JP4450056B2 - 排気熱回収器 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両に用いられる排気熱回収器に関する。
従来より、ヒートパイプの原理を利用して車両のエンジンから排出された排気ガスの排気熱を回収して、この排気熱を暖機促進等に利用する技術が知られている。
また、ヒートパイプの原理を利用した熱交換器として、ループ型ヒートパイプ式熱交換器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これは、閉ループを形成する密閉された循環経路と、循環経路内に封入され、蒸発および凝縮可能な作動流体と、循環経路に配設され、外部からの入熱により作動流体を蒸発させる蒸発部と、循環経路の蒸発部より高い位置に配設され、蒸発部で蒸発した作動流体と外部からの被伝熱流体との間で熱交換を行う凝縮部とを有するものである。
特開平4−45393号公報
ところで、排気熱回収器は、車両に搭載されるため、体格をコンパクトにまとめたいという要求がある。このため、ループ型ヒートパイプ式熱交換器を排気熱回収器として用いる場合、図5に示すように、排気ガスの熱により作動流体を加熱する加熱部aと、この加熱部aにより加熱された作動流体を上記排気ガスの熱により蒸発させる蒸発部bとを有する複数のヒートパイプc,c,…を水平方向に並列に配置し、各ヒートパイプcの鉛直方向両端部同士をそれぞれ連通させるヘッダd1,d2(連通部)を持つような構成とするのが望ましい。この場合、各ヒートパイプcの蒸発部b側(図5では上側)のヘッダd2は、蒸発した作動流体が暖機促進対象との熱交換に供されるように凝縮部に連結されている一方、各ヒートパイプcの加熱部a側(図5では下側)のヘッダd1は、暖機促進対象との熱交換により凝縮された作動流体が戻されるように凝縮部に連結されている。
しかしながら、このように構成された排気熱回収器においても、以下に述べるような課題を有している。すなわち、ヒートパイプcは、その加熱部a側および蒸発部b側が同一形状、つまり加熱部側ヒートパイプ部分c1および蒸発部側ヒートパイプ部分c2が互いに対をなして同一形状に形成されているため、加熱部側ヒートパイプ部分c1で加熱された作動流体が蒸発部側ヒートパイプ部分c2で蒸発する際に気相となって体積膨張すると、その体積膨張に伴って作動流体の圧力が増し、蒸発部側ヒートパイプ部分c2の内部を速い流速で通過して凝縮部に送出されることになる。このため、蒸発部側ヒートパイプ部分c2において蒸発する気相の作動流体が排気ガスの熱に晒されているにも係わらず排気ガスの熱が気相の作動流体に作用し難く、蒸発部側ヒートパイプ部分c2において気相の作動流体を排気ガスの熱によって再度加熱することができない。その結果、特に暖機促進が要求される冷間始動時などには、凝縮部の冷えた周囲壁などに気相の作動流体が触れることよって作動流体の熱が直ぐに奪われてしまい、暖機促進対象との間での熱交換が効率よく行えない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、蒸発した気相の作動流体を排気ガスの熱によって再度十分に加熱し、冷間始動時などに暖機促進対象との熱交換を効率よく行うことができる排気熱回収器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、排気熱回収器として、内部の液相の作動流体を加熱して蒸発させる、排気管内に設けられたヒートパイプと、前記ヒートパイプ内で蒸発した気相の作動流体を熱交換対象の流体との間で熱交換を行わせて液相の作動流体に凝縮する凝縮部と、前記凝縮部内で凝縮した液相の作動流体が導入され、前記ヒートパイプの上流端に接続された導入部と、を備えるものを前提とし、上記ヒートパイプは、複数の上流側ヒートパイプ部分と、複数の下流側ヒートパイプ部分とを有し、更に、前記複数の上流側ヒートパイプ部分と前記複数の下流側ヒートパイプ部分との間に接続され、前記複数の上流側ヒートパイプ部分で加熱された作動流体を合流させる合流部を有する
この特定事項により、ヒートパイプは、その上流側における複数の上流側ヒートパイプ部分によりそれぞれ加熱された作動流体を合流させる合流部を備え、上流側ヒートパイプ部分の内部を流通した作動流体の流通速度を合流部において遅延させている。これは、各上流側ヒートパイプ部分で加熱された作動流体を合流部において合流させることで、各上流側ヒートパイプ部分から合流した作動流体が合流部において滞留して流通速度が遅延するからである。これにより、合流部において流通速度が遅延した作動流体に排気ガスの熱が作用し易くなり、合流部において蒸発した気相の作動流体が排気ガスの熱によって再度十分に加熱されて十分な熱量が確保されることになる。その結果、特に暖機促進が要求される冷間始動時などに、凝縮部の冷えた周囲壁などに触れることよって気相の作動流体の熱が直ちに奪われてしまうことが回避され、暖機促進対象との熱交換を効率よく行うことが可能となる。
記合流部の流路断面積を上記複数の上流側ヒートパイプ部分における流路断面積の総和よりも大きく設定している場合には、各上流側ヒートパイプ部分から広い合流部に合流した作動流体は合流部において滞留して排気ガスの熱が確実に作用することになる。これにより、合流部で蒸発した気相の作動流体が排気ガスの熱によって再度十分に加熱されて十分な熱量が確保されることになる。
また、上記合流部の流路断面積を、上記複数の下流側ヒートパイプ部分における流路断面積の総和よりも大きく設定している場合には、各上流側ヒートパイプ部分から合流部に合流した作動流体が流路断面積の小さな下流側ヒートパイプ部分に速やかに導かれ難いものとなる。このため、各上流側ヒートパイプ部分から合流した作動流体の流通速度が合流部において一旦低下し、この合流部で流通速度が低下した作動流体に対し排気ガスの熱が確実に作用することになる。これにより、合流部で蒸発した気相の作動流体が排気ガスの熱によって再度十分に加熱されて十分な熱量が確保されることになる。
また、上記複数の上流側ヒートパイプ部分における流路断面積の総和を、上記複数の下流側ヒートパイプ部分における流路断面積の総和よりも大きく設定されている場合には、、各上流側ヒートパイプ部分での液相の作動流体に対し大きな流路断面積によって排気ガスの熱が積極的かつ効果的に作用することになり、各上流側ヒートパイプ部分での液相の作動流体を効率よく加熱することができる。
更に、上記合流部を上記排気管の中心部付近に設けている場合には、排気管の内部において最も温度が高い排気管の中心部付近の排気ガスの熱が合流部内の作動流体に作用し、合流部において滞留する作動流体に対し排気ガスの熱が効率よく付与されることになる。これにより、合流部で蒸発した気相の作動流体が温度の高い排気管の中心部付近の排気ガスの熱によって効率よく加熱されてより十分な熱量を確保することが可能となる。
以上、要するに、ヒートパイプの各上流側ヒートパイプ部分で加熱した作動流体を下流側において合流させる合流部などを備えたことによって下流側での作動流体の流通速度を遅延させることで、合流部において流通速度が遅延する作動流体に対し排気ガスの熱を作用し易くして気相の作動流体に十分な熱量を確保させ、特に暖機促進が要求される冷間始動時などに、凝縮部の冷えた周囲壁などへの接触により気相の作動流体の熱が直ちに奪われてしまうことを回避し、暖機促進対象との熱交換を効率よく行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の実施例1に係る排気熱回収器が適用された自動車の排気管を示し、この排気管1の途中に排気熱回収器2が介設されている。具体的には、排気管1は、排気熱回収器2を境にして上流側排気管路11と下流側排気管路12とに分割され、排気熱回収器2の蒸発側筐体25(後述する)の排気ガス流れ方向上流側が上流側排気管路11に接続されている一方、蒸発側筐体25の排気ガス流れ方向下流側が下流側排気管路12に接続されている。また、上流側排気管路11の上流側(排気熱回収器2よりも上流側)には触媒コンバータが設けられている。一方、下流側排気管路12の下流側(排気熱回収器2よりも下流側)にはマフラーが設けられている。
また、図3に示すように、排気熱回収器2は、加熱部21および蒸発部22を有するヒートパイプ23と、凝縮部24とを備えている。
ヒートパイプ23は、作動流体としての純水が流通可能とされ、略矩形枠状の蒸発側筐体25の内部に収容されている。このヒートパイプ23が位置する蒸発側筐体25の中央部分は、排気管1の内部に臨むように配置されている。ヒートパイプ23は、排気ガスの熱により純水を加熱する加熱部21側(図3では下側)の複数の加熱部側ヒートパイプ部分23a,23a,…と、この加熱部側ヒートパイプ部分23aにより加熱された純水を蒸発させる蒸発部22側(図3では上側)の複数の蒸発部側ヒートパイプ部分23b,23b,…とを備えている。そして、ヒートパイプ23は、各加熱部側ヒートパイプ部分23aおよび各蒸発部側ヒートパイプ部分23bの内部を流通する純水とエンジンから排出された排気管1内の排気ガスとの間で熱交換を行い、純水を加熱して蒸発させるようになっている。この場合、各加熱部側ヒートパイプ部分23aおよび各蒸発部側ヒートパイプ部分23bは、排気管1内を流通する排気ガスの流れ方向に所定(例えば60mm程度)の長さを有し、蒸発側筐体25の内部における加熱部21側および蒸発部22側においてそれぞれ左右方向所定間隔おきに鉛直方向に延びて設けられている。
凝縮部24は、密閉されたタンク形状を呈し、排気管1の外部に配置されている。この凝縮部24には、自動車のエンジン冷却水を循環させる冷却水通路3の導入口31および導出口32が接続されている。また、凝縮部24と蒸発側筐体25とは、上側および下側連通路26a,26bを介して連結され、蒸発側筐体25のヒートパイプ23(加熱部側ヒートパイプ部分23aおよび蒸発部側ヒートパイプ部分23b)により蒸発された気相の純水つまり蒸気が上側連通路26aを介して凝縮部24に導入されるようになっている。蒸発側筐体25の上端部には、ヒートパイプ23により蒸発された蒸気を合流させる蒸気層251が設けられ、この蒸気層251の下面にヒートパイプ23の各蒸発部側ヒートパイプ部分23bの上端が嵌挿されている。一方、蒸発側筐体25の下端部には、後述する貯留部27において貯留された液相の純水が導入される導入部252が設けられ、この導入部252の上面にヒートパイプ23の各加熱部側ヒートパイプ部分23aの下端が嵌挿されている。そして、上側連通路26aは、蒸発側筐体25の蒸気層251と凝縮部24との間に接続されている一方、下側連通路26bは、蒸発側筐体25の導入部252と貯留部27(後述する)との間に接続されている。この場合、各加熱部側ヒートパイプ部分23aおよび各蒸発部側ヒートパイプ部分23bは、それぞれ同一径に形成されている。
そして、凝縮部24は、仕切壁241により二層構造に仕切られ、その仕切壁241よりも外方となる外層241a側に冷却水通路3の導入口31から導入されたエンジン冷却水と、仕切壁241よりも内方となる内層241b側に蒸気層251から導入された蒸気との間で熱交換を行い、エンジン冷却水との熱交換により熱を奪われた蒸気が気相から液相の純水に凝縮されるようになっている。この凝縮部24において蒸気と熱交換されたエンジン冷却水は、その凝縮部24の外層241a側から冷却水通路3の導出口32を介して導出されるようになっている。この場合、冷却水通路3の導入口31は、凝縮部24の外層241a側における蒸気層251側に位置し、蒸気層251から導入された直後の高温の蒸気の熱が付与されるようになってる。
一方、凝縮部24の下面には、貯留部27が設けられ、凝縮部24においてエンジン冷却水との熱交換により液相となった純水が凝縮部24から貯留部27に移動して貯留されるようになっている。そして、貯留部27に貯留された液相の純水は、下側連通路26bを介して蒸発側筐体25に戻されるようになっている。また、貯留部27の下側連通路26bとの接続部には、蒸発側筐体25下部の貯留部27への液相の純水の戻りを規制するバルブ271が設けられている。このバルブ271は、エンジン側からの負圧により作動する作動部272により開閉され、凝縮部24においてエンジン冷却水との熱交換が不要となった暖機完了時などに作動部272の作動により閉じられることによって、純水(蒸気)の移動を規制してラジエータへの熱負荷を軽減させるようにしている。この場合、排気熱回収器2の作動流体として用いられる純水は、ヒートパイプ23(加熱部側ヒートパイプ部分23aおよび蒸発部側ヒートパイプ部分23b)、凝縮部24、貯留部27、上側および下側連通路26a,26bの内部を真空引き(減圧)した状態で封入されている。また、ヒートパイプ23、凝縮部24、貯留部27、上側および下側連通路26a,26bは、高耐食性を備えたステンレス材から成る。
そして、ヒートパイプ23の蒸発部22側には、各蒸発部側ヒートパイプ部分23bの内部を蒸気となって流通する気相の純水(蒸気)の流通速度を遅延させる流速遅延手段4が設けられている。この流速遅延手段4は、各加熱部側ヒートパイプ部分23aによりそれぞれ加熱された純水を蒸発部22側において合流させる合流部23cを備えている。この合流部23cの下端には、各加熱部側ヒートパイプ部分23aの上端がそれぞれ接続されている。そして、各蒸発部側ヒートパイプ部分23bは、互いに相隣なる加熱部側ヒートパイプ部分23a,23a同士の間に位置する合流部23cの上端にそれぞれ下端が接続されて鉛直方向上方向きに延びて蒸気層251の下端に接続されている。また、蒸発側筐体25とこれに隣接する加熱部側ヒートパイプ部分23aおよび蒸発部側ヒートパイプ部分23bとの間、並びに互いに相隣なる加熱部側ヒートパイプ部分23a,23a同士の間および互いに相隣なる蒸発部側ヒートパイプ部分23b,23b同士の間には、コルゲートフィン23d,23d,…が接合されており、このコルゲートフィン23dにより蒸発部側および加熱部側ヒートパイプ部分23a,23bの伝熱面積を増大させて純水と排気ガスとの熱交換が促進されるようにしている。そして、合流部23cは、排気管1の中心付近を略水平方向(排気管の軸線に対し直交する略水平方向)に延びて設けられている。この場合、図3中における斜線部分は液相の純水を、ドット部分は蒸気(気相の純水)をそれぞれ示している。なお、合流部23cは、各加熱部側ヒートパイプ部分23aの内部で加熱された純水のみが合流するばかりでなく、排気ガスの熱量が増えて純水との熱交換が促進されると、各加熱部側ヒートパイプ部分23aの内部で加熱が進行して蒸発した蒸気が合流する。
また、蒸発部22側の合流部23cは、各加熱部側ヒートパイプ部分23aにおける流路断面積よりも大きな流路断面積に設定されている。つまり、加熱部側ヒートパイプ部分23aは排気ガスの流れ方向と直交する水平方向に7本配置されているのに対し、合流部23cは、排気ガスの流れ方向と直交する水平方向一側(図3では左端)の加熱側ヒートパイプ23aと排気ガスの流れ方向と直交する水平方向他側(図3では右端)の加熱側ヒートパイプ23aとの間に亘って連続的に設けられており、これによって、合流部23cの流路断面積が、排気ガスの流れ方向と直交する水平方向に断続的に7本設けられた各加熱部側ヒートパイプ部分23aの流路断面積の総和よりも大きく設定されることになる。
一方、蒸発部22側の合流部23cは、各蒸発部側ヒートパイプ部分23bにおける流路断面積よりも大きな流路断面積に設定されている。つまり、蒸発部側ヒートパイプ部分23bは排気ガスの流れ方向と直交する水平方向に6本配置されており、これによって、排気ガスの流れ方向と直交する水平方向一側および他側の両加熱側ヒートパイプ23a,23a間に亘って連続的に設けられ合流部23cの流路断面積が、排気ガスの流れ方向と直交する水平方向に断続的に6本設けられた各蒸発部側ヒートパイプ部分23bの流路断面積の総和よりも大きく設定されることになる。そして、各加熱部側ヒートパイプ部分23aの流路断面積の総和は各蒸発部側ヒートパイプ部分23bの流路断面積の総和よりも大きく設定されている。
この場合、各加熱部側ヒートパイプ部分23aは、それぞれ下端が蒸発側筐体25下端部の導入部252に接続されて鉛直方向上方へ延び、その上端が合流部23cの下端に接続されている。一方、各蒸発部側ヒートパイプ部分23bは、互いに相隣なる加熱部側ヒートパイプ部分23a,23a同士の間に位置する合流部23cの上端にそれぞれ下端が接続されて鉛直方向上方向きに延び、その上端が蒸発側筐体25上端部の蒸気層251の下端に接続されている。
したがって、上記実施例1では、ヒートパイプ23は、その加熱部21側における7本の加熱部側ヒートパイプ部分23aによりそれぞれ加熱された純水を蒸発部22側において合流させる合流部23cを備えた流速遅延手段4によって、各加熱部側ヒートパイプ部分23aの内部を流通した純水の流通速度を蒸発部22側の合流部23cにおいて遅延させている。これは、各加熱部側ヒートパイプ部分23aで加熱された純水を蒸発部22側の合流部23cにおいて合流させることで、各加熱部側ヒートパイプ部分23aから合流した純水が流路断面積の大きい合流部23cにおいて滞留して流通速度が遅延するからである。しかも、合流部23cの流路断面積が各蒸発部側ヒートパイプ部分23bの流路断面積よりも大きく設定されているので、各加熱部側ヒートパイプ部分23aから合流部23cに合流した純水が流路断面積の小さな各蒸発部側ヒートパイプ部分23bに速やかに導かれ難いものとなり、純水の流通速度が合流部23cにおいて一旦低下するからである。これにより、蒸発部22側の合流部23cにおいて流通速度が遅延した純水に排気ガスの熱が作用し易くなり、蒸発部22側の合流部23cにおいて蒸発した蒸気(気相の純水)が排気ガスの熱によって再度十分に加熱されて十分な熱量が確保されることになる。その結果、特に暖機促進が要求される冷間始動時などに、凝縮部24の冷えた仕切壁241などに触れることよって蒸気の熱が直ちに奪われてしまうことが回避され、エンジン冷却水との熱交換を効率よく行うことができる。
また、蒸発部22の合流部23cが排気管1の中心付近を水平方向に延びて設けられているので、排気管1の中心部付近において最も高温となる排気ガスの熱を合流部23cに滞留する純水に対し効率よく付与させることができ、エンジン冷却水との熱交換の効率を図る上で非常に有利なものとなる。
更に、各加熱部側ヒートパイプ部分23aの流路断面積の総和が各蒸発部側ヒートパイプ部分23bの流路断面積の総和よりも大きく設定されているので、各加熱部側ヒートパイプ部分23aでの液相の純水に対し大きな流路断面積によって排気ガスの熱が積極的かつ効果的に作用することになり、各加熱部側ヒートパイプ部分23aでの液相の純水を効率よく加熱することができる。
次に、本発明の実施例2を図4に基づいて説明する。
この実施例2では、ヒートパイプの構成を変更している。なお、ヒートパイプを除くその他の構成は、上記実施例1の場合と同じであり、同一部分については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
すなわち、本実施例では、ヒートパイプ28は、作動流体としての純水が流通可能とされ、略矩形枠状の蒸発側筐体25の内部に収容されている。このヒートパイプ28が位置する蒸発側筐体25の中央部分は、排気管1の内部に臨むように配置されている。ヒートパイプ28は、排気ガスの熱により純水を加熱する加熱部21側(図4では下側)の複数の加熱部側ヒートパイプ部分28a,28a,…と、この加熱部側ヒートパイプ部分28aにより加熱された純水を蒸発させる蒸発部22側(図4では上側)の複数の蒸発部側ヒートパイプ部分28b,28b,…とを備えている。そして、ヒートパイプ28は、各加熱部側ヒートパイプ部分28aおよび各蒸発部側ヒートパイプ部分28bの内部を流通する純水とエンジンから排出された排気ガスとの間で熱交換を行い、純水を加熱して蒸発させるようになっている。この場合、各加熱部側ヒートパイプ部分28aおよび各蒸発部側ヒートパイプ部分28bは、蒸発側筐体25の内部においてそれぞれ左右方向に所定間隔おきに鉛直方向に延びて設けられている。
そして、ヒートパイプ28には、各蒸発部側ヒートパイプ部分28bの内部を蒸気となって流通する気相の純水(蒸気)の流通速度を遅延させる流速遅延手段5が設けられている。この流速遅延手段5は、各加熱部側ヒートパイプ部分28aによりそれぞれ加熱された純水を蒸発部22側において合流させる断面略半円弧状の合流部28c,28c,…を備えている。また、蒸発側筐体25とこれに隣接する加熱部側ヒートパイプ部分28aおよび蒸発部側ヒートパイプ部分28bとの間、並びに互いに相隣なる加熱部側ヒートパイプ部分28a,28a同士の間および互いに相隣なる蒸発部側ヒートパイプ部分28b,28b同士の間には、コルゲートフィン28d,28d,…が接合されており、このコルゲートフィン28dによりヒートパイプ部分28の伝熱面積を増大させて純水と排気ガスとの熱交換が促進されるようにしている。そして、各合流部28cは、排気管1の中心付近においてそれぞれ略水平方向(排気管の軸線に対し直交する略水平方向)に所定間隔おきに並設されている。この場合、図4中のヒートパイプ28内における斜線部分は液相の純水を、ドット部分は蒸気(気相の純水)をそれぞれ示している。
また、蒸発部22側の各合流部28cには、2本で1組の各加熱部側ヒートパイプ部分28aの上端がそれぞれ接続されているとともに、1本の蒸発部側ヒートパイプ部分28bの下端が接続されている。そして、蒸発部22側の各合流部28cは、各加熱部側ヒートパイプ部分28aにおける流路断面積よりも大きな流路断面積に設定されている。つまり、各合流部28cは、2本の加熱部側ヒートパイプ部分28aがコルゲートフィン28dを挟んで排気ガスの流れ方向と直交する水平方向に断続的に配置されているのに対し、2本の加熱側ヒートパイプ28a,28aの間に亘って連続的に設けられており、これによって、合流部28cの流路断面積が、排気ガスの流れ方向と直交する水平方向に断続的に2本設けられた各加熱部側ヒートパイプ部分28aの流路断面積の総和よりも大きく設定されることになる。
一方、蒸発部22側の各合流部28cは、各蒸発部側ヒートパイプ部分28bにおける流路断面積よりも大きな流路断面積に設定されている。つまり、2本の加熱側ヒートパイプ28a,28aの間に亘って連続的に設けられ合流部28cの流路断面積は、この合流部28cの上端に接続された1本の蒸発部側ヒートパイプ部分28bの流路断面積よりも大きく設定されることになる。そして、2本の加熱部側ヒートパイプ部分28a,28aの流路断面積の総和は1本の蒸発部側ヒートパイプ部分28bの流路断面積よりも2倍大きく設定される。
この場合、2本で1組の各加熱部側ヒートパイプ部分28a,28aは、それぞれ下端が蒸発側筐体25下端部の導入部252に接続されて鉛直方向上方へ延び、その上端が合流部28cの下端に接続されている。一方、各蒸発部側ヒートパイプ部分28bは、2本で1組の加熱部側ヒートパイプ部分28a,28a同士の間に位置する合流部28cの上端にそれぞれ下端が接続されて鉛直方向上方向きに延び、その上端が蒸発側筐体25上端部の蒸気層251の下端に接続されている。また、加熱部側ヒートパイプ部分28aは、加熱部21側において6本配置されているとともに、蒸発部側ヒートパイプ部分28bは、蒸発部22側において3本配置されている。
したがって、上記実施例2では、ヒートパイプ28は、その加熱部21側における2本で1組の加熱部側ヒートパイプ部分28aによりそれぞれ加熱された純水を蒸発部22側において合流させる合流部28c,28c,…を備えた流速遅延手段5によって、各加熱部側ヒートパイプ部分28aの内部を流通した純水の流通速度を蒸発部22側の各合流部28cにおいて遅延させている。これは、2本の各加熱部側ヒートパイプ部分28aで加熱された純水を蒸発部22側の各合流部28cにおいて合流させることで、各加熱部側ヒートパイプ部分28aから合流した純水が流路断面積の大きい各合流部28cにおいて滞留して流通速度が遅延するからである。しかも、各合流部28cの流路断面積が1本の蒸発部側ヒートパイプ部分28bの流路断面積よりも大きく設定されているので、各加熱部側ヒートパイプ部分28aから各合流部28cに合流した純水が流路断面積の小さな各蒸発部側ヒートパイプ部分28bに速やかに導かれ難いものとなり、純水の流通速度が合流部28cにおいて一旦低下するからである。これにより、蒸発部22側の各合流部28cにおいて流通速度が遅延した純水に排気ガスの熱が作用し易くなり、蒸発部22側の各合流部28cにおいて蒸発した蒸気(気相の純水)が排気ガスの熱によって再度十分に加熱されて十分な熱量が確保されることになる。その結果、特に暖機促進が要求される冷間始動時などに、凝縮部24の冷えた仕切壁241などに触れることよって蒸気の熱が直ちに奪われてしまうことが回避され、エンジン冷却水との熱交換を効率よく行うことができる。
また、蒸発部22の各合流部28cが排気管1の中心付近を水平方向に延びて設けられているので、排気管1の中心付近において最も高温となる排気ガスの熱を各合流部28cに滞留する純水に対し効率よく付与させることができ、エンジン冷却水との熱交換の効率を図る上で非常に有利なものとなる。
更に、6本の各加熱部側ヒートパイプ部分28aの流路断面積の総和が3本の各蒸発部側ヒートパイプ部分28bの流路断面積の総和よりも大きく設定されているので、各加熱部側ヒートパイプ部分28aでの液相の純水に対し大きな流路断面積によって排気ガスの熱が積極的かつ効果的に作用することになり、各加熱部側ヒートパイプ部分28aでの液相の純水を効率よく加熱することができる。
なお、本発明は、上記各実施例に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、上記各実施例では、蒸発部22側の合流部23c,28cの流路断面積を、各蒸発部側ヒートパイプ部分23b,28bの流路断面積よりも大きく設定したが、合流部と蒸発部側ヒートパイプ部分との間、つまり蒸発部22側の合流部の下流端側または各蒸発部側ヒートパイプ部分の上流端側に、流路断面積を絞る絞り手段が設けられていてもよい。この場合には、各加熱部側ヒートパイプ部分から合流部に合流した作動流体が流路断面積を絞った蒸発部側ヒートパイプ部分にさらに導かれ難いものとなり、各加熱部側ヒートパイプ部分から合流部に合流した作動流体の流通速度がさらに低下し、この合流部で流通速度がさらに低下した作動流体に対し排気ガスの熱がより確実に作用することになる。
また、上記実施例1では、各蒸発部側ヒートパイプ部分23bおよび各加熱部側ヒートパイプ部分23aを、それぞれ同一径に形成し、各蒸発部側ヒートパイプ部分23bの本数を各加熱部側ヒートパイプ部分23aの本数よりも1本少ない6本で構成することによって、6本の蒸発部側ヒートパイプ部分23bの流路断面積の総和を7本の加熱部側ヒートパイプ部分23aの流路断面積の総和よりも小さく設定したが、各蒸発部側ヒートパイプ部分の流路断面積の総和が各加熱部側ヒートパイプ部分の流路断面積の総和よりも小さく設定されていれば、各蒸発部側ヒートパイプ部分および各加熱部側ヒートパイプ部分をそれぞれ同一径に形成する必要がなく、また、各蒸発部側ヒートパイプ部分および各加熱部側ヒートパイプ部分の本数差もこれに限られるものではない。
また、上記実施例2では、各蒸発部側ヒートパイプ部分28bおよび各加熱部側ヒートパイプ部分28aをそれぞれ同一径に形成し、2本で1組の各加熱部側ヒートパイプ部分28aの上端を合流部28cを介して単一本の蒸発部側ヒートパイプ部分28bの下端に接続することによって、1本の蒸発部側ヒートパイプ部分28bの流路断面積を2本で1組の加熱部側ヒートパイプ部分28a,28aの流路断面積の総和の略半分に設定したが、蒸発部側ヒートパイプ部分の流路断面積の総和が加熱部側ヒートパイプ部分の流路断面積の総和よりも小さく設定されていれば、各蒸発部側ヒートパイプ部分および各加熱部側ヒートパイプ部分をそれぞれ同一径に形成する必要がなく、また、各蒸発部側ヒートパイプ部分および各加熱部側ヒートパイプ部分の本数差もこれに限られるものではない。
また、上記各実施例では、貯留部27の下側連通路26bとの接続部に、貯留部27への液相の純水の戻りを規制するバルブ271を設けたが、このバルブを設ける位置は、特に限定されるものではなく、凝縮部においてエンジン冷却水との熱交換が不要となった暖機完了時などに閉じられた際に、凝縮部への蒸気の移動が規制される位置であれば何処に設けられていてもよい。
また、上記各実施例では、排気熱回収器2において排気ガスとの熱交換を行う熱交換対象としてエンジン冷却水を適用したが、エンジンオイルやトランスミッションオイルなどが熱交換対象であってもよいのはいうまでもない。
更に、上記各実施例では、作動流体として純水を適用したが、水の他にアルコール、フロロカーボンなどの作動流体が適用されていてもよいのはいうまでもない。
本発明の実施例1に係る排気熱回収器を自動車の排気管に適用した状態を示す斜視図である。 同じく排気熱回収器を自動車の排気管に適用した状態での縦断側面図である。 同じく排気熱回収器を排気管の軸線方向から見た縦断正面図である。 本発明の実施例2に係る排気熱回収器を排気管の軸線方向から見た縦断正面図である。 従来例に係る排気熱回収器を排気管の軸線方向から見た縦断正面図である。
符号の説明
1 排気管
21 加熱部
22 蒸発部
23 ヒートパイプ
23a 加熱部側ヒートパイプ部分
23b 蒸発部側ヒートパイプ部分
4 流速遅延手段
28 ヒートパイプ
28a 加熱部側ヒートパイプ部分
28b 蒸発部側ヒートパイプ部分
5 流速遅延手段

Claims (5)

  1. エンジンから排出された排気ガスの熱により内部の液相の作動流体を加熱して蒸発させる、排気管内に設けられたヒートパイプと、
    前記ヒートパイプ内で蒸発した気相の作動流体を熱交換対象の流体との間で熱交換を行わせて液相の作動流体に凝縮する凝縮部と、
    前記凝縮部内で凝縮した液相の作動流体が導入され、前記ヒートパイプの上流端に接続された導入部と、
    を備える排気熱回収器であって、
    上記ヒートパイプは、複数の上流側ヒートパイプ部分と、複数の下流側ヒートパイプ部分とを有し、
    更に、前記複数の上流側ヒートパイプ部分と前記複数の下流側ヒートパイプ部分との間に接続され、前記複数の上流側ヒートパイプ部分で加熱された作動流体を合流させる合流部を有する、ことを特徴とする排気熱回収器。
  2. 請求項に記載の排気熱回収器において、
    上記合流部は、上記複数の上流側ヒートパイプ部分における流路断面積の総和よりも大きな流路断面積に設定されていることを特徴とする排気熱回収器。
  3. 請求項または請求項に記載の排気熱回収器において、
    上記合流部は、上記複数の下流側ヒートパイプ部分における流路断面積の総和よりも大きな流路断面積に設定されていることを特徴とする排気熱回収器。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の排気熱回収器において、
    上記複数の上流側ヒートパイプ部分における流路断面積の総和は、上記複数の下流側ヒートパイプ部分における流路断面積の総和よりも大きく設定されていることを特徴とする排気熱回収器。
  5. 請求項〜請求項のいずれか1つに記載の排気熱回収器において、
    上記合流部は、上記排気管の中心部付近に設けられていることを特徴とする排気熱回収器。
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