JP4416359B2 - 骨接合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えば、大腿骨の頸部骨折時に骨折した部分を接合するために使用される骨接合装置に係り、特に、様々な形態の骨折に対応してこれを接合することができると共に、強固な固定状態を容易に得ることができるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
骨接合装置としては、例えば、実用新案登録第3044923号に係る登録実用新案公報に開示されているものがある。
尚、これは本件特許出願人によるものである。
その構成を図8に示す。図8は大腿骨101の頸部101aに骨折が発生し、該骨折部を接合するための骨接合装置の構成を示す図であり、図8中骨折部を符号Aで示す。
【0003】
以下、骨接合装置の構成を説明していく。まず、チューブプレート103があり、このチューブプレート103は、大腿骨101の側部に沿った状態で配置されている。上記チューブプレート103の図8中上端には、半球状の受部105が形成されている。この半球状の受部105には貫通孔107が形成されている。
【0004】
上記受部105の内側(大腿骨101側に形成される孔内)には、チューブ109が配置されている。このチューブ109は半球状の頭部111を備えていて、この頭部111を介して上記受部105に移動可能に係合するものである。又、上記チューブ109は、中空部113を備えていると共に、頭部111の内周側には雌ねじ部115が形成されている。又、上記受部105の表面は梨地状(ザラザラした状態)をなしていると共に、頭部111の表面も同様に梨地状をなしている。それによって、大きな摩擦力を得て固定力を高めるようになっている。
【0005】
又、ラグスクリュ117があり、このラグスクリュ117は、横断面形状が六角形の軸部119を備えていて、該軸部119の先端部には雄ねじ部121が形成されている。又、軸部119の基部側の内周面には、雌ねじ部123が形成されている。上記ラグスクリュ117は、大腿骨101から骨頭125にかけて予め形成された孔内に挿入され、且つ、骨頭125側の孔に形成された雌ねじ部に螺合・接合されている。
【0006】
又、上記チューブプレート103の受部105の外側には、セットスクリュ127が配置されている。このセットスクリュ127には、上記チューブ109の雌ねじ部115に螺合される雄ねじ部129が形成されている。又、このセットスクリュ127の外側にはコンプレッションスクリュ131が配置されていて、このコンプレッションスクリュ131には、ラグスクリュ117側の雌ねじ部123に螺合する雄ねじ部133が形成されている。
【0007】
又、上記チューブプレート103には、固定ねじとしてのコーティカルスクリュ135を通すための複数個の固定ねじ用孔137が形成されている。又、チューブプレート103には、固定ねじとしてのキャニレットスクリュ139を通すための固定ねじ用孔141が形成されている。
【0008】
上記構成によると、例えば、大腿骨101の頸部101aに骨折が発生した場合には、大腿骨101から骨頭125にかけて所定深さの孔を穿孔する。この穿孔した孔の骨頭125側において雌ねじ部のねじ切り加工を施す。次に、ラグスクリュ117をその雌ねじ部に螺合させていくと共に、チューブ109を挿入・配置する。その際、ラグスクリュ117の基部は上記チューブ109内の中空部113内に挿入される。
【0009】
又、大腿骨101の側部にチューブプレート103を沿わせるように配置する。そして、セットスクリュ127をチューブプレート103の受部105の貫通孔107を通して、チューブ109の頭部111の雌ねじ部115に螺合させる。それによって、チューブ109をチューブプレート103に固定する。次に、コンプレッションスクリュ131をセットスクリュ127を通してラグスクリュ117の基部の雌ねじ部123に螺合させていく。それによって、ラグスクリュ117ひいては骨頭125を大腿骨101側に引き寄せる。そして、骨折部Aに圧迫を与える。後は、チューブプレート103の外側から複数本のコーティカルスクリュ135、キャニレットスクリュ141を大腿骨101にねじ込むことにより全体を固定する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、従来の構成によると、チューブ109の頭部111とチューブプレート103の受部105とが共に半球状をなしていて、チューブ109がチューブプレート103に対して全方向に自由に移動することができ、それによって、チューブ109ひいてはラグスクリュ117のチューブプレート103に対する任意の方向性に対して対応できるようになっている。
しかしながら、セットスクリュ127とチューブ109の接合に関して、その接合作業が面倒であるという問題があった。又、セットスクリュ127をチューブ109に接合させた後、セットスクリュ127とチューブプレート103の貫通孔107との間の遊びの範囲内で位置ずれが発生してしまい、それによって、正しい位置での強固な固定状態が損なわれてしまうという問題があった。
【0011】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、接合作業を容易なものとし、且つ、正しい位置での強固な固定状態を確実に保持することが可能な骨接合装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による骨接合装置は、接合対象になっている一方の骨側から他方の骨側に向かってねじ込まれるラグスクリュと、上記一方の骨の側面に沿って配置され上記一方の骨の側面側に係合凹部を備え該係合凹部位置に貫通孔を備えると共に複数の固定ねじ用孔を備えたチューブプレート、上記係合凹部に係合する差込部と該差込部に対して所定の角度で設けられ上記貫通孔に対応する中空部を備えた筒体とから構成され上記筒体の中空部内に上記ラグスクリュの基部が挿入されるチューブと、上記チューブプレートの外側から上記貫通孔及び上記筒体の中空部を介して上記ラグスクリュにねじ込まれラグスクリュひいては上記他方の骨を一方の骨側に引っ張るコンプレッションスクリュと、を具備し、上記チューブの差込部には上記チューブプレートの複数の固定ねじ用孔の内上記係合凹部位置に設けられた固定ねじ用孔に対応する固定ねじ用孔が形成されていて、これら固定ねじ用孔に固定ねじを通して上記一方の骨にねじ込むようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2による骨接合装置は、請求項1記載の骨接合装置において、上記係合凹部の内周部にはガイド溝が形成されていて、上記差込部の外周部には上記ガイド溝に係合する段付部が形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項3による骨接合装置は、請求項1又は請求項2記載の骨接合装置において、上記筒体は上記差込部に対して所定の頚体角と所定の前捻角にて一体に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項4による骨接合装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の骨接合装置において、上記チューブプレートには延長部が設けられていて、該延長部には固定ねじ用孔が形成されていて、該固定ねじ用孔を介して他方の骨に至る迄固定ねじをねじ込むことを特徴とするものである。
又、請求項5による骨接合装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の骨接合装置において、筒体が差込部に対して任意の頚体角と任意の前捻角にて一体に設けられたチューブを複数種類用意しておき、接合部位の状況に応じて最適な頚体角と前捻角のチューブを選択して使用するようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
すなわち、本願発明による骨接合装置の場合には、接合対象になっている一方の骨側から他方の骨側に向かってねじ込まれるラグスクリュと、上記一方の骨の側面に沿って配置され貫通孔を有するチューブプレート、上記ラグスクリュとチューブプレートとの間に配置されると共にチューブプレートに対して着脱可能に取り付けられ、上記貫通孔に対応する中空部内に上記ラグスクリュの基部が挿入されるチューブと、上記チューブプレートの外側から貫通孔及びチューブの中空部を介して上記ラグスクリュにねじ込まれラグスクリュひいては上記他方の骨を一方の骨側に引っ張るコンプレッションスクリュとを具備したものである。その際、チューブがチューブプレートに対して着脱可能に取り付けられていて、使用時に取り付けることによりその位置が自動的に決定されるようになっている。よって、チューブのチューブプレートに対する位置決め等が簡単になり、結局、接合作業そのものを容易化することができる。又、部品点数が少ないことによっても接合作業を容易化することができる。
その際、上記チューブを上記チューブプレートに設けられた係合凹部に差し込まれる差込部と、上記差込部に対して所定の角度で設けられ中空部を備えた筒体とから構成することが考えられる。この場合には、差込部を係合凹部内に差し込むだけでチューブをチューブプレートに一体に取り付けることができる。
又、上記チューブの差込部にチューブプレート側に形成された固定ねじ差込用孔に一致する固定ねじ差込用孔を形成することが考えられ、上記重なった固定ねじ差込用孔に固定ねじを差し込んでねじ込むことにより、チューブのチューブプレートからの抜けは確実に防止される。
又、上記筒体を上記差込部に対して所定の頚体角と所定の前捻角にて一体に設けることが考えられる。
又、上記チューブプレートに延長部を設けて、該延長部に固定ねじ用孔を形成して、該固定ねじ用孔を介して他方の骨に至る迄固定ねじをねじ込むことが考えられ、それによって、接合後における位置ずれ等を防止することができる。
又、筒体が差込部に対して任意の頚体角と任意の前捻角にて一体に設けられたチューブを複数種類用意しておき、接合部位の状況に応じて最適な頚体角と前捻角のチューブを選択して使用することが考えられ、それによって、様々な形態の骨折に対応することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態による骨接合装置の一部の構成を示す図であり、図2はその骨接合装置を使用して大腿骨の骨折部を接合する様子を示す図である。
又、この実施の形態の場合には、図2に示すように、大腿骨1の頸部1aに骨折が発生し、該骨折部を接合するための骨接合装置の構成を示す図であり、図2中骨折部を符号Aで示す。又、図2中符号3は骨頭である。
【0015】
以下、骨接合装置の構成を説明していく。まず、チューブプレート5があり、このチューブプレート5は、図2に示すように、大腿骨1の側部に沿った状態で配置されている。上記チューブプレート5は、図3に示すように、一端側に傾斜した状態で形成された貫通孔7を備えていると共に、該貫通孔7から他端側に向かって別の4個の固定ねじ用孔9を所定のピッチで備えている。又、図3(c)に示すように、チューブプレート5の裏側には係合凹部10が設けられていて、該係合凹部10の内周側部にはガイド溝11が形成されている。又、図4に示すように、チューブプレート5の裏面側は、大腿骨1に沿うように緩やかな円弧状に形成されている。
【0016】
図1及び図2に示すように、上記構成をなすチューブプレート5にはチューブ13が着脱可能に取り付けられている。このチューブ13は、差込部としてのプレート15と、このプレート15に対して上下方向に所定の頸体角(α度)で一体化されている筒体17とから構成されている。上記プレート15はその外周部に段付部16を備えている。プレート15はその段付部16を上記チューブプレート5側に設けられたガイド溝11に差し込みながらガイドされて係合凹部10に着脱されるものである。図1、図2はチューブ13をチューブプレート5に取り付けた状態を示している。
【0017】
又、上記プレート15の筒体17との連結部には孔19が形成されていると共に、この孔19の下方には別の固定ねじ用孔21が形成されている。そして、上記孔19がチューブプレート5側の貫通孔9に合致すると共に、上記固定ねじ用孔21がチューブプレート5側の固定ねじ用孔9に合致することになる。又、プレート15の裏面側はチューブプレート5と同様に大腿骨1に沿うように緩やかな円弧状に形成されている。
又、筒体17には中空部23が形成されている。
【0018】
上記筒体17内にはラグスクリュ25が挿入されている。このラグスクリュ25の先端部には雄ねじ部27が形成されている。この雄ねじ部27はタップ機能を有しており、その為、外周部が鋸歯状(ギザギザ状に)形成されていると共に、周方向1箇所に切欠部が27aが形成されている。又、このラグスクリュ25には中空部29が形成されていて、この中空部29には雌ねじ部31が形成されている。又、ラグスクリュ25の基部には抜け止めの筒部材33が圧入・固定されている。この筒部材33の内周面は六角形となっていて、図示しない治具の先端の六角形部を差し込むようになっている。上記治具はラグスクリュ25を骨頭3側にねじ込んでいく時に使用するものである。
【0019】
尚、図2中符号35はコンプレッションスクリュであり、又、符号37は固定ねじとしてのコーティカルスクリュを示している。コーティカルスクリュ37は他の3箇所の固定ねじ用孔9においてもねじ込まれるものであるが1箇所のみ図示している。
【0020】
以上の構成を基にその作用を説明する。
例えば、大腿骨1の頸部1aに骨折が発生した場合を例に挙げて説明する。まず、大腿骨1から骨頭3にかけて所定深さの孔を穿孔する。この穿孔した孔内であって骨頭3側に雌ねじ加工を施す。そして、そこにラグスクリュ25を雄ねじ部27を介してねじ込んでいく。その際、ラグスクリュ25の基部は上記チューブ13内の筒体17の中空部23内に挿入されている。
【0021】
上記作用を詳しく説明すると、まず、ラグスクリュ25の基部をチューブ13の筒体17の中空部23内に挿入する。又、チューブ13の筒体17の中空部32の反対側より筒部材33を差し込むと共に図示しない治具の先端を差し込む。そして、筒部材33をラグスクリュ25の基部に圧入・固定しながら雄ねじ部27を介してねじ込んでいくものである。
尚、ラグスクリュ25自身にタップ機能を持たせたのは、接合後所定の養生帰還経過後にラグスクリュ25を外す場合に、そのタップ機能を利用してねじ切りを行いながら抜けていくことになる。
【0022】
又、上記筒部材33をラグスクリュ25の基部に圧入・固定することにより、ラグスクリュ25のチューブ13からの抜けは防止される。つまり、ラグスクリュ25をチューブ13の先端側に抜こうとすると、筒部材33がチューブ13の筒体17の中空部23の縁部に当接してそれ以上の抜けが防止される。逆に、ラグスクリュ25をチューブ13の基部側に抜こうとすると、雄ねじ部27がチューブ13の筒体17の中空部23の縁部に当接してそれ以上の抜けが防止されるものである。
【0023】
次に、大腿骨1の側部にチューブプレート5を沿わせるように配置していき、その際、上記チューブ13のプレート15をチューブプレート5の係合凹部10内に差し込む。次に、コンプレッションスクリュ35をチューブ13の筒体17内に差し込んでラグスクリュ25の基部の雌ねじ部31に螺合させていく。それによって、ラグスクリュ25ひいては骨頭3を大腿骨1側に引き寄せる。そして、骨折部Aに圧迫を与える。後は、チューブプレート5の外側から複数本のコーティカルスクリュ37を固定ねじ用孔9を介して大腿骨1にねじ込むことにより全体を固定する。
因みに、上記コンプレッションスクリュ35によって骨折部Aに圧迫を与えた後は、患者の体重が骨折部Aに作用するので、コンプレッションスクリュ35を除去してもよい。
【0024】
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、大腿骨1の骨折部Aにおける接合作業、すなわち、骨接合装置による接合作業が容易になった。これは、チューブ13をチューブプレート5に固定する場合に、チューブ13側のプレート15をチューブプレート5側のガイド溝11に沿って係合凹部10内に係合させるだけで取り付けることができるからである。
又、チューブ13において、筒体17とプレート15とのなす角度、すなわち、図2における上下方向の頸体角(α度)と、図1における左右方向の前捻角(この実施の形態の場合には0度である)は、多数用意されている中から最適なものを選択して使用しているので、骨折部Aに対しても的確に対応しているものである。
又、チューブ13のプレート15をチューブプレート5の係合凹部10内に差し込んで、両者の固定ねじ用孔9、21を重ねた状態で、コーティカルスクリュ37によって固定しているので、チューブ13のチューブプレート5からの抜けは確実に防止される。
又、チューブプレート5の裏面側及びチューブ13のプレート15の裏面側は緩やかな円弧状に形成されているので、大腿骨1の側部に殆ど隙間なく沿うことができ、それによって、良好な取付状態を得ることができる。
又、チューブプレート5は大腿骨1の側部に沿って左右方向に若干移動可能であり、それによって、ある程度の前捻角には対応することができる。つまり、チューブ13に前捻角がなくても、チューブプレート5の位置によって前捻角を設けたのと同じような配置で取り付けることができる。
【0025】
次に、図5及び図6を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態の場合には、前記第1の実施の形態におけるチューブプレート5の上端に延長部51を設け、該延長部51に固定ねじ差込用の孔53を形成したものである。上記延長部51は所定角度だけ傾斜した状態で延長されていて、大腿骨1に側面に沿うように構成されているものである。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであるので、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
【0026】
そして、この第2の実施の形態の場合には延長部51の孔53を介して、長尺のコーティカルスクリュ55を骨頭3に至るまでねじ込むことができ、それによって、より強固な固定状態を得ることができる。つまり、チューブ13の筒体17を挟んで上下で固定することになるので、位置ずれを確実に防止して強固な固定状態を維持できると共に、接合装置の不用意な回転を防止することができる。その他、前記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができるのは勿論である。
【0027】
次に、図7を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。前記第1の実施の形態で説明したように、チューブ13において、筒体17はプレート15に対して、上下方向及び左右方向に所定の角度で一体化されているものである。この第3の実施の形態は、上下方向のみならず左右方向にも角度を設けたチューブ13を示すものである。
【0028】
すなわち、上下方向には図7(b)に示すように、頸体角(α度)の角度が設けられている。又、左右方向には図7(a)に示すように、前捻角(β度)の角度が設けられているものである。これらの角度は適用される骨折部Aの状況等を考慮して決定することになる。
そして、上記頸体角(α度)、前捻角(β度)に関して、複数種類のものを予め用意しておく。そして、骨折部Aの状況に応じて最適な頸体角(α度)、前捻角(β度)のチューブ13を選択・使用することになる。
【0029】
尚、上記前捻角(β度)であるが、通常、人間の大腿骨1の取付部をみると、前方に傾いた状態で取り付けられている。上記前捻角(β度)はこのような傾きを吸収するためのものであり、それによって、より強固な接合状態を得ることができる。
【0030】
尚、本発明は前記第1〜第3の実施の形態に限定されるものではない。
前記第1〜第3の実施の形態の場合には、大腿骨の骨折を例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、様々な骨折の接合に適用可能である。
又、前記第1〜第3の実施の形態で示した部品、例えば、チューブは一例であり、筒体のプレートに対する角度等については任意に設定すればよい。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明による骨接合装置によると、まず、骨折部における接合作業、すなわち、骨接合装置による接合作業が容易になった。これは、チューブをチューブプレートに対して着脱可能に構成し、容易に取付・固定することができるようにしたからである。
又、チューブのチューブプレートからの抜けも確実に防止される。
又、延長部を設けてそこにも固定ねじをねじ込むことによりさらに強固な接合状態を得ることができる。
又、チューブの筒体の角度を予め複数種類用意しておけば、様々な事例に対応して最適なものを選択・使用することができ、それによって、接合作業の作業性の向上、接合構造の品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、骨接合装置の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す図で、骨接合装置を使用して大腿骨の骨折部を接合している様子を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)はチューブプレートの平面図、(b)はチューブプレートの側面図、(c)はチューブプレートの背面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す図で、(a)は第3図(b)のa−a矢視図、(b)は第3図(b)のb−b矢視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す図で、骨接合装置の構成を示す正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す図で、骨接合装置を使用して大腿骨の骨折部を接合している様子を示す側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す図で、(a)はチューブの平面図、(b)はチューブの側面図、(c)はチューブの断面面である。
【図8】従来例を示す図で、骨接合装置による骨の接合の様子を示す図である。
【符号の説明】
1 大腿骨
1a 大腿骨の頸部
3 骨頭
5 チューブプレート
13 チューブ
25 ラグスクリュ
35 コンプレッションスクリュ
37,55 コーティカルスクリュ(固定ねじ)
A 骨折部

Claims (5)

  1. 接合対象になっている一方の骨側から他方の骨側に向かってねじ込まれるラグスクリュと、
    上記一方の骨の側面に沿って配置され上記一方の骨の側面側に係合凹部を備え該係合凹部位置に貫通孔を備えると共に複数の固定ねじ用孔を備えたチューブプレート、
    上記係合凹部に係合する差込部と該差込部に対して所定の角度で設けられ上記貫通孔に対応する中空部を備えた筒体とから構成され上記筒体の中空部内に上記ラグスクリュの基部が挿入されるチューブと、
    上記チューブプレートの外側から上記貫通孔及び上記筒体の中空部を介して上記ラグスクリュにねじ込まれラグスクリュひいては上記他方の骨を一方の骨側に引っ張るコンプレッションスクリュと、を具備し、
    上記チューブの差込部には上記チューブプレートの複数の固定ねじ用孔の内上記係合凹部位置に設けられた固定ねじ用孔に対応する固定ねじ用孔が形成されていて、これら固定ねじ用孔に固定ねじを通して上記一方の骨にねじ込むようにしたことを特徴とする骨接合装置。
  2. 請求項1記載の骨接合装置において、
    上記係合凹部の内周部にはガイド溝が形成されていて、上記差込部の外周部には上記ガイド溝に係合する段付部が形成されていることを特徴とする骨接合装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の骨接合装置において、
    上記筒体は上記差込部に対して所定の頚体角と所定の前捻角にて一体に設けられていることを特徴とする骨接合装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の骨接合装置において、
    上記チューブプレートには延長部が設けられていて、該延長部には固定ねじ用孔が形成されていて、該固定ねじ用孔を介して他方の骨に至る迄固定ねじをねじ込むことを特徴とする骨接合装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の骨接合装置において、
    筒体が差込部に対して任意の頚体角と任意の前捻角にて一体に設けられたチューブを複数種類用意しておき、接合部位の状況に応じて最適な頚体角と前捻角のチューブを選択して使用するようにしたことを特徴とする骨接合装置。
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