JP4432188B2 - 符号化フォーマット変換装置、符号化フォーマット変換システム及び方法 - Google Patents

符号化フォーマット変換装置、符号化フォーマット変換システム及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、符号化フォーマット変換装置、符号化フォーマット変換システム及び方法に関し、特に、例えば光磁気ディスクや磁気テープ、フラッシュメモリ等の記録媒体に記録し、もしくは衛星放送で伝送し、それを光磁気ディスクや磁気テープ、フラッシュメモリ等の記録媒体に再記録、あるいはテレビ会議システムやテレビ電話システム、インターネット、携帯電話等低ビットレート伝送路を介して送信側から受信側に伝送し、受信側において、必要に応じたフォーマット変換等を行い、これを表示、伝送する場合などに用いて好適な符号化フォーマット変換装置、符号化フォーマット変換システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力された画像符号化ビットストリームを、異なる画像符号化フォーマットの画像符号化ビットストリームに変換する、従来の画像符号化フォーマット変換装置の概略構成を図39に示す。なお、この図39に例示した画像符号化フォーマット変換装置315は、入力されたMPEG1(Moving Picture image coding Experts Group)画像符号化ビットストリームを、MPEG4画像符号化ビットストリームヘ変換する装置である。また、図39の例では、MPEG1画像符号化ビットストリームを生成するMPEG1画像符号化装置310と、MPEG1画像符号化ビットストリームを記録する記録器311、MPEG1画像符号化ビットストリームを伝送する伝送器312も示す。
【0003】
この図39に示すシステムにおいて、MPEG1画像符号化装置310は、入力された画像信号をMPEG1画像符号化方式(以下、適宜MPEG1とする)に従って符号化し、MPEG1画像符号化ビットストリームを生成する。当該MPEG1画像符号化ビットストリームは、直接に、或いは記録器311に一旦記録された後に再生されて、若しくは伝送器312を介して伝送されて、画像符号化フォーマット変換装置315に入力する。
【0004】
画像符号化フォーマット変換装置315は、MPEG1画像復号化器313と、MPEG4画像符号化器314とからなる。
【0005】
MPEG1画像復号化器313は、入力されたMPEG1画像符号化ビットストリームを、MPEG1画像復号化方式に従って復号して画像信号を復元する。当該復元された画像信号はMPEG4画像符号化器314に送られる。
【0006】
MPEG4画像符号化器314は、上記復元された画像信号をMPEG4画像符号化方式(以下、適宜MPEG4とする)に従って符号化し、MPEG4画像符号化ビットストリームを生成する。このMPEG4画像符号化ビットストリームは、当該図39の画像符号化フォーマット変換装置315から出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の画像符号化フォーマット変換装置315は、図39に示したように、MPEG1画像復号化器313でMPEG1画像復号化方式により復元された画像信号を、MPEG4画像符号化器314でMPEG4画像符号化方式により符号化し、MPEG4画像符号化ビットストリームを出力するようになされている。
【0008】
すなわち、この従来の画像符号化フォーマット変換装置315のプロセスには、MPEG1画像復号化器313で画像信号を復元するプロセスと、MPEG4画像符号化器314で画像信号を符号化するプロセスとが含まれている。
【0009】
特に、MPEG4画像符号化器314では、入力された画像信号を符号化する際に、動きベクトルを検出するなど、処理量が膨大となるプロセスが含まれている。このため、従来の画像符号化フォーマット変換装置315では、画像のリアルタイムでの処理が困難となり、時間遅延が発生するという問題がある。また、装置が大規模になるという問題もある。
【0010】
そこで、本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、例えば、MPEG1画像符号化ビットストリームのような第1の符号化信号をMPEG4画像符号化ビットストリームのような第2の符号化信号に変換する場合において、信号品質を劣化させずに処理量を低減し、且つ、時間遅延を少なくし、さらに装置構成の大規模化をも防止可能とする符号化フォーマット変換装置、第1の符号化信号を生成する符号化信号生成装置を備える符号化フォーマット変換システム及び方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の符号化フォーマット変換装置は、第1の符号化方式により符号化された第1の符号化信号に含まれる第1の符号化方式のパラメータを、そのパラメータの種類に応じて上記第1の符号化方式とは異なる第2の符号化方式のパラメータに変換するパラメータ変換手段と、上記パラメータ変換手段により得られた第2の符号化方式のパラメータを用いて、上記第1の符号化信号から第2の符号化信号を生成する信号生成手段とを備え、上記パラメータ変換手段は、上記第1の符号化信号から上記第1の符号化方式のパラメータを抽出する抽出手段と、上記抽出手段により抽出した第1の符号化方式のパラメータを、第1の変換処理が施される第1の種類と、第2の変換処理が施される第2の種類と、第3の変換処理が施される第3の種類とに分類する分類手段と、上記第1の変換処理として、上記第1の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータをそのまま上記第2の符号化方式のパラメータとして用いる第1の変換処理部と、上記第2の変換処理として、上記第2の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式にて符号化する第2の変換処理部と、上記第3の変換処理として、上記第3の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式のパラメータに変換し、当該第2の符号化方式のパラメータを第2の符号化方式にて符号化する第3の変換処理部とからなる変換処理手段とを有することにより、上述した課題を解決する。
【0012】
本発明の符号化フォーマット変換システムは、第1の符号化方式により符号化された第1の符号化信号に含まれる第1の符号化方式のパラメータを、そのパラメータの種類に応じて上記第1の符号化方式とは異なる第2の符号化方式のパラメータに変換するパラメータ変換手段と、上記パラメータ変換手段により得られた第2の符号化方式のパラメータを用いて、上記第1の符号化信号から第2の符号化信号を生成する信号生成手段とを備える符号化フォーマット変換装置と、上記第1の符号化方式にて使用される第1の量子化方法と上記第2の符号化方式にて使用される第2の量子化方法とが異なるとき、上記第1の量子化方法で用いるパラメータに代え、上記第2の量子化方法で用いるパラメータを上記第1の符号化方式により符号化された信号に含めて、上記符号化フォーマット変換装置に供給する第1の符号化信号を生成し、上記符号化フォーマット変換装置に対して、上記第1の符号化信号を供給するパラメータ変更手段を有する符号化信号生成装置とを備え、上記パラメータ変換手段は、上記第1の符号化信号から上記第1の符号化方式のパラメータを抽出する抽出手段と、上記抽出手段により抽出した第1の符号化方式のパラメータを、第1の変換処理が施される第1の種類と、第2の変換処理が施される第2の種類と、第3の変換処理が施される第3の種類とに分類する分類手段と、上記第1の変換処理として、上記第1の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータをそのまま上記第2の符号化方式のパラメータとして用いる第1の変換処理部と、上記第2の変換処理として、上記第2の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式にて符号化する第2の変換処理部と、上記第3の変換処理として、上記第3の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式のパラメータに変換し、当該第2の符号化方式のパラメータを第2の符号化方式にて符号化する第3の変換処理部とからなる変換処理手段とを有することにより、上述した課題を解決する。
【0013】
本発明の符号化フォーマット変換システム、上記第1の符号化信号を生成して供給する符号化信号生成装置であって、上記第1の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルと、上記第2の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルとが異なるとき、上記第1の符号化信号での色差の動きベクトルと上記第2の符号化信号での色差の動きベクトルとが等しくなるように、上記第1の符号化信号の輝度の動きベクトルを上記第2の符号化信号の輝度の動きベクトルに変換する動きベクトル変換手段を有することにより、上述した課題を解決する。
【0014】
本発明の符号化フォーマット変換方法は、第1の符号化方式により符号化された第1の符号化信号に含まれる第1の符号化方式のパラメータを、そのパラメータの種類に応じて上記第1の符号化方式とは異なる第2の符号化方式のパラメータに変換するパラメータ変換ステップと、上記パラメータ変換ステップで得られた第2の符号化方式のパラメータを用いて、上記第1の符号化信号から第2の符号化信号を生成する信号生成ステップとを有し、上記パラメータ変換ステップは、上記第1の符号化信号から上記第1の符号化方式のパラメータを抽出する抽出ステップと、上記抽出ステップで抽出した上記第1の符号化方式のパラメータを、第1の変換処理が施される第1の種類と、第2の変換処理が施される第2の種類と、第3の変換処理が施される第3の種類とに分類する分類ステップと、上記第1の変換処理として、上記第1の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータをそのまま上記第2の符号化方式のパラメータとして用いる第1の変換処理ステップと、上記第2の変換処理として、上記第2の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式にて符号化する第2の変換処理ステップと、上記第3の変換処理として、上記第3の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式のパラメータに変換し、当該第2の符号化方式のパラメータを第2の符号化方式にて符号化する第3の変換処理ステップとを有する変換処理ステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
【0015】
本発明の符号化フォーマット変換方法は、上記第1の符号化方式にて使用される第1の量子化方法で用いるパラメータに代え、上記第2の符号化方式にて使用される第2の量子化方法で用いるパラメータを上記第1の符号化方式により符号化された信号に含めて、上記符号化フォーマット変換装置に供給する第1の符号化信号を生成することにより、上述した課題を解決する。
【0016】
本発明の符号化フォーマット変換方法は、上記第1の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルと、上記第2の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルとが異なるとき、上記第1の符号化信号での色差の動きベクトルと上記第2の符号化信号での色差の動きベクトルとが等しくなるように、上記第1の符号化信号の輝度の動きベクトルを上記第2の符号化信号の輝度の動きベクトルに変換することにより、上述した課題を解決する。
【0017】
具体例を挙げて説明すると、本発明では、例えば、MPEG1画像符号化フォーマットのビットストリームをMPEG4画像符号化フォーマットのビットストリームを変換する際に、MPEG1画像復号化装置による画像の復号およびMPEG4画像符号化装置による画像の符号化を行わず、MPEG1画像符号化ビットストリーム上からパラメータの抽出のみを行い、これをMPEG4画像符号化方式のシンプルプロファイル(simple profile)で用いるパラメータに変換する。その後、MPEG4に変換されたパラメータをMPEG4シンプルプロファイルのシンタックス(syntax)に従い、ビットストリームに含ませてMPEG4画像符号化ビットストリームを構成して出力することにより、MPEG1からMPEG4への画像符号化フォーマット変換を行うようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
入力された画像符号化ビットストリームを、異なる画像符号化フォーマットの画像符号化ビットストリームに変換する、本発明にかかる第1の実施の形態の画像符号化フォーマット変換装置の概略構成を図1に示す。なお、この図1に例示した画像符号化フォーマット変換装置123は、入力されたMPEG1画像符号化ビットストリームを、MPEG4画像符号化ビットストリームヘ変換する装置である。また、図1の例では、MPEG1画像符号化ビットストリームを生成するMPEG1画像符号化装置120と、MPEG1画像符号化ビットストリームを記録する記録器121、MPEG1画像符号化ビットストリームを伝送する伝送器122も示している。
【0020】
この図1に示すシステムにおいて、MPEG1画像符号化装置120は、入力された画像信号をMPEG1画像符号化方式に従って符号化し、MPEG1画像符号化ビットストリームを生成する。当該MPEG1画像符号化ビットストリームは、直接に、或いは記録器121に一旦記録された後に再生されて、若しくは伝送器122を介して伝送されて、画像符号化フォーマット変換装置123に入力する。
【0021】
画像符号化フォーマット変換装置123は、MPEG1画像符号化ビットストリームをMPEG4画像符号化ビットストリームに変換する。このMPEG4画像符号化ビットストリームは、当該図1の画像符号化フォーマット変換装置123から出力される。
【0022】
以上は図1の構成の概略的な処理の流れであるが、本実施の形態の画像符号化フォーマット変換装置123では、後述するように、MPEG1画像符号化ビットストリームから、符号化の際に使用されたパラメータを抽出し、その抽出したパラメータを、MPEG4画像符号化ビットストリームを構成するのに必要なパラメータに変換し、MPEG4画像符号化ビットストリームを構成して出力する。
【0023】
すなわち、画像符号化フォーマット変換装置123では、前記図39に示した従来例の構成のように、MPEG1画像符号化ビットストリームを復号化して画像信号を復元するようなことやその他解像度変換等の処理を行わず、MPEG1画像符号化ビットストリーム上からパラメータの抽出のみを行い、当該抽出したパラメータを、MPEG4のシンプルプロファイル(simple profile)で用いるパラメータに変換する。その後、画像符号化フォーマット変換装置123は、当該シンプルプロファイルのパラメータを用い、MPEG4のシンプルプロファイルのシンタックス(syntax)に従い、MPEG4画像符号化ビットストリームを構成し、出力する。
【0024】
ここで、本発明実施の形態の画像符号化フォーマット変換装置123の詳細な構成及びその動作原理を、図2を用いて説明する。
【0025】
図2において、入力されたMPEG1画像符号化ビットストリームは、ビットの読み取り器130に送られる。当該ビット読み取り器130は、MPEG1画像符号化ビットストリームに含まれているパラメータ(以下、MPEG1パラメータと呼ぶ。)のビットを読み取り、当該読み取られたMPEG1パラメータを切換処理部SW1に送り、また、データビットをMPEG4ビットストリーム構成器137に送る。切換処理部SW1は、上記パラメータのビットを、予め定められた2つの動作に従って、除去、若しくはレジスタ群139に入力する。
【0026】
レジスタ群139に入力されたパラメータは、判別処理部140により、A,B,Cの3種の何れかに判別(分類)される。当該判別は、画像符号化フォーマット変換装置の処理効率を高めるために、MPEG1の各種フラグ(以下、MPEG1フラグと呼ぶ。)の一つ一つに対して予め定められている。なお、A,B,Cの判別の具体的内容については後述する。
【0027】
ここで、上記Aと判別されたMPEG1のパラメータは、特に変換処理等されることなく、直接、MPEG4画像符号化ビットストリームを構成する際のパラメータ(MPEG4パラメータと呼ぶ。)として用いる。
【0028】
Bと判別されたMPEG1のパラメータのビットは、MPEG1のVLCデコーダ131により可変長符号の復号化がなされた後、MPEG4のVLCエンコーダ135により可変長符号化される。
【0029】
Cと判別されたMPEG1のパラメータのビットは、MPEG1のVLCデコーダ133により可変長符号の復号化がなされた後、パラメータ変換器134により、MPEG4に用いるパラメータ(MPEG4のシンプルプロファイルに定義されたパラメータ)に変換され、MPEG4のVLCエンコーダ135へ入力する。MPEG4のVLCエンコーダ135では、当該変換により得られたMPEG4パラメータを可変長符号化する。
【0030】
上記判別処理部140により、A,B,Cの何れかに判別されて処理等されたMPEG4パラメータは、バッファ136に格納される。
【0031】
MPEG4ビットストリーム構成器137は、バッファ136に格納されたMPEG4パラメータを所望のタイミングに合わせて読み出し、上記ビット読み取り器130からのデータビットと合わせてMPEG4画像符号化ビットストリームを構成する。当該MPEG4画像符号化ビットストリームは、画像符号化フォーマット変換装置123から出力される。
【0032】
次に、図3〜図9を用い、上記画像符号化フォーマット変換装置にて行われる、MPEG1画像符号化ビットストリームから抽出されたMPEG1パラメータを、MPEG4画像符号化ビットストリームを構成する際に用いるMPEG4パラメータヘ変換する流れについて説明する。
【0033】
なお、図3〜図9は連続した処理を紙面の都合で分割して表しており、また、図3〜図9の各図の左側には、入力されたMPEG1画像符号化ビットストリームに対して、MPEG1のビデオシンタックスに従って、ビットの読み取り器130がMPEG1画像符号化ビットストリームから抽出したMPEG1パラメータを示している。また、各パラメータには右向き矢印が付けられており、これら右向き矢印の横には、それぞれ各パラメータが入力したレジスタの番号(レジスタ群139を構成する複数のレジスタのうちの何れかを示す番号)および変換の方法を判別する符号(前記A,B,Cを示す符号)が表示されている。例えば、pel_aspect_ratio→レジスタ3(B)は、MPEG1パラメータpel_aspect_ratioのビットが3番目のレジスタに入力され、さらにBの判別に応じた変換方法に従ってMPEG4パラメータに変換されることを意味している。なお、ビットの読み取り器130にて読み取られたパラメータのうち、MPEG4には使用しないパラメータは、除去される。
【0034】
また、図3〜図9において、各図の右側には、MPEG4ビットストリーム構成器137により、MPEG4画像符号化ビットストリームを構成するのに必要なMPEG4パラメータを示している。また、各パラメータには左向き矢印が付けられており、これら左向き矢印の横には、MPEG1パラメータが入力したレジスタの番号が表示されている。そのレジスタからMPEG4パラメータを出力する。例えば、aspect_ratio_info←レジスタ3は、MPEG4パラメータaspect_ratio_infoはレジスタ3から読み取ることができることを意味する。レジスタ3では、入力されたMPEG1パラメータpel_aspect_ratioがMPEG4パラメータaspect_ratio_infoに変換されている。
【0035】
以下は、レジスタの番号順に沿って、各レジスタに入力されたMPEG1パラメータとそれに対応するMPEG4パラメータ、及び、MPEG1パラメータからMPEG4パラメータヘのパラメータ変換について説明する。
【0036】
先ず、レジスタ1(A)と2(A)には、図10に示すように、horizontal_sizeとvertical_sizeのMPEG1パラメータが入力する。horizontal_sizeは入力画像の横サイズを表し、vertical_sizeは入力画像の縦サイズを表す。上記MPEG1パラメータhorizontal_sizeとvertical_sizeは、そのままMPEG4パラメータvideo_object_layer_widthとvideo_object_layer_hightに代入される。
【0037】
レジスタ3(B)には、図11に示すように、pel_aspect_ratioのMPEG1パラメータが入力する。このpel_aspect_ratioは、表示される画像のアスペクト比を表す。当該MPEG1パラメータのpel_aspect_ratioは、MPEG1VLCデコーダ131によりデコードされた後、MPEG4VLCエンコーダ132によりエンコードされる。なお、extended PARである場合は、MPEG4には新たなパラメータpar_heightとpar_widthが設定され、par_heightには出力画像の画素のアスペクト比の縦サイズ、par_widthには横サイズの値を入力する。これらpar_heightとpar_widthの比が出力画像のアスペクト比となる。
【0038】
レジスタ4(C)には、picture_rateのパラメータが入力する。このパラメータは、図12に示すように、変換ツール(パラメータ変換器134)による変換が必要となる。
【0039】
ここで、MPEG1の各フレームのデコード時間は、frame_fate_codeとスライスヘッダ(slice header)に格納されているtemproal_referanceにより、計算される。temproal_referenceは、グループオブピクチャ(GOP)の先頭で”0”にリセットされ、フレームがデコードされる度に1増やされる。各フレームのデコード時間はtemproal_referenceの値とframe rateから求められる連続した2フレーム問の時間との積になる。なお、temproal_referenceのパラメータは、フォーマット変換する際に使用しないため除去されている。
【0040】
MPEG4画像符号化方式では、各フレームのデコード時間は、vop_time_increament,modulo_time_base及び後述するレジスタ9(B)に入力したtime_codeの各パラメータで決まる。modulo_time_baseは1秒単位でのローカルタイムベースを示す。vop_time_increament_resolutionは、1modulo timebaseを等間隔に分割するサブインターバルの数を示す。vop_time_increamentはmodulo_time_baseで示される同期点から絶対経過時間を示す。
【0041】
図13には、それらのパラメータの関係を示す。
【0042】
vop_time_increamentは[0,vop_time_increament_resolution)の間の値になっている。vop_time_increamentはvop_time_increament_resolution以上の時間を表すために、modulo_time_baseが用いられる。図13に示しているように、図中の太い枠の中に書かれているのは、modulo_time_baseである。1秒以内は”0”で表し、2秒が経過すると”110”という値になる。n秒が経過すると、”1111・・・10”となる。図中のT1,T2,T3,T4は、各フレームのvop_time_increamentであり、modulo_time_baseから経過した時間を示している。
【0043】
レジスタ5(B)と6(B)には、intra_quantizer_matrixとnon_intra_quantizer_matrixが入力する。ここで、MPEG1画像符号化方式には、intra_quantizer_matrixおよびnon_intra_quantizer_matrixという量子化マトリクスのパラメータが規定されている。それらの値は、load_intra_quantizer_matrixおよびload_non_intra_quantizer_matrixというフラグによって決まる。当該フラグが”0”である場合は、MPEG1のシンタックスに定められている値を用いるが、”1”である場合は、ユーザが設定した値が入力される。MPEG4のシンプルプロファイルでは、H.263と同様の量子化方法を用いるため、intra_quantizer_matrixおよびnon_intra_quantizer_matrixのいずれもない。すなわち、MPEG1とMPEG4の画像符号化方式ではDCT係数の量子化方法が異なる。従って、MPEG4の量子化DCT係数を求めるには、MPEG1の量子化DCT係数を逆量子化し、この逆量子化されたDCT係数をMPEG4画像符号化方式に従って量子化する必要がある。そのため、MPEG1の量子化マトリクスをMPEG1画像符号化方式に従いVLCデコードし、さらにMPEG1のDCT係数に復号する必要がある。なお、MPEG4のコアプロファイル(core profile)には、MPEG1画像符号化方式と同様の量子化方式を用いるため、intra_quantjer_matriとnon_intra_quantizer_matrixの両方があり、MPEG1の量子化DCT係数を逆量子化してから、MPEG4画像符号化方式に従って量子化する必要がなくなる。
【0044】
レジスタ7(A)と8(A)には、図14に示すように、user_data_start_codeとuser_dataのパラメータが入力する。なお、user_dataはあってもなくてもよいパラメータである。そのため、これらパラメータは変換せずに、そのままMPEG4画像符号化ビットストリームの一部として用いてもよいし、或いは、除去してもよい。
【0045】
レジスタ9(B)には、図15に示すように、time_codeのパラメータが入力する。なお、当該MPEG1パラメータのtime_codeのビットの一部は、そのままMPEG4画像符号化ビットストリームに用いられる。
【0046】
レジスタ10(A)と11(A)には、図16に示すように、closed_govとBroken_linkのパラメータが入力する。closed_govはMPEG4画像符号化方式ではGOVヘッダ後のI−VOPに引き続く、B−VOPがバックワード(backward)予測がイントラ符号化される場合にセットされるフラグである。Broken_linkはMPEG4画像符号化方式ではGOVヘッダ後のI−VOPに引き続くB−VOPが正しくデコードできない可能性がある場合にセットされるフラグである。MPEG1画像符号化方式とMPEG4画像符号化方式では、同様の動作がなされるため、入力されたMPEG1パラメータは変換せずに、そのままMPEG4画像符号化ビットストリームに用いられる。
【0047】
レジスタ12(A)と13(A)には、図17に示すように、user_data_start_codeとuser_dataのパラメータが入力する。user_dataはあってもなくてもよいパラメータである。そのため、これらパラメータは変換せずに、そのままMPEG4画像符号化ビットストリームの一部として用いてもよいし、或いは除去してもよい。
【0048】
レジスタ14(B)には、図18に示すように、picture_coding_typeのパラメータが入力する。このパラメータは、MPEG1VLCデコーダ131によりデコードされ、さらにMPEG4VLCエンコーダ132によりエンコードする必要がある。
【0049】
レジスタ15(A)には、図19に示すように、full_pel_forward_vectorのパラメータが入力する。MPEG1画像符号化方式によれば、full_pel_forward_vectorというフラグが”0”である場合は、半画素精度で動き補償を行うが、”1”である場合は、整数画素精度で動き補償を行うことになる。また、半画素精度で動き補償を行う際の動きベクトルの値は、整数画素精度で動き補償を行った場合の倍になる。一方、MPEG4では、半画素精度でしか動き補償を行わない。そのため、full_pel_forward_vectorが”0”である場合、すなわち、MPEG1画像符号化方式では半画素精度で動き補償を行う場合、入力されたMPEG1の動きベクトルはそのままMPEG4画像符号化の際に用いることができるが、full_pel_forward_vectorが”1”である場合、すなわちMPEG1画像符号化方式では整数画素精度で動き補償を行う際、MPEG4の半画素精度に合わせるため、MPEG4の動きベクトルはMPEG1の動きベクトルの2倍にする必要がある。
【0050】
レジスタ16(A)には、図20に示すように、forward_f_codeのパラメータが入力する。当該パラメータは変換せずに、そのままMPEG4画像符号化ビットストリームに用いる。
【0051】
レジスタ17(A)と18(A)には、図21に示すように、user_data_start_codeとuser_codeのパラメータが入力する。user_dataはあってもなくてもよいパラメータである。そのため、これらパラメータは変換せずに、そのままMPEG4画像符号化ビットストリームの一部として用いてもよいし、除去してもよい。
【0052】
レジスタ19(B)には、quantizer_scaleのパラメータが入力する。当該レジスタ19に入力しているquantizer_scaleは、MPEG1のスライスヘッダ(slice header)に格納されている量子化スケールである。MPEG1の量子化方法とMPEG4のシンプルプロファイルの量子化方法とは異なるため、MPEG4の量子化DCT係数を求める際に、MPEG1の量子化DCT係数を逆量子化する必要がある。そのため、量子化スケールのパラメータquantizer_scaleをVLCデコードして、値に復号する必要がある。
【0053】
レジスタ20(A)には、macroblock_stuffingのパラメータが入力する。当該macroblock_stuffingは、あってもなくてもよいため、そのままMPEG4画像符号化ビットストリームに用いてもよいし、除去してもよい。
レジスタ21(B)には、macroblock_typeのパラメータが入力する。このmacroblock_typeはマクロブロックのタイプを意味し、MPEG4におけるmcbpcを設定する際に用いる。このパラメータについては、MPEG1のVLCデコードを行う必要がある。
【0054】
また、レジスタ19(B),21(B),22(A),27(A)には、quantizer_scale(s)、macroblock_type、quantizer_scale(M)、coded_block_pattarnのパラメータが入力するが、これら四つのMPEG1パラメータにより、MPEG4のdquant,mcbpcとcbpyの各パラメータが決まる。
【0055】
先ず、各マクロブロックのdquantのパラメータの求め方を図22を用いて説明する。
【0056】
図22の(a)はMPEG1のマクロブロックのみのビットストリームの構成を示している。MPEG1では、マクロブロック毎にquantizer_scaleのパラメータが記述され、図22の(a)では、当該quantizer_scaleのパラメータをq1,q2,q3,・・・として表している。また、図22の(b)及び(c)は、図22の(a)の各マクロブロックに対応するMPEG4のマクロブロックのビットストリームBS1,BS2の構成を示している。MPEG4では、マクロブロック毎に、dquant、すなわち対象となるマクロブロックの量子化係数と前のマクロブロックの量子化係数の差分が記述されている。MPEG4画像符号化方式において、dquantは、1,−1,2,−2のいずれかの値を用いることになっている。そのため、図23に示すように、連続した2つのマクロブロックのquantizer_scaleの差分をMPEG4のシンタックスの制約に従って3つのケースに分け、dquantを求める処理を行う。
【0057】
図23に示すcase1では、上記差分の値が1,−1,2,−2の何れかいずかとなっている場合、当該差分値をそのままdquantとして用いることができる。図22の(b)は全ての差分がcase1に満たす場合である。
【0058】
case2では、差分の値が0、すなわちマクロブロックのquantizer_scaleが送られていない場合、dquantは0にすることができないが、そのマクロブロックのmbtypeにあるdquantのフラグを0にセットすることにより、dquantの値を送らず、前のマクロブロックと同様な量子化係数を用いることができる。
【0059】
case3では、差分の絶対値が2以上になった場合に、対象となるマクロブロックの前にリシンクマーカ(resync marker)を配置する。リシンクマーカは、本来、MPEG4画像復号化方式での復号時にエラー伝播を阻止するために、特定のビットパターンで構成される固定長符号であって、それを検出すれば、次の情報が正しく復号できる。そこで、正しく復号化できるように、ヘッダ情報の一部としてquant_scaleとmacroblock_numberがリシンクマーカの次に記述されている。quant_scaleを設定することによって、連続した2つのマクロブロックの量子化係数の差分を1,−1,2,−2にすることができる。例えば、図22の(a)のMPEG1のマクロブロックMB5の量子化係数q5とマクロブロックMB4の量子化係数q4との差分の絶対値が2以上になったとする。その際、図22の(c)に示しているように、MPEG4のマクロブロックMB5の前にリシンクマーカを配置する。リシンクマーカの次に記述されるquant_scaleをq5+1,q5−1,q5+2,q5−2の何れかにすれば、MPEG4のマクロブロックMB5のdquant5は、量子化係数q5からquant_scaleを引いた値となるため、−1,1,−2,2の何れかになる。
【0060】
以上は、MPEG1の連続した2つのマクロブロックの量子化係数の差分からdquantを求める方法を説明したが、MPEG1のビットストリームのデータ構造とMPEG4のビットストリームの構造が異なるため、階層のヘッダヘの処理によるヘッダ内に含まれている量子化係数が変換されることがあり、この場合、ヘッダの先頭のマクロブロックのdquantも新たに求めることがある。
【0061】
ここで、MPEG1は、シーケンス(sequence)、グループ・オブ・ピクチャ(GOP)、ピクチャ(picture)、スライス(slice)、マクロプロック(MB)、ブロック(block)の6層の階層構造からなっている。それに対して、MPEG4のシンプルプロファイルの階層構造は、VS(visual sequence)、GOV(Group of Video Object plane)、VOP(Video Object Plane)、マクロブロック(MB)、ブロック(block)の5つになっている。 MPEG4には、MPEG1のスライス層に相当する階層はないが、VOPの下の階層として、エラー耐性などで用いられるリシンクマーカと、次の情報からなるビデオパケット(Video Packet)という符号化単位がある。なお、リシンクマーカはMPEG4のビットストリームを構成するのに必須ではない。
【0062】
従って、MPEG1からMPEG4へのフォーマット変換を行う際、MPEG1のスライス層を除去してもよく、除去した場所でリシンクマーカを配置してもよい。なお、MPEG4には、vopヘッダ(vop header)の次にリシンクマーカを配置してはいけないことになっている。そのため、MPEG1のピクチャの先頭のスライスヘッダ(slice header)と先頭でないスライスヘッダへの処理が異なり、先頭のスライスヘッダを除去する処理のみとなる。
【0063】
以下に、それぞれの状況における処理について説明する。
【0064】
先ず、図24を用いてピクチャの先頭のスライスヘッダを除去する処理について説明する。
【0065】
図24の(a)は、MPEG1のビットストリームの一部を示し、図24の(b)は、変換されたMPEG4のビットストリームの一部を示している。図24の(a)に示すMPEG1のビットストリームでは、ピクチャヘッダ(picture header)の次にスライスヘッダがあり、当該スライスヘッダに量子化係数quantizer_scaleが記述されている。スライスヘッダの次は、マクロブロックの情報が続いている。また、図24の(b)に示すMPEG4のビットストリームでは、vopヘッダの次にすぐマクロブロックMBの情報が続いており、vopヘッダにはvop_quantが記述されている。
【0066】
ここで、MPEG1のマクロブロックMB1の量子化係数q1が送られている場合において、スライスヘッダに記述されているquantizer_scaleの差が1,−1,2,−2の何れかであれば、MPEG4のvop_quantの値をMPEG1のquantizer_scaleの値にする。すなわち、q1−quantizer_scale=1,−1,2,−2の何れかのときは、vop_quant=quantizer_scaleとなる。
【0067】
また、MPEG1のマクロブロックMB1の量子化係数q1が送られている場合において、MPEG1のq1とquantizer_scaleの差の絶対値が2以上であるときには、MPEG4のvop_quantがq1−1,q1+1,q1−2,q1+2の何れかになされる。すなわち、|q1−quantizer_scal|>2のときは、vop_quant=q1−1,q1+1,q1−2,q1+2の何れかとなる。その際、dquant1はそれぞれ1,−1,2,−2になる。
【0068】
また、MPEG1のマクロブロックMB1の量子化係数q1が送られている場合において、MPEG1のq1とquantizer_scaleの差が0であるときには、MPEG4のvop_quantはMPEG1のquantizer_scaleと同様な値を取る。すなわち、q1−quantizer_scale=0のときは、vop_quant=quantizer_scaleとなる。その際、マクロブロックMB1のmbtypeにあるdquantフラグは0に設定される。
【0069】
一方、MPEG1のマクロブロックMB1の量子化係数q1が記述されていない場合、MPEG1のマクロブロックMB1の量子化係数q1は、quantizer_scaleと同様な値になるため、MPEG4のvop_quantはquantizer_scale−1、quantizer_scale+1、quantizer_scale−2、quantizer_scale+2の何れかになされる。すなわち、vop_quant=quantizer_scale−1、vop_quant=quantizer_scale+1、vop_quant=quantizer_scale−2、vop_quant=quantizer_scale+2の何れかとなされる。
【0070】
次に、図25を用いて、ピクチャの先頭以外のスライス層の処理について説明する。
【0071】
図25の(a)はMPEG1のビットストリームの一部を示し、図25の(b)及び(c)は、変換されたMPEG4のビットストリームの一部を示している。図25の(a)に示すように、MPEG1のビットストリームのスライスヘッダはピクチャの先頭ではない。
【0072】
ピクチャの先頭以外のスライス層については、MPEG4への変換の際に、除去しても良く、また、除去したところでリシンクマーカを配置してもよい。
【0073】
図25の(b)に示すMPEG4のビットストリームは、MPEG1のビットストリームに存在していたスライスヘッダが除去された例を示している。この図25の(b)のように、スライスヘッダを除去できる条件は、MPEG1のマクロブロックMB1’の量子化係数q1’とマクロブロックMB6の量子化係数q6の差分が1,−1,2,−2のいずれかの場合である。
【0074】
また、MPEG1のマクロブロックMB1’の量子化係数q1’とq6の差分の絶対値が2以上になった場合は、図25の(c)に示しているように、スライスヘッダの代わりにリシンクマーカを配置する。
【0075】
例えば、MPEG1のマクロブロックMB1’の量子化係数q1’が送られている場合において、MPEG1のq1’とスライスヘッダに記述されているquantizer_scaleとの差が1,−1,2,−2の何れかであるときには、MPEG4のquant_scaleをMPEG1のquantizer_scaleにする。すなわち、q1'−quantizer_scale=1,−1,2,−2の何れかのときは、quant_scale=quantizer_scaleとなる。
【0076】
また、MPEG1のマクロブロックMB1’の量子化係数q1’が送られている場合において、MPEG1のq1’とquantizer_scaleの差分の絶対値が2以上になったときには、MPEG4のquant_scaleがMPEG1のq1’−1,q1’+1,q1’−2,q1’+2の何れかになされる。その際、MPEG4のdquant1’はそれぞれ1,−1,2,−2になる。すなわち、|q1'−quantizer_scal|>2のときは、quant_scale=q1’−1,q1’+1,q1’−2,q1’+2の何れかとなる。
【0077】
また、MPEG1のマクロブロックMB1’の量子化係数q1’が送られている場合において、MPEG1のq1’とquantizer_scaleの差が0であるときには、MPEG4のquant_scaleはMPEG1のquantizer_scaleと同様な値を取る。すなわち、q1’−quantizer_scale=0のときは、quant_scale=quantizer_scaleとなる。その際、マクロブロックMB1’のmbtypeにあるdquantフラグは0に設定される。
【0078】
一方、MPEG1のマクロブロックMB1’の量子化係数q1’が記述されていない場合、MPEG4のquant_scaleはquantizer_scale−1、quantizer_scale+1、quantizer_scale−2、quantizer_scale+2の何れかになされる。すなわち、quant_scale=quantizer_scale−1、vop_quant=quantizer_scale+1、vop_quant=quantizer_scale−2、vop_quant=quantizer_scale+2の何れかとなされる。
【0079】
図3〜図9の説明に戻り、レジスタ21(B)に入力したmacroblock_typeはMPEG1VLCデコーダ131によりデコードされ、さらにMPEG4VLCエンコーダ132によりエンコードされ、図26に示すように、MPEG4のパラメータmbtypeに変換される。
【0080】
また、レジスタ27(C)に入力したcoded_block_patternは、マクロブロックの4つの輝度ブロックと2つの色差ブロックの6個のブロックのpattern_codeを決めている。pattern_codeは1であればブロックはcoded、0であればブロックはnot_codedである。図27に示すように、pattern_code[0〜3]は4つの輝度ブロック、pattern[4,5]は2つの色差ブロックのcoded,not‐codedの情報を示している。求められたdquantとmbtype及びcoded_block_pattemにより、MPEG4のmcbpcが決められる。また、cbpyはcoded_block_patternにより決まる。なお、MPEG1のスキップマクロブロックは、MPEG4のnot_codedのフラグが1の時に相当する。最後に、求められたcbpyとmcbpcは、MPEG4VLCエンコーダ135で符号化される。
【0081】
レジスタ23(C),24(C),25(C),26(C)には、図28に示すように、motion_horizontal_forward_code,motion_horizontal_forward_r,motion_vertical_forward_code,motion_vertical_forward_rのパラメータが入力する。これらパラメータにより、MPEG1とMPEG4の動きベクトルの予測誤差を符号化する際、用いる動きベクトルMVの予測値が異なる。
【0082】
図29を用いて、MPEG1とMPEG4の動きベクトルMVの予測方法を説明する。
【0083】
図29の(a)は、MPEG1のマクロブロックMBの動きベクトルMVを予測する際、予測値は、直前のマクロブロックMB1の動きベクトルMV1を用いることを示している。
【0084】
図29の(b)は、MPEG4のマクロブロックMBの動きベクトルMVを予測する際、用いる予測値を示している。画像符号化フォーマット変換する際、MPEG4には、4つの8画素×8画素のブロックの動きベクトルMV8X8を用いると、処理が煩雑になる。そのため、8画素×8画素のブロックの動きベクトルMV8X8による動き補償は行わないで、一つのマクロブロックに対して16画素×16画素のマクロブロックの動きベクトルMV16X16を用いる。図29の(b)には、ラインline nとラインline n+1の2ラインのマクロブロックが格納されている。対象となるマクロブロックは、ラインline n+1にある。予測値は、近傍のマクロブロックMB1の動きベクトルMV1、マクロブロックMB2の動きベクトルMV2、マクロブロックMB3の動きベクトルMV3を用いる。マクロブロックMBの動きベクトルMVの予測値は、同じラインの左にあるマクロブロックMB1の動きベクトルMV1、ラインをまたがって上のラインにあるマクロブロックMB2の動きベクトルMV2と、右上のマクロブロックMB3の動きベクトルMV3の中間値となる。
【0085】
従って、レジスタ23〜26に入力したMPEG1のパラメータは、先ずMPEG1のVLCデコーダ133により復号化され、MPEG1の動きベクトルMVの予測値と差分により動きベクトルMVの値が復号される。復号された動きベクトルMVは、MPEG4の予測方法に従って予測値が選択し、予測誤差を求め、MPEG4VLCエンコーダ135によりエンコードすることが必要である。
【0086】
レジスタ28(C),29(C),30(C),31(C)には、図30に示すように、dct_dc_size_luminance,dct_dc_differential,dct_dc_size_chrominance,dct_dc_differentialのパラメータが入力する。これらパラメータにより、イントラマクロブロックのDC係数の予測誤差を求める際に用いるDC係数の予測値は、MPEG1とMPEG4とで異なる。図31を用いて、MPEG1とMPEG4のイントラマクロブロックのDC係数の予測方法を説明する。
【0087】
図31の(a)は、MPEG1のDC係数の予測を表している。図中の太い枠で囲まれていたマクロブロアクは、さらに細い点線で24のブロックに区切られる。ブロックは符号化される順で、1,2,3,4のように番号がつけられている。ブロックの左上にある斜線で示した小さいブロックは、DC係数を意味する。矢印は予測の方向を示している。矢印の始点にあるDC係数は、矢印の終点にあるDC係数の予測値である。なお、DC係数の予測を行うのはイントラマクロブロックのみである。DC予測値は、スライス先頭および、非イントラマクロブロックのとき1024にリセットされる。ここでは、輝度のイントラマクロブロックのDC係数の予測方法を例として挙げるが、色差のイントラマクロブロックのDC係数に対しても同様の処理を行う。
【0088】
先ず、dct_dc_size_luminance及びdct_dc_differentialと、dct_dc_size_chrominance及びdct_dc_differentialを、MPEG1VLCデコーダ133で復号し、予測誤差をmp1_Δnとし、DC係数をmp_dcnにする。なお、nはブロックの番号を示している。また、MPEG1VLCデコード133でデコードされた量子化係数をmp1_qnにすると、ブロック1のDC予測誤差がmp1_Δ1,DC係数がmp1_dc1,量子化係数がmp1_q1となる。以下同様に、ブロック2のDC予測誤差がmp1_Δ2,DC係数がmp1_dc2、量子化係数がmp1_q2となるようにし、ブロックnのDC予測誤差がmp1_Δn、DC係数がmp1_dcn、量子化係数がmp1_qnとなるようにする。各ブロックのDC係数mp1_dcnは、以下の式によりDC係数に復号される。
【0089】
ブロック1:mp_dc1=1024 + mp1_Δ1 * mp1_q1 (1)
ブロック2:mp_dc2=mp1_dc1 + mp1_Δ2 * mp1_q2 (2)
ブロック3:mp_dc3=mp1_dc2 + mp1_Δ3 * mp1_q3 (3)
ブロック4:mp_dc4=mp1_dc3 + mp1_Δ4 * mp1_q4 (4)


また、ブロック13からは、再び予測値が1024になる。したがって、以下の式によりDC係数に復号される。
【0090】
ブロック13:mp_dc13=1024 + mp1_Δ13 * mp1_q13 (5)
ブロック14:mp_dc14=mp1_dc13 + mp1_Δ14 * mp1_q14 (6)


ブロックn:mp_dcn=mp1_dc(n-1) + mp1_Δn * mp1_qn (7)
このように、MPEG1のブロックのDC係数は、逆量子化されDC係数の予測誤差と、前のプロックの復号されたDC係数との和になる。
【0091】
次に、図31の(b)は、MPEG4のシンタックスで定められている予測方法を示している。
【0092】
ここで、ブロックA,B,X,Y,Z,Wは同じラインに格納されているが、ブロックC,D,Eは上のラインにあるブロックである。例えば、ブロックXのDC係数を求める際、隣接するブロックBと上のラインにあるブロックC、DのDC係数を比較することにより、ブロックBあるいはブロックDを予測に用いることが決まる。
【0093】
F[0][0]をDC係数にするとすると、ブロックXのDC係数の予測値を求める際には、|FB[0][0] − FC[0][0]|<|FC[0][0] − FD[0][0]|のときブロックDを予測に用い、そうでない場合はブロックBを予測に用いる。
【0094】
また、ブロックYのDC係数の予測値を求める際には、|FX[0][0] − FD[0][0]|<|FD[0][0] − FE[0][0]|のときブロックEを予測に用い、そうでない場合はブロックXを予測に用いる。
【0095】
ブロックZのDC係数の予測値を求める際には、|FA[0][0] − FB[0][0]|<|FB[0][0] − FX[0][0]|のときブロックXを予測に用い、そうでない場合はブロックAを予測に用いる。
【0096】
ブロックWのDC係数の予測値を求める際には、|FZ[0][0] − FX[0][0]|<|FX[0][0] − FY[0][0]|のときブロックYを予測に用い、そうでない場合はブロックZを予測に用いる。
【0097】
上述したように、MPEG4は、隣接するブロックのDC係数の比較により予測値が決まる。各ブロックのdct_dc_size_luminance及びdct_dc_differentialと、dct_dc_size_chrominance及びdct_dc_differentialは、MPEG1VLCデコーダ133で復号され、さらにレジスタ5,6に入力された量子化マトリクスおよびレジスタ19,22に入力された量子化スケールを用いて、式(1)〜(7)に従って、MPEG1のDC係数に復号される。復号されたDC係数は、MPEG4の予測値を求める方法に従って、DC係数の予測値が決定され、DC係数め予測誤差が求められる。DC係数の予測誤差は、MPEG4VLCエンコーダ135によりエンコードされる。
【0098】
レジスタ32(C)、33(C)には、dct_coef_first、dct_coef_nextのパラメータが入力する。イントラAC係数及びインターのDCT係数の量子化方法は、MPEG1とMPEG4のシンプルプロファイルとで異なる。MPEG1は、スライスヘッダとマクロブロック毎に設定可能なquantizer_scale及びシーケンス毎に設定するintra_quant_matrix, non_intra_quant_matrixによって、DCT係数の量子化を行っている。イントラAC係数の逆量子化は、式(8)に示すようになされる。
【0099】
dct_recon[m][n]=(2*dct_zz[i]*quantizer_scale*intra_quant[m][n]/16 (8)
インターのDCT係数の逆量子化は式(9)に示すようになされる。
【0100】
dct_recon[m][n]=(((2*dct_zz[i])+sign(dct_zz[i]))
*quantizer_scale*non_intra_quant[m][n]/16 (9)
MPEG4では、VOP毎に設定するvop_quantとマクロブロック間の量子化スケールの差分dquantから求められたマクロブロック毎のquantizer_scaleによって量子化を行っている。式(10)、式(11)は、MPEG4のイントラAC係数及びインターDC係数逆量子化方式である。
【0101】
dct_zz[i]が偶数の場合、
dct_recom[m][n]=(2*dct_zz[i]+sign(dct_zz[i]))*quantize_scale (10)
dct_zz[i]が奇数の場合、
dct_recom[m][n]=(2*dct_zz[i]+sign(dct_zz[i]))
*quantize_scale−sign(dct_zz[i]) (11)
なお、dct_recon[m][n]は、復元されたDCT係数であり、dct_zz[i]はジグザグスキャンした2次元係数を1次元にした値である。
【0102】
従って、量子化DCT係数の変換をするには、dct_coef_firstとdct_coef_nextをMPEG1VLCデコーダ133よりdct_zz[i]に復号し、逆量子化によりdct_recon[m][n]に復号する。復号されたdct_recom[m][n]をMPEG4のdct_zz[i]を符号化する際、用いる可変長符号化方法が異なる。MPEG1は、2次元のラン、レベルペアを用いるが、MPEG4は、3次元のラン(run)、レベル(level)、ラスト(last)ペアを用いる。その関係は、図32のようになっている。
【0103】
その後、求められたラスト、ラン、レベルペアは、MPEG4VLCエンコーダ135によりエンコードされる。
【0104】
レジスタ34(B)、35(B)には、macroblock_escape、macroblock_address_incrementのパラメータが入力する。macroblock_address_incrementは33以上になった時、macroblock_escapeを用いる。macroblock_escapeの値は33である。スキップマクロブロックの数は、macroblock_escape * n + macroblock_address_incrementになる。なお、nはmacroblock_escapeが表れた回数を意味する。
【0105】
レジスタ36(A)、37(A)、38(A)、39(A)、40(A)、41(A)、42(A)には、macroblock_type、quantizer_scale(M)、motion_horizontan_forward_code、motion_horizontal_forward_r、motion_vertical_forward_code、motion_vertical_forward_r、coded_block_patternの各パラメータが入力する。これらパラメータについては、先頭のマクロブロックのパラメータ変換と同様な処理がなされる。
【0106】
以上の42個のレジスタにMPEG1のパラメータを入力し、そこでMPEG4のパラメータが生成される。なお、それ以外では、MPEG4のリシンクマーカのパケットヘッダ(pocket header)にマクロブロックナンバー(macroblock number)を設定するフラグがあるため、マクロブロックのナンバーをカウントするカウンタを格納するバッファも必要である。
【0107】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0108】
第2の実施の形態の構成は、前記第1の実施の形態の構成と同様であるが、画像符号化フォーマット変換器の一部の動作が異なる。
【0109】
前述の図29、図31と同様に表す図33と図34を用いてその動作を説明する。
【0110】
第2の実施の形態の場合の画像符号化フォーマット変換器内では、MPEG4のビットストリームを構成する際に、各行の先頭にリシンクマーカを配置するという動作を加える。
【0111】
第1の実施の形態に説明したように、リシンクマーカは、本来、MPEG4復号時エラー伝播を阻止するための同期語で、正しく復号できる開始点を示している。リシンクマーカの次にヘッダ情報の一部が記述されているため、その情報を用いて正しく復号化できる。例えば、行の先頭にリシンクマーカを配置すると、その行に格納されているマクロブロックデータは他の行のマクロブロック情報を参照することなく、独立して符号化される。したがって、動きベクトルの予測及びイントラマクロブロックのDC係数の予測は、行にまたがったマクロブロックを参照することがなくなり、変換の処理両が少なくなる。
【0112】
図33を用いて、リシンクマーカを配置した後の動きベクトルの変換について説明する。
【0113】
図33の(a)は、MPEG1の動きベクトルの予測方法を示している。マクロブロックMBの動きベクトルMVの予測値は、図の左側のマクロブロックMB1の動きベクトルMV1である。
【0114】
図33の(b)は、行の先頭にリシンクマーカを配置した場合、MPEG4の動きベクトルMVの予測方法を示している。図29の(b)と異なるのは、上のラインをまたがったマクロブロックMBの動きベクトルMVを参照することがなくなったことである。そのため、常に左側にあるマクロブロックMB1の動きベクトルMVが予測値となり、MPEG1と同様な予測方法になっている。
【0115】
従って、この第2の実施の形態の場合のレジスタ24、25、26および27に入力したMPEG1のパラメータは、MPEG1のVLCデコーダを通してデコードされた後、パラメータ変換せずに、MPEG4のVLCエンコーダでMPEG4で用いるパラメータに変換される。
【0116】
それ以外のリシンクマーカを配置した際、動きベクトルMVへの処理は以下のようになる。
【0117】
先ず、MPEG1のピクチャ層の先頭以外のスライス層を変換処理した場合、スライスヘッダの先頭のマクロブロックMBは動きベクトル予測誤差が0で、動きベクトル係数を用いる。リシンクマーカの先頭のマクロブロックMBも動きベクトル予測誤差が0で、動きベクトル係数を用いる。従って、スライスヘッダに相当するリシンクマーカを配置した場合、MPEG1とMPEG4は一致する。しかし、リシンクマーカを配置しない場合は、先頭のマクロブロックMBの動きベクトルMVは動きベクトル係数の代わりに、予測誤差で符号化することになる。そのため、前のマクロブロックMBの動きベクトルMVとの差を求めるこどができるように、動きベクトル係数に復号する必要がある。
【0118】
一方、連続した2つのマクロブロックMBのquantizer_scaleの差分が2以上になった場合において、リシンクマーカが配置された場合は、MPEG1では、動きベクトルMVの予測誤差が符号化されているが、MPEG4では、リシンクマーカが配置された後、動きベクトル係数を符号化することになる。そのため、リシンクマーカ直後のマクロブロックMBの動きベクトル係数を求めるには、そのマクロブロックMBの前にあるマクロブロックMBの動きベクトル係数を復号する必要がある。
【0119】
それ以外のマクロブロックMBの動きベクトルMVは、MPEG1とMPEG4とも、動きベクトル予測誤差を用いるため、変換する必要がない。
【0120】
図34を用いて、イントラマクロブロックのDC係数の変換について説明する。
【0121】
図34の(a)は、MPEG1でのイントラマクロブロックのDC係数の予測方法を示している。
【0122】
図34の(b)は、リシンクマーカを配置した後、MPEG4のDC係数の予測方法を示している。
【0123】
この図34から判るように、またがったラインのマクロブロックMBを参照しないため、ライン内のブロックのDC係数のみを予測値として用いる。ここで、MPEG1のDC係数はすでに逆量子化され、DC係数に復号されているとする。第1の実施の形態と同様に、図34の(b)のMPEG4のブロック1のDC予測誤差をmp4_Δ1、DC係数をmp4_dc1、量子化係数をmp_q1、ブロック2のDC予測誤差をmp4_Δ2、DC係数をmp4_dc2のように、量子化係数をmp4_q2、ブロックnのDC予測誤差をmp4_Δn、DC係数をmp4_dcn、量子化係数をmp4_qnとすると、各ブロックのDC係数mp4_dcnおよびDC予測誤差mp4_Δnは、以下の式により求められる。
【0124】
ブロック1:mp4_dc1=1024+mp4_Δ1*mp4_q1 (12)
ここで、同じブロックのDC係数が同じ値であると仮定すると、式(13)で表すことができる。
【0125】
mp4_dc1=mp1_dc1 (13)
この式(13)を式(12)に代入すると、式(14)のようになる。
【0126】
mp1_dc1=1024+mp4_Δ1*mp4_q1 (14)
従って、mp4_Δ1は次式(15)のようになる。
【0127】
mp4_Δ1=(mp1_dc1−1024)/mp4_q1 (15)
式(15)のmp4_Δ1が整数なので、実際のmp4_Δ1は、式(16)のようになる。
【0128】
mp4_Δ1'=[mp4_Δ1]=[(mp1_dc1−1024)/mp4_q1] (16)
なお、式(16)の[]は整数化することを意味する。
【0129】
量子化誤差を考慮すると、実際MPEG4デコーダで逆量子化されるブロック1のDC係数mp4_dc1は、式(17)のようになる。
【0130】
mp4_dc1=1024+[mp4_Δ1]*mp4_q1 (17)
また、ブロック2は、上側にブロックがないため、左側にあるブロック1のDC係数を予測値とする(mp4_dc2=mp4_dc1+mp4_Δ2*mp4_q2)と同様に、mp4_dc2=mp1_dc2と仮定すると、式(18)で表される。
【0131】
mp4_Δ2'=[mp4_Δ2]=[(mp1_dc2−mp4_dc1)/mp4_q2] (18)
実際、MPEG4デコーダで量子化されたブロック1のDC係数は、式(19)のようになる。
【0132】
mp4_dc2=mp4_dc1+[mp4_Δ2]*mp4_q2 (19)
次に、ブロック3は、左側にブロックがないため、上側にあるブロック1のDC成分を予測値とし、上述同様にして式(20)で表される。
【0133】
mp4_Δ3'=[mp4_Δ3]=[(mp1_dc3−mp4_dc1)/mp4_q3] (20)
実際MPEG4デコーダで量子化されたブロック1のDC係数は、式(21)のようになる。
【0134】
mp4_dc3=mp4_dc1+[mp4_Δ3]*mp4_q3 (21)
ブロック4は、近傍のブロック1,2,3のDC係数を比較することによって、DC係数の予測値が決まる。この時点では、ブロック1,2,3のDC係数がすでに計算されているため、|mp4_dc3−mp4_dc1|<|mp4_dc2−mp4_dc1|のとき、ブロック2を予測に用いる。
【0135】
同様に、式(22)と式(23)の計算を行う。
【0136】
mp4_Δ4'=[mp_Δ4]=[(mp1_dc4−mp4_dc2)/mp4_q4] (22)
mp4_dc4=mp4_dc2+[mp4_Δ4]*mp4_q4 (23)
そうでなければ、式(24)、式(25)のように、ブロック3のDC係数を予測値として用いる。
【0137】
mp4_Δ4’=[mp_Δ4]=[(mp1_dc4−mp4_dc3)/mp4_q4] (24)
mp4_dc4=mp4_dc3+[mp4_Δ4]*mp4_q4 (25)
ブロック13は、再びブロック1と同様に、予測値を1024として計算し、ブロック14,15,16はそれぞれ、ブロック2,3,4と同様な計算をする。ブロック17,18,21,22はそれぞれ前のブロックのDC係数を予測値とする。ブロック19,20,23,24のみは、それぞれ前と上のブロックのいずれのDC係数を予測値として用いる。すなわち、本実施の形態では、すべてのイントラマクロブロックのブロックに対し、近傍のブロックのDC係数を比較することがなくなり、一部のイントラマクロブロックのブロックに対し、近傍のブロックのDC係数を比較し、予測値を決めることとなる。そのため、変換処理が軽くなる。
【0138】
なお、色差のイントラマクロブロックのDC係数の予測は、1つのマクロブロックMBに対して、1つの色差ブロックのみがラインに格納されている。そのため、輝度のイントラのDC係数との予測方法が異なり、前の色差ブロックのDC係数を予測値として用いる。すなわち、行の先頭にリシンクマーカを配置した場合、MPEG4のイントラマクロブロックの色差のDC係数の予測方法と、MPEG1とが一致する。
【0139】
上述した計算で求めたmp4_Δnは、MPEG4のVLCエンコーダにより、dct_dc_size_luminance及びdct_dc_differentialと、dct_dc_size_chrominance及びdct_dc_size_differentialになされる。
【0140】
以上のイントラのDC係数は、量子化誤差を考慮して計算されているため、値は正確に求められるが、処理量が大きい。そこで、量子化誤差を考慮せず、MPEG1とMPEG4のDC係数が同様な値にすると仮定して、量子化DC係数を求めると、処理量がさらに少なくなる。
【0141】
図34の(b)と同様な予測方法である。
【0142】
MPEG1のDC係数の各量子化係数はmp1_q1=mp1_q2=・・・=mp1_qn=8である。
【0143】
ブロック1はMPEG1とMPEG4ともに同様な予測値を用いる。例えば、MPEG1ではmp1_dc1=1024+mp1_Δ1、MPEG4ではmp4_dc1=1024+mp4_Δ1、mp1_dc1=mp4_dc1と仮定すると、式(26)のようになる。
【0144】
mp4_Δ1=mp1_Δ1 (26)
また、ブロック2もMPEG1とMPEG4が同様な予測値を用いる。例えば、MPEG1ではmp1_dc2=mp1_dc1+mp1_Δ2*mp1_q2、MPEG4ではmp4_dc2=mp4_dc1+mp4_Δ2*mp4_q2、mp1_dc2=mp4_dc2と仮定すると、式(27)のようになる。
【0145】
mp4_Δ2=mp1_Δ1*mp1_q2/mp4_q2=mp1_Δ1*8/mp2_q2 (27)
ブロック3の場合、MPEG1ではブロック2のDC係数を予測値として用いるが、MPEG4ではブロック1のDC係数を予測値として用いる。例えば、MPEG1ではmp1_dc3=mp1_dc2+mp1_Δ3*mp1_q3、MPEG4ではmp4_dc3=mp4_dc1+mp4_Δ3*mp4_q3、mp1_dc3=mp4_dc3と仮定すると、式(28)のようになる。
【0146】
mp4_Δ3=(mp1_dc2−mp4_dc1+mp1_Δ3*mp1_q3)/mp4_q3
=(mp1_dc2−mp1_dc1+mp1_Δ3*mp1_q3)/mp4_q3
=(mp1_Δ2*mp1_q2+mp1_Δ3*mp1_q3)/mp4_q3
=(mp1_Δ2+mp1_Δ3)*8/mp4_q3 (28)
ブロック4の場合、MPEG4では近傍のブロック1,2,3のDC係数を比較することによって、DC係数の予測値が決まる。例えば、MPEG1ではmp1_dc4=mp1_dc3+mp1_Δ4*mp1_q4、MPEG4では|mp4_dc3−mp4_dc1|<|mp4_dc2−mp4_dc1|であれば、ブロック2を予測に用いる。すなわち以下のようになる。
【0147】
|mp1_dc3−mp1_dc1|<|mp1_dc2−mp1_dc1|
|mp1_dc3−mp1_dc2+mp1_dc2−mp1_dc1|<|mp1_dc2−mp1_dc1|
|mp1_Δ3+mp1_Δ2|<|mp1_Δ2|
mp1_Δ2>0,mp1_Δ3<0、若しくは、mp1_Δ2<0,mp1_Δ3>0つまり、mp1_Δ2*mp1_Δ3<0であれば、ブロック2のDC係数を予測値とする。
【0148】
また、mp4_dc4=mp4_dc2+mp4_Δ4*mp4_q4、mp4_dc4=mp1_dc4と仮定すると、同様に式(29)になる。
【0149】
mp4_Δ4=(mp1_Δ3+mp1_Δ4)*8/mp4_q4 (29)
逆に、mp1_Δ2*mp1_Δ3>=0であれば、ブロック3のDC係数を予測値とする。
【0150】
mp4_dc4=mp4_dc3+mp4_Δ4*mp4_q4
同様に式(30)になる。
【0151】
mp4_Δ4=mp1_Δ4*8/mp4_q4 (30)
なお、mp1_Δ2*mp_Δ3の符号は、mp1_Δ2とmp_Δ3の可変長符号によって求めることができる。MPEG1では、mp1_Δ2又はmp1_Δ3が正数であれば、1番最後のビットは0となる。逆に、負数であれば1となる。従って、最後のピットの論理積を取ることによって、mp1_Δ2*mp1_Δ3の符号がわかる。すなわち、近傍のブロックのDC係数に復号せずに、可変符号のままで比較し、予測値を決めることができる。
【0152】
ブロック13からの計算もブロック1〜4までと同様にできる。
【0153】
また、MPEG4のDC係数の量子化係数mp4_qnは、AC係数の量子化係数によって、以下のような処理が行われている。なお、図35に示すように、AC係数の量子化係数quantizer_scaleが1〜4の場合は、MPEG4のDC係数の量子化係数はMPEG1と同様に8になる。
【0154】
式(26)〜式(29)に示したmp4_qnを用いた8/mp4_qnは、論理回路で簡単に演算できるように、図36に示しているような近似式により求める。なお、図36には、AC係数の量子化係数が5〜8の値を例にしているが、他の値に対しても同様な近似式が求められる。
【0155】
従って、MPEG4の量子化DC係数は、すべてMPEG1の量子化DC係数より求めることができる。また、予測を求める際、近傍のプロックのDC係数の比較もMPEG1の量子化DC係数の可変符号を用いて行うことができる。そのため、MPEG1の量子化DC係数をMPEG1で逆量子化し、DC係数の復号を行ってからMPEG4で量子化することがなくなり、処理が少なくなる。
【0156】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0157】
本発明の第3の実施の形態の構成は、基本的には図1に示した第1の実施の形態の構成と同様であるが、第3の実施の形態の場合のMPEG1画像符号化器120では、MPEG1のパラメータであるウェイティングマトリクス(weightinb matrix)を16に固定する。その結果、MPEG4のシンプルプロファイルに用いる量子化方法はMPEG1と一致し、MPEG1の逆量子化を行った後、MPEG4の量子化をする必要がなくなり、処理が軽くなる。
【0158】
すなわち、MPEG1には、シーケンスにintra_quantizer_matrixとnon_intra_quantizer_matrixのような量子化マトリクスがあるが、MPEG4のシンプルプロファイルにはない。図1に示した第1の実施の形態のフォーマット変換では、量子化DCT係数をMPEG1で逆量子化してDCT係数に復元し、それをMPEG4で量子化をする必要があるため、計算量が大きい。これに対して、第3の実施の形態では、計算量を減らすため、入力された画像信号をMPEG1画像符号化器120により符号化する際に、MPEG1のパラメータであるintra_quantizer_matrixの64個の値をすべて16に設定する。そうすることによって、MPEG1の逆量子化方式とMPEG4の逆量子化方式が一致し、MPEG4の量子化DCTを求める際に、MPEG1の逆量子化をしてからMPEG4の量子化する必要がなくなる。なお、この第3の実施の形態の場合、MPEG1の量子化パラメータであるintra_quantizer_matrix,non_intra_quantizer_matrixはレジスタ5,6に入力せず、除去する。
【0159】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0160】
本発明の第4の実施の形態の構成は、基本的には図1に示した第1の実施の形態の構成と同様であるが、第4の実施の形態の場合のMPEG1画像符号化器120では、輝度の動きベクトルへの処理が加わる。すなわち、輝度の動きベクトルMVとして例えば1,5,9,・・・のような4で割って余りが1となる値が検出された場合、1を減らした値を符号化時に用いる輝度の動きベクトルMVにする。つまり、クロマの動きベクトルの求め方はMPEG1とMPEG4が異なるため、動き補償する際に、ドリフト誤差が生じ、画質が劣化するので、MPEG4のクロマの動きベクトルをMPEG1のクロマの動きベクトルに一致させることにより、画質を向上させている。
【0161】
より具体的に説明すると、輝度の動きベクトルMVに対して、クロマの動きベクトルは、MPEG1では輝度の動きベクトルMVの二分の一になっているが、MPEG4ではMPEG4のシンタックスに従った求め方がある。例えば、図37の(a)は、輝度の動きベクトルMVが0,1,2,3,・・・のようになっているときのMPEG1とMPEG4のクロマの動きベクトルMVを示しており、図中円で囲まれた数字で表される動きベクトルの場合、一つの輝度の動きベクトルMVに対して、MPEG1とMPEG4のクロマの動きベクトルMVが異なる。それ以外は、MPEG1とMPEG4のクロマの動きベクトルMVが常に一致している。このように、クロマの動きベクトルMVが異なると、動き補償を行う際に、クロマの値が少しずれてしまう。この場合、イントラVOPがリセットされない限りは、クロマの誤差が蓄積して、画像の色が部分的に緑になる。そういう劣化を防ぐために、輝度の動きベクトルMVの図中円で囲まれた数字で表される値1,5,9から1を引いた値を輝度の動きベクトルMVとして用いて、動き補償を行う。その結果、図37の(b)に示しているように、一つの輝度の動きベクトルMVに対して、MPEG1とMPEG4のクロマの輝度が一致する。すなわち、入力された画像をMPEG1画像符号化器120で符号化する際に、検出された輝度のMVが1,5,9,・・・である場合、それらから1を引いた値を輝度の動きベクトルMVとして用いて、動き補償を行う。もしくは、MPEG1画像符号化器120では、検出された輝度の動きベクトルMVが1である場合、動きベクトルを0、すなわち動き補償無しのモード(no MCモード)になるような処理方法も同様の効果が得られ、さらに画像符号化ビットストリームの発生するビット量を少なくできるという利点を持つ。
【0162】
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
【0163】
本発明の第5の実施の形態の構成は、基本的には図1に示した第1の実施の形態の構成と同様であるが、第5の実施の形態の場合、イントラAC係数に対するMPEG1の逆量子化方法とMPEG4の逆量子化方法とが異なる。すなわち、図38に示すように、MPEG1と同様の量子化係数を用いて、MPEG4で逆量子化すると、MPEG1と異なった値になる。そこで、第5の実施の形態では、量子化DCT係数が、ある範囲に集中しているという性質を利用し、画像符号化フォーマット変換装置123において、MPEG1の量子化係数からMPEG4の量子化係数を求める。例えば、大部分のDCT係数が0,1,2,・・・に集中しているとした場合、第5の実施の形態の画像符号化フォーマット変換装置123では、その部分の逆量子化値を一致させるため、式(31)及び(32)に基づいて、例えばMPEG1の量子化係数q=30からMPEG4の量子化係数q=20を求める。或いは、ウェイティングマトリクスを24に設定しても同様の効果が得られる。
【0164】
dct_recon[i]=2*QF[i]*q_scale*weighting matrix/16 MPEG1 (31)
dct_recon[i]=(2*QF[i]+sign(QF[i]*q_scale+sign(QF[i]) MPEG4 (32)
より具体的に説明すると、式(31)及び(32)に示したように、イントラのAC係数の逆量子化方法は、MPEG1とMPEG4とで異なる。また、図38は、MPEG1で量子化係数をq=30として符号化した場合のDCT係数の再構成例を示している。例えば、DCT係数が0,1,2,・・・のような値である場合、MPEG1で量子化係数q=30で逆量子化がなされた値は、それぞれ0,60,120,・・・となる。また、MPEG4で同じ量子化係数(q=30)を用いれば、MPEG4の逆量子化方式に従って求められる値は、0,90,150,210,・・・のように、MPEG1の逆量子化方式で求められた値より30、すなわちq(=30)の値が多くなる。そのため、量子化係数qが増えるにつれて、イントラVOPの劣化が著しくなる。そこで、画質を向上させるには、統計的に、DCT係数の集中している部分を検出し、例えばDCT係数が1近辺に集中しているとすると、MPEG1で逆量子化された値とMPEG4で逆量子化された値を一致させるため、式(31)と式(32)を用いて計算を行う。これにより、MPEG4の量子化係数qは60/90*30(q)=20となり、MPEG4での逆量子化による値は、0,60,100,・・・となり、MPEG1と同様あるいは近い値となる。なお、それ以外の値は大きく異なってくるが、極めて発生する確率が少ないため、少々劣化しても気にならない程度である。すなわち、当該第5の実施の形態では、MPEG1のDCT係数が集中している部分を検出し、その部分におけるMPEG1とMPEG4の逆量子化される値を一致させるため、MPEG4で用いるqの変換を行う。
【0165】
なお、量子化係数qの変換を行わないで、MPEG1画像符号化器120がウェイティングマトリクスを新たな値に設定しても同様の効果が得られる。その際、式(31)を用いる代わりに、式(8)を用いて計算すると、ウェイティングマトリクスの値が24となり、量子化係数qを30から20に変換した方法と同様の効果が得られる。
【0166】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明の符号化フォーマット変換装置及び方法においては、第1の符号化方式のパラメータを、そのパラメータの値に応じて第2の符号化方式のパラメータに変換し、当該第2の符号化方式のパラメータを用いて、第1の符号化信号から第2の符号化信号を生成することにより、例えば、MPEG1画像符号化ビットストリームのような第1の符号化信号をMPEG4画像符号化ビットストリームのような第2の符号化信号に変換する場合に、信号品質を劣化させずに処理量を低減し、且つ、時間遅延を少なくし、さらに装置構成の大規模化をも防止可能となっている。
【0167】
また、本発明の符号化信号生成装置及び方法においては、第1の符号化方式にて使用される第1の量子化方法と第2の符号化方式にて使用される第2の量子化方法とが異なるとき、第1の量子化方法で用いるパラメータに代え、第2の量子化方法で用いるパラメータを第1の符号化方式により符号化された信号に含めて第1の符号化信号を生成することにより、例えば、MPEG1画像符号化ビットストリームのような第1の符号化信号をMPEG4画像符号化ビットストリームのような第2の符号化信号に変換する際に、信号品質を劣化させずに処理量を低減し、且つ、時間遅延を少なくし、さらに装置構成の大規模化をも防止可能な、第1の符号化信号を生成できる。
【0168】
また、本発明の符号化信号生成装置及び方法においては、第1の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルと上記第2の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルとが異なるとき、第1の符号化信号での色差の動きベクトルと第2の符号化信号での色差の動きベクトルとが等しくなるように、第1の符号化信号の輝度の動きベクトルを第2の符号化信号の輝度の動きベクトルに変換することにより、例えば、MPEG1画像符号化ビットストリームのような第1の符号化信号をMPEG4画像符号化ビットストリームのような第2の符号化信号に変換する際に、信号品質を劣化させずに処理量を低減し、且つ、時間遅延を少なくし、さらに装置構成の大規模化をも防止可能な、第1の符号化信号を生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成例を示すブロック回路図である。
【図2】画像符号化フォーマット変換装置の詳細な構成を示すブロック回路図である。
【図3】MPEG1パラメータをMPEG4パラメータヘ変換する流れ(その1)についての説明に用いる図である。
【図4】MPEG1パラメータをMPEG4パラメータヘ変換する流れ(その2)についての説明に用いる図である。
【図5】MPEG1パラメータをMPEG4パラメータヘ変換する流れ(その3)についての説明に用いる図である。
【図6】MPEG1パラメータをMPEG4パラメータヘ変換する流れ(その4)についての説明に用いる図である。
【図7】MPEG1パラメータをMPEG4パラメータヘ変換する流れ(その5)についての説明に用いる図である。
【図8】MPEG1パラメータをMPEG4パラメータヘ変換する流れ(その6)についての説明に用いる図である。
【図9】MPEG1パラメータをMPEG4パラメータヘ変換する流れ(その7)についての説明に用いる図である。
【図10】レジスタ1,2に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図11】レジスタ3に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図12】レジスタ4に入力したパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図13】レジスタ4に入力したパラメータの関係説明に用いる図である。
【図14】レジスタ7,8に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図15】レジスタ9に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図16】レジスタ10,11に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図17】レジスタ12,13に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図18】レジスタ14に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図19】レジスタ15に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図20】レジスタ16に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図21】レジスタ17,18に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図22】マクロブロックのdquantのパラメータの求め方の説明に用いる図である。
【図23】連続した2つのマクロブロックのquantizer_scaleの差分をMPEG4のシンタックスの制約に従って3つのケースに分け、dquantを求める処理の説明に用いる図である。
【図24】ピクチャの先頭のスライスヘッダを除去する処理の説明に用いる図である。
【図25】ピクチャの先頭以外のスライス層の処理の説明に用いる図である。
【図26】レジスタ21に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図27】レジスタ27に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図28】レジスタ23,24,25,26に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図29】MPEG1とMPEG4の動きベクトルの予測方法の説明に用いる図である。
【図30】レジスタ28,29,30,31に入力するパラメータとその変換の説明に用いる図である。
【図31】MPEG1とMPEG4のイントラマクロブロックのDC係数の予測方法の説明に用いる図である。
【図32】MPEG1の2次元のラン、レベルペアと、MPEG4の3次元のラン(run)、レベル(level)、ラスト(last)ペアの関係を示す図である。
【図33】リシンクマーカを配置した後の動きベクトルの変換の説明に用いる図である。
【図34】イントラマクロブロックのDC係数の変換の説明に用いる図である。
【図35】MPEG4のDC係数の量子化係数とAC係数の量子化係数の関係説明に用いる図である。
【図36】式(26)〜式(29)を論理回路で演算する場合の近似式の説明に用いる図である。
【図37】本発明の第4の実施の形態における輝度の動きベクトル処理の説明に用いる図である。
【図38】本発明の第5の実施の形態の場合に、イントラAC係数に対するMPEG1の逆量子化方法とMPEG4の逆量子化方法の説明に用いる図である。
【図39】従来のシステム構成例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
120 MPEG1画像符号化装置、 121 記録器、 122 伝送器、
123 画像符号化フォーマット変換装置

Claims (18)

  1. 第1の符号化方式により符号化された第1の符号化信号に含まれる第1の符号化方式のパラメータを、そのパラメータの種類に応じて上記第1の符号化方式とは異なる第2の符号化方式のパラメータに変換するパラメータ変換手段と、
    上記パラメータ変換手段により得られた第2の符号化方式のパラメータを用いて、上記第1の符号化信号から第2の符号化信号を生成する信号生成手段とを備え、
    上記パラメータ変換手段は、
    上記第1の符号化信号から上記第1の符号化方式のパラメータを抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段により抽出した第1の符号化方式のパラメータを、第1の変換処理が施される第1の種類と、第2の変換処理が施される第2の種類と、第3の変換処理が施される第3の種類とに分類する分類手段と、
    上記第1の変換処理として、上記第1の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータをそのまま上記第2の符号化方式のパラメータとして用いる第1の変換処理部と、上記第2の変換処理として、上記第2の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式にて符号化する第2の変換処理部と、上記第3の変換処理として、上記第3の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式のパラメータに変換し、当該第2の符号化方式のパラメータを第2の符号化方式にて符号化する第3の変換処理部とからなる変換処理手段とを有する符号化フォーマット変換装置。
  2. 上記信号生成手段は、当該第2の符号化信号を復号化する際に使用する同期信号を、上記第2の符号化信号を構成する符号化信号列の所定の処理単位の先頭に配置する機能を有する請求項1記載の符号化フォーマット変換装置。
  3. 上記第2の符号化方式がMPEG2画像符号化方式であるとき、上記信号生成手段は、画像のVOPヘッダの先頭以外の行の先頭に上記同期信号としてリシンクマーカを配置する請求項記載の符号化フォーマット変換装置。
  4. 上記第1の符号化方式に対応する復号化方式の逆量子化方法と、上記第2の符号化方式に対応する復号化方式の逆量子化方法とが異なるとき、上記パラメータ変換手段は、上記第1の符号化信号を逆量子化した信号の主要部の値と、上記第2の符号化信号を逆量子化した信号の主要部の値とを一致させるように、上記第1の符号化方式の量子化パラメータを上記第2の符号化方式の量子化パラメータに変換する機能を有する請求項1記載の符号化フォーマット変換装置。
  5. 上記第1の符号化信号と第2の符号化信号とが、それぞれ所定符号化単位内で完結した符号化が行われた第1の信号と所定符号化単位間の予測による符号化が行われた第2の信号とを少なくとも含むとき、上記信号生成手段は、上記第1の符号化信号内の上記第1の信号を、上記第2の符号化方式の第2の信号に直接変換する機能を有する請求項1記載の符号化フォーマット変換装置。
  6. 第1の符号化方式により符号化された第1の符号化信号に含まれる第1の符号化方式のパラメータを、そのパラメータの種類に応じて上記第1の符号化方式とは異なる第2の符号化方式のパラメータに変換するパラメータ変換手段と、
    上記パラメータ変換手段により得られた第2の符号化方式のパラメータを用いて、上記第1の符号化信号から第2の符号化信号を生成する信号生成手段とを備える符号化フォーマット変換装置と、
    上記第1の符号化方式にて使用される第1の量子化方法と上記第2の符号化方式にて使用される第2の量子化方法とが異なるとき、上記第1の量子化方法で用いるパラメータに代え、上記第2の量子化方法で用いるパラメータを上記第1の符号化方式により符号化された信号に含めて、上記符号化フォーマット変換装置に供給する第1の符号化信号を生成し、上記符号化フォーマット変換装置に対して、上記第1の符号化信号を供給するパラメータ変更手段を有する符号化信号生成装置とを備え、
    上記パラメータ変換手段は、
    上記第1の符号化信号から上記第1の符号化方式のパラメータを抽出する抽出手段と、
    上記抽出手段により抽出した第1の符号化方式のパラメータを、第1の変換処理が施される第1の種類と、第2の変換処理が施される第2の種類と、第3の変換処理が施される第3の種類とに分類する分類手段と、
    上記第1の変換処理として、上記第1の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータをそのまま上記第2の符号化方式のパラメータとして用いる第1の変換処理部と、上記第2の変換処理として、上記第2の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式にて符号化する第2の変換処理部と、上記第3の変換処理として、上記第3の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式のパラメータに変換し、当該第2の符号化方式のパラメータを第2の符号化方式にて符号化する第3の変換処理部とからなる変換処理手段とを有する符号化フォーマット変換システム
  7. 上記符号化信号生成装置は、上記第1の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルと、上記第2の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルとが異なるとき、上記第1の符号化信号での色差の動きベクトルと上記第2の符号化信号での色差の動きベクトルとが等しくなるように、上記第1の符号化信号の輝度の動きベクトルを上記第2の符号化信号の輝度の動きクトルに変換する動きベクトル変換手段を有する請求項6記載の符号化フォーマット変換システム
  8. 上記第1の画像符号化方式はMPEG1若しくはMPEG2画像符号化方式であり、上記第2の画像符号化方式はMPEG4画像符号化方式であり、上記動きベクトル変換手段は、上記第1の符号化信号を生成する際に用いた輝度の動きベクトルが4で割って1余る値であるとき、当該輝度の動きベクトルを4で割って余りが1以外の値を持つ動きベクトルに変換する機能を有する請求項記載の符号化フォーマット変換システム
  9. 上記第1の画像符号化方式はMPEG1若しくはMPEG2画像符号化方式であり、上記動きベクトル変換手段は、上記第1の符号化信号を生成する際に用いた輝度の動きベクトルが1であるとき、当該動きベクトルを0に変換する機能を有する請求項記載の符号化フォーマット変換システム
  10. 第1の符号化方式により符号化された第1の符号化信号に含まれる第1の符号化方式のパラメータを、そのパラメータの種類に応じて上記第1の符号化方式とは異なる第2の符号化方式のパラメータに変換するパラメータ変換ステップと、
    上記パラメータ変換ステップで得られた第2の符号化方式のパラメータを用いて、上記第1の符号化信号から第2の符号化信号を生成する信号生成ステップとを有し、
    上記パラメータ変換ステップは、
    上記第1の符号化信号から上記第1の符号化方式のパラメータを抽出する抽出ステップと、
    上記抽出ステップで抽出した上記第1の符号化方式のパラメータを、第1の変換処理が施される第1の種類と、第2の変換処理が施される第2の種類と、第3の変換処理が施される第3の種類とに分類する分類ステップと、
    上記第1の変換処理として、上記第1の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータをそのまま上記第2の符号化方式のパラメータとして用いる第1の変換処理ステップと、上記第2の変換処理として、上記第2の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式にて符号化する第2の変換処理ステップと、上記第3の変換処理として、上記第3の種類に分類した第1の符号化方式のパラメータを当該第1の符号化方式に対応する復号化方式により復号化した後に第2の符号化方式のパラメータに変換し、当該第2の符号化方式のパラメータを第2の符号化方式にて符号化する第3の変換処理ステップとを有する変換処理ステップと
    を有する符号化フォーマット変換方法。
  11. 上記第2の符号化信号の生成の際には、上記第2の符号化信号を復号化する際に使用する同期信号を、上記第2の符号化信号を構成する符号化信号列の所定の処理単位の先頭に配置する請求項10記載の符号化フォーマット変換方法。
  12. 上記第2の符号化方式がMPEG2画像符号化方式であるとき、
    上記第2の符号化信号の生成の際には、画像のVOPヘッダの先頭以外の行の先頭に上記同期信号としてリシンクマーカを配置する請求項11記載の符号化フォーマット変換方法。
  13. 上記第1の符号化方式に対応する復号化方式の逆量子化方法と、上記第2の符号化方式に対応する復号化方式の逆量子化方法とが異なるとき、上記パラメータの変換の際には、上記第1の符号化信号を逆量子化した信号の主要部の値と、上記第2の符号化信号を逆量子化した信号の主要部の値とを一致させるように、上記第1の符号化方式の量子化パラメータを上記第2の符号化方式の量子化パラメータに変換する請求項10記載の符号化フォーマット変換方法。
  14. 上記第1の符号化信号と第2の符号化信号とが、それぞれ所定符号化単位内で完結した符号化が行われた第1の信号と所定符号化単位間の予測による符号化が行われた第2の信号とを少なくとも含むとき、上記第2の符号化信号の生成の際には、上記第1の符号化信号内の上記第1の信号を、上記第2の符号化方式の第2の信号に直接変換する請求項10記載の符号化フォーマット変換方法。
  15. 上記第1の符号化方式にて使用される第1の量子化方法と上記第2の符号化方式にて使用される第2の量子化方法とが異なるとき、上記第1の量子化方法で用いるパラメータに代え、上記第2の量子化方法で用いるパラメータを上記第1の符号化方式により符号化された信号に含めて、上記符号化フォーマット変換装置に供給する第1の符号化信号を生成する請求項10記載の符号化フォーマット変換方法。
  16. 記第1の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルと、上記第2の符号化信号を生成する際に用いた色差の動きベクトルとが異なるとき、上記第1の符号化信号での色差の動きベクトルと上記第2の符号化信号での色差の動きベクトルとが等しくなるように、上記第1の符号化信号の輝度の動きベクトルを上記第2の符号化信号の輝度の動きベクトルに変換する請求項10記載の符号化フォーマット変換方法。
  17. 上記第1の画像符号化方式はMPEG1若しくはMPEG2画像符号化方式であり、上記第2の画像符号化方式はMPEG4画像符号化方式であり、上記動きベクトルの変換の際には、上記第1の符号化信号を生成する際に用いた輝度の動きベクトルが4で割って1余る値であるとき、当該輝度の動きベクトルを4で割って余りが1以外の値を持つ動きベクトルに変換する請求項16記載の符号化フォーマット変換方法。
  18. 上記第1の画像符号化方式はMPEG1若しくはMPEG2画像符号化方式であり、上記第2の画像符号化方式はMPEG4画像符号化方式であり、上記動きベクトルの変換の際には、上記第1の符号化信号を生成する際に用いた輝度の動きベクトルが1であるとき、当該動きベクトルを0に変換する請求項16記載の符号化フォーマット変換方法。
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