JP4426775B2 - ロールベーラ - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、収穫機により収穫されて細断された飼料作物を、車体に装架したホッパに受け入れて、そのホッパの底部から順次繰り出し、車体に装架してあるベールチャンバに送り込んで、ロールベールに成形する形態のロールベーラについての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の形態のロールベールには、図1および図2にあるように、被牽引式に構成した車体aに、細断された飼料作物等の被成形材料を受け入れるホッパbと、それの底部から順次繰り出される被成形材料を搬送する搬送コンベアcと、それにより搬送される被成形材料を受け入れてロールベールに成形するベールチャンバdとを装架して、この被牽引式の車体aを、トラクタTの機体の後部に連結し、トラクタTの走行により牽引されて走行するようにし、このトラクタTの機体の側面に、サイドヒッチを介して収穫機eを連結装架し、その収穫機eに装備された細断処理物を吹き上げる放出シュートfの放出口を、被牽引式の車体aに装架した前述のホッパbの受入口に臨ませることで、収穫機eにより収穫されて細断処理され、放出シュートfから放出される被成形材料をホッパbに受け入れ、それの底部から順次繰り出してベールチャンバdに送り込み、ロールベールに成形する形態のものがある。
【0003】
また、図3にあるように、エンジンEおよび運転座席Sを装備して自走して走行する車体aに、被成形材料を受け入れるホッパbと、それの底部から順次繰り出される被成形材料を搬送する搬送コンベアcと、それにより搬出される被成形材料を受け入れてロールベールに成形するベールチャンバdを装架しておいて、その車体aの前部に、収穫機eを三点リンク式の連結機構を介し組み付け装架し、その収穫機eに装備してある細断装置の放出シュートfの放出口を、車体aに装架したホッパbの受入口に臨ませておき、車体aを運転走行させて収穫機eで収穫して細断処理した被成形材料を、放出シュートfでホッパb内に投入し、そのホッパbの底部から順次繰り出してベールチャンバd内に送り込み、ロールベールに成形する形態のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の、飼料作物を、収穫機で収穫して細断処理し、その処理した飼料作物を収穫機の放出シュートによりホッパに投入し、そのホッパの底部から順次繰り出してベールチャンバに送り込んで、ロールベールに成形する形態の、従前のロールべーラは、図1および図2に示したトラクタTに連結牽引させるトラクタ連結型のものには、
(1) 第1には、牽引するトラクタTの前端から牽引されるロールベーラの車体aの後端までの、全体の機体長さが長くなって、小回りの作業ができず、作業性が悪い。
(2) 第2には、トラクタTがホイルにより走行することで、作業し得る圃場が、トラクタTによる牽引走行を可能とする条件の圃場に限られ軟弱な条件の圃場では作業ができない。
(3) 第3には、ベールチャンバd内で成形するロールベールが所定の径に達して、それをトワインまたはネットにより梱包するときに、その梱包を終えてロールベールを放出するまで、ホッパbの底部の繰出機構の作動と車体aの走行とを停止させなければならないことから作業が間欠的になり、連続作業が行えない。という問題がある。
また、図3に示している自走型のものには、
(1) 自走する車体aの前面に組み付けた収穫機eで収穫して細断した飼料作物を、収穫機eに装備してある放出シュートfで、車体aの後部側に装架してあるホッパb内に投入していくときに、車体aの前部側に装架してある運転座席Sに座乗したオペレータの頭上を越して放てきしていくことで、作業性が悪く、また、運転者の前面に、収穫機eの放出シュートfが位置することで、視界が阻げられ操縦性が悪い。
(2) 車体aの走行をホイルにより行っていることで、圃場条件の良いところでないと作業できない。
(3) ベールチャンバd内でのロールベールの成形が、所定の成形圧に対して、トワインまたはネットにより梱包するときに、ホッパbの底部の繰出機構の作動と車体aの走行とを停止させなければならないので、作業が間欠的になり連続作業が行えない。
という、前述した図1および図2にあるトラクタ連結型のものと同様の問題がある。
【0005】
本発明は、従前のロールベーラに生じている上述の問題を解消せしめるためになされたものであって、操縦性を良くしながら機体の前後の長さを短くして小回り作業ができ、かつ、条件の悪い軟弱な圃場においても作業が楽に行え、しかも、成形し終えたロールベールを梱包し、放出する間においても、作業を連続して行い得るようロールベーラを構成することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そして、この目的を達成するために、本発明においては、車体aを、それの左右の両側に無限軌道履帯10を履いたクローラ式走行装置1を装架し、その車体aに装架せるエンジンEにより駆動せしめて自走式クローラ型とし、この車体aの後半側に、後端側からベールチャンバdと、トワイン・ネット繰出装置gと、ホッパbとを、その順に前後に並列させて装架し、そのホッパbの底部の下方およびトワイン・ネット繰出装置gの下方に、ホッパbの底部の繰出口から繰り出される細断物をベールチャンバdの受入口に搬送する搬送コンベアcを装架し、車体aの前半側には、それの後端側に寄せた部位に、エンジンEとそれの出力軸に入力軸が伝導連繋するミッション部Mとを、エンジンEが左右の一側に位置しミッション部Mが他側に位置するよう左右に並列させて装架し、そのエンジンEの前面側に運転座席Sおよび操縦装置hを配設してミッション部Mの前方を空間に形成し、このミッション部Mの前面の空間に、収穫機昇降用の左右の回動アーム20・20および油圧シリンダ21およびトップリンク22等からなる昇降機構2を配設し、その昇降機構2の前端側に、車体aの前面に配位した収穫機eを連結支持せしめ、その収穫機eの放出シュートfを、平面視において運転座席Sと昇降機構2の間を経てホッパbの上方に向かうよう配設して、ロールベーラを構成する手段を提起するものである。
【0007】
また、これに併せて、車体aを、それの左右の両側に無限軌道履帯10を履いたクローラ式走行装置1を装架し、その車体aに装架せるエンジンEにより駆動せしめて自走式クローラ型とし、この車体aの後半側に、後端側からベールチャンバdと、トワイン・ネット繰出装置gと、ホッパbとを、その順に前後に並列させて装架し、そのホッパbの底部の下方およびトワイン・ネット繰出装置gの下方に、ホッパbの底部の繰出口から繰り出される細断物をベールチャンバdの受入口に搬送する搬送コンベアcを装架し、車体aの前半側には、それの後端側に寄せた部位に、エンジンEとそれの出力軸に入力軸が伝導連繋するミッション部Mとを、エンジンEが左右の一側に位置しミッション部Mが他側に位置するよう左右に並列させて装架し、そのエンジンEの前面側に運転座席Sおよび操縦装置hを配設してミッション部Mの前方を空間に形成し、このミッション部Mの前面の空間に、収穫機昇降用の左右の回動アーム20・20および油圧シリンダ21およびトップリンク22等からなる昇降機構2を配設し、その昇降機構2の前端側に、車体aの前面に配位した収穫機eを連結支持せしめ、運転座席Sの側方で前記昇降機構2の上方に、前記収穫機eから放出される細断処理した飼料作物を前記ホッパbに送り込むコンベア9を配位して車体aに装架せしめてロールベーラを構成する手段を提起するものである。
【0008】
この手段によれば、車体aがクローラ式の走行装置1で走行することで、軟弱な条件の圃場においても作業ができ、また、運転座席Sを車体aの前端側の左右の一側に位置し、その運転座席Sの側方の左右の他側に、収穫機eの昇降機構2を配設し、それの前端に収穫機eを連結することで、車体aの前端側に殆ど直装的に収穫機eが装架されるので、車体の全長が短くなって、小回り作業が可能となり、また、収穫機eの放出シュートfが運転座席Sの側方で車体aの中央に位置して運転者の視界を阻げることがないから操縦性を良くする。
【0009】
さらに、前述の手段において、車体aの前端側に装架する収穫機eは、飼料作物を収穫する収穫部4aと収穫した飼料作物を細断処理する細断処理部4bとを分離可能とし、その細断処理部4bを昇降機構2の前端部に装脱自在に組み付け、収穫部4aを細断処理部4bの前面に装設せる連結金具54に装脱自在に組み付ける手段を提起する。
【0010】
この手段によれば、ロークロップユニットや、ピックアップユニットおよびモアーバーユニット、スノーブロワ、ロールベールハンドリング装置、ドーザーブレード等を、簡単に互換して装着でき、収穫物および収穫方法に合わせて、効率的な汎用利用ができる。
【0011】
また、前述の手段において、それの収穫機eの放出シュートfの先端の放出口に、放出方向に向け左右に広がる末広形に形成したディフレクタ8を取り付け、それの天板81の内側に、複数枚の案内板82を、側面視において、下縁が斜辺となる三角板状に形成して、左右に並列させて垂設しておく手段を提起するものである。
【0012】
この手段によれば、放出シュートfによりホッパbに吹き込む細断処理した飼料作物を、放出シュートfの吹き出し方向の調整を行わないでも、ホッパb内に略均等に投入していけるようになる。
【0013】
また、第1の手段において、ホッパbの底部から繰出機構84により繰り出される飼料作物の細断処理物をベールチャンバdに搬送する搬送コンベアcを、ホッパbの底部の繰出口の下方からトワイン・ネット繰出装置gの下方の前端側に渡る第1の搬送コンベアc−1と、この第1の搬送コンベアc−1の搬送方向の終端部からトワイン・ネット繰出装置gの下方を経て、ベールチャンバdの受入口に渡る第2の搬送コンベアc−2とに分け、第1の搬送コンベアc−1の駆動を停止させた状態において、第2の搬送コンベアc−2とトワイン・ネット繰出装置gとを駆動し得るようにしておく手段を提起するものである。
【0014】
この手段によれば、第1の搬送コンベアc−1の作動を停めておくことで、車体aの進行により収穫機eによる収穫・細断を行いながら、ロールベールの梱包と放出作業が行えることになり、連続作業を可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に実施の態様を、図示する実施例に随い説明する。
図4・図5・図6は、本発明手段を実施せる自走型のロールベーラAの平面図および一部破断した平面図ならびに側面図で、同図において、aは車体、1は走行装置、eは車体aの前面に連結装架した収穫機、fはその収穫機eの放出シュート、bは放出シュートfから吹き出される飼料作物の細断物を受け入れるホッパ、cはホッパbの底部の繰出口から繰り出される飼料作物の細断物を搬送する搬送コンベア、dは搬送されてくる飼料作物の細断物を受入口から受け入れてロールベールRに成形するベールチャンバ、gはそのベールチャンバd内での成形が終えたロールベールRを梱包するトワイン・ネットを繰り出すトワイン・ネット繰出装置、Eは走行装置1および各作業部を駆動するために車体aに装架したエンジン、Sは運転座席、hは操縦装置を示す。
【0016】
車体aは、枠組みした車体フレームの底面の左右の両側に走行装置1・1を装架した台車状に構成し、その走行装置1は、駆動輪11と従動輪12とに無限軌道履帯10を巻きかけ中間を転輪13に支承させたクローラ型に構成し、それを車体aに装架したエンジンEにより駆動して、これによりクローラにより自走して走行する自走式クローラ型に構成する。
【0017】
この自走式クローラ型の車体a上には、それの後半側に、後端側からベールチャンバdと、トワイン・ネット繰出装置gと、ホッパbとをその順に並列させて装架し、そのホッパbの底部の繰出口30の下方からトワイン・ネット繰出装置gの下方を経てベールチャンバdの受入口32に渡る間に、ホッパbの繰出口30から繰り出される飼料作物の細断物を搬送する搬送コンベアcを設ける。
【0018】
そして、車体aの前半側には、エンジンEおよびミッション部Mならびに運転座席Sを装架するが、そのエンジンEとミッション部Mは、それらの出力軸と入力軸とを連繋して、一体的に組み合わせ連結した状態において、それらエンジンEとミッション部Mとが左右に並列する状態姿勢として、車体aの前半側の後端側に寄せた位置に、例えば、図5に示している例の如く、エンジンEが前半側の左右の一側の左側に位置し、ミッション部Mが左右の他側となる右側に位置するように配位して、車体aに装架する。
【0019】
そして、運転座席Sは、エンジンEの前方位置に装架し、その前面側に操縦装置hを装架して、ミッション部Mの前方でエンジンEおよび操縦装置の側方を空間に形成する。
【0020】
そして、この空間に、図7にあるように、ミッション部Mの上部に設けた支点軸P1中心に上下に回動する左右に一対の回動アーム20・20と、これらを昇降回動させる油圧シリンダ21と、下端部を車体aの前端部に設けた連結軸P2中心に昇降回動するトップリンク22等からなる昇降機構2を配位して装設し、かつ、前述のミッション部Mの上部に装設したPTO軸(PTO)に基端側を接続するユニバーサルジョイント軸23を、昇降回動するように配設しておく。
【0021】
そして、前述の左右に一対の回動アーム20・20の前端部およびトップリンク22の前端側には、それらに連結して剛体枠を構成する作業機取付座2aを連結し、これに前端側を連結しておく前述の油圧シリンダ21の伸縮作動により、昇降機構2が昇降作動して、作業機取付座2aに装架した収穫機eが昇降するようにする。
【0022】
収穫機eは、圃場に植生している飼料作物または、刈り倒されて予乾してある飼料作物を収穫する収穫部4aと、収穫した飼料作物を細断処理する細断処理部4bとからなる通常の形態のものである。
【0023】
細断処理部4bは、図18にあるように、機筺状に組み立てた機枠本体40に、ドラム状に形成したケーシング41を装架し、そのケーシング41内に、それの軸心部に設けた回転軸42によりシリンダ状に回転する輪体43と、その輪体43の周縁部に取り付ける回転刃44とからなるシリンダ型の切断機構を収蔵し、それの回転刃44と対向する固定刃45を、ケーシング41の周壁に開設した供給口46の口縁部に固定して組み付け、供給口46の前面には、上下に一対に対向する送込ロール47・47を機枠本体40に軸支して装設し、その送込ロール47・47により供給口46に送給する飼料作物を、回転する回転刃44と固定刃45とにより切截して細断し、その細断物を輪体43に設ける翼板によりケーシング41の吐出口に接続する放出シュートfに吹き上げるようにした通常の形態のものであり、ケーシング41内に収蔵せしめる切断機構は、フライホイル型とする場合がある。
【0024】
そして、この細断処理部4bは、機枠本体40が一対の送込ロール47・47を軸支している部位の前面において、その送込ロール47・47の前面側を露出させる取入口として開放し、この取入口をもって、収穫部4aと分かれるように切り離され、それらの間に装設する連結金具48により装脱自在に連結させている。
【0025】
このことから、車体aの前面に装架する収穫機eは、収穫部4aを連結する前の状態では、図8および図9に示す状態となる。
【0026】
また、収穫機eの収穫部4aは、図3〜図5に示している例においては、左右に一対の分草杆50・50を、前方に突出するように設けた機枠51の底面側に図19あるように設けた回転刃52により刈り取って収穫した飼料作物を、機枠51の上面側に設けた左右に一対に並列する掻込ロール53で後方に送り出すようにした形態のもので、それの機枠51の上部および下部に設けた連結金具54を、前述の細断処理部4bの機枠本体40に設けた連結金具48と結合させることで、細断処理部4bと連結して、収穫機eを構成するようにしてある。
【0027】
図10は、前述の収穫機eの収穫部4aと互換して、細断処理部4bに接続して組み付ける別の収穫部4a’を示している。
【0028】
この別の収穫部4a’は、稲・麦・牧草類を飼料作物として刈り取り収穫し、細断処理してロールベールに成形し梱包するときの、稲・麦・牧草類の収穫用に形成したもので、機枠60には、左右に一対に設けた分草杆61・61の上方に、図11にあるように立毛中の稲・麦・牧草類の稈を掻き込む大径の掻込リール62を横架軸支し、これの下方で左右の分草杆61・61の基端側となる部位に、レシプロ式の刈刃機構63を装設し、これの後方に、刈刃機構63で刈り取られた稲・麦・牧草類を、左右方向の中央に向けて寄せ集めるオーガー64を横架軸支し、そのオーガー64の下方から後方を囲うガイド壁65の左右の中央部位に、集めた穀稈を後方に排出する排出口66を開設して構成してあり、これを、前述の収穫機eの細断処理部4bの機枠本体40に連結金具67により接続して連結することで、収穫した稲・麦・牧草の稈・葉及び穂を細断処理して放出シュートfからホッパbに放出するようにしている。
【0029】
次に図12・図13は、さらに別の収穫部4a”を表示してこの収穫部は、圃場に刈り倒されてウインドローとして予乾してある飼料作物を、ピックアップして集め、細断処理部4bに送り込むようにするために構成した形態のもので、機枠70の前端側に、飼料作物のウインドローをピックアップしていくピックアップ装置71を装架し、これの後方に、ピックアップされた飼料作物を、左右の巾方向の中央部に寄せたオーガー72を横架軸支し、そのオーガー72の下面側から後面側を囲うガイド壁73の巾方向の中央部位にオーガー72により寄せ集めた飼料作物を後方に送り出す送出口74を開設しておいて、機枠70を細断処理部4bの前面に、図13にあるように接合して連結金具75によりセットすることで、ピックアップした飼料作物のウインドローを、送出口74から細断処理部4bの受入口である上下の送込ロール47・47の対向間隔に向け送り出し、細断処理部4bの切断機構で細断して、放出シュートfに吹き上げ、その放出シュートfの先端の放出口からホッパb内に吹き込むようにしてある。
【0030】
しかして、収穫機eは、前述した如く、車体aに装架した運転座席Sの側方に形成される空間に配設する昇降機構2の前端部に連結装着することで、車体aの前面側に、殆ど直装状態に近接させて装架するとき、切断機構を収蔵するケーシング41の吐出口に接続する放出シュートfの基端部が、図5にあるように、運転座席Sに対して側方に偏位する車体aの左右の略中心部位を占めるように構成し、この放出シュートfを平面視において図4にあるよう運転座席Sの側方で、その運転座席Sと昇降機構2との間に位置して後方のホッパbの上方に向け彎曲して延出していくようにし、これにより、運転座席Sに座乗する運転者の前方視界を阻げず、かつ、収穫機eを昇降させる昇降機構2の作動に支障を生ぜしめないようにする。
【0031】
また、この放出シュートfは、それの先端側の放出口に、図14に示しているよう下向きのチャンネル状に成形したディフレクタ8を、支点軸80中心とする上下の回動により、所望の折曲角度に調整自在に取り付けて、先端の放出口から吹き出される飼料作物の細断物の吹き出し方向を調整し得るようにしてよいものであるが、図示する実施例にあっては、この放出シュートfの筒先の放出口に、下向きチャンネル状のディフレクタ8を、支点軸80中心に折り曲げ回動して、その折り曲げ角度が所望に調整して設定できるように取り付ける際、このディフレクタ8を、図15にあるように、平面視において、放出方向に向け次第に左右に拡巾して行く末広形に形成して取り付け、かつ、これの天板81の末広形をなす部位810の内面側に、図16にあるように、側面視において,放出方向の先端側が底辺で下縁側が斜辺となり基端側が頂点となる三角形状に形成した案内板82を、複数枚、図15にあるように、巾方向に並列し、かつ、それら案内板82の間隔が次第に拡巾していく末広形をなすように配列させて取り付けている。
【0032】
このように構成したディフレクタ8を放出シュートfの先端側の放出口に取り付けたときは、放出シュートfの先端から吹き出される細断物が、左右に均分して拡散した状態となって、ホッパb内に吹き込まれるので、放出シュートfの基端部f1と先端部f2との間に、その基端部f1に対し先端部f2が放出シュートfの軸心線中心に所望の回動角度量を首振り回動させ得るように装設しておく旋回回動装置83を作動させて、放出シュートfを首振り回動させ、ホッパb内に対する細断物の投入位置を変更調整する作動を行わないでも、ホッパb内に均等に細断物を吹き込み投入していけるようになる。
【0033】
また、放出シュートfは固定状態としておいてよいので、旋回回動装置83の省略を可能とする。
【0034】
このようにして、収穫機eにより細断処理されてホッパb内に吹き込まれる細断物は、ホッパb内に装設しておくアジテータ31・31の作動によりホッパbの底部の繰出口30から繰り出され、その下方に設けてある搬送コンベアcによりベールチャンバdの受入口32に向け搬送されてロールベールに成形されていくが、このホッパbの底部から繰り出される細断物を搬送する搬送コンベアcは、この実施例においては、ホッパbの底部の繰出口30の下方からトワイン・ネット繰出装置gの下方に形成されるトワイン・ネットの繰出用の空間の前端部に渡る間に位置する第1の搬送コンベアc−1と、この第1の搬送コンベアc−1の終端部の下方からベールチャンバdの受入口32に渡る間に位置する第2の搬送コンベアc−2とに分けてある。
【0035】
そして、これら第1および第2の搬送コンベアc−1・c−2は、それぞれが各別に駆動し得るように制御せしめてあり、かつ、第2の搬送コンベアc−2は、第1の搬送コンベアc−1がアジテータ31と共に作動を停止させている状態においても、トワイン・ネット繰出装置gとともに駆動させ得るように制御してあって、これにより、ベールチャンバd内におけるロールベールの成形が所定の圧力又は、径に達したことで、トワイン・ネットを繰り出して梱包を行うときに、第1の搬送コンベアc−1およびアジテータ31の作動を停めて、細断物の繰り出しを阻止した状態として、車体aの進行により飼料作物の収穫を行いながらロールベールの梱包・放出の作業が行えるようにしている。
【0036】
次に、図20および図21は、車体aの前面に装架した収穫機eで細断処理した飼料作物を、車体aの後半側に装架したホッパbに送給するのに、コンベア9を用いた例のロールベーラAを示している。
【0037】
この例のロールベーラA’は、それの全体の構成は前述した例のロールベーラAと変わりはなく、車体aを、それの左右の両側に無限軌道履帯10を履いたクローラ式走行装置1を装架し、その車体aに装架せるエンジンEにより駆動せしめて自走式クローラ型とし、この車体aの後半側に、後端側からベールチャンバdと、トワイン・ネット繰出装置gと、ホッパbとを、その順に前後に並列させて装架し、そのホッパbの底部の下方およびトワイン・ネット繰出装置gの下方に、ホッパbの底部の繰出口から繰り出される細断物をベールチャンバdの受入口に搬送する搬送コンベアcを装架し、車体aの前半側には、それの後端側に寄せた部位に、エンジンEとそれの出力軸に入力軸が伝導連繋するミッション部Mとを、エンジンEが左右の一側に位置しミッション部Mが他側に位置するよう左右に並列させて装架し、そのエンジンEの前面側に運転座席Sおよび操縦装置hを配設してミッション部Mの前方を空間に形成し、このミッション部Mの前面の空間に、収穫機昇降用の左右の回動アーム20・20および油圧シリンダ21およびトップリンク22等からなる昇降機構2を配設し、その昇降機構2の前端側に、車体aの前面に配位した収穫機eを連結支持せしめ、収穫機昇降用の昇降機構2を配設したミッション部Mの前方の空間の上方には、収穫機eにより細断処理されて放出される飼料作物を前記ホッパbに向け搬送してそのホッパb内に投入するコンベア9を配位し、これをサポート9aにより車体aに対し装架することで、ロールベーラA’に構成している。
【0038】
コンベア9は、フレーム90に、駆動輪91と従動輪92と転輪93とを軸支して、これらに、巾広のコンベアベルト94を巻き掛けて構成する通常のものであり、それの駆動輪91は、収穫機eの機体に組み付けた伝導機構に出力軸(図示省略)を設けて、その出力軸から伝導機構を介し伝導して駆動するようにしている。
【0039】
そして、このコンベア9は、回動アーム20の回動により収穫機eを昇降させたときに、その収穫機eと共に昇降するよう収穫機eの機体に装架せしめている。
【0040】
また、コンベア9は、図示する例においては、収穫機eの放出シュートfから放出される細断処理された飼料作物を、搬送方向の始端側で受けとめてホッパbの上面側の開放口に向け送り上げ、ホッパb内に投入するようにしているが、収穫機eを吹上ブロックを有しない切り落とし式とした場合には、細断処理された飼料作物が排出されていく放出口の下方に、このコンベア9の始端側を臨ませて、このコンベア9により飼料作物を揚送してホッパb内に投入していくようにする。
【0041】
このように構成するロールベーラA’も、車体aの前半側の一側に操縦席Sと操縦装置hが位置し、前半側の他側に、収穫機昇降用の昇降機構2と、収穫機eで細断処理した飼料作物をホッパbに送りコンベア9とが、上下に並列して装設されることから、操縦性を良好にしながら、全体の前後長さを短くできるようになり、また、前述した例のものと同様の利益が得られるようになる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明手段により構成するロールベーラは、車体を自走式クローラ型とし、かつ、操縦性を良好にしながら、全体の前後長さを短くしているので、小回り作業ができ、また、軟弱な条件の圃場においても楽に作業ができるようになる。さらに、搬送コンベアを第1と第2とに分けて、各別に作動させるよう制御しておくことで、連続作業を可能とするようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のトラクタの連結型のロールベーラの側面図である。
【図2】同上のロールベーラの平面図である。
【図3】従前の自走型ロールベーラの側面図である。
【図4】本発明を実施せる自走式クローラ型のロールベーラの平面図である。
【図5】同上の一部破断した平面図である。
【図6】同上の側面図である。
【図7】同上の昇降機構の側面図である。
【図8】同上の車体の前面に装架した収穫機から収穫部を取り外した状態の平面図である。
【図9】同上の同上状態の側面図である。
【図10】同上のロールベーラに装架する収穫機に互換自在に組み付ける別の形態の収穫部の平面図である。
【図11】同上収穫部を組み付けた状態のロールベーラの要部の側面図である。
【図12】同上のロールベーラに装架する収穫機に互換自在に組み付けるさらに別の形態の収穫部の平面図である。
【図13】図のロールベーラの同上収穫部を組み付けた状態の要部の側面図である。
【図14】同上ロールベーラの同上収穫機の放出シュートの先端に設けるディフレクタの斜視図である。
【図15】同上ディフレクタの別の実施例の平面図である。
【図16】同上ディフレクタの側面図である。
【図17】同上ディフレクタの斜視図である。
【図18】同上のロールベーラに装架する収穫機の細断処理部の縦断側面図である。
【図19】同上の細断処理部に収穫部をセットした状態の一部破断した側面図である。
【図20】本発明を実施せる自走式クローラ型のロールベーラの別の実施例の側面図である。
【図21】同上の平面図である。
【符号の説明】
A…ロールベーラ、R…ロールベール、E…エンジン、M…ミッション部、S…運転座席、T…トラクタ、PTO…PTO軸、P1…支点軸、P2…連結軸、a…車体、b…ホッパ、c・c−1・c−2…搬送コンベア、d…ベールチャンバ、e…収穫機、f…放出シュート、f1…基端部、f2…先端部、g…トワイン・ネット繰出装置、h…操縦装置、1…クローラ式走行装置、10…無限軌道履帯、11…駆動輪、12…従動輪、13…転輪、2…昇降機構、2a…作業機取付座、20…回動アーム、21…油圧シリンダ、22…トップリンク、23…ユニバーサルジョイント軸、30…繰出口、31…アジテータ、32…受入口、4a・4a’・4a”…収穫部、4b…細断処理部、40…機枠本体、41…ケーシング、42…回転軸、43…輪体、44…回転刃、45…固定刃、46…供給口、47…送込ロール、48…連結金具、50…分草杆、51…機枠、52…回転刃、53…掻込ロール、54…連結金具、60…機枠、61…分草杆、62…掻込ロール、63…刈刃機構、64…オーガー、65…ガイド壁、66…排出口、67…連結金具、70…機枠、71…ピックアップ装置、72…オーガー、73…ガイド壁、74…送出口、75…連結金具、8…ディフレクタ、80…支点軸、81…天板、810…末広形をなす部位、82…案内板、83…旋回回動装置、84…繰出機構、9…コンベア、9a…サポート、90…フレーム、91…駆動輪、92…従動輪、93…転輪、94…コンベアベルト。
Claims (4)
- 車体aを、その車体aの左右の両側に装備せる無限軌道履帯10を履いたクローラ式走行装置1が、その車体aに装架せるエンジンEにより駆動されて自走走行する自走式クローラ型とし、この車体aの後半側に、後端側からベールチャンバdと、トワイン・ネット繰出装置gと、ホッパbとを、その順に前後に並列させて装架し、そのホッパbの底部の下方およびトワイン・ネット繰出装置gの下方に、ホッパbの底部の繰出口から繰り出される細断物をベールチャンバdの受入口に搬送する搬送コンベアcを装架し、車体aの前半側には、それの後端側に寄せた部位に、エンジンEとそれの出力軸に入力軸が伝導連繋するミッション部Mとを、エンジンEが左右の一側に位置しミッション部Mが他側に位置するよう左右に並列させて装架し、そのエンジンEの前面側に運転座席Sおよび操縦装置hを配設してミッション部Mの前方の車体aの上面を空間に形成し、このミッション部Mの前面の空間に、収穫機昇降用の左右の回動アーム20・20および油圧シリンダ21およびトップリンク22等からなる昇降機構2を配設し、その昇降機構2の前端側に、車体aの前面に配位した収穫機eを連結支持せしめ、その収穫機eの放出シュートfを、平面視において運転座席Sと昇降機構2の間を経てホッパbの上方に向かうよう配設したことを特徴とするロールベーラ。
- 車体aを、その車体aの左右の両側に装備せる無限軌道履帯10を履いたクローラ式走行装置1が、その車体aに装架せるエンジンEにより駆動されて自走走行する自走式クローラ型とし、この車体aの後半側に、後端側からベールチャンバdと、トワイン・ネット繰出装置gと、ホッパbとを、その順に前後に並列させて装架し、そのホッパbの底部の下方およびトワイン・ネット繰出装置gの下方に、ホッパbの底部の繰出口から繰り出される細断物をベールチャンバdの受入口に搬送する搬送コンベアcを装架し、車体aの前半側には、それの後端側に寄せた部位に、エンジンEとそれの出力軸に入力軸が伝導連繋するミッション部Mとを、エンジンEが左右の一側に位置しミッション部Mが他側に位置するよう左右に並列させて装架し、そのエンジンEの前面側に運転座席Sおよび操縦装置hを配設してミッション部Mの前方の車体aの上面を空間に形成し、このミッション部Mの前面の空間に、収穫機昇降用の左右の回動アーム20・20および油圧シリンダ21およびトップリンク22等からなる昇降機構2を配設し、その昇降機構2の前端側に、車体aの前面に配位した収穫機eを連結支持せしめ、運転座席Sの側方で前記ミッション部Mの前面の空間に配設せる昇降機構2の上方に、前記収穫機eから放出される細断処理した飼料作物を前記ホッパbに送り込むコンベア9を配位して車体aに装架せしめたことを特徴とするロールベーラ。
- 収穫機eを、飼料作物を収穫する収穫部4aと収穫した飼料作物を細断処理する細断処理部4bとに分離可能とし、その細断処理部4bを昇降機構2の前端部に装脱自在に組み付け、収穫部4aを細断処理部4bの前面に連結金具48を介し装脱自在に組み付けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のロールベーラ。
- 搬送コンベアcを、ホッパbの底部の繰出口の下方からトワイン・ネット繰出装置gの下方の前端側に渡る間に装設する第1の搬送コンベアc−1と、その第1の搬送コンベアc−1の搬送方向の終端部の下方からベールチャンバdの受入口に渡る間に装設する第2の搬送コンベアc−2とに分け、それらを、各別の駆動可能とし、かつ、第2の搬送コンベアc−2を、第1の搬送コンベアc−1およびホッパb内のアジテータ31の作動を停止せしめた状態において、トワイン・ネット繰出装置gとともに作動させ得るよう制御せしめたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のロールベーラ。
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