JP4426936B2 - 走査受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、各種の無線電波の中から目的電波を選択受信する走査受信機に係り、特に、目的電波の伝播周波数が不明であっても、多くの走査処理や長い選択時間を要することなく、その目的電波を捕捉受信することができる走査受信機に関する。
一般に、走査受信機は、局部発振周波数を一定周波数範囲にわたって周波数掃引し、その周波数掃引によって目的電波が捕捉受信されると、局部発振周波数の掃引を停止させ、目的電波の受信に移行するように動作する。
かかる走査受信機においては、当初、局部発振周波数を周波数掃引する場合、その周波数掃引をアナログ手段を用いて行っていたため、最初に捕捉した受信電波が目的電波でなかった場合、それに続いて残りの周波数範囲について周波数掃引を行うことにより目的電波の捕捉を行う場合、周波数掃引を停止した時の局部発振周波数に関する情報を完全に記憶することができず、広域周波数範囲にわたる周波数掃引を行い、目的電波の捕捉受信を行うことが難しかった。
その後、アナログ技術に代わるデジタル技術の急速な発展により、走査受信機の分野においても、局部発振周波数の周波数掃引にデジタル技術が用いられるようになり、デジタル記憶手段を利用した走査受信機が開発されるようになった。
また、近年になると、コンピュータ処理技術とLSI(大規模集積回路)製造技術が大きく進歩したこと、及び、電波の周波数割り当てに対し世界的に均質化が図られるようになったことにより、局部発振信号の発生にPLL(位相同期ループ)周波数シンセサイザを用いた受信機が多くなり、走査受信機においても、このようなPLL周波数シンセサイザを用いたものが主流になっている。
ところで、走査受信機において、局部発振信号の発生にPLL周波数シンセサイザを用いる際には、次のような点を考慮する必要がある。すなわち、目的電波の伝播周波数が全く不明である場合、その目的電波を捕捉受信するためには、極めて広い周波数範囲にわたって受信電波の走査を行い、それにより目的電波を捕捉受信しなければならないことである。その理由は、実際の各種の無線電波の周波数配置を見たとき、通常、12.5kHzおきの周波数間隔、あるいは周波数帯によっては25kHzおきの周波数間隔になっている(以下、このような無線電波の割り当て位置をチャネルという)ので、走査受信機において目的電波を捕捉受信するには、有効無線電波が配置されている全周波数範囲にわたって、無線電波の配置の有無に係わりなく、前述のような周波数間隔で各チャネルを順次捕捉受信して行く必要がある。
この場合、走査受信機においては、PLL周波数シンセサイザが発生する局部発振周波数を、前述のような周波数間隔の無線電波のそれぞれについて、それらの無線電波の伝播周波数に順次同期するように周波数変化させる必要がある。そして、かかるPLL周波数シンセサイザの局部発振周波数をそれぞれの無線電波の伝播周波数に同期させるように周波数変化させる場合は、通常、チャネル当たり10ms程度の周波数切替時間を必要とするので、有効無線電波が存在する広い周波数範囲を周波数掃引し、目的電波の捕捉受信をするまでには、かなりの時間を必要とする場合がある。
例えば、目的電波を送信している送信局がかなり近い距離にあって、その目的電波の電界強度が比較的大きいと予想される場合であっても、その目的電波を捕捉受信するまでには、かなりの時間を必要とすることも決して稀ではない。
このような目的電波の捕捉受信に時間がかかり過ぎるという点を考慮し、この種の走査受信機を含む掃引受信機の分野においては、目的電波の捕捉に要する時間を短縮することが考え出されており、その一例として特開平09−321581号に開示の受信機が提案されている。
この特開平09−321581号に開示の受信機は、ほぼ同じ規模で構成された主受信部と副受信部の2つの受信部が設けられ、主受信部の受信動作によっていずれかの受信電波を受信している間に、副受信部が掃引動作を行って次の受信電波を検出を行い、検出した受信電波データをメモリに記憶するようにしたもので、主受信部にスキップ信号が与えられると、主受信部がメモリに記憶された受信電波データに基づいて次の受信電波を受信するようにしたもので、副受信部における周波数掃引速度があまり速くなくても、主受信部が迅速に次の受信電波を受信することができるので、総合的に見て周波数掃引動作を見掛け上高速にすることが可能になるものである。
特開平09−321581号公報
前記特開平09−321581号に開示された受信機は、主受信部と副受信部との共働によって周波数掃引動作を見掛け上高速にし、それにより目的電波を捕捉するまでの時間を短縮することが可能なものであるが、本来必要とされる主受信部を設けている他に、主受信部の構成規模とほぼ同じ構成規模の副受信部を設ける必要があるので、全体的に受信機の構成規模が大きくなるだけでなく、必要とする構成部品の点数も多くなり、それにより製造コストが大きく嵩むという結果になる。
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、走査が必要な全受信周波数範囲を比較的広周波数範囲で分割した複数の広周波数分割帯域を設定し、これらの広周波数分割帯域の受信信号レベルを検索して、目的電波が含まれる可能性の高い広周波数分割帯域を選び、選んだ広周波数分割帯域を通常の受信帯域で走査するという簡単な手段により、極めて短時間で目的電波の捕捉受信が行える走査受信機を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明による走査受信機は、局部発振信号の発生にPLL周波数シンセサイザを用い、マイクロプロセッサの制御によって局部発振信号を掃引して受信電波の電界強度の検索及び受信周波数の掃引を行うものであって、マイクロプロセッサは、受信可能な全周波数範囲を一定周波数範囲に分割した複数の広周波数分割帯域を設定し、設定したそれぞれの広周波数分割帯域について順番に中間周波増幅回路の出力を用いて受信電波の電界強度を検索し、その検索によって規定レベル以上の電界強度を有する受信電波が得られたとき、当該広周波数分割帯域を一端から他端に向かって受信周波数を掃引し、この掃引時に捕捉できた電波が目的電波である旨の操作がユーザによって行われた場合、その目的電波の受信動作に移行し、捕捉できた電波が目的電波とは異なる旨の操作がユーザによって行われた場合、未検索の広周波数分割帯域について順番に受信周波数の電界強度の検索及びそれに続く受信周波数の掃引を行い、前記中間周波増幅回路は、通過帯域が前記広周波数分割帯域に等しい第1中間周波増幅回路と通過帯域が通常の中間周波帯域に等しい第2中間周波増幅回路とからなり、前記広周波数分割帯域の検索を前記第1中間周波増幅回路の出力を用いて行い、前記受信周波数の掃引による目的電波の捕捉を前記第2中間周波増幅回路の出力を用いて行うことを特徴とする。
請求項1に記載の発明に係る走査受信機によれば、マイクロプロセッサにより設定されたそれぞれの広周波数分割帯域について順番に中間周波増幅回路出力を用いて受信電波の電界強度を検索し、その検索の結果、規定電界強度以上の受信電波があったとき、その広周波数分割帯域を掃引してその中の全受信電波を順次選択するという手順を、目的電波を捕捉するまで繰り返し実行し、それによって目的電波を捕捉受信するようにしているものであり、前記中間周波増幅回路は、通過帯域が前記広周波数分割帯域に等しい第1中間周波増幅回路と通過帯域が通常の中間周波帯域に等しい第2中間周波増幅回路とからなり、前記広周波数分割帯域の検索を前記第1中間周波増幅回路の出力を用いて行い、前記受信周波数の掃引による目的電波の捕捉を前記第2中間周波増幅回路の出力を用いて行うので、目的電波の伝播周波数が不明であっても、その目的電波の電界強度が規定値以上のものであれば、短時間内に目的電波を捕捉受信することが可能になるとともに、目的電波の伝播周波数が不明であって、その目的電波の受信電界強度が規定値よりも若干低いものであっても、電界強度の検索時に電界強度の規定値を若干低下させることにより目的電波を捕捉受信することが可能になるもので、走査受信機の構成手段として比較的簡単なものを用いるだけで、有効周波数範囲の全受信電波を順次選択して目的電波を得ている既知の走査受信機に比べて、かなりの短時間内に目的電波を捕捉できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による走査受信機の第1及び第2の実施の形態であって、その走査受信機の要部構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、第1及び第2の実施の形態による走査受信機は、高周波信号入力端子(IN)1と、信号帯域選択フィルタ(BF)2と、高周波増幅器(RA)3と、周波数混合器(MIX)4と、PLL周波数シンセサイザ(PLL SYN)5と、通過帯域が通常の中間周波帯域に等しい中間周波増幅器(IA)6と、通過帯域が後述する広周波数分割帯域に等しい広帯域中間周波増幅器(WIA)7と、復調器(DEM)8と、復調信号出力端子(OUT)9と、メモリ101 を内蔵したマイクロプロセッサ(MPU)10と、信号切替回路(SW)11と、信号受信強度指示回路(RSSI)12と、制御部(CONT)13と、第1比較器(COM 1)14と、電圧制御発振器(VCO)15と、分周器(FD)16と、基準周波数信号発生器(REF)17と、第2比較器(COM 2)18とからなっている。この場合、PLL周波数シンセサイザ5は、電圧制御発振器15と分周器16と基準周波数信号発生器17と第2比較器18とによって構成されている。
そして、信号帯域選択フィルタ2は、入力端が高周波信号入力端子1に接続され、出力端が高周波増幅器3の入力端に接続される。周波数混合器4は、第1入力端が高周波増幅器3の出力端に接続され、第2入力端がPLL周波数シンセサイザ5の出力端に接続され、出力端が中間周波増幅器6と広帯域中間周波増幅器7の各入力端に接続される。中間周波増幅器6は、出力端が復調器8の入力端と信号切替回路11の第1切替入力端に接続される。広帯域中間周波増幅器7は、出力端が信号切替回路11の第2切替入力端に接続される。また、復調器8は、出力端が復調信号出力端子9に接続される。
マイクロプロセッサ10は、制御出力端が信号切替回路11の制御端に接続され、他の制御出力端がPLL周波数シンセサイザ5の制御端に接続される。信号切替回路11は、出力端が信号受信強度指示回路12の入力端に接続される。信号受信強度指示回路12は、出力端が第1比較器14の第1入力端とマイクロプロセッサ10の制御入力端に接続される。制御部13は、一方の出力端がマイクロプロセッサ10の制御端に接続され、他方の出力端が第1比較器14の第2入力端に接続される。第1比較器14は、出力端がマイクロプロセッサ10の制御端に接続される。
PLL周波数シンセサイザ5において、電圧制御発振器15は、出力端がPLL周波数シンセサイザ5の出力端と分周器16の分周信号入力端に接続され、制御端が第2比較器18の制御電圧出力端に接続される。分周器16は、制御端がPLL周波数シンセサイザ5の制御端に接続され、出力端が第2比較器18の第1入力端に接続される。第2比較器18は、第2入力端が基準周波数信号発生器17の出力端に接続される。
制御部13は、図示されていないが、少なくとも、受信電波の周波数範囲を選択する周波数範囲選択部材と、周波数範囲の走査を開始させる走査開始部材と、捕捉した受信電波を受信状態に移行させる受信選択部材と、捕捉した受信電波をスキップさせる受信非選択部材と、受信電波の規定電界強度を設定する電界強度設定部材とを備えており、これらの各部材は、操作釦や操作スイッチ等の可操作部材によって構成される。この場合、受信選択部材と受信非選択部材は、双方を備えていることが好ましいが、いずれか一方だけを備えたものでもよい。そして、周波数範囲選択部材、走査開始部材、受信選択部材及び/または受信非選択部材の各操作結果は、制御信号としてマイクロプロセッサ10に供給され、電界強度設定部材の操作結果は、設定電圧として第1比較器14に供給される。
ところで、この種の走査受信機における受信対象電波の周波数範囲は、その代表的な例として、25乃至54MHzの周波数範囲、108乃至174MHzの周波数範囲、406乃至512MHzの周波数範囲、806乃至960MHzの周波数範囲の4つを挙げることができる。この場合、走査受信機は、受信機の使用形態によって受信対象電波の周波数範囲を決めているもので、前記4つの周波数範囲のいずれか1つの周波数範囲の電波を受信できるものであっても、いずれか2つまたは3つの周波数範囲を電波をそれぞれ受信できるものであっても、また、4つの周波数範囲を電波をそれぞれ受信できるものであってもよい。
走査受信機が前記4つの周波数範囲のいずれか1つの周波数範囲の電波のみを受信するものである場合は、それに用いられる信号帯域選択フィルタ2として、その1つの周波数範囲の受信信号を選択的に通過させる通過周波数固定型信号帯域選択フィルタ2が選択される。また、走査受信機が前記4つの周波数範囲のいずれか2つまたはそれ以上の周波数範囲内の電波を受信するものである場合は、それに用いられる信号帯域選択フィルタ2としては、マイクロプロセッサ10の制御によって前記4つの周波数範囲のいずれか2つ以上の周波数範囲の受信信号を選択的に通過させるように切替えられる通過周波数可変型信号帯域選択フィルタ2が選択される。この通過周波数可変型信号帯域選択フィルタ2は、その通過帯域を切替える場合、制御部13の周波数範囲選択部材を操作することによって行われる。そして、通過周波数可変型信号帯域選択フィルタ2の切替形式としては、並列接続された信号帯域を異にする2つ乃至4つの信号帯域選択フィルタ2の一つを選択するものであってもよく、一つの通過周波数可変型信号帯域選択フィルタ2の構成要素のインピーダンス値を選択切替するものであってもよい。
また、この走査受信機は、前記4つの周波数範囲の中の選択した一つまたは二つ以上の周波数範囲内の受信電波を捕捉受信する際に、その受信電波を捕捉受信するのに先立って、対象とする周波数範囲を複数の一定周波数範囲に分割した複数の広周波数分割帯域、この実施の形態では、1MHzの周波数帯域を有する複数の広周波数分割帯域を設定し、設定したそれぞれの広周波数分割帯域について順に規定電界強度以上の受信電波の有無を検索し、その検索により規定電界強度以上の受信電波が得られた場合、それに続いて当該広周波数分割帯域の掃引を行い、それによって受信電波を捕捉し、目的電波の捕捉受信を行っている。
この場合、それぞれの広周波数分割帯域における規定電界強度以上の受信電波の有無の検索は、局部発振周波数を掃引することにより、当該広周波数分割帯域の受信電波の有無のみを検索するものであって、後述するような当該受信電波の捕捉とは異なっており、一つの広周波数分割帯域を検索するのに要する時間は、同広周波数分割帯域の受信電波を捕捉するのに要する時間の10分の1乃至数10分の1以下で済むものである。
ここで、図2は、一つの周波数範囲を複数の広周波数分割帯域に分割した状態を示す説明図であって、広周波数分割帯域の一部における受信電波の分布の一例を併せて示すものである。
図2において、横軸方向はMHzで表わした周波数であって、この例では、それぞれの周波数帯域が1MHzの帯域1、帯域2、帯域3、帯域4、帯域5の5つの広周波数分割帯域が示されている。また、縦軸方向は受信電波の電界強度であって、この例では、各帯域1乃至帯域5にそれぞれ複数の受信電波が存在する様子が示されているが、規定電界強度(er)を超える受信電波は、帯域2と帯域5にそれぞれ1つづつ存在することが図示されている。なお、図2に図示されている帯域1、帯域2、帯域3、帯域4、帯域5の5つの広周波数分割帯域は、全周波数範囲の中のほんの一部を示すもので、図示されていない部分にも、多くの広周波数分割帯域が存在している。
以下、図1及び図2を用いてこの実施の形態による走査受信機の動作について説明する。ただし、この説明においては、当該走査受信機のユーザによって制御部13の周波数範囲選択部材が操作され、それによって受信対象となる一つの周波数範囲、例えば25乃至54MHzの周波数範囲が既に決められているものとして説明する。
まず、当該走査受信機のユーザが制御部13の走査開始部材を操作すると、マイクロプロセッサ10は、その走査開始部材の操作に応答して、PLL周波数シンセサイザ5の分周器16に最初の分周信号を供給し、PLL周波数シンセサイザ5の発振周波数を当該周波数範囲の最初の1MHzの広周波数分割帯域を周波数掃引させるとともに、信号切替回路11に入力切替信号を供給し、広帯域中間周波増幅器7の出力端と信号切替回路11とを接続する。このとき、PLL周波数シンセサイザ5の周波数掃引によって、最初の広周波数分割帯域に受信電波があった場合、その受信信号と周波数掃引信号とが周波数混合器4で周波数混合され、その周波数混合信号は広帯域中間周波信号として広帯域中間周波増幅器7で増幅され、増幅された広帯域中間周波信号は信号切替回路11を通して信号受信強度指示回路12に供給される。
信号受信強度指示回路12は、入力された広帯域中間周波信号に応答してその受信電波の信号受信強度を示す信号強度電圧を発生する。このとき、第1比較器14は、第1入力に供給された信号強度電圧と、第2入力に供給された制御部13からの規定電界強度を示す規定電圧とを比較し、その比較結果を表わす信号をマイクロプロセッサ10に供給する。そして、マイクロプロセッサ10は、供給された信号により当該受信電波の信号強度電圧が規定値に等しいかそれ以上であることを表わしている場合、当該広周波数分割帯域を表わす帯域情報をメモリ101 に記憶し、それと同時に、マイクロプロセッサ10の制御により、この広周波数分割帯域の検索を停止し、それに続いて当該広周波数分割帯域における受信電波の捕捉に移行する。
一方、マイクロプロセッサ10は、供給された信号により当該受信電波の信号強度電圧が規定電圧よりも小さいことを表わしている場合、メモリ101 に何も記憶せずに、当該広周波数分割帯域における検索を続行する。そして、マイクロプロセッサ10は、当該広周波数分割帯域について受信電波の検索を行った結果、信号強度が規定値に等しいかそれ以上である受信電波を得ることができなかった場合、PLL周波数シンセサイザ5の分周器16に次の分周信号を供給し、PLL周波数シンセサイザ5の発振周波数を次の1MHzの広周波数分割帯域を周波数掃引させ、前の場合と同様に信号強度が規定値に等しいかそれ以上である受信電波の有無を引き続き検索する。
この後、マイクロプロセッサ10は、それぞれの広周波数分割帯域についても順に同じ動作を行うことにより、信号強度が規定値に等しいかそれ以上である受信電波の有無を検索し、信号強度が規定値に等しいかそれ以上である受信電波が有った場合、その広周波数分割帯域を示す帯域情報をメモリ101 に記憶し、同時にマイクロプロセッサ10の制御により、この広周波数分割帯域の検索を停止し、この広周波数分割帯域における受信電波の捕捉に移行する。
マイクロプロセッサ10は、受信電波の捕捉に移行すると、PLL周波数シンセサイザ5の分周器16に最初の分周信号を供給し、PLL周波数シンセサイザ5の発振周波数を当該広周波数分割帯域で周波数掃引させるとともに、信号切替回路11に入力切替信号を供給し、中間周波増幅器6の出力端と信号切替回路11とを接続する。このときも、マイクロプロセッサ10は、PLL周波数シンセサイザ5の周波数掃引によって、当該広周波数分割帯域に受信電波があった場合、その受信信号と周波数掃引信号とが周波数混合器4で周波数混合され、その周波数混合信号は中間周波信号として中間周波増幅器6で増幅され、増幅された中間周波信号は信号切替回路11を通して信号受信強度指示回路12に供給される。
信号受信強度指示回路12は、入力された中間周波信号に応答して受信電波の電界強度を示す信号強度電圧を発生する。第1比較器14は、第1入力に供給された信号強度電圧と、第2入力に供給された制御部13からの規定電界強度を示す規定電圧とを比較し、その比較結果を表わす信号がマイクロプロセッサ10に供給される。そして、マイクロプロセッサ10は、供給された信号により当該受信電波の信号強度が規定値に等しいかそれ以上である場合、マイクロプロセッサ10の制御により、PLL周波数シンセサイザ5の分周器16の分周信号を固定してPLL周波数シンセサイザ5の周波数掃引を停止し、そのときの受信電波を一時的に捕捉する。捕捉された受信信号は復調器8で復調され、復調信号の内容がユーザによって確認される。
そして、ユーザは、その内容を確認した結果、当該受信電波が目的電波であったとすれば、制御部13の受信選択部材を操作する。これにより、この走査受信機は、それ以後継続して当該受信電波を受信することが可能になる。一方、ユーザは、その内容を確認した結果、当該受信電波が目的電波でなかったとすれば、制御部13の受信非選択部材を操作する。これにより、この走査受信機は、一時受信中の受信電波をスキップし、再び、受信電波の捕捉が続行される。
そして、当該広周波数分割帯域の全域にわたって受信電波の捕捉を行っても、その受信電波が目的電波であることを確認できなかった場合、マイクロプロセッサ10は、再び受信電波の検索に戻り、残りの広周波数分割帯域について同様に順に受信電波の検索を実行する。この受信電波の検索時に、マイクロプロセッサ10は、前と同様に、それぞれの広周波数分割帯域について信号強度が規定値に等しいかそれ以上である受信電波の有無を検索し、信号強度が規定値に等しいかそれ以上である受信電波が有った場合、その広周波数分割帯域を示す帯域情報をメモリ101 に記憶し、同時に、マイクロプロセッサ10の制御により、当該広周波数分割帯域の検索を停止し、次に当該広周波数分割帯域の受信電波の捕捉に移行する。一方、マイクロプロセッサ10は、受信電波の検索時に、受信電波の信号強度が規定値よりも小さかった場合、メモリ101 に何も記憶せずに、当該広周波数分割帯域における受信電波の検索を続行する。
マイクロプロセッサ10は、受信電波の捕捉動作に移行すると、当該広周波数分割帯域における受信電波の捕捉を実行する。そして、マイクロプロセッサ10、当該広周波数分割帯域における受信電波の捕捉を行った時に、一時的に捕捉した受信電波が目的電波であることをユーザが確認すれば、走査受信機をその目的電波の継続受信に移行させ、一方、一時的に捕捉した受信電波が目的電波であることの確認ができなければ、再び広周波数分割帯域の受信電波の検索に戻り、以下、同じように、受信電波の検索それに続く受信電波の捕捉が繰り返し実行される。
このような受信電波の検索それに続く受信電波の捕捉を、広周波数分割帯域の全てに行っても、目的電波の確認ができなかったときは、目的電波の電界強度があまり強くないものと判断し、制御部13の電界強度設定部材を調整し、第1比較器14に供給する設定電圧を若干低下させるようにすることができる。そして、かかる低下した設定電圧を用い、再び、各広周波数分割帯域における受信電波の検索それに続く受信電波の捕捉を行えば、設定電圧を低下させる前に比べ、目的電波を確認できる確率が高くなる。
このように、この第1の実施の形態によれば、広周波数分割帯域における受信電波の検索それに続く受信電波の捕捉を行っているので、受信電波の検索を開始してから目的電波が確認できるまでに要する時間を、既知の掃引受信機において要する時間に比べて大幅に短縮することが可能になる。
次に、本発明による走査受信機の第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態は、見掛け上、その構成が図1に図示された第1の実施の形態の構成と同じである。このため、第2の実施の形態の構成については、既に述べた第1の実施の形態の構成と重複するので、その説明を省略する。
また、この第2の実施の形態の動作は、広周波数分割帯域における受信電波の検索それに続く受信電波の捕捉を行うという基本的動作において第1の実施の形態の動作と同じであるが、受信電波の検索に続いて受信電波の捕捉に移行する時点が第1の実施の形態と異なっており、以下、第2の実施の形態の動作については、異なっている点を主として説明する。
ユーザが受信電波の検索を開始すると、マイクロプロセッサ10は、順番に各広周波数分割帯域における受信電波の検索を行い、その受信電波の検索時に規定電界強度を超える受信電波が有ったとき、当該広周波数分割帯域を示す帯域情報をメモリ101 に記憶する点は第1の実施の形態の動作と同じであるが、この第2の実施の形態は、規定電界強度を超える受信電波が有っても、この広周波数分割帯域の検索を停止して当該広周波数分割帯域における受信電波の捕捉に移行せずに、当該広周波数分割帯域を含む残りの全ての広周波数分割帯域についてそれぞれ受信電波の検索を行う。そして、この受信電波の検索時に、それぞれの広周波数分割帯域において規定電界強度を超える受信電波が有ったとき、その規定電界強度を超える受信電波が有る毎に、当該広周波数分割帯域を示す帯域情報を各別にメモリ101 に順次記憶し、全ての広周波数分割帯域について受信電波の検索が終了したとき、受信電波の捕捉に移行する。
受信電波の捕捉に移行したとき、マイクロプロセッサ10は、メモリ101 に記憶した帯域情報に基づいて、その帯域情報に該当するそれぞれの広周波数分割帯域を順に選択し、選択した広周波数分割帯域について第1の実施の形態における受信電波の捕捉の際の動作と同様の動作によって受信電波の捕捉を行い、それが規定電界強度を超える受信電波であった場合、その受信電波を一時的に捕捉する。このとき、ユーザにより一時的に捕捉した受信電波が目的電波であることを確認すると、その目的電波を継続受信するように設定し、一方、一時的に捕捉した受信電波が目的電波であることが確認できなければ、選択した広周波数分割帯域の全てについて、目的電波であることを確認できるまで、同じように受信電波の捕捉を続行する。
この第2の実施の形態において、全ての広周波数分割帯域についての受信電波の検索それに続く選択した広周波数分割帯域における受信電波の捕捉を行っても、目的電波であることが確認できなかったときは、前と同様に、目的電波の電界強度があまり強くないと判断して制御部13の電界強度設定部材を調整し、第1比較器14に供給する設定電圧を若干低下させるようにすることができる。そして、かかる低下した設定電圧を用い、再び、全ての広周波数分割帯域についての受信電波の検索それに続く選択した広周波数分割帯域についての受信電波の捕捉を行えば、設定電圧を低下させる前に比べて目的電波であることを確認できる確率が高くなる。
このように、第2の実施の形態によれば、全ての広周波数分割帯域における受信電波の検索それに続く選択した広周波数分割帯域における受信電波の捕捉を行うようにしたので、受信電波の検索を開始してから目的電波が確認できるまでに要する時間を、既知のこの種の受信機において要する時間に比べて大幅に短縮することが可能になる。
続く、図3は、本発明による走査受信機の第3の実施の形態であって、その走査受信機の要部構成を示すブロック図である。
この第3の実施の形態による走査受信機(以下、この走査受信機を「前者」という)と、図1に図示された第1または第2の実施の形態による走査受信機(以下、この走査受信機を「後者」という)との構成の相違を見ると、後者の中間周波増幅回路は、通過帯域が通常の中間周波帯域を持つ第1中間周波増幅器(IA)6と通過帯域が広周波数分割帯域に等しい中間周波帯域を持つ第2広帯域中間周波増幅器(WIA)7とが並列配置され、それに関連して信号切替回路11が2入力型のものを用いているのに対し、前者の中間周波増幅回路は、通過帯域が通常の中間周波帯域を持つ第1中間周波増幅器(IA)6と通過帯域が中周波数分割帯域に等しい中間周波帯域を持つ第2中間周波増幅器(MIA)7(1)と通過帯域が広周波数分割帯域に等しい中間周波帯域を持つ第3中間周波増幅器(WIA)7とが並列配置され、それに関連して信号切替回路11が3入力型のものを用いている点に構成上の相違があるものの、それ以外の構成については見掛け上同じ構成になっている。このため、図3に図示されている各構成要素については、図1に図示されている構成要素と対応するものに同じ符号を付け、前者の構成については、これ以上の説明を省略する。
また、図4は、一つの周波数範囲を複数の広周波数分割帯域に分割し、さらにそれらの広周波数分割帯域をそれぞれ複数の中周波数分割帯域に分割した状態を示す説明図であって、図2の場合と同じように、全広周波数分割帯域及び全中周波数分割帯域の各一部における受信電波の分布の一例を併せて示しているものである。
図4において、横軸方向はMHzで表わした周波数であって、この例では、上段側にそれぞれの周波数帯域が5MHzである帯域11、帯域12、帯域13、帯域14の4つの広周波数分割帯域を図示しており、また、下段側に1つの広周波数分割帯域11を5分割したそれぞれの周波数帯域が1MHzである帯域1、帯域2、帯域3、帯域4、帯域5の5つの中周波数分割帯域が図示している。また、縦軸方向は、受信電波の電界強度であって、この例では、各広周波数分割帯域の帯域11乃至帯域14にそれぞれ複数の受信電波が存在する様子が示され、各中周波数分割帯域の帯域2乃至5にもそれぞれ複数の受信電波が存在する様子が示されている。
ここで、図3及び図4を用い、第3の実施の形態による走査受信機の動作について説明する。
この場合も、当該走査受信機のユーザが制御部13の走査開始部材を操作すると、マイクロプロセッサ10は、その走査開始部材の操作に応答して、PLL周波数シンセサイザ5の分周器16に最初の広域分周信号を供給し、PLL周波数シンセサイザ5の発振周波数を当該周波数範囲内の最初の5MHzの走査周波数範囲内を周波数掃引させるとともに、信号切替回路11に入力切替信号を供給して広帯域中間周波増幅器7の出力端と信号切替回路11とを接続する。このとき、PLL周波数シンセサイザ5の周波数掃引によって、最初の広周波数分割帯域に受信電波があった場合、その受信電波の受信信号と周波数掃引信号とが周波数混合器4で周波数混合され、その周波数混合信号は広帯域中間周波信号として広帯域域中間周波増幅器7で増幅され、増幅された広帯域中間周波信号は信号切替回路11を通して信号受信強度指示回路12に供給される。
信号受信強度指示回路12は、入力された広帯域中間周波信号に応答してその受信電波の信号受信強度を表わす信号強度電圧を発生する。このとき、第1比較器14は、第1入力に供給された信号強度電圧と、第2入力に供給された制御部13からの規定電界強度を表わす規定電圧とを比較し、その比較結果を表わす信号をマイクロプロセッサ10に供給する。そして、マイクロプロセッサ10は、供給された信号により当該受信電波の信号強度電圧が規定電圧に等しいかそれ以上であることを表わしている場合、当該広周波数分割帯域を示す広帯域情報をメモリ101 に記憶する。
この後、当該広周波数分割帯域を含む残りの全ての広周波数分割帯域についてそれぞれ受信電波の検索を行う。そして、この受信電波の検索時に、それぞれの広周波数分割帯域において規定電界強度を超える受信電波が有った場合、規定電界強度を超える受信電波が得られる毎に、当該広周波数分割帯域を示す広帯域情報を各別にメモリ101 に順次記憶し、全ての広周波数分割帯域に対する受信電波の検索を終了する。
マイクロプロセッサ10は、全ての広周波数分割帯域について受信電波の検索が終了すると、信号切替回路11に入力切替信号を供給して第2中間周波増幅器7(1)の出力端と信号切替回路11とを接続するとともに、メモリ101 に記憶した広帯域情報に基づいて規定電界強度を超える受信電波が有る広周波数分割帯域を順次選択し、選択した広周波数分割帯域におけるそれぞれの中周波数分割帯域について順に受信電波の検索を行う。この受信電波の検索時に、マイクロプロセッサ10は、PLL周波数シンセサイザ5の分周器16に最初の中域分周信号を供給し、PLL周波数シンセサイザ5の発振周波数を当該中周波数分割帯域における最初の1MHzの中周波数分割帯域を周波数掃引させる。このとき、PLL周波数シンセサイザ5の周波数掃引によって、最初の中周波数分割帯域に受信電波があった場合、その受信電波の受信信号と周波数掃引信号とが周波数混合器4で周波数混合され、その周波数混合信号は中帯域中間周波信号として第2中間周波増幅器7(1)で増幅され、増幅された中帯域中間周波信号は信号切替回路11を通して信号受信強度指示回路12に供給される。
信号受信強度指示回路12は、入力された中帯域中間周波信号に応答して受信電波の信号受信強度を表わす信号強度電圧を発生する。第1比較器14は、第1入力に供給された信号強度電圧と、第2入力に供給された制御部13からの規定電界強度を表わす規定電圧とを電圧比較し、その比較結果を表わす信号がマイクロプロセッサ10に供給される。そして、マイクロプロセッサ10は、供給された信号により当該受信電波の信号強度電圧が規定電圧に等しいかそれ以上であることを表わしている場合、当該中周波数分割帯域を表わす中帯域情報と当該受信電波の電界強度とを対応させてメモリ101 に記憶する。
この後、当該中周波数分割帯域を含む残りの全ての中周波数分割帯域についてそれぞれ受信電波の検索を行う。そして、この受信電波の検索時に、それぞれの中周波数分割帯域において規定電界強度を超える受信電波が有った場合、その規定電界強度を超える受信電波が得られる毎に、当該中周波数分割帯域を表わす中帯域情報と当該受信電波の電界強度とを対応させて各別にメモリ101 に順次記憶し、全ての中周波数分割帯域について受信電波の検索が終了すると、マイクロプロセッサ10の制御により、メモリ101 に記憶した中帯域情報を用いて中周波数分割帯域を順次選択し、選択した中周波数分割帯域における受信電波の捕捉に移行する。
マイクロプロセッサ10は、全ての中周波数分割帯域について受信電波の検索が終了すると、信号切替回路11に入力切替信号を供給し、第1中間周波増幅器6の出力端と信号切替回路11とを接続するとともに、メモリ101 に記憶している中帯域情報及び電界強度情報に基づいて、受信電波の電界強度が最も大きい受信電波を有する中周波数分割帯域を選択し、選択した中周波数分割帯域について受信電波の捕捉を行う。この受信電波の捕捉を行う際に、マイクロプロセッサ10は、PLL周波数シンセサイザ5の分周器16に最初の分周信号を供給し、PLL周波数シンセサイザ5の発振周波数を当該中周波数分割帯域において周波数掃引させる。このとき、PLL周波数シンセサイザ5の周波数掃引によって、当該中周波数分割帯域に受信電波があれば、その受信電波の受信信号と周波数掃引信号とが周波数混合器4で周波数混合され、その周波数混合信号は中間周波信号として第1中間周波増幅器6で増幅され、増幅された中間周波信号は信号切替回路11を通して信号受信強度指示回路12に供給される。
信号受信強度指示回路12は、入力された中間周波信号に応答して受信電波の信号受信強度を表わす信号強度電圧を発生する。第1比較器14は、第1入力に供給された信号強度電圧と、第2入力に供給された制御部13からの規定電界強度を表わす規定電圧とを電圧比較し、その比較結果を表わす信号がマイクロプロセッサ10に供給される。そして、マイクロプロセッサ10は、供給された信号により当該受信電波の信号強度電圧が規定電圧に等しいかそれ以上である場合、マイクロプロセッサ10の制御により、PLL周波数シンセサイザ5の分周器16の分周信号を固定してPLL周波数シンセサイザ5の周波数掃引を停止し、そのときの受信電波を一時的に捕捉する。そして、捕捉された受信信号は、復調器8で復調され、復調信号の内容がユーザによって確認される。
ユーザは、その復調信号の内容を確認した結果、当該受信電波が目的電波であったとすれば、制御部13の受信選択部材を操作する。これによって走査受信機は、それ以後継続して当該受信電波を受信することが可能になる。一方、ユーザは、その復調信号の内容を確認した結果、当該受信電波が目的電波でなかったとすれば、制御部13の受信非選択部材を操作する。これによって走査受信機は、一時受信中の受信電波をスキップさせ、再び受信電波の捕捉を続行する。
そして、選択した中周波数分割帯域について全ての受信電波の捕捉を行っても受信電波が目的電波であることを確認できなかった場合、マイクロプロセッサ10は、メモリ101 に記憶した中帯域情報及び電界強度情報に基づいて、受信電波の電界強度が2番目に大きい受信電波を有する中周波数分割帯域を選択し、選択した中周波数分割帯域について受信電波の捕捉を行う。この受信電波の捕捉時に、受信電波の中に目的電波があったとすれば、マイクロプロセッサ10の制御により以後継続的に当該受信電波が受信できるようにし、一方、受信電波の中に目的電波がなかったとすれば、マイクロプロセッサ10は、前と同様に、メモリ101 に記憶した中帯域情報及び電界強度情報に基づいて、受信電波の電界強度が3番目に大きい受信電波を有する中周波数分割帯域を選択し、選択した中周波数分割帯域について受信電波の捕捉を行う。そして、この受信電波の捕捉を行ったときにも受信電波の中に目的電波がなかったとすれば、受信電波の電界強度が次に大きい受信電波を有する中周波数分割帯域を選択し、選択した中周波数分割帯域について受信電波の捕捉を行い、以下目的電波が見つかるまで同じような動作を繰り返し実行する。
この第3の実施の形態において、全ての広周波数分割帯域についての受信電波の検索、それに続く選択した広周波数分割帯域における全ての中周波数分割帯域についての受信電波の検索、その後の選択した中周波数分割帯域における受信電波の捕捉をそれぞれ行っても、目的電波が見つけることができなかったときは、前と同様に、目的電波の電界強度があまり強くないものであると判断して制御部13の電界強度設定部材を調整し、第1比較器14に供給する設定電圧を若干低下させるようにすることができる。そして、かかる低下した設定電圧を用い、再び、全ての広周波数分割帯域についての受信電波の検索、それに続く広周波数分割帯域における全ての中周波数分割帯域についての受信電波の検索、その後の選択した中周波数分割帯域における受信電波の捕捉をそれぞれ行えば、設定電圧を低下させる前に比べて目的電波が見つかる確率が高くなる。
このように、第3の実施の形態によれば、全ての広周波数分割帯域についての受信電波の検索、それに続く選択した広周波数分割帯域における全ての中周波数分割帯域についての受信電波の検索、その後の選択した中周波数分割帯域における受信電波の捕捉を行うようにしたので、受信電波の検索を開始してから目的電波が得られるまでに要する時間を、既知の掃引受信機において要する時間に比べて大幅に短縮することが可能になる。
ところで、第1乃至第3の実施の形態による走査受信機は、いずれも、単一段の周波数混合器4と、並列配置された2つの中間周波増幅器6、7または3つの中間周波増幅器6、7、7(1)からなる中間周波増幅回路とを用い、各中間周波増幅器6、7の出力または中間周波増幅器6、7、7(1)の出力を切替えて単一の信号受信強度指示回路12に供給し、その信号受信強度指示回路12から規定設定電圧と比較する受信強度電圧を得ているものであるが、本発明による走査受信機は、周波数混合器を2段または3段に配置し、それぞれの周波数混合器の出力側に個別に中間周波増幅器を配置したいわゆる周波数変換部を2重ヘテロダイン形式または3重ヘテロダイン形式に構成した走査受信機にも、同じように適用することができるものである。
ここで、図5は、本発明による走査受信機の第4の実施の形態であって、その走査受信機の要部構成を示すブロック図であり、周波数変換部を2重ヘテロダイン形式に構成したものであり、構成上、第1または第2の実施の形態による走査受信機に対応したものである。
図5に示されるように、第4の実施の形態による走査受信機は、第1周波数混合器(MIX1)4(1)と、第1中間周波増幅器(IA1)6(1)と、第2周波数混合器(MIX2)4(2)と、第2中間周波増幅器(IA2)6(2)と、マイクロプロセッサ10の制御によって発振周波数が制御される局部発振器(LO)5(1)と、第1信号受信強度指示回路(RSSI1)12(1)と、第2信号受信強度指示回路(RSSI2)12(2)とを備えており、その他の構成は、第1または第2の実施の形態の走査受信機における構成と同じである。この場合、第4の実施の形態による第1中間周波増幅器6(1)の通過帯域は、第1または第2の実施の形態に用いる第2中間周波増幅器(WIA)7の通過帯域と同じに選ばれ、また、第4の実施の形態による第2中間周波増幅器6(2)の信号帯域幅は、第1または第2の実施の形態に用いる第1中間周波増幅器(IA)6の通過帯域と同じに選ばれている。
そして、第4の実施の形態による走査受信機において、第1周波数混合器4(1)は、第1入力端が高周波増幅器3の出力端に接続され、第2入力端がPLL周波数シンセサイザ5の出力端に接続され、出力端が第1中間周波増幅器6(1)の入力端に接続される。第1中間周波増幅器6(1)は、出力端が第2周波数混合器4(2)の第1入力端と第1信号受信強度指示回路12(1)の入力端に接続される。第2周波数混合器4(2)は、第2入力端が局部発振器5(1)の出力端に接続され、出力端が第2中間周波増幅器6(2)の入力端に接続される。第2中間周波増幅器6(2)は、出力端が復調器8の入力端と第2信号受信強度指示回路12(2)の入力端に接続される。第1信号受信強度指示回路12(1)は、出力端が信号切替回路11の第1切替入力端に接続され、第2信号受信強度指示回路12(2)は、出力端が信号切替回路11の第2切替入力端に接続される。また、これら以外の接続配置は、第1または第2の実施の形態による走査受信機の接続配置と同じである。
前記構成による第4の実施の形態による走査受信機の動作は、基本的に第1または第2の実施の形態による走査受信機の動作と同じであるので、第4の実施の形態による走査受信機についての詳しい動作説明は省略するが、以下に挙げる点において若干異なっている。すなわち、第4の実施の形態による走査受信機は、それぞれの広周波数分割帯域における受信電波の検索を行うとき、第1中間周波増幅器6(1)から出力される第1中間周波信号を第1信号受信強度指示回路12(1)に供給し、第1信号受信強度指示回路12(1)から得られた受信強度電圧を用いて受信電波の信号強度が規定値に等しいかそれ以上であるかを判断し、また、選択された広周波数分割帯域における受信電波の捕捉を行うときに、第2中間周波増幅器6(2)から出力される第2中間周波信号を第2信号受信強度指示回路12(2)に供給し、第2信号受信強度指示回路12(2)から得られた受信強度電圧を用いて受信電波の信号強度が規定値に等しいかそれ以上であるかを判断している点、いわゆる受信電波の信号強度を判断する経路が、第4の実施の形態による走査受信機と第1または第2の実施の形態による走査受信機との間で異なっている点である。しかしながら、受信電波の信号強度を判断する経路が異なっていても、受信電波の信号強度の判断結果には何等影響を与えるものではない。
この第4の実施の形態による走査受信機によれば、受信電波の信号強度を判断する経路が第1または第2の実施の形態による走査受信機と若干異なっているものの、受信電波の信号強度の判断結果には何等の違いがないので、得られる効果も前述の第1または第2の実施の形態による走査受信機で得られる効果とほぼ同じである。
次に、図6は、本発明による走査受信機の第5の実施の形態であって、その走査受信機の要部構成を示すブロック図であり、周波数変換部を3重ヘテロダイン形式に構成したものであり、構成上、第3の実施の形態による走査受信機に対応したものである。
図6に示されるように、第5の実施の形態による走査受信機は、第1周波数混合器(MIX1)4(1)と、第1中間周波増幅器(IA1)6(1)と、第2周波数混合器(MIX2)4(2)と、第2中間周波増幅器(IA2)6(2)と、マイクロプロセッサ10の制御によって発振周波数が制御される第1局部発振器(LO1)5(1)と、第3周波数混合器(MIX)4(3)と、第3中間周波増幅器(IA3)6(2)と、同じくマイクロプロセッサ10の制御によって発振周波数が制御される第2局部発振器(LO2)5(2)と、第1信号受信強度指示回路(RSSI1)12(1)と、第2信号受信強度指示回路(RSSI2)12(2)と、第3信号受信強度指示回路(RSSI3)12(3)とを備えており、その他の構成は、第3の実施の形態の走査受信機における構成と同じである。この場合、第5の実施の形態による第1中間周波増幅器6(1)の通過帯域は、第3の実施の形態に用いる第3中間周波増幅器(WIA)7の通過帯域と同じに選ばれ、また、第5の実施の形態による第2中間周波増幅器6(2)の通過帯域は、第の実施の形態による第2中間周波増幅器(MIA)7(1)の通過帯域と同じに選ばれ、さらに、第5の実施の形態による第3中間周波増幅器6(3)の通過帯域は、第の実施の形態による第1中間周波増幅器(IA)6の通過帯域と同じに選ばれている。
そして、第5の実施の形態による走査受信機において、第1周波数混合器4(1)は、第1入力端が高周波増幅器3の出力端に接続され、第2入力端がPLL周波数シンセサイザ5の出力端に接続され、出力端が第1中間周波増幅器6(1)の入力端に接続される。第1中間周波増幅器6(1)は、出力端が第2周波数混合器4(2)の第1入力端と第1信号受信強度指示回路12(1)の入力端に接続される。第2周波数混合器4(2)は、第2入力端が第1局部発振器5(1)の出力端に接続され、出力端が第2中間周波増幅器6(2)の入力端に接続される。第2中間周波増幅器6(2)は、出力端が第3周波数混合器4(2)の入力端と第2信号受信強度指示回路12(2)の入力端に接続される。第3周波数混合器4(3)は、第2入力端が第2局部発振器5(2)の出力端に接続され、出力端が復調器8の入力端と第3信号受信強度指示回路12(3)の入力端に接続される。第1信号受信強度指示回路12(1)は、出力端が信号切替回路11の第1切替入力端に接続され、第2信号受信強度指示回路12(2)は、出力端が信号切替回路11の第2切替入力端に接続され、第3信号受信強度指示回路12(3)は、出力端が信号切替回路11の第3切替入力端に接続される。また、これ以外の接続配置は、第3の実施の形態による走査受信機の接続配置と同じである。
前記構成による第5の実施の形態による走査受信機の動作は、基本的に第3の実施の形態による走査受信機の動作と同じであるので、この第5の実施の形態による走査受信機についての詳しい動作説明は省略するが、以下に挙げる点において若干異なっている。すなわち、第5の実施の形態による走査受信機は、それぞれの広周波数分割帯域における受信電波の検索を行うとき、第1中間周波増幅器6(1)から出力される第1中間周波信号を第1信号受信強度指示回路12(1)に供給し、第1信号受信強度指示回路12(1)から得られた受信強度電圧を用いて受信電波の信号強度が規定値に等しいかそれ以上であるかを判断し、また、選択された広周波数分割帯域のそれぞれの中周波数分割帯域における受信電波の検索を行うときに、第2中間周波増幅器6(2)から出力される第2中間周波信号を第2信号受信強度指示回路12(2)に供給し、第2信号受信強度指示回路12(2)から得られた受信強度電圧を用いて受信電波の信号強度が規定値に等しいかそれ以上であるかを判断し、さらに、選択された中周波数分割帯域における受信電波の捕捉を行うときに、第3中間周波増幅器6(3)から出力される第3中間周波信号を第3信号受信強度指示回路12(3)に供給し、第3信号受信強度指示回路12(3)から得られた受信強度電圧を用いて受信電波の信号強度が規定値に等しいかそれ以上であるかを判断している点、いわゆる受信電波の信号強度を判断する経路が、第5の実施の形態による走査受信機と第3の実施の形態による走査受信機との間で異なっている点である。しかしながら、受信電波の信号強度を判断する経路が異なっていても、受信電波の信号強度の判断結果には何等影響を与えるものではない。
この第5の実施の形態による走査受信機によれば、受信電波の信号強度を判断する経路が第3の実施の形態による走査受信機と若干異なっているものの、受信電波の信号強度の判断結果には何等の違いがないので、得られる効果も前述の第3の実施の形態による走査受信機で得られる効果とほぼ同じである。
前記第1、第2、第4の実施の形態においては、広周波数分割帯域を1MHzに設定した例を挙げて説明し、また、前記第3、第5の実施の形態においては、広周波数分割帯域を5MHzに、中周波数分割帯域を1MHzにそれぞれ設定した例を挙げて説明したが、それらの周波数帯域はいずれも好ましい周波数帯域であるけれども、それらの周波数帯域に限定されるものではない。すなわち、それぞれの広周波数分割帯域や、それぞれの広周波数分割帯域及び中周波数分割帯域は、電波受信地点における電波環境や使用する走査受信機の機能等によって決められることが多いので、それぞれの広周波数分割帯域や、それぞれの広周波数分割帯域及び中周波数分割帯域は一義的に決められるものではなく、前述の好ましい周波数帯域を含む所定の周波数帯域設定範囲のものに設定することも可能である。
例えば、広周波数分割帯域だけを利用する場合には、好ましい周波数帯域として0.5乃至5.0MHz程度を選ぶことができ、広周波数分割帯域及び中周波数分割帯域を併用する場合には、広周波数分割帯域の好ましい周波数帯域として5.0乃至30.0MHz程度を、中周波数分割帯域の好ましい周波数帯域として0.3乃至2.0MHz程度を選ぶことができる。
本発明による走査受信機の第1及び第2の実施の形態であって、その走査受信機の要部構成を示すブロック図である。 一つの周波数範囲を複数の広周波数分割帯域に分割した状態を表わした説明図である。 本発明による走査受信機の第3の実施の形態であって、その走査受信機の要部構成を示すブロック図である。 一つの周波数範囲を複数の広周波数分割帯域に分割し、それらの広周波数分割帯域をさらに複数の中周波数分割帯域に分割した状態を表わした説明図である。 本発明による走査受信機の第4の実施の形態であって、その走査受信機の要部構成を示すブロック図である。 本発明による走査受信機の第5の実施の形態であって、その走査受信機の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 高周波信号入力端子(IN)
2 信号帯域選択フィルタ(BF)
3 高周波増幅器(RA)
4、4(1)〜4(3) 周波数混合器(MIX)
5 PLL周波数シンセサイザ(PLL SYN)
5(1)、5(2) 局部発振器(LO)
6、6(1)〜6(3)、7、7(1) 中間周波増幅器(IA)
8 復調器(DEM)
9 復調信号出力端子(OUT)
10 マイクロプロセッサ(MPU)
101 メモリ
11 信号切替回路(SW)
12、12(1)〜12(3) 信号受信強度指示回路(RSSI)
13 制御部(CONT)
14 第1比較器(COM 1)
15 電圧制御発振器(VCO)
16 分周器(FD)
17 基準周波数信号発生器(REF)
18 第2比較器(COM 2)

Claims (4)

  1. 局部発振信号の発生にPLL周波数シンセサイザを用い、マイクロプロセッサの制御によって局部発振信号を掃引して受信電波の電界強度の検索及び受信周波数の掃引を行う走査受信機であって、
    前記マイクロプロセッサは、受信可能な全周波数範囲を一定周波数範囲に分割した複数の広周波数分割帯域を設定し、設定したそれぞれの広周波数分割帯域について順番に中間周波増幅回路の出力を用いて受信電波の電界強度を検索し、その検索によって規定レベル以上の電界強度を有する受信電波が得られたとき、当該広周波数分割帯域を一端から他端に向かって受信周波数を掃引し、この掃引時に捕捉できた電波が目的電波である旨の操作がユーザによって行われた場合、その目的電波の受信動作に移行し、前記捕捉できた電波が目的電波とは異なる旨の操作がユーザによって行われた場合、未検索の広周波数分割帯域について順番に前記受信電波の電界強度の検索及びそれに続く受信周波数の掃引を行い、
    前記中間周波増幅回路は、通過帯域が前記広周波数分割帯域に等しい第1中間周波増幅回路と通過帯域が通常の中間周波帯域に等しい第2中間周波増幅回路とからなり、
    前記広周波数分割帯域の検索を前記第1中間周波増幅回路の出力を用いて行い、前記受信周波数の掃引による目的電波の捕捉を前記第2中間周波増幅回路の出力を用いて行うことを特徴とする走査受信機。
  2. 前記中間周波増幅回路は、それぞれ並列配置された前記第1中間周波増幅回路と前記第2中間周波増幅回路とからなることを特徴とする請求項1に記載の走査受信機。
  3. 前記中間周波増幅回路は、第1周波数混合段の出力側に接続されている前記第1中間周波増幅回路と、第2周波数混合段の出力側に接続されている前記第2中間周波増幅回路とからなることを特徴とする請求項1に記載の走査受信機。
  4. 前記マイクロプロセッサは、前記周波数分割帯域を更に分割した複数の中周波数分割帯域を設定し、設定したそれぞれの中周波数分割帯域について順番に前記中間増幅回路の出力を用いて受信電波の電界強度を検索し、その検索によって規定レベル以上の電界強度を有する受信電波が得られたとき、当該中周波数分割帯域を一端から他端に向かって受信周波数を掃引する機能を更に有し、
    前記中間周波増幅回路は、第1周波数混合段の出力側に接続されている前記第1中間周波増幅回路と、第2周波数混合段の出力側に接続され、通過帯域が前記中周波数分割帯域に等しい中周波数中間周波増幅回路と、第3周波数混合段の出力側に接続されている前記第2中間周波増幅回路とからなり、
    前記中周波数分割帯域の検索を前記中周波数中間周波増幅回路の出力を用いて行うことを特徴とする請求項1に記載の走査受信機。
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