JP4442605B2 - 通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、通信端末に関し、特に、ユーザが保持することによって移動できる通信端末に関する。
特許文献1は、通信ネットワークの通信端末の動作を、この通信端末の地理的な位置に応じて管理する方法を開示する。この方法において、通信端末の位置は、その動作中、少なくとも1つの基地局に応じて決まる位置データによって常時決定される。この方法は、少なくとも2つの異なる地理ゾーンと、各ゾーンに固有な少なくとも1つの通信端末の動作とを決定するタイプの方法である。各ゾーンは、このゾーンに含まれる少なくとも1つの基地局の集合に応じて決まる位置データにより決定される。ゾーンの位置データと、これらのゾーンに固有の動作特性とを通信端末のメモリに記録する。通信端末の位置データとゾーンの位置データとを比較して、通信端末がどのゾーンに位置するか推定する。通信端末がゾーンに入ると、このゾーンに特有の動作を実施する。
特許文献1に開示された発明によると、通信ネットワークに余分なロードを加えず、通信端末がゾーンにアクセスするとそのゾーンに固有の動作を通信端末が自動的に起動できる。
特許文献2は、移動通信交換機と、移動通信交換機に接続された複数の無線基地局と、移動通信交換機に接続されたデータベースとを有するシステムのサービス起動方法を開示する。データベースは、ユーザ識別子ごとにサービス起動条件情報を記録している。サービス起動方法は、第1のステップと、第2のステップと、第3のステップとを有する。第1のステップにおいて、無線基地局のサービスエリア内に通信端末が進入した際に、無線基地局が、通信端末のユーザ識別子を含む位置登録情報を、移動通信交換機へ送信する。第2のステップにおいて、移動通信交換機が、データベースを用いて、ユーザ識別子に対応するサービス起動条件情報を検索する。第3のステップにおいて、位置登録情報がサービス起動条件情報に該当するとき、移動通信交換機が、サービス起動条件情報に基づくサービスを起動する。
特許文献2に開示された発明によると、通信端末が特定エリアに進入したことを積極的に第三者に通知することでその第三者にユーザの位置を知らせたり、ユーザが特定エリアに進入した際に、自動的に特定のサービスを起動させたりすることができる。
特許文献3は、第1のコンピュータが接続されたネットワーク回線に備えられたコンピュータを接続したり切断したりできる複数の接続装置の1つに第2のコンピュータが接続されるコンピュータネットワークシステムを開示する。第1のコンピュータは、リソース情報管理ユニットと、リソース情報処理ユニットとを有する。リソース情報管理ユニットは、ネットワーク回線を介して利用可能なリソースに関する情報を管理する。リソース情報処理ユニットは、他のコンピュータからの利用可能なリソースに関する情報の要求に対してリソース情報管理ユニットの内容を取り出してネットワーク回線へ送信する。第2のコンピュータは、リソース設定処理ユニットを有する。リソース設定処理ユニットは、第2のコンピュータが複数の接続装置のいずれかを介してネットワーク回線に接続された場合に、第1のコンピュータのリソース情報処理ユニットが送信したリソース情報の内容に従ってリソースの設定処理を行なう。
特許文献3に開示された発明によると、管理者が不在である場合においても、携帯型パーソナルコンピュータをネットワークに移動先で接続して利用できる。
特許文献4は、無線端末装置と、複数の家電機器とを具備する遠隔制御システムを開示する。無線端末装置は、所有するユーザを特定するユーザ情報を持つ。家電機器は、ゲートウェイを用いて家庭内ネットワークを形成する。家電機器は、ユーザ情報に対応する登録ユーザ情報を持つ。家電機器は、無線端末装置を所有するユーザごとに登録ユーザ情報を持つ。無線端末装置は、自己の制御対象である複数の家電機器のうち少なくとも1つを制御する際に自己のユーザ情報を家庭内ネットワークに向けて送信する。各家電機器は、無線端末装置から送信されたユーザ情報を受信することでユーザ情報が自己の登録ユーザ情報と一致するか否かを判定し、一致する場合に制御を実行する。
特許文献4に開示された発明によると、家電機器の利用者が複数存在する場合でも、各ユーザが個別に家電機器を制御できる。
特許文献5は、病院内ネットワークと携帯端末とを備える病院内患者管理システムを開示する。病院内ネットワークは、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントを有し、病院内情報を管理するホストコンピュータを含む。病院内ネットワークは、IPV6(Internet Protocol Version 6)プロトコルを用いて、患者が病院内で保有する携帯端末と通信を行う。携帯端末は、無線LANにアクセスできる。
特許文献5に開示された発明によると、個別の携帯端末位置管理システムなどを設けることなく患者の来院から帰宅もしくは入院から退院までを統合的に管理できる。
特開2002−51367号公報 特開2003−143634号公報 特開平11−68765号公報 特開2006−140691号公報 特開2003−318913号公報
しかし、特許文献1に開示された発明では、通信端末を保持する者の安否を第三者に確認させたりその者を第三者に追跡させたりするために適用する方法としては不十分であるという問題点がある。特許文献1に開示された発明において、通信端末の位置は、ある程度明確であればよい。一方、通信端末を保持する者の安否を第三者に確認させたりその者を第三者に追跡させたりするためには、通信端末を保持する者の所在地がなるべく正確であることが望ましい。
特許文献2〜5に開示された発明では、通信端末を保持する者の安否を第三者に確認させたりその者を第三者に追跡させたりするために適用することがそもそも想定されていないという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、通信端末を保持する者の安否を第三者に確認させたりその者を第三者に追跡させたりするために適用できる通信端末を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面にしたがうと、通信端末は、ネットワーク受信手段と、基地局通信手段と、抽出手段と、入力手段と、記憶手段と、制御手段とを含む。ネットワーク受信手段は、アクセスポイントが送信した電波を受信する。基地局通信手段は、基地局と通信する。抽出手段は、ネットワーク受信手段が受信した電波から信号を抽出する。入力手段は、メッセージを入力する。記憶手段は、互いに送信元が異なる信号がそれぞれ示す複数の種類の識別情報とメッセージとを対応付けて記憶する。制御手段は、基地局通信手段、抽出手段、および記憶手段を制御する。制御手段は、取得制御手段と、ティーチング制御手段と、送信制御手段とを含む。取得制御手段は、送信元が異なる電波それぞれについて信号を抽出するように、抽出手段を制御する。ティーチング制御手段は、入力手段にメッセージが入力されると、複数の種類の識別情報とメッセージとを対応付けて記憶するように、記憶手段を制御する。送信制御手段は、複数の種類の識別情報とメッセージとが記憶された後に受信され、かつ送信元が異なる識別情報の組合わせが、記憶手段が記憶した識別情報の組合わせと一致した場合、記憶手段が記憶した識別情報の組合わせに対応するメッセージを基地局に対し送信するように、通信手段を制御する。
本発明の他の局面に従うと、通信端末は、通信するための通信手段と、情報取得手段と、入力手段と、記憶手段と、制御手段とを含む。情報取得手段は、通信手段が受信した電波から電波に対応する要素情報を取得する。入力手段は、メッセージを入力する。記憶手段は、互いに送信元が異なる電波に対応する複数の種類の要素情報とメッセージとを対応付けて記憶する。制御手段は、通信手段、情報取得手段、および記憶手段を制御する。制御手段は、取得制御手段と、ティーチング制御手段と、送信制御手段とを含む。取得制御手段は、送信元が異なる電波それぞれについて要素情報を取得するように、情報取得手段を制御する。ティーチング制御手段は、入力手段にメッセージが入力されると、複数の種類の要素情報とメッセージとを対応付けて記憶するように、記憶手段を制御する。送信制御手段は、複数の種類の要素情報とメッセージとが記憶された後に受信され、かつ送信元が異なる要素情報の組合わせが、記憶手段が記憶した要素情報の組合わせに対応している場合、記憶手段が記憶した要素情報の組合わせに対応するメッセージを送信するように、通信手段を制御する。
また、上述した情報取得手段は、通信手段が受信した電波から信号を抽出するための抽出手段を含むことが望ましい。併せて、記憶手段は、互いに送信元が異なる信号がそれぞれ示す複数の種類の識別情報とメッセージとを対応付けて記憶するための手段を含むことが望ましい。併せて、取得制御手段は、送信元が異なる電波それぞれについて信号を抽出するように、抽出手段を制御するための手段を含むことが望ましい。併せて、ティーチング制御手段は、複数の種類の識別情報とメッセージとを対応付けて記憶するように、記憶手段を制御するための手段を含むことが望ましい。併せて、送信制御手段は、複数の種類の識別情報とメッセージとが記憶された後に受信され、かつ送信元が異なる識別情報の組合わせが、記憶手段が記憶した識別情報の組合わせと一致している場合、記憶手段が記憶した識別情報の組合わせに対応するメッセージを送信するように、通信手段を制御するための手段を含むことが望ましい。
もしくは、上述した通信手段は、ネットワーク受信手段と、基地局と通信するための基地局通信手段とを含むことが望ましい。ネットワーク受信手段は、アクセスポイントが送信した電波を受信する。併せて、抽出手段は、ネットワーク受信手段が受信した電波から信号を抽出するための手段を含むことが望ましい。併せて、送信制御手段は、送信元が異なる識別情報の組合わせが、記憶手段が記憶した識別情報の組合わせと一致している場合、基地局に対しメッセージを送信するように、基地局通信手段を制御するための手段を含むことが望ましい。
また、上述した送信制御手段は、時刻を検出するための検出手段と、テキスト生成手段と、テキストデータを送信するように、基地局通信手段を制御するための手段とを含むことが望ましい。テキスト生成手段は、複数の種類の要素情報とメッセージとが記憶された後に受信され、かつ送信元が異なる要素情報の組合わせが、記憶手段が記憶した要素情報の組合わせに対応している場合、検出手段が検出した時刻を表わす情報とメッセージとを示すテキストデータを生成する。
また、上述した記憶手段は、メッセージを音声データとして記憶するための手段を含むことが望ましい。併せて、送信制御手段は、時刻を検出するための検出手段と、音声生成手段と、発呼制御手段と、通信手段を制御するための手段と、遮断制御手段とを含むことが望ましい。音声生成手段は、時刻を示す音声データを生成する。発呼制御手段は、複数の種類の要素情報とメッセージとが記憶された後に受信され、かつ送信元が異なる要素情報の組合わせが、記憶手段が記憶した要素情報の組合わせに対応している場合、呼出し信号を送信するように通信手段を制御する。通信手段を制御するための手段は、呼出し信号に対応する応答信号を通信手段が受信すると、時刻を示す音声データとメッセージとを送信するように通信手段を制御する。遮断制御手段は、時刻を示す音声データとメッセージとの送信が終了した後、通話の終了を示す信号を送信するように通信手段を制御する。
また、上述した情報取得手段は、抽出手段と、測定手段とを含むことが望ましい。抽出手段は、通信手段が受信した電波から信号を抽出する。測定手段は、抽出手段が信号を抽出すると、抽出手段が抽出した信号に基づいて電波の強度を測定し、電波の強度を表わす強度情報を生成する。併せて、記憶手段は、互いに送信元が異なる電波の強度をそれぞれ示す複数の種類の強度情報とメッセージとを対応付けて記憶するための手段を含むことが望ましい。併せて、取得制御手段は、送信元が異なる電波それぞれについて信号を抽出するように、抽出手段を制御するための手段を含むことが望ましい。併せて、ティーチング制御手段は、複数の種類の強度情報とメッセージとを対応付けて記憶するように、記憶手段を制御するための手段を含むことが望ましい。併せて、送信制御手段は、強度情報とメッセージとが記憶された後に受信された電波の強度の組合わせと記憶手段が記憶した強度情報が表わす電波の強度の組合わせとの間で、いずれの電波についても強度差が許容値の範囲内であった場合、メッセージを送信するように、通信手段を制御するための手段を含むことが望ましい。
本発明に係る通信端末は、通信端末を保持する者の安否を第三者に確認させたりその者を第三者に追跡させたりするために適用できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に係る安否確認システムにおける通信を表わす概念図である。図1において、第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76とは、電柱に設置されている。A社の企業内アクセスポイント80と、B社の企業内アクセスポイント82と、C社の企業内アクセスポイント84とは、商業ビル52の中に設置されている。A社の駅構内アクセスポイント86と、B社の駅構内アクセスポイント88と、C社の駅構内アクセスポイント90とは、駅54の構内に設置されている。A社の店舗内アクセスポイント92と、B社の店舗内アクセスポイント94と、C社の店舗内アクセスポイント96とは、コンビニエンスストア56の中に設置されている。A社の図書館内アクセスポイント98と、B社の図書館内アクセスポイント100と、C社の図書館内アクセスポイント102とは、図書館62の中に設置されている。
通信端末70を持った子供は、小学校50を出た後、商業ビル52に入居している学習塾に立ち寄る。塾の授業が終了した後、その子供は、駅54の前を通り過ぎてコンビニエンスストア56に立ち寄る。コンビニエンスストア56を出た子供は、閉館時刻を過ぎた後の図書館62の前を通り過ぎて自宅64に到着する。子供が商業ビル52に到着した時、駅54の前を通り過ぎた時、コンビニエンスストア56に到着した時、そして図書館62の前を通り過ぎた時に、通信端末70は、母親の通信端末71にメールを送信する。それらのメールには、子供がそれぞれの施設に到着したり通過したりしたことや送信時刻が記載されている。通信端末70の設定によっては、メールを送信する代わりに、自動的に母親の通信端末71に電話をかけ、子供がそれぞれの施設に到着したり通過したりしたことや送信時刻を音声で報せることもできる。
なお、本実施の形態の場合、通信端末70,71はPHS(Personal Handyphone System)端末である。また、本実施の形態において、「基地局」という言葉が名称に含まれる装置は、通信端末と電話網との間の通話・通信を中継する通信機を意味する。本実施の形態においては、このような通信機を「基地局」と総称する。また、「アクセスポイント」という言葉が名称に含まれる装置は、コンピュータとコンピュータネットワークとを中継する通信機を意味する。本実施の形態においては、このような通信機を「アクセスポイント」と総称する。アクセスポイントの名称における「〜社の」という言葉はアクセスポイントを用いて情報提供サービスを営む企業の名称を意味する。
図2は、本実施の形態に係る安否確認システムの構成を表わす図である。図2を参照して、本実施の形態に係る安否確認システムは、通信端末70,71と、第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76と、A社の企業内アクセスポイント80と、B社の企業内アクセスポイント82と、C社の企業内アクセスポイント84と、A社の駅構内アクセスポイント86と、B社の駅構内アクセスポイント88と、C社の駅構内アクセスポイント90と、A社の店舗内アクセスポイント92と、B社の店舗内アクセスポイント94と、C社の店舗内アクセスポイント96と、A社の図書館内アクセスポイント98と、B社の図書館内アクセスポイント100と、C社の図書館内アクセスポイント102と、PHS接続装置120,128と、市内交換機122,126と、中央制御局124とを含む。
第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76とは、PHS接続装置120に接続される。PHS接続装置120は、市内交換機122に接続される。市内交換機122,126は、中央制御局124に接続される。PHS接続装置128も、市内交換機126に接続される。第4の基地局78は、PHS接続装置128に接続される。なお、中央制御局124は、図示しない市内電話網にも接続される。
通信端末70は、第1の基地局72、第2の基地局74、および第3の基地局76と、無線通信により信号のやり取りを行なう。これにより、通信端末70は、第1の基地局72、第2の基地局74、および第3の基地局76から各種の情報を受信したり、第1の基地局72、第2の基地局74、および第3の基地局76へ各種の情報を送信したりする。
通信端末71は、第4の基地局78と信号のやり取りを行なう。これにより、通信端末71は、第4の基地局78から各種の情報を受信したり、第4の基地局78へ各種の情報を送信したりする。
なお、通信端末70,71の現在位置が変われば、これらの通信端末が通信する基地局は別の基地局となる。
第1の基地局72、第2の基地局74、および第3の基地局76は、通信端末70からの信号を受信し、その受信した信号をPHS接続装置120へ送信する。また、第1の基地局72、第2の基地局74、および第3の基地局76は、PHS接続装置120からの信号を受信し、その受信した信号を通信端末70へ送信する。
PHS接続装置120は、第1の基地局72、第2の基地局74、および第3の基地局76から受信した信号を市内交換機122へ送信するとともに、市内交換機122からの信号を第1の基地局72、第2の基地局74、および第3の基地局76へ送信する。
市内交換機122は、PHS接続装置120からの信号を中央制御局124の制御に従って市内交換機126へ送信するとともに、市内交換機126からの信号を中央制御局124の制御に従ってPHS接続装置120へ送信する。
市内交換機126は、PHS接続装置128からの信号を中央制御局124の制御に従って市内交換機122へ送信するとともに、市内交換機122からの信号をPHS接続装置128へ送信する。
PHS接続装置128は、市内交換機126からの信号を第4の基地局78へ送信するとともに、第4の基地局78からの信号を市内交換機126へ送信する。
第4の基地局78は、通信端末71からの信号を受信し、その受信した信号をPHS接続装置128へ送信する。また、第4の基地局78は、PHS接続装置128からの信号を受信し、その受信した信号を通信端末71へ送信する。
A社の企業内アクセスポイント80と、B社の企業内アクセスポイント82と、C社の企業内アクセスポイント84と、A社の駅構内アクセスポイント86と、B社の駅構内アクセスポイント88と、C社の駅構内アクセスポイント90と、A社の店舗内アクセスポイント92と、B社の店舗内アクセスポイント94と、C社の店舗内アクセスポイント96と、A社の図書館内アクセスポイント98と、B社の図書館内アクセスポイント100と、C社の図書館内アクセスポイント102とは、通信端末70に対して信号を送信する。本実施の形態の場合、これらのアクセスポイントは、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.11にのっとって信号を送信する。
なお、PHS接続装置120,128と、市内交換機122,126と、中央制御局124とのハードウェアおよびそれらが実施する制御は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
図3は、通信端末70あるいは通信端末71の構成を表わす図である。図3を参照して、通信端末70あるいは通信端末71は、基地局アンテナ130と、LANアンテナ131と、送受信部132と、制御部134と、キー操作部136と、表示部138と、画像処理部140と、メモリ142と、カメラ144と、マイク146と、スピーカ148と、バス150とを含む。
基地局アンテナ130は、第1の基地局72、第2の基地局74、第3の基地局76、あるいは第4の基地局78を介して伝送される信号を受信するとともに、第1の基地局72、第2の基地局74、第3の基地局76、あるいは第4の基地局78へ送受信部132からの信号を送信する。LANアンテナ131は、A社の企業内アクセスポイント80その他のアクセスポイントから電波として信号を受信するとともに、A社の企業内アクセスポイント80その他のアクセスポイントへ送受信部132からの信号を送信する。
送受信部132は、基地局アンテナ130からの信号をベースバンド信号に変換してバス150へ出力するとともに、バス150からの信号を所定の方式に変調して基地局アンテナ130へ出力する。送受信部132は、LANアンテナ131からの信号をベースバンド信号に変換してバス150へ出力するとともに、バス150からの信号を所定の方式に変調してLANアンテナ131へ出力するユニットでもある。
制御部134は、通信端末70あるいは通信端末71を構成する各部を制御する。キー操作部136は、指示および文字データをユーザが入力する。表示部138は、各種の情報を視覚情報としてユーザに与える、液晶ディスプレイを含むユニットである。画像処理部140は、カメラ144からの画像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)によって圧縮するともに、MPEGによって圧縮された画像データを解凍する。メモリ142は、各種の情報を格納する。カメラ144は、風景、店の状況、および道路の交通状況などの映像を撮影する。マイク146は、制御部134が利用できる電気信号に音声を変換する。スピーカ148は、電気信号を音声に変換する。バス150は、通信端末70あるいは通信端末71を構成する各ユニットとの間でデータの授受を行なう。
送受信部132は、基地局復調部160と、測定部162と、基地局変調部164と、LAN復調部166と、LAN変調部168とを含む。
基地局復調部160は、第1の基地局72、第2の基地局74、第3の基地局76、あるいは第4の基地局78から受信した電波から、電気信号を復調するユニットである。測定部162は、第1の基地局72、第2の基地局74、第3の基地局76、あるいは第4の基地局78から受信した電波の強度を測定するユニットである。本実施の形態において「電波の強度」とは、電界および磁界の少なくとも一方の大きさを意味する。この「電界および磁界」は、基地局アンテナ130が受信した電波により生じる電界や磁界を意味する。基地局変調部164は、第1の基地局72、第2の基地局74、第3の基地局76、あるいは第4の基地局78が復調できる信号にバス150からの信号を変調するユニットである。LAN復調部166は、アクセスポイントから電波として受信した信号を復調するユニットである。LAN変調部168は、アクセスポイントが復調できる信号にバス150からの信号を変調するユニットである。
制御部134は、取得制御部182と、ティーチング制御部184と、送信制御部186とを含む。
取得制御部182は、送信元が異なる電波それぞれについて要素情報を生成するように、測定部162を制御するユニットである。本実施の形態においては、強度情報と識別情報とを「要素情報」と総称する。強度情報と識別情報とについては後述する。ティーチング制御部184は、キー操作部136にメッセージが入力されると、要素情報とメッセージとを対応付けて記憶するように、メモリ142を制御するユニットである。ティーチング制御部184によって、複数の種類の要素情報が対応付けられる。送信制御部186は、要素情報の組合わせに対応するメッセージを送信するように、基地局変調部164と基地局アンテナ130とを制御するユニットである。
取得制御部182は、抽出制御部210と、測定制御部212とを含む。抽出制御部210は、LANアンテナ131が受信した電波から復調によって信号を抽出するようにLAN復調部166を制御するユニットである。本実施の形態において、この信号が表わす情報は、送信元となるアクセスポイントを識別する識別情報である。本実施の形態の場合、この情報としてSSID(Service Set Identifier)が使用される。測定制御部212は、送信元が異なる電波それぞれについて強度情報を生成するように、基地局復調部160を制御する。本実施の形態における「強度情報」は、電波の強度を表わす情報を意味する。
送信制御部186は、検出部190と、テキスト生成部192と、テキスト送信部194と、音声生成部196と、発呼部198と、音声送信部200と、遮断部202とを含む。
検出部190は、時刻を検出する。テキスト生成部192は、メッセージを表わすテキストデータを作成する。テキスト送信部194は、テキスト生成部192が生成したテキストデータを送信するように、基地局変調部164と基地局アンテナ130とを制御する。音声生成部196は、検出部190が検出した時刻を示す音声データを生成する。発呼部198は、呼出し信号を送信するように基地局アンテナ130と送受信部132とを制御する。音声送信部200は、呼出し信号に対応する応答信号を基地局復調部164が復調すると、時刻を示す音声データとメッセージとを送信するように基地局変調部164と基地局アンテナ130とを制御する。遮断部202は、時刻を示す音声データとメッセージとの送信が終了すると、通話の終了を示す信号を送信するように基地局変調部164と基地局アンテナ130とを制御する。
図4を参照して、通信端末70で実行されるプログラムは、ティーチングに関し、以下のような制御を実行する。
ステップS300にて、ティーチングをしようとする操作者は、通信端末70にメッセージを送信させようとする場所にその通信端末70を持って立ち、所定の手順に従ってキー操作部136を操作する。キー操作部136は、この操作に対応する信号を生成する。生成された信号は、ティーチング制御部184に出力される。ティーチング制御部184は、この信号が入力されると、表示部138を制御する。表示部138は、ティーチング制御部184の制御に従ってメッセージの入力を促す情報を表示する。
この情報を見た操作者は、キー操作部136を操作することにより、メッセージを入力する。メッセージが入力されると、キー操作部136は、このメッセージに対応する信号を生成する。生成された信号は、ティーチング制御部184に出力される。ティーチング制御部184は、生成された信号に対応するデータをメモリ142に記憶させる。これにより、メッセージがメモリ142に記憶されることとなる。
メッセージが記憶されると、ティーチング制御部184は、表示部138を制御する。表示部138は、ティーチング制御部184の制御に従って音声メッセージの入力を促す情報を表示する。
この情報を見た操作者は、マイク146に向かって話しかけることにより、音声メッセージを入力する。音声メッセージが入力されると、マイク146は、この音声メッセージに対応する信号を生成する。生成された信号は、ティーチング制御部184に出力される。ティーチング制御部184は、生成された信号に対応するデータをメモリ142に記憶させる。メモリ142は、このデータを音声ファイルとして記憶する。これにより、音声データがメモリ142に記憶されることとなる。
音声データがメモリ142に記憶されると、ティーチング制御部184は、検出部190を制御する。検出部190は、ティーチング制御部184の制御に従って、時刻を検出する。検出された時刻を示す情報は、メッセージが記憶されたアドレスや音声データが記憶されたアドレスに対して所定の関係を持つアドレスに記憶される。これにより、メッセージや音声データが記憶された時刻の情報はそれらに対応付けて記憶されることとなる。
時刻の情報が記憶されると、ティーチング制御部184は、表示部138を制御する。表示部138は、ティーチング制御部184の制御に従って通信端末70の現在位置を示す情報の入力を促す情報を表示する。
この情報を見た操作者は、キー操作部136を操作することにより、通信端末70の現在位置を示す情報を入力する。その情報が入力されると、キー操作部136は、この情報に対応する信号を生成する。生成された信号は、ティーチング制御部184に出力される。ティーチング制御部184は、生成された信号に対応するデータをメモリ142に記憶させる。これにより、位置データがメモリ142に記憶されることとなる。位置データも、時刻の情報と同様にメッセージや音声データに対応付けられる。
ステップS302にて、基地局アンテナ130は、第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76とから、電波を受信する。その電波は基地局アンテナ130によって電気信号に変換され、基地局復調部160に出力される。測定制御部212は、基地局復調部160を制御する。基地局復調部160は、第1の基地局72からの電波を表わす電気信号と、第2の基地局74からの電波を表わす電気信号と、第3の基地局76からの電波を表わす電気信号とを、順次測定部162に出力する。測定部162は、それらの電波の強さを順次測定し、強度情報を生成する。強度情報は、ティーチング制御部184に出力される。
LANアンテナ131は、アクセスポイントから電波を受信する。その電波はLANアンテナ131によって電気信号に変換され、LAN復調部166に出力される。抽出制御部210は、LAN復調部166を制御する。LAN復調部166は、アクセスポイントからの電波を表わす電気信号を、順次測定部162に出力する。この信号は、SSIDを示す。この信号は、ティーチング制御部184に出力される。
ステップS304にて、ティーチング制御部184は、強度情報とSSIDを示す識別情報とをメモリ142に記憶させる。これらの情報は、ステップS300にて記憶されたメッセージや音声データが記憶されたアドレスに対して所定の関係を持つアドレスに記憶される。これにより、これらの情報は、ステップS300にて記憶されたメッセージや音声データに対応付けて記憶されることとなる。
ステップS306にて、ティーチング制御部184は、メモリ142に記憶された識別情報の組合わせの中に、同一の組合わせが2組以上存在するか否かを判断する。2組以上存在すると判断した場合(ステップS306にてYES)、処理はステップS308へと移される。もしそうでないと(ステップS306にてNO)、処理は終了する。ステップS308にて、ティーチング制御部184は、メモリ142に記憶された識別情報の組合わせのうち、ステップS304にて記憶された識別情報を削除する。
図5を参照して、通信端末70で実行されるプログラムは、メッセージの通知に関し、以下のような制御を実行する。
ステップS320にて、基地局アンテナ130は、第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76とから、電波を受信する。その電波は基地局アンテナ130によって電気信号に変換され、基地局復調部160に出力される。測定制御部212は、基地局復調部160を制御する。基地局復調部160は、第1の基地局72からの電波を表わす電気信号と、第2の基地局74からの電波を表わす電気信号と、第3の基地局76からの電波を表わす電気信号とを、順次測定部162に出力する。測定部162は、それらの電波の強さを順次測定し、強度情報を生成する。強度情報は、テキスト生成部192と音声生成部196とに出力される。
LANアンテナ131は、アクセスポイントから電波を受信する。その電波はLANアンテナ131によって電気信号に変換され、LAN復調部166に出力される。抽出制御部210は、LAN復調部166を制御する。LAN復調部166は、アクセスポイントからの電波を表わす電気信号を、順次測定部162に出力する。この信号は、SSIDを示す。この信号は、テキスト生成部192と音声生成部196とに出力される。
ステップS322にて、テキスト生成部192と音声生成部196とは、ステップS320にて入力された強度情報の組合わせおよび識別情報の組合わせと、メモリ142に記憶された強度情報の組合わせおよび識別情報の組合わせとを照合する。本実施の形態の場合、テキスト生成部192と音声生成部196とは、これらの照合を互いに独立して実施する。
ステップS324にて、テキスト生成部192と音声生成部196とは、ステップS320にて入力された強度情報の組合わせおよび識別情報の組合わせの少なくとも一方と、メモリ142に記憶された強度情報の組合わせおよび識別情報の組合わせの少なくとも一方とが一致するか否かを判断する。本実施の形態の場合、テキスト生成部192と音声生成部196とは、識別情報の組合わせが一致するか否かを判断した後、一致していなければ強度情報の組合わせが一致するか否かを判断する。強度情報の組合わせが一致するか否かを判断にあたっては、強度情報が表わす電波の強度が完全に一致していなくても、いずれの電波についても強度差が許容値の範囲内であったならば、強度情報の組合わせが一致すると判断される。また、本実施の形態の場合、テキスト生成部192と音声生成部196とは、これらの判断を互いに独立して実施する。一致すると判断した場合(ステップS324にてYES)、処理はステップS326へと移される。もしそうでないと(ステップS324にてNO)、処理は終了する。
ステップS326にて、テキスト生成部192と音声生成部196とは、メモリ142に記憶された情報のうちステップS320にて入力された強度情報の組合わせまたは識別情報の組合わせに対応する情報を読み出す。その情報が読み出されると、テキスト生成部192と音声生成部196とは、読み出された情報が示す通信端末70の位置と、メモリ142の所定のアドレスに記憶された位置情報が示す通信端末70の位置とが一致するか否かを判断する。本実施の形態の場合、テキスト生成部192と音声生成部196とは、これらの判断を互いに独立して実施する。一致すると判断した場合(ステップS326にてYES)、処理は終了する。もしそうでないと(ステップS326にてNO)、処理はステップS328へと移される。
ステップS328にて、テキスト生成部192は、ステップS326の説明の際に述べたメモリ142の「所定のアドレス」に、ステップS320にて入力された強度情報の組合わせまたは識別情報の組合わせに対応する現在位置の情報を記憶させる。これにより、その「所定のアドレス」に記憶される現在位置の情報は更新される。
ステップS330にて、テキスト生成部192は、検出部190を制御する。検出部190は、テキスト生成部192の制御に従って、時刻を検出する。
ステップS332にて、テキスト生成部192と音声生成部196とは、通信端末71に対して安否を通知するための処理を実施する。このステップにおいて実施される処理は、メモリ142に記憶されたフラグの値に対応する。本実施の形態の場合、そのフラグの値に応じて、メールを送信する処理と、電話をかける処理とのうち一方が実施される。メールを送信する処理は、後述するステップS340〜ステップS344の処理である。電話をかける処理は、後述するステップS360〜ステップS370の処理である。
図6を参照して、通信端末70で実行されるプログラムは、メール送信に関し、以下のような制御を実行する。
ステップS340にて、テキスト生成部192は、ステップS324にて一致すると判断した要素情報に対応するメッセージをメモリ142から読み出す。メッセージが読み出されると、テキスト生成部192は、そのデータを自らが内蔵する図示しないバッファに複写する。
ステップS342にて、テキスト生成部192は、ステップS330にて検出部190が検出した時刻を表わすテキストデータを生成する。そのテキストデータが生成されると、テキスト生成部192は、そのテキストデータを自らが内蔵するバッファに記憶させる。これにより、そのテキストデータと、ステップS340にて記憶されたメッセージとが1つのテキストデータになる。それらのデータが1つのデータになるので、メッセージおよび時刻を表わすテキストデータが生成されたことになる。
ステップS344にて、テキスト生成部192は、ステップS340とステップS342にてバッファに記憶させたメッセージおよび時刻を表わすテキストデータをメールとして送受信部132に出力する。メールが出力されると、テキスト送信部194は、基地局アンテナ130と送受信部132とを制御する。基地局アンテナ130と送受信部132とは、テキスト送信部194の制御に従って、通信を確立している基地局にメールを送信する。メールの宛先は通信端末71である。本実施の形態の場合、通信端末71のメールアドレスは予めメモリ142に記憶されている。その基地局は、そのメールをPHS接続装置120に送信する。PHS接続装置120は、そのメールを市内交換機122に送信する。市内交換機122は、中央制御局124の制御に従ってそのメールを市内交換機126に送信する。市内交換機126は、そのメールをPHS接続装置128に送信する。PHS接続装置128は、そのメールを通信端末71に送信する。
図7を参照して、通信端末70で実行されるプログラムは、発呼に関し、以下のような制御を実行する。
ステップS360にて、発呼部198は、基地局アンテナ130と送受信部132とを制御する。基地局アンテナ130と送受信部132とは、発呼部198の制御に従って、通信端末71に対し、発呼のための情報を送信する。その際に必要な電話番号は、メモリ142が予め記憶している。通信端末71が発呼に応じることを表わす情報を返信すると、基地局アンテナ130と送受信部132とは、その情報を受信する。その情報が受信されると、送受信部132は、その情報を表わす電気信号を音声生成部196と音声送信部200とに出力する。
ステップS362にて、音声生成部196は、発呼に応じることを表わす情報が出力されると、ステップS330にて検出部190が検出した時刻を表わす音声データを生成する。音声データが生成されると、音声生成部196は、音声送信部200が内蔵する図示しないバッファにその音声データを記憶させる。
ステップS364にて、音声送信部200は、ステップS324にて一致すると判断した要素情報に対応する音声ファイルを開く。音声ファイルが開かれると、音声送信部200は、基地局アンテナ130と送受信部132とを制御する。基地局アンテナ130と送受信部132とは、音声送信部200の制御に従って、時刻を表わす音声データと、音声ファイルに含まれた音声データとを順次送信する。
ステップS366にて、音声送信部200は、自らが内蔵するバッファに記憶されたパラメータを参照する。このパラメータは、音声データを送信した回数を表わす。パラメータが参照されると、音声送信部200は、そのパラメータの値に基づいて、音声データを送信した回数が閾値を越えたか否かを判断する。閾値を越えたと判断した場合(ステップS366にてYES)、処理はステップS368へと移される。もしそうでないと(ステップS366にてNO)、処理はステップS370へと移される。
ステップS368にて、音声送信部200は、自らが内蔵するバッファに記憶されたパラメータの値を「0」に設定する。パラメータの値が設定されると、音声送信部200は、ステップS364にて開いた音声ファイルを閉じる。音声ファイルが閉じられると、遮断部202は、基地局アンテナ130と送受信部132とを制御する。基地局アンテナ130と送受信部132とは、遮断部202の制御に従って、通信端末71に対し、通話を遮断するための情報を送信する。
ステップS370にて、音声送信部200は、自らが内蔵するバッファに記憶されたパラメータの値を「1」増加させる。パラメータの値が「1」増加すると、音声送信部200は、基地局アンテナ130と送受信部132とを制御する。基地局アンテナ130と送受信部132とは、音声送信部200の制御に従って、時刻を表わす音声データと、音声ファイルに含まれた音声データとを順次送信する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、通信端末70の動作について説明する。
[ティーチング]
上述した母親が通信端末70に対する操作を行なうこととする。母親は、その通信端末70を持って自宅64の前に立ち、メッセージと音声と現在位置とを入力する。メモリ142は、そのメッセージと音声データと時刻とを記憶する(ステップS300)。
メッセージなどが記憶されると、基地局アンテナ130は、第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76とから、電波を受信する。測定部162は、それらの電波の強さを順次測定し、強度情報を生成する。LANアンテナ131は、最寄りのアクセスポイントから電波を受信しようとするが、電波を送信するアクセスポイントがないため、電波を受信できない(ステップS302)。
強度情報が取得されると、メモリ142は、強度情報とメッセージと音声データと時刻と現在位置とを対応付けて記憶させる(ステップS304)。
強度情報などが記憶されると、ティーチング制御部184は、メモリ142に記憶された識別情報の組合わせの中に、同一の組合わせが2組以上存在するか否かを判断する(ステップS306)。この場合、2組以上存在しないとすると(ステップS306にてNO)、自宅64の前におけるティーチングが終了する。
その後、母親は、遠州富士60への分岐路に通信端末70を持って立ち、メッセージと音声と現在位置とを入力する。その後、ステップS300の処理を経て、基地局アンテナ130は、第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76とから、電波を受信する。測定部162は、それらの電波の強さを順次測定し、強度情報を生成する。LANアンテナ131は、アクセスポイントから電波を受信する。LAN復調部166は、SSIDを表わす電気信号をその電波から抽出する。これにより、識別情報をも抽出されることとなる(ステップS302)。
強度情報や識別情報が取得されると、メモリ142は、強度情報とSSIDを示す識別情報とメッセージと音声データと時刻と現在位置とを対応付けて記憶させる(ステップS304)。その後、ステップS306の処理が繰り返される。これにより、遠州富士60への分岐路におけるティーチングが終了する。
その後、母親は、A市58への分岐路に通信端末70を持って立ち、メッセージと音声と現在位置とを入力する。その後、ステップS300からステップS304までの処理が繰り返される。ステップS304の処理が終了すると、ティーチング制御部184は、メモリ142に記憶された識別情報の組合わせの中に、同一の組合わせが2組以上存在するか否かを判断する(ステップS306)。この場合、最後に記憶された識別情報は、図書館62に設置されたアクセスポイントが送信した情報である。この情報は、遠州富士60への分岐路におけるティーチングの際に受信した情報の組合わせと同一である。これにより、メモリ142に記憶された識別情報の組合わせの中に、同一の組合わせが2組以上存在することとなるので(ステップS306にてYES)、ティーチング制御部184は、メモリ142に記憶された識別情報の組合わせのうち、ステップS304にて最後に記憶された識別情報を削除する(ステップS308)。これにより、A市58への分岐路におけるティーチングが終了する。
本実施の形態の場合、その後、母親は、コンビニエンスストア56の前と、駅54の前と、商業ビル52の前と、橋51のたもとと、小学校50の前とで同様のティーチングを繰り返す。
図8は、ティーチングが何度か実施された結果メモリ142に記憶されたメッセージそのほかの情報を示す概念図である。図8から明らかなように、本実施の形態の場合、メモリ142は、最大5箇所のアクセスポイントのSSIDと、最大5箇所の基地局の電波の強度を強度情報として記憶できる。SSIDを記憶できるアクセスポイントの数や電波の強度を記憶できる基地局の数は、これよりも多くても少なくてもよいことは言うまでもない。ただし、少なくとも3箇所の基地局からの電波の強度を記憶できることが望ましい。少なくとも3箇所の電波の強度に基づいて通信端末70ひいてはこれを所持する者の所在地を判断することで、精度よく所在地を判断できるためである。
[メールを送信する場合]
通信端末70を所持した子供が、図1に示す橋51のたもとを通りかかったとする。基地局アンテナ130は、第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76とから、電波を受信する。測定部162は、それらの電波の強さを順次測定し、強度情報を生成する。LANアンテナ131は、最寄りのアクセスポイントから電波を受信しようとするが、電波を送信するアクセスポイントがないため、電波を受信できない(ステップS320)。
強度情報が取得されると、テキスト生成部192と音声生成部196とは、ステップS320にて入力された強度情報の組合わせと、メモリ142に記憶された強度情報の組合わせとを照合する(ステップS322)。
照合が終了すると、テキスト生成部192と音声生成部196とは、ステップS320にて入力された強度情報の組合わせと、メモリ142に記憶された強度情報の組合わせとが一致するか否かを判断する(ステップS324)。この場合、受信された電波の強度の組合わせとメモリ142が記憶した強度情報の組合わせとの間で、いずれの電波についても強度差が許容値の範囲内であったとすると(ステップS324にてYES)、テキスト生成部192と音声生成部196とは、メモリ142に記憶された情報のうちステップS320にて入力された識別情報の組合わせに対応する情報を読み出す。これにより、現在位置の情報その他の情報が読み出される。この場合、現在位置の情報は、「D橋」という情報である。情報が読み出されると、テキスト生成部192と音声生成部196とは、読み出された情報が示す通信端末70の位置と、メモリ142の所定のアドレスに記憶された位置情報が示す通信端末70の位置とが一致するか否かを判断する(ステップS326)。この場合、位置情報が「E小学校」であるとすると(ステップS326にてNO)、テキスト生成部192は、メモリ142の「所定のアドレス」に記憶された現在位置の情報を更新する(ステップS328)。
メモリ142の「所定のアドレス」に記憶された情報が更新されると、検出部190は、テキスト生成部192の制御に従って、時刻を検出する(ステップS330)。
時刻が検出されると、テキスト生成部192は、ステップS324にて一致すると判断した要素情報に対応するメッセージをバッファに複写する(ステップS340)。この時に複写されるメッセージは「今、D橋を渡りました。」という情報である。メッセージがバッファに複写されると、テキスト生成部192は、時刻を表わすテキストデータを生成する(ステップS342)。テキストデータが生成されると、テキスト生成部192は、メッセージおよび時刻を表わすテキストデータをメールとして通信端末71に送信する(ステップS344)。
その後、通信端末70を所持した子供が、図1に示す商業ビル52に入居するC塾に立ち寄ったとする。基地局アンテナ130は、第1の基地局72と、第2の基地局74と、第3の基地局76とから、電波を受信する。測定部162は、それらの電波の強さを順次測定し、強度情報を生成する。LANアンテナ131は、アクセスポイントから電波を受信する。LAN復調部166は、アクセスポイントからの電波を表わす電気信号を、SSIDを表わす識別情報を信号として抽出する(ステップS320)。
強度情報と識別情報とが取得されると、テキスト生成部192と音声生成部196とは、ステップS320にて入力された識別情報の組合わせと、メモリ142に記憶された識別情報の組合わせとを照合する(ステップS322)。
照合が終了すると、テキスト生成部192と音声生成部196とは、ステップS320にて入力された識別情報の組合わせと、メモリ142に記憶された識別情報の組合わせとが一致するか否かを判断する(ステップS324)。この場合、受信された識別情報の組合わせとメモリ142が記憶した識別情報の組合わせとが一致していたとすると(ステップS324にてYES)、テキスト生成部192と音声生成部196とは、メモリ142に記憶された情報のうちステップS320にて入力された識別情報の組合わせに対応する情報を読み出す。この場合、現在位置の情報は、「C塾」という情報である。情報が読み出されると、テキスト生成部192と音声生成部196とは、読み出された情報が示す通信端末70の位置と、メモリ142の所定のアドレスに記憶された位置情報が示す通信端末70の位置とが一致するか否かを判断する(ステップS326)。この場合、位置情報が「D橋」なので(ステップS326にてNO)、テキスト生成部192は、メモリ142の「所定のアドレス」に記憶された現在位置の情報を更新する(ステップS328)。
その後、ステップS330以降の処理が実施されることにより、メールが通信端末71に送信される。
[電話をかける場合]
ステップS330にて時刻が検出されると、基地局アンテナ130と送受信部132とは、発呼部198の制御に従って、通信端末71に対し、発呼のための情報を送信する(ステップS340)。
通信端末71が発呼に応じることを表わす情報を返信すると、音声生成部196は、ステップS330にて検出部190が検出した時刻を表わす音声データを生成する(ステップS362)。
音声データが生成されると、基地局アンテナ130と送受信部132とは、音声送信部200の制御に従って、時刻を表わす音声データと、音声ファイルに含まれた音声データとを順次送信する(ステップS364)。
時刻を表わす音声データと、音声ファイルに含まれた音声データとが順次送信されると、音声送信部200は、音声データを送信した回数が閾値を越えたか否かを判断する(ステップS366)。この場合、まだ閾値を越えていないとすると(ステップS366にてNO)、音声送信部200は、自らが内蔵するバッファに記憶されたパラメータの値を「1」増加させる。パラメータの値が「1」増加すると、基地局アンテナ130と送受信部132とは、音声送信部200の制御に従って、時刻を表わす音声データと、音声ファイルに含まれた音声データとを順次送信する(ステップS370)。
その後、何度かステップS366の処理とステップS370の処理とが繰り返された後、音声データを送信した回数が閾値を越えたとすると(ステップS366にてYES)、基地局アンテナ130と送受信部132とは、遮断部202の制御に従って、通信端末71に対し、通話を遮断するための情報を送信する(ステップS368)。
以上のようにして、本実施の形態に係る通信端末70は、所定の場所に到着したりその場所を通過したりすると、通信端末71に対してメールを送信したり電話をかけたりする。通信端末70は、メモリ142が記憶した要素情報の組合わせと受信した電波に対応する要素情報の組合わせとが対応しているか否かに基づいて、所定の場所に到着したりその場所を通過したりしたか否かを判断する。これにより、メモリ142が記憶した要素情報に関する要件を受信した電波に対応する要素情報の組合わせが満たすか否かに基づいて判断する場合に比べ、所定の場所に到着したりその場所を通過したりしたか否かを精度よく判断できる。その結果、通信端末70を保持する者の安否を第三者に確認させたりその者を第三者に追跡させたりするために適用できる通信端末を提供することができる。
また、本実施の形態に係る通信端末70は、受信時期の少なくとも一部が重複する電波に対応する識別情報の組合わせが、メモリ142が記憶した識別情報の組合わせと一致した場合、識別情報の組合わせに対応するメッセージを送信する。識別情報の組合わせは、電波の強度の組合わせに比べ、一致しているか否かが明確に判断される。これにより、通信端末70を保持する者の現実の所在地とメッセージに基づいて特定される場所とが異なる可能性はかなり小さくなる。その結果、通信端末70を保持する者の所在地を誤認する可能性が少ない通信端末を提供することができる。
また、本実施の形態に係る通信端末70は、送信元のアクセスポイントが異なる識別情報の組合わせが、メモリ142が記憶した識別情報の組合わせと一致した場合、基地局に対しメッセージを送信する。1台のアクセスポイントとの通信が可能な空間は1台の基地局と通信できる空間に比べて一般的に小さい。アクセスポイントに限らず、メッセージの送信に用いる電波よりも所在地の判断に用いる電波の送信元における強度が小さい場合、同様のことが言える。この場合、所在地に関する誤差は基地局を利用して判断する場合に比べ大幅に小さくなる。また、アクセスポイントは、ユーザの自宅に容易に設置できるものなので、通信端末70を保持する者が無事に自宅に到着したか否かを第三者が知ることは容易になる。一方、アクセスポイントを利用して通信端末71と迅速に通信することは、基地局を利用して通信することに比べ容易ではない。ログインその他アクセスポイントを利用して通信するための手続きが必要なためである。基地局を利用してメールが送信されると、迅速な通信が可能になる。その結果、精度が高い情報を迅速に第三者に通知できる通信端末を提供できる。
また、本実施の形態に係る通信端末70は、メッセージと共に時刻を表わす情報を送信する。時刻の情報がメッセージと共に通信されることで、通信端末70を保持する者がいつどこに行き、その間の所要時間がどの程度であったのかを第三者は容易に知ることができる。これらのことを容易に知ることができるので、通信端末70を保持する者の所在が不明になった場合にも、第三者がその原因を探ることが容易になる。その結果、通信端末70を保持する者を効率よく第三者に追跡させ得る通信端末を提供することができる。
また、本実施の形態に係る通信端末70は、メッセージを表わすテキストデータをメールとして送信する。メールは、通信端末71が受信できない状態にある場合、中央制御局124などにいったん保管され、後に自動的に通信端末71に再送信される。これにより、メッセージを送信することについての信頼性は高くなる。その結果、信頼性が高い通信端末を提供できる。
また、本実施の形態に係る通信端末70は、受信時期の少なくとも一部が重複する電波に対応する要素情報の組合わせが、メモリ142が記憶した要素情報の組合わせに対応している場合、第三者に自動的に電話をかける。電話は、通話が可能な状態である限り、その他の媒体による場合よりも情報を強制的に伝達できる媒体である。その結果、通信端末70を保持する者の所在を効率よく第三者に通知できる通信端末を提供できる。
また、本実施の形態に係る通信端末70は、受信された電波の強度の組合わせとメモリ142が記憶した電波の強度の組合わせとの間で、いずれの電波についても強度差が許容値の範囲内であった場合、メッセージを送信する。識別情報を表わさない電波が送信されている地域は、そのような情報を表わす電波が送信されている地域に比べ極めて広い。これにより、電波の強度の組合わせに基づいて通信端末70を保持する者の所在地を判断すると、識別情報の組合わせに基づいて通信端末70を保持する者の所在地を判断する場合に比べ、多種多様な場所でメッセージを送信させることができる。その結果、通信端末70を保持する者の多種多様な所在地を通知できる通信端末を提供することができる。
また、本実施の形態に係る通信端末70は、送信元のアクセスポイントが異なる識別情報の組合わせが、メモリ142が記憶した識別情報の組合わせと一致していなくても、受信された電波の強度の組合わせとメモリ142が記憶した電波の強度の組合わせとの間で、いずれの電波についても強度差が許容値の範囲内であった場合には、メッセージを送信する。このように、識別情報を優先して所在地の判断に利用し、電波の強度の情報を補助的に利用することで、通信端末70を保持する者の所在地を示す情報を可能な限り的確に第三者に通知できる。その結果、通信端末70を保持する者の所在地を可能な限り的確に通知できる通信端末を提供することができる。
なお、第1の変形例として、ステップS344において、テキスト送信部194は、LANアンテナ131と送受信部132とを制御してもよい。この場合、インターネットを用いた擬似メールとして、テキスト生成部192が生成した、通信端末71を宛先とするメールは送信される。図9は、自宅に設置させたアクセスポイントと公衆LANのアクセスポイントとを用いた場合、この変形例におけるメールの経路を示す概念図である。なお、図9においては、アクセスポイントのことを「AP」と表示している。
また、第2の変形例として、通信端末70,71は、携帯電話その他の通信端末であってもよい。
また、第3の変形例として、安否確認システムは、通信端末、基地局、PHS接続装置、および市内交換機を図2に示した数よりもさらに含んでもよく、基地局、PHS接続装置、および市内交換機の数が図2に示した数よりも少なくてよい。
また、第4の変形例として、通信端末71の役割を固定電話が担当してもよい。あるいは、通信端末71のハードウェア構成が通信端末70のハードウェア構成と異なっていてもよい。
また、第5の変形例として、ステップS332にて、テキスト生成部192と音声生成部196とは、メールを送信する処理と電話をかける処理とを共に実施してもよい。
また、第6の変形例として、SSIDに代え、ESSID(Extended Service Set Identifier)が利用されてもよい。
また、第7の変形例として、ステップS362にて、音声生成部196は、中央制御局124が発呼に応じることを表わす情報が出力された場合にも音声データを生成する装置であってもよい。これにより、通信端末71を保持する者が一時的に着呼に応答できない状態であったとしても、着呼に応答できる状態になった後に、通信端末71は中央制御局124から音声メッセージを受信できる。
また、第8の変形例として、アクセスポイントの代わりに、送信元の通信機を識別するための識別情報を送信する送信機からの電波が受信されてもよい。この場合にも、複数の送信機から受信した識別情報の組合わせを用いて通信端末70の現在位置が判断される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る安否確認システムにおける通信を表わす概念図である。 本実施の形態に係る安否確認システムの構成を表わす図である。 本発明の実施の形態に係る通信端末の構成を表わす図である。 本発明の実施の形態に係るティーチング処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るメッセージの通知処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るメール送信処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る発呼処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るティーチングが何度か実施された結果メモリに記憶されたメッセージそのほかの情報を示す概念図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るメールの経路を示す概念図である。
符号の説明
50 小学校、52 商業ビル、54 駅、56 コンビニエンスストア、58 A市、60 遠州富士、62 図書館、64 自宅、70,71 通信端末、72 第1の基地局、74 第2の基地局、76 第3の基地局、78 第4の基地局、80 A社の企業内アクセスポイント、82 B社の企業内アクセスポイント、84 C社の企業内アクセスポイント、86 A社の駅構内アクセスポイント、88 B社の駅構内アクセスポイント、90 C社の駅構内アクセスポイント、92 A社の店舗内アクセスポイント、94 B社の店舗内アクセスポイント、96 C社の店舗内アクセスポイント、98 A社の図書館内アクセスポイント、100 B社の図書館内アクセスポイント、102 C社の図書館内アクセスポイント、120,128 PHS接続装置、122,126 市内交換機、124 中央制御局、130 基地局アンテナ、131 LANアンテナ、132 送受信部、134 制御部、136 キー操作部、138 表示部、140 画像処理部、142 メモリ、144 カメラ、146 マイク、148 スピーカ、150 バス、160 基地局復調部、162 測定部、164 基地局変調部、166 LAN復調部、168 LAN変調部、182 取得制御部、184 ティーチング制御部、186 送信制御部、190 検出部、192 テキスト生成部、194 テキスト送信部、196 音声生成部、198 発呼部、200 音声送信部、202 遮断部、210 抽出制御部、212 測定制御部。

Claims (8)

  1. アクセスポイントが送信した電波を受信するためのネットワーク受信手段と、
    基地局と通信するための基地局通信手段と、
    前記ネットワーク受信手段が受信した電波から信号を抽出するための第1抽出手段と、
    メッセージを入力するための入力手段と、
    互いに送信元が異なる前記信号がそれぞれ示す複数の種類の識別情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するための記憶手段と、
    前記基地局通信手段、前記第1抽出手段、および前記記憶手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、
    前記送信元が異なる電波それぞれについて前記信号を抽出するように、前記第1抽出手段を制御するための取得制御手段と、
    前記入力手段に前記メッセージが入力されると、前記複数の種類の識別情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するように、前記記憶手段を制御するためのティーチング制御手段と、
    前記複数の種類の識別情報と前記メッセージとが記憶された後に受信され、かつ前記送信元が異なる前記識別情報の組合わせが、前記記憶手段が記憶した前記識別情報の組合わせと一致した場合、前記記憶手段が記憶した前記識別情報の組合わせに対応する前記メッセージを前記基地局に対し送信するように、前記通信手段を制御するための送信制御手段とを含む、通信端末。
  2. 通信するための通信手段と、
    前記通信手段が受信した電波から前記電波に対応する要素情報を取得するための情報取得手段と、
    メッセージを入力するための入力手段と、
    互いに送信元が異なる前記電波に対応する複数の種類の要素情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するための記憶手段と、
    前記通信手段、前記情報取得手段、および前記記憶手段を制御するための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、
    前記送信元が異なる電波それぞれについて前記要素情報を取得するように、前記情報取得手段を制御するための取得制御手段と、
    前記入力手段に前記メッセージが入力されると、前記複数の種類の要素情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するように、前記記憶手段を制御するためのティーチング制御手段と、
    前記複数の種類の要素情報と前記メッセージとが記憶された後に受信され、かつ前記送信元が異なる前記要素情報の組合わせが、前記記憶手段が記憶した前記要素情報の組合わせに対応している場合、前記記憶手段が記憶した前記要素情報の組合わせに対応する前記メッセージを送信するように、前記通信手段を制御するための送信制御手段とを含む、通信端末。
  3. 前記情報取得手段は、前記通信手段が受信した電波から信号を抽出するための抽出手段を含み、
    前記記憶手段は、互いに前記送信元が異なる前記信号がそれぞれ示す複数の種類の識別情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するための手段を含み、
    前記取得制御手段は、前記送信元が異なる電波それぞれについて前記信号を抽出するように、前記抽出手段を制御するための手段を含み、
    前記ティーチング制御手段は、前記複数の種類の識別情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するように、前記記憶手段を制御するための手段を含み、
    前記送信制御手段は、前記複数の種類の識別情報と前記メッセージとが記憶された後に受信され、かつ前記送信元が異なる前記識別情報の組合わせが、前記記憶手段が記憶した前記識別情報の組合わせと一致している場合、前記記憶手段が記憶した前記識別情報の組合わせに対応する前記メッセージを送信するように、前記通信手段を制御するための手段を含む、請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記通信手段は、
    アクセスポイントが送信した電波を受信するためのネットワーク受信手段と、
    基地局と通信するための基地局通信手段とを含み、
    前記抽出手段は、前記ネットワーク受信手段が受信した前記電波から前記信号を抽出するための手段を含み、
    前記送信制御手段は、前記送信元が異なる前記識別情報の組合わせが、前記記憶手段が記憶した前記識別情報の組合わせと一致している場合、前記基地局に対し前記メッセージを送信するように、前記基地局通信手段を制御するための手段を含む、請求項3に記載の通信端末。
  5. 前記送信制御手段は、
    時刻を検出するための検出手段と、
    前記複数の種類の要素情報と前記メッセージとが記憶された後に受信され、かつ前記送信元が異なる前記要素情報の組合わせが、前記記憶手段が記憶した前記要素情報の組合わせに対応している場合、前記検出手段が検出した時刻を表わす情報と前記メッセージとを示すテキストデータを生成するためのテキスト生成手段と、
    前記テキストデータを送信するように、前記基地局通信手段を制御するための手段とを含む、請求項2に記載の通信端末。
  6. 前記記憶手段は、前記メッセージを音声データとして記憶するための手段を含み、
    前記送信制御手段は、
    時刻を検出するための検出手段と、
    前記時刻を示す音声データを生成するための音声生成手段と、
    前記複数の種類の要素情報と前記メッセージとが記憶された後に受信され、かつ前記送信元が異なる前記要素情報の組合わせが、前記記憶手段が記憶した前記要素情報の組合わせに対応している場合、呼出し信号を送信するように前記通信手段を制御するための発呼制御手段と、
    前記呼出し信号に対応する応答信号を前記通信手段が受信すると、前記時刻を示す音声データと前記メッセージとを送信するように前記通信手段を制御するための手段と、
    前記時刻を示す音声データと前記メッセージとの送信が終了した後、通話の終了を示す信号を送信するように前記通信手段を制御するための遮断制御手段とを含む、請求項2に記載の通信端末。
  7. 前記情報取得手段は、
    前記通信手段が受信した電波から信号を抽出するための抽出手段と、
    前記抽出手段が前記信号を抽出すると、前記抽出手段が抽出した信号に基づいて前記電波の強度を測定し、前記電波の強度を表わす強度情報を生成するための測定手段とを含み、
    前記記憶手段は、互いに前記送信元が異なる前記電波の強度をそれぞれ示す複数の種類の強度情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するための手段を含み、
    前記取得制御手段は、前記送信元が異なる電波それぞれについて前記信号を抽出するように、前記抽出手段を制御するための手段を含み、
    前記ティーチング制御手段は、前記複数の種類の強度情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するように、前記記憶手段を制御するための手段を含み、
    前記送信制御手段は、前記強度情報と前記メッセージとが記憶された後に受信された前記電波の強度の組合わせと前記記憶手段が記憶した前記強度情報が表わす前記電波の強度の組合わせとの間で、いずれの前記電波についても強度差が許容値の範囲内であった場合、前記メッセージを送信するように、前記通信手段を制御するための手段を含む、請求項2に記載の通信端末。
  8. 前記基地局通信手段は、
    前記基地局通信手段が受信した電波から信号を抽出するための第2抽出手段と、
    前記第2抽出手段が前記信号を抽出すると、前記第2抽出手段が抽出した信号に基づいて前記電波の強度を測定し、前記電波の強度を表わす強度情報を生成するための測定手段とを含み、
    前記記憶手段は、互いに前記送信元が異なる前記電波の強度をそれぞれ示す複数の種類の強度情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するための手段を含み、
    前記取得制御手段は、前記送信元が異なる電波それぞれについて前記信号を抽出するように、前記第2抽出手段を制御するための手段を含み、
    前記ティーチング制御手段は、前記複数の種類の強度情報と前記メッセージとを対応付けて記憶するように、前記記憶手段を制御するための手段を含み、
    前記複数の種類の識別情報と前記メッセージとが記憶された後に受信され、かつ前記送信元が異なる前記識別情報の組合わせが、前記記憶手段が記憶した前記識別情報の組合わせと一致しなかった場合、前記強度情報と前記メッセージとが記憶された後に受信された前記電波の強度の組合わせと前記記憶手段が記憶した前記強度情報が表す前記電波の強度の組合わせとの間で、いずれの前記電波についても強度差が許容値の範囲内であったとき、前記送信制御手段は、前記メッセージを送信するように前記通信手段を制御する、請求項1に記載の通信端末
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