JP4452517B2 - ゲーム機及びゲーム機の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被測定者から採取した呼気成分の濃度を測定する呼気成分濃度測定装置を備えたゲーム機及びそのゲーム機の制御方法に関するものである。
従来、アルコール血中濃度を測定する測定装置が例えば特許文献1等に開示されている。図19は、同文献に示すアルコール濃度測定装置51の構成図である。指52の腹が押し当てられた状態で駆動部53によってプランジャ54が略一定速度で引かれると、空気流通口55を介して取り込まれた大気がフィルタ56で不純物が除去されてプローブ57に導入される。プローブ57は指先の汗線から発散された水蒸気とそれに含まれる成分を透過し、これら気体成分はバルブ58を介してシリンダ59の内部に流れ込む。
続いてバルブ58がポートaからポートcに切り換えられ、プランジャ54が駆動部53によってシリンダ59の底部側へ略一定速度で押し込まれる。プランジャ54が押し込まれるに従いシリンダ59内の気体がバルブ58を介してセンサ室60に送られる。センサ室60にはエチルアルコール等に対して応答特性を有するセンサ61が設けられ、センサ61はセンサ室60内の気体にエチルアルコール分子が含まれているとその分子量(即ち濃度)に応じて抵抗値(導電率)が変化する。測定部62は制御部63の指示に従い抵抗値の変化を検出してアルコール濃度を測定し、その値を表示部64に表示する。
特開2001−21567号公報(第2−4頁、第1図)
ところが、このアルコール濃度測定装置51ではただ単にアルコール濃度を測定し、その濃度値(測定値)を表示部64に表示するだけの装置であるものと考えられる。この種のアルコール濃度測定装置51は、値段等の面からわざわざ購入して常時携帯する程のものでもないが、飲食店(居酒屋等)に設置しておけばそれなりのニーズがあるはずで、飲酒運転を気にする客等に使用される機会も多いはずである。
しかし、ただ単に濃度値を表示するだけでは面白みに欠け、例えば遊戯機器として使用する場合に多くの人に使用してもらうには、測定結果の出力形態にバリエーションを持たせる必要がある。また、測定結果として濃度値を表示部64に表示するのみの構成の場合、被測定者は測定結果を記録として残しておけない問題もある。
また、呼気中や血液中のアルコール濃度は、単に多くアルコールを多く摂取すれば、高濃度になる。いわゆる「酒に強い」というのは、多量の飲酒をしても、平常時と変わりがない集中力、運動神経を維持できることをいうが、これは、呼気中や血液中のアルコール濃度を測っただけでは分からないという問題もあった。従来、この「酒に強い」かどうかは、人の目により経験的に判断しており、主観的な要素が多く、客観的に示すことができないという問題があった。
なお、口臭なども、なかなか自分では分からないため、客観的な判断ができないという問題があった。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は呼気成分の濃度値の測定結果にバリエーションを持たせて出力することができる呼気成分濃度測定装置を備えたゲーム及びその制御方法を提供することにある。併せて、いわゆる「酒の強さ」を表示できる呼気成分濃度測定装置を備えたゲーム機及びその制御方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載のゲーム機では、被測定者の呼気アルコール濃度を測定するための測定ソフトを記憶した記憶手段と、前記検出手段に向けて呼気を吹き込むためのマウスピースと、前記被測定者により当該マウスピースから注入された呼気中のアルコールを検出する検出手段と、前記測定ソフトに基づき作動して、前記検出手段の検出値から前記呼気中のアルコールの濃度値を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果を所定形式で出力する出力手段と、これらを制御する制御手段とを有した呼気アルコール濃度測定装置と、ゲームソフトを記憶した記憶手段と、当該被測定者が操作する操作手段と、ゲーム表示手段とを有し、前記ゲームソフトに基づいてゲーム表示手段に表示された表示に応じて前記操作手段による***作者の操作に基づいてゲーム得点を決定するゲーム手段と、 当該被測定者において測定された呼気中のアルコールの濃度値に基づいて複数の異なる飲酒ランクのいずれかにランク付けする飲酒ランク判定手段と、前記ゲーム手段により得点されたゲーム得点と、前記飲酒ランクに応じて予め設定された基準ゲーム得点とに基づいて、飲酒の影響の大小を示す酩酊ランクのいずれかにランク付けする酩酊ランク判定手段と、当該酩酊ランク判定手段により判定された酩酊ランクを表示する表示手段とを備えたことを要旨とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のゲーム機において、前記酩酊ランク判定手段は、前記飲酒ランク決定手段により決定された飲酒ランクに応じて、記憶テーブルに予め飲酒ランク毎に記憶された前記基準ゲーム得点と、前記被測定者のゲーム得点とを比較することで酩酊ランクを判定することを要旨とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載のゲーム機において、前記酩酊ランク判定手段は、予め各飲酒ランク間における比較用の補正値を記憶し、前記ゲーム得点を、当該比較用の補正値により補正して基準ゲーム得点と比較して酩酊ランクを判定することを要旨とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のゲーム機において、複数の被測定者において、前記補正値によりゲーム得点を補正し、前記複数の被測定者のゲーム得点を比較することを要旨とする。
請求項5に係る発明は、請求項3に記載のゲーム機において、同一の被測定者による異なる飲酒ランクでのゲーム得点を比較して、呼気中のアルコールの低い濃度値と高い濃度値の飲酒ランクでのゲーム得点における酩酊ランクを比較して、その変化の大小により酒の強さランクを算出する酒の強さランクを判定する判定手段を備えたことを要旨とする。
請求項6に係る発明は、請求項1乃請求項5のいずれか一項に記載のゲーム機において、前記ゲーム手段は、画面に表示された模擬の航空機・パラグライダー・自動車等の操縦をし、若しくは模擬の相撲・拳法・ボクシング等の格闘技を行うことを含むシミュレーションゲームであることを要旨とする。
請求項7に係るゲーム機の制御方法は、被測定者の呼気アルコール濃度を測定するための測定ソフトを記憶した記憶手段と、前記検出手段に向けて呼気を吹き込むためのマウスピースと、前記被測定者により当該マウスピースから注入された呼気中のアルコールを検出する検出手段と、前記測定ソフトに基づき作動して、前記検出手段の検出値から前記呼気中のアルコールの濃度値を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果を所定形式で出力する出力手段と、これらを制御する制御手段とを有した呼気アルコール濃度測定装置と、ゲームソフトを記憶した記憶手段と、当該被測定者が操作する操作手段と、ゲーム表示手段とを有し、前記ゲームソフトに基づいてゲーム表示手段に表示された表示に応じて前記操作手段による***作者の操作に基づいてゲーム得点を決定するゲーム手段とを備えたゲーム機において、当該被測定者において測定された呼気中のアルコールの濃度値に基づいて複数の異なる飲酒ランクのいずれかにランク付けする飲酒ランク判定のステップと、 前記ゲーム手段により得点されたゲーム得点と、前記飲酒ランクに応じて予め設定された基準ゲーム得点とに基づいて、飲酒の影響の大小を示す酩酊ランクのいずれかにランク付けする酩酊ランク判定のステップと、当該酩酊ランク判定手段により判定された酩酊ランクを表示する表示のステップとを実行することを要旨とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載のゲーム機の制御方法において、前記酩酊ランク判定のステップは、前記飲酒ランク決定のステップにより決定された飲酒ランクに応じて、記憶テーブルに予め飲酒ランク毎に記憶された前記基準ゲーム得点と、前記被測定者のゲーム得点とを比較することで酩酊ランクを判定することを要旨とする。
請求項9に係る発明は、請求項7に記載のゲーム機の制御方法において、前記酩酊ランク判定のステップは、予め各飲酒ランク間における比較用の補正値を記憶し、前記ゲーム得点を、当該比較用の補正値により補正して基準ゲーム得点と比較して酩酊ランクを判定することを要旨とする。
請求項10に係る発明は、請求項9に記載のゲーム機の制御方法において、複数の被測定者において、前記補正値によりゲーム得点を補正し、前記複数の被測定者のゲーム得点を比較することを要旨とする。
請求項11に係る発明は、請求項9に記載のゲーム機の制御方法において、同一の被測定者による異なる飲酒ランクでのゲーム得点を比較して、呼気中のアルコールの低い濃度値と高い濃度値の飲酒ランクでのゲーム得点における酩酊ランクを比較して、その変化の大小により酒の強さランクを算出する酒の強さランクを判定する判定のステップを実行することを要旨とする。
請求項12に係る発明は、請求項7乃至11のいずれか一項に記載のゲーム機の制御方法において、前記ゲーム手段は、画面に表示された模擬の航空機・パラグライダー・自動車等の操縦をし、若しくは模擬の相撲・拳法・ボクシング等の格闘技を行うことを含むシミュレーションゲームであることを要旨とする。
請求項1及び請求項7に係る発明では、単に呼気成分のアルコール濃度を測定するだけでなく、ゲームと組合わせることで、いわゆる「酒の強さ」を判定することができる。
つまり、「酒の強さ」を、単純に「酩酊ランク」で表現し、被測定者は直感的結果を理解することができるという効果がある。
請求項2及び請求項8に係る発明では、特に、例えば他の被測定者の飲酒レベルを参照し、この飲酒レベル毎の全体での平均と、この被測定者の得点とを比較すれば、同程度の飲酒をした被測定者を母集団とした比較ができる。この比較により、同飲酒レベルの平均得点よりこの被測定者の得点が多ければ、この被測定者は比較的飲酒の影響を受けない、つまり酩酊しない「酒が強い」ものと推定できることができる。
請求項3及び請求項9に係る発明では、特に、例えば補正値をレベル1では、「1」、レベル2では「1.1」、レベル3では「1.2」、レベル4では「1.5」、レベル5では「2」とする。もちろんこの補正係数は、蓄積された過去の飲酒レベル1〜5の被測定者の得点の記録から平均を求めていくことでより適正化されていく。この数値は、ネットワークにより多数集計されることでより信頼性の高い数値とすることができる。
請求項4及び請求項10に係る発明では、特に、例えば次にゲームの得点に、飲酒ランク判定手段・飲酒ランク判定のステップで、上述のように得た飲酒レベルに応じた補正値を乗じることで、補正後得点を算出すれば、飲酒に起因する反射神経の鈍化を補正して、飲酒の多寡によらず異なる飲酒レベル間で、適正なハンディをつけたゲームの得点の比較ができるようになる。たとえて言えば、ゴルフのハンディのような効果がある。
そのため、単純にアルコール濃度を競うものではないため、少量の飲酒での酩酊度などを試すなど、酒が余り飲めない人も参加でき、利用者の幅が広がるという効果がある。
請求項5及び請求項11に係る発明では、特に、例えばその被測定者の個人情報データベース44の過去の履歴を検索する。飲酒レベル1のときのゲームの得点と、飲酒レベル2のときのゲームの得点を比較し、飲酒レベル1のときの得点を飲酒レベル2の時の得点で除した数値が、上述した補正係数と比べて、小さい場合には、飲酒による得点の低下が少ないとして、「酒に強い」と判定ができる。言い換えると、酒を飲んでも反射神経や身体能力が落ちない、つまり「酒が強い」と判定することができる。
請求項6及び請求項12に係る発明では、特に、反射神経や判断力を必要とする操縦や格闘のシミュレーションゲームを行うことにより、呼気成分と関連させた出力若しくは表示を行うことができる。つまり、アルコール摂取により被測定者の操作手段の変化から反射神経や判断力の低下が的確に判定できるので、酒に強いか弱いかが正確にわかるという効果がある。
本発明によれば、測定された呼気成分の濃度値を含むとともに濃度値に応じた出力態様で測定結果が前記出力手段から出力されるので、呼気成分の濃度値の測定結果にバリエーションを持たせることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した呼気成分濃度測定装置の第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1は、呼気成分濃度測定装置1の斜視図である。呼気成分濃度測定装置(例えば、Dranker 1(D1)という)1は被測定者のアルコール濃度又は口臭を測定するときに使用する装置であり、例えば飲食店(居酒屋)等に設置される。装置本体2の前面の下部には下端を基点として回動可能な収容ボックス3が配設されている。収容ボックス3は取手3aを手前に引いて回動したとき上部が開口し、内部に収容されたストロー4が取り出し可能となっている。
装置本体2の前面の略中央部にはストロー4を差し込むための略円形状の挿込口5が設けられている。ストロー4は先端部分が挿込口5に差し込まれ、被測定者は測定時においてのマウスピースとしてストロー4を用いて呼気を呼気成分濃度測定装置1の内部に送り込む。
呼気成分濃度測定装置1は有料式であり、装置本体2の上部にはその右側に集金装置6が設けられている。集金装置6はコイン投入口6aと札投入口6bとを有し、これらから料金が投入される。呼気成分濃度測定装置1は電源投入状態において待機モード状態にあり、集金装置6に料金が投入された後に測定値データが測定可能な測定モード状態となる。また、集金装置6に投入された料金のおつりは返却口7から返却される。
装置本体2の上面には表示画面8aを有する出力手段(表示手段)を構成するモニタ8が設けられている。モニタ8は測定モード状態において呼気成分濃度を測定するときの測定手順や、測定結果として呼気成分濃度の値をモニタ8に表示する。また、装置本体2の前面には複数の操作ボタン9が設けられ、これら操作ボタン9には例えば測定対象をアルコール濃度か口臭度のどちらにするかを選択するときに操作される選択ボタン9aや、測定開始時に操作される開始ボタン9b等がある。
図2は、呼気成分濃度測定装置1のブロック図である。呼気成分濃度測定装置1はコンピュータ10、測定装置11、出力手段(印刷手段)を構成する印刷装置12及びスピーカ13を備えている。コンピュータ10は集金装置6、モニタ8、測定装置11、印刷装置12及びスピーカ13を制御するもので、CPU14、ROM15、RAM16及び記憶手段としてのEEPROM17を備えている。EEPROM17には呼気中のアルコール濃度又は口臭度の測定時に稼働する測定ソフト18や、モニタ8に表示する画像等の表示データが記憶されている。なお、コンピュータ10には図示しない操作ボタン9等からの入力ポートが備えられている。
測定装置11は吸入口19と検出手段としてのセンサ20とを有し、ストロー4から吐き出された呼気を吸入口19から取り込んでセンサ20に送っている。センサ20は例えば2つの電極を被覆する導電性高分子からなる感応膜を有し、その表面に臭い分子(例えばエチルアルコール分子等)が付着すると導電性高分子の導電率が変化してセンサ自身の抵抗値が変化する。CPU14はこの抵抗値の変化を検出することによって測定値データ(検出値)を取得し、アルコール濃度又は口臭度の濃度値を測定する。
印刷装置12は挿込口5に差し込まれたストロー4の先端部分に対応した部位に配置され、印刷媒体としてのストロー4の先端にアルコール濃度又は口臭度の濃度値を印刷する。印刷装置12はストロー4に印刷可能な機種であればよく、例えばインクジェット式やレーザ式等が採用される。また、スピーカ13は音声による測定手順の説明や測定時における効果音等を出力する。なお、CPU14は測定手段、制御手段及び通信制御手段を構成する。
CPU14は測定ソフト18の測定プログラムに基づき呼気成分濃度の測定処理を実行する。以下に詳述すると、まずCPU14は被測定者に対し名前、性別、年齢等の個人情報を入力させるとともに、アルコール濃度と口臭度とのうちどちらを測定するかを選択させる。本例ではアルコール血中濃が選択されたとし、続いて被測定者はモニタ8に表示された測定手順に沿って収容ボックス3からストロー4を取り出して挿込口5に差し込み、呼気を測定装置11に送り込む。
このとき、センサ20は呼気を検出してアルコール濃度に応じた抵抗値となる。CPU14はセンサ20の抵抗値を検出して測定値データを取得し、測定値データに基づきアルコール濃度の濃度値を測定して図3に示す測定結果画面21をモニタ8の表示画面8aに表示させる。測定結果画面21には、後述する飲酒番付として「小結」とのレベル表示22a、アルコール濃度の濃度値(測定値)22bと、濃度値に応じた画像としてのキャラクタ23とがグラフィック表示される。測定結果画面21で表示された濃度値22bはmg/lの単位で数値表示される。
本実施形態では、この呼気中のアルコール濃度値により、例えば、「0〜0.15mg/l」をレベル1、「0.15〜0.25mg/l」をレベル2、「0.25〜0.5mg/l」をレベル3、「0.5〜0.8mg/l」をレベル4、「0.8mg/lを超える量」をレベル5として5段階に分ける。そして、このレベル1〜5を「飲酒レベル」ということにする。この飲酒レベルは、本発明の測定結果である濃度値に基づき濃度高さに応じたランクに相当する。そして、この飲酒レベルには強さが直感できるように飲酒番付として名前が付けられ、レベル5は「横綱」、レベル4は「大関」、レベル3は「小結」、レベル2は「十両」、レベル1は「序の口」のように表示され、分かりやすくなっている。ここでは、濃度値が0.2035mg/lであれば、飲酒レベルがレベル2、飲酒番付での名前は「十両」として表示されている。
なお、濃度値を、小数点以下4桁の位まで算出するのは、簡易な呼気成分濃度測定装置101の構成からは誤差を考えると無意味であるように見える。しかしながら、このような算出とするのは、ランキングの際に同順位になるのを防止するためである。また、呼気の注入の仕方など、技術介入の余地を大きくし、何度も挑戦させる動機付けにするためである。なお、表示は必ずしも、小数点以下4桁を表示する必要はない。
キャラクタ23は所定範囲で区切られた濃度値の飲酒レベル毎に設定され、本例では飲酒レベル1〜5に応じて、レベルが高くなるに連れて酔っぱらった度合が高くなる漫画の顔画像が表示される。
なお、呼気中のアルコール濃度が所定量、例えば、0.15mg/lを超えた場合は、酒気帯び運転の警告画面をモニタ8に表示する。この警告は、現在の呼気中のアルコール濃度では、酒気帯び運転で道路交通法違反に該当すること、罰金や行政処分である点数、事故を起こした場合の刑事罰、保険金の不払い等、酒気帯び運転が重大な犯罪であることを警告する。また、0.25mg/lを超すとさらに厳罰が待っていることを表示し、飲酒運転を戒める。これらは、文字による表示だけでもよいが、イラストや写真を組合わせてアピールすることが好ましい。
また、このキャラクタ23としてはアルコール濃度の濃度値をパチンコ機のリーチアクション的に表示する形式を用いてもよい。例えば、アルコール濃度の濃度値に応じた力量(強さ)を持つ相撲取りの場合、低い番付の相撲取りからその力量で倒せるレベルまで順に倒していく表示となる。なお、この場合のキャラクタとしては相撲取り以外に、例えば格闘、スポーツ等の様々な形式を採用してもよい。
CPU14は測定結果画面21の画面表示とともに、印刷装置12によって測定結果をストロー4に印刷処理させる。図4の(a)に示すようにストロー4には測定結果として測定年月日24とアルコール濃度の濃度値25とが印刷される。本例ではストロー4に印刷された測定年月日は西暦で書き込まれ、濃度値25はmg/lの単位で数値が書き込まれる。なお、濃度値は数値に変えて、値の高さに応じた図4の(b)に示す目盛り26としてもよい。
測定ソフト18にはアルコールが抜ける予想グラフを演算するための演算プログラムも記憶されている。演算プログラムは医学的データから作成されたプログラムである。例えば測定が終了して画面切換ボタン9cが押されると、CPU14は求めたアルコール濃度が時間の変化に伴いどう推移するかを演算プログラムに基づき予想し、図5に示すグラフ画面27をモニタ8に表示させる。
グラフ画面27にはアルコール濃度の経時変化を示す予想グラフ28が表示される。予想グラフ28は縦軸がアルコール濃度の値で、横軸が今現在からの時間となっている。
呼気中のアルコール濃度は、概ね血液中のアルコール濃度により左右される。血液中のアルコール濃度は、胃からの吸収と、アルコール分解酵素による酸化分解により変化する。一般に飲酒後2時間程度で血中濃度がピークとなり、その後は個人差が大きいが体重60kgの人であればおよそ12mg/hの速度で分解される。これらの知見に基づいて所定の数式により演算すれば予想ができる。なお、完全に線形の関係にはならないため、図5に示すように、経過時間と呼気中のアルコール濃度との関係を実験によりデータを取得し、マップ化したものであればさらに精度が高くなる。また、表示に先立って、性別や体重などのデータが入力されていればさらに予想精度を高くできる。
また、EEPROM17には測定ソフト18の他に店内ランキングを表示するサービスソフトも記憶されている。例えば測定が終了してランキング表示ボタン9dが押されると、CPU14はサービスソフトに基づき図6に示すランキング画面29をモニタ8に表示させる。ランキング画面29にはアルコール濃度の高い順に濃度値と名前とが並べられたランキング表30が表示され、本例では被測定者ごとに測定年月日、測定場所、性別、年齢等も表示される。なお、測定結果画面21、グラフ画面27及びランキング画面29が出力画面に相当する。また、さらに飲酒レベルを表示するなど、表示される項目、態様は適宜選択できることはいうまでもない。
次に、呼気成分濃度を測定するときにCPU14が実行する処理を図7に示すフローチャートに従って説明する。
ステップ(以下、単にSと記す)100では、モニタ8の表示画面8aに待受け画面(図示省略)を表示する。この待受け画面には例えば店内ランキング等が表示される。もちろん、この待ち受け画面に、タクシー、運転代行業、二日酔いの薬、口臭消し等の広告画面を表示させるようにしてもよい。
S101では、集金装置6が料金受領したか否かを判断する。ここで、集金装置6が料金を受領していればS102に移行し、料金を受領していなければS100に戻ってモニタ8での待受け画面の表示を継続する。
S102では、モニタ8の表示画面8aに測定手順を表示する。即ち、測定ソフト18を起動して測定を開始する。そして、被測定者は測定手順に従って収容ボックス3からストロー4を取り出して挿込口5に差し込み、ストロー4を介して呼気を注入する。
S103では、測定値データを取得したか否かを判断する。ここで、測定値データを取得していればS104に移行し、取得していなければS102に戻ってモニタ8での測定手順の表示を継続する。
S104では、測定ソフト18に基づき測定値データから呼気成分濃度(アルコール濃度又は口臭度)を測定する。
S105では、測定結果をモニタ8に表示する。本例ではモニタ8の表示画面8aに濃度値22bとキャラクタ23とが映し出された図3に示す測定結果画面21がグラフィック表示される。
S106では、印刷装置12によって測定結果を印刷出力する。本例ではストロー4の先端部分に測定年月日と濃度値とが数値印刷される。
S107では、被測定者による個人情報や測定値データを蓄積する。即ち、入力情報や測定値データがEEPROM17に蓄積され、予想グラフ28やランキング表30の表示を行うときにはこれらデータが使用される。
本例では、呼気成分濃度測定後のモニタ8に測定結果としてその濃度値(アルコール濃度又は口臭度)とともにキャラクタ23、予想グラフ28、ランキング表30等が表示されるので、出力態様のバリエーションの多い呼気成分濃度測定装置1が提供される。これにより、呼気成分濃度測定装置1のゲーム性が高くなって使用希望者が多くなり、例えば呼気成分濃度測定装置をアルコール濃度測定装置として飲食店等に設置した場合には、飲食後のお客等が挙って使用して装置の使用頻度が高まる。
また、印刷装置12によって測定結果がストロー4に印刷されるので、測定結果を手元に記録として残しておくことが可能である。この呼気成分濃度測定装置がアルコール濃度測定装置の場合、この装置を飲食店に設置しておき、飲酒後にアルコール濃度測定を行うことによって違反値を超えているか否かを調べる。そして、アルコール濃度が違反値を超えるときに運転を控えるようにすれば、飲酒運転の防止が図れることになり、飲酒運転の発生を極力減らせる。
従って、この実施形態では以下のような効果を得ることができる。
(1)呼気成分の濃度値とともにキャラクタ23、予想グラフ28、ランキング表30等が表示されるので、出力態様のバリエーションの多い呼気成分濃度測定装置1を提供できる。従って、出力形態の多バリエーション化により装置のゲーム性が高くなり、使用希望者が多くなって使用頻度を高くできる。
(2)ストロー4を用いて測定装置11に呼気を注入する構成であるので、呼気を測定装置11に送り易くすることができる。また、被測定者から排出された呼気の多くをセンサ20に到達させることができ、呼気成分の濃度値の検出精度も高めることができる。さらに、ストロー4は1本当たりの単価が非常に安く、このストロー4を用いて呼気を吹き込むので、1人ひとり新品のストローを使用でき、衛生的でありかつ使用時に抵抗感も感じない。
(3)測定結果がモニタ8に画面表示されるので、被測定者は視覚的に測定結果を知ることができる。
(4)ストロー4を挿込口5に差し込んで呼気を注入し、注入された呼気によりアルコール濃度を測定して、測定結果を印刷装置12によってストロー4に印刷する。従って、このストロー4を保管することで測定結果を手元に記録として残しておくことができる。
(5)呼気を注入するために用いたストロー4に測定結果を印刷するので、ストロー4の有効利用が図れ、例えば測定結果を印刷する用紙等を別に用意する必要がない。
(6)測定結果は印刷出力及び画面表示の2通りで出力されるので、測定結果を複数の方式で被測定者に通知できる。
(7)呼気成分の濃度測定後にはモニタ8にアルコール濃度(口臭度)の経時変化を示す予想グラフ28が表示されるので、アルコール又は口臭が体内から抜ける時間を知ることができる。
(8)呼気成分の濃度測定後にはモニタ8にアルコール濃度(口臭度)が高い順に並んだランキング表30が表示されるので、被測定者自身の測定値がどの順位に位置しているかが分かり、このようにランキング表示されれば呼気成分の濃度を測定する楽しみも増える。
(9)呼気成分濃度測定装置1は有料であるので、装置所有者はこの装置によって収入を得ることができる。
(10)今日では飲酒運転の規制が厳しいことから、飲食店等での飲酒後に運転可能か否かを判断するためにアルコール濃度を測定したいというニーズが高い。そこで呼気成分濃度測定装置1をアルコール濃度測定装置として使用し、この装置を飲食店等に設置しておくことでそのニーズを満たすことができる。また、アルコール濃度が違反値(例えば、呼気1リットル中0.15mg)を超える場合には運転を控えることになるので、飲酒運転を減らすこともできる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図8及び図9に従って説明する。本例は呼気成分濃度測定装置1をネットワークを介してサーバに接続した点が第1実施形態と異なっている。よって、本例では第1実施形態と同一部分については同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図8は、ネットワークシステムの全体構成を示す概略構成図である。各店に設置された呼気成分濃度測定装置1は公衆回線等のネットワーク41を介してサーバ42に接続されている。呼気成分濃度測定装置1はネットワークケーブルの端子(図示省略)が接続される接続手段としての接続ポート43(図9参照)を備えている。呼気成分濃度測定装置1は呼気成分濃度(アルコール濃度又は口臭度)を測定した後、ネットワーク41を通じて個人情報や測定値データをサーバ42に送信する。
サーバ42には個人情報を格納する個人情報データベース44と、測定値データを格納する測定値データベース45とが接続されている。サーバ42は定期的に測定値データを集計して全国ランキングを作成し、そのランキング表を各呼気成分濃度測定装置1のモニタ8に表示させる。全国ランキングの表示は待受け画面に表示されてもよいし、呼気成分濃度測定装置1において測定が行われた後に店内ランキングに代えて表示されてもよい。
また、サーバ42は測定ソフト18の更新サービスを実行する。例えば新たな測定ソフト18が開発されたとき、サーバ42は測定ソフト更新をすべき旨をネットワーク41を通じて各呼気成分濃度測定装置1に通知する。そして、呼気成分濃度測定装置1で測定ソフト更新の操作がなされると、CPU14はサーバ42に更新要求信号を送信し、サーバ42はその更新要求信号に基づき新たな測定ソフト18のデータを呼気成分濃度測定装置1を送信する。CPU14はサーバ42から新たな測定ソフト18を受信すると、その測定ソフト18をEEPROM17に上書きしてソフト更新を実行する。
ところで、測定ソフト18をROM等の書き替え不可能なメモリに書き込むと、バージョンアップのために測定ソフト18を書き替えるにはROM自体を載せ替える必要があり、作業が面倒であったり部品コストが余計にかかる等の問題が生じる。しかし、本例では測定ソフト18を書き替え可能なEEPROM17に書き込み、呼気成分濃度測定装置1をネットワーク化したので、簡単に測定ソフト18の書き換えが行え、余分な費用がかかることなくバージョンアップが行える。
この構成においても前記実施形態の(1)〜(10)と同様な効果が得られる。他に、次の効果が得られる。
(11)測定ソフト18を書き替え可能なEEPROM17に書き込み、ネットワーク41を通じて呼気成分濃度測定装置1をサーバ42に接続したので、サーバ42によって測定ソフト18を書き替えることによって余分な費用をかけることなく測定ソフト18のバージョンアップを行うことができる。また、呼気成分濃度測定装置1をサーバ42に接続することによって、濃度値の全国ランキングをモニタ8に表示することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図11〜16に従って説明する。本実施形態の呼気成分濃度測定装置101は、第1、2実施形態と共通する部分が多いが、ゲーム装置としての自動車運転シミュレータを組み合わせた点が第1、2実施形態と大きく異なっている。なお、本実施形態でも第1、2実施形態と同一部分については詳しい説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図11は、呼気成分濃度測定装置101の斜視図である。呼気成分濃度測定装置(例えば、Dranker 2(D2)という。)101は被測定者のアルコール血中濃度又は口臭を測定するときに使用する装置であり、この点については第1実施形態の呼気成分濃度測定装置1と概ね共通する。
装置本体102の前面の略中央部にはストロー104を差し込むための略円形状の挿込口105が設けられている。ストロー104は先端部分が挿込口105に差し込まれ、被測定者は測定時においてストロー104を用いて呼気を呼気成分濃度測定装置101の内部に送り込む。
呼気成分濃度測定装置101も有料式であり、装置本体102の上部にはその右側に集金装置106が設けられている。集金装置106はコイン投入口106aと札投入口106bとを有し、これらから料金が投入される。このとき、本実施形態では、挿込口105の内部にさらにストロー104を挿込口105に差し込まなければ、測定値データが測定可能な測定モード状態とはならない。
装置本体102の上面には表示画面108aを有する出力手段(表示手段)を構成するモニタ108が設けられている。モニタ108は測定モード状態において呼気成分濃度を測定するときの測定手順や、測定結果として呼気成分濃度の値を表示する。さらに、本実施形態では、モニタ108をゲームの表示画面としても使用し、例えば、ゲームのルールの説明や自動車運転シミュレータとして、運転席から見える情景を表示する。
呼気成分濃度測定装置101には、複数のゲームが搭載されており、装置本体102の前面には複数の操作ボタン109が設けられ、これら操作ボタン109には例えば、自動車運転シミュレータか、フライトシミュレータか、格闘ゲームか、早押しクイズかを選択するときに操作される選択ボタン109aが配置される。なお、ゲーム装置の説明は自動車運転シミュレーションを代表に説明する。また、装置本体102には、測定開始時やゲーム開始時に操作される開始ボタン109b等がある。また、自動車運転シミュレータにおいて、モニタ108上の模擬の自動車を運転するためのステアリングホイール109cや、格闘ゲームにおいて各種のアクションを命令したり、早押しクイズで解答したりするコントロールボタン109d,109e,109f,109g等が備えられている。さらに、必要に応じて所定位置を踏むことにより信号をCPU114に発信するフットスイッチ109hが足下に配置される。被測定者は、これらの操作を画面を見ながら行って、反射神経や運動神経、注意力を試される。
本実施形態の自動車運転シミュレータはゲームとしては周知の構成で、画面上に表示されたヴァーチャルな模擬の自動車が、妨害や障害を乗り越え事故を起こさず到達できた距離を得点として算出し、モニタ108に示す。
図12は、呼気成分濃度測定装置101のブロック図である。呼気成分濃度測定装置101はコンピュータ110、測定装置111、出力手段(印刷手段)を構成する印刷装置112及びスピーカ113を備えている。コンピュータ110は集金装置106、モニタ108、測定装置111、印刷装置112及びスピーカ113を制御するもので、CPU114、ROM115、RAM116及び記憶手段としてのEEPROM117、EEPROM119を備えている。本実施形態のEEPROM119には自動車運転シミュレータを本装置で実施し、得点を演算するゲームソフト120や、測定ソフト118が測定したアルコール濃度とゲームソフト120が演算した得点との比較からランクを決定するプログラムや、モニタ108に表示する画像等の表示データが記憶されている。なお、コンピュータ110には図示しない操作ボタン109等からの入力ポートが備えられている。
測定装置111は、第1実施形態の測定装置11と概ね同様の構成となっている。ただし、センサ122近傍の過去に注入された呼気を排出し、ストロー104から注入される呼気のみをセンサ122に検出させるためのファン(不図示)と、これを駆動するための換気モータ124を備える。
また、本実施形態のセンサ122は、呼気を直接吹き付けると、濃度が濃すぎるため、挿込口105に差し込まれるストロー104には、図14に示す(a)のように、センサ122の検出に適当な濃度に調整するために、呼気に外気を混入可能な通気性を備えた通気孔133が穿設される。この通気孔133により、被測定者が呼気をストロー104から吹き込んだときに、通気孔133に負圧が生じて外気が一定量導入されて呼気が希薄化され、センサ122に適切な濃度の呼気が到達する。
本実施形態では、印刷装置112による印刷媒体としてのストロー104に対する印刷は文字ではなく、印刷エリア134(図14の(a))への着色するインク135(図14の(b))によりストロー104にランクが識別表示される。例えば、4色のインクにより、金が「ランクA」、赤が「ランクB」、茶色が「ランクC」、黒が「ランクD」として、着色表示される。
このランクは、例えば、以下のように決定する。まず、測定された呼気中のアルコールの濃度値を測定する。このアルコール濃度は第1実施形態と同じように飲酒レベル1〜5のいずれかに分類される。
次に、自動車運転シミュレータによりゲームを行う。このときの被測定者の飲酒レベルを参照し、この飲酒レベル毎の全体での平均と、この被測定者の得点とを比較すれば、同程度の飲酒をした被測定者を母集団とした比較ができる。この比較により、同飲酒レベルの平均得点よりこの被測定者の得点が多ければ、この被測定者は比較的飲酒の影響を受けない、つまり酩酊しない「酒が強い」ものと推定できる。
この飲酒レベル別の平均得点のデータは、呼気成分濃度測定装置101がスタンドアロン形式であれば、EEPROM119に記憶しておいてもよいが、ネットワーク41に接続されたものでは、サーバ42の個人情報データベース44に記憶しておき、その都度呼び出して参照するようなものでもよい。
ここでは、例えば、同一の飲酒レベルの平均得点と比較して、被測定者の得点が+50%以上ならば「ランクA」とする。同様に、+30%〜+50%ならば「ランクB」、−30%〜+30%ならば「ランクC」、−30%ならば「ランクD」とする。このランクA〜Dを、「酩酊ランク」という。
この酩酊ランクにも、名前を付けて、Aランクを「金星」、Bランクを「白星」、Cランクを「引き分け」、Dランクを「黒星」とする。
ここで、図13は、第3実施形態のカードを示す図である。図13を参照して、本実施形態のカード126を説明する。第3実施形態では、「運転禁止証」として運転免許証を模した印刷媒体としてのカード126が印刷される。第1実施形態では、呼気中のアルコールの濃度値22bと、これに応じた飲酒レベルのレベル表示22aとして飲酒番付が表示されている(図3)。これに対し本実施形態では、濃度値130、飲酒レベル131に加え、さらに酩酊ランク132も表示される。
以下、図13に示すカードを詳しく説明すると、被測定者により入力された氏名127が最初に表記される。その右側には、デジタルカメラ125により撮影された被測定者の写真128が、CPU114で処理されて印刷される。
その下には、第1実施形態で説明した予想グラフ(図5)に基づいて、被測定者の呼気から測定されたアルコール濃度が、一定のアルコール濃度にまで減少する時間を有効期間129として記載する。つまり、ここに書いてある有効期間129までは、呼気中のアルコールの濃度値が、まだ酒気帯び運転となる虞が極めて強いため、自動車の運転を禁止する趣旨である。
また、測定された呼気中のアルコールの濃度値130が、「あなたの呼気中のアルコール濃度は0.2035mg/lです。」のように表示される。続いて、これに基づいて判定された飲酒レベル131が「あなたの飲酒番付は十両です。」のように表示される。さらに、ゲームの得点が、その飲酒レベルの平均の得点と比較されて判定された酩酊ランク132が「戦績は、金星です。」のように表示される。もちろんこのカードの記載例は1例に過ぎず、種々の対応が考えられる。本実施形態では、このような内容が印刷されたあと、透明なラミネートフィルムで覆われて密着される。このため、一見して自動車運転免許証のような見た目となり、運転禁止証という文字と共に話題を提案し、呼気成分濃度測定装置101に対する興味を高める。
ところで、ここでは同一飲酒レベルの平均得点と比較して酩酊ランクを決めていたが、以下のような方法もできる。まず、このゲームの得点に対し、飲酒レベルに応じた補正係数を乗じる。例えば、レベル1では、「1」、レベル2では「1.1」、レベル3では「1.2」、レベル4では「1.5」、レベル5では「2」とする。もちろんこの補正係数は、蓄積された過去の飲酒レベル1〜5の被測定者の得点の記録から平均を求めていくことでより適正化されていく。この数値は、ネットワークにより多数集計されることでより信頼性の高い数値とすることができる。
次にゲームの得点に、上述のようにして得た飲酒レベルに応じた補正値を乗じることで、補正後得点を算出すれば、飲酒に起因する反射神経の鈍化を補正して、飲酒の多寡によらず異なる飲酒レベル間で、適正なハンディをつけたゲームの得点の比較ができるようになる。たとえて言えば、ゴルフのハンディのような効果がある。
また、別の方法として次のような方法も考えられる。この方法では、同一人を対象に比較を行うことで、その被測定者自身の飲酒の影響がよく分かる。この場合は、呼気成分濃度測定装置101から磁気ストライプを備えたカードに記憶されて入力された被測定者の名前や、入力された日時、アルコール濃度が第2実施形態に示したサーバ42の個人情報データベース44に入力され、サーバ42は、異なった時間に入力された同一の被測定者を識別する。そして、例えば、その被測定者の個人情報データベース44の過去の履歴を検索する。飲酒レベル1のときのゲームの得点と、飲酒レベル2のときのゲームの得点を比較し、飲酒レベル1のときの得点を飲酒レベル2の時の得点で除した数値が、上述した補正係数と比べて、小さい場合には、飲酒による得点の低下が少ないとして、「酒に強い」と判定ができる。そして、これを例えば「うわばみレベル」など適宜名前を付けて表示し、出力するようにしてもよい。
また、EEPROM117には測定ソフト118の他にランキングを表示するサービスソフトも記憶されている。例えば測定が終了してランキング表示の開始ボタン109bが押されると、CPU114はサービスソフトに基づき図15に示すランキング画面136をモニタ108に表示させる。ランキング画面136にはアルコール濃度の高い順や酒に強い順に濃度値と名前とが並べられたランキング表137が表示され、本例では被測定者ごとに測定年月日、測定場所、性別、年齢等も表示される。
次に、呼気成分濃度を測定するときにCPU114が実行する処理を図16に示すフローチャートに従って説明する。
ステップ(以下、単にSと記す)200では、モニタ108の表示画面108aに待受け画面(図示省略)を表示する。この待受け画面には例えば店内ランキング等が表示される。
S201では、集金装置106が料金受領したか否かを判断する。ここで、集金装置106から所定の信号を受信していれば、CPU114は料金を受領したと判断し、料金を受領していればS202に移行し、料金を受領していなければS200に戻ってモニタ108での待受け画面の表示を継続する。
S202では、モニタ108の表示画面108aに測定手順を表示する。即ち、測定ソフト118を起動して測定の準備を開始する。そして、被測定者は測定手順に従って収容ボックス103からストロー104を取り出して挿込口105に差し込み、ストロー104を介して呼気を注入する。このとき、ストロー104を挿込口105に差し込んだときに、ストローセンサ123から発信された所定の検出信号がCPU114により受信されるとCPU114は、測定ソフト118により測定を開始する。したがって、ストロー104を挿込口105に挿入しなければ、CPU114は、測定を開始しない。つまり、ストロー104がなければ呼気成分濃度の測定はできない。
S203では、測定値データを取得したか否かを判断する。ここで、CPU114は、センサ122から所定の検出信号を受け取り、測定値データを取得したと判断すればS204に移行し、取得していないと判断すればS202に戻ってモニタ108での測定手順の表示を継続する。
S204では、測定ソフト118に基づき測定値データから呼気成分濃度(ここではアルコール濃度)を測定する。測定した結果はRAM116の所定エリアに一旦記憶される。
S205では、測定ソフト118の終了を待って、ゲームソフト120を起動してゲームを開始する。ゲームソフト120にしたがって被測定者がゲームを行い、このゲームの得点を算出する。算出された得点は一旦RAM116の所定エリアに記憶される。
S206では、EEPROM119に記憶されたプログラムにより、S204の手順で測定されRAM116に記憶された呼気成分濃度と、S205の手順で算出され、RAM116に記憶されたゲーム得点がそれぞれ呼び出される。CPU114は、これらのデータをもとにEEPROM119に記憶されたランク表を参照して、このランク表からランクを決定する。ランクの決定は上述のように、飲酒レベルに応じた平均得点を参照して決定される。このデータは、EEPROM119に記憶されていてもよいし、或いはネットワーク41経由でサーバ42の個人情報データベースに記憶されたデータを呼び出して参照するようにしてもよい。
S207では、測定結果をモニタ108に表示する。本例ではモニタ108の表示画面108aに濃度値130と写真128とが映し出された図13に示すようなカード126と同様の測定結果画面がグラフィック表示される。
S208では、印刷装置112によって測定結果を印刷出力する。本例ではカード126が印刷されて出力されるとともに、ストロー104の先端部分に設けられた印刷エリア134にもランクに応じた色のインク135が印刷される。つまり、ストロー104は、呼気成分の濃度の測定のたびに消費される。
S209では、被測定者による個人情報や測定値データを蓄積する。即ち、入力情報や測定値データ、ゲーム得点がサーバ42に送信されるとともに、EEPROM117に蓄積され、予想グラフやランキング表137の表示を行うときにはこれらデータが使用される。
本例では、呼気成分濃度測定後のモニタ108に測定結果として、印刷されて出力されるカード126と同様の画面が表示される。具体的には、氏名127、有効期間129、アルコール濃度の濃度値130とともに、写真128飲酒番付による飲酒レベル131、酩酊ランク132が、ランキング表137とともに表示される。その結果、出力態様のバリエーションのみならずゲーム性のある演出が提供される。これにより、呼気成分濃度測定装置1のゲーム性が高くなって使用希望者が多くなり、例えば呼気成分濃度測定装置をアルコール濃度測定装置として飲食店等に設置した場合には、飲食後のお客等が挙って使用して装置の使用頻度が高まるばかりでなく、繰返しの利用が期待できる。
また、印刷装置12によって測定結果は、カード126として出力されるので、内容が被測定者に保存され、次の挑戦への契機とすることができる。なお、印刷に依らず磁気、電気的にカードに記録するようなものも好ましい。
また、ストロー104を挿込口105に差し込まなければ、ストローセンサ123により測定値データが測定可能な測定モード状態とはならず、かつ、ストロー104に着色印刷されるので、ストロー104の再利用が困難となる。そのため、ストロー104を、呼気成分濃度測定装置101専用として、これを管理することで、売上管理を行うこともできる。
従って、この第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態の効果に加え以下のような効果を得ることができる。
(1)呼気成分濃度測定装置として、単に呼気の成分の濃度を表示するだけでなく、ゲームと組合せ、飲酒による影響を数字として見ることができる。そのため、従来より感覚的に判断されていた「酒に強い」か否かが判断でき、被測定者及び第三者も、強い興味を示し、高い利用率を期待できるという効果がある。
(2)また、飲酒の運動神経、反射神経、バランス感覚、思考力等に与える影響などが実感でき、飲酒運転を止まらせるための強い抑止力として働かせることができるという効果がある。
(3)「酒の強さ」を、単純に酩酊ランクで表現し、被測定者は直感的結果を理解することができるという効果がある。
(4)また、カード126には、自動車運転免許証を模したデザインとし、顔の写真128なども記載されるため、運転免許証のような体裁をそなえ、極めて印象が強くなる。
(5)また、測定結果を運転免許証のような体裁をそなえたカード126を運転禁止証として、ここに有効期間129を設けて、運転を抑制するため、飲酒後のアルコールが残っている状態での運転を効果的に抑止することができるという効果がある。
(6)また、単純にアルコール濃度を競うものではないため、少量の飲酒での酩酊度などを試すなど、酒が余り飲めない人も参加でき、利用者の幅が広がるという効果がある。
(7)専用の印刷エリア134を備えたストロー104を使用することで、このストロー104を使用しない呼気成分濃度測定装置101の使用を規制できる。そのため、呼気成分濃度測定装置101の第三者の利用をストロー104を販売管理することで、使用管理が可能になるという効果がある。
(8)なお、ゲームは、EPPROMに記憶されているため、複数搭載可能である。さらに、ゲームの入れ替えも可能である。そのため、常に呼気成分濃度測定装置101の利用に対する興味を持続させることができるという効果がある。
(9)本実施形態のストロー104は通気孔を備え、センサ122の検出しやすいアルコール濃度とすることができる。さらに、換気モータ124により駆動されるファンによりセンサ122周囲の換気が図られるため、検出精度を向上させることができるという効果がある。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態を図18に従って説明する。本実施形態の呼気成分濃度測定装置201は、第3実施形態と共通する部分が多いが、ゲーム装置を含む装置全体が携帯型になっている点に特徴がある。なお、本実施形態でも第1〜3実施形態と同一部分については詳しい説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
第3実施形態と異なる点は、まず、全体が極めて小さく構成されている点にある。今日、回路の集積化が進んでいるため、コンピュータやセンサ、メモリなどの小型がすすんでいる。呼気成分濃度測定装置201は、このような集積度の高い部品を用い、周知のいわゆるポケットゲーム程度のプラスチック製の装置本体202内に構成されている。
第4実施形態の呼気成分濃度測定装置201では、図12に示す第3実施形態のブロック図に示す構成と基本的に同じ構成を備えている。但し、家庭用として、集金装置106は省略される。また、小型化のため印刷装置112も省略されている。さらに、ストロー104を用いずに、直接センサ222に呼気を吹きかける構造となっている。そのため、ストローの挿込口105をはじめ、ストローセンサ123、換気モータ124、吸入口121等の構成を備えない。その他の構成は同等なものを備えている。
図18に示すように、装置本体202には、モニタ208の小型液晶画面に表示画面208aが表示される。センサ222には、呼気を透過させる保護用のメッシュを備え、このメッシュに向かって呼気を吹きかけることでセンサ222が呼気成分を検出する。また、操作用の操作ボタン209として、右側には、コントロールボタン209a、下側には開始/選択ボタン209b、左側には十字キー209cが配置される。これらの操作ボタン209の機能については、搭載するゲームの種類などに応じて適宜機能が割付けられる。また、デジタルカメラ225を備える。デジタルカメラ225は、表示画面208aをファインダーとして使用し、コントロールボタン209aをシャッターとして使用する。
第4実施形態では、このように構成されるため、第3実施形態の呼気成分濃度測定装置101と同様の作用効果がある。
(1)集金装置106、印刷装置112、ストロー104に関係する機能は省略されているため、これらの機能に関する効果以外の効果を備える。
(2)これに加え、第4実施形態では、電池駆動式で携帯が可能に構成されているため、場所を選ばず使用することができる。したがって、自動車の車内で呼気中のアルコール濃度の測定もできるため、自動車の運転をしようとするときに、タイムリーに呼気中のアルコール濃度を測定し、未然に飲酒運転を防止することができる。
なお、第4実施形態では、以下のような態様に変更してもよい。
・ 呼気成分濃度測定装置201には、通信機能も備えられるため、パーソナルコンピュータ、プリンタなどにLAN接続、USB接続して、画面を印刷できるようにすれば、パーソナルコンピュータとこれに接続したプリンタやネットワークプリンタがあれば、どこでもカード126のような出力をすることもできる。
・ また、周知のテレビゲームと同様な構成で家庭用テレビに画面表示するようにしてもよく、この場合は家庭用テレビがあれば、多人数でも使用できる。
・ また、第4実施形態の呼気成分濃度測定装置201からゲーム機能を省略した携帯式の呼気成分濃度測定装置としてもよい。
・ この場合、周知の携帯電話に組み込んだ態様の携帯式の呼気成分濃度測定装置とすれば、いつでも呼気中のアルコール濃度を測ったり、口臭のチェックができる。この場合、携帯電話をかけているような動作で呼気成分濃度の測定ができるため、人前でも堂々と測定することができる。表示画面208aは、携帯電話の表示画面と兼用できる。例えば、携帯電話と連動させて、通話しているときに自動で口臭成分となる呼気成分濃度をチェックするようにして、口臭が所定値以上になった場合の表示態様として、画面上に「口臭注意!」というような文字やアイコンによる表示をさせる。
・ また、PDAなどに組み込んでも、日常電子手帳として持ち歩くものであるから、必要なときに、呼気中のアルコール濃度や口臭のチェックができる。
・ また、女性用の化粧用コンパクトのような形状にしても、女性が持ち歩くには最適で、人に会う前など化粧直しをするときに併せて口臭のチェックができ好都合である。この場合は、電源をオンした場合は表示画面208aとして、オフした場合は鏡となるように構成することもできる。
なお、第1〜4実施形態は前記に限定されず、例えば次の態様に変更してもよい。
・ 第1乃至第3実施形態において、呼気成分濃度測定装置1は必ずしも印刷装置12を備える必要はなく、印刷装置12を省略してモニタ8にのみ測定結果を表示する構成でもよい。また、これとは逆にモニタ8を省略して印刷装置12のみで測定結果を印刷出力する構成でもよく、モニタ表示に代えて例えば測定結果画面21、グラフ画面27及びランキング画面29を印刷出力してもよい。
・ 第1乃至第4実施形態において、測定結果画面21はキャラクタ23のみが濃度値に応じて変わることに限定されない。例えば、測定結果画面21の画面自体を呼気成分の濃度値のランク毎に異なる態様の画面としてもよく、例えば酒気帯び、酔っぱらい、泥酔等のランクを設けて、そのランクに応じた態様の画面をモニタ8に表示してもよい。
・ 第1乃至第3実施形態において、必ずしもストロー4、104を用いて呼気を注入することに限定されない。例えば、図10に示すように装置本体2の前面に金網状の導入口46を設け、その導入口46から直に呼気を送り込む構成でもよい。
・ また、ストロー4,104に換えて、マウスピースとして交換可能な口にくわえる筒状の部材や、図17に示すような交換可能なマスク状の部材204(このような部材も本発明ではマウスピースという。)と、これをチューブを介して装着可能なマウスピース装着部205を備えた呼気成分濃度測定装置301のようなものであってもよい。
・ 第1乃至第3実施形態において、測定結果としてストロー4、104に印刷される印刷内容は測定年月日と濃度値とに限定されず、例えばキャラクタを表示するなどして印刷内容を適宜変更してもよい。
・ 第1乃至第3実施形態において、測定結果を印刷装置12によって印刷処理する場合、ストロー4に測定結果を印刷することに限らず、例えば専用の用紙を装置本体2に備え付けておき、その用紙に測定結果を印刷出力してもよい。
・ 第1乃至第3実施形態において、呼気成分濃度測定装置1の測定対象はアルコール濃度や口臭度に限らず、呼気中の成分であれば特にその種類は限定されない。
・ 第1乃至第4実施形態において、呼気を検出する検出手段は2枚の電極とそれを覆う感応膜を有するセンサ20に限らず、被測定者から注入される呼気の呼気成分を検出可能な臭いセンサであれば特にその種類は限定されない。
・ 第1乃至第4実施形態において、測定ソフト18を記憶する記憶手段はEEPROM17に限定されず、例えばROM15等の他のメモリの外、ハードディスクやCDでもよい。また、第3又は4実施形態において、ゲームソフトは、インターネット経由で送受信し、ハードディスク等の記憶媒体に記憶してインストールするようにしてもよい。記憶媒体は、CD、CD−R、CD−RW、DVD、DVD+R、DVD+RW、MD、MO、FD、DAT、USBメモリ、フラッシュメモリ等、その種類は問わない。或いはROMの交換、若しくはゲーム基板として基板交換によりゲームソフトを入れ替えるようなものでもよい。
・ 第1乃至第4実施形態において、必ずしも操作ボタン9、109,209が必要ではなく、例えばモニタ8をタッチパネル方式として操作ボタン9等を廃止してもよい。
・ 第1乃至第4実施形態において、測定結果としてモニタ8には測定結果画面21が表示されるが、その表示内容は数値による濃度値22bに限らず目盛り表示等の他の表示形式を用いてもよい。また、測定結果画面21に表示されるキャラクタ23も濃度値に応じて変わるものであれば特に限定されない。
・ 第1乃至第4実施形態において、測定結果としてモニタ8に表示される表示内容は測定結果画面21、グラフ画面27、ランキング画面29等に限らず、例えば道路交通法等の他の画面を表示してもよい。
第1乃至第3実施形態において、呼気成分濃度測定装置1は有料式に限らず、集金装置6を省略して無料式としてもよい。
第1乃至第3実施形態において、呼気成分の濃度測定が終了したとき、測定結果をモニタ8による画面表示と印刷装置12による印刷出力とを同時に行うことに限定されない。例えば、モニタ8による画面表示を先に行い、操作ボタン9のうちの印刷実行ボタンが押されたときに印刷出力を開始する構成としてもよい。
・ 第1乃至第4実施形態において、出力手段はモニタ8や印刷装置12に限らず、例えばスピーカ13でもよく、スピーカ13から測定結果を報知させてもよい。
・ 第1乃至第3実施形態において、口臭度を測定する場合には例えば揮発性硫黄化合物、ケトン類、脂肪酸類、アミン類、アンモニア等を検出可能としてもよい。また、揮発性硫黄化合物としては、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルフォイドを検出可能としてもよい。
・ 第2乃至第4実施形態において、更新対象は測定ソフト18に限らず、例えば表示データ等の他のデータ(プログラム)としてもよい。また、サーバ42は予め呼気成分濃度測定装置に登録されたデータの更新処理を行うだけでなく、新たなサービスソフトをダウンロードする構成としてもよい。
・ 第2乃至第4実施形態において、呼気成分濃度測定装置1とサーバ42とを通信可能に繋ぐネットワーク41は有線に限らず、無線としてもよい。また、ネットワーク41は公衆回線に限らず、専用の回線を用いる特定回線としてもよい。
・ 第3及び第4実施形態において、ゲームは、種々のゲームが考えられる。例えば、本実施形態でも説明した自動車運転シミュレーションでは、通常の自動車運転シミュレータの外、F1やカートなどのレース形式のものも好ましい。
この場合のゲームのコントローラとしては、実施形態に示したようなステアリングホイールなどが臨場感を盛り上げる意味で好ましい。もちろん、ドライバーシートやシフトノブ、アクセルペダルやブレーキを備えてもリアリティーが高まって面白いが、本装置を設置する場所によっては、本実施形態のようにこれらを省略することで、コンパクトな構成とすることができる。
また、自動車以外のシミュレータとしては、例えば、飛行機、ヘリコプター、グライダー、パラグライダー、ハンググライダー、スカイダイビング、気球、オートバイ、自転車、スキー、スノーボード、マラソン、モーターボート、ヨット等々が挙げられる。
これらの場合のコントローラも、それぞれ操縦する対象に応じたものとすることができる。例えば、飛行機やヘリコプターであれば操縦桿やラダーペダル、スロットルレバーなどを模したコントローラが採用できる。また、オートバイ、自転車などでは、実際に跨って操縦するコントローラ等が面白い。スキーやスノーボードなどでは、床面にスキーやスノーボードを模したコントローラを設けて実際に乗って体重移動で操作するようなものも好ましい。
また、格闘技として、画面上のバーチャルの対戦を行う、拳法、特に酔拳などはアルコール検知器との組合せとしては好ましい。その外、空手、ボクシング、柔道、剣道、フェンシング、相撲等の各種スポーツ等も、好適に用いることができる。さらに、銃撃戦なども反射神経を試す意味では、好適に採用できる。
この場合のコントローラは、打撃用のパンチングパッドを備えたり、銃撃戦では銃を模したいわゆるガンコントローラであれば臨場感が高まる。
なお、ゲームは、これらのシミュレーションゲームや格闘ゲームに限定されない。例えば、シンプルに、1つのランプが発光したタイミングで1つのボタンを押すようなもので反射神経を試すものも、装置構成を単純化できる意味では、好適に適用できる。また、画面をタッチパネルとして、画面上に指示した点を遅れなくタッチするようなゲーム、画面に表示された映像のタイミングに合わせて操作ボタンでジャンプさせるゲームなども、付加的な構成が少ないのでよい。また、モグラたたきのようなゲームを採用すればゲーム性が高まり、演出効果が高くなる。
また、反射ゲームに限らず、床面のタッチセンサを用いて、片足で何秒間立てるかというようなゲームも酩酊度を判定するには、適している。
また、テレビゲームやアーケードゲームとして画面を見ながら操作する種々の周知のゲームももちろん適用でき、本発明の呼気成分濃度測定装置に組合わせることで、それまでにない面白さが演出できる。
なお、肉体的な反射神経のみならずクイズ形式で、判断力のスピードを試すようなものでも適用できる。例えば、簡単なパズルのようなものや、間違いを探す注意力を試すようなもの、暗算や記憶力を試すものなどである。すなわち、結果が数値化できるゲームであればよい。
さらに、これらのゲームは、ネットワーク41を通じたネットワークゲームとして行うこともできる。例えば、異なる端末同士で、自動車レースを行ったり、画面上で格闘したりするものも被測定者の興味を引く。この場合は、例えば、呼気中のアルコール濃度によりハンディーを与え、その上で対戦させるようにしてもよい。
ストローへの呼気成分の濃度値の表示は、数字の外、目盛りによるものが例示されるが、これらに限定されず、色彩による表示、面積による表示、位置による表示、グラフによる表示等、その表示方法は問わない。また、数値そのもの表示せずに複数のレベルにより表示するものも、本願でいう濃度値の表示に相当する。
前記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(1)特許請求の範囲において、前記出力手段は表示画面を有する表示手段である。
(2)特許請求の範囲において、前記出力手段は所定形式で印刷出力可能な印刷手段である。
(3)特許請求の範囲において、前記出力手段は表示画面を有する表示手段と、所定形式で印刷出力可能な印刷手段とからなる。
(付記)
(4)特許請求の範囲及び前記技術的思想(1)〜(3)のうちいずれかにおいて、前記出力手段は表示画面を有する表示手段であり、前記予想グラフ、画像及びランキング表のうち少なくともいずれか1つを前記表示手段に表示させる。
(5)特許請求の範囲及び前記技術的思想(1)〜(4)のいずれかにおいて、呼気成分の濃度測定時に操作される操作手段(9)を備えた。
(6)特許請求の範囲及び前記技術的思想(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記接続手段を介して前記サーバから新たな測定ソフトを取り込み、前記記憶手段の測定ソフトを新たな測定ソフトに書き換えて更新する更新手段(14)を備えた。
(7)特許請求の範囲及び前記技術的思想(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記呼気成分の濃度は口臭の原因となる口臭度である。
(8)前記制御手段は測定結果として測定後の濃度値を蓄積し、その蓄積された濃度値に基づくランキング表を前記出力手段に出力させることを特徴とする呼気成分濃度測定装置。
第1実施形態における呼気成分濃度測定装置の斜視図。 第1実施形態の呼気成分濃度測定装置のブロック図。 第1実施形態のモニタに表示される測定結果画面図。 第1実施形態の測定結果が印刷されたストローの斜視図(a),(b)。 第1実施形態のモニタに表示されるグラフ画面図。 第1実施形態のモニタに表示されるランキング画面図。 第1実施形態の呼気成分の濃度測定時にCPUが実行するフローチャート。 第2実施形態におけるネットワークシステムの概略構成図。 第3実施形態の呼気成分濃度測定装置のブロック図。 別例における呼気成分濃度測定装置の斜視図。 第3実施形態の呼気成分濃度測定装置101の斜視図。 第3実施形態の呼気成分濃度測定装置101のブロック図。 第3実施形態のカードを示す図。 第3の実施形態のストロー104を説明する図。 第3実施形態のモニタ108に表示させるランキング画面136を示す図。 第3実施形態の呼気成分の濃度測定時にCPUが実行するフローチャート。 交換可能なマスク状の部材204と、これをチューブを介して装着可能なマウスピース装着部205を備えた別例を示す図。 第4実施形態の携帯型の呼気成分濃度測定装置201の斜視図。 従来におけるアルコール濃度測定装置の構成図。
符号の説明
1,101,201,301…呼気成分濃度測定装置、4,104…ストロー、5,105…挿込口、6,106…集金装置(集金手段)8,108…出力手段(表示手段、ゲーム表示手段)を構成するモニタ、8a,108a,208a…表示画面、9,109…操作ボタン(操作手段)12,112…出力手段(印刷手段)を構成する印刷装置、14,114…測定手段、制御手段、通信制御手段、ゲーム手段を構成するCPU、17,117,119…記憶手段としてのEEPROM、18,118…測定ソフト、20,122…検出手段としてのセンサ、21…出力画面を構成する測定結果画面、22,25,130…濃度値、23…画像としてのキャラクタ、27…出力画面を構成するグラフ画面、28…予想グラフ、29,136…出力画面を構成するランキング画面、30,137…ランキング表、41…ネットワーク、42…サーバ、43…接続手段としての接続ポート、120…ゲームソフト、123…ストローセンサ、125…デジタルカメラ(撮影手段)、126…カード、205…マウスピース装着部。

Claims (12)

  1. 被測定者の呼気アルコール濃度を測定するための測定ソフトを記憶した記憶手段と、前記検出手段に向けて呼気を吹き込むためのマウスピースと、前記被測定者により当該マウスピースから注入された呼気中のアルコールを検出する検出手段と、前記測定ソフトに基づき作動して、前記検出手段の検出値から前記呼気中のアルコールの濃度値を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果を所定形式で出力する出力手段と、これらを制御する制御手段とを有した呼気アルコール濃度測定装置と、
    ゲームソフトを記憶した記憶手段と、当該被測定者が操作する操作手段と、ゲーム表示手段とを有し、前記ゲームソフトに基づいてゲーム表示手段に表示された表示に応じて前記操作手段による***作者の操作に基づいてゲーム得点を決定するゲーム手段と、
    当該被測定者において測定された呼気中のアルコールの濃度値に基づいて複数の異なる飲酒ランクのいずれかにランク付けする飲酒ランク判定手段と、
    前記ゲーム手段により得点されたゲーム得点と、前記飲酒ランクに応じて予め設定された基準ゲーム得点とに基づいて、飲酒の影響の大小を示す酩酊ランクのいずれかにランク付けする酩酊ランク判定手段と、
    当該酩酊ランク判定手段により判定された酩酊ランクを表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とするゲーム機。
  2. 前記酩酊ランク判定手段は、前記飲酒ランク決定手段により決定された飲酒ランクに応じて、記憶テーブルに予め飲酒ランク毎に記憶された前記基準ゲーム得点と、前記被測定者のゲーム得点とを比較することで酩酊ランクを判定することを特徴とする請求項1に記載のゲーム機。
  3. 前記酩酊ランク判定手段は、予め各飲酒ランク間における比較用の補正値を記憶し、前記ゲーム得点を、当該比較用の補正値により補正して基準ゲーム得点と比較して酩酊ランクを判定することを特徴とする請求項1に記載のゲーム機。
  4. 複数の被測定者において、前記補正値によりゲーム得点を補正し、前記複数の被測定者のゲーム得点を比較することを特徴とする請求項3に記載のゲーム機。
  5. 同一の被測定者による異なる飲酒ランクでのゲーム得点を比較して、呼気中のアルコールの低い濃度値と高い濃度値の飲酒ランクでのゲーム得点における酩酊ランクを比較して、その変化の大小により酒の強さランクを算出する酒の強さランクを判定する判定手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載のゲーム機。
  6. 前記ゲーム手段は、画面に表示された模擬の航空機・パラグライダー・自動車等の操縦をし、若しくは模擬の相撲・拳法・ボクシング等の格闘技を行うことを含むシミュレーションゲームである
    ことを特徴とする請求項1乃請求項5のいずれか一項に記載のゲーム機。
  7. 被測定者の呼気アルコール濃度を測定するための測定ソフトを記憶した記憶手段と、前記検出手段に向けて呼気を吹き込むためのマウスピースと、前記被測定者により当該マウスピースから注入された呼気中のアルコールを検出する検出手段と、前記測定ソフトに基づき作動して、前記検出手段の検出値から前記呼気中のアルコールの濃度値を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果を所定形式で出力する出力手段と、これらを制御する制御手段とを有した呼気アルコール濃度測定装置と、
    ゲームソフトを記憶した記憶手段と、当該被測定者が操作する操作手段と、ゲーム表示手段とを有し、前記ゲームソフトに基づいてゲーム表示手段に表示された表示に応じて前記操作手段による***作者の操作に基づいてゲーム得点を決定するゲーム手段とを備えたゲーム機において、
    当該被測定者において測定された呼気中のアルコールの濃度値に基づいて複数の異なる飲酒ランクのいずれかにランク付けする飲酒ランク判定のステップと、
    前記ゲーム手段により得点されたゲーム得点と、前記飲酒ランクに応じて予め設定された基準ゲーム得点とに基づいて、飲酒の影響の大小を示す酩酊ランクのいずれかにランク付けする酩酊ランク判定のステップと、
    当該酩酊ランク判定手段により判定された酩酊ランクを表示する表示のステップと
    を実行することを特徴とするゲーム機の制御方法。
  8. 前記酩酊ランク判定のステップは、前記飲酒ランク決定のステップにより決定された飲酒ランクに応じて、記憶テーブルに予め飲酒ランク毎に記憶された前記基準ゲーム得点と、前記被測定者のゲーム得点とを比較することで酩酊ランクを判定することを特徴とする請求項7に記載のゲーム機の制御方法。
  9. 前記酩酊ランク判定のステップは、予め各飲酒ランク間における比較用の補正値を記憶し、前記ゲーム得点を、当該比較用の補正値により補正して基準ゲーム得点と比較して酩酊ランクを判定することを特徴とする請求項7に記載のゲーム機の制御方法。
  10. 複数の被測定者において、前記補正値によりゲーム得点を補正し、前記複数の被測定者のゲーム得点を比較することを特徴とする請求項9に記載のゲーム機の制御方法。
  11. 同一の被測定者による異なる飲酒ランクでのゲーム得点を比較して、呼気中のアルコールの低い濃度値と高い濃度値の飲酒ランクでのゲーム得点における酩酊ランクを比較して、その変化の大小により酒の強さランクを算出する酒の強さランクを判定する判定のステップを実行することを特徴とする請求項9に記載のゲーム機の制御方法。
  12. 前記ゲーム手段は、画面に表示された模擬の航空機・パラグライダー・自動車等の操縦をし、若しくは模擬の相撲・拳法・ボクシング等の格闘技を行うことを含むシミュレーションゲームである
    ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載のゲーム機の制御方法。
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