JP4417206B2 - 通信モニタシステム、通信モニタ方法 - Google Patents

通信モニタシステム、通信モニタ方法 Download PDF

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Description

本発明は通信モニタシステム、通信モニタ方法に関し、特にデータ処理を行う交換機とは別に通信モニタ機能を集中配備する通信モニタ装置で通信モニタを実現する通信モニタシステム、通信モニタ方法に関する。
パケット通信に利用される通信パスをモニタする場合について、図7を参照して説明する。同図においては、端末装置11と、端末装置14とが、交換機22、IP網100、交換機23を介して通信を行っている。この状態において、通信モニタを行うために、ルートを変更するには、以下のような制御を行う必要がある。
(1)モニタ対象交換機(ここでは交換機23)の配下の端末装置14へのデータ通信パスを確認するために、モニタ受信装置31からコマンドを投入する。
(2)IPアドレス等のデータ通信パス情報が、交換機23からモニタ受信装置31へ送信される。
(3)該当データ通信パスが収容されている交換機23に対し、通信モニタ機能の起動をモニタ受信装置31から要求する。
以上の制御を行うことにより、交換機22から交換機23へ送信されるデータは、通信モニタ装置を介してモニタ受信装置31に入力される。すなわち、通信モニタの開始前はIP網100を介して交換機22から交換機23へパケットが送られていたのに対し、通信モニタの開始後は図8に示されているようにIP網100から通信モニタ装置32へパケットが送られる。よって、図9に示されているように、通信モニタ装置32でマルチパス接続が行われることにより、モニタ受信装置31にもパケットP2’…が送られる。これにより、モニタ受信装置31では、通信モニタを実現することができる。
ところで、障害発生時に無瞬断で通信パスを切替えることについては、特許文献1に記載されている。特許文献1では、パスの切替えタイミングによる主信号データへの影響をなくす技術が記載されている。
特開2000−332771号公報
上述したように通信モニタを行うと、交換機22と交換機23との間の双方向通信パスを、交換機22から通信モニタ装置32までのパスと交換機23から通信モニタ装置32までのパスとに切替えた直後、空白の時間が発生する。この空白の時間は、双方向の通信それぞれで発生する。
図8に示されているように、パケットP1については、交換機22から交換機23にそのまま送られる。これに対し、それに続くパケットP2、P3…については、通信モニタ装置32を経由したパスにより、交換機22から交換機23に送られる。
このとき、パケットの送信間隔T0秒後には、交換機23にパケットP2が到着しているはずであるが、通信モニタ装置32を経由するためにまだ到着していない。したがって、交換機23配下の端末装置では無音を聞くことになり、この品質劣化が問題となる。このような問題点は、特許文献1に記載されている技術によって解決することはできない。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は通信品質劣化を招くことなく通信モニタを行うことのできる通信モニタシステムを提供することである。
本発明の請求項1による通信モニタシステムは、通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタシステムであって、前記データの無音部分を検出する無音検出手段と、前記無音検出手段によって無音部分が検出されたことに応答して前記データの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変更するアドレス変更手段とを含み、前記通信モニタ装置においては、前記アドレス変更手段によるアドレスの変更によって切替えられた通信パスを介して前記データをモニタすることを特徴とする。無音部分の検出に応答して、データの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変更することにより、通信モニタ装置においては、アドレスの変更によって切替えられた通信パスを介してデータをモニタすることができ、しかもパス切替えによってパケットデータの遅延が生じることはなく、品質劣化しない。また、取得した呼情報を用いてデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置のアドレスを含むマルチキャストアドレスに変換することにより、通信モニタ装置においては、マルチキャスト送信されるデータをモニタすることができる。
また、本発明の請求項2による通信モニタシステムは、通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタシステムであって、モニタすべきデータの無音部分を検出する無音検出手段と、前記無音検出手段によって無音部分が検出されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変換する第1のアドレス変換手段と、前記モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得する呼情報取得手段と、前記モニタすべきデータを受信する移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報を取得するハンドオーバー通知情報取得手段と、前記ハンドオーバー通知情報取得手段によって前記移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報に応じて、前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、新たなマルチキャストアドレスに変換する第3のアドレス変換手段とを含み、前記通信モニタ装置においては、前記無音部分の時に前記第1のアドレス変換手段によるアドレスの変換によって切替えられた通信パスを介して前記モニタすべきデータをモニタし、また前記移動端末のハンドオーバーの時に前記第3のアドレス変換手段によるアドレスの変換によってマルチキャスト送信される前記モニタすべきデータのモニタを継続することを特徴とする。通信モニタの最中に、移動端末がハンドオーバーすることによって異なるエリアに位置することとなっても、ハンドオーバーに伴って移動端末から通知される情報に応じて、データの宛先アドレスを新たなマルチキャストアドレスに変換することにより、通信モニタを継続することができる。
本発明の請求項による通信モニタシステムは、請求項1又は2において、前記無音検出手段は、予め定義された無音パターンと通信パスを介して授受されるデータに含まれているパターンとを比較することによって、無音部分を検出することを特徴とする。こうすることにより、予め定義された無音パターンがデータ中に含まれているかどうかを容易に判断できる。
本発明の請求項による通信モニタシステムは、請求項1〜3のいずれか1項において、前記データに付与されているシーケンスナンバに基づいて、前記通信パスの切替え前後におけるデータの受信順序を保つように制御する手段を更に含むことを特徴とする。こうすることにより、データの待ち合わせ処理などを行うことができ、データの受信順序を保つことができる。
本発明の請求項による通信モニタ方法は、通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタ方法であって、モニタすべきデータの無音部分を検出する無音検出ステップと、前記無音検出ステップによって無音部分が検出されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変換する第1のアドレス変換ステップと、前記モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得する呼情報取得ステップと、前記モニタすべきデータを受信する移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報を取得するハンドオーバー通知情報取得ステップと、前記ハンドオーバー通知情報取得ステップによって前記移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報が取得されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置のアドレスを含むマルチキャストアドレスに変換する第2のアドレス変換ステップとを含み、前記通信モニタ装置においては、前記無音部分の時に前記第1のアドレス変換ステップによるアドレスの変換によって切替えられた通信パスを介して前記モニタすべきデータをモニタし、また前記移動端末のハンドオーバーの時に前記第2のアドレス変換ステップによるアドレスの変換によってマルチキャスト送信される前記モニタすべきデータのモニタを継続することを特徴とする。無音部分の検出に応答して、データの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変更することにより、通信モニタ装置においては、アドレスの変更によって切替えられた通信パスを介してデータをモニタすることができ、しかもパス切替えによってパケットデータの遅延が生じることはなく、品質劣化しない。また、取得した呼情報を用いてデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置のアドレスを含むマルチキャストアドレスに変換することにより、通信モニタ装置においては、マルチキャスト送信されるデータをモニタすることができる。
本発明の請求項による通信モニタ方法は、通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタ方法であって、モニタすべきデータの無音部分を検出する無音検出ステップと、前記無音検出ステップによって無音部分が検出されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変換する第1のアドレス変換ステップと、前記モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得する呼情報取得ステップと、前記モニタすべきデータを受信する移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報を取得するハンドオーバー通知情報取得ステップと、前記ハンドオーバー通知情報取得ステップによって前記移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報に応じて、前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、新たなマルチキャストアドレスに変換する第3のアドレス変換ステップとを含み、前記通信モニタ装置においては、前記無音部分の時に前記第1のアドレス変換ステップによるアドレスの変換によって切替えられた通信パスを介して前記モニタすべきデータをモニタし、また前記移動端末のハンドオーバーの時に前記第3のアドレス変換ステップによるアドレスの変換によってマルチキャスト送信される前記モニタすべきデータのモニタを継続することを特徴とする通信モニタの最中に、移動端末がハンドオーバーすることによって異なるエリアに位置することとなっても、ハンドオーバーに伴って移動端末から通知される情報に応じて、データの宛先アドレスを新たなマルチキャストアドレスに変換することにより、通信モニタを継続することができる。
以上説明したように本発明は、データの無音部分を検出し、この検出されたことに応答してデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変更することにより、通信モニタ装置においては、アドレスの変更によって切替えられた通信パスを介してデータをモニタすることができ、しかもパス切替えによってパケットデータの遅延が生じることはなく、品質劣化しないという効果がある。
また、移動端末へ送信されるデータについてモニタする場合、モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得し、この取得した呼情報を用いてデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置のアドレスを含むマルチキャストアドレスに変換することにより、通信モニタ装置においては、マルチキャスト送信されるデータをモニタすることができるという効果がある。
さらに、通信モニタの最中に、移動端末がハンドオーバーすることによって異なるエリアに位置することとなっても、ハンドオーバーに伴って移動端末から通知される情報に応じて、データの宛先アドレスを新たなマルチキャストアドレスに変換することにより、通信モニタを継続することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
ここでは、データの無音部分を検出し、その部分を利用してパスを切替える場合、マルチキャスト機能を利用してパスを切替える場合についてそれぞれ説明した後、移動端末へのパスをモニタする場合におけるハンドオーバーへの対応について言及する。
1.無音部分を利用する場合
送信側の交換機において、データの無音部分を検出し、その無音部分においてパスの切替えを行うことにより、通信品質を保持しながらスムーズに切替えることができる。
具体的な構成について、図1を参照して説明する。同図においては、送信側の交換機22と、受信側の交換機23と、通信モニタ装置32と、モニタ受信装置31とが、IP網100を介してパケットデータを送受信する場合の構成例が示されている。
送信側の交換機22は、データを入力するための入力インタフェース(IF)221と、データを一旦蓄えるためのバッファ222と、データを出力するための出力インタフェース223と、各部を制御するための制御部224と、加入者情報テーブル225と、データの無音部分を検出するための無音パターン高速検出回路226とを含んで構成されている。
加入者情報テーブル225は、図2に記載されているように、「基本契約番号(端末番号)」、「宛先アドレス(次ノード)」、「サービス種別」、「モニタフラグ」の各項目によって構成されている。
「基本契約番号(端末番号)」には、例えば、携帯電話機において使用される電話番号「090−xxxx−xxxx」が格納される。「宛先アドレス(次ノード)」には、例えば、IPアドレス、及び、UDPポート番号、が格納される。「サービス種別」には、例えば、「音声」を示す情報が格納される。「モニタフラグ」には、例えば、「モニタ中」を示す情報が格納される。
無音パターン高速検出回路226は、図示せぬメモリと、比較回路とを含んで構成されている。音声の無音となるパターンが明らかである場合(例えばFF…F)に、このパターンがメモリに予め記憶されている。そして、この記憶されているパターンとバッファに蓄えられているデータパターンとを比較することにより、無音部分を検出する。より具体的には、バッファ222に蓄えられている先頭のパケットのデータパターンが、メモリに記憶されているパターンと一致するかどうか比較回路で比較する。この比較の結果、両者が一致した場合は、無音部分を検出したことになる。
通信モニタ装置32は、データを入力するための入力インタフェース321と、データを一旦蓄えるためのバッファ322と、データを出力するための出力インタフェース323と、各部を制御するための制御部324と、パケットデータのコピーを行うコピー部325と、モニタ受信装置31にデータを出力するための出力インタフェース326とを含んで構成されている。
受信側の交換機23は、データを入力するための入力インタフェース231と、データを一旦蓄えるためのバッファ232と、データを出力するための出力インタフェース233と、各部を制御するための制御部234と、加入者情報テーブル235とを含んで構成されている。
このような構成において、送受信されるパケットについて無音・有音の判定を行い、無音時にパスの切替えを行う。本例では、交換機22で各パケットの無音パターンを検出し、パスを切替える。これにより、通信品質を保持しながらパスをスムーズに切替えることができる。
以上のようなパス切替え処理を行うための手順について、図1〜図4を参照して説明する。
図1において、最初に、以下の処理を行う。
(1−1)モニタ受信装置31が送信側の交換機22及び受信側の交換機23に対し、モニタしたいパス情報が含まれているモニタ起動要求を送信する。
(1−2)次に、送信側の交換機22及び受信側の交換機23から通信モニタ装置32ヘモニタ起動応答を返信し、モニタ受信装置31へモニタ起動応答の返信をする。
(1−3)通信モニタ装置32を経由するパスの設定完了後、送信側の交換機22から無音パターンの通信データが送出された直後に、パスを切替えて通信データを通信モニタ装置32に送信する。
(送信側交換機内の制御)
送信側の交換機22内の制御について、図1を参照して説明する。送信側の交換機22では、上記の(1−1)の処理と(1−2)の処理との間において、以下の処理が行われる。
(2−1)モニタ受信装置31が送信側の交換機22に対し、モニタしたいパスの情報が含まれているモニタ起動要求を送信する(S11)。
(2−2)モニタ起動要求を受信した送信側の交換機22における制御部224では、加入者情報テーブル225にアクセスし、該当する宛先アドレス情報を検索し、該当パスを特定する(S12)。
(2−3)加入者情報テーブル225は、通信モニタ装置32の宛先アドレス情報を制御部224に返信する(S13)。
(2−4)新たなパスの設定準備が完了したので、送信側の交換機22からモニタ受信装置31へモニタ起動応答を返信する(S14)。
(2−5)制御部224は、加入者情報テーブル225の、変更後の新たなパスに該当するエントリにモニタフラグを立てる(S15)。
(2−6)送信側の交換機22の無音パターン高速検出回路226において、無音データを検出すると(S16)、上記(2−2)及び(2−3)の処理で得られた情報を基に、バッファ222に蓄積されているパケットデータの宛先アドレスを変更する。この場合、制御部224は、通信モニタ装置32を経由するように、通信モニタ装置32への宛先アドレスの変更を行う。
(2−7)上記(2−5)及び(2−6)の処理が完了した後、通信モニタ装置32へデータを送信する(S17)。
(受信側交換機内の制御)
受信側の交換機23内の制御について、図3を参照して説明する。受信側の交換機23では、上記の(1−1)の処理と(1−2)の処理との間において、以下の処理が行われる。
(3−1)モニタ受信装置31が受信側の交換機23に対し、モニタしたいパスの情報が含まれているモニタ起動要求を送信する(S21)。
(3−2)モニタ起動要求を受信した受信側の交換機23における制御部234では、加入者情報テーブル235にアクセスし該当する宛先アドレス情報を検索し、該当パスを特定する(S22)。加入者情報テーブル235は、通信モニタ装置32の宛先アドレス情報を制御部234に返信する(S23)。
(3−3)新たなパスの設定準備が完了したので、受信側の交換機23からモニタ受信装置31へモニタ起動応答を返信する(S24)。
(3−4)制御部234は、加入者情報テーブル235の、変更後の新たなパスに該当するエントリにモニタフラグを立てる(S25)。
(3−5)上記(3−4)の処理が完了した後、通信モニタ装置32から受信側の交換機23へデータを送信する(S26)。
(通信モニタ装置内の制御)
通信モニタ装置32内の制御について、図4を参照して説明する。
(4−1)モニタ受信装置31からモニタ起動要求を制御部324で受信した後(S31)、コピー部325におけるリソースを確認し(S32)、送信側の交換機22及び受信側の交換機23へ、通信モニタ装置32のアドレス情報を送信する(S33)。
(4−2)モニタ受信装置31ヘモニタ起動応答の返信をする(S34)。
(パス切替え後の送信側交換機におけるパケットデータ制御)
上記の処理によってパスの切替えが行われた場合、送信側の交換機22では、以下のパケットデータ制御が行われる。すなわち、交換機22内のバッファ222において、該当パケットデータのアドレスを、通信モニタ装置32のアドレスに変換する。この変換後のパケットデータは、通信モニタ装置32へ送信される。
(パス切替え後の受信側交換機におけるパケットデータ制御)
上記の処理によってパスの切替えが行われた場合、受信側の交換機23では、以下のパケットデータ制御が行われる。
(5−1)交換機23内のバッファ232において、シーケンスナンバのチェックを実施する。このチェック結果によって、以下の(5−2)又は(5−3)の処理が行われる。
(5−2)パス切替え前のシーケンスナンバ「N」のパケットの後にパス切替後のシーケンスナンバ「N+1」のパケットが到着した場合、それをそのまま次の交換機に送信する。
(5−3)パス切替前のシーケンスナンバ「N」のパケットよりもパス切替後えのシーケンスナンバ「N+1」のパケットが先に到着した場合、パス切替え前のシーケンスナンバ「N−1」のパケット到着後、一定時間待ち合わせ処理を行う。待ち合わせる時間は、パケットの送信間隔によりも少し長い時間に設定すれば良い。
そして、この待ち合わせ処理を行ってもシーケンスナンバ「N」のパケットが到着しなければ、シーケンスナンバ「N+1」のパケットを次ノードに送信する。もし、シーケンスナンバ「N+1」のパケットを次ノードへ送信した後に、シーケンスナンバ「N」のパケットが到着した場合、それを廃棄する。
(パス切替え後の通信モニタ装置におけるパケットデータ制御)
上記の処理によってパスの切替えが行われた場合、通信モニタ装置32では、以下のパケットデータ制御が行われる。すなわち、入力インタフェース321を経て受信されたパケットデータは、コピー部325に入力される。コピー部325では、受信側の交換機23及びモニタ受信装置31へ送信するために、そのパケットデータのコピーを行う。そして、コピーされたパケットデータにアドレスを付与し、受信側の交換機23及びモニタ受信装置31へ送信する。
以上のように、無音部分を検出してパス切替えを行うことにより、ユーザーに対する通信品質を保持したままパス切替えを行うことができる。
(通信モニタ方法)
以上説明した通信モニタシステムにおいては、以下のような通信モニタ方法が実現されている。すなわち、通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタ方法であり、上記データの無音部分を検出する無音検出ステップと、上記無音検出ステップにおいて無音部分が検出されたことに応答して上記データの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変更するアドレス変更ステップと、上記アドレス変更ステップによるアドレスの変更によって切替えられた通信パスを介して上記通信モニタ装置が上記データをモニタするステップとを含む通信モニタ方法が実現されている。
このように、無音部分の検出に応答して、データの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変更することにより、通信モニタ装置においては、アドレスの変更によって切替えられた通信パスを介してデータをモニタすることができ、しかもパス切替えによってパケットデータの遅延が生じることはなく、品質劣化しない。
2.マルチキャスト機能の利用
ルータのマルチキャスト機能を利用することにより、本来の音声通話上のパスの他に、モニタ受信装置へのパスへパケットデータを送信し、モニタする場合について図5を参照して説明する。
同図においては、アクセスルータ51〜54を有するIP網100と、アクセスルータ51と通信を行う交換機22と、アクセスルータ52と通信を行う無線アクセス装置24と、アクセスルータ53と通信を行う基地局25と、アクセスルータ54と通信を行うモニタ受信装置31と、携帯電話端末等の移動可能な移動端末41とによって通信システムが構成されている。
(送信先アドレス、マルチキャストグループアドレス)
ここでは、事前に各ルータにマルチキャストする装置のグループアドレスが設定し、モニタポイントとなる装置ごとのマルチキャストグループアドレス一覧表をモニタ受信装置31が保持していることを前提とする。マルチキャストグループアドレス一覧表200は、例えば、同図に示されているように、マルチキャストグループアドレス「YYYY」に対して、対象装置のIPアドレスが「BBBB」と「DDDD」である。
「送信先アドレス」は、次ノードのアドレスであり、IPアドレスとUDPポート番号とによって構成される。
「マルチキャストグループアドレス」は、クラスDのIPアドレスを使用し、先頭から4ビットまでが「1110」である。そして、残りの28ビットがマルチキャストの対象となるグループ番号となる。データは、グループに所属する全てのグループメンバーに配信される。
IPv4の場合のIPアドレスは、32ビットの正数値で表現される。IPアドレスは、クラスAからクラスDまでの4つに分類される。クラスAの場合、先頭1ビットが「0」で始まり、先頭から8ビットまでがIPネットワークアドレス部、残りの下位24ビットがIPホストアドレス部である。IPホストアドレス部は、TCP/IPを利用して通信を行う機器を特定するアドレスである。
クラスDの場合、先頭4ビットが「1110」で始まり、先頭から32ビットまでの全てがIPネットワークアドレス部で、IPホストアドレス部は存在しない。このクラスDは、マルチキャスト通信に使用される。
ヘッダの宛先アドレス(D−IP)は「AAAA」、送信元アドレス(S−IP)は「CCCC」、UDPは、「X」である。
(システム各部の処理)
(6−1)モニタ受信装置31からコマンド等により、交換機22に対してモニタ起動要求を送信する(S41)。その際、モニタしたい移動端末41の加入者電話番号を指定して呼情報を収集し、またモニタしたい装置(ここでは無線アクセス装置24)のIPアドレスを指定し、モニタ受信装置31に記憶させる。なお、呼情報は、UDP(User Datagram Protocol)、及び、IP(Internet Protocol)から構成される。
(6−2)呼情報を収集したモニタ受信装置31は、送信先IPアドレスとモニタしたい無線アクセス装置24のIPアドレスとが等しければ、無線アクセス装置24に対して加入者のUDP番号を指定し、マルチキャストグループアドレス一覧表より、グループアドレスを「YYYY」に設定し、データを送信することを指示する(S42)。一方、収集した呼情報の送信先IPアドレスとモニタしたい装置のIPアドレスとが一致しないならば、次の送信先IPアドレス、UDPを収集する。
(6−3)モニタ受信装置31からマルチキャストの指示を受けた無線アクセス装置24は、データパケットのヘッダに記述されている送信先アドレス(D−IP)である「AAAA」を、マルチキャストグループアドレス「YYYY」に変換し、アクセスルータ52に送信する(S43)。
(6−4)このデータパケットを受信したアクセスルータ52は、変換後の宛先アドレス「YYYY」に基づき、マルチキャストグループ内の装置にデータパケットをマルチキャスト送信する(S44)。
以上のように、アクセスルータのマルチキャスト機能を利用し、交換機から呼情報を収集してモニタ受信装置から無線装置に指示を出すことにより、ユーザーに対する通信品質を保持したままパスを切替え、通信モニタを行うことができる。なお、移動端末41の代わりに移動できない固定端末を利用した場合でも、以上説明した通信モニタシステムが適用できることは明白である。
3.マルチキャストを利用したハンドオーバーへの対応
モニタ通信中に移動端末41が異なるエリアにハンドオーバーした場合でも、引き続きモニタ通信を実現する場合について、図6を参照して説明する。
同図においては、アクセスルータ51〜56を有するIP網100と、アクセスルータ51と通信を行う交換機22と、アクセスルータ52と通信を行う無線アクセス装置24と、アクセスルータ53と通信を行う基地局25と、アクセスルータ55と通信を行う無線アクセス装置26と、アクセスルータ56と通信を行う基地局27と、アクセスルータ54と通信を行うモニタ受信装置31と、携帯電話端末等の移動可能な移動端末41とによって通信システムが構成されている。
ここでは、図5の場合と同様に、事前に各ルータにマルチキャストする装置のグループアドレスが設定され、モニタポイントとなる装置ごとのマルチキャストグループアドレス一覧表をモニタ受信装置31が保持していることを前提とする。マルチキャストグループアドレス一覧表300は、例えば、同図に示されているように、マルチキャストグループアドレス「YYYY」に対して、対象装置IPが「BBBB」と「DDDD」である。また、マルチキャストグループアドレス「ZZZZ」に対して、対象装置IPが「FFFF」と「DDDD」である。
(7−1)無線アクセス装置24と基地局25との間のモニタ中に、移動端末41が基地局25のエリアから基地局27のエリアにハンドオーバーしたとする(S51)。つまり、異なるエリアにハンドオーバーしたとする。
(7−2)このハンドオーバーの後、移動端末41は、新たな位置情報を交換機22へ送信する(S52)。
(7−3)交換機22は、新たな位置情報を元に送信ルートを変更する(S53)。
(7−4)交換機22は、モニタポイントが無線アクセス装置24から無線アクセス装置26に変更になったこと(新IP、UDP)を、モニタ受信装置31に対して通知する(S54)。
(7−5)モニタ受信装置31は、無線アクセス装置26に対して加入者のUDP番号を指定し、マルチキャストグループ一覧表よりグループアドレスを「ZZZZ」に設定し、データを送信することを指示する(S55)。
(7−6)モニタ受信装置31からマルチキャストの指示を受けた無線アクセス装置26は、データの送信先アドレスをマルチキャストグループアドレス「ZZZZ」に変換し、アクセスルータ55に送信する(S56)。
(7−7)このデータパケットを受信したアクセスルータ55は、変換後の宛先アドレス「ZZZZ」に基づき、マルチキャストグループ内の装置にデータパケットをマルチキャスト送信する(S57)。
以上のように、アクセスルータのマルチキャスト機能を利用し、交換機から呼情報を収集してモニタ受信装置から無線装置に指示を出すことにより、移動端末がハンドオーバーを行った場合においても、ユーザーに対する通信品質を保持したままパスを切替え、通信モニタを行うことができる。
(まとめ)
通信モニタ機能を別装置に集中配備することで、設備コストを削減できる。また、無音部分を検出してパス切替えを行うことにより、ユーザーに対する通信品質を保持したままパス切替えを行うことができる。また、無線ネットワーク側では加入者の呼情報が分からないため、無線装置についてはモニタできないという懸念があるが、マルチキャスト機能を用いてモニタ通信を実現することにより、交換機から呼情報を収集しモニタ受信装置から無線装置に指示を出すことで通信モニタを行うことができる。
(通信モニタ方法)
以上説明した「2.」の通信モニタシステムにおいては、以下のような通信モニタ方法が実現されている。すなわち、通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタ方法であり、モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得する呼情報取得ステップと、上記呼情報取得ステップにおいて取得した呼情報を用いて上記データの宛先アドレスを、通信モニタ装置のアドレスを含むマルチキャストアドレスに変換するアドレス変換ステップと、マルチキャスト送信されるデータをモニタするステップとを含む通信モニタ方法が実現されている。このように、取得した呼情報を用いてデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置のアドレスを含むマルチキャストアドレスに変換することにより、通信モニタ装置においては、マルチキャスト送信されるデータをモニタすることができる。
そして、「3.」の通信モニタシステムでは、上記アドレス変換ステップにおいて、モニタすべきデータを受信する移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報に応じて、上記データの宛先アドレスを新たなマルチキャストアドレスに変換している。このため、通信モニタの最中に、移動端末がハンドオーバーすることによって異なるエリアに位置することとなっても、ハンドオーバーに伴って移動端末から通知される情報に応じて、データの宛先アドレスを新たなマルチキャストアドレスに変換することにより、通信モニタを継続することができる。
(他の実施態様)
請求項の記載に関し、本発明は更に以下の態様をとりうる。
(1)データを処理する交換機とは異なる通信モニタ機能を集中配備する通信モニタ装置で通信モニタを実現する通信モニタ方法であって、モニタ受信装置からモニタ可能なパス情報を交換機に要求し、回答を取得するステップと、該当パスに対しモニタ受信装置が交換機ヘモニタしたいパス情報が含まれているモニタ起動要求を送信するステップと、通信モニタ装置への送信パスおよび通信モニタ装置からの受信パスを含む交換機から通信モニタ装置ヘモニタ起動応答を返信し、モニタ受信装置ヘモニタ起動応答の送信をするステップと、通信モニタ装置を経由するモニタ用パスの設定完了後、通信モニタ装置への送信パスを含む交換機で無音パターンの通信データが検出された後、交換機からパスを切替えて通信データを通信モニタ装置に送信するステップと、通信モニタ装置でコピーし、モニタ受信装置および通信モニタ装置からの受信パスを含む交換機に送信するステップと、通信モニタ装置からの受信パスを含む交換機で通信モニタ切替え前通信データと通信モニタ切替え後通信データの順序制御を行うステップとを含むことを特徴とする移動通信方法。
(2)データを処理する交換機とは異なる通信モニタ機能を集中配備する通信モニタ装置で通信モニタを実現する移動通信システムにおいて、モニタ可能なパス情報の収集および該当するパスに対しモニタ起動要求を行い、パス切替えされた通信データを受信するモニタ受信装置と、モニタ可能通信パス検索および該当するパスへのモニタ起動要求を受信しモニタ起動応答を送信し、無音パターンの通信データを検出した後に、宛先アドレス変更を行い、通信パスを通信モニタ装置へ切替え、通信データを通信モニタ装置へ送信する通信モニタ装置への送信パスを含む交換機と、モニタ起動応答後に受信する通信データをコピーし通信モニタ装置からの受信パスを含む交換機およびモニタ受信装置へ送信する通信モニタ装置と、モニタ可能通信パス検索および該当するパスへのモニタ起動要求とモニタ起動応答から宛先アドレス変更を行い、通信パスを通信モニタ装置へ切替え、通信モニタ切替え前通信データと通信モニタ切替え後通信データの順序制御を行い、次交換機に送信する通信モニタ装置からの受信パスを含む交換機とを備えたことを特徴する通信モニタシステム。
(3)上記通信モニタ装置への送信パスを含む交換機は、通信モニタ可能な該当パスに対応する加入者情報を加入者情報テーブルにアクセスし、取得した該当パスを設定する。交換機の無音パターン高速検出回路にて無音パターンの通信データを検出した後に、宛先アドレスを通信モニタ装置宛に変更の指示をする制御部と制御部の指示を契機に宛先アドレスを通信モニタ装置宛に変更して送信するバッファ部とを備えたことを特徴とする(2)の通信モニタシステム。
(4)上記通信モニタ装置は、通信モニタ装置への送信パスを含む交換機から指示を受け、通信モニタ装置の出力側パスに宛先アドレス情報設定をバッファ部に指示する制御部と、交換機への出力側パスとモニタ受信側パスに通信データをコピーし、制御部から指示を受け宛先アドレスを設定するバッファ部とを備えたことを特徴とする(2)の通信モニタシステム。
(5)上記通信モニタ装置からの受信パスを含む交換機は、通信モニタ可能な該当パスに対応する加入者情報テーブルにアクセスし、該当する宛先アドレスを検索し、モニタ切替後のパスを決定する制御部と、制御部の指示を契機に、受信データのシーケンスナンパを比較し、順番どおりに送信するバッファ部とを備えたことを特徴とする(2)の通信モニタシステム。
(6)ルータのマルチキャスト機能を利用し通信モニタを実現する通信モニタ方法であって、モニタ受信装置からモニタ可能なパスの呼情報を交換機に要求し、回答を取得するステップと、モニタ受信装置は取得した呼情報とマルチキャストグループアドレス一覧表とからモニタポイントとなる装置(無線アクセス装置)を決定するステップと、モニタ受信装置から無線アクセス装置に対してUDPを指定し該当するデータの送信先アドレスをマルチキャストグループアドレスに変換して送信することを指示するステップと、無線アクセス装置はデータの送信先アドレスをマルチキャストグループアドレスに変換してアクセスルータに送信するステップと、アクセスルータは受信したデータの送信先アドレスより該当する装置(基地局・モニタ受信装置)に対してマルチキャスト送信するステップ都を含むことを特徴とする移動通信方法。
(7)ルータのマルチキャスト機能を利用し通信モニタを実現する移動通信システムであって、モニタ可能なパスの呼情報を交換機から収集し、モニタポイントとなる装置(無線アクセス装置)のIPアドレスを記憶し、データの送信先IPアドレスとモニタポイントとなる無線アクセス装置のIPアドレスを比較し一致すれば無線アクセス装置に対してマルチキャストグループアドレス一覧表よりデータの送信先アドレスをマルチキャストグループアドレスに変換し送信することを加入者のUDPを指定して指示を行うモニタ受信装置と、モニタ受信装置からモニタ起動要求を受信し、指定された加入者の呼情報(IP、UDP)をモニタ受信装置に送信する交換機と、モニタ受信装置から指定されたUDPのデータに対して送信先アドレスをマルチキャストグループアドレスに変換してアクセスルータに送信する指示に基づいてデータをアクセスルータに送信する無線アクセス装置とデータの送信先アドレスからマルチキャストグループ内の装置(無線アクセス装置、モニタ受信装置)にマルチキャスト送信するアクセスルータ都を含むことを特徴とする通信モニタシステム。
(8)ルータのマルチキャスト機能を利用し通信モニタを実現するなかでモニタ通信中に移動端末が異なるエリアにハンドオーバーした際に引き続きモニタ通信が可能となる通信モニタ方法であって、移動端末がハンドオーバーした際に移動端末は交換機に対して新位置情報を送信するステップと、交換機は新位置情報を元に送信ルートを変更しデータを送信するステップと、交換機はモニタ受信装置に対してモニタポイント(IP、UDP)が変更になったことを通知するステップと、モニタ受信装置は新アクセスポイントとなる装置(無線アクセス装置)に対してUDPを指定し該当するデータの送信先アドレスをマルチキャストグループアドレスに変換して送信することを指示するステップと、無線アクセス装置はデータの送信先アドレスをマルチキャストグループアドレスに変換してアクセスルータに送信するステップと、アクセスルータは受信したデータの送信先アドレスより該当する装置(基地局・モニタ受信装置)に対してマルチキャスト送信するステップとを含むことを特徴とする通信モニタ方法。
(9)ルータのマルチキャスト機能を利用し通信モニタを実現するなかでモニタ通信中に移動端末が異なるエリアにハンドオーバーした際に引き続きモニタ通信が可能となる通信モニタシステムであって、通信中に異なるエリアにハンドオーバーした際に交換機に新位置情報を送信する移動端末と、新位置情報を基にデータの送信ルートを変更しモニタ受信装置に対してモニタポイント(IP、UDP)が変更になったことを通知する交換機と、新モニタポイントとなる装置(無線アクセス装置)に対してマルチキャストグループアドレス一覧表よりデータの送信先アドレスをマルチキャストグループアドレスに変換し送信することを加入者のUDPを指定して指示を行うモニタ受信装置と、モニタ受信装置から指定されたUDPのデータに対して送信先アドレスをマルチキャストグループアドレスに変換して送信する指示に基づいてデータをアクセスルータに送信する無線アクセス装置とデータの送信先アドレスからマルチキャストグループ内の装置(無線アクセス装置、モニタ受信装置)にマルチキャスト送信するアクセスルータとを含むことを特徴とする通信モニタシステム。
本発明は、通信品質の劣化を招かずに、通信モニタを実現する場合に適用することができる。また、移動端末がハンドオーバーした場合でも通信モニタを継続することができる。
無音検出方式を利用した通信モニタシステムの構成例を示す図である。 加入者情報テーブルの例を示す図である。 無音検出方式を利用した通信モニタシステムの構成例を示す図である。 無音検出方式を利用した通信モニタシステムの構成例を示す図である。 マルチキャスト方式を利用した通信モニタシステムの構成例を示す図である。 マルチキャスト方式を利用した通信モニタシステムの構成例を示す図である。 パケット通信に利用される通信パスをモニタする場合の一般的な例を示す図である。 通信モニタの開始後の通信状態を示す図である。 通信モニタ装置へデータパケットが送信される様子を示す図である。
符号の説明
11、14 端末装置
22、23 交換機
24、26 無線アクセス装置
25、27 基地局
31 モニタ受信装置
32 通信モニタ装置
41 移動端末
51〜56 アクセスルータ
100 IP網
200、300 マルチキャストグループアドレス一覧表
221、231、321 入力インタフェース
222、232、322 バッファ
223、233、323、326 出力インタフェース
224、234、324 制御部
225、235 加入者情報テーブル
226 無音パターン高速検出回路
325 コピー部

Claims (6)

  1. 通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタシステムであって、
    モニタすべきデータの無音部分を検出する無音検出手段と、
    前記無音検出手段によって無音部分が検出されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変する第1のアドレス変手段と
    前記モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得する呼情報取得手段と、
    前記モニタすべきデータを受信する移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報を取得するハンドオーバー通知情報取得手段と、
    前記ハンドオーバー通知情報取得手段によって前記移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報が取得されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置のアドレスを含むマルチキャストアドレスに変換する第2のアドレス変換手段とを含み、
    前記通信モニタ装置においては、前記無音部分の時に前記第1のアドレス変手段によるアドレスの変によって切替えられた通信パスを介して前記モニタすべきデータをモニタし、また前記移動端末のハンドオーバーの時に前記第2のアドレス変換手段によるアドレスの変換によってマルチキャスト送信される前記モニタすべきデータのモニタを継続することを特徴とする通信モニタシステム。
  2. 通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタシステムであって、
    モニタすべきデータの無音部分を検出する無音検出手段と、
    前記無音検出手段によって無音部分が検出されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変換する第1のアドレス変換手段と、
    前記モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得する呼情報取得手段と、
    前記モニタすべきデータを受信する移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報を取得するハンドオーバー通知情報取得手段と、
    前記ハンドオーバー通知情報取得手段によって前記移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報に応じて、前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、新たなマルチキャストアドレスに変換する第3のアドレス変換手段とを含み、
    前記通信モニタ装置においては、前記無音部分の時に前記第1のアドレス変換手段によるアドレスの変換によって切替えられた通信パスを介して前記モニタすべきデータをモニタし、また前記移動端末のハンドオーバーの時に前記第3のアドレス変換手段によるアドレスの変換によってマルチキャスト送信される前記モニタすべきデータのモニタを継続することを特徴とする通信モニタシステム。
  3. 前記無音検出手段は、予め定義された無音パターンと通信パスを介して授受されるデータに含まれているパターンとを比較することによって、無音部分を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の通信モニタシステム。
  4. 前記データに付与されているシーケンスナンバに基づいて、前記通信パスの切替え前後におけるデータの受信順序を保つように制御する手段を更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信モニタシステム。
  5. 通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタ方法であって、
    モニタすべきデータの無音部分を検出する無音検出ステップと、
    前記無音検出ステップによって無音部分が検出されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変換する第1のアドレス変換ステップと、
    前記モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得する呼情報取得ステップと、
    前記モニタすべきデータを受信する移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報を取得するハンドオーバー通知情報取得ステップと、
    前記ハンドオーバー通知情報取得ステップによって前記移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報が取得されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置のアドレスを含むマルチキャストアドレスに変換する第2のアドレス変換ステップとを含み、
    前記通信モニタ装置においては、前記無音部分の時に前記第1のアドレス変換ステップによるアドレスの変換によって切替えられた通信パスを介して前記モニタすべきデータをモニタし、また前記移動端末のハンドオーバーの時に前記第2のアドレス変換ステップによるアドレスの変換によってマルチキャスト送信される前記モニタすべきデータのモニタを継続することを特徴とする通信モニタ方法。
  6. 通信パスを介して授受されるデータをモニタする通信モニタ方法であって、
    モニタすべきデータの無音部分を検出する無音検出ステップと、
    前記無音検出ステップによって無音部分が検出されたことに応答して前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、通信モニタ装置を経由するアドレスに変換する第1のアドレス変換ステップと、
    前記モニタすべきデータが経由するノードに関する呼情報を取得する呼情報取得ステップと、
    前記モニタすべきデータを受信する移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報を取得するハンドオーバー通知情報取得ステップと、
    前記ハンドオーバー通知情報取得ステップによって前記移動端末のハンドオーバーに伴って通知される情報に応じて、前記モニタすべきデータの宛先アドレスを、新たなマルチキャストアドレスに変換する第3のアドレス変換ステップとを含み、
    前記通信モニタ装置においては、前記無音部分の時に前記第1のアドレス変換ステップによるアドレスの変換によって切替えられた通信パスを介して前記モニタすべきデータをモニタし、また前記移動端末のハンドオーバーの時に前記第3のアドレス変換ステップによるアドレスの変換によってマルチキャスト送信される前記モニタすべきデータのモニタを継続することを特徴とする通信モニタ方法。
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