JP4417579B2 - 自動車用信号灯 - Google Patents
自動車用信号灯 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4417579B2 JP4417579B2 JP2001090920A JP2001090920A JP4417579B2 JP 4417579 B2 JP4417579 B2 JP 4417579B2 JP 2001090920 A JP2001090920 A JP 2001090920A JP 2001090920 A JP2001090920 A JP 2001090920A JP 4417579 B2 JP4417579 B2 JP 4417579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflecting
- reflecting mirror
- light source
- signal lamp
- socket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テールランプ、ストップランプ、ターンシグナルランプなど他車や歩行者などに向けて自車の行動、状態を知らせるための自動車用信号灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の自動車用信号灯90は、例えば図3に示すように構成されており、この自動車用信号灯90は、例えば内面に回転放物面とした反射面91aが形成された反射鏡91が設けられ、この反射面91aの略焦点位置に光源92を配置し、この光源92からの光を略平行光線として反射し、照射方向に向けて放射するものとされている。
【0003】
そして、前記反射面91aの照射方向側にはこの反射鏡91の前面開口を覆うようにクリアーなアウターレンズ93が設けられ、前記した平行光線を透過させるものとされている。このときアウターレンズ93には例えば魚眼レンズ状としたレンズカット93aが設けられていて、前記平行光線を適宜に拡散することで、自動車用信号灯としての配光特性が得られるものとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の自動車用信号灯90においては、光出射面となるアウターレンズ93の形状に合わせて反射鏡91の回転放物反射面91a以外に平坦な面91bが存在し、この面91bに対しても反射面91aと同様に高反射塗装、アルミ蒸着処理等が施されて非点灯時に信号灯90内に一体感、クリスタル感を出して、見映えを向上させており、図4の垂直断面図に示すように、太陽Sなどによる外光Lが信号灯90内に入射してしまうと、反射面91bで反射した光が反射面91aで反射しその反射光L’がアウターレンズ93を通して照射され、他車の運転者や歩行者などの目Eを照射してしまい、信号灯90の機能色が発光しても認識できないといった問題があった。また、アウターレンズ93の色が機能色の場合、あたかも機能色が発光しているかのように見える所謂疑似点灯の問題を引き起こしてしまい、これらの問題点の解決が課題とされるものとなっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した従来の課題を解決するための具体的手段として、回転放物面等の放物面系の反射面が内面に形成されていて前面に開口を有する反射鏡と、該反射鏡の反射面の略焦点位置に配置された光源と、該光源を前記反射鏡内に保持するソケットと、前記反射鏡の前面開口を覆うクリアーなアウターレンズとから成る自動車用信号灯において、前記反射鏡の反射面は、前記光源を略焦点位置とする第一反射面と、前記ソケットの一部を略焦点位置とする第二反射面とを複数組み合わせて形成し、前記ソケットは、自動車用信号灯としての機能色以外の色に着色されていることを特徴とする自動車用信号灯を提供することで課題を解決するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0007】
図1は、本発明に係る自動車用信号灯1の第一実施形態を示す断面図であり、この自動車用信号灯1は、回転放物面等の放物面系の反射面2aが内面に形成されていて前面に開口を有する反射鏡2と、該反射鏡2の反射面2aの略焦点位置F1にフィラメント(発光中心)3aが配置された光源3と、該光源3を前記反射鏡2内に保持するソケット4と、前記反射鏡2の前面開口を覆うクリアーなアウターレンズ5とによって構成され、光源3からの光を略平行光線として照射方向に反射するものとされている。このとき、アウターレンズ5には例えば魚眼レンズ状としたレンズカット5aが設けられていて、反射面2aによって反射された平行光線を適宜に拡散し、自動車用信号灯としての配光特性が得られるものとされている点までは従来例のものと同様である。
【0008】
ここで本発明においては、前記反射鏡2の反射面は、前記光源3を略焦点位置とする第一反射面2aと、前記ソケット4の一部を略焦点位置とする第二反射面2bとを複数組み合わせて形成したものとされ、さらに、前記ソケット4は、自動車用信号灯1としての機能色以外の色に着色されているものである。
【0009】
自動車用信号灯1としての機能色とは、例えば、テールランプ、ストップランプであれば赤色、ターンシグナルランプであればアンバー色であり、光源3のガラスバルブとしてこうした機能色の着色バルブを用いたり、ガラスバルブに機能色の着色キャップを被せて、光源3点灯時に機能色が発光される構造とされているものである。なお、光源3としては、図示した発光中心3aにフィラメントを有するような電球のほか、LED(発光ダイオード)やネオン管等でも良い。
【0010】
また、ソケット4は、機能色以外の色例えば機能色が赤色であれば青色等に着色された樹脂によって成形されているか、もしくはソケット4の表面に機能色以外の色を塗装したりして形成されるものであり、その一部を略焦点位置F2とする第二反射面2bを前記第一反射面2aと組み合わせて、例えば図示のように交互に反射鏡2内に配置した構成としたものである。
【0011】
反射鏡2の第一反射面2aと第二反射面2bとの組み合わせの例としては、例えば図2に示したように、(a)の縦縞状に交互に配置したり、(b)の市松模様状に交互に配置したり、(c)の同心円状に交互に配置したり、(d)の横縞状に交互に配置したりといった例がある。なお、これらはあくまでも第一反射面2aと第二反射面2bとの組み合わせの例であり、こうした規則的な配置でなくとも適宜に分散配置されたランダムな組み合わせであっても良い。
【0012】
また、ソケット4は光源3を保持するための部材であるため、第二反射面2bの焦点位置F2をソケット4上部の光源3と極めて近い位置に設定すれば、反射鏡2内の反射面はすべて第二反射面2bのみとしても良い。
【0013】
また、前記反射鏡2の第二反射面2bは、自動車用信号灯としての機能色以外の色に着色されたソケット4の一部を略焦点位置とするものとして説明してきたが、自動車用信号灯としての機能色以外の色に直接反射面をコーティングなどにより着色しても良く、この場合には、第一反射面2a上の複数箇所を着色して第二反射面2bとして形成すれば良い。
【0014】
以上のように構成することで、自動車用信号灯1の点灯時においては、光源3からの光を第一反射面2aによって略平行光線として前方に照射して、本来の自動車用信号灯1としての機能色に発光し、非点灯時においては、この機能色以外に着色されたソケット4の一部を焦点位置とする第二反射面2bによって、ソケット4の機能色以外の着色を第二反射面2bに映し出して、前方の歩行者や運転者に認識させるものである。これによって、本来の自動車用信号灯点灯時の機能色と非点灯時に反射面に映し出される機能色以外の色との色変化(コントラスト)によって、他車の運転者や歩行者に対する応答性、認識性が高められるものである。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、回転放物面等の放物面系の反射面が内面に形成されていて前面に開口を有する反射鏡と、該反射鏡の反射面の略焦点位置に配置された光源と、該光源を前記反射鏡内に保持するソケットと、前記反射鏡の前面開口を覆うクリアーなアウターレンズとから成る自動車用信号灯において、前記反射鏡の反射面は、前記光源を略焦点位置とする第一反射面と、前記ソケットの一部を略焦点位置とする第二反射面とを複数組み合わせて形成し、前記ソケットは、自動車用信号灯としての機能色以外の色に着色されていることを特徴とする自動車用信号灯としたことで、光源点灯時においては、光源からの光を第一反射面によって略平行光線として前方に照射して、本来の自動車用信号灯としての機能色に発光し、光源非点灯時においては、機能色以外に着色されたソケットの一部を焦点位置とする第二反射面によって、ソケットの機能色以外の着色を第二反射面に映し出して、前方の歩行者や運転者に認識させるものであり、これによって、自動車用信号灯点灯時の本来の機能色と非点灯時に反射面に映し出される機能色以外の色との色変化(コントラスト)によって、他車の運転者や歩行者に対する応答性、認識性が高められるといった優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用信号灯の第一実施形態を示す垂直断面図である。
【図2】本発明に係る自動車用信号灯の反射鏡を示す正面図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1……自動車用信号灯
2……反射鏡
2a……第一反射面
2b……第二反射面
3……光源
3a……フィラメント(発光中心)
4……ソケット
5……アウターレンズ
Claims (3)
- 回転放物面等の放物面系の反射面が内面に形成されていて前面に開口を有する反射鏡と、該反射鏡の反射面の略焦点位置に配置された光源と、該光源を前記反射鏡内に保持するソケットと、前記反射鏡の前面開口を覆うクリアーなアウターレンズとから成る自動車用信号灯において、前記反射鏡の反射面は、前記光源を略焦点位置とする第一反射面と、前記ソケットの一部を略焦点位置とする第二反射面とを複数組み合わせて形成し、前記ソケットは、自動車用信号灯としての機能色以外の色に着色されていることを特徴とする自動車用信号灯。
- 回転放物面等の放物面系の反射面が内面に形成されていて前面に開口を有する反射鏡と、該反射鏡の反射面の略焦点位置に配置された光源と、該光源を前記反射鏡内に保持するソケットと、前記反射鏡の前面開口を覆うクリアーなアウターレンズとから成る自動車用信号灯において、前記反射鏡の反射面は、前記ソケット上部の前記光源に近い位置を略焦点位置とする反射面として形成し、前記ソケットは、自動車用信号灯としての機能色以外の色に着色されていることを特徴とする自動車用信号灯。
- 回転放物面等の放物面系の反射面が内面に形成されていて前面に開口を有する反射鏡と、該反射鏡の反射面の略焦点位置に配置された光源と、該光源を前記反射鏡内に保持するソケットと、前記反射鏡の前面開口を覆うクリアーなアウターレンズとから成る自動車用信号灯において、前記反射鏡の反射面は、前記光源を略焦点位置とする第一反射面と、自動車用信号灯としての機能色以外の色に着色されている第二反射面とを複数組み合わせて形成されていることを特徴とする自動車用信号灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001090920A JP4417579B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 自動車用信号灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001090920A JP4417579B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 自動車用信号灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002289010A JP2002289010A (ja) | 2002-10-04 |
JP4417579B2 true JP4417579B2 (ja) | 2010-02-17 |
Family
ID=18945634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001090920A Expired - Fee Related JP4417579B2 (ja) | 2001-03-27 | 2001-03-27 | 自動車用信号灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4417579B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7247458B2 (ja) * | 2018-03-01 | 2023-03-29 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具 |
CN112413535A (zh) * | 2019-08-21 | 2021-02-26 | 华域视觉科技(上海)有限公司 | 能呈现立体点灯效果的机动车信号灯 |
-
2001
- 2001-03-27 JP JP2001090920A patent/JP4417579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002289010A (ja) | 2002-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4587048B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP3173453B2 (ja) | 車両用信号灯具 | |
US4949226A (en) | Projector-type lighting device of expanded outline appearance for use as a vehicular headlamp or the like | |
CN102865539B (zh) | 车辆用前照灯 | |
JP4335719B2 (ja) | 車両用灯具 | |
US6152589A (en) | Lamp | |
US10000151B2 (en) | Motor vehicle lighting device | |
JP5368233B2 (ja) | 車両用灯具 | |
CN109578932B (zh) | 车辆用灯具 | |
WO2019225645A1 (ja) | 車両用灯具 | |
KR200483320Y1 (ko) | 차량용 램프 | |
JP2004265697A (ja) | 信号灯具及び信号灯具の反射構造 | |
JP4078116B2 (ja) | バイザ付車両用灯具 | |
JP4417579B2 (ja) | 自動車用信号灯 | |
JP4300927B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP5501780B2 (ja) | 光学ユニット | |
JP4335402B2 (ja) | 車両用信号灯具 | |
JP4300941B2 (ja) | 車両用灯具 | |
JP3227059B2 (ja) | 車輌用灯具 | |
KR20030016948A (ko) | 간접 조명방식의 차량용 램프 | |
JP2004227968A (ja) | Led光源車両用灯具 | |
US20040264201A1 (en) | Chromatic effect using light sources and condensing lenses | |
JP2019067660A (ja) | 車両用灯具 | |
KR20170075475A (ko) | 차량용 램프 | |
JP2009277419A (ja) | 車両用灯具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080318 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |