JP4457627B2 - ヒューズ付きコンデンサモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、ヒューズ機能を備えたコンデンサに関し、詳しくは、自動車エアコン用コンプレッサのモーターや電気自動車の駆動用モーターのような車載インバータの一次側平滑コンデンサなどの用途に用いられるヒューズ付きコンデンサモジュールに関する。
従来の積層セラミックコンデンサは、誘電体セラミックシートの欠陥、内部電極の凝集物、内部電極の位置ずれ、異物の混入などの原因により、内部電極間の絶縁性が劣化し、場合によってはショートに至り、回路に過電流が流れて回路全体が故障したりするというような問題点がある。
そこで、このような問題の発生を防止するため、ヒューズ機能を備えた積層セラミックコンデンサが提案されている。
図14(a)および(b)は従来の、ヒューズ部を内蔵した積層セラミックコンデンサの一例を示す図である。
この積層セラミックコンデンサは、セラミック積層体(セラミック素子)51中に、複数の内部電極層52a,52bがセラミック層53を介して互いに対向するように積層され、かつ、セラミック層53を介して互いに対向する内部電極層52a,52bが交互にセラミック積層体(セラミック素子)51の逆側の端面に引き出されて、該端面に形成された外部電極54a,54bに接続された構造を有する積層セラミックコンデンサである。そして、この積層セラミックコンデンサにおいては、内部電極層52a,52bの一部(引き出し部)60の平面面積を小さくすることにより、過電流が流れたときに溶断する機能を果たすヒューズ部55が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
この積層セラミックコンデンサは、内部電極の間でショートした場合に、電源回路内で過電流の発生を防止することが可能になり、また、過電流が積層セラミックコンデンサに流れた場合に、誘電体セラミックヘの影響を緩和して、クラックの発生を抑制し、欠陥層のみを電気的に遮断することが可能になるという特徴を有している。
また、図15(a),(b),(c)は、ヒューズ素子を備えた従来の積層セラミックチップコンデンサの他の例を示す図である。
この積層セラミックコンデンサは、外部電極の一部あるいは全部が、内部電極より低融点でかつ融解時には絶縁物になる金属で構成され、リード線は外部電極の融解しない場所に取り付けられて一体化された積層セラミックコンデンサであって、図15(a),(b),(c)に示すように、セラミック積層体(セラミック素子)51の内部には、互いに逆側に引き出される内部電極52a,52b(図15(c))、および内部電極52a,52bとは引き出し方向が異なる内部電極62(図15(b))が積層されている。そして、セラミック積層体51の一対の端面には内部電極52a,52bがそれぞれ接続される外部電極54a,54bが形成され、この外部電極54a,54bの融解しない位置にはリード線58,59が接続されている。
また、セラミック積層体51の中央部には外部電極55が形成され、この外部電極55は内部電極62と接続されている。また、セラミック積層体(セラミック素子)51の表面には、外部電極54bと、外部電極55とを接続するヒューズ56素子が配設された構造を有している(例えば、特許文献2参照)。
この積層セラミックコンデンサにおいては、規格以上の電流が流れた場合、ヒューズ素子56が溶断して、外部電極54bと外部電極55が電気的に解放されるとともに、一部の内部電極が短絡した状態にある場合においては、ジュール熱のため外部電極の最も早く高温に達する部分が、該内部電極と接触する部分であることから、その部分が焼損して、該内部電極のみが外部電極から電気的に切断されるため、短絡した状態にある内部電極のみを電気的に除外することが可能であるという特徴を有している。
しかしながら、上述のようなコンデンサの内部または外部にヒューズ機能を備えた特許文献1および特許文献2の積層セラミックコンデンサ(以下、単に「セラミックコンデンサ」または「コンデンサ」ともいう)においては、システムの電流容量が大きい場合、故障電流を遮断することが困難で、ヒューズ機能が十分に発揮されない場合もありうる。すなわち、故障電流が大きい場合、ヒューズ溶断時に溶断部分でアーク放電が発生し、その熱により、周辺部が短時間で溶融、焼損するため、故障個所が拡大し、さらなる故障電流の流入やアーク放電などを引き起こし、結果的にシステム全体を保護することができなくなる場合がある。
また、特許文献1の積層セラミックコンデンサのように、内部にヒューズ部を設けることは、コンデンサの容量、発熱特性、機械的強度などの基本特性に影響を与える場合が多く、ヒューズ機能とコンデンサ機能の設計に互いに制約を与えてしまう結果になることが多い。
例えば、ヒューズ部を形成するために、内部電極幅を狭くすると内部電極の有効面積が小さくなり、容量低下を招くという問題がある。
また、ヒューズ部は断面積が小さく、抵抗も大きいため、通常使用時の通電電流が大きいシステムでは、通常使用時の発熱も大きくなる。
さらに、ヒューズ部が複雑な構造になると、内部に応力が発生し、デラミネーションなどの欠陥を引き起こす要因ともなる。
ところで、セラミックコンデンサの故障モードは、主に異電位の内部電極間の絶縁破壊による短格(または低抵抗)モードである。そして、一旦短絡(または低抵抗化)したセラミックコンデンサは、低抵抗状態を維持し、自発的に絶縁復帰(オープン)状態に戻ることはない。
特に、車載インバータには大容量のバッテリーが接続されるため、平滑コンデンサとして使用されるセラミックコンデンサにショート故障が発生すると、セラミックコンデンサにはバッテリーから供給される直流の大きな短絡故障電流が通電される。そして、この短絡電流が継続して通電されると、セラミックコンデンサが発熱して焼損に至る。
特に、短絡電流が大きい場合には、熱膨張によってクラックが発生、進展して、クラック部分にアーク放電が発生し、その放電エネルギーによってセラミックコンデンサは短時間で激しく焼損する。例えば、故障電流が300Aの場合、通電が100msec以上継続すると、焼損は激しくなる。
なお、上述のように、内部電極の幅を部分的に狭くすることによりヒューズ部を形成したセラミックコンデンサは、短絡電流が大きい場合、ヒューズ動作時にクラックが発生、進展してショート箇所が拡大しやすく、故障電流を遮断できなくなる可能性が高いため実用的ではない。また、平滑コンデンサは通常使用時でも比較的大きなリップル電流が通電されるため、内部電極幅を狭くした部分で通常使用時の発熱が増加し、耐用性などが低下するというような問題点がある。
特開2000−228326号 実公平1−34336号
本発明は、上記背景技術の問題点を考慮してなされたものであり、以下の課題を解決することを目的とする。
(1)故障時の直流短絡大電流を、所定時間内に確実に遮断できるようにすること。
(2)通常使用時の最大負荷電流(リップル電流)通電時に、ヒューズが溶断しないこと。
(3)ヒューズ動作時に周辺に重大な影響(異常発熱、破片や導電性物質の飛散、流出など)を与えないこと。
(4)一部のコンデンサに故障が発生した場合に、故障品のみを電気的に切り離し、残りのコンデンサで少なくとも必要最低限の平滑作用を維持できること。
上記課題を解決するためには、例えば、特許文献2に記載されているように、セラミックコンデンサの外部にヒューズ素子を接続することが考えられるが、上記のように車載用平滑コンデンサに使用されるコンデンサでは、通常使用時に流れる負荷電流(リップル電流)が比較的大きいため、この電流により容易に溶断しないようなヒューズ素子を接続することが必要となる。しかしながら、通常使用時の電流により溶断しないように、電流容量の大きいヒューズ素子を接続すると、故障時の直流短絡電流を、100msecというような短時間で瞬時に遮断することが困難になる。
すなわち、上記課題を解決するためには、通常使用時の電流(比較的大きな負荷電流)ではヒューズ素子が溶断せず、故障時にはヒューズ素子が瞬時に溶断するという、ヒューズ機能として相反する性能を要求されるが、本発明では、かかる課題を解決するため、以下の構成を採用している。
上記課題を解決するため、本発明(請求項1)のヒューズ付きコンデンサモジュールは、
基板と、
前記基板の表面に配設された一対の入出力電極と、
前記基板の表面であって前記入出力電極と同一面上に配設された複数の接続用電極と、
前記入出力電極の−方に電気的に接続され、かつ、前記接続用電極に一対一で電気的に接続されるようにして、前記基板上に配設された複数のコンデンサと、
前記入出力電極の一方とは電気的に隔離され、かつ、前記入出力電極の他方に電気的に接続され、かつ、前記接続用電極に一対一で電気的に接続されるようにして、前記基板上に配設された複数のヒューズ素子と、
を備え、
各前記コンデンサが各前記ヒューズ素子に直列に接続された状態で、前記複数のコンデンサが前記入出力用電極に対して並列に接続されており、
前記コンデンサは一対の金属端子を有し、
前記金属端子は、複数に分割された状態で前記入出力電極の一方および前記接続用電極に電気的に接続され、
前記ヒューズ素子は、複数に分割された状態で前記入出力電極の他方および前記接続用電極に電気的に接続されていること
を特徴としている。
また、請求項2のヒューズ付きコンデンサモジュールは、前記入出力電極の他方は、前記入出力電極の一方と前記接続用電極との間に配設されており、前記ヒューズ素子は、前記コンデンサと前記基板との間の、平面的に前記コンデンサと重なる位置に配設されていることを特徴としている。
また、請求項3のヒューズ付きコンデンサモジュールは、
基板と、
前記基板の表面に配設された一対の入出力電極と、
前記入出力電極の一方および他方に電気的に接続されるようにして、前記基板上に配設された複数のコンデンサと、
を備え、
前記複数のコンデンサが前記入出力用電極に対して並列に接続されており、
前記コンデンサは一対の金属端子を有し、
前記金属端子は、複数に分割された状態で前記入出力電極の一方および他方に電気的に接続され、
分割された前記金属端子の各中間部がヒューズ素子として機能すること
を特徴としている。
また、請求項のヒューズ付きコンデンサモジュールは、前記ヒューズ素子が、金属ワイヤ、金属端子、基板上に配設された金属パターンおよび導電性樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴としている。
また、請求項のヒューズ付きコンデンサモジュールは、前記ヒューズ素子が絶縁樹脂によりモールドされていることを特徴としている。
本発明(請求項1)のヒューズ付きコンデンサモジュールは、上述のような構成を備えており、各コンデンサが各ヒューズ素子に直列に接続された状態で、複数のコンデンサが入出力用電極に対して並列に接続され、コンデンサは一対の金属端子を有し、金属端子は、複数に分割された状態で入出力電極の一方および接続用電極に電気的に接続され、ヒューズ素子は、複数に分割された状態で入出力電極の他方および接続用電極に電気的に接続されているので、通常使用時にはヒューズ素子が溶断せず安定に動作し、かつ、故障時にはヒューズ素子が瞬時に溶断して、システムを保護するとともに、一部のコンデンサにのみ故障が発生した場合には、故障したコンデンサのみを電気的に切り離し、残りのコンデンサで少なくとも必要最低限の平滑作用を維持することが可能になる。
すなわち、本発明では、上述のような構成を備えているので、故障時の直流短絡電流は故障品のみに通電され、通常使用時のリップル電流は並列に接続された各コンデンサに均等に分割される。したがって、通常使用時のシステムの電流を分流して、個々のコンデンサにながれる電流を小さくすることが可能になり、個々のコンデンサに接続されたヒューズ素子への電流負荷(耐電流容量)を小さくすることが可能になる。したがって、コンデンサの並列数を多くすることにより、通常使用時には個々のコンデンサに直列接続されたヒューズ素子に通電される電流を小さくすることが可能になり、ヒューズ動作に余裕を持たせることができる。
さらに、ヒューズ素子の耐電流容量を小さくすることにより、故障時に流れる直流電流で瞬時にヒューズを溶断することが可能になる。
また、本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、コンデンサとヒューズ素子を一体化せず、コンデンサにヒューズ素子を直列に接続することによりコンデンサとヒューズ素子を分離するようにしているので、各コンデンサどうしが互いに与えあう悪影響(熱、機械的応力など)を小さくして、設計の自由度を大きくすることが可能になる。
なお、本発明においては、コンデンサとして、例えば、種々の積層セラミックコンデンサを用いることが可能であり、その具体的な構成に特別の制約はない。
また、本発明においては、各コンデンサ、ヒューズ素子などが配設される基板として、ガラエポ、アルミナなどの種々の基板を用いることが可能であり、その種類に特別の制約はない。
なお、本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールの適用範囲としては、例えば、以下のような条件が挙げられる。
定格電圧:10V〜630V
静電容量:10μ〜2000μF
通常通電電流:1A〜300A
故障時短絡電流:100A〜3000A
ただし、場合によっては上記範囲を超える条件でも使用することが可能である。
また、個々のコンデンサにそれぞれ直列に接続されたヒューズ素子を複数に分割するようにしているので、ヒューズ素子の細線化を図ることが可能になるとともに、放電エネルギーを小さくしてアーク放電を防止することが可能になる。
また、ヒューズ素子を分割して細線化することにより、故障時に充電された電荷を放出する際の電荷放出エネルギー(放電電流)によって、ヒューズ素子を切断することが可能となる。したがって、故障電流と放電電流の両方によってさらに短時間でヒューズ素子を断線することが可能になり、信頼性をさらに向上させることが可能になる。
すなわち、故障電流を短時間で遮断するためには、ヒューズ素子の断面積を小さくすることが必要であり、通常電流時のヒューズ素子の不要な溶断を防止するためには、断面積を大きくすることが必要になるが、個々のコンデンサに直列に接続されたヒューズ素子を複数に分割することにより、ヒューズ素子の設計の自由度を向上させることが可能になり、バランスのとれた条件で設計を行うことが可能になる。
また、本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、故障時の直流短絡電流は故障品のみに通電され、通常時のリップル電流はコンデンサ並列数に均等に分割されることになるが、並列数を多くすることにより、通常時に1組のヒューズ素子に通電される電流を小さくすることが可能になり、ヒューズ動作に余裕を持たせることが可能になり、さらに信頼性を向上させることが可能になる。
また、請求項2のヒューズ付きコンデンサモジュールのように、入出力電極の他方が、入出力電極の一方と接続用電極との間に配設されており、ヒューズ素子が、コンデンサと基板との間の、平面的にコンデンサと重なる位置に配設された構成とした場合、モジュールの小型化も実現することが可能になる。
また、本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、請求項のように、ヒューズ素子として、金属ワイヤ、金属端子、基板上に配設された金属パターンおよび導電性樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種を用いることが可能であり、これらをヒューズ素子として用いることにより、所望の特性を備えた信頼性の高いヒューズ付きコンデンサモジュールを得ることが可能になる。
また、請求項のヒューズ付きコンデンサモジュールのように、ヒューズ素子を絶縁樹脂によりモールドするようにした場合、消弧作用(アーク放電の遮断作用)を向上させて、より確実にアーク放電を防止することが可能になり、さらに信頼性を向上させることが可能になる。
以下に本発明の実施例を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
図1は本発明の一実施例(実施例1)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの構成を示す平面図、図2は一部を断面とした側面図である。
このヒューズ付きコンデンサモジュールは、車載インバータシステムの平滑コンデンサとして以下の条件で使用されるものである。
バッテリー電圧:DC250V
短絡故障電流:300A
最大負荷時リップル電流:100A
静電容量:160μF
このヒューズ付きコンデンサモジュールは、ガラエポ、アルミナなどの絶縁性材料を基材としたプリント基板(以下、「基板」という)1上に、大容量で大型の金属端子付積層セラミックコンデンサ(以下、単に「セラミックコンデンサ」または「コンデンサ」ともいう)2が4個並列に配設されている。
各コンデンサ2は、チタン酸バリウムを主原料とする積層セラミックコンデンサであり、定格電圧:250V、実効静電容量:40μF、サイズ:長さ32mm×幅40mm×厚み4mmのコンデンサであり、コンデンサ2の入出力用の各端子(金属端子)12a,12bはそれぞれ複数(この実施例1では6本)に分割されており、一方の端子12aは、基板1の表面に形成された一対の電極(入出力電極)3a,3bのうちの一方の電極3aに接続されている。
また、コンデンサ2の他方の端子12bは基板1の表面に形成された接続用電極4に接続されている。
また、接続用電極4には、ヒューズ素子10の一端側が接続されており、コンデンサ2の他方の端子12bはこの接続用電極4を介してヒューズ素子10と接続されており、コンデンサ2の他方の端子12bは、接続用電極4およびヒューズ素子10を介して、基板1の表面に形成された一対の電極(入出力電極)3a,3bのうちの他方の電極3bに接続されている。
すなわち、この実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、コンデンサ2,接続用電極4,およびヒューズ素子10によって、「コンデンサにヒューズが直列に接続された」構成とし、このコンデンサを、基板1上に配設された入出力電極3a,3bに並列に複数組接続することにより、この実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールが形成されている。
また、この実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、各コンデンサ2に接続されたヒューズ素子10は、それぞれ複数に分割されており、具体的には、直径:0.25mm、長さ:10mmの金属ワイヤ(ニッケルワイヤ)10aから形成されており、この金属ワイヤ10aが各コンデンサ1個あたり10本ずつ接続されている。なお、金属ワイヤ10aは、はんだ付け、あるいは溶着などの方法により基板1上に配設される。このヒューズ素子10の構成材料としては、ニッケル以外にも、Al、Cu、Au、Ag、Pb、Snなどの導電材料を使用することが可能であり、さらにその他の金属材料を用いることも可能である。
さらに、基板上に配設された金属パターンや、樹脂に金属粉末を分散させた導電性樹脂などを用いて基板上に形成された導体パターンなどをヒューズ素子10として用いることも可能である。
さらに、ヒューズ素子10(金属ワイヤ10a)は、消弧(アーク放電の遮断)作用を向上させるために、絶縁樹脂(モールド樹脂)11により被覆されている。この実施例1では絶縁樹脂11として、シリコーンゴム(例えば、信越化学製1液型シリコーンRTVゴムKE4890など)が用いられている。なお、絶縁樹脂11は、アーク放電に曝されるため、難燃性のものを用いることが望ましい。
上述のように構成されたこの実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、最大負荷時のリップル電流通電時に、ヒューズ素子10を構成する金属ワイヤ10aのそれぞれに、1本当たり2.5Aの電流が通電されるが、ヒューズ素子10の温度(推定温度)は150℃以下に抑えられるため、ヒューズ素子10の溶断は発生せず、ニッケルの融点(1452℃)に対して十分な余裕を有しており、通常時の動作について、十分な信頼性が確保される。
また、短絡故障電流通電時には、100msec以内で(この実施例1では約80msec)でヒューズ素子10が溶断するため、コンデンサ2が激しく焼損する前に電流を遮断することができる。したがって、故障発生時の遮断動作に関し、十分な信頼性が確保される。
また、この実施例1では、個々のコンデンサ2に直列に接続されるヒューズ素子10を複数に分割してヒューズ素子10を細線化しているので、放電エネルギーを小さくして、アーク放電の発生を防止することが可能になる。また、ヒューズ素子10を細線化することにより、故障時にコンデンサ2に充電された電荷を放出する際の放出エネルギー(放電電流)により、ヒューズ素子10を溶断させることも可能となり、より短時間でヒューズ素子10の遮断動作を行わせることが可能になる。
さらに、この実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールでは、ヒューズ素子10が絶縁性の絶縁樹脂11によりモールドされているので、消弧(アーク放電の遮断)作用を向上させて、より確実にアーク放電を防止することが可能になり、さらに信頼性を向上させることができる。
また、この実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールでは、ヒューズ素子10がコンデンサ2とは離れた位置に配設されているため、大きな故障電流が通電され、ヒューズ素子10が動作した場合にも、ヒューズ素子10の動作によるコンデンサ2への影響(異常発熱、破片や導電性物質の飛散など)がなく、高い信頼性を確保することができる。
また、ヒューズ素子10がコンデンサ2とは独立して形成されるため、コンデンサ2およびヒューズ素子10の設計自由度を向上させることが可能になり、所望の特性を備えたヒューズ付きコンデンサモジュールを設計しやすくなる。
また、ヒューズ素子10は金属ワイヤ10aを用いて形成されているため、構造が簡潔で、コストの増大を抑制することができる。
さらに、この実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールでは、一部のコンデンサ2に故障が発生した場合に、故障したコンデンサ2に直列に接続されたヒューズ素子10のみが溶断するため、故障したコンデンサ2のみを電気的に切り離し、残りのコンデンサ2で少なくとも必要最低限の平滑作用を維持することが可能になる。
なお、図3は故障時に大電流(300A)が流れてヒューズ素子10が溶断したとき(ヒューズ動作時)の電圧・電流波形を示す図である。
図3に示すように、DC300A(開放電圧:230V)の大電流を約80msecで遮断することができた。なお、このとき、周辺へのヒューズ素子構成材料の飛散や、焼損などの発生は認められなかった。
また、図4および図5は、ヒューズ素子を樹脂モールドした場合のアーク放電の抑制効果を示す図であり、図4はヒューズ素子が絶縁樹脂でモールドされていない場合のアーク放電の状態を示す図であり、図5はヒューズ素子が絶縁樹脂でモールドされている場合のアーク放電の状態を示す図である。
図4に示すように、ヒューズ素子を絶縁樹脂でモールドしていない場合には、ヒューズ溶断時間:30msec、アーク放電時間:150msecで、アーク放電が長く続いているのに対して、図5に示すように、ヒューズを絶縁樹脂でモールドした場合にはヒューズ溶断時間:47msec、アーク放電時間:0.5msecで、アーク放電が瞬時に終了することがわかる。
また、図6は、故障時にコンデンサに充電された電荷を放出する際の電荷放出エネルギー(放電電流)による、ヒューズ切断効果を確認するために行った試験の方法を示す図であり、(a)は本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールの等価回路(モデル回路)を示す図であり、(b)は試験用に作成した回路(試験回路)を示す図である。
なお、この試験に供した試料(ヒューズ付きコンデンサモジュール)の静電容量を150μF、バッテリー電圧を250Vとした場合、静電エネルギーは、
E=(1/2)CV2=4.7[J]
となる。
この静電エネルギーは、図6(a)に示すように、コンデンサCのショート抵抗Rs(図6(a)参照)と、ヒューズ抵抗(Rw)で消費されるため、ヒューズ素子の温度上昇はコンデンサCのショート抵抗Rsに依存し、ショート抵抗Rsが大きいとヒューズ素子の温度上昇は小さくなる。したがって、コンデンサ故障時のショート抵抗Rsを明らかにする必要がある。そこで、DC−BDV試験波形、ショート済みコンデンサヘの電荷放電試験波形から、コンデンサのショート抵抗Rsを計算した結果、ショート抵抗Rsは0.1Ω以下であることが確認された。
そこで、図6(b)に示すように、ヒューズ素子として機能する金属ワイヤ(材質Pb、線径0.43mm、長さ10mm)と、0.1Ωの抵抗(コンデンサのショート抵抗に相当)を直列に接続した回路に、4.7Jの静電エネルギーを持つコンデンサCをスイッチ(SW)により接続してコンデンサのショート故障を模擬し、ヒューズ動作を調べた。
上述のように、4.7Jの静電エネルギーを持つコンデンサCをスイッチ(SW)により接続すると、電荷を放出する際の電荷放出エネルギー(放電電流)によりヒューズ素子(金属ワイヤ)は速やかに溶断し、300μsec程度で電流は遮断されることが確認された。なお、図7はヒューズ動作時のコンデンサ両端電圧および電流と時間との関係を示す図である。図7より、電荷を放出する際の電荷放出エネルギー(放電電流)によりヒューズ素子(金属ワイヤ)が速やかに溶断し、電流が遮断されることがわかる。
図8(a)は実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールの変形例を示す図である。
図8(a)のヒューズ付きコンデンサモジュールは、上記実施例1と同様の構成で、金属ワイヤ10aによるヒューズ素子10をコンデンサ2と基板1の間に配設したものである。また、このヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、図8(a)に示すように、一対の電極(入出力電極)3a,3bのうちの他方の電極3bが接続用電極4と一方の電極3aの間の、平面的にコンデンサ2と重なる位置に形成されている。
なお、図8(a)において図2と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示している。
この変形例のヒューズ付きコンデンサモジュールのように、金属ワイヤ10aによるヒューズ素子10をコンデンサ2と基板1の間の、平面的にコンデンサ2と重なる位置に配設することにより、部品の実装に必要な平面スペースを削減して製品の小型化を図ることが可能になる。
図8(b)は実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールの他の変形例を示す図である。
図8(b)のヒューズ付きコンデンサモジュールは、上記実施例1と同様の構成で、金属ワイヤ10aによるヒューズ素子10を基板1の裏面側に配設したものであり、このヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、図8(b)に示すように、ヒューズ素子10および一対の電極(入出力電極)3a,3bのうちの他方の電極3bが、平面的にコンデンサ2と重なる位置に形成されている。
なお、図8(b)において図2と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示している。
この変形例のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、ヒューズ素子10を基板1の裏面側に配設するとともに、ヒューズ素子10および一対の電極(入出力電極)3a,3bのうちの他方の電極3bを、平面的にコンデンサ2と重なる位置に設けるようにしているので、基板の裏面を有効に利用することが可能になるとともに、部品の実装に必要な平面スペースを削減して製品の小型化を図ることが可能になる。
図9(a),(b)は本発明の他の実施例(実施例2)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールを示す図であり、図9(a)はヒューズ付きコンデンサモジュールの要部を示す正面図、図9(b)は側面図である。
上記実施例1のヒューズ付きコンデンサモジュールでは、コンデンサ2の入出力用の各端子(金属端子)12a,12bとは別に、金属ワイヤ(ニッケルワイヤ)10aをヒューズ素子10として用いているが、この実施例2のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、図9(a),(b)に示すように、保持部材13により基板1上に保持固定されたコンデンサ2の一対の金属端子のうち、一方の金属端子12bの一部(中間部)20がヒューズ素子10としても機能するように構成されている。なお、金属端子12bの一部(中間部)20をヒューズ素子10としても機能させるには、金属端子12bの構成材料を選択する方法、金属端子12bの断面積を調整する方法などが例示される。
このヒューズ付きコンデンサモジュールのように、コンデンサ2の金属端子12bの一部(中間部)20を、ヒューズ素子10としても機能するようにした場合、実施例1の構成の場合には必要とした金属ワイヤ10aや接続用電極4などが不要になり、製品の小型化、コストの削減を図ることが可能になる。
また、図10は、この実施例2のヒューズ付きコンデンサモジュールの変形例を示す図であり、図10のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、金属端子12bの一部(中間部)20の幅を他の部分の幅より狭くすることにより、金属端子12bの一部(中間部)20がヒューズ素子10として機能するように構成されている。
また、図11は、この実施例2のヒューズ付きコンデンサモジュールに関連する例を示す図である。このヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、金属端子12bを平板状の材料から形成するとともに、平板状の金属端子12bの一部(中間部)20に、コンデンサ2の長さ方向に沿って複数の貫通穴21を形成することにより、複数の狭幅部22を形成し、この狭幅部22をヒューズ素子10として機能させるようにしている。
なお、図10および図11において、図9(a),(b)と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示している。
図10および図11に示すような構成とした場合にも、実施例1の構成の場合には必要とした金属ワイヤ10aや接続用電極4などを不要にすることが可能になり、製品の小型化、コストの削減を図ることが可能になる。
図12,図13はそれぞれ本発明の他の実施例(実施例3)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの要部を示す一部を断面とした正面図である。
図12のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、保持部材13により基板1上に保持固定されたコンデンサ2の一対の金属端子のうち、一方の金属端子12bの一部(中間部)20がヒューズ素子10としても機能するように構成されている。そして、金属端子12bのヒューズ素子10としても機能する部分の一部(中間部)20及びその近傍が絶縁樹脂(シリコーンゴム)11によりモールドされている。
また、図13のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、一方の金属端子12bの一部(中間部)20がヒューズ素子10としても機能するように構成されているとともに、金属端子12bの全体が絶縁樹脂(シリコーンゴム)11によりモールドされている。
なお、図12および図13において、図9(a),(b)と同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示している。
図12および図13に示すように構成されたヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、ヒューズ素子としても機能する金属端子12bが絶縁樹脂11によりモールドされているので、より確実にアーク放電を防止することが可能になり、さらに信頼性を向上させることが可能になるとともに、実施例1の構成の場合には必要とした金属ワイヤ10aや接続用電極4などを不要にして、製品の小型化、コストの削減を図ることが可能になる。
なお、本発明は上記の各実施例に限られるものではなく、基板の構成材料や形状、基板に形成される入出力電極の配設位置、電極パターンの態様、コンデンサの具体的な構成、コンデンサの配設数、ヒューズ素子の構成材料や形状、構成、ヒューズの分割数、絶縁樹脂(モールド樹脂)の種類などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールにおいては、コンデンサにヒューズ素子を直列に接続するとともに、基板上に配設された入出力電極に並列に複数組接続するようにしているので、通常使用時にはヒューズ素子が溶断せず安定に動作し、かつ、故障時にはヒューズ素子が瞬時に溶断して、システムを保護することが可能になるとともに、一部のコンデンサにのみ故障が発生した場合には、故障したコンデンサのみを電気的に切り離し、残りのコンデンサで少なくとも必要最低限の平滑作用を維持することが可能になり、全体的に高い信頼性を実現することが可能になる。
したがって、本発明は、自動車エアコン用コンプレッサのモーターや電気自動車の駆動用モーターのような車載インバータの一次側平滑コンデンサなどの、通常使用の電流が比較的大きい用途に用いられるヒューズ付きコンデンサモジュールに好適に利用することができる。
本発明の一実施例(実施例1)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの構成を示す平面図である。 本発明の一実施例(実施例1)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの構成を示す、一部を断面とした側面図である。 本発明の一実施例(実施例1)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの、ヒューズ動作時の電圧・電流波形を示す図である。 ヒューズ素子が樹脂モールドされていない場合のアーク放電の状態を示す図である。 ヒューズ素子が樹脂モールドされている場合のアーク放電の状態を示す図である。 本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールの電荷放出エネルギー(放電電流)によるヒューズ切断効果を確認するために行った試験の方法を示す図であり、(a)は本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールの等価回路(モデル回路)を示す図であり、(b)は試験用に作成した回路(試験回路)を示す図である。 本発明のヒューズ付きコンデンサモジュールの、ヒューズ動作時のコンデンサ両端電圧および電流と時間との関係の一例を示す図である。 (a)および(b)は実施例1にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの変形例を示す図である。 (a),(b)は本発明の他の実施例(実施例2)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの要部を示す図であり、(a)はヒューズ付きコンデンサモジュールの要部を示す正面図、(b)は側面図である。 実施例2(図9)のヒューズ付きコンデンサモジュールの変形例を示す図である。 実施例2(図9)のヒューズ付きコンデンサモジュールに関連する例を示す図である。 本発明のさらに他の実施例(実施例3)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの要部を示す、一部を断面とした正面図である。 本発明のさらに他の実施例(実施例3)にかかるヒューズ付きコンデンサモジュールの要部を示す、一部を断面とした正面図である。 (a)および(b)は、従来の、ヒューズ部を内蔵した積層セラミックコンデンサの一例を示す図である。 (a),(b)および(c)は、従来の、ヒューズ素子を備えた積層セラミックコンデンサの他の例を示す図である。
1 プリント基板(基板)
2 コンデンサ(積層セラミックコンデンサ)
3a,3b 入出力電極
4 接続用電極
10 ヒューズ素子
10a 金属ワイヤ(ニッケルワイヤ)
11 絶縁樹脂(モールド樹脂)
12a,12b 金属端子(端子)
13 保持部材
20 金属端子の一部(中間部)
21 金属端子に形成された貫通穴
22 狭幅部
C コンデンサ
Rs ショート抵抗
Rw ヒューズ抵抗
SW スイッチ

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に配設された一対の入出力電極と、
    前記基板の表面であって前記入出力電極と同一面上に配設された複数の接続用電極と、
    前記入出力電極の−方に電気的に接続され、かつ、前記接続用電極に一対一で電気的に接続されるようにして、前記基板上に配設された複数のコンデンサと、
    前記入出力電極の一方とは電気的に隔離され、かつ、前記入出力電極の他方に電気的に接続され、かつ、前記接続用電極に一対一で電気的に接続されるようにして、前記基板上に配設された複数のヒューズ素子と、
    を備え、
    各前記コンデンサが各前記ヒューズ素子に直列に接続された状態で、前記複数のコンデンサが前記入出力用電極に対して並列に接続されており、
    前記コンデンサは一対の金属端子を有し、
    前記金属端子は、複数に分割された状態で前記入出力電極の一方および前記接続用電極に電気的に接続され、
    前記ヒューズ素子は、複数に分割された状態で前記入出力電極の他方および前記接続用電極に電気的に接続されていること
    を特徴とする、ヒューズ付きコンデンサモジュール。
  2. 前記入出力電極の他方は、前記入出力電極の一方と前記接続用電極との間に配設されており、前記ヒューズ素子は、前記コンデンサと前記基板との間の、平面的に前記コンデンサと重なる位置に配設されていることを特徴とする、請求項1に記載のヒューズ付きコンデンサモジュール。
  3. 基板と、
    前記基板の表面に配設された一対の入出力電極と、
    前記入出力電極の一方および他方に電気的に接続されるようにして、前記基板上に配設された複数のコンデンサと、
    を備え、
    前記複数のコンデンサが前記入出力用電極に対して並列に接続されており、
    前記コンデンサは一対の金属端子を有し、
    前記金属端子は、複数に分割された状態で前記入出力電極の一方および他方に電気的に接続され、
    分割された前記金属端子の各中間部がヒューズ素子として機能すること
    を特徴とする、ヒューズ付きコンデンサモジュール。
  4. 前記ヒューズ素子が、金属ワイヤ、金属端子、基板上に配設された金属パターンおよび導電性樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒューズ付きコンデンサモジュール。
  5. 前記ヒューズ素子が絶縁樹脂によりモールドされていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のヒューズ付きコンデンサモジュール。
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