JP4435604B2 - 抗酸化組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、テアニンを含有することを特徴とする抗酸化組成物(以下、単に組成物という場合がある)に関する。
近年、活性酸素は、生体内において生体防御系、細胞内シグナル系などで重要な働きをする一方で、生体成分に様々な酸化障害を起こし、老化、疾患の原因となることが明らかとなっている。
活性酸素としては、スーパーオキサイド(・O )、ヒドロキシルラジカル(HO・)、ヒドロペルオキシルラジカル(HOO・)、アルコキシルラジカル(LO・)、アルキルペルオキシルラジカル(LOO・)、一酸化窒素(NO)などのラジカル種、および過酸化水素(H)、一重項酸素()、ペルオキシナイトライト(ONOO)、脂質ヒドロペルオキシド(LOOH)、次亜塩素酸(HOCl)、オゾン(O)などのノンラジカル種が挙げられる。このうち、スーパーオキサイド(・O )、ヒドロキシルラジカル(HO・)、過酸化水素(H)および一重項酸素()は、狭義の活性酸素と呼ばれる。
これらの活性酸素が、生体に及ぼす影響としては、DNA螺旋の部分開裂、連鎖的ラジカルの発生による組織の損傷などが挙げられる。その結果として、気管支喘息などのアレルギー反応の惹起;ヒスタミン放出による炎症の惹起;心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、劇症肝炎、脂肪肝などの肝臓障害などの疾患の悪化;脳神経細胞間の情報伝達に重要であるグルタミン酸による各種受容体の過剰な刺激により引き起こされる活性酸素による脳梗塞などの脳血管障害、アルツハイマー型痴呆、パーキンソン病、脳組織の破壊などによる痴呆の誘発;未熟児網膜症、肺気腫、糖尿病、痛風、皮膚癌、妊娠中毒症、糸球体腎炎、糖尿病性腎炎、白内障、網膜鉄錆症、シミ、シワなど疾病の一因となることが知られている。
また、活性酸素は、上記のような影響を生体に及ぼすばかりでなく、食品などにおける変質もしくは劣化の引き金となるか、または変質もしくは劣化を加速することは、周知である。
従って、生体または食品において活性酸素の発生を抑制するか、または生体または食品において活性酸素を減少することは、これらの疾患を治療または予防する点、または食品の変質または劣化を抑制または予防する点で非常に重要なことである。このため、生体内または食品において活性酸素の発生を抑制、あるいは、生体内または食品内に発生した活性酸素を減少する作用(すなわち、抗酸化作用)のある物質(以下、抗酸化物質という場合がある)の探索が広く行われてきている。
抗酸化物質としては、天然物由来のものでは、脂溶性のトコフェロール(ビタミンE)、カロチノイド、水溶性のアスコルビン酸(ビタミンC)などが挙げられ、合成化合物では、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニリン)などが挙げられる。
さらに、活性酸素を減少する目的で、スパーオキサイドデスムターゼ(SOD)を用いる試みも行われている。
また、アミノ酸を抗酸化物質として用いて、皮膚の老化防止、各種疾患の防止などの効果が発現される報告もされている(例えば、特許文献1参照)。
また、最近では、充分な薬効と安全性を求めて、生薬抽出物から抗酸化作用を有する物質を得ようとする試みも数多くなされており(例えば、特許文献2〜14参照)、これらはいずれも生薬または植物由来の抗酸化作用を有する物質を利用したものである。
国際公開第94/14755号パンフレット 特開昭60−224629号公報 特開昭61−24522号公報 特開平2−193930号公報 特開平2−243632号公報 特開平2−264727号公報 特開平3−153629号公報 特開平3−221587号公報 特開平4−69343号公報 特開平4−202138号公報 特開平4−247010号公報 特開平10−226787号公報 特開2000−129256号公報 特開2002−308767号公報
しかし、上記の抗酸化物質は、活性酸素を減少する作用が充分ではなく、さらに、BHTおよびBHAは、発癌性の疑いがあり、何れも実用的とは言い難かった。
また、SODはタンパク質であるため、その入手が困難であるばかりでなく、経口投与では消化されてしまうという問題があり、この問題を解決するために注射によって投与した場合においても、血中半減期が短く、抗酸化物質としては満足のいくものではなかった。
さらに、上記アミノ酸は、天然に存在するアミノ酸ではなく、食品または食品添加物としての使用が認められていないので、従来の食品に使用することはできない。
従って、本発明の目的は、食品、化粧品および医薬品として使用でき、活性酸素の発生を抑制でき、かつ発生した活性酸素を減少できる抗酸化組成物を提供することである。
すなわち、本発明は、
(1)O 、HおよびHOClからなる群より選ばれた活性酸素の発生を抑制し、または該活性酸素の量を減少させるための、テアニンからなる抗酸化剤、
(2)食品において活性酸素の発生を抑制し、又は発生した活性酸素を減少させるための、テアニンの使用、ならびに
(3)活性酸素が、O 、HおよびHOClからなる群より選ばれる、前記()記載の使用
に関する。
本発明の抗酸化組成物によれば、安全で、かつ活性酸素の発生を抑制でき、かつ発生した活性酸素を減少できるという効果が奏される。さらに、本発明の抗酸化組成物は、食品、化粧品および医薬品として使用できる。
本発明の抗酸化組成物は、テアニンを含有することに一つの大きな特徴を有する。
なお、本発明において抗酸化とは、活性酸素の発生を抑制または活性酸素を減少することをいう。
活性酸素としては、例えば、スーパーオキサイド(・O )、ヒドロキシルラジカル(HO・)、ヒドロペルオキシルラジカル(HOO・)、アルコキシルラジカル(LO・)、アルキルペルオキシルラジカル(LOO・)、一酸化窒素(NO)などのラジカル種、および過酸化水素(H)、一重項酸素()、ペルオキシナイトライト(ONOO)、脂質ヒドロペルオキシド(LOOH)、次亜塩素酸(HOCl)、オゾン(O)などのノンラジカル種が挙げられる。このうち、スーパーオキサイド(・O )、ヒドロキシルラジカル(HO・)、過酸化水素(H)および一重項酸素()は、狭義の活性酸素と呼ばれ、本発明の抗酸化組成物により、特に顕著な抗酸化作用が及ぼされる活性酸素である。
テアニンによる抗酸化作用の発現は、例えば、ヨウ素滴定法、ロダン鉄法などの過酸化物価測定法、カルボニル価、TBA価、揮発性物質などを測定する分解物測定法、溶存酸素計もしくはワールブルグ計を用いることにより、または重量法により酸素消費量を測定する方法、紫外吸収分析、赤外吸収分析、電子スピン共鳴分析、蛍光分析、極微弱発光分析などの物理化学的方法、生体系を用いた方法などにより評価することができる。
本発明に用いられるテアニンとは、グルタミン酸の誘導体(γ−グルタルエチルアミド)であり、天然には茶葉に多く含まれるアミノ酸成分である。本発明に用いられるテアニンの製造法としては、例えば、茶葉から抽出する方法、有機合成による方法(Chem.Pharm.Bull.,19(7)1301−1307(1971))、グルタミンとエチルアミンの混合物にグルタミナーゼを作用させてテアニンを得る方法(特公平7−55154号公報)、エチルアミンを含有する培地で茶の培養細胞群を培養し、培養細胞群中のテアニン蓄積量を増加させつつ培養細胞群の増殖促進を図る方法(特開平5−123166号公報)、また、特公平7−55154号公報、特開平5−123166号公報におけるエチルアミンをエチルアミン塩酸塩などのエチルアミン誘導体に置き換えてL−テアニンを得る方法などがあり、いずれの方法でもよい。なお、前記茶葉としては、緑茶葉、ウーロン茶葉、紅茶葉などが挙げられる。
テアニンは、L−テアニン、D−テアニン、DL−テアニンのいずれも使用可能であるが、中でもL−体は、食品添加物にも認められており、経済的にも利用しやすいため、本発明においてはL−体が好ましい。また、使用されるテアニンの形態としては、精製品、粗精製品、抽出エキスなど、いずれの形態でもよい。また、市販品(サンテアニン(登録商標)太陽化学社製)を用いてもよい。
本発明の組成物におけるテアニンの含有量は、特に限定されるものではなく、所望により適宜調整すればよい。例えば、組成物中における好適なテアニン含有量は、本発明の所望の効果の発現を考慮し、好ましくは、0.01〜99.9重量%、より好ましくは、0.1〜99重量%である。
本発明の組成物中のテアニンの検出方法としては、特に限定されるものではないが、オルトフタルアルデヒド(OPA)によるプレカラムでの誘導体化後、ODSカラムを用いての高速液体カラムクロマトグラフィー(HPLC)で分離し、蛍光検出器で検出定量する方法、ODSカラムを用いてHPLCで分離し、波長210nmで検出定量する方法などが挙げられる。
本発明の組成物には、さらに、抗酸化作用をさらに増強させる観点から、活性酸素スカベンジャーを共に含有させることが好ましい。本発明の組成物における活性酸素スカベンジャーの含有量は特に限定されるものではなく、所望により適宜調整すればよい。例えば、組成物中における好適な活性酸素スカベンジャー含有量は、本発明の所望の効果の発現を考慮し、好ましくは、0.01〜99.9重量%、より好ましくは、0.1〜99重量%である。活性酸素スカベンジャーとは、スーパーオキシサイド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素などの活性酸素を除去するという性質を有する物質をいい、例えば、カテキン類、タンニン類、アントシアニン類、フラボノイド類、サポニン類、およびこれらの各関連成分が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上混合して用いてもよい。これらの活性酸素スカベンジャーの多くは、弱いながらも単独でスカベンジャー作用または抗酸化作用を有することが確認されている。
カテキン類としては、特に限定されるものではないが、カテキン、カテキンガレート、エピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、ガロカテキン、ガロカテキンガレートなどが挙げられる。
タンニン類としては、大別して加水分解型タンニンと縮合型タンニンが挙げられる。加水分解型タンニンとは、加水分解により没食子酸またはエラグ酸を生成するタンニンをいい、特に限定されるものではないが、ガロタンニン、エラグタンニン、テオガリン、クロロゲン酸、ネオクロロゲン酸などが挙げられ、縮合型タンニンとは、フラバン−3−オール骨格を持ったカテキン類が縮重合したタンニンをいい、特に限定されるものではないが、プロシアニジン、プロデルフィニジンなどのプロアントシアニジン類が挙げられる。
アントシアニン類としては、特に限定されるものではないが、非アシル化アントシアニン、アシル化アントシアニンとして脂肪族有機アシル化アントシアニン、モノアシル化アントシアニン、ポリアシル化アントシアニン、複合体化アントシアニンとしてコピグメント化したアントシアニン、メタロアントシアニン、ホルデミン、赤ワインの色素などが挙げられる。
フラボノイド類としては、特に限定されるものではないが、フラボン、フラボノール、フラバノン、フラバノール、イソフラボンなどが挙げられる。
サポニン類としては、大別してトリテルペノイド型サポニンとステロイド型サポニンが挙げられる。トリテルペノイド型サポニンとしては、特に限定されるものではないが、キキョウ、マロニエ、シクラメンなどに含まれるオレアナン型サポニン、薬用ニンジンなどに含まれるダマラン型サポニンなどが挙げられる。ステロイド系サポニンとしては、特に限定されるものではないが、ヤマノイモに含まれるディオシン、チモに含まれるチモサポニンA−III、バクモンドウに含まれるオフィオポゴニンA、ジギタリスに含まれるジギトニンなどが挙げられる。
これらの活性酸素スカベンジャーは、生薬、民間薬、ハーブ、植物性食品(例えば、豆類、穀物、野菜、果実など)、動物用餌(牧草、糠など)などに少なからず含まれているので、これらの素材・原料から公知の方法を用いて抽出したものを用いてもよいし、素材・原料をそのまま用いてもよい。これらの素材・原料は、単独でまたは2種以上混合して用いてもよい。
生薬としては、特に限定されるものではないが、カノコソウ、当帰、芍薬、牡丹、高麗人参、キキョウ(根)、カンゾウ(根茎)、セネガ(根)キラヤ(樹皮)、ジキタリス(葉)、オニドコロ(根茎)、サルサ(根)、チモ(ハナスゲの根)などが挙げられる。その形態としては、特に限定されるものではないが、抽出物、乾燥品などが挙げられる。
民間薬としては、特に限定されるものではないが、ウコン、甘茶、イチジク、カミツレ、サフラン、ニンジン、柏子仁が挙げられる。
ハーブとしては、特に限定されるものではないが、アニス、キャロットシード、クローブ、コリアンダー、サイプレス、シナモン、ジュニパー、ジンジャー、スイートオレンジ、パインニードル、バジル、パチュリ、ビターオレンジ、フェンネル、ブラックペッパー、ベイ、ペパーミント、ベルガモット、マンダリン、ミルラ、レモングラス、ローズマリー、グレープフルーツ、シダーウッド、シトロネラ、セージ、タイム、ティートゥリー、バイオレットリーフ、バニラ、ヒソップ、ユーカリ、ライム、レモン、イランイラン、カルダモン、クラリセージ、ジャスミン、ゼラニウム、カモミール、ブルガリアローズ、ローズ、オリバナム、ラベンダー、カミツレ、ゼラニウム、サンダルウッドネロリ、バーベナ、プチグレン、ベチバー、マージョラム、メリッサ、ローズウッド、オトギリソウ、セイントジョーンズワート、カワカワなどが挙げられる。その形態としては、特に限定されるものではないが、抽出エキス、精油、ハーブティーなどが挙げられる。
植物性食品としては、特に限定されるものではないが、ダイス、アズキ、インゲン、ホウレンソウ、サトウダイコン、ナガイモ、食用ユリ、ニラ、ネギ、ラッキョウ、ニンニク、ユズ、ラカンカ、ブドウ、ニンジン、トマト、タマネギ、グアバ、クランベリーなどが挙げられる。
動物用餌としては、特に限定されるものでないが、牧草、トウモロコシ、グレーンソルガム、麦類などの穀類、フスマ、ヌカ類などの糟糖類、植物性油粕類などが挙げられる。
本発明の組成物には、さらに、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、その他食品に許容される素材・原料を共に含有させてもよい。これらは単独でまたは2種以上混合して用いてもよい。
アミノ酸としては、特に限定されるものではないが、グルタミン、グルタミン酸、イノシン酸、アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、スレオニン、セリン、γ−アミノ酪酸、タウリン、チオタウリン、ヒポタウリンなどが挙げられる。
ビタミンとしては、特に限定されるものではないが、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、ニコチン酸、リポ酸、パントテン酸、ビオチン、ユビキノン、プロスタグランジン、これらの誘導体などが挙げられる。
ミネラルとしては、特に限定されるものではないが、カルシウム、鉄、マグネシウム、銅、亜鉛、セレン、カリウムなどが挙げられる。
その他食品に許容される素材・原料としては、アロエ、ローヤルゼリー、メラトニン、プラセンタ、プロポリス、イソフラボン、大豆レシチン、卵黄レシチン、卵黄油、コンドロイチン、カカオマス、コラーゲン、酢、クロレラ、スピルリナ、イチョウ葉、緑茶、杜仲茶、黄妃茶、ウーロン茶、桑の葉、甜茶、バナバ茶、不飽和脂肪酸、糖アルコールやオリゴ糖などの糖類、ビフィズス菌や紅麹などの菌類、アガリクス茸、姫マツタケ、霊芝、マイタケなどのキノコ類、ブルーベリー、プルーン、ブドウ、オリーブ、うめや柑橘類などの果実類、落花生、アーモンド、ゴマや胡椒などの種実類、ピーマン、唐辛子、ネギ、カボチャ、ウリ、人参、ゴボウ、モロヘイヤ、ニンニク、シソ、ワサビ、トマト、らっきょ、葉菜、芋や豆などの野菜類、ワカメなどの海草類、魚介類、獣鳥鯨肉類、穀類など、そのもの、あるいは、これらの抽出物、乾燥品、粗精製品、精製品、加工品、醸造品などが挙げられる。
また、本発明の組成物としては、日常の使用に適するという観点から、食品または医薬品が好ましい。
本発明における食品としては、テアニンを含有する食品のみならず、テアニンを含有する食品添加物も含まれる。
本発明に包含される食品としては、乾燥食品、サプリメントなどの固形食品、また、清涼飲料やミネラルウォーター、嗜好飲料、アルコール飲料などの液状食品が挙げられる。固形食品としては、特に限定されるものではないが、練り製品、大豆加工品、調味料、ムース、ゼリー、冷菓、飴、チョコレート、ガム、クラッカー、ケーキ、パンなどが挙げられる。また、液状食品としては、特に限定されるものではないが、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ハーブティーなどの茶類、濃縮果汁、濃縮還元ジュース、ストレートジュース、果実ミックスジュース、果肉入り果実ジュース、果汁入り飲料、果実・野菜ミックスジュース、野菜ジュース、炭酸飲料、清涼飲料、乳飲料、日本酒、ビール、ワイン、カクテル、焼酎、ウイスキーなどが挙げられる。
また、本発明に包含される医薬品としては、テアニンを含有するものであれば特に限定されるものではない。例えば、その形態としては、溶液、懸濁物、粉末、固体成型物などのいずれでもよく、その剤型としては、錠剤、カプセル剤、粉末剤、顆粒剤、ドリンク剤、注射剤、貼付剤、坐剤、吸入剤などが挙げられる。
本発明の組成物の製法は、特に限定されるものではなく、例えば、テアニンと他の原材料を粉体混合する製法、溶媒中にテアニンと他の原材料を溶かし混合溶液とする製法、またその混合溶液を凍結乾燥する製法、噴霧乾燥する製法など、一般的な食品または医薬品の製法を適用することができる。
例えば、既存の食品に対し、製造後の本発明の食品におけるテアニンの含有量が、好ましくは前記食品における好適なテアニンの含有量範囲となるように、テアニンを常法により配合し、本発明の食品を製造することができる。また、テアニンを、例えば、公知の経口投与に適した有機または無機の担体、賦形剤、結合剤、安定剤などと、食品の製造の場合と同様、好ましくは前記好適なテアニンの含有量範囲となるように、テアニンを常法により配合し、本発明の医薬品を製造することができる。
以上のように製造された本発明の組成物は、活性酸素、特にO 、HまたはHOClに対して、抗酸化作用を有する。
本発明の所望の効果を得るための本発明の組成物の投与量は、通常、テアニンとして、好ましくは1〜1000mg/日、より好ましくは、5〜500mg/日である。ただし、個体差(症状の種類や程度、年齢など)があるため、本発明における投与量は、かかる範囲にのみ限定されるものではなく、本発明の所望の効果が得られるように、個別具体的に投与量を適宜設定すればよい。
本発明の組成物の投与方法としては、特に限定されないが、好ましくは、経口投与、静脈投与、経直腸投与、より好ましくは、経口投与であり、前記の好適範囲で投与すればよい。
本発明に用いられるテアニンの安全性は高く、例えば、マウスを用いた急性毒性試験において5g/kg経口投与で死亡例はなく、一般状態および体重などに異常は認められない。また、特にL−テアニンは茶のうまみ成分として知られているものであり、呈味を用途とする食品添加物としても使用され、食品衛生法上、その添加量に制限はない。しかも、従来の薬物と異なり、テアニンによる副作用は全く認められないので、本発明によれば、安全で、かつ効果的な抗酸化作用を有する組成物が提供される。
以下、実施例および試験例により本発明をより詳細に説明するが、本発明は当該実施例および試験例に限定されるものではない。
製造例1 酵素法によるL−テアニンの製造
0.3Mグルタミンおよび1.5M塩酸エチルアミンを0.05Mホウ酸緩衝液(Na−NaOH、pH11)中、0.3Uグルタミナーゼ存在下にて30℃で22時間反応させ、225nmolのテアニンを得た。次いで、反応液からのテアニンの精製は、反応液をDowex50×8カラムおよびDowex1×2カラム(共に室町化学工業社製)によるクロマトグラフィーにかけ、次いでエタノール処理することにより行った。
まず、L−テアニンの確認は、前記精製により得られた単離物質をアミノ酸アナライザー(日立製作所社製)、ペーパークロマトグラフィーにかけ、単離物質が標準物質と同じ挙動を示すことを確認することにより行った。次いで、単離物質に対し塩酸またはグルタミナーゼで加水分解処理を行うと、1:1の割合で、グルタミン酸とエチルアミンを生じた。このように、単離物質が、グルタミナーゼによって加水分解されたことから、エチルアミンがグルタミン酸のγ位に結合していることが示された。また、加水分解で生じたグルタミン酸がL−体であることも、グルタミン酸デヒドロゲナーゼにより確認された。以上より、得られた化合物がL−テアニンであることを最終的に確認した。このとき、得られたL−テアニンは、8.5gであった。
製造例2 L−テアニンの茶葉からの抽出
茶(Camellia sinensis)葉10kgを熱水で抽出後、得られた抽出液をカチオン交換樹脂(室町化学工業社製;Dowex HCR W−2)にかけ、1N NaOHにより溶出した。溶出画分を活性炭(二村化学工業社製;太閤活性炭 SG)に通し、15%エタノールによる溶出画分をRO膜(日東電工社製;NTR 729 HF)を用いて濃縮した。次いで、濃縮物をカラムクロマトグラフィーにて精製し、更に再結晶を行い、L−テアニン24.8gを得た。
なお、以下の実施例にはテアニンとしてサンテアニン(登録商標)(太陽化学社製)を用いた。
抗酸化作用の評価方法
本発明の組成物の抗酸化作用を、ケミルミネッセンスアナライザー(CLA−SP2、東北電子産業社製)を用いて、活性酸素によって生じる発光物質からの化学発光を測定することにより評価した。検出波長範囲を400〜870nmに設定し、解像度を270と870nm間の帯域波長において4nmに設定した。
実施例1 スーパーオキサイド(O )に対するテアニンの抗酸化作用
テアニンを0、1、10および100mg/mlの最終濃度となるように50mMリン酸緩衝溶液(pH7.4)に溶解し、サンプルを調製した。得られたサンプル200μlをケミルミネッセンスアナライザー(CLA−SP2、東北電子産業社製)のサンプルチャンバに添加し、サンプル添加100秒後に、発光物質として0.1mMルシゲニン500μlをサンプルチャンバに添加した。次いで、サンプル添加150秒後に、0.1mMキサンチン500μlおよび0.004Uキサンチンオキシダーゼ50μlをサンプルチャンバに添加した。この一連の操作中の化学発光を測定した結果を図1に示す。
次に、テアニン0、100、150、200および300mgを50mMリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)200μlと混合してサンプルを調製した。得られたサンプルをケミルミネッセンスアナライザー(CLA−SP2、東北電子産業社製)のサンプルチャンバに添加し、サンプル添加100秒後に、発光物質として0.1mMルシゲニン500μlをサンプルチャンバに添加した。次いで、サンプル添加150秒後に、0.1mMキサンチン500μlおよび0.004Uキサンチンオキシダーゼ50μlをサンプルチャンバに添加した。キサンチンおよびキサンチンオキシゲナーゼ添加150秒後の化学発光を測定し、その結果を図2に示す。
図1より、化学発光カウントはテアニンの入っていないブランクに比べ、テアニンの濃度依存的に減少し、スーパーオキサイド(O )に対するテアニンの抗酸化作用が認められる。図2より、テアニン100mg以上の添加により化学発光カウントはブランクに対し有意に減少し(p<0.05)、スーパーオキサイド(O )に対するテアニンの抗酸化作用が認められる。
実施例2 次亜塩素酸(HOCl)に対するテアニンの抗酸化作用
テアニン0、10、50、100、150、200および300mgを50mMリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)200μlと混合してサンプルを調製した。得られたサンプルをケミルミネッセンスアナライザー(CLA−SP2、東北電子産業社製)のサンプルチャンバに添加し、サンプル添加100秒後に、発光物質として25μMルミノール500μlをサンプルチャンバに添加した。次いで、サンプル添加150秒後に、0.12重量%次亜塩素酸100μlをサンプルチャンバに添加した。次亜塩素酸添加150秒後の化学発光を測定し、その結果を図3に示す。
化学発光カウントはテアニンの添加によりブランクに対し有意に減少し(p<0.05)、次亜塩素酸(HOCl)に対するテアニンの抗酸化作用が認められる。
実施例3 過酸化水素(H)に対するテアニンの抗酸化作用
テアニンを0、200mgおよび300mgを50mMリン酸緩衝生理食塩水(pH7.4)200μlと混合してサンプルを調製した。得られたサンプルをケミルミネッセンスアナライザー(CLA−SP2、東北電子産業社製)のサンプルチャンバに添加し、サンプル添加100秒後に、発光物質として25μMルミノール500μlをサンプルチャンバに添加した。次いで、サンプル添加150秒後に、0.3重量%過酸化水素(H)をサンプルチャンバに添加した。過酸化水素添加150秒後の化学発光を測定し、その結果を図4に示す。
化学発光カウントはテアニンの添加によりブランクに対し有意に減少し(p<0.05)、過酸化水素(H)に対するテアニンの抗酸化作用が認められる。
実施例4 テアニン含有錠剤の製造
テアニン含有抗酸化組成物の1例として、次に示す原料を混合し、造粒後に1錠0.75gとなるように打錠し、テアニン含有錠剤を製造した。
フロストシュガー 71.67重量%(0.5375g)
トレハロース 10.00重量%(0.0750g)
テアニン 13.33重量%(0.1000g)
ショ糖脂肪酸エステル 1.00重量%(0.0075g)
香料(高砂香料工業社製) 4.00重量%(0.0300g)
合計 100重量%(0.7500g)
実施例5 テアニン含有キャンディーの製造
テアニン(10kg)を水10kgに溶解してテアニン溶液を調製した。次いでグラニュー糖(64kg)を水20kgに溶解しながら110℃まで加熱し、テアニン溶液および水飴を加えて、145℃まで温度を上げた。次に、火を止め、50重量%酒石酸(1kg)および香料(1kg、高砂香料工業社製)を添加して混合した。75〜80℃まで冷却し、成型ローラーで成型し、テアニン含有抗酸化組成物の1例として、テアニン含有キャンディーを製造した。なお、キャンディー中のテアニンの含有量を測定した結果、含有量は1コ1.2gで89.6mg/gであった。
実施例6 テアニン含有ブルーベリー飲料の製造
果糖ブドウ糖(12kg)、ブルーベリー濃縮果汁(1kg)、1/5透明レモン果汁(0.4kg)、クエン酸Na(0.05kg)およびテアニン(0.1kg)を水に加え攪拌溶解した。50重量%クエン酸Na(結晶)を用いpH3.1に調整し95℃まで昇温後香料(0.05kg、高砂香料工業社製)を加えて全量100kgになるように水を加えた。一缶100gとなるように缶充填した後に殺菌し、冷却して、テアニン含有抗酸化組成物の1例として、テアニン含有ブルーベリー飲料を製造した。なお、ブルーベリー飲料中のテアニン含有量を測定した結果、含有量は98.3mg/100gであった。
実施例7 テアニン含有グレープフルーツ飲料の製造
果糖ブドウ糖液(6kg)、テアニン(0.1kg)、ピロリン酸第二鉄(0.06kg)、プラセンタエキス(0.01kg)およびグレープフルーツ果汁100%(30kg)を水に加え攪拌溶解した。クエン酸Naを用いpH3.1に調製し95℃まで昇温後香料(0.05kg、高砂香料工業社製)を加えて、全量100kgになるように水を加えた。一缶100gとなるように缶充填した後に殺菌し、冷却して、テアニン含有抗酸化組成物の1例として、テアニン含有グレープフルーツ飲料を製造した。なお、グレープフルーツ飲料中のテアニン含有量を測定した結果、含有量は96.4mg/100gであった。100mlづつ充填して冷却し、テアニン含有グレープフルーツ飲料を製造した。
本発明の抗酸化組成物は、安全であり、かつ効果的な抗酸化作用を有しているので、食品、化粧品および医薬品として使用できる。
図1は、スーパーオキサイド(O )に対するテアニンの抗酸化作用を示す。 図2は、スーパーオキサイド(O )に対するテアニンの抗酸化作用を示す。 図3は、ヒドロキシラジカル(HOCl)に対するテアニンの抗酸化作用を示す。 図4は、過酸化水素(H)に対するテアニンの抗酸化作用を示す。

Claims (3)

  1. 、HおよびHOClからなる群より選ばれた活性酸素の発生を抑制し、または該活性酸素の量を減少させるための、テアニンからなる抗酸化剤。
  2. 食品において活性酸素の発生を抑制し、又は発生した活性酸素を減少させるための、テアニンの使用。
  3. 活性酸素が、O 、HおよびHOClからなる群より選ばれる、請求項記載の使用。
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