JP4429415B2 - 半導体試験装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイミング発生器が発生するストローブ信号を論理比較器が受けてタイミング判定を行う半導体試験装置に関する。特にタイミング判定を行うタイミング発生器から発生する高精度なストローブ信号の発生機能を改善する半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術について、図4と、図5と、図6と、図7と、図8と、図9とを参照して以下に説明する。尚、半導体試験装置は公知であり技術的に良く知られている為、本願に係る要部をのぞいて、システム全体の構成説明を省略する。
【0003】
先ず、従来の半導体試験装置のDCへ供給するストローブ信号に係る構成を説明する。要部構成要素は、図4に示すように、パターン発生器PGと、タイミング発生器TGと、タイミング制御部TGCと、波形整形器FCと、論理比較器DCとで成る。
PGは、被試験デバイス(DUT)へ印加する論理データ(試験パターン)をFCへ供給し、良否判定する期待値パターンEXPをDCへ供給する。
FCは、PGからの論理データを受け、TGからのタイミングクロックを受けて、所定タイミングの波形に変換し、ドライバでハイ/ローの所定電圧VIH、VILに振幅変換した波形をDUTへ印加する。
【0004】
本願に係るTGは、上記FCへ所定のタイミングクロックを供給し、DCへ多数本のストローブ信号を供給する。ここでストローブ信号としてはエッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号の2種類がある。システム構成によって、1コンパレータチャンネル当たり使用可能なストローブ信号の本数及び種類が異なる。ここでは、代表的な値として、図5に示すように、1コンパレータチャンネル当たりエッジストローブ信号が2本と、マルチウィンドウストローブ信号が2本の合計4本の場合として以後説明する。
【0005】
本願に係るDCは、M個のコンパレータチャンネルを備えている。チャンネル数Mはシステム構成により異なるが数百チャンネル以上備えている。1チャンネルのコンパレータ単位毎において、DUTから出力される応答信号はアナログコンパレータにより所定スレッショルド・レベル電圧VOH、VOLで論理信号に変換される。DCでは、変換された2本の論理信号DHi、DLowを受けて、2種類のストローブ信号を選択的に用いて、所定タイミングで論理信号をラッチし、期待値パターンで比較した結果を出力する。
【0006】
2種類のストローブ信号としては、エッジストローブ型と、ウィンドウストローブ型とがある。公知のように、一方のエッジストローブ型では当該エッジの瞬間タイミングの信号をラッチし、他方のウィンドウストローブ型ではウィンドウ期間に対して検出ラッチし、期待値EXPとの比較に使用される。
ここで、ランク分けのように高精度が要求されないもの、若しくは前縁/後縁の一方のみ高精度が要求されるものをマルチウィンドウストローブ信号と呼称し、前縁/後縁共に高精度が要求されるものをウィンドウストローブ信号と呼称分けして以下説明する。
【0007】
一方のウィンドウストローブ信号の利用例としては、図8に示すように、前縁エッジと後縁エッジのタイミングが高精度に規定されたウィンドウ期間(図8A参照)を連続的に検出する。そして、例えば一瞬のグリッチ(図8B参照)も検出してラッチし(図8C参照)、後段の比較判定に使用される。
【0008】
他方のマルチウィンドウストローブ信号の利用例としては図9に示すように、2本のマルチウィンドウストローブ信号(図9A,B参照)を用いてDUTが出力するセットアップ時間等のランク分けに使用される。例えばメモリデバイスでは異なるアクセスタイムのランク分けがある。このとき、ウィンドウ期間を決める前縁と後縁エッジのタイミング精度は上記ウィンドウストローブ信号よりは少し粗くても良い。
図9(a)において、DUTから出力される応答信号が図9Cのタイミングで受信される場合は、第1ウィンドウ(図9A参照)ではフェイル信号FL1が検出(図9D参照)され、他方の第2ウィンドウ(図9B参照)ではフェイル信号FL2が検出されない。この結果、当該DUTは第1ウィンドウより遅く、第2ウィンドウより早いアクセスタイムのDUTであることが一度に判定できる。
同様にして、図9(b)において、DUTから出力される応答信号が図9Eのタイミングで受信される場合は、両方ともフェイル信号FL1、FL2が検出(図9F、G参照)される。この結果、当該DUTは第2ウィンドウより遅いアクセスタイムのDUTであることが一度に判定できる。このように、メモリデバイス等のアクセスタイム等のランク分けを行うときに、一度に少なくとも2ランクにランク分けが行える。このことは、マルチウィンドウストローブ信号を2本以上備える場合は、その本数に対応した複数ランク分けが一度に実施できる。例えば3本であれば3ランク分けができ、4本であれば4ランク分けが一度にできる。
【0009】
本願に係るTGCは、TGのストローブに係る動作モードを切り替える制御信号をTGとDCへ供給する。通常テスタバスを介して設定制御される。
【0010】
次に、ストローブ信号系の接続構成について図5を示して更に説明する。
図5はTGとDC間のストローブ信号に係る1チャンネル単位の接続構成図である。ここでも、エッジストローブパルス2本と、ウィンドウストローブパルス2本と仮定した具体例で以下説明する。
【0011】
1チャンネル単位の構成要素は、TG内においてはパルス発生回路101、102と、ウィンドウ波形生成回路111、112とで成り、DC内においてはパルス選択部60、70と、フェイル判定部80とで成る。
パルス発生回路101とパルス発生回路102とは同一要素である。一方のパルス発生回路101は、内部に可変遅延手段を備えてTGCからの制御信号により所定タイミングのエッジパルスを発生し、これを第1エッジストローブ信号101sとして同軸ケーブル配線を介してDCへ供給する。尚、可変遅延手段は公知のように、デジタルデータの設定により可変可能な遅延回路であり、キャリブレーションにより所定のタイミング精度が維持されている。他方のパルス発生回路102も上記同様であり、第2エッジストローブ信号102sを発生してDCへ供給する。
【0012】
ウィンドウ波形生成回路111とウィンドウ波形生成回路112とは同一要素である。一方のウィンドウ波形生成回路111の内部原理図は、図6(a)に示すように、パルス発生回路152,154と、ウィンドウパルス化部156とで成る。
パルス発生回路152,154は上述パルス発生回路と同等であり説明を要しないが、タイミング精度については少し粗くても良い。ウィンドウパルス化部156は一方のパルス発生回路152が出力するエッジパルスを前縁とし、他方のパルス発生回路154が出力するエッジパルスを後縁としたパルスを生成し、これを第1マルチウィンドウストローブ信号111sとして同軸ケーブル配線を介してDCへ供給する。他方のウィンドウ波形生成回路112も上記同様であり、第2マルチウィンドウストローブ信号112sを発生してDCへ供給する。
上述した従来構成では、1コンパレータチャンネル毎に要するパルス発生回路数は、6つ備える必要がある。従ってTG全体ではコンパレータチャンネル数Mが数百チャンネル有るからして膨大な回路規模となる。
【0013】
パルス選択部60、70と、フェイル判定部80については、図7のタイミング判定部の内部原理構成図を参照して説明する。
パルス選択部60とパルス選択部70とは同一要素である。一方のパルス選択部60はフリップ・フロップ62と、マルチプレクサ64,66とで成る。フリップ・フロップ62はTGからの第1エッジストローブ信号101sでウィンドウの前縁を規定し、第2エッジストローブ信号102sでウィンドウの後縁を規定したウィンドウパルス信号62sを生成してマルチプレクサ66へ供給する。
マルチプレクサ64は2入力1出力型のセレクタであり、TGからの第1エッジストローブ信号101sと第1マルチウィンドウストローブ信号111sとを受けて、制御信号により何れかを選択し、第1パルス信号60s1としてフェイル判定部80の第1タイミング判定部81へ供給する。
マルチプレクサ66は3入力1出力型のセレクタであり、上記ウィンドウパルス信号62sと、TGからの第2エッジストローブ信号102sと第2マルチウィンドウストローブ信号112sとを受けて、制御信号により何れかを選択し、第2パルス信号60s2としてフェイル判定部80の第2タイミング判定部82へ供給する。
【0014】
他方のパルス選択部70も上述同様にして、選択した第3パルス信号70s1をフェイル判定部80の第3タイミング判定部83へ供給し、第4パルス信号70s2をフェイル判定部80の第4タイミング判定部84へ供給する。
【0015】
フェイル判定部80はハイ側判定部と、ロー側判定部と、フェイル出力部88と、ランク情報格納部90とで成る。ハイ側判定部とロー側判定部とは入力信号の違いがあるものの同一要素である。
一方のハイ側判定部の内部構成の一例は第1タイミング判定部81と、第2タイミング判定部82と、マルチプレクサ85とで成り、ストローブ信号のタイミングでハイ側の論理信号DHiをラッチし、期待値EXPHと一致比較したハイ側フェイル信号FLHをマルチプレクサ85から出力する。
第1タイミング判定部81は、ハイ側の論理信号DHiを受けて第1パルス信号60s1によってタイミング判定する。もし第1パルス信号60s1がエッジパルスの場合には当該エッジで、そのときの論理信号DHiをラッチ保持し、期待値EXPHと一致比較して得た第1フェイル信号81fを出力する。もし第1パルス信号60s1がマルチウィンドウ信号の場合には当該ウィンドウ期間を対象として検出してラッチ保持し、期待値EXPHと一致比較する。
第2タイミング判定部82についても上記同様であり、第2パルス信号60s2によってタイミング判定した第2フェイル信号82fを出力する。
マルチプレクサ85は上記両フェイル信号81f、82fを受けて、制御信号により何れかを選択したハイ側フェイル信号FLHを出力する。
【0016】
ロー側判定部の内部構成は、上述ハイ側判定部と同一である。上述同様にして、ストローブ信号のタイミングでロー側の論理信号DLowをラッチし、期待値EXPLと一致比較したロー側フェイル信号FLLをマルチプレクサ86から出力する。
【0017】
フェイル出力部88は、上記ハイ側フェイル信号FLHとロー側フェイル信号FLLを受けて、制御信号により、ハイ側フェイル信号FLHか、ロー側フェイル信号FLLか、あるいは両フェイル信号を論理和した信号か、の何れかを当該コンパレータチャンネルのフェイル信号FLとして出力する。
【0018】
ランク情報格納部90は、上記したデバイスのパス/フェイルの良否判定とは別に、デバイスのランク分けを行う判定情報を累積格納する専用の要素である。通常、ランク分けは良品デバイスに対してランク分け用のデバイス試験を実施した多数回の判定結果でランク分けをする。
この内部構成の一例としては、図6(b)に示すように、ORゲート91,92と、フリップ・フロップ93,94とで成る。一方のフリップ・フロップ93は第1フェイル信号81fと第3フェイル信号83fを論理和したフェイル信号を受けて、一度でも検出されるとラッチ保持する。他方のフリップ・フロップ94においても同様であり、第2フェイル信号82fと第4フェイル信号84fを論理和したフェイル信号が一度でも検出されるとラッチ保持する。両フリップ・フロップが出力する2本の保持データ90sをCPUが読み出すことでランク分け、例えばメモリデバイスのアクセスタイムのランク分けができる。尚、読出し後、両フリップ・フロップはリセットして待機状態にする。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
図5の構成例に示すように、従来技術ではエッジストローブ信号101s、102sと、マルチウィンドウストローブ信号111s、112sとの4本を、同軸ケーブル配線により個別にDCへ供給している。ところで、エッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号の両方を同時に利用する試験条件はほとんどない。即ち、DCへ供給している4本のストローブ信号の中で実用的には同類の2本が同時使用されているのが現状である。従って、全コンパレータチャンネルでは数百本のストローブ信号線路が休止状態にあり、更に対応するTG内部の数百チャンネル以上にも及ぶパルス発生回路も休止状態にある。このことはストローブ信号発生系の回路及びストローブ線路が有効に利用されていない。
他方で、一度の試験実施で複数のランク分けを同時に行うことができれば、マルチウィンドウストローブ信号のタイミングを変えて複数回デバイス試験を実施する回数が低減でき、デバイス試験のスループットが大幅に向上できる。このことから、ランク分けを行うマルチウィンドウストローブ信号の本数は増強することが望まれている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、TG側においてエッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号とを1本に統合して供給することでTGとDC間におけるストローブ信号の本数を低減可能とする半導体試験装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
第1に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、被試験デバイスから出力される応答信号をハイ/ローの2本の論理信号DHi、DLowに変換し、変換した2本の論理信号を論理比較器(DC)へ供給し、タイミング発生器(TG)はエッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号の両方を発生してDCへ供給し、一方のエッジストローブ信号は当該エッジの瞬間タイミングで入力の論理信号DHi、DLowをラッチして後段の比較判定に使用し、他方のマルチウィンドウストローブ信号は前縁エッジと後縁エッジが規定されたウィンドウ期間に対して入力の論理信号DHi、DLowを検出ラッチして後段の比較判定に適用する構成を備える半導体試験装置において、
TG側からDC側へ供給するストローブ信号の1本毎において、TG内において2つのエッジを規定する第1パルス発生手段と第2パルス発生手段(例えばパルス発生回路101、102)を具備し、発生形態を選択する制御信号をタイミング制御部(TGC)から受けて、第1に、エッジストローブ信号として出力するときは第1パルス発生手段のエッジパルスを両用ストローブ信号としてTGから出力し、第2に、マルチウィンドウストローブ信号として出力するときは第1パルス発生手段のエッジパルスで前縁を規定し、第2パルス発生手段のエッジパルスで後縁を規定したウィンドウパルスを両用ストローブ信号としてTGから出力するエッジ/ウィンドウ生成部120を具備することを特徴とする半導体試験装置である。
上記発明によれば、TG側においてエッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号とを1本に統合して供給することでTGとDC間におけるストローブ信号の本数を低減可能とする半導体試験装置が実現できる。
【0021】
第3図は、本発明に係る解決手段を示している。
第2に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、TGが発生する2チャンネル単位毎の両用ストローブ信号をDCが受けて、一方の両用ストローブ信号はそのまま対応する一方のタイミング判定部81,83へ供給し、他方の両用ストローブ信号において、第1に発生形態を選択する制御信号がエッジストローブ信号の発生とすべきときは、そのまま通過して対応する他方のタイミング判定部82,84へ供給し、第2にウィンドウストローブ信号の発生とすべきときは、両方の両用ストローブ信号のエッジで前縁と後縁を規定したウィンドウストローブ信号を生成して対応する他方のタイミング判定部82,84へ供給するエッジ/ウィンドウ生成部120をDC内部に備えることを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0022】
第10図は、本発明に係る解決手段を示している。
第3に、上記課題を解決するために、本発明の構成では、TG内部で生成して発生する2チャンネル単位毎の両用ストローブ信号において、
一方の発生チャンネルの出力はそのまま両用ストローブ信号302sとしてDCへ供給し、他方の発生チャンネルの出力において、第1に発生形態を選択する制御信号がエッジストローブ信号の発生とすべきときは、そのまま通過して出力し、第2にウィンドウストローブ信号の発生とすべきときは、両発生チャンネルから出力するエッジで前縁と後縁を規定したウィンドウストローブ信号を生成してDCへ供給するエッジ/ウィンドウ生成部120をTG内部に備えることを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0023】
第11図は、本発明に係る解決手段を示している。
また、TGからDCの1チャンネル単位毎に少なくとも2本以上の両用ストローブ信号を供給する構成を備えることを特徴とする上述半導体試験装置がある。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を実施例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
本発明について、図1と、ウィンドウストローブパルス2本とを供給する場合の原理接続構成図と、図2と、図3とを参照して以下に説明する。尚、従来構成に対応する要素は同一符号を付す。また、DC側において要求されるストローブ信号の本数は従来と同様に、エッジストローブ信号が2本と、マルチウィンドウストローブ信号が2本要求される場合と仮定する。
【0026】
先ず、本発明のDCへ供給するストローブ信号に係る構成を説明する。
TG内における1コンパレータチャンネル当たりの構成要素は、図1に示すように、両用ストローブ発生部301、302で成る。これは両方で4チャンネルのパルス発生回路を内蔵すれば良いことになる。従来では図5と図6からして6チャンネル分のパルス発生回路が必要であった。従って、本発明では2チャンネル分削減された構成で実現している。
両用ストローブ発生部301と両用ストローブ発生部302とは同一要素である。一方の両用ストローブ発生部301は第1両用ストローブ信号301sを発生する。この内部構成はパルス発生回路101、102と、エッジ/ウィンドウ生成部120とで成る。ここで、パルス発生回路101、102は従来と同一要素であるので説明を要しない。
【0027】
エッジ/ウィンドウ生成部120は、エッジストローブ信号又はマルチウィンドウストローブ信号を発生するものである。この内部構成の一例は図2に示すように、フリップ・フロップ62と、マルチプレクサ64とで実現できる。
フリップ・フロップ62は第1エッジストローブ信号101sでウィンドウの前縁を規定し、第2エッジストローブ信号102sでウィンドウの後縁を規定したウィンドウパルス信号62sを出力する。
マルチプレクサ64は2入力1出力型のセレクタであり、第2エッジストローブ信号102sとウィンドウスパルス信号62sとを受けて、制御信号により何れかを選択し、第1両用ストローブ信号301sとしてDC側のタイミング判定部へ供給する。
【0028】
他方の両用ストローブ発生部302も上記同様であり、パルス発生回路103、104と、エッジ/ウィンドウ生成部120とを備えて、第2両用ストローブ信号302sを発生してタイミング判定部へ供給する。
【0029】
次にDC側の1コンパレータチャンネル当たりのタイミング判定部を図3を示して説明する。タイミング判定部の内部構成の一例は、図3に示すように、エッジ/ウィンドウ生成部120と、フェイル判定部80とで成る。ここでフェイル判定部80は従来と同一である。
エッジ/ウィンドウ生成部120は従来との互換性を維持する為に、2本の高精度のエッジを用いて高精度のウィンドウストローブ信号を生成して出力可能にしている。これは、図2の内部構成で実現できる。通常は第2両用ストローブ信号302sをそのまま出力するが、高精度のウィンドウストローブ信号を使用する制御信号が与えられたときは、図2に示すフリップ・フロップ62により、第1両用ストローブ信号301sから発生される高精度なエッジストローブ信号でウィンドウの前縁を規定し、第2両用ストローブ信号302sから発生される高精度なエッジストローブ信号でウィンドウの後縁を規定したウィンドウパルス信号62sを、マルチプレクサ64を介して出力し、これを図3に示すフェイル判定部80へ供給する。
尚、TG側において、第2両用ストローブ信号302sが発生するマルチウィンドウストローブ信号が、前縁と後縁エッジを高精度で発生するようにパルス発生回路103,104を構成すれ場合ば、当該エッジ/ウィンドウ生成部120は削除可能である。
【0030】
上述した本発明構成によれば、TG側においてエッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号とを1本に統合したことにより、1コンパレータチャンネル当たり、TG側では従来が6チャンネルのパルス発生回路を必要としていたものが、4チャンネルのパルス発生回路で実現で、この結果、2チャンネル分のパルス発生回路を削減できる利点が得られる。従って、DC全体ではコンパレータチャンネル数Mが数百チャンネル有るからして、2×M個もの多数のパルス発生回路を削減できる大きな利点が得られることとなる。
更に、TGとDC間を接続するストローブ信号用の同軸ケーブルの配線本数が4本から2本に低減できるからして、2×M本もの多数の同軸ケーブル配線を削減できる大きな利点が得られることとなる。逆に、同一本数の同軸ケーブル配線とする場合は、マルチウィンドウストローブ信号の本数を2本追加できる利点が得られることとなる。
【0031】
尚、本発明の構成手段は、上述実施の形態に限るものではない。例えば図10に示すように、DC側に備えるエッジ/ウィンドウ生成部120をTG側に備える構成としても良い。
また、図11に示すように、1チャンネルのタイミング判定部へ供給する両用ストローブ信号の本数は2本以上の所望N本数備える構成としても良い。例えば、図12の4本の両用ストローブ信号301s〜304sの場合の内部構成例に示すように、両用ストローブ信号の本数N=4に対応する4系統のハイ側タイミング判定部及びロー側タイミング判定部と、対応するマルチプレクサ85,86、及びランク情報格納部90を備えることで上述同様にして実現可能である。4本の場合は一度に4ランクにランク分けできる利点が得られる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は、上述の説明内容から、下記に記載される効果を奏する。
上述説明したように本発明によれば、TG側においてエッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号とを1本に統合する構成手段を実現したことにより、1コンパレータチャンネル当たり2チャンネル分のパルス発生回路を削減できる利点が得られ、全コンパレータチャンネルでは数百チャンネルものパルス発生回路を削減できる大きな利点が得られる。更に、TGとDC間を接続するストローブ信号用の同軸ケーブルの配線本数が、1コンパレータチャンネル当たり2本削減できる利点が得られ、全コンパレータチャンネルでは数百本以上削減できる大きな利点が得られる。
これからして、TGの回路規模を大きく低減でき、試験装置をより安価に実現できる。従って、本発明の技術的効果は大であり、産業上の経済効果も大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、1コンパレータチャンネル当たりにおける、エッジストローブパルス2本と、ウィンドウストローブパルス2本とを供給する場合の原理接続構成図。
【図2】本発明の、図1のエッジ/ウィンドウ生成部の内部構成例。
【図3】本発明の、DCの1チャンネル当たりの原理構成図。
【図4】半導体試験装置のストローブ信号の発生に係る概念構成図。
【図5】従来の、TGとDC間の1チャンネル当たりにおける、エッジストローブパルス2本と、ウィンドウストローブパルス2本とを供給する場合の原理接続構成図。
【図6】ウインドウ波形生成回路の内部原理図、及びランク情報格納部の内部原理図。
【図7】DCの1チャンネル当たりの原理構成図。
【図8】ウィンドウストローブの検出原理を説明するタイミング図。
【図9】2本のウィンドウストローブを用いて、ICのランク分けの判定を説明するタイミング図。
【図10】本発明の、TGとDC間で1チャンネル当たりに、2本の両用ストローブ信号を供給する場合の原理接続構成図。
【図11】本発明の、TGとDC間で1チャンネル当たりに、N本の両用ストローブ信号を供給する場合の原理接続構成図。
【図12】本発明の、DCの1チャンネル当たりに、4本の両用ストローブ信号を供給する場合のDC側の内部原理構成図。
【符号の説明】
60,70 パルス選択部
62,93,94 フリップ・フロップ
64,66,85,86 マルチプレクサ
80 フェイル判定部
81,82,83,84 タイミング判定部
88 フェイル出力部
90 ランク情報格納部
91,92 ORゲート
101,102,103,104,152,154 パルス発生回路
111,112 ウィンドウ波形生成回路
120 エッジ/ウィンドウ生成部
156 ウィンドウパルス化部
301,302 用ストローブ発生部
DC 論理比較器
DUT 被試験デバイス
FC 波形整形器
PG パターン発生器
TG タイミング発生器
TGC タイミング制御部

Claims (5)

  1. 被試験デバイス(DUT)から出力される応答信号をハイ/ローの2本の論理信号に変換し、変換した2本の論理信号を論理比較器(DC)へ供給し、タイミング発生器(TG)はエッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号の両方を発生して該DCへ供給し、一方のエッジストローブ信号は当該エッジの瞬間タイミングで入力の論理信号をラッチして後段の比較判定に使用し、他方のマルチウィンドウストローブ信号は前縁エッジと後縁エッジが規定されたウィンドウ期間に対して入力の論理信号を検出ラッチして後段の比較判定に適用する構成を備える半導体試験装置において、
    TG側からDC側へ供給するストローブ信号の1本毎において、TG内において2つのエッジを規定する第1パルス発生手段と第2パルス発生手段と、第1に、エッジストローブ信号として出力するときは第1パルス発生手段のエッジパルスを両用ストローブ信号としてTGから出力し、第2に、マルチウィンドウストローブ信号として出力するときは第1パルス発生手段のエッジパルスで前縁を規定し、第2パルス発生手段のエッジパルスで後縁を規定したウィンドウパルスを両用ストローブ信号としてTGから出力する第1のエッジ/ウィンドウ生成部と、
    前記マルチウィンドウストローブ信号として出力させた信号に対して、さらにウィンドウの前縁および後縁を規定する第2のエッジ/ウィンドウ生成部と、
    を具備し
    前記第2のエッジ/ウィンドウ生成部によって、ウィンドウエッジの精度を制御することを特徴とする半導体試験装置。
  2. TGが発生する2チャンネル単位毎の両用ストローブ信号をDCが受けて、
    一方の両用ストローブ信号はそのまま対応する一方のタイミング判定部へ供給し、
    他方の両用ストローブ信号において、第1に発生形態を選択する制御信号がエッジストローブ信号の発生とすべきときは、そのまま通過して対応する他方のタイミング判定部へ供給し、第2にウィンドウストローブ信号の発生とすべきときは、両方の両用ストローブ信号のエッジで前縁と後縁を規定したウィンドウストローブ信号を生成して対応する他方のタイミング判定部へ供給する構成をDC内部に備えることを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  3. TG内部で生成して発生する2チャンネル単位毎の両用ストローブ信号において、
    一方の発生チャンネルの出力はそのまま両用ストローブ信号としてDCへ供給し、
    他方の発生チャンネルの出力において、第1に発生形態を選択する制御信号がエッジストローブ信号の発生とすべきときは、そのまま通過して出力し、第2にウィンドウストローブ信号の発生とすべきときは、両発生チャンネルから出力するエッジで前縁と後縁を規定したウィンドウストローブ信号を生成してDCへ供給する構成をTG内部に備えることを特徴とする請求項1記載の半導体試験装置。
  4. TGからDCの1チャンネル単位毎に少なくとも2本以上の両用ストローブ信号を供給する構成を備えることを特徴とする請求項1、2又は3記載の半導体試験装置。
  5. 被試験デバイス(DUT)から出力される応答信号をハイ/ローの2本の論理信号に変換し、変換した2本の論理信号を論理比較器(DC)へ供給し、タイミング発生器(TG)はエッジストローブ信号とマルチウィンドウストローブ信号の両方を発生して該DCへ供給し、一方のエッジストローブ信号は当該エッジの瞬間タイミングで入力の論理信号をラッチして後段の比較判定に使用し、他方のマルチウィンドウストローブ信号は前縁エッジと後縁エッジが規定されたウィンドウ期間に対して入力の論理信号を検出ラッチして後段の比較判定に適用する構成を備える半導体試験装置において、
    TG側からDC側へ供給するストローブ信号の1本毎において、TG内において2つのエッジを規定する第1パルス発生手段と第2パルス発生手段と、第1に、エッジストローブ信号として出力するときは第1パルス発生手段のエッジパルスを両用ストローブ信号としてTGから出力し、第2に、マルチウィンドウストローブ信号として出力するときは第1パルス発生手段のエッジパルスで前縁を規定し、第2パルス発生手段のエッジパルスで後縁を規定したウィンドウパルスを両用ストローブ信号としてTGから出力するエッジ/ウィンドウ生成部と、
    前記マルチウィンドウストローブ信号として出力させた信号に対して、さらにウィンドウの前縁および後縁を規定する第2のエッジ/ウィンドウ生成部と、
    それぞれ異なる2以上のハイ側タイミングおよび2以上のロー側タイミングを判定する判定部と、
    を備え、
    ウィンドウ期間がそれぞれ異なる少なくとも2本以上のウィンドウストローブ信号をTGからDCの1チャンネル単位毎に発生させて、それぞれのウィンドウストローブ信号を用いた試験結果に基づき、DUTを2以上のランクにランク分けすることを特徴とする半導体試験装置。
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