JP4432984B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機の制御装置に関し、特に、自動変速モードおよび手動変速モードで変速制御可能な自動変速機の制御装置に関するものである。
従来の自動変速機の制御装置においては、変速線図に基づいて自動変速機を制御する自動変速モードと、運転者のアップシフトおよびダウンシフトの操作に応じて自動変速機を変速制御する手動変速モードとを有し、自動変速モードによる走行中に運転者によってアップシフトあるいはダウンシフトの操作が行われると、自動変速モードから手動変速モードに移行し、運転者の操作に応じたシフトが行われるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された従来の自動変速機の制御装置は、運転者によってアップシフトおよびダウンシフトの操作を可能するためハンドルにアップシフトスイッチおよびダウンシフトスイッチが設置されており、運転者がハンドル上でアップシフトスイッチおよびダウンシフトスイッチを押下できるようになっている。ここで、運転者がエンジンブレーキをかけるためにダウンシフトスイッチを押下すると、自動変速モードから手動変速モードに移行するとともに、その操作に応じてダウンシフトされるようになっている。
特開平11−257485号公報
しかしながら、従来の自動変速機の制御装置においては、ダウンシフトスイッチが押下されてから所定の時間が経過すると、手動変速モードから変速線図に基づいた自動変速モードに移行するようになっていた。そのため、ダウンシフトスイッチが押下されてから所定の時間が経過すると、運転者が意図しない変速線図に基づいた自動変速機の変速制御が実行されてしまうという問題があった。例えば、運転者によるダウンシフトスイッチの操作に応じてダウンシフトされて、運転者がその状態を望む場合においても、運転者によるダウンシフトスイッチの押下から所定の時間が経過すると、手動変速モードから自動変速モードに移行するため、結果として運転者が意図的にダウンシフトさせたにもかかわらず元の変速状態に切換わるという問題があった。より具体的には、カーブに進入する前に減速するため、ダウンシフトスイッチを操作をしたにもかかわらず、一定時間経過後に自動変速モードに移行してカーブを旋回中に変速線図に基づいたアップシフトが実行されると、スピン等が発生する可能性があった。
また、このような従来の自動変速機の制御装置においては、自動変速モードから手動変速モードへの移行は、ダウンシフトスイッチあるいはアップシフトスイッチの押下によって行われるため、運転者が単に自動変速モードから手動変速モードに移行したい場合においても、ダウンシフトスイッチあるいはアップシフトスイッチの押下に応じた運転者の望まないダウンシフトあるいはアップシフトが実行されるという問題があった。
したがって、運転者が意図しない自動変速機の変速制御が実行され、その結果ドライバビリティが悪化するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、運転者が意図しない自動変速機の変速制御を防止し、ドライバビリティを向上した自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の自動変速機の制御装置は、上記の課題を解決するため、(1)車両に搭載された自動変速機の変速が変速線図に基づいて実行される自動変速モードおよび手動による前記自動変速機の変速が実行される手動変速モードのうちの何れか一方で前記自動変速機の変速を制御する変速制御手段と、手動により操作された前記自動変速機のアップシフトおよびダウンシフトのシフト指示のうちの少なくとも何れか一方を検出するシフト指示検出手段と、を備えた自動変速機の制御装置であって、前記シフト指示検出手段により前記シフト指示が検出されているシフト指示時間を測定する指示時間測定手段をさらに備え、前記変速制御手段が、前記自動変速モードで前記自動変速機の変速を制御している場合、前記指示時間測定手段により測定されたシフト指示時間が所定の時間を超えた場合には、前記手動変速モードに移行せずに、前記自動変速モードから前記自動変速機の変速を禁止する変速禁止モードに移行する構成を有している。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、自動変速モードで変速制御されている場合であっても、例えば前記指示時間測定手段により測定されたシフト指示時間が長い場合、前記手動変速モードに移行せずに、前記自動変速モードから前記自動変速機の変速を禁止する変速禁止モードに移行することができるので、運転者が意図しない自動変速機の変速制御を防止し、ドライバビリティを向上した自動変速機の制御装置を提供することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、運転者が手動変速モードでアップシフトまたはダウンシフトしようとしているのか、あるいは変速禁止モードに移行しようとしているのかを判断できるので、運転者の意思を反映した自動変速機の制御を行うことができる。
また、上記()の構成を有する自動変速機の制御装置においては、()前記所定の時間が、前記車両の走行状態に基づいて変化する構成をさらに有している。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、変速禁止モードへの移行を車両の走行状態に応じて変更できるので、車両の走行状態に起因する運転者の操作速度の変化を反映した自動変速機の制御を行うことができる。
また、上記()の構成を有する自動変速機の制御装置においては、()前記車両が旋回しているか否かを判断する旋回判断手段をさらに備え、前記変速制御手段が、前記指示時間測定手段により測定されたシフト指示時間が所定の時間を超えており、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していると判断された場合に、前記手動変速モードに移行せずに、前記自動変速モードから前記自動変速機の変速を禁止する変速禁止モードに移行する構成をさらに有している。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、旋回判断手段による判断を変速禁止モードに移行する条件とすることができるため、運転者の操作意思を確実に判断することができ、運転者の意思を反映した自動変速機の制御を行うことができる。
また、上記()の構成を有する自動変速機の制御装置においては、()前記変速制御手段が、前記指示時間測定手段により測定されたシフト指示時間が所定の時間を超えており、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していないと判断された場合には、前記自動変速モードから前記変速禁止モードへの移行を無効にする構成をさらに有している。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、前記自動変速モードから前記変速禁止モードへの移行を車両の旋回時のみに制限できるので、運転者の誤操作による変速禁止モードへの移行を防止できる。
上記(1)から()の何れかの構成を有する自動変速機の制御装置においては、()前記変速制御手段が、前記変速禁止モードに移行した後に、前記シフト指示検出手段による前記シフト指示の検出が終了した場合には、前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰する構成をさらに有している。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、前記シフト指示検出手段による前記シフト指示の検出が終了したことを前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰させる条件とすることができるので、運転者の意思を反映した自動変速機の制御を行うことができる。
上記()の構成を有する自動変速機の制御装置においては、()前記変速制御手段が、前記変速禁止モードに移行した後に、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していないと判断された場合には、前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰する構成をさらに有している。
この構成により、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していないことを前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰させる条件とすることができるので、運転者の誤操作による変速禁止モードの継続を防止できる。
上記()の構成を有する自動変速機の制御装置においては、()前記変速制御手段が、前記変速禁止モードに移行した後に、前記シフト指示検出手段による前記シフト指示の検出が終了して、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していないと判断された場合には、前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰する構成をさらに有している。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰させるために、前記シフト指示検出手段による前記シフト指示の検出が終了したこと、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していないことを条件とすることができるので、不必要な自動変速モードへの復帰を防止することができ、運転者の意思を反映した自動変速機の制御を行うことができる。
上記()の構成を有する自動変速機の制御装置においては、()前記変速制御手段が、前記変速禁止モードに移行した後に、前記シフト指示の検出が終了した場合に、前記シフト指示が終了してから所定延長時間経過した後に前記変速禁止モードから自動変速モードに復帰する構成をさらに有している。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、シフト指示検出手段からのシフト指示操作が終了しても、一定時間自動変速モードへの復帰を防止することができるので、運転者が運転操作中にやむを得ずハンドルを離してしまいシフト指示操作を中断した場合においても、運転者が意図しない変速制御を防止することができる。例えば大きく曲がる区間を走行中に運転者が一時的にシフト指示を中断した場合においても、自動変速モードへの復帰を防止することができ、運転者の意図しない変速制御を防止することができる。また、運転者が運転操作中にやむを得ずハンドルを離してしまいシフト指示操作を中断した場合においても、自動変速モードに復帰する前に再びシフト指示が検出されている場合には運転者が意図しない変速制御を防止することができる。
上記(1)から()の何れかの構成を有する自動変速機の制御装置においては、()前記シフト指示が、ハンドルに設置されるモーメンタリスイッチから出力される構成をさらに有している。
この構成により、本発明に係る自動変速機の制御装置は、ハンドルに設置されたモーメンタリスイッチからシフト指示を入力できるので、運転者は、ハンドルを離さずに操作を行うことができる。
本発明は、シフト指示が継続して検出されている場合には、手動変速モードに移行せずに、自動変速モードから変速禁止モードに移行することにより、運転者が意図しない自動変速機の変速制御を防止し、ドライバビリティを向上した自動変速機の制御装置を提供することができる。
以下、本発明の好ましい第1〜第6の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両を模式的に示す概略構成図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成を示す骨子図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両のハンドルの一例を示す模式図である。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両のシフトレバーのポジションとレンジとの位置関係の一例を示す模式図である。
車両1は、図1に示すように、内燃機関を構成するエンジン2と、エンジン2により出力された回転トルクを増大させるトルクコンバータ3と、トルクコンバータ3の出力軸の回転速度を変速して出力する変速機構4と、を備えており、変速機構4から出力される回転トルクは、図示しないディファレンシャルギアを介して駆動輪に伝達されるようになっている。
エンジン2は、ガソリンあるいは軽油などの燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置により構成されている。また、トルクコンバータ3および変速機構4は、自動変速機5を構成している。
トルクコンバータ3は、図1、2に示すように、エンジン2と変速機構4との間に配置されており、エンジン2に連結されたポンプ翼車41と、変速機構4の入力軸42に連結されたタービン翼車43と、一方向クラッチ44によって一方向の回転が阻止されているステータ翼車45とを有している。ポンプ翼車41とタービン翼車43とは、流体を介して動力を伝達するようになっている。
さらに、トルクコンバータ3は、ポンプ翼車41とタービン翼車43との間を直結するためのロックアップクラッチ46を備えており、車両1の高速走行時において、作動油によりポンプ翼車41とタービン翼車43とを機械的に直結することにより、エンジン2から変速機構4への動力の伝達効率を上げるようになっている。ここで、トルクコンバータ3は、ロックアップクラッチ46を所定の滑り率でスリップさせるフレックスロックアップを実行するようにしてもよい。
また、ポンプ翼車41には、変速機構4を変速制御するための油圧や、各部に潤滑油を供給するための油圧を発生する機械式のオイルポンプ47が設けられている。
変速機構4は、ダブルピニオン型の第1遊星歯車装置48と、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置49および第3遊星歯車装置50と、を備えている。第1遊星歯車装置48のサンギヤS1は、クラッチC3を介して入力軸42に選択的に連結されるとともに、一方向クラッチF2およびブレーキB3を介してハウジング51に選択的に連結されている。また、入力軸42の回転方向と反対方向(以下、逆方向という)への回転が阻止されるようになっている。
第1遊星歯車装置48のキャリアCA1は、ブレーキB1を介してハウジング51に選択的に連結される。また、キャリアCA1は、ブレーキB1と並列に設けられた一方向クラッチF1により、常に逆方向の回転が阻止されるようになっている。
第1遊星歯車装置48のリングギヤR1は、第2遊星歯車装置49のリングギヤR2と連結されており、ブレーキB2を介してハウジング51に選択的に連結されるようになっている。第2遊星歯車装置49のサンギヤS2は、第3遊星歯車装置50のサンギヤS3と連結されており、クラッチC4を介して入力軸42に選択的に連結されている。また、サンギヤS2は、一方向クラッチF4およびクラッチC1を介して入力軸42に選択的に連結されており、逆方向への回転が阻止されるようになっている。
第2遊星歯車装置49のキャリアCA2は、第3遊星歯車装置50のリングギヤR3と連結されており、クラッチC2を介して入力軸42に選択的に連結されるとともに、ブレーキB4を介してハウジング51に選択的に連結されるようになっている。また、キャリアCA2は、ブレーキB4と並列に設けられた一方向クラッチF3により、逆方向への回転が阻止されるようになっている。また、第3遊星歯車装置50のキャリアCA3は、出力軸52に連結されている。
クラッチC1〜C4およびブレーキB1〜B4(以下、特に区別しない場合は単にクラッチC、ブレーキBという)は、多板式のクラッチやブレーキなど油圧アクチュエータによって係合制御される油圧式摩擦係合装置により構成されている。また、クラッチCおよびブレーキBは、後述する油圧制御回路9のトランスミッションソレノイドS1〜S4、およびリニアソレノイドSL1、SL2の励磁、非励磁や図示しないマニュアルバルブの作動状態によって切換えられる油圧回路に応じて、係合状態および解放状態の何れか一方の状態をとるようになっている。したがって、変速機構4は、これらのクラッチCおよびブレーキBの係合状態および解放状態の組み合わせに応じた変速段をとるようになっている。本実施の形態に係る変速機構4は、1速〜6速により構成される6つの前進変速段および1つの後進変速段のうちの何れかの変速段をとるようになっている。
車両1は、さらに、トルクコンバータ3によるトルクの増大比および変速機構4の変速段を油圧により制御するための油圧制御回路9を備えている。油圧制御回路9は、トランスミッションソレノイドS1〜S4、リニアソレノイドSLT、SLUおよび作動油の油温を測定するための油温センサ33を有している。
トランスミッションソレノイドS1は、1速から2速への変速時に作動するようになっている。トランスミッションソレノイドS2は、2速から3速への変速時および5速から6速への変速時に作動するようになっている。トランスミッションソレノイドS3は、3速から4速への変速時に作動するようになっている。トランスミッションソレノイドS4は、4速から5速への変速時に作動するようになっている。
リニアソレノイドSLTは、ライン圧制御および図示しないアキュムレータの背圧制御を行うようになっている。リニアソレノイドSLUは、ロックアップ機構の制御を行うようになっている。
トランスミッションソレノイドS1〜S4およびリニアソレノイドSLT、SLUの作動状態に応じて、ライン圧を元圧とする作動油圧により変速機構4の摩擦要素が選択的に締結あるいは解放されるようになっている。これらの摩擦要素の締結および解放の組み合わせによって、変速機構4の入力軸42と出力軸52との回転数の比が変更され、変速段が構成されるようになっている。
車両1は、さらに、エンジン2の回転数を測定するためのエンジン回転数センサ21と、エンジン2の吸入空気量を測定する吸入空気量センサ22と、エンジン2に吸入される空気の温度を測定する吸入空気温度センサ23と、スロットル弁31の開度を測定するためのスロットルセンサ24と、変速機構4の出力軸52の回転速度に基づいて車速を測定するための車速センサ25と、エンジン2の冷却水温度を測定するための冷却水温センサ26と、ブレーキペダルに対する踏力を測定するブレーキセンサ27と、を備えている。
ブレーキセンサ27は、ブレーキペダルに対する運転者の操作踏力に応じたマスタシリンダ圧の変化あるいは操作ストロークを測定するようになっており、測定された踏力に応じた電気信号をブレーキ踏力信号として、後述するT−ECU12に出力するようになっている。
車両1は、さらにシフトレバー28と、シフトレバー28のポジションを検出する操作位置センサ29と、車両1の横方向の加速度を測定する加速度センサ30と、を備えている。
車両1は、さらに、エンジン2を制御するE−ECU(Engine Electronic Control Unit)11と、自動変速機5を制御するT−ECU(Transmission Electronic Control Unit)12とを備えている。
E−ECU11は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)および入出力インターフェースを有しており、アクセル32の操作量に応じてエンジン2が制御されるよう、エンジン2に対してエンジン制御信号を出力するようになっている。
また、E−ECU11は、エンジン回転数センサ21、吸入空気量センサ22、吸入空気温度センサ23、スロットルセンサ24、車速センサ25、冷却水温センサ26およびブレーキセンサ27と接続されており、これらのセンサからエンジン回転数、吸入空気量、吸入空気温度、スロットル開度、車速、冷却水温およびブレーキ踏力を表す信号をそれぞれ入力するようになっている。
T−ECU12は、図示しないCPU、RAM、ROMおよび入出力インターフェースを有している。ROMは、車速およびスロットル開度に基づいた変速線図を表すマップや、変速制御を実行するためのプログラムなどを記憶している。
T−ECU12は、変速線図に基づいて自動で変速制御を実行する自動変速モード、手動による運転者のシフト指示に基づいて変速制御を実行する手動変速モード、および自動または手動のいずれの変速も禁止する変速禁止モードで制御されるようになっている。
なお、T−ECU12は、後述するように、本発明に係る制御装置、変速制御手段、シフト指示検出手段、指示時間測定手段および旋回判断手段を構成する。
T−ECU12は、スロットルセンサ24、車速センサ25、冷却水温センサ26、ブレーキセンサ27、操作位置センサ29、加速度センサ30および油温センサ33と接続されており、これらのセンサからスロットル開度、車速、冷却水温、ブレーキ踏力、シフトレバー28の位置、車両1の横方向の加速度および作動油温を表す信号をそれぞれ入力するようになっている。
車両1は、さらに、手動により自動変速機5の変速段がアップシフトされるようシフト指示を出力するためのアップシフト用変速スイッチ(以下、単に変速SW[+]という)14と、手動により自動変速機5の変速段がダウンシフトされるようシフト指示を出力するためのダウンシフト用変速スイッチ(以下、単に変速SW[−]という)15とをハンドル13に備え、運転者がハンドルを離さずに操作を行えるようになっている。
変速SW[+]14および変速SW[−]15は、モーメンタリスイッチによって構成されており、運転者により変速SWが押され続けるあるいは引かれ続けるなどの操作が行われた場合には、シフト指示を出力し続けるようになっている。
変速SW[+]14および変速SW[−]15は、例えば、アップシフトパドル16およびダウンシフトパドル17によりそれぞれ形成されており(図3(a)参照)、運転者により手前に引かれた場合に、シフト指示を出力するようになっている。T−ECU12は、アップシフトパドル16およびダウンシフトパドル17からシフト指示を検出するようになっている。したがって、T−ECU12は、シフト指示を検出するシフト指示検出手段を構成している。
また、変速SW[+]14および変速SW[−]15は、アップシフトボタン18およびダウンシフトボタン19によりそれぞれ形成されていてもよい(図3(b)参照)。アップシフトボタン18およびダウンシフトボタン19は、例えば、ハンドル13の右スポークおよび左スポークにそれぞれ設置されるようになっているが、この場合に限られず、一対のアップシフトボタン18およびダウンシフトボタン19がどちらか一方のスポークあるいは両方のスポークに設置されるようになっていてもよい。また、アップシフトボタン18およびダウンシフトボタン19のうち、一方をハンドル13の前面に設置し、他方をハンドル13の裏面に設置するようにしてもよい。
シフトレバー28は、第1の例として、車両1の後方から前方に向かって、ローレンジに対応するLポジション、第2〜第3レンジに対応する第2〜第3ポジション、ドライブレンジに対応するDポジション、中立レンジに対応するNポジション、後進レンジに対応するRポジション、駐車レンジに対応するPポジションを取るようになっている(図4参照)。
シフトレバー28は、さらに、手動変速モードにおいて自動変速機5の変速段をシフトするためのマニュアルポジションを表すMポジション、アップシフトを指示するためのプラスポジション(+ポジション)およびダウンシフトを指示するためのマイナスポジション(−ポジション)を取るようになっており、MポジションはDポジションの横に位置している。シフトレバー28は、Dポジションから横に移動されると、図示しないばねにより、Mポジションに保持されるようになっている。
変速SW[+]14および変速SW[−]15は、シフトレバー28がMポジションに位置しているときのみ、T−ECU12への信号の出力が有効となる。
なお、上記第1の例では、シフトレバー28がMポジションを取る場合について説明したが、この場合に限られず、第2の例として、シフトレバー28がLポジション、第2〜第3ポジション、Dポジション、Nポジション、RポジションおよびPポジションのうちの何れかのポジションを取るようにしてもよい。
この場合、変速SW[+]14および変速SW[−]15による操作は、シフトレバー28がDポジションに位置する場合にのみ有効となる。例えば、シフトレバー28がDポジションに位置する場合において、運転者により変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が操作されると、T−ECU12は、自動変速モードから手動変速モードに移行するようになっている。
この手動変速モードにおいて、運転者により指示された変速段と、変速線図による変速段とが所定時間に渡って一致するか、あるいは変速SW[+]14および変速SW[−]15による操作が所定時間に渡って行われなかった場合には、T−ECU12は、手動変速モードを終了し、自動変速モードに移行するようになっている。
上記第1および第2の例の何れにおいても、自動変速モードの場合には、T−ECU12は、シフトレバー28のポジションに対応するレンジ、車速、スロットル開度および変速線図を表すマップに基づき、油圧制御回路9を介して自動変速機5の変速段をシフトするようになっている。例えば、Dレンジにおいては、自動変速機5の変速段は1段から6段の間でシフトするようになっている。
一方、T−ECU12は、運転者により中立レンジを表すNレンジが指示されると、油圧制御回路9を介してクラッチCやブレーキBを解放することにより、自動変速機5の入力軸から出力軸にトルクが伝達されないようにする。
また、T−ECU12は、運転者により駐車レンジを表すPレンジが指示されると、油圧制御回路9を介して、自動変速機5の入力軸から出力軸にトルクが伝達されないよう自動変速機5を制御するとともに、図示しないパーキングポールを、自動変速機5の出力軸に設置されたパーキングギアに噛み合わせることにより、自動変速機5の出力軸を固定するようになっている。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を構成するT−ECUの特徴的な構成について説明する。
自動変速機5の制御装置を構成するT−ECU12は、図示しないタイマを有しており、自動変速モードにおいて変速SW[+]14および変速SW[−]15のうちの何れか一方から出力されたシフト指示の検出を開始した場合には、シフト指示が継続して検出されている時間を表すシフト指示時間をタイマにより測定することによって、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が運転者により押されている時間を測定するようになっている。
したがって、T−ECU12は、シフト指示が検出されているシフト指示時間を測定するための指示時間測定手段を構成している。
T−ECU12は、測定されたシフト指示時間が一定時間以内であるか否かを判断するようになっている。一定時間を表す閾値は、予めROMに記憶されている。T−ECU12は、測定されたシフト指示時間が閾値以下であったならば、自動変速モードから手動変速モードに移行し、シフト指示にしたがって自動変速機5の変速段をシフトするようになっている。一方、シフト指示時間がROMに記憶された閾値を超えたならば、変速SWが長押しされたと判断し、自動変速モードから自動による変速段のシフトを禁止する変速禁止モードに移行するようになっている。したがって、T−ECU12は、自動変速モードから自動変速機の変速を禁止する変速禁止モードに移行させる変速制御手段を構成している。実施の形態に係る一定時間は、本発明に係る所定の時間となる。
ここで、本発明に係る所定時間としての一定時間を表す閾値は、車両1の車速や加速度など、車両1の走行状態に応じて変化するようにしてもよい。
例えば、T−ECU12は、車速が高いほど一定時間が短くなるよう定義された閾値をROMに記憶しておき、シフト指示の検出開始時に車速センサ25から車速を表す信号を取得し、車速に対応する閾値に基づいて、シフト指示時間が一定時間以内か否かを判断するようにする。
T−ECU12は、自動変速モードから変速禁止モードに移行した場合には、自動変速モードに復帰するまで、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15により入力されたシフト指示に基づくアップシフトあるいはダウンシフトを無効にするようになっている。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の処理は、T−ECU12を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、T−ECU12は、自動変速モードであるか否かを判断する(ステップS11)。
T−ECU12は、自動変速モードであると判断した場合(ステップS11でYes)、ステップS12に移行する。一方、自動変速モードではないと判断した場合(ステップS11でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が押されたか否かを判断する(ステップS12)。ここで、T−ECU12は、シフト指示が入力された場合には、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が押されたものと判断し(ステップS12でYes)、タイマによってシフト指示が入力されている時間の計時を開始する。一方、何れの変速SWも押されていないと判断した場合には(ステップS12でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、予めROMに記憶された一定時間以内に、押されていた変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS13)。
このステップにおいて、T−ECU12は、タイマによって計時されたシフト指示の入力時間とROMに記憶された一定時間とを比較し、一定時間以内に変速SWからシフト指示が入力されなくなった場合には、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されたものと判断する。
T−ECU12は、一定時間以内に変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されたと判断した場合には(ステップS13でYes)、T−ECU12は、自動変速モードから手動変速モードに移行し、変速SW[+]14から入力されたアップシフト指示あるいは変速SW[−]15から入力されたダウンシフト指示に基づいて、自動変速機5の変速段をアップシフトあるいはダウンシフトし、(ステップS14)処理を終了する。
一方、T−ECU12は、一定時間以内に変速SWが離されなかったと判断した場合には(ステップS13でNo)、自動による変速段のシフトを行わない変速禁止モードに移行する(ステップS15)。
変速禁止モードに移行した場合、T−ECU12は、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されたか否かを判断する(ステップS16)。
T−ECU12は、変速SWが離されていないと判断した場合には(ステップS16でNo)、このステップを繰り返す。
一方、T−ECU12は、変速SWが離されたと判断した場合には(ステップS16でYes)、変速禁止モードから自動変速モードに復帰し(ステップS17)、処理を終了する。
以上のように本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、シフト指示が入力されているときに自動変速機の変速段が自動でシフトすることを禁止するので、運転者の意思に反する自動変速機の変速制御を防ぐことができる。また、シフト指示の時間に基づいて、運転者が手動で変速段をシフトしようとしているのか、あるいは自動変速機の変速段が自動的にシフトされることを禁止しようとしているのかを判断できるので、運転者の意思を反映した自動変速機の制御を行うことができる。また、シフト指示の終了時にシフトの禁止を解除することができるので、運転者はシフト指示を継続あるいは終了することにより、自動変速機の自動による変速段のシフトの禁止を継続あるいは解除させることができる。
なお、上述した実施の形態においては、一方の変速SWが一定時間を超えて押された場合に変速禁止モードに移行する場合ついて説明しているが、これに限定されず、次に説明する第2の実施の形態のように、一定時間以内に両方の変速SWが押された場合に変速禁止モードに移行するよう、変速禁止モードへの移行を開始する条件を変更してもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置について、図1および図6を参照して説明する。
なお、第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成は、上述の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成とほぼ同様であり、各構成要素については、図1に示した第1の実施の形態と同様の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
T−ECU12は、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が操作された場合には、タイマによりシフト指示時間を測定することによって、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が運転者により押されている時間を測定するようになっている。
また、T−ECU12は、何れか一方の変速SWが操作されている状態において、一定時間以内にもう一方の変速SWが操作されたか否かを判断するようになっている。すなわち、測定されたアップシフトおよびダウンシフトのうちの何れか一方のシフト指示時間が所定の時間を超える前に、前記シフト指示検出手段によって他方のシフト指示を検出したか否かを判断するようになっている。
T−ECU12は、一定時間以内にもう一方の変速SWが操作されたと判断した場合には、自動変速モードから変速禁止モードに移行するようになっている。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、T−ECU12は、自動変速モードであるか否かを判断する(ステップS21)。
T−ECU12は、自動変速モードであると判断した場合(ステップS21でYes)、ステップS22に移行する。一方、自動変速モードではないと判断した場合(ステップS21でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、何れかの変速SWが押されたか否かを判断する(ステップS22)。ここで、T−ECU12は、シフト指示が入力された場合には、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が押されたものと判断し(ステップS22でYes)、タイマによってシフト指示が入力されている時間の計時を開始する。
一方、何れの変速SWも押されていないと判断した場合には(ステップS22でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、予めROMに記憶された一定時間以内に、一方の変速SWが押されたままで、他方の変速SWも押されたか否かを判断する(ステップS23)。
このステップにおいて、T−ECU12は、タイマによって計時されたシフト指示の入力時間とROMに記憶された一定時間とを比較しており、入力されているアップシフト指示あるいはダウンシフト指示と異なるシフト指示が一定時間の経過前に入力された場合には、一定時間以内に変速SW[+]14および変速SW[−]15が両方押されたと判断する。
T−ECU12は、一定時間以内に変速SW[+]14および変速SW[−]15が両方同時に押されなかったと判断した場合には(ステップS23でNo)、T−ECU12は、自動変速モードから手動変速モードに移行し、変速SW[+]14から入力されたアップシフト指示あるいは変速SW[−]15から入力されたダウンシフト指示に基づいて、自動変速機5の変速段をアップシフトあるいはダウンシフトし(ステップS24)、処理を終了する。
一方、T−ECU12は、一定時間以内に変速SW[+]14および変速SW[−]15が両方同時に押されたと判断した場合には(ステップS23でYes)、変速段の自動によるシフトを行わない変速禁止モードに移行する(ステップS25)。
変速禁止モードに移行した場合、T−ECU12は、変速SW[+]14および変速SW[−]15が離されたか否かを判断する(ステップS26)。この場合、T−ECU12は、変速SW[+]14および変速SW[−]15の両方が離された場合に、変速SWが離されたと判断する。これに限定されず、何れか一方が離された場合に、変速SWが離されたと判断してもよい。
T−ECU12は、変速SW[+]14および変速SW[−]15が離されていないと判断した場合には(ステップS26でNo)、このステップを繰り返す。
一方、T−ECU12は、変速SW[+]14および変速SW[−]15が離されたと判断した場合には(ステップS26でYes)、変速禁止モードから自動変速モードに復帰し(ステップS27)、処理を終了する。
以上のように本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、変速段をアップシフトおよびダウンシフトするためのシフト指示を同時に検出した場合に自動および手動の何れによる変速段のシフトを禁止できるので、運転者が自動および手動の何れによる変速段のシフトをも禁止させる場合における操作の確実性を高めることができる。また、シフト指示の終了時にシフトの禁止を解除することができるので、運転者はシフト指示を継続あるいは終了することにより、自動変速機の自動による変速段のシフトの禁止を継続あるいは解除させることができる。
なお、上述した実施の形態においては、変速SWが離された直後に自動変速モードに復帰する場合について説明しているが、これに限定されず、次に説明する第3の実施の形態のように、変速SWが離された後、変速禁止モードを所定の時間延長した後に自動変速モードに復帰するよう、自動変速モードへ復帰する条件を変更してもよい。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る自動変速機の制御装置について、図1および図7を参照して説明する。
なお、第3の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成は、上述の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成とほぼ同様であり、各構成要素については、図1に示した第1の実施の形態と同様の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
T−ECU12は、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が押された時間に基づいて、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離された後に変速禁止モードを延長する継続時間Tを算出するようになっている。この継続時間Tは、本発明に係る所定延長時間となる。
ここで、継続時間Tは、変速SWが押された時間と定数との積、変速SWが押された時間と時間変数との積、あるいは変速SWが押された時間と定数との和などにより算出するようにする。これらの定数、時間変数などは、予めROMに記憶されている。
T−ECU12は、変速禁止モードにおいて、運転者により変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離され、シフト指示が終了したと判断した場合には、タイマを参照し、シフト指示時間を取得するようになっている。
T−ECU12は、ROMに記憶された定数あるいは時間変数に基づいて、変速禁止モードを延長する継続時間Tを算出し、継続時間Tが経過するまで変速禁止モードを延長するようになっている。
ここで、T−ECU12は、継続時間Tが経過する前に、再びシフト指示が入力された場合には、シフト指示時間を計測するようになっており、このシフト指示時間に基づいて新たに継続時間Tを設定し、再び変速禁止モードを延長するようになっている。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の処理は、T−ECU12を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、T−ECU12は、自動変速モードであるか否かを判断する(ステップS31)。
T−ECU12は、自動変速モードであると判断した場合(ステップS31でYes)、ステップS32に移行する。一方、自動変速モードではないと判断した場合(ステップS31でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、何れかの変速SWが押されたか否かを判断する(ステップS32)。ここで、T−ECU12は、アップシフト指示あるいはダウンシフト指示が入力された場合には、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が押されたものと判断し(ステップS32でYes)、タイマによってシフト指示が入力されている時間の計時を開始する。一方、何れの変速SWも押されていないと判断した場合には(ステップS32でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、予めROMに記憶された一定時間以内に、押されていた変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS33)。この判断は、上記のステップS13と同様に行われる。
T−ECU12は、一定時間以内に押されていた変速SWが離されたと判断した場合には(ステップS33でYes)、T−ECU12は、自動変速モードから手動変速モードに移行し、変速SW[+]14から入力されたアップシフト指示あるいは変速SW[−]15から入力されたダウンシフト指示に基づいて、自動変速機5の変速段をアップシフトあるいはダウンシフトし(ステップS34)、処理を終了する。
一方、T−ECU12は、押されていた変速SWが一定時間以内に離されなかったと判断した場合には(ステップS33でNo)、タイマにより新たに変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が押されている時間の計測を開始し(ステップS35)、変速を禁止する変速禁止モードに移行する(ステップS36)。
変速禁止モードに移行した場合、T−ECU12は、押されていた変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS37)。
T−ECU12は、押されていた変速SWが離されていないと判断した場合には(ステップS37でNo)、このステップを繰り返す。
一方、T−ECU12は、押されていた変速SWが離されたと判断した場合には(ステップS37でYes)、タイマを参照し、計測された時間を取得するとともに、タイマをリセットし、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されてからの経過時間の計測を開始する。
次に、T−ECU12は、取得した時間と、ROMに記憶された定数あるいは時間変数に基づいて、継続時間Tを算出する(ステップS38)。
次に、T−ECU12は、変速SWが離されてから継続時間Tが経過する前に、何れかの変速SWが再び押されたか否かを判断する(ステップS39)。
T−ECU12は、継続時間Tが経過する前に何れかの変速SWが再び押されたと判断した場合には(ステップS39でYes)、ステップS33に戻る。このとき、T−ECU12は、タイマをリセットし、変速SWが押されている時間の計測を開始する。
一方、継続時間Tが経過する前に何れの変速SWも押されていないと判断した場合には(ステップS39でNo)、変速禁止モードから自動変速モードに復帰し(ステップS40)、処理を終了する。
以上のように本発明の第3の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、シフト指示検出手段からのシフト指示操作が終了しても、一定時間自動変速モードへの復帰を防止することができるので、運転者が運転操作中にやむを得ずハンドルを離してしまいシフト指示操作を中断した場合においても、運転者が意図しない変速制御を防止することができる。例えば大きく曲がる区間を走行中に運転者が一時的にシフト指示を中断した場合においても、自動変速モードへの復帰を防止することができ、運転者の意図しない変速制御を防止することができる。また、検出されたシフト指示の時間に応じて、自動による変速段のシフトの禁止時間を設定できるので操作性を向上させることができる。また、運転者が運転操作中にやむを得ずハンドルを離してしまいシフト指示操作を中断した場合においても、自動変速モードに復帰する前に再びシフト指示が検出されている場合には運転者が意図しない変速制御を防止することができる。
なお、上述した実施の形態においては、変速SWが一定の時間を超えて押された場合に変速禁止モードへ移行する場合について説明しているが、これに限定されず、次に説明する第4の実施の形態のように、車両1の旋回中に変速禁止モードヘ移行するよう、変速禁止モードへの移行を開始する条件を変更してもよい。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る自動変速機の制御装置について、図1および図8を参照して説明する。
なお、第4の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成は、上述の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成とほぼ同様であり、各構成要素については、図1〜図7に示した第1の実施の形態と同様の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
車両1の横方向の加速度を測定する加速度センサ30により測定された加速度は、T−ECU12に入力されるようになっている。
T−ECU12は、入力された加速度と、予めROMに記憶されている閾値とを比較し、加速度が閾値を超えている場合には、車両1が旋回していると判断し、加速度が閾値以下である場合には、車両1が旋回していないと判断するようになっている。したがって、T−ECU12は、加速度センサ30により測定された車両1の横方向の加速度に基づいて、車両1が旋回しているか否かを判断する旋回判断手段を構成している。
T−ECU12は、車両1が旋回していない状態でシフト指示を入力した場合には、変速禁止モードに移行せず、自動変速モードを継続するようになっている。
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の処理は、T−ECU12を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、T−ECU12は、自動変速モードであるか否かを判断する(ステップS41)。
T−ECU12は、自動変速モードであると判断した場合(ステップS41でYes)、ステップS42に移行する。一方、自動変速モードではないと判断した場合(ステップS41でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、何れかの変速SWが押されたか否かを判断する(ステップS42)。ここで、T−ECU12は、シフト指示が入力された場合には、変速SWが押されたものと判断し(ステップS42でYes)、タイマによってシフト指示が入力されている時間の計時を開始する。
一方、何れの変速SWも押されていないと判断した場合には(ステップS42でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、予めROMに記憶された一定時間以内に、押されていた変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS43)。この判断は、上記のステップS13と同様に行われる。
T−ECU12は、押されていた変速SWが一定時間以内に離されたと判断した場合には(ステップS43でYes)、T−ECU12は、自動変速モードから手動変速モードに移行し、変速SW[+]14から入力されたアップシフト指示あるいは変速SW[−]15から入力されたダウンシフト指示に基づいて、自動変速機5の変速段をアップシフトあるいはダウンシフトし(ステップS44)、処理を終了する。
一方、T−ECU12は、押されていた変速SWが一定時間以内に離されなかったと判断した場合には(ステップS43でNo)、加速度センサ30から入力された信号に基づき、車両が旋回中であるか否かを判断する(ステップS45)。
T−ECU12は、車両1が旋回中であると判断した場合には(ステップS45でYes)、変速禁止モードに移行する(ステップS46)。
一方、T−ECU12は、車両1が旋回中でないと判断した場合には(ステップS45でNo)、押されていた変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS47)。
T−ECU12は、押されていた変速SWが離されていないと判断した場合には(ステップS47でNo)、ステップS45に移行する。一方、押されていた変速SWが離されたと判断した場合には(ステップS47でYes)、処理を終了する。
変速禁止モードに移行した場合、T−ECU12は、押されていた変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS48)。
T−ECU12は、押されていた変速SWが離されていないと判断した場合には(ステップS48でNo)、このステップを繰り返す。
一方、T−ECU12は、押されていた変速SWが離されたと判断した場合には(ステップS48でYes)、変速禁止モードから自動変速モードに復帰し(ステップS49)、処理を終了する。
なお、以上の説明においては、変速SWが離された直後に自動変速モードに復帰する場合について記載した。しかしながら、変速SWが離されてから変速禁止モードを一定の時間延長させた後に自動変速モードに復帰するようにしてもよい。この場合、変速SWが離されてから予め定められた時間が経過した後に自動変速モードに復帰するようにしてもよい。また、上記の第3の実施の形態と同様に、変速SWの押し時間に応じて継続時間を定めてもよい。
なお、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置の説明においては、T−ECU12が加速度センサ30から入力された車両1の横方向の加速度に基づいて車両1が旋回しているか否かを判断する場合について説明した。しかしながら、車両1が加速度センサ30の代わりに、車両1の左右の車輪の回転速度をそれぞれ測定する回転速度センサを備えるようにしてもよい。この場合、T−ECU12は、回転速度センサから入力される左右の車輪の回転速度の差と、ROMに予め記憶された閾値とを比較し、左右の車輪の回転速度の差が閾値を超えた場合に車両1が旋回していると判断するようにする。
また、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載する車両1は、加速度センサ30の代わりに、ハンドル13の操舵角を測定する操舵角センサを備えるようにし、T−ECU12が、操舵角センサから入力されるハンドル13の舵角に基づいて、車両1が旋回しているか否かを判断するようにしてもよい。この場合、操舵角センサは、図示しないステアリングシャフトの上部に設置されており、ハンドル13の操舵角θを検出し、操舵角θを表す信号を出力するようになっている。T−ECU12は、操舵角センサから入力される操舵角θと、ROMに予め記憶された閾値とを比較し、操舵角θが閾値を超えた場合に車両1が旋回していると判断するようにする。
また、本実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載する車両1は、加速度センサ30、回転速度センサ、および操舵角センサのうちの何れか2つ以上のセンサを備えるようにしてもよい。この場合、T−ECU12は、加速度、左右の車輪の回転速度の差、操舵角θのうち何れかの値が閾値を超えた場合、あるいはすべての値が閾値を超えた場合には、車両1が旋回していると判断するようにする。
以上のように本発明の第4の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、車両が旋回しているか否かを変速禁止モードに移行する条件とすることができるため、運転者の操作意思を確実に判断することができ、運転者の意思を反映した自動変速機の制御を行うことができる。また、自動による変速段のシフト禁止を、車両の旋回時のみに制限できるので、運転者の誤操作によるシフト指示に基づいて自動による変速段のシフト禁止が実行されることを防止できる。
なお、上述した実施の形態においては、車両1の旋回中に変速禁止モードに移行するとともに、変速SWが離されたときに自動変速モードへ復帰する場合について説明しているが、これに限定されず、次に説明する第5の実施の形態のように、車両1の旋回が終了した場合あるいは変速SWが離された場合に自動変速モードヘ復帰するよう、自動変速モードへ復帰する条件を変更してもよい。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態に係る自動変速機の制御装置について、図1および図9を参照して説明する。
なお、第5の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成は、上記の第4の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成とほぼ同様であり、各構成要素については、図1に示した第1の実施の形態と同様の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
T−ECU12は、車両1の旋回中に自動変速モードから変速禁止モードに移行した場合には、加速度センサ30から入力された信号に基づいて、車両1の旋回が継続しているか否かを判断するようになっている。
T−ECU12は、車両1の旋回が終了したと判断した場合には、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が押されているか否かにかかわらず、変速禁止モードから自動変速モードに復帰するようになっている。
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の処理は、T−ECU12を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、T−ECU12は、自動変速モードであるか否かを判断する(ステップS51)。
T−ECU12は、自動変速モードであると判断した場合(ステップS51でYes)、ステップS52に移行する。一方、自動変速モードではないと判断した場合(ステップS51でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、何れかの変速SWが押されたか否かを判断する(ステップS52)。ここで、T−ECU12は、シフト指示が入力された場合には、変速SWが押されたものと判断し(ステップS52でYes)、タイマによってシフト指示が入力されている時間の計時を開始する。
一方、何れの変速SWも押されていないと判断した場合には(ステップS52でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、予めROMに記憶された一定時間以内に、押されていた変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されたか否かを判断する(ステップS53)。この判断は、上記のステップS13と同様に行われる。
T−ECU12は、押されていた変速SWが一定時間以内に離されたと判断した場合には(ステップS53でYes)、T−ECU12は、自動変速モードから手動変速モードに移行し、変速SW[+]14から入力されたアップシフト指示あるいは変速SW[−]15から入力されたダウンシフト指示に基づいて、自動変速機5の変速段をアップシフトあるいはダウンシフトし(ステップS54)、処理を終了する。
一方、T−ECU12は、押されていた変速SWが一定時間以内に離されなかったと判断した場合には(ステップS53でNo)、加速度センサ30から入力された信号に基づき、車両が旋回中であるか否かを判断する(ステップS55)。
T−ECU12は、車両1が旋回中であると判断した場合には(ステップS55でYes)、変速禁止モードに移行する(ステップS56)。
一方、T−ECU12は、車両1が旋回中でないと判断した場合には(ステップS55でNo)、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されたか否かを判断する(ステップS57)。T−ECU12は、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されていないと判断した場合には(ステップS57でNo)、ステップS55に移行する。一方、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されたと判断した場合には(ステップS57でYes)、処理を終了する。
変速禁止モードに移行した場合、T−ECU12は、車両1の旋回が終了しかた否かを判断する(ステップS58)。T−ECU12は、車両1の旋回が終了したと判断した場合には(ステップS58でYes)、自動変速モードに復帰し(ステップS60)、処理を終了する。
一方、T−ECU12は、車両の旋回が終了していないと判断した場合には(ステップS58でNo)、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されたか否かを判断する(ステップS59)。
T−ECU12は、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されていないと判断した場合には(ステップS58でNo)、ステップS58に移行する。
一方、T−ECU12は、変速SW[+]14あるいは変速SW[−]15が離されたと判断した場合には(ステップS58でYes)、自動変速モードに復帰し(ステップS60)、処理を終了する。
なお、以上の説明においては、変速SWが離された直後あるいは車両の旋回が終了した直後に自動変速モードに復帰する場合について記載した。しかしながら、変速SWが離されてからあるいは車両の旋回が終了してから変速禁止モードを一定の時間継続させた後に自動変速モードに復帰するようにしてもよい。この場合、予め定められた延長時間が経過した後に自動変速モードに復帰するようにしてもよい。また、上記の第3の実施の形態と同様に、変速SWの押し時間に応じて継続時間を定めてもよい。
また、以上の説明においては、T−ECU12は、車両1の旋回が終了したか否かを判断し(ステップS58)、車両1が旋回していないと判断した場合には(ステップS58でNo)、変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS59)よう構成する場合について記載した。しかしながら、T−ECU12は、ステップS59による処理を省略し、車両1が旋回していないと判断した場合には(ステップS58でNo)、ステップS58を繰り返すよう構成されてもよい。
また、以上の説明においては、T−ECU12は、車両1の旋回が終了したか否かを判断した後に(ステップS58)、変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS59)よう構成する場合について記載した。しかしながら、T−ECU12は、変速SWが離されたか否かを判断した後に、車両1の旋回が終了したか否かを判断するようにしてもよい。
以上のように本発明の第5の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、車両の旋回終了時点において自動によるシフトの禁止を解除できるので、車両の旋回が終了したにもかかわらず、誤ってシフト指示の操作を継続した場合にも、自動による変速段のシフト禁止を解除することができる。また、車両の旋回操作中に運転者がシフト指示を中断した場合には、変速段の自動によるシフト禁止を解除することができる。
なお、上述した実施の形態においては、車両1の旋回中に変速禁止モードに移行するとともに、車両1の旋回が終了した場合あるいは変速SWが離された場合に自動変速モードヘ復帰する場合について説明しているが、これに限定されず、次に説明する第6の実施の形態のように、車両1の旋回が終了し、変速SWが離された場合に自動変速モードヘ復帰するよう、自動変速モードへ復帰する条件を変更してもよい。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態に係る自動変速機の制御装置について、図1および図10を参照して説明する。
なお、第6の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成は、上述の第5の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成とほぼ同様であり、各構成要素については、図1に示した第1の実施の形態と同様の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
T−ECU12は、車両1の旋回中に自動変速モードから変速禁止モードに移行し、かつ、変速指示が終了した場合には、変速禁止モードを継続するようになっている。
また、T−ECU12は、車両1の旋回が終了したと判断した場合には、変速禁止モードから自動変速モードに復帰するようになっている。
図10は、本発明の第6の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の処理は、T−ECU12を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、T−ECU12は、自動変速モードであるか否かを判断する(ステップS61)。
T−ECU12は、自動変速モードであると判断した場合(ステップS61でYes)、ステップS62に移行する。一方、自動変速モードではないと判断した場合(ステップS61でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、何れかの変速SWが押されたか否かを判断する(ステップS62)。ここで、T−ECU12は、シフト指示が入力された場合には、何れかの変速SWが押されたものと判断し(ステップS62でYes)、タイマによってシフト指示が入力されている時間の計時を開始する。
一方、何れの変速SWも押されていないと判断した場合には(ステップS62でNo)、このステップを繰り返す。
次に、T−ECU12は、予めROMに記憶された一定時間以内に変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS63)。この判断は、上記のステップS13と同様に行われる。
T−ECU12は、押された変速SWが一定時間以内に離されたと判断した場合には(ステップS63でYes)、T−ECU12は、自動変速モードから手動変速モードに移行し、変速SW[+]14から入力されたアップシフトあるいは変速SW[−]15から入力されたダウンシフト指示に基づいて、自動変速機5の変速段をアップシフトあるいはダウンシフトし(ステップS64)、処理を終了する。
一方、T−ECU12は、押された変速SWが一定時間以内に離されなかったと判断した場合には(ステップS63でNo)、加速度センサ30から入力された信号に基づき、車両が旋回中であるか否かを判断する(ステップS65)。
T−ECU12は、車両1が旋回中であると判断した場合には(ステップS65でYes)、変速禁止モードに移行する(ステップS66)。
一方、T−ECU12は、車両1が旋回中でないと判断した場合には(ステップS65でNo)、押された変速SWが離されたか否かを判断する(ステップS67)。T−ECU12は、押された変速SWが離されていないと判断した場合には(ステップS67でNo)、ステップS65に移行する。一方、押された変速SWが離されたと判断した場合には(ステップS67でYes)、処理を終了する。
変速禁止モードに移行した場合、T−ECU12は、押された変速SWがすでに離されているか否かを判断する(ステップS68)。
T−ECU12は、押された変速SWがまだ離されていないと判断した場合には(ステップS68でNo)、このステップを繰り返す。
一方、T−ECU12は、押された変速SWがすでに離されていると判断した場合には(ステップS68でYes)、車両1の旋回が終了しかた否かを判断する(ステップS69)。T−ECU12は、車両1の旋回が終了したと判断した場合には(ステップS69でYes)、自動変速モードに復帰し(ステップS70)、処理を終了する。
一方、T−ECU12は、車両1の旋回が終了していないと判断した場合には(ステップS69でNo)、このステップを繰り返す。
なお、以上の説明においては、車両1の旋回が終了した直後に自動変速モードに復帰する場合について記載した。しかしながら、車両1の旋回が終了してから変速禁止モードを一定の時間継続させた後に自動変速モードに復帰するようにしてもよい。この場合、旋回が終了してから予め定められた時間が経過した後に自動変速モードに復帰するようにしてもよい。また、上記の第3の実施の形態と同様に、変速SWの押し時間に応じて継続時間を定めるようにしてもよい。
また、以上の説明においては、T−ECU12は、変速SWが離されたか否かを判断した後に(ステップS68)、車両1の旋回が終了したか否かを判断する(ステップS69)よう構成する場合について記載した。しかしながら、T−ECU12は、車両1の旋回が終了したか否かを判断した後に、変速SWが離されたか否かを判断するようにしてもよい。
以上のように本発明の第6の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、車両の旋回中においてシフト指示が終了した場合においても、変速段の自動によるシフトの禁止を継続できるので、運転者が旋回操作に専念するためにシフト指示を中断しても、変速段の自動によるシフトの禁止を継続し、運転者が望まない変速段のシフトを防止することができる。また、車両の旋回が終了した場合に、あるいは車両の旋回が終了した後にシフト指示が終了した場合にも、変速段の自動によるシフトの禁止を解除することができるので、車両の旋回操作中に運転者がシフト指示を中断した場合においても、車両の旋回中は変速段の自動によるシフト禁止を継続することができる。
なお、本発明においては、変速機構4の変速段が最大で6段になる場合について説明したが、これに限らず、変速段が5段以下あるいは7段以上になるよう変速機構4を構成してもよい。
また、本発明においては、変速機構4が複数の遊星歯車および各歯車を締結あるいは固定するための摩擦要素により構成される有段式の変速機の場合について説明したが、これに限らず、変速機構4が、ベルト式などの無段変速機(CVT)によって構成されていてもよい。したがって、モーメンタリスイッチ(パドルスイッチ等)により変速される、すなわち変速比が変更される自動変速機の制御装置であれば、本発明を適用可能であり、本発明と同様の作用効果を得ることが可能となる。
また、本発明においては、自動変速機5がトルクコンバータ3と変速機構4とを有する場合について説明したが、これに限らず、自動変速機5がAMT(Automated Manual Transmission)により構成されていてもよい。この場合、自動変速機5は、クラッチを切るアクチュエータおよびシフトセレクト用のアクチュエータを含む変速機構により構成される。
以上説明したように、本発明に係る自動変速機の制御装置は、変速指示スイッチを長押しする場合には、手動変速モードに移行せずに、自動変速モードから変速禁止モードに移行することにより、運転者が意図しない自動変速機の変速制御を防止し、ドライバビリティを向上できるという効果を奏するものであり、自動変速モードおよび手動変速モードで変速制御可能な自動変速機の制御装置に有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両を模式的に示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成を示す骨子図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両のハンドルの一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両のシフトレバーのポジションとレンジとの位置関係の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2 エンジン
3 トルクコンバータ
4 変速機構
5 自動変速機
9 油圧制御回路
11 E−ECU
12 T−ECU(制御装置、変速制御手段、シフト指示検出手段、指示時間測定手段、旋回判断手段)
13 ハンドル
14 変速SW[+]
15 変速SW[−]
16 アップシフトパドル
17 ダウンシフトパドル
18 アップシフトボタン
19 ダウンシフトボタン
21 エンジン回転数センサ
22 吸入空気量センサ
23 吸入空気温度センサ
24 スロットルセンサ
25 車速センサ
26 冷却水温センサ
27 ブレーキセンサ
28 シフトレバー
29 操作位置センサ
30 加速度センサ
31 スロットル弁
32 アクセル
33 油温センサ

Claims (9)

  1. 車両に搭載された自動変速機の変速が変速線図に基づいて実行される自動変速モードおよび手動による前記自動変速機の変速が実行される手動変速モードのうちの何れか一方で前記自動変速機の変速を制御する変速制御手段と、
    手動により操作された前記自動変速機のアップシフトおよびダウンシフトのシフト指示のうちの少なくとも何れか一方を検出するシフト指示検出手段と、を備えた自動変速機の制御装置であって、
    前記シフト指示検出手段により前記シフト指示が検出されているシフト指示時間を測定する指示時間測定手段をさらに備え、
    前記変速制御手段が、前記自動変速モードで前記自動変速機の変速を制御している場合、前記指示時間測定手段により測定されたシフト指示時間が所定の時間を超えた場合には、前記手動変速モードに移行せずに、前記自動変速モードから前記自動変速機の変速を禁止する変速禁止モードに移行することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 前記所定の時間が、前記車両の走行状態に基づいて変化することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記車両が旋回しているか否かを判断する旋回判断手段をさらに備え、
    前記変速制御手段が、前記指示時間測定手段により測定されたシフト指示時間が所定の時間を超えており、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していると判断された場合に、前記手動変速モードに移行せずに、前記自動変速モードから前記自動変速機の変速を禁止する変速禁止モードに移行することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記変速制御手段が、前記指示時間測定手段により測定されたシフト指示時間が所定の時間を超えており、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していないと判断された場合には、前記自動変速モードから前記変速禁止モードへの移行を無効にすることを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記変速制御手段が、前記変速禁止モードに移行した後に、前記シフト指示検出手段による前記シフト指示の検出が終了した場合には、前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の自動変速機の制御装置。
  6. 前記変速制御手段が、前記変速禁止モードに移行した後に、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していないと判断された場合には、前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰することを特徴とする請求項に記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記変速制御手段が、前記変速禁止モードに移行した後に、前記シフト指示検出手段による前記シフト指示の検出が終了して、前記旋回判断手段により前記車両が旋回していないと判断された場合には、前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰することを特徴とする請求項3に記載の自動変速機の制御装置。
  8. 前記変速制御手段が、前記変速禁止モードに移行した後に、前記シフト指示の検出が終了した場合に、前記シフト指示が終了してから所定延長時間経過した後に前記変速禁止モードから前記自動変速モードに復帰することを特徴とする請求項5に記載の自動変速機の制御装置。
  9. 前記シフト指示が、ハンドルに設置されるモーメンタリスイッチから出力されることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の自動変速機の制御装置。
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