JP4450597B2 - マイクロレンズの形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばCCD固体撮像素子や液晶表示素子等のオンチップレンズ等として用いられるマイクロレンズの形成方法に関する。
CCD固体撮像素子に用いられるマイクロレンズは、例えば図24に示すように、レンズの材料例えばSi3N4膜よりなるレンズ材料層10の上層側にレジスト膜よりなり、所定のレンズ形状に形成されたマスク層11を形成し、次いでマスク層11とレンズ材料層10とをエッチングすることにより、マスク層11のレンズ形状をレンズ材料層10に転写して形成される。前記エッチング工程は、従来よりレンズ材料層10とマスク層11とを1:1の選択比によりエッチングし、こうしてマスク層11のレンズ形状を正確にレンズ材料層10に転写するようにしていた。
ところで、マイクロレンズのレンズ形状は、レンズ曲率、レンズ高さ、レンズ幅(平面から見た時の径)で決定され、所望のレンズ形状を形成することはプロセスから見ると有効である。一方、集光度を高めて感度を向上させるために、CCD固体撮像素子の最表面のレンズでは、レンズ面積を大きくして集光点に光をより多く集めることが要請されている。このためレンズ幅を大きくし、隣接するレンズ同士の間の距離Aを狭くすることが要求されている。
しかしながら、マスク層11のレンズ形状はフォトリソグラフィ工程により形成されており、隣接するレンズ形状同士の間の距離Bには限界がある。つまりフォトリソグラフィ工程の熱処理の際に、隣接するレジスト膜とレジスト膜とが表面張力により互いにくっついてしまうので、前記距離Bはせいぜい0.2μm〜0.3μm程度であって、それ以下に設定することはできない。
このため、本発明者らはエッチング工程の際のレンズ材料層10とマスク層11との選択比を調整して、マスク層11のレンズ形状とは異なる形状のマイクロレンズを形成する手法の確立を検討している。このような手法としては、レンズ材料層15と、レンズ形状が形成されたレジスト16とを、SF6ガスとO2ガスとよりなるエッチングガスを用いてエッチングし、SF6ガスとO2ガスとの流量比を調整することにより、レジスト16のレンズ形状とは厚さの異なる層内レンズ7を形成する構成(特許文献1)や、レンズ材層11と、レンズ形状が形成されたレジスト12とを、CF4ガスとO2ガスとよりなるエッチングガスを用いてエッチングすることにより、レンズ幅の大きいオンチップレンズ10を形成し、隣接するレンズ同士の間の距離を狭める構成(特許文献2)が提案されている。
しかしながら特許文献1の手法では、エッチングガスにO2ガスが含まれているので、結果として得られるレンズはレンズ幅が小さいものになってしまう。これはOが有機膜であるレジスト膜のエッチングを促進するので、レジスト16のレンズ形状自体が小さくなり、このレンズ形状から転写されることによってレンズが小さくなってしまうものと推察される。このためこの手法を用いても、レンズ面積のコントロール性が乏しく、レンズの厚み方向の調整はできるものの、レンズ幅の大きなレンズは形成できない。
また特許文献2の手法では、レンズ材層11が無機膜である場合にはエッチングレートの面内均一性が悪く、さらに特許文献1と同様に、エッチングガスとしてO2ガスが含まれているので、同様の理由により大きなレンズ幅のレンズを形成することはできない。
特開2000−164837号公報(段落0038、段落0040、段落0041、段落0046参照) 特開2002−110952号公報(段落0029〜段落0032参照) 本発明はこのような事情のもとになされたものであり、本発明の目的は、2種類のエッチングガスの流量比を調整することにより、エッチングレートや面内均一性、レンズ形状の制御を行うことができるマイクロレンズの形成方法を提供することにある。
本発明のレンズ材料層は、シリコン窒化膜からなるレンズ材料層と、このレンズ材料層の上層側に形成され、レンズ形状を有するマスク層と、を有する被処理体に対して、SF6ガスとCHF3ガス、又はSF6ガスとCOガスとを含むエッチングガスを用いてエッチング処理を行うことにより、前記レンズ材料層とマスク層とをエッチングして、レンズ材料層にマスク層のレンズ形状を転写し、レンズを形成することを特徴とする。ここで前記マスク層は例えばレジスト膜である。前記シリコン窒化膜(シリコンナイトライド膜)とは、ケイ素(Si)と窒素(N)とを含む膜であり、主成分はSi3N4膜であると推察されるが、ここでは以下「SiN膜」とする。
このような方法では、エッチングガスの解離生成物の内、Fがエッチング種、C、CF、CF2、CF3が堆積種として作用し、前記エッチングの工程では、FによるエッチングとC等による堆積とが同時に行われる。このためSF6ガスとCHF3ガス等の流量比を調整することにより、エッチングレートや面内均一性、選択比が制御でき、この選択比の制御によりレンズ形状の制御を行うことができる。
また本発明の他の発明は、樹脂系の有機膜からなるレンズ材料層と、このレンズ材料層の上層側に形成され、レンズ形状を有するマスク層と、を有する被処理体に対して、CF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガスのいずれかであるガスとCOガスとを含むエッチングガスを用いてエッチング処理を行うことにより、前記レンズ材料層とマスク層とをエッチングして、レンズ材料層にマスク層のレンズ形状を転写し、レンズを形成することを特徴とする。前記マスク層は例えばレジスト膜である。
このような方法では、エッチングガスの解離生成物の内、FやOがエッチング種、C、CF、CF2、CF3ラジカルが堆積種として作用する。このため炭素とフッ素とを含むガスとCOガス等の流量比を調整することにより、エッチングレートや面内均一性、堆積量を制御できる。この際、レンズ材料層とマスク層とが同じ種類の膜である場合には、前記堆積量の調整によりレンズ形状の制御が行われ、異なる種類の膜である場合には、選択比の調整によりレンズ形状の制御が行われる。
さらに本発明のさらに他の発明は、樹脂系の有機膜からなるレンズ材料層と、このレンズ材料層の上層側に形成され、レンズ形状を有するマスク層と、を有する被処理体に対して、CF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガスのいずれかである第1のガスと、C4F6ガス、C4F8ガス、C5F8ガスのいずれかである第2のガスとを含み、これら第1のガスと第2のガスとから選択される2種類以上の混合エッチングガスを用いてエッチング処理を行うことにより、前記レンズ材料層とマスク層とをエッチングして、レンズ材料層にマスク層のレンズ形状を転写し、レンズを形成することを特徴とする。前記マスク層は例えばレジスト膜である。


このような方法では、第1のガスはエッチングレートが大きいガスであり、第2のガスは堆積作用の大きいガスである。従って第1のガスと第2のガスとの流量比を調整することにより、エッチングレートや面内均一性や、C、CF、CF2、CF3ラジカルの堆積量を制御できる。この際、レンズ材料層とマスク層とが同じ種類の膜である場合には、前記堆積量の調整によりレンズ形状の制御が行われ、異なる種類の膜である場合には、選択比の調整と前記堆積量の調整によりレンズ形状の制御が行われる。
本発明のマイクロレンズの形成方法によれば、2種類のエッチングガスの流量比を調整することにより、エッチングレートや面内均一性、レンズ形状の制御を行うことができる。
先ず本発明方法により形成されるマイクロレンズを備えたCCD固体撮像素子の構成の一例について図1に基づいて説明する。図中2は、表面部に行列状に並ぶ感光部21を備えた半導体基板であり、前記感光部21に入射した光はフォトダイオードによって光電変換される。この半導体基板2の上層側の感光部21以外の領域には、例えばポリシリコンよりなり転送電極をなす導電膜22が設けられており、この導電膜22の上側の領域には例えばアルミニウムよりなる遮光膜23が形成されている。
この遮光膜23は、感光部21へ光を入射させながら、前記導電膜22への光の入射を抑えるためのものであり、このため遮光膜23の感光部21に対応する領域には、光を入射させるための開口部が形成されている。このような遮光膜23の上には、例えばポリイミド系やポリスチレン系の樹脂等よりなる平坦化膜24が形成されている。
前記平坦化膜24の上にはカラーフィルタ層25が形成され、このカラーフィルタ25の上層であって、各々の感光部21と対応する領域に、例えばSiN膜よりなるマイクロレンズ3が形成されている。このマイクロレンズ3は、感光部21へ光を集光させるためのものであり、より広範囲の光を集めるために、平面的な大きさが感光部21よりも大きくなるように形成されている。このようなマイクロレンズは、例えば格子状配列を45度回転させたハニカム構造で配列されている。
続いて上述のマイクロレンズ3の形成方法について図2に基づいて説明する。先ずCCD固体撮像素子の半導体基板2上に感光部21を形成した後、導電膜22と遮光膜23とを形成し、次いで平坦化膜24とカラーフィルタ層25とをこの順序で形成する。そして図2(a)に示すように、カラーフィルタ層25の上層に例えばSiN膜よりなるレンズ材料層31を、例えばCVD法により、例えば1μmの厚さで形成し、さらにレンズ材料層31の上層に、例えばkrf系レジスト膜やi線系レジスト膜よりなるマスク層32を所定のレンズ形状に形成する。つまり前記マスク層32を形成した後、フォトリソグラフィ工程によりパターンニングし、次いで熱処理してレンズ形状に加工する。
次いで図2(b)に示すように、SF6ガスとCHF3ガスよりなるエッチングガスを用いてマスク層32とレンズ材料層31とを同時にエッチングし、これによりマスク層32のレンズ形状をレンズ材料層31に転写して、図2(c)に示すように、所定形状のマイクロレンズ3を形成する。
本発明では前記エッチング工程に特徴があるので、以下にエッチング工程について詳細に説明する。先ず前記エッチング工程を行う装置として、マグネトロンRIEプラズマエッチング装置について図3に基づいて説明する。図中4は気密に構成され、壁部が例えばアルミニウムにより構成された円筒状の処理チャンバであり、この処理チャンバ4は、上部室4Aと、上部室4Aより大きい下部室4Bとを備え、接地されている。
処理チャンバ4内には、被処理体である半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)を略水平に支持するための下部電極を兼用する載置台41を備えており、この載置台41は例えばアルミニウムにより構成されている。また載置台41の表面には、ウエハWを静電吸着力により吸着保持するための静電チャック42が設けられている。図中42aは静電チャック42の電源部である。前記静電チャック42の表面に設けられたウエハWの周囲にはフォーカスリング43が設けられている。前記載置台41は絶縁板44を介して導体よりなる支持台45に支持され、この支持台45を介して、例えばボールネジ機構46よりなる昇降機構により、載置台41表面が下部室4Bに位置する載置位置と、図3に示す処理位置との間で昇降自在に構成されている。図中47は例えばステンレス鋼(SUS)により構成されたベローズであり、支持台45はこのベローズ47を介して処理チャンバ4と導通している。
この載置台41の内部には、冷媒を通流させるための冷媒室48が形成されており、これにより載置台41表面を例えば40℃程度に制御し、この載置台41の温度とプラズマからの入熱によりウエハWが所定温度例えば100℃程度に制御されるようになっている。また図中49は、載置台41の静電チャック42とウエハW裏面との間に、冷却ガスをなすバックサイドガスを供給するためのガス流路であり、これにより後述のように処理チャンバ4内が真空状態に維持されても、ウエハWが効率よく冷却されるようになっている。
処理チャンバ4の天壁部分の、前記載置台41と対向する領域は上部電極を兼用するガス供給室5として構成されている。このガス供給室5は接地されており、当該ガス供給室5の下面には、多数のガス吐出孔5aが形成され、また上面にはガス供給路51を介してエッチングガス源、例えばSF6ガス源52AとCHF3ガス源52Bとが夫々接続されている。図中MA,MBはマスフロ−コントローラ、VA,VBはバルブである。こうしてSF6ガス及びCHF3ガスがガス供給室5を介してガス吐出孔5aから載置台41に向けて、当該載置台41の載置面の面内全体にほぼ均一に供給されるようになっている。
また処理チャンバ4の上部室4Aの周囲には、複数の異方性セグメント柱状磁石を備えたダイポールリング磁石61が配置されている。さらに前記載置台41には、整合器62を介してプラズマ形成用の高周波電源部63が接続されており、この高周波電源部63から所定の周波数、例えば13.56MHzの高周波電力が載置台41に供給されるようになっている。こうして前記ガス供給室5と載置台41とは一対の電極として機能するようになっている。このような処理チャンバ4内は、排気路53を介して真空排気手段54により、所定の真空度まで排気されるようになっている。図中55はウエハの搬出入口、56は前記搬出入口を開閉するためのゲートバルブである。
続いてこのようなプラズマエッチング装置にて行われるエッチング処理について説明する。先ず図2(a)に示す構成の、レンズ材料層31とマスク層32とを備えたCCD固体撮像素子が表面に形成されたウエハWを、搬出入口55から搬入し、載置位置にある載置台41上に受け渡す。そして載置台41を前記処理位置まで上昇させ、真空排気手段54により処理チャンバ4内を所定の真空度まで排気する。次いでガス供給室5からエッチングガスであるSF6ガスとCHF3ガスとを所定の流量比で導入する。
一方、載置台41に高周波電源部63から所定の高周波電力を供給する。これにより上部電極であるガス供給室5と下部電極である載置台41との間に高周波電界が形成される。ここで上部室4A内では、ダイポールリング61により水平磁界が形成されているので、ウエハWが存在する処理空間には直交電磁界が形成され、これによって生じた電子のドリフトによりマグネトロン放電が生成される。そしてこのマグネトロン放電によりエッチングガスがプラズマ化され、このプラズマによりウエハW上のレンズ材料層31とマスク層32とがエッチングされる。
上述のエッチング処理では、SF6ガスの流量比は10sccm〜200sccm程度に設定することが好ましく、SF6ガスとCHF3ガスとの流量比は、SF6ガス:CHF3ガス=10:1〜10:200に制御することが好ましい。また処理チャンバ4内の圧力は、後述の実施例より1.33Pa〜26.6Pa程度に設定することが好ましく、載置台41温度は0℃〜60℃程度、高周波電力は100W〜1000W程度、磁場は60G〜120G程度に夫々設定することが好ましい。
このようなエッチング処理では、SF6ガスとCHF3ガスとから解離した解離生成物中のFがエッチング種として、C、CF、CF2、CF3等が堆積種として夫々作用し、Fによるエッチングと、C等による堆積とが同時に行われながらエッチングが進行していく。ここでC等の堆積について説明すると、前記堆積種は、図4に示すように、マスク層32のレンズ形状の周縁領域に堆積していく。このためこの堆積によりマスク層32のレンズ形状はレンズ幅が大きくなり、このマスク層32が転写されることによって、レンズの中央領域の曲率はマスク層32のレンズ形状と同じであって、レンズ幅の大きいマイクロレンズ3を形成することができる。
従ってSF6ガスとCHF3ガスとの流量比を制御して、Fの量とC等の量とを調整することにより、後述の実施例により明らかなように、エッチングレートや面内均一性、選択比などを制御することができる。つまりSF6ガスの流量を大きくしてFの量を多くするとエッチングレートが大きくなるが、この際この例ではレンズ材料層31がSiN膜であり、マスク層32がレジスト膜であって、両者は種類が異なる膜であるので、Fによるエッチングレートがもともと異なり、Fの量を調整することにより、選択比の制御を行うことができる。またCHF3ガスの流量を大きくしてC等の堆積種の量を多くすると、面内均一性を高めることができ、またレンズ幅が大きなマイクロレンズを形成することができるが、Fによるエッチング力が弱くなり、エッチングレートが低下してしまう。
具体的には、SF6ガスとCHF3ガスとの流量比を調整することにより、図5(a)に示すように、マスク層32のレンズ形状をレンズ材料層31に1:1の選択比で転写することや、図5(b)に示すように、マスク層32のレンズ形状をレンズ材料層31に1:1〜1:1.5の選択比で転写して、マスク層32のレンズ形状よりもレンズ幅の大きいマイクロレンズ3を形成すること、図5(c)に示すように、マスク層32のレンズ形状をレンズ材料層31に1:1〜1:0.5の選択比で転写して、マスク層32のレンズ形状よりもレンズ幅の小さいマイクロレンズ3を形成することができる。
またSF6ガスにCHF3ガスを組み合わせ、流量比を制御することにより、既述のように面内均一性を高めることができるが、この理由は、SF6ガスはプラズマ密度に偏りがあり、CHF3ガスはプラズマが均一に広がっていると予測されるので、両者を組み合わせることにより、SF6ガスのプラズマがCHF3ガスにより広げられ、これによりウエハ面内に亘って均一な状態で供給できるからであると推察される。これに対しCF4ガスにCHF3ガスを組み合わせたとしても、CF4ガスのプラズマ密度は均一に広がっていると予測され、CHF3ガスの添加によりプラズマ密度分布が偏り、面内均一性が却って悪化してしまう。
以上のように、上述の実施の形態では、SF6ガスとCHF3ガスとの流量比を調整することにより、エッチングレートや面内均一性、選択比が制御でき、この選択比の制御によりレンズ高さやレンズ幅を調整してレンズ形状の制御を行うことができる。このため一定の形状のマスク層32のレンズ形状を用いて、マスク層32のレンズ形状とは、レンズ高さやレンズ曲率、レンズ幅等のレンズ形状の異なるマイクロレンズ3を形成することができる。このように本実施の形態の手法によれば、マスク層32のレンズ形状とは異なるレンズ形状のマイクロレンズ3を形成することができ、形成されるマイクロレンズ3の形状の自由度が大きい。このためマスク層32のレンズ形状よりもレンズ幅の大きく、隣接するレンズ同士の間のレンズ間距離が0〜0.1μm程度と極めて小さいマイクロレンズ3を形成することができ、このようなマイクロレンズ3では、感光部21への集光度が大きいので、高い感度を確保することができる。
またこの実施の形態では、CHF3ガスの代わりにCOガスを用いるようにしてもよく、この場合にはSF6ガスとCOガスとの流量比を調整することにより、エッチングレートや面内均一性、選択比が制御でき、これによりレンズ形状を制御することができる。また、同様にエッチングの堆積を促進するCHF3ガスの代わりに、CH3F、CH2F4、CH2F2、NH3、CO2、Cl2、CF4、C2F6、C3F8、C4F8、C5F8、C4F6等のいずれかのガスを用いることができる。
続いて本発明の他の実施の形態について説明する。この例は、図6に示すように、レンズ材料層31として例えばi線系レジスト膜等の樹脂系の有機膜、マスク層32として例えばi線系レジスト膜またはkrf系レジスト膜のレジスト膜を用い、これらレンズ材料層31とマスク層32とを、炭素とフッ素とを含むガス(CxFyガス)とCOガスとを含むエッチングガスによりエッチングしてマイクロレンズ3を形成するものである。前記CxFyガスとしては、例えばCF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガスを用いることができる。
このエッチング処理では、CxFyガスの流量は10sccm〜200sccm程度に設定することが好ましく、CxFyガスとCOガスとの流量比は、CxFyガス:COガス=10:1〜10:200に制御することが好ましい。また処理チャンバ4内の圧力は1.33Pa〜26.6Pa程度、載置台41温度は0℃〜60℃、高周波電力は100W〜1000W、磁場は60G〜120G程度に夫々設定することが好ましい。
このようなエッチング処理では、CxFyガスとCOガス中のFとOとがエッチング種として、C、CF、CF2、CF3が堆積種として夫々作用し、FとOとによるエッチングと、C等による堆積とが同時に行われながらエッチングが進行していく。ここでレンズ材料層31とマスク層32とが同じ種類の膜である場合には選択比が1:1となるので、C等の堆積量によりレンズ高さやレンズ幅が調整される。またレンズ材料層31とマスク層32とが異なる種類の膜である場合には選択比が異なるので、この選択比の制御によりレンズ高さやレンズ幅が調整される。
従ってこの例においても、CxFyガスとCOガスとの流量比を制御して、Fの量とC等の量とを調整することにより、エッチングレートや面内均一性、選択比などの制御を行うことができ、レンズ高さやレンズ幅の調整を行うことができる。これにより一定の形状のマスク層32のレンズ形状を用いて、所望のレンズ高さやレンズ曲率、レンズ幅を有するレンズ形状を形成することができる。このように形成されるマイクロレンズ3の形状の自由度が大きくなり、例えばマスク層32のレンズ形状よりもレンズ幅の大きなマイクロレンズ3を形成することができる。
続いて本発明のさらに他の実施の形態について説明する。この例は、図7に示すように、レンズ材料層31として例えばi線系レジスト膜等の樹脂系の有機膜、マスク層32として例えばi線系レジスト膜又はkrf系レジスト膜等のレジスト膜を用い、これらレンズ材料層31とマスク層32とを、炭素とフッ素とを含む第1のガス(Cx1Fy1ガス)と、炭素とフッ素とを含む第2のガス(Cx2Fy2ガス)とを含むエッチングガスによりエッチングしてマイクロレンズ3を形成するものである。前記Cx1Fy1ガスとしては、例えばCF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガス等の炭素の数が3以下の炭素とフッ素とを含むガスを用いることができ、前記Cx2Fy2ガスとしては、例えばC4F6ガス、C4F8ガス、C5F8ガス等の炭素の数が4以上の炭素とフッ素とを含むより高分子なガスを用いることができる。
このエッチング処理では、Cx1Fy1ガスの流量は10sccm〜200sccm程度、Cx2Fy2ガスの流量は1sccm〜200sccm程度に夫々設定することが好ましく、Cx1Fy1ガスとCx2Fy2ガスとの流量比は、Cx1Fy1ガス:Cx2Fy2ガス=10:1〜10:200に設定することが好ましい。また処理チャンバ4内の圧力は1.33Pa〜26.6Pa程度、載置台41温度は0℃〜60℃、高周波電力は100W〜1000W、磁場は60G〜120G程度に夫々設定することが好ましい。
このようなエッチング処理では、Cx1Fy1ガスはエッチングレートの大きいガスであり、そのエッチングレートの大きさはCF4ガス>C2F6ガス>C3F8ガス>C4F8ガス>C5F8ガス>C4F6ガスの順序で大きくなる。またCx2Fy2ガスは堆積作用が大きいガスであって、レンズ幅の大きさは、C4F6ガス>C5F8ガス>C4F8ガス>C3F8ガス>C2F6ガス>CF4ガスの順序で大きくなる。 このようにCx1Fy1ガスはエッチングレートが大きいが、堆積作用が小さく、Cx2Fy2ガスはエッチングレートは小さいが、堆積作用が大きい。この理由は、Cx1Fy1ガスは直鎖構造であって分解しやすく、エッチング種であるFを生成しやすいが、Cx2Fy2ガスはシクロ構造や二重結合を有し、結合が強固であって分解しにくく、エッチング種であるFよりも、堆積種であるC、CF、CF2等を生成しやすいためと推察される。
ここでレンズ材料層31とマスク層32とが同じ種類の膜である場合には、選択比が1:1となるので、C等の堆積量によりレンズ高さやレンズ幅が調整される。またレンズ材料層31とマスク層32とが異なる種類の膜である場合には、選択比が異なるので、この選択比や前記堆積量の制御によりレンズ高さやレンズ幅が調整される。
従ってCx1Fy1ガスとCx2Fy2ガスとの組み合わせや流量比を調整することにより、エッチングレートや選択比、レンズ高さやレンズ幅の制御を行うことができる。これによりこの例においても、一定の形状のマスク層32のレンズ形状を用いて、所望する形状のマイクロレンズ3を形成することができ、形成されるマイクロレンズ3の形状の自由度が大きくなる。従って例えばマスク層32のレンズ形状よりもレンズ幅の大きなマイクロレンズ3を形成することができ、隣接するレンズ同士の間の距離を0.2μmよりも小さくすることができる。
またこの例のように高分子の炭化フッ素ガスを用いることにより、紫外線の低減を図ることができる。つまり上述のプラズマエッチング装置にてエッチング処理を行うと、プラズマの照射によって紫外線が生じ、この紫外線により生成した電子がウエハ上に残存してしまう。ここでCCD固体撮像素子では受光した映像を電子信号に変換しているが、前記紫外線によって生成した電子が前記電子信号に悪影響を与え、これにより画質が落ちて不鮮明になるという暗電流の問題がある。
ここで高分子の炭化フッ素ガスを用いると、紫外線の低減効果が大きく、この低減効果は、後述する実施例でも明らかなように、C5F8ガス>C4F8ガス>C3F8ガス>C2F6ガス>CF4ガスの順序で大きい。この理由については、高分子の炭化フッ素ガスは結合が強固であるので、電子の乖離にプラズマのエネルギーの多くが使用され、これにより紫外線の発光を抑えることができるためと推察される。従ってCx2Fy2ガスとしてC5F8ガスやC4F8ガス、C3F8ガスを用いることにより、プラズマエッチング装置にて発生する紫外線の量を低減でき、これにより固体撮像素子の暗電流を低減できると予測される。
以下に本発明の効果を確認するために行った実験例について説明する。実施例1はSF6ガスとCHF3ガスとを用いたプロセス、実施例2はCxFyガスとCOガスとを用いたプロセス、実施例3はCx1Fy1ガスとCx2Fy2ガスとを用いたプロセスである。エッチング装置としては上述の図3に示すプラズマエッチング装置を用いている。
(実施例1−1)
レンズ材料層31としてP−SiN膜、マスク層32としてkrf系レジスト膜を用い、SF6ガスとCHF3ガスとよりなるエッチングガスを用いてレンズ材料層31とマスク層32とをエッチングしたときの、レンズ材料層31とマスク層32とのエッチングレートを測定した。エッチング条件は、SF6ガス流量:60sccm、CHF3ガス流量:60sccm、載置台41温度:40℃、圧力:2.66Pa、高周波電力:400W、磁場:120Gとした。また(比較例1−1)として、エッチングガスをCF4ガス(60sccm)に代えて同様の実験を行った。
この結果を(実施例1−1)は図8に、(比較例1−1)は図9に夫々示す。いずれの場合も(a)がレンズ材料層31のデータ、(b)がマスク層32のデータであり、図中縦軸はエッチングレート、横軸はウエハ上の位置を夫々示している。
この結果により、SF6ガスとCHF3ガスをエッチングガスとして用いた場合には、レンズ材料層31、マスク層32共に、300nm/min程度のエッチングレートであり、CF4ガスを用いた場合に比べて高いエッチングレートを確保できることが認められた。またSF6ガスとCHF3ガスとをエッチングガスとして用いた場合には、CF4ガスを用いた場合に比べて、レンズ材料層31、マスク層32共に、高い面内均一性を確保できることが認められた。
(実施例1−2)
エッチングガスとしてSF6ガスとCHF3ガス、レンズ材料層31としてP−SiN膜、マスク層32としてkrf系レジスト膜を用いてマイクロレンズ3を形成するにあたり、SF6ガス流量を50sccmとし、CHF3ガスの流量を0sccm〜40sccmの範囲で変えて、CHF3ガスの添加量と、レンズ材料層31とマスク層32とのエッチングレートの関係を確認した。エッチング条件は、載置台41温度:40℃、圧力:10.64Pa、高周波電力:800W、磁場:120Gとした。
この結果を図10に示す。図中10(a)はレンズ材料層31のデータ、図10(b)がマスク層32のデータであり、縦軸がエッチングレート、横軸がウエハ上の位置を夫々示している。このようにCHF3ガスの添加により、レンズ材料層31、マスク層32共に、面内均一性が向上することが認められ、添加量が0sccm〜40sccmの範囲では、添加量が多くなるにつれて面内均一性が高められることが認められた。またエッチングレートについては、マスク層32では添加量が多くなるにつれて小さくなるものの、レンズ材料層31では添加量が多くなるにつれて大きくなることから、選択比に対する制御ができることが理解される。
(実施例1−3)
エッチングガスとしてSF6ガスとCHF3ガス、レンズ材料層31としてP−SiN膜、マスク層32としてkrf系レジスト膜を用いてマイクロレンズ3を形成するにあたり、CHF3ガスの添加量と、レンズ材料層31とマスク層32とのエッチングレートの関係を確認した。エッチング条件は、載置台41温度:40℃、圧力:2.66Pa、高周波電力:400W、磁場:120Gとし、SF6ガスの流量を60sccmとし、CHF3ガスの流量を60sccm、75sccm、100sccmと変えてエッチングレートを測定した。
この結果を図11(a)に示す。図中縦軸がエッチングレート、横軸がCHF3ガス添加量を夫々示している。これによりレンズ材料層31のエッチングレートはCHF3ガスの添加量に関わらずほぼ一定であるのに対し、マスク層32のエッチングレートはCHF3ガスの添加量が多くなるに従い小さくなることが認められた。
この図11(a)の結果をもとに、CHF3ガス添加量と選択比との関係を求めたところ図11(b)に示す結果が得られた。ここで選択比は(レンズ材料層31のエッチングレート)/(マスク層32のエッチングレート)により算出し、図中縦軸は選択比、横軸はCHF3ガス添加量を夫々示す。この結果、前記CHF3ガス添加量を変えることにより前記選択比が変化することが認められ、これによりCHF3ガス添加量の調整によって選択比が制御できることが理解される。
(実施例1−4)
エッチングガスとしてSF6ガスとCHF3ガス、レンズ材料層31としてP−SiN膜、マスク層32としてkrf系レジスト膜を用いてマイクロレンズ3を形成するにあたり、CHF3ガスの添加量と、形成されるマイクロレンズ3のレンズ高さと、レンズ幅との関係を確認した。エッチング条件は、載置台41温度:40℃、圧力:2.66Pa、高周波電力:400W、磁場:120Gとし、SF6ガスの流量を60sccmとして、CHF3ガスの添加量を60sccm、75sccmと変えてマイクロレンズ3を形成し、このマイクロレンズ3についてレンズ高さとレンズ幅とを測定した。
この結果を図12(a)に示す。図中左縦軸がレンズ高さ、右縦軸がレンズ幅、横軸がCHF3ガス添加量である。これによりCHF3ガス添加量を変えることにより、マイクロレンズ3のレンズ高さやレンズ幅が変化することが認められ、この結果CHF3ガス添加量の調整によって、レンズ高さやレンズ幅が制御できることが理解される。
この図12(a)の結果をもとに、レンズ幅/レンズ高さを算出し、この値とCHF3ガス添加量との関係を求めたところ図12(b)に示す結果が得られた。図中縦軸はレンズ幅/レンズ高さ、横軸はCHF3ガス添加量を夫々示し、図中左端には、マスク層32のレンズ形状のデータを記載している。この結果、CHF3ガス添加量を変えることにより前記レンズ幅/レンズ高さが変化することが認められ、SF6ガスの流量が60sccm、CHF3ガスの流量が60sccmの条件のときが、最もマスク層32のレンズ形状の前記レンズ幅/レンズ高さに近いマイクロレンズ3を形成できることが確認された。
(実施例1−5)
エッチングガスとしてSF6ガスとCHF3ガス、レンズ材料層31としてP−SiN膜、マスク層32としてkrf系レジスト膜を用いてマイクロレンズ3を形成するにあたり、圧力とエッチングレートとの関係を確認する実験を行った。エッチング条件は、SF6ガス:60sccm、CHF3ガス:60sccm、載置台41温度:40℃、高周波電力:400W、磁場:120Gとし、圧力を2.67Pa、5.33Pa、13.33Paと変えて、このときのレンズ材料層31とマスク層32のエッチングレートを夫々測定した。
この結果を図13(a)に示すが、図中縦軸がエッチングレート、横軸が圧力である。これにより圧力を大きくすることにより、レンズ材料層31ではエッチングレートが僅かに大きくなり、一方マスク層32ではエッチングレートが小さくなって、5.33Pa以上の圧力では急激に小さくなることが認められ、これにより、圧力の調整によってエッチングレートが制御できることが理解される。
この図13(a)の結果をもとに選択比を算出し、この値と圧力との関係を求めたところ図13(b)に示す結果が得られた。図中縦軸は選択比、横軸は圧力を夫々示している。この結果、圧力を変えることにより選択比が変化し、圧力を大きくするにつれて選択比が大きくなることが認められ、この圧力の調整により、レンズ形状が制御できることが理解される。
(実施例1−6)
エッチングガスとしてSF6ガスとCHF3ガス、レンズ材料層31としてP−SiN膜、マスク層32としてkrf系レジスト膜を用い、CHF3ガス添加量や圧力を変えて形成したマイクロレンズ3の一例について、そのレンズ形状を図14に示す。図に示すレンズ形状は、前記マイクロレンズ3について走査型電子顕微鏡を用いて×30.0k倍の倍率で撮影したものをトレースしたものである。
図14(a)は、マスク層32のレンズ形状(レンズ高さ:840nm、レンズ幅:3075nm)を示している。
図14(b)は、SF6ガス:60sccm、CHF3ガス:60sccm、圧力:2.67Paの条件で形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ高さ:822nm、レンズ幅:2893nm)を示している。
図14(c)は、SF6ガス:60sccm、CHF3ガス:75sccm、圧力:2.67Paの条件で形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ高さ:873nm、レンズ幅:2924nm)を示している。
図14(d)は、SF6ガス:60sccm、CHF3ガス:60sccm、圧力:5.33Paの条件で形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ高さ:860nm、レンズ幅:2854nm)を示している。
これらの結果により、CHF3ガス添加量や圧力を変えることにより、レンズ高さやレンズ幅が調整できることが理解される。なお本実施例では、SF6ガス流量を60sccmとして固定し、CHF3ガス添加量で実施例を示したが、総流量を固定し、SF6ガスとCHF3ガスの流量比を変化させた場合も同様の制御が可能である。またレンズ材料層31としてLP−SiN膜を用い、マスク層32としてkrf系レジスト膜やi線系レジスト膜を用いて同様の実験を行ったところ、上述と同様の効果が得られた。さらにCHF3ガスの代わりにCOガスを用い、SF6ガスとCOガスとの組み合わせて同様の実験を行ったところ、上述の同様の効果が得られ、SF6ガスとCOガスとの組み合わせが有効であることが認められた。
(実施例2−1)
エッチングガスとしてCxFyガスとCOガス、レンズ材料層31としてi線フェノール系よりなる樹脂系有機膜、マスク層32としてi線フェノール系よりなるレジスト膜を用い、ガス流量比を変えて形成したマイクロレンズ3の一例の形状を図15に示す。また比較例2−1として、CF4ガス単独で用いた場合と、CF4ガスとO2ガスとを組み合わせた場合に形成されるレンズ形状を図16に示す。これらの図に示すレンズ形状は、前記マイクロレンズ3について走査型電子顕微鏡を用いて×30.0k倍の倍率で撮影したものレンズ形状と、隣接するレンズ間の領域をトレースしたものである。
図15(a)は、マスク層32のレンズ形状(レンズ幅:2592nm、レンズ間距離:332nm)を示している。
図15(b)は、CF4ガス:60sccm、COガス:60sccmの条件で形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ幅:2675nm、レンズ間距離:198nm)を示している。
図15(c)は、CF4ガス:30sccm、COガス:90sccmの条件で形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ幅:2611nm、レンズ間距離:273nm)を示している。
図16(a)は、CF4ガス(60sccm)を用いて形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ幅:2592nm、レンズ間距離:327nm)である。
図16(b)は、CF4ガス:30sccm、O2ガス:8sccmの条件で形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ幅:2544nm、レンズ間距離:341nm)を示している。
この結果により、CxFyガスとCOガスとの組み合わせによって、CF4ガス単独の場合や、CF4ガスとO2ガスとの組み合わせよりもレンズ幅が大きく、レンズ間距離が小さいマイクロレンズ3を形成できることが確認された。またCxFyガスとCOガスとの流量比を変えることにより、レンズ幅やレンズ間距離が調整でき、CxFyガスとCOガスとの組み合わせにより、マスク層32のレンズ形状よりもレンズ径を大きく、レンズ間距離を小さくできることが理解される。
またCF4ガスとCOガスとの流量比を種々の値に設定してマイクロレンズ3を形成したところ、レンズ曲率をマスク層32のレンズ形状とほぼ同じ曲率を保ちながら、レンズ幅が大きく、レンズ間距離が小さいマイクロレンズ3を形成するためには、前記CF4ガスとCOガスとの流量比を10:1〜1:10に設定することが望ましいことが認められた。なお図16(b)のCF4ガス+O2ガスのプロセスでは、最も面内均一性が良好であって、レンズ間距離の狭い流量比を選択している。
(実施例2−2)
エッチングガスとしてCxFyガスとCOガス、レンズ材料層31としてi線フェノール系よりなる樹脂系有機膜、マスク層32としてi線フェノール系レジスト膜を用い、ガス流量比を変えたときのエッチングレートの面内均一性について測定した。ここでCxFyガスとしてCF4ガスを用い、CF4ガスとCOガスの流量比を変えて、エッチングレートを測定した。図中◆はCF4ガス流量=60sccm、COガス流量=0sccmの場合、■はCF4ガス流量=60sccm、COガス流量=60sccmの場合、▲はCF4ガス流量=30sccm、COガス流量=90sccmの場合の夫々のデータwである。この際、エッチング条件は、載置台41温度:40℃、圧力:2.66Pa、高周波電力:600W、磁場:120Gとした。
この結果を図17に示すが、図中縦軸はエッチングレート、横軸はウエハ上の位置である。この結果によりガス流量比が変わると、エッチングレートが異なるものの、面内均一性はいずれ場合も良好であることが認められた。
以上において、またレンズ材料層31としてi線フェノール系膜を用い、マスク層32としてkrf系レジスト膜を用いて同様の実験を行ったところ、上述と同様の効果が得られた。さらにCF4ガスの代わりにC2F6ガスやC3F8ガスを用いて同様の実験を行ったところ、上述と同様の効果が得られ、さらにCF4ガスを用いる場合に比べて堆積種の量が多くなるので、レンズ径の大きなマイクロレンズを形成できることが認められた。
(実施例3−1)
エッチングガスとして炭素とフッ素とを含むガス、レンズ材料層31としてi線フェノール系よりなる樹脂系の有機膜、マスク層32としてi線フェノール系よりなるレジスト膜を用い、ガス種類とエッチングレートとの関係について測定した。エッチング条件は、載置台41温度:40℃、圧力:2.66Pa、高周波電力:600W、磁場:120Gとし、ガス種類はCF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガスとし、CF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガスのガス流量は夫々60sccmとした。
この結果を図18に示すが、図中縦軸はエッチングレート、横軸はガス種類を夫々示している。ガスの種類によって(CFラジカル比によって)エッチングレートが異なり、炭素数が小さい程、エッチングレートが大きくなることが理解される。
(実施例3−2)
エッチングガスとしてCx1Fy1ガスとCx2Fy2ガス、レンズ材料層31としてi線系フェノールよりなる樹脂系有機膜、マスク層32としてi線フェノール系レジスト膜を用い、ガス流量比を変えて形成したマイクロレンズ3の一例についてレンズ形状を図19に示す。エッチング条件は、載置台41温度:40℃、圧力:2.66Pa、高周波電力:600W、磁場:120Gとした。これらの図に示すレンズ形状は、前記マイクロレンズ3について走査型電子顕微鏡を用いて×30.0k倍の倍率で撮影したものレンズ形状と、隣接するレンズ間の領域をトレースしたものである。
図19(a)は、C3F8ガス:35sccm、C4F8ガス:10sccmの条件で形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ高さ:656nm、レンズ幅:2700nm、レンズ間距離:206nm)を示している。
図19(b)は、C3F8ガス:40sccm、C4F8ガス:5sccmの条件で形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ高さ:656nm、レンズ幅:2656nm、レンズ間距離:252nm)を示している。
図19(c)は比較例3−1であり、CF4ガス(60sccm)を単独で用いて形成されたマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ高さ:643nm、レンズ幅:2604nm、レンズ間距離:291nm)を示している。
この結果、C3F8ガスとC4F8ガスとの組み合わせにより、CF4ガスを単独で用いる場合に比べて、レンズ曲率をマスク層32のレンズ形状とほぼ同じ曲率を保ちながら、レンズ幅が大きく、レンズ間距離が小さいマイクロレンズ3を形成できることが認められ、このプロセスの有効性が理解される。またC3F8ガスとC4F8ガスとの流量比を変えることにより、得られるマイクロレンズ3のレンズ形状(レンズ高さ、レンズ幅)を調節できることが認められた。またC3F8ガスとC4F8ガスとの流量比を種々の値に設定してマイクロレンズ3を形成したところ、レンズ曲率をマスク層32のレンズ形状とほぼ同じ曲率を保ちながら、レンズ幅が大きく、レンズ間距離が小さいマイクロレンズ3を形成するためには、前記C3F8ガスとC4F8ガスとの流量比を10:1〜1:1に設定することが望ましいことが認められた。
(実施例3−3)
エッチングガスとしてCx1Fy1ガスとCx2Fy2ガス、レンズ材料層31としてi線フェノール系よりなる樹脂系の有機膜、マスク層32としてi線フェノール系レジスト膜を用い、ガスの種類や流量比を変えたときの、エッチングレートの変化を確認する実験を行った。エッチング条件は、載置台41温度:40℃、圧力:2.66Pa、高周波電力:600W、磁場:120Gとした。
これらの結果を図20及び図21に示す。ここで図20(a)は、C2F6ガス流量:40sccm、C4F8ガス流量:5sccm、図20(b)は、C3F8ガス流量:30sccm、C4F8ガス流量:10sccm、図21(a)は、C3F8ガス流量:40sccm、C4F8ガス流量:5sccm、図21(b)は、C3F8ガス流量:15sccm、C4F8ガス流量:30sccmの、夫々の条件でエッチングしたときの結果であり、夫々縦軸はエッチングレート、横軸はウエハ上の位置を夫々示している。これらの結果より、Cx1Fy1ガスとCx2Fy2ガスとのいずれの組み合わせも、面内均一性が良好であることが認められた。
(実施例3−4)
上述のプラズマエッチング装置にて、CxFyガスを用いてUVセンサ付きのウエハのエッチング処理を10秒間を行い、このときに発生した紫外線量を図23に示す装置により測定した。ここでCxFyガスとしては、CF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガス、C4F8ガスを用い、エッチング条件は、載置台41温度:40℃、圧力:5.32Pa、高周波電力:600W、磁場:120Gとした。
これらの結果を図22に示すが、図中縦軸はUVセンサのΔV(UV値V)、横軸はガスの種類を示し、縦軸の値が大きいほどUVセンサ反応が大きく、紫外線量が多いことを示している。なおここで用いたUVセンサは、図23に示すように、EEPROMのVtがUVの照射に比例して変化することを利用して紫外線量を測定するものである。この結果、ガス種によって紫外線の発生量が異なり、C3F8ガスとC4F8ガスとは紫外線発生量が少ないことが認められた。これによりCx1Fy1ガスとCx2Fy2ガスとを組み合わせると、紫外線の低減効果も期待でき、紫外線の発生が原因となる画像の悪化が抑えられ、有効であると予測される。
以上において、またレンズ材料層31としてi線フェノール系膜を用い、マスク層32としてkrf系レジスト膜を用いて同様の実験を行ったところ、上述と同様の効果が得られた。さらにCx1Fy1ガスとしてCF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガスから選ばれる1種、Cx2Fy2ガスとしてC4F6ガス、C4F8ガス、C5F8ガスから選ばれる1種を用い、種種の組み合わせで同様の実験を行ったところ、上述と同様の効果が得られ、Cx1Fy1ガスとCx2Fy2ガスとの組み合わせが有効であることが認められた。
以上において、上述のプラズマエッチング装置では、全てのプロセスにおいて、Heガス、Arガス、Neガス、Krガス、Xeガス等の希ガスを導入してプロセスを行ってもよい。また本発明のエッチング処理は上述のプラズマエッチング装置のみならず、例えばマイクロ波によるプラズマ発生方式やECRなど他の方式によってプラズマを発生させる装置においても実施できる。さらに本発明方法は、最表面マイクロレンズのみならず、層内レンズの形成にも有効であり、本発明のマイクロレンズが形成される被処理体として、半導体ウエハの他にFPD(フラットパネルディスプレイ)用のガラス基板等を用いるようにしてもよい。
本発明のマイクロレンズを備えたCCD固体撮像素子の一例を示す断面図である。 前記マイクロレンズの形成方法を示す工程図である。 前記マイクロレンズのレンズ材料層とマスク層とのエッチング工程を実施するためのマグネトロンRIEプラズマエッチング装置の一例を示す断面図である。 前記エッチング工程におけるC等の堆積作用を説明するための断面図である。 前記エッチング工程の作用を説明するための断面図である。 マイクロレンズの形成方法の他の例を示す工程図である。 マイクロレンズの形成方法の他の例を示す工程図である。 実施例1−1の結果を示すエッチングレートの特性図である。 比較例1−1の結果を示すエッチングレートの特性図である。 実施例1−2の結果を示すエッチングレートの特性図である。 実施例1−3の結果を示すエッチングレートとガス流量比との関係を示す特性図である。 実施例1−4の結果を示すレンズ高さとガス流量比との関係を示す特性図と、(レンズ幅/レンズ高さ)とガス流量比との関係を示す特性図である。 実施例1−5の結果を示すエッチングレートと圧力との関係を示す特性図と、選択比と圧力との関係を示す特性図である。 実施例1−6の結果を示すレンズ形状を示す断面図である。 実施例2−1の結果を示すレンズ形状とレンズ間距離とを示す断面図である。 比較例2−1の結果を示すレンズ形状とレンズ間距離とを示す断面図である。 実施例2−2の結果を示すエッチングレートの特性図である。 実施例3−1の結果を示すエッチングレートとガス種類との関係を示す特性図である。 実施例3−2の結果を示すレンズ形状とレンズ間距離とを示す断面図である。 実施例3−3の結果を示すエッチングレートの特性図である。 実施例3−3の結果を示すエッチングレートの特性図である。 実施例3−3の結果を示す紫外線量とガス種類との関係を示す特性図である。 実施例3−3で用いたUVセンサを示す説明図である。 従来のマイクロレンズの形成方法を示す断面図である。
符号の説明
21 感光部
22 導電膜
23 遮光膜
24 平坦化膜
25 カラーフィルタ層
3 マイクロレンズ
31 レンズ材料層
32 マスク層
4 処理チャンバ
41 載置台
42 静電チャック
5 ガス供給室
52A SF6ガス源
52B CHF3ガス源
54 真空排気手段
61 ダイポールリング磁石
63 高周波電源部

Claims (6)

  1. シリコン窒化膜からなるレンズ材料層と、このレンズ材料層の上層側に形成され、レンズ形状を有するマスク層と、を有する被処理体に対して、SF6ガスとCHF3ガス、又はSF6ガスとCOガスを含むエッチングガスを用いてエッチング処理を行うことにより、前記レンズ材料層とマスク層とをエッチングして、レンズ材料層にマスク層のレンズ形状を転写し、レンズを形成することを特徴とするマイクロレンズの形成方法。
  2. 樹脂系の有機膜からなるレンズ材料層と、このレンズ材料層の上層側に形成され、レンズ形状を有するマスク層と、を有する被処理体に対して、CF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガスのいずれかであるガスとCOガスとを含むエッチングガスを用いてエッチング処理を行うことにより、前記レンズ材料層とマスク層とをエッチングして、レンズ材料層にマスク層のレンズ形状を転写し、レンズを形成することを特徴とするマイクロレンズの形成方法。
  3. 樹脂系の有機膜からなるレンズ材料層と、このレンズ材料層の上層側に形成され、レンズ形状を有するマスク層と、を有する被処理体に対して、CF4ガス、C2F6ガス、C3F8ガスのいずれかである第1のガスと、C4F6ガス、C4F8ガス、C5F8ガスのいずれかである第2のガスとを含み、これら第1のガスと第2のガスとから選択される2種類以上の混合エッチングガスを用いてエッチング処理を行うことにより、前記レンズ材料層とマスク層とをエッチングして、レンズ材料層にマスク層のレンズ形状を転写し、レンズを形成することを特徴とするマイクロレンズの形成方法。
  4. 前記マスク層はレジスト膜であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のマイクロレンズの形成方法。
  5. 前記マイクロレンズは、固体撮像素子において、行列状に並ぶ複数の感光部の各々に対応するように設けられた集光用のマイクロレンズであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載のマイクロレンズの形成方法。
  6. 前記マイクロレンズは、格子状配列を45度回転させたハニカム構造で配列されていることを特徴とする請求項記載のマイクロレンズの形成方法。
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