても、以下のようにして、上記実施形態のALC回路と同様の効果を得ることができる。
図4のALC回路において、ゼロクロス時に変更されるゲインの減衰量を制限し、プログラマブルゲインアンプ10のゲインの下げ過ぎを防止するためのアタック検出回路300aが、レベル検出部31a内に備えられている。以下、このアタック検出回路300aの回路構成及び動作について、図5を参照して説明する。
レベル検出部31aでは、まず、第一電圧比較器310aにおいて、入力アナログ電圧のレベルと所定の基準電圧レベル(プラス側基準レベル)とのレベル比較がクロック信号のタイミングで行われる。そして、入力アナログ電圧のレベルがプラス側基準レベルより大きい場合には、その旨の比較結果を示す図3のような比較結果信号(Hレベル)が第一電圧比較器310aから出力される。また、これと同様に、第二電圧比較器310bにおいて、入力アナログ電圧のレベルと所定の基準電圧レベル(マイナス側基準レベル)とのレベル比較がクロック信号のタイミングで行われる。そして、入力アナログ電圧のレベルがマイナス側基準レベルより小さい場合には、その旨の比較結果を示す図3と同様の比較結果信号(Hレベル)が第二電圧比較器310bから出力される。そして、第一電圧比較器310a及び第二電圧比較器310bから出力される比較結果信号(Hレベル)はそれぞれOR回路350に入力され、それぞれの比較結果信号(Hレベル)がAND回路340aに入力される。
また、カウンタ320aにて、OR回路350から出力された比較結果信号(Hレベル)がクロック信号のタイミングでカウントされる。このときカウントされた比較結果のカウント数が、ゼロクロス時にゲイン変更可能な所定の最大ステップ分の比較結果カウント回数に達した場合には、SRフリップフロップ330aをセットする。そして、SRフリップフロップ330aがセットされると、SRフリップフロップ330aから出力されるマスク信号が図3と同様にHレベルになり、そのマスク信号の反転出力が前記AND回路340aに入力される。こうして前記AND回路340aには、第一電圧比較器310a及び第二電圧比較器310bからの比較結果信号と、マスク信号の反転出力とが入力されることとなる。そして、前記AND回路340aでは、比較結果信号とマスク信号の反転出力とのANDをとり、図3と同様のアタック検出出力信号が、検出結果としてゲインコントロール部40に出力される。
尚、前記SRフリップフロップ330aは、ゼロクロス検出部50からのゼロクロス信号(Hレベル)のエッジが入力されることによりリセットされるようになっている。そこで、次のゼロクロス時にはリセットされ、それ以降は、再びカウンタ320aのカウント数が所定の最大ステップ分の比較結果カウント回数に達するまでは通常のアタック動作が行われることとなる。そして、所定の最大ステップ分の比較結果カウント回数に達した場合には、上述と同様に、マスク信号によりマスクされたアタック検出出力信号が、検出結果としてゲインコントロール部40に出力され、アタック動作が制限されることとなる。
以上のように、アタック検出回路300aを上記のような構成とすることで、プログラマブルゲインアンプ10からのアナログ信号がレベル検出部31aに入力されるような構成であっても、上記実施形態のALC回路と同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るプログラマブルゲインアンプを用いたデジタル検波方式の自動レベル調整回路の回路図である。 図1の自動レベル調整回路のレベル検出部に備えられているアタック検出回路の回路構成を示す図である。 図2のアタック検出回路における比較結果信号,マスク信号及びアタック検出信号と増幅された入力音声信号との関係を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るプログラマブルゲインアンプを用いたデジタル検波方式の自動レベル調整回路の回路図である。 図4の自動レベル調整回路のレベル検出部に備えられているアタック検出回路の回路構成を示す図である。 従来のプログラマブルゲインアンプを用いたデジタル検波方式の自動レベル調整回路の回路図である。
符号の説明
10 プログラマブルゲインアンプ、20 A/Dコンバータ、30,31 レベル検出部、40 ゲインコントロール部、50 ゼロクロス検出部、60 ラッチ回路、300 アタック検出回路、310 コンパレータ、320 カウンタ、330 SRフリップフロップ、340 AND回路、S1 デジタル信号、S2 基準レベル信号、S3 クロック信号、S4 比較結果信号、S5 マスク信号、S6 アタック検出出力信号。

Claims (1)

  1. 入力信号を設定ゲインにより増幅するゲイン可変アンプと、
    このゲイン可変アンプの出力の信号レベルと所定の基準レベルとを比較し、その比較結果を比較結果信号として出力する比較出力回路と、
    前記入力信号の1つのゼロクロスともう1つのゼロクロスとの間に出力された前記比較結果信号の内、所定の出力時間内に出力された分の比較結果信号を出力するように制限する出力信号制限回路と、
    前記比較出力回路からの出力信号を、前記比較結果信号が前記所定出力時間以上にわたり出力された場合には前記所定出力時間内に出力された分の比較結果信号を出力するよう制限し、アタック検出出力信号として出力するアタック検出出力回路と、
    を含むことを特徴とする自動レベル調整回路。
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