JP4444158B2 - 自動原稿給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動原稿給紙装置及び画像形成装置に関する。
一般に、複数の原稿を1枚ずつ分離してスリットガラスに自動的に搬送する自動原稿給紙装置として、原稿を原稿テーブルにセットしたときに、原稿束の先端を揃えて原稿束を一定位置に位置させることにより分離性能が低下するのを防止するための原稿ストッパ爪を備えたものがある。特許文献1には、原稿ストッパ爪を開放位置、開放状態の維持および遮断位置の3つの動作状態で確実に駆動する技術が提案されている。
特開2001−341879号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来技術では、原稿ストッパ爪を搬送ローラと同一駆動源で駆動、特に用紙搬送路の最終段に設置された排紙ローラと駆動源を同一構成としており、原稿ストッパ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる際にはモータを逆転駆動させていた。このため、排紙トレイに排出した原稿が排紙ローラに掛かっていた場合には、原稿は通常の搬送方向とは逆方向に搬送されてしまい、排紙した原稿を再び搬送路内に引き込んでしまうおそれがあった。
本発明は、原稿ストッパ爪と排紙ローラとを同一駆動源とした場合でも、排紙した原稿を再び搬送路内に引き込まれることを防止できる自動原稿給紙装置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、用紙載置台に載置された用紙束の搬送経路を遮断する遮断位置と搬送経路を開放する開放位置の間に移動自在に設けた原稿ストップ爪と、用紙搬送路の下流に設置された排紙ローラとを備え、原稿ストップ爪は遮断位置に位置したときに用紙載置台に載置された用紙束の搬送方向先端部に当接することにより用紙束が用紙搬送方向下流側に移動するのを規制しており、原稿ストップ爪の駆動源と排紙ローラを回転駆動する駆動源とを同一モータで構成しており、排紙ローラの排紙方向と逆方向にモータを回転させ原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる自動原稿搬送装置において、原稿ストップ爪を遮断位置に復帰させる際には排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させ且つ少なくともその前又は後に排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させることを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる際には、排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させた後に、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載された発明において、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転量は、排紙ローラの回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転量より多いことを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、請求項2又は3に記載された発明において、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転速度は、排紙ローラの回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転速度より遅いことを特徴とする。
請求項5に記載された発明は、請求項1に記載の発明において、原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる際には、排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させる前に、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させており、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転量は、排紙ローラの回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転量より少なく、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転速度は、排紙ローラの回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転速度より速いことを特徴とする。
請求項6に記載された発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる際には、排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させる前及び排紙ローラを排紙方向とは逆方向にモータを回転させた後に、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させることを特徴とする。
請求項7に記載された発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の自動原稿給紙装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる際に、排紙ローラを排紙方向と逆方向にモータを回転させるのに連動して排紙ローラを排紙方向と同方向にもモータを回転させることにより、原稿ストップ爪を遮断位置に復帰させる際に、原稿が通常の搬送方向とは逆方向に搬送されてしまうことを防止することができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は原稿ストップ爪とカムの駆動機構を示す斜視図、図2は呼び出しコロの駆動機構を示す斜視図、図3は原稿ストップ爪とカムの駆動機構を示す側面図、図4は本発明に係る自動原稿給紙装置の概略構成図、図5は本発明に係る自動原稿給紙装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図、図6は本発明の第1実施の形態に係る原稿ストップ爪の復帰動作を説明するフローチャートである。
図5に示すように画像形成装置1は複写機であり、装置本体1aと装置本体1aの上部に設けた自動原稿給紙装置(以下、単にADFという)4とから構成される。装置本体1a上面にはコンタクトガラス2およびコンタクトガラス2よりも小面積のスリットガラス3が設けられている。装置本体1aはスキャナ31と、スキャナ31で読取った画像データを感光体ドラムに書き込む書き込み部200と、画像形成手段201と、定着手段208、給紙手段206等から構成されている。
スキャナ31によって読取られた原稿の画情報は画像データとして図示しない本体制御部に出力されるようになっており、本体制御部は書き込み部200によって画像形成手段201を構成する感光体ドラム202上に静電潜像を形成し、画像形成手段201を構成する帯電部203、露光部204、現像部205の協働によって感光体ドラム202上にトナーの可視像が形成されるようになっている。
一方、給紙手段206から給紙された転写紙は、画像形成手段201まで運ばれ、画像形成手段201を構成する転写部207によって転写紙の一方の面にトナーの転写が行なわれ、定着手段208による定着の終了した転写紙は反転排紙部209に搬送される。
ここで、反転排紙部209におけるI経路は画像形成装置1外への転写紙のストレート排紙経路であり、II経路は反転紙部209内で転写紙が反転されて排出される経路であり、III経路は反転排出部209内で転写紙が反転されて両面トレイに両面トレイにおいて転写紙の再給紙後、上述した画像形成プロセスを経て転写紙の他方面の転写が行なわれた後、I経路にて画像形成装置1外に排出される。
ADF4は上面に原稿テーブル(用紙載置台)5が設けられており、この原稿テーブル5には奥側基準(原稿の搬送方向下流側基準)で複数の原稿からなる原稿束Pがセット可能になっている。この原稿テーブル5の奥側には光センサ等からなる原稿検知センサ6が設けられており、この原稿検知センサ6は原稿テーブル5にセットされた原稿を検知して図示しないコントローラに検知情報を出力するようになっている。コントローラはこのセンサ6からの検知情報に基づいて給紙スタート信号を出力するようになっている。
原稿テーブル5の先端(原稿の搬送方向下流側)には呼出しコロ(回転部材)7が設けられており、この呼出しコロ7は原稿束Pに当接する当接位置および原稿束Pから離隔する離隔位置の間で揺動するようになっている。
図2は呼出しコロ7の揺動機構を示す図である。図2において呼出しコロ7はブラケット8に回転軸7aが回転自在に支持されており、このブラケット8は支持軸9に固定されている。この支持軸9にはレバー10が固定されており、このレバー10の延在方向一端部には第1突出部10aが形成され、この第1突出部10aはブラケット8に形成された舌部8aに係合可能になっている。
レバー10の延在方向他端部には第2突出部10bが形成されており、この第2突出部10bはカム11に摺接するようになっている。カム11はリンク12に連結されており、このリンク12の一端部は第1ばね(連結部材)13aによって本体1a側に付勢されている。また、リンク12の他端部は第2ばね(連結部材)13bを介してソレノイド14に連結されている。
ソレノイド14はコントローラの出力信号に基づいて駆動されるようになっており、ON状態のときには、第1バネ13aの付勢力に抗して第2バネ13bを引張ってリンク12を図2中、時計回転方向に回転させることにより、カム11を回転させて第2突出部10bを下降させて呼出しコロ7を原稿束Pに当接させる。また、OFF状態のときには、第1バネ13aによってリンク12を図2中、反時計回転方向に回転させることにより、カム11を回転させて第2突出部10bを上昇させて呼出しコロ7を原稿束Pから離隔させるようになっている。すなわち、ソレノイド14は呼出しコロ7を当接位置と離隔位置の間で移動させるようになっている。
一方、呼出しコロ7に対して原稿の搬送方向下流側には給紙ベルト15が設けられており、この給紙ベルト15は駆動ローラ15aおよび従動ローラ15bに橋架され、駆動ローラ15aによって時計回転方向に周回移動するようになっている。給紙ベルト15にはリバースコロ16が摺接しており、このリバースコロ16は分離方向である時計回転方向に回転するようになっている。したがって、給紙ベルト15及びリバースコロ16の間に搬送された原稿束Pからは最上位の原稿が分離されるようになっている。
この分離原稿はプルアウト駆動ローラ17及びプルアウト従動ローラ18を介してスリットガラス3に搬送されるようになっており、プルアウト駆動ローラ17およびプルアウト従動ローラ18の下流側に位置するレジストセンサ19aによって原稿の先端が検知されると、コントローラは呼出しコロ7、駆動ローラ15aおよびプルアウト駆動ローラ17を駆動する給紙モータを逆転するようになっている。
尚、図示しないが給紙モータの駆動力は複数の歯車やタイミングベルトからなる伝達機構を介して呼出しコロ7、駆動ローラ15a及びプルアウト駆動ローラ17に伝達されるようになっており、給紙モータが正転駆動されると、伝達機構を介して呼出しコロ7、駆動ローラ15aおよびプルアウト駆動ローラ17が原稿の分離方向に回転し、給紙モータが逆転駆動されると、ワンウェイクラッチを介して伝達機構に連結される駆動ローラ15aが空回りするため、給紙ベルト15が空回りして原稿束から次原稿が分離されるのを阻止するようになっている。
スリットガラス3で読取りが終了した原稿は、搬送駆動ローラ20及び搬送従動ローラ21に挟持されて搬送された後、排紙駆動ローラ(排紙ローラ)22および排紙従動ローラ(排紙ローラ)23に挟持された排紙トレイ24上に排紙されるようになっている。尚、搬送駆動ローラ20および排紙駆動ローラ22は図示しない排紙モータ(モータ)および減速機構によって回転駆動されるようになっている。
排紙駆動ローラ22の近傍には排紙センサ19bが設けられており、この排紙センサ19bは原稿の後端を検知して原稿の排紙情報をコントローラに出力するようになっている。一方、原稿テーブル5の先端には原稿ストップ爪である突き当て板25が設けられており、この突き当て板25には原稿テーブル5にセットされた原稿束Pの先端が突き当てられるようになっている。
突き当て板25はL字形状に形成されており、支持軸26に固定されている。支持軸26の端部にはリンク27が取付けられており、このリンク27の一端部は第1ばね28aによって本体1a側に付勢されている。また、リンク27の他端部は第2ばね28aを介してソレノイド14に連結されている。
ソレノイド14がON状態のときには、第1バネ28aの付勢に抗して第2バネ28bを引張ってリンク27を図3中、反時計回転方向に回転させることにより、突き当て板25を原稿の搬送経路32を開放する開放位置に退避させる。また、OFF状態のときには、第1バネ28aによってリンク27を図3中、時計回転方向に回転させることにより、突き当て板25が搬送経路32を遮断するように退避位置から搬送経路32上に突出させるようになっている。
すなわち、ソレノイド14は突き当て板25を開放位置と遮断位置の間で揺動させるものである。また、支持軸26の端部には板状部材29が設けられており、この板状部材29にはカム30が摺接するようになっている。このカム30は排紙駆動ローラ22の回転軸22aの端部に取付けられており、排紙駆動ローラ22の回転に伴って回転するようになっている。また、カム30は回転軸22aにトルクリミッタを介して連結されており、原稿を搬送可能な負荷でローラ22が回転する際にカム30は空回りするようになっている。
カム30は所定位置に回転したときに突起状のカム面30aが板状部材29のストッパ部29aに係合するようになっており、このときには突き当て板25が開放位置に位置した状態を維持して遮断位置に位置することが規制されるようになっている。尚、本実施形態では、カム30および板状部材29がストッパ部材を構成している。
原稿テーブル5に設けられた原稿検知センサ6は原稿テーブル5の原稿の有無を検知してコントローラに検知情報を出力するようになっており、コントローラは原稿検知センサ6からの検知情報に基づいて原稿テーブル5上に原稿がないものと判断したときに排紙モータを駆動して突き当て板25を遮断位置に復帰させるようになっている。
レジストセンサ19a及び排紙センサ19bは搬送経路の原稿を検知してコントローラに検知情報を出力するようになっており、コントローラはこの検知情報に基づいて搬送経路に一定時間以上原稿が滞留している場合にジャムが発生したものと判断し、排紙モータを駆動して突き当て板25を開放位置に維持するようになっている。
本実施形態では、原稿検知センサ6、レジストセンサ19a、排紙センサ19bおよびコントローラが用紙検知手段を構成している。
一方、スリットガラス3の下方の画像形成装置1にはイメージセンサからなるスキャナ31が設けられており、このスキャナ31は図示しない駆動装置によって図1中、左右方向に移動するようになっている。この駆動装置は図示しない本体制御部によって制御されるようになっており、コンタクトガラス2にセットされた原稿の画情報を読取る際には、コンタクトガラス2の下方にスキャナ31を走査させると共に、スリットガラス3上に搬送される原稿の画情報を読取る際にはスキャナ31をスリットガラス3の下方に停止させるようになっている。
次に、本実施の形態に係る自動原稿給紙装置の作用及び効果について説明する。まず、原稿の搬送方法を説明する。原稿テーブル5に原稿束Pをセットすると、原稿検知センサ6が原稿束Pを検知してコントローラに給紙スタート信号を出力する。このとき、コントローラはソレノイド14をONにする。ソレノイド14がONになると、第1バネ13aの付勢力に抗して第2バネ13bを引張って、リンク12を図2中、時計回転方向に回転させることにより、カム11を回転させて第2突出部10bを下降させて呼出しコロ7を原稿束Pに当接させる。
このとき、ソレノイド24は同時に第1バネ28aの付勢に抗して第2バネ28bを引張ってリンク27を図3中、反時計回転方向に回転させることにより、突き当て板25を原稿の搬送経路32を開放する開放位置に退避させる。
次いで、給紙モータによって呼出しコロ7、駆動ローラ15a及びプルアウト駆動ローラ17を回転させると共に、排紙モータによって搬送駆動ローラ20及び排紙駆動ローラ22を回転させることにより、原稿束Pから最上位の原稿を分離して読取位置であるスリットガラス3に搬送する。また、原稿の先端がレジストセンサ19aによって検知されると、ソレノイド14がOFFになる。
このとき、第1バネ13aによってリンク12を図2中、反時計回転方向に回転させることにより、カム11を回転させて第2突出部10bを上昇させて呼出しコロ7を原稿束Pから離隔させる。また、同時に、第1バネ28aによってリンク27を時計回転方向に回転させることにより、カム30を回転させて突き当て板25が搬送経路32を遮断するように退避位置から搬送経路32上に突出させるようにしている。このとき、排紙モータによって回転される回転軸22aによってカム30のカム面30aがストッパ部29aに当接するため、突き当て板25が遮断位置に復帰されることが規制されて開放位置に位置した状態のままとなる。このとき給紙モータが逆転駆動するため、駆動ローラ15aが空回りして給紙ベルト15によって後続する原稿が分離されることが防止される。
そして、読取りが終了した原稿は搬送駆動ローラ20および排紙駆動ローラ22によって排紙トレイ24上に排紙される。また、原稿の後端がレジストセンサ19aによって検知された時点で、原稿検知センサ6からの検知情報に基づいて原稿テーブル5上にまだ原稿が存在すると判断した場合はソレノイド14をONして呼出しコロ7を原稿束Pに当接させると共に、給紙モータを正転駆動して後続する原稿の分離を行なう。
一方、原稿検知センサ6からの検知情報に基づいて原稿テーブル5上の原稿が無くなったのと判断したときには、ソレノイド14をOFFのままにする。第1バネ28aによってリンク27を図中、時計回転方向に回転させようとするが、このとき、カム30のカム面30aがストッパ部26aに係合するため、突き当て板25は開放位置に位置したままとなる。そして、搬送路内の原稿を排出後、排紙モータを逆転駆動して回転軸22aを逆転させることにより、カム30を逆回転させてカム面30aをストッパ部26aから離隔させると、第1ばね28aの付勢力によってリンク27が図1中、時計回転方向に回転するため、突き当て板25が搬送経路32上に突出する遮断位置に移動して元の状態に復帰する。尚、突き当て板25の復帰動作は画像形成装置1の電源投入時にもイニシャル動作として行なう。
次に、本実施の形態に係る突き当て板25の復帰動作について説明する。突き当て板25は図示しない排紙モータの逆転によって行なわれるが、搬送路内から排出された原稿は排紙速度、原稿厚などにより排紙従動ローラ23から完全に排出されない場合がある。この状態で突き当て板25の復帰動作として排紙モータの逆転を行なうと、排紙ローラが逆転する事により排紙従動ローラ23から完全に排出されていない状態の原稿は再び搬送路内に引き込まれてしまうおそれがある。
本実施の形態では、原稿が搬送路内に引き込まれるのを防止及び引き込んでしまった原稿の排出動作として、突き当て板25の復帰動作に連動して排紙モータを正転(搬送方向)に回転させる。突き当て板25の復帰動作は画像形成装置1の電源投入時及び分離部から読取部までを覆う図示しない給紙カバーを開閉する時に行ない、レジストセンサ19及び排紙センサ19bが搬送路内の原稿有無を確認後、突き当て板25の位置確定イニシャル動作として行なう。
尚、この状態では搬送路内の原稿の有無や、排紙従動ローラ23及び排紙トレイ24の状態は想定しにくい。よって、排紙ローラ22、23近辺に原稿の後端が存在して、排紙ローラの逆転駆動により搬送路内に原稿を引き込んでしまうおそれを重視し、突き当て板25の復帰動作の為の排紙ローラ22、23の逆転を行なった後に、排紙モータを正転方向へ駆動する(ステップS11〜S16)。尚、排紙モータを正転方向へ駆動する場合のモータ回転量は、突き当て板25の復帰動作の為に行なう排紙モータを逆転方向へ駆動する場合のモータ回転量よりも多くしている。更に、排紙ローラ22、23を排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転速度は、排紙ローラ22、23の回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転速度より遅くなるようにしている。
以上のように、本実施の形態によれば、突き当て板25を開放位置から遮断位置に復帰させる際に、排紙ローラ22、23を排紙方向と逆方向に回転させるのに連動して排紙ローラ22、23を排紙方向と同方向にも回転させることにより、突き当て板25を遮断位置に復帰させる際に、原稿が排紙ローラ端に掛かるのを防止でき、たとえ原稿が排紙ローラ端に掛かっていても、排紙ローラ22、23を排紙方向と同方向に回転させることで原稿が通常の搬送方向とは逆方向に搬送されてしまうことを防止することができる。
更に、排紙モータを正転方向へ駆動する場合のモータ回転量は、突き当て板25の復帰動作の為に行なう排紙モータを逆転方向へ駆動する場合のモータ回転量よりも多くしているので、排紙ローラ端に掛かっていた原稿が通常の搬送方向とは逆方向に搬送されてしまっても、逆方向に搬送してしまった搬送量より多く通常の搬送方向に原稿を搬送することができ、原稿後端が排紙ローラ端に掛かることなく、原稿を完全に排紙トレイ24上に排紙することができる。
原稿を搬送経路内に引き込んだ場合に、引き込んだ原稿が搬送方向に対して斜めになっていることが考えられるが、排紙ローラ22、23を排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転速度を、排紙ローラ22、23の回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転速度より遅くなるようにしているので、不安定な状態で引き込んでしまった原稿の不安定な挙動発生時間を緩和でき、原稿原稿の保護を行なうことができる。
次に、他の実施の形態を説明するが、以下の説明において、上述した第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することにより、その部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では上述の第1実施の形態と異なる点を主に説明する。図7は第2実施の形態に係る突き当て板25の復帰動作を説明するフローチャートである。
通常の読取動作における原稿排出後の突き当て板25の復帰動作においては、復帰動作直前まで原稿を搬送方向に排出していることから、搬送経路内に原稿は無く、排出した原稿も排紙ローラ端に掛かっているおそれは小さい。また、原稿読取動作は正常に終了していることや、原稿テーブル5への次の原稿束セットに対する準備を早急に行なう必要があることから、引き込み防止動作として、突き当て板25の復帰動作の為の排紙ローラ22、23の逆転を行なう前に、排紙モータを正転方向へ駆動する(ステップS21〜S26)。
尚、排紙ローラ22、23を排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転量は、排紙ローラ22、23の回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転量より少なくしてあるので、モータの駆動時間を短くでき、原稿テーブル5への次の原稿束セットに対する準備時間を短くできる。
排紙ローラ22、23を排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転速度を、排紙ローラ22、23の回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転速度より速くしているので、原稿を速く排紙することができる。
次に第3実施の形態に係る突き当て板の復帰動作について説明する。搬送経路内で原稿ジャムが発生した場合、発生した原稿ジャムに対する処理を行なった後に突き当て板25の復帰動作を行う場合には、まだ搬送経路にジャム処理しきれていない原稿が存在する可能性と、オペレータが排出した原稿を操作して排紙原稿の積載状態が変化し、排紙ローラ22、23近辺に原稿が移動している可能性がある。
本実施の形態では、排紙ローラ22、23を排紙方向とは逆方向に回転させる前及び排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させた後に、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させている(ステップS31〜S38)。このように突き当て板25の復帰動作の前後で排紙モータを正転することで、原稿の引き込み防止および、引き込んでしまった原稿の排出動作の両方を行なうことができる。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。第3実施の形態において、ジャム処理時における排紙モータの正転の速度はジャム紙に対する一層の保護を行なう為、できるだけ低速の方が良い。
第1〜第3実施の形態では、電源投入時及びカバー開閉時、通常読取動作終了時、ジャム処理時において、突き当て板25の復帰動作に対する排紙モータの正転タイミングを決定しているが、その他の時期に行なっても良い。
原稿ストップ爪とカムの駆動機構を示す斜視図である。 呼び出しコロの駆動機構を示す斜視図である。 原稿ストップ爪とカムの駆動機構を示す側面図である。 本発明に係る自動原稿給紙装置の概略構成図である。 本発明に係る自動原稿給紙装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図である。 本発明の第1実施の形態に係る原稿ストップ爪の復帰動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る原稿ストップ爪の復帰動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施の形態に係る原稿ストップ爪の復帰動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
4 自動原稿搬送装置
5 原稿テーブル(用紙載置台)
22 排紙駆動ローラ(排紙ローラ)
23 排紙従動ローラ(排紙ローラ)
25 突き当て板(原稿ストップ爪)

Claims (7)

  1. 用紙載置台に載置された用紙束の搬送経路を遮断する遮断位置と搬送経路を開放する開放位置の間に移動自在に設けた原稿ストップ爪と、用紙搬送路の下流に設置された排紙ローラとを備え、原稿ストップ爪は遮断位置に位置したときに用紙載置台に載置された用紙束の搬送方向先端部に当接することにより用紙束が用紙搬送方向下流側に移動するのを規制しており、原稿ストップ爪の駆動源と排紙ローラを回転駆動する駆動源とを同一モータで構成しており、排紙ローラの排紙方向と逆方向にモータを回転させ原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる自動原稿搬送装置において、原稿ストップ爪を遮断位置に復帰させる際には排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させ且つ少なくともその前又は後に排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させることを特徴とする自動原稿給紙装置。
  2. 原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる際には、排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させた後に、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させることを特徴とする請求項1記載の自動原稿給紙装置。
  3. 排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転量は、排紙ローラの回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転量より多いことを特徴とする請求項2記載の自動原稿給紙装置。
  4. 排紙ローラを排紙方向と同方向にモータを回転させる際のモータ回転速度は、排紙ローラの回転方向とは逆方向にモータを回転させる際のモータ回転速度より遅いことを特徴とする請求項2又は3に記載の自動原稿給紙装置。
  5. 原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる際には、排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させる前に、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させており、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転量は、排紙ローラの回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転量より少なく、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させる際のモータ回転速度は、排紙ローラの回転方向とは逆方向に回転させる際のモータ回転速度より速いことを特徴とする請求項1記載の自動原稿給紙装置。
  6. 原稿ストップ爪を開放位置から遮断位置に復帰させる際には、排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させる前及び排紙ローラを排紙方向とは逆方向に回転させた後、排紙ローラを排紙方向と同方向に回転させることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の自動原稿給紙装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の自動原稿給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

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