JP4436216B2 - 金属薄板のプレス成形方法 - Google Patents

金属薄板のプレス成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4436216B2
JP4436216B2 JP2004250956A JP2004250956A JP4436216B2 JP 4436216 B2 JP4436216 B2 JP 4436216B2 JP 2004250956 A JP2004250956 A JP 2004250956A JP 2004250956 A JP2004250956 A JP 2004250956A JP 4436216 B2 JP4436216 B2 JP 4436216B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
metal sheet
speed
molding
sec
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004250956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006061980A (ja
Inventor
幸久 栗山
卓也 桑山
規之 鈴木
亨 吉田
栄志 磯貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2004250956A priority Critical patent/JP4436216B2/ja
Publication of JP2006061980A publication Critical patent/JP2006061980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4436216B2 publication Critical patent/JP4436216B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

本発明は鋼板、ステンレス、アルミ、チタン等の金属薄板のプレス成形方法に係わり、特にプレス加工時のしわ押さえ力および速度を調節する成形方法に関する。
プレス成形において、しわ押さえ力を変化させる成形方法に関しては種々の発明が開示されており、例えば特許文献1には、絞り成形時のしわ押さえ力を、成形初期から中期では高くしてしわ発生と成長を抑える一方、成形後期では適正な値に減圧することで割れの発生と材料の過剰な流れ込みによるしわの残留を防ぐ方法が開示されている。
また、特許文献2にはスペーサを用いて成形下死点に達するまでしわ押さえ力を作用させず割れを回避し、下死点付近でしわ押さえ力を付与して形状精度を確保する方法が開示されている。
ポンチ速度に関しては、特許文献3に決め押し加工する際に下死点付近で極めて緩やかに下降し、その後下死点付近から下死点まで急速に下降することにより、衝撃荷重を少なくする方法が開示されている。
特開平9−38728号公報 特開平10−15932号公報 特開平9−124363号公報
特許文献1〜2等にしわ押さえ力を変化させたり、制御することにより割れ・しわの発生を抑制する発明は開示されていても、しわ押さえ力を成形後期に適正な値に減圧したり、下死点付近でしわ押さえ力を付与するという制御だけで割れ・しわの抑制、形状精度の向上を行なうには限りがある。更に、ポンチ速度に関しては衝撃荷重を少なくする方法が開示されていても、割れ・しわの抑制、形状精度の向上に関する方法は示されていない。
また、ポンチが金属薄板と接触を開始する際にはショックラインと呼ばれる線状痕がつき成形品の品質の低下、更には割れの起点となることがあり、騒音の原因ともなる。
本発明は、割れ・しわ・ショックラインを抑制し、かつ、面精度・寸法精度の高いプレス成形方法を提供すること、更にプレス成形時の騒音を低減するプレス成形方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、その要旨は以下のとおりである。
(1)しわ押さえ力を付与しながら金属薄板をプレス成形する方法であって、成形開始時のしわ押さえ力を張力換算で金属薄板の抗張力(TS)の5%以上、ポンチ速度を500mm/sec以下とし、ストロークの途中でしわ押さえ力を増加すると同時にポンチ速度を下げることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
(2)しわ押さえ力を付与しながら金属薄板をプレス成形する方法であって、成形開始時のしわ押さえ力を張力換算で金属薄板の抗張力(TS)の5%以上、ポンチ速度を500mm/sec以下とし、ポンチ肩が金属薄板と接触する際にしわ押さえ力を増加すると同時にポンチ速度を下げることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
(3)ポンチが金属薄板と接触を開始する際にポンチ速度を20mm/sec以下とし、その後ポンチ速度を上げることを特徴とする(1)又は(2)記載の金属薄板のプレス成形方法。
(4)(1)において、増加した後のしわ押さえ力を張力換算で前記抗張力(TS)の50%以上とし、かつ、下げた後のポンチ速度を0.5〜50mm/secとすることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
(5)(2)において、ポンチ肩が金属材料と接触する際のしわ押さえ力を張力換算で前記抗張力(TS)の30%以上とし、ポンチ速度を0.5〜50mm/secに下げることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
(6)(1)〜(3)のいずれかの項に記載の方法のうち、何れか2以上の方法を組み合わせた方法、又は(3)〜(5)のいずれかの項に記載の方法のうち、何れか2以上の方法を組み合わせた方法からなることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
尚、本発明において、薄板とはプレス成形が可能な厚さであれば特に限定するものではないが、良好な加工性を得るためには厚さ5mm以下、更には3mm以下であることが好ましい。
本発明により、割れ・しわ・ショックラインを抑制し、かつ、面精度・寸法精度の高いプレス成形品を得ることができる。また、本発明によりプレス成形時の騒音を低減することもできる。
以下に図面を用いて詳細を説明する。
上記(1)記載のプレス成形におけるしわ押さえ力と速度の調整例を図1に示す。
従来技術ではしわ押さえ力を上げればしわは抑制されるが、しわ押さえ力を成形初期、即ち、ポンチストロークが小さい内から上げると割れが発生する。これを回避するため、従来からポンチストロークがある程度大きくなってからしわ押さえ力を上げて被加工材(金属薄板)に張力を発生させ、しわの抑制、また、形状凍結性を向上させることが行われている。しかし、ポンチストロークがある程度大きくなってからしわ押さえ力を上げるだけで十分な張力を発生させることは、しわ押さえなどの装置上困難であり、そのため別な方法で張力を更に増大させる必要がある。
これに対して、ストロークの途中でしわ押さえ力を増加させる際に併せて速度を下げることにより、摩擦係数を増大させることができるので金属薄板に付与する張力を更に上げることができる。この効果によりしわ押さえ力だけでは不十分であった張力を十分高くすることができ形状凍結性などを確保することが可能となる。このような速度を低下させるストロークは特に限定するものではないが、特に全ストロークの80%、好ましくは90%が完了した付近が望ましい。また、しわ押さえ力・ポンチ速度は図1では矩形波状に変化させているが、図上で変化部が斜めになるように変化したり、曲線的に変化しても同様の効果が得られる。
尚、成形開始時のしわ押さえ力は成形過程でフランジ部等に発生するしわを抑えるため、張力換算で金属薄板の抗張力(TS)の5%以上と規定する。一方、しわ押さえ力の上限は特に限定しないが、縦壁部での破断を抑えるため、前記抗張力(TS)の120%以下とすることが好ましい。
また、成形開始時のポンチ速度は設備上の制約のため、500mm/sec以下と規定する。一方、ポンチ速度の下限は生産性が極端に低下するのを抑えるため、0.1mm/sec以上とすることが好ましい。
上記(2)記載のプレス成形におけるしわ押さえ力と速度の調整例を図2に示す。
上記(1)に係る発明で説明したように、ストロークの途中、特に成形後期、即ち、ポンチストロークが大きくなった段階で、しわ押さえ力を上げると共にポンチ速度を下げることにより、割れ・しわを抑制して形状凍結性を向上させ寸法精度の良好な成形品を得ることができる。しかし、面精度と呼ばれるポンチ底面の形状は、ポンチストロークが大きい段階では既に成形されており、この段階でしわ押さえ力を上げたり速度を下げたりしても面精度を上げることができない。
これに対し、(2)にかかる発明ではポンチ底面の形状が転写されるポンチストロークの領域、即ち、ポンチ肩が金属薄板と接触する際にしわ押さえ力を上げ、ポンチ速度を下げることにより、面精度を向上することが可能となる。このような面精度向上には、パネルのような成形深さが浅い成形の場合、しわ押さえ力及びポンチ速度を変更するストローク領域は全ストロークの20%程度から始まり40%程度で終了するのが望ましい。深絞りでの底面形成ではパネル底面の加工が完了し縦壁が形成されるストロークに対して、上記の比率とすることが望ましい。また、しわ押さえ力及びポンチ速度は図2では矩形波状に変化させているが、図上で変化部が斜めになるように変化したり、曲線的に変化しても同様の効果が得られる。
本発明において、「ポンチ肩」とは、ポンチ底面と縦壁の境界となる稜線部を言う。
尚、成形開始時のしわ押さえ力、ポンチ速度の限定理由は前記(1)に係る発明と同様である。
上記(3)記載のプレス成形におけるしわ押さえ力と速度の調整例を図3に示す。
上記(1)に係る発明で説明したように、特に成形後期、即ち、ポンチストロークが大きくなって段階で、しわ押さえ力を上げると共にポンチ速度を下げ、かつ、前記(2)に係る発明で説明したように、ポンチ肩が金属薄板と接触する際にしわ押さえ力を上げ、ポンチ速度を下げることにより、割れ・しわを抑制して寸法精度および面制度の良好な成形品を得ることができる。しかし、ポンチが金属薄板と接触を開始する際にはショックラインがつき成形品の品質の低下、更には割れの起点となることがある。また、大きな騒音を発生する原因となる。
これに対し、(3)に係る発明ではポンチが金属薄板と接触を開始する際に、ポンチ速度V3を20mm/sec以下に下げ、その後ポンチ速度を上げることによりショックラインを抑制すると共に騒音も抑制することができる。図3において、ポンチが金属薄板と接触を開始する位置は、点線で示すポンチストロークとY座標(ポンチ速度V)の交点に相当する。
接触開始後のポンチ速度は成形性及び生産性向上のため、50mm/sec以上に上げることが好ましい。また、ポンチ速度上昇後のしわ押さえ力及びポンチ速度は図3では矩形波状に変化させているが、図上で変化部が斜めになるように変化したり、曲線的に変化しても同様の効果が得られる。
上記(4)記載のプレス成形におけるしわ押さえ力と速度の調整例を図4に示す。
これは上記(1)に係る発明のしわ押さえ力をどの程度上げ、ポンチ速度をどの程度下げれば最良の効果が得られるかを示すものである。適正なしわ押さえ力F1は板断面積で除して張力換算とした値で金属薄板の抗張力(TS)の50%以上であれば十分な効果が得られる。上限は特に定めないが、縦壁部での破断を抑えるためには前記抗張力(TS)の120%以下とすることが好ましい。
また、ポンチ速度V1は50mm/sec以下であれば効果が得られるが速度が0mm/secでは成形できないので0.5mm/sec以上とすることにより良好な結果が得られる。
上記(5)記載のプレス成形におけるしわ押さえ力と速度の調整例を図5に示す。
これは上記(2)に係る発明のポンチ底面形成のストロークにおいて、どの程度しわ押さえ力を上げ、ポンチ速度をどの程度下げれば最良の効果が得られるかを示すものである。適正なしわ押さえ力F2は板断面積で除して張力換算とした値で金属薄板の抗張力TSの30%以上であれば十分な効果が得られる。上限は特に定めないが、縦壁部での破断を抑えるためには前記抗張力(TS)の120%以下とすることが好ましい。
上記(6)記載のプレス成形におけるしわ押さえ力と速度の調整例は図2〜図5に示したとおりである。
ストロークの途中でしわ押さえ力を増加させる際に併せて速度を下げること(上記(1)、(4)に係る発明)、ポンチ肩が金属薄板と接触する際にしわ押さえ力を上げ、ポンチ速度を下げること(上記(2)、(5)に係る発明)、ポンチが金属薄板と接触を開始する際に、ポンチ速度V3を20mm/sec以下に下げること(上記(3)に係る発明)の2以上を組み合わせれば、それぞれ形状凍結性の確保、面精度の向上、ショックライン及び騒音の抑制という効果を複合した効果を得ることができる。
上述の発明を元に、本発明例として図4に示す成形方法でプレス成形を行った。
表1に用いた鋼板の特性を示す。板厚1.6mmの780MPaクラスのTRIP鋼を用いた。
Figure 0004436216
成形試験は図6に示す120mm幅、高さ110mmのハット型断面の絞り成形を行った。板幅は100mmとした。本発明例1として成形条件は図4のストローク終了手前10mmまでは張力換算で抗張力の10%のしわ押さえ力を加え、ストローク終了手前10mmからはしわ押さえ力(図4のF1)は張力換算で抗張力の80%を掛けた。ポンチ速度は成形開始時から成形速度を100mm/secとし、ストローク終了手前10mmでポンチ速度を5mm/sec(図4のV1)まで減速した。
また、比較のため比較例1としてしわ押さえ力のみ上記のように調整し、ポンチ速度は100mm/sec一定で成形した。
表2に本発明例と比較例における形状精度の比較を示す。形状精度の指標として、スプリングバックによって生ずる壁反り、角度開きを総合的に評価できる指標として図7に示すように成形幅Wを実測し、設計幅W0からのずれを幅開き率(W−W0)/W0と定義して指標とした。
Figure 0004436216
本発明例1でも比較例1でも割れ・しわはなく成形できたが、形状精度に関しては表2に示すように本発明例1では良好な形状精度が得られた。
上述の発明を元に、本発明例として図5に示す成形方法でプレス成形を行った。
表3に用いた鋼板の特性を示す。板厚0.8mmの軟鋼板を用いた。
Figure 0004436216
成形試験は図8に示すポンチ底面が曲率半径2000mm、ポンチ肩半径3mmで、500mm×500mmの角筒絞り成形を絞り深さ40mmで行った。成形条件は本発明例2として図5に示すしわ押さえ力およびポンチ速度とした。具体的にはポンチ底面形成に対応するポンチストローク8mmから20mmまでの間、しわ押さえ力を張力換算で抗張力の30%付与し、成形後期であるストローク終了手前6mmから成形終了までの間、しわ押さえ力を張力換算で抗張力の70%付与し、他のストロークの区間ではしわ押さえ力は張力換算で抗張力の10%付与した。ポンチ速度に関しては、ポンチストローク8mmから20mmまでの間50mm/secとし、成形後期であるストローク終了手前6mmから成形終了までの間5mm/secとし、他のストロークの区間では100mm/secとした。
また、比較例2として、成形開始から成形後期であるストローク終了手前6mmまでの間、しわ押さえ力を張力換算で抗張力の70%付与し、他のストロークの区間ではしわ押さえ力は張力換算で抗張力の10%付与した。ポンチ速度は全ストロークにわたり100mm/secとした。
表4に本発明例と比較例における形状精度の比較を示す。面精度の指標として、成形品の底面を3次元形状測定器で計測し、図9の弧1および弧2に沿って成形曲率(κ=1/R)を算出した。この成形曲率のレンジΔκ、および、Δκと設計曲率κ0(=1/R0=1/2.0[1/m])の比率Δκ/κ0と定義して面精度の指標とした。
Figure 0004436216
本発明例2でも比較例2でも割れ・しわはなく成形できたが、面精度に関しては表4に示すように本発明例2では良好な形状精度が得られた。
上述の発明を元に、本発明例として図3に示す成形方法でプレス成形を行った。
表5に用いた鋼板の特性を示す。板厚1.2mmの590MPaクラスの鋼板を用いた。
Figure 0004436216
成形試験は図9に示す底面に段があり、長手方向にフランジ面も含め全体に4000mmの曲率半径を持つ形状で行った。成形条件は本発明例3として図3に示すしわ押さえ力およびポンチ速度とした。成形条件は本発明例3として図3に示す条件で成形を行った。ストローク5mmから20mmまではしわ押さえ力を張力換算で抗張力の40%付与した。またストローク終了手前8mmから成形終了まではしわ押さえ力を張力換算で抗張力の75%を付与した。他のストロークの区間ではしわ押さえ力は張力換算で抗張力の10%付与した。また、ポンチ速度は、材料と接触開始からストローク2mmまでは5mm/secとし、ストローク2mmからストローク5mmまではポンチ速度5mm/secから100mm/secまで直線的に増速した。更にストローク5mmから20mmまではポンチ速度10mm/secとし、その後ポンチ速度120mm/secとし、また、ストローク終了手前8mmから成形終了まではポンチ速度10mm/secとした。
また、比較例3として、成形開始から成形後期であるストローク終了手前8mmまでの間、しわ押さえ力を張力換算で抗張力の70%付与し、他のストロークの区間ではしわ押さえ力は張力換算で抗張力の10%付与した。ポンチ速度は全ストロークにわたり100mm/secとした。
表6に本発明例と比較例における形状精度の比較を示す。形状精度の指標として、スプリングバックによって生ずる壁反り、角度開きを総合的に評価できる指標として図10に示すように成形幅Wを実測し、設計幅W0からのずれを幅開き率(W−W0)/W0と定義して指標とした。
Figure 0004436216
本発明例3でも比較例3でも割れ・しわはなく成形できたが、形状精度に関しては表6に示すように本発明例3では良好な形状精度が得られた。
表7に本発明例と比較例における面精度の比較を示す。面精度の指標として、成形品の底面を3次元形状測定器で計測し、図9の長手方向に沿って成形曲率(κ=1/R)を算出した。この成形曲率のレンジΔκ、および、Δκと設計曲率κ0(=1/R0=1/4.0[1/m])の比率Δκ/κ0と定義して面精度の指標とした。
Figure 0004436216
面精度に関しても表7に示すように本発明例3では良好な形状精度が得られた。
更に、本発明例3および比較例3とも10枚ずつ成形し、ショックラインの有無を観察したところ表8に示すように、比較例3では10枚全てにショックラインが観察されたが、本発明例3ではショックラインが1枚も観察されなかった。
Figure 0004436216
また、騒音測定を行った比較結果を表9に示す。上記の本発明例3の速度・しわ押さえ力のパターンを採用することにより、比較例3に対して5dB騒音が低減された。
Figure 0004436216
本発明に係るしわ押さえ力とポンチ速度の調整例を示す。 本発明に係るしわ押さえ力とポンチ速度の別の調整例を示す。 本発明に係るしわ押さえ力とポンチ速度の別の調整例を示す。 本発明に係るしわ押さえ力とポンチ速度の別の調整例を示す。 本発明に係るしわ押さえ力とポンチ速度の別の調整例を示す。 絞り成形におけるハット型断面を示す。 図6の幅開き率を定義する断面図である。 角筒絞り成形における成形品の概観図を示す。 底面に段があり、長手にフランジを有する成形品の概観図を示す。 図9の幅開き率を定義する断面図である。

Claims (6)

  1. しわ押さえ力を付与しながら金属薄板をプレス成形する方法であって、成形開始時のしわ押さえ力を張力換算で金属薄板の抗張力(TS)の5%以上、ポンチ速度を500mm/sec以下とし、ストロークの途中でしわ押さえ力を増加すると同時にポンチ速度を下げることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
  2. しわ押さえ力を付与しながら金属薄板をプレス成形する方法であって、成形開始時のしわ押さえ力を張力換算で金属薄板の抗張力(TS)の5%以上とし、ポンチ速度を500mm/sec以下とし、ポンチ肩が金属薄板と接触する際にしわ押さえ力を増加すると同時にポンチ速度を下げることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
  3. ポンチが金属薄板と接触を開始する際にポンチ速度を20mm/sec以下とし、その後ポンチ速度を上げることを特徴とする請求項1又は2記載の金属薄板のプレス成形方法。
  4. 請求項1において、増加した後のしわ押さえ力を張力換算で前記抗張力(TS)の50%以上とし、かつ、下げた後のポンチ速度を0.5〜50mm/secとすることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
  5. 請求項2において、ポンチ肩が金属材料と接触する際のしわ押さえ力を張力換算で前記抗張力(TS)の30%以上とし、ポンチ速度を0.5〜50mm/secに下げることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
  6. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の方法のうち、何れか2以上の方法を組み合わせた方法、又は請求項3〜5のいずれかの項に記載の方法のうち、何れか2以上の方法を組み合わせた方法からなることを特徴とする金属薄板のプレス成形方法。
JP2004250956A 2004-08-30 2004-08-30 金属薄板のプレス成形方法 Active JP4436216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250956A JP4436216B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 金属薄板のプレス成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250956A JP4436216B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 金属薄板のプレス成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006061980A JP2006061980A (ja) 2006-03-09
JP4436216B2 true JP4436216B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=36108889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004250956A Active JP4436216B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 金属薄板のプレス成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4436216B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7773285B2 (en) * 2005-11-17 2010-08-10 Konica Minolta Holdings, Inc. Display element and production method thereof
JP2008188659A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Honda Motor Co Ltd プレス成形用金型及びプレス成形方法
JP2009113054A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Furukawa Sky Kk アルミニウム合金板材のプレス絞り成形方法及びその成形パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006061980A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5664810B1 (ja) プレス成形方法及び装置
AU2011255898C1 (en) Method for press-forming l-shaped components
JP5114688B2 (ja) 形状凍結性に優れた金属部材の成形方法
JP5569609B1 (ja) プレス成形方法
US20200398328A1 (en) Production method for pressed components, press forming device, and metal sheet for press forming
JP4543980B2 (ja) 内質特性に極めて優れた極厚鋼板の製造方法
JP6330930B1 (ja) プレス成形方法
WO2018180712A1 (ja) プレス成形装置及びプレス成形品の製造方法
JP5206210B2 (ja) テーラードブランク材のプレス成形方法
JP5812312B1 (ja) プレス成形方法およびプレス製品の製造方法並びにプレス成形装置
JP2008119736A (ja) プレス成形金型装置およびプレス成形方法
JPWO2019073614A1 (ja) キャラクターラインを有する外板パネルの製造方法および製造装置
JP2010207906A (ja) 形状凍結性に優れたプレス成形方法とプレス成形装置並びに同プレス成形装置の製造方法
JP2009202189A (ja) 部材長手方向の平面内に屈曲部を有する金属製断面ハット型形状部材およびそのプレス成形方法
JP4436216B2 (ja) 金属薄板のプレス成形方法
JPWO2019167793A1 (ja) プレス部品の製造方法、プレス成形装置、及びプレス成形用の金属板
JP4879812B2 (ja) 形状凍結性に優れたプレス成形方法
JP5079604B2 (ja) 金属製断面ハット型形状部材のプレス成形用金型およびプレス成形方法
JP6330747B2 (ja) プレス成形金型及びプレス成形方法
JP5458548B2 (ja) Trb材のプレス成形方法
JP4705348B2 (ja) 鋼板の打ち抜き用工具およびそれを用いた打ち抜き方法
JP2020131232A (ja) 曲げ加工方法
KR102018964B1 (ko) 프레스 성형 방법 및 그 방법을 사용한 부품의 제조 방법 그리고 프레스 성형 장치
JPH0938728A (ja) 金属板のプレス絞り成形方法
JP2002282952A (ja) アルミニウム合金パネル成形品のプレス成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4436216

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350