JP4457471B2 - ブックマークシステム及びブックマークを利用したドキュメント提案方法並びにプログラム記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等のネットワーク上で公開されている膨大な情報の中から、ユーザの嗜好に合った新規ドキュメントを提案する技術に関し、特に、ブックマークを利用することにより、ユーザに負担をかけることなく、ユーザの嗜好に極めて適合した新規ドキュメントを提案することができるドキュメント提案技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、World Wide Web(WWW) に代表されるハイパーメディアの仕組みを利用して、ネットワーク上に分散配置された情報サーバによって大量の情報が公開されている。ユーザは、PCや携帯端末上の閲覧装置もしくは閲覧ソフト(ブラウザ)から、これらの情報サーバが保有するドキュメントを取得,閲覧することができる。このWWW 上で閲覧が可能となっているドキュメントは膨大な量となっており、ユーザが必要とする情報への効率的なアクセスを支援する技術が不可欠となっている。
【0003】
一般ユーザによるハイパーメディアドキュメントに対するアクセスには、日常的に閲覧するドキュメントに対する定期的なアクセスと、新規ドキュメントの発見および閲覧を目的としたアクセスの2通りがあると考えられる。
【0004】
前者の操作を支援する機能として、Microsoft 社のInternet Explorer や Netscape Communications社の Netscape Navigator といった多くのブラウザでは「お気に入り」や「ブックマーク」と呼ばれる機能がある。ユーザは、この機能を用いて日常アクセスするドキュメントの位置情報(URL)を記録することができる。これによってメニュー内の位置情報を選択するだけで日常的に閲覧するドキュメントへアクセスすることができる。この機能を以降「ブックマーク」と呼ぶこととし、ブックマーク内のドキュメントに対する日常的なアクセスを「巡回」と呼ぶこととする。
【0005】
後者の操作を支援するサービスとして、ディレクトリサービスが挙げられる。これは多量のドキュメントをカテゴリ分けやキーワードによるインデックス付けにより管理し、ユーザが必要なドキュメントをカテゴリ,キーワードから検索できるようにするサービスである。Yahoo! (http://www.yahoo.co.jp/), Infoseek (http://www.infoseek.co.jp/) 等が代表的な例として挙げられる。
【0006】
ディレクトリサービスを用いた新規ドキュメントの発見方法以外に、自動的にユーザの嗜好を分析して、その嗜好に基づいて新規ドキュメントを推薦する仕組みが開発されている。このようなシステムの例として、特開平10-307845 号公報,特開平11-15840号公報,特開2000-48046号公報等が挙げられる。
【0007】
これらの公報に記載されたシステムは、ユーザの明示的な入力や閲覧したドキュメントに対する評価や、ユーザが行った操作を基に個々のユーザの嗜好情報を取得し、それに基づいて嗜好情報に合致したドキュメントをユーザに対して推薦する。ドキュメント推薦の方法としては、同様の嗜好を持つユーザ間で閲覧したドキュメントの情報を共有する方法,システムより入力として与えられるドキュメント集合のうち、嗜好情報に合致したものを推薦する方法等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
第1の問題は、ユーザのアクセス先が固定化,陳腐化することである。
【0009】
多くのユーザはブックマークを用いて、日常的なアクセスを効率化することができる。しかし、ユーザがこまめにブックマークに新規ドキュメントのURL を登録しない限りブックマーク情報が増加することはない。このため、一般ユーザの多くは、それほど多くのドキュメントが登録されていないブックマークメニューに閉じたドキュメント集合へのアクセスに終始してしまいがちである。
【0010】
第2の問題は、ユーザが必要とする新規ドキュメントの発見が困難なことである。
【0011】
一般ユーザにとって新規ドキュメントを、従来のディレクトリサーバで検索することは非常に手間が大きい。とくに、キーワードを指定して検索を行うような場合、検索条件の指定が面倒な上、しばしば非常に多くの検索結果が出力されてしまい、必要なドキュメントの発見が困難なことがある。また、カテゴリ分けされたドキュメント群から探す場合でも、多くのカテゴリが細分化されており、その中からユーザの興味領域のドキュメントを発見するのは時間がかかる。
【0012】
第3の問題点は、ユーザの嗜好を表す嗜好情報を効果的に取り出せないことである。
【0013】
従来の技術で紹介したようなユーザ嗜好に応じた新規ドキュメントの自動推薦機能の導入が考えられるが、こういったドキュメント自動推薦技術の中には、予めユーザ自身の嗜好情報などを入力する必要があるものがあり、ユーザの負担が大きい。また、自動的に嗜好情報を抽出する場合でも、興味領域が広く分散しているユーザの場合、全ての領域の嗜好情報がまとめられてしまい、適切なドキュメントが推薦されないといった問題がある。
【0014】
第4の問題は、システムによるブックマーク情報の挿入位置が特定できない場合が生じることである。
【0015】
ブックマーク利用開始時に、システムが広告や新規ドキュメントを挿入するためのフォルダを備えたビルトインデータを用意する。システムは、このフォルダの種類に応じた広告ブックマークや提案ドキュメントを自動的に挿入することができる。しかし、ユーザがブックマーク編集時にビルトインデータのフォルダを削除した場合、システムによるブックマーク情報の自動挿入の位置が特定できなくなる場合がある。
【0016】
そこで、本発明の目的は、ユーザに負担をかけることなく、ネットワーク上で公開されている多数のドキュメントの中から、ユーザの嗜好に極めて適合したドキュメントを指し示すブックマーク情報をブックマークに登録できるようにすると共に、ブックマーク情報の挿入位置をシステムが特定できなくなるという事態の発生を確実に防げるようにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明では、ブックマーク情報が指し示すドキュメントに基づいてユーザの嗜好情報を抽出し、この嗜好情報をもとに新規ドキュメントをユーザブックマーク内で提案する。この機能により、ユーザはブックマーク内へ興味のあるドキュメントを登録することで関連した新規ドキュメントの提案を受ける。この機能によって第1の問題,第2の問題を解決することができる。また、ブックマークには、ユーザが本当に興味のあるものしか登録されないため、ユーザが行った操作等に基づいて、ドキュメントを提案する方法に比較して、ユーザの嗜好を正確に反映することができる。
【0018】
また、本発明ではブックマーク内の分類フォルダ(カテゴリ)毎に嗜好情報を抽出し、これをもとにフォルダ毎に新規ドキュメントを提案する。これによってユーザの興味領域毎に新規ドキュメントを提案することが可能となり、様々な分野に興味が分散しているユーザでも分野ごとの新規ドキュメントの推薦を受けることができる。これによって第3の問題を解決することができる。
【0019】
さらに本発明ではシステムで自動挿入する広告ブックマーク,フォルダに関してはユーザの編集操作を制限する機能を実現する。特にあらかじめシステムが準備したビルトインデータのフォルダの削除,移動を禁止することにより、広告および提案ドキュメントの挿入位置を確保することができる。これによって第4の問題を解決することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は本発明の一実施例のブロック図であり、ブックマークサーバ1と、このブックマークサーバ1と相互に接続される複数のクライアント装置2とから構成されている。先ず、図1を用いて本実施例の構成の概略を説明する。
【0022】
ユーザは、クライアント装置2内の表示部21に表示されたブックマークユーザインタフェース(UI)と、マウス,キーボード等の入力部22とを使用して、ブックマークサーバ1に登録されている各クライアント装置毎のブックマーク情報の内の、自クライアント装置2に対応するブックマーク情報をアクセスすることができる。つまり、ユーザは、表示部21に表示されたブックマークUIと、入力部22とによって構成される操作要求部を使用してブックマーク情報をアクセスすることができる。
【0023】
ブックマークサーバ1内のブックマーク操作部11は、ユーザの要求に応じて、新規ブックマーク情報の登録,更新,削除,表示などの操作を行う。各クライアント装置が登録したブックマーク情報は、登録元毎に区別されてユーザブックマークDB14へ蓄積される。ユーザ嗜好抽出部12は、ユーザブックマークDB14に登録されているブックマーク情報が指し示す、ネットワーク上で公開されているドキュメントに基づいて、各ユーザの嗜好情報を抽出し、ユーザ嗜好情報DB15へ蓄積する。新規ドキュメント提案部13は、ユーザ嗜好情報DB15からユーザ毎の嗜好情報を取り出し、取り出した嗜好情報に合うブックマークに未登録の新規ドキュメントをユーザに提案する。提案に用いる新規ドキュメントの取得方法としては、インターネット0を介して取得する方法と、与えられたドキュメント集合3から選択する方法がある。ブックマークサーバ1に接続されている記録媒体K1は、ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体であり、コンピュータをブックマークサーバ1として機能させるためのプログラムが記録されている。このプログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を制御することで、コンピュータ上に、ブックマーク操作部11,ユーザ嗜好抽出部12,新規ドキュメント提案部13を実現する。
【0024】
以下では本実施例を構成するそれぞれの部分について詳細な動作の説明を行う。
【0025】
まず、図1〜図5を用いてブックマーク操作部11の動作に関して説明する。ブックマーク操作部11では、クライアント装置2からの要求に応じてブックマークDB14に対して以下のような操作が可能である。
【0026】
・閲覧: ブックマーク情報の閲覧
・追加: 新規ドキュメントを指し示すURL の登録
・更新: 登録URL,フォルダのタイトル,コメントの変更
・削除: 登録URL,フォルダの削除
・移動: 登録URL の表示順,格納フォルダの変更
・分類フォルダ作成: フォルダの作成
【0027】
ブックマーク操作部11で登録,閲覧するフォルダ,URLを総称してエントリと呼ぶ。このエントリは、システムエントリとユーザエントリに分けられる。システム(ブックマークサーバ1)がユーザブックマークDB14内に予め用意するビルトインブックマークや、ユーザ嗜好に基づく新規提案ドキュメントや、広告は、それぞれのタイプを持つシステムエントリとして登録される。また、ユーザによって追加されるブックマーク情報は、ユーザエントリとして登録される。
【0028】
図2はブックマーク操作部11の詳細なブロック図である。アクセス管理部111 は、ユーザ及びシステムからのブックマーク情報に対する操作を管理する。アクセスがシステムによるエントリ登録操作の場合は、システムエントリ登録部114 が与えられたエントリをシステムエントリとして指定ユーザのブックマークへ登録する。ユーザによるエントリ登録操作の場合は、ユーザエントリ登録部113 が与えられたエントリをユーザエントリとして該ユーザのブックマークへ登録する。登録操作以外のブックマーク閲覧,削除,移動等の操作はブックマーク閲覧・編集部112 が該当する操作をユーザブックマークDB14に対して行う。このとき、操作する対象がシステムエントリの場合、エントリのタイプに応じた編集操作が無効となる。尚、エントリのタイプは、後述するエントリフラグに基づいて判定することができる。
【0029】
図3はユーザブックマークDB14内の或るユーザのブックマーク情報の例である。各行が一つのブックマーク情報を示しており、これは、エントリフラグ151,ブックマークURL152, タイトル153,コメント154,非表示フラグ155 及びポインタから成る。この例では、エントリフラグ151 の値が0のエントリはユーザエントリ、1以上のエントリはシステムエントリであることを示している。また、該当するエントリに対して禁止する操作の違いに応じてエントリフラグ151 の値は異なっており、本実施例では、1の場合はビルトインブックマーク情報を示しており、移動のみ禁止、2の場合はビルトインフォルダもしくは広告ブックマークを示しており、削除,移動,更新操作が禁止となっている。また、3の場合は提案ドキュメントフォルダを示しており、削除,移動,更新操作が禁止の他、そのフォルダ内へのユーザブックマークの登録操作が禁止され、0の場合は、全ての操作が許可されている。ブックマークURL152には、ドキュメントを指し示すURL と、URL を収容するフォルダのフォルダ名が登録されている。また、非表示フラグ155 は、閲覧時に表示するか否かを示し、ポインタは、フォルダの階層関係を表すと共に、各フォルダに収容されるURL を示している。
【0030】
図4はクライアント装置2からの閲覧要求に対してブックマークサーバ1から返される閲覧ユーザインタフェース(閲覧UI)の例である。閲覧UI200 は、フォルダ階層ビュー 210とドキュメントビュー220 とから構成される。フォルダ階層ビュー210 にはブックマークの階層構造が表示されている。それぞれの文字列はフォルダを示しており、フォルダはブックマークを分類するためのカテゴリを示す。文字列の先頭にアイコンが付与されているものが下位にサブフォルダを持つフォルダ211 で、文字列の先頭にアイコンが付与されていないものが下位にサブフォルダを持たない末端フォルダ214 である。縮退アイコン212 は、そのフォルダ以下にサブフォルダがあるが、表示が縮退されていることを示す。展開アイコン213 は、そのフォルダ以下にサブフォルダがあり、現在展開表示されていることを示す。着目しているフォルダは、カレントフォルダ215 としてバックグランドカラーが強調される。ドキュメントを指し示すURL は、フォルダ内に収容される。つまり、葉の部分がドキュメントを指し示すURL,ノードの部分がフォルダとなる木構造になっている。
【0031】
トップレベルフォルダ「スポーツ・クルマ」の下の提案ドキュメントフォルダ216 には、「スポーツ・クルマ」内およびそのサブフォルダ内のURL によって指し示されるドキュメントに基づいて探し出したユーザの嗜好に合う提案ドキュメントのURL が格納される。この提案ドキュメントフォルダ216 では「スポーツ・クルマ」に関する嗜好に対応した嗜好ドキュメントを提案する。提案ドキュメントはシステムによって定期的に再計算され、その都度提案ドキュメントフォルダ216 の中身は新しいものに入れ替えられる。尚、図4の例では、「ニュース・トピックス」等の他のトップレベルフォルダを縮退表示しているので図示されていないが、他のトップレベルフォルダの下にもそれぞれ提案ドキュメントフォルダが設けられている。
【0032】
ドキュメントビュー220 ではフォルダ階層ビュー210 で選択されたカレントフォルダ215 内に登録されているURL によって指し示されるドキュメントエントリ221 を表示している。
【0033】
フォルダ階層ビュー210 の各フォルダは、予めシステムが用意したシステムエントリであるシステムフォルダ217 とユーザが作成したユーザエントリであるユーザフォルダ218 から成る。ユーザフォルダ218 はブックマーク編集操作時に移動,削除を自由に行うことができるが、システムフォルダ217 は移動,削除ができない。また、システムフォルダ217 中にユーザは自由にURL を登録できるが、提案ドキュメントフォルダ216 中に限り、ユーザはURL を登録することはできない。
【0034】
ドキュメントビュー220 のカレントフォルダ215 内の各ドキュメントエントリは、予めシステムが用意したドキュメントであるシステムエントリを表示するシステムドキュメント領域223 と、システムが定期的に挿入する広告を表示するシステムエントリである広告ドキュメント領域222 と、ユーザが登録したドキュメントを表示するユーザエントリであるユーザドキュメント領域 224からなる。ユーザドキュメント領域224 内のエントリはユーザが自由に移動,削除などの編集操作を行うことができるが、システムドキュメント領域 223は移動操作が禁止されており、広告ドキュメント領域222 内のドキュメントは移動,削除,更新の編集操作が制限される。
【0035】
通常システムフォルダは削除することができないが、ユーザインタフェース上で非表示とすることはできる。図5は、編集ユーザインタフェース(編集UI)250 の例を示している。編集UI250 の非表示システムフォルダ262 は、登録フォーム251,更新フォーム252,移動ボタン253,削除ボタン254,再表示ボタン255 が設けられている編集パネル270 の削除ボタン254 によって、非表示となったシステムフォルダの例である。非表示システムフォルダ262 は閲覧UI200 では表示されない。しかし、編集UI250 では、非表示であることを示すアイコンと共に表示され、編集パネル270 の再表示ボタン255 で通常のシステムフォルダに戻すことができる。ブックマーク操作部11は、上記したように、削除ボタン254 によってフォルダ262 が非表示にされた場合、ユーザブックマークDB14に登録されている上記フォルダ262 のブックマーク情報の非表示フラグ155 を“有効”にしてフォルダ262 が非表示フォルダであることを表示する。そして、クライアント装置2によってブックマークの閲覧が要求された場合には、非表示フラグ155が“有効”になっているフォルダ262 は、フォルダ階層ビュー210 には表示しないようにする。また、再表示ボタン255 により通常のシステムフォルダに戻すことが指示された場合は、非表示フラグ155を“無効”にする。
【0036】
次に,図1,図6〜図12を使ってユーザ嗜好抽出部12の動作に関して説明する。ユーザ嗜好の抽出はユーザのブックマークに対する閲覧操作とは無関係にバックグランドで行われ、一定の期間毎にユーザブックマークDB14内の全ユーザのブックマークから嗜好情報を抽出する。
【0037】
図6は、ユーザ嗜好抽出部12の詳細なブロック図である。ドキュメント収集部1201は、ユーザブックマークDB14に登録されている全ユーザのすべての登録ドキュメントのテキストデータをインターネット0から取得してドキュメントアーカイブ1204へ格納する機能を持つ。この取得動作は、先ず、ユーザブックマークDB14に登録されている全ユーザの全登録ドキュメントのURL をリストアップする。その際、同一のURL が重複してリストアップされないようにする。次に、WWW クローラと呼ばれるソフトウェアなどを用いて、リストアップされたURL に該当するドキュメントのテキストデータを該URL に記述されているWWW サーバからダウンロードし、このテキストデータを、URL と組にしてドキュメントアーカイブ1204へ格納する。
【0038】
重要キーワード抽出部1202は、ドキュメントアーカイブ1204に格納されたドキュメントのテキストデータを解析して重要キーワードを抽出する。このとき、ドキュメントのURL と重要キーワード集合を組み合わせて重要キーワードDB1205へ格納する。続いて特徴キーワード解析部1203でユーザブックマークDB14から各ユーザのブックマーク登録ドキュメントURL を取得し、そのURL と結び付けられている重要キーワードを重要キーワードDB1205から取得する。ユーザブックマークの各カテゴリ毎の重要キーワードを解析してそのユーザの嗜好情報としてユーザ嗜好情報DB15へ登録する。
【0039】
図7はドキュメントアーカイブ1204に格納されたドキュメント例で、図8はドキュメントから重要キーワードを取り出す処理を示す流れ図である。まず、ドキュメントアーカイブ1204からHTMLテキスト500 を取り出す(図8,ステップS1001)。HTMLテキスト500 の先頭から単語を抽出する(ステップS1002)。それぞれの出現スコアを計算する(ステップS1003)。
【0040】
ここで、出現スコアの計算方法を「サッカー」と「ボール」という単語を例にして説明する。テキスト内では、タイトル,見出し,強調表示などに使われた単語の場合は出現スコアをより多く設定し、繰り返し出てくる単語の場合はテキスト内のそれぞれの出現位置での出現スコアを加算する。ここでは、<title >内は10点、<h1>内は5点,<h2>内は4点,平文での出現を1点と計算する。単語「サッカー」の出現スコアは、<title >文501,<h1>文502,503 および平文504,507 で出現するので、
10点×1回+5点×2回+1点×2回=22点
となる。また、「ボール」の出現スコアは、<h2>文506 および平文505,507 で出現するので,
4点×1回+1点×2回=6点
となる。
【0041】
テキスト内のすべての単語の出現スコア計算を終えるまでステップS1002 からステップS1003 を繰り返す(ステップS1004)。テキスト内の全単語の出現スコア計算が終了したら、出現スコアが上位のキーワードを取り出す(ステップS1005)。テキストの位置情報(URL) と、このキーワード群の組を重要キーワードDB1205へ登録する(ステップS1006)。図9がこの時に登録されるURL とキーワード群の組の例である。URL521のテキスト内に現れる重要キーワード群522 とURL521が組になって重要キーワードDB1205へ登録され、同様にURL523と重要キーワード群524 が組で登録される。ドキュメントアーカイブ1204に登録されたすべてのテキストの重要キーワードを登録し終えるまで、ステップS1001 からステップS1006 を繰り返す(ステップS1007)。
【0042】
図10は、或るユーザのカテゴリ「スポーツ」のブックマークフォルダ内に登録されているブックマークURL のリストである。図11は、上記で求めた各テキストの重要キーワードから特徴キーワード解析部1203でユーザの嗜好情報を抽出する処理の流れ図である。ユーザブックマークDB14に登録されている上記或るユーザのブックマーク情報中の1つのフォルダに着目する(図11,ステップS2001)。今、例えば、図10に示すフォルダ550 に着目したとすると、着目したフォルダ550 内のブックマークURL551,553,555に基づいて、重要キーワードDB1205から、上記URL551,553,555の重要キーワード群552, 554, 556 を取り出す(ステップS2002)。続いて該フォルダ550 内の重要キーワード毎のポジティブスコアを合計する。図10の例では、「サッカー」は、URL551,553の重要キーワード群552,554 に現れており、それぞれのスコアの合計「40」がポジティブスコア557 となる(ステップS2003)。この時、ブックマークURL の登録日時を見て、新しいURL の重要キーワードのスコアを高く、古い URLの重要キーワードのスコアを低く傾斜配点したスコアを合計してもよい。フォルダ内の全てのドキュメントの重要キーワードについてステップS2002 〜S2003 の処理を繰り返す(ステップS2004)。
【0043】
その後、着目しているフォルダ550 以外を全て一つのフォルダとみなして、上記のステップS2002 〜S2004 と同様の操作を行う(ステップS2005 〜S2007)。ここで計算されるキーワード毎の出現スコアの合計をネガティブスコアと呼ぶ。この時の計算は,ポジティブスコア557 の計算方法と同様である。
【0044】
上記で計算したポジティブスコアとネガティブスコアから、キーワード毎の特徴スコアを計算する(ステップS2008)。ここで計算される各キーワードの特徴スコアは、ある単語WのポジティブスコアをSp、ネガティブスコアをSn、着目しているフォルダ内での単語の総出現回数をNp、それ以外のフォルダでの単語の出現回数をNn、出現単語の種類数をNwとした場合、以下の式(1)で計算される。
特徴スコア={(Sp +0.5)÷ (Np+Nw× 0.5) }÷{(Sn +0.5)÷ (Nn+Nw× 0.5) } …(1)
【0045】
また、式(1)を用いる代わりに、次式(2)により、特徴スコアを計算するようにしても良い。
特徴スコア=(Sp ÷ Np)÷(Sn ÷ Nn) …(2)
【0046】
この式(1)或いは式(2)によって、着目しているフォルダ(カテゴリ)では重要度が高いが、それ以外のフォルダ(カテゴリ)ではあまり重要度が高くないキーワードの特徴スコアを高く設定することができる。
【0047】
着目しているフォルダ内の重要キーワードのうち、この特徴スコアの高いもののいくつかをそのフォルダの特徴キーワードとして取り出す(ステップS2009)。全てのフォルダについてステップS2001 〜S2009 までの処理を繰り返す(ステップS2010)。各フォルダ毎の特徴キーワードを、そのユーザの嗜好情報としてユーザ嗜好情報DB15へ登録する(ステップS2011)。図12はこの時記録されるユーザ嗜好情報の例である。ユーザ嗜好情報はカテゴリ601 とそれぞれのカテゴリ情報を保持するフォルダ内の特徴キーワード602 からなる。この特徴キーワード 602がそのカテゴリ601 内での該ユーザの嗜好を示す。
【0048】
次に、図13に示す構成を有する新規ドキュメント提案部13の詳しい動作について、図1,図9,図12〜図15を用いて説明する。ユーザ情報管理部1301は、各ユーザの嗜好情報をユーザ嗜好情報DB15から取得する。それをもとに、検索提案部1302とドキュメントフィルタリング提案部1303は提案ドキュメントを選択する。
【0049】
検索提案部1302は、ユーザ情報管理部1301から受け取った嗜好情報に含まれる嗜好キーワードを組み合わせてインターネット上のリソースを管理しているディレクトリサーバに対して検索を行う。ドキュメントフィルタリング提案部1303は、外部から与えられたドキュメント集合3のうち、ユーザ情報管理部1301から受け取る各ユーザの嗜好情報に含まれる嗜好キーワードが多く含まれるものを該ユーザに対する提案ドキュメント候補としてユーザ情報管理部1301へ返す。
【0050】
ユーザ情報管理部1301は、検索提案部1302或いはドキュメントフィルタリング提案部 1303 から返された提案ドキュメント候補のうち、該当ユーザのブックマークに未登録の提案ドキュメントを選択し、ユーザブックマークの適当な提案フォルダ内にそのURL を登録し、ユーザブックマークDB14を更新する。これ以降、ユーザがブックマークを閲覧すると新規ドキュメントが提案フォルダ内に出現する。
【0051】
図12はユーザ嗜好情報の例で、図14は検索提案部1302での処理を示した流れ図である。図12のユーザ嗜好情報からフォルダ「コンピュータ」内の特徴キーワードを取り出す(図14,ステップS3001)。特徴キーワードに「MP3 」,「ダウンロード」,「サブノート」…の順で順序を付ける(ステップS3002)。この時の特徴キーワードの順序付けは、嗜好スコア順でもよいし、提案ドキュメントが固定化しないように乱数で順序付けするのも有効であると考えられる。
【0052】
次に特徴キーワード順列の先頭からキーワード「MP3 」を取り出して、ディレクトリサーバに対して検索を行う(ステップS3003)。検索結果が多すぎる場合、次のキーワード「ダウンロード」を追加してAND で接続した検索式「MP3 AND ダウンロード」でディレクトリサーバに対して検索を行う(ステップ S3004) 。検索結果が閾値以下になるまで検索式にAND でキーワードを追加する。追加した結果、該当する検索結果が無くなってしまった場合は直前の検索式による結果を提案ドキュメントとする。
【0053】
検索結果が閾値以下になったら、検索結果のドキュメントのURL を該フォルダの提案ドキュメントとしてユーザ情報管理部1301へ渡す(ステップS3005,S3006)。該ユーザの提案対象となる全フォルダに対してステップS3001 〜S3006 を繰り返す(ステップS3007)。
【0054】
図15はドキュメントフィルタリング提案部1303の動作を示した流れ図である。図9に示した2つのURL521,523によって指し示される2つのドキュメントが、外部から与えられたドキュメント集合3と仮定する。
【0055】
ユーザ情報管理部1301からのユーザ嗜好情報から各フォルダの特徴キーワードを取り出す(図15,ステップS3101)。外部から与えられたドキュメント集合3から図9に示すURL521のドキュメントを取り出す(ステップS3102)。フォルダ「スポーツ」の特徴キーワード「サッカー」,「ボール」の該ドキュメント内での出現スコアの合計は、「サッカー」が「22」,「ボール」が「6」なので「28」となる(ステップS3103)。ドキュメント集合3の全てのドキュメントに対してステップS3102 〜S3103 までを繰り返す(ステップS3104)。
【0056】
図9の2つのドキュメントを比べた場合、フォルダ「スポーツ」の特徴キーワード「サッカー」,「ボール」のURL521のドキュメント内での出現スコア合計が「28」,URL523のドキュメント内での出現スコアが「ボール」のみの「11」なので、出現スコアの高いURL521のドキュメントをフォルダ「スポーツ」内の提案ドキュメントとしてユーザ情報管理部1301へ渡す(ステップS3105)。該ユーザの提案対象となる全フォルダに対してステップS3101 〜S3105 を繰り返す(ステップS3106) 。
【0057】
また、この時、ドキュメント集合3には、サービス提供者が手作業で作るドキュメントリストや広告情報,協調フィルタリング等で得られる類似嗜好ユーザのブックマークドキュメントリストなどが考えられ、これらのすべてあるいは一部を組み合わせることもできる。
【0058】
〔発明の他の実施例〕
本発明のブックマークシステムの他の実施例として、図16のような構成が考えられる。本実施例の特徴は,ユーザ個人のブックマーク情報を格納するユーザブックマークDB14とこのブックマーク操作を行うためのブックマーク操作部11がクライアント装置2000内にあることである。
【0059】
本実施例では、推薦サーバ1000のユーザ嗜好抽出部12では各クライアント装置2000内のブックマークDB14へネットワークを介してアクセスすることによりユーザの嗜好情報を推薦サーバ1000内のユーザ嗜好情報DB15へ蓄積する。また、ここで蓄積されたユーザ嗜好情報に基づいて新規ドキュメント提案部13から提案されるドキュメントのURL をネットワークを介して該当ユーザのクライアント装置 2000 内のブックマークDB14へ格納する。
【0060】
この構成ではクライアント装置2000に関して、使用者が特定ユーザに決まっており、ユーザのブックマーク情報を管理する程度の処理能力が備わっている場合に有効であると考えられる。推薦サーバ1000側で膨大な量となるユーザブックマークDB14の管理を行わずにすむため、サーバの処理能力,記憶容量が比較的小さくてすむ。また、ブックマーク操作部11とブックマークDB14がクライアント装置2000内にあるため、ブックマークへの登録,更新,削除などの応答速度が速くなる。尚、推薦サーバ1000,クライアント装置2000が備えている記録媒体K2,K3は、ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体であり、各々コンピュータを推薦サーバ1000,クライアント装置2000として機能させるためのプログラムが記録されている。記録媒体K2に記録されているプログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を制御することで、コンピュータ上にユーザ嗜好抽出部12,新規ドキュメント提案部13を実現する。また、記録媒体K3に記録されているプログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を制御することで、コンピュータ上にブックマーク操作部11を実現する。
【0061】
さらに本発明のブックマークシステムのその他の実施例として、図17のような構成が考えられる。本実施例の特徴は、推薦サーバ1100は新規ドキュメント提案部13のみを備え、クライアント装置2100はブックマーク操作部11,ユーザ嗜好抽出部12,ユーザブックマーク DB14,ユーザ嗜好情報DB15を備えることである。
【0062】
本実施例では、各ユーザによるユーザブックマークDB14に対する操作と、ブックマークからの嗜好情報の抽出をクライアント装置2100内で行う。推薦サーバ1100は定期的にクライアント装置2100に蓄積されたユーザ嗜好情報DB15をネットワークを介して参照して新規ドキュメント提案部13から提案されるドキュメントのURL を該当ユーザのクライアント装置2100内のユーザブックマーク DB14 へ格納する。
【0063】
この構成ではクライアント装置2100に関して、使用者が特定ユーザに決まっており、ユーザのブックマーク情報の管理およびブックマーク情報からのユーザ嗜好情報の抽出を行う程度の比較的高い処理能力が備わっている場合に有効であると考えられる。推薦サーバ1100では、各ユーザに対する新規ドキュメントの提案処理のみを行えばよいので、サーバの負荷は他の実施例に比べて非常に小さい。尚、推薦サーバ1100,クライアント装置2100が備えている記録媒体K4,K5は、ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体であり、各々コンピュータを推薦サーバ1100,クライアント装置2100として機能させるためのプログラムが記録されている。記録媒体K4に記録されているプログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を制御することで、コンピュータ上に新規ドキュメント提案部13を実現する。また、記録媒体K5に記録されているプログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を制御することで、コンピュータ上にブックマーク操作部11,ユーザ嗜好抽出部12を実現する。
【0064】
また、新規ドキュメントの提案に関して、図4の例ではトップレベルフォルダのみに提案ドキュメントフォルダ216 が存在したが、図18のようにトップレベルのフォルダだけでなく、フォルダ「サッカー」内の提案ドキュメントフォルダ317 のようにサブフォルダ以下の登録ドキュメントをもとに提案ドキュメントフォルダを生成してもよい。
【0065】
上記サブフォルダに提案ドキュメントフォルダを持つシステムで、トップレベルのフォルダの提案ドキュメントは生成せず、末端,もしくは中間のサブフォルダについてのみ提案ドキュメントフォルダを生成してもよい。
【0066】
ユーザ嗜好情報の抽出方法に関して、図6のユーザ嗜好抽出部12のドキュメント収集部1201および重要キーワード抽出部1202での重要キーワードの計算方式として、単一のテキストから重要キーワードを抜き出すのではなく、意味的なまとまりを持つテキスト集合を一つの単位として重要キーワードを抜き出してもよい。この手順を図19の流れ図を使って説明する。
【0067】
まず、図6のドキュメントアーカイブ1204から意味的なまとまりを持つテキスト集合を取りだす(ステップS1101)。ドキュメント収集部1201はユーザブックマークに登録されているテキストを代表テキストとして、そこから一定の範囲のハイパーリンクで関連づけられているテキストをテキスト集合としてドキュメントアーカイブ1204へ登録する。図20はテキスト集合の例を示した模式図である。代表テキスト701 から2段以内のハイパーリンク703 で連結されたHTMLテキスト702 からなるテキスト群をテキスト集合704としてドキュメントアーカイブ1204へ登録する。
【0068】
このテキスト集合704を大きな一つのテキストととらえ、先頭から出現する単語を順に抽出する(ステップS1102)。出現した単語毎の出現スコアを計算する(ステップS1103)。この時の計算方法は図8のステップS1003 と同様である。テキスト集合704内のすべての単語のスコア計算をするまでステップS1102 からステップS1103 を繰り返す(ステップS1104)。
【0069】
テキスト集合704内の全単語のスコア計算が終了したら、出現スコアが上位のキーワードを取り出す(ステップS1105)。テキスト集合704の代表HTMLテキスト701の位置情報(URL) とこのキーワード群の組を重要キーワードDBへ登録する(ステップS1106)。ドキュメントアーカイブ1204に登録されたすべてのテキスト集合704の重要キーワードを登録するまでステップS1101 からステップS1106 を繰り返す(ステップ S1107) 。
【0070】
さらに、特徴キーワード解析部1203での特徴キーワードの計算を簡略化することもできる。図21でこの手順を説明する。まず、ユーザブックマークDB14から慨ユーザのブックマーク情報からフォルダを取り出す(ステップS2101)。フォルダ内に登録されているドキュメントの重要キーワードを重要キーワードDB1205から取り出す(ステップS2102)。重要キーワード毎のスコアを計算する。フォルダ内で初めて出現する重要キーワードのスコアは、重要キーワードDB1205内のスコアとし、同じキーワードが出現した場合、スコアを加算する(ステップ S2103) 。着目しているフォルダ内の全てのドキュメントの重要キーワードについてステップS2102 〜S2103 の処理を繰り返す(ステップS2104)。着目しているフォルダ内に含まれる重要キーワードのうち、このスコアの高いもののいくつかをそのフォルダの特徴キーワードとして取り出す(ステップS2105)。全てのフォルダについてステップS2101 〜S2105 までの処理を繰り返す(ステップ S2106) 。各フォルダ毎の特徴キーワードをまとめてそのユーザの嗜好情報としてユーザ嗜好情報DB15へ登録する(ステップS2107)。
【0071】
【発明の効果】
第1の効果は、適宜提案される新規ドキュメントによってユーザは様々な未知のドキュメントへアクセスすることが可能になるという点である。
【0072】
第2の効果は、新規登録,嗜好の再計算,新規登録…を続けることによって同じリソースに片寄ることなく、過去のリソースの利用とその時点でのユーザの嗜好に基づいた新規ドキュメントの発見を効率良く繰り返し行うことができるという点である。
【0073】
第3の効果は、ユーザの整理するフォルダ(カテゴリ)毎に新規ドキュメントを提示するため、様々な分野に興味の広がっているユーザでも整理された形で新規ドキュメントの提案を受けることができるという点である。
【0074】
第4の効果は、システムが自動的に挿入するブックマークに対してユーザの編集操作を制限することによって、新規提案ドキュメントの挿入位置を確保し、ユーザによる広告ブックマークの削除を防ぐことができるという点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】ブックマーク操作部11の構成例を示すブロック図である。
【図3】ブックマーク情報の一例を示す図である。
【図4】閲覧ユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図5】編集ユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図6】ユーザ嗜好抽出部12の構成例を示すブロック図である。
【図7】 HTMLテキストの例を示す図である。
【図8】重要キーワード抽出部1202の処理例を示す流れ図である。
【図9】ドキュメントURL とテキスト中に現れるキーワード群の例を示す図である。
【図10】ポジティブスコア計算方法の説明用の図である。
【図11】特徴キーワード解析部1203の処理例を示す流れ図である。
【図12】ユーザ嗜好情報の例を示す図である。
【図13】新規ドキュメント提案部13の構成例を示すブロック図である。
【図14】検索提案部1302の処理例を示す流れ図である。
【図15】ドキュメントフィルタリング提案部1303の処理例を示す流れ図である。
【図16】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図17】本発明のその他の実施例のブロック図である。
【図18】閲覧ユーザインタフェースの他の例を示した図である。
【図19】重要キーワード抽出部1202の他の処理例を示す図である。
【図20】テキスト集合の例を示す図である。
【図21】特徴キーワード解析部1203の他の処理例を示す流れ図である。
【符号の説明】
0…インターネット
1…ブックマークサーバ
2,2000, 2100…クライアント装置
3…ドキュメント集合
11…ブックマーク操作部
12…ユーザ嗜好抽出部
13…新規ドキュメント提案部
14…ユーザブックマークDB
15…ユーザ嗜好情報DB
21…表示部
22…入力部
111 …アクセス管理部
112 …ブックマーク閲覧・編集部
113 …ユーザエントリ登録部
114 …システムエントリ登録部
151 …エントリフラグ
152 …ブックマークURL
153 …タイトル
154 …コメント
155…非表示フラグ
200,300 …ブックマークUI
210,310 …フォルダ階層ビュー
211,311 …フォルダ
212,312 …縮退アイコン
213,313 …展開アイコン
214,314 …末端フォルダ
215,315 …カレントフォルダ
217…システムフォルダ
218…ユーザフォルダ
216,316,317 …提案ドキュメントフォルダ
220,320 …ドキュメントビュー
221 …ドキュメントエントリ
222,321 …広告ドキュメント領域
223 …システムドキュメント領域
224 …ユーザドキュメント領域
250 …編集UI
251 …登録フォーム
252 …更新フォーム
253 …移動ボタン
254 …削除ボタン
255 …再表示ボタン
260 …フォルダ階層ビュー
261 …フォルダエントリ
262 …非表示システムフォルダ
270 …編集パネル
280 …ドキュメントビュー
500 …HTMLテキスト
501 〜507 …HTML文
521 ,523 …ブックマークURL
522 ,524 …重要キーワード群
550 …カテゴリスポーツ内のブックマークURL
551,553,555 …ブックマークURL
552,554,556 …重要キーワード
557 …カテゴリスポーツ内の単語のポジティブスコア
601 …カテゴリ名
602 …カテゴリ内の特徴キーワード
701 …代表HTMLテキスト
702 …HTMLテキスト
703 …ハイパーリンク
704 …テキスト集合
1000, 1100…推薦サーバ
1201…ドキュメント収集部
1202…重要キーワード抽出部
1203…特徴キーワード解析部
1204…ドキュメントアーカイブ
1205…重要キーワードDB
1301…ユーザ情報管理部
1302…検索提案部
1303…ドキュメントフィルタリング提案部
K1〜K5…記録媒体

Claims (3)

  1. 複数のカテゴリそれぞれについて、そのカテゴリのドキュメントを指し示すブックマーク情報が登録されると共に、前記複数のカテゴリ毎の提案ドキュメントフォルダを備えたブックマークと、
    前記ブックマークに登録されているブックマーク情報によって指し示される複数のカテゴリのドキュメントに基づいて、前記複数のカテゴリそれぞれについて、そのカテゴリに対するユーザの嗜好を表す、複数のキーワードから構成される嗜好情報を抽出するユーザ嗜好抽出部と、
    前記複数のカテゴリそれぞれについて、検索結果が予め定められている件数以下になるまで、前記ユーザ嗜好抽出部が抽出したそのカテゴリの嗜好情報を構成する複数のキーワードの中から未選択のキーワードをランダムに1つ選択し該選択したキーワードを検索式に追加してインターネット上のサーチエンジンに対して検索をかけるという処理を繰り返し行い、検索結果が前記予め定められている件数以下になった場合、検索されたドキュメントを指し示すブックマーク情報を、そのカテゴリに対応する提案ドキュメントフォルダに登録する新規ドキュメント提案部とを備えたことを特徴とするブックマークシステム。
  2. 複数のカテゴリそれぞれについて、そのカテゴリのドキュメントを指し示すブックマーク情報が登録されると共に、前記複数のカテゴリ毎の提案ドキュメントフォルダを備えたブックマークDBを有し、
    ユーザ嗜好抽出部が、前記ブックマークDBに登録されているブックマーク情報によって示される複数のカテゴリのドキュメントに基づいて、前記複数のカテゴリそれぞれについて、そのカテゴリに対するユーザの嗜好を表す、複数のキーワードから構成される嗜好情報を抽出するユーザ嗜好抽出ステップと、
    新規ドキュメント提案部が、前記複数のカテゴリそれぞれについて、検索結果が予め定められている件数以下になるまで、前記ユーザ嗜好抽出ステップで抽出したそのカテゴリの嗜好情報を構成する複数のキーワードの中から未選択のキーワードをランダムに1つ選択し該選択したキーワードを検索式に追加してインターネット上のサーチエンジンに対して検索をかけるという処理を繰り返し行い、検索結果が前記予め定められている件数以下になった場合、検索されたドキュメントを指し示すブックマーク情報を、そのカテゴリに対応する提案ドキュメントフォルダに登録する新規ドキュメント提案ステップとを含むことを特徴とするドキュメント提案方法。
  3. 複数のカテゴリそれぞれについて、そのカテゴリのドキュメントを指し示すブックマーク情報が登録されると共に、前記複数のカテゴリ毎の提案ドキュメントフォルダが設けられたブックマークを備えたコンピュータに、
    前記ブックマークに登録されているブックマーク情報によって指し示される複数のカテゴリのドキュメントに基づいて、前記複数のカテゴリそれぞれについて、そのカテゴリに対するユーザの嗜好を表す、複数のキーワードから構成される嗜好情報を抽出するユーザ嗜好抽出ステップと、
    前記複数のカテゴリそれぞれについて、検索結果が予め定められている件数以下になるまで、前記ユーザ嗜好抽出ステップで抽出したそのカテゴリの嗜好情報を構成する複数のキーワードの中から未選択のキーワードをランダムに1つ選択し該選択したキーワードを検索式に追加してインターネット上のサーチエンジンに対して検索をかけるという処理を繰り返し行い、検索結果が前記予め定められている件数以下になった場合、検索されたドキュメントを指し示すブックマーク情報を、そのカテゴリに対応する提案ドキュメントフォルダに登録する新規ドキュメント提案ステップと、
    を行わせるプログラムを記録したプログラム記録媒体。
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