JP4443511B2 - サスペンション及び情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、近接場光を発生させるための近接場光発生素子を有する近接場光ヘッドを先端に有し、高密度な情報の記録再生を行うサスペンション、及び、該サスペンションを有する情報記録再生装置に関するものである。
近年、コンピュータ機器におけるハードディスク等の容量増加に伴い、単一記録面内における情報の記録密度が増加している。例えば、磁気ディスクの単位面積当たりの記録容量を多くするためには、面記録密度を高くする必要がある。ところが、記録密度が高くなるにつれて、記録媒体上で1ビット当たりの占める記録面積が小さくなっている。このビットサイズが小さくなると、1ビットの情報が持つエネルギーが、室温の熱エネルギーに近くなり、記録した情報が熱揺らぎ等のために反転したり、消えてしまったりする等の熱減磁の問題が生じてしまう。
一般的に用いられてきた面内記録方式では、磁化の方向が記録媒体の面内方向に向くように磁気を記録する方式であるが、この方式では上述した熱減磁による記録情報の消失等が起こり易い。そこで、このような不具合を解消するために、記録媒体に対して垂直な方向に磁化信号を記録する垂直記録方式に移行しつつある。この方式は、記録媒体に対して、単磁極を近づける原理で磁気情報を記録する方式である。この方式によれば、記録磁界が記録膜に対してほぼ垂直な方向を向く。垂直な磁界で記録された情報は、記録膜面内においてN極とS極とがループを作り難いため、エネルギー的に安定を保ち易い。そのため、この垂直記録方式は、面内記録方式に対して熱減磁に強くなっている。
しかしながら、近年の記録媒体は、より大量且つ高密度情報の記録再生を行いたい等のニーズを受けて、さらなる高密度化が求められている。そのため、隣り合う磁区同士の影響や、熱揺らぎを最小限に抑えるために、保磁力の強いものが記録媒体として採用され始めている。そのため、上述した垂直記録方式であっても、記録媒体に情報を記録することが困難になっていた。
そこで、この不具合を解消するために、近接場光により磁区を局所的に加熱して一時的に保磁力を低下させ、その間に書き込みを行うハイブリッド磁気記録方式が提供されている。このハイブリッド磁気記録方式は、微小領域と、近接場光ヘッドに形成された光の波長以下のサイズの光学的開口との相互作用により発生する近接場光を利用する方式である。このように、光の回折限界を超えた微小な光学的開口、即ち、近接場光発生素子を有する近接場光ヘッドを利用することで、従来の光学系において限界とされていた光の波長以下となる領域における光学情報を扱うことが可能となる。よって、従来の光情報記録再生装置等を超える記録ビットの高密度化を図ることができる。
なお、近接場光発生素子は、上述した光学的微小開口によるものだけでなく、例えば、ナノメートルサイズに形成された突起部により構成しても構わない。この突起部によっても、光学的微小開口と同様に近接場光を発生させることができる。
上述したハイブリッド磁気記録方式による情報記録再生装置としては、各種のものが提供されているが、その1つとして、近接場光の生成を行うための光を近接場光ヘッドに供給することで、微小開口から十分大きな近接場光を生成し、超高分解能の再生記録、高速記録再生、高SN比化を図ることができる情報記録再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この情報記録再生装置50は、図16に示すように、金属材料で形成されたサスペンションアーム51と、該サスペンションアーム51の先端に形成されたジンバル52と、該ジンバル52を介してサスペンションアーム51に固定された近接場光ヘッド(近視野光ヘッド)53とを備えている。
サスペンションアーム51は、基端側が図示しないボイスコイルモータに接続されており、該モータの駆動によって水平方向に移動可能とされている。ジンバル52は、近接場光ヘッド53を、記録媒体54の表面から所定距離(例えば、数十nm)離間した一定の高さで浮上させるように姿勢を安定させるものである(フライングヘッド技術)。近接場光ヘッド53は、近接場光を発生させる図示しない微小開口を有すると共に、後述するレーザ光55からの光束が入射される図示しない光結合部を有している。
また、サスペンションアーム51の表面には、レーザー55からレンズ56を介して出射された光束を、ジンバル52まで導く光ファイバー57が基端側から先端側に亘って固定されていると共に、該光ファイバー57の先端から出射された光束を、ジンバル52に導くレンズ58及びミラー59が固定されている。
また、記録媒体54を挟んで近接場光ヘッド53に対向する位置に、受光ヘッド60が配置されている。この受光ヘッド60は、上記サスペンションアーム51と同様に形成されたサスペンションアーム61の先端に固定されており、近接場光と記録媒体54との相互作用の結果発生した散乱光を受光して電気信号に変換して回路系62に出力している。回路系62は、この電気信号を増幅し、情報の再生信号を生成している。
このように構成された情報記録再生装置50により、記録媒体54に情報を書き込む場合には、まず、ボイスコイルモータによりサスペンションアーム51を水平方向にスキャン移動させて、記録媒体54の所望する位置に近接場光ヘッド53を移動させる。この際、近接場光ヘッド53は、ジンバル52を介してサスペンションアーム51に固定されているので、高速で回転している記録媒体54のうねりに対応して姿勢が安定する。つまり、フライングヘッド技術により、記録媒体54から一定の高さを維持するように浮上している。これにより、近接場光ヘッド53の微小開口と記録媒体54との距離が常に一定に維持される。
次いで、レーザー55より光束を出射させる。出射された光束は、レンズ56を介して光ファイバー57に入り、該光ファイバー57内を通ってサスペンションアーム51の先端まで導かれる。そして、光ファイバー57の先端から出射した光束は、レンズ58を通ってミラー59に達し、該ミラー59で反射して角度が変化する。角度が変化した光束は、光結合部付きの近接場光ヘッド53に入射して、微小開口まで導かれる。これにより、微小開口の近傍に、近接場光が発生する。この近接場光によって、記録媒体54は局所的に加熱されて一時的に保磁力が低下する。その結果、記録媒体54に情報を書き込むことができる。
なお、記録媒体54から情報を再生する場合には、上述したように近接場光によって発生した散乱光を、受光ヘッド60で受光することで読み取りを行うことができる。
特開2001−297463号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されている従来の情報記録再生装置では、以下の課題が残されていた。
即ち、サスペンションアーム51の表面には、近接場光を作り出すための光束を導く光ファイバー57が基端側から先端側に亘って固定されているので、サスペンションアーム51及びジンバル52の動きを妨げてしてしまい、近接場光ヘッド53の姿勢を不安定にしていた。つまり、近接場光ヘッド53は、本来サスペンションアーム51及びジンバル52の動きによって、高速に回転する記録媒体のうねりに対応しながら一定の高さで浮上するように姿勢制御されている。ところが、サスペンションアーム51の表面に光ファイバー57が固定されているので、該光ファイバー57が突っ張ってしまい、サスペンションアーム51及びジンバル52の動きを妨げてしまっていた。そのため、近接場光ヘッド53と記録媒体54との距離が変化してしまい、情報の記録再生を高精度に行うことができない場合があった。また、光ファイバー57が突っ張るだけでなく、該光ファイバー57の重さも影響するものであった。
また、ボイルコイルモータの駆動によりサスペンションアーム51を移動させて、記録媒体54上をスキャンする度に、光ファイバー57が抵抗となって風損が生じていた。そのため、スキャン速度が低減してしまい、性能低下を招いていた。また、抵抗が大きいため、スキャンに必要な消費電力が増大していた。
更に、サスペンションアーム51は、強度を持たせるため金属材料により形成されているので、重量が大きかった。特に、このサスペンションアーム51の重量に加え、光ファイバー57の重量も加味されるので、全体的な重量軽減が困難であった。そのため、衝撃等が外力から加わったときに、自身の重量に起因してエネルギーが大きくなってしまい、耐衝撃性が劣ってしまうものであった。その結果、信頼性に劣るものであった。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、近接場光ヘッドの姿勢制御を高精度に行って情報の記録、再生を正確に行うことができ、重量の軽減化、風損の低減化を図ることができるサスペンション及び該サスペンションを有する情報記録再生装置を提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
本発明のサスペンションは、近接場光発生素子を有する近接場光ヘッドに光束を導いて近接場光を発生させ、該近接場光を利用して記録媒体に情報を記録再生させるサスペンションであって、樹脂性材料により板状に形成され、前記近接場光ヘッドに先端が接続されて前記光束を該近接場光ヘッドに導く可撓性の光導波路と、金属性材料によりシート状に形成され、前記光導波路を間に挟んだ状態で上下から挟持固定する第1のビーム及び第2のビームと、前記近接場光ヘッドを、前記記録媒体の表面に平行で且つ互いに直交する2軸回りに回動自在な状態で、前記第1のビームの先端に固定させるジンバル手段とを備え、前記第1のビーム、前記第2のビーム及び前記光導波路が、前記記録媒体の表面に平行な方向に移動可能とされていることを特徴とするものである。
この発明に係るサスペンションにおいては、まず、回転している光ディスク等の記録媒体に対して、両ビーム及び両ビームの間に挟まれた光導波路を記録媒体の表面に平行な方向に移動させてスキャンさせる。これにより、記録媒体上の所望する位置に近接場光ヘッドを位置することができる。次いで、光導波路によって光束を導いて、該光束を近接場光ヘッドに入射させる。この光束の入射により、近接場光ヘッドが有する近接場光発生素子の周囲に近接場光が発生する。なお、この近接場光発生素子とは、光学的な微小開口やナノメートルサイズに形成された突起部から構成されているものである。
記録媒体は、この近接場光によって局所的に加熱されて一時的に保磁力が低下する。その結果、近接場光ヘッドを用いて記録媒体に情報を記録、再生することができる。
ここで、近接場光ヘッドは、両ビーム及び光導波路によって支持されていると共に所定の力で記録媒体側に押さえ付けられている。また、これと同時に近接場光ヘッドは、回転する記録媒体によって生じる風圧の影響を受けて、浮上する力を受けている。この両者の力のバランスによって、近接場光ヘッドは記録媒体上から一定の距離離間した位置に浮遊している状態となっている。
特に、近接場光を発生させる光導波路が、可撓性を有する板状に形成されていると共に両ビーム間に挟まれているので、両ビームの撓みに追従して変形し易い。つまり、従来の光ファイバーのように突っ張ってしまうことがなく、両ビームの動きを妨げ難い。よって、両ビームを確実に撓ませて、近接場光ヘッドを安定して浮上させることができる。
また、近接場光ヘッドは、ジンバル手段によって、記録媒体の表面に平行で且つ互いに直交する2軸回りに回動自在な状態、即ち、2軸を中心として捻れることができるようになっている。これにより、記録媒体にうねりがあったとしても、うねりに起因する風圧変化を捩じりにより吸収でき、浮上している際の近接場光ヘッドの姿勢を一定の姿勢に制御することができる。この場合においても、光導波路が上述した理由により突っ張ってしまうことがないので、高精度に姿勢を制御することができる。
これらの結果、近接場光ヘッドの浮上及び姿勢制御を、従来と比べてより安定させることができ、情報の記録再生を正確に行うことができる。
また、可撓性を有する板状の光導波路を両ビームで挟む構成であるので、光導波路自体にも強度を持たせることができる。そのため、金属材料により形成される両ビームの厚みを極力薄く(シート状)したとしても、従来と比べて全体的な強度が低下する恐れがない。よって、両ビームの重量をできるだけ軽くすることができる。その結果、全体の重量を従来と比べて軽くすることができ、重量の軽減化を図ることができる。
更に、光導波路は、両ビームによって挟まれているので、記録媒体上をスキャンさせる際に、従来の光ファイバーとは異なり、直接風が当たらず風損が生じ難い。よって、スキャン速度の低下を防止でき、スキャン性能を向上することができる。
このように本発明のサスペンションによれば、近接場光ヘッドの姿勢制御を高精度に行って情報の記録、再生を正確に行うことができ、重量の軽減化、風損の低減化を図ることができる。
また、本発明のサスペンションは、上記本発明のサスペンションにおいて、前記第1のビーム又は前記第2のビームのうち少なくともいずれか一方のビームには、先端と基端との間の中間位置において、短手方向に延びた開口が形成されていることを特徴とするものである。
この発明に係るサスペンションにおいては、開口が形成された少なくともいずれか一方のビームが、短手方向(幅方向)に沿った断面積が他の領域に比べて小さくなっている。そのため、この開口を中心にビームは記録媒体の表面に垂直な方向に向けて撓み易くなっている。よって、近接場光ヘッドは、記録媒体からの風圧を受けたときに、容易に浮上して安定し易い。その結果、さらに正確な情報の記録再生を行うことができる。
また、本発明のサスペンションにおいては、上記本発明のサスペンションにおいて、前記第1のビーム又は前記第2のビームのうち少なくともいずれか一方のビームが、先端と基端との間の中間位置において、一定距離の隙間を空けた状態で2つに分断されていることを特徴とするものである。
この発明に係るサスペンションにおいては、少なくともいずれか一方のビームが、中間位置において2つに分断されているので、この分断領域を中心に記録媒体の表面に垂直な方向に向けて撓み易くなっている。よって、近接場光ヘッドは、記録媒体からの風圧を受けたときに、容易に浮上して安定し易い。その結果、さらに正確な情報の記録再生を行うことができる。
また、本発明のサスペンションは、上記本発明のサスペンションにおいて、前記第1のビーム及び前記第2のビームが、共に2つに分断されていることを特徴とするものである。
この発明に係るサスペンションにおいては、両ビームが共に2つに分断されているので、この中間位置では板状の光導波路だけが露出している状態となっている。そのため、サスペンションは、両ビームの剛性に影響されずに、可撓性を有する光導波路の弾性のみで撓む。よって、さらに撓み易くなり近接場光ヘッドをさらに安定して浮上させることができる。
また、本発明のサスペンションは、上記本発明のサスペンションにおいて、前記光導波路の外表面には、少なくとも前記隙間が空いた分断領域内に収まるように、金属薄膜が積層されていることを特徴とするものである。
この発明に係るサスペンションにおいては、少なくとも両ビームが分断されている分断領域、即ち、光導波路が露出している領域において、該光導波路上に金属薄膜が積層されて強度的な補強がされている。そのため、近接場光ヘッドの浮上に伴って、光導波路に撓み変形に伴う繰り返し荷重が作用したとしても、光導波路の強度低下を極力防止することができる。よって、耐久性を向上させることができる。なお、厚みの薄い金属薄膜であるので、近接場光ヘッドの浮上に影響を与えることはない。
また、本発明のサスペンションは、上記本発明のサスペンションおいて、前記光導波路が、前記いずれか一方のビームの中間位置に相当する位置において、短手方向に沿う断面積が他の位置における断面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とするものである。
この発明に係るサスペンションにおいては、板状の光導波路のが、中間位置において断面積が小さくなるように、例えば、幅狭になるように形成されている。よって、板状の光導波路自身も、この部分を中心に撓み易くなっている。つまり、少なくともいずれか一方のビームと光導波路は、共に中間位置を中心に撓み易くなっている。従って、近接場光ヘッドが、さらに浮上し易い。
また、本発明の情報岐路着再生装置は、上記本発明のいずれかに記載のサスペンションと、前記光導波路の基端側から該光導波路に対して前記光束を入射させる光源と、前記第1のビーム、前記第2のビーム及び前記光導波路の基端側を支持すると共に、これらを前記記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるモータ部と、前記記録媒体を所定の方向に回転させる回転駆動部とを備えていることを特徴とするものである。
この発明に係る情報記録再生装置においては、回転駆動部により記録媒体を回転させた後、モータ部により両ビーム及び光導波路を移動させて、近接場光ヘッドをスキャンさせる。そして、近接場光ヘッドを記録媒体上の所望する位置に配置させる。その後、光源から光導波路に光束を入射させる。これにより、サスペンションの近接場光ヘッドを利用して、記録媒体に各種情報の記録再生を行うことができる。
特に、近接場光ヘッドの姿勢制御を高精度に行えるサスペンションを備えているので、情報の記録再生を正確に行うことができ、高品質化を図ることができる。また、重量が軽減されたサスペンションでもあるので、仮に外部から衝撃を受けたとしても、エネルギーを小さくでき耐衝撃性を向上することができる。更に、風損が低減化されたサスペンションでもあるので、スキャン速度を向上することができると共に、消費電力の低減化を図ることができる。
本発明に係るサスペンションによれば、近接場光ヘッドの姿勢制御を高精度に行って情報の記録、再生を正確に行うことができ、重量の軽減化、風損の低減化を図ることができる。
また、本発明に係る情報記録再生装置によれば、上述したサスペンションを備えているので、高品質化、耐衝撃性を向上することができると共に、スキャン速度の向上化、消費電力の低減化を図ることができる。
以下、本発明に係るサスペンション及び情報記録再生装置の第1実施形態を、図1から図8を参照して説明する。なお、図2、図3、図7及び図8においては、サスペンションを裏返しにした状態を図示している。
本実施形態の情報記録再生装置1は、図1に示すように、サスペンション2と、該サスペンション2の光導波路11の基端側から該光導波路11に対して光束を入射させる光信号コントローラ(光源)3と、サスペンション2の下部ビーム(第1のビーム)12、上部ビーム(第2のビーム)13及び光導波路11の基端側を固定すると共に、これらをディスク(記録媒体)Dの表面に平行なXY方向に向けてスキャン移動させるアクチュエータモータ(モータ部)4と、ディスクDを所定の方向に向けて回転させるスピンドルモータ(回転駆動部)5と、これら各構成品を内部に収容するハウジング6とを備えている。
ハウジング6は、アルミニウム等の金属材料により、上面視四角形状に形成されていると共に、内側に各構成品を収容する凹部6aが形成されている。また、このハウジング6には、凹部6aの開口を塞ぐように図示しない蓋が着脱可能に固定されるようになっている。
凹部6aの略中心には、上記スピンドルモータ5が取り付けられており、該スピンドルモータ5に中心孔を嵌め込むことでディスクDが着脱自在に固定される。凹部6aの隅角部には、上記アクチュエータモータ4が取り付けられている。このアクチュエータモータ4には、軸受7を介してキャリッジ8が取り付けられており、該キャリッジ8の先端にサスペンション2が取り付けられている。そして、キャリッジ8及びサスペンション2は、アクチュエータモータ4の駆動によって共に上記XY方向に移動可能とされている。なお、キャリッジ8及びサスペンション2は、ディスクDの回転停止時にアクチュエータモータ4の駆動によって、ディスクD上から回避するようになっている。上記光信号コントローラ3は、このアクチュエータモータ4に隣接するように、凹部6a内に取り付けられている。
サスペンション2は、図示しない近接場光発生素子を有する近接場光ヘッド10に、光信号コントローラ3からの光束を導いて近接場光を発生させ、該近接場光を利用してディスクDに各種情報を記録再生させるものである。なお、近接場光発生素子は、例えば、光学的微小開口や、ナノメートルサイズに形成された突起部等により構成されている。
即ち、サスペンション2は、図2及び図3に示すように、樹脂性材料により板状に形成され、近接場光ヘッド10に先端が接続されて光束を該近接場光ヘッド10に導く可撓性の光導波路11と、金属性材料によりシート状に形成され、光導波路11を間に挟んだ状態で上下から挟持固定する下部ビーム12及び上部ビーム13と、近接場光ヘッド10を、ディスクDの表面に平行で且つ互いに直交する2軸(X軸、Y軸)回りに回動自在な状態、即ち、2軸を中心として捻れることができるように、下部ビーム12の先端に固定させるジンバル手段14とを備えている。
光導波路11は、図4に示すように、基端側から中間位置にかけて上面視四角状に形成されると共に、中間位置から先端側にかけてテーパ状に形成されて板状となっている。更に先端からは、幅が狭い帯状の最先端部11aが突出するように形成されている。
この光導波路11は、図4及び図5に示すように、屈折率の異なるコア11bと、該コア11bの周囲を覆うクラッド11cとから構成されている。なお、コア11bの形状は、基端側から最先端部11aに亘って同一形状とされている。また、コア11bの屈折率をクラッド11cの屈折率よりも大きくするには、コア11bの成膜時にゲルマニウムをドープすれば良く、クラッド11cの屈折率をコア11bの屈折率よりも小さくするには、クラッド11cの成膜時にフッ素をドープすれば良い。このような場合には、光束はコア11b内を全反射して伝搬していくため、伝搬ロスを減少することができる。
また、光導波路11の基端側には、図4に示すように、開口11cが形成されており、該開口11cを介してキャリッジ8の先端に固定されるようになっている。また、この光導波路11の基端側は、キャリッジ8の下面を進むように一部が幅狭の帯状に延び、図1に示す光信号コントローラ3に接続されている。
上記下部ビーム(一方のビーム)12は、図2及び図3に示すように、ステンレス等の厚みの薄い金属材料によって形成され、光導波路11の下面側に貼り付けられている。この際、下部ビーム12は、光導波路11の最先端部11aを除く領域で重ね合わせができるように、該光導波路11の基端側から先端側に亘って同じ形状になるように形成されている。但し、図3に示すように、下部ビーム12の先端は、光導波路11の先端を越えてさらに突出するように形成されている。そして、この先端に突出した位置に、下部ビーム12の長手方向L1に長穴の貫通孔12aが形成されている。光導波路11の最先端部11aは、この貫通孔12aを通って下部ビーム12の下面側に引き出されるようになっている。
また、下部ビーム12には、図2に示すように、先端と基端との間の中間位置(上面視四角形状からテーパ状に切り替わる境位置)において、短手方向L2に延びた開口12bが形成されている。これにより、短手方向L2に沿う断面積が他の部分の断面積よりも小さくなっている。これにより、下部ビーム12は、この中間位置を中心に屈曲して、ディスクDの表面に垂直Z方向に向けて撓み易くなっている。即ち、開口12bを挟んだ両側は、ヒンジ部12cとなっている。更に、下部ビーム12の基端側には、光導波路11の開口11cと位置が重なるように、同じ大きさの開口12dが形成されている。
上記上部ビーム(他方のビーム)13は、図3に示すように、下部ビーム12と同様にステンレス等の厚みの薄い金属材料によって形成され、光導波路11の上面側に貼り付けられている。この際、上部ビーム13は、光導波路11の最先端部11aを除く領域で重ね合わせができるように、該光導波路11の基端側から先端側に亘って同じ形状になるように形成されている。
また、本実施形態の上部ビーム13は、先端と基端との間の中間位置(上面視四角形状からテーパ状に切り替わる境位置)において、一定距離の隙間Hを空けた状態で2つに分断された状態で貼り付けられている。これにより、下部ビーム12及び光導波路11は、上部ビーム13の剛性に影響を受けることなく、撓み易くなっている。
更に、下部ビーム12の基端側にも上部ビーム13と同様に、光導波路11の開口11cと位置が重なるように同じ大きさの開口13aが形成されている。つまり、図7に示すように、下部ビーム12の開口12d、上部ビーム13の開口13a、光導波路11の開口11cは、全て同じ位置で同じ大きさに形成されている。よって、キャリッジ8により、両ビーム12、13及び光導波路11を3層重ねた状態で一度に固定できるようになっている。
また、下部ビーム12の下面側には、図2、図3及び図8に示すように、外形が上面視四角形状に形成されたシート状のジンバル20が取り付けられている。このジンバル20は、アルミニウム等の金属材料により、基端側が下部ビーム12を挟んで光導波路11及び上部ビーム13の先端側に重なる大きさに形成されている。また、ジンバル20の基端側には、下部ビーム12に形成された貫通孔12aの周囲を囲むように略四角状の貫通孔20aが形成されている。そして、下部ビーム12の貫通孔12aから下面側に引き出された光導波路11の最先端部11aが、さらにこの貫通孔20aを通してジンバル20の下面側に引き出されるようになっている。そして、引き出された最先端部11aは、後述するパッド部20bに固定された近接場光ヘッド10に接続されている。
また、このジンバル20は、図8に示すように、中間付近から先端にかけて下方側に僅かながら反るように形成されている。そして、この反りが加わった先端側が下部ビーム12に接触しないように、基端側から中間付近にかけて下部ビーム12に固定されている。
この浮いた状態のジンバル20の先端側には、周囲がコ形状に刳り貫かれたパッド部20bが形成されており、該パッド部20bのみが下部ビーム12の下面と平行になるように角度調整されている。そして、このパッド部20b上に上記近接場光ヘッド10が載置固定されている。つまり、近接場光ヘッド10は、パッド部20bを介して下部ビーム12にぶら下がった状態となっている。
また、下部ビーム12の先端には、パッド部20b及び近接場光ヘッド10の略中心に向かって突出する突起部21が形成されている。この突起部21の先端は、丸みを帯びた状態となっている。そして突起部21は、近接場光ヘッド10がディスクDから受ける風圧により下部ビーム12側に浮上したときに、パッド部20bの表面に点接触するようになっている。この浮上する力は、突起部21から下部ビーム12に伝わって、該下部ビーム12を撓ませるように作用する。
また、ディスクDのうねり等により、近接場光ヘッド10にXY方向に向かう風圧が加わったときに、近接場光ヘッド10及びパッド部20bは、突起部21を中心としてX軸、Y軸(2軸)回りに捩じれるようになっている。これにより、ディスクDのうねりに起因する風圧を吸収でき、近接場光ヘッド10の姿勢が安定するようになっている。
即ち、これら突起部21及びパッドを有するジンバル20は、上述したジンバル手段14を構成している。
次に、このように構成された情報記録再生装置1により、ディスクDに各種の情報を記録再生する場合について以下に説明する。
まず、スピンドルモータ5を駆動させてディスクDを所定方向に回転させる。次いで、アクチュエータモータ4を作動させて、キャリッジ8を介してサスペンション2をXY方向にスキャンさせる。これにより、ディスクD上の所望する位置に近接場光ヘッド10を位置させることができる。次いで、光信号コントローラ3から光束を光導波路11に入射させる。この光束は、光導波路11のコア11bによって導かれて、近接場光ヘッド10に入射する。この光束の入射により近接場発生素子の周囲には、近接場光が滲み出るように発生する。ディスクDは、この近接場光によって局所的に加熱されて一時的に保磁力が低下する。その結果、近接場光ヘッド10を利用してディスクDの各種の情報を、記録再生することができる。
ここで、近接場光ヘッド10は、両ビーム12、13及び光導波路11によって支持されていると共に、所定の力でディスクD側に押さえ付けられている。また、これと同時に近接場光ヘッド10は、回転するディスクDによって生じる風圧の影響を受けて、浮上する力を受ける。この両者の力のバランスによって、近接場光ヘッド10はディスクD上から一定の距離離間した位置に浮遊している状態となっている。
この際、近接場光ヘッド10は、風圧を受けて下部ビーム12側に押されるので、近接場光ヘッド10を固定するジンバル20のパッド部20bと下部ビーム12に形成された突起部21とが、点接触した状態となる。そして、この浮上する力は、突起部21を介して下部ビーム12に伝わり、さらに、下部ビーム12に接する光導波路11及び上部ビーム13に伝わる。その結果、これらをディスクDの表面に垂直なZ方向に向けて撓ませる。
特に、本実施形態の光導波路11は、可撓性を有する板状に形成されていると共に、両ビーム12、13間に挟まれているので、両ビーム12、13の撓みに追従して変形し易い。つまり、従来の光ファイバーのように突っ張ってしまうことがなく、両ビーム12、13の動きを妨げ難い。よって、近接場光ヘッド10を、確実に浮上させることができる。
更に、この近接場光ヘッド10の浮上の際、本実施形態では下部ビーム12の中間位置に開口12bが形成されてヒンジ部12cが設けられていると共に、上部ビーム13が中間位置で隙間Hを空けて2つに分断されているので、下部ビーム12及び光導波路11のみが容易に撓み易くなっている。よって、近接場光ヘッド10は、より浮上し易くなっている。その結果、近接場光ヘッド10を安定して浮上させることができ、情報の記録再生を正確に行うことができる。
また、近接場光ヘッド10は、ディスクDのうねりに起因して発生する風圧(XY方向に向かう風圧)を受けたとしても、ジンバル手段14、即ち、突起部21の先端に点接触したパッド部20bを介してXY軸回りに捩じれるようになっている。そのため、うねりに起因する風圧を吸収でき、浮上している際の近接場光ヘッド10の姿勢を一定の姿勢に制御することができる。この場合においても、光導波路11が上述した理由により突っ張ってしまうことがないので、高精度に姿勢を制御することができる。
これらの結果、近接場光ヘッド10の浮上及び姿勢制御を、従来と比べてより安定させることができ、情報の記録再生を正確に行うことができる。
また、本実施形態のサスペンション2は、可撓性を有する板状の光導波路11を、両ビーム12、13で挟む構成であるので、光導波路11自体にも強度を持たせることができる。そのため、金属材料により形成される両ビーム12、13の厚みを極力薄く(シート状)したとしても、従来と比べて全体的な強度が低下する恐れがない。よって、両ビーム12、13の重量をできるだけ軽くすることができる。その結果、全体の重量を従来と比べて軽くすることができ、重量の軽減化を図ることができる。
更に、光導波路11は、両ビーム12、13によって挟まれているので、ディスクD上をスキャンさせる際に、従来の光ファイバーとは異なり、直接風が当たらず風損が生じ難い。よって、スキャン速度の低下を防ぎ、スキャン性能を向上することができる。
また、本実施形態の情報記録再生装置1によれば、近接場光ヘッド10の姿勢制御を高精度に行えるサスペンション2を備えているので、情報の記録再生を正確に行うことができ、高品質化を図ることができる。また、重量が軽減されたサスペンション2でもあるので、仮に外部から衝撃等を受けたとしても、エネルギーを小さくでき耐衝撃性を向上することができる。更に、風損が低減化されたサスペンション2でもあるので、スキャン速度を向上することができると共に、消費電力の低減化を図ることができる。
次に、本発明に係るサスペンション2の第2実施形態について、図9から図11を参照して説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、下部ビーム12及び上部ビーム13のみが、中間位置において開口12bが形成されたり、分断されたりして撓み易くなっていたのに対し、第2実施形態のサスペンション30では、これに加え、光導波路11自身も撓み易くなっている点である。
即ち、本実施形態のサスペンション30は、図9から図11に示すように、光導波路11が両ビーム12、13の中間位置に相当する位置において、短手方向L2に沿う断面積が他の位置に置ける断面積よりも小さくなるように形成されている。つまり、光導波路11は、中間位置を横切る領域のみ幅狭に形成された撓み部31を有している。そのため、光導波路11自身も、この撓み部31を中心に撓み易くなっている。
このように形成された光導波路11を有するサスペンション30によれば、ディスクDからの風圧を受けたときに近接場光ヘッド10がより容易に浮上して安定し易い。その結果、さらに正確な情報の記録再生を行うことができる。
次に、本発明に係るサスペンションの第3実施形態について、図12を参照して説明する。なお、第3実施形態において第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第3実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、上部ビーム13のみが中間位置にて2つに分断されていたのに対し、第3実施形態のサスペンション40では、図12に示すように下部ビーム12及び上部ビーム13が、共に中間位置で隙間Hを空けて2つに分断されている点である。
このように構成されたサスペンション40によれば、中間位置において両ビーム12、13が共に分断されているので、この中間位置では板状の光導波路11だけが露出している状態となっている。そのため、サスペンション40は、両ビーム12、13の剛性に影響されずに可撓性を有する光導波路11の弾性のみで撓む。そのため、近接場光ヘッド10をさらに容易に浮上させることができる。
なお、本実施形態の場合において、図13から図15に示すように、少なくとも両ビーム12、13が分断された分断領域内に収まるように、光導波路11の外表面に金属薄膜41を積層しても構わない。なお、図13では、最先端部11aの以外の外表面に金属薄膜41を積層している場合を図示している。
このようにすることで、両ビーム12、13が分断されている分断領域、即ち、光導波路11が露出している領域において、該光導波路11を強度的に補強することができる。そのため、近接場光ヘッド10の浮上に伴って、光導波路11に撓み変形に伴う繰り返し荷重が作用したとしても、光導波路11の強度低下を極力防止することができる。よって、耐久性を向上させることができる。なお、厚みの薄い金属薄膜41であるので、近接場光ヘッド10の浮上に影響を与えることはない。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記第1実施形態及び第2実施形態では、中間位置において下部ビームに開口を形成すると共に上部ビームを分断し、また、第3実施形態では、中間位置において両ビームを分断したが、これらの場合に限られるものではない。例えば、下部ビーム及び上部ビームの両方に開口を形成しても構わない。また、いずれか一方のビームのみに開口を形成しても良いし、いずれか一方のビームのみを2つに分断しても構わない。
本発明に係るサスペンションを有する情報記録再生装置の第1実施形態を示す構成図である。 図1に示すサスペンションを、下部ビーム側から見た斜視図である。 図1に示すサスペンションを、上部ビーム側から見た斜視図である。 図2に示すサスペンションを構成する光導波路の斜視図である。 図4に示す断面矢視A−A’図である。 図4に示す断面矢視B−B’図である。 図3に示すサスペンションの基端側を拡大した断面図である。 図3に示すサスペンションの先端側を拡大した断面図である。 本発明に係るサスペンションの第2実施形態を示す図であって、下部ビーム側から見た斜視図である。 図9に示すサスペンションを、上部ビーム側から見た斜視図である。 図9に示すサスペンションを構成する光導波路の斜視図である。 本発明に係るサスペンションの第3実施形態を示す図であって、下部ビーム側から見た斜視図である。 図12のサスペンションを構成する光導波路の変形例を示す斜視図である。 図13に示す断面矢視C−C’図である。 図13に示す断面矢視E−E’図である。 従来の情報記録再生装置の一例を示す構成図である。
符号の説明
D ディスク(記録媒体)
L2 短手方向
X軸、Y軸 記録媒体の表面に平行で且つ互いに直交する2軸
1 情報記録再生装置
2、30、40 サスペンション
3 光信号コントローラ(光源)
4 アクチュエータモータ(モータ部)
5 スピンドルモータ(回転駆動部)
10 近接場光ヘッド
11 光導波路
12 下部ビーム(第1のビーム)
12b 開口
13 上部ビーム(第2のビーム)
14 ジンバル手段
41 金属薄膜

Claims (7)

  1. 近接場光発生素子を有する近接場光ヘッドに光束を導いて近接場光を発生させ、該近接場光を利用して記録媒体に情報を記録再生させるサスペンションであって、
    樹脂性材料により板状に形成され、前記近接場光ヘッドに先端が接続されて前記光束を該近接場光ヘッドに導く可撓性の光導波路と、
    金属性材料によりシート状に形成され、前記光導波路を間に挟んだ状態で上下から挟持固定する第1のビーム及び第2のビームと、
    前記近接場光ヘッドを、前記記録媒体の表面に平行で且つ互いに直交する2軸回りに回動自在な状態で、前記第1のビームの先端に固定させるジンバル手段とを備え、
    前記第1のビーム、前記第2のビーム及び前記光導波路が、前記記録媒体の表面に平行な方向に移動可能とされていることを特徴とするサスペンション。
  2. 請求項1に記載のサスペンションにおいて、
    前記第1のビーム又は前記第2のビームのうち少なくともいずれか一方のビームには、先端と基端との間の中間位置において、短手方向に延びた開口が形成されていることを特徴とするサスペンション。
  3. 請求項1に記載のサスペンションにおいて、
    前記第1のビーム又は前記第2のビームのうち少なくともいずれか一方のビームは、先端と基端との間の中間位置において、一定距離の隙間を空けた状態で2つに分断されていることを特徴とするサスペンション。
  4. 請求項3に記載のサスペンションにおいて、
    前記第1のビーム及び前記第2のビームが、共に2つに分断されていることを特徴とするサスペンション。
  5. 請求項4に記載のサスペンションにおいて、
    前記光導波路の外表面には、少なくとも前記隙間が空いた分断領域内に収まるように金属薄膜が積層されていることを特徴とするサスペンション。
  6. 請求項2又は3に記載のサスペンションおいて、
    前記光導波路は、前記いずれか一方のビームの中間位置に相当する位置において、短手方向に沿う断面積が他の位置における断面積よりも小さくなるように形成されていることを特徴とするサスペンション。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のサスペンションと、
    前記光導波路の基端側から該光導波路に対して前記光束を入射させる光源と、
    前記第1のビーム、前記第2のビーム及び前記光導波路の基端側を支持すると共に、これらを前記記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるモータ部と、
    前記記録媒体を所定の方向に回転させる回転駆動部とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
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