JP4455022B2 - 反射防止膜および対物レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、広い光線入射角度範囲に対して反射防止能を有する反射防止膜と、この反射防止膜を形成したレンズから構成される対物レンズに関するものである。
光学機器に用いられるレンズの解像度を高くするには、観察に用いる光の波長を短くすることが考えられるが、これ以外にも、よりNAの大きい光を利用することが有用である。
そこで、従来、観察に用いられる光の波長を深紫外線(DUV)とすることで解像度を2倍以上にしたDUV顕微鏡が実用化され、このDUV顕微鏡使用される対物レンズとして、特許文献1に開示されるような屈折率の異なる媒質の単レンズ(蛍石および石英)を用いて色収差を補正し、且つこれらの単レンズの間を接着しないことで、DUVにより接着剤が劣化して透過率の低下を招くのを防止するようにした無接合の対物レンズが提案されている。
一方、よりNAの大きい光は、レンズ面に対して大きい角度で入射する場合が多く、この場合に用いられるレンズは、その表面に広い光線入射角度に対して反射防止能を持つ反射防止膜が施されている。このような反射防止膜として、例えば、特許文献2に開示されるように、150〜300nmの波長域の設計中心波長λ0に対して光を透過する基板上に、この基板の屈折率より高い屈折率物質からなる高屈折率層と、基板の屈折率より低い屈折率物質からなる低屈折率層を積層したものがある。
特開平11−167067号公報 特開2002−189101号公報
ところが、特許文献2に開示される反射防止膜は、広い光線入射角度に対して反射防止能を有するものの、各層を形成する膜厚が薄いために製造にばらつきが生じ易く、反射防止膜の反射防止特性のばらつきが大きくなる。特に、基板側から数えて2層目は、物理膜厚で12nm以下と極めて薄いために膜厚の制御が困難であり、反射防止特性のばらつきの原因となることがあった。
このため、このような反射防止膜を特許文献1に開示される無接合の対物レンズに適用すると、単レンズの枚数が多くなるに従い、各単レンズに施された反射防止膜の反射防止特性のばらつきが、対物レンズ全体の性能を不安定にするという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、安定した反射防止特性を得られる反射防止膜および該反射防止膜を施した対物レンズを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、透明な基板上に形成される層構造の反射防止膜であって、前記基板と反対側の空気側から1層目、3層目、5層目のそれぞれの薄膜に、設計主波長における屈折率が1.38〜1.55である低屈折率材料、2層目、4層目、6層目のそれぞれの薄膜に、設計主波長における屈折率が1.7〜2.0である中間屈折率材料が用いられ、且つ各層薄膜の光学的膜厚ndi、(i=1,2,3,4,5,6:空気側から)が、設計主波長λに対して、空気側から1層目の薄膜が0.24λ≦nd1≦0.26λ、2層目の薄膜が0.27λ≦nd2≦0.29λ、3層目の薄膜が0.31λ≦nd3≦0.44λ、4層目の薄膜が0.44λ≦nd4≦0.46λ、5層目の薄膜が0.31λ≦nd5≦0.61λ、6層目の薄膜が0.44λ≦nd6≦0.54λであることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記透明な基板は、石英もしくは螢石であることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記低屈折率材料は、MgF2、前記中間屈折率材料は、Al2O3の混合物または化合物であることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記設計主波長は、248〜270nmの範囲にあることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、300nm以下の紫外域波長の光により観察を行なう光学機器に用いられる対物レンズであって、前記対物レンズは、複数の単レンズから構成され、これら単レンズ表面に反射防止膜を形成したことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の発明において、媒質の異なる正レンズと負レンズからなる複数の単レンズで構成され、全体として負のパワーを有する第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群より物体側に配置され、媒質の異なる正レンズと負レンズからなる複数の単レンズで構成された第2のレンズ群と、を具備し、前記第1および第2のレンズ群は、前記正レンズと負レンズとの間に空気間隔が設けられ、且つ開口数が0.7以上であることを特徴としている。
この結果、本発明によれば、設計主波長における屈折率が、例えば1.4〜1.52である基板(レンズ)材質に対して、設計主波長近辺における反射防止効果を得ることができる。特に、設計主波長においては、レンズ表面への光線の入射角度が垂直から50°程度までは1%以下の反射率に抑えることが可能であり、広い光線入射角度に対して反射防止能を必要とするような場合において高い透過率を実現できる。また、各層の膜厚は、設計主波長が248nmの場合でも、物理膜厚で32nm以上を確保できるので、従来技術に比べて膜厚を安定させやすく、結果として反射防止特性を安定させ易くできる。
また、本発明によれば、特に、対物レンズの解像度を向上させる必要性からなされたものであり、この意味でより短い波長、特に深紫外域において透明な基材である石英や蛍石に適用した場合に高い反射防止効果を得ることができ、その効果は極めて大きい。
さらに、本発明によれば、低屈折率材料として深紫外域における屈折率が1.35〜1.5の材料を用い、特に、低屈折率材料の中でも、生産性に優れ、膜の吸収の少ない材料として、MgF2,SiO2,NaF,LiF及びこれらの混合物または化合物の群から選ばれた1つ以上の成分を用いることで、さらに高い効果を得ることができる。このうちでも耐環境性が高く入手性の良いMgF2及びSiO2は生産に用いやすく、効果が高い。また、最表層の低屈折率層にMgF2を用いると、その低い屈折率から、高い反射防止特性を得ることができる。同様に、中間屈折率材料として深紫外域における屈折率が1.6〜1.9の材料を用い、特に、低屈折率材料の中でも、生産性に優れ、膜の吸収の少ない材料として、Al2O3,CaF3,NdF3,YF3,La2O3及びこれらの混合物または化合物の群から選ばれた1つ以上の成分を用いることで、さらに高い効果を得ることができる。つまり、これら生産性の優れた材料を用いることで、反射防止特性をさらに安定させることができる。
これらの反射防止膜は、対物レンズの解像度を向上させる必要性から発明されたものであるから、より短い波長による観察を行う場合、例えば300nm以下の紫外域波長の光を用いる光学機器で用いられる対物レンズを構成する構成する光学部品(レンズ)表面に施された場合の効果が大きい。
さらに、本発明によれば、複数の単レンズで構成された全体として負のパワーを有する第1レンズ群と、第1レンズ群よりも物体側に配置された第2レンズ群とを有し、これら2つのレンズ群はいずれも媒質の異なる正レンズと負レンズとの間に空気間隔を設け、なおかつ開口数が0.7以上である対物レンズについては、上述した反射防止膜を形成したことによる効果はさらに大きい。
本発明は、広い光線入射角度範囲において設計主波長における反射率を低減できるとともに、生産において反射防止特性を安定させ易い反射防止膜を得ることができる。
また、例えば、300nm以下の紫外域波長の光により観察を行なう光学機器に用いられる対物レンズであって、各単レンズの間を接着しないものについても上述の反射防止膜を適用することにより、紫外域波長の光による接着剤の劣化による透過率の低下を無くし、且つ紫外線領域において高い透過率をもち、高いNA、すなわち高い解像度をもつ対物レンズを実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(参考例1)
図1は、参考例1が適用される反射防止膜の概略構成を示している。図において、1は基板で、この基板1には、基板材料として設計主波長(λ=248nm)における屈折率が1.4〜1.52である透明な石英が用いられている。基板1上には、基板1と反対側の空気側から、反射防止膜として1〜6層目までの薄膜2a〜2fが多層に形成され、6層構造になっている。この場合、これら薄膜2a〜2fの成膜方法には、周知の真空蒸着法が用いられる。
なお、図面では、基板1上に直接6層構造の薄膜2a〜2fが形成された例を示しているが、基板1上に他の薄膜が多層形成されている場合は、これら他の薄膜層の最外側(空気側)に薄膜2a〜2fを形成するようになる。
これら薄膜2a〜2fは、表1中(A)に示すような膜材料および膜厚に設定されている。
Figure 0004455022
各層を形成する薄膜2a〜2fの膜材料は、基板1と反対側の空気側より6層目の薄膜2f、4層目の薄膜2dおよび2層目の薄膜2bに、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.7の中間屈折率材料のAl2O3が用いられ、また、空気側より5層目の薄膜2e、3層目の薄膜2cおよび弟1層目(最表層)の薄膜2aに、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.42の低屈折率材料のMgF2が用いられている。また、これら薄膜2a〜2fの光学的膜厚(×λ)および物理的膜厚(nm)は、表1中(A)に示す通りである。
そして、このような構成(表1のA)によって試作された反射防止膜について分光反射率(垂直入射)を求めたところ、図2に示す分光反射率特性が得られ、また、光の入射角度を変化させることにより、設計主波長(248nm)の光の反射率が、どのように変わるかを求めたところ、図3に示す反射率の角度特性(偏光はランダム)が得られた。
従って、このようなにすれば、基板1上(基板1上に他の薄膜層が形成されている場合は、これら他の薄膜層の最外側(空気側))に上述した6層の薄膜2a〜2fが、上述した順番、膜厚で形成されるようになる。そして、参考例1の反射防止膜によれば、図2に示す分光反射率特性から明らかなように、設計主波長(248nm)付近での反射率が小さくなって反射防止が可能となり、また、図3に示す反射率の角度特性に示すように、光の入射角が0°から50°までの範囲では、設計主波長(248nm)付近の反射率を1%以下にまで低減することができる。
また、薄膜2a〜2fに使用される材料は、設計主波長(248nm)付近の光の吸収が小さいことから、これら薄膜2a〜2fを、設計主波長(248nm)において透明な基板1上に形成することにより、設計波長(248nm)付近で、光の入射角度が0°から50°程度までの広い範囲において、高い透過率を得ることができる。
さらに、薄膜2a〜2fの膜厚は、最も薄い層(2層目の薄膜2b)で、物理膜厚が36nm程度と比較的厚目にできるので、安定した膜厚制御が期待でき、反射防止特性を安定させ易くできる。これにより、従来のものと同等以上の反射防止特性を維持しながら、さにな生産において反射防止特性を安定させ易い反射防止膜を得ることができる。
(第の実施の形態)
次に、本発明の第の実施の形態を説明する。
の実施の形態が適用される反射防止膜の概略構成については、図1と同様なので、同図を援用するものとする。
このように構成される反射防止膜のそれぞれの薄膜2a〜2fは、表1中(B)に示すような膜材料および膜厚に設定されている。
この場合、各層を形成する薄膜2a〜2fの膜材料は、基板1と反対側の空気側より6層目の薄膜2f、4層目の薄膜2dおよび2層目の薄膜2bに、中間屈折率材料のLa2O3とAl2O3の混合材料を用いている。具体的には、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.77のLa2O3とAl2O3の混合材料であるメルク社製のSubstanceM2が用いられている。また、空気側より5層目の薄膜2e、3層目の薄膜2cおよび1層目(最表層)の薄膜2aに、第1の実施の形態と同様、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.42の低屈折率材料のMgF2が用いられている。また、これら薄膜2a〜2fの光学的膜厚(×λ)および物理的膜厚(nm)は、表1中(A)に示す通りである。
このような構成(表1のB)によって試作された反射防止膜についても、分光反射率(垂直入射)を求めたところ、図4に示す分光反射率特性が得られ、また、光の入射角度を変化させることにより、設計主波長(248nm)の光の反射率が、どのように変わるかを求めたところ、図5に示す反射率の角度特性(偏光はランダム)が得られた。
従って、このようにしても図4に示す分光反射率特性から明らかなように、設計主波長248nm付近での反射率がほぼ零になって反射防止が可能となり、また、図5に示す反射率の角度特性に示すように、光の入射角が0°から50°までの範囲では、設計主波長(248nm)付近の反射率を1%以下にまで低減することができる。
これにより、参考例1と同様な効果を期待することができる。
(第の実施の形態)
次に、本発明の第の実施の形態を説明する。
の実施の形態が適用される反射防止膜の概略構成については、図1と同様なので、同図を援用するものとする。
このように構成される反射防止膜のそれぞれの薄膜2a〜2fは、表1中(C)に示すような膜材料および膜厚に設定されている。
この場合、各層を形成する薄膜2a〜2fの膜材料は、基板1と反対側の空気側より6層目の薄膜2f、4層目の薄膜2dおよび2層目の薄膜2bに、中間屈折率材料のLa2O3とAl2O3の混合材料を用いている。具体的には、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.95のLa2O3とAl2O3の混合材料であるメルク社製のSubstanceM3が用いられている。また、空気側より5層目の薄膜2e、3層目の薄膜2cおよび1層目(最表層)の薄膜2aに、参考例1と同様、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.42の低屈折率材料のMgF2が用いられている。また、これら薄膜2a〜2fの光学的膜厚(×λ)および物理的膜厚(nm)は、表1中(A)に示す通りである。
このような構成(表1のC)によって試作された反射防止膜についても、分光反射率(垂直入射)を求めたところ、図6に示す分光反射率特性が得られ、また、光の入射角度を変化させることにより、設計主波長(248nm)の光の反射率が、どのように変わるかを求めたところ、図7に示す反射率の角度特性(偏光はランダム)が得られた。
従って、このようにしても図6に示す分光反射率特性から明らかなように、設計主波長248nm付近での反射率が小さくなって反射防止が可能となり、また、図7に示す反射率の角度特性に示すように、光の入射角が0°から50°までの範囲では、設計主波長(248nm)付近の反射率を1%以下にまで低減することができる。
これにより、参考例1と同様な効果を期待することができる。
なお、これら第1及び第2の実施の形態では、低屈折率材料としてMgF2,中間屈折率材料としてA1203あるいはLa203とA1203の混合材料を使用しているが、これらに代えて、これら材料と同様の屈折率を持つもの、例えば、低屈折率材料としてMgF2,Si02,NaF,LiF及びこれらの混合物または化合物の群から選ばれた1つ以上の成分、中間屈折率材料としてA1203,LaF3,NdF3,YF3,La203及びこれらの混合物または化合物の群から選ばれた1つ以上の成分を使用すれば、同様の実施が可能である。
また、これら第1及び第2の実施の形態では、表1に示した膜厚に基づいて試作をおこなったが、シュミレーションによれば、表1で示した膜厚に前後10%程度の差異があっても、その範囲においては上述したと同様またはこれに近い効果をもつ反射防止膜を得ることができる。
(第の実施の形態)
次に、本発明の第の実施の形態を説明する。
の実施の形態が適用される反射防止膜の概略構成については、図1と同様なので、同図を援用するものとする。
この場合、反射防止膜は、基板1の基板材料として設計主波長(270nm)において透明な石英が用いられている。基板1上には、基板1と反対側の空気側から、反射防止膜として1〜6層目までの薄膜2a〜2fが形成され、6層構造になっている。
これら薄膜2a〜2fは、表2中(A)に示すような膜材料および膜厚に設定されている。
Figure 0004455022
各層を形成する薄膜2a〜2fの膜材料は、基板1と反対側の空気側より6層目の薄膜2f、4層目の薄膜2dおよび2層目の薄膜2bに、中間屈折率材料のLa2O3とAl2O3の混合材料を用いている。具体的には、設計主波長(270nm)における屈折率が約1.75のLa2O3とAl2O3の混合材料であるメルク社製のSubstanceM2が用いられている。また、また、空気側より5層目の薄膜2e、3層目の薄膜2cおよび1層目(最表層)の薄膜2aに、参考例1と同様、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.41の低屈折率材料のMgF2が用いられている。また、これら薄膜2a〜2fの光学的膜厚(×λ)および物理的膜厚(nm)は、表2中(A)に示す通りである。
このような構成(表1のA)によって試作された反射防止膜についても、分光反射率(垂直入射)を求めたところ、図8に示す分光反射率特性が得られ、また、光の入射角度を変化させることにより、設計主波長(270nm)の光の反射率が、どのように変わるかを求めたところ、図9に示す反射率の角度特性(偏光はランダム)が得られた。
従って、このような第の実施の形態によっても、図8に示す分光反射率特性から明らかなように、設計主波長270nm付近での反射率が急激に小さくなって反射防止が可能となり、また、図9に示す反射率の角度特性に示すように、光の入射角が0°から50°までの範囲では、設計主波長(270nm)付近の反射率を1%以下にまで低減することができる。
また、薄膜2a〜2fに使用される材料は、設計主波長(270nm)付近の光の吸収が小さいことから、これら薄膜2a〜2fを、設計主波長(270nm)において透明な基板1上に形成することにより、設計波長(270nm)付近で、光の入射角度が0°から50°程度までの広い範囲において、高い透過率を得ることができる。
さらに、薄膜2a〜2fの膜厚は、最も薄い層(2層目の薄膜2b)で、物理膜厚が42nm程度と比較的厚目にできるので、安定した膜厚制御が期待でき、反射防止特性を安定させ易くできる。これにより、従来のものと同等以上の反射防止特性を維持しながら、さにな生産において反射防止特性を安定させ易い反射防止膜を得ることができる。
(第の実施の形態)
次に、本発明の第の実施の形態を説明する。
の実施の形態が適用される反射防止膜の概略構成については、図1と同様なので、同図を援用するものとする。
この場合、反射防止膜は、基板1の基板材料として設計主波長(270nm)において透明な蛍石が用いられている。基板1上には、基板1と反対側の空気側から、反射防止膜として1〜6層目までの薄膜2a〜2fが形成され、6層構造になっている。これらの薄膜2a〜2fは、表2中(B)に示すような膜材料および膜厚に設定されている。
各層を形成する薄膜2a〜2fの膜材料は、基板1と反対側の空気側より6層目の薄膜2f、4層目の薄膜2dおよび2層目の薄膜2bに、中間屈折率材料のLa2O3とAl2O3の混合材料を用いている。具体的には、設計主波長(270nm)における屈折率が約1.75のLa2O3とAl2O3の混合材料であるメルク社製のSubstanceM2が用いられている。また、また、空気側より5層目の薄膜2e、3層目の薄膜2cおよび1層目(最表層)の薄膜2aに、参考例1と同様、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.41の低屈折率材料のMgF2が用いられている。また、これら薄膜2a〜2fの光学的膜厚(×λ)および物理的膜厚(nm)は、表2中(B)に示す通りである。
このような構成(表1のB)によって試作された反射防止膜についても、分光反射率(垂直入射)を求めたところ、図10に示す分光反射率特性が得られ、また、光の入射角度を変化させることにより、設計主波長(270nm)の光の反射率が、どのように変わるかを求めたところ、図11に示す反射率の角度特性(偏光はランダム)が得られた。
従って、このようにしても図10に示す分光反射率特性から明らかなように、設計主波長270nm付近での反射率が大幅に低下して反射防止が可能となり、また、図11に示す反射率の角度特性に示すように、光の入射角が0°から50°までの範囲では、設計主波長(270nm)付近の反射率を1%以下にまで低減することができる。
これにより、第の実施の形態と同様な効果を期待することができる。
(参考例2)
次に、参考例2を説明する。
参考例2が適用される反射防止膜の概略構成については、図1と同様なので、同図を援用するものとする。
この場合、反射防止膜は、基板1の基板材料として設計主波長(270nm)において透明な石英が用いられている。基板1上には、基板1と反対側の空気側から、反射防止膜として1〜6層目までの薄膜2a〜2fが形成され、6層構造になっている。これらの薄膜2a〜2fは、表2中(C)に示すような膜材料および膜厚に設定されている。
各層を形成する薄膜2a〜2fの膜材料は、基板1と反対側の空気側より6層目の薄膜2f、4層目の薄膜2dおよび2層目の薄膜2bに、中間屈折率材料のLa2O3とAl2O3の混合材料を用いている。具体的には、設計主波長(248nm)における屈折率が約1.75のLa2O3とAl2O3の混合材料であるメルク社製のSubstanceM2が用いられている。また、空気側より5層目の薄膜2e、3層目の薄膜2cに設計主波長(270nm)における屈折率が約1.53の低屈折率材料のSi02が用いられ、さらに、1層目(最表層)の薄膜2aに、設計主波長(270nm)における屈折率が約1.41の低屈折率材料のMgF2が用いられている。また、これら薄膜2a〜2fの光学的膜厚(×λ)および物理的膜厚(nm)は、表2中(C)に示す通りである。
このような構成(表1のC)によって試作された反射防止膜についても、分光反射率(垂直入射)を求めたところ、図12に示す分光反射率特性が得られ、また、光の入射角度を変化させることにより、設計主波長(270nm)の光の反射率が、どのように変わるかを求めたところ、図13に示す反射率の角度特性(偏光はランダム)が得られた。
従って、このようにしても図12に示す分光反射率特性から明らかなように、設計主波長270nm付近での反射率が大幅に低下して反射防止が可能となり、また、図13に示す反射率の角度特性に示すように、光の入射角が0°から50°までの範囲では、設計主波長(270nm)付近の反射率を1%以下にまで低減することができる。
これにより、第の実施の形態と同様な効果を期待することができる。
なお、これら第3及び第4の実施の形態では、低屈折率材料としてMgF2,Si02、中間屈折率材料としてA1203あるいはLa203とA1203の混合材料を使用しているが、これらに代えて、これら材料と同様の屈折率を持つもの、例えば、低屈折率材料としてMgF2,Si02,NaF,LiF及びこれらの混合物または化合物の群から選ばれた1つ以上の成分、中間屈折率材料としてA1203,LaF3,NdF3,YF3,La203及びこれらの混合物または化合物の群から選ばれた1つ以上の成分を使用すれば、同様の実施が可能である。
また、これら第3及び第4の実施の形態では、表2に示した膜厚に基づいて試作をおこなったが、シュミレーションによれば、表2で示した膜厚に前後10%程度の差異があってもその範囲においては、上述したと同様またはこれに近い効果をもつ反射防止膜を得ることができる。
(参考例3)
次に、参考例3を説明する。
参考例3が適用される反射防止膜の概略構成については、図1と同様なので、同図を援用するものとする。
この場合、反射防止膜は、基板1の基板材料として設計主波長(680nm)において透明な石英が用いられている。基板1上には、基板1と反対側の空気側から、反射防止膜として1〜6層目までの薄膜2a〜2fが形成され、6層構造になっている。
これら薄膜2a〜2fは、表3に示すような膜材料および膜厚に設定されている。
Figure 0004455022
各層を形成する薄膜2a〜2fの膜材料は、基板1と反対側の空気側より6層目の薄膜2f、4層目の薄膜2dおよび2層目の薄膜2bに、設計主波長(680nm)における屈折率が約1.61の中間屈折率材料のAl2O3が用いられ、また、空気側より5層目の薄膜2e、3層目の薄膜2cおよび1層目(最表層)の薄膜2aに、設計主波長(680nm)における屈折率が約1.38の低屈折率材料のMgF2が用いられている。また、これら薄膜2a〜2fの光学的膜厚(×λ)は、表3に示す通りである。
そして、このような構成(表3)によって試作された反射防止膜について分光反射率(垂直入射)を求めたところ、図14に示す分光反射率特性が得られ、また、光の入射角度を変化させることにより、設計主波長(680nm)の光の反射率が、どのように変わるかを求めたところ、図15に示す反射率の角度特性(偏光はランダム)が得られた。
従って、このような参考例3の反射防止膜によれば、図14に示す分光反射率特性から明らかなように、設計主波長680nm付近での反射率が小さくなって反射防止が可能となり、また、図15に示す反射率の角度特性に示すように、光の入射角が0°から50°までの範囲では、設計主波長(680nm)付近の反射率を1%以下にまで低減することができる。
また、薄膜2a〜2fに使用される材料は、設計主波長(680nm)付近の光の吸収が小さいことから、これら薄膜2a〜2fを、設計主波長(680nm)において透明な基板1上に形成することにより、設計波長(680nm)付近で、光の入射角度が0°から50°程度までの広い範囲において、高い透過率を得ることができる。
これにより、従来のものと同等以上の反射防止特性を維持しながら、さにな生産において反射防止特性を安定させ易い反射防止膜を得ることができる。
なお、この参考例3では、低屈折率材料としてMgF2、中間屈折率材料としてA1203を使用しているが、これらに代えて、これら材料と同様の屈折率を持つもの、例えば、低屈折率材料としてMgF2,Si02,NaF,LiF及びこれらの混合物または化合物の群から選ばれた1つ以上の成分、中間屈折率材料としてA1203,LaF3,NdF3,YF3,La203及びこれらの混合物または化合物の群から選ばれた1つ以上の成分を使用すれば、同様の実施が可能である。
また、この参考例3では、表3に示した膜厚に基づいて試作をおこなったが、シュミレーションによれば、表3で示した膜厚に前後10%割程度の差異があってもその範囲においては上述したと同様またはこれに近い効果をもつ反射防止膜を得ることができる。
(第の実施の形態)
図16は、本発明の第の実施の形態に適用される対物レンズの概略構成を示すものである。
この場合、対物レンズは、300nm以下の紫外域波長の光により観察を行う光学機器に用いられるもので、具体的には、観察に用いられる波長として深紫外域の248±5nmが適用されている。
また、対物レンズは図16に示すように、第1のレンズ群1Gと、第1のレンズ群1Gより物体側に配置される第2のレンズ群2Gとを備えている。第1のレンズ群1Gは、媒質の異なる正レンズと負レンズからなる5枚の単レンズL1〜L5で構成され、全体として負のパワーを有する。第2のレンズ群2Gは、媒質の異なる正レンズと負レンズからなる13枚の単レンズL6〜L18で構成されている。これら第1および第2のレンズ群1G、2Gは、正レンズと負レンズとの間に、空気間隔が設けられている。
そして、このように構成された対物レンズのNAが0.9の場合で、各単レンズL1〜L18のそれぞれのレンズ面に、第の実施の形態で詳述した反射防止膜を施したときのレンズの法線に入射(出射)する光線の角度と、そのときの反射率および透過率を求め、これらを各単レンズL1〜L18のレンズデータ(曲率、肉厚、間隔、硝材名)とともに示したのが表4である。同様にして、対物レンズのNAがそれぞれ0.8、0.7、0.5の場合で、各単レンズL1〜L18のそれぞれのレンズ面に、第の実施の形態で詳述した反射防止膜を施したときのレンズの法線に入射(出射)する光線の角度と、そのときの反射率および透過率を求め、これらを各単レンズL1〜L18のレンズデータ(曲率、肉厚、間隔、硝材名)とともに示したのが表5から表7である。
Figure 0004455022
Figure 0004455022
Figure 0004455022
この場合、表4に示す波長248nm、NA0.9のときの透過率は、72.8%となった。同様に、表5に示す波長248nm、NA0.8のときの透過率は、91.2%、表6に示す波長248nm、NA0.7のときの透過率は94.2%、表7に示す波長248nm,NA0.5のときの透過率は97.7%となった。
この結果、対物レンズを構成する各単レンズL1〜L18のそれぞれのレンズ面に第2の実施形態の反射防止膜を施したことにより、図17の曲線Aに示すように、NAが0.9、0.8、0.7、0.5など高いNAのものの場合も、つまり、高い解像度をもつ対物レンズについても、248nm付近で高い透過率を得ることができる。
従って、このようにすれば、単レンズL1〜L18の間を接着しないことで、DUV光による接着剤の劣化による透過率の低下を無くすことができ、さらには観察に用いられる波長として深紫外域の248nmにおいて高い透過率を維持できる、高いNA、すなわち高い解像度をもつ対物レンズを実現することができる。
なお、上述した第の実施の形態では、対物レンズを構成する各単レンズL1〜L18のそれぞれのレンズ面に第2の実施形態の反射防止膜を施した例を述べたが、第1および第の実施形態の反射防止膜を施しても同様な効果を得ることが可能である。また、観察に用いられる波長として270nm付近を用いるような場合は、上述した構成の対物レンズの各単レンズL1〜L18のそれぞれのレンズ面に第3及び第4の実施の形態で述べた反射防止膜を施すことで、270nmにおいて高い透過率を維持できる、高い解像度をもつ対物レンズを実現することができる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述した第1乃至第4の実施の形態の各層の薄膜2a〜2fに用いられる中間屈折率材料および低屈折率材料は、それぞれの設計主波長における屈折率について、中間屈折率材料では、1.6〜2.0の範囲、低屈折率材料では、1.35〜1.55の範囲であれば、上述したと同様またはこれに近い効果をもつ反射防止膜を得ることができる。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
参考例1の反射防止膜の概略構成を示す図。 参考例1における反射防止膜の分光反射率特性を示す図。 参考例1における反射防止膜の反射率の角度特性を示す図。 本発明の第の実施の形態における反射防止膜の分光反射率特性を示す図。 の実施の形態における反射防止膜の反射率の角度特性を示す図。 本発明の第の実施の形態における反射防止膜の分光反射率特性を示す図。 の実施の形態における反射防止膜の反射率の角度特性を示す図。 本発明の第の実施の形態における反射防止膜の分光反射率特性を示す図。 の実施の形態における反射防止膜の反射率の角度特性を示す図。 本発明の第の実施の形態における反射防止膜の分光反射率特性を示す図。 の実施の形態における反射防止膜の反射率の角度特性を示す図。 参考例2における反射防止膜の分光反射率特性を示す図。 参考例2における反射防止膜の反射率の角度特性を示す図。 参考例3における反射防止膜の分光反射率特性を示す図。 参考例3における反射防止膜の反射率の角度特性を示す図。 本発明の第の実施の形態に用いられる対物レンズの概略構成を示す図。 の実施の形態に用いられる対物レンズの透過率を示す図。
符号の説明
1…基板
2a〜2f…薄膜
1G…第1のレンズ群
2G…第2のレンズ群
L1〜L5…単レンズ
L6〜L18…単レンズ

Claims (6)

  1. 透明な基板上に形成される層構造の反射防止膜であって、
    前記基板と反対側の空気側から1層目、3層目、5層目のそれぞれの薄膜に、設計主波長における屈折率が1.38〜1.55である低屈折率材料、2層目、4層目、6層目のそれぞれの薄膜に、設計主波長における屈折率が1.7〜2.0である中間屈折率材料が用いられ、且つ各層薄膜の光学的膜厚ndi、(i=1,2,3,4,5,6:空気側から)が、設計主波長λに対して、空気側から1層目の薄膜が0.24λ≦nd1≦0.26λ、2層目の薄膜が0.27λ≦nd2≦0.29λ、3層目の薄膜が0.31λ≦nd3≦0.44λ、4層目の薄膜が0.44λ≦nd4≦0.46λ、5層目の薄膜が0.31λ≦nd5≦0.61λ、6層目の薄膜が0.44λ≦nd6≦0.54λであることを特徴とする6層構成の反射防止膜。
  2. 前記透明な基板は、石英もしくは螢石であることを特徴とする請求項1記載の反射防止膜。
  3. 前記低屈折率材料は、MgF2、前記中間屈折率材料は、Al2O3の混合物または化合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射防止膜。
  4. 前記設計主波長は、248〜270nmの範囲にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の反射防止膜。
  5. 300nm以下の紫外域波長の光により観察を行なう光学機器に用いられる対物レンズであって、
    前記対物レンズは、複数の単レンズから構成され、これら単レンズ表面に、請求項1乃至4のいずれかに記載の反射防止膜を形成したことを特徴とする対物レンズ。
  6. 媒質の異なる正レンズと負レンズからなる複数の単レンズで構成され、全体として負のパワーを有する第1のレンズ群と、
    前記第1のレンズ群より物体側に配置され、媒質の異なる正レンズと負レンズからなる複数の単レンズで構成された第2のレンズ群と、を具備し、
    前記第1および第2のレンズ群は、前記正レンズと負レンズとの間に空気間隔が設けられ、且つ開口数が0.7以上であることを特徴とする請求項5に記載の対物レンズ。
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