JP4427740B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の物品移載箇所に移動する移動体に、自己と物品移載箇所との間で物品を移載する物品移載装置が設けられ、前記物品移載装置が、物品を載置支持しかつ前記移動体上の引退位置と前記移動体の外部の物品移載位置とに出退自在なフォーク部と、そのフォーク部を出退作動させる駆動手段とを備えて構成されている物品搬送装置に関する。
上記のような物品搬送装置は、例えば、自動倉庫などに適応されるものであり、移動体としてのスタッカークレーンを物品移載箇所に移動させた状態で、物品移載装置のフォーク部を出退させて、物品を物品移載箇所から掬い取るあるいは物品を物品移載箇所に卸すことにより、複数の物品移載箇所の間で物品を搬送するものである。
そして、移動体は、物品を載置支持したフォーク部を引退位置に引退させた状態で搬送先の物品移載箇所まで移動するのであるが、単に、フォーク部に物品を載置支持しただけでは、移動体の移動中に物品が動いてしまい、段積み状態の物品の荷崩れや移動体からの物品の落下などを生じる虞がある。
とくに、移動体を高速や高加減速で移動させるときには、そのときの慣性によって物品が動き易くなるので、移動体の高速化や高加減速化の妨げになる虞がある。
そこで、従来の物品搬送装置では、引退位置に存在するフォーク部に載置支持された物品を位置決め保持する保持手段と、その保持手段を作動させる保持用駆動装置とを設けて、移動体の移動中には物品を位置決め保持するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1では、保持手段が、物品を位置決め保持する保持状態と物品の位置決め保持を解除する解除状態とに切り換え自在に設けられ、保持手段を保持状態と解除状態とに切り換える流体圧シリンダなどの保持用駆動装置を設けて、その保持用駆動装置が、物品を載置支持した状態でフォーク部が引退位置まで移動すると、保持手段を保持状態に切り換えて、物品を位置決め保持した状態で移動体を移動させるようにしている。
実開平5−85709号公報
しかしながら、従来の物品搬送装置では、保持手段を作動させるために、流体圧シリンダなどの保持用駆動装置が必要となるので、それだけ構成の複雑化およびコストアップを招くことになる。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、構成の簡素化およびコストの低減を図りながら、移動体の移動中には物品を位置決め保持できる物品搬送装置を提供する点にある。
この目的を達成するために、本発明にかかる物品搬送装置の第1特徴構成は、複数の物品移載箇所に移動する移動体に、自己と物品移載箇所との間で物品を移載する物品移載装置が設けられ、前記物品移載装置が、物品を載置支持しかつ前記移動体上の引退位置と前記移動体の外部の物品移載位置とに出退自在なフォーク部と、そのフォーク部を出退作動させる駆動手段とを備えて構成されている物品搬送装置において、
前記引退位置に存在する前記フォーク部に載置支持された物品を位置決め保持する保持手段が設けられ、前記フォーク部が前記引退位置まで移動するに伴って前記保持手段にて物品を位置決め保持し、かつ、前記フォーク部が前記引退位置から前記物品移載位置側へ移動するに伴って前記保持手段による物品の位置決め保持を解除すべく、前記駆動手段の動作と前記保持手段の動作とを連係させる機械式の連係手段が設けられ、前記連係手段が、互いが接近して前記保持手段にて物品の側面部を挟持する挟持姿勢と互いが離間して前記保持手段による物品の挟持を解除する解除姿勢とに揺動自在でかつ弾性付勢手段にて前記解除姿勢側に弾性付勢された一対の挟持体と、前記フォーク部が前記引退位置へ移動されるに伴って前記一対の挟持体を前記挟持姿勢に押圧操作し、かつ、前記フォーク部が前記引退位置から前記物品移載位置側へ移動されるに伴って前記一対の挟持体に対する前記挟持姿勢への押圧操作を解除する押圧手段とから構成され、前記一対の挟持体が、前記移動体に設けられ、前記押圧手段が、前記一対の挟持体に連係された被押圧部を下方側に押圧操作するように前記フォーク部の底面部に下方側に突出する状態に設けた押圧用カム部である点にある。
すなわち、駆動手段が物品を載置支持させた状態でフォーク部を引退位置まで移動させると、機械式の連係手段が、駆動手段の動作と保持手段の動作とを連係させて、物品を位置決め保持するように保持手段を動作させる。
また、駆動手段がフォーク部を引退位置から物品移載位置側へ移動させると、機械式の連係手段が、駆動手段の動作と保持手段の動作とを連係させて、物品の位置決め保持を解除するように保持手段を動作させて、物品移載箇所への移載を行うことができる。
したがって、保持手段を動作させるための保持用駆動装置を必要とせずに、保持手段にて物品を位置決め保持状態で移動体を移動させて、物品移載箇所に物品を移載させることができる。
以上のことから、構成の簡素化およびコストの低減を図りながら、移動体の移動中には物品を位置決め保持できる物品搬送装置を提供できるに至った。
また、フォーク部が引退位置に移動したときには、押圧手段が弾性付勢手段による付勢力に抗して一対の挟持体を押圧操作して、一対の挟持体を挟持姿勢に揺動させ、保持手段にて物品の側面部を挟持して物品を位置決め保持できる。
また、フォーク部が引退位置から物品移載位置側へ移動したときには、押圧手段が一対の挟持体に対する押圧操作を解除して、一対の挟持体が弾性付勢手段による付勢力によって一対の挟持体が解除姿勢に揺動し、保持手段による物品の側面部の挟持が解除され物品の位置決め保持を解除できる。
したがって、一対の挟持体と押圧手段との簡素な構成により連係手段を構成することができ、それだけ構成の簡素化を図ることができる。
また、一対の挟持体は移動体に設けられているので、フォーク部が出退作動しても、一対の挟持体が移動することはなく、フォーク部の動作とは無関係に一対の挟持体を設けることができる。したがって、それだけ一対の挟持体の構成を簡素にでき、構成の簡素化を図ることができる。
しかも、押圧手段は、一対の挟持体に連係された被押圧部を押圧操作するようにフォーク部に設けた押圧用カム部であるので、押圧用カム部は、フォーク部の動作では移動することのない被押圧部に対して押圧操作するように設けるだけでよく、この点からも構成の簡素化を図ることができる。
本発明にかかる物品搬送装置の第特徴構成は、前記押圧手段が、前記フォーク部が前記引退位置よりも手前の手前位置から前記引退位置へ移動するのに連動して前記一対の挟持体を徐々に前記挟持姿勢側に押圧操作して、前記フォーク部が前記引退位置に移動するに伴って前記一対の挟持体を前記挟持姿勢まで押圧操作し、かつ、前記フォーク部が前記引退位置から前記手前位置へ移動するのに連動して前記一対の挟持体に対する前記挟持姿勢への押圧操作を徐々に解除して、前記フォーク部が前記手前位置に移動するに伴って前記一対の挟持体に対する前記挟持姿勢への押圧操作を解除するように構成されている点にある。
すなわち、フォーク部が物品移載位置から引退位置へ引退するときには、フォーク部が手前位置から引退位置へ移動するのに連動して、押圧手段が一対の挟持体を徐々に挟持姿勢側に押圧操作するので、手前位置から引退位置へのフォーク部の動作中には、保持手段にて物品の側面部を押圧操作して、フォーク部に載置支持される物品を徐々に押圧操作して適正な位置へ位置調整することができる。
そして、フォーク部が引退位置に移動したときには、押圧手段が一対の挟持体を挟持姿勢まで押圧操作するので、フォーク部に載置支持される物品を適正な位置へ位置調整した状態でその物品を保持手段にて位置決め保持することができる。
また、フォーク部が引退位置から物品移載位置へ突出するときには、フォーク部が引退位置から手前位置へ移動するのに連動して、押圧手段が一対の挟持体に対する挟持姿勢への押圧操作を徐々に解除するので、引退位置から手前位置へのフォーク部の動作中には、保持手段にて物品の動きを規制しながら、徐々に物品の位置決めを解除することができる。
したがって、フォーク部を引退位置から物品移載位置に突出させるときに、物品の姿勢の乱れなどの発生を極力防止することができ、物品の移載を適正に行い易いものとなる。
本発明にかかる物品搬送装置を自動倉庫に適応した例を図面に基づいて説明する。
この自動倉庫は、図1に示すように、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した二つの収納棚1と、それらの収納棚1どうしの間に形成した走行経路2を自動走行する移動体としてのスタッカークレーン3とを設けて構成されている。各収納棚1は、多数の物品収納部4を縦横に複数並べて構成されている。
前記走行経路2には、収納棚1の長手方向に沿って走行レール5と上レール6とが設置されている。走行経路2の一端側には、入出庫指令をスタッカークレーン3に入力する地上側コントローラ7と、走行レール5を挟んで一対の荷載置台8とが設けられている。
そして、物品収納部4の夫々と荷載置台8の夫々が、物品移載箇所Kとして構成されている。
前記スタッカークレーン3は、図2に示すように、走行レール5に沿って走行自在な走行台車10と、その走行台車10に対して昇降自在な昇降台12とを設けて構成されている。前記昇降台12には、物品移載箇所Kと自己との間で、物品9を載置したパレットPごと移載可能な物品移載装置11が設けられている。
そして、スタッカークレーン3は、走行台車10の走行、昇降台12の昇降、および、物品移載装置11の作動により、荷載置台8と物品収納部4との間や物品収納部4どうしの間で物品9を搬送するように構成されている。
前記昇降台12を昇降操作自在に案内支持する前後一対の昇降マスト13が設けられ、昇降台12が走行台車10に対して昇降自在に設けられている。前後一対の昇降マスト13は、その上端部が、上レール6に沿って案内される上部フレーム15にて連結されている。
前記昇降台12は、その長手方向の両端部に連結された2本の昇降用チェーン14にて吊下げ支持されている。そして、昇降用チェーン14は、上方側従動プーリ16、走行台車側従動プーリ17、昇降台側従動プーリ18、および、駆動プーリ19に巻き掛けられている。
前記上方側従動プーリ16は、上部フレーム15の前端部および後端部に設けられ、走行台車側従動従動プーリ17は、走行台車10の一端部および中央部に設けられている。また、昇降台側従動プーリ18は、昇降台12の中央下面部に設けられ、駆動プーリ19は、走行台車10の一端部に設けられている。
そして、駆動プーリ19を駆動回転させる昇降用電動モータ20が設けられ、その昇降用電動モータ20にて駆動プーリ19を正逆に駆動させることにより、昇降用チェーン14をその長手方向に移動操作して、昇降台12を昇降させるように構成されている。
また、走行台車10には、走行レール5上を走行自在な前後二つの走行輪21が設けられている。それら二つの走行輪21のうち、車体前後方向の一端側の車輪が、走行用電動モータ22にて駆動される駆動走行輪21aとして構成され、車体前後方向の他端側の車輪が、遊転自在な従動走行輪21bとして構成されている。
前記物品移載装置11は、図3および図4に示すように、物品9を載置したパレットPごと載置支持しかつ昇降台12上の引退位置と昇降台12の外部の物品移載位置とに出退自在なフォーク部23と、そのフォーク部23を出退作動させる駆動手段としての出退駆動装置24とを備えて構成されている。
そして、物品移載装置11は、走行台車10の走行方向に対して直交する方向を物品移載方向として、フォーク部23を出退させるように構成されている。
図3は、フォーク部23の平面図であり、図4は、フォーク部23の側面図である。また、図3(a)および図4(a)では、フォーク部23が引退位置にあるときを示し、図3(b)および図4(b)では、フォーク部23が物品移載位置にあるときを示している。
前記フォーク部23は、昇降台12に固定された固定フォーク部25と、その固定フォーク部25に対して出退自在なセカンダリーフォーク部26と、そのセカンダリーフォーク部26に対して出退自在なプライマリーフォーク部27とからなる三段式のフォークにて構成されている。
そして、プライマリーフォーク部27に、物品9が載置されたパレットPを載置支持するように構成されている。
前記出退駆動装置24は、セカンダリーフォーク部26に固定されたラックギア28に噛み合う一対のピ二オンギア29と、一対のピニオンギア29をギア30aにて回転駆動する出退駆動用電動モータ30と、固定フォーク25の一端部とプライマリーフォーク27の一端部とを連結する二本のチェン31とから構成されている。
前記ピニオンギア29と出退駆動用電動モータ30とは、固定フォーク部25に設けられ、二本のチェン31の夫々は、セカンダリーフォーク部26の端部に設けられた横軸心回りで回転自在な遊転プーリ32の一方に巻き掛けられている。
そして、出退駆動用電動モータ30にてピニオンギア29を正逆に駆動回転させると、ピニオンギア29とラックギア28との噛み合いにより、セカンダリーフォーク部26が固定フォーク部25に対して出退移動する。すると、その出退移動に伴う遊転プーリ32の移動により、チェン31がプライマリーフォーク部27をセカンダリーフォーク部26に対して出退移動させる。
このようにして、出退駆動用電動モータ30を正逆に回転することにより、図3(a)および図4(a)に示す引退位置と、図3(b)および図4(b)に示す物品移載位置との間で、フォーク部23を出退作動させるように構成されている。
また、昇降台12には、図5〜図7に示すように、引退位置に存在するフォーク部23に載置支持されたパレットPを位置決め保持する保持手段として一対の保持体33が設けられている。
図5は、昇降台12の一部を示す平面図であり、図6は、昇降台12の一部を示す側面図であり、図7は、昇降台12の一部を示す物品移載方向視での縦断正面図である。
そして、出退駆動装置24の動作と一対の保持体33の動作とを連係させる機械式の連係手段34が設けられ、この機械式の連係手段34が、図7(a)に示すように、フォーク部23が引退位置まで移動するに伴って左右一対の保持体33にてパレットPを保持し、かつ、図7(b)に示すように、フォーク部23が引退位置から物品移載位置側へ移動するに伴って左右一対の保持体33によるパレットPの保持を解除するように構成されている。
前記一対の保持体33は、図7に示すように、フォーク部23の外側に配設されており、フォーク部23におけるプライマリーフォーク部27に載置支持されるパレットPの側面部を挟持して位置決め保持するように構成されている。
また、一対の保持体33は、図5に示すように、物品移載方向における昇降台12の全長など、フォーク部23に載置支持されるパレットPよりも長い長さに形成されている。
したがって、フォーク部23を引退位置に引退させるときに、フォーク部23に載置支持されるパレットPが物品移載方向で適正な位置から多少位置ずれしていても、保持体33にてパレットPを適正に位置決め保持できる。
そして、保持体33の両端部には、内側に傾斜する傾斜部33aが設けられており、フォーク部23を引退位置に引退させるときに、フォーク部23に載置支持されるパレットPが物品移載方向に直交する方向で適正な位置から多少位置ずれしても、傾斜部33aにて適正な位置へ案内できるように構成されている。
前記連係手段34は、保持体33が連結された挟持体35の一対と、その一対の挟持体35を押圧操作する押圧手段36とを備えて構成されている。
そして、一対の挟持体35は、互いが接近して一対の保持体33にてパレットPの側面部を挟持する挟持姿勢と互いが離間して一対の保持体33によるパレットPの挟持を解除する解除姿勢とに揺動自在でかつ弾性付勢手段としてのねじりコイルバネ37にて解除姿勢側に弾性付勢されている。
また、押圧手段36は、図7(a)に示すように、フォーク部23が引退位置へ移動されるに伴って一対の挟持体35を挟持姿勢に押圧操作し、かつ、図7(b)に示すように、フォーク部23が引退位置から物品移載位置側へ移動されるに伴って一対の挟持体35に対する挟持姿勢への押圧操作を解除するように構成されている。
前記一対の挟持体35は、図7に示すように、上下方向に延びる上下部材35aと水平方向に延びる水平部材35bとを組み合わせた物品移載方向視でL字状に形成されている。
そして、一対の挟持体35は、昇降台12に設けられており、上下部材35aの上端部に保持体33を連結してある。また、一対の挟持体35は、ねじりコイルバネ47が設けられた揺動軸心35c周りで揺動自在に設けられている。
前記押圧手段36は、一対の挟持体35に連係された被押圧部38を押圧操作するようにフォーク部23に設けた押圧用カム部39である。前記挟持体35における水平部材35bの先端には、被押圧部38として、横軸心周りで回転自在なローラが設けられている。
そして、押圧用カム部39と被押圧部38との関係を示した側面図である図8に示すように、押圧用カム部39は、フォーク部23におけるプライマリーフォーク部27の底面部に下方側に突出する状態で設けられている。
前記押圧用カム部39は、フォーク部23が物品移載位置から引退位置へ移動することにより、被押圧部38であるローラを下方側へ押圧操作するように設けられている。
図8(a)は、フォーク部23が引退位置と物品移載位置との間の手前位置よりも物品移載位置側にある状態を示しており、図8(b)は、フォーク部23が手前位置にある状態を示しており、図8(c)は、フォーク部23が引退位置にある状態を示している。
前記押圧手段36は、フォーク部23を引退位置に引退させるときには、フォーク部23が引退位置よりも手前の手前位置から引退位置へ移動するのに連動して一対の挟持体35を徐々に挟持姿勢側に押圧操作して、フォーク部23が引退位置に移動するに伴って一対の挟持体35を挟持姿勢まで押圧操作するように構成されている。
また、押圧手段36は、フォーク部23を物品移載位置に突出させるときには、フォーク部23が引退位置から手前位置へ移動するのに連動して一対の挟持体35に対する挟持姿勢への押圧操作を徐々に解除して、フォーク部23が手前位置に移動するに伴って一対の挟持体35に対する挟持姿勢への押圧操作を解除するように構成されている。
説明を加えると、押圧用カム部39は、その長手方向の端部から中央の水平部分39aまで傾斜する傾斜部分39bを備えて構成されている。
そして、手前位置から引退位置へのフォーク部23の動作中には、傾斜部分39bにて被押圧部38を徐々に下方側に押圧操作して、一対の挟持体35を徐々に挟持姿勢側に押圧操作し、一対の保持体33にてパレットPの側面部を徐々に押圧操作する。
また、引退位置から手前位置へのフォーク部23の動作中には、傾斜部分39bにて被押圧部38に対する下方側への押圧操作を徐々に解除して、一対の挟持体35に対する挟持姿勢への押圧操作を徐々に解除し、一対の保持体33によるパレットPの側面部への押圧操作を徐々に解除する。
前記連係手段34による動作について説明する。
前記フォーク部23を物品移載位置に突出させたときには、図7(b)に示すように、一対の保持体33によるパレットPの位置決め保持は解除されている。
そして、出退駆動装置24にてフォーク部23を物品移載位置から引退位置に引退させるときには、フォーク部23が手前位置に至るまで、図8(a)に示すように、押圧用カム部39は被押圧部38と接当せず、一対の保持体33によるパレットPの位置決め保持を解除している状態を維持する。
その後、フォーク部23が手前位置に至ると、図8(b)に示すように、押圧用カム部39の端部が被押圧部38と接当する。そして、フォーク部23が手前位置から引退位置へ移動するのに連動して、被接当部38が押圧用カム部39の傾斜部分39bに接当して徐々に下方側に押圧操作され、一対の挟持体35を徐々に挟持姿勢側に押圧操作する。すると、一対の保持体33は、互いに近づく側に徐々に移動し、パレットPの位置を物品移載方向に直交する方向において昇降台12の中央位置など適正な位置にセンタリングする。
そして、フォーク部23が引退位置に至ると、図8(a)に示すように、被接当部38が押圧用カム部39の水平部分39aに接当し、一対の挟持体35を挟持姿勢まで押圧操作する。すると、図7(a)に示すように、一対の保持体33がパレットPの側面部を挟持してパレットPを位置決め保持する。
前記フォーク部23を引退位置から物品移載位置に突出させるときには、フォーク部23を物品移載位置から引退位置に引退させるときと逆の動作となる。
このようにして、連係手段34にて出退駆動装置24の動作と一対の保持体33の動作とを連係することにより、一対の保持体33を動作させるための保持用駆動装置を設けずに、一対の保持体33にてパレットPを位置決め保持でき、かつ、その位置決め保持を解除できる。
前記スタッカークレーン3には、地上側コントローラ7から入出庫指令を受けて、スタッカークレーン3の運転を制御する図外のクレーン制御装置が設けられている。
前記クレーン制御装置は、地上側コントローラ7から入出庫指令が指令されると、昇降台12を指令された昇降用目標停止位置に昇降させる昇降制御、走行台車10を指令された走行用目標停止位置に走行させる走行制御、物品移載装置11を作動させて物品9を移載する移載制御の夫々の制御を行うように構成されている。
そして、搬送元の物品移載箇所Kから搬送先の物品移載箇所Kに物品9を搬送するときには、クレーン制御装置が、まず、昇降制御と走行制御とを行うことにより、昇降台12を昇降用目標停止位置に停止させかつ走行台車10を走行用目標停止位置に停止させる。その後、クレーン制御装置が、物品移載装置11を作動させ、物品移載箇所Kに載置されている物品9を掬い取る掬い動作を行うように構成されている。
この掬い動作では、まず、フォーク部23を物品移載位置に突出させてフォーク部23にて物品9を載置したパレットPごと載置支持させ、その後、フォーク部23にてパレットPを載置支持した状態で引退位置に引退させる。このフォーク部23の引退位置への動作により、一対の保持体33にてパレットPを位置決め保持するように構成されている。
前記クレーン制御装置は、掬い動作が終了すると、昇降制御と走行制御とを行う。このとき、フォーク部23に載置支持されたパレットPを一対の保持体33にて位置決め保持した状態で、走行台車10の走行と昇降台12の昇降を行うので、スタッカークレーン3の移動中においてパレットPが動いてしまい、荷崩れや落下を防止することができる。
そして、クレーン制御装置は、昇降台12を昇降用目標停止位置に停止させかつ走行台車10を走行用目標停止位置に停止させると、物品移載装置11を作動させ、フォーク部23に載置支持してあるパレットPを物品移載箇所Kに卸す卸し動作を行うように構成されている。
この卸し動作では、フォーク部23を引退位置から物品移載位置に突出させることにより、一対の保持体33によるパレットPの位置決め保持が解除され、物品移載箇所Kへの移載を行うことができる。
〔別実施形態〕
)上記実施形態では、押圧手段36が、フォーク部23が手前位置から引退位置へ移動するのに連動して一対の挟持体35を徐々に挟持姿勢側に押圧操作し、かつ、フォーク部23が引退位置から手前位置へ移動するのに連動して一対の挟持体35に対する挟持姿勢への押圧操作を徐々に解除するように構成されているが、押圧手段36が、一対の挟持体35に対して、徐々に押圧操作する、あるいは、徐々に押圧操作を解除する構成を備えることなく実施することも可能である。
すなわち、押圧手段36を、単に、フォーク部23が引退位置へ移動されるに伴って一対の挟持体35を挟持姿勢に押圧操作し、かつ、フォーク部23が引退位置から物品移載位置側へ移動されるに伴って一対の挟持体35に対する挟持姿勢への押圧操作を解除するように構成する。
)上記実施形態では、物品移載装置11が物品9を載置したパレットPごと移載するように構成され、一対の保持体33がフォーク部23に載置支持されたパレットPを位置決め保持するようにしているが、例えば、物品移載装置11が物品9をそのまま移載するように構成され、一対の保持体33がフォーク部23に載置支持された物品9を位置決め保持するように構成することも可能である。
すなわち、物品とは、物品9を載置したパレットPや物品9そのものなどを示すものであり、物品9をパレットPに載置する場合には、一つの物品9を載置したり、段積み状態で複数の物品9を載置することも可能である。
)上記実施形態では、移動体として、スタッカークレーン3に適応した例を示したが、例えば、物品移載装置を備えた無人式の物品搬送車など、各種の移動体に適応可能である。
本発明は、フォーク部を備えた物品移載装置を設けたスタッカークレーンなど、物品移載装置を設けた各種の移動体に適応可能である。
自動倉庫の全体斜視図 スタッカークレーンの側面図 フォーク部の平面図 フォーク部の側面図 昇降台の一部を示す平面図 昇降台の一部を示す側面図 昇降台の一部を示す物品移載方向視での縦断正面図 押圧用カム部と被押圧部との関係を示す側面図
符号の説明
3 移動体
9,P 物品
11 物品移載装置
23 フォーク部
24 駆動手段
33 保持手段
34 連係手段
35 挟持体
36 押圧手段
37 弾性付勢手段
38 被押圧部
39 押圧用カム部
K 物品移載箇所

Claims (2)

  1. 複数の物品移載箇所に移動する移動体に、自己と物品移載箇所との間で物品を移載する物品移載装置が設けられ、
    前記物品移載装置が、物品を載置支持しかつ前記移動体上の引退位置と前記移動体の外部の物品移載位置とに出退自在なフォーク部と、そのフォーク部を出退作動させる駆動手段とを備えて構成されている物品搬送装置であって、
    前記引退位置に存在する前記フォーク部に載置支持された物品を位置決め保持する保持手段が設けられ、
    前記フォーク部が前記引退位置まで移動するに伴って前記保持手段にて物品を位置決め保持し、かつ、前記フォーク部が前記引退位置から前記物品移載位置側へ移動するに伴って前記保持手段による物品の位置決め保持を解除すべく、前記駆動手段の動作と前記保持手段の動作とを連係させる機械式の連係手段が設けられ
    前記連係手段が、
    互いが接近して前記保持手段にて物品の側面部を挟持する挟持姿勢と互いが離間して前記保持手段による物品の挟持を解除する解除姿勢とに揺動自在でかつ弾性付勢手段にて前記解除姿勢側に弾性付勢された一対の挟持体と、
    前記フォーク部が前記引退位置へ移動されるに伴って前記一対の挟持体を前記挟持姿勢に押圧操作し、かつ、前記フォーク部が前記引退位置から前記物品移載位置側へ移動されるに伴って前記一対の挟持体に対する前記挟持姿勢への押圧操作を解除する押圧手段とから構成され、
    前記一対の挟持体が、前記移動体に設けられ、
    前記押圧手段が、前記一対の挟持体に連係された被押圧部を下方側に押圧操作するように前記フォーク部の底面部に下方側に突出する状態に設けた押圧用カム部である物品搬送装置。
  2. 前記押圧手段が、
    前記フォーク部が前記引退位置よりも手前の手前位置から前記引退位置へ移動するのに連動して前記一対の挟持体を徐々に前記挟持姿勢側に押圧操作して、前記フォーク部が前記引退位置に移動するに伴って前記一対の挟持体を前記挟持姿勢まで押圧操作し、かつ、
    前記フォーク部が前記引退位置から前記手前位置へ移動するのに連動して前記一対の挟持体に対する前記挟持姿勢への押圧操作を徐々に解除して、前記フォーク部が前記手前位置に移動するに伴って前記一対の挟持体に対する前記挟持姿勢への押圧操作を解除するように構成されている請求項1に記載の物品搬送装置。
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