JP4442424B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像素子を用いて画像を撮像する撮像装置およびその制御方法に関し、特に、撮像条件の複数の設定項目に対して最適な値を自動的に設定する自動設定モードと、各設定項目の設定値をマニュアル設定可能なマニュアル設定モードとを備えた撮像装置およびその制御方法に関する。
近年、静止画像や動画像を撮影してデジタルデータとして記録することが可能なデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラが広く普及している。このような機器では、例えばフォーカスや露出などの撮像条件を自動的に調整するものが多いが、これらの調整値をマニュアル設定できるものも増えてきており、さらにマニュアル設定が可能な設定項目を複数備える機器も現れている。しかし、このような機器では小型化が進み、設定のための操作スイッチを多数配置することが困難になりつつある。
そこで、画角合わせのための液晶パネルをタッチパネル式とし、そのパネルに操作キーのアイコンを表示させて上記設定のための操作キーとして使用できるカメラが実現されている。しかし、撮像時にカメラを保持したときの操作性、特に設定変更の即時性という点では、タッチパネルよりハードウェアによる操作スイッチを用いた方が優れている。
また、ハードウェアによる操作スイッチの数を少なくするために、回転操作と押圧操作の両機能を1つのダイヤルに持たせることが従来から考えられている。例えば、ダイヤルの回転操作により設定値を変更し、押圧操作で設定項目の選択、決定などを行い、さらにダイヤル部の開閉動作で設定画面の表示/非表示を切り替えることが可能なカメラがあった(例えば、特許文献1参照)。また、回転および押圧が可能なダイヤルと設定項目ごとの操作キーとを組み合わせて、様々な設定項目に対するマニュアル設定を可能にしたカメラもあった(例えば、特許文献2参照)。
特開平8−43899号公報(段落番号〔0019〕〜〔0023〕、図2) 特開2002−287199号公報(段落番号〔0019〕〜〔0031〕、図2)
しかし、回転・押圧の両操作が可能なダイヤルを用いた場合、例えばダイヤルを押そうとして間違えて回転させてしまうなど、慣れないと操作が難しいという問題があった。また、上記特許文献1に開示されたカメラでは、ダイヤル部をカメラ本体に収納するスペースが必要となって、小型化に支障をきたすという問題がある。さらに、上記特許文献2のように回転・押圧の両操作が可能なダイヤルと他の操作キーを組み合わせた場合にも、マニュアル設定可能な設定項目が増えると操作キーの数が増えてしまうという問題がある。
また、複数の設定項目に対するマニュアル設定ができる場合、どの種類の設定項目に対するマニュアル設定が有効になっているかをユーザが表示などにより識別できる必要がある。設定項目が1種類の場合は、マニュアル設定が有効の場合にのみ、その旨を表示し、無効の場合には表示は必要でない。しかし、設定項目が複数種類である場合には、すべての設定項目についてマニュアル設定のON/OFF状態を常に表示しておく必要が生じ、撮像画像の視認性を低下させてしまうという問題もある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、少ない操作スイッチを用いながらも、操作ミスを起こすことなく、複数の設定項目に対するマニュアル設定を効率よく行うことが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、少ない操作スイッチを用いながらも、操作ミスを起こすことなく、複数の設定項目に対するマニュアル設定を効率よく行うことが可能な撮像装置の制御方法を提供することである。
本発明では上記課題を解決するために、固体撮像素子を用いて画像を撮像し、撮像条件の複数の設定項目に対して最適な値を自動的に設定する自動設定モードと、前記各設定項目の設定値をマニュアル操作で変更可能なマニュアル設定モードとを備えた撮像装置において、操作キーからなる第1の操作手段と、前記操作キーとは別個に設けられ、操作方向に応じた2つの操作信号を出力する第2の操作手段と、少なくとも各種設定情報を表示する表示手段と、前記第1の操作手段の押下時間が一定時間未満の場合には、設定値の変更対象とされた前記設定項目についての前記自動設定モードと前記マニュアル設定モードとの切り替え処理を実行し、前記切り替え処理により前記マニュアル設定モードに切り替えたときには、前記変更対象とされた前記設定項目の設定値を前記第2の操作手段の操作方向に応じて変更し、前記押下時間が一定時間以上の場合には、前記変更対象とする前記設定項目の選択画面を前記表示手段に表示させる制御手段とを有することを特徴とする撮像装置が提供される。
このような撮像装置では、第1および第2の操作手段がそれぞれ別個に設けられ、第2の操作手段を操作することで、変更対象とされたいずれか1つの設定項目の設定値が変更される。また、第1の操作手段を一定時間未満だけ押下することで、設定値の変更対象とされた設定項目について、自動設定モードとマニュアル設定モードとが切り替えられ、第1の操作手段を一定時間以上押下し続けることで、設定値の変更対象とする設定項目の選択画面が表示手段に表示される。
また、本発明では、固体撮像素子を用いて画像を撮像し、撮像条件の複数の設定項目に対して最適な値を自動的に設定する自動設定モードと、前記各設定項目の設定値をマニュアル操作で変更可能なマニュアル設定モードとを備えた撮像装置の制御方法において、操作キーからなる第1の操作手段の押下時間が一定時間未満の場合に、制御手段が、設定値の変更対象とされた前記設定項目についての前記自動設定モードと前記マニュアル設定モードとの切り替え処理を実行するステップと、前記制御手段が、前記切り替え処理により前記マニュアル設定モードに切り替えたときに、前記変更対象とされた前記設定項目の設定値を第2の操作手段の操作方向に応じて変更するステップと、前記押下時間が一定時間以上の場合に、前記制御手段が、前記変更対象とする前記設定項目の選択画面を表示手段に表示させるステップとを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法が提供される。
このような撮像装置の制御方法では、それぞれ別個に設けた第1および第2の操作手段を用いて操作が行われる。第2の操作手段を操作することで、変更対象とされたいずれか1つの設定項目の設定値が変更される。また、第1の操作手段を一定時間未満だけ押下することで、設定値の変更対象とされた設定項目について、自動設定モードとマニュアル設定モードとが切り替えられ、第1の操作手段を一定時間以上押下し続けることで、設定値の変更対象とする設定項目の選択画面が表示手段に表示される。
本発明の撮像装置では、第1および第2の操作手段がそれぞれ別個に設けられるので、誤って設定モードを切り替えることなく、第2の操作手段によっていずれか1つの設定項目の設定値を確実に変更できる。また、第1の操作手段の押下時間に応じて、自動設定モードとマニュアル設定モードとの切り替え処理と、設定値の変更対象とする設定項目の選択画面を表示させる処理とが選択的に実行されるので、マニュアル設定が可能な設定項目ごとに操作手段を設ける必要がなくなり、撮像装置を小型化できる。さらに、各処理の実行操作が第1の操作手段の押下時間により明確に区別されるので、操作ミスが発生しにくく、操作がわかりやすい。従って、少ない操作スイッチを用いながらも、操作ミスを起こすことなく、複数の設定項目に対するマニュアル設定を効率よく行うことが可能となる。
また、本発明の撮像装置の制御方法では、それぞれ別個に設けた第1および第2の操作手段を用いて操作するので、誤って設定モードを切り替えることなく、第2の操作手段によっていずれか1つの設定項目の設定値を確実に変更できる。また、第1の操作手段の押下時間に応じて、自動設定モードとマニュアル設定モードとの切り替え処理と、設定値の変更対象とする設定項目の選択画面を表示させる処理とを選択的に実行するので、マニュアル設定が可能な設定項目ごとに操作手段を設ける必要がなくなり、撮像装置を小型化できる。さらに、各処理の実行操作が第1の操作手段の押下時間により明確に区別されるので、操作ミスが発生しにくく、操作がわかりやすい。従って、少ない操作スイッチを用いながらも、操作ミスを起こすことなく、複数の設定項目に対するマニュアル設定を効率よく行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、ここでは本発明をデジタルビデオカメラに適用した場合を例に説明を行う。
図1は、実施の形態に係るデジタルビデオカメラの全体構成を示す図である。
図1に示すデジタルビデオカメラ1は、被写体からの光を集光するレンズ部2や、撮像中の画像の確認などに用いるモニタ部3などを具備している。このデジタルビデオカメラ1は、レンズ部2で集光した光を固体撮像素子で撮像し、撮像信号を磁気テープなどにデジタル信号として記録するものである。また、モニタ部3はLCD(Liquid Crystal Display)などの薄型の表示パネルを用いたものであり、例えば折り畳んで筐体面に収容できるようになっている。さらに、表示面を撮像者側だけでなく、被写体側に向けられるようにしてもよい。
このデジタルビデオカメラ1は、例えばフォーカス合わせや露出(明るさ)といった多くの撮像条件の設定項目を自動的に最適な値に設定する自動設定機能を具備している。また、それらの設定項目のうちの複数のものをマニュアル設定できるようにもなっている。そして、マニュアル設定のための操作スイッチとして、プッシュ式のマニュアルキー4と回転式のコントロールダイヤル5とを具備している。これらは例えば図1のようにレンズ部2の近くに設けられ、撮像時にこのスイッチの位置を視認することなく、左手で容易に触れることが可能になっている。特に、この位置に各スイッチを設けることにより、マニュアル操作でフォーカス合わせを行う際には、レンズ部の周囲に設けられるフォーカスリングを操作するのと同様な感覚で操作できるようになる。
マニュアルキー4には、設定項目ごとにマニュアル設定をON/OFFする機能と、設定項目の選択画面へ遷移させる機能とが割り当てられている。また、コントロールダイヤル5には、設定値の変更機能やカーソル移動の機能が割り当てられている。これにより、マニュアル設定可能なすべての設定項目に対する入力操作を、マニュアルキー4およびコントロールダイヤル5のみを用いて行うことが可能となっている。
図2は、デジタルビデオカメラ1の内部構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、デジタルビデオカメラ1は、光学ブロック11、CCD(Charge Coupled Device)12、TG(Timing Generator)13、FE(Front End)処理回路14、カメラ信号処理回路15、エンコーダ/デコーダ16、制御部17、入力部18、グラフィックI/F(インタフェース)19、モニタ20、電子ビューファインダ(EVF)21、およびテープドライブ22を具備する。テープドライブ22には、磁気テープが収納されたテープカセット23が着脱可能に装着される。
光学ブロック11は、被写体からの光をCCD12に集光するためのレンズ、レンズを移動させてフォーカス合わせやズーミングを行うための駆動機構、シャッタ機構、アイリス機構などを具備しており、これらは制御部17からの制御信号に基づいて駆動される。
CCD12は、TG13から出力されるタイミング信号に基づいて駆動され、被写体からの入射光を電気信号に変換する。なお、CCD12の代わりに、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの他の固体撮像素子が用いられてもよい。TG13は、制御部17からの制御信号に応じてタイミング信号を生成し、CCD12に出力する。
FE処理回路14は、制御部17の制御の下で、CCD12から出力された画像信号に対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理によりS/N(Signal/Noise)比を良好に保つようにサンプルホールドを行い、さらにAGC(Auto Gain Control)処理により利得を制御し、A/D変換を行ってデジタル画像信号を出力する。
カメラ信号処理回路15は、制御部17の制御の下で、FE処理回路14からの画像信号に対して、ホワイトバランス調整処理や色補正処理、AF(Auto Focus)処理、AE(Auto Exposure)処理、AWB(Auto White Balance)処理などのカメラ信号処理を施す。
エンコーダ/デコーダ16は、制御部17の制御の下で、カメラ信号処理回路15あるいはエンコーダ/デコーダ16からの画像信号に対して、DV(Digital Video)方式あるいはMPEG(Moving Picture Experts Group)方式などの所定の動画像データフォーマットで圧縮符号化処理を行う。また、制御部17から供給された動画像の符号化データを伸張復号化処理する。なお、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)などの静止画像データフォーマットを用いて静止画像の圧縮符号化および伸張復号化処理を実行可能なようにしてもよい。
制御部17は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されるマイクロコントローラであり、ROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより、デジタルスチルカメラの各部を統括的に制御する。
入力部18は、前述したマニュアルキー4およびコントロールダイヤル5を含む各種操作キーやレバー、ダイヤルなどにより構成され、ユーザによる入力操作に応じた制御信号を制御部17に出力する。
グラフィックI/F19は、制御部17の制御の下で、カメラ信号処理回路15あるいはエンコーダ/デコーダ16から供給された画像信号からモニタ20やEVF21に表示させるための画像信号を生成して、この信号をモニタ20やEVF21に供給し、画像を表示させる。このグラフィックI/F19は、撮像中の画像やテープカセット23に記録されたデータの再生画像を表示させる他、制御部17からの信号を基に、動作モードや電池残量、テープ残量、撮像条件のマニュアル設定値、各種設定のためのメニューなどを示すOSD(On Screen Display)画像を、撮像画像上に合成して表示することができる。モニタ20およびEVF21は、ともに例えばLCDなどからなり、撮像中の画像や再生画像などを表示する。
テープドライブ22は、テープカセット23内の磁気テープに対する信号の書き込み/読み取りを行う磁気ヘッドや、テープローディングなどのための各種駆動機構、書き込み信号/読み取り信号の変復調回路、エラー訂正回路などを具備する。このテープドライブ22は、制御部17から供給されたデータをテープカセット23内の磁気テープに書き込み、また、磁気テープから読み取ったデータを制御部17に出力する。なお、記録媒体としては、他に例えば、半導体メモリからなるメモリカードや、書き込み可能な光ディスク、HDD(ハードディスクドライブ)などが用いられてもよい。
以上のデジタルビデオカメラ1では、CCD12によって受光されて光電変換された信号が、順次FE処理回路14に供給される。FE処理回路14では、入力信号に対してCDS処理、AGC処理が施され、さらにデジタル信号に変換される。カメラ信号処理回路15は、FE処理回路14から供給されたデジタル画像信号を画質補正処理し、カメラスルー画像の信号として、制御部17を介してグラフィックI/F19に供給する。これにより、カメラスルー画像がモニタ20あるいはEVF21に表示される。
この状態で、入力部18を通じて記録開始が要求されると、カメラ信号処理回路15からの画像信号がエンコーダ/デコーダ16により圧縮符号化され、符号化データが生成される。この符号化データは制御部17を通じて順次テープドライブ22に供給され、テープカセット23内の磁気テープに記録される。
一方、磁気テープに記録された動画像データを再生する場合には、制御部17は、入力部18からの操作入力に応じて、テープドライブ22に磁気テープの読み取りを開始させ、読み取られた動画像データは、制御部17を介してエンコーダ/デコーダ16に供給されて、伸張復号化処理される。処理後の画像信号はグラフィックI/F19に供給され、これによりモニタ20に動画像が再生表示される。
次に、撮像条件の設定項目に対するマニュアル設定機能について詳しく説明する。
本実施の形態の撮像装置は、例として、フォーカス合わせおよび明るさ(露出)の各設定項目について、自動設定モード(それぞれAFモード、AEモード)とマニュアル設定モードとを切り替えることが可能になっている。フォーカス合わせは、光学ブロック11のフォーカスレンズを移動させて行うものである。明るさの調整は、例えばFE処理回路14におけるAGCのゲイン量や、カメラ信号処理回路15における輝度信号の調整量、CCD12における電子シャッタの露光時間調整量、アイリス開度などを変化させて、撮像画像の露出量を調整するものである。これらの設定項目に対するマニュアル設定モードでは、ユーザはモニタ20あるいはEVF21により撮像画像を視認しながらコントロールダイヤル5を回転させることで、フォーカスレンズの移動量および露出量をそれぞれ変更することができる。
図3は、マニュアル設定を行う際の主な画面表示例を示す図である。
図3(A)および(B)は、フォーカス合わせ、明るさがそれぞれマニュアル設定モードとされた場合の画面例を示している。図3(A)の画面では、フォーカス合わせがマニュアル設定モードになっていることを示す識別画像31と、現在の設定値(ここでは合焦している被写体までの距離)を示すテキスト32とが表示されている。このときユーザは、コントロールダイヤル5を回転させることで、設定値をテキスト32により確認しながら変更することができる。図3(B)の画面では、明るさがマニュアル設定モードになっていることを示す識別画像33が表示されている。この識別画像33には、設定値の目安がレバー34により示されており、ユーザはコントロールダイヤル5を回転させることで、設定値をレバー34の位置により確認しながら変更することができる。
なお、フォーカス合わせが自動設定(AF)モードになっている場合には、図3(A)の識別画像31およびテキスト32は表示されない。従って、識別画像31およびテキスト32が表示されていないことで、自動設定状態であることをユーザが認識できる。同様に、明るさが自動設定(AE)モードになっている場合には、図3(B)の識別画像33は表示されない。
逆に、複数の設定項目を同時にマニュアル設定モードとする場合があり得る。この場合、設定値の変更が1つのコントロールダイヤル5で兼用されることから、コントロールダイヤル5によって現在設定変更が可能となっている設定項目(以下、設定対象項目と呼称する)をユーザが選択する手段と、選択された設定項目をユーザが識別する手段とが必要となる。
図3(C)は、コントロールダイヤル5による設定対象項目の選択画面の例を示している。この画面では、設定項目が一覧表示されたダイヤル設定画像35が表示され、ユーザは、コントロールダイヤル5を回転させてカーソル36の位置を移動させ、マニュアルキー4を押下して決定することで、設定対象項目を選択することができる。
図3(D)および(E)は、2つの設定項目がマニュアル設定モードとなっている場合のマニュアル設定画面の例を示している。図3(D)では、フォーカス合わせが設定対象項目となっており、これを示す識別画像31およびテキスト32が表示されている。これとともに、設定対象項目となっていない明るさについては、識別画像33の色を反転させた反転識別画像33aを表示しておくことで、マニュアル設定モードであって、かつ設定対象項目でないことが識別できるようになっている。また、このとき明るさについてはマニュアル設定による設定値がホールドされており、その設定値も反転識別画像33aにより識別できるようになっている。
図3(E)では、明るさが設定対象項目となっており、これを示す識別画像33が表示されている。これとともに、設定対象項目となっていないフォーカス合わせについては、識別画像31の色を反転させた反転識別画像31aが表示されている。なお、ここではホールドされたフォーカス合わせの設定値を示すテキスト32は表示していないが、このテキスト32を反転識別画像31aとともに表示してもよい。
以上のように、複数の設定項目をマニュアル設定モードにできる場合には、図3(A),(B),(D),(E)のようなマニュアル設定画面から、(C)のような設定対象項目の選択画面に遷移できる必要がある。これとともに、各設定項目について、マニュアル設定モードと自動設定モードとを切り替える機能も必要となる。本実施の形態では、マニュアルキー4およびコントロールダイヤル5の2つの操作スイッチを用い、コントロールダイヤル5に従来と同様に設定値の変更およびカーソル移動の機能を割り当てるが、マニュアルキー4には、設定モードの切り替えと、設定対象項目の選択画面への切り替えの双方の機能を兼用させる。これにより、操作性を低下させることなく、2つの操作スイッチのみで必要なすべての操作を行えるようにする。
図4は、制御部17によるマニュアル設定および設定モード切り替えの処理の流れを示すフローチャートである。
〔ステップS101〕現在設定対象となっている設定項目がマニュアル設定モードであるか否かを判定する。マニュアル設定モードである場合はステップS102に進み、自動設定モードである場合はステップS109に進む。
〔ステップS102〕マニュアルキー4が押下されたか否かを判定する。押下された場合にはステップS103に進み、そうでない場合はステップS106に進む。
〔ステップS103〕マニュアルキー4の押し時間をカウントし、押し時間があらかじめ決められたしきい値以上であるか否かを判定する。しきい値以上である場合はステップS104に進み、しきい値未満である場合はステップS105に進む。
〔ステップS104〕マニュアルキー4の押し時間がしきい値以上であった場合、設定対象項目を選択するための処理を実行する。なお、この処理については次の図5において詳述する。そして、処理の実行後、ステップS115に進む。
〔ステップS105〕マニュアルキー4の押し時間がしきい値未満であった場合、現在設定対象となっている設定項目を自動設定モードにする。そして、当該設定項目がマニュアル設定モードであることを示す識別画像を非表示にする。この後、ステップS115に進む。
〔ステップS106〕コントロールダイヤル5が回転されたか否かを判定する。回転された場合はステップS107に進み、そうでない場合はステップS108に進む。
〔ステップS107〕コントロールダイヤル5の回転方向と回転量に応じて、現在設定対象となっている設定項目の設定値を変更する。
〔ステップS108〕現在設定対象となっている設定項目の設定値の表示を更新する。この後、ステップS115に進む。
〔ステップS109〕一方、現在設定対象となっている設定項目が自動設定モードである場合には、まず、マニュアルキー4が押下されたか否かを判定する。押下された場合はステップS110に進み、そうでない場合はステップS113に進む。
〔ステップS110〕マニュアルキー4の押し時間をカウントし、押し時間がしきい値以上であるか否かを判定する。しきい値以上である場合はステップS111に進み、しきい値未満である場合はステップS112に進む。なお、このときのしきい値はステップS103で使用される値と同じでよい。
〔ステップS111〕マニュアルキー4の押し時間がしきい値以上であった場合、設定対象項目を選択するための処理を実行する。なお、この処理はステップS104と同様である。そして、処理の実行後、ステップS115に進む。
〔ステップS112〕マニュアルキー4の押し時間がしきい値未満であった場合、現在設定対象となっている設定項目をマニュアル設定モードにする。そして、当該設定項目がマニュアル設定モードであることを示す識別画像を通常状態で(すなわち当該設定項目が設定対象項目であることを示す状態で)表示させる。この後、ステップS115に進む。
〔ステップS113〕コントロールダイヤル5が回転されたか否かを判定する。回転された場合はステップS114に進み、そうでない場合はステップS115に進む。
〔ステップS114〕コントロールダイヤル5の回転方向や回転量に関係なく、現在設定対象となっている設定項目を、一定時間表示させる。この後、ステップS115に進む。なお、この表示中にマニュアルキー4が押下された場合(ステップS102およびS109に対応)には、表示を中止してキー押下に応じた処理を行う。
〔ステップS115〕例えば電源の切断操作などに応じて処理を終了するか否かを判定し、終了しない場合にはステップS101に戻る。
以上の処理では、マニュアルキー4をしきい値未満の短時間だけ押下すると、現在設定対象となっている設定項目について、自動設定モードとマニュアル設定モードとが切り替えられる。また、設定対象の項目がマニュアル設定モードに設定されていれば、コントロールダイヤル5を回転させることで、設定値を変更できる。一方、設定対象の項目が自動設定モードである場合、コントロールダイヤル5を回転させることで、現在設定対象となっている設定項目が表示される。
図5は、制御部17による設定対象項目の選択処理(図4のステップS105およびS112に対応)の流れを示すフローチャートである。
〔ステップS201〕設定対象項目を選択するためのダイヤル設定画像35を表示させる。
〔ステップS202〕ダイヤル設定画像35内のカーソル36により選択されている設定項目を判別する。フォーカス合わせが選択されている場合はステップS203に進み、明るさが選択されている場合はステップS209に進む。
〔ステップS203〕マニュアルキー4が押下されたか否かを判定する。押下された場合はステップS204に進み、そうでない場合はステップS215に進む。
〔ステップS204〕フォーカスがマニュアル設定モードとされているか否かを判定する。マニュアル設定モードである場合はステップS206に進み、そうでない場合はステップS205に進む。
〔ステップS205〕フォーカスをマニュアル設定モードに設定する。
〔ステップS206〕ダイヤル設定画像35を非表示にするとともに、フォーカスの識別画像31(通常状態)を表示させる。
〔ステップS207〕他の設定項目(ここでは明るさ)がマニュアル設定モードとされているか否かを判定する。マニュアル設定モードである場合はステップS208に進み、そうでない場合は、図4のフローチャートに戻って、ステップS115に進む。
〔ステップS208〕明るさの反転識別画像33aを表示させる。この後、図4のステップS115に進む。
〔ステップS209〕一方、カーソル36により明るさが選択されている場合の処理も、フォーカス合わせが選択された場合と基本的に同じである。ステップS209では、マニュアルキー4が押下されたか否かを判定し、押下された場合はステップS210に進み、そうでない場合はステップS215に進む。
〔ステップS210〕明るさがマニュアル設定モードとされているか否かを判定する。マニュアル設定モードである場合はステップS212に進み、そうでない場合はステップS211に進む。
〔ステップS211〕明るさをマニュアル設定モードに設定する。
〔ステップS212〕ダイヤル設定画像35を非表示にするとともに、明るさの識別画像33通常状態)を表示させる。
〔ステップS213〕他の設定項目(ここではフォーカス)がマニュアル設定モードとされているか否かを判定し、マニュアル設定モードである場合はステップS214に進み、そうでない場合は図4のステップS115に進む。
〔ステップS214〕フォーカスの反転識別画像31aを表示させる。この後、図4のステップS115に進む。
〔ステップS215〕コントロールダイヤル5が回転されたか否かを判定する。回転された場合はステップS216に進み、そうでない場合はステップS202に戻る。
〔ステップS216〕コントロールダイヤル5の回転方向と回転量に応じて、カーソル36の選択位置を移動させるとともに、設定対象項目を変更する。その後、ステップS202に戻る。
以上の処理では、ダイヤル設定画像35のカーソル36の位置が、コントロールダイヤル5の操作に応じて移動され、マニュアルキー4を押下すると、カーソル36に選択された設定項目を設定対象として確定できる。このとき、確定された設定項目は強制的にマニュアル設定モードとなる。
以下、具体的な画面遷移の例について説明する。
図6は、マニュアル設定画面と設定対象項目の選択画面との間の画面遷移例を示す図である。
図6では、1つの設定項目(ここでは例としてフォーカス合わせ)をマニュアル設定モードとした場合の画面遷移例について示している。この図において、画面P11では、フォーカス合わせがマニュアル設定モードでかつ設定対象項目に設定されており、それらを示す識別画像31と設定値を示すテキスト32とが表示されている。この画面P11では、コントロールダイヤル5を回転操作することにより、フォーカス合わせの設定値を変更することができる(ステップS301)。
この画面P11の状態から、マニュアルキー4を所定時間未満の短時間だけ押下すると、フォーカス合わせが自動設定モードに切り替えられる。このとき、画面P12に遷移して、識別画像31およびテキスト32の表示が消える(ステップS302)。また、画面P12の状態から、同様にマニュアルキー4を短時間押下すると、フォーカス合わせがマニュアル設定モードに切り替えられ、画面P11に遷移する(ステップS303)。このように、マニュアルキー4を短時間押下することで、設定対象項目についてマニュアル設定モードと自動設定モードとが切り替えられる。
一方、画面P11の状態から、マニュアルキー4を所定時間以上押下し続ける(以下、長押しと呼称する)と、設定対象項目を選択するための画面P13に遷移する(ステップS304)。前述したように、この画面P13ではダイヤル設定画像35が表示され、コントロールダイヤル5を回転させてカーソル36を移動させ(ステップS305)、さらにマニュアルキー4を押下して設定対象項目を確定することで、その設定対象項目についてマニュアル設定できる画面(P11)に遷移する(ステップS306)。
このように、マニュアル設定が可能な画面P11を表示した状態では、設定モードの変更機能と、設定対象項目の選択機能とが、1つのマニュアルキー4に対する押下時間に応じて切り替えられる。従来では、設定対象項目が複数ある場合には、その数に応じたマニュアルキーを設けておく必要があったのに対し、本実施の形態では、マニュアルキー4およびコントロールダイヤル5という2つの操作スイッチのみを用いて、設定対象項目の切り替え、各設定対象項目のマニュアル設定/自動設定の切り替え、および設定値の変更がすべて実現される。従って、操作スイッチの設置スペースが縮小され、装置全体を小型化することができる。
また、設定モードの変更は、設定対象項目の変更と比較して高い即時性が求められる場合が多いため、マニュアルキー4を短時間押下するだけで設定モードを変えられるようにしている。逆に、マニュアルキー4を長押しするというモード切り替えとは明確に区別された操作により、設定対象項目の選択画面に遷移するので、操作ミスが発生しにくく、操作がわかりやすい。
また、コントロールダイヤル5は、単なる回転操作のみ行うものであり、マニュアル操作画面および設定対象項目の選択画面では、それぞれ設定変更およびカーソル移動という単一の入力操作に用いられる。このため、ユーザにとって操作が直感的でわかりやすい。さらに、例えば回転機能とともに押圧機能を具備するダイヤルのように操作の間違いを起こすこともないので、デジタルビデオカメラのようにユーザが片手で保持して使用する機器に適している。従って、操作性を低下させることなく、操作スイッチの数を最小限に留めた小型のデジタルビデオカメラを実現できる。
また、フォーカス合わせが自動設定モードとされた画面P12の状態から、マニュアルキー4を長押しした場合にも、設定対象項目を選択するための画面P13に遷移させることができる(ステップS307)。この場合、画面P13の状態からマニュアルキー4を押下して設定対象項目を確定すると、それ以前の設定モードに関係なく、このとき確定した設定対象項目をマニュアル設定モードに設定する(ステップS306)。画面P13に遷移した場合には、ユーザがいずれかの設定対象項目をマニュアル設定したいと考えている場合が多いので、再び画面P12に戻ってから設定モードを変更する場合と比較して操作の即時性が高まる。
さらに、画面P12の状態でコントロールダイヤル5を回転させると、画面P14のように、現在選択されている設定対象項目を示す項目表示画像37が表示される(ステップS308)。画面P14では、項目表示画像37において、設定対象項目がフォーカス合わせであることが示されている。さらにここでは、「マニュアルキーを押すとフォーカスをマニュアル設定できます」といったテキストを表示して、マニュアル設定モードへの切り替え方法を案内するようにしている。
この場合には、画面P12の状態で現在選択されている設定対象項目を確認できるので、ユーザはマニュアル操作したい設定項目が設定対象とされていた場合にはマニュアルキー4を短時間押下すればよく、逆にマニュアル操作したい設定項目が設定対象でなかった場合には、画面P13を経由して操作モードを変更しなくてはならない。後者の場合、ユーザが明らかに他の設定項目をマニュアル操作したいと考えて画面P13に遷移されるので、上述したように、その後に設定対象項目を確定した際には必ずその設定対象項目をマニュアル設定モードに設定することで、操作の即時性を一層高めることができる。
また、上記の画面P12の状態から現在選択されている設定対象項目を即座に確認できるので、複数の設定項目についてマニュアル設定モードである場合のみ識別画像を表示しても不便にならず、自動設定モードとなっている設定項目についての識別画像を表示する必要がなくなるので、撮像画像の視認性が向上する。
図7は、複数の設定項目がマニュアル設定モードになる場合の画面遷移例を示す図である。
図7において、画面P21では、図6の画面P11と同様にフォーカス合わせがマニュアル設定モードでかつ設定対象項目に設定されており、コントロールダイヤル5を回転操作することにより、フォーカス合わせの設定値を変更することができる(ステップS401)。
この状態からマニュアルキー4を長押しすると、設定対象項目を選択するための画面P22に遷移する(ステップS402)。前述したようにこの画面P22では、コントロールダイヤル5を回転させることでダイヤル設定画像35の中のカーソル36を移動させ(ステップS404)、マニュアルキー4を押下して設定対象項目を確定できる。確定された設定対象項目がフォーカス合わせである場合には、画面P21に遷移する(ステップS403)。
一方、設定対象項目が明るさに変更された場合には、画面P23に遷移する(ステップS405)。この画面P23では、明るさが設定対象項目とされたことを示す識別画像33が表示され、コントロールダイヤル5を回転させることで明るさの設定値を変化させることができる(ステップS406)。またこのとき、フォーカス合わせはマニュアル設定モードであり、かつ設定対象項目でないため、これらを示す反転識別画像31aが明るさ用の識別画像33とともに表示される。これによりユーザは、コントロールダイヤル5の回転に応じた明るさの設定値を視認しながら、フォーカス設定値がホールドされていることを同時に視認できる。
なお、この画面P23でも同様に、マニュアルキー4を長押しすることで、設定対象項目を選択するための画面P22に遷移させることができる(ステップS407)。また、画面P23の状態からマニュアルキー4を短時間押下することで、明るさを自動設定モードにすることができる。この場合、識別画像33は消えるが、反転識別画像31aは表示され続け、フォーカス合わせがマニュアル設定モードであることを視認できる。
以上説明したように、本実施の形態のデジタルビデオカメラ1では、マニュアルキー4およびコントロールダイヤル5という2つのみの操作スイッチを用いて、設定対象項目の切り替え、各設定対象項目のマニュアル設定/自動設定の切り替え、および設定値の変更をすべて操作することができる。また、これらの操作が直感的でわかりやすく、必要な操作を素早く実行でき、また操作ミスも少なくなる。従って、小型で高機能、かつ操作性の高いデジタルビデオカメラを実現できる。
《設定モードのリセット機能を付加した処理例》
ところで、上記の処理例では、各操作項目について個別にマニュアル設定モードと自動設定モードとを切り替えることができる。しかし、実際の撮像ではすべての操作項目を自動設定モードに戻したい場合があり得る。そこで、以下の処理例では、設定対象項目を選択するためのダイヤル設定画像に、設定項目の他にリセット指示の項目を付加し、この項目を選択することで設定モードをリセットできるようにする。
図8は、リセット機能を具備する場合の制御部17による設定対象項目の選択処理の流れを示すフローチャートである。
〔ステップS501〕リセット指示の項目を含むダイヤル設定画像を表示させる。
〔ステップS502〕ダイヤル設定画像内のカーソルにより選択されている設定項目を判別する。フォーカス合わせが選択されている場合はステップS503に進み、明るさが選択されている場合はステップS509に進み、リセット指示の項目が選択されている場合はステップS515に進む。
〔ステップS503〜S514〕これらのステップの処理は、それぞれ図5のステップS203〜S214と同様であるので、ここでは説明を省略する。なお、ステップS503およびS509で、マニュアルキー4が押下されなかった場合は、ステップS517に進む。
〔ステップS515〕マニュアルキー4が押下されたか否かを判定し、押下された場合はステップS516に進み、そうでない場合はステップS517に進む。
〔ステップS516〕すべての設定項目を自動設定モードにする。また、ダイヤル設定画像を非表示にし、すべての設定項目の識別画像も非表示にする。この後、図4のフローチャートに戻って、ステップS115に進む。なお、このとき設定対象項目としては、例えば最後に対象とされていた設定項目、またはあらかじめ決められた1つの設定項目に設定しておけばよい。
〔ステップS517〕コントロールダイヤル5が回転されたか否かを判定し、回転された場合はステップS518に進み、そうでない場合はステップS502に戻る。
〔ステップS518〕コントロールダイヤル5の回転方向と回転量に応じて、カーソルの選択位置を移動させるとともに、設定対象項目を変更する。その後、ステップS502に戻る。
図9は、リセット機能を具備する場合の画面遷移例を示す図である。
図9の画面P31では、例として、フォーカス合わせと明るさの双方がマニュアル設定モードとされ、設定対象項目がフォーカス合わせとされている。従って、フォーカス合わせの識別画像31および設定値を示すテキスト32が表示され、これとともに明るさの反転識別画像33aも表示されている。
この状態から、マニュアルキー4を長押しすることで、設定対象項目を選択するための画面P32に遷移する(ステップS601)。このときダイヤル設定画像35aには、マニュアル操作可能な設定項目とともに、リセット指示のための項目が含まれている。ここで、コントロールダイヤル5を回転させてカーソル36をリセット指示の項目に移動させ(ステップS602)、マニュアルキー4を押下することで、画面P33に遷移する(ステップS603)。これにより、それ以前の状態に関係なく、すべての設定項目が自動設定モードとされるので、画面P33には識別画像が表示されない。以上の処理によれば、各設定項目に対する個別の操作を行うことなく、すべての設定項目を一度に自動設定モードに設定できるので、使い勝手がさらに向上する。
なお、以上の各実施の形態では、マニュアル設定モードとすることができる設定項目として、フォーカス合わせおよび明るさを適用したが、これらの他に例えば、AEシフト、AWBシフトなどを適用することができる。AEシフトは、カメラ信号処理回路15あるいは制御部17でのAE処理により算出される最適な明るさの調整量を、例えば複数段階で増減させる機能である。AWBシフトは、同様にカメラ信号処理回路15あるいは制御部17でのAWB処理により算出される最適なWBの調整量を、例えば白色基準点を増減させるなどして複数段階で増減させる機能である。
また、上記の実施の形態では、設定値の変更およびカーソル移動のためにダイヤルを用いたが、これに限らず、例えば1対の操作キーなど、操作方向に応じた2つの操作信号を出力することが可能な操作スイッチが用いられればよい。
さらに、上記の実施の形態では、マニュアルキー4の押下時間に応じて、各設定対象項目のマニュアル設定/自動設定の切り替え処理と、設定対象項目の切り替え処理のいずれかを選択的に実行するようにしたが、押下時間の他に例えば、単位時間当たりの押下回数(シングルクリックおよびダブルクリック)などに応じて選択的に処理するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、本発明をデジタルビデオカメラに適用した場合について説明したが、この他に例えば、デジタルスチルカメラなどの静止画像または動画像の撮像装置、このような撮像機能を有する携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)などに本発明を適用することができる。
実施の形態に係るデジタルビデオカメラの全体構成を示す図である。 実施の形態に係るデジタルビデオカメラの内部構成例を示すブロック図である。 マニュアル設定を行う際の主な画面表示例を示す図である。 制御部によるマニュアル設定および設定モード切り替えの処理の流れを示すフローチャートである。 制御部による設定対象項目の選択処理の流れを示すフローチャートである。 マニュアル設定を行う際の第1の画面遷移例を示す図である。 マニュアル設定を行う際の第2の画面遷移例を示す図である。 リセット機能を具備する場合の制御部による設定対象項目の選択処理の流れを示すフローチャートである。 リセット機能を具備する場合の画面遷移例を示す図である。
符号の説明
1……デジタルビデオカメラ、2……レンズ部、3……モニタ部、4……マニュアルキー、5……コントロールダイヤル、11……光学ブロック、12……CCD、13……TG、14……FE処理回路、15……カメラ信号処理回路、16……エンコーダ/デコーダ、17……制御部、18……入力部、19……グラフィックI/F、20……モニタ、21……EVF、22……テープドライブ、23……テープカセット、31……識別画像、31a……反転識別画像、32……テキスト、33……識別画像、33a……反転識別画像、34……レバー、35……ダイヤル設定画像、36……カーソル、P11〜P13……画面

Claims (17)

  1. 固体撮像素子を用いて画像を撮像し、撮像条件の複数の設定項目に対して最適な値を自動的に設定する自動設定モードと、前記各設定項目の設定値をマニュアル操作で変更可能なマニュアル設定モードとを備えた撮像装置において、
    操作キーからなる第1の操作手段と、
    前記操作キーとは別個に設けられ、操作方向に応じた2つの操作信号を出力する第2の操作手段と、
    少なくとも各種設定情報を表示する表示手段と、
    前記第1の操作手段の押下時間が一定時間未満の場合には、設定値の変更対象とされた前記設定項目についての前記自動設定モードと前記マニュアル設定モードとの切り替え処理を実行し、前記切り替え処理により前記マニュアル設定モードに切り替えたときには、前記変更対象とされた前記設定項目の設定値を前記第2の操作手段の操作方向に応じて変更し、前記押下時間が一定時間以上の場合には、前記変更対象とする前記設定項目の選択画面を前記表示手段に表示させる制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記選択画面を前記表示手段に表示させた状態では、前記第2の操作手段の操作方向に応じて前記変更対象とする前記設定項目を選択し、選択した前記設定項目を前記第1の操作手段の押下に応じて決定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記選択画面の表示中に前記第1の操作手段が押下されると、選択された前記設定項目を前記マニュアル設定モードにすることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記選択画面での選択項目として前記設定項目の他にリセット指示項目を設け、前記リセット指示項目が選択されて決定された場合には、すべての前記設定項目を前記自動設定モードにすることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記各設定項目が前記マニュアル設定モードとされると、その旨を示す前記設定項目ごとの識別画像を前記表示手段に表示させ、前記識別画像として、対応する設定項目が前記変更対象とされているか否かに応じて異なる画像を表示させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記変更対象とされた前記設定項目が前記自動設定モードとされているときに、前記第2の操作手段への操作を検出した場合には、現在の前記変更対象の前記設定項目を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、現在の前記変更対象の前記設定項目を一定時間表示させることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記第2の操作手段はダイヤルからなることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 前記第2の操作手段は1対の操作キーからなることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  10. 固体撮像素子を用いて画像を撮像し、撮像条件の複数の設定項目に対して最適な値を自動的に設定する自動設定モードと、前記各設定項目の設定値をマニュアル操作で変更可能なマニュアル設定モードとを備えた撮像装置において、
    操作キーからなる第1の操作手段と、
    前記操作キーとは別個に設けられ、操作方向に応じた2つの操作信号を出力する第2の操作手段と、
    少なくとも各種設定情報を表示する表示手段と、
    前記第1の操作手段が単位時間内に1回押下された場合は、前記各設定項目についての前記自動設定モードと前記マニュアル設定モードとの切り替え処理を実行し、前記切り替え処理により前記マニュアル設定モードに切り替えたときには、いずれか1つの前記設定項目の設定値を前記第2の操作手段の操作方向に応じて変更し、前記第1の操作手段が前記単位時間内に2回押下された場合は、設定値の変更対象とする前記設定項目の選択画面を前記表示手段に表示させる処理を実行する制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  11. 固体撮像素子を用いて画像を撮像し、撮像条件の複数の設定項目に対して最適な値を自動的に設定する自動設定モードと、前記各設定項目の設定値をマニュアル操作で変更可能なマニュアル設定モードとを備えた撮像装置の制御方法において、
    操作キーからなる第1の操作手段の押下時間が一定時間未満の場合に、制御手段が、設定値の変更対象とされた前記設定項目についての前記自動設定モードと前記マニュアル設定モードとの切り替え処理を実行するステップと、
    前記制御手段が、前記切り替え処理により前記マニュアル設定モードに切り替えたときに、前記変更対象とされた前記設定項目の設定値を第2の操作手段の操作方向に応じて変更するステップと、
    前記押下時間が一定時間以上の場合に、前記制御手段が、前記変更対象とする前記設定項目の選択画面を表示手段に表示させるステップと、
    を含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. 前記制御手段が、前記選択画面の表示中に、前記第2の操作手段の操作方向に応じて前記変更対象とする前記設定項目を選択するステップと、
    前記制御手段が、前記選択画面の表示中に、選択された前記設定項目を前記第1の操作手段の押下に応じて決定するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項11記載の撮像装置の制御方法。
  13. 前記制御手段が、前記選択画面の表示中に前記第1の操作手段が押下されると、選択された前記設定項目を前記マニュアル設定モードにするステップをさらに含むことを特徴とする請求項12記載の撮像装置の制御方法。
  14. 前記各設定項目が前記マニュアル設定モードとされたとき、前記制御手段が、前記マニュアル設定モードとされたことを示す前記設定項目ごとの識別画像を前記表示手段に表示させるステップをさらに含み、前記識別画像として、対応する設定項目が前記変更対象とされているか否かに応じて異なる画像が表示されることを特徴とする請求項11記載の撮像装置の制御方法。
  15. 前記変更対象とされた前記設定項目が前記自動設定モードとされているときに、前記制御手段が、前記第2の操作手段への操作を検出した場合に、現在の前記変更対象の前記設定項目を前記表示手段に表示させるステップをさらに含むことを特徴とする請求項11記載の撮像装置の制御方法。
  16. 前記第2の操作手段としてダイヤルを用いたことを特徴とする請求項11記載の撮像装置の制御方法。
  17. 前記第2の操作手段として1対の操作キーを用いたことを特徴とする請求項11記載の撮像装置の制御方法。
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