JP4430784B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents
スクリーン印刷機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4430784B2 JP4430784B2 JP2000111895A JP2000111895A JP4430784B2 JP 4430784 B2 JP4430784 B2 JP 4430784B2 JP 2000111895 A JP2000111895 A JP 2000111895A JP 2000111895 A JP2000111895 A JP 2000111895A JP 4430784 B2 JP4430784 B2 JP 4430784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- squeegee
- printing
- fluid
- printing machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Screen Printers (AREA)
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーン印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スクリーン印刷機は、被印刷物と対向するように配置されるスクリーンと、このスクリーンを挟んで被印刷物と対向し、スクリーンに対して相対的に平行移動してスクリーン上の流動物(印刷インキやクリーム半田等)を被印刷物上に印刷するスキージとを備えており、スキージがスクリーンに対して相対的に平行移動する際に、スキージの移動方向両側に向けて流れる流動物がスキージの移動範囲外にはみ出すのを防止するべく、スキージの移動方向両側に規制部材を設けたものが提案されている。従来、この規制部材は、金属等の剛性を有する材料により形成されており、移動中にスクリーンを損傷しないように、スクリーンとの間に隙間を形成するように設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のスクリーン印刷機の場合、規制部材とスクリーンの間の隙間の幅は、スクリーンの反りや部品のばらつき等を考慮すると、あまり小さくすることができないため、この隙間から流動物が印刷範囲外にはみ出すのを確実に防止するのが難しかった。
【0004】
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、スキージがスクリーンに対して相対的に平行移動する際にスキージの移動方向両側に向けて流れる流動物がスキージの移動範囲外にはみ出すのを確実に防止することができるようにしたスクリーン印刷機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、請求項1の発明は、被印刷物と対向するように配置されるスクリーンと、このスクリーンを挟んで前記被印刷物と対向し、前記スクリーンに対して相対的に平行移動して前記スクリーン上の流動物を前記被印刷物上に印刷するスキージと、このスキージの移動方向両側に設けられ、前記スキージが前記スクリーンに対して相対的に平行移動する際に前記スキージの移動方向両側に向けて流れる前記流動物を規制する規制部材とを備えたスクリーン印刷機において、前記規制部材における前記スクリーンと対向する端部に、前記スクリーンに接して弾性変形し、前記流動物を阻止する弾性部材を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記流動物がクリーム半田であることを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記弾性部材がウレタンゴムより成ることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態であるスクリーン印刷機の要部の正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1の要部拡大図、図4は図2の要部拡大図、図5は本実施形態の作用の説明図である。
【0010】
本実施形態のスクリーン印刷機は、回路基板上にクリーム半田を印刷するためのものであって、図1において、1はスクリーンSを介して回路基板P上に印刷を行う印刷機構であり、ハウジングHにY軸の方向(図1の紙面に直交する方向)に移動可能に取り付けられたフレーム2を有しており、該フレーム2はモータ等の駆動手段(不図示)によって移動するようになっている。
【0011】
フレーム2の内部には、スキージヘッド支持部材3がガイド部材(不図示)を介して上下方向に移動可能に取り付けられている。また、フレーム2の内部には、垂直方向に延びる回転軸4が軸線まわりに回転可能に取り付けられており、該回転軸4はボールネジにより形成され、スキージヘッド支持部材3の一端に固着されたボールナット5に螺合している。回転軸4の上端にはプーリ4aが固着され、このプーリ4aは、フレーム2内部に固着されたパルスモータ6の回転軸に固着されたプーリ6aにタイミングベルト7を介して連結されており、このパルスモータ6を駆動するとスキージヘッド支持部材3が上下方向に移動する。
【0012】
図2に示すように、スキージヘッド支持部材3には、Y軸方向に対向するように配置された一対のスキージヘッド8、8が上下方向に移動自在に支持されている。各スキージヘッド8は、昇降体9と、その下端に取り付けられ、図1の左右方向に延びるとともに水平面に対して所定角度傾斜した板状のスキージ支持部材10と、このスキージ支持部材10の一方の面にネジ11を介して固定された押さえ板12と、スキージ支持部材10と押さえ板12の間に挟持され、スキージ支持部材10と平行に延びる板状のスキージ13と、スキージ支持部材10の左右両端にネジ14(図1参照)を介して固定された左右一対の板状の規制部材15、15とを有している。
【0013】
図1に示すように、昇降体9の上面には、垂直上方に延びる左右一対の支軸16、16が固着されており、これらの支軸16、16は、スキージヘッド支持部材3に形成された左右一対の筒状の軸受部3a、3aにより垂直方向に摺動自在に案内されている。また、昇降体9の上面中央部には連結部材17が固着されており、この連結部材17は、スキージヘッド支持部材3の上面に取り付けられたエアシリンダ18のロッド18aに連結されており、このエアシリンダ18を駆動するとスキージヘッド8が上下方向に移動する。
【0014】
なお、図4に示すように、スキージ支持部材10の上面には、上方に突出したシャフト10aが設けられており、このシャフト10aを介してスキージ支持部材10が昇降体9に連結固定されている。エアシリンダ18及びパルスモータ6は、スクリーン印刷機の動作を制御する制御装置(不図示)に接続されている。
【0015】
規制部材15、15は金属等の剛性を有する材料により形成され、スキージヘッド8が印刷を行う下端位置(図2に二点鎖線で示す位置)に下降したときに、スクリーンSとの間に隙間を形成するようにスキージ支持部材10に取り付けられている。この隙間の幅は、従来のものと同様に、スキージヘッド8がスクリーンSに対して平行移動する際に、スクリーンSの反り等によりスクリーンSに接しないように設定されている。
【0016】
そして、本実施形態では、規制部材15、15の下端部に、断面U字形の弾性部材19が嵌着されている。この弾性部材19は、例えば、耐フラックス性を有するとともに弾性に富んだウレタンゴム等により形成されており、規制部材15の下端部を全長にわたって覆い、スキージヘッド8が下端位置に達したときに、スクリーンSに接して弾性変形するようになっている。
【0017】
スクリーンSは、印刷機構1の下方に設けられたスクリーン支持枠20に水平に支持されている。スクリーン支持枠20は、ハウジングHにY軸方向に移動可能に取り付けられており、モータ等の駆動手段(不図示)によって移動するようになっている。回路基板Pは、搬送コンベヤ(不図示)によって、印刷位置に配置された基板支持テーブル21上に載置されるとともに印刷終了後に基板支持テーブル21から搬出される。
【0018】
基板支持テーブル21は、モータ等の駆動手段(不図示)によって、X軸方向(図1の矢印B方向)に移動するとともに水平面内で回転するようになっており、前記制御装置が、CCDカメラ(不図示)が撮影した回路基板PとスクリーンSの画像情報に基づいて基板支持テーブル21及びスクリーン支持枠20を駆動して回路基板PとスクリーンSの位置合わせを行う。
【0019】
次に、このスクリーン印刷機の作用について説明する。
印刷工程では、まず、搬送コンベヤによって基板支持テーブル21上に搬送されてきた回路基板PとスクリーンSの位置合わせが行われた後、クリーム半田供給手段(不図示)によってスクリーンS上にクリーム半田が供給される。そして、図2の二点鎖線で示すように、右側のスキージヘッド8が下端位置に下降し、印刷機構1全体が図2の左方向に移動し、スキージ13がスクリーンS上のクリーム半田を掃引して回路基板P上にクリーム半田を印刷する。
【0020】
スキージ13がスクリーンS上のクリーム半田を掃引する際、クリーム半田の一部はスキージ13の移動方向両側に向けて流れ、その流れが、スキージ13の移動方向両側に設けられた規制部材15、15によって規制される。このとき、従来では、図5(a)に示すように、規制部材15とスクリーンSの間の隙間からクリーム半田SPが印刷範囲外(規制部材15の右側)にはみ出すことがあるが、本実施形態では、図5(b)に示すように、規制部材15の下端部に嵌着された弾性部材19がスクリーンSに接しており、これによって規制部材15とスクリーンSの間の隙間が埋められた状態になっているため、クリーム半田SPが阻止され、印刷範囲外にはみ出すことがない。
【0021】
印刷が終了すると、搬送コンベヤによって回路基板Pが基板支持テーブル21から搬出されるとともに新しい回路基板Pが基板支持テーブル21上に載置される。そして、下端位置にある右側のスキージヘッド8が上昇するとともに左側のスキージヘッド8が下端位置に下降し、印刷機構1が図2の右方向に移動して回路基板Pに印刷を行う。
【0022】
なお、上述した実施形態では、クリーム半田を印刷するスクリーン印刷機に本発明を適用した場合について説明したが、クリーム半田以外の流動物を印刷するスクリーン印刷機に本発明を適用することもできる。また、被印刷物は回路基板に限定されるものではない。
【0024】
また、上述した実施形態では、スクリーン及び被印刷物を静止させ、スキージを移動させて印刷を行うスクリーン印刷機に本発明を適用した場合について説明したが、スキージを静止させ、スクリーン及び被印刷物を移動させるスクリーン印刷機に本発明を適用することもできる。
【0025】
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上述した実施形態に種々の変形を施すことができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、規制部材におけるスクリーンと対向する下端部に、スクリーンに接して弾性変形し、流動物を阻止する断面U字形の弾性部材を嵌着したことにより、スキージがスクリーンに対して相対的に平行移動する際にスキージの移動方向両側に向けて流れる流動物がスキージの移動範囲外にはみ出すのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるスクリーン印刷機の要部の正面図。
【図2】 図1のA−A線断面図。
【図3】 図1の要部拡大図。
【図4】 図2の要部拡大図。
【図5】 実施形態の作用の説明図。
【符号の説明】
13 スキージ
15 規制部材
19 弾性部材
S スクリーン
P 回路基板(被印刷物)
SP クリーム半田(流動物)
Claims (3)
- 被印刷物と対向するように配置されるスクリーンと、このスクリーンを挟んで前記被印刷物と対向し、前記スクリーンに対して相対的に平行移動して前記スクリーン上の流動物を前記被印刷物上に印刷するスキージと、このスキージの移動方向両側に設けられ、前記スキージが前記スクリーンに対して相対的に平行移動する際に前記スキージの移動方向両側に向けて流れる前記流動物を規制する規制部材とを備えたスクリーン印刷機において、前記規制部材における前記スクリーンと対向する下端部に、前記スクリーンに接して弾性変形し、前記流動物を阻止する断面U字形の弾性部材を嵌着したことを特徴とするスクリーン印刷機。
- 前記流動物がクリーム半田であることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
- 前記弾性部材がウレタンゴムより成ることを特徴とする請求項2に記載のスクリーン印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000111895A JP4430784B2 (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | スクリーン印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000111895A JP4430784B2 (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | スクリーン印刷機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001287337A JP2001287337A (ja) | 2001-10-16 |
JP4430784B2 true JP4430784B2 (ja) | 2010-03-10 |
Family
ID=18624159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000111895A Expired - Fee Related JP4430784B2 (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | スクリーン印刷機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4430784B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005067005A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Sony Corp | スクリーン印刷装置 |
JP4681335B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-05-11 | 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ | スクリーン印刷機 |
US7503255B2 (en) | 2005-05-02 | 2009-03-17 | Thieme Gmbh & Co. Kg | Squeegee device with U-shaped carriage |
-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000111895A patent/JP4430784B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001287337A (ja) | 2001-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5700951B2 (ja) | スクリーン印刷機 | |
KR100224555B1 (ko) | 인쇄용 스퀴지 장치 | |
US5440980A (en) | Squeegee for screen printing machine | |
JPH10296960A (ja) | クリーム半田印刷機 | |
US6571701B1 (en) | Stirring mechanism for viscous-material printer and method of printing | |
JP4430784B2 (ja) | スクリーン印刷機 | |
JPH10323964A (ja) | スクリーン印刷装置 | |
US5372440A (en) | Printing machines | |
KR101102762B1 (ko) | 땜납 볼 인쇄기 | |
JP3087442B2 (ja) | 印字装置 | |
JP5247088B2 (ja) | スクリーン印刷用スキージ | |
JPH04147860A (ja) | スキージ圧力均一印刷機 | |
JP3296737B2 (ja) | スクリーン印刷機のスキージに付着した半田ペーストの除去方法 | |
JP2006069088A (ja) | スクリーン印刷装置 | |
KR101350992B1 (ko) | 스크린 프린터의 인쇄회로기판 지지 장치, 이를 갖는스크린 프린터 및 스크린 프린터의 구동 방법 | |
JPH10296950A (ja) | クリーム半田印刷方法及び装置 | |
JP4681335B2 (ja) | スクリーン印刷機 | |
JPH09239955A (ja) | クリームはんだ印刷機 | |
JP5208437B2 (ja) | スクリーン印刷機 | |
JPH09207310A (ja) | ワークテーブルレス式スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法並びに印刷シート材に対するスクリーン印刷乾燥方法 | |
JPH08318613A (ja) | クリーム半田のスクリーン印刷装置 | |
KR200445713Y1 (ko) | 스크린 인쇄장치의 인쇄회로기판 이송장치 | |
CN219947598U (zh) | 一种可纠偏的模板印刷设备 | |
JP7298420B2 (ja) | 移動機構及び印刷装置 | |
JP2003011323A (ja) | 圧入ヘッドを備えた印刷機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090827 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091210 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |