JP4452277B2 - 被検試料の自動判別方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被検試料の分析方法、すなわち、被検試料(例えば、生体液、特には血液)に含まれる特定成分を分析するための方法において、前記被検試料を自動判別する方法に関する。
血液中の特定成分、例えば、抗原、抗体、タンパク質、又は内分泌物質等を測定することは臨床上きわめて重要である。一般的に血液試料としては、血漿又は血清を用いることが多いが、このとき溶血を避けるため、極力速やかに全血を血清・血漿分離するのが通常である。これは、試料中に血球成分が存在したり、溶血を生じると、例えば、免疫検査領域の場合、溶血における光学系への影響や、血球内部成分による免疫反応の阻害、血球細胞膜成分による固相として用いた不溶性担体の凝集、吸着等の妨害が生ずるからである。従って、通常の臨床検査では、採取した全血をまず遠心分離して血球を除去し、得られる血漿又は血清を分析試料とするのが通例であった。
しかし、血球を除去するためには遠心分離機等の専用の装置が必要であり、また手間がかかるので、そのような設備を持たない開業医や、時間的余裕のない緊急検査では、全血もそのまま測定試料として用いることが望ましく、従前より種々の方法が提案されてきた。
例えば、特開平10−48214号公報(特許文献1)では、全血を超音波処理したり、あるいは、低張液と混合することで、強制的に溶血させてしまう方法が開示されている。また、特開平6−265554号公報(特許文献2)では、検体が血球を含んでいるか否かを判別し、検体が血球を含んでいることを示す判別結果に応答して、血球を含む検体により分析可能な測定項目のみが選択されているか否かを判別し、血球を含む検体により分析可能な測定項目のみが選択されていることを示す判別結果に応答して、検体を撹拌し、撹拌された検体に基づく測定処理を行なう血液生化学成分の分析方法が開示されている。
しかし、前記特許文献1に開示の強制的に溶血させる方法では、その溶血の程度にバラツキが生じるだけでなく、血球内部から反応系へ流出するヘモグロビンや細胞核由来物質等の阻害物質によって非特異的反応が起こったり、アッセイ系が免疫学的方法の際には、所望の免疫反応の低下を引き起こして測定に大きな影響を及ぼすことがあるため、充分な方法とは言えない。
また、前記特許文献2に開示の血液生化学成分の分析方法では、被検試料の種別、すなわち、被検試料が血球を含んでいるか否かを判別する方法について、ほとんど説明がない。わずかに、試薬、検体、希釈液等が予め封入されたキュベットの上方に、透過型光学センサなどからなる検体種別判別部を配置することが開示されているにすぎず、また、血球を含む検体の場合には、検体を撹拌しヘマトクリット補正を行うことの記載以外、具体的な判別手順及び判別基準については全く記載がない。
特開平10−48214号公報 特開平6−265554号公報
本発明の課題は、被検試料として、血漿又は血清だけでなく、全血も分析可能な汎用型の自動分析装置において、測定者が予め被検試料の種類を分析装置に入力又は設定する操作を省略することができ、被検試料の種類を自動的に判別することの可能な方法を提供することにある。また、被検試料の種類を判別するだけでなく、同時に、被検試料の入れ忘れを検出することのできる方法を提供することにある。更に、分注用チップを装着するタイプの自動分析装置においては、分注用チップの装着もれを同時に検出することができる方法を提供することにある。
前記課題は、本発明による、分析対象物質を含む可能性のある被検試料を、光透過性材料からなる光透過領域を含む供給手段により反応系に供給し、前記反応系において前記分析対象物質の検出用試薬と前記被検試料とを反応させ、その反応生成物に由来するシグナルを分析する、前記分析対象物質の分析方法において、前記供給工程において、前記供給手段における前記光透過領域に光を照射し、その光学的強度を分析することを特徴とする、被検試料の種類(好ましくは、供給手段内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類)を判別する方法により解決することができる。
本発明の判別方法の好ましい態様によれば、前記供給手段が、チップを装着可能(好ましくは着脱自在に装着可能)であって、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段である。すなわち、本発明は、チップが装着され、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段により、分析対象物質を含む可能性のある被検試料を反応系に供給(好ましくは分取)し、前記分析対象物質の検出用試薬と前記被検試料とを反応させ、その反応生成物に由来するシグナルを分析する、前記分析対象物質の分析方法において、前記供給工程(すなわち、前記被検試料を前記チップに吸引した状態)において、前記チップの試料保持部位に光を照射し、その光学的強度を分析することを特徴とする、被検試料の種類(好ましくは、チップ内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類、更に好ましくは、チップの装着の有無、チップ内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類)を判別する方法に関する。
本発明の判別方法の別の好ましい態様によれば、前記供給手段が、チューブ又は移送流路である。すなわち、本発明は、光透過性材料からなる光透過領域を含むチューブ又は移送流路により、分析対象物質を含む可能性のある被検試料を反応系に供給し、前記分析対象物質の検出用試薬と前記被検試料とを反応させ、その反応生成物に由来するシグナルを分析する、前記分析対象物質の分析方法において、前記供給工程(すなわち、前記被検試料がチューブ又は移送流路内を通過する状態)において、前記光透過領域に光を照射し、その光学的強度を分析することを特徴とする、被検試料の種類(好ましくは、供給手段内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類)を判別する方法に関する。
本発明の判別方法の更に別の好ましい態様によれば、被検試料が全血、血清、又は血漿である。
また、本発明は、分析対象物質を含む可能性のある被検試料を、供給手段により反応系に供給し、前記反応系において前記分析対象物質の検出用試薬と前記被検試料とを反応させ、その反応生成物に由来するシグナルを分析する、前記分析対象物質の分析装置において、
(a)光透過性材料からなる光透過領域を含む供給手段;
(b)前記供給工程において、前記供給手段の前記光透過領域に光を照射することのできる光照射手段;
(c)前記光透過領域に照射された光の光学的な変化を分析することのできる光学的分析手段;並びに
(d)前記光学的強度により、被検試料の種類を判別する判別手段
を含むことを特徴とする、前記分析装置に関する。
前記判別手段は、例えば、
予め測定した値から導き出す境界値記憶手段、
測定値と記憶境界値との比較手段、
比較結果に基づいてその後の反応経路(あるいは警告)を指示する指示手段、及び
比較結果の出力手段(警告手段)
を含むことができる。
本発明の分析装置の好ましい態様によれば、前記供給手段が、チップを装着可能(好ましくは着脱自在に装着可能)であって、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段である。すなわち、本発明は、チップが装着され、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段により、分析対象物質を含む可能性のある被検試料を反応系に供給(好ましくは分取)し、前記分析対象物質の検出用試薬と前記被検試料とを反応させ、その反応生成物に由来するシグナルを分析する、前記分析対象物質の分析装置において、
(a)チップを装着可能で、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段;
(b)前記供給工程(すなわち、前記被検試料を前記チップに吸引した状態)において、前記チップの試料保持部位に光を照射することのできる光照射手段;
(c)チップの試料保持部位に照射された光の光学的な変化を分析することのできる光学的分析手段;並びに
(d)前記光学的強度により、被検試料の種類(好ましくは、チップ内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類、更に好ましくは、チップの装着の有無、チップ内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類)を判別する判別手段
を含むことを特徴とする、前記分析装置に関する。
本発明の分析装置の別の好ましい態様によれば、前記供給手段が、チューブ又は移送流路である。すなわち、本発明は、光透過性材料からなる光透過領域を含むチューブ又は移送流路により、分析対象物質を含む可能性のある被検試料を反応系に供給し、前記反応系において前記分析対象物質の検出用試薬と前記被検試料とを反応させ、その反応生成物に由来するシグナルを分析する、前記分析対象物質の分析装置において、
(a)光透過性材料からなる光透過領域を含むチューブ又は移送流路;
(b)前記供給工程において、前記チューブ又は移送流路の前記光透過領域に光を照射することのできる光照射手段;
(c)前記光透過領域に照射された光の光学的な変化を分析することのできる光学的分析手段;並びに
(d)前記光学的強度により、被検試料の種類(好ましくは、チューブ又は移送流路内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類)を判別する判別手段
を含むことを特徴とする、前記分析装置に関する。
本発明の分析装置の更に好ましい態様によれば、被検試料が全血、血清、又は血漿である。
本発明によれば、被検試料の種類を自動的に判別することができるため、測定者が予め被検試料の種類を分析装置に入力又は設定する操作を省略することができ、例えば、遠心分離機等の専用の装置を持たない開業医、あるいは、時間的余裕のない緊急検査において、特に有用である。また、被検試料の種別判断だけでなく、例えば、被検試料の入れ忘れを検出することもできる。更に、分注用チップを装着するタイプの自動分析装置においては、分注用チップの装着漏れを同時に検出することもできる。
本発明の判別方法を適用することのできる自動分析装置の一態様を模式的に示す正面図(A)及び側面図(B)である。 本発明の判別方法を適用することのできる自動分析方法の一態様の実施手順を模式的に示す説明図である。 本発明で用いることのできる光学的分析系の一態様を模式的に示す説明図である。 本発明で用いることのできる光学的分析系の一態様を自動分析装置に組み込んだ状態を模式的に示す拡大部分正面図(A)及び拡大部分側面図(B)である。
符号の説明
1・・・自動分析装置;2・・・測定テーブル;3・・・カートリッジ;
4・・・チップ;5・・・ノズル;
11・・・発光ダイオード;12・・・フォトダイオード;
13・・・電流−電圧変換用オペアンプ;14・・・AD変換器。
本発明の判別方法は、被検試料(例えば、生体液、特には血液)の自動分析方法の内、被検試料を反応系に供給する工程を含む方法であれば、任意に適用することができる。例えば、チップを装着可能で、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段により、被検試料を反応系に供給(例えば、分取)する工程を含む自動分析方法、あるいは、一方の端部から被検試料を吸入し、他方の端部から被検試料を排出可能な移送手段(例えば、チューブ又は移送流路)により、被検試料を反応系に供給する工程を含む自動分析方法に適用することができる。また、本発明の分析装置は、自動分析装置の内、被検試料を反応系に供給する供給手段を備えた装置であれば、任意に適用することができる。例えば、チップを装着可能で、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段を備えた装置、あるいは、一方の端部から被検試料を吸入し、他方の端部から被検試料を排出可能な移送手段(例えば、チューブ又は移送流路)を備えた装置に適用することができる。
本発明の判別方法を適用することのできる自動分析方法及び装置の一例について、図1及び図2に沿って説明する。
図1に示す自動分析装置1は、被検試料及び/又は検出用試薬類を分注可能な複数のウェルを有するカートリッジ3を配置することのできる測定テーブル2を備えており、その測定テーブル上には、チップ4を装着可能で、且つ前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な複数のノズル5が一列に配置されている。ノズル5は、垂直方向に上下に移動することができ、チップ4の下端が最も下方に下がったところで、カートリッジ3のウェル内の溶液の吸引、ウェルへの溶液の吐出、吸引及び吐出の連続的実施による溶液の撹拌などを行うことができる。また、測定テーブル2が水平方向に移動することにより、所定のウェルをノズル直下に配置させることができる。図1には図示されていないが、所望により、チップ4の外側側壁に接触可能な磁石を配置することができ、この場合、検出用試薬である磁性粒子(例えば、分析対象化合物に特異的な抗体を表面にコートした磁性粒子)と併用することにより、チップ内でB/F分離を実施することができる。
本発明においては、図1に示すようなチップを装着可能なノズル以外にも、被検試料を反応系に供給する供給手段として、例えば、チップ部分とノズル部分が一体化した吸引/吐出手段、あるいは、一方の端部から被検試料を吸入し、他方の端部から被検試料を排出可能な移送手段などを用いることができる。前記移送手段としては、例えば、チューブ(例えば、フレキシブルチューブ、キャピラリーチューブ)、移送流路などを挙げることができる。以下、供給手段として、チップを装着可能であって、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段を用いる態様を例にとって本発明を説明するが、本発明はそれに限定されるものではない。
図1に示す自動分析装置を用いた自動分析方法の一例を図2に示す。図2に示す自動分析方法は、検出用試薬として、第1抗体をコートした磁性粒子、酵素標識した第2抗体、及び発光基質を使用し、チップの外壁に接触可能な磁石を用いることにより、チップ内でB/F分離を実施する態様である。
第1工程[(a)第1反応]では、予め所定量の抗体コート磁性粒子が分注された第1ウェル内に、チップを介して、所定量の被検試料を添加し、吸引及び吐出を繰り返すことにより、被検試料及び抗体コート磁性粒子とを充分に混合した後、インキュベートする。抗原抗体反応が充分に進行したところで、反応液をチップ内に吸引し、磁性粒子を磁石によりチップ内壁に捕獲した状態で、反応液を吐出する。
第2工程[(b)洗浄]では、予め所定量の洗浄液が分注された第2ウェルに、チップを挿入し、洗浄液の吸引及び吐出を繰り返すことにより、磁石により捕獲された磁性粒子を洗浄する。
第3工程[(c)第2反応]では、予め所定量の酵素標識抗体溶液が分注された第3ウェルに、チップを挿入し、標識抗体溶液の吸引及び吐出を繰り返すことにより充分に混合した後、インキュベートする。抗原抗体反応が充分に進行したところで、反応液をチップ内に吸引し、磁性粒子を磁石によりチップ内壁に捕獲した状態で、反応液を吐出する。
第4工程[(d)洗浄]では、予め所定量の洗浄液が分注された第4ウェルに、チップを挿入し、洗浄液の吸引及び吐出を繰り返すことにより、磁石により捕獲された磁性粒子を洗浄する。
第5工程[(e)発光反応]では、予め所定量の発光基質溶液が分注された第5ウェルに、チップを挿入し、基質溶液の吸引及び吐出を繰り返すことにより、発光反応を実施する。所定時間反応させた後、発光量を測定することにより、分析対象物質の量又は濃度を決定することができる。
本発明で用いる被検試料としては、例えば、生体由来液を挙げることができ、特には血液、例えば、全血、血清、又は血漿である。
前記被検試料に含まれる分析対象物質としては、それと特異的に結合して反応生成物を形成する物質が存在するものであれば特に制限されない。例えば、分析対象物質とこれに特異的に結合する物質の組み合わせとしては、例えば、抗原と抗体、抗体と抗原、タンパク質とリガンド、糖鎖とレクチン等が挙げられ、特に好ましくは、抗原と抗体、あるいは、抗体と抗原である。このように、本明細書において「特異的に結合する」とは、生化学的に特異的に結合して反応生成物を形成することを意味する。分析対象物質の具体例としては、B型肝炎ウィルス表面抗原(HBsAg)、C型肝炎ウィルス(HCV)抗体及び抗原、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)抗体、ヒトT細胞白血病ウィルス−1(HTLV−1)抗体、並びに梅毒トレポネーマ(TP)抗体等が挙げられる。また、各種心筋マーカー[クレアチンキナーゼMB(CKMB)、ミオグロビン、トロポニン]、各種ホルモン類、又は血清タンパク質等が挙げられる。
被検物質を測定するための反応系は特には限定されない。例えば、抗原抗体反応を用いる免疫学的測定方法が好適に適用される。
本発明においては、判別の手段として、光学的な手法を利用する。すなわち、被検試料をチップに吸引した状態で、前記チップの試料保持部位に光を照射し、その光学的強度を分析することにより、チップの装着の有無、チップ内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類を判別することができる。
より詳細には、被検試料を吸引するためのチップに対して、好ましくはその吸引前と吸引後、前記試料が保持される部位に光照射し、その光学的(例えば、透過、反射、散乱等)変化を、受光器等の周知の機構により検出することで、チップの装着の有無、チップ内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類を判別することができる。
なお、供給手段として、光透過性材料からなる光透過領域を含むチューブ又は移送流路を用いる場合には、前記光透過領域に光を照射し、チューブ又は移送流路内を移送される被検試料の有無及び/又は被検試料の種類に応じて変動する光学的強度を分析することにより、被検試料の有無及び/又は被検試料の種類を判別することができる。
例えば、後述の実施例1〜2に具体的データを示すように、チップが装着されていない状態(以下、チップ非装着状態)と、チップが装着された状態(但し、チップ内に被検試料を吸入していない状態;以下、チップ装着状態)とでは、チップ非装着状態の方がチップ装着状態に比べて透過光量が多く、透過光量により、チップの装着の有無を判別することができる。
また、チップに全血を吸引した状態(以下、全血吸引状態)では、殆ど光が透過しないため、チップ装着状態よりも更に透過光量が少なくなる。一方、チップに血漿又は血清を吸引した状態(以下、血漿又は血清吸引状態)では、チップのレンズ効果により、チップ装着状態に比べて透過光量が多くなるが、チップ非装着状態の透過光量を超えることはない。
これらの各状態を、透過光量の多い方から少ない方に並べると、
チップ非装着状態>血漿又は血清吸引状態>チップ装着状態>全血吸引状態
となり、透過光量を指標として、チップの装着の有無、チップ内の被検試料の有無、及び/又は被検試料の種類を判別することができる。チップ非装着状態の場合、例えば、チップの設置忘れ、チップの装着ミス等の異常を検知することができる。チップ装着状態の場合、例えば、被検試料の設置忘れ又は設置もれの異常を検知することができる。なお、各状態の閾値は、各種条件、例えば、使用する光学的分析系の種類、チップの特性(例えば、材料、材質、チップ形状、チップサイズ等)等に応じて異なるため、一概に規定することはできないが、当業者であれば、予備実験、例えば、後述の実施例1〜2の手順に従って、各状態における透過光量を予め測定することにより、閾値を容易に決定することができる。
被検試料が(1)全血、(2)血漿又は血清、(3)異常(例えば、被検試料の設置もれ)である場合の3段階について、具体的な判別ロジックの一例を以下に示す。まず、予備実験において、複数の全血及び血漿及び/又は血清を用いて、チップに吸引した状態の透過光量(すなわち、全血吸引状態の透過光量、血漿又は血清吸引状態の透過光量)をそれぞれ測定する。また、チップ装着状態(すなわち、チップ内に試料を吸入していない状態)の透過光量(以下、透過光量Toと称する)も測定する。透過光量は、先述したとおり、
血漿又は血清吸引状態>チップ装着状態>全血吸引状態
の順となるので、これらの測定値に基づいて、血漿又は血清吸引状態とチップ装着状態との間の閾値[以下、閾値aと称する]、及びチップ装着状態と全血吸引状態との閾値[以下、閾値bと称する]を予め決定する。
続いて、未知試料を判別するために、チップに光を照射し、透過光量(以下、透過光量Tと称する)を測定する。未知試料の透過光量Tが閾値aよりも大きければ、血漿又は血清吸引状態、すなわち、未知試料が血漿又は血清であると判定することができる。未知試料の透過光量Tが閾値bよりも小さければ、全血吸引状態、すなわち、未知試料が全血であると判定することができる。未知試料の透過光量Tが、閾値aと閾値bとの間の値である場合には、異常があるものと判定することができる。
すなわち、本発明で用いることの判別ロジック(以下、一段階法と称することがある)は、例えば、
(A)供給工程[例えば、判別対象試料を供給手段(例えば、チップ)に吸引した状態]において測定した光学的強度(例えば、透過光量)を、予め決定した閾値a(すなわち、供給手段に血漿又は血清を吸引した状態の光学的強度と、供給手段内に試料を吸引していない状態の光学的強度との間の閾値)及び閾値b(すなわち、供給手段内に試料を吸引していない状態の光学的強度と、供給手段に全血を吸引した状態の光学的強度との間の閾値)と比較する工程、並びに
(B)前記判別対象試料の光学的強度が、前記閾値aよりも大きい場合は、前記試料が血漿又は血清であると判定し、前記閾値bよりも小さい場合は、前記試料が全血であると判定し、閾値aと閾値bとの間の値である場合には、供給手段に試料が吸引されていない(例えば、異常あり)と判定する工程
を含む。
本発明によれば、後述の実施例2に具体的データを示すとおり、被検試料が溶血検体や通常の乳び検体(すなわち、脂質含量の高い白濁した検体)であっても、血漿又は血清と全血とを明確に判別することが可能である。なお、被検試料として乳び血漿又は血清を用いる場合、含有される脂質量が著しく高くなると、全血と区別することが困難になることがある。例えば、脂質含量が著しく高い乳び検体を用いた場合、その透過光量は、前記判別ロジックにおいて、閾値aと閾値bとの間の値(すなわち、異常がある)、あるいは、閾値bよりも小さい値(すなわち、全血と判定)をとることがある。本発明においては、脂質含量が著しく高い乳び検体が混在している場合(あるいは、混在しているおそれがある場合)、被検試料を希釈(例えば、1.2倍〜10倍、好ましくは1.5倍〜5倍、特には2倍)した後、再度、透過光量を測定することにより、乳び血漿又は血清と全血とを判別することが可能である。すなわち、全血では希釈前と希釈後とでほとんど変化がないのに対して、乳び血漿又は血清では透過光量が増加するため、乳び血漿又は血清と全血とを判別することが可能である。
例えば、先述の判別ロジックにおいて、未知試料(原液)の透過光量Tが、閾値bよりも小さい場合(通常試料では、全血と判定される)、未知試料を希釈した後、再度、同じ条件で透過光量(以下、透過光量T’と称する)を測定する。未知試料が乳び血漿又は血清である場合、希釈後の透過光量が増加するのに対して、未知試料が全血である場合、希釈後の透過光量にほとんど変化がない。従って、希釈後の透過光量(T’)と希釈前(原液)の透過光量(T)との差(T’−T)について、予め閾値cを決定しておくことにより、「T’−T」が閾値cよりも大きい場合、未知試料は乳び血漿又は血清であると判定することができ、「T’−T」が閾値c以下である場合、未知試料は全血であると判定することができる。
同様に、先述の判別ロジックにおいて、未知試料(原液)の透過光量Tが、閾値aと閾値bとの間の値である場合(通常試料では、試料がチップに吸引されていない状態と判定される)、未知試料を希釈した後、再度、同じ条件で透過光量T’を測定する。未知試料が乳び血漿又は血清である場合、希釈後の透過光量が増加するのに対して、未知試料がチップに吸引されていない状態である場合、希釈後の透過光量にほとんど変化がない。従って、希釈後の透過光量(T’)と希釈前(原液)の透過光量(T)との差(T’−T)について、予め閾値dを決定しておくことにより、「T’−T」が閾値dよりも大きい場合、未知試料は乳び血漿又は血清であると判定することができ、「T’−T」が閾値d以下である場合、試料がチップに吸引されていない状態と判定することができる。
すなわち、本発明で用いることの判別ロジック(以下、二段階法と称することがある)は、例えば、
(A)供給工程[例えば、判別対象試料を供給手段(例えば、チップ)に吸引した状態]において測定した光学的強度(例えば、透過光量)Tを、予め決定した閾値a(すなわち、供給手段に血漿又は血清を吸引した状態の光学的強度と、供給手段内に試料を吸引していない状態の光学的強度との間の閾値)及び閾値b(すなわち、供給手段内に試料を吸引していない状態の光学的強度と、供給手段に全血を吸引した状態の光学的強度との間の閾値)と比較する工程、
(B’)前記判別対象試料の光学的強度が、前記閾値aよりも大きい場合は、前記試料が血漿又は血清であると判定し、前記閾値bよりも小さい場合は、以下の工程(C)の実施を選択し、閾値aと閾値bとの間の値である場合には、以下の工程(D)の実施を選択する工程、
(C)判別対象試料を希釈した後、同じ条件で測定した光学的強度T’と前記光学的強度Tとの差(T’−T)を、予め決定した閾値c(すなわち、試料が乳び血漿又は血清である場合の「T’−T」と、試料が全血である場合の「T’−T」との間の閾値)とを比較し、「T’−T」が閾値cよりも大きい場合は、前記試料が乳び血漿又は血清であると判定し、「T’−T」が閾値c以下である場合は、前記試料が全血であると判定する工程、並びに
(D)判別対象試料を希釈した後、同じ条件で測定した光学的強度T’と前記光学的強度Tとの差(T’−T)を、予め決定した閾値d(すなわち、試料が乳び血漿又は血清である場合の「T’−T」と、供給手段に試料が吸引されていない場合の「T’−T」との間の閾値)とを比較し、「T’−T」が閾値dよりも大きい場合は、前記試料が乳び血漿又は血清であると判定し、「T’−T」が閾値d以下である場合は、供給手段に試料が吸引されていない(例えば、異常あり)と判定する工程
を含む。二段階法の判別ロジックを表1に示す。
Figure 0004452277
本発明においては、判別対象である被検試料グループ(サンプル集合)の状態によって、前記一段階法又は二段階法を適宜選択して実施することができる。例えば、被検試料グループに、脂質含量が著しく高い乳び検体が含まれていない場合には、一段階法を使用することが好ましい。乳び検体の有無は、例えば、目視によって判断が可能である。一段階法では、判定工程が一段階であるので、簡易で迅速な分析が可能である。一方、被検試料グループに、脂質含量が著しく高い乳び検体が含まれている場合、あるいは、含まれている可能性がある場合には、二段階法を使用することが好ましい。二段階法では、より正確な分析が可能であり、目視判断も不要である。乳び(検体中に含まれる脂質量)の影響をイントラファット(20%、武田薬品工業)を用いて検討した結果、300mg/dLまでは、本発明の一段階法で検体の種別が充分可能であった。300mg/dLを超える濃度の検体は、二段階法(2倍希釈)で1500mg/dLまで検体の種別、特に全血との判別が可能であることを確認することができた。
本発明で用いることのできる光学的分析系(透過光方式)の一態様を図3及び図4に示す。
図3に示すように、チップ4を挟んで、発光ダイオード(LED)11とフォトダイオード(PD)12とを対向して配置する。前記チップとしては、例えば、材料は光を透過するものを選択すればよく、ガラスあるいは、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアクリル、ポリプロピレンといった光透過性プラスチックを用いることができる。チップの内径、壁厚、材質等により光源の発光強度、光路径等により光学系を最適化すればよい。例えば、材料としてポリプロピレン製のチップの場合、照射する部位は好ましくは外径2〜10mm、より好ましくは3〜6mm、好ましくは内径1〜8mm、より好ましく2〜4mm、好ましくは肉厚0.2〜2mm、より好ましく0.5〜1mmである。但し、本発明はこの数値に限定されるものではない。
また、発光ダイオードの波長は、少なくともチップ非装着状態、血漿又は血清吸引状態、チップ装着状態、全血吸引状態を光学的に分別できる波長であればよい。発光ダイオードの場合は、その放出される光の波長は現在では紫外部、可視部、赤外部までさまざまであり、その中から適宜選択することができる。例えば、380〜780nmの可視部を好適に使用することができる。より具体例としては、400〜700nmが好ましく、更には470〜635nmが好適に用いられる。しかし、本発明は、この波長領域に限定されるものではない。
光の照射角度は、チップに対して直角に照射することが好ましい。但し、照射角度が直角でなくても、チップや検体を光が通過する際に生じる屈折率を補正する機構を設ければ適用可能である。
透過光の検出手段としては、既に周知の技術を用いればよく、適宜変更が可能である。例えば、光源(発光ダイオード)11から出力された光がチップを透過し、受光器(フォトダイオード)12で検出した光量(電流値)をオペアンプ13により電流−電圧変換を行い、AD変換器14によりアナログ量をデジタル化し、ソフトで処理する。
この時、検体種別、チップ有無のデジタル数値レベルは予め閾値として設定しておけばよい。
本発明においては、光学的分析系として、図3及び図4に示すような透過光方式以外にも、例えば、CCDカメラを使用する画像処理方式などを用いることができる。
例えば、CCDカメラを使用する画像処理方式では、受光した光をRGB原色フィルタにて通した場合、カラー情報として取り込むことが可能であり、検体を色により識別処理することができる。RGB原色フィルタがない場合においては光が透過しているか否かを白黒の濃淡により判断することができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
《実施例1:波長別による全血及び血漿の判別》
本実施例では、図3及び図4に示す透過光分析系を用いて、全血及び血漿の判別を行った。
光源用発光ダイオードとして、3種類の発光ダイオード、すなわち、ピーク波長635nmの発光ダイオード(GL3HD44;スタンレー)、ピーク波長573nmの発光ダイオード(NSPY800AS;NICHIA)、及びピーク波長470nmの発光ダイオード(NSPB500S;NICHIA)を使用した。また、フォトダイオード(PD)として、感度波長範囲が320〜1100nmであるフォトダイオード(S6775;浜松ホトニクス)を使用した。
また、チップとして、外径3.6mm、内径2.2mm、肉厚0.7mm部が光を照射する部分としたポリプロピレン製を用いた。
チップに吸引する試料としては水(精製水)、血漿、全血を用いた。チップを保持しないもの、チップのみ、チップ中に試料を吸引したもの、それぞれ対して上記システムにより透過光量を測定した。結果を表2に示す。なお、表2の単位は出力電圧(V)である。
表2に示すように、チップを装着しない状態(対照)が最も光検出量が多く、チップを装着することにより光検出量が減少した。チップに全血を吸引した状態では、更に、光検出量が減少したのに対して、チップに水又は血漿を吸引した状態では、チップのレンズ効果により、チップのみの場合と比較して光検出量が増加した。
これらの結果から、光検出量を測定することによって全血と血漿とを判別することが可能であることが判明した。また、チップのみとチップ+血漿との値にも十分判別できる差があり、チップなし、チップのみ、血漿、全血を自動的に識別することが可能である。なお、血清についても同様の結果が得られた。
Figure 0004452277
《実施例2:各種試料の判別》
本実施例では、光源用発光ダイオードとしてピーク波長590nmの発光ダイオード(EFY3863;スタンレー)を使用したこと以外は、実施例1と同様に実施した。
試料としては、血漿、血漿に市販の干渉物質(干渉チェックAプラス;シスメックス社)を添加したもの、全血、及び水を使用した。なお、各干渉物質の種類と最終濃度(あるいは濁度)は以下の通りである。なお、単位「度」は、ホルマジン濁度を表す。
・ビリルビン(濃度=25mg/dL、50mg/dL、75mg/dL)
・ヘモグロビン(濃度=500mg/dL、750mg/dL、1000mg/dL、
1500mg/dL)
・乳び(ホルマジン濁度)(濃度=1500度、3000度、4500度)
チップを保持しないもの、チップのみ、チップ中に上記各試料を吸引したもの、それぞれ対して実施例1と同様の操作により透過光量を測定した。各試料につき18回の測定を実施した結果の平均値を表3に示す。なお、表3の単位は出力電圧(V)である。
表3に示すように、チップを装着しない状態が最も光検出量が多く、チップに全血を吸引した状態で最も光検出量が少なかった。チップに液体(血漿、ビリルビン添加血漿、ヘモグロビン添加血漿、乳び血漿、又は水)を吸引した状態では、光検出量は、対照及び全血の間の値を示した。これらの結果から、光検出量を測定することによって全血と血漿とを判別することが可能であるとともに、血漿が溶血等で着色していたり、高脂血漿で濁っていた場合でも、全血とは明確に判別することが可能であることが判明した。
Figure 0004452277
《実施例3:乳び検体と全血の判別》
実施例2と同様に以下の操作を行った。
試料としては、イントラファット(20%、武田薬品工業)を用いて、表4に示す濃度(脂質)に調製した各試料及び全血を使用した。
チップ中に上記各試料を吸引したものと2倍に希釈したもの、それぞれ対して実施例1と同様の操作により透過光量を測定した。各試料につき18回の測定を実施した結果の平均値を表4に示す。なお、表4の単位は出力電圧(V)である。
表4に示すように、乳びの影響が大きく(300mg/dL以上)、全血と誤認する可能性のある試料も、二段階法により全血とは明確に判別することが可能であることが判明した。
Figure 0004452277
本発明は、被検試料、例えば、生体液の自動分析の用途に適用することができる。
以上、本発明を特定の態様に沿って説明したが、当業者に自明の変形や改良は本発明の範囲に含まれる。

Claims (4)

  1. 分析対象物質を含む可能性のある、全血、血清、又は血漿の被検試料を、光透過性材料からなる光透過領域を含む供給手段により反応系に供給し、前記供給手段における前記光透過領域に光を照射し、前記光透過領域からの透過光量Tを測定する工程を有する供給工程と、前記反応系において前記分析対象物質の検出用試薬と前記被検試料とを反応させ、その反応生成物に由来するシグナルを分析する工程を有する、前記分析対象物質の分析方法において、
    前記供給手段が、前記光透過領域を含むチップを装着した供給手段、前記光透過領域を含むチューブ、又は前記光透過領域を含む移送流路であって、前記光透過領域は、血漿又は血清を吸引した状態での透過光量が、光透過領域内に被検試料を吸入していない状態よりも多くなるレンズ効果を有し、
    前記供給工程において、前記測定する工程に続いて、
    (A)前記透過光量Tを、予め決定した、供給手段に血漿又は血清を吸引した状態の透過光量と供給手段内に被検試料を吸引していない状態の透過光量との間の閾値a及び供給手段内に試料を吸引していない状態の透過光量と供給手段に全血を吸引した状態の透過光量との間の閾値bと比較する工程、及び
    (B)前記被検試料の前記透過光量Tが、前記閾値aよりも大きい場合は、前記被検試料が血漿又は血清であると判定し、前記閾値bよりも小さい場合は、前記被検試料が全血であると判定し、閾値aと閾値bとの間の値である場合には、供給手段に被検試料が吸引されていないと判定する工程
    を実施するか、あるいは、
    (A)前記透過光量Tを、予め決定した、供給手段に血漿又は血清を吸引した状態の透過光量と供給手段内に被検試料を吸引していない状態の透過光量との間の閾値a及び供給手段内に被検試料を吸引していない状態の透過光量と供給手段に全血を吸引した状態の透過光量との間の閾値bと比較する工程、及び
    (B’)前記被検試料の透過光量Tが、前記閾値aよりも大きい場合は、前記被検試料が血漿又は血清であると判定し、前記閾値bよりも小さい場合は、以下の工程(C
    (C)前記被検試料を希釈した後、同じ条件で測定した透過光量T’と前記透過光量Tとの差T’−Tを、予め決定した、前記被検試料が乳び血漿又は血清である場合の「T’−T」と前記被検試料が全血である場合の「T’−T」との間の閾値cとを比較し、「T’−T」が閾値cよりも大きい場合は、前記被検試料が乳び血漿又は血清であると判定し、「T’−T」が閾値c以下である場合は、前記被検試料が全血であると判定する工程
    の実施を選択し、閾値aと閾値bとの間の値である場合には、以下の工程(D)
    (D)前記被検試料を希釈した後、同じ条件で測定した透過光量T’と前記透過光量Tとの差T’−Tを、予め決定した、前記被検試料が乳び血漿又は血清である場合の「T’−T」と供給手段に前記被検試料が吸引されていない場合の「T’−T」との間の閾値dとを比較し、「T’−T」が閾値dよりも大きい場合は、前記被検試料が乳び血漿又は血清であると判定し、「T’−T」が閾値d以下である場合は、供給手段に前記被検試料が吸引されていないと判定する工程
    の実施を選択する工程、
    を実施する
    ことを特徴とする、分析方法。
  2. 前記供給手段が、チップを装着可能であって、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段である、請求項1に記載の方法。
  3. 分析対象物質を含む可能性のある、全血、血清、又は血漿の被検試料を、供給手段により反応系に供給し、前記反応系において前記分析対象物質の検出用試薬と前記被検試料とを反応させ、その反応生成物に由来するシグナルを分析する、前記分析対象物質の分析装置において、
    (a)光透過性材料からなる光透過領域を含む供給手段;
    (b)前記供給手段の前記光透過領域に光を照射することのできる光照射手段;
    (c)前記光透過領域に照射された光の前記供給手段からの透過光量Tを分析することのできる光学的分析手段;並びに
    (d)前記透過光量Tにより、被検試料の種類を判別する判別手段
    を含み、
    前記供給手段が、前記光透過領域を含むチップを装着した供給手段、前記光透過領域を含むチューブ、又は前記光透過領域を含む移送流路であって、前記光透過領域は、血漿又は血清を吸引した状態での透過光量が、光透過領域内に被検試料を吸入していない状態よりも多くなるレンズ効果を有し、
    前記判別手段(d)の判別ロジックが、
    (A)前記透過光量Tを、予め決定した、供給手段に血漿又は血清を吸引した状態の透過光量と供給手段内に被検試料を吸引していない状態の透過光量との間の閾値a及び供給手段内に試料を吸引していない状態の透過光量と供給手段に全血を吸引した状態の透過光量との間の閾値bと比較する工程、及び
    (B)前記被検試料の前記透過光量Tが、前記閾値aよりも大きい場合は、前記被検試料が血漿又は血清であると判定し、前記閾値bよりも小さい場合は、前記被検試料が全血であると判定し、閾値aと閾値bとの間の値である場合には、供給手段に被検試料が吸引されていないと判定する工程
    を実施するか、あるいは、
    (A)前記透過光量Tを、予め決定した、供給手段に血漿又は血清を吸引した状態の透過光量と供給手段内に被検試料を吸引していない状態の透過光量との間の閾値a及び供給手段内に被検試料を吸引していない状態の透過光量と供給手段に全血を吸引した状態の透過光量との間の閾値bと比較する工程、及び
    (B’)前記被検試料の透過光量Tが、前記閾値aよりも大きい場合は、前記被検試料が血漿又は血清であると判定し、前記閾値bよりも小さい場合は、以下の工程(C
    (C)前記被検試料を希釈した後、同じ条件で測定した透過光量T’と前記透過光量Tとの差T’−Tを、予め決定した、前記被検試料が乳び血漿又は血清である場合の「T’−T」と前記被検試料が全血である場合の「T’−T」との間の閾値cとを比較し、「T’−T」が閾値cよりも大きい場合は、前記被検試料が乳び血漿又は血清であると判定し、「T’−T」が閾値c以下である場合は、前記被検試料が全血であると判定する工程
    の実施を選択し、閾値aと閾値bとの間の値である場合には、以下の工程(D)
    (D)前記被検試料を希釈した後、同じ条件で測定した透過光量T’と前記透過光量Tとの差T’−Tを、予め決定した、前記被検試料が乳び血漿又は血清である場合の「T’−T」と供給手段に前記被検試料が吸引されていない場合の「T’−T」との間の閾値dとを比較し、「T’−T」が閾値dよりも大きい場合は、前記被検試料が乳び血漿又は血清であると判定し、「T’−T」が閾値d以下である場合は、供給手段に前記被検試料が吸引されていないと判定する工程
    の実施を選択する工程、
    を実施する
    ことを特徴とする、前記分析装置。
  4. 前記供給手段が、チップを装着可能であって、前記チップを介して液体を吸引及び吐出可能な分注手段である、請求項に記載の装置。
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