JP4433146B2 - 電空変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気信号を空気圧信号に変換する電空変換装置に関し、特に大きな不感帯を有するパイロットリレーを用い広い負荷容量範囲に対応可能な電空変換装置に関する。
従来の電気信号を空気圧信号に変換する電空変換装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特表平04−507310号公報 特開平10−019005号公報
従来の電空変換装置の圧力制御に関しては、特に、4−20mA型の電空変換装置においては演算増幅器を複数個使用したPID(Proportional, Integration and Differential)制御をベースとしたアナログ制御が主に用いられている。
図8はこのような従来の電空変換装置の一例を示す構成ブロック図である。図8において1は減算回路、2は積分回路、3は加算回路、4は増幅回路、5は電圧/電流変換器、6はトルクモータ、7はパイロットリレー(コントロールリレーとも呼ぶ。)、8は制御対象である調節弁、9は圧力センサ、10は1次遅れ微分回路である。
図8中”SV01”に示す目標値信号は減算回路1の加算入力端子に印加され、減算回路1の出力は積分回路2の入力端子及び加算回路3の一方の入力端子にそれぞれ接続される。また、積分回路2の出力は加算回路3の他方の入力端子に接続される。
加算回路3の出力は増幅回路4の入力端子に接続され、増幅回路4の出力は電圧/電流変換器5を介してトルクモータ6に接続される。トルクモータ6からの空気圧信号(ノズル背圧)はパイロットリレー7に供給される。
そして、パイロットリレー7の出力である制御圧力は制御対象である調節弁8に供給されると共に圧力センサ9に供給される。圧力センサ9の出力である検出信号(電気信号)は1次遅れ微分回路10に接続され、図8中”PV01”に示す1次遅れ微分回路10の出力は圧力値信号として減算回路1の減算入力端子に印加される。
ここで、図8に示す従来例の動作を簡単に説明する。パイロットリレー7の出力である制御圧力は圧力センサ9によって検出され、1次遅れ微分回路10を介して圧力値信号”PV01”として減算回路に入力され目標値信号”SV01”との偏差が求められる。
そして、加算回路3で演算された偏差と積分された偏差との和を増幅回路4が適宜増幅し、電圧/電流変換器5で電流に変換した後トルクモータ6に印加される。トルクモータ6は入力される電流に基づき空気圧信号を発生させてパイロットリレー7に供給し、パイロットリレー7ではこの空気圧信号を適宜増幅して調節弁8に供給する。
すなわち、図8に示す制御ループでは上述の偏差が”0”になるように動作して圧力値信号”PV01”が目標値信号”SV01”に一致するように制御される。
また、図9を用いてパイロットリレー7の動作を詳細に説明する。図9はパイロットリレーの具体例を示す構成断面図である。
図9において11は排気弁、12は入力ダイアフラム、13は可動部、14はフィードバックダイアフラム、15は給気弁、16はポペット、17はバネ、18はブリード孔である。
図9中”CP21”に示すようなノズル背圧の圧力が上昇した場合、入力ダイアフラム12は図面右側に凸状態になるように変形して可動部13を押し、排気弁11に接するポペット16を押す。
バネ17により保持されているポペット16に一定以上の圧力が加わるとポペット16は図面右側に移動し、給気弁15とポペット16との間に隙間が生じて、図9中”SP11”に供給されている供給圧が、図9中”OP11”に示す出力圧側に流れ込み出力圧が上昇する。
一方、図9中”CP21”に示すようなノズル背圧の圧力が低下した場合、入力ダイアフラム12は図面左側に凸状態になるように変形して可動部13を図面左側に引っ張る。
このため、排気弁11とバネ17により保持されているポペット16との間に隙間が生じて、図9中”OP11”に示す出力圧側の圧力が図9中”HL21”に示す可動部13に設けられた穴から図9中”VE11”に示す排気側に流れ込んで出力圧が低下する。
この結果、パイロットリレー7に供給するノズル背圧を調整することにより、出力圧(制御圧力)を制御することが可能になる。
但し、図8に示すようなアナログ制御の一般的な問題点としては、当該アナログ回路の制御パラメータは回路の定数によって決まってしまうので、制御対象に関する負荷容量や配管長等のプラントにおける様々な条件の全てに対応することは実用上困難である。
また、空気圧増幅要素としてはパイロットリレーが一般的に用いられているが、アナログ制御によっては、パイロットリレーの吸気側もしくは排気側のいずれか一方に存在する不感帯の圧力制御に及ぼす影響を除去することが困難であった。
例えば、図9において、出力圧の圧力上昇の際には、可動部13がポペット16を図面左側に押してもバネ17のバネ力との関係で上述の隙間ができず、図9中”SP11”に示す供給圧がブリード孔18を通して図9中”OP11”に示す出力圧側に流れ込む状態が発生する。この状態を不感帯に捕捉されたものと定義する。
図10及び図11は不感帯に捕捉された場合のポペットの位置及び制御圧力の一例を示す特性曲線図である。
不感帯に捕捉された場合には、ポペット16はバネ17のバネ定数によって力が均衡して移動することがないので、図10中”CH21”に示す特性曲線では、図10中”ST21”や図10中”ST22”に示すようにポペット16の位置が一定位置に捕捉されてしまう。
一方、上述のように不感帯に捕捉された状態(ポペット16が一定位置に捕捉された状態)では供給圧がブリード孔を通じて流れ込むため、図11中”CH31”に示す特性曲線では、図11中”OS31”や図11中”OS32”に示すようなオーバーシュートが生じてしまうことになる。
すなわち、このような不感帯に捕捉されたことに起因する図11中”OS31”や図11中”OS32”に示すようなオーバーシュートの発生をアナログ制御によって抑制することが困難である。
このため、このような問題点を解決するためにCPU(Central Processing Unit)等の演算制御手段を用いて制御演算をディジタル演算によって行うものが考えられている。図12は「特開平10−019005号公報」に記載された従来の問題点を改善した電空変換装置の一例を示す構成ブロック図である。
図12において、19は入力される制御信号に応じて供給圧を用いてノズル背圧を出力する電空変換器、20は供給圧を用いて当該ノズル背圧を増幅した制御圧力を出力するパイロットリレー、21は制御対象である調節弁、22は制御圧力をモニタするための圧力センサ、23は入力される制御信号とモニタされる制御圧力との偏差によりノズル背圧を調整する出力制御装置である。
図12中”IC41”に示す制御信号は電空変換器19及び出力制御装置23にそれぞれ入力され、電空変換器19の出力であるノズル背圧”Pn”はパイロットリレー20に供給される。パイロットリレー20の出力である制御圧力”Pout”は制御対象である調節弁21に供給されると共に圧力センサ22にも供給される。
図12中”MP41”に示す圧力センサ22の出力である制御圧力の検出信号(電気信号)は出力制御装置23に接続され、出力制御装置23の出力は電空変換器19の制御端子に印加される。
ここで、図12に示す従来例の動作を簡単に説明する。電空変換器19は入力される制御信号に応じて供給圧を用いてノズル背圧を出力し、パイロットリレー20は供給圧を用いて当該ノズル背圧を増幅した制御圧力を出力する。そして、当該制御圧力によって調節弁21の弁の開度が制御され所定の流量が得られる。
一方、パイロットリレー20の出力である制御圧力は圧力センサ22で検出され、出力制御装置23は入力される制御信号と検出信号との偏差(偏差圧)”ΔP”を演算して、当該偏差が”0”になるように電空変換器19を制御してノズル背圧を微調整する。
さらに、このような制御系において図12に示す従来例では、電空変換要素のノズル背圧と、パイロットリレーの制御圧力との関係から、パイロットリレーが不感帯に入っているか否かを判断し、不感帯にあると判断した場合には制御のループゲインを大きくすることにより、当該不感帯に起因して発生する調節弁の制御遅れを改善している。
例えば、図13はこのようなループゲインの制御を説明する説明図である。図13中”CH51"に示す特性曲線は制御圧力の一例を示し、図13中”CH52"に示す特性曲線はループゲインの一例を示している。
すなわち、偏差(偏差圧)”ΔP”が図13中”P1”〜”P2”の間に入っているか否か、言い換えれば、不感帯に入っているか否かを判断し、もし、不感帯に入っていると判断した場合には、ループゲインを図3中”A0”から”A1”と言うように大きくして調節弁の制御遅れを改善させる。
しかし、図12に示すような従来例では、電空変換要素の入出力特性は、温度や経年変化等によって変動するものであり、入力される制御信号とノズル背圧との関係もまた変動してしまい入出力特性の変化を補正しないと正しく動作しないと言った問題点があった。
また、パイロットリレーの入出力特性に関しても上述と同様の問題があり、ノズル背圧と制御圧力との関係から、不感帯に入っていることを正しく判断することができなくなってしまう可能性があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、大きな不感帯を有するパイロットリレーを用い広い負荷容量範囲に対応可能な電空変換装置を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
電気信号を空気圧信号に変換する電空変換装置において、
入力される電圧信号を電流に変換する電圧/電流変換器と、この電圧/電流変換器の出力に基づきノズル背圧を出力するトルクモータと、このトルクモータからの前記ノズル背圧を増幅して制御圧力として制御対象に供給するパイロットリレーと、このパイロットリレーの前記制御圧力を検出する圧力センサと、この圧力センサの出力である圧力値信号と入力される目標値信号との偏差を求め当該偏差が零になるように前記電圧信号を調整して前記圧力値信号が前記目標値信号に一致するように制御する演算制御手段とを備え、前記演算制御手段が、値の異なる複数のループゲインを有し、ステップ幅および負荷容量に応じて前記ループゲインを切り替えることにより、広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明である電空変換装置において、
前記演算制御手段が、
前記目標値信号から前記ステップ幅を求めることにより、広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の発明である電空変換装置において、
前記演算制御手段が、
前記目標値信号と前記圧力値信号との偏差値に基づき前記ステップ幅を求めることにより、広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
請求項4記載の発明は、
電気信号を空気圧信号に変換する電空変換装置において、
入力される電圧信号を電流に変換する電圧/電流変換器と、この電圧/電流変換器の出力に基づきノズル背圧を出力するトルクモータと、このトルクモータからの前記ノズル背圧を増幅して制御圧力として制御対象に供給するパイロットリレーと、このパイロットリレーの前記制御圧力を検出する圧力センサと、この圧力センサの出力である圧力値信号と入力される目標値信号との偏差を求め当該偏差が零になるように前記電圧信号を調整して前記圧力値信号が前記目標値信号に一致するように制御する演算制御手段とを備え、前記偏差の積算値の大きさにより負荷容量の大小を推定し、推定された負荷容量の大小に応じて前記ループゲインを切り替えることにより、広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の発明である電空変換装置において、
前記演算制御手段が、
前記圧力値信号の微分値から予め設定された時間後に前記圧力値信号が前記目標値信号を超えることができないと判断した場合に前記目標値信号と前記圧力値信号との偏差値を積算し、当該積算値が予め設定された閾値を超過した場合には負荷容量が大きいと判断することにより、広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
請求項6記載の発明は、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明である電空変換装置において、
前記演算制御手段が、
前記ループゲインの切り替えの後に偏差が十分小さくなったことを確認した後に負荷容量全域で発振を生じないループゲインにループゲインを戻すことにより、広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
請求項7記載の発明は、
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明である電空変換装置において、
前記演算制御手段が、
微分時間を長くして微分動作を効かせたループゲインの設定をすると共に位相進み補償制御を行うことにより、不感帯に捕捉される時間を極力短くして制御圧力におけるオーバーシュートの発生を抑えることが可能になる。
請求項8記載の発明は、
請求項1乃至請求項のいずれかに記載の発明である電空変換装置において、
前記演算制御手段が、
入力される前記目標値信号と前記圧力値信号との差分を演算する減算手段と、この減算手段の出力を積分する積分手段と、前記減算手段の出力と前記積分手段の出力を加算する加算手段と、この加算手段の出力を増幅して前記電圧信号として出力させる増幅手段と、前記圧力センサの出力を1次遅れ微分すると共に前記圧力値信号として出力する1次遅れ微分手段とから構成されたことにより、広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
請求項9記載の発明は、
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の発明である電空変換装置において、
前記演算制御手段が、
入力される前記目標値信号と前記圧力値信号との差分を演算する減算手段と、この減算手段の出力を積分する積分手段と、前記減算手段の出力と前記積分手段の出力を加算する加算手段と、この加算手段の出力を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力に位相進み補償を行い前記電圧信号として出力させる位相進みフィルタ手段と、前記圧力センサの出力を1次遅れ微分すると共に前記圧力値信号として出力する1次遅れ微分手段とから構成されたことにより、不感帯に捕捉される時間を極力短くして制御圧力におけるオーバーシュートの発生を抑えることが可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,3,4,5,6及び請求項の発明によれば、演算制御手段が、ステップ応答の幅に応じてループゲインを切り替え、或いは、負荷容量を推定して推定した負荷容量に応じてループゲインを切り替えることにより、広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
また、請求項及び請求項の発明によれば、演算制御手段が、微分時間を長くして微分動作を効かせたゲイン設定をすると共に位相進みフィルタ手段によって位相進み補償制御を行うことにより、不感帯に捕捉される時間を極力短くして制御圧力におけるオーバーシュートの発生を抑えることが可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る電空変換装置の一実施例を示す構成ブロック図である。図1において5,6,7,8及び9は図8に示す従来例と同一符号を付してあり、24は減算手段、25は積分手段、26は加算手段、27は増幅手段、28は位相進みフィルタ手段、29は1次遅れ微分手段である。
また、減算手段24、積分手段25、加算手段26、増幅手段27、位相進みフィルタ手段28及び1次遅れ微分手段29はそれぞれCPU等の演算制御手段50においてソフトウェア的に実現される手段である。
図1中”SV61”に示す目標値信号は減算手段24の加算入力端子に印加され、減算手段24の出力は積分手段25の入力端子及び加算手段26の一方の入力端子にそれぞれ接続される。また、積分手段25の出力は加算手段26の他方の入力端子に接続される。
加算手段26の出力は増幅手段27の入力端子に接続され、増幅手段27の出力は位相進みフィルタ手段28に接続される。また、位相進みフィルタ手段28の出力は電圧/電流変換器5を介してトルクモータ6に接続される。トルクモータ6からの空気圧信号(ノズル背圧)はパイロットリレー7に供給される。
そして、パイロットリレー7の出力である制御圧力は制御対象である調節弁8に供給されると共に圧力センサ9に供給される。圧力センサ9の出力である検出信号(電気信号)は1次遅れ微分手段29に接続され、図1中”PV61”に示す1次遅れ微分手段29の出力は圧力値信号として減算手段24の減算入力端子に印加される。
ここで、図1に示す実施例の動作を図2、図3、図4、図5及び図6を用いて説明する。図2は位相進みフィルタ手段28を用いない場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図、図3は位相進みフィルタ手段28を用いた場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図、図4はステップ幅に応じてゲイン切り替えをした場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図、図5は負荷容量の推定方法を説明する説明図、図6は推定された負荷容量に応じてゲイン切り替えをした場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図である。但し、図8に示す従来例と同様の部分に関する動作の説明は省略する。
但し、ループゲインとは、全ての制御パラメータ、具体的には、一次遅れ微分手段、積分手段、増幅手段、位相進みフィルタ手段の制御パラメータに相当するものである。
図1中の演算制御手段50では、比較的高いループゲインを用いて従来例で問題となっていた不感帯に捕捉される時間を極力短くして制御圧力におけるオーバーシュートの発生を抑える必要性がある。このため、微分時間を長くして微分動作を効かせたゲイン設定をする必要性があった。
但し、このような制御パラメータの調整だけでは、制御対象に関する負荷容量が”20cc〜3000cc”と言った広範囲においてオーバーシュートの発生を抑えながら制御することは困難である。
すなわち、オーバーシュートの発生を抑えるため比例ゲイン、積分ゲイン、微分ゲインのそれぞれを高く設定しているため”20cc〜3000cc”と言った負荷領域を制御することは困難であり、負荷容量が小さな場合には発振を生じやすい。このため、図1に示す実施例では増幅手段27の後段に位相進みフィルタ手段28を挿入する。
例えば、図1において、積分手段25の伝達関数を”1/(Ti・s)”、増幅手段27のゲインを”Kp”、位相進みフィルタ手段28の伝達関数を”{1+(γ2+1)・TD2・s}/(1+γ2・TD2・s)”、1次遅れ微分手段29の伝達関数を”(1+TD1・s)/(1+γ1・TD1・s)”とし、
Kp=0.21
Ti=0.045
TD1=0.75
γ1=0.28
TD2=0
γ2=0 (1)
とした場合、言い換えれば、位相進みフィルタ手段28を用いない場合は、図2中”CH71”に示すような特性曲線となり、図2中”CH71”に示す特性曲線から明らかなように制御圧力は発振している。
一方、例えば、各種パラメータを、
Kp=0.21
Ti=0.045
TD1=0.75
γ1=0.28
TD2=0.05
γ2=0.02 (2)
とした場合、言い換えれば、位相進みフィルタ手段28を用いる(位相進み補償制御を行う)場合は、図3中”CH81”に示すような特性曲線となり、図3中”CH81”に示す特性曲線から明らかなように制御圧力の発振が抑えられ特性の改善が図られている。
この結果、演算制御手段50が、微分時間を長くして微分動作を効かせたゲイン設定をすると共に位相進みフィルタ手段28によって位相進み補償制御を行うことにより、不感帯に捕捉される時間を極力短くして制御圧力におけるオーバーシュートの発生を抑えることが可能になる。
但し、位相進みフィルタ手段28を導入することにより特性の改善を図られるものの、位相進みフィルタ手段28だけでは”20cc〜3000cc”と言った広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることはできないので、ステップ幅及び負荷容量に応じてループゲインの切り替え制御を行う必要性がある。
例えば、10%の圧力上昇/下降を生じるステップ応答特性における5つのループゲインの切り替え制御方法を例にとって説明する。使用される5つのループゲインは、
ゲイン1:低ステップ応答で全負荷容量条件で使用。
ゲイン2:10%応答付近より大きなステップ応答入力で
負荷容量が小さい場合に使用。
ゲイン3:10%応答付近より大きなステップ応答入力で
負荷容量が大きい場合に使用。
ゲイン4:10%応答付近のステップ応答入力で
負荷容量が小さい場合に使用。
ゲイン5:10%応答付近のステップ応答入力で
負荷容量が大きい場合に使用。
である。
また、それぞれのループゲインの大小関係は、
ゲイン1<ゲイン2<ゲイン3<ゲイン4<ゲイン5 (3)
である。
ここで、ステップ幅に応じたループゲインの切り替え制御について図4を用いて説明する。図4は”ゲイン1”と”ゲイン2”との間のループゲインの切り替えの有無による制御圧力の一例を示す特性曲線図である。
”ゲイン2”は応答速度が速く、負荷容量全域で使用可能なループゲインではあるが、図4中”CH91”に示す特性曲線から明らかなように2%応答の低ステップでは不感帯に捕捉されてしまい、図4中”OS91”や図4中”OS92”と言った50%程度のオーバーシュートが生じてしまうことになる。
このため、演算制御手段50は、2%応答等の低ステップ応答の目標値信号”SV61”が入力された場合にはループゲインを”ゲイン2”から低ステップ応答では不感帯に捕捉されない”ゲイン1”に切り替える制御を行うことにより、図4中”CH92”に示す特性曲線のようになり、図4中”OS91”や図4中”OS92”と言ったオーバーシュートを低減することが可能になる。
例えば、同様に、演算制御手段50は、目標値信号”SV61”のステップ応答の幅が10%応答付近か、或いは、10%応答付近よりも大きいものであれば、”ゲイン4”、或いは、”ゲイン2”等にループゲインを切り替えることにより良好な応答特性を得ることができる。
また、演算制御手段50は、ループゲインの切り替えの後に偏差が十分小さくなったことを確認した後に”ゲイン1”に適宜ループゲインを切り替える。
この結果、演算制御手段50が、微分時間を長くして微分動作を効かせたゲイン設定をし位相進みフィルタ手段28によって位相進み補償制御を行うと共にステップ応答の幅に応じてループゲインを切り替えることにより、”20cc〜3000cc”と言った広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
さらに、負荷容量に応じたループゲインの切り替え制御について図5及び図6を用いて説明する。図5は負荷容量の推定方法の一例を示す説明図、図6は”ゲイン4”と”ゲイン5”との間のループゲインの切り替えの有無による制御圧力の一例を示す特性曲線図である。
前述のステップ幅に応じたループゲインの切り替え制御により、目標値信号”SV61”が入力され、当該ステップ幅に応じて、演算制御手段50が、ループゲインを”ゲイン1”から”ゲイン2”に切り替えている状態を想定する。
この状態で、演算制御手段50は、演算制御の周期毎(予め設定された時間毎)に圧力値信号”PV61”の微分値から負荷容量を推定する。
例えば、演算制御周期(予め設定された時間)を”1秒”とした場合、1秒後に圧力値信号”PV61”が目標値信号”SV61”を超過できるか否かを判断し、目標値信号”SV61”を超えられないと判断した場合にはカウンタ(演算制御手段50内で実現する)を動作させる。
例えば、図5中”CH101”に示すような特性曲線の場合には、圧力値信号”PV61”の微分値から図5中”DP101”に示す1秒後の信号の増加分を求めてみると、1秒後には目標値信号”SV61”を超過することが分かるのでカウンタの動作を行わない。
一方、例えば、図5中”CH102”に示すような特性曲線の場合には、圧力値信号”PV61”の微分値から図5中”DP102”に示す1秒後の信号の増加分を求めてみると、1秒後には目標値信号”SV61”を超過できないことが分かるのでカウンタの動作を開始させる。
そして、演算制御手段50は、当該カウンタの積算値が予め設定された閾値を超過した場合には負荷容量が大きいと判断すると共にループゲインを”ゲイン2”から”ゲイン3”に切り替える。
さらに、例えば、前述の状態から10%ステップ応答の目標値信号”SV61”が入力され場合、前述のステップ幅に応じたループゲインの切り替え制御により、ループゲインは”ゲイン3”から”ゲイン4”に切り替わる。
そして、図6中”CH111”に示す特性曲線は負荷容量に応じてループゲインの切り替えを行わない場合の一例であり、この場合、ループゲインは”ゲイン4”のままなので図6中”OS111”に示すようなオーバーシュートを生じている。
一方、図6中”CH112”に示す特性曲線は負荷容量に応じてループゲインの切り替えを行う場合の一例であり、負荷容量の推定によって大きな負荷容量と判断された場合、”ゲイン4”から”ゲイン5”にループゲインを切り替えることにより良好な応答特性を得ることができる。
また、演算制御手段50は、ループゲインの切り替えの後に偏差が十分小さくなったことを確認した後に”ゲイン1”に適宜ループゲインを切り替える。
この結果、演算制御手段50が、微分時間を長くして微分動作を効かせたゲイン設定をし位相進みフィルタ手段28によって位相進み補償制御を行うと共にステップ応答の幅に応じてループゲインを切り替え、更に、負荷容量を推定して推定した負荷容量に応じてループゲインを切り替えることにより、”20cc〜3000cc”と言った広範囲の負荷領域全体で満足できる応答特性を得ることが可能になる。
なお、図1に示す実施例においては説明簡単のために演算制御手段50内にアナログ回路に相当する各種手段を例示しているが、各種手段の機能は演算制御手段50内でソフトウェア的に実現されるものであって、微分時間を長くして微分動作を効かせたゲイン設定をして位相進み補償制御を行うものであれば図1に示す構成には何ら限定されるものではない。
また、図5に示す負荷容量の推定方法としては圧力値信号”PV61”の微分値に基づきカウンタを動作させ積算値が予め設定された閾値を超過するか否かによって負荷容量を推定しているが、目標値(目標値信号)と圧力値(圧力値信号)との偏差値を積算して負荷容量を推定しても構わない。
図7はこのような目標値(目標値信号)と圧力値(圧力値信号)との偏差値の積算による負荷容量の推定方法を説明する説明図である。
例えば、演算制御周期(予め設定された時間)を”1秒”とした場合、1秒後に圧力値信号”PV61”が目標値信号”SV61”を超過できるか否かを判断し、目標値信号”SV61”を超えられないと判断した場合には目標値(目標値信号:SV)と圧力値(圧力値信号:PV)との偏差値を積算する。
例えば、図7中”CH121”に示すような特性曲線の場合には、圧力値信号”PV61”の微分値から図7中”DP121”に示す1秒後の信号の増加分を求めてみると、1秒後には目標値信号”SV61”を超過することが分かるので前記偏差値の積算を行わない。
一方、例えば、図7中”CH122”に示すような特性曲線の場合には、圧力値信号”PV61”の微分値から図7中”DP122”に示す1秒後の信号の増加分を求めてみると、1秒後には目標値信号”SV61”を超過できないことが分かるので前記偏差値の積算を開始させる。
そして、演算制御手段50は、当該積算値が予め設定された閾値を超過した場合には負荷容量が大きいと判断すると共にループゲインを前述のように適宜に切り替える。
また、図1等における説明に際しては、5つのループゲインを設けてステップ幅や負荷容量に応じて切り替えているが、使用するループゲイン数は勿論5つの限定される訳ではなく任意の数であって構わない。但し、”ゲイン1”のような負荷容量全域で発振を生じないループゲインから切り替える。
また、図1等における説明に際しては、目標値信号”SV61”からステップ幅を求めているが、目標値信号(SV)と圧力値信号(PV)との偏差値に基づきステップ幅を求めてループゲインを切り替えても構わない。
また、演算制御手段50は、ループゲインの切り替えの後に偏差が十分小さくなったことを確認した後に負荷容量全域で発振を生じないループゲイン(例えば、”ゲイン1”等)にループゲインを戻しても構わない。
また、図1等における説明に際しては、位相進みフィルタ手段28で位相進み補償制御を行いながら、ステップ応答の幅に応じてループゲインを切り替えたり、或いは、推定された負荷容量の大小に応じてループゲインを切り替えることを例示しているが、位相進み補償制御を行うことなく、ただ単に、ステップ応答の幅に応じてループゲインを切り替えたり、或いは、推定された負荷容量の大小に応じてループゲインを切り替えても構わない。
本発明に係る電空変換装置の一実施例を示す構成ブロック図である。 位相進みフィルタ手段を用いない場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図である。 位相進みフィルタ手段を用いた場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図である。 ステップ幅に応じてゲイン切り替えをした場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図である。 負荷容量の推定方法を説明する説明図である。 推定された負荷容量に応じてゲイン切り替えをした場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図である。 目標値と圧力値との偏差値の積算による負荷容量の推定方法を説明する説明図である。 従来の電空変換装置の一例を示す構成ブロック図である。 パイロットリレーの具体例を示す構成断面図である。 不感帯に捕捉された場合のポペットの位置の一例を示す特性曲線図である。 不感帯に捕捉された場合の制御圧力の一例を示す特性曲線図である。 従来の問題点を改善した電空変換装置の一例を示す構成ブロック図である。 ループゲインの制御を説明する説明図である。
符号の説明
1 減算回路
2 積分回路
3 加算回路
4 増幅回路
5 電圧/電流変換器
6 トルクモータ
7,20 パイロットリレー
8,21 調節弁
9,22 圧力センサ
10 1次遅れ微分回路
11 排気弁
12 入力ダイアフラム
13 可動部
14 フィードバックダイアフラム
15 給気弁
16 ポペット
17 バネ
18 ブリード孔
19 電空変換器
23 出力制御装置
24 減算手段
25 積分手段
26 加算手段
27 増幅手段
28 位相進みフィルタ手段
29 1次遅れ微分手段
50 演算制御手段

Claims (9)

  1. 電気信号を空気圧信号に変換する電空変換装置において、
    入力される電圧信号を電流に変換する電圧/電流変換器と、
    この電圧/電流変換器の出力に基づきノズル背圧を出力するトルクモータと、
    このトルクモータからの前記ノズル背圧を増幅して制御圧力として制御対象に供給するパイロットリレーと、
    このパイロットリレーの前記制御圧力を検出する圧力センサと、
    この圧力センサの出力である圧力値信号と入力される目標値信号との偏差を求め当該偏差が零になるように前記電圧信号を調整して前記圧力値信号が前記目標値信号に一致するように制御する演算制御手段とを備え、
    前記演算制御手段が、値の異なる複数のループゲインを有し、ステップ幅および負荷容量に応じて前記ループゲインを切り替えることを特徴とする電空変換装置。
  2. 前記演算制御手段が、
    前記目標値信号から前記ステップ幅を求めることを特徴とする請求項1記載の電空変換装置。
  3. 前記演算制御手段が、
    前記目標値信号と前記圧力値信号との偏差値に基づき前記ステップ幅を求めることを特徴とする請求項1記載の電空変換装置。
  4. 電気信号を空気圧信号に変換する電空変換装置において、
    入力される電圧信号を電流に変換する電圧/電流変換器と、
    この電圧/電流変換器の出力に基づきノズル背圧を出力するトルクモータと、
    このトルクモータからの前記ノズル背圧を増幅して制御圧力として制御対象に供給するパイロットリレーと、
    このパイロットリレーの前記制御圧力を検出する圧力センサと、
    この圧力センサの出力である圧力値信号と入力される目標値信号との偏差を求め当該偏差が零になるように前記電圧信号を調整して前記圧力値信号が前記目標値信号に一致するように制御する演算制御手段とを備え、
    前記偏差の積算値の大きさにより負荷容量の大小を推定し、推定された負荷容量の大小に応じて前記ループゲインを切り替えることを特徴とする電空変換装置。
  5. 前記演算制御手段が、
    前記圧力値信号の微分値から予め設定された時間後に前記圧力値信号が前記目標値信号を超えることができないと判断した場合に前記目標値信号と前記圧力値信号との偏差値を積算し、当該積算値が予め設定された閾値を超過した場合には負荷容量が大きいと判断することを特徴とする請求項4記載の電空変換装置。
  6. 前記演算制御手段が、
    前記ループゲインの切り替えの後に偏差が十分小さくなったことを確認した後に負荷容量全域で発振を生じないループゲインにループゲインを戻すことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電空変換装置。
  7. 前記演算制御手段が、
    微分時間を長くして微分動作を効かせたループゲインの設定をすると共に位相進み補償制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電空変換装置。
  8. 前記演算制御手段が、
    入力される前記目標値信号と前記圧力値信号との差分を演算する減算手段と、
    この減算手段の出力を積分する積分手段と、
    前記減算手段の出力と前記積分手段の出力を加算する加算手段と、
    この加算手段の出力を増幅して前記電圧信号として出力させる増幅手段と、
    前記圧力センサの出力を1次遅れ微分すると共に前記圧力値信号として出力する1次遅れ微分手段とから構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電空変換装置。
  9. 前記演算制御手段が、
    入力される前記目標値信号と前記圧力値信号との差分を演算する減算手段と、
    この減算手段の出力を積分する積分手段と、
    前記減算手段の出力と前記積分手段の出力を加算する加算手段と、
    この加算手段の出力を増幅する増幅手段と、
    この増幅手段の出力に位相進み補償を行い前記電圧信号として出力させる位相進みフィルタ手段と、
    前記圧力センサの出力を1次遅れ微分すると共に前記圧力値信号として出力する1次遅れ微分手段とから構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の電空変換装置。
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