JP4438362B2 - 直流モータ - Google Patents

直流モータ Download PDF

Info

Publication number
JP4438362B2
JP4438362B2 JP2003324824A JP2003324824A JP4438362B2 JP 4438362 B2 JP4438362 B2 JP 4438362B2 JP 2003324824 A JP2003324824 A JP 2003324824A JP 2003324824 A JP2003324824 A JP 2003324824A JP 4438362 B2 JP4438362 B2 JP 4438362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
motor
brush
armature
disposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003324824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005094924A (ja
Inventor
治男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2003324824A priority Critical patent/JP4438362B2/ja
Priority to DE102004064289.3A priority patent/DE102004064289B3/de
Priority to DE102004036967A priority patent/DE102004036967A1/de
Publication of JP2005094924A publication Critical patent/JP2005094924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4438362B2 publication Critical patent/JP4438362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、直流電流により駆動される直流ブラシモータに係わり、より詳しくは車両に搭載されアンチ・スキッド・ブレーキシステムやトラクション・システムの駆動源として好適な小型薄型の直流モータであり、かつノイズ消去素子を備えたモータに関するものである。
従来のこの種の直流モータとして、特開2001-8414(特許文献1)に記載のものが公知となっている。
従来より、直流モータにはノイズを消去するためのコンデンサが配設され、ノイズ消去素子としてのコンデンサは、モータの端子に直接接続されたり、モータ端子とノイズ消去素子が配設された基板とをハーネスを介して接続される構成であった。
特許文献1には、エンドフレーム内に配設されたブラシホルダ上の外周面上にノイズ消去素子が配設される構成が示されている。
特開2001-8414号公報(図3参照)
しかしながら、前記した従来タイプ、あるいは特許文献1に示された直流モータの構成では、ノイズ消去素子がモータ本体外に配設される構造であり、他の構成部品や直流モータが駆動する被駆動部の構成部品との干渉するおそれがあった。さらに、ノイズ消去素子を外部に配設することでモータ本体の実効的な大きさが増してしまうという課題も抱えていた。
本発明は、直流モータにおいて、ノイズ消去素子が他の構成部品とは干渉せず、さらに小型が可能な新規な構造を有する直流モータを提供することを技術的課題としたものである。
上記課題を解決するために本発明において講じた技術的手段は、請求項1に記載された如く、一端に開口部を有する有底のハウジングと、ハウジング内に間隔をおいて固定される複数の固定子と、固定子に径方向に対向してハウジング内で回転自在な電機子と、電機子の回転を出力するシャフトと、ハウジングの開口部に配され電機子の整流子に摺動可能なブラシを保持するブラシホルダと、ブラシに電気的に接続されると共に複数の固定子の間とハウジングの内壁面で画成される空間内に配設されるノイズ消去素子とを備えてなる直流モータとしたことである。
請求項1に記載の発明によれば、ノイズ消去素子が直流モータのハウジング内に収容することができるため、他の構成要素(構成部品)との干渉や被駆動部分の構造に一切影響を及ぼすことなく設計の自由度を高めることができるようになった。特に、被駆動部分の構造構成に対し、直流モータ側の構成が影響を及ぼすことが無くなるということは直流モータの汎用性を高めることができるという効果を奏するものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態につき、直流モータを一例として第1図及び図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、直流モータ1(直流ブラシモータ)のハウジング2はその一端に開口部2aを有し、他方は有底部2b(有底)を有している。ハウジング2は金属板材を成形して成り、直流モータ1の磁気回路を構成する際のヨークとしても機能する。開口部2aを覆うように、エンドプレートとなるブラシホルダ3が配設されている。有底部2bには開口部2aに向かって起立する折曲部2cがプレス等により成形され、直流モータ1の出力軸であるシャフト4を回転自在に軸支する軸受5(第1軸受を形成)が配設されている。折曲部2cはハウジング2をプレス成形することにより形成しているが、ハウジング2に軸受部材を直接固定して軸受5を軸支することも可能である。
ブラシホルダ3は樹脂から成り、ハウジング2の開口と同一の外形状である。ブラシホルダ3の中央部3aにはシャフト4を軸支する軸受7(第2軸受を形成)が配設されている。軸受7はインナレース7a、ボールベアリング7b、アウタレース7cおよびメカニカルシール7dから構成されている。本実施例では軸受5、7としてボールベアリングを使用した例を説明したが、ボールベアリングに限定されるものではなく、インナ、アウタレースを有する軸受構造であれば軸受構造を問うものではない。
ハウジング2の内部空間には固定子として機能する複数の磁石6が周壁面2dに沿って固定され、磁石6の軸方向の長さはハウジング2の軸方向の内寸法と略同一の長さに設定されている。本実施例ではハウジング2内には4つの磁石6が配設されており、2つの固定子とハウジング2の周壁面2dで画成された空間Sが形成されている。そして、この空間S内には、後述するブラシ12に電気的に接続されるノイズ消去素子として機能するコンデンサCが配設されている。
ブラシホルダ3はハウジング2に嵌合し直流モータ1の内部空間1aを画成している。磁石6に取り囲まれたハウジング2内の空間には電機子8がシャフト4と共に一体回転可能に軸受5,7によって軸受されている。電機子8はコア9(可動子)と電機子コイル10から構成されている。本実施例ではコア9は積層鉄板で形成されているが、軟磁性粉末の成形体で形成することも可能である。シャフト4に固定される電機子8のブラシホルダ3に対向する面であり、かつその略中央部、即ち電機子8の軸心周りには凹部8aが形成されている。この凹部8aの内壁面には電機子コイル10に電気的に接続された整流子11が配設されている。また、整流子11に対向し、かつ整流子11に対して摺動自在にブラシ12が凹部8a内に配設されている。従って、整流子11およびブラシ12は磁石6および電機子8の軸方向の長さ内に位置している。
本実施例ではブラシ12はブラシホルダ3の電機子8の凹部8a内に伸張するフランジ3cに保持されており、フランジ3cには整流子11に対向するようにブラシ12を収容固定可能なブラシ保持孔3dが形成されている。
直流モータ1のシャフト4には被駆動部、例えばアンチ・スキッド・ブレーキシステムやトラクション・システムの駆動機構20に駆動的に結合しており、ハウジング2の開口部に形成された取付フランジ2e、ブラシホルダ3は被駆動部のハウジング本体21に直接接触する形で固定されている。
ブラシホルダ3のフランジ3c上に配設された軸受7のアウタレース7cの外周面上には、凹溝7eが形成され、ブラシホルダ3に軸受7が組み付けられた後にこの凹溝7eにファスナ13が嵌着され軸受7を固定するように機能している。ファスナ13は、ブラシホルダ3と被駆動部のハウジング本体21の間にて挟持されている。本実施例ではファスナ13としてCリングを用いているが、軸受7のアウタレース7cが固定されるものであれば、その他の手段を適宜使用することができる。
図2は図1の直流モータにてブラシホルダ3、軸受7、駆動機構20を取り除いた平面図を示している。電機子8の凹部8内には一対のブラシ12が配設され、両ブラシ12はスプリングSPによって図1で説明した整流子11にの方向に押圧付勢されている。両ブラシ12には給電部を構成するターミナルTMの一方が電気的に接続され、ターミナルTMの他方は外部からの電源に接続されている。各ターミナルTMは本実施例の場合、ブラシ12から2つ磁石6の間の空間Sに向かって伸び、ターミナルTMのハウジング2への固定部分TMFを有し、両固定部分TMFにはコンデンサCが接続されている。前述した通り、コンデンサCは2つの磁石6とハウジング2の周壁面2dで形成される空間S内に配設されている。なお、コンデンサCは周壁面2dに固定することにより、直流ブラシモータ1が受ける振動によるターミナルTMからの剥離脱落を防止することも可能である。
3は他の形態を示し、第1の実施形態と同一部分については、原則的に同一番号及び符号を付して説明する。
図3に示すように、直流モータ1のハウジング2はその一端に開口部2aを有し、他方にも開口部2bを有している。ハウジング2は金属板材を成形して成り、直流モータ1の磁気回路を構成する際のヨークとしても機能する。開口部2aを覆うように、エンドプレートとなる金属製(本実施例では鉄製)のエンドプレート50が配設されている。開口部2bには、略凹形状を呈する樹脂製のブラシホルダ3が開口部2bを覆うように配設されている。
ハウジング2の内部空間には固定子として機能する複数の磁石6が周壁面2dに沿って固定され、磁石6の軸方向の長さはハウジング2の軸方向の内寸法と略同一の長さに設定されている。本実施例ではハウジング2内には4つの磁石6が配設されている。
磁石6に取り囲まれたハウジング2内の空間には電機子8(回転子)がシャフト4と共に一体回転可能に軸受7によって軸受されている。電機子8はコア9(可動子)と電機子コイル10から構成されている。コア9は積層鉄板で形成するか、あるいは軟磁性粉末の成形体で形成することも可能である。コア9、シャフト4、および後述するブラシ12と摺接する整流子11は一体的に樹脂モールドされている。シャフト4との間の接合強度が実用強度になるように、シャフト4の表面にはセレーションか形成されている。電機子8の中心部分には凹部51が形成され、この凹部51内に前出のブラシホルダ3が収容されている。
ブラシホルダ3の中央部分にはブラシ12が配設され、ブラシ12は縮設されたコイルスプリング52によって整流子11に摺接するように押圧付勢されている。また、ブラシホルダ3内に配設されたコイルスプリング52を固定し、かつブラシホルダ3の開口を閉塞するスプリングホルダ53が配設されている。スプリングホルダ53はブラシ12を付勢するコイルスプリング52を固定するためのフランジ53aを備えている。さらに、スプリングホルダ53をハウジング2に固定するためのハウジングの一部を構成するカバーケース54がハウジング2の外周端部に嵌合しており、カバーケース54はスプリングホルダ53とブラシホルダ3をハウジング2に固定するように機能する。
ブラシホルダ3はハウジング2の開口部2bを閉塞するようにフランジ3aを有しており、フランジ3aのカバーケース54と対向す面の一部には凹溝3bが形成されている。この凹溝3b内にはブラシ12に電気的に接続される雑音除去用として機能するコンデンサCが配設されている。コンデンサCは、スプリングホルダ53の延長部分53bによってブラシホルダ3に押圧されている。スプリングホルダ53の延長部分53bも最外郭に位置するカバーケース54によって位置決めされているため、コンデンサCはブラシホルダ3に形成された凹溝3b内に固定されている。
図4は図3の直流モータ1にてカバーケース54、スプリングホルダ53を取り除いた平面図を示している。ブラシホルダ3に形成した凹溝3b内にはノイズ消去素子として機能するコンデンサCが配設されている。
コンデンサCはブラシ12とターミナルTMを導通結線するワイヤWの一部に電気的に接合されている。
以上の通り、第1実施例及び他の形態を説明したが、本発明の請求項に記載した発明の主旨を変更しない限りにおいて、その構造は適宜変更可能であることは言うまでもない。
本発明の直流モータの第1実施例を示す断面図である。 本発明の直流モータの第1実施例による内部構造を示す平面図である。 流モータの他の形態を示す断面図である。 流モータの他の形態による内部構造を示す平面図である。
2 ハウジング
6 固定子
8 電機子
4 シャフト
3 ブラシホルダ
空間
C ノイズ消去素子

Claims (1)

  1. 一端に開口部を有する有底のハウジングと、
    該ハウジング内に間隔をおいて固定される複数の固定子と、
    前記固定子に径方向に対向して前記ハウジング内で回転自在な電機子と、
    該電機子の回転を出力するシャフトと、
    前記ハウジングの開口部に配され前記電機子の整流子に摺動可能なブラシを保持するブラシホルダと、
    前記ブラシに電気的に接続されると共に前記複数の固定子の間と前記ハウジングの内壁面で画成される空間内に配設されるノイズ消去素子とを備えてなる直流モータ。
JP2003324824A 2003-07-31 2003-09-17 直流モータ Expired - Fee Related JP4438362B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003324824A JP4438362B2 (ja) 2003-09-17 2003-09-17 直流モータ
DE102004064289.3A DE102004064289B3 (de) 2003-07-31 2004-07-30 Gleichstrommotor
DE102004036967A DE102004036967A1 (de) 2003-07-31 2004-07-30 Gleichstrommotor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003324824A JP4438362B2 (ja) 2003-09-17 2003-09-17 直流モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005094924A JP2005094924A (ja) 2005-04-07
JP4438362B2 true JP4438362B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=34455470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003324824A Expired - Fee Related JP4438362B2 (ja) 2003-07-31 2003-09-17 直流モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4438362B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321570A (ja) 2006-05-30 2007-12-13 Denso Corp 燃料ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005094924A (ja) 2005-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5044217B2 (ja) 回転電機のマグネット固定構造
JP5030794B2 (ja) 回転電機
JP4250823B2 (ja) 直流ブラシモータ
JP3881126B2 (ja) モータ
US7973448B2 (en) Brush holder and method for manufacturing brush holder
US20080007136A1 (en) Rotating electric machine having improved arrangement of brush holder for effectively dissipating heat generated by brush
JP2020048267A (ja) 電動モータおよび電動モータの製造方法
JP2003061293A (ja) ポンプ作動用モータ
JP4438362B2 (ja) 直流モータ
JPH08223885A (ja) ディスク駆動用モータ
JP7330011B2 (ja) ロータ、モータ及びブラシレスワイパーモータ
JP5953143B2 (ja) 直流電動機の製造方法
JP7330010B2 (ja) ロータ、モータ及びブラシレスワイパーモータ
JP4474865B2 (ja) 直流モータ
JP4549225B2 (ja) アクチュエータ用モータ
JP3752454B2 (ja) モータ
JP6816546B2 (ja) モータおよびモータの製造方法
JP2007124828A (ja) 回転電機
JP3011597B2 (ja) アウターロータ型ブラシレスdcモータ
JPH07163117A (ja) アウターロータ型ブラシレスdcモータ
JP2582035Y2 (ja) 分割組立型モータ
WO2021090577A1 (ja) 電動アクチュエータ
JP2660337B2 (ja) 整流子モーター
JP4030991B2 (ja) 振動モータ
JP2676830B2 (ja) 防水型永久磁石モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091228

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees