JP4416236B2 - 分別回収容易なヒンジキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガラス製又は合成樹脂製等の液体容器の口部に嵌着される合成樹脂製ヒンジキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6,7に示すように、容器1より突出する口部2外周のくびれ凹部3に係止する嵌合突条4を有する外周壁5、固定筒22を上部に形成した嵌合上壁6、および、内方リング7からなる嵌着部8を有する中蓋9と、これと一体にヒンジHを介して連結され上記固定筒22に係着可能な外蓋20とを備えた合成樹脂製ヒンジキャップCPにおいて、上記ヒンジHの付け根Haの一側端付近の外周壁5を通過する縦方向弱化線13と、上記ヒンジの付け根Haの内側を通る周方向弱化線14とを備え、容器1内の液体を消費してこの容器1を分別回収する場合は、外蓋20を掴み、引張ることによって各弱化線13,14に沿って切裂き、さらに引張り上げることによってヒンジキャップCPを口部2より取外すようにしたものは、例えば実開平7−857号公報その他によって公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6,7のように、嵌合上壁6から外周壁5に至る肩部が厚肉であるガラス瓶などに用いるヒンジキヤップCPにあっては、、その厚肉肩部をヒンジの付け根Haの内側から周方向弱化線14に沿って斜めに切裂くため、切裂き抵抗が大きく、切裂きに大きな力を必要とし、ヒンジ切れを起こし回収困難になる場合があり、さらに、引裂き後の口部2に対する嵌着部8の剥離面積を大きくとれないので、切裂き後の嵌着部8の引き抜きに大きな力を必要とする等の問題があった。
【0004】
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたもので、嵌着部が厚肉となる切裂き抵抗の大きいヒンジキヤップであっても回収の際、ヒンジ切れが起らず、かつ、ヒンジキャップを口部より容易に取外すことの出きる分別回収容易なヒンジキャップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、容器より突出する口部外周のくびれ凹部に係止する嵌合突条を有する外周壁、固定筒を上部に形成した嵌合上壁、および、内方リングからなる嵌着部を有する中蓋と、これと一体にヒンジを介して連結され上記固定筒に係着可能な外蓋とを備えた合成樹脂製ヒンジキャップにおいて、上記ヒンジの付け根の一側端付近の外周壁を縦断する縦方向弱化線が形成され、これに続く径方向弱化線が、上記固定筒のスリット部直下の嵌合上壁を半径方向に横断して形成され、さらに、これに続く周方向弱化線が、前記嵌着部における肉厚の薄い上記固定筒の内側に沿って嵌合上壁に形成されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明者は、切裂き抵抗の大きいヒンジキャップについて、上記目的を達成するためには、上記固定筒の内側に沿って嵌合上壁を円周方向に所定の長さ伸長する周方向弱化線を切裂くのがよいと考え、そのためには、上記ヒンジの付け根の一側端付近の外周壁を通過する縦方向弱化線と上記周方向弱化線とを嵌合上壁を半径方向に横断する径方向弱化線によって接続すればばよいと考え、種々実験研究を行った結果、本発明に到達した。
【0007】
発明の実施の形態を実施例に基ずき図面を参照して説明する。図1(イ)は蓋を開いたヒンジキャップの平面図、図1(ロ)は図1(イ)のI[ロ]−I[ロ]線に沿った縦断側面図、図2は蓋を閉じたヒンジキャップの正面図、図3は同背面図、図4は蓋を開いたヒンジキャップの要部の斜視図,図5は同切裂き開始時の斜視図である。
なお、先行技術と同一部分、もしくは、対応する部分については同一符号を付して説明するものとする。
【0008】
図において、9はポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂の射出成形で作られた中蓋、20はヒンジHで一体に連結された外蓋であり、突片21を有する。1はガラス製の容器、2はその口部で、中蓋9の嵌着部8が口部2に嵌合される。嵌着部8はくびれ凹部3に係合する嵌合突条4を有する外周壁5と内方リング7と固定筒22を上部に形成した嵌合上壁6によって構成され、これらは同心円状に配設されている。上記外蓋20は閉蓋時に上記固定筒22に係着固定されるものである。
【0009】
25は注出筒で、前記嵌合上壁6より上方に突設され、該注出筒25の内側には容器1の内容液の流通を阻止する遮断壁26が設けられ、この遮断壁26には無端状のスコア27が形成されている。28は該スコア27の内側に形成された破断部、29はこの破断部の上に設けられたプルリングである。
【0010】
ヒンジHとしては、中央のバネヒンジ11と両側の薄肉回動支点ヒンジ12とから構成された3点式スナップヒンジが用いられているが、任意の合成樹脂ヒンジを用いることができる。上記薄肉回動支点ヒンジ12と中央のバネヒンジ11の前端部は中蓋9の外周壁5の上部に、後端部は上記外蓋20の外周壁15の上部に、それぞれ一体に固定されている。しかしながら、外蓋20の開き角度を大きく取るために、上記バネヒンジ11は上記薄肉回動支点ヒンジ12よりも低い位置に設けられている。
【0011】
13は縦方向弱化線で、上記ヒンジHの付け根Haの一側部に沿って上記外周壁5に切込み形成されている。つまり、この縦方向弱化線13は上記外周壁5の上から下まで形成することも出来るが、ヒンジキャップの打栓装着時の破断防止のために、上記外周壁5に形成する縦方向弱化線13を上記外周壁5の上端から下端まで形成することなく、上端から下端に到達する手前位置まで形成することが出来る。
ここで縦方向弱化線とは、基本的には外周壁5の縦方向すなわち中心軸方向に伸びる他の部分より強度的に弱化した線状部をいうが、その形状は任意に選択され、例えば切込み形成された直線状の薄肉部又はミシン目などが採用される。この縦方向弱化線13には中心軸方向に対して多少傾斜した弱化線も含まれ、さらに、外周壁5の上端より中心軸方向に切込み形成し、途中よりヒンジHの方向に傾斜させて形成された弱化線なども含まれる。
【0012】
16は径方向弱化線で、上記縦方向弱化線13の上部に続いて上記固定筒22のスリット部22a直下の嵌合上壁6を半径方向に横断して形成されている。
ここで径方向弱化線とは、基本的には嵌合上壁6を半径方向に横断する他の部分より強度的に弱化した線状部をいうが、その形状は任意に選択され、例えば切込み形成された直線状の薄肉部又はミシン目などが採用される。
【0013】
14は周方向弱化線で上記径方向弱化線16の一端に連続し上記固定筒22の内側円周に沿って嵌合上壁6に形成されている。
ここで周方向弱化線とは、基本的には嵌合上壁6に沿って他の部分より強度的に弱化した周方向の線状部をいうが、その形状は任意に選択され、例えば内側より鋭角状に切込み形成された円弧状の薄肉部又はミシン目などが採用される。該周方向弱化線14の円周長さ(中心角度)は、必要に応じて適宜選択され、例えば、90度〜210度が選ばれる。
【0014】
この発明のヒンジキヤップは前記のように構成され、容器1の口部2に打栓装着されて用いられる。消費者は開封の際、外蓋20を開いてプルリング29を引張り、破断部28をスコア27から破断して、通口を形成して利用する。
容器1内の液体を消費してこの容器1を分別回収する場合は、外蓋20を掴み、注出筒25の反対側に引張ると、縦方向弱化線13と径方向弱化線16および周方向弱化線14で囲まれた帯域にヒンジHの付け根Haを介して応力が集中するので、各弱化線が破断を開始し、さらに外方に引張ると、図5に示すように、周方向弱化線14が順次破断し、ヒンジHが中蓋9の本体から分離される。
外蓋20を更に外方に引張ると、周方向弱化線14が完全に切裂かれ(ここでは約210度切裂かれ)嵌着部8の容器口部2よりの剥離面積が大きいため、口部2の外面が大きく露出するので、外蓋20を斜め上方に引張ることによって嵌着部8を口部2より容易に引張り上げることができる。
周方向弱化線14は嵌着部8における肉厚の比較的薄い上記固定筒22の内側円周に沿って形成されているため、切裂き抵抗が比較的小さく、このためヒンジHが切断されるなどのトラブルが発生するようなことがない。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0016】
本発明の分別回収容易なヒンジキャップは、容器より突出する口部外周のくびれ凹部に係止する嵌合突条を有する外周壁、固定筒を上部に形成した嵌合上壁、および、内方リングからなる嵌着部を有する中蓋と、これと一体にヒンジを介して連結され上記固定筒に係着可能な外蓋とを備えた合成樹脂製ヒンジキャップにおいて、
上記ヒンジの付け根の一側端付近の外周壁を縦断する縦方向弱化線が形成され、これに続く径方向弱化線が、上記固定筒のスリット部直下の嵌合上壁を半径方向に横断して形成され、さらに、これに続く周方向弱化線が上記固定筒の内側に沿って嵌合上壁に形成されていることにより、
回収の際、外蓋を引張ったときに嵌着部における肉厚の比較的薄い上記固定筒の内側円周に沿った周方向弱化線を切裂くため、切裂き抵抗が比較的小さく、このためヒンジが切断されるなどのトラブルが発生するようなことがない。
さらに、上記嵌着部の上記容器口部よりの剥離面積が大きいため、上記容器口部の外面が大きく露出するので、上記外蓋を斜め上方に引張ることによって上記嵌着部を上記容器口部より容易に引張り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外蓋を開いた分別回収容易なヒンジキャップの(イ)平面図(ロ)I[ロ]−I[ロ]線に沿った縦断側面図である。
【図2】本発明の外蓋を閉じた分別回収容易なヒンジキャップの正面図である。
【図3】本発明の外蓋を閉じた分別回収容易なヒンジキャップの背面図である。
【図4】本発明の外蓋を開いたヒンジキャップの斜視図である。
【図5】本発明の切裂き開始直後のヒンジキャップの斜視図である。
【図6】従来の外蓋を開いた分別回収容易なヒンジキャップの縦断側面図である。
【図7】図6の切裂き開始直後のヒンジキャップの斜視図である。
【符号の説明】
CP ヒンジキャップ
1 容器
2 口部
3 くびれ凹部
4 嵌合突条
5 外周壁
6 嵌合上壁
7 内方リング
8 嵌着部
9 中蓋
H ヒンジ
Ha ヒンジの付け根
11 バネヒンジ
12 薄肉回動支点ヒンジ
13 縦方向弱化線
14 周方向弱化線
15 外蓋の外周壁
16 径方向弱化線
20 外蓋
21 突片
22 固定筒
22a 固定筒のスリット部
25 注出筒
26 遮断壁
27 スコア
28 破断部
29 プルリング

Claims (1)

  1. 容器より突出する口部外周のくびれ凹部に係止する嵌合突条を有する外周壁、固定筒を上部に形成した嵌合上壁、および、内方リングからなる嵌着部を有する中蓋と、これと一体にヒンジを介して連結され上記固定筒に係着可能な外蓋とを備えた合成樹脂製ヒンジキャップにおいて、
    上記ヒンジの付け根の一側端付近の外周壁を縦断する縦方向弱化線が形成され、これに続く径方向弱化線が、上記固定筒のスリット部直下の嵌合上壁を半径方向に横断して形成され、さらに、これに続く周方向弱化線が、前記嵌着部における肉厚の薄い上記固定筒の内側に沿って嵌合上壁に形成されていることを特徴とする分別回収容易なヒンジキャップ。
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