JP4451402B2 - 内燃機関用ピストンおよびその製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冠面に開口した凹部を冠部に有して鋳造成形される内燃機関用ピストン、ならびに該ピストンを製造するための製造装置の改良に関する。
直噴型内燃機関で用いられるピストンの冠部に、側壁の少なくとも一部がアンダーカット形状となるようにした凹部を形成するにあたり、鋳造後に機械加工を施すようにしたものが特許文献1で知られている。
特開平10−61487号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるように、機械加工を施すものでは製造コストの増大を招くだけでなく、凹部の形状自由度も狭められる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、製造コストの低減を図るとともに凹部の形状自由度を増大した内燃機関用ピストン、ならびにその内燃機関用ピストンを適切に製造し得る内燃機関用ピストンの製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、冠面に開口した凹部を冠部に有し且つその凹部の周壁の少なくとも一部をアンダーカット形状となるように傾斜させた内燃機関用ピストンを鋳造成形するための製造装置であって、
前記凹部の周壁の一部を形成するための周壁形成部、前記凹部の底面の一部を形成するための底面形成部、及び前記冠面の一部を形成するための冠面形成部を下端部に各々有して前記凹部の周方向に分割される複数のサイド金型と、それらのサイド金型の前記底面形成部と協働して前記底面全体を形成することを可能として前記底面の中央部を形成する底面中央形成部を下端部に有するとともに前記各サイド金型で囲まれる位置に配置されて上下に移動可能なセンター金型と、前記複数のサイド金型を囲繞して固定配置されるガイドリングとを備え、前記各サイド金型の内側面には、位置決め用当接端壁を下端に有するとともにスライド用係合端壁を上端に有して上下に延びるガイド凹部がそれぞれ設けられ、前記センター金型には、前記各サイド金型の前記ガイド凹部に移動可能に挿入される複数の突部が突設され、前記ガイドリングには、前記各ガイド凹部の前記位置決め用当接端壁に前記各突部が当接するのに応じて前記各サイド金型を位置決めするとともに前記各ガイド凹部の前記スライド用係合端壁に前記突部を当接させて前記センター金型が上昇するのに応じて前記各サイド金型を縮径方向に移動させつつ上方にスライドさせるようにガイドするガイド面が、前記凹部の周壁の少なくとも一部の傾斜角度よりも急角度の傾斜角度を有するとともに上方に向かうにつれてセンター金型に近接するように傾斜して設けられ、前記センター金型が降下して前記複数の突部が前記複数のサイド金型のガイド凹部下端の前記位置決め用当接端壁に当接することで各サイド金型が位置決めされた状態より、該センター金型が上昇して前記各突部が各サイド金型のガイド凹部上端のスライド用係合端壁に当接し更に上昇するのに応じて、各サイド金型が縮径方向に移動しつつ上方にスライドすることで離型作動可能となることを特徴とする。
さらに請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成に加えて、前記サイド金型は前記センター金型の周囲に4個配列されていて、そのうち、該センター金型の軸線と直交して当該軸線を通る第1直線上で前記センター金型の両側に1および第2のサイド金型が配置されると共に、前記軸線を通り且つ第1直線と直交する第2直線上で前記センター金型の両側に第1および第2のサイド金型よりも大きく形成される第3および第4のサイド金型配置され、前記ピストンの冠面に配置されるバルブリセスを形成するリセス形成用突部が、第3および第4のサイド金型の前記冠面形成部に突設されることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、冠面に開口した凹部を冠部に有し且つその凹部の周壁の少なくとも一部をアンダーカット形状となるように傾斜させた内燃機関用ピストンを鋳造成形するための製造装置であって、
前記凹部の周壁の一部を形成するための周壁形成部、前記凹部の底面の一部を形成するための底面形成部、及び前記冠面の一部を形成するための冠面形成部を下端部に各々有して前記凹部の周方向に分割される複数のサイド金型と、それらのサイド金型の前記底面形成部と協働して前記底面全体を形成することを可能として前記底面の中央部を形成する底面中央形成部を下端部に有するとともに前記各サイド金型で囲まれる位置に配置されて上下に移動可能なセンター金型とを備え、前記複数のサイド金型は、前記センター金型を間に挟んで互いに並列する第1および第2のサイド金型を含み、前記第1および第2のサイド金型の並列方向で前記センター金型の両側部には、そのセンター金型の上昇時に該第1および第2のサイド金型をセンター金型に追従上昇させるべく該第1および第2のサイド金型に係合し得る第1および第2の突部がそれぞれ突設され、前記第1および第2のサイド金型の外側面には、該第1および第2のサイド金型を前記追従上昇に応じて相互に接近移動させつつ上方にガイドするようにして該第1および第2のサイド金型の離型作動を可能とした、固定の第1および第2のガイド面がそれぞれスライド可能に接触していることを特徴とする。
発明によれば、周壁の少なくとも一部をアンダーカット形状となるように傾斜させた凹部が金型で形成されるので、凹部の形状自由度を増大することができるとともにピストンに施されるべき機械加工工数を低減して製造コストの低減を図ることができしかも溶湯が冷たい金型に触れることで生じる表面チル層を凹部の表面に形成することでピストンの耐久性向上を図ることができる。また凹部を形成する複数の金型のうち前記凹部の周壁を形成する金型に冠面形成部を設けることで、金型分割数を極力少なくし、分割金型相互の形状寸法誤差を小さくして凹部を精度良く形成し、機関性能向上に寄与することができる。さらに複数のサイド金型と、それらのサイド金型で囲まれるセンター金型とで凹部を形成するとともに、センター金型の上下移動により、各サイド金型を位置決めするとともに離型作動せしめるようにして、金型構造を簡素化することができる。
また特に請求項1の発明によれば、センター金型が降下して複数の突部が複数のサイド金型のガイド凹部の下端の位置決め用当接端壁に当接することで各サイド金型が位置決めされ、センター金型が上昇して前記各突部が各サイド金型のガイド凹部の上端のスライド用係合端壁に当接してさらに上昇することで各サイド金型が縮径方向に移動しつつ上方にスライドすることになり、各サイド金型がセンター金型の上昇移動に応じて円滑にかつ速やかに離型作動するので、センター金型の移動速度を速めても凹部の表面精度を維持することができるので製品の品質向上および製造コスト低減を図ることができる。
また特に請求項2の発明によれば、内燃機関のバルブを大型化するのに対応してバルブリセスが大きくなっても隣接する金型間にバルブリセスが跨がらないようにしてバルブリセスの形状精度を高め、ひいては機関性能向上に寄与することができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1は内燃機関用ピストンの縦断面図であって図2の1−1線に沿う断面図、図2は図1の2矢視平面図、図3は製造装置の縦断面図であって図4の3−3線に沿う断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は製造装置の一部を製造過程の途中で示す斜視図、図6は製造過程を順次示すための図3に対応した断面図である。
先ず図1および図2において、このピストン11は、直噴型内燃機関に用いられるようにして鋳造成形されるものであり、その冠部11aの略中央部には、冠面12に開口する凹部13が設けられ、該凹部13の周壁13aの少なくとも一部、この実施例では周壁13aの全てがアンダーカット形状となるように傾斜して形成され、凹部13の底面13bはその中央部に向かうにつれて凹部13の深さが浅くなるように形成される。
また前記凹部13の周囲で前記冠部11aには、冠面12からわずかに凹んだ吸気バルブ用のバルブリセス14,14と、冠面12からわずかに凹んだ排気バルブ用のバルブリセス15,15とが、それぞれ一対ずつ設けられる。
図3〜図5において、前記ピストン11を鋳造成形するための製造装置は、前記ピストン11の内面側を形成する突部16aを有する下金型16と、前記ピストン11の側壁外面を形成するようにして前記突部16を挿入せしめる側壁形成孔18を下部に有するとともに該側壁形成孔18の上端との間に環状の段部20を形成して側壁形成孔18よりも大径に形成される支持孔19を上部に有して前記下金型16上に配置される上金型17と、前記段部20に下端を当接させるようにして支持孔19内に挿入、固定されるガイドリング21と、周方向に複数たとえば4つに分割されてガイドリング21内に配置される第1〜第4のサイド金型22,23,24,25と、それらのサイド金型22〜25で囲まれるセンター金型26とを備え、前記センター金型26の上下移動に応じた前記各サイド金型22〜25の位置決めならびに前記各サイド金型22〜25の位置決め状態からの離型作動を可能として構成される。而してピストン11を鋳造形成するためのキャビティ27が、前記下金型16、上金型17、ガイドリング21、第1〜第4のサイド金型22〜25およびセンター金型26により形成される。
センター金型26は上下に延びるとともに上下に移動可能であり、このセンター金型26の周囲に、該センター金型26の軸線Cと直交して当該軸線Cを通る第1直線L1上で前記センター金型26の両側に配置される第1および第2のサイド金型22,23と、前記軸線Cを通るともに第1直線LIと直交する第2直線L2上で前記センター金型26の両側に配置されるとともに第1および第2のサイド金型22,23よりも大きく形成される第3および第4のサイド金型24,25とが配置され、第1および第2のサイド金型22,23はセンター金型26の軸線Cに関して対称に形成され、第3および第4のサイド金型24,25はセンター金型26の軸線Cに関して対称に形成される。
前記ガイドリング21には、第1および第2のサイド金型22,23をスライド可能に嵌合せしめる第1および第2の嵌合溝28,29と、第3および第4のサイド金型24,25をスライド可能に嵌合せしめるようにして第1および第2の嵌合溝28,29と直交する第3および第4の嵌合溝30,31とが、ガイドリング21の上下両端に開口して上下に延びるように形成される。
第1および第2のサイド金型22,23は、前記凹部13の周壁13aの一部を形成する周壁形成部34、前記凹部13の底面13bの一部を形成するための底面形成部36および前記冠面13の一部を形成する冠面形成部38を下端部にそれぞれ有し、第3および第4のサイド金型24,25は、前記凹部13の周壁13aの一部を形成する周壁形成部35、前記凹部13の底面13bの一部を形成するための底面形成部37および前記冠面13の一部を形成する冠面形成部39を下端部にそれぞれ有しており、前記ピストン11の冠面12は、前記各サイド金型22〜25の冠面形成部38…,39…およびガイドリング21の下面の一部で協働して形成され、前記凹部13の周壁13aは、第1および第2のサイド金型22,23の周壁形成部34…、ならびに第3および第4のサイド金型24,25の周壁形成部35…で協働して形成される。
しかも前記ピストン11の冠面12に配置される吸気バルブ用のバルブリセス14…を形成するリセス形成用突部41,41が第3のサイド金型24の前記冠面形成部39から突設され、排気バルブ用のバルブリセス15…を形成するリセス形成用突部42,42が第4のサイド金型25の前記冠面形成部39から突設される。
前記センター金型26の下端には、第1〜第4のサイド金型22〜25の前記底面形成部と協働して前記凹部13の底面13b全体を形成することを可能として前記底面13bの中央部を形成する底面中央形成部40が設けられる。
前記センター金型26の少なくとも下部は、第1〜第4のサイド金型22〜25に個別に対応した4つの傾斜面43,44,45,46を有して四角柱状に形成されており、各傾斜面43〜46は上方に向かうにつれてセンター金型26の軸線から遠ざかるように形成され、センター金型26の少なくとも下部は下方に進むにつて細狭まりとなる。また第1〜第4のサイド金型22〜25の内側面も、前記センター金型26の各傾斜面43〜46に対応するように傾斜して形成される。
第1および第2のサイド金型22,23の内側面には、位置決め用当接端壁47…を下端に有するとともにスライド用係合端壁49…を上端に有して上下に延びるガイド凹部51…がそれぞれ設けられ、第3および第4のサイド金型24,25の内側面にも、位置決め用当接端壁48…を下端に有するとともにスライド用係合端壁50…を上端に有して上下に延びるガイド凹部52…がそれぞれ設けられる。一方、前記センター金型26の前記各傾斜面43〜46には、第1〜第4のサイド金型22〜25の前記各ガイド凹部51…,52…に移動可能に挿入される突部53…が、センター金型26の軸線に沿う位置を同一としてそれぞれ突設される。
第1ガイド凹部51…は、位置決め用端壁47…およびスライド用係合端壁49…で上下両端位置が定められて上下に延びるガイド溝部51a…と、ガイド溝部51a…の上端に通じて水平に延びるガイド孔部51b…とから成り、また第2ガイド凹部52…は、位置決め用端壁48…およびスライド用係合端壁50…で上下両端位置が定められて上下に延びるガイド溝部52a…と、ガイド溝部52a…の上端に通じて水平に延びるガイド孔部52b…とから成る。
ガイド溝部51a…,52a…は、前記突部53…を上下にスライド可能に挿入せしめるようにして第1〜第4のサイド金型22〜25の内側面に設けられ、ガイド孔部51b…,52b…は、前記スライド用係合端壁49…,50…に当接した前記突部53…をスライド可能に嵌入せしめることを可能として第1〜第4のサイド金型22〜25に設けられる。而して前記スライド用係合端壁49…,50…に前記突部53…が当接した状態で、前記ガイド孔51b…,52b…に前記突部53…がスライド可能に嵌入することにより、第1〜第4のスライド金型22〜25をセンター金型26の軸線Cに近接する側に移動することが可能となる。
しかも第1〜第4のサイド金型22〜25を上金型17の段部20に当接させて下限位置に配置した状態で、第1〜第4のサイド金型22〜25の位置決め用当接端壁47…,48…はセンター金型26の軸線に沿う方向で同一位置となるのに対し、第1および第2のサイド金型22,23のスライド用係合端壁49…は、第3および第4のサイド金型24,25のスライド用係合端壁50…よりも下方位置にある。すなわち第3および第4のサイド金型24,25のガイド凹部52…は、第1および第2のサイド金型22,23のガイド凹部51…よりも上方に長く形成される。
さらにガイドリング21における第1および第2の嵌合溝28,29において第1および第2のサイド金型22,23の外側面に対向する部分には、ピストン11の冠部11aにおける凹部13の周壁13aの傾斜角度よりも急角度で傾斜しつつ上方に向かうにつれてセンター金型26に近接するように傾斜したガイド面54…がそれぞれ設けられ、第3のよび第4の嵌合溝30,31において第3および第4のサイド金型24,25の外側面に対向する部分には、ピストン11の冠部11aにおける凹部13の周壁13aの傾斜角度よりも急角度で傾斜しつつ上方に向かうにつれてセンター金型26に近接するように傾斜したガイド面55…がそれぞれ設けられ、各サイド金型22〜25の外側面もそれらのガイド面54…,55…に摺接するように傾斜して形成される。
このような製造装置において、センター金型26を降下させて各突部53…を第1〜第4のサイド金型22〜23におけるガイド凹部51…,52…の位置決め用当接端壁47…,48…に当接させた状態では、各サイド金型22〜25が、その内側面をセンター金型26の各傾斜面43〜46に当接させるとともに外側面をガイド面54…,55…にそれぞれ当接されるようにして位置決めされ、図3で示すように、下金型16、上金型17、ガイドリング21、第1〜第4のサイド金型22〜25およびセンター金型26によりキャビティ27が形成され、そのキャビティ27内に溶湯を注湯することでピストン11が鋳造成形される。この際、ピストン11の凹部13は、各サイド金型22〜25の周壁形成部34…,35…および底面形成部36…、37…と、センター金型26の底面中央形成部40とで形成されることなる。
前記ピストン11の鋳造成形後には、図6(a)で示すように、先ずセンター金型26を上昇せしめ、第1および第2のサイド金型22,23に対応した突部53…を第1および第2のサイド金型22,23におけるガイド凹部51…のスライド用係合端壁49…に当接させ、図6(b)で示すようにさらに上昇させる。そうすると第1および第2のサイド金型22,23には上向きの力が作用するが、第1および第2のサイド金型22,23の外側面を摺接させているガイド面54…が上方に向かうにつれてセンター金型26側に近づくように傾斜しているので、第1および第2のサイド金型22,23は、その下端部を縮径方向すなわち相互に近接させる方向に移動させつつ上方にスライドすることになり、しかもガイド面54…が凹部13の周壁13aの傾斜角度よりも急角度の傾斜角度を有するものであるので、第1および第2のサイド金型22,23の下端部は、キャビティ27内で形成されているピストン11の凹部13の周壁13aから周壁形成部34…を離脱させるようにして、センター金型26が上昇するのに応じて生じた空間側に移動する。
次いでセンター金型26をさらに上昇させると、図6(c)で示すように、第3および第4のサイド金型24,25に対応した突部53…が第3および第4のサイド金型24,25におけるガイド凹部52…のスライド用係合端壁50…に当接し、センター金型26の上昇に応じて、第3および第4のサイド金型24,25には上向きの力が作用する。しかも第3および第4のサイド金型24,25の外側面を摺接させているガイド面55…が上方に向かうにつれてセンター金型26側に近づくように傾斜しているので、第3および第4のサイド金型24,25は、その下端部を縮径方向すなわち相互に近接させる方向に移動させつつ上方にスライドすることになり、しかもガイド面55…が凹部13の周壁13aの傾斜角度よりも急角度の傾斜角度を有するものであるので、第3および第4のサイド金型24,25の下端部は、キャビティ27内で形成されているピストン11の凹部13の周壁13aから周壁形成部35…を離脱させるようにして、センター金型26が上昇するのに応じて生じた空間側に移動する。
次にこの実施例の作用について説明すると、ピストン11の冠部11aには、冠面12に開口した凹部13が設けられるのであるが、この凹部13は、ピストン11の鋳造成形時に、その周壁13aの少なくとも一部(この実施例では部)をアンダーカット形状となるように傾斜させて、第1〜第4のサイド金型22〜25およびセンター金型26によって形成されるので、凹部13の形状自由度を増大することができるとともにピストン11に施されるべき機械加工工数を低減して製造コストの低減を図ることができる。しかも溶湯が冷たい金型に触れることで生じる表面チル層を凹部13の表面に形成することでピストン11の耐久性向上を図ることができる。
また前記ピストン11を製造するための製造装置は、前記凹部13を形成する第1〜第4のサイド金型22〜25およびセンター金型26を備え、それらの金型22〜26のうち凹部13の周壁13aを形成する第1〜第4のサイド金型22〜25に、ピストン11の冠面12を形成する冠面形成部38…,39…が設けられるので、金型分割数を極力少なくし、分割金型相互の形状寸法誤差を小さくして凹部13を精度良く形成し、機関性能向上に寄与することができる。
また前記製造装置は、凹部13の周壁13aの一部を形成する周壁形成部34…,35…、前記凹部13の底面13bの一部を形成するための底面形成部36…,37…および前記冠面12の一部を形成する冠面形成部38…,39…を下端部にそれぞれ有して前記凹部13の周方向に分割される第1〜第4のサイド金型22〜25と、それらのサイド金型22〜25の前記底面形成部38…、39…と協働して前記底面13b全体を形成することを可能として前記底面13bの中央部を形成する底面中央形成部40を下端部に有するとともに前記各サイド金型22〜25で囲まれる位置に配置されて上下に移動可能なセンター金型26とを備えており、センター金型26の上下移動に応じた前記各サイド金型22〜25の位置決めならびに前記各サイド金型22〜25の位置決め状態からの離型作動を可能として構成されるので、金型構造を簡素化することができる。
また各サイド金型22〜25の内側面には、位置決め用当接端壁47…,48…を下端に有するとともにスライド用係合端壁49…,50…を上端に有して上下に延びるガイド凹部51…,52…がそれぞれ設けられ、前記センター金型26には、前記各サイド金型22〜25の前記ガイド凹部51…,52…に移動可能に挿入される複数の突部53…が突設され、前記各サイド金型22〜25を囲繞して固定配置されるガイドリング21に、前記各ガイド凹部51…,52…の前記位置決め用当接端壁47…,48…に前記各突部53…が当接するのに応じて前記各サイド金型22〜25を位置決めするとともに前記各ガイド凹部51…、52…の前記スライド用係合端壁49…,50…に前記突部53…を当接させて前記センター金型26が上昇するのに応じて前記各サイド金型22〜25を縮径方向に移動させつつ上方にスライドさせるようにガイドするガイド面54…,55…が、前記凹部13の周壁13aの少なくとも一部の傾斜角度よりも急角度の傾斜角度を有するとともに上方に向かうにつれてセンター金型26に近接するように傾斜して設けられるものであり、センター金型26が降下して複数の突部53…が複数のサイド金型22〜25のガイド凹部51…,52…の下端の位置決め用当接端壁47…,48…に当接することで各サイド金型22〜25が位置決めされ、センター金型26が上昇して前記各突部53…が各サイド金型22〜25のガイド凹部51…,52…の上端のスライド用係合端壁49…,50…に当接してさらに上昇することで各サイド金型22〜25が縮径方向に移動しつつ上方にスライドすることになり、各サイド金型22〜25がセンター金型26の上昇移動に応じて円滑にかつ速やかに離型作動するので、センター金型26の移動速度を速めても凹部13の表面精度を維持することができるので製品の品質向上および製造コスト低減を図ることができる。
しかもセンター金型26の周囲に、該センター金型26の軸線Cと直交して当該軸線を通る第1直線L1上で前記センター金型26の両側に配置される第1および第2のサイド金型22,23と、前記軸線Cを通るともに第1直線L1と直交する第2直線L2上で前記センター金型26の両側に配置されるとともに第1および第2のサイド金型22,23よりも大きく形成される第3および第4のサイド金型24,25とが配置され、ピストン11の冠面12に配置されるバルブリセス14…,15…を形成するリセス形成用突部41…,42…が、第3および第4のサイド金型24,25の前記冠面形成部39…から突設されるので、内燃機関の吸気用および排気用バルブを大型化するのに対応してバルブリセス14…,15…が大きくなっても隣接する金型間にバルブリセス14…、15…が跨がらないようにしてバルブリセス14…,15…の形状精度を高め、ひいては機関性能向上に寄与することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では、第1〜第4のサイド金型22〜25の内側面に設けられるガイド凹部51…,52…を、ガイド溝部51a…,52a…と、ガイド溝部51a,52a…の上端に通じて水平に延びるガイド孔部51b…,52b…とから成るものとしたが、スライド用係合端壁49…,50…に突部53…が当接した状態で第1〜第4のサイド金型22〜25をセンター金型26の軸線に近接させる側にスライドさせることが可能であれば、ガイド孔部を有しない溝状として前記ガイド凹部を形成してもよい。
内燃機関用ピストンの縦断面図であって図2の1−1線に沿う断面図である。 図1の2矢視平面図である。 製造装置の縦断面図であって図4の3−3線に沿う断面図である。 図3の4−4線断面図である。 製造装置の一部を製造過程の途中で示す斜視図である。 製造過程を順次示すための図3に対応した断面図である。
11・・・ピストン
11a・・・冠部
12・・・冠面
13・・・凹部
13a・・・周壁
13b・・・底面
14,15・・・バルブリセス
22・・・第1のサイド金型
23・・・第2のサイド金型
24・・・第3のサイド金型
25・・・第4のサイド金型
26・・・センター金型
34,35・・・周壁形成部
36,37・・・底面形成部
38,39・・・冠面形成部
40・・・底面中央形成部
41,42・・・リセス形成用突部
47,48・・・位置決め用当接端壁
49,50・・・スライド用係合端壁
51,52・・・ガイド凹部
53・・・突部
54,55・・・ガイド面
C・・・センター金型の軸線
L1・・・第1直線
L2・・・第2直線

Claims (3)

  1. 冠面(12)に開口した凹部(13)を冠部(11a)に有し且つその凹部(13)の周壁(13a)の少なくとも一部をアンダーカット形状となるように傾斜させた内燃機関用ピストンを鋳造成形するための製造装置であって、
    前記凹部(13)の周壁(13a)の一部を形成するための周壁形成部(34,35)、前記凹部(13)の底面(13b)の一部を形成するための底面形成部(36,37)、及び前記冠面(12)の一部を形成するための冠面形成部(38,39)を下端部に各々有して前記凹部(13)の周方向に分割される複数のサイド金型(22〜25)と、
    それらのサイド金型(22〜25)の前記底面形成部(36,37)と協働して前記底面(13b)全体を形成することを可能として前記底面(13b)の中央部を形成する底面中央形成部(40)を下端部に有するとともに前記各サイド金型(22〜25)で囲まれる位置に配置されて上下に移動可能なセンター金型(26)と、
    前記複数のサイド金型(22〜25)を囲繞して固定配置されるガイドリング(21)とを備え、
    前記各サイド金型(22〜25)の内側面には、位置決め用当接端壁(47,48)を下端に有するとともにスライド用係合端壁(49,50)を上端に有して上下に延びるガイド凹部(51,52)がそれぞれ設けられ、前記センター金型(26)には、前記各サイド金型(22〜25)の前記ガイド凹部(51,52)に移動可能に挿入される複数の突部(53)が突設され、
    前記ガイドリング(21)には、前記各ガイド凹部(51,52)の前記位置決め用当接端壁(47,48)に前記各突部(53)が当接するのに応じて前記各サイド金型(22〜25)を位置決めするとともに前記各ガイド凹部(51,52)の前記スライド用係合端壁(49,50)に前記突部(53)を当接させて前記センター金型(26)が上昇するのに応じて前記各サイド金型(22〜25)を縮径方向に移動させつつ上方にスライドさせるようにガイドするガイド面(54,55)が、前記凹部(13)の周壁(13a)の少なくとも一部の傾斜角度よりも急角度の傾斜角度を有するとともに上方に向かうにつれてセンター金型(26)に近接するように傾斜して設けられ、
    前記センター金型(26)が降下して前記複数の突部(53)が前記複数のサイド金型(22〜25)のガイド凹部(51,52)下端の前記位置決め用当接端壁(47,48)に当接することで各サイド金型(22〜25)が位置決めされた状態より、該センター金型(26)が上昇して前記各突部(53)が各サイド金型(22〜25)のガイド凹部(51,52)上端のスライド用係合端壁(49,50)に当接し更に上昇するのに応じて、各サイド金型(22〜25)が縮径方向に移動しつつ上方にスライドすることで離型作動可能となることを特徴とする、内燃機関用ピストンの製造装置
  2. 前記サイド金型(22〜25)は前記センター金型(26)の周囲に4個配列されていて、そのうち、該センター金型(26)の軸線(C)と直交して当該軸線を通る第1直線(L1)上で前記センター金型(26)の両側に1および第2のサイド金型(22,23)が配置されると共に、前記軸線(C)を通り且つ第1直線(L1)と直交する第2直線(L2)上で前記センター金型(26)の両側に第1および第2のサイド金型(22,23)よりも大きく形成される第3および第4のサイド金型(24,25)配置され、前記ピストン(11)の冠面(12)に配置されるバルブリセス(14,15)を形成するリセス形成用突部(41,42)が、第3および第4のサイド金型(24,25)の前記冠面形成部(39)に突設されることを特徴とする、請求項記載の内燃機関用ピストンの製造装置。
  3. 冠面(12)に開口した凹部(13)を冠部(11a)に有し且つその凹部(13)の周壁(13a)の少なくとも一部をアンダーカット形状となるように傾斜させた内燃機関用ピストンを鋳造成形するための製造装置であって、
    前記凹部(13)の周壁(13a)の一部を形成するための周壁形成部(34,35)、前記凹部(13)の底面(13b)の一部を形成するための底面形成部(36,37)、及び前記冠面(12)の一部を形成するための冠面形成部(38,39)を下端部に各々有して前記凹部(13)の周方向に分割される複数のサイド金型(22〜25)と、
    それらのサイド金型(22〜25)の前記底面形成部(36,37)と協働して前記底面(13b)全体を形成することを可能として前記底面(13b)の中央部を形成する底面中央形成部(40)を下端部に有するとともに前記各サイド金型(22〜25)で囲まれる位置に配置されて上下に移動可能なセンター金型(26)とを備え、
    前記複数のサイド金型(22〜25)は、前記センター金型(26)を間に挟んで互いに並列する第1および第2のサイド金型(22,23)を含み、
    前記第1および第2のサイド金型(22,23)の並列方向で前記センター金型(26)の両側部には、そのセンター金型(26)の上昇時に該第1および第2のサイド金型(22,23)をセンター金型(26)に追従上昇させるべく該第1および第2のサイド金型(22,23)に係合し得る第1および第2の突部(53)がそれぞれ突設され、
    前記第1および第2のサイド金型(22,23)の外側面には、該第1および第2のサイド金型(22,23)を前記追従上昇に応じて相互に接近移動させつつ上方にガイドするようにして該第1および第2のサイド金型(22,23)の離型作動を可能とした、固定の第1および第2のガイド面(54,55)がそれぞれスライド可能に接触していることを特徴とする、内燃機関用ピストンの製造装置。
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