JP4438503B2 - タイヤ故障検知装置及び検知方法 - Google Patents

タイヤ故障検知装置及び検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4438503B2
JP4438503B2 JP2004135351A JP2004135351A JP4438503B2 JP 4438503 B2 JP4438503 B2 JP 4438503B2 JP 2004135351 A JP2004135351 A JP 2004135351A JP 2004135351 A JP2004135351 A JP 2004135351A JP 4438503 B2 JP4438503 B2 JP 4438503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
failure
impact sensor
contact body
detection device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004135351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005313799A (ja
Inventor
直之 桂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2004135351A priority Critical patent/JP4438503B2/ja
Publication of JP2005313799A publication Critical patent/JP2005313799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4438503B2 publication Critical patent/JP4438503B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、タイヤ耐久試験において回転するタイヤの故障を検知する装置及び方法に関し、更に詳しくは、タイヤ故障を精度良く検知することを可能にしたタイヤ故障検知装置及び検知方法に関する。
室内タイヤ耐久試験では、ドラムの外周上でタイヤを走行させながら耐久試験を実施するが、タイヤに故障が発生した時点で、その故障を直ちに検知して試験を終了させることが望まれている。つまり、タイヤ故障が発生した状態で耐久試験を継続するとタイヤがバーストする恐れがある。
従来、タイヤ故障検知装置として、多数の金属片を連結してなるリミット棒をタイヤの外縁に沿って配置し、セパレーション等のタイヤ故障により膨らんだ部位がリミット棒に接触した際のリミット棒の変位に基づいてタイヤ故障を検出する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記リミット棒の変位に基づいてタイヤ故障を検知する装置では、その検知精度が低いため、タイヤがバーストに至ってしまうことがある。また、従来のタイヤ故障検知装置では、検知精度を高めてタイヤ故障による僅かな膨らみも検知するようにすると、タイヤ耐久試験後に故障位置を探すことが困難になる。つまり、タイヤが冷めると膨らみが元の状態に戻り、故障位置を判別できなくなるのである。そのため、検知精度を改善することに加えて、故障位置を特定することも要求されている。
特開昭57−93230号公報
本発明の目的は、タイヤ故障の検知精度を向上することを可能にしたタイヤ故障検知装置及び検知方法を提供することにある。
本発明の更なる目的は、タイヤ故障の検知精度を向上すると共に、故障位置を特定することを可能にしたタイヤ故障検知装置及び検知方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のタイヤ故障検知装置は、タイヤ耐久試験において回転するタイヤの故障を検知する装置であって、前記タイヤの外表面に臨む位置に該タイヤの故障により膨らんだ部位と接触するように接触体を設置し、該接触体に衝撃を電気信号に変換する衝撃センサを付設し、該衝撃センサからの電気信号に基づいて前記タイヤの故障を判定する判定回路を設ける一方で、前記タイヤの周方向の基準位置を検出してパルス信号を発生させる位相検出装置を設け、前記衝撃センサからの電気信号と前記位相検出装置からのパルス信号に基づいて前記タイヤの周方向の故障位置を演算する演算回路を設けたことを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するための本発明のタイヤ故障検知方法は、タイヤ耐久試験において回転するタイヤの故障を検知する方法であって、前記タイヤの外表面に臨む位置に該タイヤの故障により膨らんだ部位と接触するように接触体を設置し、該接触体に衝撃を電気信号に変換する衝撃センサを付設し、該衝撃センサからの電気信号に基づいて前記タイヤの故障を判定する一方で、前記タイヤの周方向の基準位置を検出してパルス信号を発生させ、前記衝撃センサからの電気信号と前記パルス信号に基づいて前記タイヤの周方向の故障位置を演算することを特徴とするものである。
本発明においては、衝撃を電気信号に変換する衝撃センサを備えた接触体をタイヤの外表面に臨む位置に設置し、該衝撃センサからの電気信号に基づいてタイヤの故障を判定する。このような衝撃センサからの電気信号をタイヤ故障の判定に利用した場合、電気信号に基づいてタイヤと接触体との接触の強さや回数を正確に測定することが可能になるので、タイヤ故障の検知精度を大幅に向上することができる。
更に本発明では、タイヤの周方向の基準位置を検出してパルス信号を発生させる位相検出装置を設け、衝撃センサからの電気信号と位相検出装置からのパルス信号に基づいてタイヤの周方向の故障位置を演算する演算回路を設けるようにする。これら衝撃センサからの電気信号と位相検出装置からのパルス信号を利用することで、タイヤ周方向の故障位置を特定することができる。また、タイヤの一方のビード部からトレッド部を経て他方のビード部までの範囲には、接触体と衝撃センサとを含む複数の検知ユニットを配置することが好ましい。これにより、タイヤ子午線方向の故障位置を特定することができる。衝撃センサとしては、加速度計又はロードセルを用いることが好ましい。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)〜(c)は本発明の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の検知ユニットを示すものである。図1(a)はトレッド部の故障を検知するための検知ユニットAを示し、図1(b)は一方のビード部とサイドウォール部の故障を検知するための検知ユニットBを示し、図1(c)は他方のビード部とサイドウォール部の故障を検知するための検知ユニットCを示すものである。なお、Tはタイヤ耐久試験に装着された状態のタイヤである。
図1(a)に示すように、検知ユニットAは、支持部1Aと、該支持部1Aからタイヤ径方向に伸縮自在のアーム部2Aと、該アーム部2Aに取り付けられた棒状の接触体3A及び衝撃センサ4Aとを備えている。接触体3AはタイヤTのトレッド部の外表面に臨む位置に外表面から僅かに離間するように配置され、タイヤTの故障により膨らんだ部位と接触するようになっている。衝撃センサ4Aには配線5Aが接続されている。
図1(b)に示すように、検知ユニットBは、支持部1Bと、該支持部1Bからタイヤ径方向に伸縮自在のアーム部2Bと、該アーム部2Bに対してタイヤ軸方向に変位自在に取り付けられた棒状の接触体3Bと、該アーム部2Bに固定された衝撃センサ4Bとを備えている。接触体3BはタイヤTの一方のビード部とサイドウォール部の外表面に臨む位置に外表面から僅かに離間するように配置され、タイヤTの故障により膨らんだ部位と接触するようになっている。衝撃センサ4Bには配線5Bが接続されている。
図1(c)に示すように、検知ユニットCは、支持部1Cと、該支持部1Cからタイヤ径方向に伸縮自在のアーム部2Cと、該アーム部2Cに対してタイヤ軸方向に変位自在に取り付けられた棒状の接触体3Cと、該アーム部2Cに固定された衝撃センサ4Cとを備えている。接触体3CはタイヤTの他方のビード部とサイドウォール部の外表面に臨む位置に外表面から僅かに離間するように配置され、タイヤTの故障により膨らんだ部位と接触するようになっている。衝撃センサ4Cには配線5Cが接続されている。
上記検知ユニットA〜Cにおいて、衝撃センサ4A〜4Cはそれぞれ接触体3A〜3Cに与えられる衝撃を電気信号に変換するものであり、例えば、加速度計やロードセルを用いることができる。特に、加速度計が好ましい。衝撃センサ4A〜4Cからの電気信号はタイヤTと接触体3A〜3Cとの接触の強さや回数を正確に反映するものである。これら検知ユニットA〜Cは、タイヤ周方向の任意の位置に配置することができる。
上記検知ユニットA〜Cは、その構成部材が相互にスライドする構造を有しているが、これは各種タイヤサイズに対応するためである。
図2は本発明の実施形態からなるタイヤ故障検知装置を示すものである。図2において、タイヤTは中心軸回りに回転自在に支持され、タイヤ耐久試験機のドラムDの外周面上を転動するようになっている。そして、前述の検知ユニットA〜Cはタイヤ周方向の同一位置に配置されている。これら検知ユニットA〜Cの衝撃センサ4A〜4Cからの電気信号は配線5A〜5Cを介してタイヤ耐久試験機の制御回路11に供給される。
一方、タイヤTには周方向の基準位置Xが設定され、この基準位置Xを検出してパルス信号を発生させる位相検出装置7が設置されている。この位相検出装置7は、タイヤTの周回毎に1つのパルスを発生させるものである。位相検出装置7は、その構成が特に限定されるものではなく、光学式又は機械式の装置を用いることができる。位相検出装置7からのパルス信号は配線8を介して制御回路11に供給される。
制御回路11は、判定回路12及び演算回路13を含んでいる。判定回路12は衝撃センサ4A〜4Cからの電気信号に基づいてタイヤTの故障を判定する。つまり、衝撃センサ4A〜4Cのいずれかの電気信号が予め設定された閾値を超えたとき、タイヤTに故障が発生したものと判定する。その結果を受けて、制御回路11がタイヤ耐久試験を終了させる。なお、精度確保のため閾値を超える電気信号を数回受けてからタイヤ耐久試験を終了させても良い。閾値は、例えば、試験開始後10分間の電気信号の電圧の平均値(即ち、ノイズ成分)に対して200%の値にすれば良い。一方、演算回路13は衝撃センサ4A〜4Cからの電気信号と位相検出装置7からのパルス信号に基づいて後述のようにタイヤ周方向の故障位置を演算する。
上述したタイヤ故障検知装置では、タイヤ耐久試験においてセパレーション等の故障によりタイヤTの外表面が膨らんで接触体3A〜3Cに接触すると、衝撃センサ4A〜4Cが接触時の衝撃を電気信号に変換し、その電気信号に基づいてタイヤTの故障が判定される。これにより、タイヤ故障を精度良く検知し、タイヤTのバーストを防止することができる。また、タイヤTの一方のビード部からトレッド部を経て他方のビード部までの範囲に、接触体3A〜3Cと衝撃センサ4A〜4Cとを含む複数の検知ユニットA〜Cを配置しているので、タイヤ子午線方向の故障位置を特定することができる。更に、衝撃センサ4A〜4Cからの電気信号と位相検出装置7からのパルス信号に基づいてタイヤ周方向の故障位置を特定することができる。
図3は図2のタイヤ故障検知装置における衝撃センサからの電気信号の波形を経時的に示すグラフである。図3において、横軸は時間を示し、縦軸は各検知ユニットにおける電気信号の電圧を示し、横軸方向に延びる破線は各電気信号の閾値であり、縦軸方向に延びる破線はパルス信号が発生したタイミングである。図3の試験結果は、全ての検知ユニットA〜Cを基準位置Xから180°の位置に設置し、外周長が約3mのタイヤを速度80km/hで回転させたときのものである。従って、パルス間の時間は0.135秒であり、0.000375秒がタイヤ周方向の1°に相当する。
図3より、検知ユニットAにて観測されるトレッド部が膨出していることが判る。電気信号から判定される衝撃はパルス信号の0.01875秒後に発生しており、この遅れは上記換算関係より50°に相当する。更に、検知ユニットAの位置は基準位置X(0°)から180°ずれた位置にあるので、基準位置Xから230°の位置付近で膨出していることが判る。言い換えれば、故障位置は基準位置Xから約230°の位置である。図3において、検知ユニットBも衝撃を検知しているが、この衝撃は1回だけ表れたものであるので、誤動作又はノイズと判定することができる。
図4は本発明の他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置を示すものである。本実施形態は、検知ユニットの配置だけを上記実施形態から変更したものである。図4において、検知ユニットAは基準位置Xから180°の位置に配置され、検知ユニットBは基準位置Xから90°の位置に配置され、検知ユニットCは基準位置Xから270°の位置に配置されている。
図5は図4のタイヤ故障検知装置における衝撃センサからの電気信号の波形を経時的に示すグラフである。図5において、横軸は時間を示し、縦軸は各検知ユニットにおける電気信号の電圧を示し、縦軸方向に延びる破線はパルス信号が発生したタイミングである。図5の試験結果からも故障位置を特定することが可能である。
図6は本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示すものである。図6において、タイヤTの一方のビード部からトレッド部を経て他方のビード部までの範囲には、複数の検知ユニット20A〜20Eが配置されている。これら検知ユニット20A〜20Eは、支持部21A〜21E、アーム部部22A〜22E、接触体23A〜23E、衝撃センサ24A〜24E、配線25A〜25Eを備えている。このようにタイヤ子午線方向に沿って配置する検知ユニットの数を増やすことにより、タイヤ子午線方向における故障位置をより精度良く特定することができる。
図7(a),(b)は本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示すものである。図7(a)はトレッド部に加えて一方のビード部とサイドウォール部の故障を検知するための検知ユニット30Aを示し、図7(b)はトレッド部に加えて他方のビード部とサイドウォール部の故障を検知するための検知ユニット30Bを示すものである。
図7(a)に示すように、検知ユニット30Aは、支持部31Aと、該支持部31Aからタイヤ径方向に伸縮自在のアーム部32Aと、トレッド部に沿って延長するようにアーム部32Aに取り付けられた棒状の接触体33Aと、一方のビード部とサイドウォール部に沿って延長するように接触体33Aに対してタイヤ軸方向に変位自在に取り付けられた棒状の接触体36Aと、アーム部32Aに取り付けられた衝撃センサ34Aと、衝撃センサ34Aに接続された配線35Aとを備えている。
図7(b)に示すように、検知ユニット30Bは、支持部31Bと、該支持部31Bからタイヤ径方向に伸縮自在のアーム部32Bと、トレッド部に沿って延長するようにアーム部32Bに取り付けられた棒状の接触体33Bと、他方のビード部とサイドウォール部に沿って延長するように接触体33Bに対してタイヤ軸方向に変位自在に取り付けられた棒状の接触体36Bと、アーム部32Bに取り付けられた衝撃センサ34Bと、衝撃センサ34Bに接続された配線35Bとを備えている。
上記実施形態においては、検知ユニット30Aの衝撃センサ34Aからの電気信号だけがタイヤ故障を知らせる場合、その故障位置は検知ユニット30Aで観測される一方のビード部とサイドウォール部に存在することが判る。また、検知ユニット30Bの衝撃センサ34Bからの電気信号だけがタイヤ故障を知らせる場合、その故障位置は検知ユニット30Bで観測される他方のビード部とサイドウォール部に存在することが判る。更に、検知ユニット30A,30Bの衝撃センサ34A,34Bからの電気信号がいずれもタイヤ故障を知らせる場合、その故障位置は検知ユニット30A,30Bの両方で観測されるトレッド部に存在することが判る。
図8は本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示すものである。図8において、タイヤTの一方のビード部からトレッド部を経て他方のビード部までの範囲には、単一の検知ユニット40Aが配置されている。
図8に示すように、この検知ユニット40Aは、支持部41Aと、該支持部41Aからタイヤ径方向に伸縮自在のアーム部42Aと、トレッド部に沿って延長するようにアーム部42Aに取り付けられた棒状の接触体43Aと、一方のビード部とサイドウォール部に沿って延長するように接触体43Aに対してタイヤ軸方向に変位自在に取り付けられた棒状の接触体46Aと、他方のビード部とサイドウォール部に沿って延長するように接触体43Aに対してタイヤ軸方向に変位自在に取り付けられた棒状の接触体49Aと、アーム部42Aに取り付けられた衝撃センサ44Aと、衝撃センサ44Aに接続された配線45Aとを備えている。
上記実施形態においては、タイヤ故障を精度良く検知することが可能であるものの、タイヤ子午線方向における故障位置を特定することができない。しかしながら、タイヤ周方向の故障位置を特定することは可能である。一般に、タイヤを解体して故障を検証する場合、タイヤ子午線方向に沿ってタイヤを切断するので、タイヤ周方向の故障位置を特定することは有用である。
図9は本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示すものである。図9では、タイヤTに対して、トレッド部からショルダー部までの故障を観測する単一の検知ユニット50Aが配置されている。
図9に示すように、この検知ユニット50Aは、支持部51Aと、該支持部51Aからタイヤ径方向に伸縮自在のアーム部52Aと、トレッド部からショルダー部まで延長するようにアーム部52Aに取り付けられた棒状の接触体53Aと、アーム部52Aに取り付けられた衝撃センサ54Aと、衝撃センサ54Aに接続された配線55Aとを備えている。この装置は、トレッド部からショルダー部までの範囲に故障が発生することが予想される場合に有効である。
図10は本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示すものである。図10では、タイヤTに対して、ビード部の故障を観測する一対の検知ユニット60A,60Bが配置されている。
図10に示すように、検知ユニット60Aは、支持部61Aと、該支持部61Aからタイヤ軸方向に伸縮自在のアーム部62Aと、一方のビード部に沿って延長するようにアーム部62Aに取り付けられた棒状の接触体63Aと、支持部61Aに取り付けられた衝撃センサ64Aと、衝撃センサ64Aに接続された配線65Aとを備えている。一方、検知ユニット50Bは、支持部61Bと、該支持部61Bからタイヤ軸方向に伸縮自在のアーム部62Bと、他方のビード部に沿って延長するようにアーム部62Bに取り付けられた棒状の接触体63Bと、支持部61Bに取り付けられた衝撃センサ64Bと、衝撃センサ64Bに接続された配線65Bとを備えている。この装置は、ビード部に故障が発生することが予想される場合に有効である。
図11及び図12は本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示すものである。本実施形態は、タイヤTの一方のビード部からトレッド部を経て他方のビード部までの範囲に多数の検知ユニットを設ける場合の接触体の配置を例示するものである。そのため、接触体以外の構成については説明を省略する。
図11及び図12に示すように、12個の接触体73A〜73Lはタイヤ回転軸回りに30°毎に配置されている。そして、トレッド部の故障を観測する接触体73A〜73Dは互いにタイヤ軸方向にずれた位置に配置され、一方のビード部とサイドウォール部の故障を観測する接触体73E〜73Hは互いにタイヤ径方向にずれた位置に配置され、他方のビード部とサイドウォール部の故障を観測する接触体73I〜73Lは互いにタイヤ径方向にずれた位置に配置されている。このように接触体の数を増やし、これら多数の接触体を故障観測領域が互いにずれるように配置することにより、タイヤ子午線方向の故障位置をより正確に特定することができる。
本発明の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の検知ユニットを示し、(a)〜(c)は各検知ユニットの正面図である。 本発明の実施形態からなるタイヤ故障検知装置を示す側面図である。 図2のタイヤ故障検知装置における衝撃センサからの電気信号の波形を経時的に示すグラフである。 本発明の他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置を示す側面図である。 図4のタイヤ故障検知装置における衝撃センサからの電気信号の波形を経時的に示すグラフである。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示す正面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示し、(a),(b)は各検知ユニットの正面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示す正面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示す正面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示す正面図である。 本発明の更に他の実施形態からなるタイヤ故障検知装置の要部を示す側面図である。 図12のタイヤ故障検知装置の要部を示す正面図である。
符号の説明
1A〜1C 支持部
2A〜2C アーム部
3A〜3C 接触体
4A〜4C 衝撃センサ
5A〜5C 配線
7 位相検出装置
8 配線
11 制御回路
12 判定回路
13 演算回路
A〜C 検知ユニット
T タイヤ
X 基準位置

Claims (6)

  1. タイヤ耐久試験において回転するタイヤの故障を検知する装置であって、前記タイヤの外表面に臨む位置に該タイヤの故障により膨らんだ部位と接触するように接触体を設置し、該接触体に衝撃を電気信号に変換する衝撃センサを付設し、該衝撃センサからの電気信号に基づいて前記タイヤの故障を判定する判定回路を設ける一方で、前記タイヤの周方向の基準位置を検出してパルス信号を発生させる位相検出装置を設け、前記衝撃センサからの電気信号と前記位相検出装置からのパルス信号に基づいて前記タイヤの周方向の故障位置を演算する演算回路を設けたタイヤ故障検知装置。
  2. 前記タイヤの一方のビード部からトレッド部を経て他方のビード部までの範囲に前記接触体と前記衝撃センサとを含む複数の検知ユニットを配置した請求項に記載のタイヤ故障検知装置。
  3. 前記衝撃センサが加速度計又はロードセルである請求項1〜のいずれかに記載のタイヤ故障検知装置。
  4. タイヤ耐久試験において回転するタイヤの故障を検知する方法であって、前記タイヤの外表面に臨む位置に該タイヤの故障により膨らんだ部位と接触するように接触体を設置し、該接触体に衝撃を電気信号に変換する衝撃センサを付設し、該衝撃センサからの電気信号に基づいて前記タイヤの故障を判定する一方で、前記タイヤの周方向の基準位置を検出してパルス信号を発生させ、前記衝撃センサからの電気信号と前記パルス信号に基づいて前記タイヤの周方向の故障位置を演算するタイヤ故障検知方法。
  5. 前記タイヤの一方のビード部からトレッド部を経て他方のビード部までの範囲に前記接触体と前記衝撃センサとを含む複数の検知ユニットを配置した請求項に記載のタイヤ故障検知方法。
  6. 前記衝撃センサが加速度計又はロードセルである請求項のいずれかに記載のタイヤ故障検知方法。
JP2004135351A 2004-04-30 2004-04-30 タイヤ故障検知装置及び検知方法 Expired - Fee Related JP4438503B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004135351A JP4438503B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 タイヤ故障検知装置及び検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004135351A JP4438503B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 タイヤ故障検知装置及び検知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005313799A JP2005313799A (ja) 2005-11-10
JP4438503B2 true JP4438503B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=35441662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004135351A Expired - Fee Related JP4438503B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 タイヤ故障検知装置及び検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4438503B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4655669B2 (ja) * 2005-02-23 2011-03-23 横浜ゴム株式会社 タイヤ故障検出方法、タイヤ故障検出プログラムおよびタイヤ故障検出装置
JP5946424B2 (ja) * 2013-05-01 2016-07-06 株式会社神戸製鋼所 タイヤ試験機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5793230A (en) * 1980-11-29 1982-06-10 Sumitomo Rubber Ind Ltd Apparatus for detecting puncture of tire
JPS59106042U (ja) * 1982-12-30 1984-07-17 横浜ゴム株式会社 タイヤ破損検出装置
JPH0713564B2 (ja) * 1988-02-12 1995-02-15 住友ゴム工業株式会社 タイヤのサイドウォールの検査装置
JP2000304767A (ja) * 1999-04-19 2000-11-02 Eagle System:Kk 加速度センサ及び輸送時の物理的変化検出装置
JP2000343425A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 研削盤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005313799A (ja) 2005-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869249B2 (ja) 固定子鉄心緩み診断装置および固定子鉄心緩み診断方法
US9400229B2 (en) Apparatus and method for monitoring the state of a roller bearing
JP4735470B2 (ja) 絶縁診断装置および絶縁診断方法
KR101674686B1 (ko) 구조적 완전성 감시 시스템
JP2013231409A (ja) 風力発電装置
WO2008074300A3 (de) Vorrichtung und verfahren zur berührungslosen schaufelschwingungsmessung
CN103998775A (zh) 用于确定风能源设备的转子叶片的机械损坏的方法
JP6633006B2 (ja) 部分放電監視装置および部分放電監視方法
WO2018224155A1 (en) Monitoring device for switching systems
KR101884374B1 (ko) 가스 절연 개폐 장치에서의 내부 아크 모니터링 디바이스
WO2012085549A1 (en) Hydrocyclone with wear detector
JP4438503B2 (ja) タイヤ故障検知装置及び検知方法
JP6184771B2 (ja) タービンブレードの状態監視方法及び装置
JP5085275B2 (ja) 絶縁検査装置
JP2013542111A (ja) 航空機の着陸装置のピンベアリング配置構造
JP6978911B2 (ja) 動翼監視システム、動翼監視装置、動翼監視方法、プログラム
JPH09133732A (ja) 電気機器の異常振動監視装置
JP2011089935A (ja) レゾルバ異常検出装置
KR100917863B1 (ko) 복합재 구조물의 손상 탐지장치 및 방법
JPWO2016111128A1 (ja) 故障検出装置
KR20120068219A (ko) 회전축의 비틀림 진동 변형량 측정 장치
JP6811132B2 (ja) 動翼解析装置、動翼解析方法、プログラム
JP4955316B2 (ja) エスカレーター診断装置
KR100330258B1 (ko) 발전기 고정자 권선 검사방법
JP7085953B2 (ja) 軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees