JP4424282B2 - ファイル管理装置及びファイル管理方法並びにプログラム - Google Patents
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そこで、本発明の目的は、利用者によって復旧要求される可能性が高い削除ファイルを、高い確率で復旧できるようにすることにある。
ファイルが格納されるデータ領域と、
削除ファイルに対する保証期間が格納される保証期間記憶部と、
削除ファイルに対する、前記保証期間よりも長い保護期間が格納される保護期間記憶部と、
ファイルを作成する際、前記データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用領域および削除日時から前記保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、前記未使用領域および前記保護期間経過領域だけでは前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、削除日時から前記保証期間は経過しているが、前記保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、それでも前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、確保失敗とする領域確保手段とを備えたことを特徴とする。
前記領域確保手段が、前記保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保する際には、削除日時が古い削除ファイルに割り当てられていた領域から順に確保する構成を有することを特徴とする。
複数のブロックから構成され、ファイルが格納されるデータ領域と、
削除ファイルに対する保証期間が格納される保証期間記憶部と、
削除ファイルに対する、前記保証期間よりも長い保護期間が格納される保護期間記憶部と、
ファイルを作成する際、前記データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用ブロックおよび削除日時から前記保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過ブロックから前記ファイルに割り当てるブロックを確保し、前記未使用ブロックおよび前記保護期間経過ブロックだけでは前記ファイルを作成するために必要になるブロックを確保できなかった場合は、削除日時から前記保証期間は経過しているが、前記保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中ブロックから前記ファイルに割り当てるブロックを確保し、それでも前記ファイルを作成するために必要になるブロックを確保できなかった場合は、確保失敗とする領域確保手段とを備えたことを特徴とする。
前記領域確保手段が、前記保護期間中ブロックから前記ファイルに割り当てるブロックを確保する際には、削除日時が古い削除ファイルの割り当てられていたブロックから順に確保する構成を有することを特徴とする。
前記データ領域中の各ブロック毎のブロック管理情報であって、そのブロックが使用中ファイルに割り当てられているか否かを示す識別子と、そのブロックに割り当てられていたファイルが削除された日時とを含むブロック管理情報が格納されたデータ領域管理部を備え、且つ、
前記領域確保手段が、前記データ領域管理部に格納されているブロック管理情報に基づいて、未使用ブロック、保護期間経過ブロックおよび保護期間中ブロックを認識する構成を有することを特徴とする。
入力された保証期間を前記保証期間記憶部に格納し、入力された保護期間を前記保護期間記憶部に格納する保証期間・保護期間設定手段を備えたことを特徴とする。
ファイルが格納されるデータ領域と、削除ファイルに対する保証期間が格納される保証期間記憶部と、削除ファイルに対する、前記保証期間よりも長い保護期間が格納される保護期間記憶部とを有するファイル管理装置において、
ファイルを作成する際、前記データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用領域および削除日時から前記保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、前記未使用領域および前記保護期間経過領域だけでは前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、削除日時から前記保証期間は経過しているが、前記保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、それでも前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、確保失敗とすることを特徴とする。
前記保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保する際には、削除日時が古い削除ファイルに割り当てられていた領域から順に確保する構成を有することを特徴とする。
ファイルが格納されるデータ領域と、削除ファイルに対する保証期間が格納される保証期間記憶部と、削除ファイルに対する、前記保証期間よりも長い保護期間が格納される保護期間記憶部とを有するコンピュータを、
ファイルを作成する際、前記データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用領域および削除日時から前記保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、前記未使用領域および前記保護期間経過領域だけでは前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、削除日時から前記保証期間は経過しているが、前記保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、それでも前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、確保失敗とする領域確保手段として機能させる。
前記領域確保手段が、前記保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保する際には、削除日時が古い削除ファイルに割り当てられていた領域から順に確保する構成を有することを特徴とする。
ファイルを作成する際、領域確保手段が、データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用領域および削除日時から保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過領域から上記ファイルに割り当てる領域を確保する。未使用領域および保護期間経過領域だけでは上記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、更に、削除日時から保証期間は経過しているが、保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中領域から上記ファイルに割り当てる領域を確保する。それでも上記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、領域確保手段は、確保失敗とする。
図1は、本発明にかかるファイル管理装置の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、ファイル管理装置1には、磁気ディスク装置などの記憶装置2が接続されると共に、コンピュータ等の上位装置3が接続されている。上位装置3には、入力部4および表示部5が接続されている。
(b)作成したファイルに割り当てられている領域(使用中ブロック)。
(c)削除ファイルに割り当てられている領域であり、保証期間内にある領域(保証期間中ブロック)。即ち、現在日時≦削除日時+保証期間であるブロック。
(d)削除ファイルに割り当てられている領域であり、削除日時から保証期間は経過しているが、保護期間は経過していない領域(保護期間中ブロック)。即ち、削除日時+保証期間<現在日時≦削除日時+保護期間であるブロック。
(e)削除ファイルに割り当てられている領域であり、削除日時から保護期間が経過した領域(保護期間経過ブロック)。すなわち、削除日時+保護期間<現在日時であるブロック。
次に、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
先ず、ファイル作成時の動作について説明する。上位装置3からファイル名およびファイルサイズを含むファイル作成要求が送られてくると、ファイル管理装置1内のファイル作成手段11は、図4のフローチャートに示すように、識別子22=“使用中”、日時情報23=“現在日時”としたファイル管理情報21を作成し、ファイル管理部20に登録する(ステップS41)。なお、この時点では、位置情報24には、何も設定されていない。
次に、ファイル削除時の動作について説明する。
上位装置3から復旧させるファイルのファイル名を含んだ復旧要求が送られてくると、ファイル管理装置1内の復旧手段15は、図9のフローチャートに示すように、ディレクトリとなっているブロック41から上記ファイル名と対応付けて登録されている番号44を取得し、この番号44と同じ番号25のファイル管理情報21をファイル管理部20から探し出す(ステップS91)。その後、復旧手段15は、探し出したファイル管理情報21中の識別子22を“使用中”に変更すると共に、日時情報23に“現在日時”を設定する(ステップS92)。
次に、削除ファイルの内容を参照する際の動作について説明する。上位装置3の利用者は、削除したファイルの内容を参照したい場合、入力部4から上位装置3に削除ファイル参照要求を入力する。これにより、上位装置3は、ファイル管理装置1に対して削除ファイル参照要求を発行する。
次に、削除ファイルディレクトリエントリ45に格納されているファイル名と、ファイル管理情報の番号との対を削除する場合の動作について説明する。
利用者は、保証期間、保護期間を設定する場合、入力部4から上位装置3へ保証期間・保護期間設定要求を入力する。これにより、上位装置3は、ファイル管理装置1に対して保証期間・保護期間設定要求を発行する。
本実施の形態によれば、利用者によって復旧要求される可能性が高い削除ファイルを、高い確率で復旧することが可能になる。その理由は、新規に作成するファイルに領域を割り当てる際、未使用ブロック、保護期間経過ブロックおよび保護期間中ブロックを対象にして領域割り当て処理を行い、削除してから余り時間が経っていないファイルが割り当てられている保証期間中ブロックは、領域割り当て処理の対象外にする領域確保手段13を備えているからである。つまり、ファイル作成時にデータ領域が不足しても、利用者によって復旧要求される可能性の高いファイルが割り当てられているブロック(削除されてから保証期間が経過していないファイルに割り当てられているブロック)は、領域割り当て処理の対象外としているので、利用者によって復旧要求される可能性が高い削除ファイルを、高い確率で復旧することが可能になる。
次に、本発明にかかるファイル管理装置の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、保護期間中ブロックの中からファイルに割り当てるブロックを確保する際、削除日時が古いファイルに割り当てられているブロックから順に割り当てるようにしたことを特徴とする。
本実施の形態のファイル管理装置は、図1のファイル管理装置1において、領域確保手段13の代わりに、図14に示すようなソート用のメモリ131を有する領域確保手段13aを使用することにより実現される。
次に、本実施の形態の動作について説明する。なお、第1の実施の形態とは、領域確保手段13aの動作が異なるだけであるので、ここでは、領域確保手段13aの動作についてのみ説明する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態よりも、更に高い確率で、利用者によって復旧要求される可能性が高いファイルを復旧することが可能になる。その理由は、保護期間中ブロックの中からファイルに割り当てるブロックを確保する際、削除日時が古いファイルに割り当てられていたブロックから順番に、ファイルに割り当てるブロックを確保する領域確保手段13aを備えているからである。
11…ファイル作成手段
12…ファイル削除手段
13,13a…領域確保手段
131…メモリ
14…領域解放手段
15…復旧手段
16…削除ファイル参照手段
17…ファイル名削除手段
18…保証期間・保護期間設定手段
2…記憶装置
20…ファイル管理部
21…ファイル管理情報
22…識別子
23…日時情報
24…位置情報
25…番号
26…削除ファイルディレクトリのファイル管理情報
30…データ領域管理部
31…ブロック管理情報
32…識別子
33…日時情報
40…データ領域
41…ブロック
42…ファイルの内容
43…ファイル名
44…番号
45…削除ファイルディレクトリエントリ
50…保証期間記憶部
51…保証期間
60…保護期間記憶部
61…保護期間
3…上位装置
4…入力部
5…表示部
Claims (10)
- ファイルが格納されるデータ領域と、
削除ファイルに対する保証期間が格納される保証期間記憶部と、
削除ファイルに対する、前記保証期間よりも長い保護期間が格納される保護期間記憶部と、
ファイルを作成する際、前記データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用領域および削除日時から前記保護期間記憶部に格納されている前記保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、前記未使用領域および前記保護期間経過領域だけでは前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、削除日時から前記保証期間記憶部に格納されている前記保証期間は経過しているが、前記保護期間記憶部に格納されている前記保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、それでも前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、確保失敗とする領域確保手段とを備えたことを特徴とするファイル管理装置。 - 請求項1記載のファイル管理装置において、
前記領域確保手段が、前記保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保する際には、削除日時が古い削除ファイルに割り当てられていた領域から順に確保する構成を有することを特徴とするファイル管理装置。 - 複数のブロックから構成され、ファイルが格納されるデータ領域と、
削除ファイルに対する保証期間が格納される保証期間記憶部と、
削除ファイルに対する、前記保証期間よりも長い保護期間が格納される保護期間記憶部と、
ファイルを作成する際、前記データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用ブロックおよび削除日時から前記保護期間記憶部に格納されている前記保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過ブロックから前記ファイルに割り当てるブロックを確保し、前記未使用ブロックおよび前記保護期間経過ブロックだけでは前記ファイルを作成するために必要になるブロックを確保できなかった場合は、削除日時から前記保証期間記憶部に格納されている前記保証期間は経過しているが、前記保護期間記憶部に格納されている前記保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中ブロックから前記ファイルに割り当てるブロックを確保し、それでも前記ファイルを作成するために必要になるブロックを確保できなかった場合は、確保失敗とする領域確保手段とを備えたことを特徴とするファイル管理装置。 - 請求項3記載のファイル管理装置において、
前記領域確保手段が、前記保護期間中ブロックから前記ファイルに割り当てるブロックを確保する際には、削除日時が古い削除ファイルに割り当てられていたブロックから順に確保する構成を有することを特徴とするファイル管理装置。 - 請求項4記載のファイル管理装置において、
前記データ領域中の各ブロック毎のブロック管理情報であって、そのブロックが使用中ファイルに割り当てられているか否かを示す識別子と、そのブロックに割り当てられていたファイルが削除された日時とを含むブロック管理情報が格納されたデータ領域管理部を備え、且つ、
前記領域確保手段が、前記データ領域管理部に格納されているブロック管理情報に基づいて、未使用ブロック、保護期間経過ブロックおよび保護期間中ブロックを認識する構成を有することを特徴とするファイル管理装置。 - 請求項5記載のファイル管理装置において、
入力された保証期間を前記保証期間記憶部に格納し、入力された保護期間を前記保護期間記憶部に格納する保証期間・保護期間設定手段を備えたことを特徴とするファイル管理装置。 - ファイルが格納されるデータ領域と、削除ファイルに対する保証期間が格納される保証期間記憶部と、削除ファイルに対する、前記保証期間よりも長い保護期間が格納される保護期間記憶部とを有するファイル管理装置において、
ファイルを作成する際、前記データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用領域および削除日時から前記保護期間記憶部に格納されている前記保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、前記未使用領域および前記保護期間経過領域だけでは前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、削除日時から前記保証期間記憶部に格納されている前記保証期間は経過しているが、前記保護期間記憶部に格納されている前記保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、それでも前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、確保失敗とすることを特徴とするファイル管理方法。 - 請求項7記載のファイル管理方法において、
前記保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保する際には、削除日時が古い削除ファイルに割り当てられていた領域から順に確保する構成を有することを特徴とするファイル管理方法。 - ファイルが格納されるデータ領域と、削除ファイルに対する保証期間が格納される保証期間記憶部と、削除ファイルに対する、前記保証期間よりも長い保護期間が格納される保護期間記憶部とを有するコンピュータを、
ファイルを作成する際、前記データ領域中の未だファイルが割り当てられたことのない未使用領域および削除日時から前記保護期間記憶部に格納されている前記保護期間が経過している削除ファイルに割り当てられている保護期間経過領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、前記未使用領域および前記保護期間経過領域だけでは前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、削除日時から前記保証期間記憶部に格納されている前記保証期間は経過しているが、前記保護期間記憶部に格納されている前記保護期間は経過していない削除ファイルに割り当てられている保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保し、それでも前記ファイルを作成するために必要になる領域を確保できなかった場合は、確保失敗とする領域確保手段として機能させるプログラム。 - 請求項9記載のプログラムにおいて、
前記領域確保手段が、前記保護期間中領域から前記ファイルに割り当てる領域を確保する際には、削除日時が古い削除ファイルに割り当てられていた領域から順に確保する構成を有することを特徴とするプログラム。
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