JP4433444B2 - 側溝用グレーチング蓋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車道と歩道との間の段差を無くすために側溝に敷設されるグレーチング蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に歩道は車道よりも高くなっていて段差がある。この段差が車道と歩道との間を乗り降りする車両などにとって障害になる。そのため、該当箇所の側溝に敷設されるコンクリート製のブロック蓋は、前記段差を吸収する上面形状にすることがある。その場合のブロック蓋の上面は、溝幅方向の歩道側を縁石とほぼ面一状にして、車道側に向かって下り傾斜する段付き状に形成される。
【0003】
問題は、側溝に前記形状のブロック蓋を敷設するに際し、排水性能を確保するためにブロック蓋の間に鋼製のグレーチング蓋を所々に敷設した場合である。通常のグレーチング蓋は、溝幅方向にわたって同一高さに形成されているので、グレーチング蓋の敷設箇所において車道と歩道との間の段差が解消できず、更に該当のグレーチング蓋と隣のブロック蓋との間にも、ブロック蓋の上面形状に応じた段差が生じるからである。
【0004】
かかる段差障害を解消するために、本発明者は、例えば実公昭61−3923号公報に示すごとく、鋼板製の溝蓋やプラスチックなどからなるプレートの類を用意し、側溝上に敷設したグレーチング蓋の上面に、この種のプレートを車道と歩道との間の渡り板として配置することを検討した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、もともとグレーチング蓋の上面は滑りやすいうえに、前記プレートは、比較的軽量であるため、車両などの通過時の衝撃で移動して側溝から外れやすい。更にプレートは、ほぼ平板状であって強度が十分ではないため、車両などの重量で変形するおそれがある。また、プレートが排水性能を阻害するところに問題がある。
【0006】
本発明の目的は、車道と歩道との間に段差があっても車両などが容易に乗り降りできる側溝用グレーチング蓋を得るにある。本発明の目的は、コンクリート製のブロック蓋が敷設された側溝において、ブロック蓋間に配置したとき、ブロック蓋との間でも段差なく連続状につながり、本来の排水性が確保された側溝用グレーチング蓋を得ることにある。本発明の目的は、車両などの通過時の衝撃で不用意に外れることがなく、車両などの重量で変形し難い側溝用グレーチング蓋を得るにある。本発明の目的は、人や車両もスリップし難い側溝用グレーチング蓋を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係る側溝用グレーチング蓋は、図1ないし図4に示すごとく、歩道1よりも低位にある車道2の側溝3の開口上面を塞ぐ鋼製のグレーチング本体13と、グレーチング本体13の上面に溶接される鋼製の上部グレーチング14とからなる。側溝3の開口上部の溝幅方向の左右には蓋受け段部6・6を設けてあり、この蓋受け段部6・6にグレーチング本体13の下面の溝幅方向の左右両端部が受け止め支持された状態において、グレーチング本体13の上面が、車道2と略同一高さになるよう設定されている。上部グレーチング14の溝幅方向寸法は、グレーチング本体13のそれよりも小さく寸法設定されており、上部グレーチング14は、これの上面が歩道1と略面一状になる高さに寸法設定されている。上部グレーチング14はグレーチング本体13の溝幅方向の一端側に片寄せて配置されることにより、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となる一端面13a上に、上部グレーチング14の溝幅方向の歩道1側となる一端面14aが、略面一状に位置しているとともに、上部グレーチング14の溝幅方向の車道2側となる他端面14bが、グレーチング本体13の溝幅方向の中間に位置している。かくして、上部グレーチング14の溝幅方向の他端面14bの上端部と、グレーチング本体13の上面との間に、グレーチング本体13に向かって下り傾斜する傾斜板25が前後方向にわたって架け渡された状態で溶接されている。
【0008】
請求項2記載の本発明は、図1および図4に示すごとく、歩道1よりも低位にある車道2の側溝3の開口上面を塞ぐコンクリート製のブロック蓋5を有し、ブロック蓋5は、下面の溝幅方向の左右両端部が、側溝3の開口上面部の溝幅方向の左右に設けた蓋受け段部6・6に受け止め支持されており、ブロック蓋5の上面が、溝幅方向の一端側が歩道1の上面と略面一状の平坦面に形成された第1上面部分9と、溝幅方向の他端側が車道2の上面と略面一状の平坦面に形成された第2上面部分10と、第1上面部分9と第2上面部分10との境界において第1上面部分9から第2上面部分10に向けて下り傾斜する傾斜面部分11とからなり、隣接するブロック蓋5・5間に配置されて側溝3の開口上面を塞ぐ側溝用グレーチング蓋を対象とする。その側溝用グレーチング蓋Aは、下面の溝幅方向の左右両端部が側溝3の蓋受け段部6・6に受け止め支持される鋼製のグレーチング本体13と、グレーチング本体13の上面に溶接される鋼製の上部グレーチング14とからなる。上部グレーチング14の溝幅方向の寸法は、グレーチング本体13のそれよりも小さく寸法設定されており、上部グレーチング14がグレーチング本体13の溝幅方向の一端側に片寄せて配置されることにより、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となる一端面13a上に、上部グレーチング14の溝幅方向の歩道1側となる一端面14aが略面一状に位置しているとともに、上部グレーチング14の溝幅方向の車道2側となる他端面14bが、グレーチング本体13の溝幅方向の中間に位置している。上部グレーチング14の溝幅方向の他端面14bの上端部と、グレーチング本体13の上面との間には、グレーチング本体13に向かって下り傾斜する傾斜板25が前後方向にわたって掛け渡された状態で溶接されている。側溝3の蓋受け段部6・6にグレーチング本体13を受け止め支持した状態において、上部グレーチング14の上面がブロック蓋5の第1上面部分9と、グレーチング本体13の上面がブロック蓋5の第2上面部分10と、傾斜板25の上面がブロック蓋5の傾斜面部分11とそれぞれ略面一状になるよう形成されていることを特徴とする。このことは、上部グレーチング14の上面が歩道1の上面と、グレーチング本体13の上面が車道2の上面とそれぞれ略同一状に形成されていることを意味する。
【0009】
請求項3記載の本発明に係るグレーチング蓋は、図5ないし図8に示すごとく、歩道1よりも低位にある車道2の側溝3の開口上面を塞ぐ鋼製のグレーチング本体13と、グレーチング本体13の上面に溶接される鋼製の上部グレーチング14とからなる。側溝3の開口上部の溝幅方向の左右には蓋受け段部6・6を設けてあり、この蓋受け段部6・6にグレーチング本体13の下面の溝幅方向の左右両端部が受け止め支持された状態において、グレーチング本体13の上面が車道2と略同一高さになるよう設定されている。上部グレーチング14の溝幅方向寸法は、グレーチング本体13のそれよりも小さく寸法設定されている。上部グレーチング14がグレーチング本体13の溝幅方向の一端側に片寄せて配置されることにより、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となる一端側に、上部グレーチング14の溝幅方向の歩道1側となる一端側を、上部グレーチング14が車道2側に向かって下り傾斜姿勢になるよう持ち上げ支持する鋼製の支持体26が、グレーチング本体13と上部グレーチング14とにそれぞれ溶接されている。これにより、支持体26の上面板28bが、歩道1と略同一高さに設定されているとともに、上部グレーチング14の傾斜下端部が、グレーチング本体13の溝幅方向の中間に位置しており、上部グレーチング14を構成するメインバー20の上面に、滑り止め用の凹凸24が形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の本発明は、図5ないし図8に示すごとく、歩道1よりも低位にある車道2の側溝3の開口上面を塞ぐコンクリート製のブロック蓋5を有し、ブロック蓋5は、下面の溝幅方向の左右両端部が、側溝3の開口上面部の溝幅方向の左右に設けた蓋受け段部6・6に受け止め支持されており、ブロック蓋5の上面は、溝幅方向の一端側が歩道1の上面と略面一状の平坦面に形成された第1上面部分9と、溝幅方向の他端側が車道2の上面と略面一状の平坦面に形成された第2上面部分10と、第1上面部分9から第2上面部分10に向けて下り傾斜する傾斜面部分11とからなり、隣接するブロック蓋5・5間に配置されて側溝3の開口上面を塞ぐ側溝用グレーチング蓋を対象とする。その側溝用グレーチング蓋Aは、下面の溝幅方向の左右両端部が側溝3の蓋受け段部6・6に受け止め支持される鋼製のグレーチング本体13と、グレーチング本体13の上面に溶接される鋼製の上部グレーチング14とからなる。上部グレーチング14の溝幅方向の寸法は、グレーチング本体13のそれよりも小さく寸法設定されている。上部グレーチング14はグレーチング本体13の溝幅方向の一端側に片寄せて配置することにより、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となる一端側に、上部グレーチング14の溝幅方向の歩道1側となる一端側を、上部グレーチング14が車道2側に向かって下り傾斜姿勢になるよう持ち上げ支持する鋼製の支持体26が、グレーチング本体13と上部グレーチング14とにそれぞれ溶接されている。かくして、側溝3の蓋受け段部6・6にグレーチング本体13を受け止め支持した状態において、支持体26の上面板28bがブロック蓋5の第1上面部分9と、上部グレーチング14の上面がブロック蓋5の傾斜面部分11と、グレーチング本体13の上面がブロック蓋5の第2上面部分10とそれぞれ略面一状になるよう形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の本発明は、請求項3または4記載の側溝用グレーチングにおいて、支持体26の立ち上がり部の外面26aが、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側の一端面13aに対して略面一状に位置している。
【0012】
請求項6記載の本発明は、請求項3または4記載の側溝用グレーチングにおいて、上部グレーチング14の溝幅方向の車道2側の他端面14bの上端部と、グレーチング本体13の上面との間に、グレーチング本体13に向かって下り傾斜する傾斜板29が前後方向にわたって架け渡された状態で溶接されている。
【0013】
請求項7記載の本発明は、請求項3または4記載の側溝用グレーチングにおいて、支持体26がグレーチング本体13および上部グレーチング14の前後方向にわたって延びており、グレーチング本体13、上部グレーチング14および支持体26の前後方向の両端に、鋼製の支持板30・30が溶接されている。
【0014】
【発明の作用効果】
請求項1記載の本発明によれば、上部グレーチング14が歩道1と車道2との段差寸法に相当する高さ寸法を有する。従って、歩道1と上部グレーチング14の上面との間には、実質的に段差が生じない。但し、グレーチング本体13の上面と上部グレーチング14の車道2側の上面との間には、先の段差を生じるので、この段差を傾斜板25で解消している。その結果、例えば車道2側の車両や自転車は、グレーチング本体13の上面から傾斜板25を介して上部グレーチング14の上面に乗り上がり、そのまま歩道1に到る。歩道1から車道2に降りる場合は、逆の要領になる。かくして車道2と歩道1との間に段差があっても、車両などは抵抗なく乗り降りをすることができる。上部グレーチング14の溝幅方向の一端面14aが、グレーチング本体13の溝幅方向の一端面13aに対して略面一状に形成されているので、歩道1と上部グレーチング14との間に大きな隙間が発生するのを防止でき、車両等の通過時のガタつき、およびそれに基づく騒音発生を防止でき、かつ女性のハイヒールなどが落ち込むこともよく防止できる。上部グレーチング14は、全体が単なる平板製ではなく、文字通りグレーチングであるから構造強度は十二分に確保されており、車両等の重量で変形損傷することもない。そのうえで、グレーチング本体13上に上部グレーチング14が一体に付設されているだけであるから、全体として軽量で取り扱いやすく、排水性も良好に確保されている。また、グレーチング本体13は共用して、前記段差に応じて上部グレーチング14の高さ(厚み)寸法を変えるだけでよいので、製作コストの低減化を図れることにもなる。その際、車道2と歩道1との間の段差が大きい場合、これに伴って上部グレーチング14は高さ寸法が大きくなるため、グレーチング本体13と上部グレーチング14との段差を吸収する傾斜板25の存在が有意義となる。
【0015】
請求項2記載の本発明によれば、コンクリート製のブロック蓋5が敷設された側溝3において、側溝3の随所に請求項1記載のグレーチング蓋Aがブロック蓋5・5間に配置されているので、グレーチング蓋Aの存在箇所において路面上の雨水などを側溝3へ良好に排出できる。そのブロック蓋5は、側溝3の蓋受け段部6・6に落とし込んで受け止め支持した状態において、ブロック蓋5の上面が、歩道1の上面と略面一状になる第1上面部分9と、車道2の上面と略面一状になる第2上面部分10と、第1上面部分9と第2上面部分10とをつなぐ傾斜面部分11とからなるものとした。従って、ブロック蓋5の上面においても、歩道1と車道2との段差が傾斜面部分11で解消されており、車両などは車道2と歩道1との間を円滑に乗り降りできる。そのうえで、請求項1記載の作用効果に加えて、ブロック蓋5とグレーチング蓋Aとの間においては、上部グレーチング14の上面がブロック蓋5の第1上面部分9と、グレーチング本体13の上面がブロック蓋5の第2上面部分部分10と、傾斜板25の上面がブロック蓋5の傾斜面部分11とそれぞれ面一状になるよう形成されているので、ブロック蓋5とグレーチング蓋Aとの間にも段差が生じることなく、これらの間も車両などが円滑に通過することができる。
【0016】
請求項3記載の本発明によれば、グレーチング本体13の上面に上部グレーチング14を支持体26を介して溶接することにより、上部グレーチング14は歩道1側が高く車道2側が低くなる傾斜状に一体化してある。従って、例えば車道2側の車両などは、グレーチング本体13、上部グレーチング14の傾斜上面ついで支持体26の上面板28bを経て歩道1へ円滑に乗り上がり、同様にして歩道1から車道2へと降りることができる。その結果、請求項1と同様に車道2と歩道1との間に段差があっても車両などはスムーズに乗り降りができる。全体的に軽量で取り扱いやすく、かつ排水性も良好に確保できる。上部グレーチング14のメインバー20の上面には、滑り止め用の凹凸24を設けてあるので、上部グレーチング14の上面が傾斜していても、これを踏んだとき人などが滑ることがなく安全である。また、車道2と歩道1との間の段差の違いは、支持体26の高さを変えるだけで、グレーチング本体13および上部グレーチング14を共用することが可能となり、全体の製作コストの低減化に有利である。
【0017】
請求項4記載の本発明によれば、コンクリート製のブロック蓋5が敷設された側溝3において、側溝3の随所に請求項3記載のグレーチング蓋Aがブロック蓋5・5間に配置されているので、グレーチング蓋Aの存在箇所において路面上の雨水などを側溝3へ良好に排水できる。そのブロック蓋5は、側溝3の蓋受け段部6・6に落とし込んで受け止め支持した状態において、ブロック蓋5の上面が、歩道1の上面と略面一状になる第1上面部分9と、車道2の上面と略面一状になる第2上面部分10と、第1上面部分9と第2上面部分10とをつなぐ傾斜面部分11とからなるものとした。従って、ブロック蓋5の上面においても、歩道1と車道2との段差が傾斜面部分11で解消されており、車両などは車道2と歩道1との間を円滑に乗り降りできる。そのうえで、請求項3記載の作用効果に加えて、ブロック蓋5とグレーチング蓋Aとの間においては、支持体26の上面板28bがブロック蓋5の第1上面部分9と、傾斜姿勢にある上部グレーチング14の上面がブロック蓋5の傾斜面部分11と、グレーチング本体13の上面がブロック蓋5の第2上面部分部分10とそれぞれ面一状になるよう形成されているので、ブロック蓋5とグレーチング蓋Aとの間にも段差が生じることなく、これらの間も車両などが円滑に通過することができる。
【0018】
請求項5記載の本発明によれば、請求項3または4記載の本発明の作用効果に加えて、支持体26の立ち上がり部の外面26aがグレーチング本体13の歩道1側の一端面13aに対して略面一状に位置しているので、上部グレーチング14と歩道1との間に大きな隙間が発生することを防止でき、請求項1記載の発明と同様に車両等の通過時のガタつきやハイヒールの落ち込みなどをよく防止できる。
【0019】
請求項6記載の本発明によれば、請求項3または4記載の本発明の作用効果に加えて、上部グレーチング14の車道2側の他端面14bとグレーチング本体13の上面との間に傾斜板29が架け渡されているので、グレーチング本体13と上部グレーチング14との間の段差は傾斜板29で解消でき、上部グレーチング14の高さ寸法が大きい場合でも、車両等の乗り降りがスムーズに行える。
【0020】
請求項7記載の本発明によれば、請求項3または4記載の本発明の作用効果に加えて、前後方向の両端に溶接した支持板30・30により、グレーチング本体13上に上部グレーチング14を支持体26と相まってガッチリと固定でき、グレーチング本体13から上部グレーチング14が外れるのを確実に防止できる。支持板30・30が、グレーチング本体13と上部グレーチング14との間に三角形状の空間を覆い隠すようになっていれば、外観形態上においても見栄えの良いものとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施例) 図1ないし図4は本発明の第1実施例を示す。図1において、歩道1よりも低位にある車道2側にU字状の側溝3を有し、この側溝3には、これの開口上面を塞ぐコンクリート製のブロック蓋5が敷設されている。そして側溝3の随所には、図2に示すごとく路面の雨水を側溝3に排水するために、ブロック蓋5・5間に側溝3の開口上面を塞ぐ本発明のグレーチング蓋Aが敷設される。
【0022】
側溝3の開口上面部の左右には、蓋受け段部6・6を段落ち状に設けてあり、側溝3の開口上面に落とし込んだブロック蓋5は、下面の溝幅方向の左右両端部が蓋受け段部6・6に受け止め支持される。蓋受け段部6・6はL字形の受枠で構成することができ、その場合の受枠はこれの外面に設けたアンカーを介してコンクリート製の側溝3に一体化しておくことができる。
【0023】
図1(a)および図2においてブロック蓋5の上面は、溝幅方向の一端側が歩道1の上面と略面一状の平坦面に形成された第1上面部分9と、溝幅方向の他端側が車道2の上面とほぼ面一状の平坦面に形成された第2上面部分10と、第1上面部分9と第2上面部分10との境界において第1上面部分9から第2上面部分10に向けて下り傾斜する傾斜面部分11とからなる。第1上面部分9と第2上面部分10との境界(傾斜面部分11の存在部位)は、ブロック蓋5の溝幅方向の中央部位に近い中間に位置する。なお、実際には多くの場合、側溝3の開口上面に臨む歩道1の端に縁石12が設けられている。従って、第1上面部分9は歩道1側の縁石12の上面と略面一状に形成されることになる。
【0024】
グレーチング蓋Aは、図1(b)に示すごとく、鋼製のグレーチング本体13と、これの上面に前後長手方向にわたって溶接固定される鋼製の上部グレーチング14とからなる。グレーチング本体13は、先の側溝3にこれの上方から落とし込まれて下面の溝幅方向の左右両端部が前記蓋受け段部6・6に受け止め支持される。但し、グレーチング本体13は下面の左右両端に溶接固定した中空の四角形枠15・15を介して蓋受け段部6・6に載置されており、この状態においてグレーチング本体13の右側上面部分が、車道1の上面と実質的に面一状に敷設される。ここでは、上部グレーチング14の溝幅寸法がグレーチング本体13のそれよりも小さく、ほぼ半分の寸法に設定されていることが注目されるべきである。
【0025】
グレーチング本体13は、図3および図4に示すごとく、通常の形態であって、左右の溝幅方向に延びて前後方向に一定の間隔を置いて並列配置された多数のメインバー16と、これらのメインバー16の上端側に圧着溶接されてこれと直交する前後方向に延びる複数のツイストバーによるクロスバー17と、各メインバー16の溝幅方向の左右端にそれぞれ溶接された一対のサイドプレート19とからなる。上部グレーチング14も、グレーチング本体13と同様に多数のメインバー20、クロスバー21およびサイドプレート22からなる。グレーチング本体13および上部グレーチング14において、それぞれの各メインバー16・20の上面には、滑り止め用の凹凸23・24が多数形成されている。
【0026】
グレーチング本体13に対して上部グレーチング14は溝幅方向の一側方(歩道1側の左側方)に片寄せた状態に配置して溶接する。かくして、図3に示すごとく上部グレーチング14の歩道1側となるべき溝幅方向の一端面(図では左端面)14a、すなわち左側のサイドプレート22の外面は、グレーチング本体13の同じく歩道1側となるべき溝幅方向の一端面(左端面)13a、すなわち左側のサイドプレート19の外面と上下の位置関係において略面一状に揃うよう配置する。これにより、上部グレーチング14の車道2側となるべき溝幅方向の他端面14b、すなわち右側のサイドプレート22の外面が、グレーチング本体13の溝幅方向の中央近くの中間に位置している。水平状に形成された上部グレーチング14の上面は、歩道1の上面と略面一状になる。
【0027】
かくして、上部グレーチング14の他端面14bの上端部とグレーチング本体13の上面との間には、グレーチング本体13に向かって下り傾斜する鋼板製の傾斜板25が架け渡された状態で前後方向にわたって溶接固定されている。
【0028】
しかるときは、側溝3に先のブロック蓋5およびグレーチング蓋Aをそれぞれ敷設した状態において、前後方向の位置関係においてみたとき、上部グレーチング14の上面がブロック蓋5の第1上面部分9と、グレーチング本体13の上部グレーチング14で覆われていない車道2側の右側上面部分がブロック蓋5の第2上面部分10と、傾斜板25の上面がブロック蓋5の傾斜面部分11とそれぞれ略面一状になり、ブロック蓋5とグレーチング蓋Aとの間の段差も同時に解消されたものとなる。
【0029】
いま、車両が図において右側の車道2から左側の歩道1に乗り上がろうとするとき、ブロック蓋5の敷設箇所では、車両が車道2と略同一高さにある第2上面部分10、傾斜面部分11、ついで第1上面部分9へと乗り上がって歩道1に到る。また、グレーチング蓋Aの敷設箇所では、車両が車道2とほぼ同一高さにあるグレーチング本体13の車道2側の右側上面から、傾斜板25を介して歩道1とほぼ同一高さにある上部グレーチング14の上面へと乗り上がり、次いで歩道1に到る。従って、歩道1と車道2との間に段差があっても、車両はブロック蓋5およびグレーチング蓋Aの上面を経て車道2から歩道1へ容易に突っ掛かることなく乗り上る。歩道1から車道2に降りる場合も同様である。グレーチング本体13および上部グレーチング14を構成するメインバー16・20には、滑り止め用の凹凸23・24が設けてあるので、車両や人などがこれらの上面で滑ることもない。
【0030】
同時に、ブロック蓋5上の車両が、随所に位置するグレーチング蓋Aを跨いで走行するときにも、両者5・A間に段差がないので、これまた支障なく通行できることになる。
【0031】
(第2実施例) 図5ないし図8は本発明の第2実施例を示す。ここでのコンクリート製ブロック蓋5の上面は、溝幅方向の一端側(図上左端側)が歩道1の上面と略面一状の平坦面に形成された第1上面部分9と、溝幅方向の他端側が車道2の上面とほぼ面一状の平坦面に形成された第2上面部分10と、第1上面部分9と第2上面部分10とをつなぎ第2上面部分10に向けて緩かに下り傾斜する傾斜面部分11とからなる。但し、ここで第1上面部分9は溝幅方向の寸法が小さく、傾斜面部分11の溝幅方向の寸法が大きく、第2上面部分10につながる傾斜面部分11の傾斜下端がブロック蓋5の溝幅方向の中央部位に近い中間に位置している。側溝3の形状を含むその他の構成は、第1実施例と実質的に同一であるから、同一符号を付して説明を省略する。
【0032】
グレーチング本体13および上部グレーチング14は、第1実施例のそれらと実質的に同様の構成になっている。但し、上部グレーチング14は、これのメインバー20が前後方向に延びていて左右の溝幅方向に一定の間隔を置いて並列配置されており、これに伴ってクロスバー21が左右の溝幅方向に延びる形態になっている。グレーチング本体13および上部グレーチング14を構成する各メインバー16・20の上面には、、それぞれ滑り止め用の凹凸23・24が形成されている。その他の具体的な形態は、第1実施例と実質的に同一であるから、同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
この第2実施例では、グレーチング本体13に対して上部グレーチング14を歩道1側となるべき溝幅方向の一側方に片寄せた状態に配置して溶接するが、その際にグレーチング本体13の水平上面に対して上部グレーチング14が車道2側に向かって緩やかに下り傾斜するよう配置される点に特徴を有する。
【0034】
すなわち、グレーチング本体13の歩道1側となるべき一端側(左端側)に、上部グレーチング14の歩道1側となるべき溝幅方向の一端側が、鋼製の支持体26を介して持ち上げられた状態で溶接固定されており、上部グレーチング14の車道2側となるべき溝幅方向の他端側(右端側)が、グレーチング本体13の溝幅方向の中央に近い中間に位置する状態で溶接固定されている。
【0035】
支持体26は、図7および図8に示すごとく、それぞれグレーチング本体13および上部グレーチング14の前後方向にわたって存在する内側の第1支持部材27と外側の第2支持部材28とからなる。第1支持部材27は、起立部27aの上下に受け部27b・27cが折り曲げ形成された鋼板製であって、下側の受け部27cがグレーチング本体13の上面に溶接されているとともに、上側の受け部27bが上部グレーチング14の傾斜上端部の下面に溶接されており、この第1支持部材27でグレーチング本体13上に上部グレーチング14の一端側が持ち上げ支持されている。
【0036】
第2支持部材28は、垂直状の起立部28aの上端に水平状の上面板28bが車道2側に折り曲げ形成された鋼板製であって、起立部28aの下端がグレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となるサイドプレート19上に溶接されており、上面板28bの連出端が上部グレーチング14の歩道1側となるべき溝幅方向の一端面14a、すなわち左端のメインバー20の外面の上端に突き合わせ溶接されている。この第2支持部材28は、歩道1とこれに対向する上部グレーチング14との間の隙間を埋めている。そのために、支持体26の立ち上がり部の外面26a、すなわち第2支持部材28の起立部28aの外面が、グレーチング本体13の溝幅方向の一端面13a、すなわち左側のサイドプレート19の外面と上下の位置関係においてほぼ面一状に揃うよう配置されている。
【0037】
上部グレーチング14の車道2側となるべき溝幅方向の他端面14b、すなわち右端のメインバー20の外面の上端と、グレーチング本体13の溝幅方向中央部位の上面との間には、車道2側に向かって下り傾斜する鋼板製の傾斜板29が両者13・14の前後方向にわたって架け渡された状態で溶接固定されている。
【0038】
更にグレーチング本体13、上部グレーチング14および支持体26(第1支持部材27および第2支持部材28)の前後方向の両端には、図8に示すごとく鋼板製の支持板30・30がそれぞれ一体に溶接されている。各支持板30は正面視で左右横長の直角三角形状を呈しており、これにてグレーチング蓋Aの前後に開口する三角形状の空間を塞いで外観形態の体裁の向上を図るとともに、グレーチング本体13に対する上部グレーチング14および支持体26の溶接強度を確保している。
【0039】
第2実施例によれば、例えば車両が車道2側から歩道1に乗り上がろうとするとき、ブロック蓋5の敷設箇所では、車両が車道2と略同一高さにある第2上面部分10、傾斜面部分11、ついで第1上面部分9へと乗り上がって歩道1に到る。また、グレーチング蓋Aの敷設箇所では、グレーチング本体13の上面の右半分に乗ったのち、傾斜板29を介して突っ掛かることなく上部グレーチング14に乗り上がり、そのまま支持体26の上面板28bを跨いで歩道1上に到る。歩道1側から車道2に降りる場合も同様であって、段差のある車道2と歩道1との間を車両はガタつくことなく円滑に乗り降りできることになる。同時に、ブロック蓋5上の車両が、所々に位置するグレーチング蓋Aを跨いで走行するときにも、両者5・A間に段差がないので、これまた支障なく通行できることになる。
【0040】
(別実施例) 第2実施例において、ブロック蓋5の第1上面部分9および支持体26の第2支持部材28の上面板28bは、車道2側に向かって下り傾斜していてもよい。支持体26は第1支持部材27と第2支持部材28とに分かれておらず、ひとつの角枠状に形成されていてもよい。第2実施例の支持体26は、先の支持板30が存在するときなどは、第1支持部材27が省略されていてもよい。
【0041】
いずれの実施例においても、グレーチング本体13上に上部グレーチング14をスペーサを介して一体に溶接する形態を採れば、歩道1と車道2との段差の大小の違いに対し、グレーチング本体13および特に上部グレーチング14の仕様を共通化しながら、スペーサの高さ寸法を変えるだけで対応できることになる。歩道1側に縁石12が無くてもよい。ブロック蓋5において、これの第1上面部分9に縁石12が一体に形成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の縦断正面図
【図2】第1実施例の斜視図
【図3】第1実施例のグレーチング蓋の縦断正面図
【図4】第1実施例の平面図
【図5】第2実施例の斜視図
【図6】第2実施例の縦断正面図
【図7】第2実施例のグレーチング蓋の縦断正面図
【図8】第2実施例のグレーチング蓋の斜視図
【符号の説明】
1 歩道
2 車道
3 側溝
5 ブロック蓋
6 蓋受け段部
13 グレーチング本体
13a グレーチング本体の一端面
14 上部グレーチング
14a 上部グレーチングの一端面
14b 上部グレーチングの他端面
20 上部グレーチングのメインバー
23 グレーチング本体の凹凸
24 上部グレーチングの凹凸
25 傾斜板
26 支持体

Claims (7)

  1. 歩道1よりも低位にある車道2の側溝3の開口上面を塞ぐ鋼製のグレーチング本体13と、グレーチング本体13の上面に溶接される鋼製の上部グレーチング14とからなり、
    側溝3の開口上部の溝幅方向の左右に設けた蓋受け段部6・6に、グレーチング本体13の下面の溝幅方向の左右両端部が受け止め支持された状態において、グレーチング本体13の上面が、車道2と略同一高さになるよう設定されており、
    上部グレーチング14の溝幅方向寸法は、グレーチング本体13のそれよりも小さく寸法設定されており、
    上部グレーチング14は、これの上面が歩道1と略面一状になる高さに寸法設定されており、
    上部グレーチング14がグレーチング本体13の溝幅方向の一端側に片寄せて配置されることにより、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となる一端面13a上に、上部グレーチング14の溝幅方向の歩道1側となる一端面14aが、略面一状に位置しているとともに、上部グレーチング14の溝幅方向の車道2側となる他端面14bが、グレーチング本体13の溝幅方向の中間に位置しており、
    上部グレーチング14の溝幅方向の他端面14bの上端部と、グレーチング本体13の上面との間に、グレーチング本体13に向かって下り傾斜する傾斜板25が前後方向にわたって架け渡された状態で溶接されていることを特徴とする側溝用グレーチング蓋。
  2. 歩道1よりも低位にある車道2の側溝3の開口上面を塞ぐコンクリート製のブロック蓋5を有し、
    ブロック蓋5は、下面の溝幅方向の左右両端部が、側溝3の開口上面部の溝幅方向の左右に設けた蓋受け段部6・6に受け止め支持されており、
    ブロック蓋5の上面が、溝幅方向の一端側が歩道1の上面と略面一状の平坦面に形成された第1上面部分9と、溝幅方向の他端側が車道2の上面と略面一状の平坦面に形成された第2上面部分10と、第1上面部分9と第2上面部分10との境界において第1上面部分9から第2上面部分10に向けて下り傾斜する傾斜面部分11とからなり、
    隣接するブロック蓋5・5間に配置されて側溝3の開口上面を塞ぐ側溝用グレーチング蓋において、
    下面の溝幅方向の左右両端部が側溝3の蓋受け段部6・6に受け止め支持される鋼製のグレーチング本体13と、
    グレーチング本体13の上面に溶接される鋼製の上部グレーチング14とからなり、
    上部グレーチング14の溝幅方向の寸法は、グレーチング本体13のそれよりも小さく寸法設定されており、
    上部グレーチング14がグレーチング本体13の溝幅方向の一端側に片寄せて配置されることにより、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となる一端面13a上に、上部グレーチング14の溝幅方向の歩道1側となる一端面14aが略面一状に位置しているとともに、上部グレーチング14の溝幅方向の車道2側となる他端面14bが、グレーチング本体13の溝幅方向の中間に位置しており、
    上部グレーチング14の溝幅方向の他端面14bの上端部と、グレーチング本体13の上面との間に、グレーチング本体13に向かって下り傾斜する傾斜板25が前後方向にわたって掛け渡された状態で溶接されており、
    側溝3の蓋受け段部6・6にグレーチング本体13を受け止め支持した状態において、上部グレーチング14の上面がブロック蓋5の第1上面部分9と、グレーチング本体13の上面がブロック蓋5の第2上面部分10と、傾斜板25の上面がブロック蓋5の傾斜面部分11とそれぞれ略面一状になるよう形成されていることを特徴とする側溝用グレーチング蓋。
  3. 歩道1よりも低位にある車道2の側溝3の開口上面を塞ぐ鋼製のグレーチング本体13と、グレーチング本体13の上面に溶接される鋼製の上部グレーチング14とからなり、
    側溝3の開口上部の溝幅方向の左右に設けた蓋受け段部6・6に、グレーチング本体13の下面の溝幅方向の左右両端部が受け止め支持された状態において、グレーチング本体13の上面が車道2と略同一高さになるよう設定されており、
    上部グレーチング14の溝幅方向寸法は、グレーチング本体13のそれよりも小さく寸法設定されており、
    上部グレーチング14がグレーチング本体13の溝幅方向の一端側に片寄せて配置されることにより、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となる一端側に、上部グレーチング14の溝幅方向の歩道1側となる一端側を、上部グレーチング14が車道2側に向かって下り傾斜姿勢になるよう持ち上げ支持する鋼製の支持体26が、グレーチング本体13と上部グレーチング14とにそれぞれ溶接されており、
    支持体26の上面板28bが、歩道1と略同一高さに設定されているとともに、上部グレーチング14の傾斜下端部が、グレーチング本体13の溝幅方向の中間に位置しており、
    上部グレーチング14を構成するメインバー20の上面に、滑り止め用の凹凸24が形成されていることを特徴とする側溝用グレーチング蓋。
  4. 歩道1よりも低位にある車道2の側溝3の開口上面を塞ぐコンクリート製のブロック蓋5を有し、
    ブロック蓋5は、下面の溝幅方向の左右両端部が、側溝3の開口上面部の溝幅方向の左右に設けた蓋受け段部6・6に受け止め支持されており、
    ブロック蓋5の上面は、溝幅方向の一端側が歩道1の上面と略面一状の平坦面に形成された第1上面部分9と、溝幅方向の他端側が車道2の上面と略面一状の平坦面に形成された第2上面部分10と、第1上面部分9から第2上面部分10に向けて下り傾斜する傾斜面部分11とからなり、
    隣接するブロック蓋5・5間に配置されて側溝3の開口上面を塞ぐ側溝用グレーチング蓋において、
    下面の溝幅方向の左右両端部が側溝3の蓋受け段部6・6に受け止め支持される鋼製のグレーチング本体13と、
    グレーチング本体13の上面に溶接される鋼製の上部グレーチング14とからなり、
    上部グレーチング14の溝幅方向の寸法は、グレーチング本体13のそれよりも小さく寸法設定されており、
    上部グレーチング14がグレーチング本体13の溝幅方向の一端側に片寄せて配置されることにより、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側となる一端側に、上部グレーチング14の溝幅方向の歩道1側となる一端側を、上部グレーチング14が車道2側に向かって下り傾斜姿勢になるよう持ち上げ支持する鋼製の支持体26が、グレーチング本体13と上部グレーチング14とにそれぞれ溶接されており、
    側溝3の蓋受け段部6・6にグレーチング本体13を受け止め支持した状態において、支持体26の上面板28bがブロック蓋5の第1上面部分9と、上部グレーチング14の上面がブロック蓋5の傾斜面部分11と、グレーチング本体13の上面がブロック蓋5の第2上面部分10とそれぞれ略面一状になるよう形成されていることを特徴とする側溝用グレーチング蓋。
  5. 支持体26の立ち上がり部の外面26aが、グレーチング本体13の溝幅方向の歩道1側の一端面13aに対して略面一状に位置している請求項3または4記載の側溝用グレーチング蓋。
  6. 上部グレーチング14の溝幅方向の車道2側の他端面14bの上端部と、グレーチング本体13の上面との間に、グレーチング本体13に向かって下り傾斜する傾斜板29が前後方向にわたって架け渡された状態で溶接されている請求項3または4記載の側溝用グレーチング蓋。
  7. 支持体26が、グレーチング本体13および上部グレーチング14の前後方向にわたって延びており、
    グレーチング本体13、上部グレーチング14および支持体26の前後方向の両端に、鋼製の支持板30・30が溶接されている請求項3または4記載の側溝用グレーチング蓋。
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