JP4424982B2 - タッチパネル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、抵抗膜方式によるスイッチ素子付きのタッチパネル及びその製造方法に関し、特に、筆記耐久性に優れ、長寿命化を図るとともに、スイッチ素子の組み込みを簡便化し、パネル自体の厚さを低減できるタッチパネル及びその製造方法に関する。
従来から、液晶ディスプレイ等の表示装置の表示画面上には、タッチパネルが設けられている。このタッチパネルが設けられていると、表示画面に表示されているアイコン等をスタイラス等で押下又はタッチすることにより、コンピュータに直接的に入力指令をすることが可能となる。そのため、タッチパネルは、PDA、POS等の端末装置の表示画面には、広く採用されている。
従来から使用されているタッチパネルの形式には、種々あるが、例えば、透明導電膜が形成されたガラス基板と透明樹脂フィルムとをスペーサを介して対向配置した構成のタッチパネルが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このタッチパネルでは、ガラス基板又は透明樹脂フィルムの一方の透明導電膜形成面に係る対向辺に沿って、例えば、X軸に沿う2辺に、第1電極が夫々形成され、他方の透明導電膜形成面に係る対向辺に沿って、例えば、Y軸に沿う2辺に、第2電極が夫々形成されている。指、スタイラスペン等によるタッチ位置検出は、第1電極間に所定の電圧を印加して、第2電極の一方から電圧を検出することによりタッチ位置のY座標を、同様に、第2電極間に所定の電圧を印加して、第1電極の一方から電圧を検出することにより、タッチ位置のX座標を決定するようになっている。
即ち、この様な従来技術によるタッチパネルは、ガラス基板側だけでなく、透明樹脂フィルム側の透明導電膜にも電極間に電圧を印加して、座標検出のための電界を生成する必要がある。しかし、スタイラスペン等による押下、筆記等を繰り返すと、透明樹脂フィルム側の透明導電膜にクラックが発生する場合がある。その場合には、透明樹脂フィルム側の透明導電膜に生成される電界に歪みが生じ、接触位置の検出精度が悪化することを回避することが困難となる。
そこで、ガラス基板上の透明導電膜の隣接する辺に沿って、複数の電極を形成し、スイッチ素子を介して該電極に電圧を印加して、面状の抵抗部材に所定の電圧傾度を持たせ、スタイラスペン等が接触した位置の電位によって、その接触位置を検出する形式のタッチパネルが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
この提案された抵抗膜方式によるタッチパネルでは、矩形状の透明抵抗膜が形成されたガラス基板の面上に、透明抵抗膜の各辺に複数のスイッチ素子、例えば、FET、ダイオード等が等間隔で並置されている。スタイラスペン等が透明抵抗膜に接触したとき、相対向する辺に並置されたスイッチ素子をオン駆動して、透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配が形成される。そこで、X軸とY軸との各々に係るスタイラスペン等の電位を検出することによって、その接触位置の座標が特定される。
この従来から知られている抵抗膜方式のタッチパネルについて、スイッチ素子がダイオードである場合を例にして、その構成を、図9に示した。図9では、説明を簡単化するために、平面図を用いて、タッチパネルPの模式的な概略構成が示されており、実際のタッチパネルに係る形状、大きさを表していない。
ガラス基板1の表面に、矩形状の透明抵抗膜2が被着形成されている。透明抵抗膜2の周縁部の辺毎に、所定間隔で複数の電極が、配置されている。図中では、電極は、白抜きの四角形で表示されており、複数の電極を纏めて電極群とし、透明抵抗膜2の各辺に、電極群E1乃至E4が設けられている。透明抵抗膜2の周辺に、各電極群に含まれる電極の各々に接続される電極数分のダイオードが設置される。図9に示される例では、電極群E1及びE3の電極に、4個ずつのダイオードDx11乃至Dx14、Dx21乃至Dx24が接続され、電極群E2及びE4の電極に、6個ずつのダイオードDy11乃至Dy16、Dy21乃至Dy26が接続されている。これらの個数は、電位勾配の形成状況に応じて適当に決められる。
ここで、ダイオードDx11乃至Dx14の各カソードと、ダイオードDy21乃至Dy26の各アノードとが共通接続され、電圧供給端子Vaに接続されている。また、ダイオードDy11乃至Dy16の各カソードと、ダイオードDx21乃至Dx24の各アノードとが共通接続され、電圧供給端子Vbに接続されている。
図9には図示されていない透明導電膜を有する透明樹脂フィルムを介して、スタイラスペンによって、透明抵抗膜2の一点が押圧されたとき、X軸方向の該押圧点の位置を求めるため、電圧供給端子Vaに電圧Vaが印加され、電圧供給端子Vbを接地する。そこで、透明抵抗膜2のX軸方向に電位勾配が形成されるので、該押圧点に係るX軸方向における電位を検出することができ、X軸座標が求まる。次いで、Y軸方向の該押圧点の位置を求めるため、電圧供給端子Vaを接地し、電圧供給端子Vbに電圧Vbが印加される。そこで、透明抵抗膜2のY軸方向に電位勾配が形成されるので、該押圧点に係るY軸方向における電位を検出することができ、Y軸座標が求まる。
従来の抵抗膜方式のタッチパネルPの表示画面上における座標の求め方の原理は、以上の様であり、スタイラスペン等による押下、筆記等が繰り返されたとき、透明樹脂フィルム側の透明導電膜にクラックが発生しても、ガラス基板側から座標検出電位を検出するのには、殆ど影響ないので、筆記耐久性が向上し、長寿命化を図っている。
ところで、図9に示された抵抗膜方式のタッチパネルでは、矩形状の透明抵抗膜の周辺にダイオードが設置されるところから、透明抵抗膜の接触検知領域の必要面積を確保しようとすると、透明抵抗膜の面積より広いガラス基板を必要とし、タッチパネル全体のサイズが大きなものとなる問題があった。そこで、ダイオードの設置の仕方を工夫して、この問題を解決しようとする抵抗膜方式のタッチパネルが提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
その提案されている抵抗膜方式のタッチパネルの構成を図10(a)及び(b)に示した。図10(a)は、抵抗膜方式のタッチパネルにおけるダイオード取り付け部分の拡大平面図を示し、図10(b)には、図10(a)に示されたダイオード取り付け部分におけるX−X断面図が示されており、同一部分には、同じ符号が付けられている。
図10に示された抵抗膜方式のタッチパネルでは、矩形状のガラス基板1の全面に、透明抵抗膜2が被着されており、その透明抵抗膜2の周縁部に、所定幅の絶縁体層3が形成されている。つまり、絶縁体層3が、額縁状に形成されることになり、その内部に、透明抵抗膜2の接触検知領域が拡がっている。
この絶縁体層3に、所定間隔を置いて複数の開口部が形成されており、この複数の開口部の各々を介して透明抵抗膜2に接続され、そこから延在する複数の電極層5が設けられる。さらに、絶縁体層3上には、複数の電極層5と離間し、これらと平行に延びる電極層6が設けられる。そして、電極層5と電極層6との間に、ダイオードDが配置され、ダイオードDの端子が、各電極層に半田付けされ、その半田付け部分が、絶縁体7で被覆される。
図10の例では、ダイオードDに、2個のダイオードが内蔵され、この2個のダイオードは、図9に示された各辺に並置された複数のダイオードにおける相隣り合う2個のダイオードに対応しており、電極層5が、電極群E1乃至E4の各電極に相当している。これで、図9に示された抵抗膜方式のタッチパネルにおける回路構成を実現している。絶縁体層3上に配置されたスペーサ4を介して、透明樹脂フィルム8が貼り合わされ、透明抵抗膜2の接触検知領域は、この透明樹脂フィルム8によって覆われる。
以上のように、先に提案された抵抗膜方式のタッチパネルでは、透明抵抗膜の周縁部に設けた絶縁体層上に、平行する2個の電極層を設け、この電極層間に、ダイオードが搭載されるので、接触検知領域の周辺に形成される額縁状部分の幅を狭くすることが可能となり、接触検知領域の有効面積を拡大でき、或いは、タッチパネル全体の平面サイズを小さくすることができる。
特開昭59−85584号公報 特開平5−265633号公報 特開平6−187083号公報
以上に説明してきたように、従来技術による抵抗膜方式のダイオード搭載タッチパネルでは、ガラス基板の周辺部に、単一部品として構成された複数のダイオードを配置する必要がある。そのため、タッチパネル全体の有効面積が減少するだけでなく、タッチパネルの額縁状の周縁部分において、タッチパネルの厚さが増加することとなる。この厚さの増加は、タッチパネルを表示装置に組み込む場合に、支障を来たしている。
そして、従来技術による抵抗膜方式のダイオード搭載タッチパネルでは、単一部品として構成されたダイオードが使用されているため、ダイオード取り付け後において、嵩張るだけでなく、透明抵抗膜に設けられた各電極への接続にあたって、半田付け等の取り付け作業が煩雑となり、タッチパネルの製造工程が複雑化し、製造コストの低減が困難であった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ペースト材料のスクリーン印刷又はスタンピング印刷により、ダイオードを、面上に、直接形成するという簡便な方法を採用し、ダイオ―ドの配置面積を低減でき、さらに、タッチパネルの厚さを低減することの可能な抵抗膜方式のダイオード付きタッチパネル及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、電位検出電極膜と対向して透明基板上に設けられた透明抵抗膜に係る周囲各辺に形成された所定幅の絶縁体膜上に、該透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配を生成する所定電圧を印加するために、複数のスイッチ素子が所定間隔で並置されたタッチパネルにおいて、前記所定間隔で並置された複数の第1電極層と、連続して延在する第2電極層とが、前記絶縁体膜上の各辺において配置され、前記スイッチ素子の各々は、前記第1電極層上に形成された半導体層及び金属層を含む積層体であり、前記金属層が、前記第2電極層上に延びて接続され、前記第1電極層が、前記絶縁体膜に設けられた開口部を介して前記透明抵抗膜に接触導通し、前記スイッチ素子の各々が導通したときに、前記所定電圧が前記透明抵抗膜の前記X軸方向又は前記Y軸方向に印加されることとした。
また、本発明では、電位検出電極膜と対向して透明基板上に設けられた透明抵抗膜に係る周囲各辺に形成された所定幅の絶縁体膜上に、該透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配を生成する所定電圧を印加するために、複数のスイッチ素子が所定間隔で並置されたタッチパネルにおいて、前記所定間隔で並置された複数の第1電極層と、連続して延在する第2電極層とが、前記絶縁体膜上の各辺において配置され、前記スイッチ素子の各々は、前記第1電極層上に形成された半導体層及び金属層を含む積層体であり、前記金属層が、前記第2電極層上に延びて接続され、前記第2電極層が、前記絶縁体膜に設けられた開口部を介して前記透明抵抗膜に接触導通し、前記スイッチ素子の各々が導通したときに、前記所定電圧が前記透明抵抗膜の前記X軸方向又は前記Y軸方向に印加されることとした。
また、本発明では、電位検出電極膜と対向して透明基板上に設けられた透明抵抗膜に係る周囲各辺に形成された所定幅の絶縁体膜上に、該透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配を生成する所定電圧を印加するために、複数のスイッチ素子が所定間隔で並置されたタッチパネルにおいて、前記所定間隔で並置された複数の第1電極層と、連続して延在する第2電極層とが、前記絶縁体膜上の各辺において配置され、前記スイッチ素子の各々は、前記第1電極層上に形成された半導体層及び金属層を含む積層体であり、前記第2電極層が、前記絶縁体膜上から前記積層体上に延びて配置され、前記第1電極層が、前記絶縁体膜に設けられた開口部を介して前記透明抵抗膜に接触導通し、前記スイッチ素子の各々が導通したときに、前記所定電圧が前記透明抵抗膜の前記X軸方向又は前記Y軸方向に印加されることとした。
また、本発明では、電位検出電極膜と対向して透明基板上に設けられた透明抵抗膜に係る周囲各辺に形成された所定幅の絶縁体膜上に、該透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配を生成する所定電圧を印加するために、複数のスイッチ素子が所定間隔で並置されたタッチパネルにおいて、前記所定間隔で並置された複数の第1電極層と、連続して延在する第2電極層とが、前記絶縁体膜上の各辺において配置され、前記スイッチ素子の各々は、前記第1電極層上に形成された半導体層及び金属層を含む積層体であり、前記第2電極層が、前記絶縁体膜上から前記積層体上に延びて配置され、前記第2電極層が、前記絶縁体膜に設けられた開口部を介して前記透明抵抗膜に接触導通し、前記スイッチ素子の各々が導通したときに、前記所定電圧が前記透明抵抗膜の前記X軸方向又は前記Y軸方向に印加されることとした。
そして、前記積層体は、N型又はP型半導体層と前記金属層とによるショットキー接合ダイオードを有し、さらに、前記N型又はP型半導体層は、スクリーン印刷又はスタンピング印刷で形成されることとした。
また、前記タッチパネルにおいて、前記透明抵抗膜は、矩形の接触検知領域を含めて前記透明基板上に形成され、前記絶縁体膜は、前記接触検知領域を囲むように前記透明抵抗膜の第1辺乃至第4辺に配置され、前記複数のスイッチ素子は、第1乃至第4スイッチ素子群を形成し、該第1乃至第4スイッチ素子群が、前記絶縁体膜上に前記第1辺乃至第4辺に夫々に沿って配置され、前記第1乃至第4スイッチ素子群の各々に含まれる複数のスイッチ素子の各々は、前記透明抵抗膜に導通する所定間隔で配置された前記第1電極層と、前記所定電圧が印加される給電端子を有する前記第2電極層とに接続され、前記検出電極膜が形成された透明フィルムが、前記第1辺乃至第4辺に夫々に沿って配置されたスペーサを介して前記接触検知領域に対向するように貼着して載置され、前記検出電極膜が押圧されたとき、相対向する前記第1スイッチ素子群及び前記3スイッチ素子群、又は、相対向する前記第2スイッチ素子群及び第4スイッチ素子群が交互に選択され、選択された当該スイッチ素子群は、接続されている各第2電極層の前記給電端子間に前記所定電圧が印加されたとき、オン動作となるようにした。
そして、前記第1スイッチ素子群乃至前記第4スイッチ素子群に含まれる各スイッチ素子は、N型又はP型半導体層と金属層とによるショットキー接合ダイオードであり、前記第1スイッチ素子群及び前記第4スイッチ素子群に含まれる各々のダイオードのカソードが、前記第1電極層に、該ダイオードのアノードが、前記第2電極層に接続され、前記第2スイッチ素子群及び前記第3スイッチ素子群に含まれる各々のダイオードのカソードが、前記第2電極層に、該ダイオードのアノードが、前記第1電極層に接続されることとした。
前記第1スイッチ素子群乃至前記第4スイッチ素子群のダイオードの各々が接続される前記第2電極層は、前記絶縁体膜上において、前記第1電極層より内側に形成され、前記第1スイッチ素子群と前記第2スイッチ素子群とに係る各第2電極層、及び、前記第3スイッチ素子群と前記第4スイッチ素子群とに係る各第2電極層は、夫々連続して形成されて給電端子に接続されていることとした。
さらに、前記第1スイッチ素子群乃至前記第4スイッチ素子群の夫々における複数の第1電極層のうちの少なくとも一個が特定され、前記特定された前記第1電極層が、電極電圧検出端子を有する配線層に接続されることとし、前記電極電圧検出端子は、前記透明基板の一端部に設けられた前記給電端子と並んで配置され、前記配線層は、前記絶縁体膜上の前記第1電極層の外側に形成され、前記各第1電極層と、該第1電極層に対応した前記検出端子とを接続することとした。
また、本発明のタッチパネル製造方法では、透明基板の一面に形成された透明抵抗膜上の周縁部に、所定間隔を置いて該透明抵抗膜を臨む複数の開口部を有する所定幅の絶縁体膜を形成する工程と、前記開口部に第1電極層を形成し、該開口部において前記透明抵抗膜と第1電極層とを接触導通させる工程と、前記開口部と離間し、前記周縁部に沿って延在する第2電極層を形成する工程と、前記第1電極層又は前記第2電極層上に、前記所定間隔を置いて複数のスイッチ素子を形成する工程と、前記第2電極層に給電端子を接続する工程と、検出電極膜が形成された透明フィルムが絶縁スペーサを介在させて貼り合わされる工程と、を含み、前記スイッチ素子は、金属層と半導体層を有し、前記金属層が前記第1電極層又は第2電極層上に金属ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成された後、前記半導体層が、該金属層に積層され、且つ、前記第2電極層又は前記第1電極層の双方に重なるように半導体ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成されることとした
そして、前記絶縁体膜は、絶縁材ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成され、前記第1電極層及び前記第2電極層は、導電ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成されることとした。
前記金属ペーストは、タングステンを含み、前記半導体ペーストは、N型又はP型シリコンを含むこととし、積層された前記半導体層と前記金属層が、加熱圧着され、前記半導体層と前記金属層との接触部にショットキー接合ダイオードが形成されるようにした。
前記絶縁体膜は、矩形の接触検知領域を囲むように前記透明抵抗膜の第1辺乃至第4辺に形成され、前記複数のスイッチ素子は、第1乃至第4スイッチ素子群を形成し、該第1乃至第4スイッチ素子群が、前記絶縁体膜上に前記第1辺乃至第4辺に夫々に沿って形成され、前記第1乃至第4スイッチ素子群の各々に含まれる複数のスイッチ素子の各々は、前記透明抵抗膜に導通する所定間隔で配置された第1電極層と、前記所定電圧が印加される給電端子を有する第2電極層とに接続されることとした。
また、本発明のタッチパネル製造方法では、透明基板の一面に形成された透明抵抗膜上の周縁部に、所定間隔を置いて該透明抵抗膜を臨む複数の開口部を有する所定幅の絶縁体膜を形成する工程と、前記絶縁体膜上に第1電極層を形成する工程と、前記第1電極層上にスイッチ素子を形成する工程と、前記スイッチ素子の上面から前記開口部に延在する第2電極層を形成し、該開口部において前記透明抵抗膜と第2電極層とを接触導通させる工程と、前記第2電極層に給電端子を接続する工程と、検出電極膜が形成された透明フィルムが絶縁スペーサを介在させて貼り合わされる工程とを含み、前記スイッチ素子は、金属層と半導体層を有し、前記金属層が前記第1電極層又は第2電極層上に金属ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成された後、前記半導体層が、少なくとも該金属層に積層されて重なるように、半導体ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成され、前記半導体層と前記金属層が、加熱圧着され、前記半導体層と前記金属層との接触部にダイオード接合が形成されることとした
そして、前記絶縁体膜は、絶縁材ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成され、前記第1電極層及び前記第2電極層は、導電ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成されることとした。
前記金属ペーストは、タングステンを含み、前記半導体ペーストは、N型又はP型シリコンを含み、前記半導体層と前記金属層との接触部にショットキー接合ダイオードが形成されることとした。
前記絶縁体膜は、矩形の接触検知領域を囲むように前記透明抵抗膜の第1辺乃至第4辺に形成され、前記複数のスイッチ素子は、第1乃至第4スイッチ素子群を形成し、該第1乃至第4スイッチ素子群が、前記絶縁体膜上に前記第1辺乃至第4辺の夫々に沿って形成され、前記第1スイッチ素子群及び前記第2スイッチ素子群の各スイッチ素子は、前記絶縁体膜に形成された前記開口部に形成された前記第1電極層上に形成され、該スイッチ素子上面に延びた前記第2電極層に接続され、前記第3スイッチ素子群及び前記第4スイッチ素子群の各スイッチ素子は、前記絶縁体膜の周縁部に沿って形成された前記第2電極層上に形成され、該スイッチ素子上面に延び、前記絶縁体膜に形成された前記開口部に形成された前記第1電極層に接続されることとした。
以上の様な本発明の構成によれば、複数のダイオードを、タッチパネルを構成するガラス基板における額縁状の絶縁体膜の周縁部分に、スクリーン印刷又はスタンピング印刷によって直接的に形成するようにしたので、ダイオード部分に係る面積を小さく、高さを低くすることができ、タッチパネルとしての有効面積を大きくとれるようになり、額縁状の周縁部分が狭いダイオード付きタッチパネルを実現することができる。
また、本発明によれば、複数のダイオードが、タッチパネルを構成するガラス基板における額縁状の周縁部分に、半導体ペーストと金属ペーストとによるスクリーン印刷によって直接的に形成されるという簡便な方法を採用するようにしたので、半導体層生成のための特別な装置を必要とせず、さらに、ダイオードの取り付けにあたっての半田付け作業が必要なくなり、タッチパネルの量産性を向上することができ、製造コストを低減できる。
次に、本発明のタッチパネルに係る実施形態が、図を参照して、以下に、説明される。図1には、本実施形態による抵抗膜方式のタッチパネルP1の平面図が示されている。同図では、タッチパネルP1の上面にスペーサを介して設けられる透明樹脂フィルムは、図示を省略している。
タッチパネルP1では、ITO等による透明抵抗膜2が矩形状のガラス基板1の全面に形成されており、その透明抵抗膜2上の周縁部分に、所定幅の絶縁体膜3が形成される。つまり、この絶縁体膜3の4辺によって額縁状になっている。この絶縁体膜3は、図1において、網掛け部分で示されている。透明抵抗膜2については、額縁状の絶縁体膜3で囲まれる内側部分の透明抵抗膜2が露出しており、この内側部分が接触検知領域となっている。
各辺の絶縁体膜3には、開口部を介して透明導電膜2に接続された複数の第1電極層5と、各辺に平行に連続する第2電極層6とが夫々配設されている。これらの第1電極層5と第2電極層6とに跨って、スイッチ素子であるダイオードが形成されている。図1に示したタッチパネルP1の例では、X軸方向で対向する絶縁体膜3の2辺の一方に、5個のダイオードDX1mからなるダイオード群DX1が、そして、その他方の辺には、5個のダイオードDX2mからなるダイオード群DX2が夫々形成されている。また、Y軸方向で対向する絶縁体膜3の2辺の一方に、8個のダイオードDY1nからなるダイオード群DY1が、そして、その他方の辺には、8個のダイオードDY2nからなるダイオード群DY2が夫々形成されている。
図1の例では、m=1、…、5、n=1、…、8の場合であるが、この数は、適宜選択され、これに限定されない。各辺に設けられる第1電極層5の数は、このmとnの数に対応している。各辺の絶縁体膜3上に配置された第2電極層6については、隣り合う2辺に係る第2電極層6が接続され、その端部が、電圧供給端子Va、VbとしてタッチパネルP1の縁部に導出される。電圧供給端子Va、Vbは、例えば、図1に示されるように、タッチパネルP1における一つの角部に設けられる。
次に、図1に示されたタッチパネルP1に組み込まれた複数のダイオード構造について説明する。図2に、複数ダイオードのうちの一つにおけるダイオードの具体例を、縦断面図で示した。図2(a)は、図1のタッチパネルP1におけるA−A断面を示し、図2(b)は、同じくB−B断面を示している。
図2(a)に示されるように、ガラス基板1の上面に、透明抵抗膜2が形成され、さらに、その上に、絶縁体膜3が形成されている。絶縁体膜3には、透明抵抗膜2が露出する開口部が開けられている。絶縁体膜3の上面に、第1電極層51と第2電極層61と並行して配置され、第1電極層51は、開口部を介して透明抵抗膜2に接触して電気的に導通している。第1電極層51の上面には、ダイオードが形成されており、そのダイオードの一方の層である金属層91が設けられている。そして、ダイオードのもう一方の層として、金属層91の上面に、金属層91とショットキー接合を形成するP型半導体層101が設けられている。金属層91は、例えば、シリコンからなり、P型半導体層101は、例えば、タングステンからなっている。このP型半導体層101は、金属層91の上面から、第2電極層61の上面まで延在しており、第1電極層51と第2電極層61とが、ダイオードとしての電極になっている。
図2(b)に示されたダイオードの構造は、基本的には、図2(a)に示されたダイオードの構造と同様であり、金属層92とP型半導体層102とによって、ショットキー接合が形成されている。ただ、図9に示されているように、対向する辺に設けられる各々のダイオードの極性が同一方向であることを必要とすることから、図2(a)のダイオードの極性と、図2(b)のダイオードの極性も同一方向とするため、図2(b)のダイオードは、第2電極層62の上面に形成され、P型半導体層102が第1電極層52の上面まで延在させている。
図2の(a)及び(b)に示したダイオードの構造の具体例では、図1に示されるように、第2電極層6が額縁状の絶縁体膜3上の内側に設けられ、複数の第1電極層5が、その第2電極層の外側に配置されている。そして、ダイオードを形成する金属層が、第1電極層又は第2電極層の上面まで延在している。そこで、このダイオードの構造とは異なる別の具体例を、図3に示した。
この別の具体例では、ダイオードの一方の層を形成するP型半導体層の延在させることによって、該P型半導体層が第1電極層又は第2電極層に接続する代りに、第1電極層又は第2電極層が、ダイオードの上面まで延在するようにした。図3(a)は、図2(a)の場合と同様に、図1のタッチパネルP1におけるA−A断面を示し、図3(b)は、図2(b)の場合と同様に、B−B断面を示している。
図3(a)では、第1電極層51上で、金属層91とP型半導体層101とでショットキー接合ダイオードが形成されていることは、図2(a)の場合と同様であるが、絶縁体層3上で各辺に並行に配置された第2電極層61の一部が、P型半導体層101の上面に延在している点が、図2(a)の場合と異なっている。図3(b)の場合には、金属層92とP型半導体層102からなる複数のダイオードが、第2電極層62上に所定間隔を置いて形成され、第1電極層52が、各ダイオードのP型半導体層102の上面に延在するようになっている。図3(a)と図3(b)のいずれの場合も、第1電極層と第2電極層との間には、金属層及びP型半導体層が介在することになり、第1電極層と第2電極層は、分離され、直接接触することはない。
なお、これまでに説明したダイオードの構造に関する具体例又は別の具体例では、ダイオードの一方の層を形成する半導体層には、硼素等をドープしたP型シリコンを使用した場合であった。このP型シリコンの代りに、燐等をドープしたN型シリコンを使用してもよく、この場合には、図2又は図3に示された構造による全ダイオードの極性は、各具体例の場合と反対極性になる。
図2及び図3の(a)と(b)では、図1のタッチパネルP1におけるY軸方向に対向した2辺に配置されたダイオード群DY1の各ダイオードDY1nと、ダイオード群DY2の各ダイオードDY2nとのダイオード構造について説明されたが、X軸方向に対向する2辺に配置されたダイオード群DX1の各ダイオードDX1nと、ダイオード群DX2の各ダイオードDX2nも、図2及び図3の(a)と(b)に示されたものと同様のダイオード構造になっている。
Y軸方向の対抗2辺の各ダイオードDY1n、DY2nと、X軸方向の対向2辺の各ダイオードDX1n、各ダイオードDX2nのいずれも同一のダイオード構造を有し、額縁状の絶縁体膜3の対向する2辺において、第1電極層5が、第2電極層6の外側に設けられている。その2辺のうち、片方の辺では、各ダイオードが第1電極層の上に、他方の辺では、各ダイオードが第2電極層の上に形成される。そのため、ダイオード素子の積層体に係る各層が、タッチパネルP1に組み込まれる全ダイオードについて、同一工程で形成することを可能にし、しかも、X軸方向とY軸方向とに必要なダイオード極性方向をも、一斉に揃えて形成することが可能となる。
以上で、本実施形態による抵抗膜方式のタッチパネルに係る構成と、そのタッチパネルに組み込まれるダイオードの構造とについて説明された。次に、組み込まれるダイオードの形成工程を含めて、本実施形態による抵抗膜方式のタッチパネルの製造工程について、図4乃至図7を参照しながら説明する。図4と図5のいずれも、本実施形態による抵抗膜方式のタッチパネルに係る製造工程のフローを示し、図4では、各工程における作業内容が説明されており、図5では、図4に示された各工程に対応して、タッチパネルの製造工程の状況を表す構造図で説明されている。そのため、夫々の図で同じ製造工程に対して、同じ工程符号が付されている。
抵抗膜方式のタッチパネルの製造は、最初には、ガラス基板上に処理するガラス基板側の製造工程と、透明樹脂フィルムに処理する樹脂フィルム側の製造工程とが別々に開始され、夫々の製造工程で処理が行われた後、両者が貼り合わされて完成するという手順で行われる。
ガラス基板側の製造においては、先ず、矩形状に、所定の大きさに切り出されたガラス基板における片面の全面上に、透明抵抗膜として、例えば、ITO膜が、通常の成膜装置を用いて形成される。ガラス基板上にITO膜が形成された後に、矩形状のITO膜上において、中央において接触検知領域が確保されるように、額縁部分に相当する周縁部分に、絶縁材ペーストを所定幅でスクリーン印刷する。このとき、第1電極層がITO膜に導通するように所定間隔を置いた開口部を形成するため、この開口部に相当する部分を除いて絶縁材ペーストが印刷される(工程A1)。
次いで、ITO膜上に、額縁状の絶縁体層が形成されると、この絶縁体層上に、第1電極層5に相当し、各ダイオードの一方の電極となる下部電極と、第2電極層6に相当し、各ダイオードの他方の電極となる配線パターンが、例えば、Agペースト等による導電ペーストが、図1に示されるように、スクリーン印刷される(工程A2)。
下部電極及び配線パターンが、絶縁体膜上に形成された後に、下部電極の配置に対応した部分に、該下部電極と配線パターンとに電気的に接続される複数のスイッチ素子が形成される(工程A3)。これらのスイッチ素子は、例えば、金属層の材料として、タングステンが、そして、半導体層の材料として、N型又はP型シリコンが用いられ、タングステンとシリコンとの2層間がショットキー接合され、ダイオードの積層体が形成される。タッチパネルに組み込まれる複数のダイオードが、個々別々に作成されるのではなく、各々の金属層が、タングステンペーストのスクリーン印刷によって、同時工程で形成され、その後、半導体層が、シリコンペーストのスクリーン印刷によって、同時工程で形成される。このダイオードの形成工程に関する詳細は、後述される。
次いで、各ダイオードが、ガラス基板上に係る額縁部分の絶縁体膜上に組み込まれた後に、両面テープの片側が、タッチパネルのITO膜と樹脂フィルムの透明導電層との間隙を生成するスペーサとなるように、額縁状に、絶縁体層上に貼り付けられる。さらに、必要箇所に、接合用導電性樹脂が塗布される(工程A4)。これで、ガラス基板側の製造工程は、終了する。
一方、ガラス基板に貼り合わされる透明樹脂フィルム側の製造においては、先ず、透明樹脂フィルムとして、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが用意される。このPETフィルムの片面に、透明導電層として、例えば、ITO膜が、通常用いられている成膜装置で、その全面に形成される(工程B1)。
次いで、ガラス基板と同じ形状で形成されたITO膜の対向する2辺に、上部電極が形成される(工程B2)。この上部電極は、スタイラス等による押圧によって、接触検知領域の透明抵抗膜と透明樹脂フィルムのITO膜とが接触し、その押圧位置における電位を検出するための電極であり、タッチパネルの電位検出端子に導出する配線パターンになっている。
なお、PETフィルムによる樹脂フィルム側の製造においては、工程B1で、ワークサイズに切断された樹脂フィルムが用意される場合には、工程B2の終了後に、ガラス基板のサイズに合わせて切り出されてもよく、或いは、工程B1の処理が、連続シートによる樹脂フィルムに対して実施される場合には、工程B2の処理が、連続して、タッチパネル単位毎に実施された後に、ガラス基板のサイズに合わせて切り出されてもよい。
以上のように、ガラス基板側の製造工程と、樹脂フィルム側の製造工程とが夫々終了したので、工程A4においてガラス基板に貼着された両面テープの粘着力によって、ガラス基板とPETフィルムとが貼りあわされ、工程A4で塗布された接合用導電性樹脂に対して熱硬化処理を実施する(工程C1)。
そこで、電圧供給端子、電位検出端子等を含む端子Tを有する配線プリントフィルムを取り付けると(工程C2)、本実施形態による抵抗膜方式のタッチパネルが完成する。
この様にして、所定間隔を置いた複数の第1電極層を、タッチパネルの周縁部の最も外周に近い箇所に配置することができ、複数のダイオードと、第2電極層等の全てが、第1電極層の内側に形成される。これによって、タッチパネルとしての接触検知領域を効率的に広げることができ、その全域において、均一な電位分布が得られる。しかも、筆記耐久性を向上し、さらには、長寿命化を図れる。
また、所定間隔を置いた複数のダイオードが、タッチパネルの周縁部の絶縁体膜上に、各辺に並行して配置された第1電極層と第2電極層とに跨るように形成されるので、ダイオードの組み込みに必要な面積を低減でき、しかも、ダイオード自体を2層の積層体として、ガラス基板と透明樹脂フィルムとで挟み込めるようにしたので、タッチパネルの厚さも低減できる。ダイオードを個別部品として組み込む場合のように、組み込まれたダイオードが、タッチパネル外面から突出することがない。
次に、図4及び図5に示された抵抗膜方式のタッチパネルの製造工程中における工程A1乃至A4に係るガラス基板側の製造について、図6に、ダイオード部分を中心にして、各製造工程を断面図で示した。図6では、図1のA−A線に係る図2(a)に示されたダイオード取り付け部分を代表的に例示している。また、図6で示した各製造工程に対応させて、図7に、図1におけるA−A線に係る各製造工程を平面図で示した。
先ず、図6及び図7の(a)及び(b)は、図4及び図5に示された工程A1の処理に対応している。ガラス基板1の上面の全面に、ITO膜である透明抵抗膜3が形成され、この透明抵抗膜2の周縁部分に、所定幅の絶縁体膜3が形成された状態が示されている。ここで、絶縁体膜3は、透明抵抗膜2の接触検知領域11と、第1電極層51が透明抵抗膜2に導通するための開口部12とを除いて、額縁状に絶縁材ペーストによるスクリーン印刷で形成される。
図6及び図7の(c)は、工程A2の処理に対応している。絶縁体膜3上に、Agペーストのスクリーン印刷によって、第1電極層51と第2電極層61が形成される。このときのスクリーン印刷では、第1電極層51と第2電極層61だけでなく、絶縁体膜3上に形成される他の第1電極層及び第2電極層の全てが同時に印刷される。図示されるように、第1電極層は、各開口部12を超えた絶縁体膜3上の範囲まで拡がってもよい。これで、ダイオード形成における位置精度をそれ程高くしなくても済むようになる。
次に、図6及び図7の(d)乃至(f)は、工程A3に対応しており、ダイオードの形成工程になっている。図6及び図7の(d)は、タングステンペーストのスクリーン印刷により、第1電極層51上に、ダイオードの積層体を形成する一方の金属層91が形成される工程を示している。図6及び図7の(d)では、図2(a)の場合のみを示していえるが、金属層の形成においても、タングステンペーストのスクリーン印刷により、タッチパネルに組み込まれる全ダイオードにおける金属層を同時に形成するので、図6及び図7の(d)には、図示されないが、図2(b)に示されるように、第2電極層62上にも、タングステンペーストのスクリーン印刷により、金属層92が形成される。
次いで、図6及び図7の(e)に示されるように、P型又はN型シリコンペーストのスクリーン印刷により、金属層91の上面から、第2電極層61の上面にまで跨るように、半導体層101が形成される。ここで、ダイオードの積層体の片方である半導体層の形成においても、P型又はN型シリコンペーストのスクリーン印刷により、全ダイオードの半導体層が、同時工程で形成されるので、半導体層102についても、金属層92と第1電極層52の上面に跨って形成される。
図6及び図7の(d)と(e)に示された工程によって、第1電極層又は第2電極層の上面において、金属層と半導体層の積層体が形成されたが、このままでは、金属層と半導体層とが接触しているだけであるので、その接触面において十分なショットキー接合が形成されていない。そこで、図6の(f)に示されるように、ガラス基板1を加熱ステーション上に載置し、ダイオード接合が形成されるべき全積層体の上面に加熱ヘッド14を押し当てる。この加熱処理によって、積層体中の2層の接触面においてショットキー接合が形成される。
以上のようにして、本実施形態による抵抗膜方式のタッチパネルのガラス基板側についての工程A1乃至A3が実行されるが、ここで説明された図6及び図7の各工程は、図2の(a)と(b)に示されたダイオード構造に適用されるものであり、図3の(a)と(b)に示されたダイオード構造の場合にはそのまま適用できないので、各工程が変形される。
図3の(a)と(b)の場合では、図6及び図7の(c)において、第1電極層51と第2電極層62のみが形成され、第2電極層61と第1電極層52は、形成されない。そして、図6及び図7の(d)と(e)において、第1電極層51と第2電極層62上に、金属層が形成されるが、半導体層101及び102は、その金属層上にのみ形成されて、積層体が完成する。さらに、この積層体が形成された後に、第1電極層52と第2電極層61とが形成される工程が挿入される。
なお、これまでに説明した本実施形態による抵抗膜方式のタッチパネルの製造においては、絶縁体膜、第1電極層、第2電極層、そして、ダイオードの積層体に係る各層の形成工程に関して、ペースト化した材料を、タッチパネル全面にわたった複数の所定箇所、所定範囲に、スクリーン印刷して、乾燥固化する手法が採用された。しかし、各層の形成には、このスクリーン印刷による手法に限定されず、ペースト化した材料を、複数の所定箇所、所定範囲に塗布する手法として、スタンピング印刷を採用することもできる。また、第1電極層と第2電極層の形成には、Ag等による導電ペーストの印刷による手法の他に、通常の蒸着、スパッタリング等による金属薄膜形成手法が採用されてもよい。
また、図1に示された本実施形態による抵抗膜方式のタッチパネルにおいて、タッチパネルの動作時における電極電圧を監視するための電極電圧検出端子が設けられる場合について、上述の実施形態の変形例として、図8に示した。同図には、抵抗膜方式のタッチパネルP2の平面図が示されている。タッチパネルP2の基本的構成は、図1に示された抵抗膜方式のタッチパネルP1と同様であるので、その基本的構成部分に対する符号には、図1の符号が使用され、図8では、図示されていない。
図8に示された抵抗膜方式のタッチパネルP2の構成が、タッチパネルP1の構成と異なる点は、X軸方向及びY軸方向の電極電圧を監視するため、電極電圧検出端子TX1、TX2、TY1、TY2と、これらの端子に接続された配線層151乃至154が配置されていることである。
電極電圧検出端子TX1、TX2、TY1、TY2は、タッチパネルの一辺において、電圧供給端子Va及びVbとともに、平面的に並置されている。そして、配線層151乃至154の夫々は、その一端が、各電極電圧検出端子に接続され、その他端が、ダイオード群DX1、DX2、DY1、DY2の夫々において一番端に位置するダイオードの第1電極層に接続されている。
配線層151乃至154の夫々は、互いに交叉しないように、額縁状の絶縁体膜3上の外周において、複数の第1電極層5の外側に各辺に平行に配置されている。これらの配線層151乃至154は、図4及び図5に示された抵抗膜方式のタッチパネルの製造工程における工程A2において、第1電極層及び第2電極層と同時に、同じ印刷による手法で形成される。
図2の(a)と(b)に示されるダイオード構造に従って、タッチパネルにダイオードを組み込む場合には、配線層151乃至154の夫々は、図6(c)に示される工程において、第1電極層5と第2電極層6の形成と同時に形成される。また、図3の(a)と(b)に示されるダイオード構造に従って、タッチパネルにダイオードを組み込む場合には、配線層151乃至154の夫々の形成は、第1電極層5の形成の工程と同時であっても、或いは、第2電極層6の形成の工程であってもよい。
本発明による抵抗膜方式タッチパネルに係る実施形態の構成を説明する平面図である。 図1に示されたタッチパネルにおけるダイオード部分に係る具体例を説明する断面図である。 図1に示されたタッチパネルにおけるダイオード部分に係る別の具体例を説明する断面図である。 図1に示されたタッチパネルの製造手順を説明するフロー図である。 タッチパネルの製造及び組み立てについて、図4に示されたタッチパネルの製造手順に対応させて各部品の製造段階を説明するフロー図である。 タッチパネルにおけるダイオード部分の製造工程を説明する断面図である。 タッチパネルにおけるダイオード部分の製造工程を説明する平面図である。 図1に示された抵抗膜方式タッチパネルに係る実施形態の変形例の構成を説明する平面図である。 従来技術によるダイオード付きタッチパネルの概略構成を説明する平面図である。 従来技術によるダイオード付きタッチパネルにおけるダイオード部分に係る構成を説明する図である。
符号の説明
1…ガラス基板
2…透明抵抗膜
3…絶縁体膜
4…スペーサ
5、51、52…第1電極層
6、61、62…第2電極層
7…絶縁体
8…透明樹脂フィルム
1、92…金属層
101、102…半導体層
11…接触検知領域
12…開口部
13…加熱ステージ
14…加熱ヘッド
151〜154…電極電圧検出配線層
DX1…第1X軸ダイオード群
DX2…第2X軸ダイオード群
DY1…第1Y軸ダイオード群
DY2…第2Y軸ダイオード群
DX1n、DY1n、DX2n、DY2n…ダイオード
TX1、TX2、TY1、TY2…電極電圧検出端子
Va、Vb…電圧供給端子

Claims (22)

  1. 電位検出電極膜と対向して透明基板上に設けられた透明抵抗膜に係る周囲各辺に形成された所定幅の絶縁体膜上に、該透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配を生成する所定電圧を印加するために、複数のスイッチ素子が所定間隔で並置されたタッチパネルにおいて、
    前記所定間隔で並置された複数の第1電極層と、連続して延在する第2電極層とが、前記絶縁体膜上の各辺において配置され、
    前記スイッチ素子の各々は、前記第1電極層上に形成された半導体層及び金属層を含む積層体であり、
    前記金属層が、前記第2電極層上に延びて接続され、
    前記第1電極層が、前記絶縁体膜に設けられた開口部を介して前記透明抵抗膜に接触導通し、
    前記スイッチ素子の各々が導通したときに、前記所定電圧が前記透明抵抗膜の前記X軸方向又は前記Y軸方向に印加されることを特徴とするタッチパネル。
  2. 電位検出電極膜と対向して透明基板上に設けられた透明抵抗膜に係る周囲各辺に形成された所定幅の絶縁体膜上に、該透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配を生成する所定電圧を印加するために、複数のスイッチ素子が所定間隔で並置されたタッチパネルにおいて、
    前記所定間隔で並置された複数の第1電極層と、連続して延在する第2電極層とが、前記絶縁体膜上の各辺において配置され、
    前記スイッチ素子の各々は、前記第1電極層上に形成された半導体層及び金属層を含む積層体であり、
    前記金属層が、前記第2電極層上に延びて接続され、
    前記第2電極層が、前記絶縁体膜に設けられた開口部を介して前記透明抵抗膜に接触導通し、
    前記スイッチ素子の各々が導通したときに、前記所定電圧が前記透明抵抗膜の前記X軸方向又は前記Y軸方向に印加されることを特徴とするタッチパネル。
  3. 電位検出電極膜と対向して透明基板上に設けられた透明抵抗膜に係る周囲各辺に形成された所定幅の絶縁体膜上に、該透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配を生成する所定電圧を印加するために、複数のスイッチ素子が所定間隔で並置されたタッチパネルにおいて、
    前記所定間隔で並置された複数の第1電極層と、連続して延在する第2電極層とが、前記絶縁体膜上の各辺において配置され、
    前記スイッチ素子の各々は、前記第1電極層上に形成された半導体層及び金属層を含む積層体であり、
    前記第2電極層が、前記絶縁体膜上から前記積層体上に延びて配置され、
    前記第1電極層が、前記絶縁体膜に設けられた開口部を介して前記透明抵抗膜に接触導通し、
    前記スイッチ素子の各々が導通したときに、前記所定電圧が前記透明抵抗膜の前記X軸方向又は前記Y軸方向に印加されることを特徴とするタッチパネル。
  4. 電位検出電極膜と対向して透明基板上に設けられた透明抵抗膜に係る周囲各辺に形成された所定幅の絶縁体膜上に、該透明抵抗膜のX軸方向又はY軸方向に電位勾配を生成する所定電圧を印加するために、複数のスイッチ素子が所定間隔で並置されたタッチパネルにおいて、
    前記所定間隔で並置された複数の第1電極層と、連続して延在する第2電極層とが、前記絶縁体膜上の各辺において配置され、
    前記スイッチ素子の各々は、前記第1電極層上に形成された半導体層及び金属層を含む積層体であり、
    前記第2電極層が、前記絶縁体膜上から前記積層体上に延びて配置され、
    前記第2電極層が、前記絶縁体膜に設けられた開口部を介して前記透明抵抗膜に接触導通し、
    前記スイッチ素子の各々が導通したときに、前記所定電圧が前記透明抵抗膜の前記X軸方向又は前記Y軸方向に印加されることを特徴とするタッチパネル。
  5. 前記積層体は、N型又はP型半導体層と前記金属層とによるショットキー接合ダイオードを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  6. 前記N型又はP型半導体層は、スクリーン印刷又はスタンピング印刷で形成されることを特徴とする請求項に記載のタッチパネル。
  7. 前記透明抵抗膜は、矩形の接触検知領域を含めて前記透明基板上に形成され、
    前記絶縁体膜は、前記接触検知領域を囲むように前記透明抵抗膜の第1辺乃至第4辺に配置され、
    前記複数のスイッチ素子は、第1乃至第4スイッチ素子群を形成し、該第1乃至第4スイッチ素子群が、前記絶縁体膜上に前記第1辺乃至第4辺に夫々に沿って配置され、
    前記第1乃至第4スイッチ素子群の各々に含まれる複数のスイッチ素子の各々は、前記透明抵抗膜に導通する所定間隔で配置された前記第1電極層と、前記所定電圧が印加される給電端子を有する前記第2電極層とに接続され、
    前記検出電極膜が形成された透明フィルムが、前記第1辺乃至第4辺に夫々に沿って配置されたスペーサを介して前記接触検知領域に対向するように貼着して載置され、
    前記検出電極膜が押圧されたとき、相対向する前記第1スイッチ素子群及び前記3スイッチ素子群、又は、相対向する前記第2スイッチ素子群及び第4スイッチ素子群が交互に選択され、選択された当該スイッチ素子群は、接続されている各第2電極層の前記給電端子間に前記所定電圧が印加されたとき、オン動作となる請求項1乃至6のいずれか一項に記載のタッチパネル。
  8. 前記第1スイッチ素子群乃至前記第4スイッチ素子群に含まれる各スイッチ素子は、N型又はP型半導体層と金属層とによるショットキー接合ダイオードであり、
    前記第1スイッチ素子群及び前記第4スイッチ素子群に含まれる各々のダイオードのカソードが、前記第1電極層に、該ダイオードのアノードが、前記第2電極層に接続され、
    前記第2スイッチ素子群及び前記第3スイッチ素子群に含まれる各々のダイオードのカソードが、前記第2電極層に、該ダイオードのアノードが、前記第1電極層に接続されることを特徴とする請求項に記載のタッチパネル。
  9. 前記第1スイッチ素子群乃至前記第4スイッチ素子群のダイオードの各々が接続される前記第2電極層は、前記絶縁体膜上において、前記第1電極層より内側に形成され、
    前記第1スイッチ素子群と前記第2スイッチ素子群とに係る各第2電極層、及び、前記第3スイッチ素子群と前記第4スイッチ素子群とに係る各第2電極層は、夫々連続して形成されて給電端子に接続されていることを特徴とする請求項に記載のタッチパネル。
  10. 前記第1スイッチ素子群乃至前記第4スイッチ素子群の夫々における複数の第1電極層のうちの少なくとも一個が特定され、
    前記特定された前記第1電極層が、電極電圧検出端子を有する配線層に接続されることを特徴とする請求項に記載のタッチパネル。
  11. 前記電極電圧検出端子は、前記透明基板の一端部に設けられた前記給電端子と並んで配置され、
    前記配線層は、前記絶縁体膜上の前記第1電極層の外側に形成され、前記各第1電極層と、該第1電極層に対応した前記検出端子とを接続することを特徴とする請求項10に記載のタッチパネル。
  12. 透明基板の一面に形成された透明抵抗膜上の周縁部に、所定間隔を置いて該透明抵抗膜を臨む複数の開口部を有する所定幅の絶縁体膜を形成する工程と、
    前記開口部に第1電極層を形成し、該開口部において前記透明抵抗膜と第1電極層とを接触導通させる工程と、
    前記開口部と離間し、前記周縁部に沿って延在する第2電極層を形成する工程と、
    前記第1電極層又は前記第2電極層上に、前記所定間隔を置いて複数のスイッチ素子を形成する工程と、
    前記第2電極層に給電端子を接続する工程と、
    検出電極膜が形成された透明フィルムが絶縁スペーサを介在させて貼り合わされる工程と、を含み、
    前記スイッチ素子は、金属層と半導体層を有し、
    前記金属層が前記第1電極層又は第2電極層上に金属ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成された後、前記半導体層が、該金属層に積層され、且つ、前記第2電極層又は前記第1電極層の双方に重なるように半導体ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成されることを特徴とするタッチパネル製造方法。
  13. 前記絶縁体膜は、絶縁材ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成されることを特徴とする請求項12に記載のタッチパネル製造方法。
  14. 前記第1電極層及び前記第2電極層は、導電ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成されることを特徴とする請求項12に記載のタッチパネル製造方法。
  15. 前記金属ペーストは、タングステンを含み、
    前記半導体ペーストは、N型又はP型シリコンを含むことを特徴とする請求項14に記載のタッチパネル製造方法。
  16. 積層された前記半導体層と前記金属層が、加熱圧着され、前記半導体層と前記金属層との接触部にショットキー接合ダイオードが形成されることを特徴とする請求項14に記載のタッチパネル製造方法。
  17. 前記絶縁体膜は、矩形の接触検知領域を囲むように前記透明抵抗膜の第1辺乃至第4辺に形成され、
    前記複数のスイッチ素子は、第1乃至第4スイッチ素子群を形成し、該第1乃至第4スイッチ素子群が、前記絶縁体膜上に前記第1辺乃至第4辺に夫々に沿って形成され、
    前記第1乃至第4スイッチ素子群の各々に含まれる複数のスイッチ素子の各々は、前記透明抵抗膜に導通する所定間隔で配置された第1電極層と、前記所定電圧が印加される給電端子を有する第2電極層とに接続されることを特徴とする請求項12乃至15のいずれか一項に記載のタッチパネル製造方法。
  18. 透明基板の一面に形成された透明抵抗膜上の周縁部に、所定間隔を置いて該透明抵抗膜を臨む複数の開口部を有する所定幅の絶縁体膜を形成する工程と、
    前記絶縁体膜上に前記周縁部に沿って延在する第1電極層を形成する工程と、
    前記第1電極層上にスイッチ素子を形成する工程と、
    前記スイッチ素子の上面から前記開口部に延在する第2電極層を形成し、該開口部において前記透明抵抗膜と第2電極層とを接触導通させる工程と、
    前記第2電極層に給電端子を接続する工程と、
    検出電極膜が形成された透明フィルムが絶縁スペーサを介在させて貼り合わされる工程と、を含み、
    前記スイッチ素子は、金属層と半導体層を有し、
    前記金属層が前記第1電極層又は第2電極層上に金属ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成された後、前記半導体層が、少なくとも該金属層に積層されて重なるように、半導体ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成され、
    前記半導体層と前記金属層が、加熱圧着され、前記半導体層と前記金属層との接触部にダイオード接合が形成されることを特徴とするタッチパネル製造方法。
  19. 前記絶縁体膜は、絶縁材ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成されることを特徴とする請求項18に記載のタッチパネル製造方法。
  20. 前記第1電極層及び前記第2電極層は、導電ペーストのスクリーン印刷又はスタンピング印刷により形成されることを特徴とする請求項18に記載のタッチパネル製造方法。
  21. 前記金属ペーストは、タングステンを含み、
    前記半導体ペーストは、N型又はP型シリコンを含み、
    前記半導体層と前記金属層との接触部にショットキー接合ダイオードが形成されることを特徴とする請求項20に記載のタッチパネル製造方法。
  22. 前記絶縁体膜は、矩形の接触検知領域を囲むように前記透明抵抗膜の第1辺乃至第4辺に形成され、
    前記複数のスイッチ素子は、第1乃至第4スイッチ素子群を形成し、該第1乃至第4スイッチ素子群が、前記絶縁体膜上に前記第1辺乃至第4辺の夫々に沿って形成され、
    前記第1スイッチ素子群及び前記第2スイッチ素子群の各スイッチ素子は、前記絶縁体膜に形成された前記開口部に形成された前記第1電極層上に形成され、該スイッチ素子上面に延びた前記第2電極層に接続され、
    前記第3スイッチ素子群及び前記第4スイッチ素子群の各スイッチ素子は、前記絶縁体膜の周縁部に沿って形成された前記第2電極層上に形成され、該スイッチ素子上面に延び、前記絶縁体膜に形成された前記開口部に形成された前記第1電極層に接続されることを特徴とする請求項18乃至21のいずれか一項に記載のタッチパネル製造方法。
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