JP4438493B2 - 移動体通信システム、無線基地局、移動局及びそれらに用いる送信電力制御方法 - Google Patents

移動体通信システム、無線基地局、移動局及びそれらに用いる送信電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は移動体通信システム、無線基地局、移動局及びそれらに用いる送信電力制御方法に関し、特に共通チャネルにおける送信電力制御方法に関する。
移動体通信システムにおいては、共通チャネルを複数の移動局で受信する場合、移動体通信システムにて発生する干渉を低減し、システム容量を増大させるため、効果的な送信電力制御方法が必要である。
この送信電力制御方法としては、これまでに、共通チャネルの送信電力に固定値を用いる方法や、特開2003-188818 に示されるように、一番劣悪なチャネル品質情報に基づいた送信電力制御方法(例えば、特許文献1参照)が考えられている。
しかしながら、この送信電力制御方法では、その移動局に応じた送信電力の制御が行われるため、常にセル端まで届く送信電力が必要になる可能性が高い。そのため、上記の送信電力制御方法では、自セル内及び他セル内での干渉増加を引き起こし、システム容量低下の要因となることが懸念されている。
特開2003−188818号公報
しかしながら、上述した従来の送信電力制御方法では、無線基地局から複数の移動局に対して共通チャネルを使用したマルチメディア通信を行う場合、セル端に存在する移動局に良好な受信品質を保証するためには、無線基地局において大きな送信電力が必要となり、自セル内及び他セル内の干渉が増大し、システム容量の低下につながるという問題がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、移動局による無線状態報告の送信タイミングを自律的に調整することができ、上り無線回線使用量の増加を抑止することができる移動体通信システム、無線基地局、移動局及びそれらに用いる送信電力制御方法を提供することにある。
本発明による移動体通信システムは、無線基地局が、共通チャネルでサービスを受信している複数の移動局に対して送信電力制御を行う移動体通信システムであって、
前記移動局が前記無線基地局に対して無線状態報告を行う際にその報告頻度を決定するためにタイマ関数を使用し
前記タイマ関数は、前記無線基地局から周期的に送信される制御情報と前記移動局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい移動局に短いタイマを使用させ、前記目標受信品質と前記測定した受信品質とが略等しい移動局に長いタイマを使用させるように定義している。
本発明による無線基地局は、共通チャネルでサービスを受信している複数の移動局に対して送信電力制御を行う無線基地局であって、
前記移動局からの無線状態報告を基に前記送信電力制御を行う手段を備え、
前記無線状態報告が、その報告頻度を決定するためのタイマ関数を使用して行われ
前記タイマ関数は、前記無線基地局から周期的に送信される制御情報と前記移動局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい移動局に短いタイマを使用させ、前記目標受信品質と前記測定した受信品質とが略等しい移動局に長いタイマを使用させるように定義されている。
本発明による移動局は、共通チャネルでサービスを受信する際の送信電力制御が無線基地局にて行われる移動局であって、
前記無線基地局への無線状態報告の報告頻度を決定するためにタイマ関数を使用して当該無線状態報告を送出する手段を備え
前記タイマ関数は、前記無線基地局から周期的に送信される制御情報と自局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい時に短いタイマを使用し、前記目標受信品質と前記測定した受信品質とが略等しい時に長いタイマを使用するように定義されている。
本発明による送信電力制御方法は、無線基地局が、共通チャネルでサービスを受信している複数の移動局に対して送信電力制御を行う送信電力制御方法であって、
前記移動局側に、前記無線基地局に対して無線状態報告を行う際にその報告頻度を決定するためにタイマ関数を使用して当該無線状態報告を行うステップを備え
前記タイマ関数は、前記無線基地局から周期的に送信される制御情報と前記移動局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい移動局に短いタイマを使用させ、前記目標受信品質と前記測定した受信品質とが略等しい移動局に長いタイマを使用させるように定義している。
すなわち、本発明の移動体通信システムは、各移動局が無線基地局に対して無線状態報告を行う際に、その報告頻度を決定するためにタイマ関数を使用している。このタイマ関数は、無線基地局から周期的に送信される制御情報と各移動局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい移動局に短いタイマを、目標受信品質と測定した受信品質がほぼ等しい移動局に長いタイマをそれぞれ使用させるようにタイマ関数を定義する。但し、目標受信品質よりも良い品質で受信している移動局は、悪い品質で受信している移動局よりも長いタイマを使用するように設定する。
これによって、本発明の移動体通信システムでは、移動局から無線基地局に対して無線状態報告を送信する頻度が下がり、上り無線回線使用量が減少する。また、無線基地局における送信電力制御には、サービスを受信するすべての移動局の無線状態に重み付けされた結果が反映されるので、無線基地局における送信電力に対して、一定割合の移動局が目標受信品質を満たす水準となるように制御が行われる。
つまり、本発明の移動体通信システムは、サービスを受信するすべての移動局に対して受信品質を保証するのではなく、サービスを受ける移動局群に対して一定水準のサービスを提供するものである。ここで、本発明の移動体通信システムでは、複数の移動局で1つの無線チャネルを共有する場合に使用することが可能となる。
上記のように、本発明の移動体通信システムでは、無線基地局から共通チャネルでサービスを受信している複数の移動局に対して、無線基地局において送信電力制御を行い、無線システムにおける干渉を減少させ、システム容量増大させている。
したがって、本発明の移動体通信システムでは、1つの無線チャネルを共有する各移動局が、周期的に無線基地局から送信される制御情報と測定された受信品質を変数として使用するタイマ関数を用いて送信頻度を調節するため、移動局による無線状態報告の送信タイミングを自律的に調整することが可能となり、上り無線回線使用量の増加が抑止可能となる。
また、本発明の移動体通信システムでは、無線基地局における送信電力を、移動局から送信される無線状態報告を用いて、サービスを受信しているすべての移動局の無線状態に応じた重み付けによって調整しているため、無線基地局における送信電力を、セル内のサービスを受信する複数の移動局のうちの一定割合の移動局において目標受信品質を満たす水準に自律的に調整し、送信電力を低く抑えることが可能となる。
さらに、本発明の移動体通信システムでは、各移動局が使用するタイマ関数のパラメータを変更することによって送信頻度を調整可能となるため、サービス事業者の方針に応じて、セル内の目標受信品質を満たす移動局の割合を調整することが可能となる。
さらにまた、本発明の移動体通信システムでは、各移動局より送信される無線状態報告に含まれるBLER(BLock Error Rate:ブロック誤り率)のうち、最も劣悪な値を参照することで、周期的に目標受信品質を変更することが可能となるため、セル内の移動局におけるBLERが一定水準となるように制御可能となる。目標受信電力が上がると、送信電力も上がり、結果としてBLERは低下する。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、移動局による無線状態報告の送信タイミングを自律的に調整することができ、上り無線回線使用量の増加を抑止することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による移動体通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による移動体通信システムは無線基地局1−1〜1−3と、無線回線制御装置3と、移動局2−1,2−2とから構成され、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)等の符号分割多重方式を利用したシステムの無線アクセスネットワークを構成している。
この無線アクセスネットワークを構成する無線基地局1−1〜1−3、無線回線制御装置2、移動局2−1,2−2はブロードキャストもしくはマルチキャストによるマルチメディア通信を行うことができる。無線回線制御装置3は無線資源の管理を行い、複数の無線基地局1−1〜1−3を制御する。無線基地局1−1〜1−3は無線を使用することによって移動局2−1,2−2との通信を行う。
図2は本発明の一実施例による移動体通信システムの動作を示すシーケンスチャートであり、図3は図1の無線基地局1−1〜1−3の動作を示すフローチャートであり、図4は図1の移動局2−1,2−2の動作を示すフローチャートである。これら図1〜図4を参照して本発明の一実施例による移動体通信システムの動作について説明する。
無線回線制御装置3は図示せぬセル内の特定のマルチメディアサービスを受信する移動局の数に関する情報を無線基地局1−1〜1−3に周期的に通知し(図2のa1)、無線基地局1−1〜1−3は受取った移動局の数に関する情報と目標受信品質を表す情報とを周期的にセル内の特定のマルチメディア通信中の移動局2−1,2−2に通知する(図2のa2、図3ステップS1,S2)。
移動局2−1,2−2では受信した制御情報と各移動局2−1,2−2で測定した受信品質を変数に持つタイマ関数を使用してタイマを設定する(図2のa3、図4ステップS11,S12)。
ここで、各移動局2−1,2−2は目標受信品質に近い品質で通信を行っていれば長いタイマを使用し、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きければ短いタイマを使用するようにタイマ関数を定義する(図4ステップS13〜S15)。但し、目標受信品質よりも良い品質で受信している移動局は、悪い品質で受信している移動局よりも長いタイマを使用するように設定する。尚、タイマの長さに関しては、上限と下限とが設けられて制御されている。
各移動局2−1,2−2はタイマが切れた時に(タイマ値=0)(図4ステップS16)、その直前に受信した無線フレームに対して、無線基地局1−1〜1−3に無線状態報告を送信する(図4ステップS17)。無線状態報告には、受信品質が目標受信品質よりも良い場合にはPower down(以下、Pdownとする)、悪い場合にはPower up(以下、Pupとする)と、これに加えてBLER(BLock Error Rate:ブロック誤り率)も含まれる。
無線基地局1−1〜1−3は一定時間のウインドウを持ち、そのウインドウの時間内のPdownの受信回数とPupの受信回数とを比較し(図2のa6、図3ステップS5,S6)、その比較結果に応じて各移動局2−1,2−2への送信電力制御を行う(図2のa7)。
すなわち、無線基地局1−1〜1−3は一定時間のウインドウ時間内にPdownの受信回数がPupの受信回数よりも多かった場合に送信電力を減少させ(図3ステップS6,S7)、Pdownの受信回数とPupの受信回数とが等しい場合に何も行わず、Pupの受信回数がPdownの受信回数よりも多かった場合に送信電力を増加させる(図3ステップS6,S8)。
但し、無線基地局1−1〜1−3においては上記の送信電力制御で送信電力の増加幅が減少幅よりも大きくなるように設定し、緩やかに送信電力を減少させている。また、無線基地局の送信電力には上限と下限とが設定され、送信電力がその範囲内に収まるよう制御されている。
移動局2−1,2−2は無線基地局1−1〜1−3から再び制御情報の通知を受けた時(図2のa8、図4ステップS11)、ステップS12にてタイマ関数を用いてタイマの再計算を行い、タイマを起動し直す。
無線基地局1−1〜1−3においては、送信電力の変更を行うよりも十分長い周期で、目標受信品質を更新する(図2のa9、図3ステップS9,S10)。ここで、無線基地局1−1〜1−3は移動局2−1,2−2から受信したBLERのうち、最も劣悪なBLERを記録し(図3ステップS3,S4)、目標受信品質の更新に際し、記録されたBLERによって目標値を上げるか、下げるかの判断を行う(図3ステップS10)。
無線基地局から複数の移動局に対して共通チャネルを使用したマルチメディア通信を行う場合、セル端に存在する移動局に良好な受信品質を保証するためには、無線基地局において大きな送信電力が必要となり、自セル内及び他セル内の干渉が増大し、システム容量の低下につながるという問題がある。
本実施例では、1つの無線チャネルを共有する各移動局2−1,2−2が周期的に無線基地局1−1〜1−3から送信される制御情報と測定された受信品質とを変数として使用するタイマ関数を用いて送信頻度を調節するため、移動局2−1,2−2が無線状態報告を送信するタイミングを自律的に調整することができ、上り無線回線使用量の増加を抑止することができる。
また、本実施例では、無線基地局1−1〜1−3における送信電力を、移動局2−1,2−2から送信される無線状態報告を用いて、サービスを受信しているすべての移動局の無線状態に応じた重み付けによって調整しているため、無線基地局1−1〜1−3における送信電力が、セル内のサービスを受信する複数の移動局のうちの一定割合の移動局において目標受信品質を満たす水準に自律的に調整することができ、送信電力を低く抑えることができる。
さらに、本実施例では、各移動局2−1,2−2が使用するタイマ関数のパラメータを変更することによって送信頻度を調整できるため第3 の効果は、サービス事業者の方針に応じて、セル内の目標受信品質を満たす移動局の割合を調整することができることである。
さらにまた、本実施例では、各移動局2−1,2−2から送信される無線状態報告に含まれるBLERのうち、最も劣悪な値を参照することで、周期的に目標受信品質を変更することができるため、セル内の移動局におけるBLERを一定水準となるように制御することができる。目標受信電力が上がると、送信電力も上がり、結果としてBLERは低下する。
図5は本発明の一実施例による受信品質とタイマの大きさの関係を示す図であり、図6は本発明の一実施例による送信電力制御の方法を示す図であり、図7は本発明の一実施例においてノード間で送受信されるパラメータを示す図であり、図8は本発明の一実施例による送信電力制御の実施周期を示す図であり、図9は本発明の一実施例におけるパラメータ変更が移動局の受信品質に与える影響を示す図である。これら図5〜図9を参照して、本発明の一実施例によるW−CDMA方式を使用するセルラ移動体通信システムにおいて、共通チャネルを使用したマルチメディアサービスにおける送信電力制御を行うアルゴリズムの例について説明する。
ブロードキャストやマルチキャストサービスを提供するMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)において、サービスを受ける移動局2−1,2−2の情報は無線回線制御装置3によるMBMS contextによって管理されている。
本実施例では無線回線制御装置3が各サービスを受信しているconnected modeにある移動局数Mを周期τで無線基地局1−1〜1−3に通知し、無線基地局1−1〜1−3は移動局数Mと移動局2−1,2−2における目標受信品質を示すパラメータvT とをサービス受信中の移動局2−1,2−2に通知する。
移動局2−1,2−2では、無線基地局1−1〜1−3から通知を受けたタイミングでタイマTを起動する。各移動局2−1,2−2はタイマTの大きさを測定値vと、使用するアプリケーションのフレーム送出間隔Iと、タイマの上限値を決定する定数Nと、定数α,βとを使用して、
Figure 0004438493
・・・(1)
という式によってタイマTを求める。
この時、タイマTの大きさはMI<T≦NIとなる。ここで使用される受信品質を表す測定値vとして、SIR(Signal−to−Interference power Ratio:信号電力対干渉電力比)やEc/No(希望波1チップあたりのエネルギ対帯域内受信電力密度比)等の使用が考えられる。
目標受信品質よりも良い品質で受信している移動局では定数α=a、悪い品質で受信している移動局では定数α=bとし、目標受信品質と比較して品質が良いか悪いかを判断し、タイマTの大きさを決定する。ここで、a<bとする。上記の(1)式による受信品質とタイマTの大きさとの関係を図5に示す。
これによって、本実施例では、測定値vと目標値vT との乖離が大きい、受信品質の悪い移動局ほど短いタイマを使用するため、無線基地局1−1〜1−3に対して無線状態報告を行う頻度が上昇する。各移動局2−1,2−2はタイマが切れる直前に受信したフレームのみに対し、無線状態報告を行う。
この報告には、各移動局2−1,2−2におけるBLERと、受信品質が目標受信品質よりも良い場合に報告されるPdownと、悪い場合に報告されるPupとが含まれている。すなわち、データを受信していなかった移動局はPupを使用することになる。
本実施例では、送信電力制御を行うため、無線基地局1−1〜1−3はウインドウtw を持ち、ウインドウtw の間に受信したPupの数とPdownの数とを比較し、Pdownの数が多かった場合に送信電力をΔdownだけ下げ、Pupの数とPdownの数とが等しかった場合に送信電力を変更せず、Pupの数がPdownの数より多かった場合に送信電力をΔupだけ上げる。
但し、セル内の受信品質の急激な劣化を避けるため、Δdown<Δupとする。ここで、無線基地局1−1〜1−3における送信電力に上限Wsup と下限Winf とを設定し、送信電力の制御はその範囲内に収まるように行われる。図6に送信電力制御の方法を示す。
図6に示す送信電力制御の方法では、各移動局2−1,2−2が周期τで受信するパラメータMと目標値vT とを利用して任意の大きさのタイマを起動し、タイマが切れた時にのみ無線状態報告を送信するため、無線基地局1−1〜1−3は送信フレームに対する移動局2−1,2−2からの無線状態報告を受信しない場合もある。
無線基地局1−1〜1−3では、時間τの間に移動局2−1,2−2から受信したBLERのうち、もっとも大きい値、すなわち最も品質の劣悪な値を記録し、このBLERの値からセル内において適切な送信電力制御がなされているかを判断する。無線基地局1−1〜1−3において目標値vT の変更を行う周期τは、送信電力を変更する周期tw よりも十分長く設定する。
本実施例では、目標値vT を変更することで、移動局2−1,2−2が使用するタイマの大きさとPupかPdownかを決定する基準値が変化する。この結果、移動局2−1,2−2から無線基地局1−1〜1−3に対して送信されるPupとPdownとの割合が変化するため、無線基地局1−1〜1−3における送信電力制御に調整が加えられることになる。図7にノード間で送受信されるパラメータを示す。
このように、本実施例においては、無線基地局1−1〜1−3において送信電力制御を実施するにあたり、頻繁に行われる送信電力の変更と、それよりも長い周期で行われる目標受信品質の更新とを行っている。図8に送信電力制御の実施周期を示す。図8では制御が行われる周期の長さを、面積の大きさを用いて表している。
ここで、移動局2−1,2−2は制御チャネルによって無線基地局1−1〜1−3からのパラメータ通知を受信した時、タイマ値の再計算を行い、タイマを再起動するため、定数Nと周期τの設定によっては、測定値vが目標値vT に近い移動局は無線状態報告を返さないように設定することができる。上記のように設定することで、上り無線回線使用量を低減することができる。
本発明におけるパラメータ変更が移動局2−1,2−2の受信品質に与える影響を図9に示す。図9において、横軸はSIRやEc/No等のRSSI(Received Signal Strength Indicator)によって表される受信品質vを示し、縦軸はBLERを示し、垂直軸は移動局数Mを示している。
ここで、RSSIが上がると、BLERが大幅に改善することが知られており、受信品質vとBLERとが対数を用いて表される場合、その関係はほぼ直線となる。また、移動局2−1,2−2がセル内に一様に分布しているものとすると、無線基地局1−1〜1−3からの距離が大きくなるにつれ、急激に受信品質が劣化することから、受信品質vと移動局数Mとの関係は、受信品質が良いところでは移動局数が少なくなると考えられる。
本実施例では、タイマ関数に使用されるa,bとβの値とを変更することで、目標受信品質vT 及びvT ’を中心として、(1)に示すように、移動局比率を変更することができる。これによって、本実施例では、目標受信品質以上の品質でサービスを受信する移動局の割合を調整することができる。
次に、無線基地局1−1〜1−3において、移動局2−1,2−2からの無線状態報告に含まれるBLERのうち、もっとも劣悪な値からセル内のサービス品質を推定し、目標受信品質をvT からvT ’へと水準を上げることによって、無線基地局1−1〜1−3における送信電力が上昇し、(2)に示すようにセル内でサービスを受信する移動局のBLERを下げることができると考えられる。
本発明の一実施例による移動体通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例による移動体通信システムの動作を示すシーケンスチャートである。 図1の無線基地局の動作を示すフローチャートである。 図1の移動局の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による受信品質とタイマの大きさの関係を示す図である。 本発明の一実施例による送信電力制御の方法を示す図である。 本発明の一実施例においてノード間で送受信されるパラメータを示す図である。 本発明の一実施例による送信電力制御の実施周期を示す図である。 本発明の一実施例におけるパラメータ変更が移動局の受信品質に与える影響を示す図である。
符号の説明
1,1−1〜1−3 無線基地局
2,2−1,2−2 移動局
3 無線回線制御装置

Claims (14)

  1. 無線基地局が、共通チャネルでサービスを受信している複数の移動局に対して送信電力制御を行う移動体通信システムであって、
    前記移動局が前記無線基地局に対して無線状態報告を行う際にその報告頻度を決定するためにタイマ関数を使用し、
    前記タイマ関数は、前記無線基地局から周期的に送信される制御情報と前記移動局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい移動局に短いタイマを使用させ、前記目標受信品質と前記測定した受信品質とが略等しい移動局に長いタイマを使用させるように定義することを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記目標受信品質よりも良い品質で受信している移動局が悪い品質で受信している移動局よりも長いタイマを使用するように設定することを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 前記無線基地局は、前記サービスを受信するすべての移動局の無線状態に応じて重み付けされた送信電力制御を行い、一定割合の移動局が前記目標受信品質を満たす水準となるように制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動体通信システム。
  4. 前記無線基地局は、前記移動局より送信される無線状態報告に含まれるBLER(BLock Error Rate)のうちの最も劣悪な値を参照して周期的に前記目標受信品質を変更することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の移動体通信システム。
  5. 共通チャネルでサービスを受信している複数の移動局に対して送信電力制御を行う無線基地局であって、
    前記移動局からの無線状態報告を基に前記送信電力制御を行う手段を有し、
    前記無線状態報告が、その報告頻度を決定するためのタイマ関数を使用して行われ、
    前記タイマ関数は、前記無線基地局から周期的に送信される制御情報と前記移動局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい移動局に短いタイマを使用させ、前記目標受信品質と前記測定した受信品質とが略等しい移動局に長いタイマを使用させるように定義されていることを特徴とする無線基地局。
  6. 前記目標受信品質よりも良い品質で受信している移動局が悪い品質で受信している移動局よりも長いタイマを使用するように設定されることを特徴とする請求項5記載の無線基地局。
  7. 前記サービスを受信するすべての移動局の無線状態に応じて重み付けされた送信電力制御を行い、一定割合の移動局が前記目標受信品質を満たす水準となるように制御することを特徴とする請求項5または請求項6記載の無線基地局。
  8. 前記移動局より送信される無線状態報告に含まれるBLER(BLock Error Rate)のうちの最も劣悪な値を参照して周期的に前記目標受信品質を変更することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか記載の無線基地局。
  9. 共通チャネルでサービスを受信する際の送信電力制御が無線基地局にて行われる移動局であって、
    前記無線基地局への無線状態報告の報告頻度を決定するためにタイマ関数を使用して当該無線状態報告を送出する手段を有し、
    前記タイマ関数は、前記無線基地局から周期的に送信される制御情報と自局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい時に短いタイマを使用し、前記目標受信品質と前記測定した受信品質とが略等しい時に長いタイマを使用するように定義されることを特徴とする移動局。
  10. 前記目標受信品質よりも良い品質で受信している時に悪い品質で受信している時よりも長いタイマを使用することを特徴とする請求項9記載の移動局。
  11. 無線基地局が、共通チャネルでサービスを受信している複数の移動局に対して送信電力制御を行う送信電力制御方法であって、
    前記移動局側に、前記無線基地局に対して無線状態報告を行う際にその報告頻度を決定するためにタイマ関数を使用して当該無線状態報告を行うステップを有し、
    前記タイマ関数は、前記無線基地局から周期的に送信される制御情報と前記移動局で測定した受信品質とを変数として持ち、目標受信品質と測定した受信品質との乖離が大きい移動局に短いタイマを使用させ、前記目標受信品質と前記測定した受信品質とが略等しい移動局に長いタイマを使用させるように定義することを特徴とする送信電力制御方法。
  12. 前記目標受信品質よりも良い品質で受信している移動局が悪い品質で受信している移動局よりも長いタイマを使用するように設定することを特徴とする請求項11記載の送信電力制御方法。
  13. 前記無線基地局が、前記サービスを受信するすべての移動局の無線状態に応じて重み付けされた送信電力制御を行い、一定割合の移動局が前記目標受信品質を満たす水準となるように制御することを特徴とする請求項11または請求項12記載の送信電力制御方法。
  14. 前記無線基地局が、前記移動局より送信される無線状態報告に含まれるBLER(BLock Error Rate)のうちの最も劣悪な値を参照して周期的に前記目標受信品質を変更することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか記載の送信電力制御方法。
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