JP4415583B2 - 通信電子機器、辞書ゲームプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子化された見出語情報に対応する説明情報の検索を行う機能が搭載された通信電子機器、及び同装置で実行される辞書ゲームプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、英和辞典、和英辞典、国語辞典、百科事典など各種の事典や辞書の内容を電子化して記録し、簡単に検索することができる機能が搭載された電子辞書(装置)が広く利用されている。こうした電子辞書では、見出語と、その見出語に対応する説明内容とが関連付けられて記録されており、見出語を選択するあるいは文字列を入力することで、この入力された見出語(あるいは文字列)に対応する説明内容を表示させることができる。
【0003】
近年では、携帯電話などにおいても英和辞典などの電子辞書の機能を搭載し、この電子辞書によって検索した単語や検索結果を電子メールの本文やメモに貼り付けて利用できるようになっている。
【0004】
また、特許文献1に掲載されているように電子辞書に通信機能を搭載し、パーソナルコンピュータなど他の電子装置と通信することができるものも考えられている。特許文献1に記載されている電子辞書は、パーソナルコンピュータの表示部で表示された英文のテキスト中で検索対象とする単語が範囲指定されることで、この範囲指定された単語データを通信によって受信し、この単語データについての検索を実行して、検索結果をパーソナルコンピュータに送信して表示させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−188795号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
通常、電子辞書は、個人使用されるものであるため、単に見出語を指定して、この見出語に対応する説明情報を取得するといった使い方が一般的であった。このため、興味を持って見出語と説明情報との関係を習得することが困難であり、電子辞書を利用した学習効果を期待することが難しかった。
【0007】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、電子辞書に記録されている情報をより興味を持って検索できるようにして、学習効果の向上を図ることが可能となる通信電子機器、辞書ゲームプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の通信電子機器は、見出語と説明情報とを対応づけて複数記憶する情報記憶手段と、他の電子機器から説明情報の一部を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した説明情報の一部を表示する受信情報表示手段と、前記情報記憶手段に記憶された複数の見出語のうちの何れかの見出語を選択する見出語選択手段と、この見出語選択手段により選択された見出語の説明情報を前記情報記憶手段から検索して表示させる説明情報表示手段と、この検索された見出語と前記受信手段により受信した説明情報の一部とが対応するか否かを判別する検索見出語判別手段と、前記検索見出語判別手段による判別結果を出力する検索見出語判別結果出力手段と、前記検索見出語判別手段により前記検索された見出語と前記受信した説明情報の一部が対応すると判別された場合に、前記説明情報表示手段により表示された説明情報のうち、前記受信した説明情報の一部と対応する部分を識別表示する対応部分識別表示手段と、を具備する。
【0009】
本発明の請求項1の通信電子機器によれば、他の電子機器から受信した説明情報の一部を表示させて、情報記憶手段に記憶された複数の見出語から、学習者が説明情報に対応すると思う見出語を選択すると、その見出語の説明情報が表示されて、検索された見出語と前記受信手段により受信した説明情報の一部とが対応するか否かを判別して表示させることができる。さらに対応すると判別された場合に、受信した説明情報の一部と対応する説明情報の部分を識別表示させることができる。従って、受信した説明情報の一部に合致すると思う見出語を検索して説明情報を確認した上で判別結果も確認でき、見出語を印象づけて学習できる。また説明情報中の受信情報の部分も識別表示により印象づけて、見出語の説明情報中の受信した注目部分や重要部分を印象づけて学習できる。
【0010】
本発明の請求項2の通信電子機器において、前記見出語選択手段は、検索文字列を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された検索文字列に該当する複数の見出語のうちの何れかの見出語を選択する選択手段とを具備する。
【0011】
本発明の請求項2の通信電子機器によれば、検索文字列を入力することで、この検索文字列に該当する何れかの見出し語を選択することができる。
【0012】
本発明の請求項3の通信電子機器において、前記受信手段は、前記説明情報の一部と共に同説明情報に対応する見出語を受信し、前記判別手段は、前記受信手段により受信された見出語と、前記検索手段により検索対象として入力された見出語とが一致するか否かを判別する。
【0013】
本発明の請求項3の通信電子機器によれば、見出語をもとにして、辞書ゲームにおいて問題に対する回答が正しいか否かが判別される。
【0014】
本発明の請求項4の通信電子機器において、前記情報記憶手段は情報種類別に見出語と説明情報を記憶し、前記受信手段によって前記情報種類を示すデータを受信し、前記見出語選択手段は、前記受信手段によって受信した情報種類別の複数の見出語のうちの何れかの見出語を選択する手段を有する。
【0015】
本発明の請求項4の通信電子機器によれば、記録手段により記録された情報(すなわち辞書データ)が、例えば英和辞典、和英辞典、国語辞典、百科事典など、情報種類別に記録されている場合、他の電子機器から受信する情報種類(辞書の種類)を示すデータに応じて、各情報(英和辞典、和英辞典、国語辞典、百科事典など)を対象として辞書検索を実行可能な状態に移行させる。従って、辞書ゲームにおける回答に用いる情報の種類を適切に設定すると共に、通信電子機器に対して他の利用をしていたとしてもスムーズに回答操作(辞書検索)に移行させることができる。
【0016】
本発明の請求項5の通信電子機器において、前記判別手段による判別結果を前記他の電子機器に送信する送信手段をさらに具備する。
【0017】
本発明の請求項5の通信電子機器によれば、他の電子機器(辞書ゲームの問題を提供した電子機器)において、判別結果(辞書ゲームにおい正しい回答されたか否か)の情報を管理させることができる。他の電子機器から複数の通信電子機器に対して、辞書ゲームの問題として見出語が送信されている場合には、他の通信電子機器との間のランキングの集計に利用させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態における通信電子辞書(通信電子機器)10,12,14,16…の使用形態の一例を示すブロック図である。本実施形態では、通信電子辞書10を対象にして説明するが、電子辞書の機能が搭載された携帯電話、PDA(personal digital assistant)、パーソナルコンピュータ(PC)など、他の情報機器を対象とすることもできる。また、各電子機器において電子辞書を実現するためのプログラムやデータは、プレインストールされていても良いし、ネットワークを通じてダウンロードされたものでも良い。
【0035】
通信電子辞書10は、電子辞書としての基本機能の他、通信機能が搭載されており、他の通信電子辞書12,14,16…との間でデータの送受信を行うことができる。通信電子辞書10は、後述する辞書ゲームプログラム22bにより、他の通信電子辞書12,14,16…との間で電子辞書(辞書データ22c)を利用した辞書ゲームを実行することができる。通信電子辞書10は、他の1台、あるいは複数台の通信電子辞書を選択して、辞書ゲームを実行させることができるものとする。
【0036】
本実施形態における辞書ゲームは、例えば他の通信電子辞書に対して、見出語に対応する説明情報(例えば任意に選択された説明情報の一部)を問題(ヒントデータ)として送信し、送信先の他の通信電子辞書において、ヒントデータに応じた見出語を当てさせるゲームである。例えば、通信電子辞書を所有している友人同士(あるいは教師と生徒の間)で、1人が通信電子辞書に搭載された辞書検索機能により、見出語(すなわち答え)を指定して説明情報を検索し、この説明情報からヒントとして適当な部分を選択して(すなわち問題)、別の友人(1人、あるいは複数)が持つ通信電子辞書に対して送信することで辞書ゲームを実行させる。
【0037】
この辞書ゲームを実行することで、説明情報の内容をもとにして対応する見出語を辞書検索機能を利用しながら求めることになるので、説明情報から予想される複数の見出語から適切なものを興味をもって選択させることができる。このため、見出語と説明情報との関係を楽しく学ばせることができる。ここで、問題を作成して送信する側を送信側、送信側から提供される問題に対して回答する側を受信側とする。
【0038】
図2は、本実施形態における通信電子辞書10の構成を示すブロック図である。なお、図1に示す通信電子辞書12,14,16…についても同様の構成を有するものとして説明を省略する。
【0039】
通信電子辞書10は、電子辞書の基本機能として、見出語情報と、その見出語情報に対応して少なくとも1つの語義の分類情報(語義番号)ごとに分類された説明情報を記録する辞書データを有し、見出語が選択される、あるいは文字列が入力されることで、この入力された見出語(あるいは文字列)に対応する語義番号と説明情報とを検索して表示する電子辞書機能が搭載されている。通信電子辞書10は、さらに通信機能による他の通信電子辞書12,14,16…との間の通信により、ゲームデータ及びゲーム回答データ(詳細については後述する)を送受信して辞書ゲームを実行する機能を有している。ゲームデータには、辞書データ中に含まれる見出語、辞書ゲームにおける問題(ヒント)となるヒントデータを含んでいる。
【0040】
図2に示すように、通信電子辞書10は、CPU20がメモリ22、記録装置24、入力部26、表示部27、及び通信部28と相互に接続されて構成される。
【0041】
CPU20は、通信電子辞書10全体の制御を司るもので、メモリ22に記録されたプログラムを実行することにより各種の処理を実行する。CPU20は、メモリ22に記録された辞書管理制御プログラム22a(電子辞書プログラム)を実行することにより、入力された文字列(見出語)をもとに辞書データ22cを検索し、該当する見出語に対応する説明情報を表示する電子辞書機能(辞書検索処理(図5、図6))を実現する。辞書検索処理には、辞書検索を利用した辞書ゲームにおける問題を作成して、他の通信電子辞書に対して送信する処理が含まれている。また、CPU20は、辞書管理制御プログラム22a(電子辞書プログラム)を実行することにより、他の通信電子辞書から辞書ゲームの問題(クイズ)を受信し、辞書検索を利用した回答を入力するクイズ受信処理(図7、図8)を実現する。
【0042】
メモリ22は、CPU20によってアクセスされるプログラムやデータが記録されるもので、本実施形態では例えば辞書管理制御プログラム22a、辞書ゲームプログラム22bなどの各種プログラムや、各プログラムを実行する際に用いられる各種データの他、作業用のデータを一時的に記録するためのワークエリアなどが設定される。辞書管理制御プログラム22aの実行に伴って格納される各種データとしては、見出語情報と説明情報とが関連付けられて記録された辞書の内容が電子化された辞書データ22c、辞書データ22cを用いた検索結果(見出語、語義番号)の履歴を記録するMyヒストリデータ22d、他の通信電子辞書から受信した検索結果に関する受信ヒストリデータ22e(見出語など)、他の通信電子辞書に対して送信した検索結果に関する送信ヒストリデータ22f(見出語など)、他の通信電子辞書とその利用者に関するデータ、例えば、利用者名、利用者の似顔絵を図像化したアイコンデータ、利用者が所持している通信電子辞書に搭載されている辞書名(辞書を識別する特定情報)、他の通信電子辞書のアドレスなどを含むデータが記録された似顔絵友達帳データ22gなどが含まれている。なお、辞書データ22cは、英和辞典、和英辞典、国語辞典、百科事典など、情報種類別に情報が記録されているものとする。
【0043】
また、辞書ゲームプログラム22bの実行に伴って格納される各種データとしては、辞書ゲームを実行するために管理されるゲーム管理データ22h(図3参照)、辞書ゲームの実行結果を示すゲーム結果データ22j(図4参照)などが含まれる。
【0044】
記録装置24は、記録媒体25を有しており、記録媒体25に対するプログラム、データ等の記録や読み出しを実行する。記録媒体25は磁気的、光学的記録媒体、もしくは半導体メモリで構成され、記録装置24に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着するものである。また、記録媒体25に記録されるプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記録する構成にしても良く、さらに、通信回線等を介して接続された他の機器側に記録媒体を備えた記録装置を設け、この記録媒体に記録されているプログラムやデータを、通信回線を介して使用する構成にしても良い。
【0045】
入力部26は、複数の文字キーが配列されたキーボードや、マウスなどポインティングデバイスにより構成され、データや各種の指示を入力するために用いられる。また、入力部26には、上下左右方向を指示するためのカーソルキー、検索履歴を表示するヒストリーモードへの移行を指示するためのヒストリーキー、辞書データ22cの説明情報中に含まれる用例の表示を指示するための用例キー、検索に利用する辞書を選択するための辞書キー、入力した検索文字列(見出語)に対する説明情報の表示や選択決定などを指示するための「訳/決定」キー、さらには辞書ゲームを実施する際に使用される所定の機能が割り当てられた各種のキーが設けられている。
【0046】
表示部27は、各種情報を表示するためのもので、メモリ22に格納された各種プログラムの実行に伴う画面を表示する。
通信部28は、CPU20の制御のもとで他の通信電子辞書との通信を実行する。通信部28は、例えば赤外線通信、あるいはBluetoothなど、短距離無線通信方式による通信を行なうものとする。また、公衆回線網、インターネットなどのネットワークを介した通信を行なうものであっても良い。
【0047】
図3には、本実施形態における通信電子辞書10において管理されるゲーム管理データ22hの一例を示している。
図3(a)は、クイズの出題者をとなる送信元の通信電子辞書10において管理されるゲーム管理データ22h(a)を示している。ゲーム管理データ22h(a)では、送信先を示すデータと対応付けて送信データが記録される。送信データには、出題者名(送信側の通信電子辞書10の利用者名)、問題(ヒント)を作成する際に使用した辞書を示す辞書名、辞書に記録された説明情報中から出題者によって選択されたヒントデータ(文字列)、ヒントデータのもとになる説明情報を検索する場合に用いた見出語、出題者によって入力されたコメントなどの各データが含まれる。ゲーム管理データ22h(a)中の送信データは、ゲームデータとして送信側の通信電子辞書10から他の通信電子辞書12,14,16に対して送信される。
【0048】
図3(b)は、クイズを受信した辞書ゲームを実施する通信電子辞書12,14,16…において管理されるゲーム管理データ22h(b)を示している。ゲーム管理データ22h(b)では、問題(クイズ)の送信元を示すデータと対応付けて受信データ、選択データが対応付けて記録される。受信データには、送信元から送信されたデータ、すなわち図3(a)に示す送信データが記録される。選択データには、辞書検索機能を利用して回答結果として選択された見出語、回答者名(受信側の通信電子辞書12,14,16の利用者名)、回答の正誤を示すデータなどが含まれる。ゲーム管理データ22h(b)中の選択データは、ゲーム回答データとして受信側の通信電子辞書12,14,16から通信電子辞書10に対して送信される。
【0049】
図4には、本実施形態における通信電子辞書10において管理されるゲーム結果データ22jの一例を示している。なお、図4は、問題(クイズ)を出題した通信電子辞書10において、通信電子辞書12,14,16…から受信したゲーム回答データを集計したデータ構成を示している。
【0050】
ゲーム結果データ22jには、問題(クイズ)の送信先を示すデータ(例えば通信電子辞書の利用者名)毎に、この送信先から応答された結果についての正解あるいは誤りを示す正誤のデータと、複数の送信先の中で決定される順位のデータが対応付けて記録される。順位は、例えば正解を示す結果を応答してきた中から、クイズを送信してから応答結果が受信されるまでの時間、すなわち応答時間をもとにして順位を決定する。すなわち、複数の送信先に対して同一のクイズを送信することで早押しクイズを実行してその結果を記録する。
【0051】
次に、本実施形態における通信電子辞書10の動作について説明する。
図5及び図6は、本実施形態における送信側の通信電子辞書10による辞書検索処理の手順を示すフローチャート、図7及び図8は、本実施形態における受信側の通信電子辞書12,14,16…によるクイズ受信処理の手順を示すフローチャートである。
【0052】
送信側の通信電子辞書10では、辞書検索処理において、辞書データ22cに対する検索処理を実行すると共に辞書データ22cを利用したクイズの問題を作成する。また、受信側の通信電子辞書12,14,16…では、割り込み処理によって起動されるクイズ受信処理によって辞書ゲームを実行する。
【0053】
はじめに、送信側の通信電子辞書10における辞書検索処理について、図9、図10に示す表示画面例を参照しながら説明する。まず、辞書データ22cから辞書検索によって得られた説明情報から利用者によって範囲指定された一部を問題(ヒント)として送信する場合について説明する。
【0054】
CPU20は、入力部26を通じてユーザにより、検索対象とする辞書の種類が例えば辞書キーにより指定され、検索文字列(単語)が入力された後(ステップA1)、「訳/決定」キーの操作によって検索実行が指示されると、この検索文字列(単語)について辞書データ22cに登録された見出語を対象として検索を実行する。なお、検索対象とする検索文字列は、各文字をキー入力していくだけでなく、ヒストリ機能やジャンプ機能を利用して指定することもできる。
【0055】
例えば、図9(a)に示すように、検索対象とする辞書として「国語辞典分野別」「人名検索」が指定され、検索文字列として「え」「じ」「そ」の各文字が順次入力されたものとする。
【0056】
CPU20は、検索対象として入力される検索文字列をもとに、辞書データ22cを検索して該当する見出語を求める。ここでは、入力される検索文字列をもとに前方一致により検索する。
【0057】
CPU20は、辞書データ22cから検索文字列をもとに取得された見出語と、この見出語に続く他の見出語を表示部27において一覧表示させる(ステップA2)。初期状態では、取得された見出語に対してカーソルが付加される。例えば、図9(a)に示すように、見出語(検索文字列)「えじそ」により検索された見出語「エジソン」から、この見出語に続く「エジョフ」「エス」…の複数の見出語が表示部27の画面で表示可能な分について表示され、見出語「エジソン」にカーソルが設定されている。
【0058】
ここで、「訳/決定」キーが押されることで見出語が選択されると(ステップA3)、CPU20は、現在のカーソル位置の見出語(図9(a)では「エジソン」)についての説明情報を、辞書データ22cから読み出して表示部27によって表示させる(ステップA4)。
【0059】
ここで、上下または左右方向のカーソルキーが押された場合(ステップA6)、CPU20は、説明情報が表示されている領域に設けた反転カーソルの位置を、押されたカーソルキーに応じて説明情報の文字列に合わせて移動させる。そして、カーソル位置が画面の上端または下端に到達した場合には、表示内容をスクロールして説明情報を再表示させる(ステップA7)。
【0060】
また、辞書の種類(例えば和英辞書)によっては、説明情報に「用例」に関する情報が付加されている。CPU20は、用例キーが押されると(ステップA8)、その時の反転カーソルが位置している説明情報に「用例」の情報が付加されていれば用例表示モードへ移行し、その説明情報に関連する「用例」の情報を表示させる(用例表示モード)。また、辞書キーが押されると(ステップA9)、CPU20は、指定された辞書を検索対象として辞書検索処理を実行するための辞書モードに移行する。
【0061】
一方、クイズ送信キーが押された場合(ステップA5)、CPU20は、送信先の他の端末(通信電子辞書)を指定するための送信先の指定表示画面(サブウィンドウ)を表示させる(ステップA10)。CPU20は、似顔絵友達帳データ22gに予め記録されている他の通信電子辞書の利用者に関するデータをもとに、利用者名と利用者の似顔絵を図像化したアイコンとを対応づけて一覧表示する。
【0062】
例えば、図9(b)に示すように、送信先の指定表示画面を表示する。図9(b)に示す例では、「ミユキ」「アミ」「ツヨシ」の3人の利用者(友人)の名前とアイコンとが対応付けられて、送信先の端末(通信電子辞書)名として表示されている。また、検索結果を他の通信電子辞書に対して送信しないことを指示するための「送信せず」の項目も用意されている。
【0063】
ここで、「送信せず」の項目が選択されて「訳/決定」キーが押された場合には(ステップA11、No24)、CPU20は、現在、表示対象となっている説明情報の見出語をMyヒストリデータ22dに登録して送信先の設定を終了する。
【0064】
一方、例えば左右方向のカーソルキーが押され、「送信先のアイコン」が指定された場合(ステップA11、Yes)、CPU20は、指定された送信先に関するデータを、図3(a)に示すゲーム管理データ22h(a)中の送信先のデータとして記録する。
【0065】
例えば、図9(b)では、右カーソルキーが押されることで、送信先の指定表示画面において「ミユキ」と「アミ」(ここでは2人)が送信先として指定され、「訳/決定」キーの操作により送信先として決定された状態を示している。なお、送信先としては複数指定するだけでなく、当然ながら1人毎に指定することができる。
【0066】
こうして、送信先が選択されると、CPU20は、他の通信電子辞書に送信するヒント数を計数するための変数値nを「1」に設定してメモリ22に記録する(ステップA12)。そして、例えば「ヒント1の文字列範囲をしてください」のメッセージを表示させる。
【0067】
図9(c)には、「ヒント1の文字列範囲をしてください」のメッセージが、例えば表示画面の最下段に表示された画面の一例を示している。
【0068】
ここで、カーソルキー及び「訳/決定」キーの操作によって、説明情報中からヒントとして送信する文字列範囲を指定することができる(ステップA14,A15,A16)。例えば右カーソルキーによってカーソルを移動して「訳/決定」キーを押すことで範囲の先頭文字位置を指定し、さらにカーソルキーの操作によってカーソルを移動させて、「訳/決定」キーを押すことで範囲の最後の文字位置を指定することができる。
【0069】
ここでは、範囲指定された文字列が「英単語」ではないものとする(ステップA15、No)。なお、「英単語」について範囲指定される場合については後述する(ステップA26〜A28、図14、図15)。
【0070】
図9(c)では、「発明家・企業家……電話機」の範囲の文字列が指定された状態を示している。
【0071】
ユーザによる文字列範囲の終了位置の指定操作を検知すると(ステップA16)、CPU20は、指定範囲の文字列をヒントデータとして設定し、ゲーム管理データ22h(a)の送信データとして記録する(ステップA17)。また、CPU20は、検索対象としていた辞書名(ここでは「国語辞典分野別」「人名辞典」)と、通信電子辞書10の利用者を示すデータについても、ゲーム管理データ22h(a)の送信データとして記録する。
【0072】
そして、CPU20は、通信部28を通じて、ゲーム管理データ22h(a)の送信データを、ゲームデータとして他の通信電子辞書(例えば、「ミユキ」と「アミ」が使用する通信電子辞書12,14に対して送信する(ステップA18)。
【0073】
CPU20は、他の通信電子辞書に対してゲームデータの送信を完了すると、図10(a)に示すように、クイズ送信の完了を通知するための画面、例えば「ヒント1送信しました。」のメッセージを表示させる。また、この画面には「次のヒントを送信しますか」のメッセージを表示し、他のヒントの送信をするか否かの選択を促す(ステップA19)。
【0074】
ここで、「訳/決定」キーが押されて次のヒントの送信実行が指示された場合(ステップA20、Yes)、CPU20は、nの値を1加算し(ステップA21)、前述したステップA13〜A19の処理を実行することで、次のヒントを送信先の通信電子辞書に対して送信する。
【0075】
なお、CPU20は、ゲームデータ(ヒントデータ)を送信した後、送信先の通信電子辞書からゲーム回答データを受信した場合(ステップA22)、このゲーム回答データをもとにして回答元の他の通信電子辞書の利用者名と回答内容、及びその正誤を表示させる(ステップA23)。
【0076】
図10(b)には、ゲーム回答データを受信した場合の表示画面の一例を示している。図10(b)に示すように、ゲームデータの送信先とする通信電子辞書12の利用者「ミユキ」の名前とともに、回答内容「エジソン」、回答正誤「正解」が表示されている。CPU20は、他の端末から受信した回答結果を受信ヒストリデータとして登録しておく(ステップA24)。
【0077】
また、CPU20は、他の通信電子辞書から受信したゲーム回答データをもとに、ゲーム結果データ22jを集計する(ステップA25)。ここでは、送信先毎に回答結果の正誤を記録すると共に、正解の場合の応答時間を短い順に順位を設定する。つまり、通信電子辞書10は、同じ内容のゲームデータを複数の通信電子辞書12,14,16…に同時に送信しているので、それぞれの通信電子辞書12,14,16…からゲーム回答データを受信した順に順位を設定することで、いわゆる早押しクイズを実施することになる。これにより、回答する側の通信電子辞書12,14,16…では、それぞれ他の利用者との間で競争するようにして、辞書ゲーム(つまり辞書検索機能を利用した見出語の取得)を実施することになるので、より興味をもって見出語と説明情報の関係を習得させることができる。
【0078】
なお、通信電子辞書10は、他の通信電子辞書からゲーム回答データが送られてこない場合など、送信先へのヒントの送信がさらに必要な場合には、例えば「戻る」キーが操作されることで(ステップA26)、ステップA19(図10(a))に戻り、前述と同様にして、追加のヒントを送信先に送信することもできる。
【0079】
こうして、送信元の通信電子辞書10では、辞書検索機能により、辞書データ22cに対する検索によって得られた検索内容、例えば人名に対する説明情報中からヒントとなる文字列範囲を任意に選択し、送信先の通信電子辞書に対して辞書ゲームの問題(ヒント)として送信することができる。例えば、前述した説明では、人名辞典に掲載されている人物に関する説明情報(プロフィール)から一部を抜粋し、それヒントとして他の通信電子辞書に送信している。
【0080】
次に、受信側の通信電子辞書12,14,16…(以下、通信電子辞書12を対象として説明する)におけるクイズ受信処理について、図11、図12、図13に示す表示画面例を参照しながら説明する。
【0081】
通信電子辞書12は、通常の検索処理等を実行している間に割り込み処理によって、他の通信電子辞書10からゲームデータの受信、すなわちクイズ(辞書ゲーム)の実行要求があるかを監視している。
【0082】
通信部28を通じて他の通信電子辞書10からゲームデータの受信があると(ステップB1)、CPU20は、受信したゲームデータをゲーム管理データ22h(b)の受信データとして、送信元を示すデータと対応づけて記録する。また、CPU20は、受信したゲームデータをもとにして、クイズ(辞書ゲーム)についての出題内容を示すウィンドウ表示を行う(ステップB2)。
【0083】
図11には、出題のウィンドウ表示の一例を示している。図11に示すように、出題のウィンドウ表示では、クイズ出題者名(送信元の通信電子辞書10の利用者名)、クイズに利用した辞書の辞書名、ヒントデータ(説明情報の文字列、コメントなど)を表示する。
【0084】
図11に示す例では、「先生」から「国語辞典」を利用したクイズを受信したことを示す「先生から国語辞典クイズ受信しました」のメッセージを表示させている。また、ゲームデータと共にクイズの送信元の通信電子辞書10から利用者のアイコンデータ(似顔絵データ)を受信している場合には、このアイコンデータをもとにアイコンを付加して表示する。また、似顔絵友達帳データ22gに予めアイコンデータが記録されている場合には、利用者名の情報をもとに該当するアイコンデータを検索してアイコン表示するようにしても良い。
【0085】
この出題のウィンドウ表示では、クイズに「答える」「答えない」を「訳/決定」キー、「戻る」キーによって任意に選択することができる。ここで、「答えない」を選択する「戻る」キーが押された場合(ステップB4)。CPU20は、ゲームデータを受信前の元の状態に戻す。
【0086】
一方、「答える」を選択する「訳/決定」キーが押された場合(ステップB3、Yes)、CPU20は、クイズの問題(ヒント)作成に利用した辞書名を示す情報をもとに、この辞書を利用するための検索文字入力画面を表示させる。また出題のウインドウ表示を検索文字入力画面中の下段に移動して表示させる(ステップB5)。
【0087】
図12(a)には、国語辞典に対する検索文字入力画面の一例を示している。図12(a)に示す例では、送信元の通信電子辞書10から「国語辞典」を利用したことを示すゲームデータを受信しているため、国語辞典の検索用の画面(国語辞典モード)に移行させている。
【0088】
ここで、利用者は、画面中に表されている文字列をヒントにして、この文字列を説明情報に持つ人物を想像し、この人物名を検索文字列として入力する。
【0089】
CPU20は、検索文字列が入力されると(ステップB6)、この検索文字列をもとに、辞書データ22cを検索して該当する見出語を求める。ここでは、入力される検索文字列をもとに前方一致により検索する。
【0090】
CPU20は、辞書データ22cから検索文字列をもとに取得された見出語と、この見出語に続く他の見出語を表示部27において一覧表示させる(ステップB7)。
【0091】
図12(b)には、検索文字列として「れおなるど」が入力された場合の見出語の一覧表示の例を示している。例えば、検索文字列「れおなるど」により検索された見出語「レオナルド−ダ−ビンチ」から、この見出語に続く「レオニダス」「レオパルディ」…の複数の見出語が表示部27の画面で表示可能な分について表示される。
【0092】
ここで、「訳/決定」キーが押されることで見出語が選択されると(ステップB8)、CPU20は、現在のカーソル位置の見出語を示すデータを、ゲーム管理データ22h(b)の選択データとして記録する。また、CPU20は、見出語(図12(b)では「レオナルド−ダ−ビンチ」)についての説明情報を、辞書データ22cから読み出して表示部27によって表示させる(ステップB9)。
【0093】
ここで、CPU20は、現在表示されている説明情報を検索するために入力された検索文字列と、通信電子辞書10から受信したゲームデータ中の見出語とが一致するか否かを判別する(ステップB10)。
【0094】
ここで、見出語が一致しなかった場合(ステップB10、No)、CPU20は、選択された見出語(ここでは人名)が誤りであることを通知するための「まちがい表示」を表示させる(ステップB13)。図12(c)には、画面の最下行に「マチガイです!!」のメッセージが表示された画面の一例を示している。この場合、出題のウィンドウ表示はそのまま残しておく。
【0095】
一方、図13(a)には、検索入力画面において検索文字列「えじそ」が入力された場合の見出語の一覧表示の例を示している。例えば、検索文字列「えじそ」により検索された見出語「エジソン」から、この見出語に続く「エジソン−でんち」「えじ−の−かみ」…の複数の見出語が表示部27の画面で表示可能な分について表示される。
【0096】
ここで、「訳/決定」キーが押されることで見出語が選択されると(ステップB8)、CPU20は、現在のカーソル位置の見出語(図13(a)では「エジソン」)についての説明情報を、辞書データ22cから読み出して表示部27によって表示させる(ステップB9)。
【0097】
ここで、CPU20は、前述と同様にして、現在表示されている説明情報を検索するために入力された検索文字列と、通信電子辞書10から受信したゲームデータ中の見出語とが一致するか否かを判別する(ステップB10)。ここでは、検索文字列「エジソン」と、ゲームデータ中の見出語、すなわち通信電子辞書10においてヒントデータのもとになる説明情報を検索する際に用いられた見出語「エジソン」とが一致する。
【0098】
CPU20は、選択された見出語が正解であることを通知するための「正解の表示」をさせる(ステップB11)。図13(b)には、画面の最下行に「正解です!!」のメッセージが表示された画面の一例を示している。この場合、出題のウィンドウ表示は消去する。また、説明情報の表示領域において、ゲームデータ中のヒントデータに該当する文字列部分を、他の文字列部分とは異なる特別な表示形態、例えば反転表示、アンダーライン付加、特定の色によるハイライト表示などによって表示させる。図13では、「発明家・企業家……電話機」の範囲の文字列が特別な表示形態によって表示されている。この特別な表示形態により表示される文字列範囲は、ゲームデータの送信元(通信電子辞書10)において、辞書ゲームの問題(ヒント)として説明情報から指定された範囲と一致する(図9(c))。
【0099】
また、CPU20は、ゲーム管理データ22h(b)に記録されたゲームデータの送信元、すなわち出題元の通信電子辞書10に対して、選択データをゲーム回答データとして送信する。すなわち、辞書検索機能を利用して説明情報を検索する際に入力された見出語と、ゲームデータをもとに判別された正誤を示す正誤情報(及び利用者名の情報を含む)とを送信する(ステップB14)。
【0100】
また、CPU20は、選択データ(ゲーム回答データ)に対応する検索結果(見出語など)を送信ヒストリデータ22fに記録しておく(ステップB15)。
【0101】
ここでは、上下または左右方向のカーソルキーが押された場合(ステップB18)、CPU20は、説明情報が表示されている領域に設けた反転カーソルの位置を、押されたカーソルキーに応じて説明情報の文字列に合わせて移動させる。そして、カーソル位置が画面の上端または下端に到達した場合には、表示内容をスクロールして説明情報を再表示させる(ステップB19)。
【0102】
また、辞書の種類(例えば和英辞書)によっては、説明情報に「用例」に関する情報が付加されている。CPU20は、用例キーが押されると(ステップB20)、その時の反転カーソルが位置している説明情報に「用例」の情報が付加されていれば用例表示モードへ移行し、その説明情報に関連する「用例」の情報を表示させる(用例表示モード)。また、辞書キーが押されると(ステップB21)、CPU20は、指定された辞書を検索対象として辞書検索処理を実行するための辞書モードに移行する。
【0103】
なお、通信電子辞書12では、回答に対して「まちがいの表示」がされた場合(ステップB13)、その時点で再度、別の検索文字列を入力して検索処理を実行する、すなわち別の回答をすることができる。すなわち、CPU20は、「戻る」キーが押された場合(ステップB22)、図12(a)に示すように、クイズの問題(ヒント)作成に利用された辞書を利用するための検索文字入力画面を表示させ、出題のウインドウ表示を検索文字入力画面中の下段に表示させる(ステップB5)。
【0104】
以下、前述と同様にして、問題に対する回答、すなわち説明情報に対応する見出語として検索文字列が入力される。
【0105】
一方、通信部28を通じて他の通信電子辞書10から、再度、ゲームデータの受信があると(ステップB16)、CPU20は、受信したゲームデータをゲーム管理データ22h(b)の受信データとして、送信元を示すデータと対応づけて記録(追加登録)する。また、CPU20は、受信したゲームデータをもとにして、クイズ(辞書ゲーム)についての出題内容(新たなヒント)を示すウィンドウ表示を行う(ステップB2)。
【0106】
以下、通信電子辞書12では、前述したように、受信したゲームデータに応じてウィンドウ表示される問題(ヒント)に対する回答、すなわち説明情報に対応する見出語としての検索文字列が入力される。
【0107】
すなわち、通信電子辞書12から通信電子辞書10に対してゲーム回答データを送信した後、通信電子辞書10(の利用者)によりゲーム回答データから回答が誤りであったことが確認され、新たに別のヒントが送信されてくる場合がある。通信電子辞書12の利用者は、新たな別のヒントを参考にして、回答(説明情報に対応する見出語)を求める。
【0108】
なお、前述した説明では、ステップB10において、表示されている説明情報を検索するために入力された検索文字列と、通信電子辞書10から受信したゲームデータ中の見出語とが一致するか否かを判別するとしているが、受信側(回答側)の通信電子辞書12では、入力された検索文字列(見出語)に対して正誤の判定をしないようにもできる。例えば、通信電子辞書12は、ゲーム回答データとして、入力された検索文字列(見出語)のデータを送信元の通信電子辞書10に送信し、通信電子辞書10において正誤を判定し、その判定結果を通信電子辞書12に返送すれば良い。この場合、通信電子辞書10は、通信電子辞書12に対して、クイズデータ(ゲーム管理データ22h(a)の送信データ)によって、見出語の情報を送信する必要がない。
【0109】
次に、辞書データ22cから辞書検索によって得られた説明情報から予め用意された項目(以下の説明では英単語)を問題(ヒント)として送信する場合について説明する。
【0110】
送信側の通信電子辞書10における辞書検索処理の際に表示される表示画面例を図14、図15に示し、受信側の通信電子辞書12,14,16…におけるクイズ受信処理の際に表示される表示画面例を図16、図17に示している。
【0111】
なお、前述した説明と重複する部分については説明を省略する。
まず、CPU20は、入力部26を通じて検索対象とする辞書の種類、検索文字列(単語)が入力された後(ステップA1)、「訳/決定」キーによって検索実行が指示されると、この検索文字列(単語)について辞書データ22cに登録された見出語を対象として検索を実行する。
【0112】
例えば、図14(a)に示すように、検索対象とする辞書として「和英辞典」が指定され、検索文字列として「あ」「め」の各文字が順次入力されたものとする。
【0113】
CPU20は、辞書データ22cから検索文字列をもとに取得された見出語と、この見出語に続く他の見出語を表示部27において一覧表示させる(ステップA2)。
【0114】
例えば、図14(a)に示すように、見出語(検索文字列)「あめ」により検索された見出語「あめ[雨]」から、この見出語に続く「あめ[飴]」「あめあがり[雨上がり]」…の複数の見出語が表示部27の画面で表示可能な分について表示され、見出語「あめ[雨]」にカーソルが設定されている。
【0115】
ここで、「訳/決定」キーが押されることで見出語が選択されると(ステップA3)、CPU20は、現在のカーソル位置の見出語(図14(a)では「あめ[雨]」)についての説明情報を、辞書データ22cから読み出して表示部27によって表示させる(ステップA4)。
【0116】
一方、クイズ送信キーが押された場合(ステップA5)、CPU20は、図14(b)に示すように、送信先の他の端末(通信電子辞書)を指定するための送信先の指定表示画面(サブウィンドウ)を表示させる(ステップA10)。
【0117】
ここで、例えば右方向のカーソルキーが押され、送信先「ツヨシ」が指定された場合(ステップA11、Yes)、CPU20は、指定された送信先に関するデータを、図3(a)に示すゲーム管理データ22h(a)中の送信先のデータとして記録する。
【0118】
こうして、送信先が選択されると、CPU20は、他の通信電子辞書に送信する問題(ヒント)とする説明情報を指定させるための画面を表示させる。例えば、図14(c)示すように、「ヒント1の文字列をしてください」のメッセージを表示画面の最下段に表示させる。「和英辞典」では、説明情報において、入力された見出語(かな文字列)に対応する項目(英単語)が設けられ、各項目(英単語)ごとに説明情報が用意されている。この形式による辞書については、項目(英単語)を辞書データの問題(ヒント)として設定することができる。
【0119】
ここで、カーソルキー及び「訳/決定」キーの操作によって、説明情報中から項目(英単語)の部分が指定されると(ステップA15、Yes)、指定された英単語をヒントデータとして設定し、ゲーム管理データ22h(a)の送信データとして記録する(ステップA26)。
【0120】
また、ここで、CPU20は、入力部26を通じて利用者からのコメントの入力を受け付ける。例えば、説明情報に用意された項目(英単語)だけでは、回答することが困難であるような場合、利用者が説明情報とは別に任意のヒントをコメントとして付加することができる。
【0121】
CPU20は、例えば図15(a)に示すような、コメント入力用の画面を表示させる。コメント入力用の画面には、説明情報中から選択された項目(英単語)「wet」と共に文字入力位置を示すカーソルが設定されている。図15(a)に示す例では、選択された項目(英単語)の品詞をヒントとして追加するために、「(名詞)」の文字列が入力されている。
【0122】
ここで、「訳/決定」キーが押されると、CPU20は、コメント入力画面中で入力された文字列をコメントデータとして、ゲーム管理データ22h(a)の送信データに記録する(ステップA27)。
【0123】
また、CPU20は、検索対象としていた辞書名(ここでは「和英辞典」)と、通信電子辞書10の利用者を示すデータについても、ゲーム管理データ22h(a)の送信データをゲームデータとして、他の通信電子辞書(例えば、「ツヨシ」が使用する通信電子辞書16に対して送信する(ステップA28)。
【0124】
CPU20は、他の通信電子辞書16に対してゲームデータの送信を完了すると、図15(b)に示すように、クイズ送信の完了を通知するための画面、例えば「ヒント1送信しました。」のメッセージを表示させる。また、この画面には「次のヒントを送信しますか」のメッセージを表示し、他のヒントの送信をするか否かの選択を促す(ステップA19)。
【0125】
ここで、「訳/決定」キーが押されて次のヒントの送信実行が指示された場合(ステップA20、Yes)、CPU20は、nの値を1加算し(ステップA21)、前述したステップA13〜A15、A26〜A28の処理を実行することで、次のヒントを送信先の通信電子辞書に対して送信する。
【0126】
図15(c)は、説明情報中から別の項目(英単語)「shower」がカーソルキーの操作によって指定されいる画面を示している。ここで、「訳/決定」キーにより指定されると、この項目についてもヒントデータとして設定し、送信先の通信電子辞書16に送信する。
【0127】
なお、送信側の通信電子辞書10における以下の処理については、前述した場合と同様にして実行されるものとして説明を省略する。
【0128】
次に、受信側の通信電子辞書12,14,16…(以下、通信電子辞書16を対象として説明する)におけるクイズ受信処理について、図16、図17に示す表示画面例を参照しながら説明する。
【0129】
通信電子辞書16は、通常の検索処理等を実行している間に割り込み処理によって、他の通信電子辞書10からゲームデータの受信、すなわちクイズ(辞書ゲーム)の実行要求があるかを監視している。
【0130】
通信部28を通じて他の通信電子辞書10からゲームデータの受信があると(ステップB1)、CPU20は、受信したゲームデータをゲーム管理データ22h(b)の受信データとして、送信元を示すデータと対応づけて記録する。また、CPU20は、受信したゲームデータをもとにして、クイズ(辞書ゲーム)についての出題内容を示すウィンドウ表示を行う(ステップB2)。
【0131】
図16(a)には、出題のウィンドウ表示の一例を示している。図16(a)に示すように、出題のウィンドウ表示では、クイズ出題者名(送信元の通信電子辞書10の利用者名)、クイズに利用した辞書の辞書名、ヒントデータ(説明情報の文字列、コメントなど)を表示する。
【0132】
図16(a)に示す例では、「先生」から「和英辞典」を利用したクイズを受信したことを示す「先生から和英クイズ受信しました」のメッセージを表示させている。また、送信元の利用者のアイコンを付加して表示している。また、ヒント1として、説明情報から選択された項目「wet」と、出題者によって入力されたコメントの文字列「(名詞)」が表示されている。
【0133】
この出題のウィンドウ表示では、クイズに「答える」「答えない」を「訳/決定」キー、「戻る」キーによって任意に選択することができる。
【0134】
「答える」を選択する「訳/決定」キーが押された場合(ステップB3、Yes)、CPU20は、クイズの問題(ヒント)作成に利用した辞書名を示す情報をもとに、この辞書を利用するための検索文字入力画面を表示させる。また出題のウインドウ表示を検索文字入力画面中の下段に移動して表示させる(ステップB5)。
【0135】
図16(a)には、和英辞典に対する検索文字入力画面の一例を示している。図16(a)に示す例では、送信元の通信電子辞書10から「和英辞典」を利用したことを示すゲームデータを受信しているため、和英辞典の検索用の画面(和英辞典モード)に移行させている。
【0136】
ここで、利用者は、画面中に表されている英単語をヒントにして、この文字列に対応する見出語をあらわす読みを検索文字列として入力する。
【0137】
図16(b)には、検索文字列として「ぬれた」が入力された場合の見出語の一覧表示の例を示している。例えば、検索文字列「ぬれた」により検索された見出語「ぬれた[濡れた]」から、この見出語に続く「ぬれて[濡れ手]」「ぬれねずみ[濡れ鼠]」…の複数の見出語が表示部27の画面で表示可能な分について表示される。
【0138】
ここで、「訳/決定」キーが押されることで見出語が選択されると(ステップB8)、CPU20は、現在のカーソル位置の見出語を示すデータを、ゲーム管理データ22h(b)の選択データとして記録する。また、CPU20は、見出語(図16(b)では「ぬれた[濡れた]」)についての説明情報を、辞書データ22cから読み出して表示部27によって表示させる(ステップB9)。
【0139】
ここで、CPU20は、現在表示されている説明情報を検索するために入力された検索文字列と、通信電子辞書10から受信したゲームデータ中の見出語とが一致するか否かを判別する(ステップB10)。
【0140】
ここで、見出語が一致しなかった場合(ステップB10、No)、CPU20は、選択された見出語(ここでは英単語)が誤りであることを通知するための「まちがい表示」を表示させる(ステップB13)。図16(c)には、画面の最下行に「マチガイです!!」のメッセージが表示された画面の一例を示している。この場合、出題のウィンドウ表示はそのまま残しておく。
【0141】
CPU20は、ゲーム管理データ22h(b)に記録されたゲームデータの送信元、すなわち出題元の通信電子辞書10に対して、選択データをゲーム回答データとして送信する。すなわち、辞書検索機能を利用して説明情報を検索する際に入力された見出語と、ゲームデータをもとに判別された正誤を示す正誤情報(及び利用者名の情報を含む)とを送信する(ステップB14)。
【0142】
また、CPU20は、選択データ(ゲーム回答データ)に対応する検索結果(見出語など)を送信ヒストリデータ22fに記録しておく(ステップB15)。
【0143】
また、通信電子辞書16から通信電子辞書10に対してゲーム回答データを送信した後、通信電子辞書10(の利用者)によりゲーム回答データから回答が誤りであったことが確認され、新たに別のヒントが送信されてくる場合がある。
【0144】
CPU20は、通信部28を通じて他の通信電子辞書10から、再度、ゲームデータの受信があると(ステップB16)、受信したゲームデータをゲーム管理データ22h(b)の受信データとして、送信元を示すデータと対応づけて記録(追加登録)する。また、CPU20は、受信したゲームデータをもとにして、クイズ(辞書ゲーム)についての出題内容(新たなヒント)を示すウィンドウ表示を行う(ステップB2)。
【0145】
図17(a)には、ヒントが追加された出題のウィンドウ表示の一例を示している。図17(a)に示すように、出題のウィンドウ表示では、図16(a)に示す最初のヒントを表示させた画面に、追加ヒント(ヒント2)として、説明情報から選択された項目「shower」が表示されている。
【0146】
ここで、前述したように、受信したゲームデータに応じてウィンドウ表示される問題(ヒント1,2)に対する回答、すなわち説明情報に対応する見出語としての検索文字列、例えば「あめ」が入力されて、図17(b)に示すように、検索文字列「あめ」に対する説明情報が表示されたものとする。
【0147】
ここで、CPU20は、前述と同様にして、現在表示されている説明情報を検索するために入力された検索文字列「あめ」と、通信電子辞書10から受信したゲームデータ中の見出語とが一致するか否かを判別する(ステップB10)。
【0148】
ここでは、検索文字列「あめ」と、ゲームデータ中の見出語、すなわち通信電子辞書10においてヒントデータのもとになる説明情報を検索する際に用いられた見出語「あめ」とが一致する。
【0149】
CPU20は、選択された見出語が正解であることを通知するための「正解の表示」をさせる(ステップB11)。図17(b)には、画面の最下行に「正解です!!」のメッセージが表示された画面の一例を示している。
【0150】
また、説明情報の表示領域において、ゲームデータ中のヒントデータに該当する文字列部分を、他の文字列部分とは異なる特別な表示形態、例えば反転表示、アンダーライン付加、特定の色によるハイライト表示などによって表示させる。図17(c)では、説明情報が表示された画面がスクロールされることで、ヒントに該当する項目部分「wet」「shower」が表示対象となると、この部分が特別な表示形態によって表示される。
【0151】
このようにして、問題を作成する通信電子辞書10では、辞書データ22cから辞書検索によって得られた説明情報、特に説明情報から範囲指定された任意の部分、あるいは説明情報中に設けられた項目(英単語)を問題(ヒント)として、回答側の通信電子辞書12,14,16…に対して提供することができる。従って、多彩な内容の問題を通信電子辞書12,14,16…に提供することができ、通信電子辞書12,14,16…では興味をもって、辞書検索機能を利用して回答(説明情報に対応する見出語)を探し出すことができる。このため、回答側の利用者は、説明情報と見出語との対応関係を、単なる辞書検索機能の利用に比べてより印象づけられることになるので、学習効果を期待することができる。
【0152】
また、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、前述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られるので有れば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0153】
また、前述した各実施形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできる辞書管理制御プログラム22a(辞書ゲームプログラム22b)として、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。通信電子辞書を実現するコンピュータは、記録媒体に記録された辞書ゲームプログラムを読み込み、または通信媒体を介して辞書ゲームプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0154】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1の通信電子機器によれば、他の電子機器から受信した説明情報の一部を表示させて、情報記憶手段に記憶された複数の見出語から、学習者が説明情報に対応すると思う見出語を選択すると、その見出語の説明情報が表示されて、検索された見出語と前記受信手段により受信した説明情報の一部とが対応するか否かを判別して表示させることができる。さらに対応すると判別された場合に、受信した説明情報の一部と対応する説明情報の部分を識別表示させることができる。従って、受信した説明情報の一部に合致すると思う見出語を検索して説明情報を確認した上で判別結果も確認でき、見出語を印象づけて学習できる。また説明情報中の受信情報の部分も識別表示により印象づけて、見出語の説明情報中の受信した注目部分や重要部分を印象づけて学習できる。
【0155】
また本発明の請求項2の通信電子機器によれば、検索文字列を入力することで、この検索文字列に該当する何れかの見出し語を選択することができる。
【0156】
また本発明の請求項3の通信電子機器によれば、見出語をもとにして、辞書ゲームにおいて問題に対する回答が正しいかを判別することができる。
【0157】
また本発明の請求項4の通信電子機器によれば、記録手段により記録された情報が情報種類別に記録されている場合、他の電子機器から受信する情報種類を示すデータに応じて、各情報を対象として辞書検索を実行可能な状態に移行させる。従って、辞書ゲームにおける回答に用いる情報の種類を適切に設定すると共に、通信電子機器に対して他の利用をしていたとしてもスムーズに回答操作(辞書検索)に移行させることができる。
【0158】
また本発明の請求項5の通信電子機器によれば、他の電子機器(辞書ゲームの問題を提供した電子機器)において、判別結果(辞書ゲームにおい正しい回答されたか否か)の情報を管理させることができる。他の電子機器から複数の通信電子機器に対して、辞書ゲームの問題として見出語が送信されている場合には、他の通信電子機器との間のランキングの集計に利用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における通信電子辞書10,12,14,16…の使用形態の一例を示すブロック図。
【図2】本実施形態における通信電子辞書10の構成を示すブロック図。
【図3】本実施形態における通信電子辞書10において管理されるゲーム管理データ22hの一例を示す図。
【図4】本実施形態における通信電子辞書10において管理されるゲーム結果データ22jの一例を示す図。
【図5】本実施形態における送信側の通信電子辞書10による辞書検索処理の手順を示すフローチャート。
【図6】本実施形態における送信側の通信電子辞書10による辞書検索処理の手順を示すフローチャート。
【図7】本実施形態における受信側の通信電子辞書12,14,16…によるクイズ受信処理の手順を示すフローチャート。
【図8】本実施形態における受信側の通信電子辞書12,14,16…によるクイズ受信処理の手順を示すフローチャート。
【図9】送信側の通信電子辞書10における辞書検索処理について説明するための表示画面例を示す図。
【図10】送信側の通信電子辞書10における辞書検索処理について説明するための表示画面例を示す図。
【図11】受信側の通信電子辞書12,14,16…におけるクイズ受信処理について説明するための表示画面例を示す図。
【図12】受信側の通信電子辞書12,14,16…におけるクイズ受信処理について説明するための表示画面例を示す図。
【図13】受信側の通信電子辞書12,14,16…におけるクイズ受信処理について説明するための表示画面例を示す図。
【図14】送信側の通信電子辞書10における辞書検索処理について説明するための表示画面例を示す図。
【図15】送信側の通信電子辞書10における辞書検索処理について説明するための表示画面例を示す図。
【図16】受信側の通信電子辞書12,14,16…におけるクイズ受信処理について説明するための表示画面例を示す図。
【図17】受信側の通信電子辞書12,14,16…におけるクイズ受信処理について説明するための表示画面例を示す図。
【符号の説明】
10,12,14,16…通信電子辞書(通信電子機器)
20…CPU
22…メモリ
22a…辞書管理制御プログラム
22b…辞書ゲームプログラム
22c…辞書データ
22d…Myヒストリデータ
22e…受信ヒストリデータ
22f…送信ヒストリデータ
22g…似顔絵友達帳データ
22h…ゲーム管理データ
22j…ゲーム回答データ
24…記録装置
25…記録媒体
26…入力部
27…表示部
28…通信部
Claims (6)
- 見出語と説明情報とを対応づけて複数記憶する情報記憶手段と、
他の電子機器から説明情報の一部を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した説明情報の一部を表示する受信情報表示手段と、
前記情報記憶手段に記憶された複数の見出語のうちの何れかの見出語を選択する見出語選択手段と、
この見出語選択手段により選択された見出語の説明情報を前記情報記憶手段から検索して表示させる説明情報表示手段と、
この検索された見出語と前記受信手段により受信した説明情報の一部とが対応するか否かを判別する検索見出語判別手段と、
前記検索見出語判別手段による判別結果を出力する検索見出語判別結果出力手段と、
前記検索見出語判別手段により前記検索された見出語と前記受信した説明情報の一部が対応すると判別された場合に、前記説明情報表示手段により表示された説明情報のうち、前記受信した説明情報の一部と対応する部分を識別表示する対応部分識別表示手段と、
を具備したことを特徴とする通信電子機器。 - 前記見出語選択手段は、
検索文字列を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された検索文字列に該当する複数の見出語のうちの何れかの見出語を選択する選択手段と
を具備したことを特徴とする請求項1記載の通信電子機器。 - 前記受信手段は、前記説明情報の一部と共に同説明情報に対応する見出語を受信し、
前記判別手段は、前記受信手段により受信された見出語と、前記検索手段により検索対象として入力された見出語とが一致するか否かを判別することを特徴とする請求項1記載の通信電子機器。 - 前記情報記憶手段は情報種類別に見出語と説明情報を記憶し、
前記受信手段によって前記情報種類を示すデータを受信し、
前記見出語選択手段は、前記受信手段によって受信した情報種類別の複数の見出語のうちの何れかの見出語を選択する手段を有することを特徴とする請求項1記載の通信電子機器。 - 前記判別手段による判別結果を前記他の電子機器に送信する送信手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の通信電子機器。
- コンピュータを、
見出語と説明情報とを対応づけて複数記憶する情報記憶手段と、
他の電子機器から説明情報の一部を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した説明情報の一部を表示する受信情報表示手段と、
前記情報記憶手段に記憶された複数の見出語のうちの何れかの見出語を選択する見出語選択手段と、
この見出語選択手段により選択された見出語の説明情報を前記情報記憶手段から検索して表示させる説明情報表示手段と、
この検索された見出語と前記受信手段により受信した説明情報の一部とが対応するか否かを判別する検索見出語判別手段と、
前記検索見出語判別手段による判別結果を出力する検索見出語判別結果出力手段と、
前記検索見出語判別手段により前記検索された見出語と前記受信した説明情報の一部が対応すると判別された場合に、前記説明情報表示手段により表示された説明情報のうち、前記受信した説明情報の一部と対応する部分を識別表示する対応部分識別表示手段と、
に機能させるための辞書ゲームプログラム。
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