JP4414158B2 - 両側リクライニング装置の組付け方法 - Google Patents

両側リクライニング装置の組付け方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートクッションの側部に取り付けられる第1ロアアーム、第2ロアアームと、シートバックの側部に取り付けられる第1アッパアーム、第2アッパアームと、前記第1ロアアーム、前記第1アッパアームに取り付けられ、そのシャフトを回転することにより前記第1アッパアームが前記第1ロアアームに対して傾動する第1リクライニング機構と、前記第2ロアアーム、前記第2アッパアームに取り付けられ、そのシャフトを回転することにより前記第2アッパアームが前記第2ロアアームに対して傾動する第2リクライニング機構と、前記第1リクライニング機構のシャフト、前記第2リクライニング機構のシャフト、これらシャフトに接続される連結パイプからなり、前記第1リクライニング機構のシャフトの動きを前記第2リクライニング機構のシャフトへ伝達する伝達機構と、前記第1リクライニング機構のシャフトに設けられた大径歯車と、前記第1アッパアームに設けられたモータブラケットと、該モータブラケットに設けられ、出力軸には前記大径歯車に噛合する小径歯車が取り付けられたモータと、前記モータブラケットと一体的に形成され、前記小径歯車、前記大径歯車を覆い、前記伝達機構が挿通する穴が形成されたカバーと、を有し、前記カバーに、その縁部から前記穴まで延出し、前記伝達機構を前記カバーの外部から前記カバーの穴まで案内する切欠溝を形成した両側リクライニング装置の組付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
リクライニング機構がシートの両側に設けられたリクライニング装置で、モータによりシートバックの傾動を行なう場合、モータはシートバックの側部に取り付けられる1対のアッパアームの一方のアッパアーム側に設けられ、シートの他方の側のリクライニング機構への動力の伝達は、リクライニング機構のシャフト、リクライニング機構のシャフトどうしを接続する連結パイプからなる伝達機構を用いて行っている。
【0003】
モータの出力は減速されてリクライニング機構へ入力される。一般には、モータの出力軸に設けられた小径歯車と、リクライニング機構のシャフトに設けられ、前記小径歯車に噛合する大径歯車とからなる歯車列で減速される。
【0004】
小径歯車、大径歯車が外部に露出していると、ごみ等が付着し作動不良を起こすので、これら歯車を覆ってごみ等の付着を防止するカバーを設けている。このカバーは、モータをアッパアームに取り付けるモータブラケットと一体的に形成され、更に、カバーには、リクライニング機構のシャフト又は連結パイプが挿通する穴が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
実開平4−115433号公報(図1、図2、図3、図4、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の構成では、以下のような問題点がある。
(1)モータブラケットと一体的に形成されたカバーには、減速歯車列の出力軸や連結パイプが挿通可能な穴が設けられているので、組付け順序としては、モータ及び一体化されたモータブラケット、カバーを取り付け、その後連結パイプを取り付けることとなる。
【0007】
このため、組付けの初期にモータが取り付けられるので、その後の組付け工程への移動の際に、落下等によりモータが損傷する場合がある。
(2)連結パイプはリクライニング機構のシャフトに溶接で取り付けられるので、溶接の火花でモータの樹脂部品が損傷したり、溶接のスパッタがモータの小径歯車に付着したり、アーク電流によるモータコア部への悪影響がある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、組み付け時のモータの損傷が少なくなり、組み付け時の連結パイプ溶接によるトラブルがない両側リクライニング装置の組付け方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、シートクッションの側部に取り付けられる第1ロアアーム、第2ロアアームと、シートバックの側部に取り付けられる第1アッパアーム、第2アッパアームと、前記第1ロアアーム、前記第1アッパアームに取り付けられ、そのシャフトを回転することにより前記第1アッパアームが前記第1ロアアームに対して傾動する第1リクライニング機構と、前記第2ロアアーム、前記第2アッパアームに取り付けられ、そのシャフトを回転することにより前記第2アッパアームが前記第2ロアアームに対して傾動する第2リクライニング機構と、前記第1リクライニング機構のシャフト、前記第2リクライニング機構のシャフト、これらシャフトに接続される連結パイプからなり、前記第1リクライニング機構のシャフトの動きを前記第2リクライニング機構のシャフトへ伝達する伝達機構と、前記第1リクライニング機構のシャフトに設けられた大径歯車と、前記第1アッパアームに設けられたモータブラケットと、該モータブラケットに設けられ、出力軸には前記大径歯車に噛合する小径歯車が取り付けられたモータと、前記モータブラケットと一体的に形成され、前記小径歯車、前記大径歯車を覆い、前記伝達機構が挿通する穴が形成されたカバーと、を有し、前記カバーに、その縁部から前記穴まで延出し、前記伝達機構を前記カバーの外部から前記カバーの穴まで案内する切欠溝を形成した両側リクライニング装置の組付け方法において、前記第1リクライニング機構のシャフトと前記第2リクライニング機構のシャフトとに前記連結パイプを取り付けた後、前記カバーの切欠溝に前記伝達機構を挿入し、前記モータが取り付けられたモータブラケットを前記第1アッパアームに取り付けることを特徴とする両側リクライニング装置の組付け方法である
【0010】
前記カバーに、その縁部から前記穴まで延出し、前記伝達機構を前記カバーの外部から前記カバーの穴まで案内する切欠溝を形成したことにより、第1リクライニング機構のシャフトと第2リクライニング機構のシャフトとに連結パイプを取り付け、組付け工程の最後にモータ、一体化されたモータブラケット、カバーの組み付けを行うことができる。従って、組付け工程への移動の際に、落下等によりモータが損傷する場合がなくなる。又、連結パイプはリクライニング機構のシャフトへの溶接時に、溶接の火花でモータの樹脂部品が損傷したり、溶接のスパッタがモータの小径歯車に付着したり、アーク電流によるモータコア部への悪影響がなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。図1は本発明の実施の形態例の両側リクライニング装置の発明部分の分解斜視図である。図において、第1ロアアーム20はシートクッションの一方の側部に、第2ロアアーム120はシートクッションの他方の側部に設けられる。第1アッパアーム10はシートバックの一方の側部に、第2アッパアーム110はシートバックの他方の側部に設けられる。
【0012】
第1リクライニング機構30は第1ロアアーム20、第1アッパアーム10に取り付けられ、そのシャフト33を回転することにより第1アッパアーム10が第1ロアアーム20に対して傾動するようになっている。同様に、第2リクライニング機構130は、第2ロアアーム120、第2アッパアーム110に取り付けられ、そのシャフト133を回転することにより第2アッパアーム110が第2ロアアーム120に対して傾動するようになっている。第1リクライニング機構30のシャフト33と、第2リクライニング機構130のシャフト133とは、連結パイプ201で接続され、第1リクライニング機構30のシャフト33と、第2リクライニング機構130のシャフト133と、連結パイプ201とで、第1リクライニング機構30のシャフト33の動きを第2リクライニング機構130のシャフト133へ伝達する伝達機構が構成されている。
【0013】
第1リクライニング機構30のシャフト33には、大径歯車100が設けられている。又、第1アッパアーム10には、モータブラケット211を介して、モータ231が取り付けられる。このモータ231の出力軸233はモータブラケット211の穴213を挿通し、大径歯車100に噛合する小径歯車235が取り付けられている。
【0014】
モータブラケット211には、小径歯車235、大径歯車100を覆うように形成されたカバー212が一体的に形成されている。カバー212には、図2に示すように、第1リクライニング機構30のシャフト33が挿通する穴215と、その縁部から穴215まで延出し、伝達機構であるシャフト133、連結パイプ201のうちの少なくともいずれか一方(本実施の形態例では、連結パイプ201)をカバー212の外部から穴215まで案内する切欠溝217が形成されている。
【0015】
ここで、図3〜図6を用いて第1リクライニング機構30、第2リクライニング機構130の説明を行う。尚、第1リクライニング機構30、第2リクライニング機構130は互いに対象な構造なので、第1リクライニング機構30を用いて説明し、第2リクライニング機構130の説明は省略する。
【0016】
第1リクライニング機構30内の外歯歯車31と内歯歯車32に、第1ロアアーム20の嵌合穴21と第1アッパアーム10の嵌合穴11とに嵌合する複数の円柱状突起31a,32aが設けられている。
【0017】
外歯歯車31は、略円板状をしており、外周面には外歯31bが形成され、中央には、内歯歯車32方向に延びる円筒部31fが形成されている。そして、外歯歯車31は、側面に形成された複数(6個)の突起31aを第1アッパアーム10の嵌合穴11に嵌入することで位置決めがなされ、この位置決め後、第1アッパアーム10に溶接される。
【0018】
内歯歯車32も、略円板状をしている。内歯歯車32には、外歯歯車31の外歯31bよりも歯数が少なくとも一つ多く形成された、外歯31bと内接する内歯32bが形成されている。又、内歯歯車32の中央には、円形の貫通穴32fが穿設されている。この貫通穴32fに、外歯歯車31の円筒部31fが挿通している。内歯歯車32は、側面の複数(6個)の円柱状突起32aを第1ロアアーム20の嵌合穴21に嵌入することで位置決めがなされ、この位置決め後、第1ロアアーム20に溶接される。
【0019】
外歯歯車31と内歯歯車32の対向面の内、外歯歯車31の対向面には、略円弧状の空間が生じるように凹部31cが形成され、内歯歯車32の対向面には、凹部31c内に突出した凸部32cが形成されている。第1リクライニング機構30内の内歯歯車32は、シートバックの傾斜角を調整するものであるから、当然、外歯歯車31に対して回動するが、その回動範囲を一定範囲内に規制する必要もある。この回動規制用ストッパとして機能するものが、上記凹部31cと凸部32cであり、凹部31cの側壁31dに凸部32cを当接させることで、外歯歯車31の回動を一定範囲内に規制している。
【0020】
外歯歯車31の円筒部31fには、フランジ付きのシャフト33の首部33aが回転自在に嵌入されている。シャフト33はフランジ部(ストライカ)33b、首部33a、首部33aに形成された環状溝33d、大径歯車100が取り付けられる第1セレーション部33i、連結パイプ201が取り付けられる小径部33jが形成されている。フランジ部33bには、円弧状の切り欠き部33cが形成されている。シャフト33は、シートバックの傾斜角の調整時に回転駆動されるものである。
【0021】
又、内歯歯車32の貫通穴32fには、耐摩耗性に優れた円筒部形のブッシュ34が嵌め込まれ、固定されている。更に、ブッシュ34の内筒面と外歯歯車31の円筒部31fの外筒面との間には、両者に接触するように、一対の楔状部材35、36が挿入されている。
【0022】
楔状部材35、36は面対称の形状を有している。楔状部材35、楔状部材36の内筒面35a、内筒面36aは、外歯歯車31の円筒部31f外筒面と略同一の内径を有し、楔状部材35、楔状部材36の外筒面35b、外筒面36bは、ブッシュ34の内径と略同一の外径を有している。楔状部材35、楔状部材36の内筒面35a、内筒面36aと外筒面35b、外筒面36bは、その中心軸が一致していないことにより、肉厚が楔状に変化している。さらに、楔状部材35、楔状部材36には、外歯歯車31の円筒部31fの先端面に当接可能なひれ部35e、ひれ部36eが形成されている。
【0023】
そして、本実施の形態例では、楔状部材35、楔状部材36の内筒面35a、内筒面36aと対向する外歯歯車31の円筒部31fの外周面と、楔状部材35、楔状部材36の外筒面35b、外筒面36bと対向するブッシュ34の内筒面(内歯歯車32の貫通穴32fの内周面)とが、シャフト33の軸方向で略同じ位置にあるようにした。
【0024】
図4に示すように楔状部材35の薄肉側の側端面35cと、楔状部材36の薄肉側の側端面36cとの空間内に、シャフト33に一体的に形成されたストライカとしてのフランジ部33bが張り出している。このため、シャフト33が図4において反時計方向に回転すると、シャフト33の切り欠き部33cの側壁33gが、楔状部材35の側端面35cに当接し、逆に、シャフト33が図4において時計方向に回転すると、シャフト33の切り欠き部33cの側壁33hが、反対側の楔状部材36の側端面36cに当接するようになっている。
【0025】
楔状部材35、楔状部材36は、厚肉側が対向するように、ブッシュ34の内筒面と外歯歯車31の円筒部31fの外筒面との間に配置され、外歯歯車31に対して内歯歯車32を偏心させ、外歯31bに内歯32bを噛合させるものである。この楔状部材35、楔状部材36により、シャフト33は、内歯32bと外歯31bを噛み合わせ、外歯歯車31及び内歯歯車32の何れか一方を他方の歯車軸を中心に公転させることができる。楔状部材35、36は、スプリング37から互い離反する方向の付勢力を受けている。
【0026】
このスプリング37は、中間部が1ターンの環状部分37aと、この環状部分37aから立ち上がった端部37b,37cからなり、環状部分37aは、内歯歯車32と外歯歯車31との間の空間以外の部分、本実施の形態例では、内歯歯車32と第1ロアアーム20との間で、シャフト33を巻回するように配置されている。又、端部37bは、楔状部材35の厚肉側の側端面に形成された溝部35dに係止され、端部37cは、楔状部材36の厚肉側の側端面に形成された溝部36dに係止されている。更に、第1ロアアーム20は、内歯歯車32を覆うような形状に設定されている。
【0027】
円筒部状の押さえ部材38は、内歯歯車32の外周面に嵌合しており、且つ、その両端部は中心軸側に突出され、外歯歯車31と内歯歯車32を挟んでいる。これにより、外歯歯車31と内歯歯車32とが軸方向に離れることを規制できる。尚、シャフト33の環状溝33dには、抜け止め用のリング39が係止されている。
【0028】
次に、第1リクライニング機構30の作動を説明する。シャフト33に外部から回転操作力を加えない状態では、スプリング37は、楔状部材35、36を離反する方向に付勢し、両楔状部材35、36に楔を打ち込む方向の力を与えている。このため、内歯歯車32とシャフト33との相対運動は禁止され、第1リクライニング機構30は、外歯歯車31の外歯31bと内歯歯車32の内歯32bとが噛み合うロック状態にあり、シートバックはその位置にロックされている。
【0029】
このロック状態において、モータ231を駆動すると、その回転は小径歯車235と大径歯車100との噛合により減速され、第1リクライニング機構30のシャフト33に伝達される。更に、連結パイプ201を介して第2リクライニング機構130のシャフト133にも伝達される。
【0030】
シャフト33を例えば図4における反時計方向に回すと、シャフト33の側壁33gから楔状部材35の側端面35cに楔状部材35を隙間から引き抜く方向の力が働き、シャフト33及び楔状部材35は、内歯歯車32に対して反時計方向に回転する。この結果、楔状部材35と周辺部材との間に隙間が発生し、内歯歯車32が移動可能になる。すると、スプリング37の付勢力を受けている楔状部材36がこの隙間を埋めるべく、反時計方向に回転する。この連動動作により、楔状部材35、36はシャフト33と共に反時計方向に回転することになる。時計方向の回転についても同様である。よって、内歯歯車32は、内歯32bが外歯31bに噛み合う偏心位置でシャフト33に支持されることになり、外歯歯車31,内歯歯車32及びシャフト33は、歯車機構を構成していることになる。
【0031】
このように、シャフト33を回転させることにより、外歯歯車31の外歯31bと内歯歯車32の内歯32bとの噛み合い位置が変わり、第1アッパアーム10を第1ロアアーム20に対して傾動させ、シートバックの傾斜角を調整することができる。
【0032】
上記構成によれば、モータブラケット211と一体に形成されたカバー212に、第1リクライニング機構30のシャフト33が挿通する穴215と、縁部から穴215まで延出し、伝達機構であるシャフト133、連結パイプ201のうちの少なくともいずれか一方(本実施の形態例では、連結パイプ201)をカバー212の外部から穴215まで案内する切欠溝217が形成したことにより、第1リクライニング機構30のシャフト33と第2リクライニング機構130のシャフト133とに連結パイプ201を取り付け、組付け工程の最後に一体化されたモータ231、及びモータブラケット211、カバー212の組み付けを行うことができる。従って、組付け工程への移動の際に、落下等によりモータ231が損傷する場合がなくなる。
【0033】
又、連結パイプ201はリクライニング機構30、130のシャフト33、133への溶接時に、溶接の火花でモータ231の樹脂部品が損傷したり、溶接のスパッタがモータ231の小径歯車235に付着したり、アーク電流によるモータコア部への悪影響がなくなる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、前記カバーに、その縁部から前記穴まで延出し、前記伝達機構を前記カバーの外部から前記カバーの穴まで案内する切欠溝を形成したことにより、第1リクライニング機構のシャフトと第2リクライニング機構のシャフトとに連結パイプを取り付け、組付け工程の最後にモータ、一体化されたモータブラケット、カバーの組み付けを行うことができる。
【0036】
従って、組付け工程への移動の際に、落下等によりモータが損傷する場合がなくなる。
【0037】
又、連結パイプはリクライニング機構のシャフトへの溶接時に、溶接の火花でモータの樹脂部品が損傷したり、溶接のスパッタがモータの小径歯車に付着したり、アーク電流によるモータコア部への悪影響がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の両側リクライニング装置の発明部分の分解斜視図である。
【図2】図1の一体化されたモータブラケット、カバーを説明する図で、(a)図は図1のA方向矢視図、(b)図は(a)図の右側面図である。
【図3】図1のB方向から見た縦断面図である。
【図4】図3左側面図(アッパアーム及びロアアームは削除)である。
【図5】図3右側面図(アッパアーム及びロアアームは削除)である。
【図6】第1リクライニング機構の主要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 第1アッパアーム
20 第1ロアアーム
30 第1リクライニング機構
33 シャフト
100 大径歯車
201 連結パイプ
211 モータブラケット
231 モータ
235 小径歯車
215 穴
217 切欠溝

Claims (1)

  1. シートクッションの側部に取り付けられる第1ロアアーム、第2ロアアームと、
    シートバックの側部に取り付けられる第1アッパアーム、第2アッパアームと、
    前記第1ロアアーム、前記第1アッパアームに取り付けられ、そのシャフトを回転することにより前記第1アッパアームが前記第1ロアアームに対して傾動する第1リクライニング機構と、
    前記第2ロアアーム、前記第2アッパアームに取り付けられ、そのシャフトを回転することにより前記第2アッパアームが前記第2ロアアームに対して傾動する第2リクライニング機構と、
    前記第1リクライニング機構のシャフト、前記第2リクライニング機構のシャフト、これらシャフトに接続される連結パイプからなり、前記第1リクライニング機構のシャフトの動きを前記第2リクライニング機構のシャフトへ伝達する伝達機構と、
    前記第1リクライニング機構のシャフトに設けられた大径歯車と、
    前記第1アッパアームに設けられたモータブラケットと、
    該モータブラケットに設けられ、出力軸には前記大径歯車に噛合する小径歯車が取り付けられたモータと、
    前記モータブラケットと一体的に形成され、前記小径歯車、前記大径歯車を覆い、前記伝達機構が挿通する穴が形成されたカバーと、
    を有し、
    前記カバーに、その縁部から前記穴まで延出し、前記伝達機構を前記カバーの外部から前記カバーの穴まで案内する切欠溝を形成した両側リクライニング装置の組付け方法において、
    前記第1リクライニング機構のシャフトと前記第2リクライニング機構のシャフトとに前記連結パイプを取り付けた後、
    前記カバーの切欠溝に前記伝達機構を挿入し、前記モータが取り付けられたモータブラケットを前記第1アッパアームに取り付けることを特徴とする両側リクライニング装置の組付け方法
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