JP4440282B2 - Ofdm受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)受信において、受信性能を向上させるOFDM復調技術を有するOFDM受信装置に関するものである。
GI長以上の遅延広がりをもつ伝送路又はGI長以上の時間差のあるSFN(Single Frequency Network)波環境で受信する場合、フーリエ変換結果には所望キャリア以外の妨害成分が混在し、CN比が悪くなるという問題がある。
従来のOFDM復調技術は、アンテナ素子からの信号に対してダウンコンバータを行った後、AD変換を行う。例えば、クロック再生回路であるBTR(Bit Timing Recovery)によりFFT(Fast Fourier Transform)窓位置を制御し、FFT結果に対してスキャッタードパイロット(以下、SP)による伝送路推定を行う。その後、伝送路結果とFFT結果より等化し、誤り訂正及び多値QAMなど各キャリアのディジタル復調を行うことでOFDM復調を行っている。
OFDM受信装置として例えば特許文献1に開示された受信装置がある。この受信装置は、2種のFFT区間を使用した所望波のGI区間の有効利用している。
特開2003−318857号公報
従来のOFDM受信装置において、GI長以上の遅延広がりをもつ伝送路又はGI長以上の時間差のあるSFN波環境で受信する場合、所望波の最適FFT区間を抽出しFFTを行ったとしてもFFT結果はシンボル間干渉(以下、「ISI」と略記する場合あり)及びキャリア間干渉を受け、その結果、受信信号の各キャリアのCNが劣化し受信劣化を伴う。また、GI長を超える遅延波のDU比が0dB近く、またフェージング変動を起こしている場合は所望波としてFFTを行う波をどちらにするか判定することが困難であるという問題点があった。
また、上記特許文献1で開示されたOFDM受信装置においても、GI長を超える遅延波がある場合にはそれぞれのISI成分による受信劣化は免れないという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、GI長を超える遅延波混在時においても受信劣化が生じないOFDM受信装置を得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載のOFDM受信装置は、ガードインターバルを持つOFDM信号を受信するOFDM受信装置であって、前記OFDM信号に対して複数のフーリエ変換区間を設定し、当該複数のフーリエ変換区間それぞれにおいて複数のフーリエ変換処理を行い複数のフーリエ変換処理結果を得るフーリエ変換処理部と、前記複数のフーリエ変換処理結果に対し、パイロットキャリアを使った伝送路推定による等化処理であるSP等化処理及びダイバーシチ合成処理を行い、TSデータを得るTSデータ生成部とを備え、前記フーリエ変換処理部は、複数のフーリエ変換処理結果それぞれにおいてシンボル間干渉(ISI)成分を抑圧するISI抑圧演算処理を行い、前記フーリエ変換処理部は、前記複数のフーリエ変換区間において設定された複数の窓関数を、前記複数のフーリエ変換区間における前記OFDM信号に対してそれぞれ乗算して複数の窓関数演算済み信号を得る窓関数演算処理を行う窓関数演算手段を含み、前記窓関数演算処理は、対応の前記複数のフーリエ変換区間それぞれにおける前記OFDM信号のISI成分存在期間中は影響が小さくなる抑圧処理を含み、前記OFDM受信装置は、前記フーリエ変換部を制御し、前記複数のフーリエ変換区間を指示するともに、前記窓関数演算処理内容を制御する制御手段をさらに備え、前記ISI抑圧演算処理は前記窓関数演算処理を含む。
この発明における請求項1記載のOFDM受信装置のフーリエ変換処理部は、複数のフーリエ変換処理結果それぞれにおいてISI成分を抑圧するISI抑圧演算処理を行っている。
その結果、TSデータ生成部よって上述した複数のフーリエ変換処理結果に基づき、TSデータを得ることにより、GI長を超える遅延波がある場合にもISI成分を抑圧することができるため、受信劣化が生じないOFDM受信装置を得ることができる効果を奏する。
<発明の原理>
図8は一般的なOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、一般的なOFDM受信装置は、アンテナ部10、時間ドメイン処理部1、FFT区間抽出手段2、S−P変換手段3、FFT手段4、SP等化手段5及びFEC(Forward Error Correction)部6の直列接続により構成される。
時間ドメイン処理部1はアンテナ部10を介して得られる受信信号に対してAD変換や帯域処理を行い、時間軸(シリアル)データ列を得る。
FFT区間抽出手段2は例えば前述したBTR等により得られるFFT区間情報を指示するFFT区間イネーブル信号ENに基づき、時間軸データ列からFFT対象となる区間を抽出する。
S−P変換手段3は抽出されたFFT区間の時間軸シリアルデータ列に対してFFTを行うべくFFTサンプル数のパラレルデータ列に変換してS−P変換結果を得る。FFT手段4はS−P変換結果に対してFFTを行いFFT結果を得る。SP等化手段5はFFT結果に対してスキャッタードパイロットキャリアなどから伝送路推定を行い、キャリア等化を行う。なお、本明細書中においてキャリア等化とは後述する等化補正結果Yimを求めることを意味する。
FEC部6は等化補正結果Yimを、内部のP−S変換機能によりパラレルシリアル変化した後、デインタリーバ、誤り訂正などを行い、トランスポートパケット(Transport Packet)データ(以下、「TS」と略記する場合あり)を生成し出力する。
次に、FFT区間イネーブル信号ENが指示するFFT区間について説明する。FFT区間は、理想的には有効シンボルの先頭データ位置から有効シンボル長のデータを抽出する区間を示す。ただし所望波のGI区間内任意の位置より有効シンボル長のデータを抽出する区間であっても構わない。
次に、SP等化手段5について説明する。SP等化手段5は、FFT手段5より得られたFFT結果に対してスキャッタードパイロットキャリアなどから伝送路推定を行い、キャリア等化を行う手段である。
SPキャリアは既知のPRBS(Pseudo Random Binary Sequence)信号をDBPSK(Differential Binary Phase ShiftKeying)変調していることより受信側でも既知信号となる。したがって、SPキャリアに関してはSPキャリアFFTデータとリファレンスとなるデータとの関係より伝送路推定を行う。以下に第iシンボルの第mキャリア番号の推定伝送路Himを求める伝送路推定演算式である式(1)を示す。
Figure 0004440282
上記式(1)において、キャリア位置Cimは該当する第iシンボル第mキャリア番号における既知のキャリア位置、FFT結果rimは第iシンボル第mキャリア番号におけるFFT結果を表す。
SPキャリアは例えばISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial)では1シンボルで12キャリアに1回、同じキャリアでも4シンボルに1回の割合で存在する。このため、SPのないキャリアに対してはSPキャリアによって伝送路推定した結果をシンボル方向及びキャリア方向にフィルタ内挿することにより、式(1)で求めた推定伝送路Himに基づき全キャリアの伝送路推定HEimを求める。
上述した伝送路推定結果とFFT結果より等化補正を行う。推定伝送路HEimとした場合に補正演算式を以下の式(2)で示す。
Figure 0004440282
上記式(2)において、等化補正結果Yimは第iシンボル第mキャリア番号における等価結果、推定伝送路HEimは第iシンボル第mキャリア番号における伝送路推定結果を表す。
上記等化結果よりFEC部6によりデインタリーバ、誤り訂正などを行い、TSデータを生成し、供給する。TS(データ)以降の受信手段の説明に関しては、本願発明の特徴との関連性は低いため説明を省略する。
上述した一般的なOFDM受信装置では、GI長を超える遅延波がある場合にはそれぞれのISI成分による受信劣化は免れない。そこで、GI長を超える遅延波がある場合においてもISI成分による受信劣化を効果的に抑制したのが本願発明である。
<実施の形態1>
図1は本願発明の実施の形態1であるOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、時間ドメイン処理部1はアンテナ部10を介して得た受信信号に対してAD変換や帯域処理を行い時間軸データ列を得る。
FFT区間抽出手段2a及び2bはそれぞれ第1FFT区間イネーブル信号EN1及び第2FFT区間イネーブル信号EN2に基づき、時間軸データ列からFFT第1区間(第1のフーリエ変換区間)又は第2区間(第2のフーリエ変換区間)で決められたFFTサンプル区間の時間軸データ列を抽出する。
S−P変換手段3a及び3bはFFT区間抽出手段2a及び2bで抽出された第1及び第2FFT区間の時間軸シリアルデータ列に対してFFTを行うべくFFTサンプル数のパラレルデータ列に変換する。
窓関数生成手段81a及び81bは、S−P変換手段3a及び3bより得たFFTサンプル数分の係数を持つ任意の窓関数fil1及び窓関数fil2を生成する。
窓関数演算手段8aはFFT第1区間におけるS−P変換結果と窓関数生成結果fil1を各サンプルで乗算して第1の乗算結果(第1の窓関数演算済みデータ列)を得る。
窓関数演算手段8bはFFT第2区間におけるS−P変換結果と窓関数生成結果fil2を各サンプルで乗算して第2の乗算結果(第2の窓関数演算済みデータ列)を得る。
FFT手段4a及び4bは第1及び第2の乗算算結果に対してFFT(フーリエ変換処理)を行い第1及び第2のFFT結果(フーリエ変換処理結果)を得る。
SP等化手段5a及び5bは第1及び第2のFFT結果に対してスキャッタードパイロットキャリアなどから伝送路推定を行い、キャリア等化を行い第1及び第2のSP等化処理結果を得る。
ダイバーシチ合成手段9は第1及び第2のSP等化処理結果よりダイバーシチ合成し、ダイバーシチ合成結果を得てFEC部6に出力する。
FEC部6はダイバーシチ合成結果に対してP−S変換処理、デインタリーバ、誤り訂正などを行いTSデータを生成し出力する。
このように、ダイバーシチ合成手段9によって、各々がISI成分が抑圧されたフーリエ変換処理後の第1及び第2のSP等化処理結果に対してダイバーシチ合成を行うことにより、最終的に精度の良いTSデータを得ることができる効果を奏する。
制御手段7は遅延プロファイル情報DPIに基づきFFT第1区間及び第2区間を指示する第1FFT区間イネーブル信号EN1及び第2FFT区間イネーブル信号EN2を生成するとともに、窓関数fil1及びfil2を生成する窓関数生成手段81a及び81−2を制御する。したがって、制御手段7は窓関数演算手段8a及び8bによる窓関数演算処理内容を制御することになる。
実施の形態1のOFDM受信装置は、上述したFFT区間抽出手段2a,2b、S−P変換手段3a,3b、FFT手段4a,4b、窓関数演算手段8a,8b、窓関数生成手段81a,81b及び制御手段7によりフーリエ変換処理部を構成する。
また、SP等化手段5a,5b、ダイバーシチ合成手段9及びFEC部6によりTSデータ生成部を構成する。
以下、実施の形態1のOFDM受信装置の処理内容について詳述する。時間ドメイン処理部1により得られたデータをr(t)とした場合、FFT第1区間をt=t1を先頭にNサンプルとする。
この場合、FFT第1区間のS−P変換手段3aで得られるデータ列は、S−P変換後のデータ列をrS-P1(k)とすると以下の式(3)の通りとなる。
Figure 0004440282
式(3)において、Tはサンプリング区間を意味する。
同様にFFT第2区間をt=t2を先頭にNサンプルとする場合、FFT第2区間のS−P変換後のデータ列をrS-P2(k)とすると以下の式(4)の通りとなる。
Figure 0004440282
FFT第1区間用の窓関数fil1(k)とした場合の窓関数演算結果(乗算結果)rfil1out及びFFT第2区間用の窓関数fil2(k)とした場合の窓関数演算結果(乗算結果)rfil2outは以下の式(5)の通りとなる。
Figure 0004440282
次に窓関数生成手段81a及び81bで生成される窓関数fil1及び窓関数fil2ついて説明する。図2は時間差τで到来する2波の信号を受ける受信信号の状態を示す説明図である。
図2において、S1(t)とは先行波を表し、S2(t)は時間差τで到来する遅延波を示す。実際には2波が混在して到来する為、受信信号r(t)は以下の式(6)で示す通りとなる。なお、ここでは説明上、伝送路を切り分けて表現する。
Figure 0004440282
式(6)において、H1及びH2はそれぞれ先行波S1及び遅延波S2が受信機で受信されるまでの伝送路を示す。なお、Nは信号と無相関な雑音成分である。
図3は受信信号と実施の形態1で示すFFT第1区間との関係を示す説明図である。同図において、FFT第1区間を先行波S1の有効シンボル区間に合わせた場合を例に挙げて説明する。図3で示す例では、1bitの信号である第1FFT区間イネーブル信号EN1が“H”の時がFFTを行う第1区間を意味する。なお、図3において、時間軸データサンプルにおいて、サンプリングタイミングを丸印で示し、FFT第一段はFFT処理のデータ処理イメージを示している。
この場合、先行波(信号)S1(t)をFFTした結果は理想FFT区間であるため、先行波S1(t)に対してFFT結果のコンスタレーションはFFT区間と有効シンボル区間との時間差に依存する位相回転のないものが得られる。例えばFFT区間が先行波S1(t)のGI区間を含んだものであった場合は、送信信号からFFT区間と有効シンボル区間との時間差に依存する位相回転を起こすことは知られている。この時、含まれたGI区間の時間軸データは有効シンボルで含まれなかった区間のデータと等価であるため、ISIは起こらない。
一方、遅延波S2(t)の信号成分について考えた場合、このFFT区間では(n−1)番目シンボルがT1サンプル分、含まれる。したがってこの区間でFFTを行った際にはこのT1サンプルの(n−1)番目シンボル信号がFFT演算時の干渉成分となり、FFT結果に影響を与える。ただし残りの(N−T1)サンプルはこの干渉成分を含まないFFT演算成分に関しては時間T1に依存する位相回転を起こしているに過ぎない。以上より、遅延波S2(t)に対しては、このFFT第1区間の時間軸データに対して主に0〜T1区間でゲイン抑圧する窓関数を用いることで、ISIを抑圧するFFT結果を生成することが可能である。
このように、窓関数演算手段8a及び8bによる窓関数演算処理は、FFT第1区間及びFFT第2区間におけるISI成分を抑圧したISI抑圧演算処理を行うため、その結果、ISIを抑圧したFFT結果を生成することができる効果を奏する。
図4は実施の形態1におけるFFT第1及び第2区間と、窓関数fil1及びfil2の関係例を示す説明図である。同図に示すように、お互いのFFT区間(FFT第1区間FFT1n,FFT第2区間FFT2n)でISI成分となる区間の時間軸データが抑圧するような窓関数をかけることでそれぞれのISI成分を抑圧したFFT結果を生成する。
図4において、(a) は先行波S1(t)及び遅延波S2(t)の時間変化を示し、(b) はFFT系1(FFT区間抽出手段2a、S−P変換手段3a、窓関数演算手段8a、FFT手段4a及びSP等化手段5aの処理系)の処理内容を示し、(c) はFFT系2(FFT区間抽出手段2b、S−P変換手段3b、窓関数演算手段8b、FFT手段4b及びSP等化手段5bの処理系)の処理内容を示している。
上記のように、FFT手段4a及び4bは各々ISI成分を効果的に抑圧して第1及び第2のFFT結果を得る。図4の(b) に示すように、FFT系1において、シンボルnのFFT第1区間のFFT処理を行う際、遅延波S2(t)によるISI成分が存在する区間TS1において他の区間より値の小さい窓関数fil1を設定している。同様にして、図4の(c) に示すように、FFT系2において、シンボルnのFFT第2区間のFFT処理を行う際、先行波S1(t)によるISI成分が存在する区間TS2において他の区間より値の小さい窓関数fil2を設定している。
SP等化手段5a及び5bは第1及び第2のFFT結果に対しSP等化を行い、第1及び第2のSP等化を得る。
ダイバーシチ合成手段9は上述したように第1及び第2のSP等化処理結果よりダイバーシチ合成を行い、合成結果をFEC部6に出力する。FEC部6ダイバーシチ結果に対してデインタリーバ、誤り訂正などを行いTSデータを生成し出力する。
遅延プロファイル情報生成手段15はFFT関連情報S30を受け、FFT関連情報S30に基づき、FFT第1区間及びFFT第2区間におけるISI成分存在期間を指示する遅延プロファイル情報DPIを生成して制御手段7に出力する。
なお、FFT関連情報S30としては、例えば、FFT手段4a及び4bによる第1及び第2のFFT結果、SP等化手段5a及びSP等化手段5bによる第1及び第2のSP等化処理結果等のフーリエ変換処理部における種々の処理結果が考えられる。これらの処理結果の少なくとも一つをFFT関連情報S30として取り込み、逆FFTすることにより演算し、この演算結果に基づき遅延プロファイル情報DPIを生成することができる。また、第1及び第2のFFT結果(第1及び第2のSP等化処理結果)のうち一方を使用しても構わない。またSP等化手段5a及び5b内でのSPシンボル内挿結果をFFT関連情報S30として使っても構わない。
上述した遅延プロファイル情報生成手段15より生成される遅延プロファイル情報DPIを制御手段7に供給することにより、制御手段7は精度の高い到来波到達時間情報を認識することが可能であり、また応答性能を向上することが可能である。なお、到来波到達時間とは、例えば、図2の場合、先行波S1(t)と遅延波S2(t)の時間差τを意味する。
このように、実施の形態1のOFDM受信装置は、時間ドメイン処理部1を得られる1つの受信信号に対し、劣化要因となるISI成分の抑圧を行ったFFT結果を使用したダイバーシチ合成が行えることにより、受信性能の向上が期待できる。またDU比に差がある場合は第1及び第2のFFT結果のうち一方のFFT結果のCN比が高く、DU比が逆転した場合もFFT区間を変動させることなく他方のFFT結果よりCN比の高いSP等化処理結果を得ることで安定した受信性能を確保することが期待できる。
また、上述したように、遅延プロファイル情報DPIを例えば(第1及び第2の)FFT結果の(第1及び第2の)SP等化処理結果を使って逆FFTすることにより演算し、この演算結果を制御手段7に供給することでより精度の高い到来波到達時間情報を得ることが可能であり、また応答性能を向上することが可能である。この際、第1及び第2のFFT結果のうち一方を使用しても構わない。またSP等化手段でのSPシンボル内挿結果を使っても構わない。
このように、制御手段7は、遅延プロファイル情報生成手段15により得られる遅延プロファイル情報DPIに基づくことにより、正確な第1及び第2のFFT区間を指示する第1及び第2のFET区間イネーブル信号EN1及びEN2の出力と、窓関数生成手段81a,81bによる窓関数fil1,窓関数fil2の精度良い制御とを行うことができる。
その結果、FFT手段4a及びFFT手段4bはそれぞれISI成分を抑圧した第1及び第2のFFT結果を得ることができるため、GI長を超える遅延波が混在する場合にも受信劣化が生じないOFDM受信装置を得ることができる効果を奏する。
なお、FFT第1区間及びFFT第2区間の決め方は任意であり、例えば時間軸でのGI相関を使って推定し、与えても構わないし、任意の種類の時間差で行った受信結果を元に最適値を推定しても構わない。
また、GI長を超える遅延波が存在しない場合でも例えばFFT第1区間を最先行波のGI先頭付近、第2区間を最遅延波の有効シンボル先頭付近などとしても構わない。
窓関数生成手段91a及び81bをメモリに構成し、FFTサンプルに対応してデータを供給する構成にしても構わない。この場合メモリのリードアドレス順を逆転したものをfil2として使用するとして窓関数用メモリを共有しても構わない。
窓関数fil1に関してはFFT第1区間に含むとされるISI成分を、窓関数fil2に関してはFFT第2区間に含むとされるISI成分を抑圧する係数を与えることが望ましい。具体的な特性については任意である。
ダイバーシチ合成手段9によるダイバーシチ合成方法に関して選択合成でも従来より受信性能は向上するが、等利得合成及び最大比合成、SIR(Signal to Interference power Ratio)合成などの処理を行うことも考えられる。
図5は本願発明の実施の形態1であるOFDM受信装置の他の構成を示すブロック図である。図5示す他の構成は、ダイバーシチ合成手段9をSP等化手段5a及び5bの前段に配置し、ダイバーシチ結果を後段のSP等化手段によってSP等化する構成である。
以下、図1で示した構成と異なる点を中心に説明する。ダイバーシチ合成手段9は第1及び第2のFFT結果をダイバーシチ合成して、ダイバーシチ合成結果を得る。ダイバーシチ合成手段9は位相調整手段91a,91b及び合成手段92より構成される。
位相調整手段91a及び92bは第1及び第2のFFT結果に対し第1及び第2のFFT区間イネーブル信号EN1及びEN2に基づく位相調整を行い第1及び第2の位相調整後FFT結果を得る。その結果、第1及び第2の位相調整後FFT結果の位相は一致する。
なお、位相回転量は第1及び第2のFFT結果に対し、第1及び第2のFFT区間とそれぞれの該当する所望波有効シンボル区間とのずれ量に依存するため、第1及び第2のFFT区間イネーブル信号EN1及びEN2に基づくことにより位相調整手段91a,91bによる位相調整が行える。
合成手段92は第1及び第2の位相調整後FFT結果を合成してダイバーシチ合成結果をSP等化手段5に出力する。
SP等化手段5はダイバーシチ合成結果に対してスキャッタードパイロットキャリアなどから伝送路推定を行い、キャリア等化を行いSP等化処理結果を得る。
FEC部6はSP等化処理結果結果に対してP−S変換処理、デインタリーバ、誤り訂正などを行いTSデータを生成し出力する。なお、他の構成及び動作は図1で示した構成と同様であるため、説明は省略する。
図5で示した他の構成は図1で示した構成に比べ、単一のSP等化手段5で構成することができ、複数のSP等化手段5a,5bを有する必要がなくなる分、回路規模削減が期待できる。
また、SP等化処理に先がけてダイバーシチ合成手段9内の位相調整手段91a,91bによる位相調整が行われるため、SP等化処理のための位相路推定精度向上に伴うSP等化処理内容の向上が期待できる。
このように、図5で示した実施の形態1のOFDM受信装置の他の構成は、ダイバーシチ合成手段9よって、各々がISI成分が抑圧された第1及び第2のFFT結果に対してダイバーシチ合成を行うことにより、最終的に精度の良いTSデータを得ることができる効果を奏する。また、単一構成のSP等化手段5で実現できる分、回路構成の簡略化を図ることができる効果を奏する。なお、位相調整手段91a,91bの回路規模はSP等化手段5に比べて十分小さいため、位相調整手段91a,91bを設けることによる回路構成の複雑化はほとんどない。
さらに、位相調整手段91a,91bによって互いの位相が一致した第1及び第2の位相調整後FFT結果を得ることにより、精度の良いダイバーシチ合成結果を得ることができる。
なお、図1で示したOFDM受信装置では、ダイバーシチ合成手段9の前段にSP等化手段5a,5bが設けられている。したがって、SP等化手段5a,5bにより位相調整がされた第1及び第2のSP等化処理結果が得られるため、SP等化手段5a,5bの後段のダイバーシチ合成手段9は位相調整手段91a,91bに相当する手段を内部に設けないのが一般的である。
次に、FFT区間と有効シンボル区間との時間差に依存する位相回転量の補正方法について説明する。FFT窓位置の時間差をとした場合の、同じベースバンド信号の各フーリエ変換の関係を表す式は以下の式(7)の通りとなり、フーリエ変換結果と時間差τの関係は位相回転したものと等しくなることは一般的に知られている。
Figure 0004440282
ここでrはベースバンド時間ドメイン信号、tは任意の時刻を意味する。
また、FFT窓位置の時間差をTOFSTとした場合の位相回転成分は以下の式(8)のように表せる。
Figure 0004440282
式(8)において、f0はOFDMの搬送波間隔、mはキャリア番号、TはOFDM有効シンボル長、NはDFTサンプル数、nはFFT窓区間と該当する所望波の有効シンボル区間とのサンプルずれ量を意味する。
式(8)より同じベースバンド信号のFFTの窓位置による位相回転量は窓位置のサンプルずれ量nとFFTサンプル数Nとキャリア番号mにより一意に決まることが明白である。
<実施の形態2>
実施の形態1ではFFT第1及び第2区間を元にFFT区間抽出していたが、本実施の形態はFFT第1及び第2区間の時間差分の時間軸データを遅延させる形態で行うOFDM受信装置である。
図6は本願発明の実施の形態2であるOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、実施の形態2のOFDM受信装置は、時間ドメイン処理部1、FFT区間抽出手段2、S−P変換手段3a及び3b、FFT手段4a及び4b、SP等化手段5a及び5b、ダイバーシチ合成手段9、FEC部6、制御手段7、データ列多重手段11a及び11b、乗算手段13、データ列分割手段12、遅延プロファイル情報生成手段15、窓関数生成手段82a及び82b並びに遅延調整手段83から構成される。
以下、実施の形態1のOFDM受信装置と違いのある構成及び動作を中心に実施の形態2のOFDM受信装置について説明する。
実施の形態1では互いのFFT区間を生成し、それぞれで抽出及び窓関数演算を行ってきたが、本実施の形態では時間軸データ列そのものと、上記時間軸データをFFT第1区間とFFT第2区間との時間差であるFFT時間差ΔFFT分、時間遅らせた遅延時間軸データとをデータ列多重手段11aによってデータサンプリング間隔の倍で多重化して多重化時間軸シリアルデータ列を得る。以下、この点について詳述する。
遅延調整手段83は制御手段7よりFFT時間差情報SFFTを受け、時間ドメイン処理部1より得られる時間軸データ列に対し、FFT時間差情報SFFTによって指示されたFFT時間差ΔFFT分遅延させたデータ列を、遅延時間軸データ列としてデータ列多重手段11aに出力する。
その結果、時間軸データ列に対しFFT第2区間を設定し、遅延時間軸データ列に対しFFT第1区間を設定すると、両区間が時間的に一致する。すなわち、図4の例であげれば、図4の(b) に示すFFT第1区間FFT1nと図4の(c) に示すFFT第2区間FFT2nとが時間的に一致する。
データ列多重手段11aは時間ドメイン処理部1より直接受けた時間軸データ列と、遅延調整手段83より受けた遅延時間軸データ列とをデータサンプリング間隔の倍で多重化して多重化時間軸シリアルデータ列を得る。
同様に窓関数生成手段82a及び82から出力される窓関数fil1(k)及びfil2(k)のデータ列をデータ列多重手段11bでデータサンプリング間隔の倍で多重化し多重化窓関数を得る。ここで「k」は0から(N−1)までの値であり、「N」はFFTサンプル数である。また時間軸データのk=0から(N−1)の位置と同時刻に出力できるようにタイミングを制御する。
そして、乗算手段13において、多重化時間軸シリアルデータ列と多重化窓関数との乗算処理を行って多重乗算結果を得る。多重乗算結果は、FFT第1区間及びFFT第2区間でそれぞれの窓関数演算結果が含まれる。
FFT区間抽出手段2は制御手段7より得られる多重FFT区間イネーブル信号EN3に従い、多重FFT区間(FFT第1及び第2区間)における多重乗算結果(窓関数演算結果)を後段のデータ列分割手段12に出力する。
データ列分割手段12は、多重FFT区間における多重乗算結果をデータサンプリング間隔に基づき、FFT第1区間用の第1の乗算結果とFFT第2区間用の第2の乗算結果に分割する。そして、データ列分割手段12は第1の乗算結果をS−P変換手段3aに出力し、第2の乗算結果をS−P変換手段3bに出力する。
S−P変換手段3a及び3bは、データ列分割手段12で分割された第1及び第2の乗算結果の時間軸シリアルデータ列に対してFFTを行うべくFFTサンプル数のパラレルデータ列に変換する。
なお、FFT手段4a及び4b、SP等化手段5a及び5bの処理については実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
ダイバーシチ合成手段9は第1及び第2のSP等化処理結果よりダイバーシチ合成し、ダイバーシチ合成結果を得てFEC部6に出力する。
FEC部6はダイバーシチ合成結果に対してP−S変換処理、デインタリーバ、誤り訂正などを行いTSデータを生成し出力する。
このように、実施の形態2のOFDM受信装置では、FFT第1区間及び第2区間とが多重化されたデータ列で乗算処理(窓関数演算処理)を行うことにより、演算回路の回路削減が期待できる。
また、遅延調整手段13は例えば時間軸データ列よりGIの相関関係を使用するクロック再生又はキャリア周波数再生などを行う手段がある場合はその為に使用する1シンボル遅延手段結果のメモリ又は遅延内容を共用することで遅延調整手段としてメモリ又はDFFなどの遅延手段を持つ必要がなくなるため、回路規模削減が期待できる。
遅延プロファイル情報生成手段15はFFT関連情報S30に基づいて遅延プロファイル情報DPIを制御手段7に出力する。FFT関連情報S30として、例えば第1及び第2のSP等化処理結果等が考えられ、第1及び第2のSP等化処理結果を使って逆FFTすることで求めることから求め、制御手段7に遅延プロファイル情報DPIを供給する。その結果、制御手段7によるリアルタイム制御に伴う応答性能を向上することが可能である。この際、遅延プロファイル情報生成手段15はFFT関連情報S30として第1及び第2のFFT結果を使用しても構わない。FFT関連情報S30としてSP等化手段5a,5b内でのSPシンボル内挿結果を使っても構わない。
このように実施の形態2のOFDM受信装置は、時間軸データ列と遅延時間軸データ列とを多重化して得られた多重化データ列と多重化窓関数列とを乗算手段13で乗算することにより、窓関数演算結果データ列である多重乗算結果を得ている。この窓関数演算結果データ列は第1及び第2のFFT区間におけるOFDM信号に窓関数fil1及び窓関数fil2をそれぞれ乗算したデータ列となる。
その結果、実施の形態2のOFDM受信装置は、1度の乗算処理によって第1及び第2のFFT区間における窓関数演算処理を済ますことができ、回路規模を抑えながら受信性能向上が期待できるという効果を奏する。
図7は本願発明の実施の形態2であるOFDM受信装置の他の構成を示すブロック図である。図7で示す他の構成は、ダイバーシチ合成手段9をSP等化手段5a及び5bの前段に配置し、ダイバーシチ結果を後段のSP等化手段によってSP等化する構成である。
以下、図6で示した構成と異なる点を中心に説明する。ダイバーシチ合成手段9は第1及び第2のFFT結果をダイバーシチ合成して、ダイバーシチ合成結果を得る。ダイバーシチ合成手段9は位相調整手段91a,91b及び合成手段92より構成される。
位相調整手段91a及び91bは第1及び第2のFFT結果に対し第1及び第2のFFT区間イネーブル信号EN1及びEN2に基づく位相調整を行い第1及び第2の位相調整後FFT結果を得る。その結果、第1及び第2の位相調整後FFT結果の位相は一致する。
なお、位相回転量は第1及び第2のFFT結果に対し、第1及び第2のFFT区間とそれぞれの該当する所望波有効シンボル区間とのずれ量に依存するため、第1及び第2のFFT区間イネーブル信号EN1及びEN2に基づくことにより位相調整手段91a,91bによる位相調整が行える。
合成手段92は第1及び第2の位相調整後FFT結果を合成してダイバーシチ合成結果をSP等化手段5に出力する。
SP等化手段5はダイバーシチ合成結果に対してスキャッタードパイロットキャリアなどから伝送路推定を行い、キャリア等化を行いSP等化処理結果を得る。
FEC部6はSP等化処理結果結果に対してP−S変換処理、デインタリーバ、誤り訂正などを行いTSデータを生成し出力する。なお、他の構成及び動作は図6で示した構成と同様であるため、説明は省略する。
図7で示した他の構成は図6で示した構成に比べ、単一のSP等化手段5で構成することができ、複数のSP等化手段5a,5bを有する必要がなくなる分、回路規模削減が期待できる。
また、SP等化処理に先がけてダイバーシチ合成手段9内の位相調整手段91a,91bによる位相調整が行われるため、SP等化処理のための位相路推定精度向上に伴うSP等化処理内容の向上が期待できる。
<その他>
実施の形態1及び実施の形態2では、第1及び第2のFFT区間により第1及び第2のFFT結果を得る構成を説明したが、この考え方を延長して複数のFFT区間により複数のFFT結果を得る構成も実現可能である。
本願発明の実施の形態1であるOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 所定の時間差で到来する2波の信号を受ける受信信号の状態を示す説明図である。 受信信号と実施の形態1で示すFFT第1区間との関係を示す説明図である。 実施の形態1におけるFFT第1及び第2区間と、窓関数fil1及びfil2の関係例を示す説明図である。 本願発明の実施の形態1であるOFDM受信装置の他の構成を示すブロック図である。 本願発明の実施の形態2であるOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 本願発明の実施の形態2であるOFDM受信装置の他の構成を示すブロック図である。 一般的なOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 時間ドメイン処理部、2a,2b FFT区間抽出手段、3a,3b S−P変換手段、4a,4b FFT手段、5a,5b SP等化手段、6 FEC部、7 制御手段、8a,8b 窓関数演算手段、9 ダイバーシチ合成手段、11a,11b データ列多重手段、12 データ列分割手段、13 乗算手段、81a,81b,82a,82b 窓関数生成手段、83 遅延調整手段、91a,91b 位相調整手段、92 合成手段。

Claims (6)

  1. ガードインターバルを持つOFDM信号を受信するOFDM受信装置であって、
    前記OFDM信号に対して複数のフーリエ変換区間を設定し、当該複数のフーリエ変換区間それぞれにおいて複数のフーリエ変換処理を行い複数のフーリエ変換処理結果を得るフーリエ変換処理部と、
    前記複数のフーリエ変換処理結果に対し、パイロットキャリアを使った伝送路推定による等化処理であるSP等化処理及びダイバーシチ合成処理を行い、TSデータを得るTSデータ生成部とを備え、
    前記フーリエ変換処理部は、複数のフーリエ変換処理結果それぞれにおいてシンボル間干渉(ISI)成分を抑圧するISI抑圧演算処理を行い、
    前記フーリエ変換処理部は、
    前記複数のフーリエ変換区間において設定された複数の窓関数を、前記複数のフーリエ変換区間における前記OFDM信号に対してそれぞれ乗算して複数の窓関数演算済み信号を得る窓関数演算処理を行う窓関数演算手段を含み、前記窓関数演算処理は、対応の前記複数のフーリエ変換区間それぞれにおける前記OFDM信号のISI成分存在期間中は影響が小さくなる抑圧処理を含み、
    前記OFDM受信装置は、
    前記フーリエ変換部を制御し、前記複数のフーリエ変換区間を指示するともに、前記窓関数演算処理内容を制御する制御手段をさらに備え、
    前記ISI抑圧演算処理は前記窓関数演算処理を含む、
    OFDM受信装置。
  2. 請求項1記載のOFDM受信装置であって、
    前記フーリエ変換処理部の処理内容をフーリエ変換関連情報として受け、該フーリエ変換関連情報に基づき、複数のフーリエ変換区間におけるISI成分抑圧区間を規定した遅延プロファイル情報を出力する遅延プロファイル情報生成手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記遅延プロファイル情報に基づき、前記複数のフーリエ変換区間を指示するフーリエ変換区間制御信号を前記フーリエ変換部に出力するとともに、前記窓関数演算処理内容を制御する、
    OFDM受信装置。
  3. ガードインターバルを持つOFDM信号を受信するOFDM受信装置であって、
    前記OFDM信号に対して複数のフーリエ変換区間を設定し、当該複数のフーリエ変換区間それぞれにおいて複数のフーリエ変換処理を行い複数のフーリエ変換処理結果を得るフーリエ変換処理部と、
    前記複数のフーリエ変換処理結果に対し、パイロットキャリアを使った伝送路推定による等化処理であるSP等化処理及びダイバーシチ合成処理を行い、TSデータを得るTSデータ生成部とを備え、
    前記フーリエ変換処理部は、複数のフーリエ変換処理結果それぞれにおいてシンボル間干渉(ISI)成分を抑圧するISI抑圧演算処理を行い、
    前記フーリエ変換処理部は、
    前記OFDM信号による時間軸データ列を受け、該時間軸データ列を前記複数のフーリエ変換区間における時間差分遅延させて少なくとも一つの遅延時間軸データ列を生成する遅延調整手段と、
    前記時間軸データ列と前記少なくとも一つの遅延時間軸データ列とを多重化して多重化データ列を得るデータ列多重手段とを備え、前記多重化データ列における前記時間軸データ列及び前記少なくとも一つの遅延時間軸データ列は複数のフーリエ変換区間として同一時間帯の共通フーリエ変換区間が設定可能であり、
    前記複数のフーリエ変換区間において設定された複数の窓関数を供給する窓関数生成手段と、
    前記複数の窓関数を多重化した多重化窓関数列を得る窓関数多重化手段と、を含み、
    前記多重化データ列と前記多重化窓関数列とを乗算して窓関数演算結果データ列を得る窓関数演算処理を行う乗算手段と、
    前記窓関数乗算結果データ列から前記共通フーリエ変換区間を抽出するフーリエ変換区間抽出手段と、
    前記フーリエ変換区間により抽出された前記窓関数乗算結果データ列を複数のフーリエ変換用データ列に分割するデータ列分割手段と、
    前記複数のフーリエ変換用データ列に対してフーリエ変換処理を行う複数のフーリエ変換処理結果を得る複数のフーリエ変換手段とを含み、
    前記OFDM受信装置は、
    前記遅延調整手段、前記窓関数生成手段及びフーリエ変換区間抽出手段を制御して、前記複数のフーリエ変換区間における時間差情報、前記共通フーリエ変換区間を指示する制御手段とを含み、
    前記制御手段の制御下で行われる前記乗算手段による前記窓関数演算処理で得られた前記窓関数演算結果データ列は前記複数のフーリエ変換区間における前記OFDM信号に前記複数の窓関数を乗算したデータ列を含み、前記窓関数演算処理は、対応の前記複数のフーリエ変換区間それぞれにおける前記OFDM信号のISI成分存在期間中は影響が小さくなる抑圧処理を含み、
    前記ISI抑圧演算処理は前記窓関数演算処理を含む、
    OFDM受信装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のうち、いずれか1項に記載のOFDM受信装置であって、
    TSデータ生成部は、
    複数のフーリエ変換処理結果に対して前記SP等化処理を行い複数のSP等化処理結果を得る複数のSP等化手段と、
    前記複数のSP等化処理結果に対して前記ダイバーシチ合成処理を行いダイバーシチ合成結果を得るダイバーシチ合成手段と、
    前記ダイバーシチ合成結果に対して誤り訂正を行い前記TSデータを得る誤り訂正部とを含む、
    OFDM受信装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のうち、いずれか1項に記載のOFDM受信装置であって、
    TSデータ生成部は、
    前記複数のフーリエ変換処理結果に対して前記ダイバーシチ合成処理を行いダイバーシチ合成結果を得るダイバーシチ合成手段と、
    前記ダイバーシチ合成結果に対して前記SP等化処理を行いSP等化処理結果を得るSP等化手段と、
    前記SP等化処理結果に対して誤り訂正を行い前記TSデータを得る誤り訂正部とを含む、
    OFDM受信装置。
  6. 請求項5記載のOFDM受信装置であって、
    前記ダイバーシチ合成手段は、
    前記複数のフーリエ変換処理結果に対して前記複数のフーリエ変換区間における位相調整を行い複数の位相調整後フーリエ変換処理結果を得る位相調整手段と、
    前記複数の位相調整後フーリエ変換処理結果を合成して前記ダイバーシチ合成結果を得る合成手段とを含む、
    OFDM受信装置。
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