JP4416081B2 - デラミボトル - Google Patents

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Description

本発明はデラミボトルに関する。
ボトル内へ外気が流入すると、収納物が酸化等して変質し易くなることを防止するために、剥離容易な内外二層のボトルとして、収縮して弾性復元しない内層と、非変形又は弾性復元する外層とし、内層内収納物がポンプ等による吸出し等で減少すると外層が有する外気流入孔から内外両層間に外気が入ることで、内層だけが収縮するに対して外層は変形しないで外形を保つことが可能とした、いわゆるデラミボトルが知られている(特許文献1)。
特開平8−175568号公報
上記デラミボトルは底部にデラミボトル成形用二層パリソンの底部挟着跡としてのピンチオフを有し、該ピンチオフはその内外層間にわずかな剥離、所謂ワレを生じ易く、該ボトルを水場で使用した際に内外両層間に水が入ることがある。
よって胴部の内外両層が剥離しても、ボトル底部においては剥離せず、よって上記ワレからボトル内へ水が侵入しないようにすることが望ましい。
本発明は、ボトル底部における内層の剥離が生じ難く、よってその底部からの水侵入を防止できるよう設けたものである。
第1の手段として、胴部3から口頸部5を起立するボトルを、相互に剥離可能な外層10と内層9とを重ね、かつ底壁でピンチオフ6を形成し、又外層一部へ外気導入孔7を穿設したデラミボトルにおいて、胴部3の下部に、胴下端部3aを残して、上向き面8aと、下内方へ張出しする下向き面8bからなる凹溝8を周設した。
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に上記ピンチオフ6延長面と直交する、口頸部5下部の外層10対向部分へ、外気導入孔7を穿設した。
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に上記ピンチオフ6延長面上に位置する内外両層部分を接着させて、少なくとも一本の接合条11を縦設した。
第4の手段として、上記第1の手段を有すると共に凹溝8下方の胴下端部3aと凹溝8上方の胴部分とは略同一外径とした。
請求項1のようにすることで、外層10から内層9が剥離したとき、外層10は凹溝8を有する形状を保つに対して、内層9はその凹溝内面から剥離することでその凹溝形状部分における下内方および下外方への傾斜屈折形状が崩れることとなり、従って外層10の上下方向長さに対して、内層9は上記凹溝の内層部分が剥離した分だけ長くなることとなり、よって胴部内面の内層部分が剥離しても上記のように内層は外層よりも長くなっているため、その剥離が底壁2へ及ぶことは少なく、よってピンチオフにおける内外層間のワレから、外層内へ水が入ることを防止できる。又そのように、ピンチオフのワレを外層底壁部分へ接合する内層底壁部分が閉塞しているから、デラミボトルのスクイズ時において、内外層間空気が上記ワレから洩れることがない。
更に胴部の下部に設けた凹溝8は、胴部スクイズの力を吸収して底部への力を逃すこととなり、よってピンチオフのワレを低減することが出来る。
請求項2のようにすることで、外層10から剥離する内層部分は、ピンチオフ6の上方延長面へ向け圧縮されて平たく帯状に収縮することとなり、又上記のように凹溝内層部分が剥離することで内層収縮部分長さが外層よりも長くなることもあって、ピンチオフ6上方の底壁内層部分は対応する外層部分上面へ付着したまま残ることとなり、上記ワレからの水の侵入を防止できる。
請求項3のようにすることで、内層9の剥離は、ピンチオフ部分およびその延長面上の接合条11を除く部分で行われ、かつ上記のように凹溝内層部分の剥離で内層収縮部分長さが外層長さよりも長くなることもあってピンチオフ上方の内層部分剥離を防ぐことが出来、上記ワレからの水侵入を防止できる。
以下図1から図6が示す第1実施形態について説明する。まず従来公知の部分について簡単に説明すると、1は底壁2外周から胴部3を起立し、該胴部上端から上内方への弯曲肩部4を介して口頸部5を起立するデラミボトルで、その口頸部の下端部は大径とし、該下端部から僅かに縮径して上部に雄ねじを有する小径口頸部を起立している。
該デラミボトルは、異材質の内層と外層とを重合わせて形成したパリソンを、下端で挟持圧搾してブロー成形し、かつその挟持圧搾部をピンチオフ6として残し、その下方部分を喰い切りしたものであり、上記小径口頸部の下部外層部分の、ピンチオフ延長面と直交する前後両部分には外気導入孔7を穿設している。その内層と外層とは異材質としたため上記両外気導入孔から内外両層間へ高圧空気を吹込むことで剥離するものであり、デラミボトル使用に先だち内層胴部部分を予備操作で剥離しておき、又内層内へ外気を吹込みして内層を復元し内外両層を接触させたものである。尚上記口頸部5には、ポンプ式の噴出器を装着させてそのポンプ操作でボトル内液体を噴出させるノズルを、ないしはボトル胴部弾性圧搾でボトル内収納物を注出させる塗布具を装着させる。
本発明においては上記胴部3の下部に、胴下端部3aを残して断面V字形状の凹溝8を周設した。その凹溝は、図示のように該凹溝の上向き面8aをテーパ面とし、かつ下向き面8bを下内方へ張出しする弯曲面としている。又凹溝下方の胴下端部と凹溝上方の胴部分とはほぼ同一外径としている。尚上記凹溝は、横向きのU字形状であってもよい。
又本発明にあっては、図1が示すように、図前後方向対向位置に穿設した外気導入孔7に対して、ピンチオフ6は直交させて図左右方向へ位置させて形成した。
上記構成において、デラミボトル1内が、該ボトル上部へ付設したポンプの作動ないしデラミボトル胴部の弾性圧搾等で負圧化すると、外気導入孔7から外気が内層9と外層10との間へも流入することで、内層9だけが収縮することとなる。該内層の収縮は収納液等の減少に伴ってデラミボトル上方から順次下方へ進行することとなるが内層収縮がデラミボトルの胴部下端まで及ぶと、既述凹溝内面を形成していた内層部分は形を崩し、よって凹溝形状を保つ外層に対して凹溝形状を崩した内層の長さは外層よりも長くなり、よって底壁内層部分9aは収納液等の残量が少なくなっても、図5が示すようにその底壁外層部分10aから剥離するおそれは少なく、よってピンチオフ6の内外両層部分間にワレが生じても上記内層部分がその上面を閉塞していることで、そのワレから水等が内外両層間に入ることを防ぐことが出来る。従って凹溝8の深さは、外層10の長さよりも、凹溝形成部分剥離後の内層収縮部分長さが充分長くなるよう設けておく。
図5と図6とは、外気導入孔7をピンチオフ6の上方延長面と直交する小径口頸部下部の外層対向部分へ穿設した場合の内層9収縮状態を示す。この場合内層9は、図6のようにピンチオフ6の上方延長面を中心とする方向へ平たく帯状に収縮することとなる。既述のように凹溝形成部分内層が、外層から離れることで、外層よりも長くなることもあって、ピンチオフ上方両側の外層部分へ付着する内層部分は、永くその付着状態を保つこととなり、よって既述ワレが生じてもその上面を閉塞し続けることとなる。
図7、図8は、ピンチオフ6延長面上の内外両層部分を接着させて、それ等両側にそれぞれ接合条11を縦設した変形例を示す。その他部分は既述の場合と同一であり、同一符号を付することで説明を省略する。
この場合内層9は、上記両接合条11を両側として平たく帯状に折畳みした状態に収縮することとなり、よってこの場合も図5および図6が示すように収縮することとなるものである。尚接合条11は一方側部だけに設けてもよく、このようにしても内壁9の収縮をほぼ良好に行うことが出来る。
本発明デラミボトルの正面図である。 図1ボトルの側面図である。 図2ボトルの底面図である。 図2下部の拡大断面図である。 図4の内層が収縮した状態を示す断面図である。 図5を90度角度を変えて示す断面図である。 デラミボトル下部を変形例で示す拡大断面図である。 図7の横断面図である。
1デラミボトル 2底壁
3胴部 6ピンチオフ
7外気導入孔 8凹溝
9内層 10外層
11接合条

Claims (4)

  1. 胴部3から口頸部5を起立するボトルを、相互に剥離可能な外層10と内層9とを重ね、かつ底壁でピンチオフ6を形成し、又外層一部へ外気導入孔7を穿設したデラミボトルにおいて、胴部3の下部に、胴下端部3aを残して、上向き面8aと、下内方へ張出しする下向き面8bからなる凹溝8を周設したことを特徴とするデラミボトル。
  2. 上記ピンチオフ6延長面と直交する、口頸部5下部の外層10対向部分へ、外気導入孔7を穿設したことを特徴とする請求項1記載のデラミボトル。
  3. 上記ピンチオフ6延長面上に位置する内外両層部分を接着させて、少なくとも一本の接合条11を縦設したことを特徴とする請求項2記載のデラミボトル。
  4. 凹溝8下方の胴下端部3aと凹溝8上方の胴部分とは略同一外径とした請求項1記載のデラミボトル。
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