JP4439801B2 - 受水袋付き医療用ドレープ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、手術時に患者の手術(切開)箇所以外の部分を覆うための医療用ドレープに係り、特に手術箇所から流出した体液等を収容する受水袋を開窓部の周辺に設けた受水袋付き医療用ドレープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療用ドレープは、手術の際に飛散する血液、体液、生理食塩水等の液体をバリアする等のため、手術時に患者に被せられるものであるが、この医療用ドレープには、患者の切開箇所を露出させるための開窓部が設けられており、術野の確保が図られている。また、このような医療用ドレープで患者を覆うことによって、術野以外の不潔部分がドレープで覆われるため、手術時において術野が清潔に保たれている。
【0003】
ところで、例えば婦人科の帝王切開手術や脳外科手術のように、手術時に患者の手術(切開)箇所から血液,体液が多量に流出する手術あるいは生理食塩水を多量に使用する手術を行う場合、開窓部から流出した多量の液体が床に流れ落ちないようにする必要がある。そこで、上述のような手術の際に用いられる医療用ドレープには、上記液体を受ける袋(以下、受水袋という)が設けられている。このような受水袋を具備する医療用ドレープに関しては、次の先行技術文献に係る発明がある。
【特許文献1】
特開平8−47499号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術のような受水袋を具備する医療用ドレープにおいて、患者にドレープを被せた状態での受水袋の大半は手術時において常に平面的な形状となってしまうため、血液等の飛散、あるいは一時に多量の体液,生理食塩水等の流出が生じた場合には、これらの液が受水袋の中に完全に収容されずに受水袋の開口部の上を伝って零れてしまうことが起こり、その結果、流出液の全てを確実に受けて当該受水袋内に収容することができないといった問題が生じていた。
なお本発明において開窓部とは、さきに段落[0002]で説明したように「切開箇所を露出させるための孔」をいい、開口部とは「袋の口」である。
【0006】
そこで本発明の目的は、上記問題点を解決し、開窓部周辺に設けられた受水袋によって、手術時に流出する液や注ぎかけた液体を、全て捕集して収容することができ、しかも手術の手技を妨げない受水袋付き医療用ドレープを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の受水袋付き医療用ドレープは、患者の全身を覆い得る程度の大きさを有する基布と、患者の切開箇所を露出させるために前記基布に設けられた基布開窓部と、血液,体液,生理食塩水等の液体を受水するため前記基布開窓部上に備えられた受水袋と、から構成され、
前記受水袋は、手で押し潰すと平面的な形状に折り畳まれて邪魔にならず、かつ、該受水袋開口部を手で持って引き上げると立体的形状となって液体の飛散,流失を防止し得るように構成されている。
【0008】
請求項1に係る受水袋付き医療用ドレープの構成は、患者の全身を覆い得る大きさの基布と、患者の切開箇所を露出させるために前記基布に設けられた基布開窓部と、血液,体液,生理食塩水等の液体を受水するため前記基布開窓部上に設けられた有底の受水袋と、から構成されており、
上記受水袋は、上底が上方に凹なる円弧状曲線をなしている略台形形状の複数枚の壁面シートと、上記壁面シートの枚数と同数の辺を有する略正多角形状をなし前記底面開窓部を有する底面シートと、前記受水袋の開口部を形成するための環状の硬質スポンジと、から成り、
前記複数枚の壁面シートの内、相互に隣接する壁面シート同士の斜辺部分を接着してシールされるとともに、
前記複数枚の壁面シート全ての下底が底面シートの各辺に配設されて、前記底面開窓部を取り囲んでおり、
前記基布の基布開窓部を前記底面シートの底面開窓部に位置せしめて、該底面シートが基布に貼着され、
つ、前記複数枚の壁面シートの円弧状の上底部分によって形成された円形状の開口部に、前記環状の硬質スポンジが接着されていて、
この受水袋を上側から押し潰すと平面的な形状に折り畳まれ、かつ、前記受水袋の開口部を引き上げると立体的形状となるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
また、第二の実施形態に係る受水袋付き医療用ドレープは請求項2に対応し、
後に詳しく説明するように、患者の全身を覆い得る大きさの基布と、患者の切開箇所を露出させるために前記基布に設けられた基布開窓部と、血液,体液、生理食塩水等の液体を受水するため前記基布開窓部上に備えられた受水袋と、から構成されており、
上記受水袋は、上底が上方に凹なる円弧状曲線となっている略台形形状の複数の壁面シートと、該受水袋の開口部を形成するための環状の硬質スポンジと、から成り、
前記複数の壁面シートの内、相互に隣接する壁面シート同士の斜辺を接着してシールされるとともに、
複数枚の壁面シート全ての下底部分が前記基布開窓部を取り囲んで、前記基布に配設されており、
壁面シートの円弧状上底部分により形成された円形の開口部に前記環状の硬質スポンジが接着されていて、
この受水袋を上側から押し潰すと平面的な形状に折り畳まれ、かつ、該受水袋開口部を手で持って引き上げると立体的形状となるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
本発明に係る受水袋付き医療用ドレープの第1実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1は全体的外観図であり、図2は上記受水袋付き医療用ドレープにおける受水袋4を抽出して描いた受水袋単体の斜視図である。
【0011】
(図1参照)本実施形態の受水袋付き医療用ドレープ1には、患者の全身を覆い得る程度の大きさを有する基布2に基布開窓部3が設けられ、さらにこの基布開窓部3の上方を覆うように受水袋4が設けられている。
図面だけからは読み取り難いが、図2に示した受水袋の底面シート4cと基布2とは別体の部材であって、重なっている。
以下、受水袋付き医療用ドレープ1の各構成要素について説明する。
【0012】
前記基布2は、菌やウィルスに対してバリヤー性が高く且つ撥水加工が施された不織布、あるいは完全防水性であるフィルムから成るものである。
【0013】
前記基布開窓部3の周辺には、下面に粘着材の付いたフィルム(図示せず)が設けられている。また前記基布開窓部3の形状は、図1、及び後に詳述する図3(b)に示すように、各辺が外側に凸の円弧状曲線の略三角形の形状であることが望ましい。
この構成によれば、略三角形形状の開窓部は複数の切開方法(患者に対して縦方向の切開,斜め方向の切開、あるいは横方向の切開)に対応可能な形状であるばかりでなく、立体的(略球面状)になっている患者の皮膚に当該基布開窓部を隙間無く固定するのに効果的な形状であるため、前記粘着材によって当該基布開窓部を患者の皮膚に確実に固定できることとなる。
【0014】
(図2参照)前記受水袋4は、上底が上方に凹なる円弧状曲線となっている略台形形状の4枚の壁面シート4aと、開窓部(以下、底面開窓部という)4bを有する略正方形状の底面シート4cと、受水袋4の上方に開口部4dを形成するための環状の硬質スポンジ4eとから成る。ここで、前記各壁面シート4aは、それぞれ隣接する壁面シート4a同士の斜辺部分を相互に接着して壁面シート4aそれぞれの下底部分が底面シート4cの各辺部分に配設されている。このように構成されることで、各壁面シート4aの円弧状曲線状の上底部分が受水袋4の上方に円形状の開口部4dを形成することとなる。
そこで、上述の如く形成された円形状の開口部4dに前記環状の硬質スポンジ4eを接着することにより、該開口部が円形に保持され、且つ型くずれしない受水袋4の開口部4dが形成される。
【0015】
また、前記底面シート4cの下面には粘着剤が付いており、基布開窓部3を覆い、底面シート4cの底面開窓部4bに基布2の開窓部3を位置させるように当該受水袋4を基布2の上面に貼着することで、前掲の図1のような受水袋付き医療用ドレープ1が構成されている。
【0016】
尚、前記環状の硬質スポンジ4eは、例えばポリエチレン,ポリウレタン,シリコーンのような弾力性のあるプラスチック発泡体から成るものである。また、上記のような素材から成る硬質スポンジを環状に成形して得られる環状硬質スポンジのみならず、1本の棒状の硬質スポンジの両端を接続して環状に形成させたもの,もしくは2本の棒状硬質スポンジの両端をそれぞれ接続して環状に一体化させたものを用いても良い。以上のような硬質スポンジ4eの使用により、受水袋4の開口部4dは、外力を加えることによって変形可能であり、且つ加えられた外力を解除することによって元の形状に復元することが可能な構成となる。
【0017】
また、前記壁面シート4aは、例えばポリエチレンやナイロンといった弾性のあるシート状の素材から成るものである。ここでいう「弾性のある」とは、具体的には前記素材により作製された壁面シート4aを手で垂直方向に持った時に当該壁面シート4aが自重で垂れることがない程度の弾性があればよい。尚、上記のような条件に該当しない素材であっても、例えばアルミニウムのように、変形可能な素材を使用することによっても同様の効果を得ることができる。
【0018】
次に、以上のような各構成要素から成る受水袋付き医療用ドレープ1を用いた手術の手順について、以下説明する。
【0019】
まず、受水袋付き医療用ドレープを展開すると、該受水袋付き医療用ドレープに設けられている受水袋4は、図3(a)のように上側から押し潰された平面的な形状となっている。
【0020】
医療従事者は、受水袋4が上記のような平面的形状の状態である医療用ドレープ1を展開して患者に被せ、基布開窓部3および受水袋の開部4から露出されている手術箇所に対して、切開や剥離などといった手術の処置を行う。このとき、受水袋4は図3(a)のような平面的形状であるため、医療従事者の手技の邪魔になること無く、手術は円滑に進行される。
【0021】
手術の進行に伴って多量の体液や血液等の飛散が予想される場合、あるいは生理食塩水等を用いて手術箇所を洗浄する場合には、医療従事者は平面的形状となっている受水袋4の開口部4d(環状の硬質スポンジ4eが取り付けられている)を把持して上方へ引き上げ、受水袋4を図1のような立体的形状にする。
以上のようにして、受水袋4を立体的形とすることにより、多量の体液や血液,あるいは生理食塩水等が飛散しても、これらを確実に受水することができる。
【0022】
以上のような立体的形状に形成した受水袋4によって体液,血液あるいは生理食塩水等を完全に受水し、収容した液体を受水袋4の内部から外部へ排液・排水した後、医療従事者によって当該受水袋4を再度図3(a)のような平面的形状に押し潰して平面的形状とし、しかる後に切開部分の縫合等の後処理を行い、手術を終了する。
この後処理時においても、受水袋4は平面的形状となっているため、この受水袋4が後処理を行う医療従事者の手技の邪魔になることは無い。
尚、収容した液体を受水袋4の内部から外部へ排除する方法としては、受水袋4の開口部4dからチューブ等を袋内に挿入し、そのチューブ等を介して排出する方法や、図4のように受水袋4の底面シート4cの周縁(図4の例では2個の隅角部)に設けられた少なくとも1個(図4の例では2個)のポート状の排出手段5を介して排出する方法などが挙げられる。
【0023】
このように、本発明に係る受水袋付き医療用ドレープ1によれば、手術時に患者の手術(切開)箇所から血液,体液が多量に飛散する手術、あるいは生理食塩水を多量に使用する手術を行う場合にも、状況に応じて当該受水袋4を立体的形状にすることにより、上記液体の受水を確実に行うことが可能となる。
【0024】
また、この受水袋4は医療従事者が上方から押し潰すことで平面的形状にすることができるため、医療従事者の手技の邪魔になることは無く、よって手術の円滑な進行を妨げることもない。
【0025】
尚、上記第1の実施形態における受水袋4は、4枚の壁面シート4aを用いて構成されているが、壁面シートの枚数はこれに限定されるものではなく、最低枚の壁面シートと、該壁面シートの枚数と同数の辺を有する略正多角形状の底面シートとを用いて上述の如く構成することによっても、上記と同様の立体的形状の受水袋を構成することができる。
【0026】
[第2の実施形態]
以上のように、第1の実施形態に係る受水袋付き医療用ドレープ1では、受水袋4,40の底面シート4c,40cを基布2に貼着することによって1ユニットの受水袋付き医療用ドレープを構成している。
水袋付き医療用ドレープの他の実施形態として、以下に説明するように、受水袋の底面シートをドレープ基布によって兼用された構成(後に詳述する第2の実施形態)が挙げられる。
【0027】
図5に示す第2の実施形態(請求項2に対応)に係る受水袋付きドレープ10には、患者の全身を覆い得る程度の大きさを有する基布2に基布開窓部3が設けられ、さらにこの基布開窓部3の上方を覆うように受水袋41が設けられている。前記基布2は、第1の実施形態と同様、菌やウィルスに対してバリヤー性が高く且つ撥水加工が施された不織布、あるいは完全防水性であるフィルムから成るものである。また前記基布開窓部3についても、第1の実施形態と同様、各辺が外側に凸の円弧状曲線の略三角形状となっており、略三角形状の基布開窓部3周辺には、下面に粘着剤の付いたフィルムが設けられている。
【0028】
ここで、第2の実施形態に係る受水袋付き医療用ドレープ10の受水袋41は、上底が上方に凹なる円弧状曲線となっている略台形形状の4枚の壁面シート41aと、受水袋41の開口部41dを形成する環状の硬質スポンジ41eとから成り、各壁面シート41aは、図6のようにそれぞれ隣接する壁面シート41a同士の斜辺を接着してシールされるとともに、それぞれの壁面シート41aの底辺が基布開窓部3を囲うように前記基布2に配設されている。
このように配設されることで、各壁面シート41aの円弧状曲線状の上底により円形の開口部41dが形成される。
そこで、上述の如く形成された円形の開口部41dに前記硬質スポンジ41eを接着することにより、円形が保持され且つ型くずれしない受水袋41の開口部41dが形成される。
この硬質スポンジ41eの使用により、受水袋41の開口部41dは、外力を加えることによって変形可能であり、且つ加えられた外力を解除することによって元の円形に戻ることができる構成となっている。
また、前記円形硬質スポンジ41eの材質,構成および前記壁面シート41aの材質については第1の実施形態と同様である。
【0029】
こうして図5のように構成された受水袋付き医療用ドレープ10を、医療従事者は第1の実施形態と同様の手順で使用することにより、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
尚、このような受水袋41においても、前述の実施形態におけると同様に、ポート状の排出手段(図4参照・符号5)を受水袋41に設けることもできる。
【0030】
尚、上記第2の実施形態における受水袋41は、4枚の壁面シート41aを用いて構成されているが、壁面シートの枚数はこれに限定されるものではなく、最低枚の壁面シートを用いて上述の如く構成することによっても、上記と同様の立体的形状の受水袋を構成することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の受水袋付き医療用ドレープによれば、手術時に患者の手術箇所から血液,体液が多量に流出する手術や、生理食塩水を多量に使用する手術を行う場合においても、医療従事者が状況に応じて受水袋を立体的形状にできるため、切開部から流れ出た液体の受水を確実に行うことが可能となる。
また、この受水袋を医療従事者が上方から押し潰すことでこの受水袋を容易に平面的形状にすることができるため、医療従事者の手技の邪魔になることもなくなる。
このように本発明の受水袋付き医療用ドレープによれば、手術の進行を妨げることなく、しかも、血液,体液,生理食塩水等が飛散しても、これらを確実に受水するという効果を奏する。
上述のごとく本発明に係るドレープが、医療従事者の手技の邪魔にならないこと、及び血液等の飛散を確実にキャッチできること、を両立せしめ得たのは、本発明の特徴的な構成であるところの「受水袋を上側から押し潰すと平面的な形状に折り畳まれ、かつ、該受水袋の開口部を引き上げると立体的形状となること」によって達成されたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る受水袋付き医療用ドレープの構成を示す外観斜視図である。
【図2】第1の実施形態に係る受水袋付き医療用ドレープ1における受水袋の構成を示す単体斜視図である。
【図3】第1の実施形態に係る受水袋付き医療用ドレープ1における受水袋が平面的形状になっている状態を示し、図3(a)は平面的形状の状態の受水袋付近の断面図,図3(b)は上面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る受水袋付き医療用ドレープにおける受水袋の変形例を示す外観斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る受水袋付き医療用ドレープにおける受水袋を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1…受水袋付き医療用ドレープ、2…基布、3…基布開窓部、4…受水袋、4a…壁面シート、4b…底面開窓部、4c…底面シート、4d…開口部、4e…硬質スポンジ、5…排出手段。

Claims (2)

  1. 患者の全身を覆い得る大きさの基布と、患者の切開箇所を露出させるために前記基布に設けられた基布開窓部と、血液,体液,生理食塩水等の液体を受水するため前記基布開窓部上に設けられた有底の受水袋と、から構成されており、
    上記受水袋は、上底が上方に凹なる円弧状曲線をなしている略台形形状の複数枚の壁面シートと、上記壁面シートの枚数と同数の辺を有する略正多角形状をなし前記底面開窓部を有する底面シートと、前記受水袋の開口部を形成するための環状の硬質スポンジと、から成り、
    前記複数枚の壁面シートの内、相互に隣接する壁面シート同士の斜辺部分を接着してシールされるとともに、
    前記複数枚の壁面シート全ての下底が底面シートの各辺に配設されて、前記底面開窓部を取り囲んでおり、
    前記基布の基布開窓部を前記底面シートの底面開窓部に位置せしめて、該底面シートが基布に貼着され、
    かつ、前記複数枚の壁面シートの円弧状の上底部分によって形成された円形状の開口部に、前記環状の硬質スポンジが接着されていて、
    この受水袋を上側から押し潰すと平面的な形状に折り畳まれ、かつ、該受水袋の開口部を引き上げると立体的形状となるように構成されていることを特徴とする、受水袋付き医療用ドレープ。
  2. 患者の全身を覆い得る大きさの基布と、患者の切開箇所を露出させるために前記基布に設けられた基布開窓部と、血液,体液,生理食塩水等の液体を受水するため前記基布開窓部上に備えられた受水袋と、から構成されており、
    上記受水袋は、上底が上方に凹なる円弧状曲線となっている略台形形状の複数の壁面シートと、該受水袋の開口部を形成するための環状の硬質スポンジと、から成り、
    前記複数の壁面シートの内、相互に隣接する壁面シート同士の斜辺部分を接着してシールされるとともに、
    複数枚の壁面シート全ての下底部分が前記基布開窓部を取り囲んで、前記基布に配設されており、
    各壁面シートの円弧状上底部分により形成された円形の開口部に前記環状の硬質スポンジが接着されていて、
    この受水袋を上側から押し潰すと平面的な形状に折り畳まれ、かつ、該受水袋開口部を手で持って引き上げると立体的形状となるように構成されていることを特徴とする、受水袋付き医療用ドレープ。
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