JP4435006B2 - メール通信方法及びメール通信サーバ - Google Patents

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Description

本発明は、メール通信方法及びメール通信サーバに係り、より詳しくは、迷惑メールを排除するメール通信方法及び、その方法を使用したメール通信サーバに関する。
従来から、電子メール機能付きの携帯電話に、商業目的の電子メールが大量に送られてくるという、いわゆる迷惑メールの問題が発生している。このような商業目的の電子メールは、一度に大量の電子メールの送信をおこなうため、インターネットに接続されたパソコン等の固定端末から専用のソフトウェアを利用して送信されており、更に、それらの電子メールのヘッダ情報のひとつである送信元を表すアドレスには、商業目的の電子メールであることが容易にわからないように、携帯電話等のアドレスを設定し、あたかも携帯電話から送られた電子メールであるかのようになりすましたメールとして送信される場合が多い。
このような携帯電話からおくられた電子メールになりすました迷惑メールを排除するために、携帯電話の通信を管理する移動通信事業者では、電子メールのヘッダ情報の送信元アドレスを携帯電話のアドレスとしている電子メールで、移動通信事業者の所定の経路を通過していない電子メールについては、移動通信事業者のメールサーバで通過させないとする対策がとられている(非特許文献1等参照。以下、従来例という。)。
"迷惑メールの防止方法"、[online]、ツーカーセルラー東京、[平成17年3月17日検索]、インターネット<URL:www.tu-ka.co.jp/topics/safemail.html>
上述した従来例の技術は、迷惑メールを排除するために有効な技術として利用されているが、携帯電話になりすましていると判断されるメールをすべで排除しているため、迷惑メールと同時に携帯電話の利用者に必要な、迷惑メールでない電子メールも排除してしまっている場合がある。具体的には、パソコンのメールアドレスに送信される電子メールを自分の携帯電話に転送している場合や、いわゆるメーリングリストのメンバに携帯電話のアドレスを登録して、メーリングリストの電子メールを受信する設定をしている場合には、実際の送信元が携帯電話であっても、インターネット上の転送サーバやメーリングリストサーバを経由しているため、移動通信事業者の所定の経路を通過していない電子メールであると判断され、移動通信事業者のサーバにより排除されてしまうこととなってしまう。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、迷惑メールを排除すると共に、必要な電子メールは配信することができるメール通信方法及びその方法を使用したメール通信サーバを提供することを目的とする。
本発明のメール通信方法は、通信端末装置の利用者により、既知の正規事業者のうちの少なくとも1つに対応して選定された文字列を記憶する第1記憶手段と、電子メールのヘッダ情報のうち、送信先とされるメールアドレスの部分に対応して前記通信端末装置の利用者により指定された第1指定文字列、並びに、前記ヘッダ情報のうち、送信先、送信元及び件名以外の部分に対応して指定された第2指定文字列が記憶される第2記憶手段とを備え、前記通信端末装置が接続される事業者通信網の設備として配設されたメール通信サーバを利用して実行されるメール通信方法であって、前記メール通信サーバが、前記事業者通信網以外の通信網を介して電子メールを受信した場合に、前記メール通信サーバに到達するまでの経路において最後に経由したメールサーバ装置が、前記正規事業者が管理するメールサーバ装置ではないかどうかを、前記メール通信サーバが判定するメール経路判定工程と;前記メール経路判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記メール通信サーバが、前記電子メールの送信元とされるメールアドレスに、前記選定された文字列を含むかどうかを判定する送信元アドレス文字列判定工程と;前記送信元アドレス文字列判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記メール通信サーバが、前記受信した電子メールのヘッダ情報において送信先とされるメールアドレスの部分に前記第1指定文字列が含まれず、かつ、前記受信した電子メールのヘッダ情報における送信先、送信元及び件名以外の部分に前記第2文字列が含まれないかどうかを判定する特定部分文字列判定工程と;前記特定部分文字列判定工程において肯定的な判定がされた場合を除き、前記メール通信サーバが、前記電子メールを前記通信端末装置に配信するメール配信工程と;を備えることを特徴とするメール通信方法である。
このメール通信方法では、まず、メール経路判定工程において、メール通信サーバが、自身を有している事業者通信網の以外の通信網を介して受信した電子メールを受信した場合に、メール通信サーバに到達するまでの経路において最後に経由したメールサーバ装置が、既知の正規事業者が管理するメールサーバ装置ではないかどうかを、メール通信サーバが判定する。ここで、既知の正規事業者が管理するメールサーバ装置を最後に経由しているかどうかは、電子メールのヘッダ情報の「Received」タグに含まれるサーバ名を確認することによって判定することができる。
前記メール経路判定工程における判定の結果が肯定的であった場合には、メール通信サーバが、送信元アドレス文字列判定工程において、受信した電子メールの送信元とされるメールアドレスに、予め選定された文字列が含まれるかどうかを判定する。選定された文字列には、メールアドレスのドメイン名を表す文字列をはじめその他の文字列を選定することができる。
前記送信元アドレス文字列判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、メール通信サーバが、特定部分文字列判定工程において、受信した電子メールのヘッダ情報において送信先とされるメールアドレスの部分に前記第1指定文字列が含まれず、かつ、前記受信した電子メールのヘッダ情報における送信先、送信元及び件名以外の部分に前記第2文字列が含まれないかどうかの判定を行う。最後に、メール配信工程において、特定部分文字列判定工程において、肯定的な判定がされた場合を除き、電子メールが配信される。
ここで、「送信先」とは電子メールのヘッダ情報の「To」及び「Cc」タグに含まれる文字列を意味する。このため、必要な電子メールのうち、送信先であるメールアドレスを指定することができるため、送信先のメールアドレスとして、転送されるメールアドレスやメーリングリストのメールアドレスを指定することにより、これらの電子メールについては配信されることができる。
また、「送信元」及び「件名」とは、それぞれ電子メールのヘッダ情報の「From」及び「Subject」タグに含まれる文字列を意味する。このため、必要な電子メールのうち、電子メールのヘッダ情報に含まれる様々な情報を利用できるため、必要な電子メールに複雑な条件が指定される必要がある場合でも、ヘッダ情報に当該条件を指定することにより、必要な電子メールについて配信されることができる。
つまり、本発明のメール通信方法によれば、当該メール通信サーバに到達するまでの経路において最後に経由したメールサーバ装置が、前記正規事業者が管理するメールサーバ装置であるという所定の経路を経由している、つまりメールアドレスの正当な利用者から送信された電子メールの場合には電子メールは配信され、また、所定の経路を経由していない場合でも、電子メールの送信元アドレスに選定された文字列を含まない場合には、配信される。更に、所定の経路を経由していない場合で、電子メールの送信元アドレスに選定された文字列を含むときでも、電子メールのヘッダ情報において送信先とされるメールアドレスの部分に利用者により指定された第1指定文字列を含む場合、又は、電子メールのヘッダ情報における送信先、送信元及び件名以外の部分に利用者により指定された第2文字列を含む場合には配信される。したがって、本発明のメール通信方法によれば、選定された文字列を含むメールアドレスを送信元と偽って送信された電子メールは原則的に排除しつつ、例外的に特定部分に指定された文字列を含む電子メール、例えば、選定された文字列を含むメールアドレスの正当な利用者から、転送メールサーバやメーリングリストサーバを経由して特定部分に指定された文字列を含むこととなった電子メールについては、配信されることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、本発明のメール通信方法では、前記特定部分文字列判定工程において肯定的な判定がされた場合には、前記電子メールを破棄するメール破棄工程を更に備える、とすることができる。ここでの「破棄」の意味は、電子メールのデータを記憶装置から破棄することのみを意味するだけでなく、電子メールが送達されなかったことについて、送信者に通知しないことを含むものとする。したがって、不必要な電子メールについては破棄することにより、電子メールの配信を行わないばかりでなく、選定された文字列を含むメールアドレスの利用者が送信元であると偽って送信した者には、エラーを通知せず、送達されたものと思わせることにより、同じ迷惑メールを送信させないことができる。
また、本発明のメール通信方法では、前記選定された文字列は、移動通信事業者に係るドメイン名である、とすることができる。したがって、移動通信事業者に係る端末から送信されたと偽った電子メールを排除しつつ、必要な電子メールを受信することができる。
また、本発明のメール通信方法では、前記メール配信工程により、配信される電子メールの配信先は移動通信端末装置である、とすることができる。したがって、移動通信端末装置の利用者は、選定された文字列を含むメールアドレスを送信元と偽ったメールを排除することができると共に、必要な電子メールについては、特定部分の文字列を指定することにより、配信されることができる。
本発明のメール通信サーバは、通信端末装置が接続される事業者通信網の設備として配設されたメール通信サーバであって、前記通信端末装置の利用者により、既知の正規事業者のうちの少なくとも1つに対応して選定された文字列を記憶する第1記憶手段と;電子メールのヘッダ情報のうち、送信先とされるメールアドレスの部分に対応して前記通信端末装置の利用者により指定された第1指定文字列、並びに、前記ヘッダ情報のうち、送信先、送信元及び件名以外の部分に対応して指定された第2指定文字列が記憶される第2記憶手段と;前記事業者通信網以外の通信網を介して受信した電子メールが到達するまでの経路において最後に経由したメールサーバ装置が、前記正規事業者が管理するメールサーバ装置ではないかどうかを判定するメール経路判定手段と;前記メール経路判定手段による判定の結果が肯定的であった場合に、前記電子メールの送信元とされるメールアドレスに、前記選定された文字列を含むかどうかを判定する送信元アドレス文字列判定手段と;
前記送信元アドレス文字列判定手段による判定の結果が肯定的であった場合に、前記受信した電子メールのヘッダ情報において送信先とされるメールアドレスの部分に前記第1指定文字列が含まれず、かつ、前記受信した電子メールのヘッダ情報における送信先、送信元及び件名以外の部分に前記第2文字列が含まれないかどうかを判定する特定部分文字列判定手段と;前記特定部分文字列判定手段により肯定的な判定がされた場合を除き、前記電子メールを前記通信端末装置に配信するメール配信手段と;を備えることを特徴とするメール通信サーバである。

このメール通信サーバにおける用語等の意味は、前述のメール通信方法における場合と同じである。したがって、本発明のメール通信サーバによれば、選定された文字列を含むメールアドレスを送信元と偽って送信された電子メールは原則的に排除しつつ、例外的に特定部分に指定された文字列を含む電子メール、例えば、選定された文字列を含むメールアドレスの正当な利用者から、転送メールサーバやメーリングリストサーバを経由して特定部分に指定された文字列を含むこととなった電子メールについては、配信されることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、本発明のメール通信サーバでは、前記特定部分文字列判定手段により肯定的な判定がされた場合には、前記電子メールを破棄するメール破棄手段を更に備える、とすることができる。ここでの「破棄」の意味は、前述のメール通信方法の場合と同じ意味で用いられている。したがって、不必要な電子メールについては破棄することにより、電子メールの配信を行わないばかりでなく、選定された文字列を含むメールアドレスの利用者と偽って送信した者には、エラーを通知せず、送達されたものと思わせることにより、同じ迷惑メールを送信させないことができ、利用者の利便性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明のメール通信方法及びメール通信サーバによれば、選定された文字列を含むメールアドレスを送信元と偽って送信された迷惑メールは原則的に排除しつつ、例外的に特定部分に指定された文字列を含む電子メールについては、配信することができ、利用者の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図12を参照しつつ説明する。なお、これらの図においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の説明においては、インターネットを介して、移動通信端末や固定端末に送受信することができる電子メールを「Eメール」とする。
図1には、本発明のメール通信サーバを含む一実施形態である通信ネットワークシステム100の構成が模式的に示されている。図1に示されるように、この通信ネットワークシステム100は、(a)Eメールの送受信機能を有する移動通信端末装置であって、Eメールアドレスを「[email protected]」とする携帯電話10と、(b)同じくEメール送受信機能を有し、Eメールアドレスを「[email protected]」するEメールを送信する携帯電話20と、(c)携帯電話10に対して、Eメールのヘッダの送信元アドレスを携帯電話20の「[email protected]」と偽ってメールを送信する固定端末32と、(d)インターネット網30と、(e)携帯電話10と無線通信を行うと共に、インターネット網30に接続するためのプロバイダ機能を有するA事業者移動網40と、(f)携帯電話20との無線通信を行うと共に、インターネット網30に接続するためのプロバイダ機能を有するB事業者移動網21と、(g)固定端末32が、インターネット網30に接続するためのプロバイダ機能を有するメールサーバ装置であり、送信先のEメールアドレスを「[email protected]」とするEメールを受信した場合には、携帯電話10のEメールアドレスである「[email protected]」に転送する機能を有するプロバイダサーバ31と、(h)送信先のEメールアドレスを「[email protected]」とするEメールを受信した場合には、携帯電話10のEメールアドレス及びその他の登録されたEメールアドレスにEメールを送信する、いわゆるメーリングリスト機能を有するメールサーバ装置であるメーリンクリストサーバ33と、を備えている。
ここで、A事業者移動網40は、携帯電話10と直接無線通信を行う基地局41と、インターネット網30に接続するためのメールサーバであるA事業者サーバ50と、を備えている。また、B事業者移動網21は、携帯電話10と直接無線通信を行う基地局22と、インターネット網30に接続するためのメールサーバであるB事業者サーバ23と、を備えている。以下の説明では、A事業者サーバ50が受信するEメールのうち、Eメールのヘッダ情報の「From」タグに含まれるEメールアドレスが、B事業者の管理するアドレスであって、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されていないEメールのことを、送信元を偽って送信しているか否かにかかわらず、「なりすまし」メールであると定義する。
図2には、携帯電話10の外観構成が概略的に示されている。図2に示されるように、携帯電話10は、(i)電話番号を入力するためのテンキー、及び、動作モードの切替等の各種指令を入力するためのファンクションキーを有する操作部12と、(ii)携帯電話10の操作案内や動作状況の表示、及び作成したEメールや受信したEメールの表示を行う表示装置13と、(iii)通話時に通信相手から送られてきた音声信号を再生する通話用スピーカ14と、(iv)集音時に音を入力したり、通話時に音声を入力したりするためのマイクロフォン15と、(v)着信音や案内音を発生するための案内用スピーカ16と、(vi)基地局41と無線通信を行うためのアンテナ17とを備えている。なお、携帯電話20も携帯電話10と同様の構成である。
図3には、A事業者サーバ50内部の制御システムが概略的に示されている。A事業者サーバ50は、システム全体を統括制御する制御部52と、インターネット網30との通信を行うインターネット網送受信部51と、A事業者移動網40内との通信を行うA事業者網送受信部53とを備えている。
ここで、制御部52は、(a)主にインターネット網30から受信したEメールを一時的に保存するEメール一時保存部54と、(b)主にEメール一時保存部54に一時保存されたEメールを各携帯電話に配信するかどうかの判定を行い、Eメールの配信を管理するメール配信管理部55と、(c)A事業者網送受信部53及び基地局41を介して、携帯電話10にEメールを配信するEメール配信部56とを備えている。
更に、メール配信管理部55は、(i)一時保存されているEメールが、B事業者サーバ23から直接送信されたものであるかどうかを判定するEメール経路判定部61と、(ii)一時保存されているEメールのヘッダ情報に含まれる送信元アドレスを表す「From」タグの内容に、予め選定されたドメイン名の文字列が含まれるかどうかを判定する送信元アドレス判定部65と、(iii)一時保存されているEメールのヘッダ情報の特定部分に、予め登録されたリストの文字列が含まれるかどうかを判定するヘッダ文字列判定部62と、(iv)一時保存されたEメールをEメール一時保存部54から削除するEメール削除部63とを備えている。
ここで、送信元アドレス判定部65は、前述の予め選定されたドメイン名の文字列リストである、なりすましドメイン名リスト66を含む。また、ヘッダ文字列判定部62は、前述の予め登録されたリストである救済リスト64を含んでいる。
次に、上記のように構成された通信ネットワークシステム100のA事業者サーバ50におけるメール通信方法について説明する。
図4には、携帯電話10の利用者が、なりすましドメイン名リスト66及び救済リスト64を設定するための、携帯電話10の表示装置13に表示される画面の遷移の様子が示されている。まず、利用者は、図4の画面71において、B事業者の携帯電話になりすまして送信されたEメールを排除するために、B事業者のラジオボタンを「受け取らない」に設定し、次の画面72へ遷移する。
画面72において、B事業者の携帯電話になりすまして送信されたEメールと判定されてしまうEメールのうち、利用者が利用している転送メールのEメールについては受信できるように、救済リスト1の欄に「[email protected]」の文字列を入力し、ラジオボタンを「転送/メーリングリスト」に設定する。次に、利用者が利用しているメーリングリストのEメールについても受信できるように、救済リスト2の欄に「provider33」の文字列を入力し、ラジオボタンを「ヘッダ内フリーワード」に設定し、決定ボタンを押下する。
これらの画面の設定により、なりすましドメイン名リスト66には、B事業者の携帯電話のEメールアドレスのドメイン名である「carrier21.ne.jp」が選定されて登録される。救済リストは、図5に示されるように、Eメールのヘッダ情報に含まれるタグのうち、送信先である「To」及び「Cc」タグに含まれる文字列が指定される第一領域(特定部分)と、送信元である「From」タグ、送信先である「To」・「Cc」タグ及び件名である「Subject」タグに含まれる情報以外のヘッダ情報の文字列を指定する第二領域(特定部分)に分かれている。前述の図4の画面72に示される画面遷移の操作により、第一領域には、「[email protected]」の文字列が、第二領域には、「provider33」の文字列が指定され、登録される。
図6には、携帯電話20から、直接、携帯電話10へEメールが送信された場合における、A事業者サーバ50の処理についてのシーケンス図が示されている。図4に示される設定の後、携帯電話20の利用者が、携帯電話20でEメールを作成し、携帯電話10を送信先として送信すると、EメールはB事業者サーバ23とインターネット網30を介し、A事業者サーバ50に送信される。送信されたEメールは、A事業者サーバ50のインターネット網送受信部51で受信され、Eメール一時保存部54に一時保存される。一時保存をしたEメール一時保存部54は、Eメール経路判定部61にメール経路判定の要求をする。
判定の要求をされたEメール経路判定部61はEメール経路判定処理S10を行う。Eメール経路判定処理S10は、図7に示されるように、先ず、ステップS11において、B事業者サーバ23から直接受信されたものであるかどうか確認する。本実施形態では、Eメールのヘッダ情報の「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報が、B事業者サーバであることを示す「carrier23」の文字列を含むかどうかによって判断している。
この図6のシーケンスの場合には、B事業者サーバ23から直接送信されているため、「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報に、「carrier23」の文字列を含み、ステップS11では肯定的な判定がされる。したがって、図7のステップS13へ移行し、Eメール配信部56に配信要求がされ、Eメール経路判定処理S10を終了することとなる。図6に戻り、配信要求がされたEメール配信部56は、Eメール一時保存部54からそのEメールを取り出し、携帯電話10へ配信する。
図8には、固定端末32から、携帯電話10に送信する場合のシーケンス図が示されているが、Eメールのヘッダ情報のうち送信元アドレスがB事業者のドメイン名である「carrier21.ne.jp」の文字列を含むものであると偽って送信されている。まず、固定端末32において、送信元アドレスを偽ったEメールを作成し、携帯電話10へEメールを送信すると、Eメールはプロバイダサーバ31とインターネット網30を介し、A事業者サーバ50に送信される。
送信されたEメールは、図6のシーケンス図の場合と同様に、A事業者サーバ50のインターネット網送受信部51で受信され、Eメール一時保存部54に一時保存される。一時保存をしたEメール一時保存部54は、Eメール経路判定部61にEメール経路判定処理S10の要求をする。判定の要求をされたEメール経路判定部61は、Eメール経路判定処理S10を行う。Eメール経路判定処理S10は、図7に示されるように、先ず、ステップS11において、B事業者サーバ23から直接受信されたものであるかどうか確認する。
この図8のシーケンスの場合には、プロバイダサーバ31から送信されているため、「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報には、「carrier23」の文字列を含まず、ステップS11では否定的な判定がされ、ステップS12へ移行する。ステップS12では、送信元アドレスの判定要求がされる。
図8に戻り、送信元アドレスの判定要求がされた送信元アドレス判定部65は、送信元アドレス判定処理S30を行う。送信元アドレス判定処理S30は、図9に示されるように、ステップS31において、Eメールのヘッダ情報の「From」タグ内の文字列に、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列があるかどうかが判定される。ここで、「From」タグ内の文字列は、「carrier21.ne.jp」を含み、なりすましドメイン名リスト66には、同じ文字列「carrier21.ne.jp」が登録されているため、肯定的な判定がされ、ステップS32に移行する。ステップS32では、ヘッダ文字列の判定要求がされる。一方、ステップS31で否定的な判定がされた場合には、図7のステップ13と同様に、配信要求がされる。
図8に戻り、ヘッダ文字列の判定要求がされると、ヘッダ文字列判定部62はヘッダ文字列判定処理S20を行う。ヘッダ文字列判定処理S20は、図10に示されるように、ステップS21において、Eメールのヘッダ情報の「To」及び「Cc」のタグに含まれる情報に、救済リスト64の第一領域に登録された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、Eメールの「To」及び「Cc」タグに含まれる情報は「[email protected]」のみであり、第一領域に保存された文字列は「[email protected]」であるため、否定的な判定がされることとなる。
したがって、図10のステップS22に移行し、「From」、「To」、「Cc」及び「Subject」タグに含まれる情報以外のヘッダ情報に、救済リスト64の第二領域に登録された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、第二領域に保存された情報は「provider33」であり、Eメールのヘッダ情報には含まれていないため、ステップ22においても否定的な判定がされ、ステップS23に移行し、Eメールの削除要求がされる。図8に戻り、削除要求がされたEメール削除部63は、Eメール一時保存部54に一時保存されているEメールを削除する。
図11には、携帯電話20から、Eメールアドレス「[email protected]」へ送信した場合の処理を示すシーケンス図である。まず、携帯電話20において、Eメールを作成し、送信先アドレスを「[email protected]」としてEメールを送信する。EメールはB事業者サーバ23とインターネット網30を経由して、プロバイダサーバ31で受信される。プロバイダサーバ31は、あらかじめ設定された通り、送信先を「[email protected]」に変更し、携帯電話10宛てにEメールを転送する。ここで、転送の際には、Eメールのヘッダ情報の「To」タグの内容は変更されず、「[email protected]」のままであり、不図示のエンベロープと呼ばれる領域に、実際の送信先アドレスである「[email protected]」が記載されて、送信される。
転送されたEメールは、再びインターネット網30を経由して、A事業者サーバ50に送信される。送信されたEメールは、図6のシーケンス図の場合と同様に、A事業者サーバ50のインターネット網送受信部51で受信され、Eメール一時保存部54に一時保存される。一時保存をしたEメール一時保存部54は、Eメール経路判定処理S10の要求をし、判定の要求を受けたEメール経路判定部61は、Eメール経路判定処理S10を行う。Eメール経路判定処理S10は、図7に示されるように、先ず、ステップS11において、B事業者サーバ23から直接受信されたものであるかどうか確認する。
この図11のシーケンスの場合には、最終的にプロバイダサーバ31から送信されているため、「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報には、「carrier23」の文字列を含まず、ステップS11では否定的な判定がされ、ステップS12へ移行する。ステップS12では、送信元アドレスの判定要求がされる。
図11に戻り、送信元アドレスの判定要求がされた送信元アドレス判定部65は、送信元アドレス判定処理S30を行う。送信元アドレス判定処理S30は、図9に示されるように、ステップS31において、Eメールのヘッダ情報の「From」タグ内の文字列に、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列があるかどうかが判定される。ここで、「From」タグ内の文字列は、「[email protected]」であり、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列「carrier21.ne.jp」を含んでいるため、肯定的な判定がされ、ステップS32に移行する。ステップS32では、ヘッダ文字列の判定要求がされる。
図11に戻り、ヘッダ文字列の判定要求がされると、ヘッダ文字列判定部62はヘッダ文字列判定処理S20を行う。ヘッダ文字列判定処理S20は、図10に示されるように、ステップS21において、Eメールのヘッダ情報の「To」及び「Cc」のタグに含まれる情報に、救済リスト64の第一領域に登録された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、Eメールの「To」及び「Cc」タグに含まれる情報は「[email protected]」であり、第一領域に保存された文字列は「[email protected]」であるため一致し、ステップS21では肯定的な判定がされることとなる。
ステップS21で肯定的な判定がされると、ステップS24に移行し、配信要求がされる。図11に戻り、配信要求がされたEメール配信部56は、Eメール一時保存部54からそのEメールを取り出し、携帯電話10へ配信する。
図12は、携帯電話20から、Eメールアドレス「[email protected]」へ送信した場合の処理を表すシーケンス図である。まず、携帯電話20において、Eメールを作成し、送信先アドレスを「[email protected]」としてEメールを送信する。EメールはB事業者サーバ23とインターネット網30を経由して、メーリングリストサーバ33に受信される。メーリングリストサーバ33は、あらかじめ登録された送信リストの1つである「[email protected]」を送信先として、Eメールを送信する。ここで、送信の際には、Eメールのヘッダ情報の「To」タグの内容は変更されず、「[email protected]」のままであり、不図示のエンベロープと呼ばれる領域に、実際の送信先アドレスである「[email protected]」が記載される。また、同じくヘッダ情報には、メーリングリストサーバ33を経由したことが示されるように、「Received」タグが追加され、「provider33.com」が記載される。
送信されたEメールは、再びインターネット網30を経由して、図6のシーケンス図の場合と同様に、A事業者サーバ50のインターネット網送受信部51で受信され、Eメール一時保存部54に一時保存される。一時保存をしたEメール一時保存部54は、Eメール経路判定処理S10の要求をし、判定の要求を受けたEメール経路判定部61は、Eメール経路判定処理S10を行う。Eメール経路判定処理S10は、図7に示されるように、先ず、ステップS11において、B事業者サーバ23から直接受信されたものであるかどうかを確認する。
この図12のシーケンスの場合には、最終的にメーリングリストサーバ33から送信されているため、「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報には、「carrier23」の文字列を含まず、ステップS11では否定的な判定がされ、ステップS12へ移行する。ステップS12では、送信元アドレスの判定要求がされる。
図12に戻り、送信元アドレスの判定要求がされた送信元アドレス判定部65は、送信元アドレス判定処理S30を行う。送信元アドレス判定処理S30は、図9に示されるように、ステップS31において、Eメールのヘッダ情報の「From」タグ内の文字列に、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列があるかどうかが判定される。ここで、「From」タグ内の文字列は、「[email protected]」であり、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列「carrier21.ne.jp」を含んでいるため、肯定的な判定がされ、ステップS32に移行する。ステップS32では、ヘッダ文字列の判定要求がされる。
図12に戻り、ヘッダ文字列の判定要求がされると、ヘッダ文字列判定部62はヘッダ文字列判定処理S20を行う。ヘッダ文字列判定処理S20は、図10に示されるように、ステップS21において、Eメールのヘッダ情報の「To」及び「Cc」のタグに含まれる情報に、救済リスト64の第一領域に保存された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、Eメールの「To」及び「Cc」タグに含まれる情報は「[email protected]」であり、第一領域に保存された文字列は「[email protected]」であるため、第一領域に保存された文字列は、Eメールの「To」及び「Cc」タグに含まれず、ステップS21では否定的な判定がされることとなる。
ステップS21で否定的な判定がされると、ステップS22に移行する。ステップS22では、Eメールのヘッダ情報の「From」、「To」、「Cc」及び「Subject」タグの情報以外のヘッダ情報に、救済リスト64の第二領域に保存された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、第二領域に保存された情報は「provider33」であり、Eメールのヘッダ情報のうち「Received」タグには、メーリングリストサーバ33を経由した際に付された「provider33.com」が記載されているため、第二領域に保存された情報の「proveder33」が、「From」、「To」、「Cc」及び「Subject」タグの情報以外のヘッダ情報に含まれ、肯定的な判定がされる。
ステップS22で肯定的な判定がされると、ステップS24に移行し、配信要求がされる。図11に戻り、配信要求がされたEメール配信部56は、Eメール一時保存部54からそのEメールを取り出し、携帯電話10へ配信する。
以上説明したように、本実施形態では、図6に示される携帯電話20から直接携帯電話10にEメールが送信される場合には、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されたEメールであると判定し、配信要求を行う。配信要求を受けたEメール配信部56は、携帯電話10にEメールを配信する。
また、図8に示されるように、送信元アドレスを携帯電話20と偽って、固定端末32から送信された場合には、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されたEメールではないと判定し、送信元アドレス判定部65に更に判定を要求する。送信元アドレス判定部65は、Eメールのヘッダ情報の「From」タグに、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列が含まれることを判定すると、ヘッダ文字列判定部62に更に判定を要求する。ヘッダ文字列判定部62は、Eメールのヘッダ情報の中に、救済リスト64に登録されている文字列がないことを判定すると、Eメール削除の要求をする。Eメールの削除を要求されたEメール削除部63は、Eメールを削除する。
また、図11に示されるように、携帯電話20から送信されたEメールが、プロバイダサーバ31により転送されて携帯電話10に送信される場合には、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されたEメールではないと判定し、送信元アドレス判定部65に更に判定を要求する。送信元アドレス判定部65は、Eメールのヘッダ情報の「From」タグに、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列が含まれることを判定すると、ヘッダ文字列判定部62に更に判定を要求する。ヘッダ文字列判定部62は、Eメールのヘッダ情報の「To」タグの中に、救済リスト64に登録されているプロバイダサーバ31のEメールアドレスの文字列があることを判定すると、配信要求を行う。配信要求を受けたEメール配信部56は、携帯電話10にEメールを配信する。
また、図12に示されるように、携帯電話20から送信されたEメールが、プロバイダサーバ31により転送されて携帯電話10に送信される場合には、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されたEメールではないと判定し、送信元アドレス判定部65に更に判定を要求する。送信元アドレス判定部65は、Eメールのヘッダ情報の「From」タグに、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列が含まれることを判定すると、ヘッダ文字列判定部62に更に判定を要求する。ヘッダ文字列判定部62は、Eメールのヘッダ情報の「Received」タグの中に、救済リスト64に登録されているメーリングリストサーバ33のサーバ名の文字列があることを判定すると、配信要求を行う。配信要求を受けたEメール配信部56は、携帯電話10にEメールを配信する。
したがって、本実施形態によれば、携帯電話10の利用者は、B事業者のドメイン名を含むアドレスを送信元とするEメールであって、B事業者以外のメールサーバを最後に経由したEメールについては、なりすましメールとして原則的に排除しつつ、救済リストに指定された転送メールサーバやメーリングリストサーバからの必要なEメールについては配信されるため、利用者の利便性を向上することができる。
また、本実施形態では、選定された文字列をなりすましドメイン名リスト66に登録した文字列とし、携帯電話のメールアドレスのドメイン名であるとしているため、利用者は、移動通信事業者に係る端末から送信されたEメールになりすましたEメールを排除しつつ、必要なEメールを受信することができる。
また、本実施形態では、特定部分を、Eメールのヘッダ情報のうち、送信先メールアドレスである「From」タグの内容とし、転送されるメールアドレスを指定しているため、利用者は、転送されるメールアドレスに送信されたEメールついて、受信することができる。
また、本実施形態では、特定部分を、Eメールのヘッダ情報のうち、送信先である「To」及び「Cc」タグ、送信元である「From」タグ及び件名である「Subject」タグの内容以外の部分であるとし、メーリングリストサーバ名の一部を指定しているため、利用者は、メーリングリストのアドレスに送信されたEメールについて、受信することができる。
また、本実施形態では、配信されるEメールの配信先は移動通信端末装置である携帯電話10であり、予め指定された文字列は、携帯電話10の利用者が指定しているため、なりすましメールを排除することができると共に、必要なEメールについては、特定部分の文字列を指定することにより、受信することができる。
なお、上記実施形態においては、メール通信サーバは、移動通信事業者の通信網に配設されるようにしたが、移動通信事業者以外の事業者通信網に配設されるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、メール通信サーバは、1つの装置により実現されることとしたが、複数の装置により実現されることとしてもよい。
また、上記実施形態においては、メーリングリストサーバ33から送信されるEメールを受信するために、救済リストの第二領域にメーリングリストサーバのサーバ名の一部である「provider33」を登録することとしたが、救済リストの第一領域にメーリングリストのメールアドレスである「[email protected]」を登録することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、配信しないと判定されたEメールは削除することとしたが、配信されない旨を送信元とされるEメールアドレスへ返信することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、Eメールの特定部分をヘッダ情報の送信先タグ「To」及び「Cc」の領域と、ヘッダ情報の送信元タグ「From」、送信先タグ「To」・「Cc」及び件名タグ「Subject」以外の領域としたが、これら以外のヘッダ情報や、Eメールの実際のあて先が示されたエンベロープの情報部分等その他のEメールに含まれる情報部分であってもよい。
また、上記実施形態においては、救済リストの対象となるEメールを、転送されたEメール及びメーリングリストにより送信されたEメールとしたが、Webサーバから送信されるいわゆるWebメールその他のサーバ装置が経由される電子メールについても救済リストの対象とできるのは勿論である。
また、上記実施形態においては、携帯電話のメールアドレスを送信元と偽った固定端末からEメールが送信されることとしたが、携帯電話以外の端末装置のメールアドレスを送信元と偽った場合にも、選定されたメールアドレスを変更することにより、用いることができる。
以上説明したように本発明のメール通信方法及びメール通信サーバは、メール通信システムに適用することができる。
本発明のメール通信サーバを含む一実施形態である通信ネットワークシステム100を概略的に示す図である。 図1の携帯電話10の外観構成を概略的に示す図である。 図1のA事業者サーバ50の内部の制御システムを概略的に示す図である。 図3に示されたなりすましドメイン名リスト66及び救済リスト64へ、文字列を登録の際の画面遷移を示す図である。 図3の救済リスト64のデータ構造を示す図である。 図1のB事業者サーバ23から直接Eメールが送信された場合のA事業者サーバ50の処理を表すシーケンス図である。 図6のEメール経路判定処理S10を説明するためのフローチャートである。 図1のプロバイダサーバ31から送信元アドレスを偽装したEメールが送信された場合のA事業者サーバ50の処理を表すシーケンス図である。 図8の送信元アドレス判定処理S30を説明するためのフローチャートである。 図8のヘッダ文字列判定処理S20を説明するためのフローチャートである。 図1のプロバイダサーバ31により転送されたEメールが送信された場合のA事業者サーバ50の処理を表すシーケンス図である。 図1のメーリングリストサーバ33からEメールが送信された場合のA事業者サーバ50の処理を表すシーケンス図である。
符号の説明
10、20…携帯電話、12…操作部、13…表示装置、14…通話用スピーカ、15…マイクロフォン、16…案内用スピーカ、17…アンテナ、21…B事業者移動網、22…基地局、23…B事業者サーバ、30…インターネット網、31…プロバイダサーバ、32…固定端末、33…メーリングリストサーバ、40…A事業者移動網、41…基地局、50…A事業者サーバ、51…インターネット網送受信部、52…制御部、53…A事業者網送受信部、54…Eメール一時保存部、55…Eメール配信管理部、56…Eメール配信部(メール配信手段)、61…Eメール経路判定部(メール経路判定手段)、62…ヘッダ文字列判定部(特定部分文字列判定手段)、63…Eメール削除部、64…救済リスト、65…送信元アドレス判定部(送信元アドレス文字列判定手段)、66…なりすましドメイン名リスト、100…通信ネットワークシステム。

Claims (6)

  1. 通信端末装置の利用者により、既知の正規事業者のうちの少なくとも1つに対応して選定された文字列を記憶する第1記憶手段と、電子メールのヘッダ情報のうち、送信先とされるメールアドレスの部分に対応して前記通信端末装置の利用者により指定された第1指定文字列、並びに、前記ヘッダ情報のうち、送信先、送信元及び件名以外の部分に対応して指定された第2指定文字列が記憶される第2記憶手段とを備え、前記通信端末装置が接続される事業者通信網の設備として配設されたメール通信サーバを利用して実行されるメール通信方法であって、
    前記メール通信サーバが、前記事業者通信網以外の通信網を介して電子メールを受信した場合に、前記メール通信サーバに到達するまでの経路において最後に経由したメールサーバ装置が、前記正規事業者が管理するメールサーバ装置ではないかどうかを、前記メール通信サーバが判定するメール経路判定工程と;
    前記メール経路判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記メール通信サーバが、前記電子メールの送信元とされるメールアドレスに、前記選定された文字列を含むかどうかを判定する送信元アドレス文字列判定工程と;
    前記送信元アドレス文字列判定工程における判定の結果が肯定的であった場合に、前記メール通信サーバが、前記受信した電子メールのヘッダ情報において送信先とされるメールアドレスの部分に前記第1指定文字列が含まれず、かつ、前記受信した電子メールのヘッダ情報における送信先、送信元及び件名以外の部分に前記第2文字列が含まれないかどうかを判定する特定部分文字列判定工程と;
    前記特定部分文字列判定工程において肯定的な判定がされた場合を除き、前記メール通信サーバが、前記電子メールを前記通信端末装置に配信するメール配信工程と;
    を備えることを特徴とするメール通信方法。
  2. 前記特定部分文字列判定工程において肯定的な判定がされた場合には、前記電子メールを破棄するメール破棄工程を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載のメール通信方法。
  3. 前記選定された文字列は、移動通信事業者に係るドメイン名である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のメール通信方法。
  4. 前記メール配信工程により、配信されるメールの配信先は移動通信端末装置である、ことを特徴とする、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のメール通信方法。
  5. 通信端末装置が接続される事業者通信網の設備として配設されたメール通信サーバであって、
    前記通信端末装置の利用者により、既知の正規事業者のうちの少なくとも1つに対応して選定された文字列を記憶する第1記憶手段と;
    電子メールのヘッダ情報のうち、送信先とされるメールアドレスの部分に対応して前記通信端末装置の利用者により指定された第1指定文字列、並びに、前記ヘッダ情報のうち、送信先、送信元及び件名以外の部分に対応して指定された第2指定文字列が記憶される第2記憶手段と;
    前記事業者通信網以外の通信網を介して受信した電子メールが到達するまでの経路において最後に経由したメールサーバ装置が、前記正規事業者が管理するメールサーバ装置ではないかどうかを判定するメール経路判定手段と;
    前記メール経路判定手段による判定の結果が肯定的であった場合に、前記電子メールの送信元とされるメールアドレスに、前記選定された文字列を含むかどうかを判定する送信元アドレス文字列判定手段と;
    前記送信元アドレス文字列判定手段による判定の結果が肯定的であった場合に、前記受信した電子メールのヘッダ情報において送信先とされるメールアドレスの部分に前記第1指定文字列が含まれず、かつ、前記受信した電子メールのヘッダ情報における送信先、送信元及び件名以外の部分に前記第2文字列が含まれないかどうかを判定する特定部分文字列判定手段と;
    前記特定部分文字列判定手段により肯定的な判定がされた場合を除き、前記電子メールを前記通信端末装置に配信するメール配信手段と;
    を備えることを特徴とするメール通信サーバ。
  6. 前記特定部分文字列判定手段により肯定的な判定がされた場合には、前記電子メールを破棄するメール破棄手段を更に備える、ことを特徴とする請求項5に記載のメール通信サーバ。
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