JP4446952B2 - 折畳み式携帯通信機器 - Google Patents

折畳み式携帯通信機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4446952B2
JP4446952B2 JP2005292031A JP2005292031A JP4446952B2 JP 4446952 B2 JP4446952 B2 JP 4446952B2 JP 2005292031 A JP2005292031 A JP 2005292031A JP 2005292031 A JP2005292031 A JP 2005292031A JP 4446952 B2 JP4446952 B2 JP 4446952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hinge
hinge shaft
shaft
contact surface
insertion portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005292031A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007100854A (ja
Inventor
克彦 源内
公昭 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005292031A priority Critical patent/JP4446952B2/ja
Publication of JP2007100854A publication Critical patent/JP2007100854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4446952B2 publication Critical patent/JP4446952B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

第1の筐体と第2の筐体とを開閉自在に連結した折畳み式携帯通信機器に関し、特にそのヒンジ部におけるガタツキ対策に関する。
従来、折畳み式携帯通信機器は、第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部によって開閉自在に連結されている。そして、回転したり、摺動したりする部分はその軸方向に僅かな隙間をもって構成されている。このとき、軸方向の隙間が小さすぎると、回転したり、摺動したりするための抵抗になってしまう。一方、隙間が大きくなると、ガタツキの原因になってしまう。この軸方向の隙間を小さくすることが、回転動作時のガタツキを小さくすることにつながるが、製品を成す部品には、それぞれ寸法差があり、組立部品が多ければ多いほど全体の寸法差が大きくなる。そのため、寸法差が小さい部品を使用するのが望ましい。
しかし、寸法差が小さい部品であってもその個数が多くなると、製品を多量に製品化した場合、全体の軸方向の寸法差が大きくなり、ガタツキのあるものが発生する。
そこで、例えば特許文献1では、ケースとヒンジ部との間の隙間にヒンジスペーサを介装し、回転動作時のガタツキを防止している。
特開2003−227511号公報
しかし、上記特許文献1の発明では、ガタツキを防止するためにヒンジスペーサを別途設けなければならず、このことで部品点数が増加し、それに伴って組立工数が増加するという問題がある。また、同じ理由で、成形金型制作費が増加するという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、折畳み式携帯通信機器において、ヒンジ部の構成に工夫を加えることで、ヒンジ部を構成する組付部品の全体の軸方向の寸法差が大きくてもガタツキを小さく押さえる構造を提案しようとすることにある。
上記課題を解決するため、本発明の折畳み式携帯通信機器では、ヒンジ軸の軸方向の隙間を軽減するための突起を設けた。
具体的には、第1の発明では、第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部によって開閉自在に連結された折畳み式携帯通信機器を前提とする。
そして、上記ヒンジ部は、ヒンジ軸と、上記第1の筐体に設けられて該ヒンジ軸が挿入される一対の第1ヒンジ軸挿入部と、上記第2の筐体に設けられて該第1ヒンジ挿入部の内側に配置された一対の第2ヒンジ軸挿入部とを備え、
上記ヒンジ軸と第1ヒンジ軸挿入部との当接面又は上記ヒンジ軸と第2ヒンジ軸挿入部との当接面のいずれか一方には、ヒンジ軸の軸方向の隙間を軽減するための突起が設けられる構成とする。
これにより、ヒンジ部が複数の部品によって構成されている場合であっても、突起によってヒンジ部の寸法差の大きい部分の軸方向のクリアランスを吸収できるため、第1の筐体と第2の筐体との間でのヒンジ部におけるガタツキが小さくなる。
第2の発明では、上記ヒンジ軸は、軸本体と、外側軸部と、内側軸部とを備え、該外側軸部と内側軸部との少なくとも一方が上記軸本体を中心に回動自在に構成され、
上記内側軸部は、その内側に拡縮自在な係止爪を有し、該係止爪が第1及び第2ヒンジ軸挿入部に挿入されたのち、拡がってそのヒンジ側内側当接面が第2ヒンジ軸挿入部の第2挿入部側当接面に当接し、
上記外側軸部は、上記係止爪のヒンジ側内側当接面が第2ヒンジ軸挿入部当接面に当接した状態で、第1ヒンジ軸挿入部の第1挿入部側当接面に当接するヒンジ側外側当接面を有し、
上記ヒンジ側内側当接面、第2挿入部側当接面、ヒンジ側外側当接面及び第1挿入部側当接面のいずれか1カ所に上記突起が設けられる構成とする。
これにより、いずれかの当接面にヒンジ軸の軸方向の隙間を軽減する突起を設けることで、第1の筐体と第2の筐体との間でのヒンジ部におけるガタツキが小さくなる。
第3の発明では、上記第1ヒンジ軸挿入部には、半径方向内側に膨出し、上記第1挿入部側当接面が外側端部に形成された膨出部が設けられ、
上記外側軸部の外周面には、上記膨出部が挿入されるように凹陥され、上記ヒンジ側外側当接面を外側壁面に有する外側軸部側凹部が形成され、
上記膨出部が上記外側軸部側凹部に挿入された状態で、外側軸部と第1ヒンジ軸挿入部とが回転不能とする。
これにより、外側軸部と第1ヒンジ軸挿入部とを回転不能とするための外観より見えない部分に突起が設けられているので、美観を損なわない。また、両端の第1ヒンジ軸挿入部に突起を設けることで、回転摩擦のバランスがとれ、第1の筐体と第2の筐体との間での開閉がスムーズとなる。
第4の発明では、上記第1ヒンジ軸挿入部と第2ヒンジ軸挿入部との間に常に隙間をもって第1の筐体と第2の筐体とが開閉されるように構成されている。
これにより、第1の筐体の第1ヒンジ軸挿入部以外で摩擦が生じないため、複雑な回転摩擦がなくなり、大量生産に適す。
第5の発明では、上記第1ヒンジ軸挿入部と第2ヒンジ軸挿入部との間の隙間には、摩擦抵抗を軽減するためのシートが挿入される構成とする。
これにより、第1ヒンジ軸挿入部と第2ヒンジ軸挿入部との間の隙間の見映えをよくしながら、第1の筐体と第2の筐体がスムーズに開閉される。
第6の発明では、上記突起は、上記ヒンジ軸の半径方向に延びるように設けられている。
これにより、第1の筐体と第2の筐体との回転方向に直行する方向のガタツキ及び捩れ方向のガタツキが小さくなる。
第7の発明では、上記突起は、上記第1ヒンジ軸挿入部に一体に形成されている。
これにより、突起を別部品として設ける必要がなく、部品点数が増加して組立工数が増加するようなことはない。
第8の発明では、上記突起は、樹脂成形品で形成されている。
これにより、突起が適当に撓むので、不要な摩擦抵抗を生むことなく、第1の筐体と第2の筐体との間でのヒンジ部におけるガタツキが小さくなる。また、突起を容易に一体成形することも可能となる。
第9の発明では、上記第1の筐体には、上記第2ヒンジ軸挿入部に挟まれるように内側筒部が形成されている。
これにより、上記第2ヒンジ軸挿入部と上記内側筒部とに第1の筐体と第2の筐体との間をつなぐ部材を設けることが可能となる。
第10の発明では、上記第2ヒンジ軸挿入部と上記内側筒部とには、第1の筐体と第2の筐体との間を電気的につなぐフレキシブル基板が挿入されている。
これにより、第1の筐体2と第2の筐体3との開閉に伴い伸縮するので、第1の筐体と第2の筐体と開閉操作を阻害せず、また、開閉操作により、フレキシブル基板が損傷することはない。
第11の発明では、上記突起は、断面が三角形とする。
これにより、先端が変形し易いので、第1の筐体と第2の筐体との開閉時に抵抗となりにくい。
第12の発明では、上記突起は、断面が半円とする。
これにより、第1の筐体と第2の筐体との開閉時に突起が抵抗となりにくいので、滑らかに開閉される。
第13の発明では、上記ヒンジ軸が挿入された後の第1ヒンジ軸挿入部の開口部は、第1の筐体の側面を覆うサイドカバーによって覆われている。
これにより、外観の見映えが向上する。
第14の発明では、折畳み式携帯通信機器は、携帯電話機とする。
これにより、第1の筐体と第2の筐体との間でのヒンジ部におけるガタツキが小さく、操作性のよい携帯電話機の大量生産が可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、ヒンジ部にヒンジ軸の軸方向の隙間を軽減するための突起を設けたことにより、第1の筐体と第2の筐体とのスラスト方向及び捩れのガタツキが小さくなり、品質の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る折畳み式携帯通信機器としての折畳み式携帯電話の開いた状態の斜視図である。図2は閉じた状態の斜視図である。
図1に示すように、携帯電話機1は、第1の筐体2と第2の筐体3とがヒンジ部5によって折畳み開閉自在に連結されている。第1の筐体2の表面側には、主として、液晶表示部4、受話部6等が設けられている。第2の筐体3の表面側には、主として、送話部7、情報を入力するための情報入力ボタン8、機能ボタン9、イヤホンマイク挿入部17、充電端子部18等が設けられ、その内部には電池(図示しない)が設けられている。
図2において、第1の筐体2の裏面側には、サブ液晶表示部10及びオーディオボタン11,12,13,14等が設けられている。これらのボタンは、11が巻き戻しボタン、12が再生ボタン、13が早送りボタン、14がメニューボタンで、音楽やラジオを聴くときには、第1の筐体2と第2の筐体3とを閉じた状態で、オーディオボタン11,12,13,14の操作によってスピーカ19より聴くことができるようになっている。
そして、通話時には、第1の筐体2と第2の筐体3とを閉じた状態から、サブ液晶表示部10に表示された相手を確認した後、第1の筐体2と第2の筐体3とを開いて通話するように構成されている。また、メール送信する場合には、第1の筐体2と第2の筐体3とを開き、情報入力ボタン8によって情報を入力して送信したり、メールを受信した場合は、第1の筐体2と第2の筐体3とを開き、液晶表示部4に表示された情報を見るようになっている。
図3に示すように、第2の筐体3の裏面側には、電池蓋15、カメラ部16等が設けられている。
図4は、図2におけるIV−IV線断面である。図1にも示すように、第1の筐体2の幅方向両端には、第1の筐体2と第2の筐体3との開閉操作の回転中心となるヒンジ軸40が挿入される開口部23を有した第1ヒンジ軸挿入部22が設けられている。この第1ヒンジ軸挿入部22は、樹脂成形品となっている。これら左右の第1ヒンジ軸挿入部22に挟まれた中間位置に所定の隙間を空けて内側筒部27が形成されている。一方、第2の筐体3には、上記左右の第1ヒンジ軸挿入部22の内側に隣接するように左右の第2ヒンジ軸挿入部24が立設されている。
左側の第2ヒンジ軸挿入部24は、右側の第2ヒンジ軸挿入部24よりも幅が広くなっている。そして、第1の筐体2と第2の筐体3との間で信号を伝達するフレキシブル基板29は、略中央の内側筒部27から左側第2ヒンジ軸挿入部24を通っている。このフレキシブル基板29は、第1の筐体2と第2の筐体3との開閉に伴い伸縮するので、外形はS字形状で1回転した状態で結合されている。なお、図面を見易くするために部材の断面を表すハッチングは適度に省略している。また、ヒンジ軸40の内部構造は省略している。
このように、上記ヒンジ部5は、上記ヒンジ軸40、左右の第1ヒンジ軸挿入部22、内側筒部27及び左右の第2ヒンジ軸挿入部24で構成されている。
図5に、ヒンジ軸40を第1の筐体2の右側第1ヒンジ軸挿入部22に挿入する前の状態を示している。図6にも示すように、第1ヒンジ軸挿入部22の半径方向内側の面には、ヒンジ部5の軸方向に延びる複数のリブ32が形成されている。このリブ32の天面32aは平坦な面であるが、先端は傾斜面32bとなってヒンジ軸40の挿入が容易になるようになっている。
また、第1ヒンジ軸挿入部22には、半径方向内側に膨出する膨出部34が軸中心に対して対向する位置に形成されている。同様に軸中心に対して対向する位置に平坦な回転規制部35が形成されている。膨出部34の外側端部には、第1挿入部側当接面22aが形成されている。
一方、図5に示すように、上記ヒンジ軸40は、軸本体41と、外側軸部42と、内側軸部43とを備え、内側軸部43が軸本体41を中心に回動自在に構成されている。なお、詳細は図示しないが、外側軸部42及び内側軸部43の内部には、第1の筐体2と第2の筐体3とを所定の角度で開閉可能なように、その回転を規制するバネ機構が設けられている。
図4にも示すように、上記内側軸部43は、その内側に半径方向に拡縮自在な係止爪44を有している。この係止爪44が第1及び第2ヒンジ軸挿入部22,24に挿入された後、拡がってそのヒンジ側内側当接面44aが第2ヒンジ軸挿入部24の第2挿入部側当接面24aに当接するように構成されている。また、内側軸部43には、第2ヒンジ軸挿入部24に形成された第2回転規制部(図示せず)に当接する内側平坦面48が形成されている。
上記外側軸部42の外周には、上記膨出部34が挿入される外側軸部側凹部46が半径方向内側に向かって凹陥されている。この外側軸部側凹部46の外側壁面には、膨出部34が該外側軸部側凹部46に挿入された状態で該膨出部34が当接するヒンジ側外側当接面46aが形成されている。また、上記第1ヒンジ軸挿入部22の回転規制部35に当接する平坦な外側平坦面45が形成されている。さらに、内側軸部43の外周には、膨出部34が挿通される内側軸部側凹部47が凹陥されている。
左側及び右側第2ヒンジ軸挿入部24が、左側及び右側第1ヒンジ軸挿入部22及び内側筒部27に挟まれた状態で両側から上記ヒンジ軸40がそれぞれ挿入されるようになっている。ヒンジ軸40を第1ヒンジ軸挿入部22及び第2ヒンジ軸挿入部24に挿入し、膨出部34が内側軸部側凹部47を通過した後、外側軸部側凹部46に挿通され、係止爪44を第2ヒンジ軸挿入部24の第2挿入部側当接面24aに引っ掛けて第1の筐体2と第2の筐体3とが開閉自在に構成されている。
そして、上記ヒンジ軸40を挿入した状態で、第2ヒンジ軸挿入部24のリブ32の天面32aが外側軸部42の外周面42aと当接すると共に、外側平坦面45が第1ヒンジ軸挿入部22の回転規制部35に当接する。また、内側軸部43の内側平坦面48が第2ヒンジ軸挿入部24の第2回転規制部に当接する。このようにして、外側軸部42が第1の筐体2の第1ヒンジ軸挿入部22内で回転しないようにし、且つ内側軸部43が第2の筐体3の第2ヒンジ軸挿入部24で回転しないようにしている。
また、図1乃至図3に示すように、左右の第1ヒンジ軸挿入部22の開口部23にヒンジ軸40が挿入された状態でその上からサイドカバー26によって覆われるようになっている。このサイドカバー26により、見映えがよくなっている。
図4に示すように、左側第2ヒンジ軸挿入部24と内側筒部27との間には、隙間a(例えば、a=0.15mm)が設けられ、内側筒部27と右側第2ヒンジ軸挿入部24との間には、隙間b(例えば、b=0.15mm)が設けられている。この隙間a,bを設けることで、接触を防ぎ、回転によって塗装の粉が発生するのが防止されるようになっている。上記左右の第1ヒンジ軸挿入部22と第2ヒンジ軸挿入部24との間の隙間dには、それぞれヒンジシート31(例えば、厚みβ=0.1mm)が挿入されている。このヒンジシート31により、第1ヒンジ軸挿入部22と第2ヒンジ軸挿入部24とが互いに回転するために、摩擦抵抗が減少するよう構成されている。
上記ヒンジ軸40の嵌合は、ヒンジ軸40におけるヒンジ側内側当接面44aとヒンジ側外側当接面46aとの間の寸法と右側第2ヒンジ軸挿入部24の第2挿入部側当接面24aと右側第1ヒンジ軸挿入部22の第1挿入部側当接面22aとの間の寸法にて行われる。しかしながら、ヒンジ軸40におけるヒンジ側内側当接面44aとヒンジ側外側当接面46aとの間の寸法αは寸法差が大きく、例えば、α=7.8〜8.15mmとバラついている。
そして、図7に拡大して示すように、左右の第1ヒンジ軸挿入部22の第1挿入部側当接面22a(膨出部34)には、外側に向かって突出する断面三角形の突起30が形成されている。この突起30は、ヒンジ軸40の半径方向に延び、樹脂製の第1ヒンジ軸挿入部22に一体に形成されている。図8に示すように、この突起30の高さを第1ヒンジ軸挿入部22の第1挿入部側当接面22aとヒンジ側外側当接面46aとの間の隙間よりも高くし、嵌合させるときには、突起30の先端が弾性変形して凹むようにしている。こうすることにより、隙間が大きければ、突起30の先端が少し弾性変形し、隙間が小さければ、突起30の先端が多く弾性変形するようにしている。この山形の突起30が、ヒンジ軸40のヒンジ側外側当接面46aに当たるようになっている。
したがって、本実施形態に係る携帯電話機1によると、ヒンジ部5にヒンジ軸40の軸方向の隙間を軽減するための突起30を設けたことにより、品質の向上を図ることができる。第1の筐体2と第2の筐体3とのスラスト方向及び捩れのガタツキが小さくなり、品質の向上を図ることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記ヒンジ側内側当接面44a、第2挿入部側当接面24a、ヒンジ側外側当接面46a及び第1挿入部側当接面22aのいずれか1カ所に突起30を設けてもよい。要はヒンジ軸40の軸方向の隙間を軽減するために、軸方向に突出する突起30を第2ヒンジ軸挿入部24側やヒンジ軸40側に設けてもよく、この場合も同様の作用効果が得られる。
上記実施形態では、突起30を断面三角形のものとしたが、断面が半円形のものであってもよい。この場合には、第1の筐体と第2の筐体との開閉時に突起が抵抗となりにくいので、滑らかに開閉される。
上記実施形態では、左右の第1ヒンジ軸挿入部22に突起30を設けたが、いずれか一方にのみ突起30を設けてもよい。
上記実施形態では、第1の筐体2の左右に第1ヒンジ軸挿入部22を設け、第2の筐体3の左右に第2ヒンジ軸挿入部24を設けたが、逆に、第2の筐体3の左右に第1ヒンジ軸挿入部22を設け、第1の筐体2の左右に第2ヒンジ軸挿入部24を設けてもよい。
上記実施形態では、内側軸部43を軸本体41を中心に回動自在に構成したが、外側軸部42を軸本体41を中心に回動自在に構成してもよく、内側軸部43及び外側軸部42を軸本体41を中心に回動自在に構成してもよい。
上記実施形態では、第1の筐体2に内側筒部27を設けたが、この内側筒部27がない構成でも構わない。
上記実施形態では、折畳み式携帯通信機器として携帯電話機の例を示したが、折畳み可能で且つ携帯可能なPHS、PC、モバイルツール等でも本発明は適用可能である。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、携帯電話機等の、第1の筐体と第2の筐体とを開閉自在に連結した折畳み式携帯通信機器について有用である。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の開いた状態を示す右方向からの斜視図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の閉じた状態を示す右方向からの斜視図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機の開いた状態の背面右方向からの斜視図である。 図2のIV−IV線断面図である。 本発明の実施形態に係る携帯電話機におけるヒンジ軸の挿入前を示す拡大斜視図である。 第1ヒンジ軸挿入部を拡大して示す側面図である。 山形の突起を示す拡大斜視図である。 図4のA部を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 折畳み式携帯電話機(携帯通信機器)
2 第1の筐体
3 第2の筐体
5 ヒンジ部
22 第1ヒンジ軸挿入部
22a 第1挿入部側当接面
23 開口部
24 第2ヒンジ軸挿入部
24a 第2挿入部側当接面
30 突起
31 ヒンジシート(シート)
34 膨出部
40 ヒンジ軸
41 軸本体
42 外側軸部
43 内側軸部
44 係止爪
44a ヒンジ側内側当接面
46 外側軸部側凹部
46a ヒンジ側外側当接面
d 隙間

Claims (1)

  1. 第1の筐体と第2の筐体とがヒンジ部によって開閉自在に連結された折畳み式携帯通信機器において、
    上記ヒンジ部は、ヒンジ軸と、上記第1の筐体に設けられて該ヒンジ軸が挿入される一対の第1ヒンジ軸挿入部と、上記第2の筐体に設けられて該第1ヒンジ挿入部の内側に配置された一対の第2ヒンジ軸挿入部とを備え、
    上記ヒンジ軸は、軸本体と、外側軸部と、内側軸部とを備え、該外側軸部と内側軸部との少なくとも一方が上記軸本体を中心に回動自在に構成され、
    上記内側軸部は、その内側に拡縮自在な係止爪を有し、該係止爪が第1及び第2ヒンジ軸挿入部に挿入されたのち、拡がってそのヒンジ側内側当接面が第2ヒンジ軸挿入部の第2挿入部側当接面に当接し、
    上記外側軸部は、上記係止爪のヒンジ側内側当接面が第2ヒンジ軸挿入部当接面に当接した状態で、第1ヒンジ軸挿入部の第1挿入部側当接面に当接するヒンジ側外側当接面を有し、
    上記第1ヒンジ軸挿入部は、樹脂成形品よりなり、該第1ヒンジ軸挿入部の半径方向の対向する位置には、半径方向内側に膨出し、上記第1挿入部側当接面が外側端部に形成された膨出部が一体に設けられ、
    上記外側軸部の外周面には、上記膨出部が挿入されるように凹陥され、上記ヒンジ側外側当接面を外側壁面に有する外側軸部側凹部が形成され、
    上記膨出部が上記外側軸部側凹部に挿入された状態で、外側軸部と第1ヒンジ軸挿入部とが回転不能となるように構成されており、
    上記膨出部の上記第1挿入部側当接面には、上記第1挿入部側当接面とヒンジ側外側当接面との間の隙間の大きさよりも高く、先端が上記ヒンジ側外側当接面に当接し、該隙間の大きさに合わせて弾性変形する突起が一体に形成されている
    ことを特徴とする折畳み式携帯通信機器。
JP2005292031A 2005-10-05 2005-10-05 折畳み式携帯通信機器 Expired - Fee Related JP4446952B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005292031A JP4446952B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 折畳み式携帯通信機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005292031A JP4446952B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 折畳み式携帯通信機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007100854A JP2007100854A (ja) 2007-04-19
JP4446952B2 true JP4446952B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=38028005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005292031A Expired - Fee Related JP4446952B2 (ja) 2005-10-05 2005-10-05 折畳み式携帯通信機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4446952B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007100854A (ja) 2007-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4772014B2 (ja) 携帯情報端末
EP1207671B1 (en) Opening/closing structure for a portable information terminal
US8229521B2 (en) Head set device having a rotatable speaker housing
KR20030081112A (ko) 폴더형 휴대 통신 단말기
JP2010518774A (ja) 携帯端末機用ヒンジ式蓋開閉装置
JP4389936B2 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP2007113686A (ja) 携帯端末およびヒンジ機構
US20090111539A1 (en) Mobile device
JP2006304017A (ja) ヒンジ機構及び携帯端末
WO2012039360A1 (ja) 開閉装置用カバー機構
JPS59135959A (ja) 電話機等における送受話器の折りたたみ機構
JP4446952B2 (ja) 折畳み式携帯通信機器
JP2006144892A (ja) 折り畳み式携帯電話機
JP2005117450A (ja) 携帯端末装置
JP2009289638A (ja) 防水蓋体
JP2010060123A (ja) 折り畳み式携帯情報端末
JPH0993317A (ja) 蓋を備えた電話機
KR100747458B1 (ko) 폴더 및 슬라이드 겸용 이동통신 단말기
JP4429147B2 (ja) 携帯情報端末用の蓋および携帯情報端末
JP2002333012A (ja) ヒンジ装置
JP2001241254A (ja) 折り畳みヒンジ部を備えたプラスチック製ハウジング
JP4472468B2 (ja) 携帯電子機器
WO2006070702A1 (ja) 折り畳み式携帯端末装置
JP5258097B2 (ja) 折り畳み式携帯電子機器
JP2010074440A (ja) 携帯端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4446952

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130129

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees