JP4416300B2 - シート後処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置と接続して、前記画像形成装置のシート排出口から排出されたシートの後処理を行うシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置で画像形成されたシートに対して所定の後処理を行なうシート後処理装置では、画像形成装置のシート排出口に対して接続されるシート搬入口を備えており、画像形成装置で画像形成されたシートが、シート排出口からシート後処理装置のシート搬入口を通って後処理手段に搬送され、所定の後処理が施されることになる。
【0003】
ここで、シート後処理装置は、種々の画像形成装置との接続を図るためには、画像形成装置の機種等によってシート排出口の高さ位置が異なることから、シート排出口の高さ位置が異なる場合にも対応して接続できるような構成とする必要がある。
【0004】
そのため、従来は、シート後処理装置のシート搬入口に対して、接続する画像形成装置のシート排出口の方が高い場合には、例えばシート後処理装置の下部にスタンド等を配置して装置を底上げしてやることで、シート排出口の高さの差に対応してきた。
【0005】
図13にその一例を示す。図13において、Aは画像形成装置、Bは画像が形成されたシートに所定の後処理を施すシート後処理装置である。画像形成装置Aは、図示しないが、シート収容部、シート収容部に積載収容されたシートを1枚ずつ給搬送するシート給送部、シート給送部で搬送されたシートに画像を形成する画像形成部、装置全体を制御するための制御部等を備えており、画像形成部で画像形成されたシートがシート排出口3のローラ対から排出されるようになっている。
【0006】
一方、図13に示すシート後処理装置Bは、画像形成済のシートを仕分け排出するもので、画像形成装置Aのシート排出口3から画像形成面を上側にして排出された画像形成済のシートを搬入するための搬入ローラ対140、シート排出口3から排出されたシートを搬入ローラ対140のニップまでガイドするニップガイド150、前記シートについて、画像形成面を上側にしてフェイスアップ排出するためのフェイスアップトレイ105、画像形成面を下側にしてフェイスダウン排出するためのフェイスダウントレイT1〜T7、搬入ローラ対140で搬入された前記シートの搬送路について、フェイスアップトレイ105、フェイスダウントレイT1〜T7のいずれかの搬送路に切り換えるフラッパー142等を備えている。
【0007】
また、シート後処理装置Bの装置本体の下部には、画像形成装置Aとの接続を図るためのラッチ153B、及び装置の移動及び画像形成装置Aとの着脱を容易にするためのキャスター154が設けられている。
【0008】
160はシート後処理装置Bの底部に配置されるスタンドであり、従来は、この高さを変えることにより、画像形成装置Aのシート排出口3とシート後処理装置Bのシート搬入口の高さを合わせていた。
【0009】
一方、画像形成装置Aのシート排出口3の種々の高さ位置に対応するための他の例としては、シート後処理装置Bのニップガイド150の先端に延長ガイドを設けて、当該延長ガイドを揺動させて対応する構成とするものもあった。
【0010】
図14〜図16にその一例を示す。各図において、Bはシート後処理装置、150はニップガイド、151は延長ガイド、152は延長ガイドの回動中心となる支軸部である。図14において、画像形成装置Aのシート排出口3から排出されたシートは、延長ガイド151からニップガイド150を経て、搬入ローラ対4,5のニップへと導かれる。ここで、延長ガイド151は、図14〜図16に示すように、支軸部152を中心として回動することで先端部の高さ位置が調整でき、シートを搬入する際の受け入れ角度を変えることにより、種々の高さ位置にある画像形成装置Aのシート排出口3に対応できるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のシート後処理装置では、以下のような問題があった。
【0012】
すなわち、図13に示すように、スタンド160を追加すると、シート後処理装置Bと画像形成装置Aの装置全体の高さ方向の位置関係が変わってしまい、両装置を接続固定するための画像形成装置Aのラッチ153Aとシート後処理装置Bのラッチ153Bとの位置関係が変わってしまうため、各ラッチ153A,153Bによって固定接続することができなくなってしまう問題点があった。
【0013】
また、キャスター154付きのシート後処理装置Bをスタンド160に載せたことによる不安定な状態をどのように解決するかといった問題が生じる。
【0014】
さらに、シート後処理装置Bのシート搬入口(ニップガイド150)の高さ位置よりも画像形成装置Aのシート排出口3の高さ位置が高い場合には、スタンド160によりシート後処理装置Bを底上げすることで対応できるが、逆にシート後処理装置Bのシート搬入口の高さ位置よりも画像形成装置Aのシート排出口3の高さ位置が低い場合には、接続ができないといった問題があった。
【0015】
一方、図14〜図16で説明した、シート後処理装置Bの搬入ローラ対4,5のニップガイド150の先端に延長ガイド151を設けた場合も、図15に示すように、シート後処理装置Bのシート搬入口の高さ位置よりも画像形成装置Aのシート排出口3の高さ位置がかなり高い場合には、延長ガイド151の先端部をかなり上に上げなければならなくなる。
【0016】
この場合には、ニップガイド150の底面(ガイド面)155に対する延長ガイド151の角度が急になり、延長ガイド151から搬入されたシートの先端がこのガイド面155に突き当たるようになり、搬送ローラ対4,5までのシートパスの曲がりが大きくなる。そして、このように搬送中のシートパスの曲がりが大きくなると、緩やかなシートパスを形成することができずにシートの搬送抵抗が大きくなることから、ジャムなどの搬送不良の原因となる。
【0017】
これを解決するためには、図16に示すように、先端側を更に延長した延長ガイド151Aとし、ニップガイド150の角度に対して延長ガイド151Aの角度を緩やかにするといった手段が考えられる。しかしながら、このような構成とすると、シート後処理装置と画像形成装置の間隔(隙間)156が大きくなることから、ラッチ153A、153Bによる接続固定ができなくなるといった問題や、外観上の問題や装置の設置スペースの増大等の問題が発生する。
【0018】
本発明の目的は、シート排出口の高さ位置の異なる種々の画像形成装置との接続が可能なシート後処理装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート後処理装置の主たる構成は、画像形成装置と接続して、前記画像形成装置のシート排出口から排出されたシートの後処理を行うシート後処理装置において、シートを装置本体内へ搬入する搬入ローラ対と、画像形成装置のシート排出口から排出されたシートを搬入ローラ対に導入する導入経路を有し、前記画像形成装置のシート排出口に対向する先端部が移動可能な搬入ガイド部材と、前記搬入ガイド部材に当接して前記搬入ガイド部材の先端部を移動させるアーム部材と、を備え、前記アーム部材は、前記画像形成装置と接続する際に前記画像形成装置の壁部と当接することにより移動して前記搬入ガイド部材の先端部を前記画像形成装置のシート排出口の高さ位置に移動させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1乃至図8はシート後処理装置に備えられた搬入ガイド部材の実施の形態を示す断面図であり、図1が第1の実施の形態を、図2及び図3が第2の実施の形態を、図4乃至図8が第3の実施の形態を、図10が第4の実施の形態を、それぞれ示す。また、図9はシート後処理装置の一例であるシート反転搬送装置の全体構成の断面図であり、図11及び図12が、シート反転搬送装置の他の構成例を示す図である。
【0021】
(全体構成の説明)
まず、本発明が適用されたシート後処理装置の全体構成について、図9を参照して説明する。図9において、Aは画像形成装置、Bはシート後処理装置である。画像形成装置Aの構成については上述した通りであり、シート収容部、シート給送部、画像形成部、制御部等を備え、画像形成部で画像形成されたシートが、画像面を上にした状態でシート排出口3の排出ローラ対から排出されるようになっている。
【0022】
ここで、画像形成装置Aの画像形成部によって上面に画像形成処理がなされたシートは、画像面を上にしたままで順次積載されていくと、原稿等につき画像形成を行った順番とは逆の順番で積載されることになってしまう。そこで、シート後処理装置Bは、画像形成した順番に従った積載順序とするため、以下のようにシートの表裏を反転して画像面を下にするように排出積載できるようになっている。
【0023】
シート後処理装置Bでは、画像形成装置Aのシート排出口3から排出されたシートを搬入し、詳細を後述する搬入ガイド部材Cによって、シートの搬入手段としての搬送ローラ4,5へと導かれる。なお、図9では、この搬入ガイド部材Cについて、後述する第2の実施の形態の構成を示している。
【0024】
図9に示すシート後処理装置Bでは、搬送ローラ4,5のうちの下側に位置する搬送ローラ5が駆動ローラであり、上側に位置する搬送ローラ4が従動ローラとなっている。シート後処理装置Bでは、駆動ローラ5が不図示の駆動モータにより図9の反時計回り方向に回転駆動されることにより、従動ローラ4及び駆動ローラ5の下側に位置する搬送ローラ(従動ローラ)106が、図9の時計回り方向に従動回転する。シート後処理装置Bにおいては、その電源投入後は、駆動ローラ5が常時シート搬入方向に回転駆動されるようになっている。
【0025】
搬送ローラ4,5の下流には、搬送路切替手段としてのフラッパー100が配置される。このフラッパー100は、図示しないアクチュエータ手段によって軸部100aを中心にして回動することにより、図9の実線の位置と破線の位置とに選択切替が可能となっている。
【0026】
フラッパー100は、図9の実線で示す位置とされることで、シートの搬送方向を反転させるためのスイッチバック部101へとシートをガイドする。また、フラッパー100は、図9の破線で示す位置とされることで、画像形成装置Aから搬入されてきたシートを反転せずに、画像面を上にしたままで排出するフェイスアップ排出口102へとシートをガイドする。そして、フェイスアップ排出口102まで搬送されたシートは、フェイスアップ排出口102に配置された排出ローラ対103,104によって、フェイスアップトレイ105上に排出、積載される。
【0027】
このように、シート後処理装置Bでは、画像が形成された面を上にしたフェイスアップ排出積載として画像面の確認を容易とするか、画像が形成された面を下にしたフェイスダウン排出積載として画像形成順に揃えて排出積載するかの、選択切替が可能となっている。
【0028】
搬送ローラ4,5の上流側には、搬入されるシートの後端部を検知するためのシート検知手段としてのフラグ11及びシート検知センサ12が配置されている。以下、フェイスダウン排出を行う際の各部の動作等について説明する。
【0029】
シート後処理装置Bでは、シートについてフェイスダウン排出を行う際には、シートの先端部がフラグ11に当接してこのフラグ11を図9の時計回り方向に回動させることにより、シート検知センサ12の光学検出部(不図示)がフラグ11によって遮光される。そして、この状態を保持したままシートが搬送ローラ4,5により挟持されて所定量搬送されると、シートの後端部がフラグ11の先端部を通過することにより、フラグ11が図9の反時計回り方向に回動してシート検知センサ12の光学検出部の遮光が解除され、シートの後端部の通過が検知される。
【0030】
そして、シート後処理装置Bでは、シートの後端部の通過が検知されると、前記アクチュエータ手段が作動することにより、フラッパー100が図9の実線で示す位置へと姿勢を変える。このとき、フラッパー100は、その先端部100bが搬送ローラ4,5のニップの上方から搬送ローラ5,106のニップの近傍まで降下するように回動するので、シートの後端部を駆動ローラ5及び従動ローラ4のニップから駆動ローラ5及び従動ローラ106のニップへとスムーズに受け渡しするようになっている。
【0031】
シートは、搬送ローラ4,5によりスイッチバック部101に搬送されながらフラッパー100の先端部100bが降下して下方に押されることによって、逆送ローラ107の上まで搬送される。そして、フラッパー100が図9の破線の位置に来たとき、フラッパー100に設けられたコロ108が逆送ローラ107に圧接し、このときに、スイッチバック部101に搬送されたシートは、逆送ローラ107とコロ108により挟まれ、この状態からさらに逆送ローラ107が図9の時計回り方向に回転駆動されることで、駆動ローラ5及び従動ローラ106のニップに向けて逆向きに搬送される。
【0032】
さらに、駆動ローラ5及び従動ローラ106によって逆向きに搬送されたシートは、その下流側の仕分け棚Tに搬送される。ここで、仕分け棚Tは、図9に示すように、複数のトレイT1〜T7が上下方向に配置されるとともに、各トレイT1〜T7にシートを導くためのフラッパー109及びローラ110,111が、これら各トレイT1〜T7に設けられた構成となっている。
【0033】
そして、駆動ローラ5及び従動ローラ106によって逆向きに搬送されたシートは、仕分け棚Tの所定のトレイ上に、画像面を下側にして排出される。例えば、仕分け棚Tの最上位のトレイT1への排出命令が出された場合には、トレイT1の上流に位置するフラッパー109が第1の位置109aから第2の位置109bへと回動動作することによりシートが反転しながら導かれ、その近傍に配置されたローラ110,111によってシートがトレイT1上に画像面を下側にしてフェイスダウン排出され、画像形成されたシートが順次トレイT1上に積載されることで、画像形成した順番通りに積載される。
【0034】
(搬入ガイド部材の説明)
このような構成を有するシート後処理装置において、画像形成装置Aのシート排出口3から搬送されるシートを、常時駆動される駆動ローラ5及び従動ローラ4に導くための搬入ガイド部材の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
(第1の実施の形態)
搬入ガイド部材の第1の実施の形態について、図1を参照して説明する。図1には、第1の実施の形態の搬入ガイド部材C1、及びこの搬入ガイド部材C1を備えたシート後処理装置B1の要部構成について示している。
【0036】
図1に示すように、第1の実施の形態の搬入ガイド部材C1は、搬入ローラ対としての搬送ローラ4,5の上流側に、支軸部7を中心として回動可能に設けられている。ここで、支軸部7は、従動ローラ4の軸部と共通であり、従動ローラ4の回転中心にもなっている。これにより、搬入ガイド部材C1は、シート後処理装置Bの装置本体に対して、支軸部7を中心に揺動自在に取り付けられ、画像形成装置Aのシート排出口3に対向する先端部側の高さ位置が調整できるようになっている。
【0037】
搬入ガイド部材C1に対しては、この搬入ガイド部材C1にシートが搬入されたことを検知する光学式の検知手段11a,12aが配置されている。
【0038】
搬入ガイド部材C1は、その上側の内部面が、搬送ローラ4,5のニップ6方向の略延長線上にある第1のガイド面1aとなっており、下側の内部面が、第1のガイド面1aに対して略平行な第2のガイド面1bとなっている。搬入ガイド部材C1では、画像形成装置Aのシート排出口3から排出されたシートを、これらガイド面1a及び1bによって搬送ローラ4,5のニップ6まで導入する導入経路が形成されている。
【0039】
搬入ガイド部材C1の下流側の基端部9,10は、それぞれ、搬入ローラ4,5のニップ6の近傍までびている。これにより、搬入ガイド部材C1は、画像形成装置Aのシート排出口3から搬入したシートを回転している搬入ローラ4,5のニップ6へ確実に導くニップガイドの機能も有している。また、実施の形態のシート後処理装置B1では、搬入ローラ4,5が常に回転していることから、回転している搬入ローラ4,5にシートを送り込むことで、ニップ方向と異なる方向から送り込まれるシートに対しても搬送性を向上させることができる。
【0040】
このような構成とされた第1の実施の形態によれば、搬入ガイド部材C1は、その先端部の高さ位置に拘わらず、搬入ローラ4,5に対向する基端部9,10側が、搬入ローラ4,5のニップ6に対して略直線状の導入経路を形成することになる。すなわち、搬入ガイド部材C1の先端がどのような高さ位置とされた場合でも、第1のガイド面1aが搬送ローラ4,5のニップ6の略延長線上にあり、かつ第2のガイド面1bが常に第1のガイド面1aと平行なので、搬入されたシートを確実かつスムーズにニップ6に導くことが可能となる。
【0041】
従って、この搬入ガイド部材C1を備えたシート後処理装置B1によれば、シート排出口3の高さ位置の異なる種々の画像形成装置との接続が可能となる。
【0042】
この実施の形態のシート後処理装置B1では、スイッチバック部101Aと、搬送ローラ4,5により搬送されたシートをフェイスアップ排出口102とスイッチバック部101のいずれかに選択的に導くためのフラッパー100Aと、スイッチバック部101Aに配された搬送ローラ106a,106bの構成が図の構成とは異なっており、詳細は省略するが(図11〜図13参照)、ここでは、搬送ローラ106aが駆動ローラで、搬送ローラ106aに圧接する搬送ローラ106bが従動ローラとなる。これらにつき、図の構成としても良いことは勿論であり、以下の実施の形態でも同様である。
【0043】
(第2の実施の形態)
次に、図2を参照して、搬入ガイド部材の第2の実施の形態について説明する。図2には、第2の実施の形態の搬入ガイド部材C2、及びこの搬入ガイド部材C2を備えたシート後処理装置B2の要部構成について示している。
【0044】
図2に示すように、第2の実施の形態の搬入ガイド部材C2は、第1のガイド部材1と第2のガイド部材2の2つの部材を有する構成となっている。
【0045】
搬入ガイド部材C2の第1のガイド部材1は、シート後処理装置B2の装置本体に対して、搬入ローラ4の軸と共通の前記支軸部7を中心に揺動(回動)可能に取り付けられている。また、第1のガイド部材1の下流側(基端側)の先端部9,10は、それぞれ、搬入ローラ4,5のニップ6近傍までびている。
【0046】
第1のガイド部材1は、その上側の内部面が、搬送ローラ4,5のニップ6方向の略延長線上にある第1のガイド面1aとなっており、下側の内部面が、第1のガイド面1aに対して略平行な第2のガイド面1bとなっている。なお、破線1cは、搬入ローラ4,5のニップ6の方向を示した線であり、第1のガイド面1aは、この破線1cの略延長線上に形成されている。これにより、搬入ガイド部材C2の第1のガイド部材1は、画像形成装置Aのシート排出口3から搬入したシートを回転している搬入ローラ4,5のニップ6へ確実に導くニップガイドの機能を有している。
【0047】
搬入ガイド部材C2の第2のガイド部材2は、その基端側が第1のガイド部材1の先端側に設けられた第2の支軸部8によって接続され、この第2の支軸部8を中心として第1のガイド部材1に対して上下方向に揺動(回動)可能となっている。
【0048】
11は第1のガイド部材1にシートが搬入されたことを検知する検知フラグであり、12は検知フラグ11の動作を検知するシート検知センサである。これら検知フラグ11及びシート検知センサ12は、第1のガイド部材1に取り付けられており、第1のガイド部材1が回動すると一体に回動するようになっている。このような構成とすることにより、搬入ガイド部材C2では、各ガイド部材1,2の固定位置にかかわらず、シート搬入の検知を正確に行うことが可能となっている。
【0049】
図3は、シート後処理装置Bの搬入ローラ4,5よりも上方に位置するシート排出口3aを備えた画像形成装置A2との接続を図る場合の搬入ガイド部材C2の状態を示す図である。この場合には、図3に示すように、搬入ガイド部材C2は、第1のガイド部材1と第2のガイド部材2がそれぞれ上方に回動した位置とされることにより、シート排出口3aの方向に向けられた状態となる。この図3に示したように、第1のガイド部材1が上方に向けられた場合でも、ガイド面1aの先端は、常に駆動ローラ5の方向を向いている。
【0050】
このような構成の第2の実施の形態においても、搬入ガイド部材C2は、その先端部の高さ位置に拘わらず、搬入ローラ4,5に対向する基端部側が、搬入ローラ4,5のニップ6に対して略直線状の導入経路を形成することになる。すなわち、搬入ガイド部材C2の先端側がどのような高さ位置とされた場合でも、第1のガイド部材1の第1のガイド面1aが搬送ローラ4,5のニップ6の略延長線上にあり、かつ第2のガイド面1bが常に第1のガイド面1aと平行なので、搬入されたシートを確実かつスムーズにニップ6に導くことが可能となる。
【0051】
また、搬入ガイド部材C2を備えたシート後処理装置B2では、搬入ローラ4,5が常に回転していることから、回転している搬入ローラ4,5にシートを送り込むことで、ニップ方向と異なる方向から送り込まれるシートに対しても搬送性を向上させることができる。
【0052】
さらに、図3に示したように、第1のガイド部材1と第2のガイド部材2のそれぞれが可動となっているので、搬送ローラ4,5のニップ6に対して高さの異なるシート排出口3aからシートを受け入れる際、限られた装置間の間隔を変えることなく、最適なシートパスを自在に構成することができ、緩やかなシートパスを形成することができる。これによって、シートの搬送性が向上する。
【0053】
従って、この搬入ガイド部材C2を備えたシート後処理装置B2によれば、シート排出口3の高さ位置の異なる種々の画像形成装置との接続が可能となる。
【0054】
なお、この実施の形態では、搬入ガイド部材C2について相互に揺動可能な2つの部材1,2を有する構成としたが、相互に揺動可能な3つ以上の部材から構成されることとしても良い。
【0055】
(第3の実施の形態)
次に、図4乃至図8を参照して、搬入ガイド部材の第3の実施の形態について説明する。図4乃至図8には、第3の実施の形態の搬入ガイド部材C3、及びこの搬入ガイド部材C3を備えたシート後処理装置B3の要部構成について示している。
【0056】
第3の実施の形態の搬入ガイド部材C3は、図4に示すように、上述した第2の実施の形態の搬入ガイド部材C2と同様に、第1のガイド部材1と第2のガイド部材2の2つの部材を有している。ここでは、第2の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を適宜省略する。なお、第3の実施の形態においても、第1のガイド部材1に対して検知フラグ11及びシート検知センサ12が取り付けられているが、図4〜図8ではその図示を省略している。
【0057】
第3の実施の形態では、図4に示すように、搬入ガイド部材C3の第1のガイド部材1の上方向の回動を制限するためのストッパピン51、及び、図6に示すように、第1のガイド部材1の下方向の回動を制限するためのストッパピン60が設けられた構成となっている。各ストッパピン51,60は、シート後処理装置Bの装置本体の側面から突出形成されている。さらに、第1のガイド部材1には、第2のガイド部材2の上方向の回動を所定位置で制限するための不図示のストッパ部が形成されている。
【0058】
そして、第1のガイド部材1は、不図示の付勢ばねにより図4の矢印U方向(反時計回り方向)に付勢されており、搬送ローラ4の近傍に配置された前記ストッパピン51に突き当たって、図4に示した位置に保持され、やや上を向いた状態となっている。第3の実施の形態では、この初期状態が第1のガイド部材1のホームポジションとなる。
【0059】
また、第2のガイド部材2も同様に、不図示の付勢ばねにより図4の矢印U方向(反時計回り方向)に付勢されており、前記ストッパ部に突き当たって、図4に示した位置に保持され、第1のガイド部材1よりも急な角度で上を向いた状態となっている。第3の実施の形態では、この初期状態が第2のガイド部材2のホームポジションとなる。
【0060】
さらに、第3の実施の形態では、搬入ガイド部材C3を画像形成装置Aのシート排出口3に導くためのアーム部材(ガイド部材駆動手段)50が備えられている。アーム部材50は、シート後処理装置B3の装置本体の側面から外方に突出し画像形成装置A2の側面と当接するための第1のアーム52と、第1のアーム52の略反対方向に延びる第2のアーム54とを有し、各アーム52,54支軸部53を中心として一体に回動するようになっている。ここで、支軸部53は、シート後処理装置Bの装置本体の側面に取り付けられている。なお、アーム部材50は、第1のアーム52と第2のアーム54とのなす角度が調整可能となっており、これにより、後述のように画像形成装置Aとの接続時における第2のガイド部材2の先端部の高さ位置を調整できるようになっている。
【0061】
また、アーム部材50は、不図示の付勢ばねにより図4の時計回り方向に付勢されており、シート後処理装置Bの装置本体の側面から突出形成されたストッパピン56に突き当たって、初期状態では図4に示した位置に保持され、やや上を向いた状態となっている。
【0062】
アーム部材50の第2のアーム54には、搬入ガイド部材C3の各ガイド部材1,2の上側に当接してこれらガイド部材1,2を下方に押圧するためのコロ54aが設けられている。このコロ54aは、第2のアーム54の先端側に形成された長穴部54bに対して移動可能かつ回転可能に取り付けられ、さらに、不図示の付勢ばねによって第2のアーム54の先端側に位置するように付勢されている。
【0063】
図4は、搬入ガイド部材C3及びアーム部材50の初期状態の位置に対応する高さ位置のシート排出口3aを備えた画像形成装置A2に対してシート後処理装置B3を接続した状態を示している。搬入ガイド部材C3の初期状態(ホームポジション)の位置は、搬入ローラ4,5よりも高い位置にシート排出口3aが形成された図3に示した画像形成装置A2に接続できるようになっている。
【0064】
これに対して、シート排出口が搬入ローラ4,5よりも低い位置にある、すなわち、搬入ガイド部材C3の初期状態(ホームポジション)の位置よりも低い高さ位置にあるシート排出口3bを備えた画像形成装置A3に対してシート後処理装置B3を接続する場合の各部の動作について、図5乃至図8を参照して説明する。
【0065】
画像形成装置A3に対する接続前の状態を示す図5では、搬入ガイド部材C3及びアーム部材50は、図4で説明したホームポジションに保持される。この状態からシート後処理装置B3を画像形成装置A3に近づけて行くと、図6に示すように、アーム部材50における第1のアーム52が画像形成装置A3の壁部57に当接し、さらにシート後処理装置B3を画像形成装置A3に近づけることにより、第1のアーム52が壁部57によって上方に押し上げられる。
【0066】
この際に、シート後処理装置B3においては、アーム部材50が図6の反時計回り方向に回動するので、第2のアーム54が下方に回動して第1のガイド部材1を押し下げる。具体的には、第2のアーム54の先端側に位置するコロ54aが第1のガイド部材1に当接し、第2のアーム54の回動に伴ってコロ54aが回転しながら第1のガイド部材1を図6の時計回り方向に押し下げる。第1のガイド部材1は、図6に示すように、下側がストッパピン60に付き当てられたところで、その回動が阻止される。
【0067】
図6の状態から、さらに第1のアーム52が壁部57によって上方に押し上げられると、図7に示すように、第2のアーム54がさらに反時計回り方向に回動することにより、搬入ガイド部材C3の第2のガイド部材2が押し下げられ、下方に回動する。このとき、第2のアーム54に取り付けられたコロ54aは、付勢ばねの付勢力に抗して長穴部54bを移動していく。そして、第2のガイド部材2は、その内面がガイド部材1の各ガイド面1a,1bと略直線状となったところで第1のガイド部材1に設けられた不図示の前記ストッパにより回動を阻止され、その位置が固定される。
【0068】
図8は画像形成装置Aとシート後処理装置Bが図示せぬラッチ手段(図13参照)により完全に接続された状態を示したものである。図7に示す状態からさらに第1のアーム52が画像形成装置A3の壁部57に押圧されることにより、アーム部材50が反時計回り方向に回動する。このとき、各ガイド部材1,2がそれぞれストッパに当たって回動を阻止されているので、第2のアーム54のコロ54aは、長穴部54bに沿ってさらに移動する。そして、第1のアーム52がシート後処理装置Bの装置本体内に完全に収納された図8に示す状態となったところで、各部の動作が完了する。
【0069】
なお、シート後処理装置B3では、画像形成装置Aにおけるシート排出口36の高さ位置に応じて、アーム部材50における第1のアーム52と第2のアーム54とのなす角度を変更することによって、第2のガイド部材2の先端部の高さ位置の調整が可能となる。具体的には、第1のアーム52と第2のアーム54とのなす角度が小さくなるほど、第2のガイド部材2の先端部の高さ位置が高くなる。
【0070】
このように、第3の実施の形態のシート後処理装置B3では、搬入ガイド部材C3の各ガイド部材1,2が所定方向に付勢されるとともに、搬入ガイド部材C3を画像形成装置のシート排出口に導くためのアーム部材50が備えられているので、画像形成装置に対する着脱が簡単になる。
【0071】
具体的には、画像形成装置A3のシート排出口36に対してシート後処理装置B3の着脱を繰り返し行う場合であっても、アーム部材50を調整して搬入ガイド部材C3の高さ位置を1回調整するだけで済む。また、搬入ガイド部材C3及びアーム部材50の初期状態の位置についてホームポジションが設定されているので、シートのジャム処理等を行うためにシート後処理装置B3を画像形成装置A3から取り外す際には、搬入ガイド部材C3及びアーム部材50が速やかにホームポジションに戻り、ジャム処理等の作業が容易になる。
【0072】
なお、ここでは、搬入ガイド部材C3を画像形成装置のシート排出口に導くための手段として、回転式のアーム部材をシート後処理装置側に設けることとしたが、アーム部材については回転式のものに限定されるものではなく、また、画像形成装置側にアーム部材を設け、画像形成装置側から延びるアーム部材の位置によって搬入ガイド部材C3の位置を切り替える構成としても良い。
【0073】
(第4の実施の形態)
次に、図10を参照して、搬入ガイド部材の第4の実施の形態について説明する。図10には、第4の実施の形態の搬入ガイド部材C4、及びこの搬入ガイド部材C4を備えたシート後処理装置B4の要部構成について示している

【0074】
図10に示すように、第4の実施の形態の搬入ガイド部材C4は、第2の実施の形態と同様に、第1のガイド部材1と第2のガイド部材2とを有し、第1のガイド部材1が上述の支軸部7に、第2のガイド部材2が上述の支軸部8に、それぞれ回動可能に設けられている。
【0075】
さらに、この第4の実施の形態では、支軸部7,8に対して、それぞれ歯車201,200が取り付けられており、さらに、これら歯車201,200を回動させるためのモータ205,203が備えられた構成となっている。
【0076】
歯車201は、支軸部7を中心として、第1のガイド部材1と一体に回転するように取り付けられている。また、歯車201は、シート後処理装置Bの装置本体に固定されたモータ203のモータギヤ202とかみ合っている。第4の実施の形態では、モータ203がシート後処理装置Bの不図示の制御手段により回転駆動されることにより、第1のガイド部材1が支軸部7を中心として回動し、所定の位置で固定するようになっている。
【0077】
一方、歯車200は、第2の支軸部8を中心として、第2のガイド部材2と一体に回転するように、第2の支軸部8に取り付けられている。また、歯車200は、第1のガイド部材1上に固定されたモータ205のモータギヤ204とかみ合っている。そして、モータ205が前記制御手段により回転駆動されることにより、第2のガイド部材2が支軸部8を中心として回動し、所定の位置で固定するようになっている。
【0078】
このように、第4の実施の形態のシート後処理装置B4では、ガイド部材1,2の姿勢を変えるためのモータ203,205を備えており、また、第3の実施の形態のシート後処理装置B3のようにストッパピン51,60による位置の制限がないので、各ガイド部材1,2を比較的自由に変形でき、接続する画像形成装置につき、種々の高さ位置のシート排出口と接続固定が可能となる。
【0079】
さらには、第4の実施の形態のシート後処理装置B4では、画像形成装置Aとの間で交わされる信号に基づき、シート後処理装置B4側が画像形成装置Aのシート排出口3の高さ位置を認識して、前記制御手段でモータ203,205の回転を制御することにより、複数のガイド部材1,2をそれぞれ画像形成装置Aのシート排出口3の高さ位置に対応した所定の位置で固定することが可能となる。
【0080】
なお、上述した各実施の形態では、搬入ガイド部材の回動中心については、従動ローラ4の軸部と共通の支軸部7としたが、例えば駆動ローラ5の軸部と共通としても良いし、従動ローラ4或いは駆動ローラ5の軸部の近傍に設ける構成としても良い。
【0081】
また、上述した各実施の形態では、搬入ローラ対3,4のニップ6方向の略延長線上にある第1のガイド面については、搬入ガイド部材の上側の内部面としたが、例えば搬入ガイド部材の回動中心を駆動ローラ5の軸部と共通として下側に設けた場合には、第1のガイド面を搬入ガイド部材の下側の内部面に設けても良い。
【0082】
(第5の実施の形態)
次に、図11を参照して、本発明の第5の実施の形態について説明する。図11には、第5の実施の形態としてのシート後処理装置300の全体構成について示している。
【0083】
なお、図11には、図2及び図3で説明した第2の実施の形態の搬入ガイド部材を備えたシート後処理装置について示したが、搬入ガイド部材の構成としては、図1で説明した第1の実施の形態の構成、あるいは、図4乃至図8で説明した第3の実施の形態の構成、さらには、図10で説明した第4の実施の形態の構成としても良い。
【0084】
図11において、300はシート後処理装置、301は画像形成装置、302はシート後処理装置300に設けられたラッチ手段であり、303は画像形成装置301に設けられたラッチであり、シート後処理装置300と画像形成装置301とをラッチ手段302及びラッチ303によって接続固定可能としている。
【0085】
シート後処理装置300は、下部ユニット304と、シート後処理部である上部ユニット305でそれぞれユニット化されている。ここで、上部ユニット305には、図11に示すように、上述した第1及び第2のガイド部材1,2、搬送ローラ4,5、仕分け棚T(この実施の形態では、トレイはT1〜T6の6段)、等の後処理を行うための各構成部が配される。一方、下部ユニット304にはキャスター306及びラッチ手段302が設けられている。
【0086】
そして、この実施の形態では、下部ユニット304と上部ユニット305とが、アジャスタネジ307及び支柱311を介して接続される。アジャスタネジ307は、下部ユニット304の上面の穴部308を下方から貫通して上部ユニット305の底面部309に設けられたネジ部310に取り付けられている。
【0087】
支柱311は、下部ユニット304の上面に複数突出形成され、上部ユニット305の底面部309に設けられた穴部309aにダンパ部材312を介して取り付けられている。ダンパ部材312は、下部ユニット304の上面部と上部ユニット305の底面部309との間に配され、上部ユニット305を持ち上げる方向に付勢力を発生している。
【0088】
このような構成とされたシート後処理装置300では、アジャスタネジ307の頭部を回転させることで、下部ユニット304に対して上部ユニット305が上下移動し、下部ユニット304に対して上部ユニット305の上下位置を調整することができる。
【0089】
従って、このシート後処理装置300では、第1及び第2のガイド部材1,2によるアジャスタ可能な範囲をより広くすることができ、シート排出口3の高さ位置の異なる種々の画像形成装置との接続が可能となる。
【0090】
ここで、ラッチ手段302及びキャスター306が設けられた下部ユニット304は、その上下位置が変化しないため、上部ユニット305を上下移動させた場合でも、ラッチ手段302による画像形成装置のラッチ303との係合状態及びキャスター306による接地状態はそのままであり、キャスターごとスタンドに乗せる図13の構成と比較して明かなように、接続状態及び接地状態における不安定さが無い。
【0091】
(第6の実施の形態)
次に、図12を参照して、本発明の第6の実施の形態について説明する。図12には、第6の実施の形態としてのシート後処理装置300Aの全体構成について示している。なお、図11に示す部分と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0092】
また、図12には、図2及び図3で説明した第2の実施の形態の搬入ガイド部材を備えたシート後処理装置について示したが、搬入ガイド部材の構成としては、図1で説明した第1の実施の形態の構成、あるいは、図4乃至図8で説明した第3の実施の形態の構成、さらには、図10で説明した第4の実施の形態の構成としても良い。
【0093】
図12に示すように、第6の実施の形態のシート後処理装置300Aでは、アジャスタネジ307の頭部をギヤ部400とし、このギヤ部400のギヤ歯に対してモータ402のモータギヤ401のギヤ歯が係合している。そして、シート後処理装置300Aでは、前記制御手段によりモータ402を回転駆動させることで、上部ユニット305が上下動するようになっている。これにより、シート後処理装置300Aでは、第5の実施の形態と同様の効果が得られ、かつ、第5の実施の形態と比較して、ユーザの負担が低減される。
【0094】
さらに、シート後処理装置300Aでは、画像形成装置301との間で交わされる信号に基づき、シート後処理装置300A側が画像形成装置301のシート排出口3の高さ位置を認識して、前記制御手段でモータ402の回転を制御することにより、アジャスタネジ307を回転させて上部ユニット305の高さ位置を調整することが可能となる。これにより、第5の実施の形態と比較して、さらに、ユーザの負担が低減でき、シート排出口の高さ位置に拘束されず複数の画像形成装置と接続固定可能となる。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシート後処理装置によれば、シート排出口の高さ位置の異なる種々の画像形成装置との接続が可能なシート後処理装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明する図であり、シート後処理装置の搬入ガイド部材の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を説明する図であり、シート後処理装置の搬入ガイド部材の構成を示す断面図である。
【図3】第2の実施の形態を説明する図であり、搬入ローラよりも上方に位置するシート排出口を備えた画像形成装置と接続する場合の搬入ガイド部材の状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を説明する図であり、搬入ガイド部材がホームポジションの位置で画像形成装置と接続された状態を示す断面図である。
【図5】第3の実施の形態を説明する図であり、搬入ガイド部材がホームポジションにある状態を示す断面図である。
【図6】第3の実施の形態の搬入ガイド部材の動作を説明する図であり、第1のアームが画像形成装置に当接した状態を示す断面図である。
【図7】第3の実施の形態の搬入ガイド部材の動作を説明する図であり、第2のアームの移動に伴い搬入ガイド部材が押し下げられて行く状態を示す断面図である。
【図8】第3の実施の形態の搬入ガイド部材の動作を説明する図であり、搬入ガイド部材がホームポジションよりも下の位置で画像形成装置と接続された状態を示す断面図である。
【図9】本発明のシート後処理装置の全体構成を説明するための縦断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示す構成図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態を示す構成図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態を示す構成図である。
【図13】従来のシート後処理装置の構成を説明する図であり、スタンドを追加して画像形成装置と接続する状態を示す。
【図14】従来のシート後処理装置の構成を説明する図であり、延長ガイドを設けて画像形成装置と接続する状態を示す。
【図15】図14の従来のシート後処理装置において、シート排出口が高い位置にある画像形成装置と接続する状態を示す。
【図16】従来のシート後処理装置の構成を説明する図であり、シート排出口が高い位置にある画像形成装置と接続するため、延長ガイドの先端をさらに延長した構成について示す。
【符号の説明】
A,A2,301 画像形成装置
B,B1〜B4,300,300A シート反転搬送装置(シート後処理装置)
C1,C2,C3,C4 搬入ガイド部材
1 第1のガイド部材(搬入ガイド部材)
1a 第1のガイド面
1b 第2のガイド面
2 第2のガイド部材(搬入ガイド部材)
3,3a,3b シート排出口
4 搬送ローラ(駆動ローラ)
5 搬送ローラ(従動ローラ)
6 ニップ
7 支軸部
8 第2の支軸部
9,10 先端部
11 検知フラグ(検知手段)
12 シート検知センサ(検知手段)
11a,12a 検知手段
50 アーム部材(ガイド部材駆動手段)
51 ストッパピン(位置保持手段)
60 ストッパピン
52 第1のアーム
53 支軸部
54 第2のアーム
54a コロ
54b 長穴部
56 ストッパピン
100,100A フラッパー
100a 軸部
100b 先端部
101 スイッチバック部
102 フェイスアップ排出口
103,104 排出ローラ対
105 フェイスアップトレイ
106 搬送ローラ(従動ローラ)
107 逆送ローラ
108 コロ
109 フラッパー
109a 第1の位置
109b 第2の位置
110,111 ローラ
200,201 歯車
202,204 モータギヤ
203,205 モータ(ガイド部材駆動手段)
302 ラッチ手段(接続手段)
303 ラッチ
304 下部ユニット
305 上部ユニット
306 キャスター
307 アジャスタネジ
308 穴部
309 底面部
309a 穴部
310 ネジ部
311 支柱
312 ダンパ部材
400 ギヤ部
401 モータギヤ
402 モータ(ユニット駆動モータ)

Claims (8)

  1. 画像形成装置と接続して、前記画像形成装置のシート排出口から排出されたシートの後処理を行うシート後処理装置において、
    シートを装置本体内へ搬入する搬入ローラ対と、
    前記画像形成装置のシート排出口から排出されたシートを前記搬入ローラ対に導入する導入経路を有し、前記画像形成装置のシート排出口に対向する先端部が移動可能な搬入ガイド部材と、
    前記搬入ガイド部材に当接して前記搬入ガイド部材の先端部を移動させるアーム部材と、を備え、
    前記アーム部材は、前記画像形成装置と接続する際に前記画像形成装置の壁部と当接することにより移動して前記搬入ガイド部材の先端部を前記画像形成装置のシート排出口の高さ位置に移動させることを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記搬入ガイド部材は、前記装置本体により軸支される支軸部を有し、前記支軸部を中心として回動して前記先端部を上下方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記搬入ガイド部材は、前記搬入ローラ対のニップの略延長線上にある第1のガイド面と、前記第1のガイド面と略平行な第2のガイド面を有し、
    前記支軸部は、前記第1のガイド面の前記搬入ローラ対に対向する基端部側に設けられたことを特徴とする請求項2に記載のシート後処理装置。
  4. 前記搬入ガイド部材の前記支軸部は、前記搬入ローラ対のローラ軸上もしくはその近傍に配置されたことを特徴とする請求項2又は3に記載のシート後処理装置。
  5. 前記搬入ガイド部材は、前記支軸部を有する第1のガイド部材と、前記第1のガイド部材に対して接続される第2の支軸部と、前記第2の支軸部を中心として前記第1のガイド部材に対して回動可能とされた第2のガイド部材とを備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載のシート後処理装置。
  6. 前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材とを、初期状態でそれぞれ所定の位置に保持する位置保持手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載のシート後処理装置。
  7. 前記画像形成装置のシート排出口から排出されたシートが前記搬入ガイド部材に導入されたことを検知する検知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のシート後処理装置。
  8. 前記検知手段は、前記搬入ガイド部材に取り付けられ、前記搬入ガイド部材と一体に回動することを特徴とする請求項7に記載のシート後処理装置。
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