JP4424618B2 - 洗剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、洗剤組成物、該洗剤組成物を用いる洗濯方法、及び泡調整剤に関する。
一般的に、洗浄時に洗濯液が発泡することで、消費者は洗浄力感を得られ、また、洗濯作業の快適性を得られる。そのため、洗剤の泡立ちの設計は、洗剤商品価値を大きく左右する因子となっている。一方、洗浄後、幾度も濯いでも泡が残ることは、消費者に嫌われることに繋がり、泡立ちと同様、泡切れを良くすることも洗剤商品価値を大きく左右する因子となっている。
洗剤の泡をコントロールする方法としては、界面活性剤の種類及び/又は量、あるいは組み合わせを最適化することが一般的である(例えば、特許文献1、2、3を参照)。
また、特定の消泡性物質を配合することで、泡量の低減を図ることも試みられている。例えば、特許文献4、5では、ポリ(ジメチルシロキサン)による衣料洗濯用すすぎ助剤が、特許文献6では、すすぎ助剤を構成するシリコーンとして、特定の物性のアミノアルキル変性シリコーンオイルを用いた衣料洗濯用すすぎ助剤の技術が開示されている。しかし、泡を増加させる洗剤系は、濯ぎ時にも泡残りが多く、消泡剤などを配合した系では、洗浄時にも泡が立ち難いという課題があった。
洗浄後の被洗衣類に、柔軟性を付与する方法として、層状粘土鉱物を用いる方法が知られている。衣類上に残存した粘土鉱物による固体潤滑の作用で、かかる作用が奏されるため、効率的に粘土鉱物を衣類上に吸着・残存させる技術開発が行われている。例えば、特許文献7では、高分子凝集剤によって、スメクタイト型粘土鉱物を衣類に吸着させ、柔軟性を改善している。しかし、粘土鉱物のような固体粒子が、大量に衣類に残存することは、黒ずみ・くすみ等の原因となり、衣類の洗浄性を損なう結果となる。
国際公開第98/0507号パンフレット 国際公開第97/44434号パンフレット 特開平11−80785号公報 特開平3−186307号公報 特開平4−311800号公報 特許第3162249号公報 特許第2620318号公報
本発明の課題は、高い洗浄力を有し、洗浄時の高泡性とすすぎ時の泡切れ性を両立した洗剤組成物、該洗剤組成物を用いる洗濯方法、及び洗浄時の洗濯液の泡立ちと、すすぎ時の泡切れ性とを共に向上し得る泡調整剤を提供することにある。
鋭意検討した結果、本発明者らは、優れた洗浄力を有し、特定の泡調整剤を配合した洗剤組成物が、洗浄工程での優れた泡立ち性、さらには泡の持続性を有しながらも、且つすすぎ工程での泡切れ性をも大変優れることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明の要旨は、
〔1〕 アルキルベンゼンスルホン酸塩10〜40重量%、アルカリ剤7〜40重量%、非イオン性界面活性剤15重量%以下及び泡調整剤0.07〜10重量%を含有してなり、泡調整剤が平均分子量100万超の水溶性有機ポリマーを含有してなる洗剤組成物、
〔2〕 さらに、粘土鉱物の含有量が5重量%以下である〔1〕記載の洗剤組成物、
〔3〕 泡調整剤中の平均分子量100万超の水溶性有機ポリマーの含有量が、30重量%以上である〔1〕又は〔2〕記載の洗剤組成物、
〔4〕 水溶性有機ポリマーがポリアクリル酸塩である〔1〕〜〔3〕いずれか記載の洗剤組成物、
〔5〕 水溶性有機ポリマーがポリエチレンオキサイドである〔1〕〜〔3〕いずれか記載の洗剤組成物、
〔6〕 非イオン性界面活性剤が3重量%以下である〔5〕記載の洗剤組成物、
〔7〕 水溶性有機ポリマーがポリアクリルアミドである〔1〕〜〔3〕いずれか記載の洗剤組成物、
〔8〕 〔1〕〜〔7〕いずれか記載の洗剤組成物を含有する洗濯液を用いて被洗浄物を洗濯する方法、並びに、
〔9〕 平均分子量100万超の水溶性有機ポリマー泡調整剤としての用途に関する。
本発明の洗剤組成物は、優れた洗浄力を有し、また、特定の泡調整剤を含有するため、洗浄時において、泡立ちよくしかも、すすぎ時には泡切れのよい洗濯を行うことができるという効果が奏される。
1.洗剤組成物
本発明の洗剤組成物は、アルキルベンゼンスルホン酸塩10〜40重量%、アルカリ剤7〜40重量%、非イオン性界面活性剤15重量%以下、及び泡調整剤0.07〜10重量%を含有し、泡調整剤が平均分子量100万超の水溶性有機ポリマーを含有してなるものであり、かかる構成を有することにより、優れた洗浄力を有し、洗浄時において、泡立ちよくしかも、すすぎ時には泡切れのよい洗濯を行うことができるという効果が奏される。
<アルキルベンゼンスルホン酸塩>
本発明に用いられるアルキルベンゼンスルホン酸塩は、嗜好性の高い泡を有している。このため、洗浄力感の想起や洗濯時の快適性を与えることができる。
洗剤組成物には、その洗浄特性からアニオン性界面活性剤が主基剤として用いられることが一般的で、中でもアルキルベンゼンスルホン酸塩は、汎用性・経済性から、多用されている基剤である。
アルキルベンゼンスルホン酸塩としては、アルキル鎖が分岐型構造をもつハード型、直鎖型構造をもつソフト型が挙げられる。生分解性の点から、アルキルベンゼンスルホン酸塩は、直鎖型(ソフト型)であることが好ましい。アルキルベンゼンスルホン酸塩は、アルキルベンゼンをスルホン化して得られる。
この場合、原料となるアルキルベンゼンは、種々の合成法により合成されるが、合成法の差異により、フェニル異性体の含有量が異なり、アルキルベンゼンスルホン酸塩に誘導した後の、界面活性剤としての物性に影響を与える。洗浄力や生産性の観点から、α−オレフィン法で合成したアルキルベンゼンを原料としたアルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましい。
また、洗浄力や耐硬水性の点から、メチル分岐アルキル型、メチル置換ベンゼン型等のアルキルベンゼンスルホン酸塩等も好適に使用される。
アルキルベンゼンスルホン酸塩は、上記のアルキルベンゼンを亜硫酸ガスや発煙硫酸でスルホン化し、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどのアルカリ性成分で中和して得られる。用いられる塩は、リチウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩などのアルカリ金属塩の他に、アンモニウム塩、アミン塩類などのI価性カチオンであれば特に限定はない。カルシウムやマグネシウムなどのアルカリ土類金属塩は、アルキルベンゼンスルホン酸を沈殿させる作用があるため、できるだけ少量が好ましい。対イオンについては、保存安定性、コストの観点よりアルカリ金属塩が好ましく、中でもナトリウム塩がさらに好ましい。
アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量としては、洗剤組成物中、10〜40重量%であり、洗浄力の観点より、12重量%以上がより好ましく、15重量%以上がより好ましく、18重量%以上がさらに好ましい。また、アルキルベンゼンスルホン酸塩の含有量としては、洗剤組成物中、洗浄後の泡すすぎ性の観点から、35重量%以下が好ましく、30重量%以下がより好ましい。中でも、10〜35重量%がさらに好ましく、12〜30重量%がさらに好ましく、15〜30重量%がさらに好ましく、18〜30重量%がさらに好ましい。また、本発明において、嗜好性の高い泡を得るために、洗剤組成物の全界面活性剤中、アルキルベンゼンスルホン酸塩の割合は、50重量%以上であることが好ましく、60重量%以上であることがさらに好ましく、70重量%以上であることがさらに好ましい。
<アルカリ剤>
代表的な汚れとして、エリや袖口の汚れが挙げられるが、これらの汚れは、人体から分泌されたトリグリセリド、ワックス等やその分解物等の皮脂類及び、皮膚角質や外来の埃等の固体汚垢が複合してなるものであって、かかる、エリや袖口の汚れを除去するためには、特に皮脂の洗浄性を高めることが有効である。
アルカリ剤は、界面活性剤による洗浄機能を補助するものとして、必須の成分であるのみならず、アルカリ剤を用いることで、人体由来のグリセリドを起源とする脂肪酸汚垢を石鹸化することによって、その他の汚垢を乳化、分散して衣類等から汚れを除去離脱させることができるという利点がある。エリや袖口の汚れを効率よく除去するためには、一定水準以上のアルカリ剤の配合が必須となる。
本発明に用いられるアルカリ剤は、洗浄時、水中で溶解し洗浄液のpHを上昇させるものであり、公知のものであればよいが、経済性、入手容易性の観点から、水酸化物塩、炭酸塩、炭酸水素塩、珪酸塩、カルボン酸塩等が挙げられる。
前記塩に関しても、特に限定はなく、リチウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩等のアルカリ金属塩が挙げられるが、保存安定性やコスト又は、洗浄液のイオン強度を高め、皮脂汚れ洗浄性等に好適に作用する等の観点から、カリウム塩、ナトリウム塩が好ましく、より好ましいのはナトリウム塩である。中でも、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム及びそれらの混合物が、洗浄液をアルカリ性にするだけではなく洗浄の際に洗浄液中を好適なpH域で緩衝する作用を示すため好ましい。また、洗剤組成物中の主なアルカリ剤が、珪酸塩である場合、保存安定性・溶解性の観点より、炭酸塩と併用する方が好ましい。
洗剤組成物中のアルカリ剤の含有量は、7〜40重量%であり、洗浄に好適pH領域を維持するために、8重量%以上が好ましく、10重量%以上がより好ましく、また、配合の自由度を損なわない点から、38重量%以下が好ましく、35重量%以下がより好ましい。中でも、前記含有量としては、洗剤組成物中8〜38重量%がより好ましく、10〜35重量%がさらに好ましい。
<非イオン性界面活性剤>
本発明に用いられる非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、商標プルロニックに代表されるポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルアミン、高級脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグルコシド、アルキルグルコースアミド、アルキルアミンオキサイド等が挙げられる。本発明の洗剤組成物中、非イオン性界面活性剤の含有量は、濯ぎ時の泡切れの観点から、15重量%以下、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重量%以下である。一方、平均分子量100万を超える水溶性有機ポリマーが、ポリエチレンオキサイドである場合、非イオン性界面活性剤量は、洗剤組成物中3重量%以下が好ましく、1重量%以下がさらに好ましく、さらに好ましいのは実質的に含有しない方がよい。
<泡調整剤>
本発明において、泡調整剤とは、アルキルベンゼンスルホン酸を含んでなる界面活性剤系における泡立ち/泡切れを調整するために用いられる、界面活性剤以外の成分をいい、洗浄工程やすすぎ工程で、泡を調整するために用いられる剤をいう。
本発明においては、泡調整剤が平均分子量100万を超える(100万超ともいう)水溶性有機ポリマーを含有する点に一つの特徴がある。かかる特徴を有する泡調整剤を用いることで、洗浄時において増泡し、しかもすすぎ時の泡切れもよくなるという効果が発現される。したがって、本発明は、平均分子量100万超の水溶性有機ポリマーを含有してなる泡調整剤に関する。
平均分子量100万を超える水溶性有機ポリマーは、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸、アリルアルコール、ヒドロキシアクリル酸、酸化エチレン、酸化プロピレン等の単量体を構成単位として含む重合体、又は共重合体物、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グアガム、キサンタンガム、デンプン、ヒアルロン酸、カラギーナン及びそれらの誘導体等、上記効果を有するものが用いられる。中でも、経済性、品質の安定度の点で、ポリアクリル酸、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミドが好ましい。平均分子量が100万超であれば、本発明の水溶性有機ポリマーとして、好適である。平均分子量は120万以上がさらに好ましく、150万以上がさらに好ましく、さらに300万以上が好ましく、500万以上がさらに好ましい。また、溶解性の観点より、平均分子量の上限は10000万以下が好ましく、3000万以下がより好ましく、1000万以下がさらに好ましく、750万以下がさらに好ましい。平均分子量100万を越える水溶性有機ポリマーが、アクリル酸等のアニオン系水溶性有機ポリマーである場合は、アルカリ金属塩であるリチウム、カリウム、ナトリウム等で中和された塩型があっても良いし、一部又は全てが酸型であってもよい。一部又は全てが塩型である場合は、塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩、アミン塩類が挙げられ、経済性の観点からナトリウム塩が好ましい。また、平均分子量100万を超える水溶性有機ポリマーが、ポリエチレンオキサイドである場合は、平均分子量200万以上が好ましく、300万以上がさらに好ましく、400万以上がさらに好ましい。
分子量測定は下記測定条件のGPC法により行い、ポリエチレンオキサイド(PEO)換算の分子量を測定値とする。即ち、そのピークトップ分子量が分子量100万のポリエチレンオキサイドのピークトップ分子量より大きい場合に「平均分子量100万以上」のポリマーとして使用できる。例えば住友精化株式会社製、商品名:「PEO−8Z」は、本発明における泡調整作用を有する水溶性有機ポリマーである。これを下記の方法で測定を行った際に、ピークトップ分子量は約280万となる。ピークが複数ある場合には、そのピーク毎に別個のポリマーとして考える。平均分子量が500万を超えるような大きな分子については、排除限界の影響等で高分子量の部分で正確な分布を得ることが困難となる。このため、本発明においては、GPC測定のピークトップを平均分子量とする。
〔GPC法 測定条件〕
カラムはPW/GMPWXL/GMPWXL(東ソー(株)製)、溶離液に0.2Mリン酸バッファー(KHPO、NaHPO、pH=7)/CHCN=9/1を用い、カラム温度:40℃、流速:1ml/min、サンプル濃度は10〜100μg/mlとする。検出器は、RALLSを用いる。
ただし、簡易的には、RID(示差屈折計)を用いたGPC分析においても平均分子量の概算値を見積もることができる。
また、他の泡調整剤として、泡量を抑える消泡剤が挙げられる。
消泡剤の一例として、ポリオルガノシロキサン及びその誘導体、等が挙げられる。
泡調整剤として、増泡効果のみを有する増泡剤が多量に配合された場合は、すすぎ時の泡切れが悪く、同様に、消泡効果のみを有する消泡剤が多量配合される場合には、洗浄時の泡が立ち難いという理由から、全泡調整剤中、洗浄時の増泡効果とすすぎ時の消泡効果を併せもつ物質として、平均分子量100万を超える水溶性有機ポリマーの割合が10重量%以上であることが好ましく、さらに好ましくは30重量%以上、さらに好ましくは50重量%以上であり、さらに好ましくは70重量%以上であり、さらに好ましくは100重量%である。
本発明の洗剤組成物中、泡調整剤は、0.07〜10重量%含有されるが、充分な泡立ち・濯ぎ効果を得る観点から、0.1重量%以上が好ましく、0.2重量%以上がより好ましく、0.3重量%以上がさらに好ましく、0.5重量%以上がさらに好ましい。また、洗剤組成物中のその他成分の配合自由度を損なわない観点から、泡調整剤は、8重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましい。中でも、前記含有量は、洗剤組成物中、より好ましくは0.1〜8重量%であり、さらに好ましくは0.2〜5重量%、さらに好ましくは0.3〜5重量%、さらに好ましくは0.5〜5重量%である。
<粘土鉱物>
粘土鉱物とは、カチオン交換性層状シリケートであり、有機物質を結晶構造層間に抱持(インターカレート)して層間複合体を形成し得るものである。これら粘土鉱物は、カオリナイト族、パイロフィライト族、スメクタイト族、バーミキュライト族、雲母族、脆雲母族、緑泥石族に分類されるものが存する他、合成物として膨潤性弗素系雲母類等が挙げられる。このような粘土鉱物の一例としてスメクタイト系粘土鉱物が挙げられる。スメクタイト系粘土鉱物は、天然物としてはベントナイトの主成分として良く知られているモンモリロナイトの他、バイデライト、ヘクトライト、サポナイト、ノントロナイト等が挙げられ、洗浄後の衣類に柔軟性を付与する目的で、これらを洗剤中に配合することが公知である。一方、多量の粘土鉱物を配合した場合、本願で言う平均分子量100万超の水溶性有機ポリマーと粘土鉱物との相互作用により、衣類上に多量の粘土鉱物粒子が残存し、これが黒ずみやくすみの原因となり、衣類の洗浄性を損なう。
本発明の洗剤組成物中、柔軟性付与の目的のために少量の粘土鉱物を配合してもよいが、本発明の洗剤組成物中、粘土鉱物は、5重量%以下が好ましく、3重量%以下がさらに好ましく、1重量%以下がさらに好ましい。さらに、実質的に、配合しない方が好ましい。
<その他の界面活性剤>
本発明の洗剤組成物には、本発明の効果を損なわない限り、前記アルキルベンゼンスルホン酸塩、非イオン性界面活性剤以外の公知の界面活性剤を公知の範囲で配合することが可能である。この界面活性剤としては、カチオン性、アニオン性、両性のものに大別される。中でも、アニオン性界面活性剤であるアルキル硫酸塩は、溶解性の観点から、洗剤組成物中15重量%以下であることが好ましく、10重量%以下であることがより好ましく、5重量%以下であることがさらに好ましい。
<金属イオン封鎖剤>
また、本発明の洗剤組成物には、公知の金属イオン封鎖剤を配合してもよい。金属イオン封鎖剤は、洗浄水中のカルシウムイオン等の硬度成分によっては、界面活性剤の界面活性能が劣化するのを抑制する目的で配合される。本発明に用いられる金属イオン封鎖剤は、縮合型リン酸塩やA型、X型、Y型、P型等のゼオライト(結晶性アルミノケイ酸塩)、結晶性珪酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、しゅう酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩等のカルボン酸塩等が挙げられる。経済性の観点より、洗剤組成物中の主な金属イオン封鎖剤として、縮合型リン酸塩、ゼオライトが好ましい。洗剤組成物中の主な金属イオン封鎖剤が、縮合型リン酸塩である場合、保存安定性の観点より、ゼオライトと併用する方が好ましい。金属イオン封鎖剤の含有量としては、洗剤組成物中、5重量%以上が好ましく、10重量%以上がさらに好ましく、15重量%以上がさらに好ましい。一方、配合の自由度を損なわない点より、40重量%以下が好ましく、30重量%以下がさらに好ましく、25重量%以下がさらに好ましい。
<その他の成分>
また、本発明の洗剤組成物には、平均分子量100万を超える水溶性有機ポリマー以外に、洗浄液中の多価金属イオン封鎖、固体粒子分散などの目的で平均分子量100万以下の水溶性有機ポリマーを配合することができる。例えば、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合体とその誘導体、カルボン酸系ポリマー、ポリエチレン系ポリマー、カルボキシメチルセルロース等の糖誘導体、ポリグリオキシル酸塩、ポリアスパラギン酸塩等のアミノカルボン酸系のポリマー、アクリルアミド系ポリマー、ビニルアルコール系ポリマー、ピロリドン系ポリマー、リグニンスルホン系ポリマー、オレフィン/マレイン酸系コポリマー、イミダゾール系ポリマー、ポリリン酸系ポリマー、カチオン化澱粉などが挙げられる。カルボン酸系ポリマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、及びヒドロキシアクリル酸からなる群より選択される1種以上を必須の単量体とするホモ又はコポリマー及び、それらの誘導体、又は、それらの塩が挙げられる。中でもカルボン酸系ポリマー、カルボキシメチルセルロース等の糖誘導体、ポリリン酸系ポリマーが好ましい。また、平均分子量100万超の水溶性有機ポリマーが、ポリエチレンオキサイドであって、特に、部分ケン化型ビニルアルコール系ポリマーと併用する場合は、部分ケン化型ビニルアルコール系ポリマーは、洗剤組成物中、5重量%以下が好ましく、3重量%以下がさらに好ましく、1重量%以下がさらに好ましい。また、実質的に、配合しなくても良い。カルボキシメチルセルロース等の糖誘導体を使用する場合、洗浄力の観点から、洗剤組成物中、0.05重量%以上が好ましく、0.1重量%以上がさらに好ましく、0.3重量%以上がさらに好ましい。また、溶解性の観点より、洗剤組成物中、10重量%以下が好ましく、7重量%以下がさらに好ましく、5重量%以下がさらに好ましい。
<剤型・製造方法>
以上のような構成を有する本発明の洗剤組成物の形態としては、粉末状、液状、ペースト状、錠剤等が挙げられるが、特に限定はない。中でも、アルカリ剤の配合自由度が大きいという点で、粉末状、ペースト状、錠剤が好ましく、溶解性の点で、粉末状がさらに好ましい。また、それらの製造方法は、特に限定はなく、公知の方法で製造できる。例えば、粉末状であれば、噴霧乾燥法、ドライ中和法、乾燥造粒法、ドライブレンド法、流動層乾燥法、薄膜乾燥法、押出し造粒法、転動造粒法、攪拌造粒法、圧密造粒法、界面活性剤担持法とこれらの組み合わせにより、製造可能である。また、例えば、錠剤であれば、タブレッティング(打錠)法、ロールプレス法等の製造方法を用いることができる。
なお、これらの製造方法において、製造温度、時間等の製造条件には特に限定はない。
かかる製造方法によって得られる本発明の洗剤組成物は、衣類等を洗濯するのに好適に使用される。
2.洗濯方法
本発明は、洗濯方法にも関する。本発明の洗濯方法は、前記洗剤組成物を含有する洗濯液を用いて被洗浄物を洗濯することに特徴があり、かかる特徴を有することで、洗浄時において、泡立ち良くしかも、泡切れのよい洗濯を行うことができるという効果が奏される。
洗濯方法の態様としては、簡便性の観点より、二槽式洗濯機、全自動洗濯機、ドラム式洗濯機によって洗濯する方法や洗浄力、経済性の観点より、手洗いによる洗濯方法が挙げられる。中でも、嗜好性のある泡を目視できる二槽式洗濯機による洗濯、手洗い洗濯が好ましく、さらに好ましくは手洗い洗濯である。なお、これらの方法における洗濯液の量、被洗浄物の種類や量、洗濯時間及び洗濯温度等の洗濯条件については、特に限定はない。
本発明に用いられる洗濯液は、例えば、前記洗剤組成物を水等の溶媒に溶解・分散させることにより調製することができる。洗濯液中の洗剤組成物の含有量としては、洗浄力の観点より、0.5g/L以上が好ましく、経済性の観点より、20g/L以下であることが好ましい。さらに、好ましくは、1.0〜15g/L、さらに好ましくは、1.5〜10g/Lであり、さらに好ましくは、3.0〜10g/Lである。
以下、本発明の態様を実施例によりさらに記載し、開示する。この実施例は、単なる本発明の例示であり、何ら限定を意味するものではない。
(分子量の測定)
前述の方法で、本実施例で使用した各有機ポリマーの分子量を測定した。
サンプル1 東亞合成(株)製 ポリアクリル酸ナトリウム「アロンA−20P」
サンプル2 東亞合成(株)製 アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸/アクリル酸コポリマーNa塩「アロンA−50P」
サンプル3 住友精化(株)製 ポリエチレンオキサイド「PEO−PF」
サンプル4 住友精化(株)製 ポリエチレンオキサイド「PEO−8Z」
サンプル5 住友精化(株)製 ポリエチレンオキサイド「PEO−3Z」
測定結果
サンプル1(ピーク)平均分子量500万
サンプル2(ピーク)平均分子量550万
サンプル3(ピーク)平均分子量500万
サンプル4(ピーク)平均分子量280万
サンプル5(ピーク)平均分子量120万
本発明における洗濯条件を以下に示す。
(洗浄工程)
東芝(株)製洗濯機「銀河VH−360S1」に、綿実油0.3(g/枚)を含浸した肌着(グンゼ社製 白シャツ 丸首Lサイズ)8枚投入後、水温25℃、4°DH硬水(Ca/Mg;7/3)10Lを注入した。その後、洗剤組成物50g添加した。強撹拌モードで1分間予備攪拌後、15分間浸漬し、強攪拌モードで10分間洗浄した。その後、洗濯液面からの泡高さ(cm)を測定した。尚、泡高さの測定(泡立ち性)は、撹拌を停止した後、泡厚が液面上にほぼ均一になるよう手で平坦化し、定規を用いて速やかに測定した。
(すすぎ工程)
洗浄工程で使用した洗濯液を排水後、脱水装置にて被洗衣料を5分間脱水した。次いで、水温25℃、4°DH硬水(Ca/Mg=7/3)30Lを洗濯機に注入し、5分間攪拌し、次いで被洗衣料を脱水(5分間)した(第1の濯ぎ)。同一の条件で濯ぎ、排水、脱水のサイクルを繰り返し、排水前の3回目濯ぎ水にてすすぎ性を下記評価基準に基づき評価をした。
6:濯ぎ水面上に泡が全くない。しかも、2回目すすぎ時、洗濯液面上に全く泡がない。
5:濯ぎ水面上に泡が全くない。
4:濯ぎ水面上に少量の泡が残っている。
3:濯ぎ水面上に半分未満泡が残っている。
2:濯ぎ水面上に半分以上泡が残っている。ただし、泡に覆われない液面が少し見える。
1:濯ぎ水面、全体が泡で覆われている。
0:濯ぎ水面、全体が多重層の泡で覆われている。
(溶解性試験)
5℃に温調された1リットルの4°DH硬水(Ca/Mg:7/3)に試料1.00gを投入し、1リットルビーカー(内径105mm)内で回転数800r/m、攪拌子(長さ35mm、直径8mm)で1分間攪拌した。
溶解率(%)={1−(T/S)}×100
S:試料の投入重量(g)
T:上記攪拌条件にて得られた水溶液を上記篩(目開き200mesh)に供したときに、篩上の残存する試料の溶残物の乾燥重量(乾燥条件:105℃の温度下に1時間保持した後、シリカゲルを入れたデシケーター(25℃)内で30分間保持した)(g)。
以上、算出された溶解率から、溶解性レベルを下記に示す。
◎:溶解率 80%〜100%
○:溶解率 50〜80%未満
△:溶解率 30〜50%未満
×:溶解率 0〜30%未満
(平均粒子径)
洗剤組成物の平均粒子径を、JIS Z 8801に規定の篩を用いて求めた。例えば、目開きが2000μm、1400μm、1000μm、710μm、500μm、355μm、250μm、180μm、125μmである9段の篩と受け皿を用い、ロータップマシーン(HEIKO SEISAKUSHO製、タッピング:156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、100gの試料を10分間振動して篩い分けを行った後、受け皿、125μm、180μm、250μm、355μm、500μm、710μm、1000μm、1400μm、2000μmの順番に受け皿及び各篩上に重量頻度を積算していくと、積算の重量頻度が50%以上となる最初の篩の目開きをaμmとし、またaμmよりも一段大きい篩の目開きをbμmとした時、受け皿からaμmの篩までの重量頻度の積算をc%、またaμmの篩上の重量頻度をd%とした場合、
(平均粒径)=10
A=(50−(c−d/(log b−log a)x log b))/(d/(log b−log a))
に従って求めることができる。
尚、用いる篩は測定粉体の粒度分布を正確に見積もることが出来るように適宜調整した。
(水分)
粉末状の水分測定は赤外線水分計法により行った。即ち、試料3gを重量既知の試料皿にはかり採り、赤外線水分計(ケット科学研究所(株)製(赤外線ランプ185W))により3分間試料の加熱、乾燥を行った。乾燥後、試料皿と乾燥試料の重量をはかった。前記操作により得られた乾燥前後の容器と試料の重量の差分を試料のはかり採り量で除し100を掛けることにより試料中の水分量を計算した。
(洗浄力試験)
<人工汚染布の調整>
下記組成の人工汚染液を布に付着して人工汚染布を調製した。人工汚染液の布への付着は、グラビアロールコーターを用いて人工汚染布を布に印刷することで行った。人工汚染液を布に付着させ人工汚染布を作製する工程は、グラビアロールのセル容積58cm/m、塗布速度1.0m/min、乾燥温度100℃、乾燥時間1分で行った。布は木綿金巾2003布(谷頭商店製)を使用した。
〔人工汚染液の組成〕
ラウリン酸 0.44重量%
ミリスチン酸 3.09重量%
ペンタデカン酸 2.31重量%
パルミチン酸 6.18重量%
ヘプタデカン酸 0.44重量%
ステアリン酸 1.57重量%
オレイン酸 7.75重量%
トリオレイン 13.06重量%
パルミチン酸n−ヘキサデシル 2.18重量%
スクアレン 6.53重量%
卵白レシチン液晶物 1.94重量%
鹿沼赤土 8.11重量%
カーボンブラック 0.01重量%
水道水 バランス
<洗浄力試験操作>
洗浄剤組成物1.33gを、25℃の使用水(5°DH:Ca/Mg=7/3)1000mLに溶解させた。次にこれを25℃にてかき混ぜ式洗浄力試験機(ターゴトメータ:Terg−O−Tometer)の試料カップに移し、上記人工汚染布を5枚入れて回転速度100±5r/mで10分間撹拌した。次に人工汚染布を取り出し、含水率が200重量%以下になるように軽く手で絞ってから、25℃の使用水(5°DH:Ca/Mg=7/3)1000mLに入れ、かき混ぜ式洗浄力試験機(回転速度100±5r/m)を用いて3分間濯ぎ、この濯ぎ操作を計2回行なった。次に風乾後、アイロン仕上げを行った。
<洗浄率の算出>
原布及び洗浄前後の550nmにおける反射率(日本電色工業(株)製 300A)を測定し、次式によって、洗浄率(%)を算出した。その結果を表4に示す。
洗浄率(%)=(L−L)/(L−L)×100
:原布の反射率
:洗浄前汚染布の反射率
:洗浄後汚染布の反射率
特に記載のない限り、下記の原料を用いた。
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム:ネオペレックスG−65(花王(株)社製)
アルコールエトキシレート(C12(EO6)):エマルゲン108(花王(株)社製)
アルキル硫酸ナトリウム:エマール10パウダー(花王(株)社製)
アルカノールアミド:脂肪酸ジエタノールアミド(アミノーンPK−02S、花王(株)社製)
石鹸:パルミチン酸(ルナックP−95(花王(株)社製))を苛性ソーダで中和後、噴霧乾燥によって予め粉末化したもの。
硫酸ナトリウム:無水中性芒硝(四国化成(株)製)
2号シリケート:大阪曹達社製JIS2号
蛍光染料:チノパールCBS−X(Ciba Geigy AG社製)
炭酸ナトリウム:デンス灰(平均粒径:290μm、セントラル硝子(株)製)
ゼオライト:A型ゼオライト(平均粒径:3.5μm、ゼオビルダー社製)
トリポリリン酸ナトリウム:三井化学社製
炭酸水素ナトリウム:東ソー社製
ポリエチレングリコール:XG1300(日本触媒社製、平均分子量13000)
カルボキシメチルセルロース:F10MC(日本製紙ケミカル社製)
アクリル酸ナトリウム/マレイン酸ナトリウムコポリマー(モル比:7/3、平均分子量(MW)7万):東亞合成(株)社製
吸油担体:カープレックス(塩野義製薬社製)
バランス剤:前記硫酸ナトリウムに同じ
アロンA−20P:ポリアクリル酸ナトリウム(平均分子量500万、東亞合成(株)製)
アロンA−50P:アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸/アクリル酸コポリマーNa塩(平均分子量550万、東亞合成(株)製)
PEO−PF:ポリエチレンオキサイド(平均分子量500万、住友精化(株)製)
PEO−8Z:ポリエチレンオキサイド(平均分子量280万、住友精化(株)製)
PEO−3Z:ポリエチレンオキサイド(平均分子量120万、住友精化(株)製)
酵素混合物:サビナーゼ12.0TW(ノボザイムズ社製)、リポラーゼ100T(ノボザイムズ社製)、セルザイム0.1T(ノボザイムズ社製)、ターマミル60T(ノボザイムズ社製)を2:1:1:1(重量比)で混合したもの
消泡剤:担体として100%還元末端マルトデキストリン/マルトデキストリン(Dextrose equivalent=5、グルコースユニットの繰り返し単位=8)=40/60(重量比)混合品を用い、ダウコーニング社製シリコーン(コンパウンド型・FSアンチフォーム)を特開平7−70594記載の方法で調製した粉末消泡剤
下記に、洗剤組成物の調製方法を記載する。
<比較例1>
本法は、噴霧乾燥法とドライブレンド法より粉末洗剤組成物を製造した。
即ち、攪拌装置を具備したジャケット付き混合槽に水54.2kgを入れ、水温が37℃に達した後に、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(純度65%)27.7kg、2号シリケート(純度40%)12.5kg、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(モル比:7/3、純度40%)2.5kg、ポリエチレングリコール(純度60%)0.83kg、硫酸ナトリウム25kg、炭酸ナトリウム20kg、ゼオライト20kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、45重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、調製液を噴霧乾燥することによって、粉末洗剤組成物前駆体Aを得た。次に、最終ブレンド工程としてコンクリートミキサー(光洋機械産業(株)製 容量40L)傾斜角30度、回転数20r/m、3分間によって、該粉末洗剤組成物前駆体A 19.08kg、バランス剤600g、蛍光染料40g、酵素混合物200g、香料 80gをドライブレンドし、粉末洗剤組成物(比較例1)20kgを得た。尚、得られた粉末洗剤組成物の水分は5.9重量%であった。
<比較例2、4〜6及び、実施例1〜6(ただし、実施例1及び2、実施例4〜6は参考例である。)
前段の比較例1の調製例中、最終ドライブレンド工程に下記の原料をドライブレンドした以外は、比較例1と同様にして、各洗剤組成物を得た。尚、得られた粉末洗剤組成物の水分はいずれも5.9重量%であった。
比較例2:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、アロンA−20P 10g、バランス剤 590g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
比較例4:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、消泡剤 600g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
比較例5:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、石鹸 600g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
比較例6:粉末洗剤前駆体A 18.7kg、アルカノールアミド 600g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
実施例1:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、アロンA−20P 16g、バランス剤 584g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
実施例2:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、アロンA−20P 600g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
実施例3:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、アロンA−50P 600g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
実施例4:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、PEO−8Z 16g、バランス剤 584g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
実施例5:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、PEO−8Z 600g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
実施例6:粉末洗剤前駆体A 19.08kg、PEO−3Z 600g、蛍光染料 40g、酵素混合物 200g、香料 80g
<比較例3>
ジャケット付き混合槽に水37kgを入れ、水温が37℃に達した後に、カルボキシメチルセルロース1.0kg、硫酸ナトリウム21.0kg、ゼオライト15kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、50重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、噴霧乾燥によって、粉末洗剤組成物前駆体Bを得た。
次に、20L容レディゲミキサー(松坂技研(株)製)に、粉末洗剤組成物前駆体B 1212g、炭酸ナトリウム600g、炭酸水素ナトリウム30g、吸油担体330g、アロンA−20P 90g、蛍光染料6gを投入し、撹拌下、アルコールエトキシレート540gをスプレーすることにより添加した。撹拌を7分間継続し、充分均一になったところで、ゼオライト150gを加え、さらに撹拌下、香料12gをスプレーすることにより添加した。回転数を落とし、低撹拌下、さらに酵素混合物30gを混合し粉末洗剤組成物(比較例3)を得た。尚、本組成物の水分は3.4重量%であった。
<比較例7>
混合槽に37℃の温水、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(純度65%)12.3kg、2号シリケート(純度40%)12.5kg、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(モル比:7/3、純度40%)2.5kg、ポリエチレングリコール(純度60%)0.83kg、硫酸ナトリウム35.0kg、炭酸ナトリウム20.0kg、ゼオライト20.0kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、45重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、調製液を噴霧乾燥することによって、粉末洗剤組成物前駆体Cを得た。次に、最終ブレンド工程としてコンクリートミキサー(光洋機械産業(株)製 容量40L)傾斜角30度、回転数20r/m、3分間によって、該粉末洗剤組成物前駆体C 19.08kg、アロンA−20P 16g、バランス剤584g、蛍光染料40g、酵素混合物200g、香料 80gをドライブレンドし、粉末洗剤組成物(比較例7)20kgを得た。尚、得られた粉末洗剤組成物の水分は5.9重量%であった。
<実施例7(ただし、実施例7は参考例である。)
混合槽に37℃の温水、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(純度65%)15.38kg、アルキル硫酸ナトリウム8.0kg、2号シリケート(純度40%)12.5kg、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(モル比:7/3、純度40%)2.5kg、ポリエチレングリコール(純度60%)0.83kg、硫酸ナトリウム25.0kg、炭酸ナトリウム20.0kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、45重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、調製液を噴霧乾燥することによって、粉末洗剤組成物前駆体Dを得た。実施例2の調製例の粉末洗剤組成物前駆体Aを粉末洗剤組成物前駆体Dに代え、同じ手順で粉末洗剤組成物(実施例7)を得た。尚、得られた組成物の水分は5.9重量%であった。
<実施例8(ただし、実施例8は参考例である。)
混合槽に37℃の温水、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(純度65%)27.7kg、2号シリケート(純度40%)12.5kg、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(モル比:7/3、純度40%)2.5kg、ポリエチレングリコール(純度60%)0.83kg、硫酸ナトリウム27.0kg、炭酸ナトリウム20.0kg、トリポリリン酸ナトリウム18.0kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、45重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、調製液を噴霧乾燥することによって、粉末洗剤組成物前駆体Eを得た。次に、最終ブレンド工程としてコンクリートミキサー(光洋機械産業(株)製 容量40L)傾斜角30度、回転数20r/m、3分間によって、該粉末洗剤組成物前駆体E19.08kg、PEO−PF 16g、消泡剤8g、バランス剤176g、蛍光染料40g、酵素混合物200g、ゼオライト400g、香料 80gをドライブレンドし、粉末洗剤組成物(実施例8)20kgを得た。尚、得られた組成物の水分は5.9重量%であった。
<実施例9(ただし、実施例9は参考例である。)
混合槽に37℃の温水、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(純度65%)27.7kg、アルコールエトキシレート 0.5kg、2号シリケート(純度40%)12.5kg、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(モル比:7/3、純度40%)2.5kg、ポリエチレングリコール(純度60%)0.83kg、硫酸ナトリウム22.9kg、炭酸ナトリウム20.0kg、ゼオライト 18.0kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、45重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、調製液を噴霧乾燥することによって、粉末洗剤組成物前駆体Fを得た。次に、最終ブレンド工程としてコンクリートミキサー(光洋機械産業(株)製 容量40L)傾斜角30度、回転数20r/m、3分間によって、該粉末洗剤組成物前駆体F18.36kg、PEO−PF 20g、バランス剤900g、蛍光染料40g、酵素混合物200g、ゼオライト400g、香料 80gをドライブレンドし、粉末洗剤組成物(実施例9)20kgを得た。尚、得られた組成物の水分は5.9重量%であった。
<比較例8>
実施例8記載の粉末洗剤組成物前駆体E 19.08kg、PEO−PF 16g、ゼオライト400g、消泡剤40g、蛍光染料40g、酵素混合物200g、バランス剤144g、香料 80gを実施例9に記載の方法と同様にしてドライブレンドし、粉末洗剤組成物(比較例8)20kgを得た。尚、得られた組成物の水分は5.9重量%であった。
<比較例9>
混合槽に37℃の温水、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(純度65%)27.69kg、アルコールエトキシレート5.0kg、2号シリケート(純度40%)12.5kg、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(モル比:7/3、純度40%)2.5kg、ポリエチレングリコール(純度60%)0.83kg、硫酸ナトリウム22.9kg、炭酸ナトリウム20.0kg、ゼオライト18.0kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、45重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、調製液を噴霧乾燥することによって、粉末洗剤組成物前駆体Hを得た。次に、最終ブレンド工程としてコンクリートミキサー(光洋機械産業(株)製 容量40L)傾斜角30度、回転数20r/m、3分間によって、該粉末洗剤組成物前駆体H 19.26kg、PEO−PF 20g、蛍光染料40g、酵素混合物200g、ゼオライト400g、香料 80gをドライブレンドし、粉末洗剤組成物(比較例9)20kgを得た。尚、得られた組成物の水分は5.9重量%であった。
<比較例10>
混合槽に37℃の温水、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(純度65%)27.69kg、2号シリケート(純度40%)2.5kg、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(モル比:7/3、純度40%)2.5kg、ポリエチレングリコール(純度60%)0.83kg、硫酸ナトリウム46.82kg、炭酸ナトリウム1.0kg、トリポリリン酸ナトリウム18.0kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、45重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、噴霧乾燥によって、粉末洗剤組成物前駆体Iを得た。次に、最終ブレンド工程としてコンクリートミキサー(光洋機械産業(株)製 容量40L)傾斜角30度、回転数20r/m、3分間によって、該粉末洗剤組成物前駆体I 18.46kg、PEO−PF 16g、ゼオライト400g、蛍光染料40g、酵素混合物200g、バランス剤800g、香料80gをドライブレンドし、粉末洗剤組成物(比較例10)20kgを得た。尚、得られた組成物の水分は6.0重量%であった。
<比較例11、12>
前段の比較例10の調製例中、最終ドライブレンド工程に下記の原料をドライブレンドした以外は、比較例10と同様にして、各洗剤組成物を得た。尚、得られた粉末洗剤組成物の水分はいずれも6.0重量%であった。
比較例11 粉末洗剤組成物前駆体I 18.46kg、ゼオライト 400g、炭酸ナトリウム 400g、バランス剤 400g、PEO−PF 16g、蛍光染料40g、酵素混合物 200g、香料 80g
比較例12 粉末洗剤組成物前駆体I 18.46kg、ゼオライト 400g、炭酸ナトリウム 800g、PEO−PF 16g、蛍光染料40g、酵素混合物 200g、香料 80g
<実施例10(ただし、実施例10は参考例である。)
混合槽に37℃の温水、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(純度65%)27.7kg、2号シリケート(純度40%)5.0kg、アクリル酸/マレイン酸コポリマー(モル比:7/3、純度40%)2.5kg、ポリエチレングリコール(純度60%)0.83kg、硫酸ナトリウム30.82kg、炭酸ナトリウム5.0kg、トリポリリン酸ナトリウム18.0kgを添加して、60分間攪拌した。なお、このスラリー調製液の水分は、45重量%であり、この調製液の最終温度は50℃であった。充分混合できていることを確認できた後、噴霧乾燥によって、粉末洗剤組成物前駆体Jを得た。次に、最終ブレンド工程としてコンクリートミキサー(光洋機械産業(株)製 容量40L)傾斜角30度、回転数20r/m、3分間によって、該粉末洗剤組成物前駆体J 16.26kg、PEO−PF 16g、ゼオライト400g、蛍光染料40g、酵素混合物200g、バランス剤3.0kg、香料80gをドライブレンドし、粉末洗剤組成物(実施例10)20kgを得た。尚、得られた組成物の水分は6.0重量%であった。
<実施例11、12(ただし、実施例11、12は参考例である。)
前段の実施例10の調製例中、最終ドライブレンド工程に下記の原料をドライブレンドした以外は、実施例10と同様にして、各洗剤組成物を得た。尚、得られた粉末洗剤組成物の水分はいずれも6.0重量%であった。
実施例11 粉末洗剤組成物前駆体J 16.26kg、ゼオライト 400g、炭酸ナトリウム 1.4kg、バランス剤 1.6kg、PEO−PF 16g、蛍光染料40g、酵素混合物 200g、香料 80g
実施例12 粉末洗剤組成物前駆体J 16.26kg、ゼオライト 400g、炭酸ナトリウム 3.0kg、PEO−PF 16g、蛍光染料40g、酵素混合物 200g、香料 80g
実施例及び比較例で得られた粉末洗剤組成物の組成を表1、2に示す。また、得られた粉末洗剤組成物の物性(泡立ち性、すすぎ性、平均粒径、溶解性)を表3に、実施例10〜12及び比較例10〜12は、洗浄力を表4に示す。
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表3の結果より、実施例1〜9で得られた粉末洗剤組成物は、いずれも比較例1〜9のものに比べて、泡立ち性、すすぎ性が共に優れ、かつ溶解性にも優れたものであることがわかる。また、表4の結果より、実施例10〜12で得られた粉末洗剤組成物は、比較例10〜12のものに比べて洗浄力に優れたものであることがわかる。
本発明の洗剤組成物は、衣類等を洗濯するのに好適に使用される。
したがって、説明されてきた本発明については、同様のものが多くの方法で変えられ得ることは明らかである。かかる変化は本発明の目的と範囲とを逸脱したものとは考えられず、また、当業者に明白なこのような変更はすべて、以下の特許請求の範囲内に包含されることが意図される。

Claims (5)

  1. アルキルベンゼンスルホン酸塩10〜40重量%、アルカリ剤7〜40重量%、非イオン性界面活性剤15重量%以下及び泡調整剤0.07〜10重量%を含有してなり、泡調整剤が平均分子量100万超のアクリル酸と2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体物を含有してなる洗剤組成物。
  2. さらに、粘土鉱物の含有量が5重量%以下である請求項1記載の洗剤組成物。
  3. 泡調整剤中の平均分子量100万超のアクリル酸と2−アクリロイルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体物の含有量が、30重量%以上である請求項1又は2記載の洗剤組成物。
  4. 非イオン性界面活性剤が3重量%以下である請求項1〜3いずれか記載の洗剤組成物。
  5. 請求項1〜いずれか記載の洗剤組成物を含有する洗濯液を用いて被洗浄物を洗濯する方法。
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