JP4426594B2 - 液体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体供給装置に関し、より詳しくは、注射液などの液体を単位時間当たり一定の量で供給できるように構成された液体供給装置に関する。
鎮痛剤や抗癌剤のような薬物の中には、患者に非常に長い時間の間注入する薬物がある。これら薬物は、単位時間当たりほぼ一定の量で注入されることが求められている。従来より、単位時間当たり一定量の薬物を患者に注入する装置があった。これは、通常のシリンジ(注射器)を使用するものであり、このシリンジを装置に装着して注射器のプランジャーを徐々に押し付けるものである。このような装置は、かなり大きくて患者が携帯するのに適していなかった。
また、患者が携帯可能な液体供給装置も提案されている。この従来の携帯可能な液体供給装置は、円筒状のチェンバーにゴム材料の弾性袋 (resilient bladder) が備えられた構造となっている。弾性袋には、注入口と排出口とが設けられている。注入口に薬物を注入すれば、袋が膨れ上がる。細長いチューブが取り付けられた排出口を通して薬物が徐々に排出されるように構成する。薬物(注射液)は、少量ずつ排出され、患者の静脈に注入される。このような液体供給装置では、弾性袋が問題となることがある。弾性袋の製造の際に、厚さが均一でなかったり、微小な孔が生じたりすることにより不良品が発生することもある。このような不良は、弾性に変化をもたらし、袋の所望の弾力を持たせなくなる。それにより、単位時間当たりの注入量を一定に保つことが難しくなる。
また、袋と弾性部材を用いた液体供給装置も提案されている。弾性袋や弾性体は、残っている薬物の量によって弾性が変化することもある。かつ、液体の流れに影響を与える外力(弾性部材の復元力)が注入の初期と末期とで異なることもある。これは、弾性体が、その変形量によって力が異なるためである。
このような問題点を解決するために、本発明者は、新規な構成の液体供給装置を提案している。この新規な装置においては、生成される気体圧力によってシリンダー内のピストンを押し出している。このピストンは、注射液を押し出して患者に投与する。この装置の例が国際出願公開公報WO 02/11791に開示されている。本発明者によるこの液体供給装置は、携帯の手軽さや一定の注入量などで優秀な効果を有するものであった。その上、他の優秀な技術と同様に、絶え間ない改善が可能であるものである。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、改善された構造の液体供給装置を提供することを目的とする。
具体的には、シリンダー内の液体(注射液)の漏洩を効果的に防止できるピストンの密封リング構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、ピストン駆動のために気体の圧力を利用する場合に、気体の漏洩を効果的に遮断する構造を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、効果的に作用する圧力調節構造を提供することをさらに他の目的とする。
また、本発明は、使用前のピストンの押し出し現象を防止することができる構造を提供することをさらに他の目的とする。
また、本発明は、ガス供給ユニットが、その機能をより確実に行うことができる構造を提供することをさらに他の目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明による液体供給装置は、開口を有するヘッド部と、開放された後方部とを備える長いシリンダーと、シリンダー内に挿入され、気密を保ち、シリンダー内部空間をヘッド部側の液体受容区画と、後方部側の気体区画とに区切るピストンと、前記シリンダーの後方部に連結され、前記気体区画に気体を供給するように構成され、前記気体が前記気体区画に供給されるとき前記ピストンを前記ヘッド部側に移動させるための気体供給装置とを含め、前記気体供給装置は、外壁と、この外壁に連結された間仕切り壁とを備え、前記気体供給装置の間仕切り壁には、前記シリンダー内の気体区画と外部との間を通じるボーアが設けられ、前記気体供給装置は、そのボーアに設けられた圧力調整装置をさらに備え、前記ボーアは、円筒状であり、底の中央に設けられた連結通路を通じて前記気体区画と連通しており、前記圧力調整装置は、前記連結通路を取り囲み、前記底に固定され、端部が前記底から突き出される密封リングと、前記密封リングの端部と必要に応じて接触したり離れたりする接触面を有する接触壁と、前記接触壁の中央から軸方向に延びている内壁と、前記内壁の端部から前記連結通路の反対側に突き出している円錘状傾斜壁とを有し、前記ボーアの軸方向に移動する開閉部材と、前記開閉部材を前記密封リング側に押し付ける弾性部材とを備えることを特徴とする。
前記シリンダーのヘッド部は、シリンダーの内側に延びている円錐台状の突出部を備え、前記突出部には開口が設けられており、前記ピストンには、前記突出部を受容できる円錐台状の溝が備えられている。
前記気体供給装置は、前記外壁と前記間仕切り壁とによって気体供給室が設けられ、前記間仕切り壁によって前記シリンダーの気体区画と前記気体供給室とが仕切られ、前記間仕切り壁には、前記気体供給室と前記気体区画とが通じる貫通孔が設けられている。
前記外壁と前記シリンダーの後方端部とは嵌合され、嵌合されて接する面に環状溝が設けられることにより、接着剤で前記外壁と前記シリンダーの後方部とを接着する際の余分の接着剤を前記環状溝に受容する。
前記外壁は、前記シリンダー内部にぴったり嵌め込まれ、接着剤で前記シリンダーの内壁と接着される挿入部と、前記シリンダーの外部に露出される露出部と、前記挿入部の外壁から外側に向いて前記露出部の外壁と連結される段部とを備え、前記挿入部と前記段部との間の角部に環状溝が設けられている。
前記ボーアでは、前記連結通路を取り囲む突出管が前記底から軸方向に突き出され、前記開閉部材の内壁は、前記突出管を取り囲む。前記突出管と前記内壁との間または前記連結通路と前記内壁との間には、互いの直線運動をガイドするガイド構造物を備えている。
前記開閉部材は、軸方向に延びている外壁を備え、前記外壁と前記ボーアとの間には、互いの直線運動をガイドするガイド構造物を備える。
前記密封リングは、前記底に設けられた溝に嵌合され、前記溝から突き出した部分は、その端部が丸くなっている。前記開閉部材のストロークは、2mm以下に制限される。
本発明の他の実施例による液体供給装置において、前記気体供給室は、液体物質を受容する第1の室と、前記液体物質と化学反応を起して気体を発生する固体物質を受容する第2の室とを備え、前記第1の室と前記第2の室との間には、 破れられる分離構造物が設けられている。
気体供給装置の前記気体供給室は、液体物質を受容する第1の室と、前記液体物質と化学反応を起して気体を発生する固体物質を受容する第2の室とを備え、前記第1の室と前記第2の室との間には、破れられる分離構造物が設けられている。また、前記第2の室には、前記固体物質を前記分離構造物側に押し付ける力を付勢する弾性部材が設けられている。
前記分離構造物は、前記第1の室と前記第2の室との間の通路を取り囲み、環状溝が設けられた第1の隔壁と、前記第1の隔壁の環状溝にその縁端が嵌め込まれる第2の隔壁とを備える。
本発明の他の実施例による気体供給装置の外壁は、別の部材からなる蓋体を備え、前記蓋体に前記第1の室が設けられる。
前記蓋体は、前記外壁に嵌め込まれる周囲壁を備え、前記外壁と前記周囲壁とがお互いに嵌合されて接触する面に環状溝が設けられることにより、前記蓋体を接着剤で接着するときの余分の接着剤が集められ、受容できる接着剤受容空間が設けられる。
前記蓋体の周囲には、周囲壁と、この周囲壁と並んで延びておりこの周囲壁と離隔される内側壁とを備えることにより、気体をフィルタリングするシートの縁端がこの周囲壁と内側壁との間に位置できるようにする。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施例による液体供給装置の斜視図である。図1を参照して、液体供給装置10は、シリンダー20と、シリンダー20内に位置するピストン40と、シリンダー20の一端部に位置する気体供給ユニット60とを備えている。シリンダー20の前方端にはチューブ90が連結されている。
図1及び図2を参照して、シリンダー20は、中空の円筒状となっている。シリンダー20は、通常、透明なプラスチック樹脂材料を成型して作製される。シリンダー20は、ヘッド部22と、ヘッド部22から後ろに長く延びている円筒状側壁30とを備えている。シリンダー20のヘッド部22は、ほぼ半球状を成し、凸状にはみ出している(しかし、本発明は、これに制限されるものではない)。シリンダー20の内側に、好ましくは、円錐台状の突出部24がヘッド部22の中央に設けられている。前記突出部24の中央には、長手方向に貫通孔26が設けられている。この貫通孔26に前記チューブ90の端部が嵌合されている。突出部24が内側に突き出して延びており、外部的要因により、この突出部24が損傷される危険が著しく減ることになる。前記のような構造によってチューブ90が折れる可能性も減ることになる。
図1を参照して、チューブ90には薬物注入のための供給バルブ部材92と、必要に応じて薬物の注入を遮断するクランプ94と、薬物内の異物質をフィルタリングするフィルター96など、薬物の注入に必要な種々の部品が設けられている。また、チューブ90には注入量調整装置300が設けられている。この注入量調整装置300は、供給される薬物の量を様々な方法で調整している。そのうちの一つが、必要に応じて注入される薬物の量を増やすことである。チューブ90の末端部98は、例えば、患者の体内に挿入される注射針やカテーテルと連通した他のチューブに接続される構造となっている。図1に示すように、使用前の状態では、この末端部98をキャップ400で塞げている。
図1及び図2を参照して、シリンダー20の側壁30の後端部は開放され、ここを通じてピストン40がシリンダー20内に挿入され、気体供給ユニット60が嵌め込まれ、シリンダー20と固定される。図2を参照して、シリンダー20の側壁30の端部には内壁が突設された帯状の内壁突出部32が設けられている。内壁突出部32の端部には内壁が後ろに後退して形成された内壁後退部34が設けられる。このような構造は、気体供給ユニット60とのより効果的な結合のためのものであり、後でさらに詳しく説明する。図示されてはいないが、側壁30の外側表面には、目盛が印刷されており、シリンダー20内に受容された、または残っている薬物の量を知ることができる。
図1及び図2を参照して、シリンダー20内に挿入されているピストン40は、本体41と、本体41の外部に嵌め込まれた密封リング53とを備えている。ピストンの本体41は、先端部42と、先端部42から後ろに延びている円筒状側壁50とを備えている。ピストン本体41の先端部42は、シリンダー20のヘッド部22の内側とほぼ合致するように半球状を成している。先端部42の中央には、前記シリンダー20の突出部24の形態とほぼ合致するように傾斜した傾斜面46を備える陥凹部44が設けられている。この陥凹部44には、シリンダー20の突出部24が嵌め込まれる。本体41は、プラスチック樹脂で成型し作製するのが好ましい。本体41の内側には、剛性を保つためのリブ47が設けられている。
ピストン本体41の側壁50には、円周方向に延び、環状に設けられた二つの挿入溝52、52aと、それらの二つの挿入溝52、52aの間に形成された中間溝54とが設けられている。前記挿入溝52、52aは、その断面形状がほぼ四角形となる。二つの挿入溝52、52aには、それぞれ、後述する密封リング53、53aが嵌め込まれるが、二つの挿入溝52、52aのうち、後方の挿入溝52aが先端部42に近い挿入溝52よりも深さが少し浅い。これは、先端部側の密封リング53と後方の密封リング53aが同時に等しい圧力を受けるときに、受ける圧力差によりバランスを取るためのものであり、気体が漏れないようにするものである。このとき、後方の挿入溝52aは、先端部42側の挿入溝52よりもその深さが0.05mm〜0.5mm(好ましくは、0.1mm)ほど浅い(すなわち、後方の挿入溝の底面の半径が前方の挿入溝の底面の半径よりも大きい)。また、密封リング53aの大きさを増やすことも可能である。中間溝54は、その断面形状がほぼ半円状となる。この溝54のように、不要な部分を除去することにより、材料を節約するだけでなく、ピストン本体41の重さを減らす。
図2を参照して、密封リング53、53aは、環状リングであり、その断面がほぼ「V」字状と類似に中間が折れている。密封リング53、53aは、リングの内側に形成され、前記本体41の側壁50に設けられた挿入溝52、52aに挿入され固定される環状の基底部530と、リングの外側に設けられ、シリンダー20と接する環状の外側羽根部532とを備えて「V」字状を成している。外側羽根部532は、鋭角を成しており、基底部530の一方側に一体に連結されている。基底部530は、挿入凹溝52、52aにぴったりと嵌め込まれるように構成される。
外側羽根部532は、「V」字状に折れ曲がっている連結部またはそれ自体が変形されることもあり、基底部530と外側羽根部532との間が狭くなることもある。基底部530の幅は、挿入溝52に嵌合されるように決まる。外側羽根部532の軸方向(シリンダーの長手方向)垂直幅(すなわち、連結部と端部との間の距離)536は、基底部530の幅537よりも少し短くするのが好ましい。外側羽根部532が溝52に嵌め込まれないようにするためである。また、基底部530の平らな底面531から外側羽根部532の接触部533までの長さは挿入溝52、52aの深さよりも大きい。シリンダー20と接しており、外側羽根部532の外側縁端に位置する接触部533は丸くなっている。
前記の形状の密封リング53、53aのうちの一つは、ピストン本体41の先端側溝52に嵌め込まれる。このとき、基底部530が挿入溝52に挿入され、外側羽根部532の端 (tip)が薬物のある側を向くように嵌合される。密封リング53の接触部533は、ピストン本体41の外側に突き出してシリンダー20の側壁30と接することになる。このとき、基底部530と外側羽根部532との間の空間538は、注射液がある側の空間に開かれている。この開かれている空間538には薬物の圧力が伝達される。この圧力は外側羽根部532をシリンダー20の側壁30側に押圧し、密封効果を高める役割をする。また、密封リング53の接触部533の形状が丸くなっており、シリンダー20の側壁30の屈曲にも容易に摺動することが可能である。ところで、後方の挿入凹溝52aに嵌め込まれる密封リング53aは、開かれた空間が、図2に示すように、後方を向く構成を備え、その他の構成は、前述の密封リング53の構成と同様であると言える。このような密封リング53、53aは、弾性のあるゴム材料から作製することが好ましい。
図1及び図2を参照して、気体供給ユニット60は円筒状であり、その一端部がシリンダー20の開放端部を介して一部挿入され、シリンダー20と固定されている。この気体供給ユニット60は、気体をシリンダー20内に供給し、その気体圧力でピストン40をシリンダー20のヘッド部22側にほぼ一定の速度で移動させるためのものである。かつ、気体供給ユニット60は、本体62と、本体62の一端部を覆う蓋体80とを備えている。前記本体62は、円筒状側壁64と、内部に位置する間仕切り壁66とを備えている。側壁と蓋体とが外壁を形成している。本体62の側壁64は、シリンダー20と蓋体80とに挿入できるように側壁64の両端部にそれぞれ設けられるシリンダー挿入部641a及び蓋体挿入部641bと、二つの挿入部641aと641bとの間の露出部623とを備えている。シリンダー挿入部641aと蓋体挿入部641bとは、その外壁面が露出部623の外壁面よりも内側に後退して形成される。シリンダー挿入部641aと露出部623との間には、 内側に溝643が形成された第1の段部625が設けられている。シリンダー挿入部621の自由端部には、再び外壁面が内側に後退して形成された外壁後退部642aが設けられる。蓋体挿入部641bと露出部623との間には、内側に溝643が形成された第2の段部626が設けられている。蓋体挿入部641bの端部には、再び外壁面が内側に後退して形成された外壁後退部642bが設けられている。
シリンダー20と本体62との結合は、シリンダー20の内壁突出部32と本体62のシリンダー挿入部641aの壁面とが接着剤によって接着されてなされる。通常、接着剤は、シリンダー挿入部641aの壁面に塗布し、本体62を押し付けて接着する。接着剤は、シリンダー20の内壁突出部32により押し込まれることもある。この押し込まれた接着剤は、シリンダー20の内壁後退部34または本体62の段部625の溝643が形成される微小な空間36に集められる。かつ、一部の接着剤は、本体62の外壁後退部642aとシリンダー20の内壁突出部32との間にも塗布される。これらの接着剤が硬化されて接着されるが、接着剤の余分が外部にはみ出すことなく、接着部分がきれいになるだけでなく、密封効果も高くなる。本体62と蓋体80との結合は、後で詳しく説明する。
本体62は、側壁64と間仕切り壁66とにより、蓋体80側を向く第1のキャビティー (cavity)68と、シリンダー20側を向く第2のキャビティー74とに仕切られる。第1のキャビティー68と第2のキャビティー74とは、間仕切り壁66の中央部に設けられた貫通孔660に連通される。第1のキャビティー68には、その周りと底部とにわたって柔軟な多層の気体透過シート(sheet)70が設けられている。このシートは気体透過性及び液体不透過性のフィルターとして機能する。このシート70は、液体不透過性及び気体透過性のメンブレン701と、気体を通過させたり、保つことができ、気体の経路を形成させられる(好ましくは、合成繊維の不織布シートからなる)気体通路シート702と、柔軟な材料の液体及び気体不透過性フィルム703との三層を順に積層して形成する。第1のキャビティー68の底と側壁とを対する側にはフィルム703が位置する。このフィルム703は、通常の軟質の透明ビニルシートを使用しても良い。前記不織布シートの代わりに、柔軟で気泡が互いに連結しているスポンジのような発泡体を使用しても良い。最外郭の接合部704では、好ましくは、熱を加えながら加圧して三つ層を融着する。底の中央部位置のフィルム703には、孔705が設けられている。この孔705は、底部の貫通孔660と通じるようになる。孔705の周りのフィルム703は、第1のキャビティー68の底に付着される。
シート70がある第1のキャビティー68には、液体物質72が受容されている。この液体物質72は、人体に無害なL-酒石酸(C4H6O6)またはクエン酸溶液であってもよい。液体状のL-酒石酸(C4H6O6)またはクエン酸溶液は、前記シート70の液体シール作用で下方に排出されることがない。
図1、図2、及び図7を参照して、第2のキャビティー74には、間仕切り壁66の中央部から突設された排気部76と、排気部76と側壁との間に設けられる圧力調整装置78とが備えられる。前記排気部76は、間仕切り壁66の貫通孔660に嵌め込まれるバルブ固定用リング111と、貫通孔660に連通されたワンウェイバルブ760と、ワンウェイバルブ760と間隔を置いて取り囲むように間仕切り壁66から突き出して内部に排気通路222を形成している突出壁762とを備える。間仕切り壁66の貫通孔660は、内径が異なる第1、第2、及び第3の区間661、662及び663に分けられている。内径が最も大きい第1の区間661は、第1のキャビティー68側に位置する。内径が最も小さい第3の区間663は、第2のキャビティー74側に位置する。第1の区間661と第3の区間663との間に位置する第2の区間662の内径は、第1の区間661の内径よりは小さく、第3の区間663の内径よりは大きい。
ゴム材料のワンウェイバルブ760は、中空の円筒状であり、その一端部は開放されており、反対側の端部はその端が縮められて閉じている。開放された一端部には、円周に沿って他の部分よりも大きい外径を有する段部764が設けられている。段部764の外径及び長さは、貫通孔660の第2の区間662の内径及び長さとほぼ合致している。ワンウェイバルブ760の段部764は、貫通孔660の第2の区間662に嵌め込まれる。ワンウェイバルブ760は、好ましくは、ゴムから作製される。ワンウェイバルブ760にガスが供給されながら一定の圧力が加えられると、図7に示すように、縮められていた一端が開放され、チェックバルブの役割をすることになる。バルブ固定用リング111は、中心部に孔が設けられた環状となっている。バルブ固定用リング111の外径は、貫通孔660の第1の区間661の内径とほぼ合致し、ぴったりと嵌め込まれるように設けられる。バルブ固定用リング111は、第1の区間661に嵌め込まれ、ワンウェイバルブ760を固定する。
図1、図2、図3、及び図7を参照して、圧力調整装置78は、本体62の側壁64から前記排気通路222に連通したボーア780に複数の挿入部材が嵌め込まれて構成される。ボーア780は、排気通路222から延びている連結通路782を通して第2のキャビティーと連通している。ボーア780の最も外側端部がある側壁64には、ボーア780の外郭を取り囲む環状溝786が設けられている。連結通路782とボーア780との間の境界段部788には、後述する密封リング79が嵌め込まれる環状凹溝791が設けられている。この凹溝791の断面形状は、四角形となっている。
図3の(a)及び図6を参照して、ボーア780の壁面783には、境界段部788からボーアの長手方向にボーアの中間部分まで延びている複数の突出支持リブ781が設けられている。図6に示すように、突出支持リブ781は、その断面が半円状となっている。突出支持リブ781によって後述する開閉部材790がガイドされる。かつ、突出支持リブ781によってボーア780の壁面783と開閉部材790との間が離隔され、気体が通る通路785が設けられる。一方、境界段部788の中央には、連結通路782を取り囲むようにボーア780側に延びている円筒状突出管202が設けられている。
図3の(a)を参照して、前記ボーア780に嵌め込まれる挿入部材としては、密封リング79と、開閉部材790と、固定部材794と、弾性部材796と、蓋体部材798とを備えている。図3の(a)及び図4を参照して、密封リング79は、前記凹溝791に嵌め込まれる基底部787と、開閉部材790に接する接触部789とを備えている。基底部787は、その断面形状が四角形となっているが、凹溝791に嵌め込まれる角部は、丸く成形される。これは、密封リング79が凹溝791にぴったり嵌め込まれ易くなるように、凹溝791内の残留空気が丸い角部分に集められるようにするためである。接触部789は、基底部787から突き出して端部に行くにつれて、鋭くなる断面形状を有するように延びているが、その端部は少し丸い形状となっている。このような形状の接触部789に接する後述する開閉部材790は、接触面積が小さくなり、微小な圧力の変化にも敏感に反応することができる。
図3の(a)及び図5を参照して、開閉部材790は、円筒状外壁7901と、底壁7903と、底壁の中央から延びている円筒状内壁7905と、そこから延びている円錘状傾斜壁7907とを備えている。円筒状内壁7905の内側には、前記突出管202が受容される。円錐状傾斜壁7907によって円筒状内壁7905の内側空間は端部が塞がっている。内壁7905の内径は、前記突出管202の外径よりも少し大きい。図5及び図6を参照して、内壁7905の内部には、内壁7905の長手方向に形成された三つの突出部7909が設けられている(ここで、本発明では突出部を三つに制限するものではない)。突出部7909は、その断面が半円状であり、その端部が突出管202の外壁と接する。突出部7909によって内壁7905が前進され、開閉部材790の移動がガイドされる。かつ、突出部7909によって突出管202の外壁と内壁7905との間が離隔され、気体が通る通路800が設けられる。
底壁7903の外側面は平坦であり、前記密封リング79と接している。開閉部材790が密封リング79と接した状態で外壁7901の端部側の端は、ボーア780の壁面の突出支持リブ781(図6参照)の長手方向の一方の端部に及ばない位置に置かれることになる。開閉部材790は、軽くて、成型の際に収縮を最小化することができる合成樹脂(例えば、テフロン(登録商標)、PEEK、PFT、PTFEなど)から作製することが好ましい。このような構成によれば、規定値以上の空気圧力が直接密封リングに加えられる前に開閉部材790を押し付けることができ、自然な空気の流れで開閉部材790を動かすことができる。かつ、開閉部材790の重心が中心軸線上の円錘状傾斜壁側に位置しており、左右の揺れを減らすことができ、作動が安定する。
再び、図3の(a)を参照して、弾性部材として圧縮コイルスプリング796が開閉部材790と後述する固定部材794との間に位置している。圧縮コイルスプリング796の一方側は、開閉部材790の外壁と内壁との間に、好ましくは、外壁の内側にほぼぴったりと嵌め込まれて拘束され、他方側は、固定部材794に嵌め込まれて拘束され、開閉部材790を密封リング79側に押し付ける。
図3の(a)を参照して、固定部材794は、一端部が開放された円筒状であり、底の中央部には、孔799が設けられ、側壁はボーア780の壁面に接する。固定部材794は、開放された側の縁端部が内側に行くように、ボーア780に嵌め込まれる。その縁端は、突出支持リブ781の長手方向の端部と接するようにボーアの壁面と固定される。このとき、接着剤やソルベントで固定しても良いが、好ましくは、無理やり嵌め込み式の方法で嵌合する。このような方法を使用すれば、接着剤やソルベントの使用に伴い発生する可能性のある固定部材794の物理的特性変化が生じ難くなる。それにより、圧力調整装置78が調整する基準圧力が変化することを防止することができ、有利となる。固定部材794の端部と開閉部材790の端部との間の間隔(すなわち、開閉部材の許容ストローク)は、閉じた状態(開閉部材が密封リングに当たった状態)で短く(例えば、1〜2mm)保持することが好ましい。これにより、開閉部材790の応答性が向上し、微小な空気圧も調整することが可能となる。固定部材794の内部には、圧縮コイルスプリング796を受容しているが、前記開閉部材790の運動の際に、コイルスプリング796が撓んだり引っかかったりするなど非正常的な作動を防止するために、開閉部材790の内壁面の仮想延長面と固定部材794の内壁面の仮想延長面とがほぼ合致するようにする。
図3の(a)を参照して、固定部材794の底と圧縮コイルスプリング796の接触面との間には、図示のように、圧力調整板101を備えても良い。圧力調整板101は、中央に孔102が穿たれた薄い円板である。この圧力調整板101によって圧縮コイルスプリング796の弾性力が調整される。所望の基準圧力によって複数個を重ねて使用しても良い。
蓋体部材798は、ボーアの外側を覆うためのものであり、蓋体部材798は、蓋体板7981と側壁7983とを備えている。蓋体板7981の中央部には、孔104が設けられており、側壁はボーア780の壁面にぴったりと嵌め込まれて接している。 蓋体板は、 その縁端部が半径方向に少し延びており、再び蓋体部材の開放端部方向に折れ曲がり、少し延びている。このような蓋体板の縁端部7985は、前記本体62の側壁64に設けられた環状溝786に嵌め込まれ、蓋体部材798が本体62に固定される。
図1及び図2を参照して、蓋体80は、本体62の第1のキャビティー68の開放部を覆っている。蓋体80は、中央に設けられた固体物質受容部84と、縁部の結合部86と、これらの間を連結する平面連結部82とを備える。受容部84は、平面連結部82からドーム状にほぼ丸く突き出すように壁を形成して設けられる。受容部84の内側には受容空間が設けられている。ドーム状壁の中央には、突起85が設けられている。蓋体80のうち、少なくとも受容部を形成するドーム状壁は、好ましくは、人が指で力を加えると、形が変形するほどの柔軟性を有するように作製される。平面部からなる連結壁の平面連結部82には、受容部84内部の空き空間を覆う薄い隔壁または隔膜83が付着される。隔壁83は、一定の圧力によって破れることもある。この隔壁83によって、受容部84の内部空間81は、液体物質72が受容された第1のキャビティー68と隔離された別の空間が設けられる。この空間81には、円盤状または円筒状の固体物質810が受容される。
この固体物質810は、前記第1のキャビティー68の液体72と反応して気体を発生できる材料を主成分としてなる。本発明の一実施例においては、炭酸ナトリウム(Na2CO3)を主成分とし、少量のゼラチン及び付加的に酸と殆ど反応しない合成樹脂を含む組成物を圧縮成型して、ペレットを作製し、前記ペレットを酸と殆ど反応しない樹脂でコーティングし、前記ペレットの中央に貫通孔が形成されたペレット製剤を使用する。
図2で拡大して示された結合部86は、周囲壁からなるが、この壁は、平面連結部82から垂直に折り曲げられ、ほぼ受容部84の高さほどだけ延びて形成された内側側壁860と、内側側壁860から垂直に折り曲げられ、外側方向に一部延びて形成された延長壁861と、延長壁861から垂直に折り曲げられ、平面連結部82の位置まで延びて形成された外側側壁862とを備えている。外側側壁862の端部には、内壁が内側に後退して形成された内壁後退部863が設けられている。内側側壁860と外側側壁862との間の空間に前記本体62の側壁64が嵌め込まれて本体62の蓋体挿入部641bの壁面と蓋体80の外側側壁862とが接着剤で接着される。通常、接着剤は、本体62のの蓋体挿入部641bの壁面に塗布し、蓋体80を押し付けて接着する。この過程で一部の接着剤は、蓋体80の外側側壁862によって押し込まれることもある。この押し込まれた接着剤は、蓋体80の内壁後退部863または第2の段部626の溝643が設けられる微小な空間864に集められる。この空間864に押し込まれた接着剤も硬化するため、残っている接着剤が外部にはみ出すことなく、接着部分がきれいになるだけでなく、シール効果も高くなる。蓋体挿入部641bの端部の外壁後退部642bと蓋体80の外側側壁862及び延長壁861との間には、「L」字状の断面形状を有する密封リング865が嵌め込まれる。本体62と蓋体80とが結合された状態で、シート70の上端部が本体62の側壁64と蓋体80の内側側壁860との間に設けられる区間に露出される。この部分は、固体物質810と液体物質72との反応により発生した気体とシート70とが十分に接せられる空間を提供する。
ここで、前記液体供給装置の動作を詳しく説明する。図1を参照して、ピストン40がシリンダー20のヘッド部22と接した状態(この状態は図示されていない)で薬物の適当量を供給バルブ部材92を通してシリンダー20内に注入すると、ピストン40が後ろに押し出されながらシリンダー20に薬物が充填される。この状態で蓋体80の受容部84を押すと、図7に示すように、隔壁83が破れながら固体物質810が第1のキャビティー68の液体72内に落とされることになる。図2及び図7を参照して、炭酸ナトリウムを主成分とする固体物質810とL-酒石酸である液体物質72とが互いに接触すると、化学反応を起して二酸化炭素気体が発生することになり、この気体は、シート70の気体透過性メンブレン701を通して移動し、フィルム703の孔705と間仕切り壁66の貫通孔660を経てワンウェイバルブ760に流れ込む。ワンウェイバルブ760の縮められた端部が気体の圧力によって開放されながら、シリンダー20内に気体が流れ込む。シリンダー20内に流れ込んだ気体の圧力によってピストンが押し出されながら、薬物が供給される。
ここで、図3の(a)及び(b)を参照して、圧力調整装置の作用を説明する。図3の(a)は、開閉部材790が閉じている状態である。この状態で、連結通路782を通してシリンダー内の気体圧力が開閉部材790に伝達されるが、気体の圧力が基準圧力の以下であると、圧縮コイルスプリング796の弾性力を乗り越えず、開閉部材790は、密封リング79と接して閉じ続けることになる。もし、連結通路782を通して伝達される気体の圧力が基準圧力よりも大きいと、その気体は、圧縮コイルスプリング796の弾性力を乗り越えて、開閉部材790を押圧し、開閉部材790が密封リング79と離れながら開放されることになる。この状態は、図3の(b)に示されている。開閉部材790が開放されると、気体が図6に示す通路785を通して固定部材794の内部に流れ込むことになる。結局、気体は、固定部材794の孔799と蓋体部材798の孔104とを通して外部に排出され、シリンダー内の気体圧力が低下することになる。シリンダー内の気体の圧力が基準圧力に復元されると、開閉部材が閉じられ、シリンダー内の気体の圧力を保持する。このようにして、シリンダー内で一定の圧力を保持しながらピストンを一定の速度で移動させることになる。
図8及び図9は、本発明の他の実施例による圧力調整装置を示す図である。図8を参照して、この圧力調整装置は、構造の異なる開閉部材790aを使用し、円筒状突出管(図3の202)がないことを除く他の構成は、図3に示す構成と同様である。この実施例による開閉部材790aは、円筒状の外壁7901aと、底壁7903aと、底壁の中央から外部に延びている円筒状突起壁7905aと、その円筒状突起壁7905aの端部から内側に延びるように形成された円錘状傾斜壁7907aとを備えている。突起壁7905aの外面には長手方向に形成された三つの突出部7909aが設けられている(本発明は、突出部を三つに制限するものではない)。突出部7909aは、その断面が半円状であり、その端部が連結通路782aの内壁と接する。突出部7909aによって開閉部材790aの移動がガイドされる。その他の構成は、図3の実施例と同様であり、その詳細は省略する。
図10及び図11は、本発明の他の実施例による気体供給ユニットの図面である。以下、図10及び図11を参照して、気体供給ユニット60bは、本体62bと、本体62bの一端部を覆っている蓋体80bとを備えている。本体62bは、円筒状側壁64bと内部に位置する間仕切り壁66bとを備える。本体62bは、側壁64bと間仕切り壁66bとにより、蓋体80b側を向く第1のキャビティー68bと、シリンダー20b側を向く第2のキャビティー74bとに仕切られる。第1のキャビティー68b及び第2のキャビティー74bは、間仕切り壁66bの中央部に設けられた貫通孔660bに連通される。第1のキャビティー68bには、その周りと底部とにわたって柔軟な多層の気体透過シート70bが設けられている。このシートの構成は、図2に示す実施例の構成と同様である。シート70bの下部の孔660bに隣接して間仕切り壁66bには凹部が設けられている。この凹部には、一つの気体透過性-液体不透過性のメンブレン71bが位置している。このメンブレン71bは、シート70bの破損によって生じる可能性のある液体72bの漏洩をさらに防止する。
図10を参照して、第2のキャビティーの一方には、間仕切り壁66bが立ち上がっており、この立ち上がり部分67bにボーア670bが設けられ、ここに圧力調整装置78bが取り付けられる。このボーア670bは、第2のキャビティー74bと連通している。図10に示す圧力調整装置78bの構成は、図2に示す実施例の構成と同様であり、その詳細は省略する。
圧力調整装置78bが設けられた位置の対向側には、外部の空気が第2のキャビティー74b側に流れ込むことはできるが、逆に、気体が流れ出すことはできない構造が設けられている。図10を参照して、間仕切り壁66bには突出したボス65bが備えられる。このボス65bには、ワンウェイバルブ(一方向バルブ)651bが装着される孔が設けられている。間仕切り壁66bには、この孔から外部に通じる通路653bが形成されている。ワンウェイバルブ651bは、外部から第2のキャビティー74b側に空気が移動することは許容しているが、その反対方向へ気体が移動することは抑制している。注射液を充填していない状態では、ピストン(図10では図示されていない)の後方のシリンダー20b内の空気が気温の変化によって収縮する場合、その圧力が低くなる。このとき、外部の空気が通路653bとワンウェイバルブ651bとを経て第2のキャビティー内に流れ込む。従って、シリンダー内の気体の収縮によってピストンが意図せずに後ろに押し出される危険を無くす。
さらに、図10及び図11を参照して、蓋体80bは、本体62bの第1のキャビティー68bの開放部を覆っている。蓋体80bは、中央に設けられた固体物質受容部84bと、縁部の結合部86bと、これらの間を連結する平面連結部82bとを備える。受容部84bは、平面連結部82bから略ドーム状にほぼ丸く突き出して形成される。受容部84bの内側に受容空間が設けられており、中心には突起85bが設けられている。平面連結部82bでは、円周方向に延びている環状の支持壁87bを備えている。支持壁87bの内側には、円周方向に延びている環状のグルーブ (groove) 870bが設けられている。グルーブ870bに隔壁83bが嵌合される。隔壁83bと平面連結部82bとの間には密封リング831bが介在している。
隔壁83bにより、受容部84bの内部空間81bは、液体物質が受容された第1のキャビティー68bと隔離される。この隔離空間81bには円盤状または円筒状固体物質810bが受容される。一方、固体物質810bは、弾性部材851bによって隔壁83b側に押し付けられる。弾性部材851bの一方は、突起85bに固定されている。図10に示す気体発生ユニット60bの構成の中で記述していない構成は、図2に示す実施例における気体発生ユニットと同様であり、その詳細は省略する。
図11を参照して、気体発生ユニット60bの蓋体のうち、受容部84bを押すと、その力によって隔壁83bが蓋体80bから抜け出される。このとき、固体物質が液体物質側に移動し、化学反応が起き始める。弾性部材851bは、固体物質が受容空間から完全に排出されるように助けている。
弾性部材の構成は、図2に示すような隔膜を使用する場合にも適用することができる。弾性部材が、固体物質が破れた隔膜を経て効果的に移動するようにする。
以上において説明した本発明は、上述した実施例及び添付された図面に限定されるものではない。本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形及び変更が可能であると理解されるべきである。
本発明の一実施例による液体供給装置の斜視図である。 図1の液体供給装置の断面図であり、圧力調整用の各挿入部材を除いて示す図である。 (a)及び(b)は、図1の液体供給装置における圧力調整用の各挿入部材が気体供給装置内に挿入され形成された圧力調整装置の断面図であり、(a)は、開閉部材が閉じた状態を示す図であり、(b)は、開閉部材が開いた状態を示す図である。 図3の圧力調整装置の密封リングを切断して示す斜視図である。 図3の圧力調整装置の開閉部材を切断して示す斜視図である。 図3の(a)のA-A'線に沿って切断した圧力調整装置の断面図である。 図1の液体供給装置に備えられた気体供給ユニットの作動状態を示す断面図である。 本発明の他の実施例による圧力調整装置の断面図である。 図8の圧力調整装置の開閉部材を切断して示す斜視図である。 本発明の他の実施例による気体供給ユニットの断面図である。 図10の気体供給ユニットの作動状態を示す図である。

Claims (17)

  1. 開口を有するヘッド部と、開放された後方部とを備える長いシリンダーと、
    シリンダー内に挿入され、気密を保ち、シリンダー内部空間をヘッド部側の液体受容区画と、後方部側の気体区画とに区切るピストンと、
    前記シリンダーの後方部に連結され、前記気体区画に気体を供給するように構成され、前記気体が前記気体区画に供給されるとき前記ピストンを前記ヘッド部側に移動させるための気体供給装置とを含め、
    前記気体供給装置は、外壁と、この外壁に連結された間仕切り壁とを備え、前記気体供給装置の間仕切り壁には、前記シリンダー内の気体区画と外部との間を通じるボーアが設けられ、前記気体供給装置は、そのボーアに設けられた圧力調整装置をさらに備え
    前記ボーアは、円筒状であり、底の中央に設けられた連結通路を通じて前記気体区画と連通しており、
    前記圧力調整装置は、前記連結通路を取り囲み、前記底に固定され、端部が前記底から突き出される密封リングと、
    前記密封リングの端部と必要に応じて接触したり離れたりする接触面を有する接触壁と、前記接触壁の中央から軸方向に延びている内壁と、前記内壁の端部から前記連結通路の反対側に突き出している円錘状傾斜壁とを有し、前記ボーアの軸方向に移動する開閉部材と、
    前記開閉部材を前記密封リング側に押し付ける弾性部材とを備えることを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記シリンダーのヘッド部は、シリンダーの内側に延びている円錐台状の突出部を備え、前記突出部には開口が設けられており、前記ピストンには、前記突出部を受容できる円錐台状の溝が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記気体供給装置は、前記外壁と前記間仕切り壁とによって気体供給室が設けられ、前記間仕切り壁によって前記シリンダーの気体区画と前記気体供給室とが仕切られ、前記間仕切り壁には、前記気体供給室と前記気体区画とが通じる貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  4. 前記外壁と前記シリンダーの後方端部とは嵌合され、嵌合されて接する面に環状溝が設けられることにより、
    接着剤で前記外壁と前記シリンダーの後方部とを接着する際の余分の接着剤を前記環状溝に受容することを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  5. 前記外壁は、前記シリンダー内部にぴったり嵌め込まれ、接着剤で前記シリンダーの内壁と接着される挿入部と、前記シリンダーの外部に露出される露出部と、前記挿入部の外壁から外側に向いて前記露出部の外壁と連結される段部とを備え、前記挿入部と前記段部との間の角部に環状溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  6. 前記ボーアでは、前記連結通路を取り囲む突出管が前記底から軸方向に突き出され、前記開閉部材の内壁は、前記突出管を取り囲むことを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  7. 前記突出管と前記内壁との間または前記連結通路と前記内壁との間には、互いの直線運動をガイドするガイド構造物を備えていることを特徴とする請求項6に記載の液体供給装置。
  8. 前記開閉部材は、軸方向に延びている外壁を備え、前記外壁と前記ボーアとの間には、互いの直線運動をガイドするガイド構造物を備えることを特徴とする請求項に記載の液体供給装置。
  9. 前記開閉部材のストロークは、2mm以下に制限されることを特徴とする請求項に記載の液体供給装置。
  10. 前記密封リングは、前記底に設けられた溝に嵌合され、前記溝から突き出した部分は、その端部が丸くなっていることを特徴とする請求項1,請求項6乃至9の何れか1項に記載の液体供給装置。
  11. 前記気体供給室は、液体物質を受容する第1の室と、前記液体物質と化学反応を起して気体を発生する固体物質を受容する第2の室とを備え、前記第1の室と前記第2の室との間には、破れられる分離構造物が設けられていることを特徴とする請求項に記載の液体供給装置。
  12. 前記第2の室には、前記固体物質を前記分離構造物側に押し付ける力を付勢する弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項11に記載の液体供給装置。
  13. 前記分離構造物は、前記第1の室と前記第2の室との間の通路を取り囲み、環状溝が設けられた第1の隔壁と、前記第1の隔壁の環状溝にその縁端が嵌め込まれる第2の隔壁とを備えることを特徴とする請求項11に記載の液体供給装置。
  14. 前記第1の隔壁と前記第2の隔壁との間に密封リングを備えていることを特徴とする請求項13に記載の液体供給装置。
  15. 前記外壁は、別の部材からなる蓋体を備え、前記蓋体に前記第2の室が設けられることを特徴とする請求項11乃至14の何れか1項に記載の液体供給装置。
  16. 前記蓋体は、前記外壁に嵌め込まれる周囲壁を備え、前記外壁と前記周囲壁とがお互いに嵌合されて接触する面に環状溝が設けられることにより、前記蓋体を接着剤で接着するときの余分の接着剤が集められ、受容できる接着剤受容空間が設けられていることを特徴とする請求項15に記載の液体供給装置。
  17. 前記蓋体の周囲には、周囲壁と、この周囲壁と並んで延びておりこの周囲壁と離隔される内側壁とを備えることにより、気体をフィルタリングするシートの縁端がこの周囲壁と内側壁との間に位置できるようにすることを特徴とする請求項15に記載の液体供給装置。
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